[go: up one dir, main page]

JP2004176536A - 作業機のアタッチメントカッター - Google Patents

作業機のアタッチメントカッター Download PDF

Info

Publication number
JP2004176536A
JP2004176536A JP2003382941A JP2003382941A JP2004176536A JP 2004176536 A JP2004176536 A JP 2004176536A JP 2003382941 A JP2003382941 A JP 2003382941A JP 2003382941 A JP2003382941 A JP 2003382941A JP 2004176536 A JP2004176536 A JP 2004176536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
movable
blades
fixed
attachment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003382941A
Other languages
English (en)
Inventor
Kotai Kin
甲泰 金
Keiki Ueda
啓輝 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKO KINZOKU KK
Original Assignee
TOKO KINZOKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOKO KINZOKU KK filed Critical TOKO KINZOKU KK
Priority to JP2003382941A priority Critical patent/JP2004176536A/ja
Publication of JP2004176536A publication Critical patent/JP2004176536A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Shovels (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
  • Shearing Machines (AREA)

Abstract

【課題】 屋外で電線やケーブル等の線材を効率良く切断する専用のもので、切断刃の交換が簡単かつ正確に行なえ、切断刃のすべての刃面を有効に使用できるアタッチメントカッターを提供する。
【解決手段】 作動シリンダ5により可動する可動部材103と、これと対向位置にある固定部材102と、可動部材に着脱される複数の可動刃K101、K102と、固定部材に着脱される複数の固定刃D101、D102とを備え、固定刃D101、D102は取り付け時、スライド移動できるので、可動刃K101、K102の位置に合わせたクリアランス調整が可能であり、また、可動刃K101、K102及び固定刃D101、D102をそれぞれ回転、移動させて取付けることにより、切断刃すべての刃面が使用可能となる。
【選択図】 図17

Description

本発明は、作業機のブーム(張り出した棒材)から延設されたアームやクレーン等の先端側に交換可能に取り付けられ、電線やケーブル等の線材を専用に切断する作業機のアタッチメントカッターに関する。
電線やケーブル等の線材(銅線、被覆材等を含む)は、これらが使用されずに廃棄されるときや、構造物を解体したときなどに廃材として大量に発生するが、近年は環境問題、資源の有効利用の観点からリサイクル処理されて再利用されるのが通常である。上記線材は所定の長さ(約400mm〜500mm程度)に切断された後(前処理)、次に10mm〜30mm程度の大きさに裁断され(粗破砕処理)、その後、屑状にされ、選別処理され、再利用される。例えば、導体(銅線、アルミ線、合金アルミ線等)をゴム、ビニル、合成樹脂等の絶縁体で被覆した電線やケーブルにおいては、最終的に銅、アルミ、被覆材等に各々選別され、再利用される。
従来、電線やケーブル線等の線材Sを所定の長さに切断する装置としては、図26に示すように、直線状の固定刃P1と可動刃P2を備えた切断機Pがある。また、建造物の解体工事の際に出る電線やケーブル等の線材Sを切断する装置としては、作業機やクレーン車等のクレーン装置に交換可能に取り付けられて使用される特許文献1、特許文献2の切断刃付きの破砕機・粉砕機(クラッシャーとも呼ばれる)がある。建造物の解体工事では、線材Sはコンクリートブロック、レンガ等の壁材等と共に取り出されるが、特許文献1や特許文献2を用いると、壁材等を破砕・粉砕すると同時に露出した線材Sを切断することができる。
特開平7−26739号公報 特開平7−42380号公報
上記リサイクル処理工程において、建造物の解体工事や、廃材置き場などででた線材Sをその場(以下現場)で前処理することができれば、屋内処理段階では、すでに前処理がすんだ状態から処理を開始できるため、作業効率を大幅に改善できる。実際に、現場での切断機Pあるいは特許文献1、特許文献2による前処理も行なわれている。
しかしながら、切断機Pを用いた前処理では、切断機Pが移動できないため、現場に広範囲に置かれた線材Sを切断機Pの設置位置まで運搬しなければならず、また、切断時、人力により線材Sを固定刃P1上で固定していなければ安定した切断ができないという問題があった。これでは、作業効率が逆に悪化してしまうことになる。切断する線材Sが未使用で巻き線状態のままであった場合、これを手作業によって固定刃P1上に送り込まなければならないため、作業効率は一層悪化する。
これに対し、特許文献1あるいは特許文献2は、作業機に取付けられて使用するものであり移動可能であるため、線材Sが現場の広範囲に散在していても上記切断機Pのような運搬上の問題は生じない。しかしながら、特許文献1、特許文献2は、元々線材Sの切断専用のものではなく、壁材等の破砕・粉砕機でもあるため、切断刃が壁材等との接触により損傷する場合が多く、せん断力が低下してしまうという問題があった。
