JP2004014190A - 係止機構及びその係止機構を搭載する情報端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の係止機構は、カード型機能拡張部材自体に製造時の寸法バラツキがあるため、カード型機能拡張部材背面と抜け止め係止爪との間に隙間が生じ、衝撃等を受けた際に抜け出てカード型機能拡張部材の端子部分とソケットの端子との接続が不十分な状態となり、不動作や誤動作を発生させる虞がある。
【解決手段】本発明の係止機構は、カード型機能拡張部材が差し込まれた状態のソケットとカード型機能拡張部材の周囲を取り囲むように装着され、加熱による収縮処理により収縮させて、外部からの衝撃に対してソケットとカード型機能拡張部材の装着状態を保持させる。また、この係止機構を搭載する情報端末装置は、基板上のソケットに差し込まれたカード型機能拡張部材とソケットを取り囲むように装着され、加熱による収縮処理により収縮させて、外部からの衝撃が加わった場合においても、ソケットとカード型機能拡張部材の装着状態を保持させる。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の係止機構は、カード型機能拡張部材が差し込まれた状態のソケットとカード型機能拡張部材の周囲を取り囲むように装着され、加熱による収縮処理により収縮させて、外部からの衝撃に対してソケットとカード型機能拡張部材の装着状態を保持させる。また、この係止機構を搭載する情報端末装置は、基板上のソケットに差し込まれたカード型機能拡張部材とソケットを取り囲むように装着され、加熱による収縮処理により収縮させて、外部からの衝撃が加わった場合においても、ソケットとカード型機能拡張部材の装着状態を保持させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報端末装置に搭載されるソケットに目的に応じて挿嵌されるPCカード、CFカード若しくはSDカード等のカード型機能拡張部材の抜けを防止する係止機構及びその係止機構を搭載する情報端末装置機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、小型軽量な筐体内に高性能なCPUを内蔵し、電子データの処理、記録を行う携帯型情報端末、いわゆるPDA(Personal Digital Assitant)、このPDAに特別な付随機能を追加した端末機器、若しくは携帯型移動無線通信機即ち携帯電話といった各種の携帯型情報端末装置が広く利用されている。
【0003】
このような情報端末装置は、携帯する、片手で持ちながら操作する、電池により長時間使用できる等の要望から小型軽量化、省電力化が重要な要件となっている。このため、装置本体は、機能やメモリ容量の簡素化を図り、主として利用されるアプリケーションやデータ等を利用するのに必要十分な仕様に制限される場合もある。従って、装置本体とは別に用意されたカード型機能拡張部材、例えばメモリ素子が搭載されるメモリカード等を挿抜可能な機能拡張スロットを有することが多い。ユーザーは、例えばLAN、WAN、増設メモリ、ハードディスク等のストレージデバイス、他機器とのインターフェースなどの機能を有するカード型機能拡張部材の中から自分の使用目的に沿ったカード型機能拡張部材を選択して機能拡張媒体として利用することができる。
【0004】
また情報端末装置は、携帯された際に移動に伴う振動が加わったり、不注意により落下してしまったり、といった極めて過酷な状況下で使用されることが多く、これらに対して、様々な対策が施されている。
【0005】
ところで、前述した各種カード型機能拡張部材は、使用目的によりユーザが選択して挿抜することができるように構成されることが一般的である。その一方、一部の製品においては、設計時に定められた機能を持つカード型機能拡張部材を製造時に取り付けて、ユーザには交換できないように構成された装置もある。
【0006】
このようなカード交換できない情報端末装置は、前述した振動や落下が加えられて差し込まれているカード型機能拡張部材がずれて、その接続が装置本体と不十分になった場合には、所望の機能を果たすことができなくなる恐れがある。このような状況に至ると、ユーザでは対処できず、機能を復帰させることができなくなる。
【0007】
そこで、例えば図9に示すようなカード型機能拡張部材が不用意に抜け落ちないように係止機構を設けて対策されている。この係止機構は、基板21上に実装されたソケット23に係止爪25aを有する抜け止め防止部材25が、ソケット23と共にビス24a及びナット24bにより基板21へ共締めされている。この係止爪25aを上方に押し上げて、カード型機能拡張部材22を差し込み、係止爪25aを離すと、下方に戻り、カード挿入口から、カード型機能拡張部材が抜け出ることを防止する。さらに、外装部材26を取り付けた際に、この外装部材26の内側に腕押さえ部27が設けられ、係止爪25aの浮き上がりを防止している。この係止機構は、製造者側で修理や仕様変更の際にカード型機能拡張部材の差し替えが容易にできる。
【0008】
また、この変形例として、図10に示すように、基板21上のカード挿入口とその両側面を上方から覆うカバー状の抜け止め防止部材28をソケット23と共に3箇所をビス24a及びナット24bにより基板21へ共締めされる構成でもよい。
【0009】
また、特開平9−50496号公報において、図11(a)に示すような、ソケット31のカード挿入口側の一端に回動可能に図11(b)に示すストッパー部材32を設けて、ソケット31に差し込まれたカード型機能拡張部材22が抜け落ちることを防止する係止機構がある。さらに、特開平10−50399号公報においては、図12に示すようにカード挿入口全面を覆う回動可能にカードストッパを設けた構成例がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来のカード型機能拡張部材の係止機構については、以下のような不具合がある。
前述した図9及び図10に示す従来例では、カード型機能拡張部材自体に製造時の寸法バラツキがあるため、カード型機能拡張部材によっては、カード背面と抜け止め係止爪との間に隙間が生じ、それが、ある許容範囲以上であった場合には、衝撃等を受けた際に、僅かに抜け出て、カード型機能拡張部材の端子部分とソケットの端子との接続が不十分な状態となって、不動作や誤動作を発生させる場合がある。
【0011】
また図11及び図12による構成は、ソケット自体に係止機構を設けているため、汎用型ソケットを利用できず、ソケット自体が特注品となり、コストが増大し、接続状態においても、図9及び図10に示した従来例と同様に、カード型機能拡張部材自体の寸法誤差により、接続状態に問題を発生する場合がある。
【0012】
またこれらの従来技術は、いずれにおいてもカード型機能拡張部材を別の機能を持つものに交換して、製品の仕様を変更する場合、同一寸法のカード型機能拡張部材であれば問題無いが、例えば規格外の異なるサイズのカード型機能拡張部材に差し替える場合には、使用するカード型機能拡張部材に適合した部品を追加・変更、あるいはスペーサによる調整を行う必要がある。さらに、これらの脱落防止部材について十分な強度を得るためには、金属材料の使用も考えられるが、装置の重量増加に繋がる。
【0013】
そこで本発明は、外部から振動や衝撃が与えられても挿嵌されるカード型機能拡張部材の抜けを防止し、且つ低コストで取り付け作業が容易な係止機構及びその係止機構を搭載する情報端末装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、基板に実装されて該基板上に形成された電気回路や接地パターンに電気的に接続するソケット及び、前記ソケットに嵌合されるカード型機能拡張部材の側面全周囲を囲むように嵌め込まれる環状形状を成し、加熱により収縮して、前記ソケットから前記カード型機能拡張部材が抜け出ることを防止するように固定する、PET(ポリエチレンテレフタレート)、OPS(延伸ポリエチレンフィルム)、PVC(ポリ塩化ビニル)のいずれかからなる脱落防止熱収縮部材により構成される係止機構を提供する。
