[go: up one dir, main page]

JP2004169008A - インクジェット用インク - Google Patents

インクジェット用インク Download PDF

Info

Publication number
JP2004169008A
JP2004169008A JP2003361446A JP2003361446A JP2004169008A JP 2004169008 A JP2004169008 A JP 2004169008A JP 2003361446 A JP2003361446 A JP 2003361446A JP 2003361446 A JP2003361446 A JP 2003361446A JP 2004169008 A JP2004169008 A JP 2004169008A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
pigment
inkjet
less
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003361446A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4512341B2 (ja
Inventor
Shin Hasegawa
慎 長谷川
Keiji Taniguchi
圭司 谷口
Minoru Hakiri
稔 羽切
Yasuyuki Hosoki
靖之 細木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2003361446A priority Critical patent/JP4512341B2/ja
Publication of JP2004169008A publication Critical patent/JP2004169008A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4512341B2 publication Critical patent/JP4512341B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】 画像の彩度(色調の鮮明性)、吐出安定性に優れ、かつ保存安定性に優れた顔料系のインクジェット用インク(インクジェット用インク組成物)を提供すること。また、顔料系インクでの問題である耐擦過性と画像の彩度(色調の鮮明性)を両立し、保存性、具体的には高温保存時での特性の変化のない顔料系のインクジェット用インク(インクジェット用インク組成物)を提供すること。
【解決手段】 少なくとも水、水溶性有機溶剤、顔料及び分散剤を含み、顔料粒子の平均粒子径(D50)が100nm以下で、該顔料粒子の粒度分布における粒子径標準偏差が平均粒子径の1/2以下であることを特徴とするインクジェット用インク。
【選択図】 なし