特許文献1あるいは特許文献2を線材S専用に使用した場合は切断刃の劣化が抑えられるが、それでも使用回数が増えるとある程度の損傷を受ける。損傷を受けた刃は、切断力が低下するため、新しい刃に交換する必要があるが、特許文献1は、切断刃が装置全体と一体化しているため、他の切断刃と容易に交換できない。また、刃の形状から、線材Sを切断する際、切断刃間にスペースができるため、線材Sがそのスペースに入り込み切断しきれない欠点がある。特許文献2についても、装置の先端部から切断刃までに間隔があいているため、その間にある線材Sは切断刃のはさみ合う位置にまで送り込まれず切断されずに残ってしまう。また、傷ついた切断刃を交換する際、固定刃と可動刃の位置調整がうまくできないという欠点があった。固定刃と可動刃の位置調整が正確でないと、切断力が低下するため、作業効率の低下につながる。更に、固定刃と可動刃が接触する状態で刃を固定してしまうと、作業機を動かした際、両刃が接触し、どちらの刃も損傷してしまうことになる。
そこで本発明の目的は、電線やケーブル等の線材から銅、アルミ、被覆材等を各々選別するに際して、その前処理の所定長さに効率良く切断する専用のもので、切断刃の損傷等した場合にその交換が容易に行なえ、切断刃のすべての刃面を有効に使用でき、かつ、切断刃の位置調整が正確であり、また、電線やケーブル等の線材を切断するときに挟み合う位置にまで送り込まれない事態を防止し、切断刃上から線材が横滑りしたり滑り落ちたりし難い機能を有した作業機のアタッチメントカッターを提供することにある。
本発明の請求項1記載の作業機のアタッチメントカッターは、作動シリンダを駆動させる作業機に交換可能に取り付けられ、作動シリンダにより可動する可動部材と、可動部材に対向する位置に設けられる固定部材と、可動部材に着脱される可動刃と、固定部材に着脱される固定刃とを備え、固定刃と可動刃とは、各々二以上の刃を連結状態に配置して各々着脱可能に取り付けられていることを特徴とする。
この発明によれば、固定刃と可動刃とは、各々二以上の刃を連結状態に配置して各々着脱可能に取り付けられていることから、二以上の刃の一つが破損しても、その箇所のみ刃を交換すれば足り、一枚刃のように全体を交換する必要がない。そして、この作業機により作動シリンダを駆動させると、電線やケーブル等の線材(銅線、被覆材等を含む)を切断することができる。
本発明の請求項2記載の作業機のアタッチメントカッターは、請求項1記載の発明を前提として、前記固定刃と可動刃は、互いの二以上の刃の各連結位置が異ならせられていることを特徴とする。
この発明によれば、前記固定刃と可動刃は、互いの二以上の刃の各連結位置が異なることから、互いの連結位置の隙間に細かな電線やケーブル等の線材やその破片が入り込む事態を抑制することができる。
本発明の請求項3記載の作業機のアタッチメントカッターは、請求項1記載の発明を前提として、前記固定刃と可動刃の少なくとも一方は、一方の刃と他方の刃からなる二つの刃からなり、この二つの刃の連結位置が鈍角になるように配置されていることを特徴とする。
この発明によれば、前記固定刃と可動刃の少なくとも一方は、一方の刃と他方の刃からなる二つの刃からなり、この二つの刃の連結位置が鈍角になるように配置されていることから、作動シリンダを駆動させることにより、電線やケーブル等の線材を固定刃と可動刃の挟み合う位置にまで送り込む働きをするとともに、固定刃と可動刃により切断する電線やケーブル等の線材を先端側から脱落する事態を抑制することができる。
本発明の請求項4記載の作業機のアタッチメントカッターは、請求項3記載の発明を前提として、前記固定刃と可動刃の少なくとも一方は、その長手方向の両端が同じ傾斜角度を持たせた斜辺として形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、前記二つの刃の連結位置が鈍角になるように配置されるとき、その長手方向の両端が同じ傾斜角度を持たせた斜辺として形成されていることから、その長手方向の一端と他端を向かい合わせて連結配置すると、各々二つの刃からなる固定刃と可動刃の間にスペーサー等を介在させずに隙間なく配置されせることが可能になる。
本発明の請求項5記載の作業機のアタッチメントカッターは、請求項1記載の発明を前提とし、前記固定部材が、固定刃と結合する結合部材と、結合部材を載置する載置台と、この載置台の所定位置に結合部材を固定する固定用ボルトと、結合部材を前記可動部材の方向にスライドさせるための押出用ボルトとを備えていることを特徴とする。
この発明によれば、結合部材を押し出しボルトでスライドさせながら、固定刃と可動刃を平行に接触させ、その位置で結合部材を固定することで固定刃の位置を決定できるので、可動刃に合わせた固定刃のクリアランス調整が容易に行なえる。
本発明の請求項6記載の作業機のアタッチメントカッターは、請求項5記載の発明を前提とし、前記結合部材に固定用ボルトを挿通させる貫通孔が形成されるとともに、前記載置台に固定用ボルトの先端を螺合させるボルト孔が形成され、上記貫通孔は長穴であることを特徴とする。
この発明によれば、結合部材の貫通孔が長穴であるため、この貫通孔に固定用ボルトを挿通させ載置台のボルト孔に螺合させれば、結合部材をスライドさせることができる一方、スライド後は速やかに固定用ボルトにより結合部材を固定することができる。
本発明の請求項7記載の作業機のアタッチメントカッターは、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の発明を前提とし、前記固定刃と可動刃の少なくとも一方に、その刃面に凹溝が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、固定刃と可動刃の少なくとも一方に電線やケーブル等の線材の移動を防止する凹溝が設けられていることから、固定刃と可動刃の挟み合う際に電線やケーブル等の線材が凹溝に捕らえられ、電線やケーブル等の線材が滑り落ちたり、横滑りするのを防止できる。したがって、電線やケーブル等の線材の切断効率の向上が図られる。
本発明の請求項8記載の作業機のアタッチメントカッターは、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の発明を前提とし、前記固定刃と可動刃のいずれにも、その刃面に凹溝が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、固定刃と可動刃のいずれにも上記凹溝が設けられていることから、電線やケーブル等の線材の切断効率を更に向上させることができる。
本発明の請求項9記載の作業機のアタッチメントカッターは、請求項8記載の発明を前提とし、前記固定刃と可動刃の凹溝が、その位置が重ならないように設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、固定刃の凹溝と可動刃の凹溝とがその位置が重ならないようにずらして設けられていることから、一方の刃の凹溝が電線やケーブル等の線材を捕らえることができなくとも、他方の刃の凹溝が線材を捕らえることができる。また、複数本の電線やケーブル等の線材を切断するときには、その一つの線材は一方の刃の凹溝で捕らえられ、他の線材は他方の刃の凹溝で捕らえられるため、複数本同時切断のときの線材の横滑りや滑り落ちを防止する。
