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JP2004012366A - 管厚測定装置及び管厚測定方法 - Google Patents

管厚測定装置及び管厚測定方法 Download PDF

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JP2004012366A
JP2004012366A JP2002168413A JP2002168413A JP2004012366A JP 2004012366 A JP2004012366 A JP 2004012366A JP 2002168413 A JP2002168413 A JP 2002168413A JP 2002168413 A JP2002168413 A JP 2002168413A JP 2004012366 A JP2004012366 A JP 2004012366A
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JP2002168413A
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Masaru Ishikawa
石川 勝
Kunio Kiyono
清野 邦夫
Hideto Takasugi
高杉 英登
Shinichi Kasahara
笠原 信一
Masakazu Inomata
猪股 雅一
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Kokan Kikai Kogyo KK
Nippon Chutetsukan KK
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Kokan Kikai Kogyo KK
Nippon Chutetsukan KK
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Abstract

【課題】切断等による製品歩留りの低下を来すことなく、管軸方向の管厚を迅速に且つ精度良く測定することのできる管厚測定装置を提供する。
【解決手段】本発明の管厚測定装置は、2本のアーム8,9が外側に向かって山形状に連結され、その連結部に測定対象管22の内面と接触する車輪10が設けられた接触枝腕4を円周方向に3組以上有する接触探索子3が1本のシャフト5に間隔を置いて2基設置された内径測定器本体2と、この内径測定器本体2の測定対象管内における位置を検出する位置検出手段16,18と、前記内径測定器本体2による測定データ並びに前記位置検出手段16,18による測定データに基づいて測定対象管の管軸方向の管厚を求める演算手段19と、を具備した管厚測定装置であって、接触枝腕4は接触探索子3の外側に向かって伸縮可能であり、この接触枝腕の伸縮量に基づいて測定対象管の内径を測定する。
【選択図】      図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠心鋳造管、鋼管、ポリエチレン管及びレジンコンクリート管等の管軸方向の管厚を測定する装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ダクタイル鋳鉄管等の遠心鋳造管を製造する遠心鋳造設備は、その軸芯を回転軸として回転する金型と、この金型を搭載する鋳造台車と、金型内に溶湯を供給する鋳込み用取鍋と、鋳込み用取鍋から供給される溶湯を金型内に中継注湯する注湯用樋とを備えており、回転している金型内の奥まで挿入された注湯用樋先端から溶湯を注湯しながら金型を鋳造台車と共に鋳込み用取鍋の反対側に移動させることにより、注湯した溶湯を順次凝固させて、溶湯から直接遠心鋳造管を製造している。
【0003】
鋳込み用取鍋は、傾動した時に鋳込み用取鍋内の溶湯表面積が略一定となるべく、その出湯口を通る縦断面形状が扇形となる、所謂「三角取鍋」が用いられており、傾動速度を一定にすることにより鋳込み用取鍋からの溶湯注湯量がほぼ一定に制御されている。そして、金型を、鋳込み開始時期及び鋳込み終了時期を除いて一定速度で移動させることにより、金型内各部位に一定量の溶湯が供給され、製造される遠心鋳造管の管厚が管軸方向で所定値に制御されるようになっている。
