JP2004030961A - レバー式コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】異物の干渉により検知体がレバー内に格納されることを防止することができるレバー式コネクタを提供する。
【解決手段】レバー20の連結部22Aのうち前側面22Aには、検知体30の上方及び左右側方の周囲三方向を囲うようにコ字状の保護リブ40が突設されている。この保護リブ40は、検知体30の側方に配される一対のサイドリブ41とこれらサイドリブ41間を連結すると共に、検知体30の上方を覆う板状の指あて部42とから構成されている。この指あて部42は、レバー20の回動方向に沿った方向に突出されており、かつ、検知体30に対して回動中心とは反対の外側に位置することにより庇状をなしている。また、指あて部42のうち横幅方向の略中央には治具孔43が設けられており、ここに、治具50を挿入可能とされている。
【選択図】 図1
【解決手段】レバー20の連結部22Aのうち前側面22Aには、検知体30の上方及び左右側方の周囲三方向を囲うようにコ字状の保護リブ40が突設されている。この保護リブ40は、検知体30の側方に配される一対のサイドリブ41とこれらサイドリブ41間を連結すると共に、検知体30の上方を覆う板状の指あて部42とから構成されている。この指あて部42は、レバー20の回動方向に沿った方向に突出されており、かつ、検知体30に対して回動中心とは反対の外側に位置することにより庇状をなしている。また、指あて部42のうち横幅方向の略中央には治具孔43が設けられており、ここに、治具50を挿入可能とされている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、嵌合検知機能を備えたレバー式コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
両コネクタが正規嵌合したことを検知するいわゆる嵌合検知機能を備えたレバー式コネクタについて、本願出願人は特開2001−110524を出願した。これは、図6及び図7に示すように、雌ハウジング110(他方のコネクタハウジング)のフォロワピン112を雄ハウジング120(一方のコネクタハウジング)のレバーに設けられたカム溝133に挿入し、雄ハウジング120のレバー130を回動操作して、カム作用により両ハウジング110,120を嵌合させるものである。
【0003】
具体的には、レバー130に設けられた検知体150に手をかけつつレバー130を回動操作する。このときに検知体150が押しこまれた場合には、係止爪156の先端が係合面140に突き当たることにより、係合面140を乗り越えることが規制されるようになっている。この結果、検知体150にレバー130へ押しこむような力が作用しても、レバー130内に格納されることが防止されるようになっている。
【0004】
そして、レバー130が終端位置に到達すると、このレバー130に設けられたロックアーム135の係合部138が雄ハウジング120に突設されているロック部125と係合してレバーの回動が禁止される。これは両ハウジング110,120が正規に嵌合した状態(正規嵌合状態)であることを意味しており、この状態においてのみ検知体150をレバー130に押し込んで格納することが可能とされる。ここで、検知体150を押しこむと、検知体150の係止爪156が、ロック部125の案内面127により押しこ込み移動が案内されてロックアーム135の係合面140と係合すると共に、この検知体150がレバー130内に格納された状態となり、これを目視にて確認することにより正規嵌合状態にあると判断するのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この種のレバー式コネクタは、下記の理由により正規嵌合状態でないときであっても、係止爪156が係合面140を乗り越えて検知体150がレバー130内部に格納されてしまうことがあり、この結果、検知体150により嵌合検知が不能となるから、治具を用いて検知体150をレバー130内部から引き出さなければならず、作業が煩雑となるという欠点がある。
検知体150が格納される理由としては、両ハウジング110,120は、製造された後に組み立てライン等に搬送され、組み立て工程において両コネクタ110,120が嵌合されるのが一般的であり、搬送中に過大な衝撃が与えられて梱包材等に検知体150が突き当たるからである。
また、極数の多いコネクタ110,120を嵌合する場合には、接触抵抗が大きくなり、これによって、レバー130を回動操作するのに大きな力が必要となる。この結果、検知体150に過大な力が加えられるということも考えられる。
【0006】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、誤って検知体がレバー内に格納されることを防止することができるレバー式コネクタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合される一対のコネクタハウジングのうち一方のコネクタハウジングには、カム面を有するレバーが回動可能に設けられるとともに、他方のコネクタハウジングにはフォロワが設けられ、前記レバーの回動操作に伴い前記カム面と前記フォロワとの間のカム作用により両コネクタハウジングが嵌合されるものであって、前記レバーにはこれら一対のコネクタハウジングが正規嵌合に至っていないときには前記レバーから突出した状態に保持される一方、正規嵌合状態では前記レバーへの格納が許可され、前記レバー内に格納したことにより前記一対のコネクタハウジングが正規嵌合されたことを検知する検知体を備えたレバー式コネクタにおいて、前記レバーには、前記検知体の近傍に配されるものであって、異物の干渉により前記検知体が前記レバーに押し込まれることを防止する保護リブが設けられているところに特徴を有する。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記保護リブには、前記レバーを回動操作するときに指を宛がう指あて部が形成されているところに特徴を有する。