本発明の請求項10記載の作業機のアタッチメントカッターは、請求項1ないし請求項9記載のいずれかの発明を前提として、前記作業機は、前記アタッチメントカッタが交換可能に取り付けられ、所定長さを有し動作するブームと、ブームから延設されたアームと、前記作動シリンダである油圧シリンダを油圧ホースを介して駆動させる油圧ポンプを備えて、油圧シリンダを駆動させる作業車であることを特徴とする。
この発明によれば、油圧ポンプを備えて、油圧シリンダを油圧ホースを介して駆動させる解体作業車の破砕機・粉砕機・クラッシャに代えて使用することができる。そして、電線やケーブル等の線材を固定刃と可動刃で挟み込み、持ち運びながら切断することができる。
本発明の作業機のアタッチメントカッターによれば、固定刃と可動刃とは、各々二以上の刃を連結状態に配置して各々着脱可能に取り付けられていることから、二以上の刃の一つが破損しても、その箇所のみの刃を交換すれば足り、一枚刃のように全体を交換する必要がないので、刃の損傷に対して効率的な刃の交換が可能になる。更に、損傷した刃の交換が容易に行なえ、かつ、その位置調整も正確に行なえる。また、電線やケーブル等の線材を切断するときに挟み合う位置にまで送り込まれない事態を防止でき、切断刃上から線材が横滑りしたり滑り落ちたりするのを防ぐ事ができる。
そして、作業機がいわゆる油圧ショベルカー(パワーシャベル)や破砕機等を交換する作業車(キャタビラ車を含む)であると、このブーム(或いはアームやクレーン)に交換して取り付けて、この作業機により作動シリンダを駆動させると、電線やケーブル等の線材(銅線、被覆材等を含む)を切断することができ、屋外に大量の集積された電線やケーブル等の線材を効率的にかつ短時間で切断処理することが可能になる。
以下に、本発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に述べる。
(第1の実施の形態)
本実施の形態は、図1と図2に示すように、作動シリンダ5を駆動させる作業機Eに交換可能にアタッチメントカッター1が取り付けられ、アタッチメントカッター1は、油圧方式の作動シリンダ(油圧シリンダ)5を駆動させることで、電線やケーブル等の線材(銅線、被覆材等を含む)を切断する。作業機Eは、所定長さを有し動作するブーム(アームやクレーンを有する場合もある。)Bと、ブームから延設されたアームAと、作動シリンダ5である油圧シリンダを油圧ホース8を介して駆動させる油圧ポンプ(図示せず)を備えた作業車である。このような作業車Eは、ブーム(張り出した棒材)Bから延設されたアームAの先端側にパワーシャベル(油圧シャベルとも呼ばれる。)や解体工事に使用される破砕機・粉砕機(クラッシャ)が取り付けられたもの等が作業車にはあるが、これらに代えて、本発明の作業機のアタッチメントカッター1を取り付けたものである。
アタッチメントカッター1は、電線やケーブル等の線材(銅線、被覆材等を含む)Sを粉砕処理して、電線やケーブル等から銅やアルミ等を選別する前処理工程において、所定の長さに切断するために使用される。ただし、鉄板、アルミ板、ベニヤ板等の板材等やロープ、ゴム等の切断に使用することも勿論可能である。ケーブルには、銅、アルミ等をプラスチック等の合成樹脂、ビニルや被覆材製等で被覆したものが挙げられる。これらは所定の長さ(約400mm〜500mm程度)に切断された後(前処理)、次に10mm〜30mm程度の大きさに裁断され(粗破砕処理)、その後、屑状にされる。例えば、導体(銅線、アルミ線、合金アルミ線等)をゴム、ビニルや合成樹脂等の絶縁体で被覆した電線やケーブルにおいては、最終的に銅、アルミ、被覆材等を各々選別してから、粗破砕処理の後、屑状にされ、これを比重選別機で選別して、銅、アルミ、被覆材等の再利用可能なものを選別する。被覆材としては、ポリエチレン、塩化ビニル、紙(絶縁紙)、ジュート、ゴム等である。
アタッチメントカッター1は、図2ないし図5に示すように、旋廻運動するブーム(アームやクレーンを有する場合もある。)Bから延設されたアームAの先端側において、所定の補助部材(取り付け用アタッチメント)10を介して取り付けられるもので、作動シリンダ5により可動する可動部材3と、可動部材3に対向する位置に設けられる固定部材2と、これらに各々着脱される固定刃D1,D2と可動刃K2,K2とを備えている。
固定部材2は、全体がほぼ三角形状を呈する鋼鉄製のもので、一対の金属プレート1A,1Bに溶接固定されている。ほぼ三角形状の一辺には、固定刃D1,D2を取り付ける着脱部4が溶接されている。一対の金属プレート1A,1Bは、その間に油圧シリンダ5が配されるとともに、固定部材2が溶接固定される位置とは反対側に一対の連結軸J2が取り付けられている。一対の連結軸J2は、作業車Eから斜め上方に向かって配されたブームBから延設されたアームAの先端に取り付けられる補助部材(取り付け用アタッチメント)10の一対の引っ掛け部に引っ掛けられる。また、一対の金属プレート1A,1Bには、油圧シリンダ5のロッド5aの伸縮動作により回転する回転軸(主軸)J1が設けられている。油圧シリンダ5は、いわゆる複動型(片側ロッド型)のもので、金属プレート板1A,1Bの外側に2箇所の油圧ポート9を有し、この2箇所の油圧ポート9に2本の油圧ホース8の先端が着脱可能に連結されている。2本の油圧ホース8は、車体(作業車)Eの油圧ポンプ(図示せず)と連結され、したがって、作業台(作業車の運転席)で油圧シリンダ5を駆動させ、そのロッド5aが伸長すると、可動部材3の回転軸(主軸)J1を中心として可動部材3が可動する。
可動部材3は、ほぼ三角形状を呈する金属製のもので、その三角形状の角部に、一対の金属プレート1A,1Bの間に配される回転軸(主軸)J1を取り付けるための軸穴が設けられている。また、三角形状の最も長い一辺には、可動刃K1,K2を着脱可能に取り付ける着脱部6が溶接され、この着脱部6は「く」の字状にその中央付近が折り曲げられたような鈍角の角度を持たせて形成されている。
