JP2004039485A - モジュール電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】ポッティング材を用いたモジュール電池であって、さらに高い冷却性能および振動吸収性能を備えるモジュール電池の提供である。
【解決手段】電池2の電極タブ6、7に対応する位置に、モジュールケース3の底壁3aから所定高さの一対のボス10、11(12、13)を突設する一方、電池2の電極タブ6、7に貫通孔8を設けた。そして、電池2をモジュールケース3の一対のボス10および11(12および13)に締結固定した後、モジュールケース3にポッティング材P原液を流し込んで電池2をポッティング材P内に埋設した。このため、ポッティング材Pの肉厚を希望する肉厚に管理でき、最適な振動吸収性能を発揮させることができる。しかも、電池2の発熱をタブ6、7およびボス10、11、12、13を通じてモジュールケース3本体に効率的に逃がすことができるため、冷却性能が向上する。
【選択図】 図2
【解決手段】電池2の電極タブ6、7に対応する位置に、モジュールケース3の底壁3aから所定高さの一対のボス10、11(12、13)を突設する一方、電池2の電極タブ6、7に貫通孔8を設けた。そして、電池2をモジュールケース3の一対のボス10および11(12および13)に締結固定した後、モジュールケース3にポッティング材P原液を流し込んで電池2をポッティング材P内に埋設した。このため、ポッティング材Pの肉厚を希望する肉厚に管理でき、最適な振動吸収性能を発揮させることができる。しかも、電池2の発熱をタブ6、7およびボス10、11、12、13を通じてモジュールケース3本体に効率的に逃がすことができるため、冷却性能が向上する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発電要素(積層電極)を外装フィルムで被覆して密閉した電池を複数備えるモジュール電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
発電要素(積層電極)を外装フィルムで密閉した電池は、ケースがフィルム材であるため小型軽量であり、複数の電池を組み合わせてモジュール電池とすることで、例えば高出力が要求される電気自動車やハイブリッド車の駆動源への適用が期待されている。
【0003】
この種の電池は剛性が低いため、例えば特開2001−256939号公報のようにモジュールケースに電池を狭持固定する技術が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のモジュール電池では、モジュールケースに電池を狭持固定する構造であるため、最適な振動吸収性能を発揮させることが難しい。
【0005】
本発明はこのような従来技術の改良に係り、その目的は、最適な振動吸収性能を備えるモジュール電池の提供である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、外装フィルム内に発電要素を密閉するとともに該外装フルムから一対の電極タブを露出させてなる電池を、モジュールケースに複数収容したモジュール電池に適用される。そして、電池を、該電池の電極タブに設けられた貫通孔を通じて、電極タブに対応する位置にモジュールケースの底壁から所定高さに突設されたボスに締結固定し、モジュールケースにポッティング材を流し込むことで電池をポッティング材で固定するようにした。
【0007】
【発明の効果】
本発明によれば、ポッティング材の肉厚を希望する肉厚に管理でき、これにより最適な振動吸収性を発揮させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面をもとに説明する。図1〜図8は本発明の一実施形態を示すものであり、図1はこの実施形態のモジュール電池の一部破断部を含む全体図、図2は図1中II−II線に沿う断面図、図3は図1中III−III線に沿う断面図、図4は図2中A部の拡大図、図5はこの実施形態のモジュール電池に用いる電池であって、分図aは上面図、分図bは側面図、図6は図5中VI−VI線に沿う断面図、図7はこの実施形態のモジュール電池のバスバーであって、分図aは上面図、分図bは側面図、図8はモジュール電池のポッティング材注入工程を示す説明図である。
【0009】
この実施形態のモジュール電池1は、図1〜図3に示すように、電池2と、複数の電池2を収容してモジュール化する金属製のモジュールケース3と、モジュールケース3内に収容された電池2を埋設するポッティング材Pと、を備えた基本構造となっている。
【0010】
「電池」
電池2は、図5、6に示すように、発電要素としての扁平形状の積層電極21を、一対の外装フィルムとしてのラミネートフィルム22、23の中央部に配置し、これらラミネートフィルム22、23によって積層電極21の両面を挟むようにして覆い、ラミネートフィルム22、23の周縁部を熱溶着により接合(接合部分2B)することにより、これらラミネートフィルム22、23間に積層電極21とともに電解液を密閉したものである。これにより電池2の外観形状は、電池中央部の発電要素を収容した部位が厚肉部2Aとなっており、電池周辺部の接合部位2Bが薄肉部2Bとなっている。
【0011】