【0009】
請求項3の発明は、請求項2に記載の発明において、前記指あて部は板状に形成されると共に、前記レバーの回動軌跡に沿った方向に突き出されているところに特徴を有する。
【0010】
請求項4の発明は、請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記指あて部は、突出した検知体を前記レバーの回動中心とは反対の外側から覆う庇状に形成されているところに特徴を有する。
【0011】
請求項5の発明は、請求項3又は請求項4に記載の発明において、前記指あて部の両側には、サイドリブが設けられると共に、前記指あて部と前記サイドリブとが前記検知体を囲うようにコ字状に連結されることで前記保護リブが構成されているところに特徴を有する。
【0012】
請求項6の発明は、請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の発明において、前記指あて部には検知体を引き抜くための治具を挿入する治具孔が設けられているところに特徴を有する。
【0013】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
正規嵌合状態でないときに異物の干渉により検知体が格納されると、検知体本来の機能である正規嵌合状態の検知が行なわれないという不具合が発生する。
この点、本発明では、異物の干渉により検知体がレバーに押し込まれることを防止する保護リブが設けられているので、検知体に異物が接触等し難くなり、これによって外力が検知体に作用し難くなっている。このため、検知体に対して不用意にレバー内に押しこまれるような力が作用することがないから、正規嵌合に至るまでは検知体が突き出た状態が維持される。
【0014】
<請求項2の発明>
レバーの回動操作の際には、指あて部に指をかけるようにすればよい。これにより、回動操作の際に検知体に指をかけなくてよいから、検知体にはレバーに押し込まれるような力は作用せず、正規嵌合に至るまで突出状態を保つことができる。
<請求項3の発明>
また、指あて部を板状に形成し、板面と略直角に回動操作力を付与した場合には、指あて部が撓み変形することが懸念される。しかし、本発明では、レバーの回動軌跡に沿って突き出させているから、レバーの回動操作の際には指あて部に対し、その板面と平行な方向に回動操作力が付与されることになる。従って、指あて部は撓む等の変形がし難くなり、確実に破損を防止することができる。
<請求項4の発明>
さらに、指あて部をレバーの回動中心と反対の外側に庇状に形成することで、異物による干渉を一層確実に回避することができる。
【0015】
<請求項5の発明>
指あて部の両側に補助リブを連結して形成しているから、指あて部の剛性が高められて指あて部が破損するということをより確実に防止することができる。また、検知体を囲うように配置しているから、異物の干渉による検知体の押し込みを一層確実に防止することができる。
また、検知体の周囲一方向を開放することで、正規嵌合された後に検知体を押しこ込み作業をする際の作業性を犠牲にすることがない。
【0016】
<請求項6の発明>
治具孔により治具を挿入することができるようになっているから、指あて部により検知体が覆われていたとしても、治具を挿入することが可能となり、容易に検知体を引き出すことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1ないし図5を参照して説明する。
本実施形態のレバー式コネクタは、雌コネクタハウジング(図示せず、以下、雌ハウジングと称する)と雄コネクタハウジング10(以下、雄ハウジング10と称する)とが、雄ハウジング10に組み付けられたレバー20を回動させることで嵌合されるようになっている。尚、以下の説明において、雄ハウジング10の嵌合面側を前方とする。
【0018】
雄ハウジング10は、前方に開放したフード部11を備え、このフード部11内に雌ハウジングが嵌合可能とされており、その内側に雌ハウジングに備えられている雌側端子金具と接続される雄側端子金具を収容可能なキャビティ12が複数設けられている。また、この雄ハウジング10の両外側面にはレバー20を組み付けるための軸突部13が一対設けられている。
【0019】
レバー20は、門型状に形成されており、雄ハウジング10の外側面に接して配されると共に、軸突部14に組みつけられる一対の脚部21と、雄ハウジング10の横幅方向全域に亘って形成されてこれら脚部21を連結する横長の連結部22とから構成されている。また、このレバー20は軸突部13を回動中心として図4に示す矢印Aの方向に回動可能とされている。
尚、脚部21の内面には、雌ハウジングに設けられたフォロワピンが挿入されるカム溝が設けられている。このカム溝はレバー20を回動する前の状態では入り口が前方を向いて配されることでフォロワピンが進入可能とされており、レバー20の回動操作に従ってフォロワピンをカム溝に沿って移動させることが可能となっている。
【0020】
連結部22はレバー20を回動する前は雄ハウジング10のうち前側に位置しており(以下、この位置を初期位置と呼ぶ。図1〜4参照)、この初期位置において、連結部22の前側面22Aは直立した状態とされている。また、後述する終端位置に到達したときには、前側面22Aは横倒しとされた状態とされる。また、連結部22における雄ハウジング10の横幅方向の中央部分には、上下2本の架橋部23A,23Bを残して、後ろ上がり状に傾いた空間が前後に開放して形成されている。
【0021】
このうち下側の架橋部23Bからは、片持ち状のロックアーム24が開放空間に沿って延出して設けられている。このロックアーム24は左右にやや間隔を空けて配された一対のアーム部25と、これらのアーム部25間を前後の2箇所で梯子状に連結する操作部26及び係合部27とから構成されている。
【0022】
アーム部25は、上側の架橋部23Aに接近する方向に撓み変形可能とされている。このアーム部25の自由端間に操作部26が連結されており、そこから斜め下側にやや間隔を空けた部分に係合部27が連結されている。このうちの操作部26を操作することでロックアーム24を強制的に撓み変形させることができるようになっている。
