JP2004170079A - 試験波形供給方法、半導体試験方法、ドライバ、及び半導体試験装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】被測定デバイスへ波形品質の良い試験波形を供給する。
【解決手段】ドライバ102の出力電圧設定回路50は、被測定デバイスの入出力信号インタフェースの論理レベルに合致した設定電圧(VH2,VL2)と、それらとは異なる設定電圧(VH1,VL1)とを有する。出力電圧切替回路60は、エッジ制御回路20からの選択信号に基づき、設定電圧の1つを選択して出力する。試験波形の基準となるパターンデータが変化したとき、設定電圧(VH1,VL1)を被測定デバイスへ出力した後、設定電圧(VH2,VL2)を被測定デバイスへ出力する。設定電圧(VH1,VL1)は出力電圧設定回路50で任意の値に設定され、設定電圧(VH2,VL2)へ切り替える時期は、遅延量制御回路30の制御で遅延回路40の遅延量を変えることにより調整される。
【選択図】 図1
【解決手段】ドライバ102の出力電圧設定回路50は、被測定デバイスの入出力信号インタフェースの論理レベルに合致した設定電圧(VH2,VL2)と、それらとは異なる設定電圧(VH1,VL1)とを有する。出力電圧切替回路60は、エッジ制御回路20からの選択信号に基づき、設定電圧の1つを選択して出力する。試験波形の基準となるパターンデータが変化したとき、設定電圧(VH1,VL1)を被測定デバイスへ出力した後、設定電圧(VH2,VL2)を被測定デバイスへ出力する。設定電圧(VH1,VL1)は出力電圧設定回路50で任意の値に設定され、設定電圧(VH2,VL2)へ切り替える時期は、遅延量制御回路30の制御で遅延回路40の遅延量を変えることにより調整される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、IC、LSI等の半導体集積回路(半導体デバイス)の電気的特性を検査する半導体試験方法及びその試験波形供給方法、並びに半導体試験装置及びそのドライバに係り、特に動作速度が速い半導体デバイスの検査に好適な試験波形供給方法、半導体試験方法、ドライバ、及び半導体試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体試験装置は、被測定デバイスへ所定の試験波形を供給し、被測定デバイスが出力する応答波形から出力データを読み取り、予め用意した期待値データと比較することによって、被測定デバイスの基本的動作及び機能に問題が無いかどうかを検査するものである。被測定デバイスへの試験波形は、半導体試験装置のピンエレクトロニクスから供給される。ピンエレクトロニクスには、パターンデータから試験波形を生成して被測定デバイスへ出力するドライバを備えている。ドライバは、被測定デバイスの入出力端子の数だけ備えている。
【0003】
図6(a)は従来の半導体試験装置のドライバを示す図、図6(b)は従来の半導体試験装置のドライバの入力及び出力電圧を示す図である。ドライバ1は、図示しない波形フォーマッタからパターンデータDATAのポジティブ信号DATAP及びネガティブ信号DATAN、及び被測定デバイスの入出力信号インタフェースの論理レベルに合致する電圧VH,VLを入力する。ドライバ1の出力電圧Vout1は、パターンデータDATAの変化に応じた試験波形を生成して出力する。
【0004】
一般に、ドライバの出力電圧は、図6(b)に示すように、パターンデータDATAの情報と設定電圧(基準電圧VH,VL)の情報とによって、高速に動作制御が行われている。一方、半導体試験装置において、ドライバと被測定デバイスとの間には、半導体試験装置の動作速度の周期に比べて比較的長い伝送線路と、被測定デバイスを収容するソケット等のインタフェースやそれを搭載する基板等が介在している。
【0005】
図7(a)は従来の半導体試験装置のドライバの伝送線路を含めた等価回路を示す図、図7(b)は等価回路の出力波形を示す図、図7(c)は伝送線路の理想等価回路を示す図である。図7(a)において、ドライバ1の出力には、伝送線路2が接続されており、その長さをlとする。一般に、動作速度66MHzを超えると、伝送線路2は、分布常数回路として扱わなければならない。高周波を 伝送するときの伝送線路2の理想(抵抗損失が無いと仮定したとき)等価回路は 、図7(C)に示すようにコイルLとコンデンサCで表される。このとき、図7( b)に示すように、伝送線路を信号が伝播する時間の2倍の期間T(T≒2×l /v、但しv×v=1/(LC))では、出力電圧Vout2が規定の電圧VH(又はVL)に達しないで緩やかに立ち上がる(又は立ち下がる)ドリブルアップ現象が発生する。
【0006】
さらに、ソケット等のインタフェースを搭載する基板には、基板パターン(特性インピーダンスを持つ、いわゆる伝送線路)の他に、接続用のスルーホールやコンタクトのためのパターンパッド等が必要であり、これらのスルーホールやパターンパッドには浮遊容量が発生する。また、被測定デバイスの信号入力端にも入力容量が存在する。
【0007】
図8(a)は従来の半導体試験装置のドライバ及び被測定デバイスの等価回路を示す図、図8(b)は被測定デバイスの入力波形を示す図である。図8(a)において、ドライバ1の出力には、伝送線路2が接続され、さらに、スルーホールやパターンパッドの浮遊容量3、特性インピーダンスを持つ基板パターン(伝送線路)4、及び被測定デバイス5の入力容量6が接続されている。このとき、被測定デバイス5のA点の入力電圧は、図8(b)に示すように、浮遊容量等の影響で波形の立ち上がり及び立ち下がりがさらに鈍り、波形品質が劣化する。
【0008】
このように、伝送線路の損失や基板のスルーホールの浮遊容量等の影響により、被測定デバイスへ供給される試験波形は、本来ドライバが出力する波形よりも、波形の立ち上がり/立ち下がり特性が劣化したり、波形形状が変化してしまうという問題があった。近年、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSDRAM(Synchronous DRAM)等の半導体メモリは急速に高速化が進み、次期半導体メモリとして3.2Gbpsといった超高速メモリが提案されている。このような高速な半導体デバイスを検査するために、半導体試験装置は、波形品質が良く、低振幅で高速なドライバが必要とされ、ドライバの動作が高速かつ低振幅となる程、波形品質の劣化が重要な問題となってきている。
【0009】
従来、試験波形の波形品質の劣化を補正するためには、ドライバ単体の出力波形の立ち上がり及び立ち下がりにオーバシュートをかける方法が用いられていた。図9は、従来技術により補正されたドライバの出力波形を示す図である。図9に示すように、出力波形の立ち上がり及び立ち下がりにオーバシュートをかけると、その副作用としてアンダーシュートが発生し易い。また、オーバシュート量は、ドライバ回路の構成によって、予め定めた量しか設定することができず、オーバシュート量を必要に応じて可変することは困難である。一方、スルーホール等の浮遊容量やデバイスの入力容量は、ソケット等のインタフェースの種類や被測定デバイスの種類毎に変わるため、最適のオーバシュート量を設定して波形品質の劣化を補正することは困難であった。
【0010】
従来の半導体試験装置のドライバの一例として、特許文献1記載の技術がある。従来のドライバは試験波形を出力するのみであり、半導体試験装置と被試験デバイス間を電気的に接続する伝送線路の損失や浮遊容量による損失を補償することができなかった。(特許文献1参照)
【特許文献1】
特開平7−294607号公報(第1図)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題に鑑み、簡単な回路構成で、被測定デバイスへ波形品質の良い試験波形を供給することを目的とする。
【0012】
本発明はまた、被測定デバイスの種類又はソケット等のインタフェースの負荷の種類に応じて、被測定デバイスへ供給される試験波形の波形品質の劣化を補正することを目的とする。
【0013】
本発明はまた、特に高速な半導体デバイスを検査するのに良好な試験波形供給方法、半導体試験方法、及び半導体試験装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の試験波形供給方法は、試験波形の基準となるパターンデータが変化したとき、被測定デバイスの信号レベルに合致した第2の設定電圧と異なる第1の設定電圧を被測定デバイスへ出力した後、第2の設定電圧を被測定デバイスへ出力するものである。第2の設定電圧より大きな第1の設定電圧を被測定デバイスへ出力する場合と、第2の設定電圧より小さな第1の設定電圧を被測定デバイスへ出力する場合があり、さらに複数の異なる第1の設定電圧を被測定デバイスへ順次出力する場合がある。
【0015】
例えば、伝送線路の損失や基板のスルーホールの浮遊容量等の影響により、被測定デバイスへ供給される試験波形の立ち上がりが緩やかになる場合、その期間は第2の設定電圧より大きな第1の設定電圧を被測定デバイスへ出力し、試験波形がある程度落ち着いた後、被測定デバイスの信号レベルに合致した第2の設定電圧を被測定デバイスへ出力する。また、被測定デバイスへ供給される試験波形の立ち下がりが緩やかになる場合、その期間は第2の設定電圧より小さな第1の設定電圧を被測定デバイスへ出力し、試験波形がある程度落ち着いた後、被測定デバイスの信号レベルに合致した第2の設定電圧を被測定デバイスへ出力する。
