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JP2004028195A - 蒸気弁 - Google Patents

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JP2004028195A
JP2004028195A JP2002184766A JP2002184766A JP2004028195A JP 2004028195 A JP2004028195 A JP 2004028195A JP 2002184766 A JP2002184766 A JP 2002184766A JP 2002184766 A JP2002184766 A JP 2002184766A JP 2004028195 A JP2004028195 A JP 2004028195A
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JP
Japan
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valve
steam
strainer
plate
valve chamber
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JP2002184766A
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Inventor
Akio Tsuchiya
土屋 亮夫
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

【課題】配管内の異物を除去するためのストレーナーを備えた蒸気弁において、異物の衝突によるストレーナーの損傷を防止するとともに、蒸気弁内の圧力損失を抑制し、蒸気プラントのランニングコストを低減する蒸気弁を提供する。
【解決手段】本発明の蒸気弁は、本体ケースと、この本体ケース内部に略円筒状に形成された弁室と、この弁室内面に配設された略円筒状のストレーナーと、前記弁室底部に設けられた弁座と、この弁座に着座するとともに弁室内の前記ストレーナー内を進退する弁体と、前記弁室内の円筒面に対して略直角方向に設けられた蒸気流入口と、この蒸気流入口と対向する位置の弁室内面に設置された邪魔板とからなる蒸気弁において、前記邪魔板の長手方向全長に、この邪魔板設置位置における前記ストレーナーの接線方向と略同一方向の保護板を取付け、断面T字状の塞止板としたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボイラ蒸気に含まれる溶接くず等の異物を除去し、タービン等のプラント機器への侵入を防止するストレーナーと、蒸気弁内の渦流の発生を防止する邪魔板とを備えた蒸気弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な蒸気発電プラントの構成を図9に示す。主にボイラで構成される蒸気発生器91で発生した蒸気は、主蒸気管92に流通して、主蒸気止め弁93および蒸気加減弁94を介して高圧タービンT1に供給される。
【0003】
高圧タービンT1で発電機Eの回転仕事に使用された排気蒸気は、低温再熱蒸気管95aを介して蒸気発生器91の再熱器に戻されて再熱され、高温の蒸気となり、高温再熱蒸気管95bを通り、再熱蒸気止め弁96および中間阻止弁97を経て中圧・低圧タービンT2の仕事に使用される。
【0004】
中圧・低圧タービンT2の排気蒸気は復水器99で冷却水CWによって凝縮されて水に戻され、給水配管102に供給され、給水ポンプ101により再び蒸気発生器91に給水として還流される。
【0005】
この蒸気発電プラント100に使用される主蒸気止め弁93や再熱蒸気止め弁96のような蒸気弁には、配管内に残留する異物によるプラント機器、特にタービン翼類の損傷を防止する目的でストレーナーが設置される。
【0006】
従来の蒸気弁110の水平断面で見た構造を図10に示す。この蒸気弁110は、本体を形成する本体ケース105と、この本体ケース105に収納されて、弁室106への異物の侵入を防止するためのストレーナー107と、蒸気管からの蒸気流による渦流の発生を抑制するための邪魔板108が設置される。図10に矢印で示される蒸気流は、ストレーナー107により異物が除去されて弁室106に流入し、弁体109によりその流量が制御されて下流配管Pに流通する。