【0023】
係合部27は、レバー20の回動動作に伴なって、先端面28が後述する雄ハウジング10のロック部15に当接されるようになっており、これにより、ロックアーム24が撓み変形されるようになっている。一方、先端面28の反対側の係合面29はロック部15に係合可能とされ、このときのレバー20の位置が終端位置とされている。尚、終端位置に至ると離間不能に保持される正規嵌合状態とされるようになっている。
【0024】
雄ハウジング10の幅方向中央上面には、ロック部15が上方へ突出して設けられている。このロック部15の頂点部分にはロック部15に対するロックアーム24の係合部27の乗り上げ動作を案内する弧状の案内面16が形成されている。この案内面16の後側には、斜め下方向の斜面を有する傾斜突部17が形成され、さらに後側には斜め下方向へ段付き状に引っ込んで形成されるロック段部18が設けられており、このロック段部18にロックアーム24の係合部27が係合されるようになっている。
【0025】
さて、レバー20における架橋部23A,23B間の開放空間内には検知体30が取り付けられている。この検知体30は、レバー20を回動させる前は、前端部分がレバー20から斜め下方向(即ち、レバー20の回動方向に沿った方向)に突出した位置(待機位置)に組み付けられており、レバー20が終端位置に到達したときには、後述する押込端面35がレバー20の外面と略面一となる位置(検知位置)まで押し込み移動が可能とされている。
【0026】
この検知体30は、略門型に形成された本体部31と、この本体部31の幅方向の中央に片持ち状に設けられた撓み片32とから構成されている。このうち本体部31の両端には、一対の係止アーム33が備えられ、その下側面に爪部34が形成されている。これら両係止アーム33は、上下の架橋部23A,23B間に嵌合されており、これによって検知体30は、架橋部23A,23B間の開放空間に沿って、待機位置と検知位置との間を移動されるようになっている。また、爪部34は、下側の架橋部23Bに係止されることで、検知体30が前方へ抜け落ちることを防止している。また、検知体30におけるレバー20からの突出端面は、検知体30を押しこみ移動させる際に押圧可能な押込端面35とされている。
【0027】
撓み片32は本体部31との連結部分を基端として撓み変形可能とされており、ロックアーム24の両アーム部25間に位置している。この撓み片32の自由端下面には係止爪36が設けられており、この係止爪36の先端面がロックアーム24の係合部27の係合面29に突き当たることで検知体30の押し込みが規制される。レバー20が終端位置に到達した後では、係合部27がロック部15を乗り越えた位置に配され、係止爪36はロック部15の傾斜突部17によって検知体30の押し込み移動が案内されるようになっている。検知体30を押し込んだ後では、係止爪36が係合面29と反対側の先端面28に係止するようになっている。
また、撓み片32の基端側の上面には、解除段部37が設けられており、検知体30がレバー20に押し込まれた状態にあるときには、後述する治具孔43から挿入された治具50がこの解除段部37に当接されるようになっている。
【0028】
ところで、連結部の前側面22Aにおいて、その横幅方向(両軸突部13の間の結ぶ直線と平行な直線)の略中央部分には、待機位置に有る検知体30の周囲三方向を囲うコ字状の保護リブ40が突設されている。(尚、以下の説明において、レバー20は初期位置にあることを前提とする。)この保護リブ40は検知体30の両側に配されている一対のサイドリブ41と、これらサイドリブ41を連結する指あて部42とから構成されており、その突出長さは待機位置にある検知体30の突出長さよりも若干長くされている。
【0029】
サイドリブ41は、雄ハウジング10の横方向からみて検知体30の係止アーム33全体を覆っており、その前端面41Aは突出端面35よりも前側に位置している。また、両サイドリブ41の上部(前側面のうち架橋部23A側)には架橋部23Aから突出された板状の指あて部42が連結されている。
【0030】
指あて部42は雄ハウジング10の上下方向からみると、検知体30の上方全体を覆っており、その前端面42Aが突出端面35よりも前側に位置している。この指あて部42の前側面22Aからの突出方向は検知体30の突出方向と同一の斜め下方向、即ち、レバー20の回動方向に沿った方向に突出されており、かつ、検知体30に対してレバー20の回動中心とは反対の外側(検知体30に対して回動軌跡の径方向の外側)に位置することにより庇状をなしている。また、レバー20を回動操作する際には、指あて部42の前端面42Aに指をかけつつ、図4中の矢印Aの方向(レバー20を初期位置から終端位置に回動する方向)に回動操作力を付与するようになっている。
また、指あて部42のうち板面の略中央部分には治具50を挿入可能な角型の治具孔43が斜め下方(板面を垂直に貫く方向)に向かって形成されている。これにより、検知体30の上方全体を覆い隠しつつ、治具50により解除段部37を操作することができるようになっている。
【0031】
本実施形態は以上のような構成であり、続いてその作用について説明する。
両ハウジングを嵌合するには、まず、雄ハウジング10のフード部11内に雌ハウジングを軽く嵌合させた状態で、矢印Aの方向にレバー20を回動させる。このとき、作業者は保護リブ40のうち、指あて部42の前端面42Aに指をかけつつレバー20を回動操作する。そして、レバー20が終端位置に至り、係合部27が案内面16及び傾斜突部17を乗り越えたところで、ロックアーム24が弾性復帰して係合部27の係合面29がロック段部17に係合されて、両ハウジングが離間不能に維持される正規嵌合状態となる(図4参照)。
【0032】