Description

本発明は、画像の彩度(色調の鮮明性)に優れ、また、耐擦過性・インク保存性に優れたインクジェット用インク、該インクを収容したインクカートリッジ、該インクを吐出させて記録を行なうインクジェット記録装置、該記録装置による画像形成方法および、該方法で作成された画像形成物に関するものである。
インクジェット記録方式は、他の記録方式に比べてプロセスが簡単であるためフルカラー化が容易であり、簡略な構成の装置であっても高解像度の画像が得られる利点がある。インクジェット用インクとしては各種の水溶性染料を水、又は水と有機溶剤との混合液に溶解させた染料系インクが使用されているが、染料系インクは色調の鮮明性は優れているものの耐光性に劣る欠点があった。一方、カーボンブラックや各種の有機顔料を分散させた顔料系インクは染料系インクと比較して耐光性に優れるため盛んに研究されている。
有機顔料やカーボンブラックを用いたインクでは、有機顔料やカーボンブラックを分散剤の助けを借りて機械的に粉砕・分散する方法が採られているが、有機顔料やカーボンブラックを非常に微細にし、かつ安定に媒体に分散しなければ良好な透明度、精細度および発色性が得られないばかりか、さらにインクジェット用インクにおいてはノズルの目詰まりの原因となる。しかしながら一般的に、顔料の機械的粉砕・分散による微粒化程度には実務上限界がある上に、微粒化した
顔料インクは二次凝集、保存安定性などの問題が生じやすい。
ノズルの目詰まりや色域を改善するには顔料の平均粒径を小さくする必要があるが、現在多く用いられているスチレン−アクリル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体(例えば、特許文献1参照。)、ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物(例えば、特許文献2参照。)等の高分子分散剤を用いたインク、ポリエチレングリコールアルキルフェニルエーテル(例えば、特許文献3参照。)、ポリエチレングリコールアルキルフェニルエーテル硫酸塩(例えば、特許文献4参照。)、ポリエチレングリコールアルキルフェニルエーテルリン酸塩(例えば、特許文献5参照。)等の界面活性剤を用いたインクのいずれにおいても顔料の平均粒径が大きく、色調の鮮明性、吐出安定性や液安定性に劣るものであった。
従来、インクジェット方式による画像出力装置に対してはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3色に更にブラック(K)を加えた4色を用いて混色でカラー画像の再現処理を行なってきた。しかしながら、上記のようなイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色による混色では色再現範囲に限界があった。特にそれぞれの2次色であるレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の彩度の高い色再現は、Y,M,C,Kの混色で表現することになり、彩度が充分ではなく色再現性に難があった。
こうした欠点を補う目的で、Y,M,C,Kインクの他にR,B,Gインクの7色インクで画像形成し、2次色の色再現性の向上と2次色のインク混色による色にじみの改善を行なっている(例えば、特許文献6、7参照。)。しかし、7色のインクあるいはそれ以上に色を増やして用いることは、同時にヘッドの数を増加させ、画像出力装置のコストアップ、サイズアップやヘッドのメンテナンス負荷の増加などという問題を引き起こすことになる。さらに画像信号を出力信号に変換する画像処理に負荷が大きくなる。こうした負荷は、記録速度の低下にもつながり好ましいことではない。
インクの着色剤として顔料を用いたときは、染料を用いたときに比べ、印刷部の明度、彩度が低く、一般的には色再現性に劣る。特に問題となるのは前述した2次色のところであり、明度、彩度が大きく低下してしまう。この様な顔料インクでの問題を改善しようとして、Y,M,C,K顔料インクとグリーン(G)顔料インクおよびオレンジ(Or)顔料インクを用いた技術が開示されている(例えば、特許文献8参照。)。しかし、色再現性、特に赤色の再現性に関して充分とはいえない。
また、インクジェット記録用インクに好適に使用し得る微粒子径顔料分散液を短時間で効率的に作成できる分散剤と添加剤を特定し併用することが提案されている(例えば、特許文献9参照。)。しかし、粒子径が100〜200nmレベルの話であり、画像の彩度(色調の鮮明性)、吐出安定性に優れた顔料インクを提供するためには、粒子径を10〜50nmまでにする必要がある。今までの分散体は粘度等の問題で、10〜50nmまでの分散は困難とされていた。
このように、顔料の機械的粉砕・分散による微粒化程度には一般的に、実務上限界がある上に、粒径とは一般的に各種サイズの粒子の平均粒径を意味し、したがって、好ましくない平均粒径以上の巨大サイズ粒子をも一般的に含んでいるが、この巨大サイズ粒子が高含有率である場合にはあまり好ましくない。加えて、機械的粉砕・分散により微粒化された顔料粒子は、摩砕操作により新たに生成した璧断面等により、比表面積が増大しかつ表面の活性化がもたらされるので、二次凝集、保存安定性などの問題を生じ易く、而して、画像の彩度(色調の鮮明性)、吐出安定性に優れ、かつ、好な保存安定性を有する顔料インクは従来なかった。
そして、基本的に平均粒子径が小さくなると、粒子単位体積あたりの表面積が大きくなり、インク中で粒子間の接触面積が大きくなりやすいか、インク粘度が高くなり、目詰まりを生じやすい。逆に大きくなると、分散が不安定になりやすく、顔料の凝集及び沈降につながる傾向が見られる。
また、平均粒子径が小さくなると鮮明な画像を得られやすい反面、印字後の印字対象物への耐擦過性が半減する傾向がある。インクの固着性を高めるために、水性顔料系インクに樹脂エマルジョンを含有させること自体は、すでに提案されている。例えば、ワックスエマルジョン、樹脂エマルジョン、ラテックス、無機あるいは有機の超微粒子を含有させ、しかも、インクの最低造膜温度が40℃以上であるインクが開示されている。そして、実施可能な樹脂エマルジョンとしては酢酸ビニル系、アクリル系、スチレン系、オレフィン系等の単独または共重合エマルジョンで、最低造膜温度が40℃以上である場合を例示している(特許文献10参照)。すなわち、最低造膜温度の制約さえ満たせば、樹脂の組成には特別な限定はないのである。また、樹脂の種類による効果の優劣については記述も示唆もなく、実施例に示されたインクの性能と効果は、樹脂の種類に無関係に同じで優れている。しかし、これは顔料の粒径が1.0μm以下と大きい範囲での開示であり、顔料の粒径を10〜50nmとした時に耐擦過性・インク保存性・画像の彩度(色調の鮮明性)を満足する樹脂エマルジョンは、まだ見出していない。
特許文献11、12には、顔料、水系分散媒体、顔料用分散剤、およびポリウレタン系樹脂を主体とするエマルション粒子の4種の必須成分からなるインクジェット印刷用水系顔料インク組成物が記載されている。しかしこれは、洗濯時に顔料が印刷物から脱落しないように印刷物の耐水性を改善することを目的とするものであって、そのポリウレタン系樹脂のエマルション粒子も、粒径が0.3μm(300nm)以下であることが好ましい旨記載されているが、具体的にはそれぞれ、0.06μm(60nm)、0.08μm(80nm)、0.1μm(100nm)、0.06μm(60nm)、0.075μm(75nm)、0.08μm(80nm)と比較的大粒径のものである。
特開昭56−147863号公報 特開昭61−083267号公報 特開平5−105837号公報 特開平10−168367号公報 特開平10−88050号公報 特開平8−244254号公報 特開平10−44473号公報 WO99/05230号公報 特開2001−192583号公報 特許第2867491号公報 特開2003−96342号公報 特開2003−213164号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、画像の彩度(色調の鮮明性)、吐出安定性に優れ、かつ保存安定性に優れた顔料系のインクジェット用インク(インクジェット用インク組成物)を提供することを目的とし、また、顔料系インクでの問題である耐擦過性と画像の彩度(色調の鮮明性)を両立し、保存性、具体的には高温保存時での特性の変化のない顔料系のインクジェット用インク(インクジェット用インク組成物)を提供することを目的とするものである。
本発明者らは鋭意検討した結果、インクジェット用インクの物性状態のものとし、また、特定のエマルジョンを配合することにより、画像の彩度(色調の鮮明性)、吐出安定性に優れ、かつ保存安定性に優れた顔料系のインクジェット用インクが得られることを見い出し本発明を完成させるに至り、さらに、インクジェット用インクの物性状態及び特定の材料としてポリウレタン系樹脂、特定の界面活性剤、特定の有機溶剤を配合することにより耐擦過性に優れ、インク保存性・画像の彩度(色調の鮮明性)にもより優れた顔料系のインクジェット用インクが得られることを見い出し、本発明を完成させるに至った。斯して本発明は、以下の記載から理解されるように、第(I)の群の発明と第(II)の群の発明に分けて考えることができる。
即ち、上記課題は、以下の第(I)の群の本発明(1)〜(8)により達成される。
(1)「少なくとも水、水溶性有機溶剤、顔料及び分散剤を含み、顔料粒子の平均粒子径(D50)が100nm以下で、該顔料粒子の粒度分布における粒子径標準偏差が平均粒子径の1/2以下であることを特徴とするインクジェット用インク」、
(2)「エマルジョン粒子をさらに含んでなることを特徴とする前記第(1)項に記載のインクジェット用インク」、
(3)「前記エマルジョン粒子の平均粒径が50nm以下であることを特徴とする前記第(1)項又は第(2)項に記載のインクジェット用インク」、
(4)「前記エマルジョン粒子の含有量が1重量%以上、20重量%以下であることを特徴とする前記第(2)項又は第(3)項に記載のインクジェット用インク」、
(5)「前記顔料の含有量が1重量%以上、20重量%以下であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(4)項のいずれかに記載のインクジェット用インク」、
(6)「前記水溶性有機溶剤の含有量が10重量%以上、50重量%以下であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(5)項のいずれかに記載のインクジェット用インク」、
(7)「当該インクの表面張力が20mN/m以上、50mN/m以下であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(6)項のいずれかに記載のインクジェット用インク」、
(8)「当該インクの粘度が10mpa・s以下であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(7)項のいずれかに記載のインクジェット用インク」
また、上記課題は、以下の第(II)の群の本発明(9)〜(23)により達成される。
(9)「少なくとも顔料、水、水溶性有機溶剤、界面活性剤、ポリウレタン系樹脂からなることを特徴とするインクジェット記録用インク」、
(10)「前記ポリウレタン系樹脂がアニオン性自己乳化型であることを特徴とする前記第(9)項に記載のインクジェット記録用インク」、
(11)「前記ポリウレタン系樹脂がポリカーボネート型であることを特徴とする前記第(9)項又は第(10)項に記載のインクジェット記録用インク」、
(12)「前記ポリウレタン系樹脂のガラス転移点が0〜−50℃であることを特徴とする前記第(9)項乃至第(11)項のいずれかに記載のインクジェット記録用インク」、
(13)「前記ポリウレタン系樹脂の平均粒径が150nm以下であることを特徴とする前記第(9)項乃至第(12)項のいずれかに記載のインクジェット記録用インク」、
(14)「前記ポリウレタン系樹脂の最低造膜温度が25℃以下であることを特徴とする前記第(9)項乃至第(13)項のいずれかに記載のインクジェット記録用インク」、
(15)「前記ポリウレタン系樹脂の含有量が、0.1重量%以上、20重量%以下であることを特徴とする前記第(9)項乃至第(14)項のいずれかに記載のインクジェット用インク」、
(16)「前記界面活性剤がノニオン性であることを特徴とする前記第(9)項乃至第(15)項のいずれかに記載のインクジェット記録用インク」、
(17)「前記ノニオン系界面活性剤のHLB値が8.5〜20の範囲であることを特徴とする前記第(16)項に記載のインクジェット記録用インク」、
(18)「前記ノニオン系界面活性剤の親水基がポリオキシエチレン基であることを特徴とする前記第(16)項又は第(17)項に記載のインクジェット記録用インク」、
(19)「前記界面活性剤の含有量が0.1重量%以上、10重量%以下であることを特徴とする前記第(9)項乃至第(18)項のいずれかに記載のインクジェット記録用インク」、
(20)「水溶性有機溶剤として少なくとも2−エチル−1,3−へキサンジオール(以後、EHDと略す)を含むことを特徴とする前記第(9)項乃至第(19)項のいずれかに記載のインクジェット記録用インク」、
(21)「前記EHDの含有量が0.1重量%以上、4.0重量%以下であることを特徴とする前記第(20)項に記載のインクジェット記録用インク」、
(22)「インクジェット記録用インクの組成物のpHが7〜10であることを特徴とする前記第(9)項乃至第(21)項のいずれかに記載のインクジェット記録用インク」、
(23)「さらに分散剤が用いられることを特徴とする前記第(9)項乃至第(22)項のいずれかに記載のインクジェット記録用インク」、
さらに、上記課題は、これら第(I)及び第(II)の群の本発明は、以下の(24)〜(38)の態様を特徴として有するこれら第(I)及び第(II)の群の本発明によって、より満足裡に達成される。
(24)「顔料が分散剤で分散されていることを特徴とする前記第(1)項乃至第(8)項、又は第(23)項乃至第(24)項のいずれかに記載のインクジェット記録用インク」、
(25)「前記分散剤の重量基準が顔料1に対し0.3以上2以下であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(8)項、又は第(23)項乃至第(24)項のいずれかに記載のインクジェット用インク」、
(26)「前記分散剤として下記一般式(1)で示される化合物の少なくとも一種を使用することを特徴とする前記第(1)項乃至第(8)項、又は第(23)項乃至第(25)項のいずれかに記載のインクジェット用インク;
Figure 2004169008
(nは20以上100以下の整数を表わす。)」、
(27)「前記分散剤がPOE(n=40)βナフチルエーテルであることを特徴とする前記第(1)項乃至第(8)項、又は第(23)項乃至第(26)項のいずれかに記載のインクジェット用インク」、
(28)「顔料が自己分散型顔料であることを特徴とする前記第(9)項乃至第(22)項のいずれかに記載のインクジェット記録用インク」、
(29)「顔料がカプセル型顔料であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(28)項のいずれかに記載のインクジェット記録用インク」、
(30)「前記顔料のうち、ブラック顔料がカーボンブラックであることを特徴とする前記第(1)項乃至第(29)項のいずれかに記載のインクジェット記録用インク」、
(31)「前記顔料のうち、マゼンタ顔料がPig.Red5、7、12、48(Ca)、48(Mn)、57(Ca)、57:1、112、122、123、146、168、176、184、185、202、Pig.Violet19のうち少なくとも1種類であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(29)項のいずれかに記載のインクジェット記録用インク」、
