JP2004030983A - コネクタ - Google Patents
コネクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004030983A JP2004030983A JP2002181929A JP2002181929A JP2004030983A JP 2004030983 A JP2004030983 A JP 2004030983A JP 2002181929 A JP2002181929 A JP 2002181929A JP 2002181929 A JP2002181929 A JP 2002181929A JP 2004030983 A JP2004030983 A JP 2004030983A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- detection
- lock arm
- detection member
- lock
- bending
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 142
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims abstract description 58
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 23
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 5
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 claims 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 abstract 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 abstract 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 abstract 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 abstract 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
【課題】嵌合検知機能を確実に発揮させる。
【解決手段】検知部材50が検知位置にある状態でロックアーム36をロック解除方向へ撓ませようとしても、撓み片53が撓み規制部40に当接してそれ以上のロックアーム36の撓みが規制される。即ち、両コネクタハウジング10,20を離脱時は、検知位置の検知部材50を待機位置へ移動させなければ、ロックアーム36をロック部26から外すことはできない。検知部材50が検知位置に残ったままで両コネクタハウジング10,20が離脱されることはなく、離脱後に再び両コネクタハウジング10,20を嵌合するときには、検知部材50が必ず待機位置で待機した状態となるので、嵌合検知作業が忘れられてしまう虞がない。
【選択図】 図7
【解決手段】検知部材50が検知位置にある状態でロックアーム36をロック解除方向へ撓ませようとしても、撓み片53が撓み規制部40に当接してそれ以上のロックアーム36の撓みが規制される。即ち、両コネクタハウジング10,20を離脱時は、検知位置の検知部材50を待機位置へ移動させなければ、ロックアーム36をロック部26から外すことはできない。検知部材50が検知位置に残ったままで両コネクタハウジング10,20が離脱されることはなく、離脱後に再び両コネクタハウジング10,20を嵌合するときには、検知部材50が必ず待機位置で待機した状態となるので、嵌合検知作業が忘れられてしまう虞がない。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、嵌合検知機能を備えたコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
嵌合検知機能を備えたコネクタとして、特開2001−110524公報に提案されているものがある。このコネクタは、一方のコネクタハウジングに設けたレバーの回動によって他方のコネクタハウジングを引き寄せて嵌合状態に至らしめるようにしたものであって、レバーを正規嵌合位置まで回動させると、レバーに設けたロックアームが他方のコネクタハウジングのロック部に係止し、もって、両コネクタハウジングが正規嵌合状態にロックされるようになっている。
【0003】
そして、レバーには、撓み片を備えた検知部材が、待機位置と検知位置との間で移動し得るように設けられている。レバーが正規嵌合位置に達しない状態では、撓み片がロックアームの係合部に突き当たることによって、検知部材が待機位置に保持されている。レバーが正規嵌合位置まで回動された状態では、撓み片が、ロック部に押されて係合部から解離するように撓まされるため、検知部材を検知位置に移動させることが可能となる。
【0004】
即ち、レバーの回動操作後に検知部材が待機位置から検知位置へ移動させることができるか否かによって、レバーが正規嵌合位置まで回動されて両コネクタハウジングが正規嵌合されているか否かを検知することができるのである。
上記コネクタにおいては、メンテナンス等のために両コネクタハウジングを一旦離脱させることがある。離脱に際しては、まず、検知位置の検知部材を待機位置へ移動させ、その後、ロックアームを解除方向へ弾性撓みさせることによってロック部から解離させてロック解除状態とし、レバーを嵌合時とは逆向きに回動させる。
【0005】
このように、離脱時に、ロックアームのロック解除操作を行う前に検知部材を検知位置から待機位置に戻しておけば、再度嵌合するときに検知部材を移動させる作業を忘れずに済み、嵌合検知機能を確実に発揮させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来公報に開示されているコネクタは、両コネクタハウジングがロックされるとともに検知部材が検知位置に移動した状態では、検知部材の撓み片が弾性復帰してロックアームの係合部に覆い被さり、ロックアームをロック解除方向へ撓ませようとしたときに、係合部が撓み片に当接してロックアームの弾性撓みを抑える構造になっている。ところが、ロックアームに付与されるロック解除力が通常の操作力を上回る過大な力であった場合には、撓み片もロックアームと一緒にロック解除方向へ弾性撓みさせられてしまう虞がある。即ち、検知部材を待機位置に移動させることなく、ロックアームがロック解除操作される虞がある。
【0007】
そのため、両コネクタハウジングを離脱した時に、検知部材が検知位置に残ったままとなり、その結果、再度嵌合するときに検知部材を移動させる作業を忘れてしまうことが懸念される。