積層電極21は、複数枚の正極板21Aおよび負極板21Bをそれぞれセパレータ21Cを介在させつつ順次積層したものである。各正極板21Aは、正極リード21Dを介して正極タブ6に接続されるとともに、各負極板21Bは、負極リード21Eを介して負極タブ7に接続され、これら正極タブ6および負極タブ7がラミネートフィルム22、23の薄肉部2Bから外部に引き出されている。
【0012】
前記正極タブ6および負極タブ7は、Al,Cu,Ni,Feなどの金属箔によって形成され、この実施形態では正極タブ6はAlで、負極タブ7はNiで形成される。また、前記ラミネートフィルム22、23は、外側から内側に向けて、樹脂層としてのナイロン層α、接着剤層β、金属層としてのアルミ箔層γ、樹脂層としてのPE(ポリエチレン)またはPP(ポリプロピレン)層δで構成される。
【0013】
「電池の素材」
この実施形態の電池2は、高エネルギー密度・高出力のリチウムイオン二次電池を使用しており、車両用駆動源として最適なモジュール電池となっている。より具体的には、リチウムイオン二次電池は、以下のような構成である。
【0014】
正極板21Aを形成している正極の正極活物質としては、リチウムニッケル複合酸化物、具体的には一般式LiNi1−xMxO2(但し、0.01≦x≦0.5であり、MはFe,Co,Mn,Cu,Zn,Al,Sn,B,Ga,Cr,V,Ti,Mg,Ca,Srの少なくとも一つである。)で表せる化合物を含有する。
【0015】
また、正極はリチウムニッケル複合酸化物以外の正極活物質を含有することも可能である。リチウムニッケル複合酸化物以外の正極活物質としては、例えば一般式LiyMn2−zM’zO4(但し、0.9≦y≦1.2、0.01≦z≦0.5であり、M’はFe,Co,Ni,Cu,Zn,Al,Sn,B,Ga,Cr,V,Ti,Mg,Ca,Srの少なくとも一つである。)で表される化合物であるリチウムマンガン複合酸化物が挙げられる。また、一般式LiCo1−xMxO2(但し、0.01≦x≦0.5であり、MはFe,Ni,Mn,Cu,Zn,Al,Sn,B,Ga,Cr,V,Ti,Mg,Ca,Srの少なくとも一つである。)で表せる化合物であるリチウムコバルト複合酸化物を含有してもよい。
【0016】
リチウムニッケル複合酸化物、リチウムマンガン複合酸化物およびリチウムコバルト複合酸化物は、例えばリチウム、ニッケル、マンガン、コバルトなどの炭酸塩を組成に応じて混合し、酸素存在雰囲気中において600℃〜1000℃の温度範囲で焼成することにより得られる。なお、出発原料は炭酸塩に限定されず、水酸化物、酸化物、硝酸塩、有機酸塩等からも同様に合成可能である。
【0017】
なお、リチウムニッケル複合酸化物やリチウムマンガン複合酸化物などの正極活物質の平均粒径は、30μm以下であることが好ましい。
【0018】
また、負極板21Bを形成している負極活物質としては、比表面積が0.05m2/g以上、2m2/g以下の範囲であるものを使用する。この範囲とすることにより、負極表面上におけるSEI(Solid Electrolyte Interface:固体電解質界面)の形成を充分に抑制することができる。
【0019】
負極活物質の比表面積が0.05m2/g未満である場合、リチウムの出入り可能な場所が小さすぎるため、充電時において負極活物質中にドープされたリチウムが放電時において負極活物質中から充分に脱ドープされず、充放電効率が低下する。一方、負極活物質の比表面積が2m2/gを越える場合、負極表面上におけるSEI形成を制御することができない。
【0020】
負極活物質としては、対リチウム電位が2.0V以下の範囲でリチウムをドープ・脱ドープすることが可能な材料であれば何れも使用可能であり、具体的には難黒鉛化性炭素材料、人造黒鉛、天然黒鉛、熱分解黒鉛類、ピッチコークスやニードルコークスや石油コークスなどのコークス類、グラファイト、ガラス状炭素類、フェノール樹脂やフラン樹脂などを適当な温度で焼成して炭化した有機高分子化合物焼成体、炭素繊維、活性炭、カーボンブラックなどの炭素質材料を使用することが可能である。
【0021】
また、リチウムと合金を形成可能な金属、およびその合金も使用可能であり、具体的には、酸化鉄、酸化ルテニウム、酸化モリブデン、酸化タングステン、酸化スズ等の比較的低電位でリチウムをドープ・脱ドープする酸化物やその窒化物、3B族典型元素の他、SiやSnなどの元素、または例えばMxSi、MxSn(但し、式中MはSi又はSnを除く1つ以上の金属元素を表す。)で表されるSiやSnの合金などを使用することができる。これらの中でも、特にSiまたはSi合金を使用することが好ましい。
【0022】
さらに、電解液としては、電解質塩を非水溶媒に溶解して調製される液状のものの他、電解質塩を非水溶媒に溶解した溶液を高分子マトリクス中に保持させたポリマーゲル電解質であってもよい。
【0023】
非水電解質としてはポリマーゲル電解質を用いる場合、使用する高分子材料として、ポリフッ化ビニリデン、ポリアクリロニトリルなどが挙げられる。
【0024】
