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JP2004031791A - タングステン合金のエッチング液及びエッチング方法 - Google Patents

タングステン合金のエッチング液及びエッチング方法 Download PDF

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JP2004031791A
JP2004031791A JP2002188056A JP2002188056A JP2004031791A JP 2004031791 A JP2004031791 A JP 2004031791A JP 2002188056 A JP2002188056 A JP 2002188056A JP 2002188056 A JP2002188056 A JP 2002188056A JP 2004031791 A JP2004031791 A JP 2004031791A
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etching
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titanium
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JP2002188056A
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Yasuhiro Kawase
河瀬 康弘
Makoto Ishikawa
石川 誠
Noriyuki Saito
斉藤 範之
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

【課題】半導体装置や液晶表示装置の薄膜トランジスタの電極や配線、またこれらの電極の配線やバリアメタルとして用いられているタングステン及び/又はチタン−タングステン合金の積層構造を有した基板において、基板上の電子部材、各種積層膜等を腐食することなく、サイドエッチングを抑制したエッチング液及びエッチング方法を提供する。
【解決手段】配線又は電極用の良導電性を有する金属の存在下、過酸化水素水及びアルカリ成分を含むpH7以下のエッチング液により、タングステン及び/又はチタン−タングステン合金の基板をエッチングすることにより、不要部の該金属膜を溶解除去する。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はタングステン及び/又はチタン−タングステン合金のエッチングに関し、具体的には金属とタングステン及び又はチタン−タングステン合金の積層構造を有した電子部品製造に於けるエッチング液に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置や液晶表示装置の薄膜トランジスタの電極や配線にタングステンやタングステン合金が用いられている。これらは従来から半導体装置のゲート電極に用いられていたが、特にタングステンはサブミクロンの微細なコンタクトホールやビアホールの埋め込み用途としても広く用いられるようになってきた。また、これら工程の後、基板面に成膜したタングステン膜を加工して、配線としても用いられている。
【0003】
更に、タングステンやチタン−タングステン合金はバリアメタルとして半導体装置や液晶表示装置の電極部等に用いられているが、アルミニウムや金等と積層構造にして、配線として用いられることもある。
これらタングステン及び/又はチタン−タングステン合金は、一般的にはドライエッチングにて加工される。この方法にて使用されるガスとして、タングステンではSF/NやCF/O等、またチタン−タングステンではCF/OやSF/As等を用いてエッチングされる。
【0004】
しかしながら、チタン−タングステン合金をドライエッチングにて加工する際には、装置内のチャンバーや排気管内にチタンが付着し易く、パーティクル発生の要因となる問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この様なパーティクルの問題に加えて、半導体製造装置や液晶表示装置に於ける生産性向上の為に、化学エッチャントを用いたウエットエッチングで加工・処理がなされている。
例えば特開昭62−143422号公報ではタングステンを過酸化水素溶液にて溶解除去する技術が記載されている。
【0006】