本願発明は上記事情に鑑みて創案され、嵌合検知機能を確実に発揮させることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、嵌合・離脱を可能とされた2つのコネクタハウジングのうち一方のコネクタハウジングに設けたロックアームと、他方のコネクタハウジングに設けたロック部との係止により、前記両コネクタハウジングが正規嵌合状態にロックされ、前記ロックアームをロック解除方向へ弾性撓みさせて前記ロック部との係止を解除することにより、前記両コネクタハウジングの離脱が許容されるようになっており、いずれか一方のコネクタハウジングには、前記ロックアームの弾性撓み方向と略同方向への弾性撓みを可能とされた撓み片を有する検知部材が、待機位置と検知位置との間での移動を可能に設けられ、前記両コネクタハウジングの嵌合過程では、前記撓み片の先端が前記ロックアームの係合部に突き当たることにより、待機位置の前記検知部材が検知位置への移動を規制され、前記両コネクタハウジングが正規嵌合された状態では、前記撓み片が前記係合部を乗り越えるように弾性撓みしつつ前記検知部材が検知位置へ移動することを許容されるようになっており、前記検知部材が検知位置に移動した状態では、前記撓み片が、前記係合部に対して前記ロックアームのロック解除方向への撓みを抑えるように位置するようになっているものであって、前記検知部材が検知位置にある状態では前記撓み片に対して前記係合部とは反対側から対応するように位置し、且つ前記検知部材が待機位置に移動するのに伴って前記撓み片とは非対応となる撓み規制手段を備えており、前記ロックアームが前記係合部によって前記撓み片を押し動かしつつロック解除方向へ撓む過程では、前記ロックアームが前記ロック部から外れるより前に前記撓み片が前記撓み規制手段に当接することで、前記ロックアームのそれ以上の撓みが規制される構成とした。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記撓み片には、検知位置に移動した状態で前記係合部に係止される係止爪が突出形成されているとともに、前記撓み規制手段に当接される当接部が前記係止爪とは反対側に突出して形成されており、前記検知部材は、待機位置と検知位置との間の移動方向と平行な軸に関して点対称な形状とされている構成とした。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、前記2つのコネクタハウジングは、レバーの操作に伴うカム作用によって嵌合・離脱されるものであって、前記レバーの回動操作部には前記ロックアームと前記検知部材とが設けられている構成とした。
【0010】
【発明の作用及び効果】
[請求項1の発明]
ロックアームとロック部が係止するとともに検知部材が検知位置にある状態で、ロックアームをロック解除方向へ撓ませようとしても、撓み片が撓み規制手段に当接してそれ以上のロックアームの撓みが規制されるので、ロックアームはロック部から外れることがない。したがって、両コネクタハウジングを離脱する際には、検知位置の検知部材を待機位置へ移動させなければ、ロックアームをロック部から外すことはできない。
【0011】
このように本発明によれば、検知部材が検知位置に残ったままで両コネクタハウジングが離脱されることはないので、離脱後に再び両コネクタハウジングを嵌合するときには、検知部材が必ず待機位置で待機した状態となる。したがって、検知部材が検知位置に残留したままになっていることに起因して嵌合検知作業が忘れられてしまうということが回避される。
[請求項2の発明]
検知部材は、待機位置と検知位置との間の移動方向と平行な軸に関して点対称な形状とされているので、反転させた姿勢でも組み付けて使用することができる。反転した状態では、係止爪が当接部として機能し、逆に当接部が係止爪として機能する。
【0012】
[請求項3の発明]
ロックアームと検知部材は、共に、レバーの回動操作部に設けられているので、互いに近い位置に配されていることになる。したがって、ロック解除の際には、検知部材を待機位置に戻す操作からロックアームをロック解除方向へ弾性撓みさせる操作へ移行し易く、操作性がよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図9を参照して説明する。
【0014】
本実施形態のコネクタは、互いに嵌合・離脱を可能とされた雄側コネクタハウジング10と雌側コネクタハウジング20とを備えて構成されている。雄側コネクタハウジング10は、前方に突出するフード部11を有し、そのフード部11内においては、雄端子金具(図示せず)が前方(雌側コネクタハウジング20に向かう方向)に突出されている。かかるフード部11の外周面には、左右一対のカムフォロア12が突出形成されている。
【0015】
雌側コネクタハウジング20は、雌端子金具(図示せず)が収容されるキャビティ22を備えたハウジング本体21と、このハウジング本体21を包囲する筒状嵌合部23とを備えて構成され、このハウジング本体21と筒状嵌合部23との間の周方向の隙間に雄側コネクタハウジング10のフード部11が嵌入されるようになっている。また、筒状嵌合部23の外周には、レバー30を支持するための左右一対の支持軸24が突出して形成されている。
【0016】
レバー30は、左右一対のカム板部31の端部を連結部32によって連結されることで全体として略門形に形成されている。両カム板部31は、筒状嵌合部23の支持軸24に嵌合され、もって、レバー30が筒状嵌合部23の外周にそって初期位置(図1、図3、図6を参照)と正規嵌合位置(図4、図5、図7を参照)との間で支持軸24を中心として略90°の角度回動し得るようになっている。両コネクタハウジング10,20の嵌合に際しては、レバー30が初期位置にある状態でカム板部31の内面のカム溝33の入口に雄側コネクタハウジング10のカムフォロア12進入させ、その状態からレバー30を正規嵌合位置に向けて回動させると、カム溝33とカムフォロア12との係合によるカム作用によって、両コネクタハウジング10,20が互いに引き寄せられて正規嵌合状態に至るようになっている。
【0017】
連結部32における幅方向(レバー30の回動中心軸と平行な方向)の中央部分は、レバー30を回動操作するときに指を宛がわれる回動操作部34となっている。回動操作部34は、左右両側壁34Sと、この両側壁34S間に差し渡された上下2本の架橋部34A,34Bとを有し、両側壁34Sと上下両架橋部34A,34Bで囲まれた空間は、レバー30が初期位置の状態で後ろ上がり状に傾いて前後に開放された形態、即ちレバー30の回動方向に沿った向きに開放された形態の開放空間35となっている。尚、以下のレバー30に関する構造説明では、レバー30が初期位置にある状態を想定している。
【0018】
開放空間35内には、下側の架橋部34Bの前端から斜め後上方へ片持ち状に延出するロックアーム36が概ね上方(上側の架橋部34Aに接近する方向)へ弾性撓みし得るように設けられている。このロックアーム36は、左右に間隔を空けて配された一対のアーム部37と、これらのアーム部37の延出端同士を連結するロック解除操作部38と、両アーム部37におけるロック解除操作部38よりも少し基端側の部分同士を連結する係合部39を備えて構成されている。回動操作部34は開放空間35の後端側の開口部に臨んでおり、この回動操作部34に指を当てることによりロックアーム36を斜め上方、即ちロック解除方向へ弾性撓みさせることができるようになっている。
