JP2004027031A - 塗布洗浄用液体洗浄剤組成物、製品および洗浄方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(A)脂肪酸またはその塩:5〜50質量%、(B)炭素原子、水素原子、酸素原子からなるアルコール系親水性溶媒:10超え〜40質量%、
を含有することを特徴とする塗布洗浄用液体洗浄剤組成物。
【選択図】なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、塗布洗濯用液体洗浄剤組成物に関し、より詳しくは、汚れの付着した被洗物に塗布して殺菌処理を行う組成物、製品及び洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
衣料用の塗布用洗浄剤に関する技術としては、主に泥や油など汚れの洗浄効果や、製剤化した際の製品の安定化に関するものである(特開平10−298599号、特開2001−49299号公報)。
また塗布洗浄剤分野で、除菌効果を付与した技術は、主に身体や台所やトイレなどの硬表面であり(特開平10−45566号、特開平11−189792号、特開2000−178595号公報など)、衣類等の繊維類を対象としたものは見当たらない。
近年、消費者の清潔嗜好の高まりから、主に粒状洗剤等の衣料用洗剤の製品分野では、泥や襟袖の汚れなどの一般的な汚れの洗浄性能に加えて除菌効果を付与した洗剤が市販されているが、それら製品には、漂白剤等の強力な作用を有する薬剤が配合されている。しかし、襟、袖の汚れ、染みや泥汚れ等のしつこい汚れの除去に顕著な洗浄効果を発揮する塗布洗浄用の洗浄剤分野では、除菌効果を有する洗浄剤製品は、上市されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
強力な殺菌剤や漂白剤を使用せず、マイルドな成分により除菌効果を発揮する、特に繊維類の洗浄に好適な塗布洗浄用の除菌洗浄剤が望まれていた。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、刺激性の低い成分を使用し殺菌、除菌できる組成物、製品及び洗浄方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、(A)脂肪酸またはその塩と(B)アルコール系の親水性溶媒とを特定濃度で組み合わせると、殺菌作用が増強されて、充分な除菌効果が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0005】
即ち、本発明は、以下の(1)〜(3)の通りである。
(1)(A)脂肪酸またはその塩及び(B)炭素原子、水素原子、酸素原子からなるアルコール系親水性溶媒を含有する液体洗浄剤組成物であって、該組成物を汚れの付着した被洗物に塗布して、該組成物の殺菌作用を働かせることにより、除菌効果を訴求したことを特徴とする塗布洗浄用液体洗浄剤製品。
【0006】
(2)(A)脂肪酸またはその塩:5〜50質量%、(B)炭素原子、水素原子、酸素原子からなるアルコール系親水性溶媒:10超え〜40質量%、
を含有することを特徴とする塗布洗浄用液体洗浄剤組成物。
【0007】
(3)(A)脂肪酸またはその塩及び(B)炭素原子、水素原子、酸素原子からなるアルコール系親水性溶媒を含有する液体洗浄剤組成物を汚れの付着した被洗物に塗布して、該組成物の殺菌作用を働かせ、次いで、該被洗物を水性液中で洗浄することを特徴とする除菌洗浄方法。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について更に詳細に説明する。
前記(1)に記載の第1の発明において、(A)脂肪酸またはその塩及び(B)炭素原子、水素原子、酸素原子からなるアルコール系親水性溶媒を含有する液体洗浄剤組成物を、汚れの付着した被洗物に塗布して、該組成物の殺菌作用を働かせる。(A)成分及び(B)成分の濃度は、殺菌作用が働く範囲であれば、特に、限定されない。