【0007】
ストレーナー107は常時設置され、プラントの通常運転時に使用されるものであるが、特に、プラントの新設時や、定期点検等によるプラント改造による配管工事の後の使用開始直後には、溶接くずや金属片等が多く配管内に残留する。そのため、これらの溶接くずや金属片を除去する目的で、常用のストレーナーの外側に細目メッシュスクリーンと、この細目メッシュスクリーンを保護するための粗目メッシュスクリーンが設置された試運転用のストレーナーが、試運転時およびプラント改造工事後の一定期間に限って使用される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このストレーナーに使用される細目メッシュスクリーンおよび粗目メッシュスクリーンは、主に金属製の細線で形成される部材のため、プラントで使用される蒸気の圧力・流量によって流入する金属片等に対して十分な強度を有するものではない。よって試運転時に配管内に残留する溶接くずや金属片により損傷を受けたり、稀ではあるが、配管内に残留した比較的大きな金属片により、試運転直後に破損するケースがある。
【0009】
このような場合、破損したメッシュスクリーンの隙間から異物が蒸気弁に流入し、弁体や弁座を損傷するばかりでなく、その下流配管を介してタービンに流入すると、タービンを損傷することもあり、こうした場合、タービンの開放点検を行わなければならず、極めて不都合であった。
【0010】
一方、図10に矢印で示すように、蒸気流の干渉による渦流効果を抑制するために設けられた邪魔板により蒸気流が旋回して、蒸気流が直接ストレーナーに衝突したり、また蒸気流に含まれる異物がストレーナーに衝突することにより、ストレーナーに破損が生じるといった不都合も発生していた。
【0011】
本発明は、上述したような事情を考慮してなされたものであり、配管内の異物を除去するためのストレーナーを備えた蒸気弁において、異物の衝突によるストレーナーの損傷を防止する蒸気弁を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る蒸気弁は、上述した課題を解決するために、請求項1に記載したように、本体ケースと、この本体ケース内部に略円筒状に形成された弁室と、この弁室内面に配設された略円筒状のストレーナーと、前記弁室底部に設けられた弁座と、この弁座に着座するとともに弁室内の前記ストレーナー内を進退する弁体と、前記弁室内の円筒面に対して略直角方向に設けられた蒸気流入口と、この蒸気流入口と対向する位置の弁室内面に設置された邪魔板とからなる蒸気弁において、前記邪魔板の長手方向全長に、この邪魔板設置位置における前記ストレーナーの接線方向と略同一方向の保護板を取付け、断面T字状の塞止板としたことを特徴とするものである。
【0013】
また、本発明に係る蒸気弁は、上述した課題を解決するために、請求項2に記載したように、本体ケースと、この本体ケース内部に略円筒状に形成された弁室と、この弁室内面に配設された略円筒状のストレーナーと、前記弁室底部に設けられた弁座と、この弁座に着座するとともに弁室内の前記ストレーナー内を進退する弁体と、前記弁室内の円筒面に対して略直角方向に設けられた蒸気流入口と、この蒸気流入口と対向する位置の弁室内面に設置された邪魔板とからなる蒸気弁において、前記邪魔板の長手方向全長に、前記邪魔板設置位置における前記ストレーナーの曲率に沿うV字状の開先部を形成するように第1の補助板と第2の補助板とを接合して断面Y字状の塞止板としたことを特徴とするものである。
【0014】
さらに、本発明に係る蒸気弁は、上述した課題を解決するために、請求項3に記載したように、前記塞止板の上端部および下端部にそれぞれ上部板材および下部板材を設け、蒸気の流入方向に対して開口した箱状の塞止板にしたことを特徴とするものである。
【0015】
また、本発明に係る蒸気弁は、上述した課題を解決するために、請求項4に記載したように、前記保護板または第1の補助板および第2の補助板は、前記ストレーナーに近接して取付けられていることを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明に係る蒸気弁の構造について、図を参照して以下に説明する。