非水溶媒としては、この種の非水電解質二次電池においてこれまで使用されている非水溶媒であれば何でも使用可能であり、例えばプロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、1,2−ジメトキシエタン、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、γ−ブチロラクトン、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、ジエチルエーテル、スルホラン、メチルスルホラン、アセトニトリル、プロピオニトリルなどが挙げられる。なお、これらの非水溶媒は、1種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を混合して用いてもよい。
【0025】
特に、非水溶媒は不飽和カーボネートを含有することが好ましく、具体的には、ビニレンカーボネート、エチレンエチリデンカーボネート、エチレンイソプロプロピリデンカーボネート、プロピリデンカーボネートなどを含有することが好ましい。また、これらの中でも、ビニレンカーボネートを含有することが最も好ましい。非水溶媒として不飽和カーボネートを含有することにより、負極活物質に生成するSEIの性状(保護膜の機能)に起因する効果が得られ、耐過放電特性がより向上すると考えられる。
【0026】
また、この不飽和カーボネートは電解質中に0.05重量%以上、5重量%以下の割合で含有されることが好ましく、特に0.5重量%以上、3重量%以下の割合で含有されることが最も好ましい。不飽和カーボネートの含有量を上記範囲とすることで、初期放電容量が高く、エネルギ密度の高い非水二次電池となる。
【0027】
電解質塩としては、イオン伝導性を示すリチウム塩であれば特に限定されることはなく、例えばLiClO4、LiAsF6、LiPF6、LiBF4、LiB(C6H5)4、LiCl、LiBr、CH3SO3Li、CF3SO3Liなどが使用可能である。これらの電解質塩は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を混合して用いることも可能である。
【0028】
「モジュールケース」
図1〜3に示すように、モジュールケース3は、上部開口部を有する容器形状であって、蓋体4によって密閉される。モジュールケース3の底壁3a内面からは、各電池2の電極タブ(正極タブ6および負極タブ7)に対応する位置に一対のボス10、11および一対のボス12、13が突設されている。
【0029】
この実施形態では、背中合わせで積層された2つの電池2、2が一組で用いられ、一対のボス10、11に、一組の電池2の電極タブ6、7を載置してボルトBで締結固定し、また一対のボス12、13に、一組の電池2の電極タブ6、7を載置してボルトBで締結固定している。なお、電池2には、電極タブ6、7に貫通孔8が予め設けられており、この貫通孔8を通じてボス10(11、12、13)に締結固定されるようになっている。
【0030】
一対のボス10、11および一対のボス12、13は、モジュールケース3の底壁3a内面から所定高さに設定されており、これによりモジュールケース3の底壁3a内面と電池2との間に均一の空隙が形成される。このため、モジュールケース3にポッティング材P原液を注入した際には(図8参照)、モジュールケース3の底壁3aと電池2との間に確実にポッティング材Pが流れ込み、所定時間を経過して固化するポッティング材Pの肉厚は均一となる。
【0031】
ここで、各電池2間および該電池2と入出力端子17、18との間は、平板状のバスバー14およびL字状のバスバー15、16によって電気的に接続されて強電回路が形成されるが、この実施形態では、各バスバー14、15、16は電池2の電極タブ6、7とともにボス10、11、12、13に共締めされている。
【0032】
図4は、この共締め構造であって、代表してボス13への共締め構造を示す。具体的には、この共締め構造は、図4に示すように、ボス13の頂面に絶縁性ワッシャ25、バスバー14、積層された一組の電池2の正極タブ6、絶縁性ワッシャ26、ワッシャ27を順次積み重ねて、これらをともにボルトBでボス13に締結固定した構造である。
【0033】
また、モジュールケース3の底壁3a外面のボス10、11、12、13に対応する位置には冷却フィン19が設けられていて、電池2の発電要素21の発熱は、正極タブ6および負極タブ7→ボルトB→ボス10、11、12、13→(モジュールケース3本体)→冷却フィン19→大気と放熱され、より効率的に放熱できる。
【0034】
なお、この実施形態では、上記のようにボス10、11、12、13の裏面に冷却フィン19を設けてあるが、図9に示すようにモジュールケース3の底壁3a外面全体に冷却フィン31を設けた構造でもよい。この場合は、モジュール電池30の冷却性能がさらに向上する。しかも、冷却フィン31によってモジュールケース3の剛性が向上し、モジュール電池30の取扱い性も向上する。
【0035】
「組立工程」
以下、この実施形態のモジュール電池1の組立工程を説明する。
【0036】
(1)まず、モジュールケース3の一対のボス10、11に、絶縁性ワッシャ25および絶縁性ワッシャ26およびワッシャ27を介して、バスバー14、15および背中合わせに積層した一組の電池2、2のタブ6、7を共締めすることで、電池2、2を固定する(図4参照)。また、同様に、一対のボス12、13に、絶縁性ワッシャ25および絶縁性ワッシャ26およびワッシャ27を介して、バスバー14、16および背中合わせに積層した一組の電池2、2のタブ6、7を共締めすることで、電池2、2を固定する(図4参照)