(32)「前記顔料のうち、シアン顔料がPig.Blue1、2、3、15、15:3、15:4、16、22、60、63、66のうち少なくとも1種類であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(29)項のいずれかに記載のインクジェット記録用インク」、
(33)「前記顔料のうち、イエロー顔料がPig.Yellow1、2、3、12、13、14、16、17、73、74、75、83、93、95、97、98、114、120、128、129、138、150、151、154、155、174、180のうち少なくとも1種類であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(29)項のいずれかに記載のインクジェット記録用インク」、
(34)「前記第(1)項乃至第(33)項のいずれかに記載のインクジェット用インクを収容したことを特徴とするインクカートリッジ」、
(35)「前記第(1)項乃至第(33)項のいずれかに記載のインクジェット用インクを吐出させて記録を行なう方式のヘッドを備えたことを特徴とするインクジェット記録装置」、
(36)「前記第(35)項に記載のインクジェット記録装置を用いて印字することを特徴とする画像形成方法」、
(37)「前記第(36)項に記載の画像形成方法で印字されたことを特徴とする画像形成物」、
(38)「画像支持体が紙であることを特徴とする前記第(37)項に記載の画像形成物」
以下の実施例を含む詳細かつ具体的な説明より明らかなように、第(I)の群の本発明のインクジェット用インクは、画像の鮮明性(彩度)、吐出安定性においても従来のものより優れるものである。また、保存安定性についても著しく改善される。さらに、第(I)の群の本発明によれば、本発明の顔料インク組成物を適用するインクカートリッジ、インクジェットプリント装置および画像形成方法により、それぞれ、画像の鮮明性(彩度)に優れた画像形成物を提供することができる。
また、第(II)の群の本発明のインクジェット用インクは、耐擦過性・インク保存性・画像の彩度(色調の鮮明性)においても従来のものより優れるものである。また、第(II)の群の本発明によれば、本発明の顔料インク組成物を適用するインクカートリッジ、インクジェットプリント装置および画像形成方法により、それぞれ、耐擦過性・インク保存性・画像の彩度(色調の鮮明性)に優れた画像形成物を提供することができる。
以下、本発明を更に詳しく説明する。
[第(I)の群の本発明]
上記第(I)の群の(1)「少なくとも水、水溶性有機溶剤、顔料及び分散剤を含み、顔料粒子の平均粒子径(D50)が100nm以下で、該顔料粒子の粒度分布における粒子径標準偏差が平均粒子径の1/2以下であることを特徴とするインクジェット用インク」によれば、顔料粒子の平均粒子径(D50)が100nm以下で、該顔料粒子の粒度分布における粒子径標準偏差が平均粒子径の1/2以下であるため、形成画像の彩度が向上し、鮮明な画像形成が可能なインクジェット記録用インクが提供される。
また、上記(2)のインクジェット記録用インクによれば、エマルジョン粒子をさらに含むことで形成画像の彩度が向上し、鮮明な画像形成が可能なインクジェット記録用インクが提供される。
また、上記(3)のインクジェット記録用インクによれば、エマルジョン粒子の平均粒径が50nm以下であるため、形成画像の彩度が向上し、鮮明な画像形成が可能なインクジェット記録用インクが提供される。
また、上記(4)のインクジェット記録用インクによれば、前記エマルジョン粒子の含有量が1重量%以上、20重量%以下であるため、形成画像の彩度が向上し、鮮明な画像形成が可能なインクジェット記録用インクが提供される。
また、上記(5)のインクジェット記録用インクによれば、顔料の含有量が1重量%以上、20重量%以下であるため、形成画像の彩度が向上し、鮮明な画像形成が可能なインクジェット記録用インクが提供される。
また、上記(6)のインクジェット記録用インクによれば、前記水溶性有機溶剤の含有量が10重量%以上、50重量%以下であるため、形成画像の彩度が向上し、鮮明な画像形成が可能なインクジェット記録用インクが提供される。
また、上記(7)のインクジェット記録用インクによれば、インクの表面張力が20mN/m以上、50mN/m以下であるため、形成画像の彩度が向上し、鮮明な画像形成が可能なインクジェット記録用インクが提供される。
また、上記(25)のインクジェット記録用インクでは、分散剤の重量基準が顔料1に対し0.3以上2以下であるため、形成画像の彩度が向上し、鮮明な画像形成が可能なインクジェット記録用インクが提供される。
第(I)の群の本発明のインクジェット用インク(インクジェット記録用インク組成物)は、少なくとも水、水溶性有機溶剤、顔料及び分散剤を含み、顔料粒子の平均粒子径(D50)が100nm以下で、該顔料粒子の粒度分布における粒子径標準偏差が平均粒子径の1/2以下であることを特徴とするものである。
顔料粒子の平均粒子径(D50)が100nm以下で、該顔料粒子の粒度分布における粒子径標準偏差が平均粒子径の1/2以下の範囲が好ましいのは、顔料粒子のバラツキなく特定の粒径にそろえることで印字画像部の顔料粒子の乱反射を防ぎ、かつ濃度均一な印字画像を提供できるからである。
一方、顔料粒子の平均粒子径が100nm以上、粒子径標準偏差が平均粒子径の1/2以上となると印字画像部の顔料粒子が乱反射を起こし、画像彩度の低下かつ濃度不均一となる。
また、上記顔料粒子の平均粒子径(D50)が50nm以下で、該顔料粒子の粒度分布における粒子径標準偏差が平均粒子径の1/4以下が更に好ましい。その理由は、より印字画像部の顔料粒子の乱反射を防ぐ効果があることに基づく。
第(I)の群の本発明においては、更に顔料系インクの保存安定性が改善される。その理由は定かではないが、後程示される実施例から明らかなように、分散の使用量が重量基準で顔料1に対して0.3以上2以下である場合に、その効果が顕著になり、また、特に、上記一般式(1)で表わされる分散剤を用いた場合にその効果がよりになる。
なお、第(I)の群及び第(II)の群の本発明における平均粒径は、日機装(株)製の粒度分析計UPA150の測定値D50粒子径標準偏差は、日機装(株)製の粒度分析計UPA150の測定値sdである。
第(I)の群の本発明に用いる顔料(第(II)の群の本発明の場合も同様)としては、ブラック顔料としてはファーネス法あるいはチャネル法で製造されたカーボンブラック等が挙げられる。
イエロー顔料としては、ピグメントイエロー1、ピグメントイエロー2、ピグメントイエロー3、ピグメントイエロー12、ピグメントイエロー13、ピグメントイエロー14、ピグメントイエロー16、ピグメントイエロー17、ピグメントイエロー73、ピグメントイエロー74、ピグメントイエロー75、ピグメントイエロー83、ピグメントイエロー93、ピグメントイエロー95、ピグメントイエロー97、ピグメントイエロー98、ピグメントイエロー114、ピグメントイエロー120、ピグメントイエロー128、ピグメントイエロー129、ピグメントイエロー138、ピグメントイエロー150、ピグメントイエロー151、ピグメントイエロー154、ピグメントイエロー155、ピグメントイエロー174、ピグメントイエロー180等が挙げられる。
マゼンタ顔料としては、ピグメントレッド5、ピグメントレッド7、ピグメントレッド12、ピグメントレッド48(Ca)、ピグメントレッド48(Mn)、ピグメントレッド57(Ca)、ピグメントレッド57:1、ピグメントレッド112、ピグメントレッド122、ピグメントレッド123、ピグメントレッド168、ピグメントレッド176、ピグメントレッド184、ピグメントレッド185、ピグメントレッド202、ピグメントバイオレット19等が挙げられる。
シアン顔料としては、ピグメントブルー1、ピグメントブルー2、ピグメントブルー3、ピグメントブルー15、ピグメントブルー15:3、ピグメントブルー15:4、ピグメントブルー16、ピグメントブルー22、ピグメントブルー60、ピグメントブルー63、ピグメントブルー66、バットブルー4、バットブルー60等が挙げられる。
なお、イエロー顔料としてピグメントイエロー138、マゼンタ顔料としてピグメントレッド122、シアン顔料としてピグメントブルー15を用いることにより、色調、耐光性が優れ、バランスのとれたインクを得ることができる。
第(I)の群の本発明のインクジェット用インクの顔料に対する分散剤の重量基準は、顔料1に対し0.3以上2以下が好ましく、より好ましくは0.5〜2である。0.5〜2の範囲にすることにより平均粒径の小さく、また、粒度分布における標準偏差の小さいインク液を提供でき、また2以下であれば分散剤の界面活性効果が得られ、高彩度の画像が形成される。
顔料に対する分散剤は0.3未満では平均粒径が大きく、また、粒度分布における標準偏差の大きいインク液のため満足な彩度が得られない。2より大きいとインクの粘度が高すぎてインクジェット方式での印字が困難になる傾向がある。
本発明のインクジェット用インクの分散剤はいかなるものでも良いが、下記一般式(1)にすることにより、平均粒径が小さく、また、粒度分布における標準偏差の小さいインクジェット用インクを得ることができる。
Figure 2004169008
(nは20以上100以下の整数を表わす。)
前記一般式(1)で示される分散剤で、nは好ましくは20以上100以下、より好ましくは30以上50以下である。nが20未満では分散安定性が低下する傾向があり、平均粒径が大きく、また、粒度分布における標準偏差の大きいインク液のため満足な彩度が得られない。また、nが100より大きいとインクの粘度が高くなり、インクジェット方式での印字が困難になる傾向がある。POE(n=40)βナフチルエーテルが更に好ましい。
第(I)の群の本発明のインクジェット用インクにエマルジョン粒子が含まれることが好ましい。エマルジョン粒子を添加することで、印字画像部の顔料粒子の乱反射を防ぎ、かつ濃度均一な印字画像を提供できるからである。
第(I)の群の本発明のエマルジョンの粒子とは、連続相が水であり、分散相が次のような成分であるエマルジョン粒子を言う。
分散相の成分としては、アクリル系、酢酸ビニル系、スチレン−ブタジエン系、塩化ビニル系、アクリル−スチレン系、ブタジエン系、スチレン系、架橋アクリル、架橋スチレン系、ベンゾグアナミン、フェノール、シリコン、エポキシ、ウレタン系、パラフィン系、フッ素系等が挙げられる。このうち、ウレタン系が形成画像の彩度向上、インクジェット用インクに含有させた際のインク分散安定性の点で特に好ましく用いられる。
第(I)の群の本発明のエマルジョン粒子の平均粒径は50nm以下であることが好ましく、より好ましくは40nm以下である。エマルジョン粒子の平均粒径が50nmを超えると、インクジェット用インク含有させた際の透明性、彩度の低下を招き、印字画像部のエマルジョン粒子が乱反射を起こし、画像彩度が低下かつ濃度不均一となる。
第(I)の群の本発明のエマルジョン粒子の含有量が1重量%以上、20重量%以下であることが好ましく、より好ましくは5重量%以上、10重量%以下である。エマルジョン粒子の含有量が1重量%未満であると、エマルジョン粒子の乱反射防止効果が不充分であり、20重量%より多いと、インクの粘度が高すぎてインクジェット方式での印字が困難になる傾向がある。
第(I)の群の本発明の顔料の含有量が1重量%以上、20重量%以下であることが好ましく、より好ましくは5重量%以上、10重量%以下である。顔料の含有量が1重量%未満であると、印字した際の着色力が不充分であり、20重量%より多いと、インクの粘度が高すぎてインクジェット方式での印字が困難になる傾向がある。
第(I)の群の本発明の水溶性有機溶剤の含有量が10重量%以上、50重量%以下であることが好ましく、より好ましくは20重量%以上、40重量%以下である。水溶性有機溶剤の含有量が10重量%未満であると、水溶性有機溶剤の乱反射防止効果が不充分であり、50重量%より多いと、インクの粘度が高すぎてインクジェット方式での印字が困難になる傾向がある。第(I)の群の本発明で言う水溶性有機溶剤とは沸点が180℃以上のものである。
該水溶性有機溶剤がインクジェット記録用インク中に含有されていると、インク組成物の保水と湿潤性を確保することができ、その結果、インクジェット記録用インクを長期間保存しても顔料の凝集や粘度の上昇がなく、優れた保存安定性を実現できる。また、インクジェットプリンターのノズル先端等で開放状態に放置されても、乾燥物の流動性を長時間維持するインクジェット記録用インクが実現できる。更に印字中もしくは印字中断後の再起動時にノズルの目詰まりが発生することもなく、高い吐出安定性が得られる。
第(I)の群の本発明において用いられる水溶性有機溶剤としては以下のものが例示されるが、これらに限定されるものではない。
例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,5−ぺンタンジオール、1,6−へキサンジオール、グリセリン、1,2,6−へキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、エチル−1,2,4−ブタントリオール、1,2,3−ブタントリオール、ぺトリオール等の多価アルコール類、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル類、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノべンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル類;2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、ε−カプロラクタム、γ−ブチロラクトン等の含窒素複素環化合物;ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド類;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン等のアミン類、ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノール等の含硫黄化合物類、プロピレンカーボネート、炭酸エチレン等である。これらの水溶性有機溶媒は、単独又は2種類以上混合して使用することができる。
前記水溶性有機溶剤の中でも、特にジエチレングリコール、トリエチレングリコール及び/またはグリセリンを含むことがインクの乾燥による目詰まりすなわち水分蒸発による噴射特性不良の防止、及び本発明の形成画像の彩度を向上する上で優れた効果が得られる。
第(I)の群の本発明のインクジェット用インクの表面張力は20mN/m以上、50mN/m以下が好ましく、より好ましくは25mN/m以上、45mN/m以下である。
インクジェット用インクの表面張力が20mN/m未満か、あるいは50mN/mより大きいとインクと紙表面との濡れ性、紙への浸透速度が劣るばかりでなく、形成画像の彩度が劣り、鮮明な画像形成が得られなくなる。なお、第(I)の群及び第(II)の群の本発明におけるインクジェット用インクの表面張力は、23℃、55%RHの環境において、KRUSS K−10ST型で測定した値を示す。
第(I)の群の本発明のインクジェット用インクの粘度が10mpa・sより大きいと、吐出エネルギーの弱いインクジェットプリンターの印字が困難になる傾向がある。本発明におけるインクジェット記録用インクの粘度は、23℃、55%RHの環境において、東機産業製 RE−80L型で測定した値を示す。
本発明のインクジェット記録用インクを収容したインクカートリッジを形成することができ、該インクカートリッジを収容したインクジェット装置で該インクに記録信号に応じてオリフィスから吐出させ、被記録材に画像形成を行ない、画像形成物を得ることができる。
