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JP2004021275A - 会計処理装置 - Google Patents

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JP2004021275A
JP2004021275A JP2002170940A JP2002170940A JP2004021275A JP 2004021275 A JP2004021275 A JP 2004021275A JP 2002170940 A JP2002170940 A JP 2002170940A JP 2002170940 A JP2002170940 A JP 2002170940A JP 2004021275 A JP2004021275 A JP 2004021275A
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JP2002170940A
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Kenji Yamaguchi
山口 謙治
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KENYOU TECHNO KK
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KENYOU TECHNO KK
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Publication date
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Abstract

【課題】伝票上の品名や単価などのデータ入力作業を効率化する。
【解決手段】仕入伝票入力手段40は、各商品の項目ごとに、仕入先、品名・数量・単価を入力して仕入伝票のデータを作成し、仕入伝票格納手段10に格納する。売上伝票入力手段50は、各商品の項目ごとに、売上先、品名・数量・単価を入力して売上伝票のデータを作成し、売上伝票格納手段20に格納する。オペレータの登録操作により、所定の項目データは複製され、登録項目格納手段60内に格納され、必要に応じて、登録項目修正手段70により修正される。補助手段46は、同一仕入先の登録仕入項目を流用して、新規仕入伝票の自動データ入力を行い、補助手段56は、同一売上先の登録売上項目を流用して、新規売上伝票の自動データ入力を行う。
【選択図】    図12

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は会計処理装置に関し、特に、コンピュータを利用して、仕入および売上に関する会計処理を行う機能を有する会計処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータの普及により、多くの企業がコンピュータ上で動作する会計処理装置を導入している。最近では、パソコン用の汎用OS上で動作する様々な会計処理ソフトウエアが普及してきており、特に、中小企業の会計処理では、パソコンを会計処理装置として利用する形態が増えてきている。パソコン用の一般的な会計処理ソフトウエアには、仕入および売上に関する種々の会計処理を行う機能が基本機能として備わっていることが多い。たとえば、仕入伝票や売上伝票などの帳票形式で、種々の会計データを取り扱うソフトウエアの場合、ディスプレイ画面上に仕入伝票や売上伝票に相当する画像を表示し、実際の伝票に文字を記入する要領で、種々のデータを入力する操作を行うことができる。具体的には、仕入伝票の場合、伝票番号、仕入先、仕入日、品名、数量、仕入単価などのデータが入力され、売上伝票の場合、伝票番号、売上先、売上日、品名、数量、売上単価などのデータが入力されることになる。ソフトウエアによっては、伝票番号や日付を自動入力する機能や、仕入先・売上先をコード番号から参照して自動入力する機能などが備わっている。こうして入力された種々の会計データは、パソコンの記憶装置内に蓄積されてゆき、この蓄積データに基いて、仕入伝票や売上伝票の発行、仕入帳や売上帳の作成、請求書の発行、取引先ごとの集計、在庫管理、粗利計算、税務計算など、種々の会計処理が実行されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
仕入および売上に関する種々の会計処理を行う機能をもった会計処理装置を利用するには、仕入に関するデータと売上に関するデータとを入力する作業が不可欠である。これらのデータは、上述したように、伝票番号、仕入先、売上先、仕入日、売上日、品名、数量、単価などから構成されており、パソコン用の会計処理ソフトウエアを利用した場合、基本的には、経理や営業担当の事務員がパソコンに接続されたキーボードから入力する作業を行うことになる。もちろん、伝票番号や日付などを自動入力できるようにする工夫や、仕入先・売上先をコード番号から参照して自動入力できるようにする工夫などが盛り込まれたソフトウエアも広く利用されているが、すべてのデータを自動入力することは困難である。したがって、現在のところ、多くのデータが事務員のキーボード操作によって入力されているのが実情であり、この入力作業に多大な労力が費やされている。特に、中小企業のスタッフには、高齢者など、キーボード操作に不慣れな者も多く、少しでも入力作業の効率化が図れる会計処理装置が望まれている。
【0004】
そこで本発明は、効率的なデータ入力作業を行うことが可能な会計処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1)  本発明の第1の態様は、仕入および売上に関する会計処理を行う機能を有する会計処理装置において、
少なくとも、「仕入伝票番号」、「仕入先」、「仕入に関する日付」、「少なくとも品名・数量・単価のデータを含む1つもしくは複数の仕入項目」、を示す情報の集合体を、1枚の仕入伝票を構成する情報として格納する仕入伝票格納手段と、
少なくとも、「売上伝票番号」、「売上先」、「売上に関する日付」、「少なくとも品名・数量・単価のデータを含む1つもしくは複数の売上項目」、を示す情報の集合体を、1枚の売上伝票を構成する情報として格納する売上伝票格納手段と、
仕入伝票格納手段内に格納されている情報と、売上伝票格納手段内に格納されている情報と、に基づいて、仕入および売上に関する所定の会計処理を行う会計処理手段と、
ディスプレイ画面上に、仕入伝票を構成する各情報の入力欄を表示しながら、この入力欄にオペレータの指示に基づいてデータを入力し、入力したデータを仕入伝票格納手段に格納する処理を行うとともに、オペレータの登録操作に基いて、個々の仕入項目について登録の有無を示す情報を設定する仕入伝票入力手段と、
ディスプレイ画面上に、売上伝票を構成する各情報の入力欄を表示しながら、この入力欄にオペレータの指示に基づいてデータを入力し、入力したデータを売上伝票格納手段に格納する処理を行うとともに、オペレータの登録操作に基いて、個々の売上項目について登録の有無を示す情報を設定する売上伝票入力手段と、
ディスプレイ画面上に、仕入伝票格納手段内に格納されている所定の登録仕入項目の所定のデータを、個々の項目ごとに区別可能な態様で表示し、任意の項目をオペレータに選択させ、選択された項目に含まれる品名・数量・単価を示すデータの全部もしくは一部を仕入伝票入力手段に引き渡すことにより、データを自動的に入力する仕入入力補助手段と、
ディスプレイ画面上に、売上伝票格納手段内に格納されている所定の登録売上項目の所定のデータを、個々の項目ごとに区別可能な態様で表示し、任意の項目をオペレータに選択させ、選択された項目に含まれる品名・数量・単価を示すデータの全部もしくは一部を売上伝票入力手段に引き渡すことにより、データを自動的に入力する売上入力補助手段と、
を設けるようにしたものである。
【0006】
(2)  本発明の第2の態様は、仕入および売上に関する会計処理を行う機能を有する会計処理装置において、
少なくとも、「仕入伝票番号」、「仕入先」、「仕入に関する日付」、「少なくとも品名・数量・単価のデータを含む1つもしくは複数の仕入項目」、を示す情報の集合体を、1枚の仕入伝票を構成する情報として格納する仕入伝票格納手段と、
少なくとも、「売上伝票番号」、「売上先」、「売上に関する日付」、「少なくとも品名・数量・単価のデータを含む1つもしくは複数の売上項目」、を示す情報の集合体を、1枚の売上伝票を構成する情報として格納する売上伝票格納手段と、
仕入伝票格納手段内に格納されている情報と、売上伝票格納手段内に格納されている情報と、に基づいて、仕入および売上に関する所定の会計処理を行う会計処理手段と、
ディスプレイ画面上に、仕入伝票を構成する各情報の入力欄を表示しながら、この入力欄にオペレータの指示に基づいてデータを入力し、入力したデータを仕入伝票格納手段に格納する処理を行うとともに、オペレータの登録操作に基いて、入力された特定の仕入項目を登録対象として指定する処理を行う仕入伝票入力手段と、
ディスプレイ画面上に、売上伝票を構成する各情報の入力欄を表示しながら、この入力欄にオペレータの指示に基づいてデータを入力し、入力したデータを売上伝票格納手段に格納する処理を行うとともに、オペレータの登録操作に基いて、入力された特定の売上項目を登録対象として指定する処理を行う売上伝票入力手段と、
仕入伝票入力手段によって登録対象として指定された仕入項目を複製し、複製した項目を登録仕入項目として格納するとともに、売上伝票入力手段によって登録対象として指定された売上項目を複製し、複製した項目を登録売上項目として格納する登録項目格納手段と、
ディスプレイ画面上に、登録項目格納手段内に格納されている所定の登録仕入項目の所定のデータを、個々の項目ごとに区別可能な態様で表示し、任意の項目をオペレータに選択させ、選択された項目に含まれる品名・数量・単価を示すデータの全部もしくは一部を仕入伝票入力手段に引き渡すことにより、データを自動的に入力する仕入入力補助手段と、
ディスプレイ画面上に、登録項目格納手段内に格納されている所定の登録売上項目の所定のデータを、個々の項目ごとに区別可能な態様で表示し、任意の項目をオペレータに選択させ、選択された項目に含まれる品名・数量・単価を示すデータの全部もしくは一部を売上伝票入力手段に引き渡すことにより、データを自動的に入力する売上入力補助手段と、
を設けるようにしたものである。
【0007】
(3)  本発明の第3の態様は、上述の第2の態様に係る会計処理装置において、
登録項目格納手段内に格納されている登録仕入項目および登録売上項目に対して、オペレータの指示に基いて修正を行う登録項目修正手段を更に設けるようにしたものである。
【0008】
(4)  本発明の第4の態様は、上述の第1〜第3の態様に係る会計処理装置において、
仕入伝票入力手段または売上伝票入力手段に、1つの仕入項目または売上項目を構成する入力欄を1行に並べて表示する機能をもたせ、各行ごとに単価×数量の積を求める乗算を行わせることにより、乗算結果を当該行に設けられた乗算金額表示欄に表示することができるようにしたものである。
【0009】
(5)  本発明の第5の態様は、上述の第1〜第4の態様に係る会計処理装置において、
売上項目の単価として、売上単価と仕入単価との双方を示す情報を含ませるようにし、単価に関する入力欄および乗算金額表示欄については、1行を上下二段に分割し、入力欄の上段には売上単価、下段には仕入単価をそれぞれ入力できるようにし、乗算金額表示欄の上段には売上単価×数量の積、下段には仕入単価×数量の積をそれぞれ表示できるようにしたものである。
【0010】
(6)  本発明の第6の態様は、上述の第1〜第5の態様に係る会計処理装置において、
仕入入力補助手段が、仕入伝票入力手段により表示されている仕入先入力欄に現時点で入力されている特定の仕入先に関連した特定の登録仕入項目のみを抽出し、抽出した登録仕入項目を選択対象として表示するようにし、売上入力補助手段が、売上伝票入力手段により表示されている売上先入力欄に現時点で入力されている特定の売上先に関連した特定の登録売上項目のみを抽出し、抽出した登録売上項目を選択対象として表示するようにしたものである。
【0011】
(7)  本発明の第7の態様は、上述の第1〜第6の態様に係る会計処理装置において、
各補助手段が、オペレータの指示した検索条件に基づいて、所定の登録仕入項目もしくは登録売上項目のみを抽出し、抽出した項目を選択対象として表示する処理を行うことができるようにしたものである。
【0012】
(8)  本発明の第8の態様は、上述の第1〜第7の態様に係る会計処理装置において、
各補助手段が、1つの登録仕入項目または1つの登録売上項目を構成するデータを1行に並べて表示し、オペレータに任意の行を指定させることにより、当該行に対応する項目を選択させるようにしたものである。
【0013】
(9)  本発明の第9の態様は、上述の第8の態様に係る会計処理装置において、
各補助手段が、オペレータによる選択対象となる項目を表示する際に、「仕入に関する日付」または「売上に関する日付」の新しい項目ほど、上の行に表示されるように、表示順を決定するようにしたものである。
【0014】