【0015】
また、携帯可能で情報の送受信、処理及び表示可能な情報端末装置において、データ若しくはプログラムの保存機能、有線通信機能、無線通信機能、外部機器との接続のためのインターフェース機能の少なくとも1つ以上の機能を有し、略カード形態を成すカード型機能拡張部材と、前記情報端末装置内の基板に実装され、該基板上に形成された電気回路や接地パターンに電気的に接続し、且つ前記カード型機能拡張部材を挿抜可能に装着するソケットとを備え、さらに、前記ソケット及び、前記ソケットに嵌合される前記カード型機能拡張部材の側面全周囲を囲むように嵌め込まれる環状形状を成し、加熱により収縮して、前記ソケットから前記カード型機能拡張部材が抜け出ることを防止するように固定する、PET(ポリエチレンテレフタレート)、OPS(延伸ポリエチレンフィルム)、PVC(ポリ塩化ビニル)のいずれかからなる脱落防止熱収縮部材を具備する情報端末装置を提供する。
【0016】
さらに、携帯可能で情報の送受信、処理及び表示可能な情報端末装置において、データ若しくはプログラムの保存機能、有線通信機能、無線通信機能、外部機器との接続のためのインターフェース機能の少なくとも1つ以上の機能を有し、略カード形態を成すカード型機能拡張部材と、前記情報端末装置内の基板に実装され、該基板上に形成された電気回路や接地パターンに電気的に接続し、且つ前記カード型機能拡張部材を挿抜可能に装着するソケットとを備え、脱落防止熱収縮部材は、前記ソケットに嵌合される前記カード型機能拡張部材の側面を囲み、前記ソケットの両側面に掛かるように形成され、前記ソケットの両側面に粘着部材により固定される情報端末装置を提供する。
【0017】
そして、携帯可能で情報の送受信、処理及び表示可能な情報端末装置において、データ若しくはプログラムの保存機能、有線通信機能、無線通信機能、外部機器との接続のためのインターフェース機能の少なくとも1つ以上の機能を有し、略カード形態を成すカード型機能拡張部材と、前記情報端末装置内の基板に実装され、該基板上に形成された電気回路や接地パターンに電気的に接続し、且つ前記カード型機能拡張部材を挿抜可能に装着するソケットとを備え、さらに、前記基板に固定され、前記カード型機能拡張部材の側面および上面を覆う浮き止め部材と、前記浮き止め部材に設けられたネジ穴に螺合する押圧部材と、前記押圧部材と前記浮き止め部材との間に配置され、前記押圧部材による押圧を伝達し、且つ前記カード型機能拡張部材への損傷を防止する保護部材とを具備する情報端末装置を提供する。
【0018】
以上のような構成の係止機構は、カード型機能拡張部材が差し込まれた状態のソケットとカード型機能拡張部材の周囲を取り囲むように装着され、加熱による収縮処理により収縮させて、外部からの衝撃が加わった場合においても、ソケットとカード型機能拡張部材の装着状態を保持させる。
【0019】
さらに情報端末装置の基板に実装されたソケットに嵌合されるカード型機能拡張部材の側面を囲み、前記ソケットの両側面に掛かるように形成され、前記ソケットの両側面に粘着部材により固定され、外部からの衝撃が加わった場合においても、ソケットとカード型機能拡張部材の装着状態を保持させる。
【0020】
そして、基板に固定されて、カード型機能拡張部材の側面および上面を覆う浮き止め部材に設けられたネジ穴に押圧部材が螺合され、保護部材を介して、その押圧部材による押圧でカード型機能拡張部材が固定され、外部からの衝撃が加わった場合においても、ソケットとカード型機能拡張部材の装着状態を保持させる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明による第1の実施形態に係るカード型機能拡張部材の係止機構について説明するための図である。この係止機構は、例えば、カード型機能拡張部材を利用する情報端末装置に搭載される。この情報端末装置は、表示用回路や制御回路、処理回路等の電気回路と、画像を表示する液晶表示素子等からなる表示部材と、電気回路を駆動するための電源と、装置を操作するためのキーボードやスイッチからなる入力部と、データ保存、有線通信、無線通信、外部機器との接続のためのインターフェース機能等の少なくとも1つ以上のずれかの機能を有し、略カード形態を有するカード型機能拡張部材と、このカード型機能拡張部材を挿抜可能なソケットを有している。
【0022】
この係止機構の構成においては、図1(a)に示すように、装置本体側の基板1上にソケット2が実装され、このソケット2の挿入口から、装置本体とは別に用意された種々のカード型機能拡張部材3が差し込まれ、ソケット2の複数の接続端子2bに嵌合して電気的に接続されている。また、接続端子2bのそれぞれは、基板1の図示しない回路パターンや接地パターンに接続されている。
【0023】
このカード型機能拡張部材としては、PCカード、CFカード等が有り、例えば、LAN、WAN、増設メモリ、ハードディスク等のストレージデバイス、他機器とのインターフェースなどの機能を有するカードである。このソケット2の両端には、ガイド部2aがそれぞれ設けられて、それらの内側面には、カード型機能拡張部材3を接続端子2bまで導く、ガイド溝2cが形成されている。また、ソケット2の側面には、基板1上の移動を防止し、且つカード型機能拡張部材3の外装面と基板1のグランドとを電気的に接続するため接片2dが設けられている。勿論、他の方法により接地処理を行ってもよい。
【0024】
ソケット2に差し込まれたカード型機能拡張部材3は、接続端子2bとカード型機能拡張部材側の各接続穴3a内に設けられた端子とが嵌合して、ある程度の抜き力量によって、嵌合状態が保持されている。但し、この抜き力量は、静止状態では問題がないが、外部からの振動や落下による衝撃が加わった場合には、カード型機能拡張部材3の接続状態維持に対して耐え得るものではなく、カード型機能拡張部材3が抜け出てしまう虞がある。
【0025】
そこで、本実施形態では、図1(b)に示すように、嵌合された状態におけるカード型機能拡張部材3及びソケット2の周囲を取り囲むように設けられて、熱収縮によりカード型機能拡張部材3及びソケット2の周囲に密着して、この嵌合状態を維持させる脱落防止熱収縮部材4が設けられる。
【0026】
この脱落防止熱収縮部材4は、厚さ数十μm〜数mm程度のフィルムもしくはシートによる環状おびに形成され、比較的低温度で加熱することにより、その周長が減少するような材質、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)、OPS、PVC(ポリ塩化ビニル)を材料として用いている。
【0027】
この脱落防止熱収縮部材4は、カード型機能拡張部材3が差し込まれた状態のソケット2の周囲を取り囲むように装着される。そして加熱による収縮処理を行うために、ヒートトンネル等を通過させる。
【0028】
この収縮処理された脱落防止熱収縮部材4は、カード型機能拡張部材3及びソケット2の側面周囲に略密着した形で固定するため、カード型機能拡張部材3の長さ寸法のバラツキに関係なく、がたつき無く固定することができ、カード型機能拡張部材3の抜けを防止する。
【0029】
また、この脱落防止熱収縮部材4は、フィルム若しくはシート形状であるため、重量もごく僅かであり、抜け防止の機能を実現するために必要なスペースも最小限で済む。作業者によるカード型機能拡張部材やソケットの修理やカード差し替え作業等は、この脱落防止熱収縮部材4を切断して取り外すだけで係止状態を解除でき、また、再度取り付ける場合にも簡単な作業で行うことができる。さらに、従来技術のような構成部品を必要とせず、大幅なコスト低減を実現する。
【0030】
次に図2を参照して、第2の実施形態について説明する。
前記脱落防止熱収縮部材4の装着作業にあたり、脱落防止熱収縮部材4は重量が軽いフィルムやシートにより形成されているため、カード型機能拡張部材3及びソケット2に装着する際、若しくは熱処理を行う際に、位置ずれが発生する虞があるため、位置ずれ防止処理を行う必要がある。
【0031】