【0019】
また、上側の架橋部34Aにおける開放空間35に臨む部分は、撓み規制部40(本発明の構成要件である撓み規制手段)とされている。この撓み規制部40は、ロックアーム36の係合部39と対応するように位置しており、この撓み規制部40と係合部39との間の空間には、検知部材50が検知位置に移動するのに伴なってその検知部材50の撓み片53が進入するようになっている。また、検知部材50が待機位置に移動すると、撓み片53は撓み規制部40と係合部39との間の空間の外へ退避するようになっている。
【0020】
雌側コネクタハウジング20の後端部には、側方視略L字形の支持部25が突成され、この支持部25の後傾面にはロック部26が突出形成されている。ロック部26には、ほぼ上向き(レバー30の回動方向に対して斜め向き)のガイド面26Aと、斜め下後方に面する(レバー30の回動方向に対してほぼ直交する方向の)ロック面26Bとが形成されている。
レバー30の回動操作部34には、両コネクタハウジング10,20の嵌合状態を検知するための検知部材50が、待機位置(図3、図4、図6、図8を参照)と検知位置(図5、図7、図9を参照)との間で移動し得るように設けられている。検知部材50は、左右方向の支持バー51と、この支持バー51の両端から延出する左右一対のガイドバー52と、支持バー51における幅方向中央からガイドバー52と略並行に突出する撓み片53とを備えて構成されている。ガイドバー52と撓み片53の突出方向は、ロックアーム36の突出方向とほぼ同じ方向であると同時に、検知部材50の移動方向とほぼ平行となっている。また、各ガイドバー52の延出端には、夫々、一対の係止突起54が形成されている。さらに、撓み片53はその突出方向に対して略直交する方向(ロックアーム36の弾性撓み方向とほぼ同じ方向)へ弾性撓みし得るようになっており、撓み片53の延出端には、係止爪55と当接部56とが互いに反対向きに且つ互いに対称な形態で突出するように形成されている。かかる検知部材50は、その検知位置と待機位置との間の移動方向(ガイドバー52及び撓み片53の突出方向)とほぼ平行な方向の軸(図示せず)に関して点対称な形状をなしている。即ち、検知部材50をその移動方向と平行な軸を中心として180°反転させた状態でも、反転前と同一の形態を保つようになっている。
【0021】
かかる検知部材50は、そのガイドバー52を回動操作部34の側壁34S及び上下両架橋部34A,34Bに摺接させることによって案内されつつ、ガイドバー52の延出端部及び撓み片53の延出端部のみを開放空間35内に残す待機位置と、検知部材50の全体が開放空間35内に収容される検知位置との間で移動する。検知部材50がいずれの位置にあっても、撓み片53は、ロックアーム36の両アーム部37の間に位置し、幅方向においてアーム部37と干渉することはない。
【0022】
待機位置においては、係止突起54が開放空間35内の上側の架橋部34Aに形成した抜止部41に当接することによって、検知部材50が回動操作部34から前方へ外れることが防止されている。尚、下側の架橋部34Bには、下側の係止突起54との干渉を回避するための逃がし溝42が形成されている。また、撓み片53及びその係止爪55がロックアーム36の係合部39よりも前方に位置する。したがって、検知部材50が検知位置側へ移動しようとしても、その途中で、係止爪55が係合部39に突き当たり、この突き当たりによって検知部材50の検知位置側への移動が途中で阻止される。これにより、検知部材50は待機位置に保持される。また、撓み片53における係止爪55とは反対側に位置する当接部56は、撓み規制部40(上側の架橋部34A)に対して前方に外れた位置にある。さらに、ロックアーム36は、検知部材50と干渉することなくロック解除方向へ弾性撓みすることができる。
【0023】
一方、検知部材50が検知位置に押し込まれた状態では、撓み片53が係合部39に対してロックアーム36のロック解除方向への撓みを抑えるように位置するとともに、係止爪55が係合部39に対して後方(撓み片53の延出方向先方)から係止することによって検知部材50の待機位置側への移動が規制される。さらに、撓み片53における係止爪55とは反対側の当接部56が、撓み規制部40と対応する。即ち、撓み規制部40は、撓み片53に対して係合部39とは反対側から対応するように位置し、換言すると、撓み片53に対しロックアーム36のロック解除方向先方に位置する。
【0024】
次に、本実施形態の作用及び効果を説明する。
両コネクタハウジング10,20が離脱されている状態では、レバー30が初期位置に保持されるとともに、検知部材50が待機位置に保持されている。この状態から両コネクタハウジング10,20を接近させてカム溝33とカムフォロア12を係合させ、レバー30を正規嵌合位置まで回動させると、両コネクタハウジング10,20が正規嵌合状態となる。
【0025】
レバー30が正規嵌合位置に至る直前では、ロックアーム36の係合部39がロック部26のガイド面26Aに当接し、その傾斜によって係合部39がロック部26に乗り上がりつつロックアーム36がロック解除方向へ弾性撓みさせられる。そして、レバー30が正規嵌合位置に達すると同時に、ロックアーム36が弾性復帰して係合部39がロック部26のロック面26Bに係止し、もって、レバー30が正規嵌合位置にロックされ、同時に、両コネクタハウジング10,20が正規嵌合状態にロックされる。
【0026】
レバー30が正規嵌合位置まで回動させると、係合部39と撓み片53の係止爪55との間にロック部26が介在した状態となり、そのロック部26のガイド面26Aが係止爪55と対応する。この状態から、待機位置にある検知部材50を検知位置側へ向けて押すと、ガイド面26Aの傾斜により、係止爪55がガイド面26A上を摺動しつつ撓み片53が上側の架橋部34Aに向かって弾性撓みさせられ、ロック部26と係合部39に乗り上がる。そして、検知部材50が検知位置に達すると、撓み片53が弾性復帰し、係止爪55が係合部39に係止し、もって、検知部材50が待機位置への戻りを規制された状態に保持される。
【0027】
レバー30が正規嵌合位置に達していない場合には、ロック部26が係合部39と係止爪55との間に介在していないので、検知部材50を検知位置側へ押しても、係止爪55が係合部39に突き当たるので、検知位置へ押し込むことはできない。つまり、レバー30の回動操作の後、検知部材50を検知位置へ押し込むことができるか否かにより、レバー30が正規嵌合されたか否か、即ち両コネクタハウジング10,20が正規嵌合されたか否かを検知することができる。
【0028】