なお、本発明のインクジェット記録用インクを用いて印字する手段としては、連続噴射型あるいはオンデマンド型の記録ヘッドを有する前記のインクジェット方式のプリンター(インクジェットプリンター)による印刷方式が挙げられる。なお、オンデマンド型としては、例えば、ピエゾ方式、サーマルインクジェット方式、静電方式等が例示される。
これらインクカートリッジの形成、インクジェット装置の形成、画像形成方法は、例えば特開2000−198958号公報に記載されたもの等、当技術分野に関する公知技術を適宜採用することができる。
また、本発明において、記録媒体は紙などのインク組成物に対して吸収性を有するもの、インク組成物に対して実質的に非吸収性のもののいずれであっても好適に用いられる。本発明によるインクジェット記録方法が適用可能な記録媒体の具体例としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリサルフォン、ABS樹脂、ポリ塩化ビニル等を基材とするプラスチックシート、黄銅、鉄、アルミニウム、SUS、銅等の金属表面または非金属の基材に蒸着等の手法により金属コーティング処理をした記録媒体、紙を基材として撥水処理などがなされた記録媒体、無機質の材料を高温で焼成した、いわゆるセラミックス材料からなる記録媒体などが挙げられる。このうち、紙が経済性の点と画像の自然さの点で最も好ましい。
[第(II)の群の本発明]
また本発明によれば、上記(II)の群の(9)「少なくとも顔料、水、水溶性有機溶剤、界面活性剤、ポリウレタン系樹脂からなることを特徴とするインクジェット記録用インク」によれば、インクジェット用インクの物性状態及び特定の材料としてポリウレタン系樹脂、特定の界面活性剤、特定の有機溶剤を配合することにより、耐擦過性に優れ、インク保存性・画像の彩度(色調の鮮明性)にもより優れた顔料系のインクジェット記録用インクが提供される。
即ち、第(II)の群の本発明において、実施可能なエマルジョン樹脂は、ポリウレタン樹脂であって、インク調製原料として使用する際、または本発明のインク組成物調整後において、O/W型のエマルジョンとして存在するものである。
ポリウレタン系樹脂のエマルジョンには、比較的親水性の通常のポリウレタン系樹脂を外部に乳化剤を使用してエマルジョン化したものと、樹脂自体に乳化剤の働きをする官能基を共重合等の手段で導入した自己乳化型のエマルジョンがある。いずれも実施可能であるが、インク組成物の成分の組み合わせによって、顔料及びエマルジョン粒子の分散安定性に若干の差違があるので注意を要する。
顔料や分散剤との各種組み合わせにおいて、常に分散安定性に優れているのはアニオン型自己乳化型ポリウレタンのエマルジョン樹脂である。
その際、顔料の固着性・分散安定性の面でポリウレタン系樹脂はポリエステル系よりポリカーボネート系である場合の方が好ましい。これは第(I)の群の本発明においても然りである。
上記ポリウレタン樹脂のガラス転移点が0〜−50℃の範囲が好ましい。より好ましくは−10〜−40℃の範囲である。理由は定かではないが、ガラス転移点が0℃を超えるとポリウレタン樹脂の成膜性はガラス状で硬いが、顔料粒子とポリウレタン樹脂が印字対象物に同時に着弾し、できた印字部分の耐擦過性は意外にもろく、一方、ガラス転移点が0℃以下ではポリウレタン樹脂の成膜性はゴム状で柔らかいが、耐擦過性に優れたものができる。以上の点から、同じ添加量では、ガラス転移点が0〜−50℃の範囲の方が耐擦過性の効果が大きい。なお、第(I)の群及び第(II)の群の本発明でいう樹脂のガラス転移点は、DSC(示差走査熱量計)、TMA(熱機械分析)のいずれかの測定法によるものである。
上記ポリウレタン樹脂の平均粒子径(D50)が150nm以下であることが好ましい。より好ましくは100nm以下である。150nmを超える場合は、印刷を継続している途中でインクジェットプリンターは作動しているのにインクが吐出しなくなるトラブルが発生する場合がある。インクジェットプリンターのノズル孔を含むインク流路を掃除して印刷再開可能となるが、これでは実用性を阻害することになる。
上記ポリウレタン樹脂は室温以下の最低造膜温度を有するものであることが好ましく、より好ましくは25℃以下である。
樹脂エマルジョン粒子の膜形成が室温以下、特に25℃以下で行なえば、画像形成された記録媒体を特に加熱又は乾燥等の処理を行なうことなく、前記記載の紙繊維の結着が自動的に進行するので好ましい。
ここで、「最低造膜温度」とは、樹脂エマルジョン粒子を水に分散させて得られた水性エマルジョン粒子をアルミニウム等の金属板の上に薄く流延し、温度を上げていったときに透明な連続フィルムの形成される最低の温度をいう。最低造膜温度以下の温度領域では白色粉末状となる。
「造膜性」とは、ポリマー微粒子を水に分散させてポリマーエマルジョンの形態としたとき、このポリマーエマルジョンの連続層である水成分を蒸発させていくと、ポリマーの皮膜が形成されることを意味する。このポリマー皮膜は、インク組成物中の顔料を記録媒体表面に強固に固着する役割を担う。これによって、耐擦性および耐水性に優れた画像が実現できると考えられる。
上記ポリウレタン樹脂の含有量は0.1重量%以上、20重量%以下であることが好ましく、より好ましくは1.0重量%以上、10.0重量%以下である。エマルジョン粒子の含有量が0.1重量%未満であると、印刷対象物へ着弾した後、ポリウレタン樹脂が顔料を覆う量が不充分で、耐擦過効果が小さく、20重量%より多いと、インクの粘度が高すぎてインクジェット方式での印字が困難になる傾向がある。インクの粘度が2〜20mpa・sの範囲になるようポリウレタン樹脂を添加していくことが好ましく、より好ましいのは、5〜10mpa・sの範囲である。なお、第(I)の群及び第(II)の群の本発明におけるインクジェット記録用インクの粘度は、23℃、55%RHの環境において、東機産業 RE−80L型で測定した値を示す。
第(II)の群の本発明で言う水溶性有機溶剤とは、第(I)の群の本発明で言う水溶性有機溶剤と同様、沸点が180℃以上のものである。
該水溶性有機溶剤がインクジェット記録用インク中に含有されていると、インク組成物の保水と湿潤性を確保することができ、その結果、インクジェット記録用インクを長期間保存しても顔料の凝集や粘度の上昇がなく、優れた保存安定性を実現できる。また、インクジェットプリンターのノズル先端等で開放状態に放置されても、乾燥物の流動性を長時間維持するインクジェット記録用インクが実現できる。更に印字中もしくは印字中断後の再起動時にノズルの目詰まりが発生することもなく、高い吐出安定性が得られる。
第(II)の群の本発明において用いられる水溶性有機溶剤としては、第(I)の群の本発明において用いられる水溶性有機溶剤と同様なものが例示され、これらの水溶性有機溶媒は、単独又は2種類以上混合して使用することができる。
前記水溶性有機溶剤の中でも、特にジエチレングリコール、トリエチレングリコール及び/またはグリセリンを含むことがインクの乾燥による目詰まりすなわち水分蒸発による噴射特性不良の防止、及び本発明の形成画像の彩度を向上する上で優れた効果が得られる。
また好ましくは、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール(EHD)を含むことで、インクの浸透性を上げると同時に顔料を表面にとどめることで滲みをなくし、画像濃度が高くかつ裏抜けが少ない印字画像を得ることが可能となった。EHDの含有量としては0.1重量%以上、4.0重量%以下であることが好ましく、より好ましくは0.5重量%以上、3.0重量%以下である。0.1重量%未満では効果が少なく、4.0重量%を超えると、これ自体の溶解性が低いために、信頼性が悪くなる。
第(II)の群の本発明で使用されるノニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレングリコールエステル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンデシルエーテルあるいはアセチレン系界面活性剤、シリコン系界面活性剤やフッ素系界面活性剤等のノニオン系界面活性剤等が挙げられる。
第(II)の群の本発明では、下記界面活性剤を、インク特性に影響を及ぼさない範囲内で、併用してもよい。
具体的には、ノニオン系界面活性剤としては、BTシリーズ(日光ケミカルズ)ノニポールシリーズ(三洋化成)、D−,P−シリーズ(竹本油脂)サーフィノールシリーズ(エアープロダクツ)オルフィンシリーズ(日信化学)EMALEX DAPEシリーズ(日本エマルジョン)、シリコーン系界面活性剤(東レダウコーニング等)、フッ素系界面活性剤(ネオス,住友3M,Dupont,ダイキン)等として、入手できる。
これらの界面活性剤はインクの表面張力を下げ、インクの紙への浸透性を上げることによって、印字画像の乾燥性を速めるために添加されるものであり、その添加量は、インクの表面張力が、通常、50mN/m以下、好ましくは40mN/m以下になるように調整され、含有量として、0.1重量%以上、10.0重量%以下が好ましく、より好ましくは1.0重量%以上、5.0重量%以下である。前記界面活性剤の添加量は、0.1重量%よりも少ないと、動的表面張力が高いため乾燥性が悪く、逆に10.0重量%よりも多いと保存時に界面活性剤の析出などが生じる。
HLB値は様々な方法により、測定、算出でき、その方式により若干の差異を生じる。したがって、本発明では図1に記載されるものと定義した。
ここで、図1で説明される式の無機性、有機性とはいわゆる1941年に藤田によって提出された有機化合物の各部分の構成原子、分子、基、あるいは結合部等に無機性、有機性の数値を割り当ててそれぞれ加算したものである。HLB値が大きくなるに従って浸透は少なくなり、8.5〜20では浸透量が略界面活性剤無添加時と同じくらい小さくなることがわかった。より好ましくは10〜16である。これは、HLB値の小さい(疎水性の大きい)界面活性剤を添加すると通常予め疎水化処理を施されている紙表面との馴染みが良くなり、インクが紙中に浸透することが大きくなるものと考察される。
HLBは次式で求められる。
HLB値=(無機性/有機性)×10
第(II)の群の本発明のノニオン系界面活性剤の親水基がポリオキシエチレン基であることが好ましい。その理由は、明確に分かっているわけではないが、顔料表面の電荷を好適に維持し得る点、インクの発泡性低減し得る点でポリオキシエチレン基であることが好ましい。
顔料粒子の平均粒子径(D50)は100nm以下であることが好ましい。顔料粒子径を特定の粒径以下にすることで印字画像部の顔料粒子の乱反射を防ぎ、かつ濃度均一な印字画像を提供できるからである。一方、顔料粒子の平均粒子径が100nmを超えると印字画像部の顔料粒子が乱反射を起こし、画像彩度の低下かつ濃度不均一となる。また、上記顔料粒子の平均粒子径(D50)が50nm以下が更に好ましい。その理由は、より印字画像部の顔料粒子の乱反射を防ぐ効果があることに基づく。なお、本発明における顔料の粒子の平均粒子径は、23℃、55%RHの環境において、日機装製マイクロトラックUPAで測定した値を示す。
第(II)の群の本発明のインクジェット記録用インクのpHは7以上、10以下が好ましい。インクジェット記録用インクのpHが7未満か、あるいは10より大きいと凝集しやすくなるばかりでなく、形成画像の彩度が劣り、鮮明な画像形成が得られなくなる。また、添加するポリウレタン樹脂のpH安定領域が7〜10付近であるため、そこに調整する必要がある。尚、本発明におけるインクジェット記録用インクのpHは、23℃、55%RHの環境において、東亜電波工業HM−50V型で測定した値を示す。
第(II)の群の本発明で使用される顔料の1形態は、分散剤で分散されていることを特徴とするものである。分散剤を添加することで、顔料が分散されて、顔料粒子の平均粒子径(D50)が小さく、かつ粒子径標準偏差も小さくすることが出来、画像鮮明かつ濃度均一な印字画像を提供できる。
第(II)の群の本発明のインクジェット記録用インクの顔料に対する分散剤の重量基準は顔料1に対し0.3以上2以下が好ましく、より好ましくは0.5〜2.0である。0.3〜2.0の範囲にすることにより平均粒径が小さく、また、粒度分布における標準偏差の小さいインク液を提供できる。顔料に対する分散剤が0.3未満では、平均粒径が大きく、また、粒度分布に於ける標準偏差の大きいインク液のため満足な彩度が得られない。2.0より大きいとインクの粘度が高すぎてインクジェット方式での印字が困難になる傾向がある。
第(II)の群の本発明のインクジェット記録用インクの分散剤は公知のものでも良いが、一般式(1)にすることにより平均粒径が小さく、また、粒度分布における標準偏差の小さいインクジェット記録用インクを得ることができる。
Figure 2004169008
(nは20以上100以下の整数を表わす。)
一般式(1)で示される分散剤で、nは好ましくは20以上100以下、より好ましくは30以上50以下である。nが20未満では分散安定性が低下する傾向があり、平均粒径が大きく、又粒度分布における標準偏差の大きいインク液のため満足な彩度が得られない。また、nが100より大きいとインクの粘度が高くなり、インクジェット方式での印字が困難になる傾向がある。POE(n=40)βナフチルエーテルが更に好ましい。
本発明で使用される顔料の他の形態は、自己分散型顔料であることを特徴とするものである。前記顔料を自己分散型顔料とするには、顔料表面に化学処理を行なって静電反発力により各顔料粒子が水中で安定に分散し得るような官能基を必要量化学結合させれば良い。
これら自己分散型顔料の作成方法の例等については、米国特許第5571311号、米国特許第5630868号、米国特許第5707432号、J.E.Johnson,Imaging Science and Technology’s 50th Annual Coference(1997)、Yuan Yu, Imaging Science and Technology’s 53th Annual Conference(2000)、ポリファイル,12 48(1996)等に記載されている。自己分散型顔料を用いることで、画像鮮明かつ濃度均一な印字画像を提供できる。
本発明で使用される顔料の他の形態は、カプセル型顔料であることを特徴とするものである。前記顔料をカプセル型顔料とするには、顔料をアニオン性基含有有機高分子化合物で被膜することでマイクロカプセル化顔料分散体が作成でき、特開平9−151342号公報に開示されている。
着色剤を内包する樹脂としては、例えば、水不溶性の着色剤を樹脂のマイクロカプセルに閉じ込めた樹脂、及び油性溶剤に溶解もしくは分散した水不溶性の着色剤を水性媒体中に分散した樹脂エマルジョンが挙げられるが、特に閉じ込めてなるマイクロカプセル化樹脂が好ましい。カプセル型顔料を用いることで、画像鮮明かつ濃度均一な印字画像を提供できる。
第(II)の群の本発明に用いる顔料としては、第(I)の群の本発明に用いる顔料と同様、ブラック顔料としてはファーネス法あるいはチャネル法で製造されたカーボンブラック等が挙げられる。
マゼンタ顔料としては、ピグメントレッド5、ピグメントレッド7、ピグメントレッド12、ピグメントレッド48(Ca)、ピグメントレッド48(Mn)、ピグメントレッド57(Ca)、ピグメントレッド57:1、ピグメントレッド112、ピグメントレッド122、ピグメントレッド123、ピグメントレッド168、ピグメントレッド176、ピグメントレッド184、ピグメントレッド185、ピグメントレッド202、ピグメントバイオレット19等が挙げられる。
シアン顔料としては、ピグメントブルー1、ピグメントブルー2、ピグメントブルー3、ピグメントブルー15、ピグメントブルー15:3、ピグメントブルー15:4、ピグメントブルー16、ピグメントブルー22、ピグメントブルー60、ピグメントブルー63、ピグメントブルー66、バットブルー4、バットブルー60等が挙げられる。