【0016】
また、ドライバ自身の出力波形のオーバシュート又はアンダーシュートを補正する場合は、逆に、試験波形の立ち上がりでは第2の設定電圧より小さな第1の設定電圧を被測定デバイスへ出力し、試験波形の立ち下がりでは第2の設定電圧より大きな第1の設定電圧を被測定デバイスへ出力する。
【0017】
このようにして、被測定デバイスへ供給される試験波形の波形品質の劣化を補正し、被測定デバイスへ波形品質の良い試験波形を供給することができる。そして、第1の設定電圧の大きさと第2の設定電圧へ切り替える時期とを調整することにより、被測定デバイスの種類又はソケット等のインタフェースの負荷の種類に応じて、被測定デバイスへ供給される試験波形の波形品質の劣化を補正することができる。
【0018】
さらに、複数の異なる第1の設定電圧を被測定デバイスへ順次出力することにより、第1の設定電圧の大きさと出力期間とを細かく調整して、被測定デバイスへより高品質の試験波形を供給することができる。
【0019】
本発明の半導体試験方法は、上記試験波形供給方法を用いて、半導体デバイスの基本的動作及び機能を検査するものである。
【0020】
本発明の半導体試験装置のドライバは、上記試験波形供給方法を実施するために、被測定デバイスの信号レベルに合致した第2の設定電圧と、第2の設定電圧と異なる第1の設定電圧とを有する電圧設定手段と、電圧設定手段の設定電圧の1つを選択して出力する電圧切替手段と、第1の設定電圧と第2の設定電圧の切替時間を設定する手段と、試験波形の基準となるパターンデータの変化と第1の設 定電圧と第2の設定電圧の切替時間に応じて、電圧切替手段へ電圧設定手段の設 定電圧の1つの選択を指示する手段とを備えたものである。第1の設定電圧は、第2の設定電圧より大きい場合と第2の設定電圧より小さい場合があり、さらに電圧設定手段が、複数の異なる第1の設定電圧を有する場合がある。
【0021】
本発明の半導体試験装置は、半導体デバイスの基本的動作及び機能を検査する半導体試験装置において、上記ドライバを備えたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。図1は、本発明の一実施の形態によるドライバの構成図である。また、図2は、本発明の一実施の形態によるドライバの動作を説明するタイミングチャートである。本実施の形態のドライバ102は、パターン/エッジ変換回路10、エッジ制御回路20、遅延量制御回路30、遅延回路40、出力電圧設定回路50、出力電圧切替回路60、及び出力バッファ回路70を含んで構成されている。
【0023】
パターン/エッジ変換回路10は、後述する波形フォーマッタ(図示せず)からパターンデータを入力する。通常、パターンデータは、波形フォーマッタからポジティブ信号及びネガティブ信号の差動信号として出力される。本実施の形態では、一例として、図2(a)に示すように、パターンデータのポジティブ信号をパターン/エッジ変換回路10の入力端子D0へ入力する場合について説明する。
【0024】
パターン/エッジ変換回路10は、入力したパターンデータの変化点を幅の狭いパルス信号に変換し、セット信号S又はリセット信号Rとして出力する。図2(b)に示すように、セット信号Sはパターンデータの0(ローレベル)から1(ハイレベル)への変化点で発生し、図2(c)に示すように、リセット信号Rはパターンデータの1(ハイレベル)から0(ローレベル)への変化点で発生する。セット信号Sはエッジ制御回路20の入力端子H1に接続され(図2(d))、リセット信号Rはエッジ制御回路20の入力端子L1に接続される(図2(e))。
【0025】
一方、遅延回路40は、パターン/エッジ変換回路10から出力されたセット信号S及びリセット信号Rを、それぞれ遅延量制御回路30で設定された期間だけ遅延する。セット信号Sの遅延信号はエッジ制御回路20の入力端子H2に接続され(図2(f))、リセット信号Rの遅延信号はエッジ制御回路20の入力端子L2に接続される(図2(g))。図2において、セット信号Sの遅延量はt1−t0であり、リセット信号Rの遅延量はt3−t2である。これらの遅延量は、遅延量制御回路30により、それぞれ任意の値に制御される。
【0026】
エッジ制御回路20は、フリップフロップ回路21,22,23、及び出力電圧選択回路24を含んで構成されている。フリップフロップ回路21,22,23は、RSフリップフロップと同様の動作を行う回路であり、セット入力S,リセット入力Rを複数備えている。いずれか1つのセット入力Sが1(ハイレベル)となると、出力Qがセットされて1(ハイレベル)となり、出力Qが1(ハイレベル)の状態で、いずれか1つのリセット入力Rが1(ハイレベル)となると、出力Qがリセットされて0(ローレベル)となる。出力QBは、出力Qの1,0を反転したものが現れる。これらのフリップフロップ回路21,22,23は、例えばバイポーラトランジスタ等で構成されるが、回路構成はこれに限らず、RSフリップフロップと同様の動作を行うものであればよい。
【0027】
フリップフロップ回路21は、セット入力を1つ、リセット入力を3つ備えている。そして、セット入力S1には、入力端子L1に接続されたリセット信号Rが入力される。また、リセット入力R1には、入力端子H1に接続されたセット信号Sが入力され、リセット入力R2には、入力端子H2に接続されたセット信号Sの遅延信号が入力され、リセット入力R3には、入力端子L2に接続されたリセット信号Rの遅延信号が入力される。図2(d)〜(g)を入力とするフリップフロップ回路21の出力Q(FF21Q)は、図2(h)に示すように、セット入力S1(L1:リセット信号R)の立ち上がりで1(ハイレベル)となり、リセット入力R3(L2:リセット信号Rの遅延信号)の立ち上がりで0(ローレベル)となる。逆にフリップフロップ回路21の出力QB(FF21QB)は、図2(i)に示すように、リセット入力R3(L2:リセット信号Rの遅延信号)の立ち上がりで1(ハイレベル)となり、セット入力S1(L1:リセット信号R)の立ち上がりで0(ローレベル)となる。
【0028】
フリップフロップ回路22は、セット入力を2つ、リセット入力を2つ備えている。そして、セット入力S1には、入力端子L1に接続されたリセット信号Rが入力され、セット入力S2には、入力端子L2に接続されたリセット信号Rの遅延信号が入力される。また、リセット入力R1には、入力端子H1に接続されたセット信号Sが入力され、リセット入力R2には、入力端子H2に接続されたセット信号Sの遅延信号が入力される。図2(d)〜(g)を入力とするフリップフロップ回路22の出力Q(FF22Q)は、図2(j)に示すように、セット入力S1(L1:リセット信号R)の立ち上がりで1(ハイレベル)となり、リセット入力R1(H1:セット信号S)の立ち上がりで0(ローレベル)となる。逆にフリップフロップ回路22の出力QB(FF22QB)は、図2(k)に示すように、リセット入力R1(H1:セット信号S)の立ち上がりで1(ハイレベル)となり、セット入力S1(L1:リセット信号R)の立ち上がりで0(ローレベル)となる。
【0029】
フリップフロップ回路23は、セット入力を1つ、リセット入力を3つ備えている。そして、セット入力S1には、入力端子H1に接続されたセット信号Sが入力される。また、リセット入力R1には、入力端子L1に接続されたリセット信号Rが入力され、リセット入力R2には、入力端子L2に接続されたリセット信号Rの遅延信号が入力され、リセット入力R3には、入力端子H2に接続されたセット信号Sの遅延信号が入力される。図2(d)〜(g)を入力とするフリップフロップ回路23の出力Q(FF23Q)は、図2(l)に示すように、セット入力S1(H1:セット信号S)の立ち上がりで1(ハイレベル)となり、リセット入力R3(H2:セット信号Sの遅延信号)の立ち上がりで0(ローレベル)となる。逆にフリップフロップ回路23の出力QB(FF23QB)は、図2(m)に示すように、リセット入力R3(H2:セット信号Sの遅延信号)の立ち上がりで1(ハイレベル)となり、セット入力S1(H1:セット信号S)の立ち上がりで0(ローレベル)となる。
【0030】
出力電圧選択回路24は、フリップフロップ回路22の出力QB(FF22QB)を、設定電圧の高電圧側(VH1及びVH2)選択のためのイネーブルポジティブ信号HENP、及びイネーブルネガティブ信号LENNとして入力する(図2(p),(u))。また、出力電圧選択回路24は、フリップフロップ回路22の出力B(FF22Q)を、設定電圧の低電圧側(VL1及びVL2)選択のためのイネーブルポジティブ信号LENP、及びイネーブルネガティブ信号HENNとして入力する(図2(t),(q))。
【0031】
さらに、出力電圧選択回路24は、フリップフロップ回路23の出力Q(FF23Q)を、設定電圧VH1の選択ポジティブ信号HSELPとして入力し(図2(n))、フリップフロップ回路23の出力QB(FF23QB)を、設定電圧VH1の選択ネガティブ信号HSELNとして入力する(図2(o))。一方、出力電圧選択回路24は、フリップフロップ回路21の出力Q(FF21Q)を、設定電圧VL1の選択ポジティブ信号LSELPとして入力し(図2(r))、フリップフロップ回路21の出力QB(FF21QB)を、設定電圧VL1の選択ネガティブ信号LSELNとして入力する(図2(s))。なお、出力電圧選択回路24に入力される各ネガティブ信号は、各ポジティブ信号の1,0が反転したものである。
