JP2004161390A - シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シート或いは基準部材へのダメージを軽減し、かつシート搬送方向長さの短いシートを確実に搬送することのできるシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】再搬送通路18に基準部材109に向けてシートS1を搬送する方向に回転する回転体107aを設け、この回転体107aに、回転体107aの側方に設けられた搬送力発生手段122AによってシートS1を押し付けることにより、従動コロ等を回転体107aに圧接させることなく、回転体107aにシートS1を搬送するための搬送力を生じさせるようにする。そして、このように従動コロ等を回転体107aに圧接させることなく搬送力を生じさせることにより、回転体107aのシートS1に対するスラスト方向の拘束力を弱めるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】再搬送通路18に基準部材109に向けてシートS1を搬送する方向に回転する回転体107aを設け、この回転体107aに、回転体107aの側方に設けられた搬送力発生手段122AによってシートS1を押し付けることにより、従動コロ等を回転体107aに圧接させることなく、回転体107aにシートS1を搬送するための搬送力を生じさせるようにする。そして、このように従動コロ等を回転体107aに圧接させることなく搬送力を生じさせることにより、回転体107aのシートS1に対するスラスト方向の拘束力を弱めるようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特に画像形成部により第1面に画像が形成されたシートの反対側の第2面に画像を形成するようシートを画像形成部に再度搬送するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、プリンタ、FAX等の画像形成装置においては、例えば画像形成部により第1面に画像が形成されたシートの反対側の第2面に画像を形成するようにしたものがあり、このような画像形成装置では第1面に画像が形成されたシートを画像形成部に再度搬送するシート搬送装置を備えたものがある。
【0003】
図6は、このようなシート搬送装置を備えた従来の画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す図である。
【0004】
同図において、50は電子写真方式によって画像を形成するレーザビームプリンタであり、このレーザビームプリンタ50は画像形成を行う画像形成部51と、画像形成部51にシートSを1枚ずつ分離給送する給送部52等を備えている。また、このレーザビームプリンタ50は、シートSの両面に画像を形成することができるよう、片面に画像が形成された後、裏面に画像を形成するためシートSを再度画像形成部50に給紙するためのシート搬送手段である両面ユニット10をオプションで装備している。
【0005】
ここで、画像形成部51はプロセスカートリッジ53、転写ローラ4等を備え、給送部52はシートSを積載する給紙カセット3a、ピックアップローラ3b、フィードローラ3c1及びリタードローラ3c2から成る分離ローラ対3cを備えている。なお、プロセスカートリッジ53は感光ドラム7と、感光ドラム7の表面を一様に帯電する帯電手段8、感光ドラム7上に形成された静電潜像を現像する現像手段9等を一体に備え、レーザビームプリンタ本体(以下、装置本体という)54に対して着脱可能になっている。
【0006】
また、両面ユニット10は、再搬送通路18及び不図示の横レジスト補正部、再給紙ローラ対11a,11b等を備えている。なお、同図において、1はレーザスキャナユニット、5は定着手段、6は排出トレイである。
【0007】
次に、このように構成されたレーザビームプリンタ50の画像形成動作を説明する。
【0008】
不図示のパソコン等から不図示の制御部に画像情報が送られ、制御部において画像情報を画像形成処理した後、制御部からプリント信号が発せられると、まず感光体ドラム7が矢印方向に回転し、帯電ローラ8によって所定の極性、所定の電位に一様に帯電される。そして、このように表面が帯電された後の感光体ドラム7に対し、レーザスキャナ1から画像情報に基づいてレーザ光が照射され、これにより感光体ドラム7上には静電潜像が形成される。次に、この静電潜像は、現像手段9により現像されてトナー画像として可視化される。
【0009】
一方、このようなトナー像形成動作に並行して給紙カセット3aに積載収納されているシートSは、ピックアップローラ3bにより送り出された後、分離ローラ対3cによって分離搬送され、更にこの後、搬送ローラ対3d,3eにより感光体ドラム7と転写ローラ4とにより構成される転写部に搬送される。
【0010】
なお、このときシートSは転写部の上流に設けられた不図示のレジストセンサにより先端が検知され、このレジストセンサの検知信号に基づいて制御部はシートSの先端位置とレーザスキャナ1の発光タイミングを同期させる。これにより、感光体ドラム上に形成されたトナー像をシートS上の所定位置に転写することができる。
【0011】
次に、このようにトナー画像が転写されたシートSは、搬送ベルト3fに沿って定着手段5に送られ、この定着手段5を通過する際に加熱加圧されることにより、トナー画像が半永久的に定着される。
【0012】
ここで、片面印字の場合、定着手段5を通過したシートSは正逆転可能な搬送ローラ3gと第1コロ3mとのニップに送られた後、搬送ローラ3gの正転及び正逆転可能な排出ローラ3hの正転によって排出トレイ6に排出される。
【0013】
一方、両面印字を行う場合、排出ローラ3hは正転によりシートSを排出トレイ6に向って搬送し、この後、シート後端が搬送ローラ3gを抜けた後に逆転する。ここで、シートSの後端が搬送ローラ3gを抜けると、後端は、そのコシにより第2コロ3n側に向かい、さらにこの状態で排出ローラ3hが逆転すると、シートSの後端は、搬送ローラ3gと第2コロ3nとのニップに進入し、搬送ローラ3gと第2コロ3nとにより挟持される。
【0014】
なお、このように第2コロ3nとによってシートSを挟持した際、搬送ローラ3gは逆転しており、これによりシートSは、両面ユニット10の再搬送通路18を通り、再給紙ローラ11a及びこの再給紙ローラ11aに圧接する従動コロ11bとにより構成される再給紙ローラ対11a,11bにより搬送され、再び画像形成部51へと送られる。そして、この画像形成部51において2面目の画像が形成され、この後、排出ローラ3hにより排出トレイ6に積載される。
【0015】