(10) 本発明の第10の態様は、上述の第1〜第9の態様に係る会計処理装置としてコンピュータを機能させるプログラムを用意し、このプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して配付できるようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示する実施形態に基いて説明する。
【0016】
§1.本発明の第1の形態に係る会計処理装置の基本構成
はじめに、図1のブロック図を参照しながら、本発明の一実施形態に係る会計処理装置の基本構成を説明する。この会計処理装置は、図示のとおり、仕入伝票格納手段10、売上伝票格納手段20、会計処理手段30、仕入伝票入力手段40、仕入入力補助手段45、売上伝票入力手段50、売上入力補助手段55によって構成されており、仕入および売上に関する会計処理を行う機能を有する。もっとも、実際には、この会計処理装置は、汎用OSで動作する一般のパソコンに、専用の会計処理ソフトウエアを組み込むことにより実現される装置であり、図1に個々のブロックとして示した各構成要素は、パソコンを構成するハードウエアと、このパソコンに組み込まれたソフトウエアとの協働作用により実現される機能要素である。たとえば、仕入伝票格納手段10および売上伝票格納手段20は、パソコン用の記憶装置を利用して実現される手段であり、会計処理手段30は、このパソコンのCPUと組み込まれたソフトウエアの一部によって実現される手段であり、キーボードやマウスなどの入力機器、ディスプレイ装置やプリンタなどの出力機器、種々の記憶装置、更に、必要に応じて通信機器などをも含んだ構成要素である。これに対して、仕入伝票入力手段40、仕入入力補助手段45、売上伝票入力手段50、売上入力補助手段55は、キーボードやマウスなどのパソコン用入力機器、ディスプレイ装置、このディスプレイ装置に所定の画面表示を行いながら入力処理を行うソフトウエア、によって実現される手段である。以下、これら各構成要素の機能について説明する。
【0017】
仕入伝票格納手段10は、1枚1枚の仕入伝票を構成する情報をデータとして格納する構成要素である。本発明の場合、1枚の仕入伝票は、少なくとも、「仕入伝票番号」、「仕入先」、「仕入に関する日付」、「少なくとも品名・数量・単価のデータを含む1つもしくは複数の仕入項目」、を示す情報の集合体によって構成されており、その具体例については後に詳述する。一方、売上伝票格納手段20は、1枚1枚の売上伝票を構成する情報をデータとして格納する構成要素である。本発明の場合、1枚の売上伝票は、少なくとも、「売上伝票番号」、「売上先」、「売上に関する日付」、「少なくとも品名・数量・単価のデータを含む1つもしくは複数の売上項目」、を示す情報の集合体によって構成されており、その具体例については後に詳述する。
【0018】
会計処理手段30は、仕入伝票格納手段10内に格納されている情報と、売上伝票格納手段20内に格納されている情報と、に基づいて、仕入および売上に関する所定の会計処理を行う構成要素である。具体的には、各格納手段10,20に蓄積されたデータに基いて、仕入伝票や売上伝票の発行、仕入帳や売上帳の作成、請求書の発行、取引先ごとの集計、在庫管理、粗利計算、税務計算などの処理が実行されることになる。このような処理は、キーボードやマウスなどを用いて入力されるオペレータの指示に基いて実行され、その結果は、ディスプレイ装置上に表示されたり、プリンタによって紙面上に出力されたりすることになる。なお、このような種々の会計処理の具体的な手法は、既に公知の技術であるため、ここでは詳しい説明は省略する。
【0019】
本発明の目的は、既に述べたとおり、効率的なデータ入力作業を可能にすることにあり、仕入伝票格納手段10内に格納すべき仕入伝票を構成する情報および売上伝票格納手段20内に格納すべき売上伝票を構成する情報を、いかに効率良く入力できるようにするか、という工夫が本発明の核心となる部分である。図1に示す会計処理装置では、仕入伝票格納手段10内に格納すべき仕入伝票を構成する情報は、基本的には、仕入伝票入力手段40によって入力されることになり、売上伝票格納手段20内に格納すべき売上伝票を構成する情報は、基本的には、売上伝票入力手段50によって入力されることになる。すなわち、仕入伝票入力手段40は、ディスプレイ画面上に、仕入伝票を構成する各情報の入力欄を表示しながら、この入力欄にオペレータの指示に基づいてデータを入力し、入力したデータを仕入伝票格納手段10に格納する処理を行う機能を有している。一方、売上伝票入力手段50は、ディスプレイ画面上に、売上伝票を構成する各情報の入力欄を表示しながら、この入力欄にオペレータの指示に基づいてデータを入力し、入力したデータを売上伝票格納手段20に格納する処理を行う機能を有している。
【0020】
この仕入伝票入力手段40および売上伝票入力手段50による入力作業は、マウスやキーボードを利用した従来の一般的な入力作業であるが、本発明の特徴は、この入力作業を補助する機能をもった仕入入力補助手段45および売上入力補助手段55を設け、これら各補助手段による入力補助機能によって、効率的なデータ入力作業を可能にした点にある。
【0021】
§2.通常の入力作業
続いて、仕入伝票入力手段40および売上伝票入力手段50を用いた通常の入力作業の手順を、具体的なディスプレイ画面の表示例を示しながら説明する。上述したように、仕入伝票入力手段40は、ディスプレイ画面上に、仕入伝票を構成する各情報の入力欄を表示しながら、この入力欄にオペレータの指示に基づいてデータを入力する機能を有している。図2は、仕入伝票入力手段40の機能によってディスプレイ装置上に表示される仕入入力画面の一例を示す平面図である。ここに示す例では、ディスプレイ画面上に、図示のような仕入入力用ウインドウ100が表示されることになる。ここには図示されていないが、この会計処理装置を起動すると、会計処理手段30の基本機能により初期メニュー画面が表示され、この初期メニュー画面上に設けられた「仕入入力」ボタンをクリックする操作を行うことにより、ディスプレイ画面上に、図2に示すような仕入入力用ウインドウ100が開くことになる。
【0022】
図示のとおり、仕入入力用ウインドウ100の上部には、「仕入入力」なる文字列からなるタイトル部111と、伝票番号入力欄112、新規ボタン113、伝票送りボタン114、削除ボタン115、終了ボタン116が設けられている。伝票番号入力欄112は、仕入伝票番号を入力するための入力欄である。この実施形態の場合、仕入入力用ウインドウ100には、常に1枚分の仕入伝票が表示され、伝票番号入力欄112には、現在表示されている仕入伝票の番号が表示されることになる。仕入伝票番号の入力は、オペレータの手作業によって、個々の仕入伝票ごとにユニークな番号を入力させるようにしてもよいが、実用上は、仕入伝票番号は所定の規則に従ったシリアル番号にするのが好ましい。そこで、この実施形態では、新規ボタン113をクリックすると、新たな仕入伝票の画面が表示され、その時点で、伝票番号入力欄112に、所定のシリアル番号からなる仕入伝票番号が自動入力されるようにしてある。伝票送りボタン114は、仕入伝票の頁送り操作を行うためのボタンであり、左向きもしくは右向きの矢印をクリックするたびに、伝票番号が異なる別な仕入伝票が表示されるようになる。また、削除ボタン115をクリックすると、現在表示されている仕入伝票の内容を削除することができ、終了ボタン116をクリックすると、この仕入入力用ウインドウ100を閉じて、初期メニュー画面へと戻ることができる。
【0023】
一方、取引先コード入力欄121は、個々の仕入先に付与された取引先コードを入力するための入力欄であり、仕入先入力欄122は、具体的な仕入先の名称を入力するための入力欄である。この実施形態の場合、取引先コード入力欄121の三角形の部分をクリックすると、取引先コードの一覧リストが表示されるようになり、オペレータは、この一覧リストから所望の取引先コードを選択する操作を行うことにより、所定の取引先コードの入力を行うことができるようになっている。また、取引先コード入力欄121へ所定の取引先コードを入力すると、当該取引先コードに対応した仕入先の名称が、仕入先入力欄122に自動的に入力されるような仕様になっているため、オペレータが、一覧リストからの選択という方法で、取引先コード入力欄121に所望のコードを入力する作業を行うと、仕入先入力欄122に所望の仕入先の名称が自動入力されることになる。したがって、オペレータは、キーボードから仕入先の名称などを入力する操作を行う必要はない。担当者入力欄123は、必要に応じて、仕入先の担当者名を入力するためのものである。また、日付入力欄124は、この仕入伝票の入力を行った日付を入力するための入力欄であり、必要であれば、自動入力させることも可能である。もっとも、日付入力欄124には、必ずしもデータ入力を行った日付を入れる必要はなく、仕入対象となる商品の納入日など、仕入に関する日付であれば、どのような日付を入力するようにしてもかまわない。また、勘定処理日、台帳処理日など、会計処理手段30で実行される会計処理に応じて、複数の日付の入力が可能になるようにしてもよい。
【0024】
続く、仕入項目入力欄130は、いわば、この仕入伝票の本体部と呼ぶべき部分であり、複数の仕入項目(図示の例では、最大5項目まで)を入力することが可能である。この実施形態では、1つの仕入項目を構成する入力欄が1行に並べて表示されている。すなわち、1つの仕入項目は、項番・品名・数量・単価・金額なるデータから構成されており、これら5つのデータの入力欄が1行に並べて表示されている。項番は、各仕入項目の番号であり、この実施形態では、品名欄に入力を行うと、1〜5までの数字が自動入力される仕様になっている。また、品名・数量・単価は、仕入対象となった商品の品名・数量・仕入単価を示すデータであり、基本的には、オペレータがキーボードを用いて入力するデータである。右側の金額欄は、各行ごとに単価×数量なる乗算結果を表示する乗算結果表示欄である。すなわち、各行ごとに、単価と数量を入力すると、仕入伝票入力手段40によって、単価×数量なる積を求める乗算が自動的に行われ、その結果が、この乗算結果表示欄に自動的に入力される。なお、各行の右端に設けられた登録欄は、当該行に表示された仕入項目についての登録の有無を示す情報を設定するための欄である。この登録の有無を示す情報は、補助機能を利用した入力作業で用いられる情報であり、§4において詳述する。
【0025】
仕入入力用ウインドウ100の下段左に配置された補助入力ボタン141は、本発明の特徴となる効率的なデータ入力を行うためのボタンであり、仕入入力補助手段45を起動するためのボタンである。このボタンを利用した補助入力の手順については、§4で詳述する。検索条件入力欄142は、この補助入力を行う際の検索条件を入力するための欄であり、デフォルトでは、図示のとおり、ワイルドカードを示す「*」が自動的に入力された状態になる。この機能については、§7で詳述する。仕入合計欄143には、仕入項目入力欄130の右側に設けられた乗算結果表示欄の金額の総合計が自動的に入力される。また、項目削除ボタン144は、既に入力した任意の仕入項目を削除するためのボタンであり、オペレータが、仕入項目入力欄130における入力済の任意の行をクリックして選択状態にし、項目削除ボタン144をクリックすると、選択された行に入力されていた仕入項目のデータがすべて削除されることになる。
【0026】
図3は、図2に示す仕入入力用ウインドウ100上で、所定の仕入入力の作業を完了した状態を示す平面図である。この例では、伝票番号入力欄112には、「S123」なる仕入伝票番号が入力されている(ここでは、説明の便宜上、仕入伝票番号は、先頭に英文字Sを付した3桁の番号で示すことにする)。このような伝票番号は、新規ボタン113をクリックすることにより自動入力される。一方、取引先コード入力欄121には、「T333」なる取引先コードが入力されており(ここでは、説明の便宜上、取引先コードは、先頭に英文字Tを付した3桁の番号で示すことにする)、仕入先入力欄122には、「ABC商事」なる仕入先の名称が入力されている。上述したように、この実施形態では、取引先コード入力欄121に「T333」なるコード入力を行うと、仕入先入力欄122内には、当該コードに対応した「ABC商事」なる文字列が自動的に入力されることになる。もちろん、このような自動入力を可能にするためには、予め「ABC商事」の取引先コードが「T333」であることを登録しておく必要がある。更に、図示の例では、担当者入力欄123には「田中」なる担当者名が入力され、日付入力欄124には、「2002/04/23」なる日付が入力されている。
【0027】
また、仕入項目入力欄130には、4つの仕入項目が既に入力された状態が示されている。ここで、「ワイヤークリッパー」、「ハサミゲージ」、「スプラインギヤー」、「C型ドライバー」といった品名や、これら品名についての仕入数量および仕入単価については、オペレータがキーボードから入力することになる。ただ、「金額」と記された乗算結果表示欄には、前述したように、数量×単価なる演算を行うことにより、その結果が自動的に入力されるので、オペレータによる入力は不要である。仕入合計欄143についても同様である。
【0028】