固定刃D1,D2と可動刃K1,K2とは、固定部材2と可動部材3の着脱部4,6に対してボルト7を介して着脱される。すなわち、固定部材2と可動部材3の着脱部4,6には、ボルト穴7aが形成され、又、固定刃D1,D2と可動刃K1,K2にもボルト穴7bが形成され、これらのボルト穴7a,7bにボルト7を通して着脱可能になっている(図5、図6)。固定部材2と可動部材3の着脱部は、その先端部4a,6aが設けられ、固定刃D1,D2と可動刃K1,K2の先端側が地面G等に接触しないようになっている。本実施の形態では、第1の固定刃D1と第1の可動刃K1の先端部4a,6aからの距離は同じ距離である。
固定刃D1,D2は、固定部材2の着脱部4の先端部4a側に取り付けられる第1の固定刃D1と、この第1の固定刃D1と連続した状態に配される第2の固定刃D2の二枚により構成されている。第1の固定刃D1と第2の固定刃D2は、共に長方形状の金属製のものであるが、本実施の形態では、長手方向の長さが異なる。
可動刃K1,K2は、可動部材3の着脱部の先端部6a側に取り付けられる第1の可動刃K1と、この第1の可動刃K1と連続した状態に配される第2の可動刃K2の二枚により構成されている。第1の可動刃K1と第2の可動刃K2は、共に同じ長さの金属製のものであるが、長手方向の両端が斜めの斜辺Ka,Kbとして形成されている。この両方の斜辺Ka,Kbの斜めの角度θ2は、同じ約5度の傾斜角度θ2である。また、第1と第2の可動刃K1,K2は、可動部材3の着脱部6に対応して2つの刃K1,K2の連結位置H2の角度が鈍角θ1になるように取り付けられている。これは、第1の可動刃K1と第2の可動刃K2とを上記鈍角θ1の角度で連結するに際して、部品点数の点からスペーサー等を介在させずに隙間なく配置させるためである。そして、可動刃K1,K2は、両端が同じ傾斜角度θ2になっているために、互いに逆にするように交換すると、互いに他の面を切断用にすることができる。すなわち、第1と第2の可動刃K1,K2も、ボルト7が形成される各2面が切断面(上下に二箇所有する)とされているが、これらを交換して、位置(向き)を変えて交換すると、上記2面の上下が逆になることから、結局、各々4面の使用が可能になる。この4面の切断面を丸数字の1から4で表示する(図8)。同じように第1の固定刃D1と第2の固定刃D2も、4面の切断面を有する(図7)。
固定刃D1,D2と可動刃K1,K2は、互いの二以上の刃の各連結位置H1,H2が異ならせられている。本実施の形態では、可動刃K1,K2の長さが互いに同じ長さであり、固定刃D1,D2の長さが互いに異なることで、上記各連結位置H1,H2が異ならせられている。上記連結位置H1,H2がずれるようにしているのは、電線やケーブル等の線材Sを挟み込んだときに、連結位置H1,H2の隙間に細かな電線やケーブル等の線材Sやその破片が入り込む事態を抑制するためである。
ここで、第1の可動刃K1と第2の可動刃K2のみが上記鈍角θ1をもって連結状態で配置され、第1の固定刃D1と第2の固定刃D2は直線状に配置されているが、これは、固定状態の第1の固定刃D1と第2の固定刃D2に対して(向かって)第1の可動刃K1と第2の可動刃K2が可動して切断するためである。しかし、図9(b)に示す応用例にように、第1の固定刃D1と第2の固定刃D2とを第1の可動刃K1と第2の可動刃K2と同じように上記鈍角θ1をもって連結状態で配置することも可能である。このように上記鈍角θ1をもって連結状態で配置されることにより、電線やケーブル等の線材(銅線、被覆材等を含む)Sが切断の際に中央から逃げて、切断する妨げになることを防止する。つまり、上記鈍角θ1により線材Sを互いの刃が接触する中央に寄せる働きをする。図9(a)は、本実施の形態を上記応用例と比較するために同じ図9に示した。なお、固定刃D1,D2と可動刃K1,可動刃K2に波型形状や凹凸形状の刃先として形成されているものを使用しても良い。固定刃と可動刃は、各々二個の刃(D1とD2、或いはK1,K2)を連結状態に取り付けられているが、上記連結状態であれば、各々二本以上連結状態で配置することも可能である。
(第2の実施の形態)
次に、本実施の形態の作業車Eを、電線やケーブル等の線材(銅線、被覆材等を含む)Sが屋外に集積された場所で使用する例で説明する。電線やケーブル等の線材Sが地面Gにその長手方向を大まかに揃えた状態で集積されている場合は、図1に示すように、ブームBとアームAを(旋廻等)移動させて、上記作業機のアタッチメントカッター1を下向きにして(固定刃D1,D2と可動刃K1,K2を下向きにして)、地面G近くに移動させて、集積された電線やケーブル等の線材Sを固定部材2と可動部材3で挟みこむようにして切断する。すなわち、作業台から油圧シリンダ5を作動させて、可動刃K1,K2が取り付けられた可動部材3を駆動させて、電線やケーブル等の線材Sを切断する。このとき、第1の固定刃D1と第1の可動刃K1は、各々これらを先端部4a,6aを残して取り付けられているために、直接地面Gに第1の固定刃D1とは第1の可動刃Kが接触して破損することはない。
上記のように、固定刃D1,D2と可動刃K1,K2を下向きにして切断しても良いが、図10に示すように、電線やケーブル等の線材Sを固定刃D1,D2と可動刃K1,K2で挟み込み、持ち運びながら切断することができる。すなわち、所定の回収容器Zの真上に移動させながら切断することができる。このとき、ほぼ三角形状を呈する可動部材3の一辺は、中央をくの字状に折り曲げられたように鈍角になるように形成されている。したがって、挟み合う位置にまで送り込まれない事態や、作業機EのアームAが首を振るように旋廻動作させて、電線やケーブル等の線材Sを切断するときにも、挟み込んだ電線やケーブル等の線材Sが先端側から抜け落ち、切断することができなく事態が防止される。
次に、屋外に大量の巻線状態の電線やケーブル等の線材S(銅線、被覆材等を含む)が集積された場所で使用する場合は、図11に示すように、アームAを移動させて、上記作業機のアタッチメントカッター1を下向きにして、巻線状態の電線やケーブル等の線材Sの輪の間に固定部材2又は可動部材3の一方を入れて切断する。次に、上記切断した箇所とは、反対側や所定箇所等を切断して、このような動作を繰り返して、所定量の巻線状態の屋外に大量の集積された巻線状態の電線やケーブル等の線材Sを切断する。
なお、本実施の形態の作業機のアタッチメントカッター1を交換する場合は、例えば、破砕機等と交換する場合は、作業車EのアームAの先端に配される補助部材(取り付け用アタッチメント)10から、アタッチメントカッター1を取り外して、破砕機等を交換する。
次に、第1と第2の固定刃D1,D2の交換例と、第1と第2の可動刃K1,K2の交換例を説明する。
(第1と第2の固定刃D1,D2の交換例)