そこで、脱落防止熱収縮部材4の内周面の一部に位置ずれ防止用粘着材5aを塗布する。この粘着材5aにより、カード型機能拡張部材3若しくはソケット2への装着時に仮止めして位置ずれの発生を防止する。
【0032】
このような粘着材5aを設けることにより、脱落防止熱収縮部材4は装着された位置を保持して熱収縮工程時に位置ずれ無く収縮して、カード型機能拡張部材3若しくはソケット2へ密着した、カード型機能拡張部材の抜けを防止することができる。
【0033】
次に図3を参照して、第3の実施形態について説明する。
前述した脱落防止熱収縮部材4は、幅寸法が全周において一定であったが、本実施形態では、カード型機能拡張部材3に掛かる部分の幅寸法を広くする。つまり、脱落防止熱収縮部材4の幅寸法がソケット2の高さを大きく超える一律の幅寸法で作成した場合、熱収縮工程時に収縮した脱落防止熱収縮部材4がソケット2の上側に溜まって縮むため、脱落防止熱収縮部材4がソケット2から外れて、所望の機能を得られなくなる虞がある。一方、脱落防止熱収縮部材4のカード型機能拡張部材3に掛かる部分は、幅寸法を大きくして、カード型機能拡張部材3の表裏に回り込む様に密着させることにより、カード型機能拡張部材3の上下方向の揺れに対して強く固定される。
【0034】
そこで、図3(a)に示すように、脱落防止熱収縮部材6において、カード型機能拡張部材3に掛かる部分の幅寸法をソケット2側に掛かる幅寸法よりも広く設定する。即ち、ソケット2の側面に掛かる部分の幅寸法は、ソケット3の高さにほぼ等しい幅寸法とし、カード型機能拡張部材3に掛かる部分の幅寸法を広く設定する。
【0035】
この脱落防止熱収縮部材6を熱収縮させると、図3(b)に示すように、脱落防止熱収縮部材6のカード型機能拡張部材3に係る部分がカード型機能拡張部材3をより多く包むように固定する。従って、カード型機能拡張部材3がソケット2に対して上下方向に暴れても脱落防止熱収縮部材6がその動きを抑制してソケット2からの脱落を防止する。
【0036】
次に図4を参照して、第4の実施形態について説明する。
通常、ソケット2は、基板1上に直接実装されているため、脱落防止熱収縮部材6がソケット2の下側に回り込むことはない。そこで、図4に示すように、ソケット2と基板1との間にスペーサ12を設けて、ソケット2の周囲を基板1から浮かせるようにする。そして、熱収縮した際に脱落防止熱収縮部材4をソケット2の下側まで回り込ませる。この構成により、カード型機能拡張部材3とソケット2を側面だけでなく、上下からも脱落防止熱収縮部材4が掛かるため、より強固に保持でき、ソケット2からのカード型機能拡張部材3の脱落を防止する。
【0037】
次に図5を参照して、第5の実施形態について説明する。
図5(a)は、脱落防止熱収縮部材4にカード型機能拡張部材3を脱落させる力が働いた際に、脱落防止熱収縮部材4が切断されにくい構成とした例である。これは、ソケット2の挿入口側と反対側の両隅の角部で、脱落防止熱収縮部材4が掛かる稜線にフィレット2eを設けて曲面を形成することにより、脱落防止熱収縮部材4の切断が発生しないように構成されている。
また、図5(b)は、図5(a)に示したフィレット2eの上下に鍔部2fを設ける。この時、フィレット2eの幅(高さ)は、脱落防止熱収縮部材4の幅に相当して、ソケット2から脱落防止熱収縮部材4が外れることを防止する。
【0038】
次に図6を参照して、第6の実施形態について説明する。
本実施形態の脱落防止熱収縮部材7は、図6(a)に示すように、テープ状であって両端の内側に粘着材が塗布された粘着面7aを設けている。この脱落防止熱収縮部材7は、図6(b)に示すように、嵌合されたカード型機能拡張部材3を背面(非端子面)側から回り込んで、ソケット2の両側面に貼り付けられる。この粘着面7aは、ソケット2の側面全面に接着できるように設けて、粘着面積を最大限に確保し、ソケット2の側面をすべて接合面として使用して、嵌合状態の保持をより強くしてもよい。
【0039】
以上のような構成により、脱落防止熱収縮部材によりカード型機能拡張部材3の外形のバラツキに影響なく抜け防止ができる上、カード型機能拡張部材3の種類変更、修理などのために分解の必要が生じた場合にも、粘着面を剥がし、またカード型機能拡張部材3の差し込み後には貼り付けるだけで済み、熱収縮処理が不要で容易に取り外し、取り付けが可能となる。
【0040】
また図7には、第6の実施形態の変形例を示す。
本実施形態の脱落防止熱収縮部材8は、前述した脱落防止熱収縮部材7において、図7(a)に示すように、前述した図3(a)に示したと同様に、カード型機能拡張部材3に掛かる部分の幅寸法を広くしたものである。
【0041】
前述したと同様に、図7(b)に示すように、この脱落防止熱収縮部材8は、ソケット2の両側面に貼り付けられる。そして、脱落防止熱収縮部材8でカード型機能拡張部材3に掛かった幅の広い部分を折り畳む。なお、この脱落防止熱収縮部材8の幅が変化する部分の形状を急峻に変化させず、なだらかに形状を変化させたほうが良い。
【0042】
このような構成により、カード型機能拡張部材3がソケット2に対し上下方向に暴れても脱落防止熱収縮部材8がソケット2からカード型機能拡張部材3が外れることを防止する。
また、第3、第4の実施形態における脱落防止熱収縮部材7、8の材質を、一般的なテープ基材にガラス、あるいはポリエステルの繊維を加えたものとし、繊維方向をカード型機能拡張部材及びソケットの側面周方向に合わせるように構成すれば、より大きな引っ張り強度に耐え得ることが可能となる。
さらに前述した各実施形態における脱落防止熱収縮部材に導電性材料を用いて、脱落防止熱収縮部材を基板グランドパターンに接するように構成すれば、カード型機能拡張部材の筐体を基板へ接地接続することができ、静電気対策が可能となる。
【0043】
逆に、ソケットのスタンドオフを利用しカード型機能拡張部材下部にも電気部品を実装してパターンを設けている場合には、脱落防止熱収縮部材を絶縁材料で構成することにより、カード型機能拡張部材がソケットに対し上下方向に暴れても短絡しないように構成することができる。
【0044】
ここで、例えば、脱落防止熱収縮部材でカード型機能拡張部材に接する側の面は、導電性を持たせて、逆の面は絶縁性を持たせることにより、カード筐体の接地を得ると共に基板上の他の電気部品との短絡を防止することもできる。
【0045】
次に図8を参照して、第7の実施形態について説明する。
前述した各実施形態では、フィルムやシートによる環状おび、または粘着面が設けられたテープ状の脱落防止熱収縮部材であったが、本実施形態では、樹脂若しくは金属等により形成された浮き止め部材を用いる。
【0046】
この構成においては、装置本体側の基板1上にソケット2が実装され、このソケット2の挿入口から、カード型機能拡張部材3が差し込まれている。これらは、前述した図1(a)に示した構成と同等である。この構成においても、ソケット2に差し込まれたカード型機能拡張部材3は、静止状態では問題がないが、外部からの振動や落下による衝撃が加わった場合には、抜け出てしまう虞がある。
【0047】
そこで、カード型機能拡張部材3の側面及び上面を覆うように構成された浮き止め部材11と、浮き止め部材11に設けられたネジ穴に螺合する止めネジ形状の押圧部材12と、押圧部材12と浮き止め部材11との間に配置され、押圧部材12が直接カード型機能拡張部材3を接触することを防止する保護部材13とで構成される。この押圧部材12を締め込むことにより、保護部材13がカード型機能拡張部材3に密着して、押圧される。これによりカード型機能拡張部材3は固定され、ソケット2から抜け出ることが防止される。
【0048】
また浮き止め部材11は、ソケットに挿入されているカード型機能拡張部材の高さ合わせるように形成することにより、カード型機能拡張部材3が基板1から離間する方向に回転移動することを防止することもできる。
【0049】
また、浮き止め部材は、例えば、カード型機能拡張部材及びソケットに接する側の面を導電性材料により形成し、逆側の面を絶縁素材で形成して貼り合わせた構成にすることも可能である。
【0050】
