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JP2004179310A - エッチング液、このエッチング液を用いた処理方法および処理装置、ならびに半導体装置の製造方法 - Google Patents

エッチング液、このエッチング液を用いた処理方法および処理装置、ならびに半導体装置の製造方法 Download PDF

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JP2004179310A
JP2004179310A JP2002342471A JP2002342471A JP2004179310A JP 2004179310 A JP2004179310 A JP 2004179310A JP 2002342471 A JP2002342471 A JP 2002342471A JP 2002342471 A JP2002342471 A JP 2002342471A JP 2004179310 A JP2004179310 A JP 2004179310A
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Japan
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etching
hydrofluoric acid
nitride film
solution
etching solution
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Application number
JP2002342471A
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English (en)
Inventor
Akinori Shindo
昭則 進藤
Yasumasa Kobayashi
安正 小林
Naoto Kubota
直人 窪田
Nobuhiko Izuta
信彦 伊豆田
Koji Ueda
孝治 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Nisso Engineering Co Ltd
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Nisso Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】処理時間の短縮を図ることができるエッチング液、このエッチング液を用いた処理方法、処理装置および半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明のエッチング液は、窒化膜を選択的にエッチングするためのエッチング液であり、前記エッチング液は、フッ酸が添加された燐酸溶液からなる。 本発明の処理方法は、フッ酸が添加された燐酸溶液からなるエッチング液を用いて、窒化膜を選択的にエッチングすることを含み、前記エッチング液中のフッ酸の含有量を検出し、前記含有量に基づき、前記エッチング液のフッ酸の濃度を制御する手段を含む。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウエハ(例えば、Siウエハで、以下、「ウエハ」と記す)等の窒化珪素膜(以下、「窒化膜」と略称する)を燐酸溶液(以下、「燐酸」と略称することもある)によってエッチング処理する際のエッチング液、このエッチング液を用いたウエハ処理方法およびウエハ処理装置に関するものである。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】
半導体装置の製造等におけるウエハ処理には、ウエハに窒化膜パターンを形成し、この窒化膜を耐酸化マスクにして選択的に酸化膜、いわゆるLOCOS(Local Oxidation Of Silicon)を形成する工程が広く用いられている。このLOCOS工程において、不要となった窒化膜マスクの除去には窒化膜と酸化膜のエッチング選択比が大きい燐酸溶液を用いてエッチング処理する方法が今日でも広く採用されている。
【0003】
しかし、上述のエッチング処理は、長い時間を要し、半導体プロセスにおいても負荷の大きい工程の1つになっている。燐酸溶液の温度や燐酸濃度を最適な条件に設定することにより、窒化膜のエッチングレートを上げることもできるが、それらの制御を行っても、処理時間の短縮には限界がある。
【0004】