この状態において、作業者は検知体30の押込端面35に指を宛がって、これを押しこむ。すると、撓み片32が撓まされつつ係止爪36がロック部15の傾斜突部17によって奥方に案内されて、検知体30の押し込み移動がなされる。係止爪36が傾斜突部17を乗り越えると、撓み片32が弾性復帰して、係止爪36が係合部27の先端面29に係合される。このとき、検知体30の押込端面35はレバー20の連結部22の前側面22Aと略面一となる。これにより、両ハウジングが正規嵌合されたことが検知される。
【0033】
さて、メンテナンス等の事情により、両ハウジングを取り外したい場合には、治具孔43に治具50を挿入し、この治具50を解除段部37に引っ掛けつつ矢印Bの方向に操作して検知体30を引き抜く。そして、検知体30によるロックが解除されたら、ロックアーム24の操作部26を持ち上げつつレバー20を矢印Bの方向に回動させた後、雌ハウジングを取り出す(図5参照)。
【0034】
ところで、それぞれのハウジングは製造された後、これらを組み立てライン等へ搬送し、組み立て工程にて両ハウジングを嵌合するのが一般的である。ここで、雄ハウジング10の場合にはレバー20を初期位置に保持して搬送するのであるが、このときに、例えば外部からの衝撃により梱包材等に押しつけられて検知体30に対して斜め下方向(レバー20を初期位置から終端位置に回動する方向と同一の方向)から衝撃を与えるようなことがあっても、梱包材等は保護リブ40の前端面41A,42Aに接触するだけであって検知体30には当らないから、検知体30にはレバー20に押し込まれるような力は作用しない。また、振動等が加えられた場合には、検知体30がレバー20に対して相対変位することによりレバー20内に進入しようとするが、検知体30の係止爪36と係合部27の係合面29とが当接して、結局、検知体30の格納が防止される。この結果、検知体30は待機位置に維持されたまま組み立てライン等に搬送される。従って、両ハウジングを嵌合させる前に、治具50を用いて検知体30をレバー20から引き出す作業は不要となる。
また、検知体30の上方あるいは側方から衝撃が与えられた場合も同様に、保護リブ40によって梱包材等の異物の干渉から防御されるから、正規嵌合状態でないときに検知体30がレバー20内に押し込まれるというような不具合は発生しない。
【0035】
本実施形態によれば、検知体20の周囲三方向に保護リブ40を設けたから、検知体30に対して斜め下方向(レバー20を初期位置から終端位置に回動する方向と同一の方向)からの異物の干渉はもちろん、側方及び上方からの異物の干渉に対しても検知体30には作用し難くなっている。従って、両ハウジングが正規嵌合されていないときに検知体30がレバー20内に格納されることを防止することができる。これにより、従来は、正規嵌合状態でないときに検知体30がレバー20内に押しこまれた場合には、治具50にて検知体30を引き出さなければならないところ、このような作業を回避することができる。
【0036】
また、指あて部42を設けたことにより、検知体30に指をかけることなくレバー20を回動操作することが可能となる。これにより、回動操作の際に、検知体30がレバー20内に押し込まれるような力が作用することがないから、正規嵌合状態に至るまでは検知体30を待機位置に維持することができる。
また、指あて部42をレバーの回動方向に沿って突出させているから、レバー20の回動操作の際の回動操作力は指あて部42の板面と平行な方向に付与される。従って、指あて部42が撓み変形等するおそれがなくなり、より強大な回動操作力にも耐えることができる。さらには、サイドリブ41とコ字状に連結しているから、指あて部42の剛性が高められ、回動操作によって破損してしまうことを一層確実に防止することができる。
また、検知体の下方を開放したことで、正規嵌合された後に検知体を押しこ込み作業をする際の作業性を犠牲にすることがない。
また、指あて部42に治具孔を設けたことにより、検知体30の引き出し作業を容易に行なうことができる。
【0037】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本実施形態では、保護リブ40をコ字状に形成していたが、これに限られず、例えばL字状としても良い。
【0038】
(2)また、指あて部42は板状で構成されていたが、例えば、ブロック状や筒状のものであっても良く、要は、レバー20の回動操作の際に指をかけられる形状であれば良い。
【0039】
(3)また、指あて部42は、レバー20の回動中心から検知体30よりも遠い位置に設けられた構成であったが、例えば、レバー20の回動中心と検知体30との間、つまり、検知体30の下方に設ける構成であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のレバー式コネクタの雄ハウジングの斜視図
【図2】雄ハウジングの正面図
【図3】同じく雄ハウジングの上面図
【図4】雄ハウジングの一部切欠側面図
【図5】正規嵌合状態を示す雄ハウジングの一部切欠側面図
【図6】従来のレバー式コネクタの切欠側面図
【図7】従来のレバー式コネクタの切欠側面図
【符号の説明】
10…雄ハウジング
20…レバー
22…連結部
40…保護リブ
41…サイドリブ
41A,42A…前端面
42…指あて部
43…治具孔
【発明の属する技術分野】
本発明は、嵌合検知機能を備えたレバー式コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
両コネクタが正規嵌合したことを検知するいわゆる嵌合検知機能を備えたレバー式コネクタについて、本願出願人は特開2001−110524を出願した。これは、図6及び図7に示すように、雌ハウジング110(他方のコネクタハウジング)のフォロワピン112を雄ハウジング120(一方のコネクタハウジング)のレバーに設けられたカム溝133に挿入し、雄ハウジング120のレバー130を回動操作して、カム作用により両ハウジング110,120を嵌合させるものである。
【0003】
具体的には、レバー130に設けられた検知体150に手をかけつつレバー130を回動操作する。このときに検知体150が押しこまれた場合には、係止爪156の先端が係合面140に突き当たることにより、係合面140を乗り越えることが規制されるようになっている。この結果、検知体150にレバー130へ押しこむような力が作用しても、レバー130内に格納されることが防止されるようになっている。
