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JP2004180371A - 電車用可搬型電源装置 - Google Patents

電車用可搬型電源装置 Download PDF

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JP2004180371A
JP2004180371A JP2002341064A JP2002341064A JP2004180371A JP 2004180371 A JP2004180371 A JP 2004180371A JP 2002341064 A JP2002341064 A JP 2002341064A JP 2002341064 A JP2002341064 A JP 2002341064A JP 2004180371 A JP2004180371 A JP 2004180371A
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battery
power supply
voltage
train
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JP2002341064A
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Takashi Suzuki
隆 鈴木
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Teito Rapid Transit Authority
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Abstract

【課題】停電復旧時の立上げ機能を補助する電車用可搬型電源装置を提供する。
【解決手段】電源装置7の内部には、電車2の起動に必要な直流電圧を蓄積するバッテリ21が備えられている。電源回路22は、商用電源から導入された交流電圧を直流電圧に変換する。充電回路23は、バッテリ21を充電する。出力制御回路24は、バッテリ21から供給される直流電圧を一対の出力端子12を介して外部に出力すると共に、出力端子12間の負荷を監視し、この負荷が、正常な負荷の範囲外となった場合に、バッテリ21からの直流電圧が出力端子12に供給されるのを遮断する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、長時間の停電状態の後の復旧時など、電車に備えられたバッテリが消耗したような場合に、外部から電車の起動に必要な直流電力を供給するための電車用可搬型電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電車は、架線等の電力線からパンタグラフ等の集電手段を介して給電され、この給電された電力をインバータを介してモータ等の各種電気機器に供給し、客室の照明、放送、ドア操作、表示、合図等の低圧機器には低圧電力発生装置を介して供給している。従って電力線からの給電から断たれると、電気機器への電力供給が断たれる。このような給電電力の中断は、電力線の停電時の他、車庫係留時のパンタグラフ降下時等に生じる。このため、給電電力中断時の低圧機器への電力供給を行うため、更には復旧時の立上げ用電力確保のため、電車にはバッテリが搭載されるようになっている。
【0003】
このバッテリに対する充電は、電車外部に設置された専用の充電装置によって行っても良いが、この充電作業を省略するため、バッテリを充電するための充電手段を電車内に搭載し、電力線から集電手段を介して供給された電力で、電車内のバッテリを常時充電することも知られている(特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開平12−350377号 (段落0012、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のように、電車内にバッテリが搭載されていても、電車が長時間停電状態に置かれていると、電車に搭載されたバッテリが消耗して、いわゆる「バッテリあがり」が発生し、停電復旧時に電力線に高圧が回復しても、立上げ機能を確立できない場合がある。