ところで、このような両面ユニット10を備えたレーザビームプリンタ50において、シートSを再度画像形成部51へ搬送する場合、搬送中にシートSが斜行し、2面目に画像を形成する時にシートSと画像がずれてしまうことがある。これは、2面目に画像を形成する場合は、1面目に比べてシート上に画像が形成されるまでの搬送経路が長く、このため各種ローラの偏心や加圧力の違い、また搬送面の抵抗の違い等により搬送中に微妙にシートがずれてしまうからである。
【0016】
そこで、このようなシートSのずれを防ぐため、1面目に画像を形成した後、2面目に画像を形成するまでの間にシートSの位置合わせを行ない、画像とシートSが一致するようにシートの位置を調整する必要がある。そして、このような位置合わせを行う方法としては、例えばシート搬送中に再搬送通路18の一端部に配置された位置合わせの基準となる基準部材にシートを押し当てながら搬送することにより位置を合わせる方法がある。
【0017】
図7は、このような基準部材を備えた再搬送通路18の構成を示す上視図であり、図8の(a)はその側面断面図、(b)はその正面図である。
【0018】
図7及び図8において、13、13は2つの再給紙ローラ11aのローラ軸であり、これら各駆動ローラ軸13,13は、図8の(a)に示すように軸受14によって基準部材である基準ガイド12に対して回転自在に保持されている。
【0019】
また、2つのローラ軸13,13の端部には、それぞれプーリ15が固定され、このプーリ15に掛け渡されたベルト16a,16bによって2つのローラ軸13,13は駆動される。なお、このベルト16a,16bのうち一方のベルト16aは、両面ユニット10内の駆動モータ12(図6参照)により駆動されており、この駆動モータ12により再給紙ローラ11aは駆動される。
【0020】
また、17は従動コロ11bを回転自在に保持すると共に、再搬送通路18の上面(天面)を形成する搬送上ガイド19によって保持されるピン、181はピン17を上方向より押圧するばねであり、このばね181により従動コロ11bは一定の圧を持って再給紙ローラ11aと圧接するようになっている。
【0021】
ここで、この再搬送通路18は、基準ガイド12にシートSの片面を押し付けることにより、シートSの側端の位置を調整する、いわゆる片側基準のものであり、基準ガイド12には複数、例えば第1及び第2基準面12a,12bが設けられている。なお、20は、基準ガイド12と共に再搬送通路18の下面を形成する搬送下ガイドである。
【0022】
そして、このような片側基準によりシートSの位置を調整する再搬送通路18においては、搬送ローラ3gにより図7の矢印A方向に搬送されてきたシートSは、やがて再給紙ローラ11a及び従動コロ11bにより搬送される。
【0023】
ここで、再給紙ローラ11a(のローラ軸13)及び従動コロ11aは、シートSを基準面12a,12bに突き当てるためシートSに基準面方向の力が働くように、それぞれ一定の角度で傾いている。これにより、シートSは向きを基準面側に変えながら搬送されて基準面12a,12bに押し付けられ、これにより位置合わせが行われるようになる。
【0024】
ところで、このようにしてシートSの側端部が当接する基準面12a,12bは、シートSの幅方向の長さによって決まる。例えば、第1基準面12aはレターサイズとA4サイズ、第2基準面12bはエグゼクティブサイズとB5サイズのシートSの側端基準となる。
【0025】
なお、図9は、これらのシートSよりも小サイズの、例えばA5サイズのシートS1を搬送することのできる再搬送通路18を示すものであり、この再搬送通路18にはA5サイズのシートS1を搬送するため、つまり狭いシート幅のシートS1に対応するために第3基準面12cを備えた基準ガイド12が設けられている。
【0026】
ここで、このような小サイズのシートS1を再給紙する場合、シートS1のシート搬送方向の長さが短いため、図6で示す搬送ローラ3gと上流側の再給紙ローラ対11a,11bとの距離よりもシートS1の長さが短くなってしまい、小サイズのシートS1の搬送が困難になる。
【0027】
そこで、このような小サイズのシートS1を搬送する場合は、搬送ローラ3gと上流側の再給紙ローラ対11a,11bとの間に、小サイズのシートS1の搬送が可能となるよう図9に示すように再給紙ローラ対11a’,11b’を追加している。なお、このような再給紙ローラ対11’,11b’を追加することで、ベルト16cも追加し、3本のローラ軸13を駆動可能としている。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような構成の従来の両面ユニット(シート搬送装置)及びこれを備えたレーザビームプリンタ(画像形成装置)において、図9に示すように第1〜第3基準面12a〜12cの上流にはシートSを第1〜第3基準面12a〜12cに向けてガイドするガイド面12dがそれぞれ設けられており、搬送ローラ3gにより搬送されたシートSはガイド面12dに沿って向きを第1〜第3基準面側に変えながら搬送されるようになっている。
【0029】
そして、このように向きを変えながら搬送されたシートSは、この後、再給紙ローラ対11a’,11b’,11a,11bによって斜送されることにより、第1〜第3基準面12a〜12cに押し付けられ、これにより位置合わせが行われるようになっている。
【0030】
しかしながら、レターサイズから最小紙サイズのA5サイズのシートS1を搬送する両面ユニット10の場合、図9に示すように搬送されたシートS1が再給紙ローラ対11a’,11b’に達すると、シートS1が再給紙ローラ対11’,11b’のスラスト方向への拘束力により基準ガイド側に移動する。
【0031】
そして、このようにシートS1が移動すると、ガイド面12dにシート先端角部が当接するようになるため、基準ガイド12のガイド面12dやシート先端角部へのダメージが懸念される。なお、これはA5サイズのシートS1だけでなく、他の大きなサイズのシートにおいても同様である。
【0032】
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、シート或いは基準ガイド(基準部材)へのダメージを軽減し、かつシート搬送方向長さの短いシートを確実に搬送することのできるシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0033】
【課題を解決するための手段】
本発明は、画像形成部により第1面に画像が形成されたシートの反対側の第2面に画像を形成するよう前記シートを前記画像形成部に再度搬送するシート搬送装置において、前記画像形成部に再度搬送されるシートが通過する再搬送通路と、前記再搬送通路のシート搬送方向と直交する幅方向の一端部に設けられ、該再搬送通路を通過するシートの側端と当接して該シートの幅方向の位置合わせを行うシート搬送方向に延びた基準部材と、前記再搬送通路に設けられ、前記基準部材に向けてシートを搬送する方向に回転する回転体と、前記回転体の側方に設けられ、該回転体にシートを押し付け、該回転体にシートを搬送するための搬送力を生じさせる搬送力発生手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0034】