イエロー顔料としては、ピグメントイエロー1、ピグメントイエロー2、ピグメントイエロー3、ピグメントイエロー12、ピグメントイエロー13、ピグメントイエロー14、ピグメントイエロー16、ピグメントイエロー17、ピグメントイエロー73、ピグメントイエロー74、ピグメントイエロー75、ピグメントイエロー83、ピグメントイエロー93、ピグメントイエロー95、ピグメントイエロー97、ピグメントイエロー98、ピグメントイエロー114、ピグメントイエロー120、ピグメントイエロー128、ピグメントイエロー129、ピグメントイエロー138、ピグメントイエロー150、ピグメントイエロー151、ピグメントイエロー154、ピグメントイエロー155、ピグメントイエロー174、ピグメントイエロー180等が挙げられる。
第第(II)の群の本発明に用いる顔料と本発明のインクジェット記録用インクの場合も、これを収容したインクカートリッジを形成することができ、該インクカートリッジを収容したインクジェット装置で該インクに記録信号に応じてオリフィスから吐出させ、被記録材に画像形成を行ない、画像形成物を得ることができる。
なお、本発明のインクジェット記録用インクを用いて印字する手段としては、連続噴射型あるいはオンデマンド型の記録ヘッドを有する前記のインクジェット方式のプリンター(インクジェットプリンター)による印刷方式が挙げられる。なお、オンデマンド型としては、例えば、ピエゾ方式、サーマルインクジェット方式、静電方式等が例示される。
これらインクカートリッジの形成、インクジェット装置の形成、画像形成方法は、例えば特開2000−198958号公報に記載されたもの等、当技術分野に関する公知技術を適宜採用することができる。
また、本発明において、記録媒体は紙などのインク組成物に対して吸収性を有するもの、インク組成物に対して実質的に非吸収性のもののいずれであっても好適に用いられる。本発明によるインクジェット記録方法が適用可能な記録媒体の具体例としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリサルフォン、ABS樹脂、ポリ塩化ビニル等を基材とするプラスチックシート、黄銅、鉄、アルミニウム、SUS、銅等の金属表面または非金属の基材に蒸着等の手法により金属コーティング処理をした記録媒体、紙を基材として撥水処理などがなされた記録媒体、無機質の材料を高温で焼成した、いわゆるセラミックス材料からなる記録媒体などが挙げられる。このうち、紙が経済性の点と画像の自然さの点で最も好ましい。
以下、実施例に基づき本発明をより詳細に説明するが、本発明は本実施例に限定されないものである。なお、実施例中の部数は重量部を表わすものである。
[第(I)の群の発明]
下記表1の実施例1〜5、比較例1〜14、参考例1〜2の処方によりインクジェット用インクを調整し、1時間攪拌後、孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過し、本発明のインクジェット記録用インク(a)〜(u)を得た。
なお、表中グリセリンはGly、ジエチレングリコールはDEG、ポリオキシエチレン(3)アルキル(C13)エーテル酢酸ナトリウムはECTD、プロキセルLV(S)20%溶液(防腐剤)はLVと略す。
Figure 2004169008
分散剤比率=分散剤重量÷顔料重量とする。
また、上記表1において、顔料種α〜δ、分散剤(1)〜(4)およびエマルジョンA〜Dの処方は、以下のとおりである。
顔料種α:ピグメントレッド122(大日本インキ社製、FASTOGEN SUPER MAGENTA RG)
顔料種β:ピグメントブルー15:3(東洋インキ製造社製、LIONOL BLUE FG-7351)
顔料種γ:ピグメントイエロー138(東洋インキ製造社製、LIONOLGEN YELLOW 1010)
顔料種δ:ピグメントレッド122(クラリアント社製、HOTTAPERM RED EB02)
Figure 2004169008
Figure 2004169008
上記インク(a)〜(u)をEPSON社製インクジェットプリンタEM−930Cの黒カートリッジに充填後、真空脱気し、EPSON社製インクジェットプリンタEM−930Cで吐出安定性及び印字画像をX−rite濃度計にて測定した。
その際、記録媒体として、ゼロックス社製;Xerox 4024紙(サイズ度32s、透気度21s)を用いた。
画像の鮮明性(彩度)とは、画像サンプルのベタ画像の測色をXrite濃度計にて行ない、色度図上にプロットしたときの色度図上の原点からの距離を言う。より詳しくは色度図上のa値、b値について、
Figure 2004169008
を言う。
吐出安定性
吐出安定性については、印刷物を印刷した後、プリンタヘッドにキャップした状態でプリンタを40℃の環境下で1ヶ月放置した。放置後のプリンタの吐出状態が初期の吐出状態に回復するか否かを下記のクリーニング動作回数によって評価した(第(II)の群の発明の場合も同様)。
評価基準
○:1回の動作により回復した。
△:2回〜3回の動作により回復した。
×:3回以上の動作によっても回復がみられなかった。
インク保存性
各インクをポリエチレン容器に入れ密封し、70℃で3週間保存した後の粒径、表面張力、粘度を測定し初期物性との変化率により下記の様に評価した。
○:10%以内
△:30%以内
×:50%を超える
Figure 2004169008
つぎに、上記表4の評価結果について検討する。
(1)実施例1〜5(インクa〜e)では、実施例1〜3ではエマルジョン無添加において、実施例4〜5ではエマルジョン添加において、すべての評価において優れた結果が得られた。また、比較例1〜14および参考例1〜2のインクでは、少なくとも1つの評価において劣るものであった。
(2)比較例1〜14(インクf〜s)について
比較例1(インクf)では彩度が低く、保存安定性も充分でない。この原因は、分散剤無添加のためであると考えられる。
比較例2(インクg)では彩度が低い。この原因は、分散剤添加量不足で、平均粒径が100nm近辺で、分散剤の界面活性効果も少ないと考えられる。
比較例3(インクh)では彩度が低く、保存安定性も充分でない。この原因は、分散剤添加量大であるため、インクの粘度が高すぎて機械的摩砕・分散による顔料の微粒化状態に何らかの影響を与え、またインクジェット方式での印字が困難になり、安定した印字画像を得られなくなると考えられる。
比較例4(インクi)では彩度が低い。この原因は、一般式(1)のn=10という物質の分散剤を用いているため、顔料粒子が細かくならないと考えられる。
比較例5(インクj)では彩度が低く、保存安定性も充分でない。この原因は、一般式(1)のn=130という物質の分散剤を用いているため、顔料粒子が細かくならないと考えられる。
比較例6(インクk)では彩度が低い。この原因は、一般式(1)のn=40という物質の分散剤を用いていないため、顔料粒子が細かくならないと考えられる。
比較例7(インクl)では彩度が低い。この原因は、添加するエマルジョン粒子がウレタンを用いてないため、印字画像部の顔料粒子の乱反射防止の効果が小さく、かつ濃度均一な印字画像を提供できないと考えられる。
比較例8(インクm)では彩度が低く、保存安定性も充分でない。この原因は、添加するエマルジョン粒子のD50が50nm以上であるため、インクジェット用インク含有させた際の透明性、彩度の低下を招き、印字画像部のエマルジョン粒子が乱反射を起こし、画像彩度が低下かつ濃度不均一となることにも起因するものと考えられる。
比較例9(インクn)では彩度が低い。この原因は、エマルジョン粒子の添加量が1重量%以下であるため、エマルジョン粒子の乱反射防止効果が不充分であると考えられる。
比較例10(インクo)では彩度が低く、保存安定性も充分でない。この原因は、エマルジョン粒子の添加量が20重量%以上であるため、インクの粘度が高すぎてインクジェット方式での印字が困難になり、安定した印字画像を得られなくなることにも起因するものと考えられる。
比較例11(インクp)では彩度が低く、保存安定性も充分でない。この原因は、顔料の添加量が1重量%以下であるため、印字した際の着色力が不充分であることにも起因するものと考えられる。
比較例12(インクq)では彩度が低く、保存安定性も充分でない。この原因は、顔料の添加量が20重量%以上であるため、インクの粘度が高すぎてインクジェット方式での印字が困難になり、安定した印字画像を得られなくなることにも起因するものと考えられる。
比較例13(インクr)では彩度が低く、保存安定性も充分でない。この原因は、水溶性有機溶媒の添加量が10重量%以下であるため、水溶性有機溶媒の乱反射効果が不充分かつノズル乾燥後の目詰まりにより安定した印字画像を得られなくなることにも起因するものと考えられる。
比較例14(インクs)では彩度が低い。この原因は、水溶性有機溶媒の添加量が20重量%以上であるため、インクの粘度が高すぎてインクジェット方式での印字が困難になり、安定した印字画像を得られなくなると考えられる。
(3)参考例1〜2(インクt〜u)について
参考例1(インクt)では彩度が低い。この原因は、添加するエマルジョン粒子がウレタンを用いてないため、印字画像部の顔料粒子の乱反射防止の効果が小さく、かつ濃度均一な印字画像を提供できないと考えられる。
参考例2(インクu)では彩度が低い。この原因は、添加するエマルジョン粒子のD50が50nm以上であるため、インクジェット用インク含有させた際の透明性、彩度の低下を招き、印字画像部のエマルジョン粒子が乱反射を起こし、画像彩度が低下かつ濃度不均一となると考えられる。
[第(II)の群の発明]
下記表5の実施例6〜10、参考例3〜19、比較例15の処方によりインクジェット記録用インクを調整し、1時間攪拌後、孔径1.2μmのメンブランフィルターでろ過し、本発明のインクジェット記録用インク(a)〜(w)を得た。
なお、表中グリセリンはGly、ジエチレングリコールはDEG、プロキセルLV(S)20%溶液(防腐剤)はLV、2−エチル−1,3−へキサンジオールはEHDと略す。
インクの調合法は、
(1)Gly,DEG
(2)EHD
(3)界面活性剤
(4)LV
(5)蒸留水
の順序で入れ、30分程攪拌した後に顔料分散体を添加し、30分攪拌し、pH調整(7〜10付近)した後にポリウレタン樹脂を添加し、30分攪拌してインクジェット用インクを作成する。
Figure 2004169008
分散剤比率=分散剤重量÷顔料重量とする。
また、上記表5において、顔料種(α)〜(ζ)、界面活性(A)〜(E)剤物性、エマルジョン(イ)〜(ト)及び分散剤(1)〜(4)の処方は、以下、表6〜9のとおりである。
Figure 2004169008
Figure 2004169008
Figure 2004169008
Figure 2004169008
上記インク(a)〜(w)をEPSON社製インクジェットプリンタEM−930C改造機の黒カートリッジに充填後、真空脱気し、EPSON社製インクジェットプリンタEM−930C改造機で吐出安定性及び印字画像をX−rite濃度計にて測定した。
その際、記録媒体として、ゼロックス社製;Xerox 4024紙(サイズ度32s、透気度21s)を用いた。
画像の鮮明性(彩度)とは、画像サンプルのベタ画像の測色をXrite濃度計にて行ない、色度図上にプロットしたときの色度図上の原点からの距離を言う。より詳しくは色度図上のa値、b値について、
Figure 2004169008
を言う。
画像の鮮明性(彩度)評価
顔料種αタイプは彩度60以上を○、60〜55を△、以下を×とする。
顔料種βタイプは彩度50以上を○、50〜45を△、以下を×とする。
顔料種γタイプは彩度58以上を○、58〜53を△、以下を×とする。
顔料種δタイプは彩度75以上を○、75〜70を△、以下を×とする。
顔料種εタイプは彩度48以上を○、48〜43を△、以下を×とする。
顔料種ζタイプは彩度55以上を○、55〜50を△、以下を×とする。
吐出安定性
吐出安定性については、印刷物を印刷した後、プリンタヘッドにキャップした状態でプリンタを40℃の環境下で1ヶ月放置した。放置後のプリンタの吐出状態が初期の吐出状態に回復するか否かを下記のクリーニング動作回数によって評価した。
○:1回の動作により回復した。
△:2回〜3回の動作により回復した。
×:3回以上の動作によっても回復がみられなかった。
インク保存性
各インクをポリエチレン容器に入れ密封し、70℃で3週間保存した後の粒径、表面張力、粘度を測定し初期物性との変化率により下記の様に評価した。
○:10%以内
△:30%以内
×:50%を超える
消しゴム摩擦試験
市販の砂消しゴムに750gの加重をかけて10回摩擦を行ない、摩擦前後の画像の剥離状態を観察した。判定は次の様に行なった。
○:剥離なし。
△:部分的に剥離が認められ、視認性も低下。
×:ほとんどの部分が剥離。
Figure 2004169008
Figure 2004169008
つぎに、上記表10の評価結果について検討する。
(1)実施例6〜10(インクa〜e)では、全ての評価で勝るものであった。
(2)参考例3〜19(インクf〜v)では、少なくとも1つの評価では劣るものであった。また、比較例15(インクw)では、すべての評価において劣るものであった。
(3)比較例15より、請求項9の範囲外では、耐擦過性、インク保存性の悪化が確認された。この原因は、ポリウレタン樹脂が存在していないことによる。
(4)参考例3より、請求項10の範囲外では、インク保存性の悪化が確認された。この原因は、ポリウレタン樹脂がアニオン性自己乳化型でないことによる。
(5)参考例4より、請求項11の範囲外では、インク保存性の悪化が確認された。この原因は、ポリウレタン樹脂がポリカーボネート型でないことによる。
(6)参考例5より、請求項12の範囲外では、耐擦過性の悪化が確認された。この原因は、ポリウレタン樹脂のガラス転移点が0〜−50℃の範囲にないことによる。
(7)参考例6より、請求項13の範囲外では、インク保存性、吐出安定性の悪化が確認された。この原因は、ポリウレタン樹脂の平均粒径が150nm以上であることによる。
(8)参考例7より、請求項14の範囲外では、耐擦過性の悪化が確認された。この原因は、ポリウレタン樹脂の最低造膜温度が25℃以上であることによる。
(9)参考例8より、請求項15の範囲外では、吐出安定性の悪化が確認された。この原因は、ポリウレタン樹脂の含有量が20重量%以上であることによる。
(10)参考例9より、請求項16の範囲外では、インク保存性の悪化が確認された。この原因は、界面活性剤がノニオン性でないことによる。
(11)参考例10より、請求項17の範囲外では、インク保存性の悪化が確認された。この原因は、界面活性剤のHLB値が8.5〜20の範囲にないことによる。
(12)参考例11より、請求項18の範囲外では、インク保存性の悪化が確認された。この原因は、界面活性剤の親水基がポリオキシエチレン基でないことによる。
(13)参考例12より、請求項19の範囲外では、画像鮮明性、インク保存性、吐出安定性、耐擦過性の悪化が確認された。この原因は、界面活性剤の含有量が10重量%以上であることによる。
(14)参考例13より、請求項20の範囲外では、画像鮮明性の悪化が確認された。この原因は、水溶性有機溶剤として、2−エチル−1,3−へキサンジオールが含まれていないことによる。
(15)参考例14より、請求項1の範囲外では、吐出安定性の悪化が確認された。この原因は、顔料の平均粒径が100nm以上であることによる。
(16)参考例15より、請求項23の範囲外では、画像鮮明性、インク保存性、吐出安定性、耐擦過性の悪化が確認された。この原因は、顔料が分散剤で分散されていないことによる。
(17)参考例16より、請求項25の範囲外では、吐出安定性の悪化が確認された。この原因は、分散剤の重量基準が顔料1に対し2以上のあることによる。
(18)参考例17、18より、請求項26の範囲外では、インク保存性の悪化が確認された。この原因は、分散剤として下記一般式(1)で示される化合物ものでないことによる。
Figure 2004169008
(nは20以上100以下の整数を表わす。)
(19)参考例19より、請求項27の範囲外では、インク保存性の悪化が確認された。この原因は、分散剤がPOE(n=40)βナフチルエーテルでないことによる。
HLBの説明図である。