さて、嵌合さている両コネクタハウジング10,20を離脱させる際には、まず、検知位置にある検知部材50を待機位置へ引っ張り出し、その後で、ロックアーム36をロック解除操作する。検知部材50を待機位置に戻す際には、支持バー51を摘んで検知部材50を強く引っ張れば、係止爪55と係合部39の傾斜面によって撓み片53が弾性撓みしつつ係止爪55が係合部39に乗り上がり、係止爪55と係合部39との係止が解除される。検知部材50が待機位置に移動した後、ロックアーム36をロック解除方向へ弾性撓みさせると、係合部39がロック部26から外れてレバー30のロックが解除されるので、あとは、そのロック解除状態を保ったままでレバー30を初期位置側へ回動させれば、両コネクタハウジング10,20が離脱される。
【0029】
さて、離脱に際しては、上記のように検知部材50を待機位置に移動させた後でロックアーム36のロック解除操作を行うのが正規の操作手順なのであるが、これとは逆の手順で操作しようとした場合には、離脱できないようになっている。即ち、検知部材50が検知位置にある状態のままで、ロックアーム36をロック解除方向へ撓ませても、図7(b)に示すように、係合部39がロック部26から外れるより前に撓み片53の当接部56が撓み規制部40に当接し、この当接によってそれ以上のロックアーム36のロック解除方向への撓みが阻止されるのであって、ロックアーム36とロック部26とが係止した状態に保たれる。したがって、両コネクタハウジング10,20を離脱する際には、検知位置の検知部材50を待機位置へ移動させなければ、ロックアーム36をロック部26から外すことはできない。
【0030】
このように本実施形態によれば、検知部材50が検知位置に残ったままで両コネクタハウジング10,20が離脱されることはないので、離脱後に再び両コネクタハウジング10,20を嵌合するときには、検知部材50が必ず待機位置で待機した状態となる。したがって、検知部材50が検知位置に残留したままになっていること(検知部材50が回動操作部34から突出してその存在が目立つ待機位置には戻されていないこと)に起因して嵌合検知作業が忘れられてしまうということが回避される。よって、検知部材50による嵌合検知機能を確実に発揮させることができる。
【0031】
また、検知部材50は、待機位置と検知位置との間の移動方向と平行な軸に関して点対称な形状とされているので、反転させた姿勢でも組み付けて使用することができる。したがって、検知部材50を回動操作部34に組み付ける際に検知部材50の向きを考慮する必要がなく、作業性がよい。尚、反転した状態では、係止爪55が当接部56として機能し、逆に当接部56が係止爪55として機能する。
【0032】
また、ロックアーム36と検知部材50は、共に、レバー30の回動操作部34に設けられているので、互いに近い位置に配されていることになる。したがって、ロック解除の際には、検知部材50を待機位置に戻す操作からロックアーム36をロック解除方向へ弾性撓みさせる操作へ移行し易く、操作性がよい。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0033】
(1)上記実施形態では検知部材を待機位置と検知位置との間の移動方向と平行な軸に関して点対称な形状としたが、本発明によれば、点対称の形状とせずに、反転した状態では使用できない形態とすることもできる。
(2)上記実施形態では撓み規制手段をレバーに設けたが、本発明によれば、撓み規制手段をレバー以外の部材(雄側コネクタハウジング又は雌側コネクタハウジング)に設けてもよい。
【0034】
(3)上記実施形態では検知部材をレバー、即ちロックアーム側のコネクタハウジングに設けたが、本発明によれば、検知部材をロック部側のコネクタハウジングに設けてもよい。
(4)上記実施形態ではレバーにロックアームを設け、雌側コネクタハウジングにロック部を設けるようにしたが、本発明によれば、レバーにロック部を設け、雌側コネクタハウジングにロックアームを設けてもよい。
【0035】
(5)上記実施形態ではレバーに検知部材を設けたが、本発明によれば、雌側コネクタハウジングに検知部材を設けてもよい。
(6)上記実施形態では雌側コネクタハウジングにレバーを設けたが、本発明によれば、雄側コネクタハウジングにレバーを設けてもよい。
(7)上記実施形態ではロックアームと検知部材を共にレバーに設けたが、本発明によれば、ロックアームと検知部材のうちいずれか一方をレバーに設け、他方をレバー以外の部材(雄側コネクタハウジング又は雌側コネクタハウジング)に設けてもよい。
【0036】
(8)上記実施形態ではレバーの回動操作によって両コネクタハウジングを嵌合・離脱させるようにしたが、本発明は、レバーを用いずに2つのコネクタハウジングを嵌合・離脱させる場合にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の雌側コネクタハウジングの斜視図
【図2】ロックアームと検知部材をあらわす一部切欠斜視図
【図3】レバーが初期位置にある状態の一部切欠側面図
【図4】レバーを正規嵌合位置まで回動させた状態の一部切欠側面図
【図5】図4の状態から検知部材を検知位置へ移動させた状態の一部切欠側面図
【図6】図3の部分拡大図
【図7】(a)図5の部分拡大図
(b)検知部材が検知位置にある状態のままでロックアームをロック解除方向へ撓ませた状態をあらわす部分拡大断面図
【図8】検知部材が待機位置にある状態をあらわす部分拡大水平断面図
【図9】検知部材が検知位置に移動した状態をあらわす部分拡大水平断面図
【符号の説明】
10…雄側コネクタハウジング
20…雌側コネクタハウジング
30…レバー
34…回動操作部
36…ロックアーム
39…係合部
40…撓み規制部(撓み規制手段)
50…検知部材
53…撓み片
55…係止爪
56…当接部
【発明の属する技術分野】
本発明は、嵌合検知機能を備えたコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
嵌合検知機能を備えたコネクタとして、特開2001−110524公報に提案されているものがある。このコネクタは、一方のコネクタハウジングに設けたレバーの回動によって他方のコネクタハウジングを引き寄せて嵌合状態に至らしめるようにしたものであって、レバーを正規嵌合位置まで回動させると、レバーに設けたロックアームが他方のコネクタハウジングのロック部に係止し、もって、両コネクタハウジングが正規嵌合状態にロックされるようになっている。
【0003】
そして、レバーには、撓み片を備えた検知部材が、待機位置と検知位置との間で移動し得るように設けられている。レバーが正規嵌合位置に達しない状態では、撓み片がロックアームの係合部に突き当たることによって、検知部材が待機位置に保持されている。レバーが正規嵌合位置まで回動された状態では、撓み片が、ロック部に押されて係合部から解離するように撓まされるため、検知部材を検知位置に移動させることが可能となる。
【0004】
即ち、レバーの回動操作後に検知部材が待機位置から検知位置へ移動させることができるか否かによって、レバーが正規嵌合位置まで回動されて両コネクタハウジングが正規嵌合されているか否かを検知することができるのである。