【0017】
図1に蒸気弁10の構造を示す。
【0018】
蒸気弁10は、本体ケース1に弁体2、弁棒3、弁棒ガイド4を収納して形成される。弁棒2の一端は、本体ケース1の外側に延伸されて油圧式のシリンダーSに接続され、外部からの信号の入力により、弁棒3を摺動させ、弁体2と弁座5との間隙の調整を行う。本体ケース1の蒸気流入口および弁座5の下流側は、それぞれ上流側配管P1および下流配管側P2に接合される。
【0019】
そして、本体ケース1内部の空間に、弁体2の上流で配管内の異物を除去して下流のプロセス機器(特にタービン)を保護するための略円筒状のストレーナー6が設けられる。また、本体ケース1内部には、ストレーナー6の外周に環状の空間7が形成される。ストレーナー6を収納した本体ケースに蓋部8を取付け、図示しないボルト等の固定手段により一体に構成することにより蒸気弁10が形成される。なお、ストレーナー6の上端面および下端面は、蓋部8および弁座5にそれぞれ密接され、蒸気のもれを防止している。
【0020】
この蒸気弁10において、上流側配管P1から流入した蒸気は、空間7を流通し、ストレーナーを介して弁室9に流入し、弁体2が進退することにより形成される弁座5との隙間を通して下流側配管P2により下流に接続された図示しないタービンへと流通する。
【0021】
図2および図3にストレーナー6の構成を示す。
【0022】
ストレーナー6は、側壁に穴あけされた円筒状の本体シリンダー12と、多孔板13と、細メッシュスクリーン14と、粗メッシュスクリーン15を略同軸状に重ねて構成され、リベット16により一体的に固定される。
【0023】
これらの構成要素のうち、細メッシュスクリーン14と粗メッシュスクリーン15は、プラント新設の際の試運転時や配管改造等の施工後等、配管内の溶接くず等の大きな異物が、タービン内に侵入することが想定される場合のみに使用され、その後取り外されて、その後は本体シリンダー12および多孔板13のみが常用に供される。
【0024】
次にストレーナー6の各構成部材について説明する。
【0025】
本体シリンダー12は、上下端開口形状の円筒状の部材で、用いる弁口径によって直径が決定され、例えば直径300mm程度の外径を有する部材である。また、本体シリンダー12の肉厚は、蒸気の流動圧力に耐えられるように通常50mm〜60mm程度に形成されている。
【0026】
この本体シリンダー12は、ストレーナー6の強度部材として機能する部材であり、また蒸気プラントにおいて常用に供されるため、プラントの使用条件(温度、圧力)に対する十分な耐性と強度を備えた部材で構成される。従って、本体シリンダー12の材質としては、例えばクロム−モリブデン鋼等が好適に使用される。
【0027】
また本体シリンダー12の側壁には、φ50mm〜60mm程度のパンチ孔17が複数個設けられて、下流側配管P1への異物の侵入を防止しつつ、蒸気を弁室9に流通させ、ストレーナーとして機能する。
【0028】
この本体シリンダー12の上流側配管P1側に対向する側壁部18には、蒸気流に含まれる異物が上流側配管P1の流速のまま衝突するため、この側壁部18にメッシュスクリーンを設置すると破損が起きやすい。そのためこの本体シリンダー12の上流側配管P1側の側壁部18には、パンチ孔17を設けず、また多孔板13、細目メッシュスクリーン14および粗目メッシュスクリーン15も設置せずに、蒸気流は本体シリンダー12の側壁部18により自然に左右方向に分流される構成としてある。
【0029】
このような構成とすることにより、ストレーナー6のメッシュ部分に直接異物が衝突することが防止されるため、ストレーナー6の破損が防止され、また蒸気流が左右に分流することにより、ストレーナー6のメッシュ部分のほぼ全周で異物を除去することが可能である。
【0030】
多孔板13は、本体シリンダー12の外周に設けられる部材で、本体シリンダー12とともに、試運転後も常用部材として使用される。多孔板13はφ3〜4mm程度の複数の孔部19を有するパンチングメタル等の材料を本体シリンダーの側壁部18を除く外周に設置することにより構成されており、通常運転時に孔部19を介して配管内の蒸気に含まれる異物を除去しつつ下流側配管P2に蒸気を流通する。