【0004】
そして、レバー130が終端位置に到達すると、このレバー130に設けられたロックアーム135の係合部138が雄ハウジング120に突設されているロック部125と係合してレバーの回動が禁止される。これは両ハウジング110,120が正規に嵌合した状態(正規嵌合状態)であることを意味しており、この状態においてのみ検知体150をレバー130に押し込んで格納することが可能とされる。ここで、検知体150を押しこむと、検知体150の係止爪156が、ロック部125の案内面127により押しこ込み移動が案内されてロックアーム135の係合面140と係合すると共に、この検知体150がレバー130内に格納された状態となり、これを目視にて確認することにより正規嵌合状態にあると判断するのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この種のレバー式コネクタは、下記の理由により正規嵌合状態でないときであっても、係止爪156が係合面140を乗り越えて検知体150がレバー130内部に格納されてしまうことがあり、この結果、検知体150により嵌合検知が不能となるから、治具を用いて検知体150をレバー130内部から引き出さなければならず、作業が煩雑となるという欠点がある。
検知体150が格納される理由としては、両ハウジング110,120は、製造された後に組み立てライン等に搬送され、組み立て工程において両コネクタ110,120が嵌合されるのが一般的であり、搬送中に過大な衝撃が与えられて梱包材等に検知体150が突き当たるからである。
また、極数の多いコネクタ110,120を嵌合する場合には、接触抵抗が大きくなり、これによって、レバー130を回動操作するのに大きな力が必要となる。この結果、検知体150に過大な力が加えられるということも考えられる。
【0006】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、誤って検知体がレバー内に格納されることを防止することができるレバー式コネクタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合される一対のコネクタハウジングのうち一方のコネクタハウジングには、カム面を有するレバーが回動可能に設けられるとともに、他方のコネクタハウジングにはフォロワが設けられ、前記レバーの回動操作に伴い前記カム面と前記フォロワとの間のカム作用により両コネクタハウジングが嵌合されるものであって、前記レバーにはこれら一対のコネクタハウジングが正規嵌合に至っていないときには前記レバーから突出した状態に保持される一方、正規嵌合状態では前記レバーへの格納が許可され、前記レバー内に格納したことにより前記一対のコネクタハウジングが正規嵌合されたことを検知する検知体を備えたレバー式コネクタにおいて、前記レバーには、前記検知体の近傍に配されるものであって、異物の干渉により前記検知体が前記レバーに押し込まれることを防止する保護リブが設けられているところに特徴を有する。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記保護リブには、前記レバーを回動操作するときに指を宛がう指あて部が形成されているところに特徴を有する。
【0009】
請求項3の発明は、請求項2に記載の発明において、前記指あて部は板状に形成されると共に、前記レバーの回動軌跡に沿った方向に突き出されているところに特徴を有する。
【0010】
請求項4の発明は、請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記指あて部は、突出した検知体を前記レバーの回動中心とは反対の外側から覆う庇状に形成されているところに特徴を有する。
【0011】
請求項5の発明は、請求項3又は請求項4に記載の発明において、前記指あて部の両側には、サイドリブが設けられると共に、前記指あて部と前記サイドリブとが前記検知体を囲うようにコ字状に連結されることで前記保護リブが構成されているところに特徴を有する。
【0012】
請求項6の発明は、請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の発明において、前記指あて部には検知体を引き抜くための治具を挿入する治具孔が設けられているところに特徴を有する。
【0013】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
正規嵌合状態でないときに異物の干渉により検知体が格納されると、検知体本来の機能である正規嵌合状態の検知が行なわれないという不具合が発生する。
この点、本発明では、異物の干渉により検知体がレバーに押し込まれることを防止する保護リブが設けられているので、検知体に異物が接触等し難くなり、これによって外力が検知体に作用し難くなっている。このため、検知体に対して不用意にレバー内に押しこまれるような力が作用することがないから、正規嵌合に至るまでは検知体が突き出た状態が維持される。
【0014】
<請求項2の発明>
レバーの回動操作の際には、指あて部に指をかけるようにすればよい。これにより、回動操作の際に検知体に指をかけなくてよいから、検知体にはレバーに押し込まれるような力は作用せず、正規嵌合に至るまで突出状態を保つことができる。
<請求項3の発明>
また、指あて部を板状に形成し、板面と略直角に回動操作力を付与した場合には、指あて部が撓み変形することが懸念される。しかし、本発明では、レバーの回動軌跡に沿って突き出させているから、レバーの回動操作の際には指あて部に対し、その板面と平行な方向に回動操作力が付与されることになる。従って、指あて部は撓む等の変形がし難くなり、確実に破損を防止することができる。
<請求項4の発明>
さらに、指あて部をレバーの回動中心と反対の外側に庇状に形成することで、異物による干渉を一層確実に回避することができる。
【0015】
<請求項5の発明>