また本発明は、前記基準部材は、前記再搬送通路を通過するシートの側端部が通過し、かつ前記シートの側端と当接する当接部を備えたガイド空間を有し、前記搬送力発生手段は、前記回転体の上端面よりも前記ガイド空間の上面が低くなるように配され、前記ガイド空間の上面を形成する上部ガイド部材であることを特徴とするものである。
【0035】
また本発明は、前記搬送力発生手段は、前記回転体の前記基準部材とは反対側に設けられ、前記シートを前記回転体の上端面よりも低くなるように押し下げる押し下げ部材であることを特徴とするものである。
【0036】
また本発明は、前記基準部材は、前記再搬送通路を通過するシートの側端部が通過し、かつ前記シートの側端と当接する当接部を備えたガイド空間を有し、前記ガイド空間の上面を形成する上部ガイド部材を、前記ガイド空間の上面が前記回転体の上端面よりも高くなるように配したことを特徴とするものである。
【0037】
また本発明は、前記基準部材は、前記当接面のシート搬送方向上流側に設けられ、前記搬送されたシートの先端の一角に当接して前記シートの向きを変えて前記当接面に向かわせる導入部を備えていることを特徴とするものである。
【0038】
また本発明は、画像形成装置において、画像形成部と、上記のいずれかに記載のシート搬送装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0040】
図2は、本発明の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの構成を示す図である。なお、同図において、図6と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0041】
同図において、102は再搬送通路18を備えたシート搬送装置である再給紙ユニットであり、この再給紙ユニット102の再搬送通路18には第1〜第3再給紙ローラ107a〜107cが設けられている。そして、本実施の形態では、シート搬送方向下流側の第2及び第3再給紙ローラ107b,107cにはそれぞれ従動コロ108b,108cが一定の押圧をもって圧接している。
【0042】
なお、後述する基準部材に向けてシートSを搬送する方向に回転する回転体である搬送方向上流側の第1再給紙ローラ107aには従動コロは設けられておらず、このような状態の第1再給紙ローラ107aにはシートSのスラスト方向に対する拘束力はほとんど存在しない。
【0043】
ここで、再給紙ユニット102に対して最終的にシートSを搬送する装置本体側の搬送ローラ3gと再給紙ユニット内の第2搬送ローラ対107b,108b間の距離は、搬送する搬送方向の長さが一番短いシート、ここではA5サイズのシートの長さよりも長い距離となるように配置されている。
【0044】
また、搬送ローラ3gと第1再給紙ローラ107a間の距離、及び第1再給紙ローラ107aと第2搬送ローラ対107b,108b間の距離は、A5サイズのシートSの搬送方向長さよりも短くなるよう配置されている。
【0045】
そして、このような位置に第1再給紙ローラ107aを設けることにより、A5サイズのシートSを確実に搬送することができるようなっている。なお、搬送ローラ3gと第2搬送ローラ対107b,108b間の距離は、A5サイズのシートS以外の、より大きなサイズのシートSの長さよりは短くなっている。
【0046】
図1は、このように構成された再給紙ユニット102の再搬送通路部分の構成を説明する図であり、同図において、109は、レターサイズとA4サイズのシートと当接する当接部である第1基準面109a、エグゼクティブサイズとB5サイズのシートと当接する当接部である第2基準面109b及びA5サイズのシートS1と当接する当接部である第3基準面109cを備えた基準部材である基準ガイドであり、A5サイズのシートS1を搬送する場合は、第3基準面109cにより位置合わせが行われるようになっている。
【0047】
また、120〜122は、基準ガイド109に形成された第1〜第3ガイド空間であり、この第1〜第3ガイド空間120〜122は、シートSが摺動する底面120a〜122aと、シートSの上方への移動を規制する上面120b〜122bと、奥側壁面により構成される第1〜第3基準面109a〜109cとを有している。
【0048】
なお、図3に示すように第1〜第3基準面109a〜109cの上流にはシートSを第1〜第3基準面109a〜109cに向けてガイドする導入部であるガイド面109dが設けられており、搬送ローラ3gにより搬送されたシートSはシート先端角部をガイド面109dに当接させることによりガイド面109dに沿って向きを第1〜第3基準面側に変えながら搬送されるようになっている。
【0049】
ところで、第3基準面109cによりA5サイズのシートS1の位置合わせを行う際、このA5サイズのシートS1は、搬送ローラ対3gを通過した後、再給紙ユニット内の第2搬送ローラ対107b,108bに挟持されるまでは、第1再給紙ローラ107aのみで搬送され、図1に示すように第3ガイド空間122内に進入する。
【0050】
ここで、この第3ガイド空間122の上面(天面)122bの高さは、同図に示すように第1再給紙ローラ107aの上端面である外周面107dよりも所定の高さyだけ低くなっている。
【0051】
このため、このように第3ガイド空間122内に進入すると、A5サイズのシートS1は、第1再給紙ローラ107aの外周面107dと第3ガイド空間122の上面122bの高さとの差により下方に撓むようになり、これに伴いシートS1の剛性によりシートS1は第1再給紙ローラ107aの矢印Bで示すガイド部材側端部に押し付けられ、これにより第1再給紙ローラ107aのガイド部材側端部には押圧力Cが発生する。
【0052】
そして、このように押圧力Cが発生すると、シートS1と第1再給紙ローラ107aとの間の摩擦により、この押圧力CはシートS1を搬送する搬送力として作用する。
【0053】
なお、このような搬送力を発生させるためには、第3ガイド空間122の上面122bを形成し、かつ第1再給紙ローラ107aにシートS1を撓ませて押し付けることにより第1再給紙ローラ107aにシートS1を搬送するための搬送力を生じさせる搬送力発生手段を構成する上部ガイド部材122Aの端部と、第1再給紙ローラ107aとの距離xを5〜20mm程度とすることが望ましく、また第1再給紙ローラ107aの外周面107dと第3ガイド空間122の上面122bの高さとの差yは0.1〜3mm程度であることが望ましい。また、第1再給紙ローラ107aの端部稜線は、矢印Bで示すシートS1に対する接触面積を増やすためにC面やRを設けることが望ましい。
