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JP2004039725A - 半導体レーザ装置 - Google Patents

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JP2004039725A
JP2004039725A JP2002191938A JP2002191938A JP2004039725A JP 2004039725 A JP2004039725 A JP 2004039725A JP 2002191938 A JP2002191938 A JP 2002191938A JP 2002191938 A JP2002191938 A JP 2002191938A JP 2004039725 A JP2004039725 A JP 2004039725A
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heat sink
laser device
element unit
laser element
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JP2002191938A
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Inventor
Masayuki Momiuchi
籾内 正幸
Yoshiaki Goto
後藤 義明
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Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
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Abstract

【課題】複数の半導体レーザ素子からの集光を容易にし、而も設置上の制約を生じない半導体レーザ装置を提供する。
【解決手段】相対向する面が電極面である少なくとも2つの半導体レーザ素子6,7,8と、該半導体レーザ素子が電極面を介して積層され対向する面が電極面となる半導体レーザ素子ユニットと、該半導体レーザ素子ユニットの両電極面に設けられた放熱板5,9とを具備する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体レーザ装置、特に半導体レーザ素子のマウント構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、半導体レーザ装置に使用される発光素子としての半導体レーザ素子(半導体レーザダイオード(LD))は、低電力で高出力のレーザ光線を発するものとして普及しており、又近年益々高出力のレーザ光線が要求されている。又、半導体レーザ素子自体は微小なものであり、高出力のレーザ光線を射出することから発熱量も大きい。半導体レーザ素子は温度が高くなると出力が低下し、寿命も短くなる為、冷却を必要とする。
【0003】
図14に於いて、従来の半導体レーザ装置1について説明する。
【0004】
半導体レーザ素子2は通常、放熱板(以下ヒートシンク)3にハンダ、ペースト等により固着される。前記半導体レーザ素子2は上下両面が電極となっており、前記ヒートシンク3は前記半導体レーザ素子2の放熱器として機能すると共に電極として使用され、他方の電極としては前記半導体レーザ素子2の上面にワイヤ(図示せず)がボンディングされる。
【0005】
前記ヒートシンク3、ワイヤを介して前記半導体レーザ素子2に電力が供給され、該半導体レーザ素子2が発光される。該半導体レーザ素子2の発光と共に該半導体レーザ素子2は発熱し、発熱は前記ヒートシンク3を介して放熱される。
【0006】
上記した様に、近年益々高出力のレーザ光線が要求されており、1つの半導体レーザ素子2では出力に限界がある為、出力の増大に対して前記半導体レーザ素子2を複数用いることで高出力化の要求に対応している。
【0007】
図15は複数の半導体レーザ素子2を具備する半導体レーザ装置4の概略を示している。
【0008】
図15中では3個の半導体レーザ素子2が横に並べられてヒートシンク3に固着された半導体レーザ装置4を示している。
【0009】