チタン−タングステン合金についても特開昭63−299120号公報、特開平02−100376号公報、特開平11−219946号公報等で過酸化水素水を用いてエッチングすることを提案している。特開平9−275098号公報では過酸化水素水中にチタン−タングステン合金よりも酸化物の生成自由エネルギーがより低い金属を溶解したエッチングを提案している。
【0007】
また、特開平8−250462号公報ではチタン−タングステン合金のエッチング方法として、過酸化水素水に水酸化アンモニウムを加えた溶液を、更に、特開2000−311891では過酸化水素水にリン酸塩を加えたアルカリ系の過酸化水素水を提案している。
しかしながら、タングステン及び/又はチタン−タングステン合金を過酸化水素水にてエッチングする場合には、そのエッチング速度が遅く、生産性を大きく向上することが出来ない欠点を有している。加えて、タングステン及び/又はチタン−タングステン合金の酸化・溶解により溶液のpHが変化して、これによりエッチング速度の変化及び共存する他の金属部位、例えば配線又は電極用の良導電性を有する金属を腐食することが懸念されている。
【0008】
また、過酸化水素水に水酸化アンモニウム等のアルカリ成分を添加して7より大きなpHを有するアルカリ系過酸化水素水では、同濃度の過酸化水素水に比べて、タングステン及び/又はチタン−タングステン合金のエッチング速度は向上する。しかし、タングステン及び/又はチタン−タングステン合金部に大きなサイドエッチングを引き起こし、且つアルカリ性下では溶解した金属イオン又はその酸化物の共存により、過酸化水素水の分解速度が飛躍的に大きくなり、自己分解反応による温度上昇や、更には液中の過酸化水素濃度の低下によるエッチング液としての処理条件の制御、エッチング処理後の廃液管理等が困難となる問題を有していた。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、詳しくは半導体装置や液晶表示装置の薄膜トランジスタの電極や配線、またこれら電極の配線やバリアメタルとして用いられるタングステン及び/又はチタン−タングステン合金の積層構造を有した基板において、配線又は電極用の良導電性を有する金属である、基板上の電子部材や各種積層膜等を腐食することなく、タングステン及び/又はチタン−タングステン合金膜について、エッチング速度を安定化させ、サイドエッチングを抑制して選択的にエッチングするエッチング液及びそれを用いたエッチング方法を提供することを目的とするものである。
【0010】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、配線又は電極用の良導電性を有する金属の存在下において、特定のアルカリ成分によりpHを7以下に制御した過酸化水素水を含む特定の溶液をエッチング液として用いることにより、同一濃度の過酸化水素水と比べて同等程度のエッチング速度を維持しながらも、電極の配線やバリアメタルの積層構造におけるタングステン及び/又はチタン−タングステン合金部のサイドエッチングを抑制しうることを見出した。また従来、エッチング液のpHによってはタングステン及び/又はチタン−タングステン合金のエッチング速度が変化したり、前記電子部材や積層構造等の金属種によってはその金属表面が腐食されるという問題があったが、アルカリ成分によりpHを制御することにより、前記特性を維持しながらエッチング速度を安定化させ、金属腐食も併せて抑制できることを見出し本発明を達するに至った。
【0011】
すなわち本発明の要旨は、配線又は電極用の良導電性を有する金属の存在下、少なくとも以下の(A)、(B)を含有し、pHが7以下であることを特徴とするタングステン及び/又はチタン−タングステン合金をエッチングするためのエッチング液、及びこれを用いたエッチング方法に存する。
(A)過酸化水素水
(B)アルカリ成分
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は過酸化水素水に特定のアルカリ成分を含有させて、pHが7以下であることを特徴とするエッチング液及びそのエッチング方法に存しており、特に基板上の電子部材、各種積層膜等である、配線又は電極用の良導電性を有する金属を腐食することなく、タングステン及び/又はチタン−タングステン合金膜について、エッチング速度を安定化させ、サイドエッチングを抑制して選択的にエッチングするエッチング液を提供することを目的とするものである。
【0013】
本発明における過酸化水素水としては任意の濃度のものを用いることが出来る。しかし、過酸化水素水の濃度が低過ぎるとタングステン及び/又はチタン−タングステン合金のエッチング速度が遅くなり、また、過酸化水素水の濃度が高過ぎるとエッチングされた金属イオン成分等の影響により、過酸化水素水の安定性が低下する為に好ましくない。一般的には、エッチング液におけるエッチング速度及び安定性を考慮して、過酸化水素水の濃度としては1〜50重量%が好ましく、より好ましくは5〜40重量%であり、10〜35重量%が最も好ましい。