【0032】
出力電圧選択回路24は、これらの入力に基づいて、設定電圧の選択信号H1out(図2(v)),H2out(図2(w)),L1out(図2(x)),L2out(図2(y))を出力電圧切替回路60へ出力する。
【0033】
図3は、出力電圧選択回路の入出力関係を示す図である。設定電圧の高電圧側(VH1及びVH2)選択のためのイネーブルポジティブ信号HENPが1(ハイレベル)であり、かつ設定電圧VH1の選択ポジティブ信号HSELPが1(ハイレベル)のときは選択信号H1outが1(ハイレベル)となり、設定電圧VH1の選択ネガティブ信号HSELNが1(ハイレベル)のときは選択信号H2outが1(ハイレベル)となる。一方、設定電圧の低電圧側(VL1及びVL2)選択のためのイネーブルポジティブ信号LENPが1(ハイレベル)であり、かつ設定電圧VL1の選択ポジティブ信号LSELPが1(ハイレベル)のときは選択信号L1outが1(ハイレベル)となり、設定電圧VL1の選択ネガティブ信号LSELNが1(ハイレベル)のときは選択信号L2outが1(ハイレベル)となる。
【0034】
出力電圧設定回路50は、4つの異なる設定電圧VL1,VL2,VH1,VH2を有し、各設定電圧を出力電圧切替回路60へ供給する。各設定電圧は、それぞれ任意に設定可能であって、例えば、本来ドライバで得たいローレベルをVL2、ハイレベルをVH2で設定する。
【0035】
出力電圧切替回路60は、出力電圧選択回路24から入力した選択信号H1out,H2out,L1out,L2outに基づいて、選択信号H1outが1(ハイレベル)のときは設定電圧VH1、選択信号H2outが1(ハイレベル)のときは設定電圧VH2、選択信号L1outが1(ハイレベル)のときは設定電圧VH1、選択信号L2outが1(ハイレベル)のときは設定電圧VL2をそれぞれ選択して出力する(図2(z))。出力電圧切替回路60の出力は、出力バッファ回路70を介してドライバ波形が出力される。
【0036】
図5は、本発明の一実施の形態によるドライバの出力波形の一例を示す図である。本例は、図1の出力電圧設定回路50の設定電圧VL1,VL2,VH1,VH2を、VL1<VL2<VH2<VH1とし、本来ドライバ出力としたいローレベルをVL2、ハイレベルをVH2で設定した例を示している。
【0037】
例えば、ドライバの出力に接続する伝送線路の損失や基板のスルーホールの浮遊容量等の影響により、被測定デバイス(負荷)へ供給される(図8のA点で観測される)試験波形の立ち上がりが緩やかになる場合、その期間(t0〜t1)はドライバの出力電圧を本来の設定電圧VH2より大きな設定電圧VH1とし、試験波形がある程度落ち着いた時期(t1)にドライバの出力電圧を本来の設定電圧VH2に切り替える。また、被測定デバイスへ供給される試験波形の立ち下がりが緩やかになる場合、その期間(t2〜t3)はドライバの出力電圧を本来の設定電圧VL2より小さな設定電圧VL1とし、試験波形がある程度落ち着いた時期(t3)にドライバの出力電圧を被測定デバイスの入出力信号インタフェースの論理レベルに合致した本来の設定電圧VL2に切り替える。
【0038】
また、ドライバ自身の出力波形のオーバシュート又はアンダーシュートを補正する場合は、本例とは逆に、VH1<VH2,VL1>VL2 とする。そして 、試験波形がある程度落ち着いた時期(t1,t3)にドライバの出力電圧を設定電圧VH1,VL1から被測定デバイスの入出力信号インタフェースの論理レベルに合致した本来の設定電圧VH2,VL2に切り替える。
【0039】
このようにして、被測定デバイスへ供給される試験波形の波形品質の劣化を補正(伝送線路等の損失を補償)し、被測定デバイスへ波形品質の良い試験波形を供給することができる。そして、試験波形の立ち上がり又は立ち下がり時のドライバの出力電圧は、出力電圧設定回路50の設定電圧VL1,VH1を変えることより、被測定デバイスの種類又はソケット等のインタフェースの負荷の種類に応じて最適な値を設定することができる。また、設定電圧VH2に切り替える時期(t1)及び設定電圧VL2に切り替える時期(t3)は、遅延量制御回路30の制御で遅延回路40の遅延量を変えることにより、被測定デバイスの種類又はソケット等のインタフェースの負荷の種類に応じた最適な時期を設定することができる。従って、被測定デバイスの種類又はソケット等のインタフェースの負荷の種類に応じて、被測定デバイスへ供給される試験波形の波形品質の劣化を適切に補正することができる。
【0040】
以上説明した本発明のドライバは、基準となるパターンデータと遅延量から電圧源選択のための信号を生成し、電圧源の切替を行うという簡単な回路構成で、伝送線路の補償が可能なドライバを実現できる。
【0041】
以上説明した実施の形態(図1)では、高電圧側及び低電圧側でそれぞれ被測定デバイスの信号レベルに合致した本来の設定電圧の他にもう1つの設定電圧(合計4つの設定電圧)を用いて切り替えを行っていたが、本発明はこれに限らず、本来の設定電圧の他に2つ以上の設定電圧(合計4つ以上の設定電圧)を用いて切り替えを行ってもよい。より多くの設定電圧を用いて切り替えを行うことにより、各設定電圧の大きさと切り替え時期とを細かく調整して、被測定デバイスへより高品質の試験波形を供給することができる。
【0042】
また、被測定デバイスの伝送量を上げる方法として、入出力インタフェースの論理レベルの多値化が提案されている。本実施の形態において、出力電圧設定回路の電圧源の個数を増やし、電圧選択のためのエッジ制御回路を変更することによって、多値入出力インタフェースの被測定デバイスにも対応することができる。
【0043】
本実施の形態によれば、ドライバと被測定デバイス(負荷)間のインタフェースの形態(基板や伝送線路等)や、被測定デバイス(負荷)の種類によらず、ドライバと被測定デバイス(負荷)間のインタフェースでの損失を補償することのできるドライバを実現できる。
【0044】
本発明の方法を用いれば、被測定デバイスに高品質な試験波形を供給できる。
【0045】
本実施の形態(図1)におけるドライバのエッジ制御回路20はフリップフロップ回路21、22,23と出力電圧選択回路24で構成されるが、フリップフロップの個数や回路構成を限定するものではなく、出力電圧設定回路50の電圧を選択するための信号が出力される構成であれば構わない。
【0046】
また、本実施の形態(図1)では、全ての回路がドライバ102に含まれているが、例えば出力電圧設定回路50や遅延量制御回路30などの各回路ブロックはドライバ102と別途設けられた構成であっても構わない。
【0047】
次に、本発明のドライバを搭載した半導体試験装置およびその試験方法について説明する。
【0048】
図4は、半導体試験装置の概略構成を示す図である。半導体試験装置100は、被測定デバイス112へ試験波形を供給し、被測定デバイス112から出力された応答波形と予め用意された期待値との比較・良否判定を行うことにより、被測定デバイス112の基本的動作及び機能を検査する装置である。
【0049】
具体的には、タイミング発生器105は、基準信号発生器104から供給された原振クロックを用いて、試験周期を決定する周期クロック、及び試験波形のタイミングと応答波形の判定タイミング(立ち上がり/立ち下がりのタイミング)を決定するエッジクロックを発生する。これらのクロックは、エッジクロック間の位相ずれを調整するための遅延回路(図示省略)を経て、波形フォーマッタ107及びディジタルコンパレータ108へ供給される。
【0050】
パターン発生器106は、試験波形や期待値の情報を含んだテストパターンデータを生成する。波形フォーマッタ107は、タイミング発生器105から試験波形の立ち上がり/立ち下がりのタイミングを決定するエッジクロックを、またパターン発生器106からテストパターンデータを受け取り、試験波形の基準となるパターンデータを生成して、ピンエレクトロニクス101のドライバ102へ出力する。
【0051】
ドライバ102は、波形フォーマッタ107のパターンデータから試験波形を生成し、伝送線路111を通して、被測定デバイス112へ出力する。図示しないが、伝送線路111と被測定デバイス112との間にはデバイスを収容するソケット等のインタフェースやそれを搭載する基板が存在する。
【0052】
ピンエレクトロニクス101のコンパレータ103は、比較(基準)電圧発生器109より供給される基準電圧を用いて、被測定デバイス112から出力された応答波形を比較判定回路の信号レベルに合致させ、応答波形の論理値電圧(ロー/ハイ)の判定を行う。そして、決められた電圧値を満足していれば、ディジタルコンパレータ108でパターン発生器106から送られてくる期待値との判定を行う。ここで応答結果が期待値と一致しなかった場合、被測定デバイスは不良と判定され、不良判定結果がフェイルメモリ110に書き込まれる。
【0053】
半導体試験装置は、例えば50cmの伝送線路111を用いて被測定デバイス112との信号の授受を行うと、伝送線路111での損失がある。本発明によれば、伝送線路の損失を補償することができるから、伝送線路111の損失を補償することができる。