本発明の目的は、よりいっそうの処理時間の短縮を図ることができるエッチング液、そのエッチング液を用いた処理方法および処理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のエッチング液は、窒化膜を選択的にエッチングするためのエッチング液であり、前記エッチング液は、フッ酸が添加された燐酸溶液からなる。
【0006】
本発明のエッチング液によれば、窒化膜のエッチングレートを上げることができ、大幅に処理時間を短縮することができる。
【0007】
本発明のエッチング液において、前記フッ酸の含有量は、窒化膜のエッチングレートと、酸化膜のエッチングレートとの選択比(窒化膜のエッチングレート/酸化膜のエッチングレート)に基づいて定められ、前記選択比は、1〜10であることが好ましい。
【0008】
この態様によれば、フッ酸の含有量は、窒化膜と酸化膜のエッチングレートの比によって定められ、選択比が小さい場合ほど、フッ酸の含有量は多く、窒化膜のエッチングレートを速くすることができる。また、それぞれの膜厚に応じて、適宜選択比を設定することにより、効率のよいエッチングができる。
【0009】
本発明の処理方法は、フッ酸が添加された燐酸溶液からなるエッチング液を用いて、窒化膜を選択的にエッチングすることを含み、
前記エッチング液中のフッ酸の含有量を検出し、前記含有量に基づき、前記エッチング液のフッ酸の濃度を制御する手段を含む。
【0010】
本発明によれば、エッチング液中のフッ酸の含有量を所望の量に維持することができる。その結果、安定したエッチングを行なうことができる。
【0011】
本発明は、以下の態様をとることができる。
【0012】
(A)本発明の処理方法において、前記エッチングは、フッ酸の濃度が異なるエッチング液により、複数回処理を行なうことを含むことができる。この態様によれば、窒化膜の膜厚に応じて、複数回の処理が行なわれ、効率のよいエッチングを行なうことができる。
【0013】
(B)本発明の処理方法において、前記エッチングは、第1のエッチング液を用いて行なわれた後、前記第1のエッチング液よりフッ酸の含有量が少ない、第2のエッチング液により行なわれることができる。
【0014】
この態様によれば、第1のエッチング液を用いることで窒化膜をエッチングする処理時間を短縮することができ、その後第2のエッチング液を用いることで、酸化膜が必要以上にエッチングされないように制御しながら、窒化膜のエッチング工程を完了することができる。つまり、第1、第2のエッチング液を用いることにより、処理時間の短縮と酸化膜のオーバーエッチ防止とを両立させることが可能となる。
【0015】
本発明の処理方法は、フッ酸が添加された燐酸溶液からなるエッチング液を用いて、窒化膜を選択的にエッチングすることを含み、前記エッチングは、第1のエッチング液により処理を行なった後、該第1のエッチング液に比してフッ酸の含有量少ない第2のエッチング液により処理を行なう。
【0016】
本発明によれば、まず、第1のエッチング液により処理することで窒化膜をエッチングする処理時間を短縮することができ、その後第2のエッチング液を用いることで、酸化膜が必要以上にエッチングされないように制御しながら、窒化膜のエッチング工程を完了することができる。その結果、処理時間の短縮と酸化膜のオーバーエッチ防止とを両立させることができる。
【0017】
本発明は下記の態様をとることができる。
【0018】
(A)本発明の処理方法において、前記第1および第2のエッチング液のフッ酸の含有量は、窒化膜のエッチングレートと、酸化膜のエッチングレートとの選択比(窒化膜のエッチングレート/酸化膜のエッチングレート)に基づいて定められ、前記第1のエッチング液は、前記選択比が1〜5であり、前記第2のエッチング液は、前記選択比が1〜10であることができる。
【0019】
(B)本発明の処理方法では、前記エッチングでは、前記第1および第2のエッチング液中のフッ酸の含有量を検出し、前記含有量に基づき、前記第1および第2のエッチング液のフッ酸の濃度をそれぞれ制御する手段を含むことができる。
【0020】
この態様によれば、第1および第2のエッチング液のフッ酸の濃度を所望の濃度に維持することができる。その結果、安定したエッチングを行なうことができる。
【0021】
本発明の処理装置は、エッチング液が貯留されるエッチング槽と、前記エッチング槽は、前記エッチング液中のフッ酸の含有量を検出する検出部と、前記検出部で検出された結果に基づいて、所定の量のフッ酸を供給するフッ酸供給部と、を含む。エッチング槽には、本発明のエッチング液が貯留されている。
【0022】