結局、図3に示す仕入入力用ウインドウ100内には、1枚の仕入伝票に相当するデータが、仮想仕入伝票の形式で表示されていることになる。すなわち、図示の例の場合、2002年4月23日に、ABC商事から、「ワイヤークリッパー」、「ハサミゲージ」、「スプラインギヤー」、「C型ドライバー」なる4つの商品を、それぞれ図示した数量だけ、図示した仕入単価で仕入れたことを示す仕入伝票が作成されていることになる。仕入伝票格納手段10内には、このような内容をもった仕入伝票の情報が、順次、蓄積されてゆくことになる。なお、実際の仕入伝票には、この他、課税対象額、非課税対象額、消費税額などを表示する欄が設けられるのが一般的であるが、ここに示す実施形態では、これらの表示欄については省略する。
【0029】
次に、ここに示す実施形態の会計処理装置を用いた売上伝票の通常の入力操作について説明する。オペレータが、初期メニュー画面上に設けられた「売上入力」ボタンをクリックする操作を行うと、ディスプレイ画面上に、図4に示すような売上入力用ウインドウ200が開く。図示のとおり、売上入力用ウインドウ200の上部には、「売上入力」なる文字列からなるタイトル部211と、伝票番号入力欄212、新規ボタン213、伝票送りボタン214、削除ボタン215、終了ボタン216が設けられているが、これらの各構成要素の機能は、上述した仕入入力用ウインドウ100に設けられた対応する構成要素の機能と同様である。
【0030】
取引先コード入力欄221は、個々の売上先(顧客)に付与された取引先コードを入力するための入力欄であり、売上先入力欄222は、具体的な売上先の名称を入力するための入力欄である。取引先コード入力欄221に、取引先コードを入力することにより、売上先入力欄222に、売上先の名称が自動入力される点は、仕入伝票の入力操作と同様である。また、担当者入力欄223は、売上先の担当者名を入力するためのものであり、日付入力欄224は、この売上伝票の入力を行った日付を入力するための入力欄である。もちろん、日付入力欄224には、必ずしもデータ入力を行った日付を入れる必要はなく、売上対象となる商品の出荷日など、売上に関する日付であれば、どのような日付を入力するようにしてもかまわない。また、勘定処理日、台帳処理日など、会計処理手段30で実行される会計処理に応じて、複数の日付の入力が可能になるようにしてもよい。
【0031】
続く、売上項目入力欄230は、いわば、この売上伝票の本体部と呼ぶべき部分であり、複数の売上項目(図示の例では、最大5項目まで)を入力することが可能である。この実施形態では、前述した仕入項目入力欄130と同様に、1つの売上項目を構成する入力欄が1行に並べて表示されている。すなわち、1つの売上項目は、項番・品名・数量・単価・金額なるデータから構成されており、これら5つのデータの入力欄が1行に並べて表示されている。項番は、各売上項目の番号であり、この実施形態では、品名欄に入力を行うと、1〜5までの数字が自動入力される仕様になっている。また、品名・数量・単価は、売上対象となった商品の品名・数量・単価を示すデータであり、基本的には、オペレータがキーボードを用いて入力するデータである。右側の金額欄は、各行ごとに単価×数量なる乗算結果を表示する乗算結果表示欄である。すなわち、各行ごとに、単価と数量を入力すると、売上伝票入力手段50によって、単価×数量なる積を求める乗算が自動的に行われ、その結果が、この乗算結果表示欄に自動的に入力される。なお、各行の右端に設けられた登録欄は、当該行に表示された売上項目についての登録の有無を示す情報を設定するための欄である。この登録の有無を示す情報は、補助機能を利用した入力作業で用いられる情報であり、§4において詳述する。
【0032】
また、図4に示す売上項目入力欄230では、売上項目を構成する単価欄および金額欄は、いずれも1行が上下二段に分割されている。これは、本実施形態では、売上項目を構成する単価のデータに、売上単価のデータだけでなく、仕入単価のデータも含ませるようにしているためである。すなわち、上下二段に分割された単価および金額欄において、上段には、売上単価およびその乗算結果が示され、下段には、仕入単価およびその乗算結果が示されるようにしている。その具体的な表示例については後述する。
【0033】
売上入力用ウインドウ200の下段左に配置された補助入力ボタン241は、本発明の特徴となる効率的なデータ入力を行うためのボタンであり、売上入力補助手段55を起動するためのボタンである。このボタンを利用した補助入力の手順については、§4で詳述する。検索条件入力欄242は、この補助入力を行う際の検索条件を入力するための欄であり、デフォルトでは、図示のとおり、ワイルドカードを示す「*」が自動的に入力された状態になる。この機能については、§7で詳述する。売上合計欄243には、売上項目入力欄230の右側に設けられた乗算結果表示欄の金額の総合計が自動的に入力される。また、項目削除ボタン244は、既に入力した任意の売上項目を削除するためのボタンであり、オペレータが、売上項目入力欄230における入力済の任意の行をクリックして選択状態にし、項目削除ボタン244をクリックすると、選択された行に入力されていた売上項目のデータがすべて削除されることになる。
【0034】
図5は、図4に示す売上入力用ウインドウ200上で、所定の売上入力の作業を完了した状態を示す平面図である。この例では、伝票番号入力欄212には、「U245」なる売上伝票番号が入力されている(ここでは、説明の便宜上、売上伝票番号は、先頭に英文字Uを付した3桁の番号で示すことにする)。このような伝票番号は、新規ボタン213をクリックすることにより自動入力される。一方、取引先コード入力欄221には、「T806」なる取引先コードが入力されており、売上先入力欄222には、「(株)XYZ」なる売上先(顧客)の名称が入力されている。上述したように、この実施形態では、取引先コード入力欄221に「T806」なるコード入力を行うと、売上先入力欄222内には、当該コードに対応した「(株)XYZ」なる文字列が自動的に入力されることになる。もちろん、このような自動入力を可能にするためには、予め「(株)XYZ」の取引先コードが「T806」であることを登録しておく必要がある。更に、図示の例では、担当者入力欄223には「山田」なる担当者名が入力され、日付入力欄224には、「2002/04/26」なる日付が入力されている。
【0035】
また、売上項目入力欄230には、3つの売上項目が既に入力された状態が示されている。ここで、「ハサミゲージ」、「エアーフィルター」、「ブッシュスタット」といった品名や、これら品名についての売上数量、売上単価(単価欄の上段)、仕入単価(単価欄の下段)については、オペレータがキーボードから入力することになる。ただ、「金額」と記された乗算結果表示欄の上下各段には、数量×売上単価(上段の場合)および数量×仕入単価(下段の場合)なる演算を行うことにより、その結果が自動的に入力されるので、オペレータによる入力は不要である。売上合計欄243についても同様である。
【0036】
結局、図5に示す売上入力用ウインドウ200内には、1枚の売上伝票に相当するデータが、仮想売上伝票の形式で表示されていることになる。すなわち、図示の例の場合、2002年4月26日に、(株)XYZに対して、「ハサミゲージ」、「エアーフィルター」、「ブッシュスタット」なる3つの商品を、それぞれ図示した数量だけ、単価欄の上段に示された売上単価で売り上げたことを示す売上伝票が作成されていることになる。しかも、この売上伝票には、各商品についての仕入単価が単価欄の下段に示されている。売上伝票格納手段20内には、このような内容をもった売上伝票の情報が、順次、蓄積されてゆくことになる。なお、実際の売上伝票には、この他、課税対象額、非課税対象額、消費税額などを表示する欄が設けられるのが一般的であるが、ここに示す実施形態では、これらの表示欄については省略する。
【0037】
また、図示の例では、上下二段に分割された単価欄および金額欄において、下段に入力される仕入単価およびその金額については、数値に括弧を付して表示するようにし、上段に入力される売上単価およびその金額と、混同しないような配慮が施されているが、カラー表示が可能なディスプレイを用いている場合には、上段と下段との色を変えることにより、より明瞭な区別を行うこともできる。もちろん、売上項目に含ませる単価として、売上単価のみを用いるような運用も可能であり、その場合には、単価欄の下段は空欄のままにしておいてもかまわない。ただ、個々の商品についての売上単価と仕入単価とがすぐに認識可能な環境が整っている場合には(たとえば、売上単価表や仕入単価表が、ディスプレイ画面上にすぐに呼び出せるような場合、帳簿で容易に調べられるような場合、あるいはオペレータ自身が記憶しているような場合)、ここに示す実施形態のように、売上項目に、売上単価と仕入単価との双方のデータを含ませるようにしておくと、売上伝票を表示させたときに、個々の商品ごとの粗利額をすぐに確認することができるようになり便利である。なお、同一の商品でありながら、仕入単価が異なる複数のロットが存在するような場合には、便宜上、異なる商品として取扱い、別々の仕入項目や売上項目を設けるような運用を行えばよい。
【0038】
§3.補助機能を利用した入力作業の基本概念
前述の§2では、仕入伝票入力手段40および売上伝票入力手段50を用いた通常の入力作業の手順を、具体的なディスプレイ画面の表示例を示しながら説明した。この通常の入力作業は、本発明に係る会計処理装置の基本入力機能を用いた作業であるが、本発明では、より効率的な入力作業を可能とするために、補助機能を設けている。ここでは、この補助機能を利用した入力作業の基本概念を説明する。
【0039】
ここでは、まず、本発明に係る会計処理装置を用いた実際の運用形態を考えてみる。たとえば、オペレータが、図3に示すような仕入入力用ウインドウ100を表示させ、仕入入力の作業を行う場合を考えると、この作業は、通常、仕入先から送られてきた納品書を手に取りながら、この納品書上に記載されている各項目を仕入項目入力欄130の各行に入力してゆく操作によって行われることになる。具体的には、オペレータは、納品書上に記載された品名、数量、単価などのデータを、キーボードを用いて手入力する作業を行うことになる。同様に、オペレータが、図5に示すような売上入力用ウインドウ200を表示させ、売上入力の作業を行う場合を考えると、この作業は、通常、顧客からの注文書(必ずしも正式な注文書だけではなく、電話注文を受けたときのメモや、ファクシミリや電子メールなどで送信されてきた注文書ということもある)を手に取りながら、この注文書上に記載されている品名・数量や、商品定価表などを参照して得られる仕入単価・売上単価を、売上項目入力欄230の各行に入力してゆく操作によって行われることになり、やはりキーボードを用いて手入力する作業を行うことになる。しかしながら、中小企業のスタッフなどには、キーボード操作に不慣れな者も多く、これらのスタッフにとっては、キーボードを用いた手入力の作業負担はかなり重いものになる。以下に説明する補助機能を利用した入力作業では、このような作業負担を大幅に解消させることができる。
【0040】
本発明の特徴となる補助機能を利用した入力作業の着眼点は、ある特定の取引先については、過去の取引実績と同様の取引が将来においてもなされる可能性が高い、という点である。たとえば、図3に示すように、「ABC商事」なる仕入先から、いくつかの商品の仕入を行った場合、このうちのいくつかについては、将来においても、同じ「ABC商事」から同じ条件で仕入がなされる可能性が高い、と言うことができる。具体的には、図3で仕入入力された4つの商品のうち、たとえば、項番2の品名「ハサミゲージ」なる商品が定番商品であった場合、この商品については、再び「ABC商事」から、仕入単価「5円」、数量「1000」なる条件での取引が行われる可能性が高い、と言うことができる。なぜなら、将来、品名「ハサミゲージ」なる商品を仕入れる場合、過去の実績から「ABC商事」に発注する可能性が高いのは当然であり、また、仕入単価も頻繁に変動するものではないため、過去と同じ仕入単価「5円」で仕入れることになる可能性が高いのも当然である。更に、商品ごとに固有の1箱のロット数などを考慮すると、過去と同じ数量「1000」という単位で発注を行う可能性が高くなることも当然である。これは、売上に関しても全く同様であり、たとえば、「(株)XYZ」なる売上先(顧客)に対して、品名「ハサミゲージ」(仕入単価「5円」)、売上単価「8円」、数量「100」なる条件で販売を行った場合、将来も同じ条件で販売が行われる可能性は高い。
【0041】
そこで、本実施形態では、図1に示すように、仕入入力補助手段45を設け、仕入伝票格納手段10に格納されている仕入項目のデータを流用して、仕入伝票入力手段40による効率的な入力が可能になるようにし、同様に、売上入力補助手段55を設け、売上伝票格納手段20に格納されている売上項目のデータを流用して、売上伝票入力手段50による効率的な入力が可能になるようにしたのである。すなわち、仕入入力補助手段45は、仕入伝票格納手段10内に蓄積されている過去の仕入項目を、個々の項目ごとに区別可能な態様でディスプレイ画面上に表示し、その中から任意の項目をオペレータに選択させ、選択された項目に含まれるデータを仕入伝票入力手段40へと引き渡すことにより、データを自動的に入力する処理を行う機能を有している。これにより、オペレータが選択した過去の仕入項目を流用して、新たな仕入項目の効率的な入力が可能になる。同様に、売上入力補助手段55は、売上伝票格納手段20内に蓄積されている過去の売上項目を、個々の項目ごとに区別可能な態様でディスプレイ画面上に表示し、その中から任意の項目をオペレータに選択させ、選択された項目に含まれるデータを売上伝票入力手段50へと引き渡すことにより、データを自動的に入力する処理を行う機能を有している。これにより、オペレータが選択した過去の売上項目を流用して、新たな売上項目の効率的な入力が可能になる。