【0054】
本実施の形態では、伝送線路の損失を補償できる半導体試験装置のため、従来の半導体試験装置と同じ長さの伝送線路を用いた場合には、従来よりも高速(高周波)の試験波形を被測定デバイス112へ与えることが可能となり、ドライバ102が出力する試験波形のタイミング精度を向上させることが可能となる。また、従来の半導体試験装置と同じ試験周波数、同じタイミング速度の場合であれば、伝送線路111の長さを更に長くすることができ、半導体試験装置の配置上の自由度、及び操作性における自由度を向上させることができる。
【0055】
なお、上記説明にて伝送線路の長さを50cmとしたが、この長さは一条件を挙げたものであり、この線路長に限られるものではない。また、例として本願で開示されるドライバ及び試験波形給電方法を半導体試験装置およびその試験方法に適用する例を説明したが、必ずしも半導体試験装置に限定されるものではない。
【0056】
本実施の形態によれば、半導体試験装置と被測定デバイス間のインタフェースの形態(基板や伝送線路など)や、被測定デバイスの種類によらず、被試験デバイス(半導体装置)を試験することが可能な半導体試験装置を製造することができる。
【0057】
次に、上記実施の形態で説明した伝送線路の損失を補償することのできるドライバを用いた、他の実施の形態について説明する。
【0058】
図10は、データを送信する送信装置120と、送信装置120で発生したデータを受信する受信装置121において、データの伝達手段として伝送線路111を用いたデータ伝送システム、及びデータ通信システムの概略構成を示す図である。送信装置120のデータ発生源として、本発明のドライバまたはドライバを含む回路180を用いれば、本発明によって伝送線路の損失を補償することが可能であるから、同じ長さの伝送線路を用いた場合には、従来の送信装置よりも高周波のデータを送信することができる。またデータが従来の送信装置と同じ周波数であれば、伝送線路111の長さを更に長くすることができ、システム全体の構成や配置上の自由度を向上させることができる。なお、ここで言う送信装置及び受信装置とは、データを伝送線路を通して送受信を行うシステムを指し、具体的には伝送装置、コンピュータ及びその周辺機器、ネットワーク機器、計測器等から構成される装置を指す。本発明は、このような装置同士間に設けられた伝送線路の損失を補償することができるが、その他に、プリント基板上に設けられた伝送線路の損失を補償することもできる。
【0059】
図11は、電子部品等が実装されるプリント基板122上に設けられた伝送線路111の損失を補償する方法の概要を示す図である。プリント基板上で言う伝送線路とは、例えば特性インピーダンス50Ωとしたパターン配線等を指す。本発明によれば、伝送線路の損失の補償をすることができるため、プリント基板上に本発明のドライバまたはドライバを含む回路180を用いることで、プリント基板上の伝送線路の損失を補償することができる。
【0060】
また、図12は、プリント基板間の伝送線路の損失を補償する方法の概要を示す図である。図12のように、プリント基板122が複数枚あり、各プリント基板間で電気信号の授受を行う場合には、各基板間を接続するための、いわゆるバックボード123と呼ばれる基板を用いることがある。このようなバックボードの配線に、例えば特性インピーダンス50Ωのパターン配線を用いた場合、プリント基板上に本発明のパルス発生回路を用いることによって、伝送線路の損失を補償することができる。なお、図12では、ドライバまたはドライバを含む回路180を便宜上プリント基板に設けているが、バックボート123に設けても構わない。また、プリント基板上の配線は、例として特性インピーダンス50Ωを挙げたが、これは一条件であり、50Ωに限るものではない。
【0061】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
【0062】
上記実施形態において開示された観点の代表的なものは、次の通りである。
【0063】
(1)半導体の基本的動作及び機能を検査する半導体試験装置であって、被測定デバイスの信号レベルに合致した第2の設定電圧と、該第2の設定電圧と異なる第1の設定電圧とを有する電圧設定手段と、前記電圧設定手段の設定電圧の1つを選択して出力する電圧切替手段と、前記第1の設定電圧と第2の設定電圧の切替時間を設定する手段と、試験波形の基準となるパターンデータの変化と前記第1の設定電圧と第2の設定電圧の切替時間に応じて、前記電圧切替手段へ前記電圧設定手段の設定電圧の1つの選択を指示する手段とを備えたドライバを搭載したことを特徴とする半導体試験装置である。
【0064】
(2)試験波形の基準となるパターンデータが変化したとき、被測定デバイスの信号レベルに合致した第2の設定電圧と異なる第1の設定電圧を被測定デバイスへ出力した後、第2の設定電圧を被測定デバイスへ出力することを特徴とする試験波形供給方法である。
【0065】
(3)上記(2)記載の試験波形供給方法を用いて半導体デバイスの基本的動作及び機能を検査する半導体の試験方法である。
【0066】
(4)データ伝送システム、及びデータ通信システムであって、送信装置のデータを、伝送線路を通して受信装置へ伝達するデータ伝送システム、及びデータ通信システムにおいて、前記送信装置のデータ発生源に、本発明のドライバを備えたものである。
【0067】
(5)上記(4)記載の送信装置であって、前記送信装置は伝送装置、コンピュータ及びその周辺機器、ネットワーク機器、計測器のいずれかである。
【0068】
(6)プリント基板及びプリント基板上の伝送損失補償方法であって、電子部品等を実装するプリント基板において、前記プリント基板上に本発明のドライバを設けたものである。
【0069】
(7)プリント基板間の伝送損失補償方法であって、電子部品等を実装する複数のプリント基板の間の電気的接続を行うためのバックボード基板において、前記プリント基板間の電気的接続手段として伝送線路を用い、前記プリント基板または前記バックボード基板に本発明のドライバを実装したものである。
【0070】
【発明の効果】
本発明の試験波形供給方法及びドライバによれば、被測定デバイスへ波形品質の良い試験波形を供給することができる。従って、本発明の半導体試験方法及び半導体試験装置によれば、動作速度が速い半導体デバイスの基本的動作及び機能を精度よく検査することができる。
【0071】
また、本発明の試験波形供給方法及びドライバによれば、被測定デバイスの種類又はソケット等のインタフェースの負荷の種類に応じて、被測定デバイスへ供給される試験波形の波形品質の劣化を補正することができる。従って、本発明の半導体試験方法及び半導体試験装置によれば、被測定デバイスの種類又はソケット等のインタフェースの負荷の種類にかかわらず、半導体デバイスの基本的動作及び機能を精度よく検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるドライバの構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態によるドライバの動作を説明するタイミングチャートである。
【図3】出力電圧選択回路の入出力関係を示す図である。
【図4】半導体試験装置の概略構成を示す図である。
【図5】本発明の一実施の形態によるドライバの出力波形の一例を示す図である。
【図6】図6(a)は従来の半導体試験装置のドライバを示す図、図6(b)は従来の半導体試験装置のドライバの入力及び出力電圧を示す図である。
【図7】図7(a)は従来の半導体試験装置のドライバの伝送線路を含めた等価回路を示す図、図7(b)は等価回路の出力波形を示す図、図7(c)は伝送線路の理想等価回路を示す図である。
【図8】図8(a)は従来の半導体試験装置のドライバ及び被測定デバイスの等価回路を示す図、図8(b)は被測定デバイスの入力波形を示す図である。
【図9】従来技術により補正されたドライバの出力波形を示す図である。
【図10】伝送線路を用いたデータ伝送システム、及びデータ通信システムの概略構成を示す図である。
【図11】プリント基板上に設けられた伝送線路の損失を補償する方法の概要を示す図である。
【図12】プリント基板間の伝送線路の損失を補償する方法の概要を示す図である。
【符号の説明】
10…パターン/エッジ変換回路
20…エッジ制御回路
21,22,23…フリップフロップ回路
24…出力電圧選択回路
30…遅延量制御回路
40…遅延回路
50…出力電圧設定回路
60…出力電圧切替回路
70…出力バッファ回路
100…半導体試験装置
101…ピンエレクトロニクス
102…ドライバ
103…コンパレータ
111…伝送線路
5,112…被測定デバイス
【発明の属する技術分野】
本発明は、IC、LSI等の半導体集積回路(半導体デバイス)の電気的特性を検査する半導体試験方法及びその試験波形供給方法、並びに半導体試験装置及びそのドライバに係り、特に動作速度が速い半導体デバイスの検査に好適な試験波形供給方法、半導体試験方法、ドライバ、及び半導体試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体試験装置は、被測定デバイスへ所定の試験波形を供給し、被測定デバイスが出力する応答波形から出力データを読み取り、予め用意した期待値データと比較することによって、被測定デバイスの基本的動作及び機能に問題が無いかどうかを検査するものである。被測定デバイスへの試験波形は、半導体試験装置のピンエレクトロニクスから供給される。ピンエレクトロニクスには、パターンデータから試験波形を生成して被測定デバイスへ出力するドライバを備えている。ドライバは、被測定デバイスの入出力端子の数だけ備えている。