(2)次に、バスバー15、16と入出力端子17、18を接続して、強電回路を形成する。ここで、回路が異常なく形成されているか、導通検査を行い、仮に、回路が断線している場合は、ボルトBを外して部品を部分的に交換する
(3)回路の導通検査が正常であれば、図8に示すようにモジュールケース3の底壁3a近傍までポッティング材注入ノズルNを挿入して、モジュールケース3の底壁3aからポッティング材P原液を注入していく
(4)最終的に、ポッティング材Pが固化してから、モジュールケース3に蓋体4を被せて接合して、モジュール電池1とする。
【0037】
「作用効果」
ここで、振動吸収性を発揮すべく、図10、11に示すようにモジュールケース101内に電池102を納めてウレタン樹脂などのポッティング材Pを流し込んで固定することも考えられる。
【0038】
しかしながら、この場合、ポッティング材を適切な状態に注入することが難しい。つまり、図10に示すように、モジュールケース101の底壁101aに電池102、102、・・・を配置した状態でポッティング材P原液を注入する場合、モジュールケース101と電池102、102、・・・との隙間にポッティング材Pを十分に回り込ませることが困難であり、ポッティング材Pの振動吸収性を十分に発揮することができない。また、図11に示すように、モジュールケース101の底壁101aと電池102、102、・・・との間にスペーサ107を配置して隙間Sを確保する構造としても、ポッティング材Pを均一の厚みにすることは難しく、十分な振動吸収性を発揮させることが難しい。しかも、この場合、スペーサ107の部分でポッティング材Pが不連続となるなるため、このスペーサ107の部分での振動吸収性を期待できないことは勿論のこと、スペーサ107周辺に応力が集中してしまいポッティング材Pが分解または剥離してしまう虞がある。
【0039】
これに対して、この実施形態のモジュール電池1によれば、電池2の一対の電極タブ6、7に対応する位置に、モジュールケース3の底壁3a内面から一対のボス10、11(12、13)を突設する一方、前記電池2の電極タブ6、7に貫通孔8を設け、該電池2をモジュールケース3のボス10、11(12、13)に締結固定した後、モジュールケース3にポッティング材P原液を流し込んで電池2をポッティング材Pに固定した構造をとるため、ポッティング材Pの肉厚を希望する肉厚に管理でき、最適な振動吸収性能を発揮させることができる。
【0040】
しかも、電池2の発熱を電極タブ6、7およびボス10、11、12、13を通じてモジュールケース本体に効率的に逃がすことができるため、冷却性能が向上する。また、モジュールケース3が金属製であるため、さらに効率的に電池2の発熱を放熱できる。
【0041】
また、この実施形態のモジュール電池1によれば、電池2の電極タブ6、7はバスバー14、15、16と共締めしてあるため、組立作業が容易となる。つまり、通常、複数の電池をモジュール化する場合、複数の電池とバスバーとを溶接(例えば超音波溶接)してサブアセンブリした後、モジュールケース内に納めるが、この場合、比較的軟弱な電池と硬質なバスバーとのサブアッセンブリ体は取り扱いが難しく、モジュール電池の組立作業が煩雑である。しかしながら、この実施形態では、順次、電池2とバスバー14、15、16とをモジュールケース3に組み付けて共締めした構造であるため、組立作業が容易となる。また、ポッティング材Pを注入前に導通検査を行い異常ならば、部分的に交換することが容易であるため、品質管理も容易となる。
【0042】
また、この実施形態のモジュール電池1によれば、モジュールケース3の底壁3a外面のボス10、11、12、13に対応する位置に冷却フィン19を設けたため、より効率的に放熱でき、モジュール電池1の冷却性能がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの実施形態のモジュール電池の横断面図。
【図2】図2は図1中II−II線に沿う断面図。
【図3】図3は図1中III−III線に沿う断面図。
【図4】図4は図2中のA部の拡大図。
【図5】図5はこの実施形態のモジュール電池に用いる電池であって、分図aは上面図、分図bは側面図。
【図6】図6は図5中VI−VI線に沿う断面図。
【図7】図7はこの実施形態のモジュール電池のバスバーであって、分図aは上面図、分図bは側面図。
【図8】図8はモジュール電池のポッティング材注入工程を示す説明図。
【図9】図9は本発明のモジュール電池の変形例を示す図。
【図10】図10はモジュール電池の一従来例を示す説明図。
【図11】図11はモジュール電池の一従来例を示す説明図。
【符号の説明】
1 モジュール電池
2 電池
3 モジュールケース
3a モジュールケース底壁
6 正極タブ(電極タブ)
7 負極タブ(電極タブ)
8 貫通孔
10 ボス
11 ボス
12 ボス
13 ボス
14 バスバー
15 バスバー
16 バスバー
19 冷却フィン
21 積層電極(発電要素)
22 ラミネートフィルム(外装フィルム)