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、停電復旧時の立上げ機能を補助する電車用可搬型電源装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電車用可搬型電源装置は、電車の外部から前記電車の起動に必要な直流電圧を供給する可搬型の電源装置であって、前記電車の起動に必要な直流電圧を蓄積するバッテリと、商用電源から導入された交流電圧を直流電圧に変換する電源回路と、この電源回路から供給される直流電圧を前記バッテリに供給して前記バッテリを充電する充電回路と、前記バッテリから供給される直流電圧を少なくとも一対の出力端子を介して外部に出力すると共に、前記出力端子間の負荷を監視し、この負荷が、前記出力端子と前記電車とが正常に接続された際に観測される正常な負荷の範囲外となった場合に、前記バッテリからの直流電圧の前記出力端子への供給を遮断する出力制御回路とを備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、内部に備えられたバッテリに、充電回路を用いて充電しておくことにより、任意の場所に運んで、電車の外部から電車の起動に必要な直流電力を供給することができる。また、通常、電車の起動に用いられる電圧としては、直流100V程度必要となるため、出力端子が短絡されたり、人体に印加されたりするのを防止する必要がある。この発明によれば、出力制御回路が、出力端子間の負荷状況を監視し、この負荷が、出力端子と電車とが正常に接続された際に観測される正常な負荷の範囲外となった場合に、バッテリからの直流電圧の出力端子への供給を遮断するようにしているので、短絡事故や感電事故の発生を防止することができる。
【0009】
なお、本発明の一つの実施形態においては、バッテリを、充電回路と出力制御回路のいずれか一方に接続する充電/出力切換スイッチが更に備えられる。
出力制御回路は、バッテリからの直流電圧を出力端子に供給する出力トランジスタと、充電/出力切換スイッチがバッテリと出力制御回路とを接続する側に切り換わった際に、出力トランジスタを徐々にオン状態とするように駆動する時定数回路とを含むように構成されるようにしても良い。このようにすることにより、過負荷状態時の過放電等を防止することができる。
【0010】
また、出力制御回路は、例えば出力トランジスタを選択的にオフ状態とするスイッチング素子と、充電/出力切換スイッチがバッテリと出力制御回路とを接続する側に切り換わった際に、出力端子間に所定レベル以上の電流が流れたことをもって過負荷を検出する過負荷検出回路と、充電/出力切換スイッチがバッテリと出力制御回路とを接続する側に切り換わった際に、出力端子間の抵抗値が所定値を超えたことをもって低負荷を検出する低負荷検出回路と、過負荷検出回路が過負荷を検出したとき、又は前記低負荷検出回路が低負荷を検出したときに、出力トランジスタをオフ状態とするスイッチング素子とを備えて構成することができる。
【0011】
なお、出力制御回路は、バッテリからの直流電圧が出力端子に供給されている状態と出力端子への供給を遮断されている状態とを識別するための出力表示部を更に備えていることが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る電車用可搬型電源装置について説明する。
図1は、本実施形態に係る電源装置が適用される電車の給電システムを概略的に示す図である。
電力線である架線1から、電車2の屋根に取り付けられた集電手段としてのパンタグラフ3を介して電車2内に供給された高圧電圧は、電車2内のインバータからなる低圧電源装置4によって約100Vの低電圧に変換され、電車に搭載されるバッテリ5に、その充電電力として供給される。バッテリ5からの直流電圧は、電車内の電源ライン6に供給されている。本実施形態に係る可搬型電源装置7は、バッテリ5が消耗した際に、電車の起動電圧を与えるために低圧電源装置4に接続される。
【0013】
図2は、可搬型電源装置7の前面パネルを主体とした外観図である。
AC入力端子11には、内部のバッテリを充電する際に電源コードが接続されて商用電源からAC100Vが導入される。出力端子12には、出力コードが接続され、内部のバッテリから出力コードを介して電車2の低電圧電源装置4にDC100Vを出力する。充電/出力切換スイッチ13は、内部のバッテリへの充電と、バッテリから外部への出力とを切り換えるスイッチである。充電表示LED14は、初期充電中は「赤」、充電されると徐々に「赤」→「黄」→「緑」と変化し、充電が完了すると「緑」を維持する。
【0014】
出力入/切スイッチ15は、充電/出力スイッチ13が「出力」を選択しているときに「入」に切り換えることで、出力端子12にDC100Vを出力するスイッチである。出力表示LED16は、出力端子12にDC100Vが出力されている状態、すなわち出力端子12に正常な負荷(この例では、低圧電源装置4を構成するインバータの負荷;例えば4〜10Ω)が接続されている場合に「青」を表示し、出力端子12への電圧供給が遮断されている状態、すなわち出力端子12に接続されている負荷が、正常な負荷(例えば4〜10Ω)よりも低負荷又は過負荷のときに「紫」を表示する。BT電圧計17は、BT電圧チェックスイッチ18をオンにすると内部のバッテリの電圧を表示する。出力保護キャンセルスイッチ19は、出力端子12に接続される負荷状態に拘らず、内部のバッテリからのDC100Vを出力端子12に強制的に出力させるためのスイッチである。