以上に説明したように、各実施形態は、差し込まれているカード型機能拡張部材がソケットから脱落することをカード種類や多少の寸法の差を問わず、廉価で且つガタつきなく固定し、外部からの証言が加わった場合であっても抜け出ることが防止できる。
【0051】
また製造者側でカード型機能拡張部材の修理や別種類のものに変更する必要が生じても容易に作業ができる。また、取付に必要なスペースは、差し込まれた状態のカード型機能拡張部材とソケットの外寸に対し殆ど増加せず、装置全体においても小型及び軽量に構成することが可能である。
【0052】
以上の実施形態について説明したが、本明細書には以下のような発明も含まれている。
【0053】
(1)電気回路と、画像を表示する表示部材と、前記電気回路を駆動するための電源と、装置を操作するための入力手段と、データ保存、有線通信、無線通信、外部機器との接続のためのインターフェース機能などのうち、少なくとも1つ以上の機能を有し、略カード形態を有するカード型機能拡張部材と、カード型機能拡張部材を任意に挿抜可能なソケットを装置に有する情報端末装置において、前記カード型機能拡張部材がソケットから抜け落ちる事を防止する脱落防止熱収縮部材が、PET(ポリエチレンテレフタレート)、OPS(延伸ポリエチレンフィルム)、PVC(ポリ塩化ビニル)のいずれかからなる熱収縮材料を輪形状に形成した熱収縮材料により形成されることを特徴とする情報端末装置。
【0054】
(2)前記脱落防止熱収縮部材は粘着性を有することを特徴とする前記(1)項に記載の情報端末装置。
【0055】
(3)前記脱落防止熱収縮部材は、幅寸法が全周において一定で無いことを特徴とする前記(1)及び(2)項のいずれかに記載の情報端末装置。
【0056】
(4)電気回路と、画像を表示する表示部材と、前記電気回路を駆動するための電源と、装置を操作するための入力手段と、データ保存、有線通信、無線通信、外部機器との接続のためのインターフェース機能などのうち、少なくとも1つ以上の機能を有し、略カード形態を有するカード型機能拡張部材と、カード型機能拡張部材を任意に挿抜可能なソケットを装置に有する情報端末装置において、前記脱落防止熱収縮部材は、カード型機能拡張部材の側面周方向を囲むように配置された粘着部材からなることを特徴とする情報端末装置。
【0057】
(5)前記粘着部材は、前記ソケットと逆側の端面では前記カード型機能拡張部材の厚さ方向を挟み込むように貼付可能な形状とした粘着部材からなることを特徴とする前記(4)に記載の情報端末装置。
【0058】
(6)前記粘着部材はガラス繊維、あるいはポリエステル繊維により引っ張り強度が強化されていることを特徴とする前記(4)及び(5)項のいずれかに記載の情報端末装置。
【0059】
(7)前記粘着部材は導電性を有し、カード型機能拡張部材の筐体と装置グランドとを電気的に接続可能に構成されたことを特徴とする前記(4)乃至(6)項に記載の情報端末装置。
【0060】
(8)前記粘着部材は絶縁性を有し、カード型機能拡張部材の導電性を有する筐体部が、基板上の他の部位に接触しても短絡に至らないように構成された事を特徴とする前記(4)乃至(7)項に記載の情報端末装置。
【0061】
(9)電気回路と、画像を表示する表示部材と、前記電気回路を駆動するための電源と、装置を操作するための入力手段と、データ保存、有線通信、無線通信、外部機器との接続のためのインターフェース機能などのうちの少なくとも1つ以上の機能を有し、略カード形態を有するカード型機能拡張部材と、前記カード型機能拡張部材を任意に挿抜可能なソケットを装置内部に有する情報端末装置において、
基板に固定されカード型機能拡張部材の側面および上面を覆う浮き止め部材と、
前記浮き止め部材に設けられたネジに螺合する押圧部材と、
前記押圧部材と前記浮き止め部材との間に配置され、前記押圧部材による押圧を伝達し、且つ前記カード型機能拡張部材への損傷を防止する保護部材と、
を具備することを特徴とする情報端末装置。
【0062】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、外部から振動や衝撃が与えられても挿嵌されるカード型機能拡張部材の抜けを防止し、且つ低コストで取り付け作業が容易な係止機構及びその係止機構を搭載する情報端末装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施形態に係るカード型機能拡張部材の係止機構の構成例を示す図である。
【図2】本発明による第2の実施形態に係るカード型機能拡張部材の係止機構の構成例を示す図である。
【図3】本発明による第3の実施形態に係るカード型機能拡張部材の係止機構の構成例を示す図である。
【図4】本発明による第4の実施形態に係るカード型機能拡張部材の係止機構の構成例を示す図である。
【図5】本発明による第5の実施形態に係るカード型機能拡張部材の係止機構の構成例を示す図である。
【図6】本発明による第6の実施形態に係るカード型機能拡張部材の係止機構の構成例を示す図である。
【図7】第6の実施形態の変形例の構成例を示す図である。
【図8】本発明による第7の実施形態に係るカード型機能拡張部材の係止機構の構成例を示す図である。
【図9】従来の第1のカード型機能拡張部材の係止機構を示す図である。
【図10】従来の第2のカード型機能拡張部材の係止機構を示す図である。
【図11】従来の第3のカード型機能拡張部材の係止機構を示す図である。
【図12】従来の第4のカード型機能拡張部材の係止機構を示す図である。
【符号の説明】
1…基板
2…ソケット
2a…ガイド部
2b…接続端子
2c…ガイド溝
2d…接片
3…カード型機能拡張部材
3a…接続穴
4…脱落防止熱収縮部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報端末装置に搭載されるソケットに目的に応じて挿嵌されるPCカード、CFカード若しくはSDカード等のカード型機能拡張部材の抜けを防止する係止機構及びその係止機構を搭載する情報端末装置機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、小型軽量な筐体内に高性能なCPUを内蔵し、電子データの処理、記録を行う携帯型情報端末、いわゆるPDA(Personal Digital Assitant)、このPDAに特別な付随機能を追加した端末機器、若しくは携帯型移動無線通信機即ち携帯電話といった各種の携帯型情報端末装置が広く利用されている。
【0003】
このような情報端末装置は、携帯する、片手で持ちながら操作する、電池により長時間使用できる等の要望から小型軽量化、省電力化が重要な要件となっている。このため、装置本体は、機能やメモリ容量の簡素化を図り、主として利用されるアプリケーションやデータ等を利用するのに必要十分な仕様に制限される場合もある。従って、装置本体とは別に用意されたカード型機能拡張部材、例えばメモリ素子が搭載されるメモリカード等を挿抜可能な機能拡張スロットを有することが多い。ユーザーは、例えばLAN、WAN、増設メモリ、ハードディスク等のストレージデバイス、他機器とのインターフェースなどの機能を有するカード型機能拡張部材の中から自分の使用目的に沿ったカード型機能拡張部材を選択して機能拡張媒体として利用することができる。
【0004】
また情報端末装置は、携帯された際に移動に伴う振動が加わったり、不注意により落下してしまったり、といった極めて過酷な状況下で使用されることが多く、これらに対して、様々な対策が施されている。
【0005】
ところで、前述した各種カード型機能拡張部材は、使用目的によりユーザが選択して挿抜することができるように構成されることが一般的である。その一方、一部の製品においては、設計時に定められた機能を持つカード型機能拡張部材を製造時に取り付けて、ユーザには交換できないように構成された装置もある。
【0006】
このようなカード交換できない情報端末装置は、前述した振動や落下が加えられて差し込まれているカード型機能拡張部材がずれて、その接続が装置本体と不十分になった場合には、所望の機能を果たすことができなくなる恐れがある。このような状況に至ると、ユーザでは対処できず、機能を復帰させることができなくなる。