【0014】
また、本発明におけるエッチング液のpHは特定のアルカリ成分を用いて調整を行う。特定のアルカリ成分としては任意のものを使用できるが、中でも下記一般式(I)又は(II)にて表される化合物等を用いることが好ましい。
【化3】
OH−               (I)
【化4】
(ROH−          (II)
(但し、Rはアルカリ金属類を示し、Rは、水素原子、水酸基、アルコキシ基、ハロゲンにて置換されていてもよい炭素数1〜3のアルキル基を示し、Rは全て同一でも異なっていてもよい。)
これらを含め、本発明にて用いるアルカリ性成分は、単独または2種以上を任意の割合で使用してもよい。これらアルカリ成分の内、基板への拡散・残留性やエッチング液中に於ける中和生成物の溶解度、及びエッチング処理後の廃液処理の容易性から、水酸化カリウム及び水酸化アンモニウムが好ましく、水酸化カリウムが特に好ましい。
【0015】
この特定のアルカリ成分を用いて、エッチング液のpH調整を行う際には、タングステン及び/又はチタン−タングステン合金のエッチング速度、サイドエッチングの抑制、過酸化水素水の安定性、及び積層構造部のエッチングされてはならない、配線又は電極用の良導電性を有する金属への腐食性等を考慮して、pHが7以下の範囲が好ましい。前記金属としては、アルミニウム、銅、錫、鉛、銀、金、及びこれらを主成分とする合金等が挙げられる。また、特定のアルカリ成分を過剰に入れてpHを7より大きくすると、エッチング速度は向上するものの、サイドエッチングの発生が顕著となり好ましくない。
【0016】
また、エッチング液のpHを7以下にするとタングステン及び/又はチタン−タングステン合金のサイドエッチングを抑制することが出来る。この際、前記(A)以外の電解質濃度が高いとサイドエッチングの抑制効果の低減や、タングステン及び/又はチタン−タングステン合金のエッチング速度が低下して、実生産におけるスループットの低下を招く為、(A)以外の電解質濃度としては3%以下が好ましく、1.5%以下がより好ましい。最も好ましくは(A)以外の電解質濃度が1%以下であり、これにより良好なサイドエッチング抑制効果が得られる。またpHが低くなると、積層構造部の金属の種類によっては腐食等が発生する場合がある。その場合には、腐食が発生するpHよりも高いpH領域にて用いることが好ましい。特に、タングステン及び/又はチタン−タングステン合金上の積層金属が銅及び/又は銅を主成分とする合金の場合、腐食抑制の為にはエッチング液のpHとしては6〜7の範囲が好ましい。
【0017】
また、本発明のエッチング液は、タングステン及び/又はチタン−タングステン合金のエッチングの進行に伴い適宜前記アルカリ成分を追添加し、pHが7以下の特定pH値にてpH変化を制御、又はエッチング速度の変化を制御して用いてもよい。一般に、過酸化水素系のエッチング液を用いてタングステン及び/又はチタン−タングステン合金をエッチングすると、タングステンが酸化・溶解してタングステン酸を生じる。これにより、エッチングの進行に伴い、エッチング液のpHは徐々に低下し、エッチング速度の低下のみならず、配線又は電極用の良導電性金属の種類によっては、エッチングの進行により金属の腐食が発生することもある。この為、エッチングの進行に伴い適宜前記アルカリ成分を追添加し、pHが7以下の特定pH値にてpH変化を±2.0以内に制御して用いることが好ましく、より好ましくはpH変化を±1.0以内に制御して用いることであり、特定のpH値にてpH変化を±0.5以内に制御して用いることが最も好ましい。
【0018】
また本発明のエッチング液には、更に界面活性剤を含有することで、基板面の濡れ性、基板の積層構造における高アスペクト部のエッチング液の浸透性及び各種パーティクル汚染や有機物汚染等の除去性等が向上するので好ましい。
本発明に用いられる界面活性剤は従来公知の任意のものを使用することが出来る。界面活性剤の選択にあたっては、基板面の濡れ性、対象とするエッチング部位のアスペクト比や、各種パーティクル及び有機物汚染の種類、要求される清浄度レベル、界面活性剤コスト、化学的安定性等から総合的に判断し、選択すれば良い。特に基板の積層構造におけるエッチング対象部位のアスペクト比が1を越える構造については、エッチング液の浸透性向上の為に、添加により液の表面張力を0.45[N/m]以下に低下させる界面活性剤が好ましい。界面活性剤としては、アニオン系、カチオン系、両性、ノニオン系の界面活性剤が挙げられるが、中でもアニオン系、両性、ノニオン系の界面活性剤が好ましい。特にアニオン系、ノニオン系の界面活性剤が好ましい。これらの界面活性剤は単独で用いても良いし、異種の2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。中でもアニオン系界面活性剤とノニオン系界面活性剤の組み合わせは化学エッチャントの浸透性向上、低気泡性、汚染除去効果の点から好ましい。