上記コネクタにおいては、メンテナンス等のために両コネクタハウジングを一旦離脱させることがある。離脱に際しては、まず、検知位置の検知部材を待機位置へ移動させ、その後、ロックアームを解除方向へ弾性撓みさせることによってロック部から解離させてロック解除状態とし、レバーを嵌合時とは逆向きに回動させる。
【0005】
このように、離脱時に、ロックアームのロック解除操作を行う前に検知部材を検知位置から待機位置に戻しておけば、再度嵌合するときに検知部材を移動させる作業を忘れずに済み、嵌合検知機能を確実に発揮させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来公報に開示されているコネクタは、両コネクタハウジングがロックされるとともに検知部材が検知位置に移動した状態では、検知部材の撓み片が弾性復帰してロックアームの係合部に覆い被さり、ロックアームをロック解除方向へ撓ませようとしたときに、係合部が撓み片に当接してロックアームの弾性撓みを抑える構造になっている。ところが、ロックアームに付与されるロック解除力が通常の操作力を上回る過大な力であった場合には、撓み片もロックアームと一緒にロック解除方向へ弾性撓みさせられてしまう虞がある。即ち、検知部材を待機位置に移動させることなく、ロックアームがロック解除操作される虞がある。
【0007】
そのため、両コネクタハウジングを離脱した時に、検知部材が検知位置に残ったままとなり、その結果、再度嵌合するときに検知部材を移動させる作業を忘れてしまうことが懸念される。
本願発明は上記事情に鑑みて創案され、嵌合検知機能を確実に発揮させることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、嵌合・離脱を可能とされた2つのコネクタハウジングのうち一方のコネクタハウジングに設けたロックアームと、他方のコネクタハウジングに設けたロック部との係止により、前記両コネクタハウジングが正規嵌合状態にロックされ、前記ロックアームをロック解除方向へ弾性撓みさせて前記ロック部との係止を解除することにより、前記両コネクタハウジングの離脱が許容されるようになっており、いずれか一方のコネクタハウジングには、前記ロックアームの弾性撓み方向と略同方向への弾性撓みを可能とされた撓み片を有する検知部材が、待機位置と検知位置との間での移動を可能に設けられ、前記両コネクタハウジングの嵌合過程では、前記撓み片の先端が前記ロックアームの係合部に突き当たることにより、待機位置の前記検知部材が検知位置への移動を規制され、前記両コネクタハウジングが正規嵌合された状態では、前記撓み片が前記係合部を乗り越えるように弾性撓みしつつ前記検知部材が検知位置へ移動することを許容されるようになっており、前記検知部材が検知位置に移動した状態では、前記撓み片が、前記係合部に対して前記ロックアームのロック解除方向への撓みを抑えるように位置するようになっているものであって、前記検知部材が検知位置にある状態では前記撓み片に対して前記係合部とは反対側から対応するように位置し、且つ前記検知部材が待機位置に移動するのに伴って前記撓み片とは非対応となる撓み規制手段を備えており、前記ロックアームが前記係合部によって前記撓み片を押し動かしつつロック解除方向へ撓む過程では、前記ロックアームが前記ロック部から外れるより前に前記撓み片が前記撓み規制手段に当接することで、前記ロックアームのそれ以上の撓みが規制される構成とした。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記撓み片には、検知位置に移動した状態で前記係合部に係止される係止爪が突出形成されているとともに、前記撓み規制手段に当接される当接部が前記係止爪とは反対側に突出して形成されており、前記検知部材は、待機位置と検知位置との間の移動方向と平行な軸に関して点対称な形状とされている構成とした。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、前記2つのコネクタハウジングは、レバーの操作に伴うカム作用によって嵌合・離脱されるものであって、前記レバーの回動操作部には前記ロックアームと前記検知部材とが設けられている構成とした。
【0010】
【発明の作用及び効果】
[請求項1の発明]
ロックアームとロック部が係止するとともに検知部材が検知位置にある状態で、ロックアームをロック解除方向へ撓ませようとしても、撓み片が撓み規制手段に当接してそれ以上のロックアームの撓みが規制されるので、ロックアームはロック部から外れることがない。したがって、両コネクタハウジングを離脱する際には、検知位置の検知部材を待機位置へ移動させなければ、ロックアームをロック部から外すことはできない。
【0011】
このように本発明によれば、検知部材が検知位置に残ったままで両コネクタハウジングが離脱されることはないので、離脱後に再び両コネクタハウジングを嵌合するときには、検知部材が必ず待機位置で待機した状態となる。したがって、検知部材が検知位置に残留したままになっていることに起因して嵌合検知作業が忘れられてしまうということが回避される。
[請求項2の発明]
検知部材は、待機位置と検知位置との間の移動方向と平行な軸に関して点対称な形状とされているので、反転させた姿勢でも組み付けて使用することができる。反転した状態では、係止爪が当接部として機能し、逆に当接部が係止爪として機能する。
【0012】
[請求項3の発明]
ロックアームと検知部材は、共に、レバーの回動操作部に設けられているので、互いに近い位置に配されていることになる。したがって、ロック解除の際には、検知部材を待機位置に戻す操作からロックアームをロック解除方向へ弾性撓みさせる操作へ移行し易く、操作性がよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図9を参照して説明する。
【0014】
本実施形態のコネクタは、互いに嵌合・離脱を可能とされた雄側コネクタハウジング10と雌側コネクタハウジング20とを備えて構成されている。雄側コネクタハウジング10は、前方に突出するフード部11を有し、そのフード部11内においては、雄端子金具(図示せず)が前方(雌側コネクタハウジング20に向かう方向)に突出されている。かかるフード部11の外周面には、左右一対のカムフォロア12が突出形成されている。
【0015】
雌側コネクタハウジング20は、雌端子金具(図示せず)が収容されるキャビティ22を備えたハウジング本体21と、このハウジング本体21を包囲する筒状嵌合部23とを備えて構成され、このハウジング本体21と筒状嵌合部23との間の周方向の隙間に雄側コネクタハウジング10のフード部11が嵌入されるようになっている。また、筒状嵌合部23の外周には、レバー30を支持するための左右一対の支持軸24が突出して形成されている。
【0016】