【0054】
このように、第1再給紙ローラ107aに、第1再給紙ローラ107aの側方に設けられた上部ガイド部材122AによってシートS1を撓ませて押し付けることにより、第1再給紙ローラ107aに従動コロを圧接させることなく搬送力を生じさせることができる。
【0055】
つまり、シートSと当接する第1再給紙ローラ107aと上部ガイド部材122Aとを上下方向にオーバラップさせることにより、スラスト方向に対する拘束力がほとんど存在しない第1再給紙ローラ107aに、シートS1の剛性を利用して搬送力を発生させることができる。
【0056】
そして、このように第1再給紙ローラ107aに従動コロを圧接させることなく搬送力を生じさせることにより、従動コロを圧接させる場合に比べて第1再給紙ローラ107aのシート保持力を軽減することができる。これにより、第1再給紙ローラ107aのシートSに対するスラスト方向の拘束力を弱めることができ、この結果、シートS、或いは基準ガイド109(のガイド面109d)へのダメージを軽減しつつ、搬送方向長さの短いサイズのシートS1を確実に搬送することができる。
【0057】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0058】
図4は、本実施の形態に係るシート搬送装置である再給紙ユニットの構成を説明する図である。なお、同図において、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0059】
同図において、110は再給紙ユニット102の再搬送通路18の上面を構成する搬送上ガイドであり、この搬送上ガイド110には再搬送通路18に搬送されるシートSを下方に押し下げるための押し下げ部材であるリブ110aが下方に突設されている。ここで、このリブ110aは、その先端位置が第1再給紙ローラ107aの上端面である外周面107dよりも所定の高さzだけ低くなるように形成されている。
【0060】
そして、このように構成することにより、A5サイズのシートS1が第3ガイド空間122内に進入すると、A5サイズのシートS1は、この第1再給紙ローラ107aの外周面107dとリブ110aの先端との高さの差により上方に撓むようになり、これに伴いシートS1の剛性により第1再給紙ローラ107aの矢印Dで示すリブ側端部には押圧力Eが発生する。
【0061】
なお、本実施の形態においては、このようにシートS1が上方に撓んだ場合でも、第3ガイド空間122内にシートS1を進入させることができるよう同図に示すように第3ガイド空間122の上面122bの高さは、第1再給紙ローラ107aの外周面107dよりも所定の高さy1だけ高くなっている。
【0062】
そして、このように押圧力Eが発生すると、シートS1と第1再給紙ローラ107aとの間の摩擦により、この押圧力EはシートSを搬送する搬送力として作用する。ここで、このように第1の実施の形態と同様、第1再給紙ローラ107aに従動コロを圧接させることなく搬送力を生じさせることにより、従動コロを圧接させる場合に比べて第1再給紙ローラ107aのシートS1の保持力を軽減することができる。
【0063】
これにより、第1再給紙ローラ107aのシートSに対するスラスト方向の拘束力を弱めることができ、この結果、シートS、或いは基準ガイド109(のガイド面109d)へのダメージを軽減しつつ、搬送方向長さの短いサイズのシートS1を確実に搬送することができる。
【0064】
なお、これまでの説明においては、基準ガイド109に向けてシートS1を搬送する方向に回転する回転体としてローラ(第1再給紙ローラ107a)を用いた場合について述べてきたが、本発明は、これに限らず回転体として図5に示すように、搬送ベルト112を用いても同様な効果を得ることができる。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、再搬送通路に設けた基準部材に向けてシートを搬送する方向に回転する回転体に、回転体の側方に設けられた搬送力発生手段によってシートを押し付けることにより、従動コロ等を回転体に圧接させることなく、回転体にシートを搬送するための搬送力を生じさせることができる。
【0066】
そして、このように従動コロ等を回転体に圧接させることなく搬送力を生じさせることができるようにすることにより、回転体のシートに対するスラスト方向の拘束力を弱めることができ、これによりシート或いは基準部材へのダメージを軽減し、かつシート搬送方向長さの短いシートを確実に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装置である再給紙ユニットに設けられた再搬送通路の構成を説明する図。
【図2】上記再給紙ユニットを備えた画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す図。
【図3】上記再搬送通路の上視図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るシート搬送装置である再給紙ユニットに設けられた再搬送通路の構成を説明する図。
【図5】本発明の他の実施の形態に係るシート搬送装置である再給紙ユニットに設けられた再搬送通路の構成を説明する図。
【図6】従来の画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す図。
【図7】上記従来のレーザビームプリンタに設けられた再給紙ユニットの再搬送通路の構成を説明する上視図。
【図8】上記従来の再給紙ユニットの再搬送通路の構成を説明する側面断面図及び正面図。
【図9】上記従来のレーザビームプリンタに設けられた再給紙ユニットの他の再搬送通路の構成を説明する上視図及び側面断面図。
【符号の説明】
18 再搬送通路
50 レーザビームプリンタ
51 画像形成部
102 再給紙ユニット
107a 第1再給紙ローラ
109 基準ガイド
109a 第1基準面
109b 第2基準面
109c 第3基準面
109d ガイド面
110 搬送上ガイド
110a リブ
112 搬送ベルト
120 第1ガイド空間
121 第2ガイド空間
122 第3ガイド空間
122b 第3ガイド空間の上面
122A 上部ガイド部材
S シート
S1 A5サイズのシート
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特に画像形成部により第1面に画像が形成されたシートの反対側の第2面に画像を形成するようシートを画像形成部に再度搬送するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、プリンタ、FAX等の画像形成装置においては、例えば画像形成部により第1面に画像が形成されたシートの反対側の第2面に画像を形成するようにしたものがあり、このような画像形成装置では第1面に画像が形成されたシートを画像形成部に再度搬送するシート搬送装置を備えたものがある。