【0031】
本体シリンダー12と多孔板13からなる常用のストレーナーの外周に、細目メッシュスクリーン14と粗目メッシュスクリーン15を設置し、リベット16で固定することにより、試運転用のストレーナー6が形成される。
【0032】
このように、細目メッシュスクリーン14は、蒸気プラントの新設時または、改造工事に伴う試運転期間にのみ使用される部材である。この細目メッシュスクリーン14は、例えば14メッシュ(平均開口径1.2mm程度)の金属製メッシュ素材で構成され、素材としては、SUS410等のステンレス素材が好適に使用される。
【0033】
細目メッシュスクリーン14は、主にステンレス細線で形成された開口径の小さいメッシュ素材であるため、蒸気配管内の異物の衝突による破損が生じやすい。そのためこの細目メッシュスクリーン14の外側に、粗目メッシュスクリーン15を回装して細目メッシュスクリーン14を保護し、ストレーナー6の破損を防止する。
【0034】
粗目メッシュスクリーン15は、例えば5メッシュ(平均開口径4mm程度)のメッシュ素材で形成され、素材としては、SUS410等のステンレス素材が好適に使用される。
【0035】
図4(A)に図1に示した蒸気弁10のX−X断面図を示す。図4(A)に矢印で示すように、この蒸気弁10においては、上流側配管P1から流入した蒸気は、この配管軸方向と対向するストレーナー6の側壁部18により左右に分流されて、ストレーナー6の外周に沿って流通する。
【0036】
蒸気弁10内部には、左右に分流した蒸気流が、ストレーナーを挟んで上流側配管P1と反対側の空間7でぶつかることによる蒸気流同士の干渉を低減することにより渦流の発生を抑制し、圧力損失の増大を防止する邪魔板20と、この蒸気流の邪魔板付近での旋回流によるストレーナー6の破損を防止する保護板21とが一体に接合されて塞止板22を形成し、蒸気弁10の本体ケース1内の蒸気流路である空間7に設置される。
【0037】
この邪魔板20は、ストレーナーを挟んで上流側配管P1と反対側の本体ケース1の空間7内の内側壁に、略長方形の板材の一端を一体に接合したものである。また、この邪魔板20のストレーナー6方向の端面に、このストレーナー6の接線方向とほぼ同一の方向の保護板21を、その長手方向全長に接合し、塞止板22が断面T字状となるように構成される。なお、邪魔板20の中央部に、切込部20aを設けて溶接時の歪を防止する構成としてもよい。
【0038】
板材21の幅は、蒸気弁の蒸気流路の広さにより適宜決定されるが、先のストレーナー6の径が300mm程度の場合、普通40mm〜50mm程度に設定される。なおこの幅は、なるべくストレーナー6の外周との間隙が小さくなるように設けることが、渦流防止の観点からは好ましい。
【0039】
邪魔板20の板厚は、蒸気流の圧力、流速に耐えられるように10mm〜20mm程度の範囲に設けられ、材質としては、本体ケースとの接合性および耐食性を考慮して、本体ケースと同一の材質で設けられることが好ましく、例えばクロム−モリブデン鋼が好適に使用される。
【0040】
一方、保護板21は、普通邪魔板20と同一材料で形成された部材で形成され、板厚は、通常邪魔板20と同一に設けられる。
【0041】
保護板21の幅は、通常邪魔板20の幅とほぼ同一程度(40mm〜50mm程度)に設けられるが、蒸気弁10の使用条件(温度、圧力、流速)や、ストレーナー6の外径に応じて自由に設定する。
【0042】
このような構成とした邪魔板20および保護板21を接合して塞止板22を設けることにより、分流された蒸気流が再び合流することによる蒸気流同士の干渉により発生した渦流により蒸気弁の圧力損失が大きくなるという問題が回避されると同時に、蒸気流によって運ばれた異物が、蒸気流の干渉に起因する渦流により旋回して、直接ストレーナー6に接触し、ストレーナー6が破損する不具合が未然に防止される。
【0043】
すなわち、上流側配管P1から蒸気弁10に導入された蒸気は、ストレーナー6の側壁部18により左右に分流し、ストレーナー6の外周に沿って図4(A)に示す矢印のように流動する。そして邪魔板20に蒸気流が衝突することにより、蒸気流が旋回するが(図4(B)参照)、保護板21による蒸気流の流れ抑制効果により、旋回した蒸気流が保護板21に衝突して異物が除去されるため、異物のストレーナー6への直接衝突が効果的に防止される。このようにして邪魔板23に衝突した異物は、捕捉されて空間7の下部に貯留される。