第1と第2の固定刃D1,D2は、同じ大きさの同じほお長方形状のものであるが、長さが異なる(図7(a))。したがって、各々の位置で、4面を切断面としてボルト穴7a,7bからボルト7を外して向きを外側にしたり内側にしたり、上下逆にしたりすることができる(図7(b)(c)(d)(e))。本実施の形態では、第1の固定刃D1を第2の固定刃D2とボルト穴7の間隔が異なることから、互いの交換はできないが、ボルト穴7の間隔が同じであれば、先端部2からの隙間の位置は異なるが、この交換が可能になる。なお、第2の可動刃K2を交換するときも同様である。
(第1と第2の可動刃K1,K2の交換例)
第1と第2の可動刃K1,K2は、同じ大きさのもので、その4面に切断面(丸数字で切断面を示す)を有しているが(図8(a))、例えば、先端側の第1の可動刃K1の丸数字の3面(角部)が損傷等した場合(図8(b))、残りの丸数字の1面、2面と4面を使用すれば良い。この場合、第1の可動刃K1の1面を使用するときは、第1の可動刃K1の傾斜面Ka(先端部6a側)を連結位置H2の面Kbになるように回転させるようにして位置交換する(図8(c))。このとき、他方の第2の可動刃K2は丸数字の4面(角部)を使用していたものを、上記第1の可動刃K1の位置交換と同じように、第2の可動刃K2の傾斜面Ka(先端部6a側)を連結位置H2の面Kbになるように回転させるようにして位置交換することで、両者の交換が可能になる(図8(c))。
次に、図8(c)の図の状態で、例えば、第1の可動刃K2の1面と3面が損傷等により使用不能になるとともに、第1の可動刃K1の残りの2面と4面と、第2の可動刃K2の1面と3面(角部)を使用するが、このとき、位置(向き)を変えて交換する。すなわち、左右の両端面が傾斜面Ka,Kbがあることから、第2の可動刃K2を先端側6aになるように(第1の可動刃K1の位置になるように)逆に取り付けることで、上記「く」の字状の鈍角θ1を維持することができる。したがって、4面の切断面のうちのいずれかが損傷したとしても、配列状態を変更して、4面すべて破損するまで使用可能である。
(第3の実施の形態)
本実施の形態は、図12に示すように、上記第1の実施の形態とは異なり、二つの刃からなる固定刃D1,D2の長手方向の長さを同じ長さにしたものである。しかし、第1の固定刃D1と第1の可動刃K1とでは、各先端部4a,6aからの距離が異ならされている。したがって、同じ長さであっても、固定刃D1,D2と可動刃K1,K2は、互いの各連結位置H1,H2が異なることから、各連結位置H1,H2の隙間に細かな電線やケーブル等の線材Sやその破片が入り込む事態を抑制することができる。そして、第1の固定刃が損傷した場合(刃が欠けた場合)には、第1及び第2の固定刃D1,D2の相互の交換も可能になる。
(第4の実施の形態)
本実施の形態は、図13に示すように、上記二つの刃からなる固定刃D1,D2にも、第1の実施の形態の可動刃K1,K2と同じように、その長手方向の両端が同じ傾斜角度(斜辺)Ka,Kbが形成されている。この両端の斜辺Ka,Kbの傾斜角度θ2は、第1及び第2の可動刃K1,K2のそれと同じである。なお、この第3の実施の形態の可動刃K1,K2も、その長手方向の両端が同じ傾斜角度θ2を持たせた斜辺Ka,Kbとして形成されている。そして、固定刃の先端部4a,6aに配される第1の固定刃D1の長さと第1及び第2の可動刃K1,K2と同じ長さになっている。しかし、先端側からの取り付け位置が第1の固定刃D1と第1の可動刃K1とでは、各先端部4a,6aからの距離が異ならされて取り付けられている。
したがって、同じ長さであっても、互いの二以上の刃の各連結位置H1,H2が異なる。また、第1又は第2の固定刃D1,D2が損傷等した場合には、第1又は第2の可動刃K1,K2とも交換が可能になる。すなわち、4枚の固定刃D1,D2と可動刃K1,K2はいずれのものとも交換が可能である。
(第5の実施の形態)
本実施の形態は、図14ないし図16に示すように、上記固定部材2と可動部材3の各先端部4a,6aに係止(鉤止)爪T1,T2を取り付けたものである。この係止爪T1,T2は、第1の固定刃D1と第1の可動刃K1の先端側から電線やケーブル等の線材Sが落下等することを抑制するもので、係止爪T1,T2の先端が第1の固定刃D1と第1の可動刃K1の面によりも上向き、つまり第1の固定刃D1と第1の可動刃K1の開口を狭める方向に取り付けられている。この係止爪T1,T2は、固定刃D1,D2や可動刃K2,K2と同様、ボルト穴に対するボルトを通すことで取り付けられることで、着脱可能になっている。したがって、固定刃D1,D2と可動刃K2,K2で切断するときに、電線やケーブル等の線材Sが落下等することを抑制することができ、また、電線やケーブル等の線材Sを所定の回収容器Zの真上に持ち運びながら切断するときも、電線やケーブル等の線材Sが落下等することを抑制することができる。
(第6の実施の形態)
本実施の形態は、第1の実施の形態で説明した作業機のアタッチメントカッターの固定刃にスライド機能を持たせ、直線形状を有した可動刃の位置に合わせて固定刃のクリアランス調整を可能とした本発明のアタッチメントカッターの一形態である。図17は、アタッチメントカッター101の先端部を示した斜視図であり、可動部材103は、直線形状の可動刃を2枚直線状に設置できる着脱部106を有している。また、固定部材102は、全体がほぼ三角形状を呈する鋼鉄製のもので、一対の金属プレート1A,1Bに溶接固定されており、ほぼ三角形状の一辺には、固定刃D101,D102を取り付ける着脱部104が溶接されている。着脱部104は、固定刃D101、D102を結合させた結合部材110、120を載置するための載置台としての機能を有している。以下、固定刃D101,D102の取り付け、ならびに可動刃K101、K102に合わせた位置調整の手順を説明する。
はじめに、固定刃と結合部材を一体化させる。図18は、固定刃D101と結合部材110の関係を表す斜視図である。結合部材110は、L字形の垂直部110aと水平部110bとを有し、この水平部110bに固定刃D101を載置する。結合部材110には垂直部110aの長手方向の側面を貫くボルト孔110cが所定間隔で複数設けられており、このボルト孔110cの開口部はボルト頭を受け入れられるよう、口径が大きく設計されている。また、固定刃D101にも、その長手方向の側面を貫くボルト孔101aがボルト孔110cと同一間隔で複数設けられている。このボルト孔110c、101aに固定用ボルトB1を螺合させ、結合部材110と固定刃D101を一体化させる。