【0042】
もっとも、実用性を考慮すると、仕入伝票格納手段10には多数の仕入項目が蓄積されてゆくため、仕入入力補助手段45が、仕入伝票格納手段10に蓄積されている過去の仕入項目のすべてを選択の候補としてオペレータに提示することは好ましくない。同様に、売上伝票格納手段20には多数の売上項目が蓄積されてゆくため、売上入力補助手段55が、売上伝票格納手段20に蓄積されている過去の売上項目のすべてを選択対象としてオペレータに提示することは好ましくない。なぜなら、蓄積されているすべての項目を選択対象として提示した場合、非常に多くの項目が候補として提示されることになり、オペレータの選択操作が非常に繁雑になってしまうからである。
【0043】
そこで、本発明では、仕入伝票入力手段40あるいは売上伝票入力手段50によって、仕入項目あるいは売上項目を入力する作業を行う際に、入力した個々の項目のうち、今後、流用する可能性の高い項目に対しては、登録する作業を行うことができるようにしている。このような登録作業を行うことができるようにしておけば、将来、仕入入力補助手段45による補助入力を実施する際には、仕入伝票格納手段10に格納されている全仕入項目のうち登録が行われている項目(以下、登録仕入項目と呼ぶ)のみを抽出して、これを選択対象としてオペレータに提示するようにすれば、選択対象をかなり絞り込んで提示することが可能になる。同様に、売上入力補助手段55による補助入力を実施する際には、売上伝票格納手段20に格納されている全売上項目のうち登録が行われている項目(以下、登録売上項目と呼ぶ)のみを抽出して、これを選択対象としてオペレータに提示するようにすれば、選択対象をかなり絞り込んで提示することが可能になる。
【0044】
また、ここに示す実施形態では、選択対象を更に絞り込むことができるように、流用対象となるデータが、同一取引先に関する過去のデータに限定されるようにしている。たとえば、「ABC商事」なる仕入先から新たな仕入を行い、新たな仕入伝票を入力する際には、仕入入力補助手段45は、流用対象の仕入先限定を行い、仕入伝票格納手段10内に格納されている登録仕入項目のうち、「ABC商事」に関する項目のみを抽出し、これを選択対象としてオペレータに提示する処理を行うことになる。同様に、「(株)XYZ」なる売上先に対して新たな販売を行うために、新たな売上伝票を入力する際には、売上入力補助手段55は、流用対象の売上先限定を行い、売上伝票格納手段20内に格納されている登録売上項目のうち、「(株)XYZ」に関する項目のみを抽出し、これを選択対象としてオペレータに提示する処理を行うことになる。このような処理を行えば、オペレータが補助機能を利用した入力作業を行う場合、現在入力しようとしている伝票の取引先についての登録項目のみが選択対象となり、流用価値の高い項目のみが選択対象として提示されることになる。
【0045】
もっとも、こうして提示された選択候補の中から、オペレータが選択することによって自動入力(流用)されたデータは、必ずしもすべてが正しい入力データになっているとは限らないので、オペレータは、必要に応じて、仕入伝票入力手段40または売上伝票入力手段50の機能を利用して、自動入力されたデータに対して再入力操作を行って修正する作業を行うことになる。
【0046】
§4.補助機能を利用した具体的な入力作業
続いて、この補助機能を用いた具体的な入力作業を説明する。はじめに、仕入入力補助手段45の機能を利用した入力作業について述べる。いま、オペレータが、§2で述べた通常の入力方法により、図3に示すような4つの仕入項目の入力操作を終えたものとしよう。この操作で入力された4つの仕入項目のデータは、前述したように、仕入伝票格納手段10内に格納されることになる。ここで、このオペレータが、項番1の「ワイヤークリッパー」については仕入頻度が比較的低いが、項番2〜4の「ハサミゲージ」、「スプラインギヤー」、「C型ドライバー」については仕入頻度が高く、今後も同一の仕入先である「ABC商事」から同一条件で仕入が行われる可能性が高い、と判断したとしよう。この場合、オペレータは、後者の3項目について、登録操作を行うことができる。この実施形態の場合、個々の項目についての登録は、登録欄をクリックする操作によって行うことができる。
【0047】
図6は、図3に示す表示画面上で、上述した登録の操作を行った後の状態を示す。このような登録操作を行うと、図示のとおり、項番2〜4の登録欄にチェックマークが付加される。この実施形態では、登録欄はいわゆるトグルスイッチとして機能し、チェックマークが付加されていない状態でクリック操作を行うと、チェックマークが付加された状態になり、逆に、チェックマークが付加された状態でクリック操作を行うと、チェックマークが付加されていない状態になる。別言すれば、同じ登録欄を繰り返しクリックすると、チェックマークが付加されている状態と付加されていない状態とが交互に切り替わる。ここで、チェックマークが付加されている状態は、当該項目が登録されていること(登録有)を示し、チェックマークが付加されていない状態は、当該項目が登録されていないこと(登録無)を示す。このように、登録欄は、各項目についての登録の有無を示す情報を設定する機能を有し、この設定内容は、各項目の内容を示す情報とともに、仕入伝票格納手段10あるいは売上伝票格納手段20内に格納される。各項目についての登録の有無を示す情報は、たとえば、フラグのデータとして格納しておくことができ、オペレータが登録欄をクリックするたびに、フラグが反転するような書換が行われるようにすればよい。
【0048】
結局、仕入伝票格納手段10内に逐次格納されてゆく仕入項目には、それぞれ登録の有無を示す情報が設定されることになる。前述したように、本明細書では、登録有の状態が設定された仕入項目を登録仕入項目と呼ぶことにする。
【0049】
さて、仕入入力補助手段45は、ディスプレイ画面上に、仕入伝票格納手段10内に格納されている所定の登録仕入項目の所定のデータを、個々の項目ごとに区別可能な態様で表示し、任意の項目をオペレータに選択させ、選択された項目に含まれる品名・数量・単価を示すデータを仕入伝票入力手段40に引き渡すことにより、データを自動的に入力する機能を有している。この機能を利用するには、図2に示すように、仕入入力用ウインドウ100を表示した状態において、補助入力ボタン141をクリックする操作を行えばよい。この補助入力ボタン141には、「商品登録から選択」なる文言が記されており、当該文言どおり、過去に登録された登録仕入項目から選択することにより自動入力を行う操作を開始するためのボタンである。
【0050】
補助入力ボタン141がクリックされると、仕入入力補助手段45が起動され、図7に示すように、仕入入力用ウインドウ100とは別個に、選択対象表示ウインドウ150が表示される。この例では、仕入入力用ウインドウ100には、仕入先として「ABC商事」、担当者として「田中」、日付として「2002年5月18日」なるデータが既に入力されている。一方、選択対象表示ウインドウ150内には、仕入伝票格納手段10内に格納されている登録仕入項目のデータが、1項目1行で表示されている。図示の例では、行151〜行158の8行にわたって、8つの登録仕入項目が表示されており、各登録仕入項目について、伝票番号(仕入伝票番号)、項番、日付、品名、数量、仕入単価の各データが表示されている。行151〜行153に表示されている3つの仕入項目は、伝票番号「S123」の項番1〜3に記載されていた項目であり、日付のデータはいずれも「2002年4月23日」となっている。この3つの項目は、図6に示すように、2002年4月23日において行われた仕入入力作業において、オペレータが登録欄をクリックして登録作業を行った項目に他ならない。同様に、行154〜行155に表示されている2つの仕入項目は、伝票番号「S108」の項番1,3に記載されていた項目であり、行156に表示されている1つの仕入項目は、伝票番号「S093」の項番3に記載されていた項目であり、行157〜行158に表示されている2つの仕入項目は、伝票番号「S091」の項番2,5に記載されていた項目であり、いずれも仕入入力時に登録欄にチェックが付された登録仕入項目である。
【0051】
前述したように、仕入入力補助手段45は、仕入伝票格納手段10内から仕入先限定を行って選択対象を抽出する機能を有しており、仕入伝票格納手段10内に格納されている登録仕入項目のうち、現時点で入力作業を行っている特定の仕入先に関連した特定の登録仕入項目のみを抽出し、選択対象表示ウインドウ150内に表示する機能を有する。図7に示す例の場合、仕入入力用ウインドウ100の仕入先入力欄122には、「ABC商事」なる仕入先が入力されており、現時点で入力作業を行っている仕入先は、「ABC商事」である。したがって、選択対象表示ウインドウ150内に表示された仕入項目はすべて「ABC商事」に関するものである。別言すれば、伝票番号「S123」,「S108」,「S093」,「S091」は、いずれも「ABC商事」を仕入先とする仕入伝票ということになり、選択対象表示ウインドウ150内の情報は、「ABC商事」からの過去の仕入実績のうち登録がなされたものを示す。また、ここに示す実施形態では、「仕入に関する日付」の新しい項目ほど、上の行に表示されるように表示順を決定するようにしてある。これは、通常、より最近のデータの方が流用する価値が高いためである。なお、実用上は、選択対象表示ウインドウ150内に表示する項目数には上限を設けておき、たとえば、日付の新しい順に合計8項目まで表示する、というような仕様にしておくのが好ましい。
【0052】
オペレータは、この選択対象表示ウインドウ150内に、今回の入力対象となる品名と同一の項目があれば、それをマウスクリックなどの操作で選択する作業を行えばよい。仕入入力補助手段45は、オペレータによる選択操作を受けて、選択された項目に含まれる品名・数量・単価を示すデータを仕入伝票入力手段40に引き渡す処理を行う。仕入伝票入力手段40は、この引き渡されたデータを、仕入入力用ウインドウ100上の対応する入力欄に自動入力する処理を行う。図8は、オペレータが、選択対象表示ウインドウ150内の行157,行154をこの順でマウスクリックして選択した場合の自動入力の結果を示す図である。
【0053】
まず、オペレータが行157のいずれかの箇所をマウスクリックして、行157に表示されている登録仕入項目を選択すると、当該登録仕入項目に含まれる品名「ハサミゲージ」、数量「2000」、仕入単価「5」なるデータが、仕入入力用ウインドウ100内の仕入項目入力欄130の1行目の対応する入力欄に自動入力される。また、この自動入力された数量と単価のデータに基いて、数量×単価なる演算が行われ、その結果として得られる乗算金額が、仕入項目入力欄130の金額欄に自動入力される(あるいは、仕入伝票格納手段10内の登録仕入項目として、この乗算金額のデータも格納しておく仕様にしておき、再度の乗算を行うことなしに、仕入伝票格納手段10内に格納されている乗算結果のデータをそのまま自動入力するようにしてもよい)。続いて、オペレータが行154のいずれかの箇所をマウスクリックして、行154に表示されている登録仕入項目を選択すると、当該登録仕入項目に含まれる品名「L型加工治具」、数量「1000」、仕入単価「13」なるデータが、仕入入力用ウインドウ100内の仕入項目入力欄130の2行目の対応する入力欄に自動入力され、更に、乗算金額も自動入力される。
【0054】
ここで、図7に示す状態(仕入項目入力欄130には何も入力されていない状態)から、図8に示す状態(仕入項目入力欄130に2つの仕入項目が入力された状態)へ移るのにオペレータが行った操作は、たった2回のマウスクリックだけである。結局、たった2回のマウスクリックだけで、2つの商品についての品名、数量、単価の自動入力が完了したことになる。これは、キーボード操作に不慣れなオペレータにとっては、極めて効率的な入力操作が行われたことになる。
【0055】
本実施形態における補助機能を利用した入力操作の特徴は、過去の仕入項目(もしくは売上項目)の内容を、そっくり流用して自動入力する点にある。すなわち、図8に示す例を見ればわかるとおり、自動入力の対象は、たとえば「ハサミゲージ」という品名だけに止どまらず、「2000」という数量、「5」という単価を含めた仕入項目全体になっている。入力操作を容易にするための技術として、品名一覧リストなどを表示させ、このリスト上からマウスクリックで所定の品名を選択して自動入力させるような類似技術も存在する。しかしながら、そのような類似技術では、品名の入力だけしか行うことはできない。また、品名一覧リストを表示させるためには、予め、品名を登録しておくような余分な作業が必要になる。本実施形態に係る自動入力技術の優れた点は、過去の入力実績をそのまま利用する形態のため、品名登録などの余分な作業は一切行う必要がなく、しかも項目全体のデータを流用させるため、数量や単価のデータまで自動入力が可能になる、という点である。
【0056】