【0003】
図6(a)は従来の半導体試験装置のドライバを示す図、図6(b)は従来の半導体試験装置のドライバの入力及び出力電圧を示す図である。ドライバ1は、図示しない波形フォーマッタからパターンデータDATAのポジティブ信号DATAP及びネガティブ信号DATAN、及び被測定デバイスの入出力信号インタフェースの論理レベルに合致する電圧VH,VLを入力する。ドライバ1の出力電圧Vout1は、パターンデータDATAの変化に応じた試験波形を生成して出力する。
【0004】
一般に、ドライバの出力電圧は、図6(b)に示すように、パターンデータDATAの情報と設定電圧(基準電圧VH,VL)の情報とによって、高速に動作制御が行われている。一方、半導体試験装置において、ドライバと被測定デバイスとの間には、半導体試験装置の動作速度の周期に比べて比較的長い伝送線路と、被測定デバイスを収容するソケット等のインタフェースやそれを搭載する基板等が介在している。
【0005】
図7(a)は従来の半導体試験装置のドライバの伝送線路を含めた等価回路を示す図、図7(b)は等価回路の出力波形を示す図、図7(c)は伝送線路の理想等価回路を示す図である。図7(a)において、ドライバ1の出力には、伝送線路2が接続されており、その長さをlとする。一般に、動作速度66MHzを超えると、伝送線路2は、分布常数回路として扱わなければならない。高周波を 伝送するときの伝送線路2の理想(抵抗損失が無いと仮定したとき)等価回路は 、図7(C)に示すようにコイルLとコンデンサCで表される。このとき、図7( b)に示すように、伝送線路を信号が伝播する時間の2倍の期間T(T≒2×l /v、但しv×v=1/(LC))では、出力電圧Vout2が規定の電圧VH(又はVL)に達しないで緩やかに立ち上がる(又は立ち下がる)ドリブルアップ現象が発生する。
【0006】
さらに、ソケット等のインタフェースを搭載する基板には、基板パターン(特性インピーダンスを持つ、いわゆる伝送線路)の他に、接続用のスルーホールやコンタクトのためのパターンパッド等が必要であり、これらのスルーホールやパターンパッドには浮遊容量が発生する。また、被測定デバイスの信号入力端にも入力容量が存在する。
【0007】
図8(a)は従来の半導体試験装置のドライバ及び被測定デバイスの等価回路を示す図、図8(b)は被測定デバイスの入力波形を示す図である。図8(a)において、ドライバ1の出力には、伝送線路2が接続され、さらに、スルーホールやパターンパッドの浮遊容量3、特性インピーダンスを持つ基板パターン(伝送線路)4、及び被測定デバイス5の入力容量6が接続されている。このとき、被測定デバイス5のA点の入力電圧は、図8(b)に示すように、浮遊容量等の影響で波形の立ち上がり及び立ち下がりがさらに鈍り、波形品質が劣化する。
【0008】
このように、伝送線路の損失や基板のスルーホールの浮遊容量等の影響により、被測定デバイスへ供給される試験波形は、本来ドライバが出力する波形よりも、波形の立ち上がり/立ち下がり特性が劣化したり、波形形状が変化してしまうという問題があった。近年、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSDRAM(Synchronous DRAM)等の半導体メモリは急速に高速化が進み、次期半導体メモリとして3.2Gbpsといった超高速メモリが提案されている。このような高速な半導体デバイスを検査するために、半導体試験装置は、波形品質が良く、低振幅で高速なドライバが必要とされ、ドライバの動作が高速かつ低振幅となる程、波形品質の劣化が重要な問題となってきている。
【0009】
従来、試験波形の波形品質の劣化を補正するためには、ドライバ単体の出力波形の立ち上がり及び立ち下がりにオーバシュートをかける方法が用いられていた。図9は、従来技術により補正されたドライバの出力波形を示す図である。図9に示すように、出力波形の立ち上がり及び立ち下がりにオーバシュートをかけると、その副作用としてアンダーシュートが発生し易い。また、オーバシュート量は、ドライバ回路の構成によって、予め定めた量しか設定することができず、オーバシュート量を必要に応じて可変することは困難である。一方、スルーホール等の浮遊容量やデバイスの入力容量は、ソケット等のインタフェースの種類や被測定デバイスの種類毎に変わるため、最適のオーバシュート量を設定して波形品質の劣化を補正することは困難であった。
【0010】
従来の半導体試験装置のドライバの一例として、特許文献1記載の技術がある。従来のドライバは試験波形を出力するのみであり、半導体試験装置と被試験デバイス間を電気的に接続する伝送線路の損失や浮遊容量による損失を補償することができなかった。(特許文献1参照)
【特許文献1】
特開平7−294607号公報(第1図)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題に鑑み、簡単な回路構成で、被測定デバイスへ波形品質の良い試験波形を供給することを目的とする。
【0012】
本発明はまた、被測定デバイスの種類又はソケット等のインタフェースの負荷の種類に応じて、被測定デバイスへ供給される試験波形の波形品質の劣化を補正することを目的とする。
【0013】
本発明はまた、特に高速な半導体デバイスを検査するのに良好な試験波形供給方法、半導体試験方法、及び半導体試験装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の試験波形供給方法は、試験波形の基準となるパターンデータが変化したとき、被測定デバイスの信号レベルに合致した第2の設定電圧と異なる第1の設定電圧を被測定デバイスへ出力した後、第2の設定電圧を被測定デバイスへ出力するものである。第2の設定電圧より大きな第1の設定電圧を被測定デバイスへ出力する場合と、第2の設定電圧より小さな第1の設定電圧を被測定デバイスへ出力する場合があり、さらに複数の異なる第1の設定電圧を被測定デバイスへ順次出力する場合がある。
【0015】
例えば、伝送線路の損失や基板のスルーホールの浮遊容量等の影響により、被測定デバイスへ供給される試験波形の立ち上がりが緩やかになる場合、その期間は第2の設定電圧より大きな第1の設定電圧を被測定デバイスへ出力し、試験波形がある程度落ち着いた後、被測定デバイスの信号レベルに合致した第2の設定電圧を被測定デバイスへ出力する。また、被測定デバイスへ供給される試験波形の立ち下がりが緩やかになる場合、その期間は第2の設定電圧より小さな第1の設定電圧を被測定デバイスへ出力し、試験波形がある程度落ち着いた後、被測定デバイスの信号レベルに合致した第2の設定電圧を被測定デバイスへ出力する。
【0016】
また、ドライバ自身の出力波形のオーバシュート又はアンダーシュートを補正する場合は、逆に、試験波形の立ち上がりでは第2の設定電圧より小さな第1の設定電圧を被測定デバイスへ出力し、試験波形の立ち下がりでは第2の設定電圧より大きな第1の設定電圧を被測定デバイスへ出力する。
【0017】
このようにして、被測定デバイスへ供給される試験波形の波形品質の劣化を補正し、被測定デバイスへ波形品質の良い試験波形を供給することができる。そして、第1の設定電圧の大きさと第2の設定電圧へ切り替える時期とを調整することにより、被測定デバイスの種類又はソケット等のインタフェースの負荷の種類に応じて、被測定デバイスへ供給される試験波形の波形品質の劣化を補正することができる。
【0018】
さらに、複数の異なる第1の設定電圧を被測定デバイスへ順次出力することにより、第1の設定電圧の大きさと出力期間とを細かく調整して、被測定デバイスへより高品質の試験波形を供給することができる。
【0019】
本発明の半導体試験方法は、上記試験波形供給方法を用いて、半導体デバイスの基本的動作及び機能を検査するものである。
【0020】
本発明の半導体試験装置のドライバは、上記試験波形供給方法を実施するために、被測定デバイスの信号レベルに合致した第2の設定電圧と、第2の設定電圧と異なる第1の設定電圧とを有する電圧設定手段と、電圧設定手段の設定電圧の1つを選択して出力する電圧切替手段と、第1の設定電圧と第2の設定電圧の切替時間を設定する手段と、試験波形の基準となるパターンデータの変化と第1の設 定電圧と第2の設定電圧の切替時間に応じて、電圧切替手段へ電圧設定手段の設 定電圧の1つの選択を指示する手段とを備えたものである。第1の設定電圧は、第2の設定電圧より大きい場合と第2の設定電圧より小さい場合があり、さらに電圧設定手段が、複数の異なる第1の設定電圧を有する場合がある。
【0021】
本発明の半導体試験装置は、半導体デバイスの基本的動作及び機能を検査する半導体試験装置において、上記ドライバを備えたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。図1は、本発明の一実施の形態によるドライバの構成図である。また、図2は、本発明の一実施の形態によるドライバの動作を説明するタイミングチャートである。本実施の形態のドライバ102は、パターン/エッジ変換回路10、エッジ制御回路20、遅延量制御回路30、遅延回路40、出力電圧設定回路50、出力電圧切替回路60、及び出力バッファ回路70を含んで構成されている。