該半導体レーザ装置4では前記ヒートシンク3が共通の電極となり、個々の半導体レーザ素子2にはそれぞれ電極としてのワイヤ(図示せず)がボンディングされている。複数の前記半導体レーザ素子2に前記ヒートシンク3、ワイヤを介して個々に電力が供給され、前記個々の半導体レーザ素子2からレーザ光線が発せられる。輝度の高い高出力のレーザ光線とするには、前記個々の半導体レーザ素子2から発せられるレーザ光線をまとめる必要があり、従来では複数のレーザ光線をまとめる為の光学系が設けられている。斯かる光学系の一例としては、前記各半導体レーザ素子2から発せられるレーザ光線をそれぞれ光ファイバにより導き、更に光ファイバを束ねる等し、一本のレーザ光線として出力するものがあった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来の半導体レーザ装置では、複数の半導体レーザ素子2が横に並べられて設けられる為高出力化に対応して半導体レーザ素子2の数が増えると半導体レーザ素子2の両端間の幅が大きくなり、又各半導体レーザ素子2から発せられるレーザ光線を集光させる手段として光ファイバでまとめた場合、光ファイバの取回しの為の占有空間が大きくなり、又束ねた光ファイバの径が大きくなる。この為、複数の半導体レーザ素子2を具備する半導体レーザ装置では設置上の制約が大きくなると共に束ねた光ファイバの径が大きくなるとレーザ光線も光束断面も大きくなるという不具合があった。
【0011】
更に、上記した様に、従来の半導体レーザ装置では複数の半導体レーザ素子2から発せられるレーザ光線を細く束ねる為に複雑な光学系が必要であり、又光学系に光ファイバを用いた場合、レーザ光線が光ファイバを通過する際に本来レーザ光線が持っている偏向方向が崩れてしまう。
【0012】
本発明は斯かる実情に鑑み、複数の半導体レーザ素子からの集光を容易にし、而も設置上の制約を生じない半導体レーザ装置を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、相対向する面が電極面である少なくとも2つの半導体レーザ素子と、該半導体レーザ素子が電極面を介して積層され対向する面が電極面となる半導体レーザ素子ユニットと、該半導体レーザ素子ユニットの両電極面に設けられた放熱板とを具備する半導体レーザ装置に係り、又前記放熱板の一方に溝を形成し、該溝に前記半導体レーザ素子ユニットが収納され、前記放熱板の他方は前記半導体レーザ素子ユニットに取付けられると共に前記一方の放熱板に取付けられた半導体レーザ装置に係り、又2つの放熱板間に溝が形成され、該溝内に前記半導体レーザ素子ユニットが横置きされた半導体レーザ装置に係り、又前記溝と半導体レーザ素子ユニット間の間隙には熱伝導性のある電気絶縁材料が設けられている半導体レーザ装置に係り、又前記2つの放熱板が電気伝導性材料であり、該2つの放熱板が電気的に絶縁されている半導体レーザ装置に係り、又前記2つの放熱板の一方が電気絶縁材料であり、該一方の放熱板には通孔が穿設され、該通孔を通して電極が設けられる半導体レーザ装置に係り、又前記2つの放熱板間には熱伝導性を有する電気絶縁材料が設けられている半導体レーザ装置に係り、前記一方の放熱板は他方の放熱板に熱的に接続され、他方の放熱板が冷却される半導体レーザ装置に係り、又前記一方の放熱板に前記半導体レーザ素子ユニットの形状に合わせ溝が刻設されている半導体レーザ装置に係り、又前記半導体レーザ素子ユニットと前記放熱板と間に熱伝導性の高い部材が設けられた半導体レーザ装置に係り、又前記半導体レーザ素子ユニットと前記放熱板と間に熱伝導性が高く、前記半導体レーザ素子ユニットの熱膨張係数に近い熱膨張係数を有する部材が設けられた半導体レーザ装置に係り、更に又前記半導体レーザ素子間に温度差が生じる様に前記半導体レーザ素子ユニットが冷却される半導体レーザ装置に係るものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。
【0015】
図1により第1の実施の形態について説明する。
【0016】
下ヒートシンク5に半導体レーザ素子6をハンダ付け等で固着し、該半導体レーザ素子6に半導体レーザ素子7,8を3段に重ね、前記半導体レーザ素子6,7,8間はハンダ付け等し、電気的導通がある様に固着する。最上位にある前記半導体レーザ素子8にハンダ付け等により電気的導通がある様に上ヒートシンク9を固着する。前記下ヒートシンク5、上ヒートシンク9の材質は熱伝導性の高い、金、ニッケル、銅等が用いられる。前記半導体レーザ素子6,7,8は電極である下ヒートシンク5、上ヒートシンク9に対して直列接続された状態となる。
【0017】
前記下ヒートシンク5、上ヒートシンク9に、前記半導体レーザ素子6,7,8に電力を供給可能な電力供給部(図示せず)を接続する。前記下ヒートシンク5、上ヒートシンク9にそれぞれ電子冷凍素子(TEC)(図示せず)を取付け、該電子冷凍素子により前記下ヒートシンク5、上ヒートシンク9を冷却する。
【0018】