【0015】
図3は、この電源装置7の回路図である。
電源装置7の内部には、電車2の起動に必要な直流電圧(DC100V)を蓄積するバッテリ21が備えられている。電源回路22は、充電/出力スイッチ13aが「充電」側に接続されることにより商用電源から導入された交流電圧(AC100V)を直流電圧に変換する。この直流電圧は充電回路23に供給され、充電回路23は、充電/切換スイッチ13b(スイッチ13aと連動)を介してバッテリ21を充電する。出力制御回路24は、充電/切換スイッチ13bが「出力」側に接続されたときに、バッテリ21から供給される直流電圧を一対の出力端子12を介して外部に出力すると共に、出力端子12間の負荷を監視し、この負荷が、正常な負荷の範囲外となった場合に、バッテリ21からの直流電圧が出力端子12に供給されるのを遮断する。なお、バッテリ21の正極端子と負極端子との間には、コンデンサ25と抵抗26の直列回路が接続され、コンデンサ25と並列に前述したBT電圧計17とBT電圧チェックスイッチ18の直列回路が接続されている。また、ダイオード27は、出力保護キャンセル時の出力端子12への電力の強制的な供給経路に順方向の電流を流すために挿入されている。
【0016】
次に、各部の詳細な構成について説明する。
図4は、電源回路22と充電回路23の詳細回路図である。
電源回路22は、AC100Vを一次側に導入して変圧し、二次側に出力するトランス31と、このトランス31の二次側出力を整流及び平滑化するダイオード32,33及びコンデンサ34,35,36と、平滑化された直流電圧を入力してバッテリ21の充電用の定電圧を出力する定電圧回路37とにより構成されている。
【0017】
充電回路23は、定電圧回路37の出力を導入し、バッテリ21に充電用の順方向電流を供給するダイオード41と、バッテリ21と直列に接続されてバッテリ21への充電電流を制限する抵抗42,43とを備える。トランジスタ44は、コレクタが抵抗45を介して定電圧出力側に接続され、ベースが抵抗46,47をそれぞれ介してバッテリ21の負極端子及び接地端子にそれぞれ接続されている。このトランジスタ44は、バッテリ21の充電初期にはオン状態を維持し、充電電圧の増加に伴ってバッテリ21の負極電位が低下するとオフ状態となる。サイリスタ
48は、トランジスタ44のオフ動作に連動してターンオンし、抵抗43の両端を短絡して、充電完了直前以降のバッテリ21への充電電流を抵抗42のみで制限する。これにより、充電後半時の充電電流の減少を防止する。充電初期においては、抵抗49を介してバッテリ21の負極端子にベースが接続されたトランジスタ50がオン状態となり、抵抗51およびLED14aの並列回路及び抵抗52を介して電流が流れることにより、LED14は「赤」の点灯状態となる。充電が進むにつれて、トランジスタ50のベース電位が下降するので、トランジスタ50がオフ状態に移行し、トランジスタ50のコレクタに抵抗53を介してベースが接続されたトランジスタ54が徐々にオン状態に移行する。これにより、抵抗55およびLED14bの並列回路及び抵抗56を介して電流が流れ始め、LED14の点灯状態は、「赤」から「黄」、「緑」へと変化する。
【0018】
図5は、出力制御回路24の詳細回路図である。
バッテリ21からの直流電圧は、出力入/切スイッチ15aを介して出力制御回路24に導入され、出力トランジスタ61,62を介して出力端子12に供給される。出力トランジスタ61のベース電位は、抵抗63,81及びコンデンサ64からなる時定数回路によってスイッチ15aがオン状態となってから徐々に上昇するように制御される。これにより、出力トランジスタ61,62は徐々にオン状態に移行する。
【0019】
出力端子12に接続された負荷を流れる電流は、抵抗65,66、ダイオード67,68及び抵抗69の直列回路からなる過負荷検出回路を流れる。出力端子12が短絡された場合のように、過負荷状態の場合には、抵抗69の両端電圧が増加するので、サイリスタ70がターンオンして出力トランジスタ61,62を遮断する。
【0020】
一方、スイッチ15aを介して印加されたバッテリ21の直流電圧は、抵抗63,71を介して出力端子12側にも伝えられる。この電圧は、コンデンサ72及び抵抗73,74からなる微分回路を介してダイオード75,76の接続点に印加される。抵抗71を数百kΩに設定すると、出力端子12に正常負荷(例えば4〜10kHz)が接続された場合には、電源装置7の出力インピーダンスに比べて負荷インピーダンスの方が遥かに小さいので、スイッチ15aがオンになった直後のコンデンサ72のプラス側には電圧は殆ど現れない。しかし、出力端子12が開放状態又は人体に触れているような低負荷の場合(抵抗値5kΩ以上の場合)には、コンデンサ72のプラス側に所定の電圧が現れるので、ダイオード75,76の接続点の電位が瞬間的に上昇し、サイリスタ70がターンオンして、出力トランジスタ61,62が遮断状態となる。すなわち、コンデンサ72、抵抗73,74及びダイオード75,76により低負荷検出回路が構成される。