【0004】
しかしながら、鋳込み開始の段階と鋳込み終了の段階とでは溶湯温度に差が生じ、この温度差が大きい場合には、注湯用樋上の湯流れに差が生じ、溶湯供給量が一定にならず、鋳造される遠心鋳造管の管軸方向の管厚に差が生ずることがある。管厚のばらつきが規格内であれば問題はないが、規格範囲を越えた場合には屑化して再溶解せざるを得ない。これを防止するためには、鋳造された遠心鋳造管の管軸方向の管厚分布を調査し、調査結果を鋳造条件にフィードバックして管厚を規格内に維持させることが必要になる。
【0005】
従来、遠心鋳造管の管軸方向の管厚分布を測定する方法としては、遠心鋳造管を管軸方向で幾つかに切断し、その断面における管厚をノギス等により測定する方法や、超音波パルスを遠心鋳造管に入射させ、その反射エコーから測定する方法、又は、遠心鋳造管に放射線を透過させ、放射線の減衰量から測定する方法が行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、遠心鋳造管を切断する方法では、切断された遠心鋳造管は屑化せざるを得ず、製品歩留まりの低下を招く。又、硬度の高い遠心鋳造管を切断しなければならず、切断時間や切断装置を含めて作業負荷が極めて大きい。超音波パルスを用いた方法では、遠心鋳造管の表面が曲面形状で且つ平滑ではないために、遠心鋳造管と超音波発信器との間に液体を介在させて超音波パルスを入射させなければならず、精度良く測定するためには測定に長時間が費やされる。又、放射線を用いた方法では測定時間は短いものの、放射性物質の取り扱いには安全衛生上の制約が多く、実用的ではない。
【0007】
このように、従来の管軸方向の管厚測定方法は、測定に長時間を要したり、製品歩留まりの低下を来したりして、製造コストを上昇させる要因になっていた。又、鋼管、ポリエチレン管、及びレジンコンクリート管等の場合にも管軸方向の管厚を測定する際には、遠心鋳造管と同様の問題があり、簡便で且つ精度良く管軸方向の管厚を測定する手段が切望されていた。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、製品歩留まりの低下を来すことなく、遠心鋳造管やポリエチレン管及びレジンコンクリート管等の管軸方向の管厚を迅速に且つ精度良く測定することのできる管厚測定装置及び管厚測定方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた。その結果、遠心鋳造管は金型を用いた遠心鋳造方式により製造されていることから、遠心鋳造管の断面形状が真円に近い同心円であり、且つ、管軸方向の外径が一定しているため、遠心鋳造管の内径を管軸方向で連続して測定することで、管軸方向の管厚の変化を精度良く測定できるとの知見を得た。又、鋼管やポリエチレン管及びレジンコンクリート管も断面形状が真円に近い同心円であり、且つ、管軸方向の外径が一定しているため、遠心鋳造管と同様に、内径を管軸方向で連続して測定することで、管軸方向の管厚の変化を精度良く測定できるとの知見を得た。
【0010】
本発明は上記知見に基づきなされたもので、第1の発明に係る管厚測定装置は、2本のアームが外側に向かって山形状に連結され、その連結部に測定対象管の内面と接触する車輪が設けられた接触枝腕を円周方向に3組以上有する接触探索子が1本のシャフトに間隔を置いて2基設置された内径測定器本体と、この内径測定器本体の測定対象管内における位置を検出する位置検出手段と、前記内径測定器本体による測定データ並びに前記位置検出手段による測定データに基づいて測定対象管の管軸方向の管厚を求める演算手段と、を具備した管厚測定装置であって、前記接触枝腕は前記接触探索子の外側に向かって伸縮可能であり、この接触枝腕の伸縮量に基づいて測定対象管の内径を測定することを特徴とするものである。
【0011】
第2の発明に係る管厚測定装置は、第1の発明において、前記接触枝腕は、前記シャフトに固定されて取り付けられた第1アームコネクターと、前記シャフトに摺動可能に取り付けられた第2アームコネクターと、第1アームコネクターにその一端が軸支された第1アームと、第2アームコネクターにその一端が軸支された第2アームと、第1アームの他端と第2アームの他端とが連結される位置に設置された車輪と、から構成され、前記接触探索子には、第2アームコネクターを常に第1アームコネクター側に移動させるように第2アームコネクターにその力が作用するバネが設置され、前記内径測定器本体には、第2アームコネクターの摺動量を検出する変位計が設置されており、前記車輪の測定対象管内径方向の位置変動によって生ずる第2アームコネクターの摺動量から測定対象管の内径を測定することを特徴とするものである。