前記下ヒートシンク5、上ヒートシンク9より前記半導体レーザ素子6,7,8に電力を供給し、前記半導体レーザ素子6,7,8を発光させる。該半導体レーザ素子6は前記下ヒートシンク5により直接、前記半導体レーザ素子8は前記上ヒートシンク9により直接冷却され、前記半導体レーザ素子7は前記半導体レーザ素子6及び前記半導体レーザ素子8を介して前記下ヒートシンク5及び上ヒートシンク9より冷却される。
【0019】
而して、前記半導体レーザ素子6,7,8は前記下ヒートシンク5、上ヒートシンク9により所要温度迄冷却される。
【0020】
前記半導体レーザ素子6,7,8は密着された状態の3段重ねであり、規則正しく重ねられた該半導体レーザ素子6,7,8から発せられる3つのレーザ光線は、発光された時点で略束ねられた状態の光束となる。而して、3つのレーザ光線は集光レンズ等により容易に平行光束とされ、輝度が高くビーム径の小さい高出力のレーザ光線が得られる。
【0021】
前記半導体レーザ素子6の温度は前記下ヒートシンク5による冷却状態によって決定され、前記半導体レーザ素子8の温度は前記上ヒートシンク9による冷却状態によって決定される。更に、前記半導体レーザ素子7の温度は前記半導体レーザ素子6、半導体レーザ素子8を介して冷却される為、該半導体レーザ素子6,8の温度によって決定される。従って、前記下ヒートシンク5、上ヒートシンク9による冷却状態を制御することで、前記半導体レーザ素子6,7,8それぞれの温度を制御することができる。
【0022】
該半導体レーザ素子6,7,8から発せられるレーザ光線の波長は該半導体レーザ素子6,7,8の温度によって決定されるので、該半導体レーザ素子6,7,8の温度制御を行い、各半導体レーザ素子6,7,8から発せられる波長を制御することが可能となる。
【0023】
例えば、本半導体レーザ装置が測距の光源として使用される場合、上下の冷却温度を制御することにより波長が異なるレーザ光線が使用されることで、干渉性が少なくなり、測定精度が向上する。
【0024】
尚、上記下ヒートシンク5、上ヒートシンク9のいずれか一方の電子冷凍素子或はヒートシンク自体を省略し、半導体レーザ素子6,7,8で温度勾配が生じる様な冷却としてもよい。
【0025】
又、前記半導体レーザ素子6,7,8にそれぞれ波長の異なるものを用いてもよい。例えば、赤色のレーザ光線、緑のレーザ光線、青のレーザ光線を発する半導体レーザ素子6,7,8とし、RGBのレーザ光線を発する発光源としてもよい。
【0026】
図2は第1の実施の形態の応用例を示している。
【0027】
該応用例では前記下ヒートシンク5と上ヒートシンク9間に熱伝導性が高い、電気絶縁部材10を挾設し、該電気絶縁部材10は前記半導体レーザ素子6,7,8の側面に密着させている。前記電気絶縁部材10の材質としては、SiC、AlN、セラミックス、エポキシ樹脂、ダイアモンド薄膜で絶縁した部材等が挙げられる。
【0028】
前記電気絶縁部材10を設けることで、前記半導体レーザ素子6,7,8の側面から発せられる熱を前記電気絶縁部材10を介して前記下ヒートシンク5、上ヒートシンク9に伝達し、一層冷却効果を高めている。
【0029】
図3により第2の実施の形態を説明する。
【0030】
下ヒートシンク5に溝11を刻設し、該溝11の底面に一体化した前記半導体レーザ素子6,7,8(以下半導体レーザ素子ユニット12と称す)をハンダ付け等の電気的導通が得られる方法で固着する。前記溝11の幅は前記半導体レーザ素子ユニット12の幅より大きく該半導体レーザ素子ユニット12の両側には間隙が形成され、電気的には非接触とする。又、前記溝11の溝の深さは前記半導体レーザ素子ユニット12の高さと同一となっている。
【0031】
前記下ヒートシンク5の上面に絶縁シート13を介して電極板14が固着される。
【0032】
該電極板14は伝熱板、放熱板を兼ねており、熱伝導性の高い、金、ニッケル、銅等が用いられ、前記絶縁シート13は電気絶縁材料であって、熱伝導性の高い材質、例えばSiC、AlN、セラミックス、エポキシ樹脂、ダイアモンド薄膜、Cu−W等が用いられる。尚、前記電極板14として図1で示した上ヒートシンク9が用いられてもよい。
【0033】
又、前記絶縁シート13の前記半導体レーザ素子ユニット12と対応する部分には欠切部15が設けられ、該欠切部15を通して前記半導体レーザ素子8と前記電極板14とがハンダ付け等により接続される。前記溝11の底面には電子冷凍素子が取付けられる。
【0034】
前記半導体レーザ素子ユニット12が発する熱は下面側から前記下ヒートシンク5により伝達され、又前記半導体レーザ素子ユニット12の上面側から前記絶縁シート13を通して前記電極板14に伝達され、更に該電極板14から前記絶縁シート13を介して前記下ヒートシンク5に伝達される。該下ヒートシンク5は前記電子冷凍素子(図示せず)によって冷却される。