本発明によれば、エッチング液中のフッ酸の含有量を検出し、その検出結果に基づいて、所望のエッチング液を維持するのに必要なフッ酸を供給するフッ酸供給部を有するため、エッチング液中のフッ酸の濃度を一定にすることができる。
【0023】
本発明は、下記の態様をとることができる。
【0024】
本発明の処理装置において、前記エッチング槽は、複数のエッチング槽を有することができる。さらに、前記エッチング槽は、第1のエッチング液が貯留されている第1のエッチング槽と、前記第1のエッチング液よりフッ酸の含有量が少ない、第2のエッチング液が貯留されている第2のエッチング槽と、を含むことができる。
【0025】
この態様によれば、フッ酸の含有量が異なるエッチング液が貯留されるエッチング槽を複数有することができる。そのため、窒化膜の膜厚に応じて使用するエッチング液を適宜切り替えることができる。よって、効率のよいエッチングを行なうことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0027】
(第1の実施の形態)
本実施の形態にかかるエッチング液は、フッ酸を含んだ燐酸溶液からなる。エッチング液に含有されるフッ酸の量は、窒化膜のエッチングレートと、酸化膜のエッチングレートとの選択比(窒化膜のエッチングレート/酸化膜のエッチングレート)に基づいて定められる。選択比は、1〜10であることが好ましい。
【0028】
本実施の形態のエッチング液の効果について、図1を参照しながら説明する。図1は、エッチング液に含まれる、フッ酸の含有量を横軸に、窒化膜のエッチングレートを縦軸にとったグラフである。この実験では、膜厚が160nmである窒化膜が形成された半導体ウエハを用意し、本実施の形態のエッチング液に20分間浸した、その後残っている膜厚を測定し、エッチングレートを求めたものである。
【0029】
図1からも明らかなように、フッ酸の濃度の増加に伴い、窒化膜のエッチングレートが上昇していることが確認された。このように、窒化膜のエッチングレートが増加することは、次のように考えられる。
【0030】
燐酸溶液による窒化膜のエッチングは、燐酸は触媒として働き、実際には窒化膜と水が、式(1)に示す反応を起こすことにより窒化膜はエッチングされている。
【0031】
SiN + 6HO → 3SiO + 4NH (1)
そして、SiOは、エッチング液中のフッ酸と反応するため、式(1)の反応が右方向に促進され、窒化膜のエッチングレートが速くなるためと考えられる。
【0032】
上述したように、本実施の形態のエッチング液は、たとえば、選択酸化膜の形成の際にマスクとして用いられる窒化膜のエッチングなどに有効である。この場合、処理時間を大幅に短縮することが可能である。たとえば、フッ酸を含まない燐酸によれば200nmの膜厚の窒化膜をエッチングするのに、約40分要していたが、本実施の形態にかかるエッチング液によれば、選択酸化膜の所望の膜厚を確保した上で、約28分で行なえることが確認された。
【0033】
(第2の実施の形態)
1.ウエハ処理装置
本実施の形態にかかるウエハ処理装置(処理装置)の構造について、図2を参照しながら説明する。図2は、本実施の形態にかかるウエハ処理装置の構造を模式的に示す概略図である。本実施の形態では、第1の実施の形態にかかるエッチング液を用いた場合について説明する。
【0034】
ウエハ処理装置1000は、半導体ウエハ1を収容できるエッチング部100と、循環濾過経路部200を主体として構成されている。
【0035】
エッチング部100では、エッチング槽10と、エッチング槽10と共に不図示の自動移送ロボットやベルトコンベヤ等が配置され、ウエハ1がエッチング槽10の槽本体内に出し入れされてエッチング処理される。
【0036】
エッチング槽10は、内周壁12及び底壁14で槽本体を区画形成していると共に、内周壁12の上端から溢れる燐酸を受け入れる溢流部10aを外周に形成している。内周壁12および底壁14には不図示の発熱体である投げ込みヒータが内設されている。槽本体には、底内側に分散板であるメッシュ16が設けられ、該メッシュ16の上にウエハカセット2が保持される。液の導入・排出構造は、溢流部10aの底壁に設けられている排出口18と、エッチング槽10の底壁14に設けられている供給口20とからなる。
【0037】
制御系としては、溢流部10aの燐酸液面を計測する複数の液面センサ24と、槽本体内の燐酸の液温度を検出する温度センサ26と、温度センサ26による検出温度を基にして前記したヒータ(図示せず)を制御して燐酸を一定の所定温度に維持するヒータコントローラ28とが設けられている。