もちろん、図8に示すような自動入力の結果は、必ずしもオペレータの希望に完全に沿ったものになるとは限らない。たとえば、「ハサミゲージ」について自動入力された単価は「5」となっているが、現時点では、これが「6」に価格改定になっている場合もあろう。また、「L型加工治具」について自動入力された数量は「1000」となっているが、今回の仕入数は、「3000」である場合もあろう。このような場合は、単に、自動入力された数値を修正する作業を行えば済むことである。上述したように、仕入伝票入力手段40は、各入力欄にキーボードを用いて手入力する基本機能を有しているので、修正が必要な入力欄をマウスクリックにより指定し、正しい数値に修正する作業を行えばよい。
【0057】
もっとも、現実的には、単価の改定頻度は比較的低く、また、1回の仕入数量も毎回同じであることが多く、修正が不要なケースも少なくない。更に、選択対象表示ウインドウ150内に同一品名の項目が複数表示されていた場合には、より好ましい項目を選択することにより、後の修正を不要にするような運用も可能である。たとえば、図8に示す例の場合、選択対象表示ウインドウ150内には、行151と行157との双方に「ハサミゲージ」に関する登録仕入項目が表示されており、オペレータが、いずれの行を選択しても、「ハサミゲージ」なる品名の自動入力が可能である。ただ、行151の「ハサミゲージ」は数量が「1000」であるのに対し、行157の「ハサミゲージ」は数量が「2000」であるので、オペレータが、今回の仕入数量が「1000」の場合には行151を選択して自動入力を行い、今回の仕入数量が「2000」の場合には行157を選択して自動入力を行うような運用を行えば、後の修正は不要になる。
【0058】
次に、売上入力補助手段55の機能を利用した入力作業について述べる。いま、オペレータが、§2で述べた通常の入力方法により、図5に示すような3つの売上項目の入力操作を終えたものとしよう。この操作で入力された3つの売上項目のデータは、前述したように、売上伝票格納手段20内に格納されることになる。ここで、このオペレータが、項番2の「エアーフィルター」については販売頻度が比較的低いが、項番1,3の「ハサミゲージ」,「ブッシュスタット」については販売頻度が高く、今後も同一の売上先である「(株)XYZ」に対して同一条件で販売が行われる可能性が高い、と判断したとしよう。この場合、オペレータは、後者の2項目について、登録操作を行うことができる。個々の項目についての登録が、登録欄のクリック操作によって行われる点は、前述した仕入項目についての登録操作と全く同様である。
【0059】
図9は、図5に示す表示画面上で、上述した登録の操作を行った後の状態を示す。このような登録操作を行うと、図示のとおり、項番1,3の登録欄にチェックマークが付加される。結局、売上伝票格納手段20内に逐次格納されてゆく売上項目には、それぞれ登録の有無を示す情報が設定されることになる。前述したように、本明細書では、登録有の状態が設定された売上項目を登録売上項目と呼ぶことにする。
【0060】
さて、売上入力補助手段55は、ディスプレイ画面上に、売上伝票格納手段20内に格納されている所定の登録売上項目の所定のデータを、個々の項目ごとに区別可能な態様で表示し、任意の項目をオペレータに選択させ、選択された項目に含まれる品名・数量・単価を示すデータを売上伝票入力手段50に引き渡すことにより、データを自動的に入力する機能を有している。この機能を利用するには、図4に示すように、売上入力用ウインドウ200を表示した状態において、補助入力ボタン241をクリックする操作を行えばよい。この補助入力ボタン241には、「商品登録から選択」なる文言が記されており、当該文言どおり、過去に登録された登録売上項目から選択することにより自動入力を行う操作を開始するためのボタンである。
【0061】
補助入力ボタン241がクリックされると、売上入力補助手段55が起動され、図10に示すように、売上入力用ウインドウ200とは別個に、選択対象表示ウインドウ250が表示される。この例では、売上入力用ウインドウ200には、売上先として「(株)XYZ」、担当者として「山田」、日付として「2002年5月28日」なるデータが既に入力されている。一方、選択対象表示ウインドウ250内には、売上伝票格納手段20内に格納されている登録売上項目のデータが、1項目1行で表示されている。図示の例では、行251〜行258の8行にわたって、8つの売上項目が表示されており、各登録売上項目について、伝票番号(売上伝票番号)、項番、日付、品名、数量、売上単価の各データが表示されている(売上項目には、売上単価のデータだけでなく、仕入単価のデータも含まれているが、この選択対象表示ウインドウ250へは表示されない仕様にしている)。行251〜行252に表示されている2つの登録売上項目は、伝票番号「U245」の項番1,3に記載されていた項目であり、日付のデータはいずれも「2002年4月26日」となっている。この2つの項目は、図9に示すように、2002年4月26日において行われた売上入力作業において、オペレータが登録欄をクリックして登録作業を行った項目に他ならない。同様に、行253〜行254に表示されている2つの売上項目は、伝票番号「U240」の項番1,2に記載されていた項目であり、行255〜行258に表示されている4つの売上項目は、伝票番号「U231」の項番1〜4に記載されていた項目であり、いずれも売上入力時に登録欄にチェックが付された登録売上項目である。
【0062】
前述したように、売上入力補助手段55は、売上伝票格納手段20内から売上先限定を行って選択対象を抽出する機能を有しており、売上伝票格納手段20内に格納されている登録売上項目のうち、現時点で入力作業を行っている特定の売上先に関連した特定の売上項目のみを抽出し、選択対象表示ウインドウ250内に表示する機能を有する。図10に示す例の場合、売上入力用ウインドウ200の売上先入力欄222には、「(株)XYZ」なる売上先が入力されており、現時点で入力作業を行っている売上先は、「(株)XYZ」である。したがって、選択対象表示ウインドウ250内に表示された登録売上項目はすべて「(株)XYZ」に関するものである。別言すれば、伝票番号「U245」,「U240」,「U231」は、いずれも「(株)XYZ」を売上先とする売上伝票ということになり、選択対象表示ウインドウ250内の情報は、「(株)XYZ」に対する過去の売上実績を示すものになる。また、ここに示す実施形態では、「売上に関する日付」の新しい項目ほど、上の行に表示されるように表示順を決定するようにしてある。これは、通常、より最近のデータの方が流用する価値が高いためである。なお、実用上は、選択対象表示ウインドウ250内に表示する項目数には上限を設けておき、たとえば、日付の新しい順に合計8項目まで表示する、というような仕様にしておくのが好ましい。
【0063】
オペレータは、この選択対象表示ウインドウ250内に、今回の入力対象となる品名と同一の項目があれば、それをマウスクリックなどの操作で選択する作業を行えばよい。売上入力補助手段55は、オペレータによる選択操作を受けて、選択された項目に含まれる品名・数量・単価(売上単価と仕入単価の両方)を示すデータを売上伝票入力手段50に引き渡す処理を行う。売上伝票入力手段50は、この引き渡されたデータを、売上入力用ウインドウ200上の対応する入力欄に自動入力する処理を行う。図11は、オペレータが、選択対象表示ウインドウ250内の行257,行253,行251をこの順でマウスクリックして選択した場合の自動入力の結果を示す図である。
【0064】
まず、オペレータが行257のいずれかの箇所をマウスクリックして、行257に表示されている登録売上項目を選択すると、当該登録売上項目に含まれる品名「バルブ締付具」、数量「250」、売上単価「17」、仕入単価「13」(この実施形態では、仕入単価は、選択対象表示ウインドウ250には表示されない仕様になっているが、売上伝票格納手段20内に、登録売上項目のデータとして格納されている)なるデータが、売上入力用ウインドウ200内の売上項目入力欄230の1行目の対応する入力欄に自動入力され、これに対応する乗算金額も自動入力される。次に、オペレータが行253のいずれかの箇所をマウスクリックして、行253に表示されている登録売上項目を選択すると、当該登録売上項目に含まれる品名「スプラインギヤー」、数量「50」、売上単価「13」、仕入単価「10」なるデータが、売上入力用ウインドウ200内の売上項目入力欄230の2行目の対応する入力欄に自動入力され、更に、乗算金額も自動入力される。最後に、オペレータが行251のいずれかの箇所をマウスクリックして、行251に表示されている登録売上項目を選択すると、当該登録売上項目に含まれる品名「ハサミゲージ」、数量「100」、売上単価「8」、仕入単価「5」なるデータが、売上入力用ウインドウ200内の売上項目入力欄230の3行目の対応する入力欄に自動入力され、更に、乗算金額も自動入力される。
【0065】
結局、図10に示す状態(売上項目入力欄230には何も入力されていない状態)から、図11に示す状態(売上項目入力欄230に3つの売上項目が入力された状態)へ移るのにオペレータが行った操作は、たった3回のマウスクリックだけである。このたった3回のマウスクリックだけで、3つの商品についての品名、数量、売上単価、仕入単価の自動入力が完了したことになる。これは、キーボード操作に不慣れなオペレータにとっては、極めて効率的な入力操作が行われたことになる。
【0066】
もちろん、このような自動入力の結果は、必ずしもオペレータの希望に完全に沿ったものになるとは限らないが、上述の例と同様に、自動入力の結果が不適切なものであった場合には、必要に応じて修正を行うようにすればよい。もっとも、現実的には、単価の改定頻度は比較的低く、また、1回の売上数量も毎回同じであることが多く、修正が不要なケースも少なくない。更に、選択対象表示ウインドウ250内に同一品名の項目が複数表示されていた場合には、より好ましい項目を選択することにより、後の修正を不要にするような運用も可能である。たとえば、図11に示す例の場合、選択対象表示ウインドウ250内には、「ハサミゲージ」に関する登録売上項目は2か所に表示されており、オペレータが、いずれの行を選択しても、「ハサミゲージ」なる品名の自動入力が可能であるので、今回の売上数量に応じて、最も適当な項目を選択するような運用を行えば、後の修正は不要になる。
【0067】
§5.本発明の第2の形態に係る会計処理装置
さて、これまで、図1のブロック図に示す第1の形態に係る会計処理装置について、その基本構成および具体的な入力作業について述べた。この第1の形態に係る会計処理装置では、仕入伝票格納手段10内に格納された各仕入項目および売上伝票格納手段20内に格納された各売上項目に対して、それぞれ登録の有無を設定しておき(デフォルト状態では、「登録無し」が設定される)、仕入入力補助手段45および売上入力補助手段55は、「登録有り」の状態になっている項目、すなわち、登録仕入項目や登録売上項目を選択対象としてオペレータに提示する処理を行う。別言すれば、仕入入力補助手段45や売上入力補助手段55による流用対象は、仕入伝票格納手段10や売上伝票格納手段20内に格納されている過去の実データということになる。既に述べたように、過去の実データを流用して自動入力を行うと、実際に入力しようとしたデータとは異なる不適切なデータが自動入力される場合もある(たとえば、過去の入力例とは数量や単価が異なるような場合)。このような場合には、不適切なデータが自動入力された欄に対して、適宜、修正入力を行うようにすれば、何ら問題は生じない。
【0068】
ただ、図1に示す第1の形態に係る会計処理装置では、登録仕入項目や登録売上項目のデータ自体に対して、流用の便宜を考えて任意の修正を行うことはできない。たとえば、図7に示す例では、選択対象表示ウインドウ150に、8個の登録仕入項目が表示されている。ここで、行151には、「ハサミゲージ」なる商品が表示されており、その仕入単価は「5」になっている。もし、この「ハサミゲージ」なる商品の仕入単価が値上げにより「6」に変更になったすると、流用の便宜のみを考慮すれば、登録仕入項目の仕入単価のデータを「6」に修正できるようにすると便利である。しかしながら、この登録仕入項目は、将来の入力操作において流用対象として利用される項目ではあるが、その本質は、あくまでも仕入伝票格納手段10内に格納されている実取引データであり、2002年4月23日に、仕入単価「5」、数量「1000」なる条件で、「ABC商事」から、「ハサミゲージ」なる商品の仕入が行われた、という事実を示すデータである。したがって、将来の流用の便宜のみを考慮して、これらの実取引データを修正することはできない。
【0069】
以下に述べる第2の形態に係る会計処理装置は、このような点に鑑み、登録仕入項目および登録売上項目を、仕入伝票格納手段10および売上伝票格納手段20に格納されている実取引データとは別個に用意し、必要に応じて修正を行うことができるようにしたものである。
【0070】
ここでは、図12のブロック図を参照しながら、この第2の形態に係る会計処理装置の基本構成を説明する。この会計処理装置は、図示のとおり、仕入伝票格納手段10、売上伝票格納手段20、会計処理手段30、仕入伝票入力手段40、売上伝票入力手段50を有しており、これらの各構成要素の機能は、図1に示す会計処理装置の対応する各構成要素の機能とほぼ同一である。また、仕入入力補助手段46および売上入力補助手段56は、図1に示す会計処理装置における仕入入力補助手段45および売上入力補助手段55に対応する構成要素である。この図12に示す会計処理装置の特徴は、更に、登録項目格納手段60および登録項目修正手段70を有している点である。