【0035】
尚、前記間隙に熱伝導性の高い絶縁材料を充填し、前記半導体レーザ素子ユニット12の側面からも冷却する様にしてもよい。
【0036】
本第2の実施の形態では前記電子冷凍素子は前記下ヒートシンク5のみに設けられればよい。
【0037】
図4、図5により前記第2の実施の形態の応用例を説明する。
【0038】
前記絶縁シート13、電極板14の代りに電気的絶縁性を有し、且つ熱伝導性の高い材質の絶縁板16を前記下ヒートシンク5の上面に設ける。前記半導体レーザ素子ユニット12の上面には前記絶縁板16と密着する様にハンダ層17が形成されている。前記絶縁板16の前記半導体レーザ素子ユニット12の対応する位置には通孔18が穿設され、該通孔18は前記ハンダ層17と連続する様にハンダにより充填され、更にハンダにより端子部19が形成される。前記絶縁板16は前記半導体レーザ素子ユニット12と前記下ヒートシンク5間の伝熱部材として機能すると共に前記絶縁板16自体が放熱板としても機能する。
【0039】
前記下ヒートシンク5、前記端子部19が前記半導体レーザ素子ユニット12の電極となり、前記下ヒートシンク5、前記端子部19を介して前記半導体レーザ素子ユニット12に給電され、該半導体レーザ素子ユニット12が発光される。
【0040】
而して、該半導体レーザ素子ユニット12の下面側からの熱は直接前記下ヒートシンク5に伝達され、前記半導体レーザ素子ユニット12の上面側からの熱は前記ハンダ層17、絶縁板16を介して前記下ヒートシンク5に伝達され、該下ヒートシンク5を介して前記半導体レーザ素子ユニット12が冷却される。
【0041】
図6により第3の実施の形態を説明する。
【0042】
下ヒートシンク5に半導体レーザ素子ユニット12を固着し、該半導体レーザ素子ユニット12に干渉しない様に形成された欠切部15を有する絶縁シート13が前記下ヒートシンク5に載置される。
【0043】
前記半導体レーザ素子ユニット12の上面に密着し、且つ電気的に接続する様電極板14が設けられ、該電極板14と前記絶縁シート13間には熱伝導性の高い材質(導電材料であっても絶縁材料であってもよい)のスペーサ21を挾設し、前記電極板14、スペーサ21、絶縁シート13、下ヒートシンク5を一体化する。
【0044】
前記スペーサ21が導電材料である場合は、前記半導体レーザ素子ユニット12と前記スペーサ21間には隙間が形成され、前記スペーサ21が絶縁材料である場合は、前記半導体レーザ素子ユニット12の側面と前記スペーサ21とは密着される。
【0045】
尚、前記電極板14は導電材料であり、前記半導体レーザ素子ユニット12の上面とハンダ付け等された場合は、直接電極として機能し、又前記電極板14に通孔18を穿設し、該通孔18から前記半導体レーザ素子ユニット12の上面に到達する様ハンダを充填し、該ハンダを電極の端子としてもよい。
【0046】
尚、第3の実施の形態で、前記電極板14を絶縁材料とした場合は、前記絶縁シート13は省略できる。この場合、前記電極板14に前記通孔18を穿設し、該通孔18に充填したハンダが電極の端子となる。
【0047】
図7、図8は第4の実施の形態を示している。
【0048】
該第4の実施の形態では、下ヒートシンク5と上ヒートシンク24間で溝が形成され、該溝に前記半導体レーザ素子ユニット12を半導体レーザ素子6,7,8が横方向に積層される様にして設けたものである。
【0049】
前記下ヒートシンク5に段差部22を形成し、該段差部22の底面に絶縁シート23を敷設し、該絶縁シート23に前記半導体レーザ素子ユニット12を横置きする。該半導体レーザ素子ユニット12の一面を前記段差部22の側面に密着させ、ハンダ付け等して前記半導体レーザ素子ユニット12と前記下ヒートシンク5とを電気的に接続する。前記半導体レーザ素子ユニット12と前記下ヒートシンク5が形成する段差部22の残部を充足する様に、電極板を兼ねる上ヒートシンク24を設ける。該上ヒートシンク24は導電材料であり、且つ上ヒートシンクとして機能する様熱伝導性の高い材質が用いられる。
【0050】
前記下ヒートシンク5の上面、前記半導体レーザ素子ユニット12の上側面、前記上ヒートシンク24の上面は面一となっており、前記下ヒートシンク5、半導体レーザ素子ユニット12、上ヒートシンク24に掛渡って押え板25がそれぞれに密着する様に固着される。前記下ヒートシンク5の下面には図示しない電子冷凍素子が取付けられる。前記絶縁シート23、前記押え板25の材質は電気絶縁性を有し、且つ熱伝導性の高いものが用いられる。例えば前述した様な、SiC、AlN、セラミックス、エポキシ樹脂等である。