【0019】
アニオン系界面活性剤としては、カルボン酸型、スルホン酸型、硫酸エステル型、リン酸エステル型など、両性界面活性剤としてはアミノ酸型、ベタイン型など、ノニオン系界面活性剤としては、ポリエチレングリコール型、多価アルコール型などが挙げられる。
アニオン系界面活性剤の中ではスルホン酸型(−SO−基を有する)、硫酸エステル型(−OSO−)、及びカルボン酸型(−CO−)が好ましい。具体的には−SO−基、−OSO−基又は−CO−基を少なくとも1つ有する化合物が好ましく、これらは単独で使用しても、2種以上を適宜組み合わせて用いてもよい。具体的にはアルキルスルホン酸、アルキルベンゼンスルホン酸、アルキル硫酸エステル系、アルキルエーテル硫酸エステル系、アルキルカルボン酸及びこれらの塩類が好ましく用いられる。
【0020】
ノニオン系界面活性剤の中では、ポリエチレングリコール型としてポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルなど、またポリアルキレングリコール型としてポリオキシエチレンポリオキシプロピレンエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシブチレンエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルなど、多価アルコール型として、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルなどが挙げられる。これらの界面活性剤のうち、化学的安定性、汚染除去性に優れ、なおかつ、低起泡性が優れる点で、好ましくは、ポリオキシアルキレン(アルキル)エーテルなどが用いられる。
【0021】
本発明の除去液中の界面活性剤濃度は、除去液に対して通常0.0001〜5重量%、好ましくは0.001〜1重量%である。界面活性剤の添加量が少なすぎると界面活性剤によるエッチング液の浸透性向上及び各種パーティクル汚染除去性能が十分でなく、また多過ぎると泡立ちが顕著となり、エッチング方法に不向きとなったり、また廃液を活性汚泥等にて分解処理する際の負荷が増大する場合がある。
【0022】
本発明のエッチング液には、更に酸化剤を含有させて、エッチング液の酸化還元電位を制御することにより、タングステン及び/又はチタン−タングステン合金のエッチング速度等が向上するので好ましい。また、酢酸、蓚酸、クエン酸やEDTA等のカルボン酸や燐酸、硫酸及びこれらの塩類は、本エッチング液の化学的安定性の向上やpH調整、エッチングの選択性向上の為に好ましく用いられる。
【0023】
本発明に用いられる酸化剤、カルボン酸、その他酸及びこれらの塩類としては従来公知の任意のものを使用できる。これらの選択にあたっては、エッチングされてはならない金属の存在下、タングステン及び/又はチタン−タングステン合金の積層構造を有する基板等において、エッチング液のエッチング性能、部材への腐食性、化学的安定性等から総合的に判断し、選択すればよい。
【0024】
本発明のエッチング液によるタングステン及び/又はチタン−タングステン合金のエッチングは15〜30℃程度の室温にて行ってもよいが、エッチング速度を向上させる目的で、30〜80℃に加温して行ってもよい。溶解した金属イオン成分を含む化学エッチャント液の安定性、及びエッチング液のエッチング速度の点から好ましくは20〜50℃にて行われる。
【0025】
更に本発明のエッチング液は、エッチング液にタングステン及び/又はチタン−タングステン合金の積層構造を有する基板やウエハーを浸漬させる方法で用いられる。エッチング液への基板やウエハーの接触方法には、エッチング槽にエッチング液を満たして基板やウエハーを浸漬させるディップ式等が挙げられる。またエッチング処理の際には該基板やウエハーを振動させたり、槽内のエッチング液を強制循環させることによりエッチング効果を高めることが出来るのでより好ましい。その他の基板やウエハーの接触方法としては、エッチング液を基板面へ噴霧するスプレー方式や、回転するウエハーや基板にノズルより吐出するスピン方式等が挙げられるが、これらの処理方法もディップ式と併せて好ましく用いられる。
【0026】
【実施例】