【0038】
エッチング部100は、エッチング液中のフッ酸の濃度を検出するための検出部110を有する。この検出部110で検出されたフッ酸の濃度を基に、エッチング液の濃度を一定に保つための制御が行なわれる。
【0039】
検出部110は、エッチング槽10の溢流部10aの上部の排出口22から取り出した蒸気を冷却する熱交換器50と、熱交換器50に冷却水を循環させるための冷却水循環装置52と、熱交換器50を通過した液体を受ける容器54内の燐酸のフッ素濃度を算出する導電率計56とを備えている。導電率計56は、容器54の液体の導電率を測定する導電率センサ58を有している。
【0040】
エッチング槽10のエッチング液中のフッ素濃度は、導電率計56で測定された導電率のデータを基にして当該装置のメイン制御手段である制御回路(マイクロコンピュータ等)300で演算処理して算出される。さらに、制御回路300は、検出された濃度を基に、エッチング槽10のエッチング液を所望の濃度にするのに必要な燐酸、水、フッ酸などの量を算出し、フッ酸供給部120へ算出されたデータを送信する。フッ酸供給部120は、燐酸、フッ酸および水などの供給手段(図示せず)を含んでおり、エッチング槽10に供給するのに最適な濃度の燐酸溶液になるように調節する。フッ酸供給部120と、循環濾過経路部200とは、配管122により接続されている。フッ酸供給部120で調節された燐酸溶液は、まず循環濾過経路部200に供給され、その後エッチング槽10へ供給される。
【0041】
なお、制御回路300では、上述のように、フッ酸の含有量を一定に維持する制御の他、ウエハ処理装置全体の制御を行なっている。たとえば、エッチング槽10の液面センサ24からのデータを基にして、エッチング槽10の液量が所定の量を維持できるように、燐酸、フッ酸および純水の投入量を算出する。そして、各算出投入量を充足するよう各種ポンプを制御する。また、上述した各部の自動弁、ニードル弁及び計量ポンプ等も必要に応じて制御したり、各部のヒータコントローラ等との間で必要な信号の授受を行っている。
【0042】
循環濾過経路部200は、エッチング槽10から排出される燐酸を供給口20からエッチング槽10の槽本体に戻すためのポンプ30と、その燐酸を濾過するフィルタ32と、この濾過した燐酸を一定の所定温度にするラインヒータ34と、温度センサ36と、温度コントローラ38と、その一定温度に加温された燐酸に所定量の純水を添加するための計量ポンプ40とを備えている。温度コントローラ38は、温度センサ36からのデータに基づき、ラインヒータ34を制御している。
【0043】
すなわち、循環濾過経路部200では、溢流部10aから排出されたエッチング液つまり燐酸について、まず、フィルタ32により燐酸を濾過する。次に、燐酸は、ラインヒータ34で一定の温度まで加温された後、計量ポンプ40で純水を添加して燐酸濃度が一定に保たれるよう調整されて槽本体内へ戻される。
【0044】
本実施の形態のウエハ処理装置1000は、エッチング槽10に、エッチング液中のフッ酸の含有量を検出する検出部110が設けられている。そのため、検出する値に応じて、フッ酸を添加したり、燐酸を添加することで、エッチング液のフッ酸の含有量を一定に保つことができる。その結果、エッチングレートが安定したエッチングを行なうことができる。
【0045】
2.ウエハ処理装置の稼動方法
次に、上述したウエハ処理装置1000を用いたウエハ処理方法について説明する。まず、窒化膜を施したウエハ1は、ウエハカセット2に収納された状態で、加熱された本発明の燐酸で満たされたエッチング槽10に入れられ、エッチング液によりウエハ1の窒化膜がエッチング処理される。
【0046】
この処理過程では、エッチング槽10の本体から溢れ出る燐酸溶液は、溢流部10aに集められ排出口18から循環濾過経路部200へ排出され、ポンプ30によってフィルタ32側へ送られる。このフィルタ32を通過した燐酸は、ラインヒータ34で所望の温度(例えば燐酸の沸点直前の温度)に昇温されると共に、昇温された燐酸に計量ポンプ40を介し所定量の純水が添加されて供給口20からエッチング槽10の本体内に送られて循環される。このようにして、燐酸がエッチング槽10に循環されるため、ウエハ1の窒化膜が適切にエッチング処理される。
【0047】
また、この処理過程では、エッチング液はヒータ(図示せず)により、約160℃に維持されており、蒸発した蒸気が排出口22から取り出される。取り出された蒸気は、熱交換器50にて液体に戻される。熱交換器50では、冷却水循環装置52により、冷却水が循環されている。この液体は、容器54へ流し込まれる。なお、容器54には常に新たな液体が流入され、古い液体が溜まらないようになっている。