【0012】
第3の発明に係る管厚測定装置は、第1又は第2の発明において、前記測定対象管が、遠心鋳造設備により製造された遠心鋳造管であることを特徴とするものである。
【0013】
第4の発明に係る管厚測定方法は、外側に向かって伸縮可能な接触枝腕を円周方向に3組以上有する接触探索子が管軸方向に2基設置された内径測定器本体を測定対象管の内部で移動させ、測定対象管の内面と接触しながら移動する接触枝腕の伸縮量に基づいて測定対象管の管軸方向の内径を測定し、この内径測定値と別途入力した測定対象管の外径値とから、測定対象管の管軸方向の管厚を求めることを特徴とするものである。
【0014】
第5の発明に係る管厚測定方法は、第4の発明において、前記測定対象管が、遠心鋳造設備により製造された遠心鋳造管であることを特徴とするものである。
【0015】
上記構成の本発明に係る管厚測定装置及び管厚測定方法によれば、管軸方向の内径を測定するだけで、遠心鋳造管やポリエチレン管等の測定対象管の管軸方向の管厚分布を精度良く且つ迅速に測定することが可能となる。そして、非破壊検査であるために製品歩留まりの低下を来すこともない。
【0016】
又、本発明に係る内径測定器本体には、測定対象管の内面と接触しつつ移動する接触探索子が管軸方向に間隔を置いて2基設置されているので、内径測定器本体の軸芯と測定対象管の軸芯とを常に一致させることができるため、接触探索子に設置された接触枝腕は常に測定対象管に対して垂直に接触する状態が保たれ、遠心鋳造管等の測定対象管の内径測定精度が向上し且つ維持される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1〜図3は、本発明の実施の形態を示す図であって、図1は、本発明に係る管厚測定装置の全体構成を示す概略図、図2は、図1に示す内径測定器本体の概略図、図3は、図2の側面図である。尚、ここでは、遠心鋳造管を測定対象管とした例で説明する。
【0018】
図1〜図3に示すように、本発明に係る管厚測定装置は、遠心鋳造管22の内径を測定する内径測定器1と、この内径測定器1の主たる構成部位である内径測定器本体2の、遠心鋳造管22内における位置を検出する位置検出手段として設置されたリニアエンコーダー16と、内径測定器1による遠心鋳造管22の内径測定データ並びにリニアエンコーダー16による内径測定器本体2の位置測定データに基づいて、遠心鋳造管22の管軸方向の管厚を算出する演算手段として設置された演算装置19との、大別して3つの部分から構成されている。
【0019】
内径測定器1は、遠心鋳造管22の内面に接触して遠心鋳造管22の内径に関するデータを採取する内径測定器本体2と、内径測定器本体2を遠心鋳造管22内で移動させるための原動機20と、内径測定器本体2と原動機20とを連結する駆動用軸15と、内径測定器本体2と駆動用軸15とを連結する連結部14と、原動機20により作動して駆動用軸15を直接駆動させる駆動用ローラー21と、内径測定器本体2で採取したデータを入力して内径に換算する変換器13とから構成されている。変換器13の出力信号即ち内径測定値は、演算装置19に入力されている。ここで、連結部14は、内径測定器本体2の軸芯と駆動用軸15の軸芯とが合致しなくても連結可能な構造になっている。尚、原動機20及び駆動用ローラー21は必ずしも必要ではなく、操作員が駆動用軸15を持って人力により内径測定器本体2を移動させてもよい。又、駆動用ローラー21の替わりに牽引用のロープ及びワイヤー等を用いてもよい。
【0020】
内径測定器本体2は、その軸芯に設置されたシャフト5と、このシャフト5に間隔を置いて設置された2基の接触探索子3,3と、シャフト5に固定した設置された変位計12とから構成されている。変位計12による測定データは、ケーブル23を介して前述の変換器13に入力されている。
【0021】