レバー30は、左右一対のカム板部31の端部を連結部32によって連結されることで全体として略門形に形成されている。両カム板部31は、筒状嵌合部23の支持軸24に嵌合され、もって、レバー30が筒状嵌合部23の外周にそって初期位置(図1、図3、図6を参照)と正規嵌合位置(図4、図5、図7を参照)との間で支持軸24を中心として略90°の角度回動し得るようになっている。両コネクタハウジング10,20の嵌合に際しては、レバー30が初期位置にある状態でカム板部31の内面のカム溝33の入口に雄側コネクタハウジング10のカムフォロア12進入させ、その状態からレバー30を正規嵌合位置に向けて回動させると、カム溝33とカムフォロア12との係合によるカム作用によって、両コネクタハウジング10,20が互いに引き寄せられて正規嵌合状態に至るようになっている。
【0017】
連結部32における幅方向(レバー30の回動中心軸と平行な方向)の中央部分は、レバー30を回動操作するときに指を宛がわれる回動操作部34となっている。回動操作部34は、左右両側壁34Sと、この両側壁34S間に差し渡された上下2本の架橋部34A,34Bとを有し、両側壁34Sと上下両架橋部34A,34Bで囲まれた空間は、レバー30が初期位置の状態で後ろ上がり状に傾いて前後に開放された形態、即ちレバー30の回動方向に沿った向きに開放された形態の開放空間35となっている。尚、以下のレバー30に関する構造説明では、レバー30が初期位置にある状態を想定している。
【0018】
開放空間35内には、下側の架橋部34Bの前端から斜め後上方へ片持ち状に延出するロックアーム36が概ね上方(上側の架橋部34Aに接近する方向)へ弾性撓みし得るように設けられている。このロックアーム36は、左右に間隔を空けて配された一対のアーム部37と、これらのアーム部37の延出端同士を連結するロック解除操作部38と、両アーム部37におけるロック解除操作部38よりも少し基端側の部分同士を連結する係合部39を備えて構成されている。回動操作部34は開放空間35の後端側の開口部に臨んでおり、この回動操作部34に指を当てることによりロックアーム36を斜め上方、即ちロック解除方向へ弾性撓みさせることができるようになっている。
【0019】
また、上側の架橋部34Aにおける開放空間35に臨む部分は、撓み規制部40(本発明の構成要件である撓み規制手段)とされている。この撓み規制部40は、ロックアーム36の係合部39と対応するように位置しており、この撓み規制部40と係合部39との間の空間には、検知部材50が検知位置に移動するのに伴なってその検知部材50の撓み片53が進入するようになっている。また、検知部材50が待機位置に移動すると、撓み片53は撓み規制部40と係合部39との間の空間の外へ退避するようになっている。
【0020】
雌側コネクタハウジング20の後端部には、側方視略L字形の支持部25が突成され、この支持部25の後傾面にはロック部26が突出形成されている。ロック部26には、ほぼ上向き(レバー30の回動方向に対して斜め向き)のガイド面26Aと、斜め下後方に面する(レバー30の回動方向に対してほぼ直交する方向の)ロック面26Bとが形成されている。
レバー30の回動操作部34には、両コネクタハウジング10,20の嵌合状態を検知するための検知部材50が、待機位置(図3、図4、図6、図8を参照)と検知位置(図5、図7、図9を参照)との間で移動し得るように設けられている。検知部材50は、左右方向の支持バー51と、この支持バー51の両端から延出する左右一対のガイドバー52と、支持バー51における幅方向中央からガイドバー52と略並行に突出する撓み片53とを備えて構成されている。ガイドバー52と撓み片53の突出方向は、ロックアーム36の突出方向とほぼ同じ方向であると同時に、検知部材50の移動方向とほぼ平行となっている。また、各ガイドバー52の延出端には、夫々、一対の係止突起54が形成されている。さらに、撓み片53はその突出方向に対して略直交する方向(ロックアーム36の弾性撓み方向とほぼ同じ方向)へ弾性撓みし得るようになっており、撓み片53の延出端には、係止爪55と当接部56とが互いに反対向きに且つ互いに対称な形態で突出するように形成されている。かかる検知部材50は、その検知位置と待機位置との間の移動方向(ガイドバー52及び撓み片53の突出方向)とほぼ平行な方向の軸(図示せず)に関して点対称な形状をなしている。即ち、検知部材50をその移動方向と平行な軸を中心として180°反転させた状態でも、反転前と同一の形態を保つようになっている。
【0021】
かかる検知部材50は、そのガイドバー52を回動操作部34の側壁34S及び上下両架橋部34A,34Bに摺接させることによって案内されつつ、ガイドバー52の延出端部及び撓み片53の延出端部のみを開放空間35内に残す待機位置と、検知部材50の全体が開放空間35内に収容される検知位置との間で移動する。検知部材50がいずれの位置にあっても、撓み片53は、ロックアーム36の両アーム部37の間に位置し、幅方向においてアーム部37と干渉することはない。
【0022】
待機位置においては、係止突起54が開放空間35内の上側の架橋部34Aに形成した抜止部41に当接することによって、検知部材50が回動操作部34から前方へ外れることが防止されている。尚、下側の架橋部34Bには、下側の係止突起54との干渉を回避するための逃がし溝42が形成されている。また、撓み片53及びその係止爪55がロックアーム36の係合部39よりも前方に位置する。したがって、検知部材50が検知位置側へ移動しようとしても、その途中で、係止爪55が係合部39に突き当たり、この突き当たりによって検知部材50の検知位置側への移動が途中で阻止される。これにより、検知部材50は待機位置に保持される。また、撓み片53における係止爪55とは反対側に位置する当接部56は、撓み規制部40(上側の架橋部34A)に対して前方に外れた位置にある。さらに、ロックアーム36は、検知部材50と干渉することなくロック解除方向へ弾性撓みすることができる。
【0023】
一方、検知部材50が検知位置に押し込まれた状態では、撓み片53が係合部39に対してロックアーム36のロック解除方向への撓みを抑えるように位置するとともに、係止爪55が係合部39に対して後方(撓み片53の延出方向先方)から係止することによって検知部材50の待機位置側への移動が規制される。さらに、撓み片53における係止爪55とは反対側の当接部56が、撓み規制部40と対応する。即ち、撓み規制部40は、撓み片53に対して係合部39とは反対側から対応するように位置し、換言すると、撓み片53に対しロックアーム36のロック解除方向先方に位置する。
【0024】
次に、本実施形態の作用及び効果を説明する。
両コネクタハウジング10,20が離脱されている状態では、レバー30が初期位置に保持されるとともに、検知部材50が待機位置に保持されている。この状態から両コネクタハウジング10,20を接近させてカム溝33とカムフォロア12を係合させ、レバー30を正規嵌合位置まで回動させると、両コネクタハウジング10,20が正規嵌合状態となる。
【0025】
レバー30が正規嵌合位置に至る直前では、ロックアーム36の係合部39がロック部26のガイド面26Aに当接し、その傾斜によって係合部39がロック部26に乗り上がりつつロックアーム36がロック解除方向へ弾性撓みさせられる。そして、レバー30が正規嵌合位置に達すると同時に、ロックアーム36が弾性復帰して係合部39がロック部26のロック面26Bに係止し、もって、レバー30が正規嵌合位置にロックされ、同時に、両コネクタハウジング10,20が正規嵌合状態にロックされる。