【0044】
そのため、ストレーナー6の細目メッシュスクリーン14および粗目メッシュスクリーン15への異物の直接衝突が回避されるため、ストレーナー6の破損が効果的に防止される。
【0045】
また、邪魔板20および保護板21を接合して、塞止板22を断面T字型に設けることにより、左右に分流された蒸気が再び合流することによる蒸気流同士の干渉による渦流の発生がより効果的に防止されるため、蒸気弁10における圧力損失が抑制され、蒸気プラントのランニングコストを大幅に低減することが可能である。
【0046】
邪魔板20は、通常、溶接により本体ケース1の弁室9内に一体に接合するが、本体ケース1を成形する際に鋳造により一体成形する構成としても良い。鋳造により邪魔板を本体ケースと一体に設ける製造方法とすることにより、邪魔板を溶接する工程が省略されるため、蒸気弁の製造コストを低減することが可能である。
【0047】
次に図5および図6を参照して、本発明の蒸気弁の変形例について説明する。
【0048】
図5に本発明の第1変形例の蒸気弁30の部分的な縦断面図、図6にストレーナー6方向から見た正面図をそれぞれ示す。
【0049】
この蒸気弁30は、第1の変形例の蒸気弁10と同様に、一端が本体ケース1に接合された邪魔板31のストレーナー6側の端面に保護板32をストレーナー6と対向するように接合するともに、邪魔板31および保護板32の上下端に上部板材33、下部板材34をそれぞれ接合して塞止板35を一体に設けたものである。
【0050】
保護板32の幅は、蒸気弁10の保護板21と同様に、蒸気弁30の使用条件や、ストレーナー6の外径に応じて自由に設定してよい。
【0051】
このように構成された蒸気弁30によれば、邪魔板31に衝突した蒸気流が旋回し、旋回した蒸気流が保護板32に衝突することにより、蒸気流に含まれる異物のストレーナー6への直接衝突が防止される一方、上部板材33および下部板材34により上下方向への流れを旋回させて、蒸気内の異物を確実に除去するため、ストレーナー6の破損がより効果的に防止される。
【0052】
また、この蒸気弁30によれば、蒸気流同士の干渉がほとんど抑制され、渦流の発生が防止されるため、圧力損失が大幅に低減されて、蒸気プラントのランニングコストの低減が可能である。
【0053】
次に本発明に係る蒸気弁の第2の変形例について説明する。
【0054】
図7に第2変形例の蒸気弁40の部分的な水平断面図断面図、図8にストレーナー6方向から見た正面図をそれぞれ示す。
【0055】
この第2変形例の蒸気弁40は、邪魔板41のストレーナー側の端面に第1の補助板42と第2の補助板43をそれぞれ接合して、先端部がV字状の開先形状を有するように塞止板44を構成し断面Y字型に形成したものである。こうした構造は、特に比較的径の小さい蒸気弁40に適用される。
【0056】
径の小さい蒸気弁の場合、邪魔板の寸法に対してストレーナーが相対的に大きく、邪魔板とストレーナーとの隙間における蒸気流の制御が困難になりがちである。そのため、蒸気弁10あるいは蒸気弁30のような邪魔板の構造としても異物の除去性能が不充分になりやすい。また、径の小さいストレーナー6の場合、例えば邪魔板20と保護板21とを断面T字型に設けた場合、板材21の両縁部がストレーナー6の外周と離れて設置されてしまうため、ストレーナー6近傍の蒸気流の抑制効果が少ない。
【0057】
このような不都合を解決するため、この蒸気弁40は、邪魔板41のストレーナー側の端面に第1の補助板42、第2の補助板43を接合して、V字状の開先部を形成し、塞止板44を断面Y字状に形成する構成としたものである。
【0058】
Y字状に接合された第1の補助板42、第2の補助板43の開先形状は、蒸気弁40の使用条件や、ストレーナー6の外径に応じて適宜変更して良く、また、第1の補助板42、第2の補助板43の大きさも、ストレーナー6の形状や蒸気流の流速等を考慮して設定することが可能である。
【0059】
このように形成された蒸気弁40によれば、第1の補助板42と第2の補助板43がストレーナー6の外周の曲面に沿う形状となるため、蒸気流の抑制効果が一層向上し、蒸気内の異物の回収効果がさらに高められ、異物の直接衝突によるストレーナー6の破損が確実に防止される。