【0007】
そこで、例えば図9に示すようなカード型機能拡張部材が不用意に抜け落ちないように係止機構を設けて対策されている。この係止機構は、基板21上に実装されたソケット23に係止爪25aを有する抜け止め防止部材25が、ソケット23と共にビス24a及びナット24bにより基板21へ共締めされている。この係止爪25aを上方に押し上げて、カード型機能拡張部材22を差し込み、係止爪25aを離すと、下方に戻り、カード挿入口から、カード型機能拡張部材が抜け出ることを防止する。さらに、外装部材26を取り付けた際に、この外装部材26の内側に腕押さえ部27が設けられ、係止爪25aの浮き上がりを防止している。この係止機構は、製造者側で修理や仕様変更の際にカード型機能拡張部材の差し替えが容易にできる。
【0008】
また、この変形例として、図10に示すように、基板21上のカード挿入口とその両側面を上方から覆うカバー状の抜け止め防止部材28をソケット23と共に3箇所をビス24a及びナット24bにより基板21へ共締めされる構成でもよい。
【0009】
また、特開平9−50496号公報において、図11(a)に示すような、ソケット31のカード挿入口側の一端に回動可能に図11(b)に示すストッパー部材32を設けて、ソケット31に差し込まれたカード型機能拡張部材22が抜け落ちることを防止する係止機構がある。さらに、特開平10−50399号公報においては、図12に示すようにカード挿入口全面を覆う回動可能にカードストッパを設けた構成例がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来のカード型機能拡張部材の係止機構については、以下のような不具合がある。
前述した図9及び図10に示す従来例では、カード型機能拡張部材自体に製造時の寸法バラツキがあるため、カード型機能拡張部材によっては、カード背面と抜け止め係止爪との間に隙間が生じ、それが、ある許容範囲以上であった場合には、衝撃等を受けた際に、僅かに抜け出て、カード型機能拡張部材の端子部分とソケットの端子との接続が不十分な状態となって、不動作や誤動作を発生させる場合がある。
【0011】
また図11及び図12による構成は、ソケット自体に係止機構を設けているため、汎用型ソケットを利用できず、ソケット自体が特注品となり、コストが増大し、接続状態においても、図9及び図10に示した従来例と同様に、カード型機能拡張部材自体の寸法誤差により、接続状態に問題を発生する場合がある。
【0012】
またこれらの従来技術は、いずれにおいてもカード型機能拡張部材を別の機能を持つものに交換して、製品の仕様を変更する場合、同一寸法のカード型機能拡張部材であれば問題無いが、例えば規格外の異なるサイズのカード型機能拡張部材に差し替える場合には、使用するカード型機能拡張部材に適合した部品を追加・変更、あるいはスペーサによる調整を行う必要がある。さらに、これらの脱落防止部材について十分な強度を得るためには、金属材料の使用も考えられるが、装置の重量増加に繋がる。
【0013】
そこで本発明は、外部から振動や衝撃が与えられても挿嵌されるカード型機能拡張部材の抜けを防止し、且つ低コストで取り付け作業が容易な係止機構及びその係止機構を搭載する情報端末装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、基板に実装されて該基板上に形成された電気回路や接地パターンに電気的に接続するソケット及び、前記ソケットに嵌合されるカード型機能拡張部材の側面全周囲を囲むように嵌め込まれる環状形状を成し、加熱により収縮して、前記ソケットから前記カード型機能拡張部材が抜け出ることを防止するように固定する、PET(ポリエチレンテレフタレート)、OPS(延伸ポリエチレンフィルム)、PVC(ポリ塩化ビニル)のいずれかからなる脱落防止熱収縮部材により構成される係止機構を提供する。
【0015】
また、携帯可能で情報の送受信、処理及び表示可能な情報端末装置において、データ若しくはプログラムの保存機能、有線通信機能、無線通信機能、外部機器との接続のためのインターフェース機能の少なくとも1つ以上の機能を有し、略カード形態を成すカード型機能拡張部材と、前記情報端末装置内の基板に実装され、該基板上に形成された電気回路や接地パターンに電気的に接続し、且つ前記カード型機能拡張部材を挿抜可能に装着するソケットとを備え、さらに、前記ソケット及び、前記ソケットに嵌合される前記カード型機能拡張部材の側面全周囲を囲むように嵌め込まれる環状形状を成し、加熱により収縮して、前記ソケットから前記カード型機能拡張部材が抜け出ることを防止するように固定する、PET(ポリエチレンテレフタレート)、OPS(延伸ポリエチレンフィルム)、PVC(ポリ塩化ビニル)のいずれかからなる脱落防止熱収縮部材を具備する情報端末装置を提供する。
【0016】
さらに、携帯可能で情報の送受信、処理及び表示可能な情報端末装置において、データ若しくはプログラムの保存機能、有線通信機能、無線通信機能、外部機器との接続のためのインターフェース機能の少なくとも1つ以上の機能を有し、略カード形態を成すカード型機能拡張部材と、前記情報端末装置内の基板に実装され、該基板上に形成された電気回路や接地パターンに電気的に接続し、且つ前記カード型機能拡張部材を挿抜可能に装着するソケットとを備え、脱落防止熱収縮部材は、前記ソケットに嵌合される前記カード型機能拡張部材の側面を囲み、前記ソケットの両側面に掛かるように形成され、前記ソケットの両側面に粘着部材により固定される情報端末装置を提供する。
【0017】
そして、携帯可能で情報の送受信、処理及び表示可能な情報端末装置において、データ若しくはプログラムの保存機能、有線通信機能、無線通信機能、外部機器との接続のためのインターフェース機能の少なくとも1つ以上の機能を有し、略カード形態を成すカード型機能拡張部材と、前記情報端末装置内の基板に実装され、該基板上に形成された電気回路や接地パターンに電気的に接続し、且つ前記カード型機能拡張部材を挿抜可能に装着するソケットとを備え、さらに、前記基板に固定され、前記カード型機能拡張部材の側面および上面を覆う浮き止め部材と、前記浮き止め部材に設けられたネジ穴に螺合する押圧部材と、前記押圧部材と前記浮き止め部材との間に配置され、前記押圧部材による押圧を伝達し、且つ前記カード型機能拡張部材への損傷を防止する保護部材とを具備する情報端末装置を提供する。
【0018】
以上のような構成の係止機構は、カード型機能拡張部材が差し込まれた状態のソケットとカード型機能拡張部材の周囲を取り囲むように装着され、加熱による収縮処理により収縮させて、外部からの衝撃が加わった場合においても、ソケットとカード型機能拡張部材の装着状態を保持させる。
【0019】
さらに情報端末装置の基板に実装されたソケットに嵌合されるカード型機能拡張部材の側面を囲み、前記ソケットの両側面に掛かるように形成され、前記ソケットの両側面に粘着部材により固定され、外部からの衝撃が加わった場合においても、ソケットとカード型機能拡張部材の装着状態を保持させる。
【0020】
そして、基板に固定されて、カード型機能拡張部材の側面および上面を覆う浮き止め部材に設けられたネジ穴に押圧部材が螺合され、保護部材を介して、その押圧部材による押圧でカード型機能拡張部材が固定され、外部からの衝撃が加わった場合においても、ソケットとカード型機能拡張部材の装着状態を保持させる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明による第1の実施形態に係るカード型機能拡張部材の係止機構について説明するための図である。この係止機構は、例えば、カード型機能拡張部材を利用する情報端末装置に搭載される。この情報端末装置は、表示用回路や制御回路、処理回路等の電気回路と、画像を表示する液晶表示素子等からなる表示部材と、電気回路を駆動するための電源と、装置を操作するためのキーボードやスイッチからなる入力部と、データ保存、有線通信、無線通信、外部機器との接続のためのインターフェース機能等の少なくとも1つ以上のずれかの機能を有し、略カード形態を有するカード型機能拡張部材と、このカード型機能拡張部材を挿抜可能なソケットを有している。