指あて部の両側に補助リブを連結して形成しているから、指あて部の剛性が高められて指あて部が破損するということをより確実に防止することができる。また、検知体を囲うように配置しているから、異物の干渉による検知体の押し込みを一層確実に防止することができる。
また、検知体の周囲一方向を開放することで、正規嵌合された後に検知体を押しこ込み作業をする際の作業性を犠牲にすることがない。
【0016】
<請求項6の発明>
治具孔により治具を挿入することができるようになっているから、指あて部により検知体が覆われていたとしても、治具を挿入することが可能となり、容易に検知体を引き出すことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1ないし図5を参照して説明する。
本実施形態のレバー式コネクタは、雌コネクタハウジング(図示せず、以下、雌ハウジングと称する)と雄コネクタハウジング10(以下、雄ハウジング10と称する)とが、雄ハウジング10に組み付けられたレバー20を回動させることで嵌合されるようになっている。尚、以下の説明において、雄ハウジング10の嵌合面側を前方とする。
【0018】
雄ハウジング10は、前方に開放したフード部11を備え、このフード部11内に雌ハウジングが嵌合可能とされており、その内側に雌ハウジングに備えられている雌側端子金具と接続される雄側端子金具を収容可能なキャビティ12が複数設けられている。また、この雄ハウジング10の両外側面にはレバー20を組み付けるための軸突部13が一対設けられている。
【0019】
レバー20は、門型状に形成されており、雄ハウジング10の外側面に接して配されると共に、軸突部14に組みつけられる一対の脚部21と、雄ハウジング10の横幅方向全域に亘って形成されてこれら脚部21を連結する横長の連結部22とから構成されている。また、このレバー20は軸突部13を回動中心として図4に示す矢印Aの方向に回動可能とされている。
尚、脚部21の内面には、雌ハウジングに設けられたフォロワピンが挿入されるカム溝が設けられている。このカム溝はレバー20を回動する前の状態では入り口が前方を向いて配されることでフォロワピンが進入可能とされており、レバー20の回動操作に従ってフォロワピンをカム溝に沿って移動させることが可能となっている。
【0020】
連結部22はレバー20を回動する前は雄ハウジング10のうち前側に位置しており(以下、この位置を初期位置と呼ぶ。図1〜4参照)、この初期位置において、連結部22の前側面22Aは直立した状態とされている。また、後述する終端位置に到達したときには、前側面22Aは横倒しとされた状態とされる。また、連結部22における雄ハウジング10の横幅方向の中央部分には、上下2本の架橋部23A,23Bを残して、後ろ上がり状に傾いた空間が前後に開放して形成されている。
【0021】
このうち下側の架橋部23Bからは、片持ち状のロックアーム24が開放空間に沿って延出して設けられている。このロックアーム24は左右にやや間隔を空けて配された一対のアーム部25と、これらのアーム部25間を前後の2箇所で梯子状に連結する操作部26及び係合部27とから構成されている。
【0022】
アーム部25は、上側の架橋部23Aに接近する方向に撓み変形可能とされている。このアーム部25の自由端間に操作部26が連結されており、そこから斜め下側にやや間隔を空けた部分に係合部27が連結されている。このうちの操作部26を操作することでロックアーム24を強制的に撓み変形させることができるようになっている。
【0023】
係合部27は、レバー20の回動動作に伴なって、先端面28が後述する雄ハウジング10のロック部15に当接されるようになっており、これにより、ロックアーム24が撓み変形されるようになっている。一方、先端面28の反対側の係合面29はロック部15に係合可能とされ、このときのレバー20の位置が終端位置とされている。尚、終端位置に至ると離間不能に保持される正規嵌合状態とされるようになっている。
【0024】
雄ハウジング10の幅方向中央上面には、ロック部15が上方へ突出して設けられている。このロック部15の頂点部分にはロック部15に対するロックアーム24の係合部27の乗り上げ動作を案内する弧状の案内面16が形成されている。この案内面16の後側には、斜め下方向の斜面を有する傾斜突部17が形成され、さらに後側には斜め下方向へ段付き状に引っ込んで形成されるロック段部18が設けられており、このロック段部18にロックアーム24の係合部27が係合されるようになっている。
【0025】
さて、レバー20における架橋部23A,23B間の開放空間内には検知体30が取り付けられている。この検知体30は、レバー20を回動させる前は、前端部分がレバー20から斜め下方向(即ち、レバー20の回動方向に沿った方向)に突出した位置(待機位置)に組み付けられており、レバー20が終端位置に到達したときには、後述する押込端面35がレバー20の外面と略面一となる位置(検知位置)まで押し込み移動が可能とされている。
【0026】
この検知体30は、略門型に形成された本体部31と、この本体部31の幅方向の中央に片持ち状に設けられた撓み片32とから構成されている。このうち本体部31の両端には、一対の係止アーム33が備えられ、その下側面に爪部34が形成されている。これら両係止アーム33は、上下の架橋部23A,23B間に嵌合されており、これによって検知体30は、架橋部23A,23B間の開放空間に沿って、待機位置と検知位置との間を移動されるようになっている。また、爪部34は、下側の架橋部23Bに係止されることで、検知体30が前方へ抜け落ちることを防止している。また、検知体30におけるレバー20からの突出端面は、検知体30を押しこみ移動させる際に押圧可能な押込端面35とされている。
【0027】
撓み片32は本体部31との連結部分を基端として撓み変形可能とされており、ロックアーム24の両アーム部25間に位置している。この撓み片32の自由端下面には係止爪36が設けられており、この係止爪36の先端面がロックアーム24の係合部27の係合面29に突き当たることで検知体30の押し込みが規制される。レバー20が終端位置に到達した後では、係合部27がロック部15を乗り越えた位置に配され、係止爪36はロック部15の傾斜突部17によって検知体30の押し込み移動が案内されるようになっている。検知体30を押し込んだ後では、係止爪36が係合面29と反対側の先端面28に係止するようになっている。