次に、結合部材を固定部材の着脱部に一体化させる。図19は、固定刃D101、結合部材110と固定部材の着脱部104の関係を表す斜視図であり、図20は、固定刃D101と一体化した結合部材110を脱着部104に載置したときの断面図である。固定刃D101と結合部材110は上記の手順により一体化されている(以下固定刃D101と結合部材110を一体化させたものを結合部材210と表し、結合部材110と区別する)。着脱部104は、断面で見ると、L字形状を呈する垂直部104bと水平部104cとを有し、この水平部104cに結合部材210が載置される。結合部材110には、L字形の垂直部110aに、その上面から底面までを貫通する貫通孔110dが長穴として所定間隔をおいて複数設けられており、結合部材210が着脱部104の水平部104cに載置された後、この貫通孔110dに固定用ボルトB2が挿通される。着脱部104の水平部104cには、固定用ボルトB2の先端を受け入れるボルト孔104dが形成されており、貫通孔110dから挿入された固定用ボルトB2の先端部と軽く螺合される。貫通孔110dは、結合部材210が固定用ボルトB2を挿通したままの状態でも一定方向にスライドできるように可動部材103方向の長穴として形成され、固定用ボルトB2の頭部を受け入れるための開口部も長穴として設けられている。よって、結合部材210は、上記の状態で、着脱部104と一体化しつつ一定方向(可動部材103方向)にスライド可能となる(図22)。
最後に、固定刃をスライド移動させ、可動刃とのクリアランス調整を行なう。図21、図22は結合部材210、結合部材220がスライドする状況を表した断面図及び平面図である。ここで、結合部材220(固定刃D102と一体となった結合部材120)も上記手順により、着脱部104に取付けられたとして、図22に描かれている。まず、可動部材103を固定刃D101、D102と可動刃K101、K102がはさみ合う位置にまで稼動させ、その位置で停止させておく。次に、着脱部104と一体化しつつ可動部材103方向にスライド可能となった結合部材210を押出用ボルトB3で押し出す。着脱部104の垂直部104bには、押出用ボルトB3を螺合させるボルト孔104eがその長手方向の側面に所定間隔をおいて複数設けられており、このボルト孔104eに押出用ボルトB3は設置されている。固定部材210を押し出す際、最初は両端の押出ボルトB31、B32のみを用いて押し出す。両ボルトにより押し出された結合部材210は、可動刃K101と接触する。その位置で、両ボルトB31、B32をボルトナットB4により固定する。この時点で、固定刃D101と可動刃K101およびK102は平行で、かつ、その間隔がゼロ(厳密に言えば、0.1mm程度の隙間がある)となっているので、クリアランス調整が正確に行なえる。次に、両端以外の押出用ボルトB3を押し出し、結合部材210に接触させ、ボルトナットB4により固定する。最後に、結合部材210がその位置からスライドしないようすべての固定用ボルトB2を完全に締める。同様の工程を、結合部材220に対しても行うことで、固定刃の可動刃に合わせたクリアランス調整が完了する。
図23は、実際に上記クリアランス調整を行なった固定刃D101、D102と可動刃K101、K102がどのように線材Sを捕らえるのかを説明する簡略図である。固定刃D101、D102にはその刃面となる両面に凹溝Rが所定間隔で複数設けられている。この凹溝Rが、固定刃D101、D102と可動刃K101、K102が挟み合う際、電線やケーブル等の線材Sを捕らえるので、線材Sが滑り落ちたり、横滑りするのを防止できる。図24は固定刃D101、D102だけではなく、可動刃にも凹溝Rがある刃面を有した可動刃K103、K104を適用した簡略図である。このとき、固定刃D101、D102の凹溝Rと可動刃K103、K104の凹溝Rは互い違いになっており、重なり合う事はない。これにより、一方の刃の凹溝Rが線材Sを捕らえることができなくとも、他方の刃の凹溝Rが線材Sを捕らえることができる。また、複数本の電線やケーブル等の線材Sを切断するときには、その一つの線材は一方の刃の凹溝Rで捕らえられ、他の線材は他方の刃の凹溝Rで捕らえられるため、複数本同時切断のときの線材の横滑りや滑り落ちを防止する。
図25は、実際に上記クリアランス調整を行なったアタッチメントカッター101を表した斜視図である。固定刃D101、D102はその刃面に凹溝Rを複数有している。可動刃は、ここでは凹溝Rがない可動刃K101、K102を使用している。固定刃D101、可動刃K101の先端部104a、106aには、係止爪T101、T102がそれぞれ設けられている。係止爪T101、T102は104a、106aの表面に固定用ボルトB5を介して取付けられており、両係止爪は切断面D101b、K101bを中心に置いてお互いに近づきすぎない位置(1cm程度の間隔をあけて)で固定されている。両係止爪を若干離して設置しているのは、切断時、両係止爪が固定刃D101及び可動刃K101に接触するのを防止するためである。この係止爪T101、T102は線材Sが固定刃、可動刃間から滑り落ちるのを防止する。また、比較的短い線材Sを切断する際、固定刃と可動刃が挟み合うことで生じる切断力に対し、回転して切断を回避しようとする線材Sがあっても、この係止爪T101、T102が回転進路を妨害するので線材Sはそれ以上回転できなくなり、結果、切断されることになる。よって、線材Sの長さに左右されずに効率的な切断が行なえる。
以上、各実施の形態では、作動シリンダ5が油圧シリンダの例で説明したが、本発明は、作動シリンダの種類は問わず、エアシリンダ等を作動させて可動部材3及び103を駆動させることも可能である。また、作業機Eがいわゆる油圧ショベルカー(パワーシャベル)の場合で説明したが、上記作動シリンダ5を駆動させ得るものであれば、ブームの先端に交換可能なものやクレーンの先端に交換可能なもの等にも広く使用可能である。