【0022】
この係止機構の構成においては、図1(a)に示すように、装置本体側の基板1上にソケット2が実装され、このソケット2の挿入口から、装置本体とは別に用意された種々のカード型機能拡張部材3が差し込まれ、ソケット2の複数の接続端子2bに嵌合して電気的に接続されている。また、接続端子2bのそれぞれは、基板1の図示しない回路パターンや接地パターンに接続されている。
【0023】
このカード型機能拡張部材としては、PCカード、CFカード等が有り、例えば、LAN、WAN、増設メモリ、ハードディスク等のストレージデバイス、他機器とのインターフェースなどの機能を有するカードである。このソケット2の両端には、ガイド部2aがそれぞれ設けられて、それらの内側面には、カード型機能拡張部材3を接続端子2bまで導く、ガイド溝2cが形成されている。また、ソケット2の側面には、基板1上の移動を防止し、且つカード型機能拡張部材3の外装面と基板1のグランドとを電気的に接続するため接片2dが設けられている。勿論、他の方法により接地処理を行ってもよい。
【0024】
ソケット2に差し込まれたカード型機能拡張部材3は、接続端子2bとカード型機能拡張部材側の各接続穴3a内に設けられた端子とが嵌合して、ある程度の抜き力量によって、嵌合状態が保持されている。但し、この抜き力量は、静止状態では問題がないが、外部からの振動や落下による衝撃が加わった場合には、カード型機能拡張部材3の接続状態維持に対して耐え得るものではなく、カード型機能拡張部材3が抜け出てしまう虞がある。
【0025】
そこで、本実施形態では、図1(b)に示すように、嵌合された状態におけるカード型機能拡張部材3及びソケット2の周囲を取り囲むように設けられて、熱収縮によりカード型機能拡張部材3及びソケット2の周囲に密着して、この嵌合状態を維持させる脱落防止熱収縮部材4が設けられる。
【0026】
この脱落防止熱収縮部材4は、厚さ数十μm〜数mm程度のフィルムもしくはシートによる環状おびに形成され、比較的低温度で加熱することにより、その周長が減少するような材質、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)、OPS、PVC(ポリ塩化ビニル)を材料として用いている。
【0027】
この脱落防止熱収縮部材4は、カード型機能拡張部材3が差し込まれた状態のソケット2の周囲を取り囲むように装着される。そして加熱による収縮処理を行うために、ヒートトンネル等を通過させる。
【0028】
この収縮処理された脱落防止熱収縮部材4は、カード型機能拡張部材3及びソケット2の側面周囲に略密着した形で固定するため、カード型機能拡張部材3の長さ寸法のバラツキに関係なく、がたつき無く固定することができ、カード型機能拡張部材3の抜けを防止する。
【0029】
また、この脱落防止熱収縮部材4は、フィルム若しくはシート形状であるため、重量もごく僅かであり、抜け防止の機能を実現するために必要なスペースも最小限で済む。作業者によるカード型機能拡張部材やソケットの修理やカード差し替え作業等は、この脱落防止熱収縮部材4を切断して取り外すだけで係止状態を解除でき、また、再度取り付ける場合にも簡単な作業で行うことができる。さらに、従来技術のような構成部品を必要とせず、大幅なコスト低減を実現する。
【0030】
次に図2を参照して、第2の実施形態について説明する。
前記脱落防止熱収縮部材4の装着作業にあたり、脱落防止熱収縮部材4は重量が軽いフィルムやシートにより形成されているため、カード型機能拡張部材3及びソケット2に装着する際、若しくは熱処理を行う際に、位置ずれが発生する虞があるため、位置ずれ防止処理を行う必要がある。
【0031】
そこで、脱落防止熱収縮部材4の内周面の一部に位置ずれ防止用粘着材5aを塗布する。この粘着材5aにより、カード型機能拡張部材3若しくはソケット2への装着時に仮止めして位置ずれの発生を防止する。
【0032】
このような粘着材5aを設けることにより、脱落防止熱収縮部材4は装着された位置を保持して熱収縮工程時に位置ずれ無く収縮して、カード型機能拡張部材3若しくはソケット2へ密着した、カード型機能拡張部材の抜けを防止することができる。
【0033】
次に図3を参照して、第3の実施形態について説明する。
前述した脱落防止熱収縮部材4は、幅寸法が全周において一定であったが、本実施形態では、カード型機能拡張部材3に掛かる部分の幅寸法を広くする。つまり、脱落防止熱収縮部材4の幅寸法がソケット2の高さを大きく超える一律の幅寸法で作成した場合、熱収縮工程時に収縮した脱落防止熱収縮部材4がソケット2の上側に溜まって縮むため、脱落防止熱収縮部材4がソケット2から外れて、所望の機能を得られなくなる虞がある。一方、脱落防止熱収縮部材4のカード型機能拡張部材3に掛かる部分は、幅寸法を大きくして、カード型機能拡張部材3の表裏に回り込む様に密着させることにより、カード型機能拡張部材3の上下方向の揺れに対して強く固定される。
【0034】
そこで、図3(a)に示すように、脱落防止熱収縮部材6において、カード型機能拡張部材3に掛かる部分の幅寸法をソケット2側に掛かる幅寸法よりも広く設定する。即ち、ソケット2の側面に掛かる部分の幅寸法は、ソケット3の高さにほぼ等しい幅寸法とし、カード型機能拡張部材3に掛かる部分の幅寸法を広く設定する。
【0035】
この脱落防止熱収縮部材6を熱収縮させると、図3(b)に示すように、脱落防止熱収縮部材6のカード型機能拡張部材3に係る部分がカード型機能拡張部材3をより多く包むように固定する。従って、カード型機能拡張部材3がソケット2に対して上下方向に暴れても脱落防止熱収縮部材6がその動きを抑制してソケット2からの脱落を防止する。
【0036】
次に図4を参照して、第4の実施形態について説明する。
通常、ソケット2は、基板1上に直接実装されているため、脱落防止熱収縮部材6がソケット2の下側に回り込むことはない。そこで、図4に示すように、ソケット2と基板1との間にスペーサ12を設けて、ソケット2の周囲を基板1から浮かせるようにする。そして、熱収縮した際に脱落防止熱収縮部材4をソケット2の下側まで回り込ませる。この構成により、カード型機能拡張部材3とソケット2を側面だけでなく、上下からも脱落防止熱収縮部材4が掛かるため、より強固に保持でき、ソケット2からのカード型機能拡張部材3の脱落を防止する。
【0037】
次に図5を参照して、第5の実施形態について説明する。
図5(a)は、脱落防止熱収縮部材4にカード型機能拡張部材3を脱落させる力が働いた際に、脱落防止熱収縮部材4が切断されにくい構成とした例である。これは、ソケット2の挿入口側と反対側の両隅の角部で、脱落防止熱収縮部材4が掛かる稜線にフィレット2eを設けて曲面を形成することにより、脱落防止熱収縮部材4の切断が発生しないように構成されている。
また、図5(b)は、図5(a)に示したフィレット2eの上下に鍔部2fを設ける。この時、フィレット2eの幅(高さ)は、脱落防止熱収縮部材4の幅に相当して、ソケット2から脱落防止熱収縮部材4が外れることを防止する。
【0038】
次に図6を参照して、第6の実施形態について説明する。
本実施形態の脱落防止熱収縮部材7は、図6(a)に示すように、テープ状であって両端の内側に粘着材が塗布された粘着面7aを設けている。この脱落防止熱収縮部材7は、図6(b)に示すように、嵌合されたカード型機能拡張部材3を背面(非端子面)側から回り込んで、ソケット2の両側面に貼り付けられる。この粘着面7aは、ソケット2の側面全面に接着できるように設けて、粘着面積を最大限に確保し、ソケット2の側面をすべて接合面として使用して、嵌合状態の保持をより強くしてもよい。
【0039】
以上のような構成により、脱落防止熱収縮部材によりカード型機能拡張部材3の外形のバラツキに影響なく抜け防止ができる上、カード型機能拡張部材3の種類変更、修理などのために分解の必要が生じた場合にも、粘着面を剥がし、またカード型機能拡張部材3の差し込み後には貼り付けるだけで済み、熱収縮処理が不要で容易に取り外し、取り付けが可能となる。
