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JP2004034064A - 押出用ダイス及び押出方法 - Google Patents

押出用ダイス及び押出方法 Download PDF

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JP2004034064A
JP2004034064A JP2002192879A JP2002192879A JP2004034064A JP 2004034064 A JP2004034064 A JP 2004034064A JP 2002192879 A JP2002192879 A JP 2002192879A JP 2002192879 A JP2002192879 A JP 2002192879A JP 2004034064 A JP2004034064 A JP 2004034064A
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JP
Japan
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die
extrusion
inner peripheral
dies
groove
Prior art date
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Withdrawn
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JP2002192879A
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English (en)
Inventor
Haruo Terada
寺田 春雄
Koji Nagashima
永島 光二
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

【課題】特に、複雑な断面形状の形材を押出加工する場合の、孔型のコナー部や薄肉部等での製品寸法不良や割れ発生を防止するとともにダイス寿命を延長させる。
【解決手段】孔型形状が相似形である前方ダイス2aと後方ダイス2bとを重ねることで、孔型内周面2dと2e間に潤滑剤溜りとなる溝2fが形成されている。潤滑剤溜りにより、潤滑剤供給不足による製品表面の焼付や割れの発生を防止するとともにダイスの寿命を延長できる。また、孔型角度θを20°以上とすることにより、潤滑剤のダイス孔型への供給を十分に行うことにより製品の表面疵を防止でき、孔型角度θを60°以下とすることによりダイスに付加される過大な面圧によるダイスの変形を防止して製品寸法不良の発生を防止できる。さらには、前方ダイス2aと後方ダイス2bとに分轄構造にすることで製作が容易になるので製作費を削減できる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビレット等の素材を形鋼及び継目無管等に押出加工する際に用いるダイス及び該ダイスを用いた押出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
押出加工においては、ダイスと押出素材との摺動摩擦を軽減するために摺動面に潤滑剤が供給されるが、潤滑剤は必ずしも摺動面に十分には供給されない。その結果、ダイスに焼付が発生したり、製品に割れなどの表面疵が発生する。特に、複雑な断面形状に押出加工する場合は、孔型のコナー部や薄肉部等でメタル充満不足や急激な加工により、製品寸法不良(細り)や割れが発生し易い。また、孔型のコナー部においてダイスへの面圧が増大しダイスが変形し、孔型寸法が変動することで製品寸法不良が発生する。
【0003】
孔型コナー部での潤滑剤供給不足による焼付や製品寸法不良などの問題を解決する方法として、ダイス孔型のコナー部における流れ込み曲率半径を他の部分よりも大きくすることにより潤滑剤の供給量を多くする方法が特公昭59−15727号公報により知られている。 しかしながら、このダイスは適切な流れ込み曲率半径が孔型の部位毎で複雑に変化するため、ダイス加工が困難でる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、押出加工における潤滑剤供給不足によるダイスの焼付や製品の表面疵発生を防止するものである。特に複雑な断面形状に押出加工する場合の、孔型のコナー部や薄肉部等での孔型へのメタル充満不足や急激な加工による製品寸法不良や割れ発生を防止することを目的とするとともに、ダイス寿命を延長させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る押出用ダイスは、
(1)孔型の内周面に該内周面を少なくとも一周する溝が形成されていることを特徴とする押出用ダイス。
(2)孔型が相似形である複数枚のダイスの該孔型を重ねたとき、各孔型の内周面間で該内周面を少なくとも一周する溝が形成されていることを特徴とする押出用ダイス。
(3)孔型が相似形である複数枚のダイスの該孔型を重ねたとき、各孔型の内周面間で該内周面を少なくとも一周する溝が形成されており、前記各孔型の内周面との接線とダイス軸心線とでなす孔型角度θが20°〜60°であることを特徴とする押出用ダイス。
【0006】
本発明に係る押出方法は、
(4)孔型の内周面に該内周面を少なくとも一周する溝が形成されたダイスを用いて押出加工を行うことを特徴とする押出方法。
(5)孔型が相似形である複数枚のダイスの該孔型を重ねたとき、各孔型の内周面間で該内周面を少なくとも一周する溝が形成されたダイスを用いて押出加工を行うことを特徴とする押出方法。
(6)孔型が相似形である複数枚のダイスの該孔型を重ねたとき、各孔型の内周面間で該内周面を少なくとも一周する溝が形成されており、前記各孔型の内周面との接線とダイス軸心線とでなす孔型角度θが20°〜60°であるダイスを用いて押出加工を行うことを特徴とする押出方法。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の請求項1及び4に沿う押出用ダイス及び押出方法を説明する縦断面図である。本発明の一体構造の押出用ダイス1は、前方部1aと後方部1bとからなり、押出装置に装着した状態を示している。本発明の押出用ダイス1と図5に示す従来の押出用ダイス4とで異なる点は、本発明の押出用ダイス1は、孔型内周面1dと1eの間に該内周面を少なくとも一周する溝1fが形成されていることである。この溝1fにより潤滑剤3を貯留する潤滑剤溜りが形成されている。5はビレット、6はコンテナー、7はダイホルダー、8はダイバッカー