【0051】
前記下ヒートシンク5、前記上ヒートシンク24を介して前記半導体レーザ素子ユニット12に電力が供給され、該半導体レーザ素子ユニット12が発光される。
【0052】
該半導体レーザ素子ユニット12の図8中左側面から発せられる熱は直接前記下ヒートシンク5に伝達され、前記半導体レーザ素子ユニット12の右側面からの熱は前記上ヒートシンク24、絶縁シート23を介して前記下ヒートシンク5に伝達され、前記半導体レーザ素子ユニット12の下側面からの熱は前記絶縁シート23を介して前記下ヒートシンク5に、又前記半導体レーザ素子ユニット12の上側面からの熱は前記押え板25を介して前記下ヒートシンク5に伝達される。而して、前記半導体レーザ素子ユニット12は4面から冷却される。
【0053】
図9、図10は本発明の応用例を示しており、前記半導体レーザ素子6,7,8を積層固着する場合の作業性を向上する為、前記下ヒートシンク5の半導体レーザ素子6,7,8が固着される場所を挾んで溝26を刻設したものである。
【0054】
前記半導体レーザ素子6,7,8を固着する場合は、通常ハンダ付けが行われるが、余分なハンダが前記溝26に溜りハンダの処理が容易になる。又、前記半導体レーザ素子6,7,8の位置決めの基準線となるので、位置決めが容易になる。
【0055】
図11は溝26に位置決め板27を立設したものであり、該位置決め板27を設けることで、前記半導体レーザ素子6,7,8を積層する場合に横ずれなく行える。前記位置決め板27は作業が完了すると取外す。尚、該位置決め板27はそのまま取付けて於いてもよい。この場合、該位置決め板27は電気絶縁性を有し、熱伝導性の高い材質とし、図2で示した電気絶縁部材10の代りとしてもよい。
【0056】
図12は本発明の更に他の応用例を示すものであり、前記半導体レーザ素子ユニット12を熱伝導性の高い材質により形成した熱伝導膜28を介して固着したものである。尚、前記下ヒートシンク5を電極として使用する場合は、更に前記熱伝導膜28は電導性を有するものが使用される。該熱伝導膜28の材質としてはダイアモンド薄膜、Cu−W、AlN等が挙げられる。
【0057】
前記熱伝導膜28を設けることで前記下ヒートシンク5と半導体レーザ素子ユニット12間の熱抵抗が減少し、前記半導体レーザ素子ユニット12の冷却特性が向上する。尚、前記熱伝導膜28は前記半導体レーザ素子ユニット12が設けられる箇所に部分的に形成されてもよく、或は前記下ヒートシンク5の全面に形成されてもよい。
【0058】
図13は本発明の更に他の応用例を示すものであり、熱膨張係数が前記半導体レーザ素子ユニット12に近い熱緩衝膜29を前記下ヒートシンク5の表面に形成し、前記半導体レーザ素子ユニット12を前記熱緩衝膜29を介して固着したものである。該熱緩衝膜29の材質としてはダイアモンド薄膜、Cu−W、AlN等が挙げられる。
【0059】
該熱緩衝膜29を設けることで、前記下ヒートシンク5に前記半導体レーザ素子ユニット12を取付ける際、或は該半導体レーザ素子ユニット12を駆動開始した時点等、前記下ヒートシンク5と半導体レーザ素子ユニット12間に温度差が生じる状態での該半導体レーザ素子ユニット12に発生する熱応力を減少させる。尚、前記熱緩衝膜29は前記半導体レーザ素子ユニット12が設けられる箇所に部分的に形成されてもよく、或は前記下ヒートシンク5の全面に形成されてもよい。
【0060】
尚、本発明に於いて、半導体レーザ素子ユニット12がパルス駆動され発熱量が大きくない場合、半導体レーザ素子間で波長を異ならせる場合等では半導体レーザ素子ユニット12の一面のみの冷却、例えば図1で上ヒートシンク9を省略した構造としてもよい。又、半導体レーザユニット12を横に複数並べて設けてもよい。
【0061】
【発明の効果】
以上述べた如く本発明によれば、相対向する面が電極面である少なくとも2つの半導体レーザ素子と、該半導体レーザ素子が電極面を介して積層され対向する面が電極面となる半導体レーザ素子ユニットと、該半導体レーザ素子ユニットの両電極面に設けられた放熱板とを具備するので、レーザ光線は、発光された時点で略束ねられた状態の光束となり、輝度が高くビーム径の小さい高出力のレーザ光線が得られる。
【0062】
又、前記一方の放熱板は他方の放熱板に熱的に接続され、他方の放熱板が冷却されるので、積層された複数の半導体レーザ素子を1つの冷却装置により冷却することが可能となる。
【0063】
又、前記半導体レーザ素子ユニットと前記放熱板と間に熱伝導性の高い部材が設けられたので、半導体レーザ素子ユニットと放熱板間の熱抵抗が減少し、放熱効果が増大する。
【0064】