接触探索子3は、図3に示すようにシャフト5の円周方向等間隔に設置された3組の接触枝腕4と、接触枝腕4が常に外側に向かって伸びるようにその力が働く収縮バネ11とから構成されている。本実施の形態では、接触枝腕4をシャフト5の円周方向で120度の等間隔に3組設置しているが、3組に限るわけではなく、隣り合う接触枝腕4との円周方向の間隔が180度以上でない条件であるならば、3組以上の幾つであってもよい。但し、遠心鋳造管22の断面形状は真円に近い同心円であるため、接触枝腕4が3組でもシャフト5の軸芯は遠心鋳造管22の軸芯に合致し、十分精度良く内径を測定することができる。又、接触枝腕4を数多く設置すると、装置が複雑化して製造費が上昇するが、3組の場合にはこのようなことはない。尚、隣り合う接触枝腕4との円周方向の間隔が180度以上の場合には、内径測定器本体2の軸芯と遠心鋳造管22の軸芯とが一致しなくなるために好ましくない。
【0022】
接触枝腕4は、シャフト5に固定されて取り付けられた第1アームコネクター6と、シャフト5に摺動可能に取り付けられた第2アームコネクター7と、第1アームコネクター6にその一端が軸支された第1アーム8と、第2アームコネクター7にその一端が軸支された第2アーム9と、第1アーム8の他端と第2アーム9の他端とが連結される位置に設置された車輪10とから構成されている。
【0023】
前述した収縮バネ11は、第1アームコネクター6と第2アームコネクター7とに連結されており、摺動可能な第2アームコネクター7を常に第1アームコネクター6側に引っ張るようにその力が作用している。即ち、第1アーム8と第2アーム9とが外側に向かって山形状に連結され、その連結部に車輪10が設けられた接触枝腕4が常に外側に向かって伸びるように収縮バネ11の力が作用するため、接触枝腕4の先端に設置された車輪10が常に遠心鋳造管22の内面に接触した状態を維持することができる。
【0024】
尚、本実施の形態では収縮バネ11を用いているが、第2アームコネクター7の外側に反撥バネを設け、第2アームコネクター7を常に第1アームコネクター6側に押し付けるようにしてもよい。但し、反撥バネの場合には、収縮バネ11の場合に比べて接触探索子3の管軸方向長さが長くなり、内径測定器本体2の遠心鋳造管22への一方向からの挿入のみでは管厚を測定できない範囲が長くなるため、収縮バネ11を用いることが好ましい。
【0025】
遠心鋳造管22の内面に接触する車輪10とシャフト5の軸芯との距離が、遠心鋳造管22の管厚の変化により変動すると、接触枝腕4は外側又は内側に伸縮し、この伸縮により第2アームコネクター7がシャフト5を管軸方向に摺動する。前述した変位計12は、この第2アームコネクター7の管軸方向の摺動量を測定している。このように、第2アームコネクター7の管軸方向の摺動量を変位計12により測定し、変換器13によって管軸方向の摺動量を内径方向の変位量に変換することで、遠心鋳造管22の内径を測定することができる。第2アームコネクター7の摺動量の測定は、片方の接触探索子3の第2アームコネクター7のみでよい。
【0026】
ここで、第2アームコネクター7の管軸方向の摺動量を内径方向の変位量へ変換する方法は、次のようにして行うことができる。
【0027】
即ち、図4にアームの移動状況を概念的に示すように、遠心鋳造管22の内径がhだけ減少すると、アームの支点Aはfだけ移動する。ここで、支点Aを固定して考えると、図5に示すアームの移動状況模式図のように、点Oを中心として点Cがhだけ下がったときの水平方向移動量fを求めることになる。
【0028】
図4及び図5において、H:基準内径でのアーム高さ、h:アーム高さの変化量、L:アーム長さ、f:アームのスライド量とし、更に、図5におけるアームの端部点Cの水平方向位置をxとすると、下記の(1)式及び(2)式が得られる。ここでhは、基準内径に対して内径が小さくなる場合に負の数値、大きくなる場合に正の数値である。
【0029】
【数1】
Figure 2004012366
【0030】
【数2】
Figure 2004012366
【0031】
(1)式のxを(2)式に代入した下記の(3)式により、fを求めることができる。但し、実際には片側のアーム(第1アーム8)を固定しているので、第2アーム9のスライド量即ち第2アームコネクター7の摺動量は2fとなる。
【0032】
【数3】
Figure 2004012366
【0033】
変位計12は(3)式によるスライド量fの二倍の値を測定しているので、測定した摺動量に1/2を乗算した数値をfとして(3)式に代入することで、変化量h即ち基準内径に対する実際の内径の変化量を求めることができる。