【0003】
図6は、このようなシート搬送装置を備えた従来の画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す図である。
【0004】
同図において、50は電子写真方式によって画像を形成するレーザビームプリンタであり、このレーザビームプリンタ50は画像形成を行う画像形成部51と、画像形成部51にシートSを1枚ずつ分離給送する給送部52等を備えている。また、このレーザビームプリンタ50は、シートSの両面に画像を形成することができるよう、片面に画像が形成された後、裏面に画像を形成するためシートSを再度画像形成部50に給紙するためのシート搬送手段である両面ユニット10をオプションで装備している。
【0005】
ここで、画像形成部51はプロセスカートリッジ53、転写ローラ4等を備え、給送部52はシートSを積載する給紙カセット3a、ピックアップローラ3b、フィードローラ3c1及びリタードローラ3c2から成る分離ローラ対3cを備えている。なお、プロセスカートリッジ53は感光ドラム7と、感光ドラム7の表面を一様に帯電する帯電手段8、感光ドラム7上に形成された静電潜像を現像する現像手段9等を一体に備え、レーザビームプリンタ本体(以下、装置本体という)54に対して着脱可能になっている。
【0006】
また、両面ユニット10は、再搬送通路18及び不図示の横レジスト補正部、再給紙ローラ対11a,11b等を備えている。なお、同図において、1はレーザスキャナユニット、5は定着手段、6は排出トレイである。
【0007】
次に、このように構成されたレーザビームプリンタ50の画像形成動作を説明する。
【0008】
不図示のパソコン等から不図示の制御部に画像情報が送られ、制御部において画像情報を画像形成処理した後、制御部からプリント信号が発せられると、まず感光体ドラム7が矢印方向に回転し、帯電ローラ8によって所定の極性、所定の電位に一様に帯電される。そして、このように表面が帯電された後の感光体ドラム7に対し、レーザスキャナ1から画像情報に基づいてレーザ光が照射され、これにより感光体ドラム7上には静電潜像が形成される。次に、この静電潜像は、現像手段9により現像されてトナー画像として可視化される。
【0009】
一方、このようなトナー像形成動作に並行して給紙カセット3aに積載収納されているシートSは、ピックアップローラ3bにより送り出された後、分離ローラ対3cによって分離搬送され、更にこの後、搬送ローラ対3d,3eにより感光体ドラム7と転写ローラ4とにより構成される転写部に搬送される。
【0010】
なお、このときシートSは転写部の上流に設けられた不図示のレジストセンサにより先端が検知され、このレジストセンサの検知信号に基づいて制御部はシートSの先端位置とレーザスキャナ1の発光タイミングを同期させる。これにより、感光体ドラム上に形成されたトナー像をシートS上の所定位置に転写することができる。
【0011】
次に、このようにトナー画像が転写されたシートSは、搬送ベルト3fに沿って定着手段5に送られ、この定着手段5を通過する際に加熱加圧されることにより、トナー画像が半永久的に定着される。
【0012】
ここで、片面印字の場合、定着手段5を通過したシートSは正逆転可能な搬送ローラ3gと第1コロ3mとのニップに送られた後、搬送ローラ3gの正転及び正逆転可能な排出ローラ3hの正転によって排出トレイ6に排出される。
【0013】
一方、両面印字を行う場合、排出ローラ3hは正転によりシートSを排出トレイ6に向って搬送し、この後、シート後端が搬送ローラ3gを抜けた後に逆転する。ここで、シートSの後端が搬送ローラ3gを抜けると、後端は、そのコシにより第2コロ3n側に向かい、さらにこの状態で排出ローラ3hが逆転すると、シートSの後端は、搬送ローラ3gと第2コロ3nとのニップに進入し、搬送ローラ3gと第2コロ3nとにより挟持される。
【0014】
なお、このように第2コロ3nとによってシートSを挟持した際、搬送ローラ3gは逆転しており、これによりシートSは、両面ユニット10の再搬送通路18を通り、再給紙ローラ11a及びこの再給紙ローラ11aに圧接する従動コロ11bとにより構成される再給紙ローラ対11a,11bにより搬送され、再び画像形成部51へと送られる。そして、この画像形成部51において2面目の画像が形成され、この後、排出ローラ3hにより排出トレイ6に積載される。
【0015】
ところで、このような両面ユニット10を備えたレーザビームプリンタ50において、シートSを再度画像形成部51へ搬送する場合、搬送中にシートSが斜行し、2面目に画像を形成する時にシートSと画像がずれてしまうことがある。これは、2面目に画像を形成する場合は、1面目に比べてシート上に画像が形成されるまでの搬送経路が長く、このため各種ローラの偏心や加圧力の違い、また搬送面の抵抗の違い等により搬送中に微妙にシートがずれてしまうからである。
【0016】
そこで、このようなシートSのずれを防ぐため、1面目に画像を形成した後、2面目に画像を形成するまでの間にシートSの位置合わせを行ない、画像とシートSが一致するようにシートの位置を調整する必要がある。そして、このような位置合わせを行う方法としては、例えばシート搬送中に再搬送通路18の一端部に配置された位置合わせの基準となる基準部材にシートを押し当てながら搬送することにより位置を合わせる方法がある。
【0017】
図7は、このような基準部材を備えた再搬送通路18の構成を示す上視図であり、図8の(a)はその側面断面図、(b)はその正面図である。
【0018】
図7及び図8において、13、13は2つの再給紙ローラ11aのローラ軸であり、これら各駆動ローラ軸13,13は、図8の(a)に示すように軸受14によって基準部材である基準ガイド12に対して回転自在に保持されている。
【0019】
また、2つのローラ軸13,13の端部には、それぞれプーリ15が固定され、このプーリ15に掛け渡されたベルト16a,16bによって2つのローラ軸13,13は駆動される。なお、このベルト16a,16bのうち一方のベルト16aは、両面ユニット10内の駆動モータ12(図6参照)により駆動されており、この駆動モータ12により再給紙ローラ11aは駆動される。
【0020】
また、17は従動コロ11bを回転自在に保持すると共に、再搬送通路18の上面(天面)を形成する搬送上ガイド19によって保持されるピン、181はピン17を上方向より押圧するばねであり、このばね181により従動コロ11bは一定の圧を持って再給紙ローラ11aと圧接するようになっている。
【0021】
ここで、この再搬送通路18は、基準ガイド12にシートSの片面を押し付けることにより、シートSの側端の位置を調整する、いわゆる片側基準のものであり、基準ガイド12には複数、例えば第1及び第2基準面12a,12bが設けられている。なお、20は、基準ガイド12と共に再搬送通路18の下面を形成する搬送下ガイドである。