【0071】
ここに示す会計処理装置における仕入伝票入力手段40は、ディスプレイ画面上に、仕入伝票を構成する各情報の入力欄を表示しながら、この入力欄にオペレータの指示に基づいてデータを入力し、入力したデータを仕入伝票格納手段10に格納する処理を行うとともに、オペレータの登録操作に基いて、入力された特定の仕入項目を登録対象として指定する処理を行う機能を有している。同様に、ここに示す会計処理装置における売上伝票入力手段50は、ディスプレイ画面上に、売上伝票を構成する各情報の入力欄を表示しながら、この入力欄にオペレータの指示に基づいてデータを入力し、入力したデータを売上伝票格納手段20に格納する処理を行うとともに、オペレータの登録操作に基いて、入力された特定の売上項目を登録対象として指定する処理を行う機能を有している。そして、登録項目格納手段60は、仕入伝票入力手段40によって登録対象として指定された仕入項目を複製し、複製した項目を登録仕入項目として格納するとともに、売上伝票入力手段50によって登録対象として指定された売上項目を複製し、複製した項目を登録売上項目として格納する機能を有する。
【0072】
要するに、図1に示す会計処理装置では、仕入伝票格納手段10あるいは売上伝票格納手段20内に格納された実取引データについて、オペレータの登録操作に応じて「登録有り」の設定を行っていたのに対し、図12に示す会計処理装置では、仕入伝票格納手段10あるいは売上伝票格納手段20内に格納された実取引データの中の特定の項目について、オペレータが登録操作を行うと、当該登録操作の対象となった項目は複製され、登録項目格納手段60内に格納されることになる。したがって、仕入入力補助手段46は、仕入伝票格納手段10内の登録仕入項目を流用する代わりに、登録項目格納手段60内の登録仕入項目を流用して補助入力の機能を果たすことになり、売上入力補助手段56は、売上伝票格納手段20内の登録売上項目を流用する代わりに、登録項目格納手段60内の登録売上項目を流用して補助入力の機能を果たすことになる。
【0073】
具体的には、仕入入力補助手段46は、ディスプレイ画面上に、登録項目格納手段60内に格納されている所定の登録仕入項目の所定のデータを、個々の項目ごとに区別可能な態様で表示し、任意の項目をオペレータに選択させ、選択された項目に含まれる品名・数量・単価を示すデータの全部もしくは一部を仕入伝票入力手段40に引き渡すことにより、データを自動的に入力する処理を行う。また、売上入力補助手段56は、ディスプレイ画面上に、登録項目格納手段60内に格納されている所定の登録売上項目の所定のデータを、個々の項目ごとに区別可能な態様で表示し、任意の項目をオペレータに選択させ、選択された項目に含まれる品名・数量・単価を示すデータの全部もしくは一部を売上伝票入力手段50に引き渡すことにより、データを自動的に入力する処理を行う。
【0074】
なお、ここに示す実施形態では、前述の実施形態と同様に、仕入入力補助手段46は、仕入伝票入力手段40により表示されている仕入先入力欄に現時点で入力されている特定の仕入先に関連した特定の登録仕入項目のみを抽出し、抽出した登録仕入項目を選択対象として表示する機能を有しており、たとえば、「ABC商事」を仕入先とする仕入伝票を入力している最中に仕入入力補助手段46が起動された場合は、登録項目格納手段60内に格納されている登録仕入項目のうち、「ABC商事」に関する項目のみが抽出されて選択対象として提示される。同様に、売上入力補助手段56は、売上伝票入力手段50により表示されている売上先入力欄に現時点で入力されている特定の売上先に関連した特定の登録売上項目のみを抽出し、抽出した登録売上項目を選択対象として表示する機能を有しており、たとえば、「(株)XYZ」を売上先とする売上伝票を入力している最中に売上入力補助手段56が起動された場合は、登録項目格納手段60内に格納されている登録売上項目のうち、「(株)XYZ」に関する項目のみが抽出されて選択対象として提示される。
【0075】
このように、登録仕入項目および登録売上項目を、登録項目格納手段60内に別体として用意するメリットは、登録項目格納手段60内の各登録項目に対して、自由に修正を加えることができるようになる点である。登録項目修正手段70は、そのために設けられた構成要素であり、登録項目格納手段60内に格納されている登録仕入項目および登録売上項目に対して、オペレータの指示に基いて修正を行う機能を有している。上述したように、仕入伝票格納手段10および売上伝票格納手段20内に格納されている仕入項目および売上項目は、実取引の履歴を示すデータであり、流用の便宜を考慮して勝手に修正するということはできない。これに対して、登録項目格納手段60内に格納されている登録仕入項目および登録売上項目は、仕入伝票格納手段10および売上伝票格納手段20内に格納されている仕入項目および売上項目の複製データであるので、流用の便宜を考慮して自由に修正しても何ら支障はない。オペレータは、仕入入力補助手段46や売上入力補助手段56によって流用する際の便宜を考慮し、登録項目修正手段70を用いて、登録項目格納手段60内の各登録項目を自由に修正することができる。いわば、仕入伝票格納手段10および売上伝票格納手段20内に格納されている実取引データを原本とすれば、登録項目格納手段60内に格納されている登録項目のデータはそのコピーということができ、このコピーに対して修正を加えても、原本には影響は及ばないことになる。
【0076】
§6.第2の形態に係る会計処理装置の具体的利用形態
ここでは、§5で述べた第2の形態に係る会計処理装置の具体的な利用形態を例示する。まず、仕入入力補助手段46の機能を利用した入力作業について述べる。この仕入入力補助手段46の補助入力機能を利用するためには、流用対象となる仕入項目を事前に登録仕入項目として登録項目格納手段60内に格納する登録作業を行っておく必要がある。このような登録作業は、仕入伝票入力手段40による仕入入力の作業中に行うことができる。すなわち、図12に示す会計処理装置では、仕入伝票入力手段40による仕入入力の作業は、図13に示すような仕入入力用ウインドウ100′上で行われる。この図13に示す仕入入力用ウインドウ100′は、図3に示す仕入入力用ウインドウ100とほぼ同様の構成を有するが、仕入項目入力欄130′の構成が若干異なっている。すなわち、図3に示す仕入項目入力欄130の右端には、登録の有無を示すチェックを表示させるための登録欄が設けられているが、図13に示す仕入項目入力欄130′には、そのような登録欄は設けられていない。その代わり、図13に示すように、仕入項目入力欄130′の右側に隣接して、登録ボタン131〜135が設けられている。
【0077】
この登録ボタン131〜135は、それぞれ対応する各仕入項目に対する登録操作を指示するためのボタンである。オペレータが、所望の登録ボタンをマウスでクリックすると、当該登録ボタンに対応する仕入項目が登録対象として指定され、登録項目格納手段60は、この登録対象として指定された仕入項目を複製し、複製した項目を登録仕入項目として格納する処理を行う。
【0078】
いま、オペレータが、§2で述べた通常の入力方法により、図13に示すような4つの仕入項目の入力操作を終えたものとしよう。この操作で入力された4つの仕入項目のデータは、前述したように、仕入伝票格納手段10内に格納されることになる。ここで、このオペレータが、項番1の「ワイヤークリッパー」については仕入頻度が比較的低いが、項番2〜4の「ハサミゲージ」、「スプラインギヤー」、「C型ドライバー」については仕入頻度が高く、今後も同一の仕入先である「ABC商事」から同一条件で仕入が行われる可能性が高い、と判断したとしよう。この場合、オペレータは、後者の3項目について、登録操作を行うことができる。この実施形態の場合、オペレータが、登録ボタン132,133,134をそれぞれ1回ずつクリックする操作を行えば、項番2〜4の各仕入項目のデータがそれぞれ複製され、登録仕入項目として、登録項目格納手段60内に格納されることになる。
【0079】
図14は、このような登録操作を行ったときの登録項目格納手段60内の格納内容を示す図である。この例では、取引先コード、伝票番号、日付のデータを、個々の仕入項目のデータに付加して複製を作成するようにしており、複製された登録仕入項目は、図示のとおり、取引先、伝票番号、項番、日付、品名、数量、仕入単価の各データを含んでいる。このように、登録ボタン131〜135は、仕入項目に関するデータの複製を作成し、登録項目格納手段60内に格納する処理を行うためのボタンであり、ボタンを1回クリックするごとに、複製が1つ作成されることになる。したがって、同じ登録ボタンを複数n回クリックすると、同じ内容をもった複製がn個作成され、登録項目格納手段60内に格納されることになる。
【0080】
こうして登録項目格納手段60内に格納された登録仕入項目を流用して、新たな仕入入力を自動的に行うことができる点は、図1に示す会計処理装置と全く同様である。すなわち、オペレータが補助入力の機能を利用しようと考え、補助入力ボタン141をクリックすると、仕入入力補助手段46が起動されることになる。その結果、仕入入力用ウインドウ100′とは別個に、選択対象表示ウインドウが表示され、登録項目格納手段60内の、現時点で入力を行っている仕入先に関する登録仕入項目が選択対象として抽出され、提示されることになる。オペレータが、この選択対象表示ウインドウ内に表示された選択対象のうちの1つを、マウスクリックなどの操作で選択する作業を行えば、仕入入力補助手段46により、選択された項目に含まれる品名・数量・単価を示すデータが仕入伝票入力手段40に引き渡され、自動入力が実行されることになる。
【0081】
続いて、売上入力補助手段56の機能を利用した入力作業について述べる。この売上入力補助手段56の補助入力機能を利用するためには、流用対象となる売上項目を事前に登録売上項目として登録項目格納手段60内に格納する登録作業を行っておく必要がある。このような登録作業は、売上伝票入力手段50による売上入力の作業中に行うことができる。すなわち、図12に示す会計処理装置では、売上伝票入力手段50による売上入力の作業は、図15に示すような売上入力用ウインドウ200′上で行われる。この図15に示す売上入力用ウインドウ200′は、図5に示す売上入力用ウインドウ200とほぼ同様の構成を有するが、売上項目入力欄230′の構成が若干異なっている。すなわち、図5に示す売上項目入力欄230の右端には、登録の有無を示すチェックを表示させるための登録欄が設けられているが、図15に示す売上項目入力欄230′には、そのような登録欄は設けられていない。その代わり、図15に示すように、売上項目入力欄230′の右側に隣接して、登録ボタン231〜235が設けられている。
【0082】
この登録ボタン231〜235は、それぞれ対応する各売上項目に対する登録操作を指示するためのボタンである。オペレータが、所望の登録ボタンをマウスでクリックすると、当該登録ボタンに対応する売上項目が登録対象として指定され、登録項目格納手段60は、この登録対象として指定された売上項目を複製し、複製した項目を登録売上項目として格納する処理を行う。
【0083】
いま、オペレータが、§2で述べた通常の入力方法により、図15に示すような3つの売上項目の入力操作を終えたものとしよう。この操作で入力された3つの売上項目のデータは、前述したように、売上伝票格納手段20内に格納されることになる。ここで、このオペレータが、項番2の「エアーフィルター」については販売頻度が比較的低いが、項番1,3の「ハサミゲージ」,「ブッシュスタット」については販売頻度が高く、今後も同一の販売先である「(株)XYZ」に同一条件で販売する可能性が高い、と判断したとしよう。この場合、オペレータは、後者の2項目について、登録操作を行うことができる。この実施形態の場合、オペレータが、登録ボタン231,233をそれぞれ1回ずつクリックする操作を行えば、項番1,3の各売上項目のデータがそれぞれ複製され、登録売上項目として、登録項目格納手段60内に格納されることになる。
【0084】
図16は、このような登録操作を行ったときの登録項目格納手段60内の格納内容を示す図である。この例では、取引先コード、伝票番号、日付のデータを、個々の売上項目のデータに付加して複製を作成するようにしており、複製された登録売上項目は、図示のとおり、取引先、伝票番号、項番、日付、品名、数量、仕入単価、売上単価の各データを含んでいる。このように、登録ボタン231〜235は、売上項目に関するデータの複製を作成し、登録項目格納手段60内に格納する処理を行うためのボタンであり、ボタンを1回クリックするごとに、複製が1つ作成されることになる。したがって、同じ登録ボタンを複数n回クリックすると、同じ内容をもった複製がn個作成され、登録項目格納手段60内に格納されることになる。
【0085】
こうして登録項目格納手段60内に格納された登録売上項目を流用して、新たな売上入力を自動的に行うことができる点は、図1に示す会計処理装置と全く同様である。すなわち、オペレータが補助入力の機能を利用しようと考え、補助入力ボタン241をクリックすると、売上入力補助手段56が起動されることになる。その結果、売上入力用ウインドウ200′とは別個に、選択対象表示ウインドウが表示され、登録項目格納手段60内の、現時点で入力を行っている売上先に関する登録売上項目が選択対象として抽出され、提示されることになる。オペレータが、この選択対象表示ウインドウ内に表示された選択対象のうちの1つを、マウスクリックなどの操作で選択する作業を行えば、売上入力補助手段56により、選択された項目に含まれる品名・数量・単価を示すデータが売上伝票入力手段50に引き渡され、自動入力が実行されることになる。