【0048】
続いて、容器54の液体の導電率を導電率計56(導電率センサ58)で計測し、該計測したデータが制御回路300の記憶部に記憶される。制御回路300では、そのデータを演算処理して現在のエッチング液中のフッ素濃度を算出し、エッチング槽10のフッ酸の含有量が所望の量に維持されるように、エッチング槽に添加する薬液の量などを算出する。
【0049】
フッ酸供給部120では、制御回路300からの命令を基に、供給するためのフッ酸、燐酸および水の必要量を準備する。ここでは、必要量のフッ酸を燐酸および水で希釈するという処理が行われている。これは、フッ酸をそのまま供給する方法よりも、添加量の制御が行ないやすいためである。
【0050】
そして、最適な濃度に調節された混合薬液は、供給配管122を介して、循環濾過経路部200へと供給される。供給された燐酸は、フィルタ32を通過し、ラインヒータ34で加熱され、供給口20からエッチング槽10に供給される。
【0051】
本実施の形態の処理方法では、フッ酸が添加されたエッチング液を用いてエッチングを行なうため、エッチング時間を短縮することができる。さらに、エッチング液中のフッ酸の含有量を検出し、その含有量を一定に保つ制御がされている。そのため、所定の条件を維持したエッチングを行なうことができ、安定したエッチングを行なえる。また、窒化膜の膜厚に応じて、エッチング液中のフッ酸の含有量を増減させることができ、効率のよいエッチングを行なうことができる。
【0052】
選択酸化膜を形成するためのマスクの役割をする窒化膜は、熱処理の工程などを経るため、その表面に酸化膜が形成される。この場合、窒化膜のエッチングを行なう前に、フッ酸で酸化膜のエッチングを行なった後、燐酸溶液で窒化膜のエッチングが行なわれている。しかし、本実施の形態の処理方法では、フッ酸を含有している燐酸溶液で処理を行なうため、酸化膜のエッチングを窒化膜のエッチングと同じ処理工程で行なうことができる。その結果、処理時間の短縮をすることができる。
【0053】
窒化膜をエッチングする際には、前述した式(1)に示すように、SiOが反応生成物として生じる。そのため、エッチング液を所定の条件に保つことが困難であり、各種フィルタを詰まらせる要因にもなる。しかし、本実施の形態では、エッチング液にフッ酸が添加されているため、そのフッ酸がSiOと反応し、SiOが除去されるという効果がある。その結果、エッチング液中のパーティクルの軽減を図ることができ、安定したエッチング処理を行なうことができる。
【0054】
(第3の実施の形態)
1.ウエハ処理装置
第3の実施の形態では、フッ酸の含有量が異なるエッチング液が貯留される2つのエッチング槽を有している場合について説明する。図3は、第3の実施の形態にかかるウエハ処理装置2000を模式的に示す概略図である。第2の実施の形態にかかるウエハ処理装置1000と、同様の機能を有する箇所については、同じ符号を付しその詳細な説明を省略する。
【0055】
ウエハ処理装置2000は、エッチング部100Aおよび100Bと、エッチング部100Aからエッチング部100Bへウエハを移動させる手段を含む搬送部400を有する。エッチング部100Aおよび100Bは、それぞれエッチング槽10Aおよび10Bを含む。たとえば、エッチング槽10Aに、第1のエッチング液を貯留し、エッチング槽10Bには、第1のエッチング液よりフッ酸の含有量が少ない第2のエッチング液を貯留することができる。エッチング槽10Aおよび10Bの具体的な構造は、第2の実施の形態で記載したエッチング槽10と同様にすることができる。
【0056】
そして、エッチング部100Aは、循環濾過経路部200A、検出部110Aおよびフッ酸供給部120Aを有している。循環濾過経路部200A、検出部110Aおよびフッ酸供給部120Aの具体的な構成および接続関係などは、第2の実施の形態に記載したものと同様にすることができる。エッチング部100Bについても、エッチング部100Aと同様である。
【0057】
制御回路300では、検出部110Aおよび110Bでの検出結果に基づき、フッ酸供給部120Aおよび120Bにそれぞれ必要な信号を伝達している。この他に、制御回路300は、各種ポンプ、弁に信号を伝達しウエハ処理装置2000全体の制御を行なう。
【0058】
本実施の形態のウエハ処理装置2000によれば、フッ酸の含有量の異なる燐酸が満たされたエッチング槽が複数設けられているため、エッチングされる膜に応じて、エッチング槽を切り替えることが可能となり、効率のよいエッチングを実現することができる。