又、前記半導体レーザ素子ユニットと前記放熱板と間に熱伝導性が高く、前記半導体レーザ素子ユニットの熱膨張係数に近い熱膨張係数を有する部材が設けられたので、放熱効果が増大すると共に前記部材が応力緩衝材となり、前記半導体レーザ素子ユニットから発生する熱応力を軽減する。
【0065】
更に又、前記半導体レーザ素子間に温度差が生じる様に前記半導体レーザ素子ユニットが冷却されるので、半導体レーザ素子から発せられるレーザ光線の波長を変えることができる等種々の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す概略斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の応用例を示す概略斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す概略斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の応用例を示す要部概略斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の応用例を示す要部概略正面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示す概略斜視図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態を示す概略斜視図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態を示す要部概略正面図である。
【図9】本発明の応用例を示す平面図である。
【図10】本発明の応用例を示す正面図である。
【図11】本発明の他の応用例を示す正面図である。
【図12】本発明の更に他の応用例を示す正面図である。
【図13】本発明の更に他の応用例を示す正面図である。
【図14】従来例の概略斜視図である。
【図15】他の従来例を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1     半導体レーザ装置
5     下ヒートシンク
6,7,8 半導体レーザ素子
9     上ヒートシンク
10    電気絶縁部材
12    半導体レーザ素子ユニット
13    絶縁シート
14    電極板
16    絶縁板
24    上ヒートシンク
26    溝
27    位置決め板
28    熱伝導膜
29    熱緩衝膜

Claims (12)

  1. 相対向する面が電極面である少なくとも2つの半導体レーザ素子と、該半導体レーザ素子が電極面を介して積層され対向する面が電極面となる半導体レーザ素子ユニットと、該半導体レーザ素子ユニットの両電極面に設けられた放熱板とを具備することを特徴とする半導体レーザ装置。
  2. 前記放熱板の一方に溝を形成し、該溝に前記半導体レーザ素子ユニットが収納され、前記放熱板の他方は前記半導体レーザ素子ユニットに取付けられると共に前記一方の放熱板に取付けられた請求項1の半導体レーザ装置。
  3. 2つの放熱板間に溝が形成され、該溝内に前記半導体レーザ素子ユニットが横置きされた請求項1の半導体レーザ装置。
  4. 前記溝と半導体レーザ素子ユニット間の間隙には熱伝導性のある電気絶縁材料が設けられている請求項2又は請求項3の半導体レーザ装置。
  5. 前記2つの放熱板が電気伝導性材料であり、該2つの放熱板が電気的に絶縁されている請求項1又は請求項2の半導体レーザ装置。
  6. 前記2つの放熱板の一方が電気絶縁材料であり、該一方の放熱板には通孔が穿設され、該通孔を通して電極が設けられる請求項1又は請求項2の半導体レーザ装置。
  7. 前記2つの放熱板間には熱伝導性を有する電気絶縁材料が設けられている請求項5の半導体レーザ装置。
  8. 前記一方の放熱板は他方の放熱板に熱的に接続され、他方の放熱板が冷却される請求項1の半導体レーザ装置。
  9. 前記一方の放熱板に前記半導体レーザ素子ユニットの形状に合わせ溝が刻設されている請求項1の半導体レーザ装置。
  10. 前記半導体レーザ素子ユニットと前記放熱板と間に熱伝導性の高い部材が設けられた請求項1又は請求項2の半導体レーザ装置。
  11. 前記半導体レーザ素子ユニットと前記放熱板と間に熱伝導性が高く、前記半導体レーザ素子ユニットの熱膨張係数に近い熱膨張係数を有する部材が設けられた請求項1又は請求項2の半導体レーザ装置。
  12. 前記半導体レーザ素子間に温度差が生じる様に前記半導体レーザ素子ユニットが冷却される請求項1又は請求項2の半導体レーザ装置。
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