また、撓み片32の基端側の上面には、解除段部37が設けられており、検知体30がレバー20に押し込まれた状態にあるときには、後述する治具孔43から挿入された治具50がこの解除段部37に当接されるようになっている。
【0028】
ところで、連結部の前側面22Aにおいて、その横幅方向(両軸突部13の間の結ぶ直線と平行な直線)の略中央部分には、待機位置に有る検知体30の周囲三方向を囲うコ字状の保護リブ40が突設されている。(尚、以下の説明において、レバー20は初期位置にあることを前提とする。)この保護リブ40は検知体30の両側に配されている一対のサイドリブ41と、これらサイドリブ41を連結する指あて部42とから構成されており、その突出長さは待機位置にある検知体30の突出長さよりも若干長くされている。
【0029】
サイドリブ41は、雄ハウジング10の横方向からみて検知体30の係止アーム33全体を覆っており、その前端面41Aは突出端面35よりも前側に位置している。また、両サイドリブ41の上部(前側面のうち架橋部23A側)には架橋部23Aから突出された板状の指あて部42が連結されている。
【0030】
指あて部42は雄ハウジング10の上下方向からみると、検知体30の上方全体を覆っており、その前端面42Aが突出端面35よりも前側に位置している。この指あて部42の前側面22Aからの突出方向は検知体30の突出方向と同一の斜め下方向、即ち、レバー20の回動方向に沿った方向に突出されており、かつ、検知体30に対してレバー20の回動中心とは反対の外側(検知体30に対して回動軌跡の径方向の外側)に位置することにより庇状をなしている。また、レバー20を回動操作する際には、指あて部42の前端面42Aに指をかけつつ、図4中の矢印Aの方向(レバー20を初期位置から終端位置に回動する方向)に回動操作力を付与するようになっている。
また、指あて部42のうち板面の略中央部分には治具50を挿入可能な角型の治具孔43が斜め下方(板面を垂直に貫く方向)に向かって形成されている。これにより、検知体30の上方全体を覆い隠しつつ、治具50により解除段部37を操作することができるようになっている。
【0031】
本実施形態は以上のような構成であり、続いてその作用について説明する。
両ハウジングを嵌合するには、まず、雄ハウジング10のフード部11内に雌ハウジングを軽く嵌合させた状態で、矢印Aの方向にレバー20を回動させる。このとき、作業者は保護リブ40のうち、指あて部42の前端面42Aに指をかけつつレバー20を回動操作する。そして、レバー20が終端位置に至り、係合部27が案内面16及び傾斜突部17を乗り越えたところで、ロックアーム24が弾性復帰して係合部27の係合面29がロック段部17に係合されて、両ハウジングが離間不能に維持される正規嵌合状態となる(図4参照)。
【0032】
この状態において、作業者は検知体30の押込端面35に指を宛がって、これを押しこむ。すると、撓み片32が撓まされつつ係止爪36がロック部15の傾斜突部17によって奥方に案内されて、検知体30の押し込み移動がなされる。係止爪36が傾斜突部17を乗り越えると、撓み片32が弾性復帰して、係止爪36が係合部27の先端面29に係合される。このとき、検知体30の押込端面35はレバー20の連結部22の前側面22Aと略面一となる。これにより、両ハウジングが正規嵌合されたことが検知される。
【0033】
さて、メンテナンス等の事情により、両ハウジングを取り外したい場合には、治具孔43に治具50を挿入し、この治具50を解除段部37に引っ掛けつつ矢印Bの方向に操作して検知体30を引き抜く。そして、検知体30によるロックが解除されたら、ロックアーム24の操作部26を持ち上げつつレバー20を矢印Bの方向に回動させた後、雌ハウジングを取り出す(図5参照)。
【0034】
ところで、それぞれのハウジングは製造された後、これらを組み立てライン等へ搬送し、組み立て工程にて両ハウジングを嵌合するのが一般的である。ここで、雄ハウジング10の場合にはレバー20を初期位置に保持して搬送するのであるが、このときに、例えば外部からの衝撃により梱包材等に押しつけられて検知体30に対して斜め下方向(レバー20を初期位置から終端位置に回動する方向と同一の方向)から衝撃を与えるようなことがあっても、梱包材等は保護リブ40の前端面41A,42Aに接触するだけであって検知体30には当らないから、検知体30にはレバー20に押し込まれるような力は作用しない。また、振動等が加えられた場合には、検知体30がレバー20に対して相対変位することによりレバー20内に進入しようとするが、検知体30の係止爪36と係合部27の係合面29とが当接して、結局、検知体30の格納が防止される。この結果、検知体30は待機位置に維持されたまま組み立てライン等に搬送される。従って、両ハウジングを嵌合させる前に、治具50を用いて検知体30をレバー20から引き出す作業は不要となる。
また、検知体30の上方あるいは側方から衝撃が与えられた場合も同様に、保護リブ40によって梱包材等の異物の干渉から防御されるから、正規嵌合状態でないときに検知体30がレバー20内に押し込まれるというような不具合は発生しない。
【0035】
本実施形態によれば、検知体20の周囲三方向に保護リブ40を設けたから、検知体30に対して斜め下方向(レバー20を初期位置から終端位置に回動する方向と同一の方向)からの異物の干渉はもちろん、側方及び上方からの異物の干渉に対しても検知体30には作用し難くなっている。従って、両ハウジングが正規嵌合されていないときに検知体30がレバー20内に格納されることを防止することができる。これにより、従来は、正規嵌合状態でないときに検知体30がレバー20内に押しこまれた場合には、治具50にて検知体30を引き出さなければならないところ、このような作業を回避することができる。