【0023】
パターン/エッジ変換回路10は、後述する波形フォーマッタ(図示せず)からパターンデータを入力する。通常、パターンデータは、波形フォーマッタからポジティブ信号及びネガティブ信号の差動信号として出力される。本実施の形態では、一例として、図2(a)に示すように、パターンデータのポジティブ信号をパターン/エッジ変換回路10の入力端子D0へ入力する場合について説明する。
【0024】
パターン/エッジ変換回路10は、入力したパターンデータの変化点を幅の狭いパルス信号に変換し、セット信号S又はリセット信号Rとして出力する。図2(b)に示すように、セット信号Sはパターンデータの0(ローレベル)から1(ハイレベル)への変化点で発生し、図2(c)に示すように、リセット信号Rはパターンデータの1(ハイレベル)から0(ローレベル)への変化点で発生する。セット信号Sはエッジ制御回路20の入力端子H1に接続され(図2(d))、リセット信号Rはエッジ制御回路20の入力端子L1に接続される(図2(e))。
【0025】
一方、遅延回路40は、パターン/エッジ変換回路10から出力されたセット信号S及びリセット信号Rを、それぞれ遅延量制御回路30で設定された期間だけ遅延する。セット信号Sの遅延信号はエッジ制御回路20の入力端子H2に接続され(図2(f))、リセット信号Rの遅延信号はエッジ制御回路20の入力端子L2に接続される(図2(g))。図2において、セット信号Sの遅延量はt1−t0であり、リセット信号Rの遅延量はt3−t2である。これらの遅延量は、遅延量制御回路30により、それぞれ任意の値に制御される。
【0026】
エッジ制御回路20は、フリップフロップ回路21,22,23、及び出力電圧選択回路24を含んで構成されている。フリップフロップ回路21,22,23は、RSフリップフロップと同様の動作を行う回路であり、セット入力S,リセット入力Rを複数備えている。いずれか1つのセット入力Sが1(ハイレベル)となると、出力Qがセットされて1(ハイレベル)となり、出力Qが1(ハイレベル)の状態で、いずれか1つのリセット入力Rが1(ハイレベル)となると、出力Qがリセットされて0(ローレベル)となる。出力QBは、出力Qの1,0を反転したものが現れる。これらのフリップフロップ回路21,22,23は、例えばバイポーラトランジスタ等で構成されるが、回路構成はこれに限らず、RSフリップフロップと同様の動作を行うものであればよい。
【0027】
フリップフロップ回路21は、セット入力を1つ、リセット入力を3つ備えている。そして、セット入力S1には、入力端子L1に接続されたリセット信号Rが入力される。また、リセット入力R1には、入力端子H1に接続されたセット信号Sが入力され、リセット入力R2には、入力端子H2に接続されたセット信号Sの遅延信号が入力され、リセット入力R3には、入力端子L2に接続されたリセット信号Rの遅延信号が入力される。図2(d)〜(g)を入力とするフリップフロップ回路21の出力Q(FF21Q)は、図2(h)に示すように、セット入力S1(L1:リセット信号R)の立ち上がりで1(ハイレベル)となり、リセット入力R3(L2:リセット信号Rの遅延信号)の立ち上がりで0(ローレベル)となる。逆にフリップフロップ回路21の出力QB(FF21QB)は、図2(i)に示すように、リセット入力R3(L2:リセット信号Rの遅延信号)の立ち上がりで1(ハイレベル)となり、セット入力S1(L1:リセット信号R)の立ち上がりで0(ローレベル)となる。
【0028】
フリップフロップ回路22は、セット入力を2つ、リセット入力を2つ備えている。そして、セット入力S1には、入力端子L1に接続されたリセット信号Rが入力され、セット入力S2には、入力端子L2に接続されたリセット信号Rの遅延信号が入力される。また、リセット入力R1には、入力端子H1に接続されたセット信号Sが入力され、リセット入力R2には、入力端子H2に接続されたセット信号Sの遅延信号が入力される。図2(d)〜(g)を入力とするフリップフロップ回路22の出力Q(FF22Q)は、図2(j)に示すように、セット入力S1(L1:リセット信号R)の立ち上がりで1(ハイレベル)となり、リセット入力R1(H1:セット信号S)の立ち上がりで0(ローレベル)となる。逆にフリップフロップ回路22の出力QB(FF22QB)は、図2(k)に示すように、リセット入力R1(H1:セット信号S)の立ち上がりで1(ハイレベル)となり、セット入力S1(L1:リセット信号R)の立ち上がりで0(ローレベル)となる。
【0029】
フリップフロップ回路23は、セット入力を1つ、リセット入力を3つ備えている。そして、セット入力S1には、入力端子H1に接続されたセット信号Sが入力される。また、リセット入力R1には、入力端子L1に接続されたリセット信号Rが入力され、リセット入力R2には、入力端子L2に接続されたリセット信号Rの遅延信号が入力され、リセット入力R3には、入力端子H2に接続されたセット信号Sの遅延信号が入力される。図2(d)〜(g)を入力とするフリップフロップ回路23の出力Q(FF23Q)は、図2(l)に示すように、セット入力S1(H1:セット信号S)の立ち上がりで1(ハイレベル)となり、リセット入力R3(H2:セット信号Sの遅延信号)の立ち上がりで0(ローレベル)となる。逆にフリップフロップ回路23の出力QB(FF23QB)は、図2(m)に示すように、リセット入力R3(H2:セット信号Sの遅延信号)の立ち上がりで1(ハイレベル)となり、セット入力S1(H1:セット信号S)の立ち上がりで0(ローレベル)となる。
【0030】
出力電圧選択回路24は、フリップフロップ回路22の出力QB(FF22QB)を、設定電圧の高電圧側(VH1及びVH2)選択のためのイネーブルポジティブ信号HENP、及びイネーブルネガティブ信号LENNとして入力する(図2(p),(u))。また、出力電圧選択回路24は、フリップフロップ回路22の出力B(FF22Q)を、設定電圧の低電圧側(VL1及びVL2)選択のためのイネーブルポジティブ信号LENP、及びイネーブルネガティブ信号HENNとして入力する(図2(t),(q))。
【0031】
さらに、出力電圧選択回路24は、フリップフロップ回路23の出力Q(FF23Q)を、設定電圧VH1の選択ポジティブ信号HSELPとして入力し(図2(n))、フリップフロップ回路23の出力QB(FF23QB)を、設定電圧VH1の選択ネガティブ信号HSELNとして入力する(図2(o))。一方、出力電圧選択回路24は、フリップフロップ回路21の出力Q(FF21Q)を、設定電圧VL1の選択ポジティブ信号LSELPとして入力し(図2(r))、フリップフロップ回路21の出力QB(FF21QB)を、設定電圧VL1の選択ネガティブ信号LSELNとして入力する(図2(s))。なお、出力電圧選択回路24に入力される各ネガティブ信号は、各ポジティブ信号の1,0が反転したものである。
【0032】
出力電圧選択回路24は、これらの入力に基づいて、設定電圧の選択信号H1out(図2(v)),H2out(図2(w)),L1out(図2(x)),L2out(図2(y))を出力電圧切替回路60へ出力する。
【0033】
図3は、出力電圧選択回路の入出力関係を示す図である。設定電圧の高電圧側(VH1及びVH2)選択のためのイネーブルポジティブ信号HENPが1(ハイレベル)であり、かつ設定電圧VH1の選択ポジティブ信号HSELPが1(ハイレベル)のときは選択信号H1outが1(ハイレベル)となり、設定電圧VH1の選択ネガティブ信号HSELNが1(ハイレベル)のときは選択信号H2outが1(ハイレベル)となる。一方、設定電圧の低電圧側(VL1及びVL2)選択のためのイネーブルポジティブ信号LENPが1(ハイレベル)であり、かつ設定電圧VL1の選択ポジティブ信号LSELPが1(ハイレベル)のときは選択信号L1outが1(ハイレベル)となり、設定電圧VL1の選択ネガティブ信号LSELNが1(ハイレベル)のときは選択信号L2outが1(ハイレベル)となる。
【0034】
出力電圧設定回路50は、4つの異なる設定電圧VL1,VL2,VH1,VH2を有し、各設定電圧を出力電圧切替回路60へ供給する。各設定電圧は、それぞれ任意に設定可能であって、例えば、本来ドライバで得たいローレベルをVL2、ハイレベルをVH2で設定する。
【0035】
出力電圧切替回路60は、出力電圧選択回路24から入力した選択信号H1out,H2out,L1out,L2outに基づいて、選択信号H1outが1(ハイレベル)のときは設定電圧VH1、選択信号H2outが1(ハイレベル)のときは設定電圧VH2、選択信号L1outが1(ハイレベル)のときは設定電圧VH1、選択信号L2outが1(ハイレベル)のときは設定電圧VL2をそれぞれ選択して出力する(図2(z))。出力電圧切替回路60の出力は、出力バッファ回路70を介してドライバ波形が出力される。
【0036】
図5は、本発明の一実施の形態によるドライバの出力波形の一例を示す図である。本例は、図1の出力電圧設定回路50の設定電圧VL1,VL2,VH1,VH2を、VL1<VL2<VH2<VH1とし、本来ドライバ出力としたいローレベルをVL2、ハイレベルをVH2で設定した例を示している。