【0086】
ここで述べる第2の形態に係る会計処理装置(図12に示す会計処理装置)の特徴は、既に述べたように、登録項目修正手段70を用いて、登録項目格納手段60内の登録仕入項目および登録売上項目のデータに対する修正を行うことができる点である。ここでは、具体的な修正例とそのメリットについて述べておく。たとえば、図15に示す売上入力用ウインドウ200′において、図示のとおり、3つの売上項目を通常の方法で入力した後、登録ボタン231を3回クリックし、登録ボタン233を2回クリックしたとすると、項番1の「ハサミゲージ」に関する売上項目の内容が3回複製され、項番3の「ブッシュスタット」に関する売上項目の内容が2回複製されることになる。図17は、このような複製が行われた時点における登録項目格納手段60内の格納内容を示す図である。図17に示す5つの登録売上項目のうち、第1〜第3の項目は、図15に示す登録ボタン231をクリックすることにより登録が行われた同一の登録売上項目であり、第4,第5の2つの項目は、図15に示す登録ボタン233をクリックすることにより登録が行われた同一の登録売上項目である。
【0087】
このように、登録操作直後は、同一内容のデータが複数組羅列された状態になっており、重複登録を行う意味がないように見えるが、このような登録内容に対して、登録項目修正手段70による修正処理を加えると、それぞれが異なるデータを含んだ意味のある登録売上項目になる。たとえば、図18には、図17に示す5つの登録売上項目のうち、第2,第3,第5の項目に対して若干の修正を加えた状態が示されている。すなわち、図17に示す状態では、いずれの項目も数量が100になっているが、図18に示す状態では、数量のデータが互いに異なるような修正が施されており、また、この数量に応じて、仕入単価および売上単価のデータにも修正が施されている。この図18に示す登録売上項目によれば、たとえば、「ハサミゲージ」なる商品は、数量「100」単位で仕入および売上を行った場合の単価はそれぞれ「5」,「8」であるが、数量「1000」単位で仕入および売上を行った場合の単価はそれぞれ「4」,「6」となり、数量「5000」単位で仕入および売上を行った場合の単価はそれぞれ「3」,「5」であることが示されている。「ハサミゲージ」なる同一の商品について、このような3通りの登録売上項目を用意しておけば、売上入力補助手段56を起動したときに、この3通りの項目が選択対象として提示されることになり、オペレータは、その時点で売上入力を行おうとしている数量に応じて、3通りの選択対象のうちの1つを選択することが可能になる。
【0088】
結局、この図18に示す例は、登録項目格納手段60内に格納された登録項目のデータを、各商品ごとの単価表として利用した運用例と言うことができよう。また、この例では、登録項目格納手段60内には日付のデータも記録されているため、単価の変遷を記録する用途としても利用可能である。もちろん、登録項目修正手段70による修正対象は、数量や単価のデータに限定されるわけではなく、品名のデータなどを修正することも可能である。たとえば、「ハサミゲージ」なる品名を「ハサミゲージ(箱無し)」のように訂正し、売上単価を若干安く修正すれば、箱のない状態のハサミゲージについての参考販売価格をメモする用途として利用することができる。このように、登録項目格納手段60内の登録項目に対しては自由に修正が可能であるため、オペレータの使い方次第で、これを単価表や備忘録として利用するなど、様々な応用が可能になる。
【0089】
最後に、図19に、登録項目修正手段70を起動したときにディスプレイ画面上に表示される登録項目修正用ウインドウ300の一例を示しておく。ここには図示されていないが、この会計処理装置を起動すると、会計処理手段30の基本機能により初期メニュー画面が表示され、この初期メニュー画面上に設けられた「登録項目修正」ボタンをクリックする操作を行うことにより、ディスプレイ画面上に、図19に示すような登録項目修正用ウインドウ300が開くことになる。
【0090】
図示のとおり、登録項目修正用ウインドウ300の上部には、「登録項目修正」なる文字列からなるタイトル部311と終了ボタン312が設けられている。終了ボタン312をクリックすると、この登録項目修正用ウインドウ300を閉じて、初期メニュー画面へと戻ることができる。
【0091】
取引先コード入力欄321は、個々の仕入先もしくは売上先に付与された取引先コードを入力するための入力欄であり、取引先入力欄322は、具体的な取引先の名称を入力するための入力欄である。この実施形態の場合、取引先コード入力欄321の三角形の部分をクリックすると、取引先コードの一覧リストが表示されるようになり、オペレータは、この一覧リストから所望の取引先コードを選択する操作を行うことにより、所定の取引先コードの入力を行うことができるようになっている。また、取引先コード入力欄321へ所定の取引先コードを入力すると、当該取引先コードに対応した取引先の名称が、取引先入力欄322に自動的に入力されるような仕様になっているため、オペレータが、一覧リストからの選択という方法で、取引先コード入力欄321に所望のコードを入力する作業を行うと、取引先入力欄322に所望の取引先の名称が自動入力されることになる。切換ボタン323は、仕入項目か売上項目かのいずれか一方を選択することができるボタンであり、このボタンによる切り換えを行うことにより、いずれの項目を表示するかを指定することができる。
【0092】
続く、登録項目表示欄330は、登録項目格納手段60内に格納されている登録項目のうち、取引先入力欄322に入力されている取引先に関する登録仕入項目もしくは登録売上項目を検索して表示するための部分である。登録仕入項目か登録売上項目かのいずれを検索するかは、切換ボタン323によって指定される。図示の例では、取引先入力欄322には「(株)XYZ」なる取引先が入力されており、切換ボタン323は売上項目を指定した状態になっているので、登録項目修正手段70は、登録項目格納手段60内に格納されている登録売上項目の中から、取引先が「(株)XYZ」である項目(すなわち、取引先コードがT806である項目)を検索し、検索された項目を登録項目表示欄330へ表示する処理を行う。図示の例では、一度に6つの項目しか表示できないが、実用上は、スクロールボタンを設けてスクロール表示が可能になるようにし、検索されたすべての項目の表示が可能になるようにすればよい。なお、図示の例では、1つの登録売上項目について、項番・品名・数量・仕入単価・売上単価なるデータしか表示されていないが、もちろん、日付などのデータを併せて表示するようにしてもかまわない。
【0093】
登録項目修正用ウインドウ300の下段左に配置された検索条件入力欄341は、より細かな検索条件を入力するための欄であり、デフォルトでは、図示のとおり、ワイルドカードを示す「*」が自動的に入力された状態になっている。ここに、たとえば、品名などを入力すれば、当該品名を有する登録売上項目のみに絞った検索結果が、登録項目表示欄330に表示されることになる。また、項目削除ボタン342は、登録項目表示欄330に表示されている特定の登録項目を、登録項目格納手段60内から削除するためのボタンであり、オペレータが、登録項目表示欄330に表示されている任意の行をクリックして選択状態にし、項目削除ボタン342をクリックすると、選択された行に入力されていた登録項目のデータがすべて削除されることになる。
【0094】
このように、登録項目修正用ウインドウ300は、登録項目格納手段60内に現在格納されている登録項目を閲覧する場合にも利用することができる。もちろん、この登録項目修正用ウインドウ300内に表示されている特定の欄をマウスでクリックして、文字列や数字を入力する操作を行うことにより、当該特定の欄のデータに対する修正を行うことが可能である。前述した図17に示す状態から図18に示す状態への修正を行うには、図19に示す登録項目表示欄330の所定の欄に所定の数値データを入力すればよい。
【0095】
§7.付加機能や種々の変形例
これまで、本発明に係る会計処理装置を図示する実施形態の基本的な機能に基いて説明してきた。ここでは、この実施形態の付加機能や種々の変形例について述べておく。
【0096】
(1)  上述の実施形態では、仕入入力用ウインドウ100,100′に設けられた検索条件入力欄142や売上入力用ウインドウ200,200′に設けられた検索条件入力欄242には、デフォルト状態でワイルドカードを示す「*」が入力されていた状態になっていたが、仕入入力補助手段45,46や売上入力補助手段55,56は、オペレータの指示した検索条件に基づいて、所定の登録仕入項目もしくは登録売上項目のみを抽出し、抽出した項目を選択対象として表示する機能を有しており、オペレータは、必要に応じて、検索条件入力欄142,242に、所望の検索条件を入力することが可能である。
【0097】
たとえば、図7に示す例の場合、検索条件入力欄142に「*」が入力されているため、選択対象表示ウインドウ150には、仕入先が「ABC商事」である登録仕入項目がすべて列挙されているが、オペレータが検索条件入力欄142に「ワ」なるキーワードを入力した後に、補助入力ボタン141をクリックする操作を行うと、品名に関して「ワ」なるキーワードに基く検索条件の設定が行われ、品名に「ワ」を含むという条件が付加された検索が行われ、その結果が選択対象表示ウインドウ150内に表示されるようになる。この実施形態の場合、できるだけ検索の自由度が高くなるようにするため、品名が「ワ」から始まるいわゆる前方一致だけでなく、品名を構成する文字列のいずれかの箇所に「ワ」なる文字が含まれていれば、選択対象表示ウインドウ150に表示されるような構成を採っている。したがって、たとえば、「ライ」なる2文字を検索条件入力欄142に入力してから補助入力ボタン141をクリックすると、選択対象表示ウインドウ150には、「スプラインギヤー」と「C型ドライバー」の2品目に関する登録仕入項目が表示されることになる。
【0098】
もちろん、品名による検索だけでなく、取引先名による検索や単価による検索などの機能を付加することも可能である。また、図19に示す登録項目修正用ウインドウ300に設けられた検索条件入力欄341に何らかの検索条件を入力した場合には、登録項目表示欄330内に表示される登録項目は、当該検索条件に合致するものに絞られることになる。
【0099】
(2)  上述した実施形態では、補助入力の機能を利用する際に表示される選択対象表示ウインドウ150,250において、個々の登録仕入項目もしくは登録売上項目を、1項目1行の形態で表示しているが、個々の項目ごとに区別可能な態様で表示することができれば、必ずしも1項目1行の形態にする必要はない。たとえば、1項目のデータを2行に分けて表示するようにし、2行ごとの境界を太線で表示するようにすれば、個々の項目ごとに区別可能な態様で表示することが可能である。また、表示項目数が多い場合には、スクロール機能を設け、全項目をスクロール操作で表示させるようにすることも可能である。
【0100】
(3)  選択対象表示ウインドウ150,250に表示するデータとして、上述の実施形態では、伝票番号、項番、日付、品名、数量、単価という各データを用いていたが、必ずしもこれらのデータをすべて用いる必要はなく、たとえば、項番、品名、単価、数量のみを表示させる、という仕様にすることも可能である。また、仕入伝票入力手段40や売上伝票入力手段50に引き渡して自動入力の対象とするデータも任意であり、たとえば、品名と単価のみを自動入力の対象とすることも可能である。更に、登録項目格納手段60内に複製を格納する際にも、仕入項目や売上項目を構成する全データを必ずしも複製する必要はなく、必要な一部のデータのみを複製するようにしてもよい。
【0101】
(4)  上述した実施形態では、選択対象表示ウインドウ150,250を、仕入入力用ウインドウ100,100′や売上入力用ウインドウ200,200′の下方に別個独立して表示させるようにしてあるが、ディスプレイ画面が比較的狭い場合には、両者を重ねて表示させるようにしてもよい。また、仕入入力用ウインドウ100,100′や売上入力用ウインドウ200,200′がディスプレイ画面いっぱいに表示される仕様になっている場合には、これらウインドウ100,100′,200,200′の内側に、選択対象表示ウインドウ150,250を表示させるようにすればよい。
【0102】
(5)  上述した実施形態では、仕入や売上の対象が商品であるものとして説明したが、本発明に係る会計処理装置の機能は、商品売買についての会計処理に限定されるものではなく、役務提供についての会計処理にも適用可能である。したがって、仕入や売上の対象は必ずしも商品である必要はなく、調理、加工、印刷などの役務を対象としたものであってもかまわない。この場合、仕入項目や売上項目の品名・数量・単価は、役務の名称・数量・単価ということになる。