である。
【0008】
溝1fによって潤滑剤溜りが形成されていると、ビレット5と共に孔型内周面1dに供給された潤滑剤3は、一旦溝1fに貯留され、溝1fに充満すると孔型内周面1eに供給される。その結果、孔型内周面1d及び1eには潤滑剤3が十分に供給されることになるので、潤滑剤供給不足による焼付や製品表面の割れ発生を防止することができる。
【0009】
特に、複雑な断面形状の形材に押出加工する場合の、孔型のコナー部や薄肉部等でのメタル流れが良好となるので、孔型へのメタル充満不足や急激な加工による製品寸法不良や割れ発生を防止するとともに、面圧の低減によるダイスの変形防止によりダイス寿命を延長させることができる。また、溝1fにおいて押出素材の減面加工が分断されるため、溝のないダイスによる急激な減面加工と比べて加工面に付加される面圧が減少し、その結果、面圧過大によるダイス変形(製品寸法不良)及び製品の表面疵発生を防止できる。上記潤滑剤の十分な供給による焼付きの防止と、減面率加工が分断されることによる面圧減少効果によりダイスの変形を抑制でき、ダイス寿命が延長する。
【0010】
前記のように、本発明の押出用ダイス1は、孔型の内周面に潤滑剤溜りとなる溝1fを形成することにより、従来問題であった潤滑剤供給不足によるダイス焼付きや製品表面の割れ発生を防止することができるとともにダイス寿命を延長させることができる。しかしながら、図1のような溝1fが形成された本発明のダイスは、構造が複雑であるため製作が困難であり製作コストが高くなり、しかもダイスの前方部は殆ど損耗しないにも関らず、後方部のみが損耗した時点で廃棄しなければならないという問題がある。
【0011】
図2及び図3は、本発明の請求項2及び5に沿う押出用ダイス及び押出方法を説明する図であり、図2は縦断面図、図3(a)は前方ダイス2aの、図3(b)は後方ダイス2bの各正面図である。本発明の分割構造の押出用ダイス2は、図1の一体構造の押出用ダイス1を孔型が相似形である前方ダイス2aと後方ダイス2bとに分割構造としたものであり、前方ダイス2aと後方ダイス2bを重ねたとき、各孔型の内周面2dと2e間で該内周面を少なくとも一周する溝2fが形成されている。
【0012】
このように分割構造にすると、一体構造と比べて製作が非常に容易であり、製作費が一体構造と比べて1/10以下で済む。また、ダイス内周面に形成された溝によって該内周面に潤滑剤が十分に供給されるため、溝がない従来と比べてダイス寿命が、前方ダイス3aは10〜30倍、後方ダイス3bは2〜3倍に延長する。なお、以上では前方ダイスと後方ダイスの2分割ダイスとしたが、必要に応じて3分割以上にしてもよい。この場合、孔型の内周面に該内周面を少なくとも一周する溝が分割数に対応して形成されている。また、複数枚のダイスの孔型は相似形であると説明したが、所定形状の製品を製造可能であれば、厳密に相似形である必要はない。
【0013】
図4は、本発明の請求項3及び6に沿う押出用ダイス及び押出方法を説明する縦断面図である。潤滑剤のダイス孔型への供給を十分に行うため、及びダイスへの過大な面圧によるダイスの変形を防止するためには、図4に示すように、孔型が相似形である前方ダイス2aと後方ダイス2bの各ダイスの孔型を重ねたとき、ダイス軸心線Sと複数枚のダイスの孔型内周面(2d、2e)との接線cとでなす孔型角度θを20°〜60°とすることが好ましい。孔型角度θが20°未満では、潤滑剤の孔型内周面への供給が不十分となり、ダイスの焼付きが発生してダイスが変形するとともに製品に表面疵が発生する場合がある。また、孔型角度θが60°を超えると、ダイスに付加される面圧が過大となってダイスが摩耗するとともに変形して製品寸法不良が発生する場合がある。
【0014】
【実施例】
図2、図3に示した形状の孔型をもつ押出用ダイスを用いてSUS304ステンレス鋼ビレットの熱間押出加工を行った。表1に、本発明のダイス、比較例のダイス及び従来例のダイスを使用した場合の押出加工条件及び押出結果を示す。なお、ダイスの製作費指数はNo.1を100とする指数である。
【0015】
【表1】
Figure 2004034064
【0016】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の請求項1及び2に沿う押出用ダイス及び押出方法によれば、孔型の内周面に該内周面を少なくとも一周する溝を形成することで潤滑剤溜りを形成することにより、ダイスの焼付や製品の表面疵発生を防止するとともに、特に、複雑な断面形状の形材を押出加工する場合の、孔型のコナー部や薄肉部等でのメタル充満不足や急激な加工による製品寸法不良や割れ発生を防止するとともにダイス寿命を延長させることができる。
【0017】
また、本発明の請求項2及び5沿う押出用ダイス及び押出方法によれば、前記押出用ダイスを前方ダイスと後方ダイスの分割構造とすることにより、一体構造と比べて製作が非常に容易であり、製作費が一体構造と比べて1/10以下で済む。また、ダイス寿命が一体構造のダイスと比べて前方ダイスは10〜30倍、後方ダイスは2〜3倍に延長する。
【0018】
また、本発明の請求項3及び6沿う押出用ダイス及び押出方法によれば、前記分割構造ダイスの軸心線と各ダイスの内周面との接線とでなす孔型角度θを20°以上とすることにより、潤滑剤のダイス内周面への供給を十分に行うことができ、ダイスの焼付きや変形、さらには製品表面疵の発生を防止できる。また、孔型角度θを60°以下とすることで、ダイスに付加される過大面圧を防止してダイス変形による製品寸法不良及びダイス変形を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押出用ダイス(一体構造)の縦断面図
【図2】本発明の押出用ダイス(分割構造)の縦断面図
【図3】本発明の押出用ダイス(分割構造)の正面図
【図4】本発明ダイスにおける孔型角度θを示す図
【図5】従来の押出用ダイスの縦断面図
【符号の説明】
1:本発明の押出用ダイス(一体構造)
1a:ダイスの前方部
1b:ダイスの後方部
1c:ダイスの孔型
1d:孔型内周面
1e:孔型内周面
1f;孔型内周面を1周以上する溝
2:本発明の押出用ダイス(分割構造)
2a:前方ダイス
2b:後方ダイス
2c:ダイスの孔型
2d:孔型内周面
2e:孔型内周面
2f;孔型内周面を1周以上する溝
3:潤滑剤
4:従来の押出用ダイス
5;ビレット
6:コンテナー
7:ダイホルダー
8:ダイバッカー
s:ダイス軸心線
c:孔型内周面面との接線
θ:孔型角度