本発明の第1の実施の形態の作業機のアタッチメントカッターの使用状態の図である。 上記第1の実施の形態のアタッチメントカッターをその内部構造とともに示す断面図である。 上記第1の実施の形態のアタッチメントカッターの斜視図である。 上記第1の実施の形態のアタッチメントカッターの側面図である。 上記第1の実施の形態のアタッチメントカッターの断面図である。 上記第1の実施の形態の固定刃と可動刃を示す斜視図である。 上記第1の実施の形態の固定刃の交換例を説明する説明図である。 上記第1の実施の形態の可動刃の交換例を説明する説明図である。 上記第1の実施の形態の応用例を示す側面図である。 上記第1の実施の形態の使用状態を示す図である。 上記第1の実施の形態の使用状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の作業機のアタッチメントカッターの固定刃と可動刃を示す側面図である。 本発明の第3の実施の形態の作業機のアタッチメントカッターの固定刃と可動刃を示す側面図である。 本発明の第4の実施の形態の作業機のアタッチメントカッターの固定刃と可動刃を示す側面図である。 上記第4の実施の形態のアタッチメントカッターの断面図である。 上記第4の実施の形態のアタッチメントカッターの使用常態を示す図である。 本発明の第6の実施の形態の作業機のアタッチメントカッターの先端部を示した斜視図である。 上記第6の実施の形態の固定刃の取り付け及び位置調整を段階的に示す斜視図である。 上記第6の実施の形態の固定刃の取り付け及び位置調整を段階的に示す斜視図である。 上記第6の実施の形態の固定刃の取り付け及び位置調整を段階的に示す断面図である。 上記第6の実施の形態の固定刃の取り付け及び位置調整を段階的に示す断面図である。 上記第6の実施の形態の固定刃の取り付け及び位置調整を段階的に示す平面図である。 上記第6の実施の形態の固定刃と可動刃を示す側面図である。 上記第6の実施の形態の応用例を示す側面図である。 上記第6の実施の形態の応用例を示す斜視図である。 従来のカッター装置の斜視図である。
符号の説明
1 作業機のアタッチメントカッター、
2 固定部材、
3 可動部材、
4,6 着脱部、4a 先端部、6a 先端部、
5 作動シリンダ(油圧シリンダ)、
10 補助部材、
A アーム、
B ブーム、
D1,D2 固定刃、
D1 第1の固定刃、
D2 第2の固定刃、
E 作業機(作業車)、
H1,H2 連結位置、
K1,K2 可動刃、
K1 第1の可動刃、
K2 第2の可動刃、
Ka,Kb 斜辺(傾斜面)、
T1,T2 係止(鉤止)爪、
θ2 可動刃の鈍角、
S 電線やケーブル等の線材、
101 作業機のアタッチメントカッター、
102 固定部材、
103 可動部材、
104 着脱部、104a 先端部、104b 垂直部、
104c 水平部、 104d ボルト孔、
104e ボルト孔、
106 着脱部、106a 先端部、
110 結合部材、110a 垂直部、110b 水平部、
110c ボルト孔、110d 貫通孔(長穴)
120 結合部材
210 固定刃D101と結合した結合部材110
220 固定刃D101と結合した結合部材120
D101 第1の固定刃、D101a ボルト孔、
D101b 長手方向の側面、
D102 第2の固定刃、
K101 第1の可動刃、K101b 長手方向の側面、
K102 第2の可動刃、
K103 第1の可動刃、
K104 第2の可動刃、
Ka,Kb 斜辺(傾斜面)、
B1 固定用ボルト、
B2 固定用ボルト、
B3 押出用ボルト、B31 端部の押出用ボルト、
B32 端部の押出用ボルト、
B4 ボルトナット、
B5 固定用ボルト、
T101 係止(鉤止)爪、
T102 係止(鉤止)爪、
R 凹溝

Claims (10)

  1. 作動シリンダを駆動させる作業機に交換可能に取り付けられ、作動シリンダにより可動する可動部材と、可動部材に対向する位置に設けられる固定部材と、可動部材に着脱される可動刃と、固定部材に着脱される固定刃とを備え、これら固定刃と可動刃とは、各々二以上の刃を連結状態に配置されて各々着脱可能に取り付けられていることを特徴とする作業機のアタッチメントカッター。
  2. 前記固定刃と可動刃は、互いの二以上の刃の連結位置が異ならされていることを特徴とする請求項1記載の作業機のアタッチメントカッター。
  3. 前記固定刃と可動刃の少なくとも一方は、一方の刃と他方の刃からなる二つの刃からなり、この二つの刃の連結位置は鈍角になるように配置されていることを特徴とする請求項1記載の作業機のアタッチメントカッター。
  4. 前記固定刃と可動刃の少なくとも一方は、その長手方向の両端が同じ傾斜角度を持たせた斜辺して形成されていることを特徴とする請求項3記載の作業機のアタッチメントカッター。
  5. 前記固定部材は、固定刃と結合する結合部材と、結合部材を載置する載置台と、この載置台の所定位置に結合部材を固定する固定用ボルトと、結合部材を前記可動部材の方向にスライドさせるための押出用ボルトとを備えていることを特徴とする請求項1記載の作業機のアタッチメントカッター。
  6. 前記結合部材に固定用ボルトを挿通させる貫通孔が形成されるとともに、前記載置台に固定用ボルトの先端を螺合させるボルト孔が形成され、上記貫通孔は長穴であることを特徴とする請求項5記載の作業機のアタッチメントカッター。
  7. 前記固定刃と可動刃の少なくとも一方に、その刃面に凹溝が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の作業機のアタッチメントカッター。
  8. 前記固定刃と可動刃のいずれにも、その刃面に凹溝が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の作業機のアタッチメントカッター。
  9. 前記固定刃と可動刃の凹溝が、その位置が重ならないように設けられていることを特徴とする請求項8記載の作業機のアタッチメントカッター。
  10. 前記作業機は、前記アタッチメントカッターが交換可能に取り付けられ、所定長さを有し動作するブームと、ブームから延設されたアームと、前記作動シリンダである油圧シリンダを油圧ホースを介して駆動させる油圧ポンプを備えて、油圧シリンダを駆動させる作業車であることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の作業機のアタッチメントカッター。
JP2003382941A 2002-11-12 2003-11-12 作業機のアタッチメントカッター Pending JP2004176536A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003382941A JP2004176536A (ja) 2002-11-12 2003-11-12 作業機のアタッチメントカッター

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002328603 2002-11-12
JP2003382941A JP2004176536A (ja) 2002-11-12 2003-11-12 作業機のアタッチメントカッター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004176536A true JP2004176536A (ja) 2004-06-24