【0022】
そして、このような片側基準によりシートSの位置を調整する再搬送通路18においては、搬送ローラ3gにより図7の矢印A方向に搬送されてきたシートSは、やがて再給紙ローラ11a及び従動コロ11bにより搬送される。
【0023】
ここで、再給紙ローラ11a(のローラ軸13)及び従動コロ11aは、シートSを基準面12a,12bに突き当てるためシートSに基準面方向の力が働くように、それぞれ一定の角度で傾いている。これにより、シートSは向きを基準面側に変えながら搬送されて基準面12a,12bに押し付けられ、これにより位置合わせが行われるようになる。
【0024】
ところで、このようにしてシートSの側端部が当接する基準面12a,12bは、シートSの幅方向の長さによって決まる。例えば、第1基準面12aはレターサイズとA4サイズ、第2基準面12bはエグゼクティブサイズとB5サイズのシートSの側端基準となる。
【0025】
なお、図9は、これらのシートSよりも小サイズの、例えばA5サイズのシートS1を搬送することのできる再搬送通路18を示すものであり、この再搬送通路18にはA5サイズのシートS1を搬送するため、つまり狭いシート幅のシートS1に対応するために第3基準面12cを備えた基準ガイド12が設けられている。
【0026】
ここで、このような小サイズのシートS1を再給紙する場合、シートS1のシート搬送方向の長さが短いため、図6で示す搬送ローラ3gと上流側の再給紙ローラ対11a,11bとの距離よりもシートS1の長さが短くなってしまい、小サイズのシートS1の搬送が困難になる。
【0027】
そこで、このような小サイズのシートS1を搬送する場合は、搬送ローラ3gと上流側の再給紙ローラ対11a,11bとの間に、小サイズのシートS1の搬送が可能となるよう図9に示すように再給紙ローラ対11a’,11b’を追加している。なお、このような再給紙ローラ対11’,11b’を追加することで、ベルト16cも追加し、3本のローラ軸13を駆動可能としている。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような構成の従来の両面ユニット(シート搬送装置)及びこれを備えたレーザビームプリンタ(画像形成装置)において、図9に示すように第1〜第3基準面12a〜12cの上流にはシートSを第1〜第3基準面12a〜12cに向けてガイドするガイド面12dがそれぞれ設けられており、搬送ローラ3gにより搬送されたシートSはガイド面12dに沿って向きを第1〜第3基準面側に変えながら搬送されるようになっている。
【0029】
そして、このように向きを変えながら搬送されたシートSは、この後、再給紙ローラ対11a’,11b’,11a,11bによって斜送されることにより、第1〜第3基準面12a〜12cに押し付けられ、これにより位置合わせが行われるようになっている。
【0030】
しかしながら、レターサイズから最小紙サイズのA5サイズのシートS1を搬送する両面ユニット10の場合、図9に示すように搬送されたシートS1が再給紙ローラ対11a’,11b’に達すると、シートS1が再給紙ローラ対11’,11b’のスラスト方向への拘束力により基準ガイド側に移動する。
【0031】
そして、このようにシートS1が移動すると、ガイド面12dにシート先端角部が当接するようになるため、基準ガイド12のガイド面12dやシート先端角部へのダメージが懸念される。なお、これはA5サイズのシートS1だけでなく、他の大きなサイズのシートにおいても同様である。
【0032】
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、シート或いは基準ガイド(基準部材)へのダメージを軽減し、かつシート搬送方向長さの短いシートを確実に搬送することのできるシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0033】
【課題を解決するための手段】
本発明は、画像形成部により第1面に画像が形成されたシートの反対側の第2面に画像を形成するよう前記シートを前記画像形成部に再度搬送するシート搬送装置において、前記画像形成部に再度搬送されるシートが通過する再搬送通路と、前記再搬送通路のシート搬送方向と直交する幅方向の一端部に設けられ、該再搬送通路を通過するシートの側端と当接して該シートの幅方向の位置合わせを行うシート搬送方向に延びた基準部材と、前記再搬送通路に設けられ、前記基準部材に向けてシートを搬送する方向に回転する回転体と、前記回転体の側方に設けられ、該回転体にシートを押し付け、該回転体にシートを搬送するための搬送力を生じさせる搬送力発生手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0034】
また本発明は、前記基準部材は、前記再搬送通路を通過するシートの側端部が通過し、かつ前記シートの側端と当接する当接部を備えたガイド空間を有し、前記搬送力発生手段は、前記回転体の上端面よりも前記ガイド空間の上面が低くなるように配され、前記ガイド空間の上面を形成する上部ガイド部材であることを特徴とするものである。
【0035】
また本発明は、前記搬送力発生手段は、前記回転体の前記基準部材とは反対側に設けられ、前記シートを前記回転体の上端面よりも低くなるように押し下げる押し下げ部材であることを特徴とするものである。
【0036】
また本発明は、前記基準部材は、前記再搬送通路を通過するシートの側端部が通過し、かつ前記シートの側端と当接する当接部を備えたガイド空間を有し、前記ガイド空間の上面を形成する上部ガイド部材を、前記ガイド空間の上面が前記回転体の上端面よりも高くなるように配したことを特徴とするものである。
【0037】
また本発明は、前記基準部材は、前記当接面のシート搬送方向上流側に設けられ、前記搬送されたシートの先端の一角に当接して前記シートの向きを変えて前記当接面に向かわせる導入部を備えていることを特徴とするものである。
【0038】
また本発明は、画像形成装置において、画像形成部と、上記のいずれかに記載のシート搬送装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0040】
図2は、本発明の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの構成を示す図である。なお、同図において、図6と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0041】
同図において、102は再搬送通路18を備えたシート搬送装置である再給紙ユニットであり、この再給紙ユニット102の再搬送通路18には第1〜第3再給紙ローラ107a〜107cが設けられている。そして、本実施の形態では、シート搬送方向下流側の第2及び第3再給紙ローラ107b,107cにはそれぞれ従動コロ108b,108cが一定の押圧をもって圧接している。