Claims (38)

  1. 少なくとも水、水溶性有機溶剤、顔料及び分散剤を含み、顔料粒子の平均粒子径(D50)が100nm以下で、該顔料粒子の粒度分布における粒子径標準偏差が平均粒子径の1/2以下であることを特徴とするインクジェット用インク。
  2. エマルジョン粒子をさらに含んでなることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット用インク。
  3. 前記エマルジョン粒子の平均粒径が50nm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット用インク。
  4. 前記エマルジョン粒子の含有量が1重量%以上、20重量%以下であることを特徴とする請求項2又は3に記載のインクジェット用インク。
  5. 前記顔料の含有量が1重量%以上、20重量%以下であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェット用インク。
  6. 前記水溶性有機溶剤の含有量が10重量%以上、50重量%以下であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のインクジェット用インク。
  7. 当該インクの表面張力が20mN/m以上、50mN/m以下であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のインクジェット用インク。
  8. 当該インクの粘度が10mpa・s以下であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のインクジェット用インク。
  9. 少なくとも顔料、水、水溶性有機溶剤、界面活性剤、ポリウレタン系樹脂からなることを特徴とするインクジェット記録用インク。
  10. 前記ポリウレタン系樹脂がアニオン性自己乳化型であることを特徴とする請求項9に記載のインクジェット記録用インク。
  11. 前記ポリウレタン系樹脂がポリカーボネート型であることを特徴とする請求項9又は10に記載のインクジェット記録用インク。
  12. 前記ポリウレタン系樹脂のガラス転移点が0〜−50℃であることを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
  13. 前記ポリウレタン系樹脂の平均粒径が150nm以下であることを特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
  14. 前記ポリウレタン系樹脂の最低造膜温度が25℃以下であることを特徴とする請求項9乃至13のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
  15. 前記ポリウレタン系樹脂の含有量が、0.1重量%以上、20重量%以下であることを特徴とする請求項9乃至14のいずれかに記載のインクジェット用インク。
  16. 前記界面活性剤がノニオン性であることを特徴とする請求項9乃至15のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
  17. 前記ノニオン系界面活性剤のHLB値が8.5〜20の範囲であることを特徴とする請求項16に記載のインクジェット記録用インク。
  18. 前記ノニオン系界面活性剤の親水基がポリオキシエチレン基であることを特徴とする請求項16又は17に記載のインクジェット記録用インク。
  19. 前記界面活性剤の含有量が0.1重量%以上、10重量%以下であることを特徴とする請求項9乃至18のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
  20. 水溶性有機溶剤として少なくとも2−エチル−1,3−へキサンジオール(以後、EHDと略す)を含むことを特徴とする請求項9乃至19のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
  21. 前記EHDの含有量が0.1重量%以上、4.0重量%以下であることを特徴とする請求項20に記載のインクジェット記録用インク。
  22. インクジェット記録用インクの組成物のpHが7〜10であることを特徴とする請求項9乃至21のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
  23. さらに分散剤が用いられることを特徴とする請求項9乃至22のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
  24. 顔料が分散剤で分散されていることを特徴とする請求項1乃至8、又は23乃至24のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
  25. 前記分散剤の重量基準が顔料1に対し0.3以上2以下であることを特徴とする請求項1乃至8、又は23乃至24のいずれかに記載のインクジェット用インク。
  26. 前記分散剤として下記一般式(1)で示される化合物の少なくとも一種を使用することを特徴とする請求項1乃至8、又は23乃至25のいずれかに記載のインクジェット用インク。
    Figure 2004169008
    (nは20以上100以下の整数を表わす。)
  27. 前記分散剤がPOE(n=40)βナフチルエーテルであることを特徴とする請求項1乃至8、又は23乃至26のいずれかに記載のインクジェット用インク。
  28. 顔料が自己分散型顔料であることを特徴とする請求項9乃至22のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
  29. 顔料がカプセル型顔料であることを特徴とする請求項1乃至28のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
  30. 前記顔料のうち、ブラック顔料がカーボンブラックであることを特徴とする請求項1乃至29のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
  31. 前記顔料のうち、マゼンタ顔料がPig.Red5、7、12、48(Ca)、48(Mn)、57(Ca)、57:1、112、122、123、146、168、176、184、185、202、Pig.Violet19のうち少なくとも1種類であることを特徴とする請求項1乃至29のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
  32. 前記顔料のうち、シアン顔料がPig.Blue1、2、3、15、15:3、15:4、16、22、60、63、66のうち少なくとも1種類であることを特徴とする請求項1乃至29のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
  33. 前記顔料のうち、イエロー顔料がPig.Yellow1、2、3、12、13、14、16、17、73、74、75、83、93、95、97、98、114、120、128、129、138、150、151、154、155、174、180のうち少なくとも1種類であることを特徴とする請求項1乃至29のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
  34. 請求項1乃至33のいずれかに記載のインクジェット用インクを収容したことを特徴とするインクカートリッジ。
  35. 請求項1乃至33のいずれかに記載のインクジェット用インクを吐出させて記録を行なう方式のヘッドを備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  36. 請求項35に記載のインクジェット記録装置を用いて印字することを特徴とする画像形成方法。
  37. 請求項36に記載の画像形成方法で印字されたことを特徴とする画像形成物。
  38. 画像支持体が紙であることを特徴とする請求項37に記載の画像形成物。
JP2003361446A 2002-10-29 2003-10-22 インクジェット用インク Expired - Fee Related JP4512341B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003361446A JP4512341B2 (ja) 2002-10-29 2003-10-22 インクジェット用インク