【0021】
サイリスタ70がオフ状態、すなわち正常負荷状態では、抵抗77及びLED16aの並列回路と抵抗78との直列回路にのみ電流が流れるので、出力表示LED16は、「青」の点灯状態となる。一方、サイリスタ70がオン状態、すなわち過負荷状態又は低負荷状態では、抵抗79及びLED16bの並列回路と抵抗80との直列回路にも電流が流れるので、出力表示LED16は、「紫」の点灯状態となる。また、出力保護キャンセルスイッチ19a,19b(互いに連動)を切替えることにより、上述した保護機能をキャンセルして、強制的な出力供給を行うこともできる。
【0022】
このように構成された本実施形態に係る可搬型電源装置によれば、短絡等の過負荷状態や、人体への接触のみならず、正常負荷以外に接続されたときの保護機能により、過放電や不要加圧を回避することができ、安全性の高い電車用可搬型電源装置を提供することができる。
【0023】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、内部に備えられたバッテリに、充電回路を用いて充電しておくことにより、任意の場所に運んで、電車の外部から電車の起動に必要な直流電力を供給することができる。
【0024】
また、この発明によれば、出力制御回路が、出力端子間の負荷状況を監視し、この負荷が、出力端子と電車とが正常に接続された際に観測される正常な負荷の範囲外となった場合に、バッテリからの直流電圧の出力端子への供給を遮断するようにしているので、短絡事故や感電事故の発生を防止することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電車用可搬型電源装置が適用される電車の給電システムを概略的に示す図である。
【図2】同電源装置の前面パネルを示す外観図である。
【図3】同電源装置の回路図である。
【図4】同電源装置における電源回路及び充電回路の詳細回路図である。
【図5】同電源装置における出力制御回路の詳細回路図である。
【符号の説明】
1…架線
2…電車
3…パンタグラフ
4…低圧電源装置
5…バッテリ
6…電源ライン
7…可搬型電源装置
21…バッテリ
22…電源回路
23…充電回路
24…出力制御回路

Claims (5)

  1. 電車の外部から前記電車の起動に必要な直流電圧を供給する可搬型の電源装置であって、
    前記電車の起動に必要な直流電圧を蓄積するバッテリと、
    商用電源から導入された交流電圧を直流電圧に変換する電源回路と、
    この電源回路から供給される直流電圧を前記バッテリに供給して前記バッテリを充電する充電回路と、
    前記バッテリから供給される直流電圧を少なくとも一対の出力端子を介して外部に出力すると共に、前記出力端子間の負荷を監視し、この負荷が、前記出力端子と前記電車とが正常に接続された際に観測される正常な負荷の範囲外となった場合に、前記バッテリからの直流電圧の前記出力端子への供給を遮断する出力制御回路と
    を備えたことを特徴とする電車用可搬型電源装置。
  2. 前記バッテリを、前記充電回路と前記出力制御回路のいずれか一方に接続する充電/出力切換スイッチを更に備えたことを特徴とする請求項1記載の電車用可搬型電源装置。
  3. 前記出力制御回路は、
    前記バッテリからの直流電圧を前記出力端子に供給する出力トランジスタと、
    前記充電/出力切換スイッチが前記バッテリと前記出力制御回路とを接続する側に切り換わった際に、前記出力トランジスタを徐々にオン状態とするように駆動する時定数回路と
    を含むことを特徴とする請求項2記載の電車用可搬型電源装置。
  4. 前記出力制御回路は、
    前記出力トランジスタを選択的にオフ状態とするスイッチング素子と、
    前記充電/出力切換スイッチが前記バッテリと前記出力制御回路とを接続する側に切り換わった際に、前記出力端子間に所定レベル以上の電流が流れたことをもって過負荷を検出する過負荷検出回路と、
    前記充電/出力切換スイッチが前記バッテリと前記出力制御回路とを接続する側に切り換わった際に、前記出力端子間の抵抗値が所定値を超えたことをもって低負荷を検出する低負荷検出回路と、
    前記過負荷検出回路が過負荷を検出したとき、又は前記低負荷検出回路が低負荷を検出したときに、前記出力トランジスタをオフ状態とするスイッチング素子と
    を備えたことを特徴とする請求項3記載の電車用可搬型電源装置。
  5. 前記出力制御回路は、前記バッテリからの直流電圧が前記出力端子に供給されている状態と前記出力端子への供給を遮断されている状態とを識別するための出力表示部を更に備えたものであることを特徴とする請求項1記載の電車用可搬型電源装置。
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