【0059】
2.ウエハ処理装置の稼動方法
上述したウエハ処理装置2000を用いたウエハ処理方法について述べる。
【0060】
まず、窒化膜を施したウエハ1は、ウエハカセット2に収納された状態で、加熱された燐酸で満たされたエッチング槽10Aに入れられ、エッチング処理が行なわれる。エッチング槽10Aには、窒化膜のエッチングレートと酸化膜のエッチングレートの選択比(前記窒化膜のエッチングレート/前記酸化膜のエッチングレート)が1から5であるようにフッ酸の含有量が調整された第1のエッチング液が貯留されている。
【0061】
続いて、エッチング槽10Aでのエッチングを終えた後、搬送部400によりウエハ1は、ウエハカセット2に収納された状態で取り出され、エッチング槽10Bに入れられる。エッチング槽10Bには、選択比(窒化珪素膜のエッチングレート/酸化珪素膜のエッチングレート)が1〜10であるようにフッ酸の含有量が調整された、第2のエッチング液が貯留されている。
【0062】
この処理過程の間、循環濾過経路部200Aおよび200Bでは、第1の実施の形態と同様に、それぞれの槽から溢れた燐酸を回収し、フィルタでの濾過、加熱および純水の添加などを行ない、エッチング槽10Aおよび10Bへ再び供給し、循環させている。検出部110Aおよび110Bでは、やはり、第1の実施の形態と同様に、それぞれの槽から排出された蒸気を回収し、冷却して液体に戻した後、液体の導電率を測定する。この結果は、制御回路300に伝達され、制御回路300は、それぞれの槽の現在のフッ酸の含有量および所定のフッ酸の含有量を維持するために添加する薬液の量を算出する。算出された結果は、それぞれのフッ酸供給部120Aおよび120Bに伝達される。フッ酸供給部120Aおよび120Bは、その情報を基にそれぞれの槽に供給するためのフッ酸、燐酸および水の必要量を準備する。
【0063】
エッチング槽10Bへの移行のタイミングとしては、窒化膜の表面に形成されている、酸化膜が除去されたときに行なうことが好ましい。
【0064】
次に、本実施の形態の処理方法を、LOCOS形成工程に適用した場合について図4を参照しながら説明する。
【0065】
まず、図4(A)に示すように、半導体基板(ウエハ)1に耐酸化マスク6を形成する。耐酸化マスク6は、窒化膜6bを含む膜であり、酸化膜6aとその上に形成された窒化膜6bとの積層構造が好ましい。酸化膜6aを設けることにより、半導体基板1と窒化膜6bとの間のストレスを緩和させることができる。
【0066】
次に、図4(B)に示すように、半導体基板1に熱処理を施し、選択酸化膜5を形成する。
【0067】
その後、半導体基板1を第1のエッチング液が貯留されているエッチング槽10A(図3参照)へ搬入して耐酸化マスク6のうち窒化膜6bをエッチングする。所定時間後にエッチング槽10Aからウエハ1を取出し、ウエハ1を第2のエッチング液が貯留されているエッチング槽10B(図3参照)に搬入して、引き続き窒化膜6bをエッチングする。以上により、半導体基板1にLOCOS形成工程が終了する。
【0068】
本実施の形態によれば、まず初めに、フッ酸の含有量が多く、窒化膜のエッチングレートが高い第1のエッチング液を用いて窒化膜6bのエッチングを行っているので、処理時間の短縮が達成される。そして、その後、フッ酸の含有量が第1のエッチング液より低く、窒化膜のエッチングレートが低い第2のエッチング液を用いることにより、選択酸化膜がオーバーエッチングされることを防ぎながら、窒化膜の除去を完了させることができる。
【0069】
また、LOCOS形成工程において、選択酸化膜5を形成する熱処理により、耐酸化マスクである窒化膜上に酸化膜が形成されてしまうことがある。したがって通常は、燐酸溶液による窒化膜エッチング工程の前処理として、フッ酸処理によりこの酸化膜を除去する工程が必要である。しかしながら、本実施の形態では、フッ酸を含有する燐酸溶液を用いているので、窒化膜エッチング時に併せて酸化膜をも除去することができる。これにより、フッ酸処理工程を省くことができる。
【0070】
なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で変形することができる。たとえば、導電率計の代わりにイオン濃度計などの公知の方法を用いてエッチング液中のフッ酸の濃度を測定することができる。また、LOCOS形成工程に限らず、窒化膜のパターニングのエッチング工程など、全ての窒化膜エッチング工程にも用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態についての実験結果を示す図である。