23 ラミネートフィルム(外装フィルム)
25 絶縁性ワッシャ(絶縁材)
26 絶縁性ワッシャ(絶縁材)
P ポッティング材
30 モジュール電池
31 冷却フィン
【発明の属する技術分野】
本発明は、発電要素(積層電極)を外装フィルムで被覆して密閉した電池を複数備えるモジュール電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
発電要素(積層電極)を外装フィルムで密閉した電池は、ケースがフィルム材であるため小型軽量であり、複数の電池を組み合わせてモジュール電池とすることで、例えば高出力が要求される電気自動車やハイブリッド車の駆動源への適用が期待されている。
【0003】
この種の電池は剛性が低いため、例えば特開2001−256939号公報のようにモジュールケースに電池を狭持固定する技術が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のモジュール電池では、モジュールケースに電池を狭持固定する構造であるため、最適な振動吸収性能を発揮させることが難しい。
【0005】
本発明はこのような従来技術の改良に係り、その目的は、最適な振動吸収性能を備えるモジュール電池の提供である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、外装フィルム内に発電要素を密閉するとともに該外装フルムから一対の電極タブを露出させてなる電池を、モジュールケースに複数収容したモジュール電池に適用される。そして、電池を、該電池の電極タブに設けられた貫通孔を通じて、電極タブに対応する位置にモジュールケースの底壁から所定高さに突設されたボスに締結固定し、モジュールケースにポッティング材を流し込むことで電池をポッティング材で固定するようにした。
【0007】
【発明の効果】
本発明によれば、ポッティング材の肉厚を希望する肉厚に管理でき、これにより最適な振動吸収性を発揮させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面をもとに説明する。図1〜図8は本発明の一実施形態を示すものであり、図1はこの実施形態のモジュール電池の一部破断部を含む全体図、図2は図1中II−II線に沿う断面図、図3は図1中III−III線に沿う断面図、図4は図2中A部の拡大図、図5はこの実施形態のモジュール電池に用いる電池であって、分図aは上面図、分図bは側面図、図6は図5中VI−VI線に沿う断面図、図7はこの実施形態のモジュール電池のバスバーであって、分図aは上面図、分図bは側面図、図8はモジュール電池のポッティング材注入工程を示す説明図である。
【0009】
この実施形態のモジュール電池1は、図1〜図3に示すように、電池2と、複数の電池2を収容してモジュール化する金属製のモジュールケース3と、モジュールケース3内に収容された電池2を埋設するポッティング材Pと、を備えた基本構造となっている。
【0010】
「電池」
電池2は、図5、6に示すように、発電要素としての扁平形状の積層電極21を、一対の外装フィルムとしてのラミネートフィルム22、23の中央部に配置し、これらラミネートフィルム22、23によって積層電極21の両面を挟むようにして覆い、ラミネートフィルム22、23の周縁部を熱溶着により接合(接合部分2B)することにより、これらラミネートフィルム22、23間に積層電極21とともに電解液を密閉したものである。これにより電池2の外観形状は、電池中央部の発電要素を収容した部位が厚肉部2Aとなっており、電池周辺部の接合部位2Bが薄肉部2Bとなっている。
【0011】
積層電極21は、複数枚の正極板21Aおよび負極板21Bをそれぞれセパレータ21Cを介在させつつ順次積層したものである。各正極板21Aは、正極リード21Dを介して正極タブ6に接続されるとともに、各負極板21Bは、負極リード21Eを介して負極タブ7に接続され、これら正極タブ6および負極タブ7がラミネートフィルム22、23の薄肉部2Bから外部に引き出されている。
【0012】
前記正極タブ6および負極タブ7は、Al,Cu,Ni,Feなどの金属箔によって形成され、この実施形態では正極タブ6はAlで、負極タブ7はNiで形成される。また、前記ラミネートフィルム22、23は、外側から内側に向けて、樹脂層としてのナイロン層α、接着剤層β、金属層としてのアルミ箔層γ、樹脂層としてのPE(ポリエチレン)またはPP(ポリプロピレン)層δで構成される。
【0013】
「電池の素材」
この実施形態の電池2は、高エネルギー密度・高出力のリチウムイオン二次電池を使用しており、車両用駆動源として最適なモジュール電池となっている。より具体的には、リチウムイオン二次電池は、以下のような構成である。
【0014】
正極板21Aを形成している正極の正極活物質としては、リチウムニッケル複合酸化物、具体的には一般式LiNi1−xMxO2(但し、0.01≦x≦0.5であり、MはFe,Co,Mn,Cu,Zn,Al,Sn,B,Ga,Cr,V,Ti,Mg,Ca,Srの少なくとも一つである。)で表せる化合物を含有する。
【0015】