【0034】
連結部14には、リニアエンコーダー16から伸びるワイヤー17が取り付けられており、内径測定器本体2の移動に伴って生ずるワイヤー17の送り出し量の変化に基づくリニアエンコーダー16の測定データが変換器18に入力され、変換器18ではリニアエンコーダー16の測定データが遠心鋳造管22における内径測定器本体2の位置に換算される。変換器18の出力信号即ち内径測定器本体2の位置測定値は、演算装置19に入力されている。尚、図1では、変換器13、変換器18、演算装置19がそれぞれ独立しているが、これらをまとめて1つの装置としてもよい。
【0035】
このように構成される管厚測定装置により遠心鋳造管22の管軸方向の管厚を測定するに際しては、内径測定器本体2を遠心鋳造管22の内部に挿入し、この内径測定器本体2を適宜の速度で遠心鋳造管22の内部で移動させ、変位計12により第2アームコネクター7の摺動量を連続的又は断続的に測定し、この測定データに基づき変換器13により遠心鋳造管22の管軸方向各位置での内径を求める。同時に、リニアエンコーダー16及び変換器18により、遠心鋳造管22の管軸方向での内径測定位置を測定する。これらの測定データは演算装置19に送信される。一方、演算装置19には遠心鋳造管22の外径値を予め入力しておく。
【0036】
演算装置19は、送信された内径測定値に基づき、下記の(4)式により管厚を算出する。この場合、遠心鋳造管22の外径値は、製品規格の一定値として入力しても、又、遠心鋳造管22の外径をノギス等の測定器により測定し、その測定値を入力してもよい。遠心鋳造管22の管軸方向に或る間隔で外径を実測し、実測しない範囲は両側の実測値から類推した数値(例えば2点間を直線で結んで各測定位置の外径を求める)を外径値として入力することで、より正確に管軸方向の管厚分布を測定することができる。
【0037】
【数4】
Figure 2004012366
【0038】
このように、本発明に係る管厚測定装置によれば、切断等による製品歩留まりの低下を来すことなく、遠心鋳造管22の管軸方向の管厚分布を精度良く且つ迅速に測定することが可能となる。又、本発明に係る内径測定器本体2には、遠心鋳造管22の内面と接触しつつ移動する接触探索子3が管軸方向に間隔を置いて2基設置されているので、内径測定器本体2の軸芯と遠心鋳造管22の軸芯とを常に一致させることができるため、接触枝腕4が常に遠心鋳造管22に対して垂直に接触する状態が保たれ、測定精度が向上し且つ維持される。
【0039】
尚、上記説明では、測定対象管として遠心鋳造管22の例で説明したが、本発明に係る管厚測定装置は遠心鋳造管用に限るわけではなく、遠心鋳造管以外にも鋼管、ポリエチレン管、レジンコンクリート管等を測定対象管とすることができる。この場合、前述した遠心鋳造管22の場合と全く同一方法によって、これらの管軸方向の管厚を測定することができる。
【0040】
【実施例】
遠心鋳造された長さ5mの鋳鉄管を用いて、本発明に係る管厚測定装置により管軸方向の管厚を測定した。鋳鉄管形状の規格値は、外径が169±1.5mm、管厚が7.5mm(但し最低6.5mm)である。鋳鉄管内に内径測定器本体を挿入し、0.1m/秒の速度で移動させながら、10mm間隔で内径を測定した。この場合、再現性を確認するために同一鋳鉄管を繰り返し測定した。又、管端ではノギスにより管厚を実測し、本発明に係る管厚測定装置による測定値と対比した。鋳鉄管の外径をノギスにより測定し、この測定値を外径値として演算装置に入力した。演算装置としては市販のパソコンを用いた。
【0041】
その結果、本発明に係る管厚測定装置の繰り返し再現性は0.2mm(3σ)であり、周方向に測定位置をずらしても同程度のばらつきに収まっていた。又、管端部におけるノギスによる管厚実測値と本発明に係る管厚測定装置による測定値との差は±0.2mm以内に収まっていた。従って、鋳鉄管を切断して対比していないものの、鋳鉄管の中央部も精度良く測定することができたと推定された。このように、本発明に係る管厚測定装置により極めて精度良く且つ迅速に管軸方向の管厚を測定できることが分かった。
【0042】