【0040】
また図7には、第6の実施形態の変形例を示す。
本実施形態の脱落防止熱収縮部材8は、前述した脱落防止熱収縮部材7において、図7(a)に示すように、前述した図3(a)に示したと同様に、カード型機能拡張部材3に掛かる部分の幅寸法を広くしたものである。
【0041】
前述したと同様に、図7(b)に示すように、この脱落防止熱収縮部材8は、ソケット2の両側面に貼り付けられる。そして、脱落防止熱収縮部材8でカード型機能拡張部材3に掛かった幅の広い部分を折り畳む。なお、この脱落防止熱収縮部材8の幅が変化する部分の形状を急峻に変化させず、なだらかに形状を変化させたほうが良い。
【0042】
このような構成により、カード型機能拡張部材3がソケット2に対し上下方向に暴れても脱落防止熱収縮部材8がソケット2からカード型機能拡張部材3が外れることを防止する。
また、第3、第4の実施形態における脱落防止熱収縮部材7、8の材質を、一般的なテープ基材にガラス、あるいはポリエステルの繊維を加えたものとし、繊維方向をカード型機能拡張部材及びソケットの側面周方向に合わせるように構成すれば、より大きな引っ張り強度に耐え得ることが可能となる。
さらに前述した各実施形態における脱落防止熱収縮部材に導電性材料を用いて、脱落防止熱収縮部材を基板グランドパターンに接するように構成すれば、カード型機能拡張部材の筐体を基板へ接地接続することができ、静電気対策が可能となる。
【0043】
逆に、ソケットのスタンドオフを利用しカード型機能拡張部材下部にも電気部品を実装してパターンを設けている場合には、脱落防止熱収縮部材を絶縁材料で構成することにより、カード型機能拡張部材がソケットに対し上下方向に暴れても短絡しないように構成することができる。
【0044】
ここで、例えば、脱落防止熱収縮部材でカード型機能拡張部材に接する側の面は、導電性を持たせて、逆の面は絶縁性を持たせることにより、カード筐体の接地を得ると共に基板上の他の電気部品との短絡を防止することもできる。
【0045】
次に図8を参照して、第7の実施形態について説明する。
前述した各実施形態では、フィルムやシートによる環状おび、または粘着面が設けられたテープ状の脱落防止熱収縮部材であったが、本実施形態では、樹脂若しくは金属等により形成された浮き止め部材を用いる。
【0046】
この構成においては、装置本体側の基板1上にソケット2が実装され、このソケット2の挿入口から、カード型機能拡張部材3が差し込まれている。これらは、前述した図1(a)に示した構成と同等である。この構成においても、ソケット2に差し込まれたカード型機能拡張部材3は、静止状態では問題がないが、外部からの振動や落下による衝撃が加わった場合には、抜け出てしまう虞がある。
【0047】
そこで、カード型機能拡張部材3の側面及び上面を覆うように構成された浮き止め部材11と、浮き止め部材11に設けられたネジ穴に螺合する止めネジ形状の押圧部材12と、押圧部材12と浮き止め部材11との間に配置され、押圧部材12が直接カード型機能拡張部材3を接触することを防止する保護部材13とで構成される。この押圧部材12を締め込むことにより、保護部材13がカード型機能拡張部材3に密着して、押圧される。これによりカード型機能拡張部材3は固定され、ソケット2から抜け出ることが防止される。
【0048】
また浮き止め部材11は、ソケットに挿入されているカード型機能拡張部材の高さ合わせるように形成することにより、カード型機能拡張部材3が基板1から離間する方向に回転移動することを防止することもできる。
【0049】
また、浮き止め部材は、例えば、カード型機能拡張部材及びソケットに接する側の面を導電性材料により形成し、逆側の面を絶縁素材で形成して貼り合わせた構成にすることも可能である。
【0050】
以上に説明したように、各実施形態は、差し込まれているカード型機能拡張部材がソケットから脱落することをカード種類や多少の寸法の差を問わず、廉価で且つガタつきなく固定し、外部からの証言が加わった場合であっても抜け出ることが防止できる。
【0051】
また製造者側でカード型機能拡張部材の修理や別種類のものに変更する必要が生じても容易に作業ができる。また、取付に必要なスペースは、差し込まれた状態のカード型機能拡張部材とソケットの外寸に対し殆ど増加せず、装置全体においても小型及び軽量に構成することが可能である。
【0052】
以上の実施形態について説明したが、本明細書には以下のような発明も含まれている。
【0053】
(1)電気回路と、画像を表示する表示部材と、前記電気回路を駆動するための電源と、装置を操作するための入力手段と、データ保存、有線通信、無線通信、外部機器との接続のためのインターフェース機能などのうち、少なくとも1つ以上の機能を有し、略カード形態を有するカード型機能拡張部材と、カード型機能拡張部材を任意に挿抜可能なソケットを装置に有する情報端末装置において、前記カード型機能拡張部材がソケットから抜け落ちる事を防止する脱落防止熱収縮部材が、PET(ポリエチレンテレフタレート)、OPS(延伸ポリエチレンフィルム)、PVC(ポリ塩化ビニル)のいずれかからなる熱収縮材料を輪形状に形成した熱収縮材料により形成されることを特徴とする情報端末装置。
【0054】
(2)前記脱落防止熱収縮部材は粘着性を有することを特徴とする前記(1)項に記載の情報端末装置。
【0055】
(3)前記脱落防止熱収縮部材は、幅寸法が全周において一定で無いことを特徴とする前記(1)及び(2)項のいずれかに記載の情報端末装置。
【0056】
(4)電気回路と、画像を表示する表示部材と、前記電気回路を駆動するための電源と、装置を操作するための入力手段と、データ保存、有線通信、無線通信、外部機器との接続のためのインターフェース機能などのうち、少なくとも1つ以上の機能を有し、略カード形態を有するカード型機能拡張部材と、カード型機能拡張部材を任意に挿抜可能なソケットを装置に有する情報端末装置において、前記脱落防止熱収縮部材は、カード型機能拡張部材の側面周方向を囲むように配置された粘着部材からなることを特徴とする情報端末装置。
【0057】
(5)前記粘着部材は、前記ソケットと逆側の端面では前記カード型機能拡張部材の厚さ方向を挟み込むように貼付可能な形状とした粘着部材からなることを特徴とする前記(4)に記載の情報端末装置。
【0058】
(6)前記粘着部材はガラス繊維、あるいはポリエステル繊維により引っ張り強度が強化されていることを特徴とする前記(4)及び(5)項のいずれかに記載の情報端末装置。
【0059】
(7)前記粘着部材は導電性を有し、カード型機能拡張部材の筐体と装置グランドとを電気的に接続可能に構成されたことを特徴とする前記(4)乃至(6)項に記載の情報端末装置。
【0060】
(8)前記粘着部材は絶縁性を有し、カード型機能拡張部材の導電性を有する筐体部が、基板上の他の部位に接触しても短絡に至らないように構成された事を特徴とする前記(4)乃至(7)項に記載の情報端末装置。
【0061】
(9)電気回路と、画像を表示する表示部材と、前記電気回路を駆動するための電源と、装置を操作するための入力手段と、データ保存、有線通信、無線通信、外部機器との接続のためのインターフェース機能などのうちの少なくとも1つ以上の機能を有し、略カード形態を有するカード型機能拡張部材と、前記カード型機能拡張部材を任意に挿抜可能なソケットを装置内部に有する情報端末装置において、
基板に固定されカード型機能拡張部材の側面および上面を覆う浮き止め部材と、
前記浮き止め部材に設けられたネジに螺合する押圧部材と、
前記押圧部材と前記浮き止め部材との間に配置され、前記押圧部材による押圧を伝達し、且つ前記カード型機能拡張部材への損傷を防止する保護部材と、
を具備することを特徴とする情報端末装置。