Claims (6)

  1. 孔型の内周面に該内周面を少なくとも一周する溝が形成されていることを特徴とする押出用ダイス。
  2. 孔型が相似形である複数枚のダイスの該孔型を重ねたとき、各孔型の内周面間で該内周面を少なくとも一周する溝が形成されていることを特徴とする押出用ダイス。
  3. 孔型が相似形である複数枚のダイスの該孔型を重ねたとき、各孔型の内周面間で該内周面を少なくとも一周する溝が形成されており、前記各孔型の内周面との接線とダイス軸心線とでなす孔型角度θが20°〜60°であることを特徴とする押出用ダイス。
  4. 孔型の内周面に該内周面を少なくとも一周する溝が形成されたダイスを用いて押出加工を行うことを特徴とする押出方法。
  5. 孔型が相似形である複数枚のダイスの該孔型を重ねたとき、各孔型の内周面間で該内周面を少なくとも一周する溝が形成されたダイスを用いて押出加工を行うことを特徴とする押出方法。
  6. 孔型が相似形である複数枚のダイスの該孔型を重ねたとき、各孔型の内周面間で該内周面を少なくとも一周する溝が形成されており、前記各孔型の内周面との接線とダイス軸心線とでなす孔型角度θが20°〜60°であるダイスを用いて押出加工を行うことを特徴とする押出方法。
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