また、正極はリチウムニッケル複合酸化物以外の正極活物質を含有することも可能である。リチウムニッケル複合酸化物以外の正極活物質としては、例えば一般式LiyMn2−zM’zO4(但し、0.9≦y≦1.2、0.01≦z≦0.5であり、M’はFe,Co,Ni,Cu,Zn,Al,Sn,B,Ga,Cr,V,Ti,Mg,Ca,Srの少なくとも一つである。)で表される化合物であるリチウムマンガン複合酸化物が挙げられる。また、一般式LiCo1−xMxO2(但し、0.01≦x≦0.5であり、MはFe,Ni,Mn,Cu,Zn,Al,Sn,B,Ga,Cr,V,Ti,Mg,Ca,Srの少なくとも一つである。)で表せる化合物であるリチウムコバルト複合酸化物を含有してもよい。
【0016】
リチウムニッケル複合酸化物、リチウムマンガン複合酸化物およびリチウムコバルト複合酸化物は、例えばリチウム、ニッケル、マンガン、コバルトなどの炭酸塩を組成に応じて混合し、酸素存在雰囲気中において600℃〜1000℃の温度範囲で焼成することにより得られる。なお、出発原料は炭酸塩に限定されず、水酸化物、酸化物、硝酸塩、有機酸塩等からも同様に合成可能である。
【0017】
なお、リチウムニッケル複合酸化物やリチウムマンガン複合酸化物などの正極活物質の平均粒径は、30μm以下であることが好ましい。
【0018】
また、負極板21Bを形成している負極活物質としては、比表面積が0.05m2/g以上、2m2/g以下の範囲であるものを使用する。この範囲とすることにより、負極表面上におけるSEI(Solid Electrolyte Interface:固体電解質界面)の形成を充分に抑制することができる。
【0019】
負極活物質の比表面積が0.05m2/g未満である場合、リチウムの出入り可能な場所が小さすぎるため、充電時において負極活物質中にドープされたリチウムが放電時において負極活物質中から充分に脱ドープされず、充放電効率が低下する。一方、負極活物質の比表面積が2m2/gを越える場合、負極表面上におけるSEI形成を制御することができない。
【0020】
負極活物質としては、対リチウム電位が2.0V以下の範囲でリチウムをドープ・脱ドープすることが可能な材料であれば何れも使用可能であり、具体的には難黒鉛化性炭素材料、人造黒鉛、天然黒鉛、熱分解黒鉛類、ピッチコークスやニードルコークスや石油コークスなどのコークス類、グラファイト、ガラス状炭素類、フェノール樹脂やフラン樹脂などを適当な温度で焼成して炭化した有機高分子化合物焼成体、炭素繊維、活性炭、カーボンブラックなどの炭素質材料を使用することが可能である。
【0021】
また、リチウムと合金を形成可能な金属、およびその合金も使用可能であり、具体的には、酸化鉄、酸化ルテニウム、酸化モリブデン、酸化タングステン、酸化スズ等の比較的低電位でリチウムをドープ・脱ドープする酸化物やその窒化物、3B族典型元素の他、SiやSnなどの元素、または例えばMxSi、MxSn(但し、式中MはSi又はSnを除く1つ以上の金属元素を表す。)で表されるSiやSnの合金などを使用することができる。これらの中でも、特にSiまたはSi合金を使用することが好ましい。
【0022】
さらに、電解液としては、電解質塩を非水溶媒に溶解して調製される液状のものの他、電解質塩を非水溶媒に溶解した溶液を高分子マトリクス中に保持させたポリマーゲル電解質であってもよい。
【0023】
非水電解質としてはポリマーゲル電解質を用いる場合、使用する高分子材料として、ポリフッ化ビニリデン、ポリアクリロニトリルなどが挙げられる。
【0024】
非水溶媒としては、この種の非水電解質二次電池においてこれまで使用されている非水溶媒であれば何でも使用可能であり、例えばプロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、1,2−ジメトキシエタン、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、γ−ブチロラクトン、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、ジエチルエーテル、スルホラン、メチルスルホラン、アセトニトリル、プロピオニトリルなどが挙げられる。なお、これらの非水溶媒は、1種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を混合して用いてもよい。
【0025】
特に、非水溶媒は不飽和カーボネートを含有することが好ましく、具体的には、ビニレンカーボネート、エチレンエチリデンカーボネート、エチレンイソプロプロピリデンカーボネート、プロピリデンカーボネートなどを含有することが好ましい。また、これらの中でも、ビニレンカーボネートを含有することが最も好ましい。非水溶媒として不飽和カーボネートを含有することにより、負極活物質に生成するSEIの性状(保護膜の機能)に起因する効果が得られ、耐過放電特性がより向上すると考えられる。
【0026】
また、この不飽和カーボネートは電解質中に0.05重量%以上、5重量%以下の割合で含有されることが好ましく、特に0.5重量%以上、3重量%以下の割合で含有されることが最も好ましい。不飽和カーボネートの含有量を上記範囲とすることで、初期放電容量が高く、エネルギ密度の高い非水二次電池となる。
【0027】