【0062】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、外部から振動や衝撃が与えられても挿嵌されるカード型機能拡張部材の抜けを防止し、且つ低コストで取り付け作業が容易な係止機構及びその係止機構を搭載する情報端末装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施形態に係るカード型機能拡張部材の係止機構の構成例を示す図である。
【図2】本発明による第2の実施形態に係るカード型機能拡張部材の係止機構の構成例を示す図である。
【図3】本発明による第3の実施形態に係るカード型機能拡張部材の係止機構の構成例を示す図である。
【図4】本発明による第4の実施形態に係るカード型機能拡張部材の係止機構の構成例を示す図である。
【図5】本発明による第5の実施形態に係るカード型機能拡張部材の係止機構の構成例を示す図である。
【図6】本発明による第6の実施形態に係るカード型機能拡張部材の係止機構の構成例を示す図である。
【図7】第6の実施形態の変形例の構成例を示す図である。
【図8】本発明による第7の実施形態に係るカード型機能拡張部材の係止機構の構成例を示す図である。
【図9】従来の第1のカード型機能拡張部材の係止機構を示す図である。
【図10】従来の第2のカード型機能拡張部材の係止機構を示す図である。
【図11】従来の第3のカード型機能拡張部材の係止機構を示す図である。
【図12】従来の第4のカード型機能拡張部材の係止機構を示す図である。
【符号の説明】
1…基板
2…ソケット
2a…ガイド部
2b…接続端子
2c…ガイド溝
2d…接片
3…カード型機能拡張部材
3a…接続穴
4…脱落防止熱収縮部材
Claims (9)
- 基板に実装されて該基板上に形成された電気回路や接地パターンに電気的に接続するソケット及び、前記ソケットに嵌合されるカード型機能拡張部材の側面全周囲を囲むように嵌め込まれる環状形状を成し、加熱により収縮して、前記ソケットから前記カード型機能拡張部材が抜け出ることを防止するように固定する、PET(ポリエチレンテレフタレート)、OPS(延伸ポリエチレンフィルム)、PVC(ポリ塩化ビニル)のいずれかの脱落防止熱収縮部材により構成されることを特徴とする係止機構。
- 携帯可能で情報の送受信、処理及び表示可能な情報端末装置において、
データ若しくはプログラムの保存機能、有線通信機能、無線通信機能、外部機器との接続のためのインターフェース機能の少なくとも1つ以上の機能を有し、略カード形態を成すカード型機能拡張部材と、
前記情報端末装置内の基板に実装され、該基板上に形成された電気回路や接地パターンに電気的に接続し、且つ前記カード型機能拡張部材を挿抜可能に装着するソケットと、
を具備し、さらに、
前記ソケット及び、前記ソケットに嵌合される前記カード型機能拡張部材の側面全周囲を囲むように嵌め込まれる環状形状を成し、加熱により収縮して、前記ソケットから前記カード型機能拡張部材が抜け出ることを防止するように固定する、PET(ポリエチレンテレフタレート)、OPS(延伸ポリエチレンフィルム)、PVC(ポリ塩化ビニル)のいずれかからなる脱落防止熱収縮部材を具備することを特徴とする情報端末装置。 - 前記脱落防止熱収縮部材は、内面の一部に粘着部材が塗布された面を有することを特徴とする請求項2に記載の情報端末装置。
- 前記脱落防止熱収縮部材は、前記ソケットに掛かる幅寸法よりも前記カード型機能拡張部材に掛かる幅寸法の方が広く、熱収縮した際に前記カード型機能拡張部材を挟み込むように収縮することを特徴とする請求項2及び3のいずれかに記載の情報端末装置。
- 携帯可能で情報の送受信、処理及び表示可能な情報端末装置において、
データ若しくはプログラムの保存機能、有線通信機能、無線通信機能、外部機器との接続のためのインターフェース機能の少なくとも1つ以上の機能を有し、略カード形態を成すカード型機能拡張部材と、
前記情報端末装置内の基板に実装され、該基板上に形成された電気回路や接地パターンに電気的に接続し、且つ前記カード型機能拡張部材を挿抜可能に装着するソケットと、
を具備し、さらに、
脱落防止熱収縮部材が、前記ソケットに嵌合される前記カード型機能拡張部材の側面を囲み、前記ソケットの両側面に掛かるように形成され、前記ソケットの両側面に粘着部材により固定されることを特徴とする情報端末装置。 - 前記脱落防止熱収縮部材は、ガラス繊維、若しくはポリエステル繊維のいずれかを含有することを特徴とする請求項5に記載の情報端末装置。
- 前記脱落防止熱収縮部材は、導電性を有し、前記カード型機能拡張部材の筐体と装置グランドとを電気的に接続することを特徴とする請求項5及び6のいずれかに記載の情報端末装置。
- 前記脱落防止熱収縮部材は、表面に絶縁性を有し、前記カード型機能拡張部材の導電性を有する筐体部と、前記基板上の他の部位とは電気的に分離することを特徴とする請求項5及び6のいずれかに記載の情報端末装置。
- 携帯可能で情報の送受信、処理及び表示可能な情報端末装置において、
データ若しくはプログラムの保存機能、有線通信機能、無線通信機能、外部機器との接続のためのインターフェース機能の少なくとも1つ以上の機能を有し、略カード形態を成すカード型機能拡張部材と、
前記情報端末装置内の基板に実装され、該基板上に形成された電気回路や接地パターンに電気的に接続し、且つ前記カード型機能拡張部材を挿抜可能に装着するソケットと、
を具備し、さらに、
前記基板に固定され、前記カード型機能拡張部材の側面および上面を覆う浮き止め部材と、
前記浮き止め部材に設けられたネジ穴に螺合する押圧部材と、
前記押圧部材と前記浮き止め部材との間に配置され、前記押圧部材による押圧を伝達し、且つ前記カード型機能拡張部材への損傷を防止する保護部材と、
を具備することを特徴とする情報端末装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002163262A JP2004014190A (ja) | 2002-06-04 | 2002-06-04 | 係止機構及びその係止機構を搭載する情報端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002163262A JP2004014190A (ja) | 2002-06-04 | 2002-06-04 | 係止機構及びその係止機構を搭載する情報端末装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004014190A true JP2004014190A (ja) | 2004-01-15 |
Family
ID=30431795
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002163262A Pending JP2004014190A (ja) | 2002-06-04 | 2002-06-04 | 係止機構及びその係止機構を搭載する情報端末装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004014190A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007148737A (ja) * | 2005-11-28 | 2007-06-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 情報処理装置のメモリ取り付け装置 |
| JP2019500758A (ja) * | 2015-11-17 | 2019-01-10 | ノースロップ グラマン システムズ コーポレイションNorthrop Grumman Systems Corporation | 回路カードラックシステムおよび方法 |
| JP2019036287A (ja) * | 2017-08-15 | 2019-03-07 | 廣達電腦股▲ふん▼有限公司 | 計算装置及びラッチ部品 |
-
2002
- 2002-06-04 JP JP2002163262A patent/JP2004014190A/ja active Pending
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