【0037】
例えば、ドライバの出力に接続する伝送線路の損失や基板のスルーホールの浮遊容量等の影響により、被測定デバイス(負荷)へ供給される(図8のA点で観測される)試験波形の立ち上がりが緩やかになる場合、その期間(t0〜t1)はドライバの出力電圧を本来の設定電圧VH2より大きな設定電圧VH1とし、試験波形がある程度落ち着いた時期(t1)にドライバの出力電圧を本来の設定電圧VH2に切り替える。また、被測定デバイスへ供給される試験波形の立ち下がりが緩やかになる場合、その期間(t2〜t3)はドライバの出力電圧を本来の設定電圧VL2より小さな設定電圧VL1とし、試験波形がある程度落ち着いた時期(t3)にドライバの出力電圧を被測定デバイスの入出力信号インタフェースの論理レベルに合致した本来の設定電圧VL2に切り替える。
【0038】
また、ドライバ自身の出力波形のオーバシュート又はアンダーシュートを補正する場合は、本例とは逆に、VH1<VH2,VL1>VL2 とする。そして 、試験波形がある程度落ち着いた時期(t1,t3)にドライバの出力電圧を設定電圧VH1,VL1から被測定デバイスの入出力信号インタフェースの論理レベルに合致した本来の設定電圧VH2,VL2に切り替える。
【0039】
このようにして、被測定デバイスへ供給される試験波形の波形品質の劣化を補正(伝送線路等の損失を補償)し、被測定デバイスへ波形品質の良い試験波形を供給することができる。そして、試験波形の立ち上がり又は立ち下がり時のドライバの出力電圧は、出力電圧設定回路50の設定電圧VL1,VH1を変えることより、被測定デバイスの種類又はソケット等のインタフェースの負荷の種類に応じて最適な値を設定することができる。また、設定電圧VH2に切り替える時期(t1)及び設定電圧VL2に切り替える時期(t3)は、遅延量制御回路30の制御で遅延回路40の遅延量を変えることにより、被測定デバイスの種類又はソケット等のインタフェースの負荷の種類に応じた最適な時期を設定することができる。従って、被測定デバイスの種類又はソケット等のインタフェースの負荷の種類に応じて、被測定デバイスへ供給される試験波形の波形品質の劣化を適切に補正することができる。
【0040】
以上説明した本発明のドライバは、基準となるパターンデータと遅延量から電圧源選択のための信号を生成し、電圧源の切替を行うという簡単な回路構成で、伝送線路の補償が可能なドライバを実現できる。
【0041】
以上説明した実施の形態(図1)では、高電圧側及び低電圧側でそれぞれ被測定デバイスの信号レベルに合致した本来の設定電圧の他にもう1つの設定電圧(合計4つの設定電圧)を用いて切り替えを行っていたが、本発明はこれに限らず、本来の設定電圧の他に2つ以上の設定電圧(合計4つ以上の設定電圧)を用いて切り替えを行ってもよい。より多くの設定電圧を用いて切り替えを行うことにより、各設定電圧の大きさと切り替え時期とを細かく調整して、被測定デバイスへより高品質の試験波形を供給することができる。
【0042】
また、被測定デバイスの伝送量を上げる方法として、入出力インタフェースの論理レベルの多値化が提案されている。本実施の形態において、出力電圧設定回路の電圧源の個数を増やし、電圧選択のためのエッジ制御回路を変更することによって、多値入出力インタフェースの被測定デバイスにも対応することができる。
【0043】
本実施の形態によれば、ドライバと被測定デバイス(負荷)間のインタフェースの形態(基板や伝送線路等)や、被測定デバイス(負荷)の種類によらず、ドライバと被測定デバイス(負荷)間のインタフェースでの損失を補償することのできるドライバを実現できる。
【0044】
本発明の方法を用いれば、被測定デバイスに高品質な試験波形を供給できる。
【0045】
本実施の形態(図1)におけるドライバのエッジ制御回路20はフリップフロップ回路21、22,23と出力電圧選択回路24で構成されるが、フリップフロップの個数や回路構成を限定するものではなく、出力電圧設定回路50の電圧を選択するための信号が出力される構成であれば構わない。
【0046】
また、本実施の形態(図1)では、全ての回路がドライバ102に含まれているが、例えば出力電圧設定回路50や遅延量制御回路30などの各回路ブロックはドライバ102と別途設けられた構成であっても構わない。
【0047】
次に、本発明のドライバを搭載した半導体試験装置およびその試験方法について説明する。
【0048】
図4は、半導体試験装置の概略構成を示す図である。半導体試験装置100は、被測定デバイス112へ試験波形を供給し、被測定デバイス112から出力された応答波形と予め用意された期待値との比較・良否判定を行うことにより、被測定デバイス112の基本的動作及び機能を検査する装置である。
【0049】
具体的には、タイミング発生器105は、基準信号発生器104から供給された原振クロックを用いて、試験周期を決定する周期クロック、及び試験波形のタイミングと応答波形の判定タイミング(立ち上がり/立ち下がりのタイミング)を決定するエッジクロックを発生する。これらのクロックは、エッジクロック間の位相ずれを調整するための遅延回路(図示省略)を経て、波形フォーマッタ107及びディジタルコンパレータ108へ供給される。
【0050】
パターン発生器106は、試験波形や期待値の情報を含んだテストパターンデータを生成する。波形フォーマッタ107は、タイミング発生器105から試験波形の立ち上がり/立ち下がりのタイミングを決定するエッジクロックを、またパターン発生器106からテストパターンデータを受け取り、試験波形の基準となるパターンデータを生成して、ピンエレクトロニクス101のドライバ102へ出力する。
【0051】
ドライバ102は、波形フォーマッタ107のパターンデータから試験波形を生成し、伝送線路111を通して、被測定デバイス112へ出力する。図示しないが、伝送線路111と被測定デバイス112との間にはデバイスを収容するソケット等のインタフェースやそれを搭載する基板が存在する。
【0052】
ピンエレクトロニクス101のコンパレータ103は、比較(基準)電圧発生器109より供給される基準電圧を用いて、被測定デバイス112から出力された応答波形を比較判定回路の信号レベルに合致させ、応答波形の論理値電圧(ロー/ハイ)の判定を行う。そして、決められた電圧値を満足していれば、ディジタルコンパレータ108でパターン発生器106から送られてくる期待値との判定を行う。ここで応答結果が期待値と一致しなかった場合、被測定デバイスは不良と判定され、不良判定結果がフェイルメモリ110に書き込まれる。
【0053】
半導体試験装置は、例えば50cmの伝送線路111を用いて被測定デバイス112との信号の授受を行うと、伝送線路111での損失がある。本発明によれば、伝送線路の損失を補償することができるから、伝送線路111の損失を補償することができる。
【0054】
本実施の形態では、伝送線路の損失を補償できる半導体試験装置のため、従来の半導体試験装置と同じ長さの伝送線路を用いた場合には、従来よりも高速(高周波)の試験波形を被測定デバイス112へ与えることが可能となり、ドライバ102が出力する試験波形のタイミング精度を向上させることが可能となる。また、従来の半導体試験装置と同じ試験周波数、同じタイミング速度の場合であれば、伝送線路111の長さを更に長くすることができ、半導体試験装置の配置上の自由度、及び操作性における自由度を向上させることができる。
【0055】
なお、上記説明にて伝送線路の長さを50cmとしたが、この長さは一条件を挙げたものであり、この線路長に限られるものではない。また、例として本願で開示されるドライバ及び試験波形給電方法を半導体試験装置およびその試験方法に適用する例を説明したが、必ずしも半導体試験装置に限定されるものではない。
【0056】
本実施の形態によれば、半導体試験装置と被測定デバイス間のインタフェースの形態(基板や伝送線路など)や、被測定デバイスの種類によらず、被試験デバイス(半導体装置)を試験することが可能な半導体試験装置を製造することができる。
【0057】
次に、上記実施の形態で説明した伝送線路の損失を補償することのできるドライバを用いた、他の実施の形態について説明する。
【0058】
図10は、データを送信する送信装置120と、送信装置120で発生したデータを受信する受信装置121において、データの伝達手段として伝送線路111を用いたデータ伝送システム、及びデータ通信システムの概略構成を示す図である。送信装置120のデータ発生源として、本発明のドライバまたはドライバを含む回路180を用いれば、本発明によって伝送線路の損失を補償することが可能であるから、同じ長さの伝送線路を用いた場合には、従来の送信装置よりも高周波のデータを送信することができる。またデータが従来の送信装置と同じ周波数であれば、伝送線路111の長さを更に長くすることができ、システム全体の構成や配置上の自由度を向上させることができる。なお、ここで言う送信装置及び受信装置とは、データを伝送線路を通して送受信を行うシステムを指し、具体的には伝送装置、コンピュータ及びその周辺機器、ネットワーク機器、計測器等から構成される装置を指す。本発明は、このような装置同士間に設けられた伝送線路の損失を補償することができるが、その他に、プリント基板上に設けられた伝送線路の損失を補償することもできる。
【0059】