【0103】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明に係る会計処理装置によれば、過去の仕入伝票/売上伝票の情報に基いて登録されたデータを流用して、新たな仕入伝票/売上伝票への自動入力を行う機能をもたせるようにしたため、効率的なデータ入力作業を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る会計処理装置の基本構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す仕入伝票入力手段40の機能によってディスプレイ装置上に表示される仕入入力画面の一例を示す平面図である。
【図3】図2に示す仕入入力用ウインドウ100上で、所定の仕入入力の作業を完了した状態を示す平面図である。
【図4】図1に示す売上伝票入力手段50の機能によってディスプレイ装置上に表示される売上入力画面の一例を示す平面図である。
【図5】図4に示す売上入力用ウインドウ200上で、所定の売上入力の作業を完了した状態を示す平面図である。
【図6】図3に示す仕入入力の作業が完了した状態において、所定の項目に対する登録作業を行った状態を示す平面図である。
【図7】図1に示す仕入入力補助手段45を起動することにより、ディスプレイ装置上に選択対象表示ウインドウ150を表示させた状態を示す平面図である。
【図8】図7に示す選択対象表示ウインドウ150内の項目を選択することにより、仕入項目入力欄130内に自動入力を行った状態を示す平面図である。
【図9】図5に示す売上入力の作業が完了した状態において、所定の項目に対する登録作業を行った状態を示す平面図である。
【図10】図1に示す売上入力補助手段55を起動することにより、ディスプレイ装置上に選択対象表示ウインドウ250を表示させた状態を示す平面図である。
【図11】図10に示す選択対象表示ウインドウ250内の項目を選択することにより、売上項目入力欄230内に自動入力を行った状態を示す平面図である。
【図12】本発明の第2の実施形態に係る会計処理装置の基本構成を示すブロック図である。
【図13】図12に示す会計処理装置により表示された仕入入力用ウインドウ100′上において、仕入項目の登録操作を行う状態を示す平面図である。
【図14】図13に示す登録操作により登録項目格納手段60内に格納された登録仕入項目を示す図である。
【図15】図12に示す会計処理装置により表示された売上入力用ウインドウ200′上において、売上項目の登録操作を行う状態を示す平面図である。
【図16】図15に示す登録操作により登録項目格納手段60内に格納された登録売上項目を示す図である。
【図17】登録項目格納手段60内に重複登録された登録売上項目を示す図である。
【図18】図17に示す登録売上項目に対して修正を加えた状態を示す図である。
【図19】図12に示す会計処理装置により表示された登録項目修正用ウインドウ300の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
10…仕入伝票格納手段
20…売上伝票格納手段
30…会計処理手段
40…仕入伝票入力手段
45,46…仕入入力補助手段
50…売上伝票入力手段
55,56…売上入力補助手段
60…登録項目格納手段
70…登録項目修正手段
100,100′…仕入入力用ウインドウ
111…タイトル部
112…伝票番号入力欄
113…新規ボタン
114…伝票送りボタン
115…削除ボタン
116…終了ボタン
121…取引先コード入力欄
122…仕入先入力欄
123…担当者入力欄
124…日付入力欄
130,130′…仕入項目入力欄
131〜135…登録ボタン
141…補助入力ボタン
142…検索条件入力欄
143…仕入合計欄
144…項目削除ボタン
150…選択対象表示ウインドウ
151〜158…選択対象表示ウインドウ150内の各行
200,200′…売上入力用ウインドウ
211…タイトル部
212…伝票番号入力欄
213…新規ボタン
214…伝票送りボタン
215…削除ボタン
216…終了ボタン
221…取引先コード入力欄
222…売上先入力欄
223…担当者入力欄
224…日付入力欄
230,230′…売上項目入力欄
231〜235…登録ボタン
241…補助入力ボタン
242…検索条件入力欄
243…売上合計欄
244…項目削除ボタン
250…選択対象表示ウインドウ
251〜258…選択対象表示ウインドウ250内の各行
300…登録項目修正用ウインドウ
311…タイトル部
312…終了ボタン
321…取引先コード入力欄
322…取引先入力欄
323…切換ボタン
330…登録項目表示欄
341…検索条件入力欄
342…項目削除ボタン

Claims (10)

  1. 仕入および売上に関する会計処理を行う機能を有する会計処理装置であって、
    少なくとも、「仕入伝票番号」、「仕入先」、「仕入に関する日付」、「少なくとも品名・数量・単価のデータを含む1つもしくは複数の仕入項目」、を示す情報の集合体を、1枚の仕入伝票を構成する情報として格納する仕入伝票格納手段と、
    少なくとも、「売上伝票番号」、「売上先」、「売上に関する日付」、「少なくとも品名・数量・単価のデータを含む1つもしくは複数の売上項目」、を示す情報の集合体を、1枚の売上伝票を構成する情報として格納する売上伝票格納手段と、
    前記仕入伝票格納手段内に格納されている情報と、前記売上伝票格納手段内に格納されている情報と、に基づいて、仕入および売上に関する所定の会計処理を行う会計処理手段と、
    ディスプレイ画面上に、前記仕入伝票を構成する各情報の入力欄を表示しながら、この入力欄にオペレータの指示に基づいてデータを入力し、入力したデータを前記仕入伝票格納手段に格納する処理を行うとともに、オペレータの登録操作に基いて、個々の仕入項目について登録の有無を示す情報を設定する仕入伝票入力手段と、
    ディスプレイ画面上に、前記売上伝票を構成する各情報の入力欄を表示しながら、この入力欄にオペレータの指示に基づいてデータを入力し、入力したデータを前記売上伝票格納手段に格納する処理を行うとともに、オペレータの登録操作に基いて、個々の売上項目について登録の有無を示す情報を設定する売上伝票入力手段と、
    ディスプレイ画面上に、前記仕入伝票格納手段内に格納されている所定の登録仕入項目の所定のデータを、個々の項目ごとに区別可能な態様で表示し、任意の項目をオペレータに選択させ、選択された項目に含まれる品名・数量・単価を示すデータの全部もしくは一部を前記仕入伝票入力手段に引き渡すことにより、データを自動的に入力する仕入入力補助手段と、
    ディスプレイ画面上に、前記売上伝票格納手段内に格納されている所定の登録売上項目の所定のデータを、個々の項目ごとに区別可能な態様で表示し、任意の項目をオペレータに選択させ、選択された項目に含まれる品名・数量・単価を示すデータの全部もしくは一部を前記売上伝票入力手段に引き渡すことにより、データを自動的に入力する売上入力補助手段と、
    を備えることを特徴とする会計処理装置。
  2. 仕入および売上に関する会計処理を行う機能を有する会計処理装置であって、
    少なくとも、「仕入伝票番号」、「仕入先」、「仕入に関する日付」、「少なくとも品名・数量・単価のデータを含む1つもしくは複数の仕入項目」、を示す情報の集合体を、1枚の仕入伝票を構成する情報として格納する仕入伝票格納手段と、
    少なくとも、「売上伝票番号」、「売上先」、「売上に関する日付」、「少なくとも品名・数量・単価のデータを含む1つもしくは複数の売上項目」、を示す情報の集合体を、1枚の売上伝票を構成する情報として格納する売上伝票格納手段と、
    前記仕入伝票格納手段内に格納されている情報と、前記売上伝票格納手段内に格納されている情報と、に基づいて、仕入および売上に関する所定の会計処理を行う会計処理手段と、
    ディスプレイ画面上に、前記仕入伝票を構成する各情報の入力欄を表示しながら、この入力欄にオペレータの指示に基づいてデータを入力し、入力したデータを前記仕入伝票格納手段に格納する処理を行うとともに、オペレータの登録操作に基いて、入力された特定の仕入項目を登録対象として指定する処理を行う仕入伝票入力手段と、
    ディスプレイ画面上に、前記売上伝票を構成する各情報の入力欄を表示しながら、この入力欄にオペレータの指示に基づいてデータを入力し、入力したデータを前記売上伝票格納手段に格納する処理を行うとともに、オペレータの登録操作に基いて、入力された特定の売上項目を登録対象として指定する処理を行う売上伝票入力手段と、
    前記仕入伝票入力手段によって登録対象として指定された仕入項目を複製し、複製した項目を登録仕入項目として格納するとともに、前記売上伝票入力手段によって登録対象として指定された売上項目を複製し、複製した項目を登録売上項目として格納する登録項目格納手段と、
    ディスプレイ画面上に、前記登録項目格納手段内に格納されている所定の登録仕入項目の所定のデータを、個々の項目ごとに区別可能な態様で表示し、任意の項目をオペレータに選択させ、選択された項目に含まれる品名・数量・単価を示すデータの全部もしくは一部を前記仕入伝票入力手段に引き渡すことにより、データを自動的に入力する仕入入力補助手段と、
    ディスプレイ画面上に、前記登録項目格納手段内に格納されている所定の登録売上項目の所定のデータを、個々の項目ごとに区別可能な態様で表示し、任意の項目をオペレータに選択させ、選択された項目に含まれる品名・数量・単価を示すデータの全部もしくは一部を前記売上伝票入力手段に引き渡すことにより、データを自動的に入力する売上入力補助手段と、
    を備えることを特徴とする会計処理装置。
  3. 請求項2に記載の会計処理装置において、
    登録項目格納手段内に格納されている登録仕入項目および登録売上項目に対して、オペレータの指示に基いて修正を行う登録項目修正手段を更に備えることを特徴とする会計処理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の会計処理装置において、
    仕入伝票入力手段または売上伝票入力手段が、1つの仕入項目または売上項目を構成する入力欄を1行に並べて表示する機能を有し、各行ごとに単価×数量の積を求める乗算を行い、乗算結果を当該行に設けられた乗算金額表示欄に表示する機能を有することを特徴とする会計処理装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の会計処理装置において、
    売上項目の単価として、売上単価と仕入単価との双方を示す情報を含ませるようにし、単価に関する入力欄および乗算金額表示欄については、1行を上下二段に分割し、前記入力欄の上段には売上単価、下段には仕入単価をそれぞれ入力できるようにし、前記乗算金額表示欄の上段には売上単価×数量の積、下段には仕入単価×数量の積をそれぞれ表示できるようにしたことを特徴とする会計処理装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の会計処理装置において、
    仕入入力補助手段が、仕入伝票入力手段により表示されている仕入先入力欄に現時点で入力されている特定の仕入先に関連した特定の登録仕入項目のみを抽出し、抽出した登録仕入項目を選択対象として表示する機能を有し、売上入力補助手段が、売上伝票入力手段により表示されている売上先入力欄に現時点で入力されている特定の売上先に関連した特定の登録売上項目のみを抽出し、抽出した登録売上項目を選択対象として表示する機能を有することを特徴とする会計処理装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の会計処理装置において、
    各補助手段が、オペレータの指示した検索条件に基づいて、所定の登録仕入項目もしくは登録売上項目のみを抽出し、抽出した項目を選択対象として表示する機能を有することを特徴とする会計処理装置
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の会計処理装置において、
    各補助手段が、1つの登録仕入項目または1つの登録売上項目を構成するデータを1行に並べて表示する機能を有し、オペレータに任意の行を指定させることにより、当該行に対応する項目を選択させることを特徴とする会計処理装置。
  9. 請求項8に記載の会計処理装置において、
    各補助手段が、オペレータによる選択対象となる項目を表示する際に、「仕入に関する日付」または「売上に関する日付」の新しい項目ほど、上の行に表示されるように、表示順を決定することを特徴とする会計処理装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の会計処理装置としてコンピュータを機能させるプログラムまたはこのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009169656A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Gct Kenkyusho:Kk 情報入力支援装置、情報入力支援方法及びプログラム
JP2010277292A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Casio Computer Co Ltd 情報処理装置およびプログラム
JP2017016705A (ja) * 2016-10-11 2017-01-19 セイコーエプソン株式会社 会計処理装置

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