電解質塩としては、イオン伝導性を示すリチウム塩であれば特に限定されることはなく、例えばLiClO4、LiAsF6、LiPF6、LiBF4、LiB(C6H5)4、LiCl、LiBr、CH3SO3Li、CF3SO3Liなどが使用可能である。これらの電解質塩は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を混合して用いることも可能である。
【0028】
「モジュールケース」
図1〜3に示すように、モジュールケース3は、上部開口部を有する容器形状であって、蓋体4によって密閉される。モジュールケース3の底壁3a内面からは、各電池2の電極タブ(正極タブ6および負極タブ7)に対応する位置に一対のボス10、11および一対のボス12、13が突設されている。
【0029】
この実施形態では、背中合わせで積層された2つの電池2、2が一組で用いられ、一対のボス10、11に、一組の電池2の電極タブ6、7を載置してボルトBで締結固定し、また一対のボス12、13に、一組の電池2の電極タブ6、7を載置してボルトBで締結固定している。なお、電池2には、電極タブ6、7に貫通孔8が予め設けられており、この貫通孔8を通じてボス10(11、12、13)に締結固定されるようになっている。
【0030】
一対のボス10、11および一対のボス12、13は、モジュールケース3の底壁3a内面から所定高さに設定されており、これによりモジュールケース3の底壁3a内面と電池2との間に均一の空隙が形成される。このため、モジュールケース3にポッティング材P原液を注入した際には(図8参照)、モジュールケース3の底壁3aと電池2との間に確実にポッティング材Pが流れ込み、所定時間を経過して固化するポッティング材Pの肉厚は均一となる。
【0031】
ここで、各電池2間および該電池2と入出力端子17、18との間は、平板状のバスバー14およびL字状のバスバー15、16によって電気的に接続されて強電回路が形成されるが、この実施形態では、各バスバー14、15、16は電池2の電極タブ6、7とともにボス10、11、12、13に共締めされている。
【0032】
図4は、この共締め構造であって、代表してボス13への共締め構造を示す。具体的には、この共締め構造は、図4に示すように、ボス13の頂面に絶縁性ワッシャ25、バスバー14、積層された一組の電池2の正極タブ6、絶縁性ワッシャ26、ワッシャ27を順次積み重ねて、これらをともにボルトBでボス13に締結固定した構造である。
【0033】
また、モジュールケース3の底壁3a外面のボス10、11、12、13に対応する位置には冷却フィン19が設けられていて、電池2の発電要素21の発熱は、正極タブ6および負極タブ7→ボルトB→ボス10、11、12、13→(モジュールケース3本体)→冷却フィン19→大気と放熱され、より効率的に放熱できる。
【0034】
なお、この実施形態では、上記のようにボス10、11、12、13の裏面に冷却フィン19を設けてあるが、図9に示すようにモジュールケース3の底壁3a外面全体に冷却フィン31を設けた構造でもよい。この場合は、モジュール電池30の冷却性能がさらに向上する。しかも、冷却フィン31によってモジュールケース3の剛性が向上し、モジュール電池30の取扱い性も向上する。
【0035】
「組立工程」
以下、この実施形態のモジュール電池1の組立工程を説明する。
【0036】
(1)まず、モジュールケース3の一対のボス10、11に、絶縁性ワッシャ25および絶縁性ワッシャ26およびワッシャ27を介して、バスバー14、15および背中合わせに積層した一組の電池2、2のタブ6、7を共締めすることで、電池2、2を固定する(図4参照)。また、同様に、一対のボス12、13に、絶縁性ワッシャ25および絶縁性ワッシャ26およびワッシャ27を介して、バスバー14、16および背中合わせに積層した一組の電池2、2のタブ6、7を共締めすることで、電池2、2を固定する(図4参照)
(2)次に、バスバー15、16と入出力端子17、18を接続して、強電回路を形成する。ここで、回路が異常なく形成されているか、導通検査を行い、仮に、回路が断線している場合は、ボルトBを外して部品を部分的に交換する
(3)回路の導通検査が正常であれば、図8に示すようにモジュールケース3の底壁3a近傍までポッティング材注入ノズルNを挿入して、モジュールケース3の底壁3aからポッティング材P原液を注入していく
(4)最終的に、ポッティング材Pが固化してから、モジュールケース3に蓋体4を被せて接合して、モジュール電池1とする。
【0037】
「作用効果」
ここで、振動吸収性を発揮すべく、図10、11に示すようにモジュールケース101内に電池102を納めてウレタン樹脂などのポッティング材Pを流し込んで固定することも考えられる。
【0038】
しかしながら、この場合、ポッティング材を適切な状態に注入することが難しい。つまり、図10に示すように、モジュールケース101の底壁101aに電池102、102、・・・を配置した状態でポッティング材P原液を注入する場合、モジュールケース101と電池102、102、・・・との隙間にポッティング材Pを十分に回り込ませることが困難であり、ポッティング材Pの振動吸収性を十分に発揮することができない。また、図11に示すように、モジュールケース101の底壁101aと電池102、102、・・・との間にスペーサ107を配置して隙間Sを確保する構造としても、ポッティング材Pを均一の厚みにすることは難しく、十分な振動吸収性を発揮させることが難しい。しかも、この場合、スペーサ107の部分でポッティング材Pが不連続となるなるため、このスペーサ107の部分での振動吸収性を期待できないことは勿論のこと、スペーサ107周辺に応力が集中してしまいポッティング材Pが分解または剥離してしまう虞がある。