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002314779 2002-10-29
JP2003361446A JP4512341B2 (ja) 2002-10-29 2003-10-22 インクジェット用インク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004169008A true JP2004169008A (ja) 2004-06-17
JP4512341B2 JP4512341B2 (ja) 2010-07-28

Family

ID=32715768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003361446A Expired - Fee Related JP4512341B2 (ja) 2002-10-29 2003-10-22 インクジェット用インク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4512341B2 (ja)

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006045436A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Ricoh Co Ltd インクジェット記録用インク
JP2006057032A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Ricoh Co Ltd インクジェット用顔料分散液及びそれを用いたインクジェット用インク
JP2006225509A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Ricoh Co Ltd インクジェット用インク
JP2006272932A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート
JP2006291169A (ja) * 2005-03-17 2006-10-26 Ricoh Co Ltd 水系顔料分散体、水系顔料インク、それらの製造方法、及び該インクを用いたインクカートリッジ、インクジェット記録装置、画像形成方法、それによる画像形成物
EP1728837A1 (en) * 2005-06-01 2006-12-06 Ricoh Company, Ltd. Pigment dispersion, inkjet ink using the pigment dispersion, method for preparing the pigment dispersion and image forming method using the inkjet ink
JP2006335858A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Ricoh Co Ltd インクジェット記録用インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置、画像形成方法および画像形成物
JP2007009184A (ja) * 2005-06-01 2007-01-18 Ricoh Co Ltd インクジェット用顔料分散液及びその製造法並びにインクジェット用インク
JP2007084807A (ja) * 2005-08-23 2007-04-05 Ricoh Co Ltd 記録用インク、並びに、インクカートリッジ、インク記録物、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP2007084784A (ja) * 2005-03-14 2007-04-05 Konica Minolta Holdings Inc インクジェットインク、インクジェットインクセットおよびインクジェット記録方法
JP2007211081A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Konica Minolta Holdings Inc インクジェットインク及びインクジェット記録方法
JP2008063546A (ja) * 2006-08-09 2008-03-21 Ricoh Co Ltd インクジェット用インク
JP2009067858A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Ricoh Co Ltd インクジェット用インク及び画像形成方法
JP2009227795A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Fujifilm Corp 記録液、インクセット、画像記録方法、画像記録装置および記録物
JP2010006857A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Fujifilm Corp インクジェット記録液
JP2010018774A (ja) * 2008-06-09 2010-01-28 Fujifilm Corp 水性インク組成物、インクセット、及び画像形成方法
WO2010150913A1 (en) 2009-06-23 2010-12-29 Ricoh Company, Ltd. Ink for inkjet recording, inkjet recording method using the same, ink cartridge housing the same, and recorded matter
JP2012057025A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Dainippon Toryo Co Ltd コーティング組成物及びその塗布方法
JP2012077118A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Dainippon Toryo Co Ltd コーティング組成物及びその塗布方法
JP2013510929A (ja) * 2009-11-10 2013-03-28 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 耐スミア性インクジェットインク
US8474963B2 (en) 2008-05-26 2013-07-02 Ricoh Company, Ltd. Inkjet recording ink and image forming method
US8556405B2 (en) 2005-08-23 2013-10-15 Ricoh Company, Ltd. Ink for recording, and ink cartridge, ink recorded matter, inkjet recording apparatus and inkjet recording method using the same
US8955953B2 (en) 2008-01-25 2015-02-17 Ricoh Company, Ltd. Inkjet recording ink, ink cartridge, inkjet printing apparatus and image forming method
JP2016108441A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 株式会社リコー インクジェット用水性インクセット、インクカートリッジ、及びインクジェット記録方法
JP2016520445A (ja) * 2013-03-20 2016-07-14 フジフィルム・イメイジング・カラランツ,インコーポレーテッド 印刷方法
CN115247008A (zh) * 2022-02-17 2022-10-28 珠海纳思达企业管理有限公司 鞋材打印用的水性颜料墨水