【0009】
前記の塗布の方法としては、塗布器具を備えた容器に前記洗浄剤組成物を入れ、被洗物に直接塗布する、または、噴霧器を備えた容器に前記洗浄剤組成物を入れ、被洗物に直接噴霧してもよい。また、被洗物の特に汚れた部分に、液体洗浄剤を塗布すると効果的である。更に、前記液体洗浄剤の殺菌作用を維持する範囲で、
液体洗浄剤を水で希釈し、これを被洗物全体に噴霧してもよい。
この際、液体洗浄剤の殺菌作用を働かせるため、被洗物に塗布後、好ましくは、5〜60分間、特に、5〜20分間放置する。温度は、室温で充分であるが、
25〜35°Cとすると短時間で殺菌作用が発現されるので好ましい。
次いで、該被洗物を水を用いて洗濯機等で洗濯(洗浄、濯ぎ)する。洗濯の際には、更に、洗浄剤を添加しても、しなくても良い。
【0010】
本発明の液体洗浄剤製品は、好ましくは、被洗物に液体洗浄剤組成物を塗布するための塗布器具を備えた容器又は噴霧器を備えた容器を有するものが、好適である。前記塗布器具を備えた容器又は噴霧器を備えた容器は、通常、洗浄剤で使用される汎用のものが使用できる。
【0011】
本発明の液体洗浄剤製品は、液体洗浄剤組成物がマイルドな作用を有する成分からなるため、被洗物への塗布に適し、更に、上記のような使い方により、被洗物の洗浄と除菌の目的に対し顕著な効果を発揮するため、消費者に多大なメリットをもたらす。
【0012】
本発明において、殺菌作用とは、菌類、特に、大腸菌、黄色ブドウ球菌を後記の試験法(殺菌作用の評価)において、生菌数をコントロールに対して1/100以下に低減させる作用をいう。除菌効果とは、布に固着した菌の殺菌作用を評価した後記の試験法(実施例に記載の除菌の実用評価法)において、菌数をコントロールに対して1/1000以下に低減させる効果をいう。
【0013】
<殺菌作用の評価>
(菌液の調製)
試験菌試験菌として黄色ブドウ球菌(S.aureus ATCC6538)、大腸菌(E.Coli ATCC8739)を用いる。直径8cmのシャ−レ中に作成した、TSA寒天培地(以下TSA寒天培地は直径8cmのシャ−レ中のものを指す。)で37°C、24時間培養した試験菌をTSA寒天培地に再度接種し、37°Cで24時間培養した。培養後、培養した菌体を白金耳で捕集し、0.85%食塩水(生理食塩水)に均一に分散させる。定法に従い、1ml当たりの菌数が約108/mlとなるように0.85%食塩水に希釈し菌液とする。
(生菌数の測定)
液体洗浄剤組成物 9.9mlをとり、これに前記菌液の調製で得られた菌液
0.1mlを撹拌しながら添加し、試験液とする。
10分後、該試験液1ml採取し、SCDLP液体培地9mlを添加し10倍に希釈する(希釈液▲1▼)。更に希釈液▲1▼1mlにSCDLP液体培地9mlを添加して10倍に希釈し、殺菌反応を停止させる(希釈液▲2▼)。次に希釈液▲2▼1mlに0.85%食塩水9mlを添加して10倍に希釈する(希釈液▲3▼)。
0.85%食塩水を用いて、希釈液▲3▼の10倍希釈液(希釈液▲4▼)、希釈液▲4▼の10倍希釈液(希釈液▲5▼)を調整する。希釈液▲1▼、▲3▼、▲5▼を0.1ml採取して、TSA寒天培地に接種し、37°Cで24時間培養して、シャ−レ上のコロニ−数を測定した。生菌数を次式により算出した。
<生菌数の算出>
生菌数=コロニ−数×洗剤液による希釈×液体培地または食塩水による希釈倍率
希釈液▲1▼の場合 生菌数=コロニー数×100×10
希釈液▲3▼の場合 生菌数=コロニー数×100×1000
希釈液▲5▼の場合 生菌数=コロニー数×100×100000
コロニ−数は可能な限り(通常約400個まで)カウントし、採用するデ−タは、精度向上のために希釈倍率の低いものを優先した。
また、上記試験液の調製の際に、液体洗浄剤組成物の代わりに0.85%食塩水9.9mlを用いたものをコントロールとして、上記と同様の操作を行う。
コントロールの生菌数に対する試験液の生菌数の比を用いて評価指標とする。
【0014】
前記(2)に記載の第2の発明は、(A)脂肪酸またはその塩:5〜50質量%、(B)炭素原子、水素原子、酸素原子からなるアルコール系親水性溶媒:10超え〜40質量%、を含有することを特徴とする塗布洗浄用液体洗浄剤組成物である。
本発明において、(A)脂肪酸またはその塩としては、炭素数8〜22の飽和または不飽和の、直鎖または分岐脂肪酸塩が使用される。
好ましくは、炭素数12〜18の脂肪酸、具体的には、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸。特に、オレイン酸、ラウリン酸が好適である。また各脂肪酸は複数の鎖長の混合物(天然物)を使用しても良い。
脂肪酸の中和剤は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属塩、モノエタノ−ルアミン、ジエタノ−ルアミン、トリエタノ−ルアミン等のアミン塩が用いられる。特に水酸化カリウム、モノエタノ−ルアミン、ジエタノ−ルアミン、トリエタノ−ルアミン等のアミン塩が好適である。
前記(A)成分の配合量は、好ましくは5〜50質量%、更に好ましくは10〜
35質量%、特に、15〜30質量%である。
上記範囲未満では、除菌効果が不十分であり、範囲以上では、除菌効果が飽和し、液性が悪くなることがある。
【0015】
(B)炭素原子、水素原子、酸素原子からなるアルコール系親水性溶媒は、炭素原子、水素原子、酸素原子からなり、分子中に水酸基を有する有機化合物であって、分子量が800以下で、水に対する溶解度が20°Cで11質量%以上のものである。
上記(B)成分の具体例として、以下の1)、2)ものが挙げられ、それらの一種または二種以上が使用される。
1)低級アルコ−ル系
メタノ−ル、エタノ−ル、プロパノ−ル、ブタノ−ル等。
2)グリコ−ル系
エチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、ブチレングリコ−ル、ブチルカルビト−ル、フェノキシエタノ−ル、フェニルポリオキシエチレンアルコール等
上記の中で、好ましくは、エタノ−ル、エチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、フェノキシエタノ−ル、フェニルポリオキシエチレンアルコール等である。
【0016】
前記(B)成分の配合量は、好ましくは、10質量%を越え〜40質量%以下、
更に好ましくは、12〜36質量%、特に15〜30質量%、特にエタノ−ル、フェニルポリオキシエチレンアルコールの場合、10〜20質量%が好適である。
上記範囲未満では、除菌効果が不十分であり、上記範囲を超えると、除菌効果が飽和し、コスト的に好ましくないことがある。
【0017】
本発明の組成物では、更に、ノニオン界面活性剤を含有させると洗浄力が向上するので好ましい。ノニオン界面活性剤(以下(C)成分という)としては、下記一般式(1)のものが好ましい。
R−X−O−(AO)nR’ (1)
R:炭素数7〜21の直鎖または分岐の飽和または不飽和の炭化水素基
X:−CH2−または−CO−
AO:下記の少なくとも1種の基
n:AOの平均付加モル数 n=5〜50
R’:Hまたは炭素数4以下の直鎖または分岐鎖状の炭化水素基
【0018】
前記一般式(1)において、Rは、好ましくは、炭素数9〜19の直鎖または分岐の飽和または不飽和の炭化水素基、更に好ましくは炭素数11、12、13の直鎖または分岐の飽和炭化水素基、および炭素数17の直鎖または分岐の飽和または不飽和炭化水素基であって、単一鎖長および複数の鎖長の混合物でも良い。前記(C)成分の原料としては、ヤシ油、パーム油、牛脂等の天然油脂由来のアルコ−ルや石油由来の合成アルコ−ルが使用できる。
【0019】
前記(C)成分の配合量は、5質量%以上、かつ(A)成分と(C)成分の合計量が10〜60質量%が好ましい。特に、(C)成分が10質量%以上で(A)成分との合計量が20〜50質量%とすると好適である。
【0020】
前記(3)に記載の第3の発明は、(A)脂肪酸またはその塩及び(B)炭素原子、水素原子、酸素原子からなるアルコール系親水性溶媒を含有する液体洗浄剤組成物を汚れの付着した被洗物に塗布して、該組成物の殺菌作用を働かせ、次いで、該被洗物を水性液中で洗浄することを特徴とする除菌洗浄方法である。
詳細は、前記第1の発明で記載した事項に準ずる。
【0021】
本発明では、通常、衣料用洗浄剤に配合するような以下のような成分を配合できる。
1)界面活性剤
アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤などの各種界面活性剤等が挙げられ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
【0022】
2)キレート剤
アミノカルボン酸誘導体型キレート剤、ポリカルボン酸/塩等である。
アミノカルボン酸誘導体型キレート剤としては、アミメチルグリシンジ酢酸塩、β−アラニンジ酢酸塩、イミノジコハク酸塩、ヒドロキシイミノジコハク酸塩(HIDS)、セリンジ酢酸塩、イソセリンジ酢酸塩、アスパラギン酸ジ酢酸塩(ASDA)、エチレンジアミン四酢酸塩(EDTA)、ニトリロトリ酢酸塩(NTA)、ヒドロキシエチレンジアミン5酢酸塩(HEDTA)、ジエチレントリアミン5酢酸塩(DTPA)等が挙げられる。この他、等も使用できる。これらはナトリウム塩、カリウム塩が好ましい。
前記ポリカルボン酸および/またはその塩としては、ポリアクリル酸、マレイン酸とアクリル酸の共重合体、多糖類系ポリカルボキシレート等の高分子電解質が挙げられる。ポリアクリル酸、マレイン酸とアクリル酸の共重合体の平均分子量は、好ましくは1000〜1,000,000であり、さらに好ましくは1000〜100,000であり、ナトリウム塩、カリウム塩が好ましい。
【0023】
3)酵素
酵素としては、プロテアーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ等が挙げられる。特に、殺菌作用を増強するため、溶菌作用のある酵素を配合することが好ましい。具体的には、サビナーゼ12T、サビナーゼ16L、エスペラーゼ4T、エバラーゼ8T、カンナーゼ24TK、アルカラーゼ2T等が好適である。
【0024】
4)その他
本発明の効果を損なわない範囲で、抗菌剤や漂白剤等の殺菌作用を有する成分を併用することもできる。
この他、着色剤、香料、防腐剤、pH調整剤、粘度安定剤、多価アルコール等の低温安定剤等を配合できる。
【0025】
本発明の液体洗浄剤組成物のpHは、6〜12、好ましくは7〜11、特に、8〜11とすると好適である。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、マイルドな成分からなる液体洗浄剤組成物を被洗物に塗布して洗浄することにより、除菌効果と優れた洗浄力を発揮できる。
【0027】
【実施例】
次に、本発明を実施例により詳しく説明するが、本発明はこれら実施例によつて限定されるものではない。
【実施例1〜32、比較例1〜4】
<液体洗浄剤組成物の調製>
イオン交換水に(B)成分、脂肪酸または予め定法でケン化した脂肪酸塩(A成分)を添加混合した。次に脂肪酸を添加した場合、アルカリ金属の水酸化物(例えば水酸化カリウム)およびまたはアルカノ−ルアミン(例えばトリエタノ−ルアミン)を添加し、配合時にケン化を行った。最後に必要に応じて非イオン界面活性剤(C成分)やその他成分であるpH調整剤を加え、表1〜5に記載の組成の液体洗浄剤組成物を調製した。
なお、前記調製は、攪拌機(HEIDON社製スリ−ワンモ−タ−、回転速度200rpm)を備えた1Lビ−カ−を用い、室温で、液体洗浄剤組成物として800gスケ−ルで行った。
【0028】
<洗浄力の評価>
(i)評価布の調製
1)泥汚染布の調製法
三方が原の泥50gをイオン交換水1Lに分散し、超音波洗浄機で20分間、更にホモジナイザーにて5分間分散処理し蒸発皿に移す。そこに綿#60(11×16cm)をピンセットで挟んで20回布を浸せき、引き上げを繰り返し、ローラーで脱水した後、電機乾燥機(105°C)で30分間乾燥する。乾燥後、汚染布の両面をスポンジで25回づつポリッシングして泥粒子を均一にして完成とする。
【0029】
2)油汚れ汚染布の調製法
三方が原の泥40g(インジケ−タ−として使用)、トリオレイン60gをイオン交換水1Lに分散し、超音波洗浄機で20分間、更にホモジナイザーにて5分間分散処理し、蒸発皿に移す。そこに綿#60(11×16cm)をピンセットで挟んで20回布を浸せき、引き上げを繰り返し、ローラーで脱水した後、電機乾燥機(105°C)で30分間乾燥する。乾燥後、汚染布の両面をスポンジで25回づつポリッシングして泥粒子を均一にして完成とする。トリオレインは、純正化学製試薬1級を使用した。
【0030】
(ii)洗浄性能の評価
予め5×5cmに裁断した泥汚れ汚染布10枚、油汚れ汚染布10枚とをそれぞれ一枚の肌シャツ(綿100%、BVD製)に対して泥汚れ汚染布2枚、油汚れ汚染布2枚ずつ縫い付けた。塗布時間を短縮し、塗布開始時と終了時の時間差を低減するため実験者2名で液体洗浄剤組成物(原液または水希釈液)を各汚染布に塗布した。塗布終了後、5分後静置した。
次いで、二槽式洗濯機(三菱電機(株)CW−C30A1−1)に、水温25°C、硬度5°DH(イオン交換水に塩化カルシウムを添加して調整)に調整した水
30Lを満たし、汚垢布を縫い付け洗浄液を塗布した肌シャツ5枚と無地肌シャツ2枚(浴比調整用)の合計1kgを投入した。次いで標準水量で10分間洗浄を行い、脱水した。水温25°C、硬度5°DHの水で1分間すすいだ。すすぎの操作は合計2回行った。その後、汚染布を肌シャツから取り外し、アイロンで乾燥した。この様にして得られた汚染布の洗浄前後の反射率を色差計(形式Σ90、日本電色(株)製)測定し、以下の(2)式から洗浄率を算出した。
洗浄率(%)=(A/B)×100 (2)
ここでA=洗濯前の汚染布のK/S−洗浄布のK/S
B=洗濯前の汚染布のK/S−清浄布のK/S
K/S=(1−R)2/2R R:色差計で測定した反射率
【0031】
<殺菌作用の評価>
(菌液の調製)
試験菌試験菌として黄色ブドウ球菌(S.aureus ATCC6538)、大腸菌(E.Coli ATCC8739)を用いた。直径8cmのシャ−レ中に作成したTSA寒天培地(以下TSA寒天培地は直径8cmのシャ−レ中のものを指す。)で37°C、24時間培養した試験菌をTSA寒天培地に再度接種し、37°Cで24時間培養した。培養後、培養した菌体を白金耳で捕集し、0.85%食塩水(生理食塩水)に均一に分散させた。定法に従い、1ml当たりの菌数が約108/mlとなるように
0.85%食塩水に希釈し菌液とする。
(生菌数の測定)
実施例1〜32及び比較例1〜6で得られた液体洗浄剤組成物 9.9mlを夫々とり、これに菌液の調製で得られた菌液0.1mlを撹拌しながら添加し、試験液とした。10分後、該試験液1mlにSCDLP液体培地9mlを添加し10倍に希釈した。(希釈液▲1▼)更に希釈液▲1▼1mlにSCDLP液体培地9mlを添加して10倍に希釈し、殺菌反応を停止させた(希釈液▲2▼)。次に希釈液▲2▼、1mlに0.85%食塩水9mlを添加して10倍に希釈した(希釈液▲3▼)。同様に0.85%食塩水を用いて、希釈液▲3▼の10倍希釈液(希釈液▲4▼)、希釈液▲4▼の10倍希釈液(希釈液▲5▼)を調製した。希釈液▲1▼、▲3▼、5を0.1ml採取し、TSA寒天培地に接種し、37°Cで24時間培養して、シャ−レ上のコロニ−数を測定した。生菌数を次式により算出した。
<生菌数の算出>
生菌数=コロニ−数×洗剤液による希釈×液体培地または食塩水による希釈倍率
希釈液▲1▼の場合 生菌数=コロニー数×100×10
希釈液▲3▼の場合 生菌数=コロニー数×100×1000
希釈液▲5▼の場合 生菌数=コロニー数×100×100000
コロニ−数は可能な限り(通常約400個まで)カウントし、採用するデ−タは、精度向上のために希釈倍率の低いものを優先した。
また、上記試験液の調製の際に、液体洗浄剤組成物の代わりに0.85%食塩水9.9mlを用いたものをコントロールとして、上記と同様の操作を行う。コントロールの生菌数に対する試験液の生菌数の比を用いて以下のように評価指標とした。
【0032】
<除菌の実用評価法>
布に固着した菌の除菌効果を、実施例6、14の組成について、以下の方法で評価し、その結果を実施例6−2、14−2として、表6に示した。
予め、滅菌処理した5cm×5cmの綿布に、除菌性能の評価で用いた大腸菌菌液(108個/ml)50μLを塗布した。安全キャビネット中で10分間乾燥して、綿布に菌を固着させて試験布とした。
次いで、試験布を直径8cmのシャ−レに移し、実施例6および14の組成物2mlを、それぞれ試験布全体に均一に塗布した。10分間静置した後、ピンセットを用いてビニ−ル袋に移し、SCDLP液体培地48mlを加え抽出機
(ELMEX社製 形式SH−IIM)にセットした。1分間抽出操作を行なった後、その10mlを試験管に採取した(抽出液)。
抽出液1mlに0.85%食塩水9mlを添加して10倍に希釈した(希釈液▲1▼)。同様に0.85%食塩水を用いて、希釈液▲1▼の10倍希釈液(希釈液▲2▼)および希釈液▲2▼の10倍希釈液(希釈液▲3▼)を調整した。希釈液▲1▼、▲2▼、▲3▼をそれぞれ0.1ml採取し、TSA寒天培地に接種し、37°Cで24時間培養して、シャーレ上のコロニー数を測定した。生菌数を次式により算出した。
<生菌数の算出>
生菌数=コロニ−数×抽出液による希釈倍率×食塩水による希釈倍率
希釈液▲1▼の場合 生菌数=コロニー数×1000×10
希釈液▲2▼の場合 生菌数=コロニー数×1000×100
希釈液▲3▼の場合 生菌数=コロニー数×1000×1000
コロニ−数は可能な限り(通常約400個まで)カウントし、採用するデ−タは、精度向上のために希釈倍率の低いものを優先した。
また、上記試験布に、液体洗浄剤組成物の代わりに0.85%食塩水2mlを塗布し、10分間静置したものをコントロールとして、上記と同様の操作を行う。コントロールの生菌数に対する試験液の生菌数の比を用いて以下のように評価指標とした。
【0033】
表−1〜5 の略号の意味及び詳細は以下の通りである。
1)A成分
・C12K:日本油脂(株)ラウリン酸(商品名 ニッサンNAA122)を水酸化カリウムで中和したもの。
・C12TEA:日本油脂(株)ラウリン酸(商品名 ニッサンNAA122)をトリエタノ−ルアミンで中和したもの。
・C181K:ライオンオレオケミカル(株)オレイルメチルエステル(商品名パステルM181)を48%水酸化カリウム水溶液で中和したもの
・C181MEA:日本油脂(株)オレイン酸(商品名 エキストラオレイン)をモノエタノ−ルアミンで中和したもの。
・C181DEA:日本油脂(株)オレイン酸(商品名 エキストラオレイン)をジエタノ−ルアミンで中和したもの
・C181TEA:日本油脂(株)オレイン酸(商品名 エキストラオレイン)をトリエタノ−ルアミンで中和したもの
・パ−ム油TEA:パ−ム油脂肪酸(ライオン(株)実験室品)をトリエタノ−ルアミンで中和したもの。
・ヤシ油TEA:ヤシ油脂肪酸(ライオン(株)実験室品)をトリエタノ−ルアミンで中和したもの
(A)成分中和用のアルカリ剤
・モノエタノ−ルアミン:三井化学(株)商品名 モノエタノ−アミンMEA
・ジエタノ−ルアミン:三井化学(株)商品名 DEA80 純分80%
・トリエタノ−ルアミン:日本触媒(株)商品名 トリエタノ−ルアミンS−80純分80%
・水酸化カリウム:旭硝子(株) 商品名 液体可性カリ 純分48%
【0034】
2)(B)成分
・エタノ−ル:純度99.5%日本エタノ−ル製
・エチレングリコ−ル:純度98.5%三菱化学(株)製
・プロピレングリコ−ル:旭硝子(株)製
・フェニルポリオキシエチレンアルコ−ル:純分90% 三洋化成工業(株)
商品名サンファインPH−20D
【0035】
3)(C)成分
・高級アルコ−ルエトキシレ−ト(三菱化学(株)商品名ダイヤド−ル13)をライオン(株)実験室にて定法によりEO、POを付加したもの下記3種。
C13AE5 :平均EO付加モル数5
C13AE15 : 〃 12
C13AE1503: 〃 15 平均PO付加モル数3
・メチルエステル(ライオンオレオケミカル(株)商品名パステルM12、パステルM181)をライオン(株)実験室にてEOを付加したもの下記2種。
C12MEE15 :パステルM12、平均EO付加モル数15
C181MEE15:パステルM181、平均EO付加モル数15
・天然アルコ−ル系ノニオン(ライオン(株) 商品名レオックスCC90)ヤシ油アルコ−ル平均EO付加モル数9
【0036】
4)その他成分
・pH調整剤
クエン酸(扶桑化学工業(株)製)を用いて、組成物のpHを7〜11の範囲になるように調整した。
・香料A、B、C、D
それぞれ特願2000−346626号公報の表11〜18に記載の香料組成物A、B、C、D
・LAS塩
C10〜14直鎖アルキルベンゼンスルホン酸モノエタノ−ルアミン塩
直鎖アルキルベンゼンスルホンサン(ライオン(株)製ライポンLH−200(純分96%))をモノエタノ−ルアミン(三井化学(株)モノエタノ−ルアミンMEA)で中和したもの。
・キレ−ト剤
アクリル酸マレイン酸共重合体 (BASF(株)商品名 ソカランCP7
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
【0040】
【表4】
【0041】
【表5】
【0042】
【表6】
Claims (4)
- (A)脂肪酸またはその塩及び(B)炭素原子、水素原子、酸素原子からなるアルコール系親水性溶媒を含有する液体洗浄剤組成物であって、該組成物を汚れの付着した被洗物に塗布して、該組成物の殺菌作用を働かせることにより、除菌効果を訴求したことを特徴とする塗布洗浄用液体洗浄剤製品。
- (A)脂肪酸またはその塩:5〜50質量%、(B)炭素原子、水素原子、酸素原子からなるアルコール系親水性溶媒:10超え〜40質量%、
を含有することを特徴とする塗布洗浄用液体洗浄剤組成物。 - さらに、ノニオン界面活性剤を含有する請求項1に記載の製品又は請求項2に記載の組成物。
- (A)脂肪酸またはその塩及び(B)炭素原子、水素原子、酸素原子からなるアルコール系親水性溶媒を含有する液体洗浄剤組成物を汚れの付着した被洗物に塗布して、該組成物の殺菌作用を働かせ、次いで、該被洗物を水性液中で洗浄することを特徴とする除菌洗浄方法。
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2002
- 2002-06-26 JP JP2002185886A patent/JP2004027031A/ja active Pending
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