【0039】
これに対して、この実施形態のモジュール電池1によれば、電池2の一対の電極タブ6、7に対応する位置に、モジュールケース3の底壁3a内面から一対のボス10、11(12、13)を突設する一方、前記電池2の電極タブ6、7に貫通孔8を設け、該電池2をモジュールケース3のボス10、11(12、13)に締結固定した後、モジュールケース3にポッティング材P原液を流し込んで電池2をポッティング材Pに固定した構造をとるため、ポッティング材Pの肉厚を希望する肉厚に管理でき、最適な振動吸収性能を発揮させることができる。
【0040】
しかも、電池2の発熱を電極タブ6、7およびボス10、11、12、13を通じてモジュールケース本体に効率的に逃がすことができるため、冷却性能が向上する。また、モジュールケース3が金属製であるため、さらに効率的に電池2の発熱を放熱できる。
【0041】
また、この実施形態のモジュール電池1によれば、電池2の電極タブ6、7はバスバー14、15、16と共締めしてあるため、組立作業が容易となる。つまり、通常、複数の電池をモジュール化する場合、複数の電池とバスバーとを溶接(例えば超音波溶接)してサブアセンブリした後、モジュールケース内に納めるが、この場合、比較的軟弱な電池と硬質なバスバーとのサブアッセンブリ体は取り扱いが難しく、モジュール電池の組立作業が煩雑である。しかしながら、この実施形態では、順次、電池2とバスバー14、15、16とをモジュールケース3に組み付けて共締めした構造であるため、組立作業が容易となる。また、ポッティング材Pを注入前に導通検査を行い異常ならば、部分的に交換することが容易であるため、品質管理も容易となる。
【0042】
また、この実施形態のモジュール電池1によれば、モジュールケース3の底壁3a外面のボス10、11、12、13に対応する位置に冷却フィン19を設けたため、より効率的に放熱でき、モジュール電池1の冷却性能がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの実施形態のモジュール電池の横断面図。
【図2】図2は図1中II−II線に沿う断面図。
【図3】図3は図1中III−III線に沿う断面図。
【図4】図4は図2中のA部の拡大図。
【図5】図5はこの実施形態のモジュール電池に用いる電池であって、分図aは上面図、分図bは側面図。
【図6】図6は図5中VI−VI線に沿う断面図。
【図7】図7はこの実施形態のモジュール電池のバスバーであって、分図aは上面図、分図bは側面図。
【図8】図8はモジュール電池のポッティング材注入工程を示す説明図。
【図9】図9は本発明のモジュール電池の変形例を示す図。
【図10】図10はモジュール電池の一従来例を示す説明図。
【図11】図11はモジュール電池の一従来例を示す説明図。
【符号の説明】
1 モジュール電池
2 電池
3 モジュールケース
3a モジュールケース底壁
6 正極タブ(電極タブ)
7 負極タブ(電極タブ)
8 貫通孔
10 ボス
11 ボス
12 ボス
13 ボス
14 バスバー
15 バスバー
16 バスバー
19 冷却フィン
21 積層電極(発電要素)
22 ラミネートフィルム(外装フィルム)
23 ラミネートフィルム(外装フィルム)
25 絶縁性ワッシャ(絶縁材)
26 絶縁性ワッシャ(絶縁材)
P ポッティング材
30 モジュール電池
31 冷却フィン
Claims (5)
- 外装フィルム内に発電要素を密閉するとともに該外装フィルムから一対の電極タブを露出させてなる電池と、前記電池を複数収容するモジュールケースと、を備えたモジュール電池であって、
各電池の電極タブに対応する位置に、前記モジュールケースの底壁から所定高さのボスを突設する一方、前記電池の電極タブに貫通孔を設け、
該電池を該電池の電極タブの貫通孔を通じて前記モジュールケースのボスに締結固定し、前記モジュールケースにポッティング材を流し込んで前記電池をポッティング材に固定したことを特徴とするモジュール電池。 - 請求項1記載のモジュール電池あって、
前記モジュールケースは、金属製であり、
前記電池の電極タブは、前記モジュールケースのボスに絶縁材を介在させてボルトで締結固定してあることを特徴とするモジュール電池。 - 請求項1または請求項2記載のモジュール電池であって、
前記電池の電極タブはバスバーと共締めしてあることを特徴とするモジュール電池。 - 請求項1〜3のいずれか1項記載のモジュール電池であって、
前記モジュールケースの底壁外面の、前記ボスに対応する位置に冷却フィンを設けたことを特徴とするモジュール電池。 - 請求項1〜3のいずれか1項記載のモジュール電池であって、
前記モジュールケースの底壁外面全体に冷却フィンを設けたことを特徴とするモジュール電池。
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