【0026】
レバー30が正規嵌合位置まで回動させると、係合部39と撓み片53の係止爪55との間にロック部26が介在した状態となり、そのロック部26のガイド面26Aが係止爪55と対応する。この状態から、待機位置にある検知部材50を検知位置側へ向けて押すと、ガイド面26Aの傾斜により、係止爪55がガイド面26A上を摺動しつつ撓み片53が上側の架橋部34Aに向かって弾性撓みさせられ、ロック部26と係合部39に乗り上がる。そして、検知部材50が検知位置に達すると、撓み片53が弾性復帰し、係止爪55が係合部39に係止し、もって、検知部材50が待機位置への戻りを規制された状態に保持される。
【0027】
レバー30が正規嵌合位置に達していない場合には、ロック部26が係合部39と係止爪55との間に介在していないので、検知部材50を検知位置側へ押しても、係止爪55が係合部39に突き当たるので、検知位置へ押し込むことはできない。つまり、レバー30の回動操作の後、検知部材50を検知位置へ押し込むことができるか否かにより、レバー30が正規嵌合されたか否か、即ち両コネクタハウジング10,20が正規嵌合されたか否かを検知することができる。
【0028】
さて、嵌合さている両コネクタハウジング10,20を離脱させる際には、まず、検知位置にある検知部材50を待機位置へ引っ張り出し、その後で、ロックアーム36をロック解除操作する。検知部材50を待機位置に戻す際には、支持バー51を摘んで検知部材50を強く引っ張れば、係止爪55と係合部39の傾斜面によって撓み片53が弾性撓みしつつ係止爪55が係合部39に乗り上がり、係止爪55と係合部39との係止が解除される。検知部材50が待機位置に移動した後、ロックアーム36をロック解除方向へ弾性撓みさせると、係合部39がロック部26から外れてレバー30のロックが解除されるので、あとは、そのロック解除状態を保ったままでレバー30を初期位置側へ回動させれば、両コネクタハウジング10,20が離脱される。
【0029】
さて、離脱に際しては、上記のように検知部材50を待機位置に移動させた後でロックアーム36のロック解除操作を行うのが正規の操作手順なのであるが、これとは逆の手順で操作しようとした場合には、離脱できないようになっている。即ち、検知部材50が検知位置にある状態のままで、ロックアーム36をロック解除方向へ撓ませても、図7(b)に示すように、係合部39がロック部26から外れるより前に撓み片53の当接部56が撓み規制部40に当接し、この当接によってそれ以上のロックアーム36のロック解除方向への撓みが阻止されるのであって、ロックアーム36とロック部26とが係止した状態に保たれる。したがって、両コネクタハウジング10,20を離脱する際には、検知位置の検知部材50を待機位置へ移動させなければ、ロックアーム36をロック部26から外すことはできない。
【0030】
このように本実施形態によれば、検知部材50が検知位置に残ったままで両コネクタハウジング10,20が離脱されることはないので、離脱後に再び両コネクタハウジング10,20を嵌合するときには、検知部材50が必ず待機位置で待機した状態となる。したがって、検知部材50が検知位置に残留したままになっていること(検知部材50が回動操作部34から突出してその存在が目立つ待機位置には戻されていないこと)に起因して嵌合検知作業が忘れられてしまうということが回避される。よって、検知部材50による嵌合検知機能を確実に発揮させることができる。
【0031】
また、検知部材50は、待機位置と検知位置との間の移動方向と平行な軸に関して点対称な形状とされているので、反転させた姿勢でも組み付けて使用することができる。したがって、検知部材50を回動操作部34に組み付ける際に検知部材50の向きを考慮する必要がなく、作業性がよい。尚、反転した状態では、係止爪55が当接部56として機能し、逆に当接部56が係止爪55として機能する。
【0032】
また、ロックアーム36と検知部材50は、共に、レバー30の回動操作部34に設けられているので、互いに近い位置に配されていることになる。したがって、ロック解除の際には、検知部材50を待機位置に戻す操作からロックアーム36をロック解除方向へ弾性撓みさせる操作へ移行し易く、操作性がよい。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0033】
(1)上記実施形態では検知部材を待機位置と検知位置との間の移動方向と平行な軸に関して点対称な形状としたが、本発明によれば、点対称の形状とせずに、反転した状態では使用できない形態とすることもできる。
(2)上記実施形態では撓み規制手段をレバーに設けたが、本発明によれば、撓み規制手段をレバー以外の部材(雄側コネクタハウジング又は雌側コネクタハウジング)に設けてもよい。
【0034】
(3)上記実施形態では検知部材をレバー、即ちロックアーム側のコネクタハウジングに設けたが、本発明によれば、検知部材をロック部側のコネクタハウジングに設けてもよい。
(4)上記実施形態ではレバーにロックアームを設け、雌側コネクタハウジングにロック部を設けるようにしたが、本発明によれば、レバーにロック部を設け、雌側コネクタハウジングにロックアームを設けてもよい。
【0035】
(5)上記実施形態ではレバーに検知部材を設けたが、本発明によれば、雌側コネクタハウジングに検知部材を設けてもよい。
(6)上記実施形態では雌側コネクタハウジングにレバーを設けたが、本発明によれば、雄側コネクタハウジングにレバーを設けてもよい。
(7)上記実施形態ではロックアームと検知部材を共にレバーに設けたが、本発明によれば、ロックアームと検知部材のうちいずれか一方をレバーに設け、他方をレバー以外の部材(雄側コネクタハウジング又は雌側コネクタハウジング)に設けてもよい。
【0036】
(8)上記実施形態ではレバーの回動操作によって両コネクタハウジングを嵌合・離脱させるようにしたが、本発明は、レバーを用いずに2つのコネクタハウジングを嵌合・離脱させる場合にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の雌側コネクタハウジングの斜視図
【図2】ロックアームと検知部材をあらわす一部切欠斜視図
【図3】レバーが初期位置にある状態の一部切欠側面図
【図4】レバーを正規嵌合位置まで回動させた状態の一部切欠側面図
【図5】図4の状態から検知部材を検知位置へ移動させた状態の一部切欠側面図
【図6】図3の部分拡大図
【図7】(a)図5の部分拡大図
(b)検知部材が検知位置にある状態のままでロックアームをロック解除方向へ撓ませた状態をあらわす部分拡大断面図
【図8】検知部材が待機位置にある状態をあらわす部分拡大水平断面図
【図9】検知部材が検知位置に移動した状態をあらわす部分拡大水平断面図
【符号の説明】
10…雄側コネクタハウジング
20…雌側コネクタハウジング
30…レバー
34…回動操作部
36…ロックアーム
39…係合部