【0060】
さらに、この蒸気弁40は、蒸気弁の径が小さい場合においても蒸気流の干渉が低減するので、渦流防止効果が高く、圧力損失を低減し、プラントのランニングコストを低減する蒸気弁の提供が可能である。
【0061】
【発明の効果】
以上説明のとおり、本発明に係る蒸気弁によれば、本体ケース内の弁室に邪魔板および保護板を設ける構成としたので、ストレーナーの破損が防止され、また、蒸気流の干渉による渦流の発生が防止されるため、圧力損失が抑制され、蒸気プラントのランニングコストを低減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蒸気弁の構造を示す縦断面図。
【図2】ストレーナーの構成を示す説明図。
【図3】ストレーナーの構造を示す断面図。
【図4】(A)は、本発明に係る蒸気弁の図1のX−X断面図、(B)は、(A)のY部付近の蒸気流の挙動を示す説明図。
【図5】本発明に係る蒸気弁の第1の変形例の邪魔板の構成を示す縦断面図。
【図6】本発明に係る蒸気弁の第1の変形例の邪魔板付近の正面図。
【図7】本発明に係る蒸気弁の第2の変形例の邪魔板の構成を示す上方からの断面図。
【図8】本発明に係る蒸気弁の第2の変形例の邪魔板付近の正面図。
【図9】蒸気発電プラントの概略を示すプロセス図。
【図10】従来の蒸気弁の上方からの断面図。
【符号の説明】
1 本体ケース
2 弁体
3 弁棒
4 弁棒ガイド
5 弁座
6 ストレーナー
7 空間
8 蓋部
9 弁室
10 蒸気弁
12 本体シリンダー
13 多穴板
14 細目メッシュスクリーン
15 粗目メッシュスクリーン
16 リベット
17 パンチ孔
18 側壁部
20 邪魔板
20a 切込部
21 保護板
22 塞止板
30 蒸気弁
31 邪魔板
32 保護板
33 上部板材
34 下部板材
35 塞止板
40 蒸気弁
41 邪魔板
42 第1の補助板
43 第2の補助板
44 塞止板
91 蒸気発生器
92 主蒸気管
93 主蒸気止め弁
94 蒸気加減弁
95a 低温再熱蒸気管
95b 高温再熱蒸気管
96 再熱蒸気止め弁
97 中間阻止弁
99 復水弁
100 蒸気発電プラント
101 給水ポンプ
102 給水配管
105 本体ケース
106 弁室
107 ストレーナー
108 邪魔板
110 蒸気弁(従来)

Claims (4)

  1. 本体ケースと、この本体ケース内部に略円筒状に形成された弁室と、この弁室内面に配設された略円筒状のストレーナーと、前記弁室底部に設けられた弁座と、この弁座に着座するとともに弁室内の前記ストレーナー内を進退する弁体と、前記弁室内の円筒面に対して略直角方向に設けられた蒸気流入口と、この蒸気流入口と対向する位置の弁室内面に設置された邪魔板とからなる蒸気弁において、前記邪魔板の長手方向全長に、この邪魔板設置位置における前記ストレーナーの接線方向と略同一方向の保護板を取付け、断面T字状の塞止板としたことを特徴とする蒸気弁。
  2. 本体ケースと、この本体ケース内部に略円筒状に形成された弁室と、この弁室内面に配設された略円筒状のストレーナーと、前記弁室底部に設けられた弁座と、この弁座に着座するとともに弁室内の前記ストレーナー内を進退する弁体と、前記弁室内の円筒面に対して略直角方向に設けられた蒸気流入口と、この蒸気流入口と対向する位置の弁室内面に設置された邪魔板とからなる蒸気弁において、前記邪魔板の長手方向全長に、前記邪魔板設置位置における前記ストレーナーの曲率に沿うV字状の開先部を形成するように第1の補助板と第2の補助板とを接合して断面Y字状の塞止板としたことを特徴とする蒸気弁。
  3. 前記塞止板の上端部および下端部にそれぞれ上部板材および下部板材を設け、蒸気の流入方向に対して開口した箱状の塞止板にしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の蒸気弁。
  4. 前記保護板または第1の補助板および第2の補助板は、前記ストレーナーに近接して取付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の蒸気弁。
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