【0042】
なお、後述する基準部材に向けてシートSを搬送する方向に回転する回転体である搬送方向上流側の第1再給紙ローラ107aには従動コロは設けられておらず、このような状態の第1再給紙ローラ107aにはシートSのスラスト方向に対する拘束力はほとんど存在しない。
【0043】
ここで、再給紙ユニット102に対して最終的にシートSを搬送する装置本体側の搬送ローラ3gと再給紙ユニット内の第2搬送ローラ対107b,108b間の距離は、搬送する搬送方向の長さが一番短いシート、ここではA5サイズのシートの長さよりも長い距離となるように配置されている。
【0044】
また、搬送ローラ3gと第1再給紙ローラ107a間の距離、及び第1再給紙ローラ107aと第2搬送ローラ対107b,108b間の距離は、A5サイズのシートSの搬送方向長さよりも短くなるよう配置されている。
【0045】
そして、このような位置に第1再給紙ローラ107aを設けることにより、A5サイズのシートSを確実に搬送することができるようなっている。なお、搬送ローラ3gと第2搬送ローラ対107b,108b間の距離は、A5サイズのシートS以外の、より大きなサイズのシートSの長さよりは短くなっている。
【0046】
図1は、このように構成された再給紙ユニット102の再搬送通路部分の構成を説明する図であり、同図において、109は、レターサイズとA4サイズのシートと当接する当接部である第1基準面109a、エグゼクティブサイズとB5サイズのシートと当接する当接部である第2基準面109b及びA5サイズのシートS1と当接する当接部である第3基準面109cを備えた基準部材である基準ガイドであり、A5サイズのシートS1を搬送する場合は、第3基準面109cにより位置合わせが行われるようになっている。
【0047】
また、120〜122は、基準ガイド109に形成された第1〜第3ガイド空間であり、この第1〜第3ガイド空間120〜122は、シートSが摺動する底面120a〜122aと、シートSの上方への移動を規制する上面120b〜122bと、奥側壁面により構成される第1〜第3基準面109a〜109cとを有している。
【0048】
なお、図3に示すように第1〜第3基準面109a〜109cの上流にはシートSを第1〜第3基準面109a〜109cに向けてガイドする導入部であるガイド面109dが設けられており、搬送ローラ3gにより搬送されたシートSはシート先端角部をガイド面109dに当接させることによりガイド面109dに沿って向きを第1〜第3基準面側に変えながら搬送されるようになっている。
【0049】
ところで、第3基準面109cによりA5サイズのシートS1の位置合わせを行う際、このA5サイズのシートS1は、搬送ローラ対3gを通過した後、再給紙ユニット内の第2搬送ローラ対107b,108bに挟持されるまでは、第1再給紙ローラ107aのみで搬送され、図1に示すように第3ガイド空間122内に進入する。
【0050】
ここで、この第3ガイド空間122の上面(天面)122bの高さは、同図に示すように第1再給紙ローラ107aの上端面である外周面107dよりも所定の高さyだけ低くなっている。
【0051】
このため、このように第3ガイド空間122内に進入すると、A5サイズのシートS1は、第1再給紙ローラ107aの外周面107dと第3ガイド空間122の上面122bの高さとの差により下方に撓むようになり、これに伴いシートS1の剛性によりシートS1は第1再給紙ローラ107aの矢印Bで示すガイド部材側端部に押し付けられ、これにより第1再給紙ローラ107aのガイド部材側端部には押圧力Cが発生する。
【0052】
そして、このように押圧力Cが発生すると、シートS1と第1再給紙ローラ107aとの間の摩擦により、この押圧力CはシートS1を搬送する搬送力として作用する。
【0053】
なお、このような搬送力を発生させるためには、第3ガイド空間122の上面122bを形成し、かつ第1再給紙ローラ107aにシートS1を撓ませて押し付けることにより第1再給紙ローラ107aにシートS1を搬送するための搬送力を生じさせる搬送力発生手段を構成する上部ガイド部材122Aの端部と、第1再給紙ローラ107aとの距離xを5〜20mm程度とすることが望ましく、また第1再給紙ローラ107aの外周面107dと第3ガイド空間122の上面122bの高さとの差yは0.1〜3mm程度であることが望ましい。また、第1再給紙ローラ107aの端部稜線は、矢印Bで示すシートS1に対する接触面積を増やすためにC面やRを設けることが望ましい。
【0054】
このように、第1再給紙ローラ107aに、第1再給紙ローラ107aの側方に設けられた上部ガイド部材122AによってシートS1を撓ませて押し付けることにより、第1再給紙ローラ107aに従動コロを圧接させることなく搬送力を生じさせることができる。
【0055】
つまり、シートSと当接する第1再給紙ローラ107aと上部ガイド部材122Aとを上下方向にオーバラップさせることにより、スラスト方向に対する拘束力がほとんど存在しない第1再給紙ローラ107aに、シートS1の剛性を利用して搬送力を発生させることができる。
【0056】
そして、このように第1再給紙ローラ107aに従動コロを圧接させることなく搬送力を生じさせることにより、従動コロを圧接させる場合に比べて第1再給紙ローラ107aのシート保持力を軽減することができる。これにより、第1再給紙ローラ107aのシートSに対するスラスト方向の拘束力を弱めることができ、この結果、シートS、或いは基準ガイド109(のガイド面109d)へのダメージを軽減しつつ、搬送方向長さの短いサイズのシートS1を確実に搬送することができる。
【0057】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0058】
図4は、本実施の形態に係るシート搬送装置である再給紙ユニットの構成を説明する図である。なお、同図において、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0059】
同図において、110は再給紙ユニット102の再搬送通路18の上面を構成する搬送上ガイドであり、この搬送上ガイド110には再搬送通路18に搬送されるシートSを下方に押し下げるための押し下げ部材であるリブ110aが下方に突設されている。ここで、このリブ110aは、その先端位置が第1再給紙ローラ107aの上端面である外周面107dよりも所定の高さzだけ低くなるように形成されている。
【0060】
そして、このように構成することにより、A5サイズのシートS1が第3ガイド空間122内に進入すると、A5サイズのシートS1は、この第1再給紙ローラ107aの外周面107dとリブ110aの先端との高さの差により上方に撓むようになり、これに伴いシートS1の剛性により第1再給紙ローラ107aの矢印Dで示すリブ側端部には押圧力Eが発生する。