【図2】第2の実施の形態にかかるウエハ処理装置を模式的に示す概略図。
【図3】第3の実施の形態にかかるウエハ処理装置を模式的に示す概略図。
【図4】本発明を適用して行なうLOCOS形成の製造工程を模式的に示す断面図。
【符号の説明】
1 ウエハ、 2 ウエハカセット、 10、10A、10B エッチング槽、 12 内壁、 14 底壁、 16 メッシュ、 18 排出口、 20供給口、 22 排出口、 24 液面センサ、 26 温度センサ、 28ヒーターコントローラ、 30 ポンプ、 32 フィルタ、 34 ラインヒータ、 36 温度センサ、 38 ヒーターコントローラ、 40 計量ポンプ、 50 熱交換器、 52 冷却水循環装置、 54 容器、 56 導電率計、 58 導電率センサ、 100、100A、100B エッチング部、 110、110A、110B 検出部、 120、120A、120B フッ酸供給部、 200、200A、200B 循環濾過経路部、 300 制御回路、 400 搬送部、 1000、2000 処理装置

Claims (13)

  1. 窒化膜を選択的にエッチングするためのエッチング液であり、前記エッチング液は、フッ酸が添加された燐酸溶液からなる、エッチング液。
  2. 請求項1において、
    前記フッ酸の含有量は、窒化膜のエッチングレートと、酸化膜のエッチングレートとの選択比(窒化膜のエッチングレート/酸化膜のエッチングレート)に基づいて定められ、前記選択比は、1〜10である、エッチング液。
  3. フッ酸が添加された燐酸溶液からなるエッチング液を用いて、窒化膜を選択的にエッチングすることを含み、
    前記エッチング液中のフッ酸の含有量を検出し、前記含有量に基づき、前記エッチング液のフッ酸の濃度を制御する手段を含む、処理方法。
  4. 請求項3において、
    前記エッチングは、フッ酸の含有量が異なるエッチング液により、複数回処理を行なうことを含む、処理方法。
  5. 請求項4において、
    前記エッチングは、第1のエッチング液を用いて行なわれた後、前記第1のエッチング液よりフッ酸の含有量が少ない、第2のエッチング液により行なわれる、処理方法。
  6. 請求項5において、
    前記第1および第2のエッチング液のフッ酸の含有量は、窒化膜のエッチングレートと、酸化膜のエッチングレートとの選択比(窒化膜のエッチングレート/酸化膜のエッチングレート)に基づいて定められ、
    前記第1のエッチング液は、前記選択比が1〜5であり、
    前記第2のエッチング液は、前記選択比が1〜10である、処理方法。
  7. フッ酸が添加された燐酸溶液からなるエッチング液を用いて、窒化膜を選択的にエッチングすることを含み、
    前記エッチングは、第1のエッチング液により処理を行なった後、該第1のエッチング液に比してフッ酸の含有量が少ない第2のエッチング液により処理を行なうことを含む、処理方法。
  8. 請求項7において、
    前記第1および第2のエッチング液のフッ酸の含有量は、窒化膜のエッチングレートと、酸化膜のエッチングレートとの選択比(窒化膜のエッチングレート/酸化膜のエッチングレート)に基づいて定められ、
    前記第1のエッチング液は、前記選択比が1〜5であり、
    前記第2のエッチング液は、前記選択比が1〜10である、処理方法。
  9. 請求項7または8において、
    前記エッチングでは、前記第1および第2のエッチング液中のフッ酸の含有量を検出し、前記含有量に基づき、前記第1および第2のエッチング液のフッ酸の濃度をそれぞれ制御する手段を含む、処理方法。
  10. 請求項1または2に記載のエッチング液が貯留されるエッチング槽と、
    前記エッチング槽中の前記エッチング液のフッ酸の含有量を検出する検出部と、 前記検出部で検出された結果に基づいて、所定の量のフッ酸を供給するフッ酸供給部と、を含む、処理装置。
  11. 請求項10において、
    前記エッチング槽は、複数のエッチング槽からなる、処理装置。
  12. 請求項11において、
    前記エッチング槽は、
    第1のエッチング液が貯留される第1のエッチング槽と、
    前記第1のエッチング液よりフッ酸の含有量が少ない、第2のエッチング液が貯留される第2のエッチング槽と、を含む、処理装置。
  13. 請求項3〜9のいずれかに記載の処理方法を用いる、半導体装置の製造方法。
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