次に実施例を用いて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施例により何ら限定されるものではない。
<実施例1〜5>
エッチング液の評価には、シリコン基板上にチタン−タングステン合金(Ti/W=1/9 以下TiW合金と略す)を200nmの膜厚で堆積させたTiW/Si基板上に、更に8μm膜厚の銅メッキ配線(線幅20μm)を積層させた基板を用いて、個々ディップ式によるエッチング液の評価を実施した。
【0027】
31wt%過酸化水素水にタングステン粉末及び水酸化カリウムを添加して、化学エッチャント50mlをpHメーター((株)堀場製作所 D−24)を用いてpH調整を実施した後、液温度を28℃に調整し前記基板を用いて、エッチング評価を行った。エッチング評価に際しては、基板をエッチング液に浸漬してから、目視にてTiW合金膜が完全に溶解したことを確認した後、純水にてリンス洗浄を実施し、エアーブロー乾燥を行った。このTiW合金膜が完全に溶解するのに要した時間よりエッチングレート(以下E.R.と略す 単位nm/min)を算出した。
【0028】
TiW合金膜をエッチング処理した後、更に酸性溶液にて銅メッキ配線を溶解除去し純水にてリンス洗浄を実施して、エアーブロー乾燥を行った。得られたTiW合金の配線幅をレーザー顕微鏡((株)KEYENCE製 VK−8500)を用いて測定し、初期の銅配線幅からの減少分よりサイドエッチング量を求めた。これによりTiW合金膜が完全に溶解するのに要した時間からサイドエッチングレート(以下S.R.と略す 単位nm/min)を算出し、S.R.とE.R.との比(S.R./E.R.)を速度比αとした。結果を表1に示す。
【0029】
<比較例1〜3>
各々濃度の過酸化水素水に組成に応じて蓚酸、燐酸水素カリウム及び水酸化カリウムを添加して、エッチング液50mlのpH調整を実施した以外は実施例1〜6と同様に評価を実施した。結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
Figure 2004031791
【0031】
<実施例6〜11>
エッチング液による積層膜の腐食性評価には、シリコン基板上に約4μm膜厚の銅メッキ膜を積層させたテスト基板を用いて、ディップによるエッチング液の評価を実施した。
31wt%過酸化水素水に組成に応じてタングステン粉末及び水酸化カリウムを添加して、エッチング液50mlのpH調整を実施した後、液温度を20℃に調整し、前記テスト基板を用いて、腐食性評価を行った。腐食性評価に際しては、基板を30分間エッチング液に浸漬した後、純水にてリンス洗浄を実施し、エアーブローにて乾燥を行った。前記テスト基板の銅メッキ膜表面を目視にて観察して、エッチング液による処理前と比較して、変色や腐食などの状態変化がないものを○、変色や腐食による溶解を生じているものを×とした。結果を表2に示す。
【0032】
<比較例4,5>
31wt%過酸化水素水にタングステン粉末を添加して、エッチング液50mlのpH調整を実施した以外は実施例6〜11と同様に評価を実施した。結果を表2に示す。
<比較例6〜11>
31wt%過酸化水素水に組成に応じて蓚酸、燐酸水素カリウム、タングステン粉末及び水酸化カリウムを添加して、エッチング液50mlのpH調整を実施した以外は実施例6〜11と同様に評価を実施した。結果を表2に示す。
【0033】
【表2】
Figure 2004031791
【0034】
<実施例12、13>
31wt%過酸化水素水に組成に応じてタングステン粉末及び水酸化カリウムを添加し、また表3に記載の界面活性剤を個々の濃度にて添加した後、エッチング液50mlのpH調整を実施した以外は実施例1〜6と同様に評価を実施した。エッチング液の表面張力は表面張力計(協和科学(株)製 CBVP  SURFACE  TENSIOMETER  A3)を用いて測定を行った。得られたTiW合金膜のエッチング処理部の面内均一性についてレーザー顕微鏡を用いて評価を行い、TiW合金膜が基板内で均一にエッチングされているものを良好、基板内のアスペクト比が1を越える部位にてエッチング残等が観察されたものを不良とした。結果を表3に示す。
【0035】
<比較例12、13>
31wt%過酸化水素水に組成に応じて水酸化カリウムを添加してエッチング液50mlのpH調整を必要に応じて実施した以外は実施例12,13と同様に評価を実施した。結果を表3に示す。
【0036】
【表3】
Figure 2004031791
【0037】