【0061】
なお、本実施の形態においては、このようにシートS1が上方に撓んだ場合でも、第3ガイド空間122内にシートS1を進入させることができるよう同図に示すように第3ガイド空間122の上面122bの高さは、第1再給紙ローラ107aの外周面107dよりも所定の高さy1だけ高くなっている。
【0062】
そして、このように押圧力Eが発生すると、シートS1と第1再給紙ローラ107aとの間の摩擦により、この押圧力EはシートSを搬送する搬送力として作用する。ここで、このように第1の実施の形態と同様、第1再給紙ローラ107aに従動コロを圧接させることなく搬送力を生じさせることにより、従動コロを圧接させる場合に比べて第1再給紙ローラ107aのシートS1の保持力を軽減することができる。
【0063】
これにより、第1再給紙ローラ107aのシートSに対するスラスト方向の拘束力を弱めることができ、この結果、シートS、或いは基準ガイド109(のガイド面109d)へのダメージを軽減しつつ、搬送方向長さの短いサイズのシートS1を確実に搬送することができる。
【0064】
なお、これまでの説明においては、基準ガイド109に向けてシートS1を搬送する方向に回転する回転体としてローラ(第1再給紙ローラ107a)を用いた場合について述べてきたが、本発明は、これに限らず回転体として図5に示すように、搬送ベルト112を用いても同様な効果を得ることができる。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、再搬送通路に設けた基準部材に向けてシートを搬送する方向に回転する回転体に、回転体の側方に設けられた搬送力発生手段によってシートを押し付けることにより、従動コロ等を回転体に圧接させることなく、回転体にシートを搬送するための搬送力を生じさせることができる。
【0066】
そして、このように従動コロ等を回転体に圧接させることなく搬送力を生じさせることができるようにすることにより、回転体のシートに対するスラスト方向の拘束力を弱めることができ、これによりシート或いは基準部材へのダメージを軽減し、かつシート搬送方向長さの短いシートを確実に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装置である再給紙ユニットに設けられた再搬送通路の構成を説明する図。
【図2】上記再給紙ユニットを備えた画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す図。
【図3】上記再搬送通路の上視図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るシート搬送装置である再給紙ユニットに設けられた再搬送通路の構成を説明する図。
【図5】本発明の他の実施の形態に係るシート搬送装置である再給紙ユニットに設けられた再搬送通路の構成を説明する図。
【図6】従来の画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す図。
【図7】上記従来のレーザビームプリンタに設けられた再給紙ユニットの再搬送通路の構成を説明する上視図。
【図8】上記従来の再給紙ユニットの再搬送通路の構成を説明する側面断面図及び正面図。
【図9】上記従来のレーザビームプリンタに設けられた再給紙ユニットの他の再搬送通路の構成を説明する上視図及び側面断面図。
【符号の説明】
18 再搬送通路
50 レーザビームプリンタ
51 画像形成部
102 再給紙ユニット
107a 第1再給紙ローラ
109 基準ガイド
109a 第1基準面
109b 第2基準面
109c 第3基準面
109d ガイド面
110 搬送上ガイド
110a リブ
112 搬送ベルト
120 第1ガイド空間
121 第2ガイド空間
122 第3ガイド空間
122b 第3ガイド空間の上面
122A 上部ガイド部材
S シート
S1 A5サイズのシート
Claims (6)
- 画像形成部により第1面に画像が形成されたシートの反対側の第2面に画像を形成するよう前記シートを前記画像形成部に再度搬送するシート搬送装置において、
前記画像形成部に再度搬送されるシートが通過する再搬送通路と、
前記再搬送通路のシート搬送方向と直交する幅方向の一端部に設けられ、該再搬送通路を通過するシートの側端と当接して該シートの幅方向の位置合わせを行うシート搬送方向に延びた基準部材と、
前記再搬送通路に設けられ、前記基準部材に向けてシートを搬送する方向に回転する回転体と、
前記回転体の側方に設けられ、該回転体にシートを押し付け、該回転体にシートを搬送するための搬送力を生じさせる搬送力発生手段と
を備えたことを特徴とするシート搬送装置。 - 前記基準部材は、前記再搬送通路を通過するシートの側端部が通過し、かつ前記シートの側端と当接する当接部を備えたガイド空間を有し、
前記搬送力発生手段は、前記回転体の上端面よりも前記ガイド空間の上面が低くなるように配され、前記ガイド空間の上面を形成する上部ガイド部材であることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。 - 前記搬送力発生手段は、前記回転体の前記基準部材とは反対側に設けられ、前記シートを前記回転体の上端面よりも低くなるように押し下げる押し下げ部材であることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
- 前記基準部材は、前記再搬送通路を通過するシートの側端部が通過し、かつ前記シートの側端と当接する当接部を備えたガイド空間を有し、
前記ガイド空間の上面を形成する上部ガイド部材を、前記ガイド空間の上面が前記回転体の上端面よりも高くなるように配したことを特徴とする請求項3記載のシート搬送装置。 - 前記基準部材は、前記当接面のシート搬送方向上流側に設けられ、前記搬送されたシートの先端の一角に当接して前記シートの向きを変えて前記当接面に向かわせる導入部を備えていることを特徴とする請求項2又は4記載のシート搬送装置。
- 画像形成部と、前記請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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| JP (1) | JP2004161390A (ja) |
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2002
- 2002-11-08 JP JP2002326052A patent/JP2004161390A/ja active Pending
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