Family

ID=32716160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003382941A Pending JP2004176536A (ja) 2002-11-12 2003-11-12 作業機のアタッチメントカッター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004176536A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200445677Y1 (ko) * 2007-07-25 2009-08-27 한국산업기술대학교산학협력단 크래셔
WO2011017703A3 (en) * 2009-08-07 2011-10-06 Ramun John R Blade set for jaws used in rail breaking demolition equipment
WO2013154817A3 (en) * 2012-04-11 2013-12-05 Ramun John R Jaw set for demolition equipment with serrated cutting blades
EP2672018A1 (en) * 2012-06-05 2013-12-11 Seung Hwan Ko Blade positioning structure for a shear for a works machine
US8628035B2 (en) 2009-08-07 2014-01-14 John R. Ramun Blade set for jaws used in rail breaking demolition equipment

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200445677Y1 (ko) * 2007-07-25 2009-08-27 한국산업기술대학교산학협력단 크래셔
WO2011017703A3 (en) * 2009-08-07 2011-10-06 Ramun John R Blade set for jaws used in rail breaking demolition equipment
US8231071B2 (en) 2009-08-07 2012-07-31 John R. Ramun Blade set for jaws used in rail breaking demolition equipment
US8628035B2 (en) 2009-08-07 2014-01-14 John R. Ramun Blade set for jaws used in rail breaking demolition equipment
WO2013154817A3 (en) * 2012-04-11 2013-12-05 Ramun John R Jaw set for demolition equipment with serrated cutting blades
US8646709B2 (en) 2012-04-11 2014-02-11 John R. Ramun Jaw set with serrated cutting blades
EP2672018A1 (en) * 2012-06-05 2013-12-11 Seung Hwan Ko Blade positioning structure for a shear for a works machine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5183216A (en) Demolishing apparatus
US5894666A (en) Cutting and piercing tips for a metal cutting shear
US8231071B2 (en) Blade set for jaws used in rail breaking demolition equipment
US9713848B2 (en) Demolition shear tip boot
US7306177B2 (en) Cutting or crushing implement
US7540091B2 (en) Extended life cutting blades for hand-held cutting tools
US7810748B2 (en) Scrapping machine
RU2712677C1 (ru) Механические ножницы для демонтажа большого самолета и рабочее транспортное средство для демонтажа большого самолета
US10071431B2 (en) Four-sided shimable indexable shear tip boot
US7044037B2 (en) Tip for demolition and construction equipment
JP2004176536A (ja) 作業機のアタッチメントカッター
JP6576585B1 (ja) マルチ解体機
JP6844879B1 (ja) コンクリート杭の切断装置
KR200260608Y1 (ko) 목재절단장치
JP2004143683A (ja) 構築物破砕機及び破砕刃
CN223264688U (zh) 一种新型钢筋裁切设备
EP0698688B1 (en) Machine for removing and breaking pavement
US20180071841A1 (en) Machine for crushing and shearing metal casting debris
JP2003025281A (ja) 家屋解体用アタッチメントと家屋解体機
CN1065604A (zh) 重型移动式捣碎器
CN217121240U (zh) 一种建筑废弃材料回收冲击式制备装置
CN113478013B (zh) 一种支撑梁切割破除装置
US20250341075A1 (en) Jaw Set With Modular Platforms And Interchangeable Working Shields
KR102346967B1 (ko) 전기자동차 해체기용 집게
KR20030027874A (ko) 목재절단장치