以上の結果から明らかなように、本発明のエッチング液を用いた選択的エッチング方法により、従来からのアルカリ性過酸化水素水等を用いたエッチング液に比べて、タングステン及び/又はチタン−タングステン合金のサイドエッチング量を大幅に抑制することが可能となる。また、タングステンやチタン−タングステン合金は過酸化水素水にてエッチング・溶解するとタングステン酸を生成し、これがエッチング液のpHを低下させ、積層構造膜の例えば銅などの金属を腐食するが、本発明のエッチング方法により、エッチングの進行に伴い適宜前記アルカリ成分を添加することによるpH制御により、金属積層膜の腐食もなく、安定したエッチングが可能となる。
【0038】
【発明の効果】
本発明のエッチング液及びエッチング方法によれば、半導体装置や液晶表示装置の薄膜トランジスタの電極や配線、またこれらの電極の配線やバリアメタルとして用いられているタングステン及び/又はチタン−タングステン合金の積層構造を有した基板において、基板上の電子部材、各種積層膜等を腐食することなく、サイドエッチングを抑制することが出来る。これにより、従来法と比較して格段に寸法制御性の高い選択的なエッチングを達成し、デバイスの電気特性及び動作特性を改善し、半導体素子の性能向上が可能となる。

Claims (14)

  1. 配線又は電極用の良導電性を有する金属の存在下、少なくとも以下の(A)、(B)を含有し、pHが7以下であることを特徴とするタングステン及び/又はチタン−タングステン合金をエッチングするためのエッチング液。
    (A)過酸化水素水
    (B)アルカリ成分
  2. アルカリ成分(B)が下記一般式(I)又は(II)で表される化合物であることを特徴とする請求項1に記載のエッチング液。
    Figure 2004031791
    Figure 2004031791
    (但し、Rはアルカリ金属類を示し、Rは、水素原子、水酸基、アルコキシ基、ハロゲンにて置換されていてもよい炭素数1〜3のアルキル基を示し、Rは全て同一でも異なっていてもよい。)
  3. アルカリ成分(B)が水酸化カリウムであることを特徴とする請求項1または2に記載のエッチング液。
  4. エッチング液中における(A)以外の電解質濃度が3%以下であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のエッチング液
  5. 前記エッチング液のpHが6以上7以下であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のエッチング液。
  6. 該エッチング液中の(A)の含有量が1〜50重量%であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のエッチング液。
  7. エッチング液へ添加することにより、エッチング液の表面張力を0.45[N/m]以下に低下させる水溶性有機化合物(C)を含有することを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載のエッチング液。
  8. 化合物(C)が下記(III)又は(IV)で表されることを特徴とする請求項7に記載のエッチング液。
    −SOM基、−OSOM基、又は −COOM基を有するアニオン系界面活性剤 (III)
    (但し、Mはアルカリ金属類、又は水素原子を表す)
    オキシアルキレン基の繰り返し単位構造を有するノニオン系界面活性剤  (IV)
  9. 化合物(C)がポリオキシアルキレンアルキルエーテル誘導体であることを特徴とする請求項7又は8に記載のエッチング液。
  10. エッチング液中の(C)の含有量が0.0001〜5重量%であることを特徴とする請求項7乃至9の何れかに記載のエッチング液。
  11. 配線又は電極用の良導電性を有する金属が、アルミニウム、銅、錫、鉛、銀、金及びこれらを主成分とする合金からなる群より選ばれたものであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載のエッチング液。
  12. エッチング液が20〜50℃の温度にて用いることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載のエッチング液。
  13. 配線又は電極用の良導電性を有する金属の存在下、請求項1乃至12のいずれかに記載のエッチング液を用いる、タングステン及び/又はチタン−タングステン合金のエッチング方法であって、エッチング処理時のpH値変動がエッチング処理前のエッチング液のpHに対して±2以内とすることを特徴とするエッチング方法。
  14. エッチング液のpHを6〜7の範囲に制御して用いることを特徴とする請求項13に記載のエッチング方法。
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