【0036】
また、指あて部42を設けたことにより、検知体30に指をかけることなくレバー20を回動操作することが可能となる。これにより、回動操作の際に、検知体30がレバー20内に押し込まれるような力が作用することがないから、正規嵌合状態に至るまでは検知体30を待機位置に維持することができる。
また、指あて部42をレバーの回動方向に沿って突出させているから、レバー20の回動操作の際の回動操作力は指あて部42の板面と平行な方向に付与される。従って、指あて部42が撓み変形等するおそれがなくなり、より強大な回動操作力にも耐えることができる。さらには、サイドリブ41とコ字状に連結しているから、指あて部42の剛性が高められ、回動操作によって破損してしまうことを一層確実に防止することができる。
また、検知体の下方を開放したことで、正規嵌合された後に検知体を押しこ込み作業をする際の作業性を犠牲にすることがない。
また、指あて部42に治具孔を設けたことにより、検知体30の引き出し作業を容易に行なうことができる。
【0037】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本実施形態では、保護リブ40をコ字状に形成していたが、これに限られず、例えばL字状としても良い。
【0038】
(2)また、指あて部42は板状で構成されていたが、例えば、ブロック状や筒状のものであっても良く、要は、レバー20の回動操作の際に指をかけられる形状であれば良い。
【0039】
(3)また、指あて部42は、レバー20の回動中心から検知体30よりも遠い位置に設けられた構成であったが、例えば、レバー20の回動中心と検知体30との間、つまり、検知体30の下方に設ける構成であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のレバー式コネクタの雄ハウジングの斜視図
【図2】雄ハウジングの正面図
【図3】同じく雄ハウジングの上面図
【図4】雄ハウジングの一部切欠側面図
【図5】正規嵌合状態を示す雄ハウジングの一部切欠側面図
【図6】従来のレバー式コネクタの切欠側面図
【図7】従来のレバー式コネクタの切欠側面図
【符号の説明】
10…雄ハウジング
20…レバー
22…連結部
40…保護リブ
41…サイドリブ
41A,42A…前端面
42…指あて部
43…治具孔
Claims (6)
- 互いに嵌合される一対のコネクタハウジングのうち一方のコネクタハウジングには、カム面を有するレバーが回動可能に設けられるとともに、他方のコネクタハウジングにはフォロワが設けられ、前記レバーの回動操作に伴い前記カム面と前記フォロワとの間のカム作用により両コネクタハウジングが嵌合されるものであって、
前記レバーにはこれら一対のコネクタハウジングが正規嵌合に至っていないときには前記レバーから突出した状態に保持される一方、正規嵌合状態では前記レバーへの格納が許容され、前記レバー内に格納したことにより前記一対のコネクタハウジングが正規嵌合されたことを検知する検知体を備えたレバー式コネクタにおいて、
前記レバーには、前記検知体の近傍に配されるものであって、異物の干渉により前記検知体が前記レバーに押し込まれることを防止する保護リブが設けられていることを特徴とするレバー式コネクタ。 - 前記保護リブには、前記レバーを回動操作するときに指を宛がう指あて部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のレバー式コネクタ。
- 前記指あて部は板状に形成されると共に、前記レバーの回動軌跡に沿った方向に突き出されていることを特徴とする請求項2に記載のレバー式コネクタ。
- 前記指あて部は、突出した前記検知体を前記レバーの回動中心とは反対の外側から覆う庇状に形成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のレバー式コネクタ。
- 前記指あて部の両側には、サイドリブが設けられると共に、前記指あて部と前記サイドリブとが前記検知体を囲うようにコ字状に連結されることで前記保護リブが構成されていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のレバー式コネクタ。
- 前記指あて部には検知体を引き抜くための治具を挿入する治具孔が設けられていることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれかに記載のレバー式コネクタ。
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006286459A (ja) * | 2005-04-01 | 2006-10-19 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | レバー式コネクタ |
| US7287993B2 (en) | 2005-09-29 | 2007-10-30 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Connector having a movable member |
-
2002
- 2002-06-21 JP JP2002181277A patent/JP2004030961A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006286459A (ja) * | 2005-04-01 | 2006-10-19 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | レバー式コネクタ |
| US7287993B2 (en) | 2005-09-29 | 2007-10-30 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Connector having a movable member |
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