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07166115A (ja) * 1993-12-17 1995-06-27 Canon Inc インクジェット用インクの製造方法、及び係る方法で製造されたインク
JPH1180633A (ja) * 1997-09-12 1999-03-26 Dainippon Ink & Chem Inc ジェットインク及びジェットインク用着色微粒子の分散液の製造方法
JP2001030616A (ja) * 1999-04-01 2001-02-06 Seiko Epson Corp 非吸収性記録媒体に対するインクジェット記録方法
JP2001192583A (ja) * 2000-01-11 2001-07-17 Ricoh Co Ltd 顔料分散液と該分散液を用いたインクジェット用インク
JP2001192582A (ja) * 1999-11-02 2001-07-17 Kansai Research Institute 着色微粒子およびインクジェット用インク
JP2001226616A (ja) * 2000-02-18 2001-08-21 Fuji Xerox Co Ltd インクジェット記録液およびインクジェット記録方法
JP2002225414A (ja) * 2001-01-29 2002-08-14 Seiko Epson Corp 記録媒体に二液を用いて印刷する記録方法
JP2002240413A (ja) * 2000-12-20 2002-08-28 Eastman Kodak Co インクジェット印刷方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07166115A (ja) * 1993-12-17 1995-06-27 Canon Inc インクジェット用インクの製造方法、及び係る方法で製造されたインク
JPH1180633A (ja) * 1997-09-12 1999-03-26 Dainippon Ink & Chem Inc ジェットインク及びジェットインク用着色微粒子の分散液の製造方法
JP2001030616A (ja) * 1999-04-01 2001-02-06 Seiko Epson Corp 非吸収性記録媒体に対するインクジェット記録方法
JP2001192582A (ja) * 1999-11-02 2001-07-17 Kansai Research Institute 着色微粒子およびインクジェット用インク
JP2001192583A (ja) * 2000-01-11 2001-07-17 Ricoh Co Ltd 顔料分散液と該分散液を用いたインクジェット用インク
JP2001226616A (ja) * 2000-02-18 2001-08-21 Fuji Xerox Co Ltd インクジェット記録液およびインクジェット記録方法
JP2002240413A (ja) * 2000-12-20 2002-08-28 Eastman Kodak Co インクジェット印刷方法
JP2002225414A (ja) * 2001-01-29 2002-08-14 Seiko Epson Corp 記録媒体に二液を用いて印刷する記録方法

Cited By (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006045436A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Ricoh Co Ltd インクジェット記録用インク
JP2006057032A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Ricoh Co Ltd インクジェット用顔料分散液及びそれを用いたインクジェット用インク
JP2006225509A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Ricoh Co Ltd インクジェット用インク
JP2007084784A (ja) * 2005-03-14 2007-04-05 Konica Minolta Holdings Inc インクジェットインク、インクジェットインクセットおよびインクジェット記録方法
JP2006291169A (ja) * 2005-03-17 2006-10-26 Ricoh Co Ltd 水系顔料分散体、水系顔料インク、それらの製造方法、及び該インクを用いたインクカートリッジ、インクジェット記録装置、画像形成方法、それによる画像形成物
US8246156B2 (en) 2005-03-17 2012-08-21 Ricoh Company, Ltd. Water-based pigment dispersion, production method thereof, water-based pigment ink, production method thereof, ink record, inkjet recording apparatus, and inkjet recording method
US7815301B2 (en) 2005-03-17 2010-10-19 Ricoh Company, Ltd. Water-based pigment dispersion, production method thereof, water-based pigment ink, production method thereof, ink record, inkjet recording apparatus, and inkjet recording method
JP2006272932A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シート
JP2007009184A (ja) * 2005-06-01 2007-01-18 Ricoh Co Ltd インクジェット用顔料分散液及びその製造法並びにインクジェット用インク
EP1728837A1 (en) * 2005-06-01 2006-12-06 Ricoh Company, Ltd. Pigment dispersion, inkjet ink using the pigment dispersion, method for preparing the pigment dispersion and image forming method using the inkjet ink
JP2006335858A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Ricoh Co Ltd インクジェット記録用インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置、画像形成方法および画像形成物
JP2007084807A (ja) * 2005-08-23 2007-04-05 Ricoh Co Ltd 記録用インク、並びに、インクカートリッジ、インク記録物、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
US8556405B2 (en) 2005-08-23 2013-10-15 Ricoh Company, Ltd. Ink for recording, and ink cartridge, ink recorded matter, inkjet recording apparatus and inkjet recording method using the same
JP2007211081A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Konica Minolta Holdings Inc インクジェットインク及びインクジェット記録方法
JP2008063546A (ja) * 2006-08-09 2008-03-21 Ricoh Co Ltd インクジェット用インク
JP2009067858A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Ricoh Co Ltd インクジェット用インク及び画像形成方法
US8955953B2 (en) 2008-01-25 2015-02-17 Ricoh Company, Ltd. Inkjet recording ink, ink cartridge, inkjet printing apparatus and image forming method
JP2009227795A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Fujifilm Corp 記録液、インクセット、画像記録方法、画像記録装置および記録物
US8013035B2 (en) 2008-03-21 2011-09-06 Fujifilm Corporation Recording liquid, ink set, method for recording an image, image-recording apparatus and recorded matter
US8474963B2 (en) 2008-05-26 2013-07-02 Ricoh Company, Ltd. Inkjet recording ink and image forming method
JP2010018774A (ja) * 2008-06-09 2010-01-28 Fujifilm Corp 水性インク組成物、インクセット、及び画像形成方法
JP2010006857A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Fujifilm Corp インクジェット記録液
US8746869B2 (en) 2009-06-23 2014-06-10 Ricoh Company, Ltd. Ink for inkjet recording, inkjet recording method using the same, ink cartridge housing the same, and recorded matter
WO2010150913A1 (en) 2009-06-23 2010-12-29 Ricoh Company, Ltd. Ink for inkjet recording, inkjet recording method using the same, ink cartridge housing the same, and recorded matter
JP2013510929A (ja) * 2009-11-10 2013-03-28 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 耐スミア性インクジェットインク
JP2012057025A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Dainippon Toryo Co Ltd コーティング組成物及びその塗布方法
JP2012077118A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Dainippon Toryo Co Ltd コーティング組成物及びその塗布方法
JP2016520445A (ja) * 2013-03-20 2016-07-14 フジフィルム・イメイジング・カラランツ,インコーポレーテッド 印刷方法
JP2016108441A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 株式会社リコー インクジェット用水性インクセット、インクカートリッジ、及びインクジェット記録方法
CN115247008A (zh) * 2022-02-17 2022-10-28 珠海纳思达企业管理有限公司 鞋材打印用的水性颜料墨水
CN115247008B (zh) * 2022-02-17 2023-09-05 珠海纳思达企业管理有限公司 鞋材打印用的水性颜料墨水

Also Published As

Publication number Publication date
JP4512341B2 (ja) 2010-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4512341B2 (ja) インクジェット用インク
US8955953B2 (en) Inkjet recording ink, ink cartridge, inkjet printing apparatus and image forming method
EP1915432B1 (en) Polymeric black pigment dispersions and inkjet compositions
JP5359018B2 (ja) インクジェット記録用インク組成物
JP5116002B2 (ja) 水系顔料分散体の製造方法、水系顔料インクの製造方法、及び該インクを用いたインクカートリッジ、インクジェット記録装置、画像形成方法、それによる画像形成物
JP5767107B2 (ja) マゼンタインクジェットインクならびにその製造および使用方法
US7766471B2 (en) Ink set for ink-jet recording
JP2004059933A (ja) 画像品質改善のための無色インクジェットインク組成物
JP2001335725A (ja) インクジェットインク
JP2009209339A (ja) インクジェット記録用インク組成物
JP4230212B2 (ja) インクジェット記録用顔料インクおよびインクジェット記録方法
JP2017052930A (ja) インク、インク収容容器及びインクジェット記録装置
JP2007505206A (ja) 顔料入りインクジェットインキセット
JP2006335858A (ja) インクジェット記録用インク、インクカートリッジ、インクジェット記録装置、画像形成方法および画像形成物
JPWO1993024330A1 (ja) カラーインクジェット記録方法
US7833336B2 (en) Pigmented inkjet ink comprising a bleed control agent
JP4584552B2 (ja) インクジェット記録用インクセット及びインクジェットカラー記録方法
JP2006045436A (ja) インクジェット記録用インク
JP2007231191A (ja) インクジェット用インク、これを用いたインクカートリッジ、画像形成体および画像形成方法
US8398762B2 (en) Pigmented inkjet ink comprising a bleed control agent
JP4458731B2 (ja) インクジェット記録用インク
JP2004035718A (ja) インクジェットインク組成物及びインクジェット記録方法
JP2002201388A (ja) インク組成物
JP2003268267A (ja) インクジェット記録用インクセット及びインクジェット記録方法
JP2004238573A (ja) インクジェット記録用インク

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090619

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090817

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100422

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100510

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees