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JP2004026721A - 温感外用剤組成物 - Google Patents

温感外用剤組成物 Download PDF

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JP2004026721A
JP2004026721A JP2002185659A JP2002185659A JP2004026721A JP 2004026721 A JP2004026721 A JP 2004026721A JP 2002185659 A JP2002185659 A JP 2002185659A JP 2002185659 A JP2002185659 A JP 2002185659A JP 2004026721 A JP2004026721 A JP 2004026721A
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alcohol
acid
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composition
examples
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JP2002185659A
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Miyuki Maruyama
丸山 美由紀
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Lion Corp
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Lion Corp
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Abstract

【課題】本発明は、低級アルコールを30%以上含有するアルコール系でも十分な温感が得られ、しかも速乾性に優れた温感外用剤(好ましくはローションやゲルタイプの塗布用皮膚外用剤)を提供することを目的とする。
を提供する。
【解決手段】(A)組成中に炭素数1〜4の一価低級アルコールを30%〜90%
(B)バニリルアルコールアルキルエーテル
(C)ベンジルアルコール及び/または高級脂肪酸エステル
を含有することを特徴とする温感外用剤組成物、とする。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、速乾性と温感に優れた塗布型の温感外用剤組成物、好ましくは温感皮膚外用剤組成物に関する。
【0002】
【従来技術】
皮膚外用剤には液体、ゲル、軟膏、乳化物などを塗布する塗布剤とゲルを支持体に担持させ患部に貼付する貼付剤がある。塗布剤は貼付剤のような持続性はないものの、塗布後の皮膚への浸透性が良く、効果の発現が早く得られるという利点がある。塗布剤の中でも、エタノールなどの低級アルコールを主溶媒とする組成物(主にローション、ゲル)は、速乾性であり、経皮吸収性も高いために優れた外用剤である。
一方皮膚外用剤には、感覚刺激剤を配合し使用時の温感または冷感を付与する場合がある。温感タイプの外用剤は従来、組成物中にニコチン酸ベンジルやトウガラシなどの温感刺激剤を配合した貼付剤として主に知られている。貼付剤の場合は製剤の密封効果もあり温感をよく実感できるが、塗布剤では塗布部は開放されており、皮膚上の水や低級アルコールなどの溶媒が揮散するため、気化熱による冷却感が大きく温感を実感しにくい。特に、低級アルコールが多く配合されたローションやゲルは、低級アルコールの気化速度が大きく、温感剤を配合しても冷感のほうが強いため、満足する温感組成物が得られなかった。温感性能向上のために温感刺激剤の配合量を増やすことは、皮膚刺激が強くなるため好ましくない。
したがって、速乾性で経皮吸収に優れたアルコール系の塗布外用剤でも、十分な温感が得られる技術が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、低級アルコール30質量%以上含有する塗布型皮膚外用剤でも十分な温感が得られる、速乾性に優れた温感外用剤を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決する手段】
本発明者は、検討の結果、特定の温感刺激剤とベンジルアルコール及び/又は高級脂肪酸エステルを併用すると、低級アルコールを多く含む場合でも十分な温感が得られることを見出した。これにより、従来にない、新しい使用感(温感と速乾性)を有し、しかも有効性に優れた各種の温感外用剤、例えば消炎鎮痛剤、肩こり腰痛緩和剤、荒れ肌改善剤、角質ケア剤等を完成した。
【0005】
すなわち本発明は、
<1>(A)炭素数1〜4の一価低級アルコールを30〜90質量%
(B)バニリルアルコールアルキルエーテル
(C)ベンジルアルコール及び/または高級脂肪酸エステル
を含有することを特徴とする、温感外用剤組成物
を提供する。
以下、本発明を詳細に説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の温感外用剤は、炭素数1〜4の一価低級アルコールを30〜90質量%含有する。これらのアルコールとしては、メタノール、エタノール(各種変性アルコール、例えばメタノール、ゲラニオール、八アセチルしょ糖、10%安息香酸デナトリウムアルコール溶液等の変性アルコールを含む)、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール等の炭素数1〜4のアルコールがあげられ、好ましくはメタノール、エタノール、イソプロパノールを使用する。これらは1種または2種以上組み合せて配合することができる。
【0007】
前記低級アルコールは、組成物全体の30〜80質量%(以下、%と記載)とすることが好ましく、より好ましくは30〜70%、特に好ましくは35〜70%である。この範囲で、速乾性と皮膚刺激性の点で特に好ましい使用感が得られる。
【0008】
本発明の温感外用剤は、バニリルアルコールアルキルエーテルを含有することにより温感効果が付与される。使用するバニリルアルコールアルキルエーテルのアルキル基は、炭素数1〜8の直鎖または分岐鎖であることが好ましい。好ましい化合物は、バニリルブチルエーテル、バニリルプロピルエーテル、バニリルペンチルエーテルである。
【0009】
バニリルアルコールアルキルエーテルの含有量は、組成物全体の0.0001〜5%、好ましくは0.0001〜1%である。この範囲で、十分な温感が得られしかも皮膚に対する刺激がない良好な温感外用剤組成物が得られる。
【0010】
バニリルアルコールアルキルエーテルの他、他の温感刺激剤を含有すると、さらに優れた温感を得ることができ好ましい。併用されうる温感刺激剤としては、ノニル酸ワニリルアミド、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコチン酸メチル、カプサイシン、カプサイシン誘導体、トウガラシ、トウガラシエキス、トウガラシ末、加工大蒜、ニンジンチンキ、セイヨウトチノキ、ショウガ、ショウガエキス、ショウガ末、ショウキョウ、ショウキョウエキス、ショウキョウ末、ジンゲロール、ジンゲロン等が挙げられる。好ましい温感刺激剤は、ノニル酸ワニリルアミド、ニコチン酸ベンジル、カプサイシン、トウガラシ、ジンゲロンである。
【0011】
温感刺激剤(バニリルアルコールアルキルエーテルを除く)の配合量は、組成物中0.0001〜5%、好ましくは0.0001〜1%とすることが好ましい。また、バニリルアルコールアルキルエーテル/他の温感刺激剤=1/0.005〜0.005/1であることが好ましい。
【0012】
本発明の温感外用剤には、脂肪酸エステル、ベンジルアルコールを含有する。これとバニリルアルコールアルキルエーテルを併用することによって、低級アルコールを多量含む速乾性外用剤においても良好な温感を感じる外用剤とすることができる。
脂肪酸エステルは、炭素数4〜22、好ましくは4〜18、より好ましくは6〜18の脂肪酸と炭素数1〜20、好ましくは2〜18のアルコールとのエステル化物が好ましい。具体的には、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソオクチル、ブチルミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸2−ヘキシルドデシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソステアリル、パルミチン酸セチル、パルミチン酸オクチル、オレイン酸エチル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸オレイル、オレイン酸イソプロピル、オレイン酸デシル、ジオレイン酸エステル、オクタン酸セチル、イソオクタン酸セチル(2−エチルヘキサン酸セチル)、トリオクタン酸トリメチロールプロパン、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、ピバリン酸2−オクチルドデシル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸コレステリル、モノステアリン酸バチル、イソステアリン酸2−ヘキシルドデシル、イソステアリン酸フィトステリル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸バチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、ジカプリン酸プロピレングリコール、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、モノカプリン酸プロピレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、グリセリンモノオレイン酸エステル、ラウリン酸ヘキシル等があげられる。前記脂肪酸エステル中、特に好ましい化合物は、アジピン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸オレイル、セバシン酸ジエチル、パルミチン酸イソステアリルである。脂肪酸エステルは、1種または2種以上組み合せて使用することができる。
脂肪酸エステル、ベンジルアルコールの配合量は、組成物全体の0.1〜20%、好ましくは0.1〜15%である。この範囲で、特に良好な温感が得られ、皮膚刺激もなく良好な温感外用剤が得られる。
【0013】
本発明の温感外用剤には、上記成分の他、各種薬物を含有して、優れた効果を有する皮膚外用剤、例えば消炎鎮痛薬、肩こり腰痛緩和薬、生理痛緩和薬、去痰・鎮咳薬、保湿薬、美白・角質除去軟化等の荒れ肌改善薬、創傷治療薬、除毛剤、口腔内殺菌剤、うがい薬などとすることができる。有効成分となる薬物としては、抗炎症剤、去痰・鎮咳剤、美白剤、角質溶解剤、鎮痒剤、抗ヒスタミン剤、局所麻酔剤、殺菌剤、抗菌剤、抗生物質、サルファ剤、抗真菌剤、ビタミン、生薬等の皮膚疾患治療及び/又はケアに有効な成分が挙げられる。
【0014】
抗炎症剤としては、例えばトルフェナム酸、メフェナム酸、フルフェナム酸、アラントイン、アルミニウム・クロロヒドロキシアラントイネート、イクタモール、グアイアズレン、グリチルリチン酸ニカリウム、グリチルレチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、サリチル酸、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール、サリチル酸ナトリウム、イヌザンショウ、シコン、トウキ、アスピリン、サザピリン、アルクロフェナク、スプロフェン、イブプロフェン、ナプロキセン、フルルビプロフェン、ケトプロフェン、フェンブフェン、インドメタシン、アセメタシン、メチアジン酸、プロチジン酸、スリンダク、プラノプロフェン、フェンチアザク、ジフルニサル、チアプロフェン酸、オキサプロジン、ジクロフェナックナトリウム、オキシフェンブタゾン、ピロキシカム、フェルビナク、ブフェキサマク、サリチル酸グリコール、フェナセチンフェニルブタゾン、トルメチンナトリウム等が挙げられる。
【0015】
鎮痒剤としては、例えばクロタミトン、塩酸イソチペンジル、塩酸ジフェニルピラリン、ジフェンヒドラミンおよびその塩、塩酸トリペレナミン、クロルフェニラミンおよびその塩、ジフェニルイミダゾール等が挙げられる。
【0016】
局所麻酔剤としては、例えばアミノ安息香酸エチル、リドカインおよびその塩、ジブカインおよびその塩、塩酸パラブチルアミノ安息香酸ジエチルアミノエチル、オキシポリエトキシドデカン等が挙げられる。
【0017】
殺菌剤としては、例えばアクリノール、アルキルポリアミノエチルグリシン、塩化セチルピリジニウム、塩化デカリニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、イソプロピルメチルフェノール、グルコン酸クロルヘキシジン、塩酸クロルヘキシジン、セトリミド、トリクロロカルバニリド、ベンジルアルコール、ポピドンヨード、フェノール、レゾルシン、過酸化水素、クレゾール、マーキュロクロム、ヨードチンキ、イオウ、ヨウ素、ヨウ化カリウム、塩酸クロルヘキシジン、アズレンスルホン酸ナトリウム、トラネキサム酸、マレイン酸クロルフェニラミン、濃グリセリン、塩化リゾチーム、ポピドンヨード、チモール、グリチルリチン酸ジカリウム、ハッカ油、ユーカリ油、ウイキョウ油等が挙げられる。
【0018】
サルファ剤としては、例えばスルファジアジン、スルファイソミジン、ホモスルファミン等が挙げられる。
抗生物質としては、例えばバシトラシン、硫酸コリスチン、硫酸フラジオマイシン等が挙げられる。ステロイド剤としては、例えば酢酸デキサメタゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、酢酸プレドニゾロン、デキサメタゾン、プレドニゾロン等が挙げられる。
【0019】
抗真菌剤としては、例えば硝酸ミコナゾール、硝酸エコナゾール、シクロピロックス、オラミン、クロトリマゾール、ピロルニトリン等が挙げられる。
鎮痛剤としては、例えばアセトアミノフェン、エテンザミド等が挙げられる。
保湿剤としては、例えば尿素、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、ショ糖、乳糖、マルトース、マンニトール、エリスリトール、キシリトール、グルコース、ソルビトール、へパリン及びへパリン類似物質等が挙げられる。
【0020】
美白剤としては、例えば過酸化亜鉛、過酸化マグネシウムなどの過酸化物、アスコルビン酸、ハイドロキノン、ビタミンC類、エラグ酸、コウジ酸、プラセンタエキス、甘草エキス等が挙げられる。
【0021】
ビタミン類としては、例えば塩酸ピリドキシン、パルミチン酸、レチノール、ビタミンA、酢酸トコフェロール等が挙げられる。ムコ多糖類としては、例えばコンドロイチン硫酸ナトリウム等が挙げられる。アミノ酸としては、例えばグリシン、アラニン、トリメチルグリシン、トリプトファン、フェニルアラニン、ヒスチジン、アルギニン、アスパラギン酸、グルタミン酸等が挙げられる。保護剤としては、例えばカラミン、酸化亜鉛等が挙げられる。
生薬としては、ユーカリ、オウバク、カンゾウ等が挙げられる。
【0022】
これらの中でも特に、スプロフェン、ケトプロフェン、グリチルレチン酸、インドメタシン、フルルビプロフェン、フェルビナク、サリチル酸グリコール、酢酸トコフェロールが好適に使用される。これらの薬物はその1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用される。
【0023】
薬物は、目的とする薬効により各薬物の有効量を配合する。各薬物の望ましい適量は、例えば「日本医薬品集 財団法人日本医薬情報センター編」じほうより知ることができるが、製剤全体の0.01〜20%、好ましくは0.1〜10%の範囲を越えないことが、有効性及び安定性の点から好ましい。
【0024】
本発明の温感外用剤には、上記成分の他、皮膚外用剤に配合する各種成分、例えば多価アルコール、高級アルコール、高級脂肪酸、他の油性成分、界面活性剤、高分子化合物、粉体、pH調整剤、キレート剤、防腐剤、香料、色素などを、本発明の効果を損なわない範囲で含有することができる。
【0025】
多価アルコールとしては、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール等があげられる。配合量は、組成物中に好ましくは0.05〜50%含有され、より好ましくは0.1〜30%である。多価アルコールを含有すると、さらに温感が向上するため好ましい。
【0026】
脂肪アルコールとしては炭素数10〜30のものが好ましく使用され、飽和または不飽和のいずれでもよい。具体的にはラウリルアルコール、セチルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、エイコソニルアルコール、エライジルアルコール、リノレイルアルコールなどの直鎖脂肪アルコール、コレステロール、ジヒドロコレステロール、フィトステロール、ラノリンアルコール等の環状脂肪アルコール、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール等の合成脂肪アルコール等があげられる。配合量は、組成物中に好ましくは0.05〜50%含有され、より好ましくは0.1〜30%である。脂肪アルコールを配合すると、温感と薬物の有効性がさらに向上するため好ましい。
【0027】
脂肪酸としては炭素数10〜20のものが好ましく使用され、飽和または不飽和のいずれでもよい。具体的にはラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等の飽和脂肪酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、ウンデシレン酸等の不飽和脂肪酸等があげられる。配合量は、組成物中に好ましくは0.05〜50%含有され、より好ましくは0.1〜30%である。脂肪酸を配合すると、温感と薬物の有効性がさらに向上するため好ましい。
【0028】
他の油性成分としては、スクワラン、植物性スクワラン、流動パラフィン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキン、ジメチルシクロポリシロキサン等のシリコン油類、ミツロウ等のロウ類、、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム等の金属石鹸類等があげられる。配合量は、製剤全体の0.05〜50%が好ましく、より好ましくは0.1〜30%である。
【0029】
高分子化合物としては、低級アルコール溶媒または低級アルコール/水の混合溶媒系に可溶な高分子化合物が好ましく、例えばヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルメロース、クロスカルメロース、メチルセルロース等のセルロース誘導体、部分α化澱粉などの加工澱粉、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、クロスポビドン、ポリエチレングリコール、キサンタンガム、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、アラビアゴム、グアーガム、ローカストビーンガム、プルラン、ゼラチン、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、ポリアクリル酸ナトリウム等があげられる。高分子化合物は、本発明の温感外用剤の温感持続性を向上させる効果を有する。これは乾燥後に皮膚上に薄い膜を形成しているためと推察する。
配合量は、製剤の設定粘度により適宜選択されるが、組成物中に0.01〜10%、好ましくは0.05〜5%である。(製剤粘度は、好ましくは0.5〜50000mPa・sの範囲で調整されることが好ましい)
【0030】
紛体は、無機粉体と有機粉体の何れも使用することができる。無機粉体としては、タルク、カオリン、ベントナイト及びケイ酸アルミニウムマグネシウム等の層状珪酸塩鉱物、酸化チタン、酸化亜鉛等があげられる。有機粉体としては、ナイロン、シリカ、ポリメタクリル酸メチル等の球状粉体、ポリエチレンビーズ、セルロース粉末、スターチ等があげられる。粉体はゲルとする場合の増粘剤として、また物理的に血行促進を促すスクラブ剤として好ましく使用される。配合量は、組成物中に0.01〜10%、好ましくは
0.01〜5%である。
【0031】
界面活性剤は、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤のいずれも使用できるが、ノニオン界面活性剤が好ましい。ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリプロピレンアルキルエーテル等のエーテル系化合物、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等のエステル系化合物、ポリオキシエチレンヒマシ油・硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン重合体等があげられる。
【0032】
アニオン界面活性剤としては、飽和高級脂肪酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルエーテルスルホン酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩等があげられる。カチオン界面活性剤としては、塩化トリメチルアルキルアンモニウムなどの4級アンモニウム塩、ジメチルアルキルアミン塩酸塩などのアルキルアミン塩等があげられる。
両性界面活性剤としては、ラウリルジメチルベタインなどのアルキルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインなどのアルキルアミドベタイン、アルキルスルホベタイン、イミダゾリン等があげられる。
【0033】
界面活性剤の配合量は、製剤全体の0.01〜10%が好ましく、より好ましくは0.05〜5%である。
【0034】
pH調整剤としては、塩酸、リン酸、ホウ酸等の無機酸、乳酸、酒石酸、クエン酸等の有機酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノルールアミントロメタミン等の各種アミン類、リン酸水素カリウム、リン酸水素ナトリム等のリン酸塩、クエン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム等の有機塩類などがあげられる。ジイソプロパノールアミン及びトリイソプロパノールアミンは、特に酸性薬物を使用した場合のpH安定性が良好であるため、好ましい。
pH調整剤の量は、設定pHにより適宜選択することができる。本発明の皮膚外用剤組成物は、好ましくはpH3〜8、より好ましくは4〜7に調整される。
キレート剤としては、ピロリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩、グルコン酸塩、エデト酸塩等があげられる。配合量は、組成物中に好ましくは0.001〜5%、より好ましくは0.01〜5%とする。
【0035】
色素は、酸性染料、塩基性染料、酸化染料、顔料など、外用剤(化粧品、医薬品)に使用可能な色素を、任意に使用可能である。
香料は、天然香料や合成香料を、特に制限なく使用することができる。例えば、天然香料としてはペパーミント油、スペアミント油、ジャスミン油、レモン油、オレンジ油、ライム油、マンダリン油、ローズ油、ローズマリー油などの植物性香料があげられる。合成香料としてはモノテルペン類、ジテルペン類、セスキテルペン類等、具体的にはゲラニオール、リナロール、シトロネロール、ネロール、リモネン、ピネン、カンフェン、シトラール、シトロネラール、シネオール、クルクメン、ヒノキ酸、ヒノキオール、フィト−ルなどがあげられる。
配合量は、製剤中、好ましくは0.0001〜5%、より好ましくは0.0001〜1%とする。
【0036】
防腐剤としては、ジブチルヒドロキシトルエン、安息香酸類、パラベン類、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ソルビン酸及びその塩類、ホウ酸、ホウ砂、サリチル酸及びその塩類等があげられる。好ましくはジブチルヒドロキシトルエン、クエン酸及びその塩類を使用する。
配合量は、製剤中、好ましくは0.01〜50%、より好ましくは0.02〜10%とする。
【0037】
本発明は、残部を水とすることができるが、含水量は製剤全体の0.1〜70%とすることが好ましく、より好ましくは0.1〜60%、さらに好ましくは0.1〜50%である。この範囲で、製剤の速乾性が良く使用性が良好な皮膚外用剤が得られる。
本発明の温感外用剤組成物は、剤型は特に制限なく、例えばローション剤、液剤、ゲル剤、ジェル剤、軟膏剤、ジェルローション剤、エアゾール剤等として供することができる。
【0038】
本発明の温感外用剤組成物を収納する容器は、各剤型に合わせて任意の容器(チューブ、ボトル、缶、ジャー等)とすることができるが、その材質はPET、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(高密度ポリエチレン:HDPE、低密度ポリエチレン:LDPE)、ガラス、ポリスチレン、エバール等の樹脂、アルミ等の金属、ガラスから選ばれることが好ましい。
【0039】
以下に、本発明の好ましい実施態様についてまとめて記載する。
<1>(A)炭素数1〜4の一価低級アルコールを30〜90%
(B)バニリルアルコールアルキルエーテル
(C)ベンジルアルコール及び/または高級脂肪酸エステル
を含有することを特徴とする、温感外用剤組成物
<2>抗炎症剤を有効成分として含有する消炎鎮痛薬または肩こり腰痛緩和薬であることを特徴とする、<1>に記載の温感外用剤組成物
<3>抗ヒスタミン剤、副腎皮質ステロイド、鎮痒剤、鎮痛剤、抗炎症剤、局所麻酔剤、局所刺激剤、サルファ剤、角質軟化剤から選ばれる1種以上を含有する皮膚疾患治療薬であることを特徴とする、<1>に記載の温感皮膚外用剤組成物
<4>美肌成分を含有する荒れ肌改善薬であることを特徴とする、<1>に記載の温感外用剤組成物
<5>美肌成分が、保湿剤、角質溶解剤、角質軟化剤、美白剤から選ばれる1種以上であることを特徴とする<4>に記載の温感外用剤組成物
<6>口腔内殺菌剤であることを特徴とする<1>に記載の温感外用剤組成物
【0040】
【実施例】
以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
表1〜4に示した温感外用剤組成物を調製し、ローション剤はポリプロピレン製容器に、ゲル剤はアルミニウム/ポリアミドイミドラミネートチューブに充填した。これらについて、以下の評価を行った。
【0041】
〔温感評価〕
22℃50%RH下、20名のパネラーに組成物を0.5g肩に塗布し、以下の基準で温感の強さを評価し、平均点を求めた。
温感を非常に強く感じた:4点
温感をかなり感じた:3点
温感を感じた:2点
温感をやや感じた:1点
温感を感じない:0点
〔冷感評価〕
上記20名のパネラーが、組成物を塗布直後に冷感を感じるか否かについて評価した。  評価は冷感を感じたパネラーの割合(%)で記す。  (即ち、値が小さい方が冷感を感じない人が多いことを示す)
〔べたつき評価〕
上記20名のパネラーが、組成物を塗布した際べたつきが気になるか否かについて評価した。評価基準はパネラーの中でべたつきが気になった人の割合(%)で記す。(即ち値が小さい方がべたつきはない)
【0042】
【表1】
Figure 2004026721
【0043】
【表2】
Figure 2004026721
表2に示したローションも、表1の実施例同様、良好な評価結果を得た。
【0044】
【表3】
Figure 2004026721
【0045】
【表4】
Figure 2004026721
表4に示した血行促進剤、美肌剤、皮膚炎治療剤、殺菌剤も、良好な評価結果を得た。

Claims (1)

  1. (A)炭素数1〜4の一価低級アルコールを30〜90質量%
    (B)バニリルアルコールアルキルエーテル
    (C)ベンジルアルコール及び/または高級脂肪酸エステル
    を含有することを特徴とする、温感外用剤組成物
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