図11は、電子部品等が実装されるプリント基板122上に設けられた伝送線路111の損失を補償する方法の概要を示す図である。プリント基板上で言う伝送線路とは、例えば特性インピーダンス50Ωとしたパターン配線等を指す。本発明によれば、伝送線路の損失の補償をすることができるため、プリント基板上に本発明のドライバまたはドライバを含む回路180を用いることで、プリント基板上の伝送線路の損失を補償することができる。
【0060】
また、図12は、プリント基板間の伝送線路の損失を補償する方法の概要を示す図である。図12のように、プリント基板122が複数枚あり、各プリント基板間で電気信号の授受を行う場合には、各基板間を接続するための、いわゆるバックボード123と呼ばれる基板を用いることがある。このようなバックボードの配線に、例えば特性インピーダンス50Ωのパターン配線を用いた場合、プリント基板上に本発明のパルス発生回路を用いることによって、伝送線路の損失を補償することができる。なお、図12では、ドライバまたはドライバを含む回路180を便宜上プリント基板に設けているが、バックボート123に設けても構わない。また、プリント基板上の配線は、例として特性インピーダンス50Ωを挙げたが、これは一条件であり、50Ωに限るものではない。
【0061】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
【0062】
上記実施形態において開示された観点の代表的なものは、次の通りである。
【0063】
(1)半導体の基本的動作及び機能を検査する半導体試験装置であって、被測定デバイスの信号レベルに合致した第2の設定電圧と、該第2の設定電圧と異なる第1の設定電圧とを有する電圧設定手段と、前記電圧設定手段の設定電圧の1つを選択して出力する電圧切替手段と、前記第1の設定電圧と第2の設定電圧の切替時間を設定する手段と、試験波形の基準となるパターンデータの変化と前記第1の設定電圧と第2の設定電圧の切替時間に応じて、前記電圧切替手段へ前記電圧設定手段の設定電圧の1つの選択を指示する手段とを備えたドライバを搭載したことを特徴とする半導体試験装置である。
【0064】
(2)試験波形の基準となるパターンデータが変化したとき、被測定デバイスの信号レベルに合致した第2の設定電圧と異なる第1の設定電圧を被測定デバイスへ出力した後、第2の設定電圧を被測定デバイスへ出力することを特徴とする試験波形供給方法である。
【0065】
(3)上記(2)記載の試験波形供給方法を用いて半導体デバイスの基本的動作及び機能を検査する半導体の試験方法である。
【0066】
(4)データ伝送システム、及びデータ通信システムであって、送信装置のデータを、伝送線路を通して受信装置へ伝達するデータ伝送システム、及びデータ通信システムにおいて、前記送信装置のデータ発生源に、本発明のドライバを備えたものである。
【0067】
(5)上記(4)記載の送信装置であって、前記送信装置は伝送装置、コンピュータ及びその周辺機器、ネットワーク機器、計測器のいずれかである。
【0068】
(6)プリント基板及びプリント基板上の伝送損失補償方法であって、電子部品等を実装するプリント基板において、前記プリント基板上に本発明のドライバを設けたものである。
【0069】
(7)プリント基板間の伝送損失補償方法であって、電子部品等を実装する複数のプリント基板の間の電気的接続を行うためのバックボード基板において、前記プリント基板間の電気的接続手段として伝送線路を用い、前記プリント基板または前記バックボード基板に本発明のドライバを実装したものである。
【0070】
【発明の効果】
本発明の試験波形供給方法及びドライバによれば、被測定デバイスへ波形品質の良い試験波形を供給することができる。従って、本発明の半導体試験方法及び半導体試験装置によれば、動作速度が速い半導体デバイスの基本的動作及び機能を精度よく検査することができる。
【0071】
また、本発明の試験波形供給方法及びドライバによれば、被測定デバイスの種類又はソケット等のインタフェースの負荷の種類に応じて、被測定デバイスへ供給される試験波形の波形品質の劣化を補正することができる。従って、本発明の半導体試験方法及び半導体試験装置によれば、被測定デバイスの種類又はソケット等のインタフェースの負荷の種類にかかわらず、半導体デバイスの基本的動作及び機能を精度よく検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるドライバの構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態によるドライバの動作を説明するタイミングチャートである。
【図3】出力電圧選択回路の入出力関係を示す図である。
【図4】半導体試験装置の概略構成を示す図である。
【図5】本発明の一実施の形態によるドライバの出力波形の一例を示す図である。
【図6】図6(a)は従来の半導体試験装置のドライバを示す図、図6(b)は従来の半導体試験装置のドライバの入力及び出力電圧を示す図である。
【図7】図7(a)は従来の半導体試験装置のドライバの伝送線路を含めた等価回路を示す図、図7(b)は等価回路の出力波形を示す図、図7(c)は伝送線路の理想等価回路を示す図である。
【図8】図8(a)は従来の半導体試験装置のドライバ及び被測定デバイスの等価回路を示す図、図8(b)は被測定デバイスの入力波形を示す図である。
【図9】従来技術により補正されたドライバの出力波形を示す図である。
【図10】伝送線路を用いたデータ伝送システム、及びデータ通信システムの概略構成を示す図である。
【図11】プリント基板上に設けられた伝送線路の損失を補償する方法の概要を示す図である。
【図12】プリント基板間の伝送線路の損失を補償する方法の概要を示す図である。
【符号の説明】
10…パターン/エッジ変換回路
20…エッジ制御回路
21,22,23…フリップフロップ回路
24…出力電圧選択回路
30…遅延量制御回路
40…遅延回路
50…出力電圧設定回路
60…出力電圧切替回路
70…出力バッファ回路
100…半導体試験装置
101…ピンエレクトロニクス
102…ドライバ
103…コンパレータ
111…伝送線路
5,112…被測定デバイス
Claims (9)
- 試験波形の基準となるパターンデータが変化したとき、被測定デバイスの信号レベルに合致した第2の設定電圧と異なる第1の設定電圧を被測定デバイスへ出力した後、第2の設定電圧を被測定デバイスへ出力することを特徴とする試験波形供給方法。
- 第2の設定電圧より大きな第1の設定電圧を被測定デバイスへ出力することを特徴とする請求項1に記載の試験波形供給方法。
- 第2の設定電圧より小さな第1の設定電圧を被測定デバイスへ出力することを特徴とする請求項1に記載の試験波形供給方法。
- 複数の異なる第1の設定電圧を被測定デバイスへ順次出力することを特徴とする請求項1に記載の試験波形供給方法。
- 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の試験波形供給方法を用いて、半導体デバイスの基本的動作及び機能を検査することを特徴とする半導体試験方法。
- 被測定デバイスの信号レベルに合致した第2の設定電圧と、該第2の設定電圧と異なる第1の設定電圧とを有する電圧設定手段と、
前記電圧設定手段の設定電圧の1つを選択して出力する電圧切替手段と、
前記第1の設定電圧と第2の設定電圧の切替時間を設定する手段と、
試験波形の基準となるパターンデータの変化と前記第1の設定電圧と第2の設定電圧の切替時間に応じて、前記電圧切替手段へ前記電圧設定手段の設定電圧の1つの選択を指示する手段とを備えたドライバを搭載したことを特徴とする半導体試験装置。 - 前記第1の設定電圧は、前記第2の設定電圧より大きいことを特徴とする請求項6に記載の半導体試験装置。
- 前記第1の設定電圧は、前記第2の設定電圧より小さいことを特徴とする請求項6に記載の半導体試験装置。
- 前記電圧設定手段は、複数の異なる第1の設定電圧を有することを特徴とする請求項6に記載の半導体試験装置。
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|---|---|---|---|
| JP2002332560A JP2004170079A (ja) | 2002-11-15 | 2002-11-15 | 試験波形供給方法、半導体試験方法、ドライバ、及び半導体試験装置 |
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|---|---|---|---|---|
| JP2008082942A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Yokogawa Electric Corp | 半導体試験装置 |
| JP2008512682A (ja) * | 2004-09-09 | 2008-04-24 | フォームファクター, インコーポレイテッド | 遠隔でテストチャンネルをバッファリングする方法および装置 |
-
2002
- 2002-11-15 JP JP2002332560A patent/JP2004170079A/ja active Pending
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