鋳鉄管の管軸方向の管厚分布は、鋳造の開始側である「受け口」側から徐々に薄くなり、最後の「押し湯」により挿し口側の管端部が一転して厚くなっていることが確認された。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る管厚測定装置によれば、切断等による製品歩留まりの低下を来すことなく、遠心鋳造管やポリエチレン管等の測定対象管の管軸方向の管厚分布を精度良く且つ迅速に測定することが可能となる。又、本発明に係る内径測定器本体には、測定対象管の内面と接触しつつ移動する接触探索子が管軸方向に間隔を置いて2基設置されているので、内径測定器本体の軸芯と測定対象管の軸芯とを常に一致させることができるため、接触探索子に設置された接触枝腕は常に測定対象管に対して垂直に接触する状態が保たれ、内径測定精度が向上し且つ維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す図であって、本発明に係る管厚測定装置の全体構成を示す概略図である。
【図2】図1に示す内径測定器本体の概略図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】アームの移動状況を概念的に示す図である。
【図5】アームの移動状況を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 内径測定器
2 内径測定器本体
3 接触探索子
4 接触枝腕
5 シャフト
6 第1アームコネクター
7 第2アームコネクター
8 第1アーム
9 第2アーム
10 車輪
11 収縮バネ
12 変位計
13 変換器
14 連結部
15 駆動用軸
16 リニアエンコーダー
17 ワイヤー
18 変換器
19 演算装置
20 原動機
21 駆動用ローラー
22 遠心鋳造管
23 ケーブル

Claims (5)

  1. 2本のアームが外側に向かって山形状に連結され、その連結部に測定対象管の内面と接触する車輪が設けられた接触枝腕を円周方向に3組以上有する接触探索子が1本のシャフトに間隔を置いて2基設置された内径測定器本体と、この内径測定器本体の測定対象管内における位置を検出する位置検出手段と、前記内径測定器本体による測定データ並びに前記位置検出手段による測定データに基づいて測定対象管の管軸方向の管厚を求める演算手段と、を具備した管厚測定装置であって、前記接触枝腕は前記接触探索子の外側に向かって伸縮可能であり、この接触枝腕の伸縮量に基づいて測定対象管の内径を測定することを特徴とする管厚測定装置。
  2. 前記接触枝腕は、前記シャフトに固定されて取り付けられた第1アームコネクターと、前記シャフトに摺動可能に取り付けられた第2アームコネクターと、第1アームコネクターにその一端が軸支された第1アームと、第2アームコネクターにその一端が軸支された第2アームと、第1アームの他端と第2アームの他端とが連結される位置に設置された車輪と、から構成され、前記接触探索子には、第2アームコネクターを常に第1アームコネクター側に移動させるように第2アームコネクターにその力が作用するバネが設置され、前記内径測定器本体には、第2アームコネクターの摺動量を検出する変位計が設置されており、前記車輪の測定対象管内径方向の位置変動によって生ずる第2アームコネクターの摺動量から測定対象管の内径を測定することを特徴とする、請求項1に記載の管厚測定装置。
  3. 前記測定対象管が、遠心鋳造設備により製造された遠心鋳造管であることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の管厚測定装置。
  4. 外側に向かって伸縮可能な接触枝腕を円周方向に3組以上有する接触探索子が管軸方向に2基設置された内径測定器本体を測定対象管の内部で移動させ、測定対象管の内面と接触しながら移動する接触枝腕の伸縮量に基づいて測定対象管の管軸方向の内径を測定し、この内径測定値と別途入力した測定対象管の外径値とから、測定対象管の管軸方向の管厚を求めることを特徴とする管厚測定方法。
  5. 前記測定対象管が、遠心鋳造設備により製造された遠心鋳造管であることを特徴とする、請求項4に記載の管厚測定方法。
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Cited By (12)

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