40…撓み規制部(撓み規制手段)
50…検知部材
53…撓み片
55…係止爪
56…当接部
Claims (3)
- 嵌合・離脱を可能とされた2つのコネクタハウジングのうち一方のコネクタハウジングに設けたロックアームと、他方のコネクタハウジングに設けたロック部との係止により、前記両コネクタハウジングが正規嵌合状態にロックされ、
前記ロックアームをロック解除方向へ弾性撓みさせて前記ロック部との係止を解除することにより、前記両コネクタハウジングの離脱が許容されるようになっており、
いずれか一方のコネクタハウジングには、前記ロックアームの弾性撓み方向と略同方向への弾性撓みを可能とされた撓み片を有する検知部材が、待機位置と検知位置との間での移動を可能に設けられ、
前記両コネクタハウジングの嵌合過程では、前記撓み片の先端が前記ロックアームの係合部に突き当たることにより、待機位置の前記検知部材が検知位置への移動を規制され、
前記両コネクタハウジングが正規嵌合された状態では、前記撓み片が前記係合部を乗り越えるように弾性撓みしつつ前記検知部材が検知位置へ移動することを許容されるようになっており、
前記検知部材が検知位置に移動した状態では、前記撓み片が、前記係合部に対して前記ロックアームのロック解除方向への撓みを抑えるように位置するようになっているものであって、
前記検知部材が検知位置にある状態では前記撓み片に対して前記係合部とは反対側から対応するように位置し、且つ前記検知部材が待機位置に移動するのに伴って前記撓み片とは非対応となる撓み規制手段を備えており、
前記ロックアームが前記係合部によって前記撓み片を押し動かしつつロック解除方向へ撓む過程では、前記ロックアームが前記ロック部から外れるより前に前記撓み片が前記撓み規制手段に当接することで、前記ロックアームのそれ以上の撓みが規制される構成としたことを特徴とするコネクタ。 - 前記撓み片には、検知位置に移動した状態で前記係合部に係止される係止爪が突出形成されているとともに、前記撓み規制手段に当接される当接部が前記係止爪とは反対側に突出して形成されており、
前記検知部材は、待機位置と検知位置との間の移動方向と平行な軸に関して点対称な形状とされていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。 - 前記2つのコネクタハウジングは、レバーの操作に伴うカム作用によって嵌合・離脱されるものであって、
前記レバーの回動操作部には前記ロックアームと前記検知部材とが設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002181929A JP2004030983A (ja) | 2002-06-21 | 2002-06-21 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002181929A JP2004030983A (ja) | 2002-06-21 | 2002-06-21 | コネクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004030983A true JP2004030983A (ja) | 2004-01-29 |
Family
ID=31178641
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002181929A Pending JP2004030983A (ja) | 2002-06-21 | 2002-06-21 | コネクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004030983A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006331719A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Tyco Electronics Amp Kk | ロック構造およびロック構造を有するレバー式電気コネクタ |
| WO2023210391A1 (ja) * | 2022-04-27 | 2023-11-02 | 住友電装株式会社 | レバー式コネクタ |
-
2002
- 2002-06-21 JP JP2002181929A patent/JP2004030983A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006331719A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Tyco Electronics Amp Kk | ロック構造およびロック構造を有するレバー式電気コネクタ |
| WO2023210391A1 (ja) * | 2022-04-27 | 2023-11-02 | 住友電装株式会社 | レバー式コネクタ |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3593959B2 (ja) | コネクタ | |
| JP3841389B2 (ja) | コネクタ嵌合構造 | |
| US6824421B2 (en) | Connector housing assembly with a fit-on detection member | |
| JP2002141145A (ja) | コネクタ | |
| JP5029872B2 (ja) | レバー式コネクタ | |
| KR20090012083A (ko) | 전기 커넥터 및 커넥터 조립체 | |
| JP2004220970A (ja) | 半嵌合防止コネクタ | |
| JP2003142209A (ja) | コネクタ | |
| JP5181573B2 (ja) | コネクタ | |
| JP3458034B2 (ja) | コネクタの嵌合解除機構 | |
| CN114080734A (zh) | 连接器 | |
| JP3882135B2 (ja) | レバー式コネクタ | |
| JP2004319225A (ja) | レバー式コネクタ | |
| WO2019131372A1 (ja) | コネクタ | |
| JP2003086301A (ja) | レバー式コネクタ | |
| JP2003297481A (ja) | レバー式コネクタ | |
| JP2004030983A (ja) | コネクタ | |
| JP3786266B2 (ja) | コネクタ | |
| JP3249739B2 (ja) | 半嵌合防止コネクタ | |
| JP2004319124A (ja) | レバー式コネクタ | |
| JP2001057269A (ja) | コネクタ | |
| JP3804491B2 (ja) | コネクタ | |
| JP2004303452A (ja) | レバー式コネクタ | |
| JP2004288442A (ja) | レバー式コネクタ | |
| JP6828835B2 (ja) | コネクタ |