JP2004010963A - 高強度Ti合金およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】現在製造されているTi合金の80%を占めるTiー6Alー4V合金と同等以上の引張強さを有する高強度Ti合金およびこの合金をTiー6Alー4V合金よりはるかに安価に製造する方法を提供すること。
【解決手段】質量%で、Al:5.50〜7.00%、Fe:0.50〜4.00%、N:0.02〜0.10%およびO:0.05〜0.40%を含有し、更に必要に応じてC:0.40%以下、S:0.20%以下、REM:0.50%以下、Ni:1.0%以下、Cr:1.0%以下、Mo:1.0%以下、V:1.0%未満、Sn:1.0%以下、Zr:1.0%以下およびSi:0.40%以下のうちの1種または2種以上を含有し、かつFe+Ni+Cr+Mo+Vが4.0%以下を満足し、残部がTiおよび不可避不純物からなることを特徴とする高強度Ti合金。
【選択図】 なし
【解決手段】質量%で、Al:5.50〜7.00%、Fe:0.50〜4.00%、N:0.02〜0.10%およびO:0.05〜0.40%を含有し、更に必要に応じてC:0.40%以下、S:0.20%以下、REM:0.50%以下、Ni:1.0%以下、Cr:1.0%以下、Mo:1.0%以下、V:1.0%未満、Sn:1.0%以下、Zr:1.0%以下およびSi:0.40%以下のうちの1種または2種以上を含有し、かつFe+Ni+Cr+Mo+Vが4.0%以下を満足し、残部がTiおよび不可避不純物からなることを特徴とする高強度Ti合金。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高強度チタン合金およびその製造方法、詳細には低廉な高強度チタン合金およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
チタン合金は、軽く、比強度が高く、耐食性および耐熱性も優れていることから、航空機等の輸送機器の部材、ゴルフクラブヘッド、二輪車のコンロッド、自動車、小型船舶等に使用するボルト、ナット、継手部品等に使用されているが、高価であるためその用途が限定されていた。
しかし、このチタン合金は、比強度が高く、耐食性も優れていることから、安価になれば、低燃比化が要望されている自動車等の輸送機の部品および構造材料としての大きな需要があるため、低廉化が要求されていた。
【0003】
従来、高強度チタン合金としては、Tiー6Alー4V合金が知られており、その生産量はTi合金全体の生産量の約80%を占めている。しかし、このTiー6Alー4V合金は、価格が高く、また強度の点でも十分でないという欠点がある。
【0004】
また、Feを含有するチタン合金としては、V:2.0〜8.0重量%、Fe:0.5〜5.0重量%、Al:2.0〜7.0重量%およびO:0.1〜0.3重量%を含み、残部が実質的にTiからなる耐エロージョン性に優れたTi合金が知られている(特開平3─134124号)。
しかし、このチタン合金は、耐エロージョン性に優れたものであるが、V当量(V%+4.2Fe%)が実質的に5.50重量%以上のものであるため、β相が多く、高強度化を図るために熱処理が必要であるという欠点があった。また、Fe含有量が0.06%以下のスポンジチタンを使用して製造しているため、高価であるという欠点があった。
【0005】
また、Vの代わりにFeを含有させて低廉にしたチタン合金として、Al:5.5〜7.0重量%およびFe:0.5〜4.0重量%を含有し、必要に応じてCr,NiおよびOのうちの1種若しくは2種以上をCr:2.0重量%以下、Ni:2.0重量%以下、O:0.5重量%以下を含有し、残部がTiおよび不可避不純物からなるα+β型の高強度Ti合金が知られている(特開平4─358036号)。
しかし、このチタン合金は、Nが通常の不純物の範囲内の0.01重量%以下であるため、Nによる強度の向上が十分でなく、またFe含有量が0.06%以下のスポンジチタンを使用して製造しているため、高価であるという欠点があった。
【0006】
一方、低廉な低品位のスポンジチタンを使用したTi合金を製造する方法として、Al:5.00〜7.00重量%、V:1.00〜3.50重量%、Fe:0.40超え〜1.00重量%、O:0.20〜0.40重量%、C:0.05重量%以下、N:0.05重量%以下を含有し、V当量(V%+4.2Fe%)が3.00〜5.50重量%であり、残部が実質的にTiからなる高強度Ti合金の製造方法において、原料としてFeを0.10重量%以上含有するスポンジチタンを用いる低廉な高強度Ti合金の製造方法が知られている(特開2001─115221号。
しかし、このTi合金は、Vを1.00〜3.50重量%含有しており、またFeの含有量が多くないため、余り低廉にすることができなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、現在製造されているTi合金の80%を占めるTiー6Alー4V合金と同等以上の引張強さを有する高強度Ti合金及びこの合金をTiー6Alー4V合金よりはるかに安価に製造する方法を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本発明者達は、高強度Ti合金及びその製造方法について成分組成、原料等について種々研究していたところ、上記公知のTiー6Alー4V合金のVをFeに置換し、Nを適量含有させることにより強度を従来のTiー6Alー4V合金と同等以上にすることができること、Ti合金の原料であるスポンジチタンを製造する際、Feを約0.4重量%程度含有するスポンジチタンが約20%製造され、このスポンジチタンは、価格が不純物の少ないスポンジチタンの1/2程度であること、Feを多く含有するTi合金では、この安価なスポンジチタンを多く使用することができるとともに、合金原料としてステンレス鋼等の鉄合金スクラップを使用することができること等の知見を得た。本発明はこれらの知見に基づいてなされたものである。
【0009】
すなわち、本発明の高強度Ti合金においては、成分組成をAl:5.50〜7.00%、Fe:0.50〜4.00%、N:0.02〜0.10%およびO:0.05〜0.40%を含有し、更に必要に応じてC:0.40%以下、S:0.20%以下、REM:0.50%以下、Ni:1.0%以下、Cr:1.0%以下、Mo:1.0%以下、V:1.0%未満、Sn:1.0%以下、Zr:1.0%以下およびSi:0.40%以下のうちの1種または2種以上を含有し、かつFe+Ni+Cr+Mo+Vが4.0%以下を満足し、残部がTiおよび不可避不純物からなるものとすることである。
なお、%は、重量%と記載されているもの以外上記のとおり質量%である。
【0010】
また、本発明の高強度Ti合金の製造方法においては、Al:5.50〜7.00%、Fe:0.50〜4.00%、N:0.02〜0.10%およびO:0.05〜0.40%を含有し、更に必要に応じてC:0.40%以下、S:0.20%以下、REM:0.50%以下、Ni:1.0%以下、Cr:1.0%以下、Mo:1.0%以下、V:1.0%未満、Sn:1.0%以下、Zr:1.0%以下およびSi:0.40%以下のうちの1種または2種以上を含有し、かつFe+Ni+Cr+Mo+Vが4.0%以下を満足し、残部がTiおよび不可避不純物からなる高強度Ti合金の製造方法において、原料としてFeを0.40%以上含有するスポンジチタン(低品位スポンジチタン)、更に必要に応じて合金元素(必要な場合にはFe,Oを含む)、通常のスポンジチタン、ステンレス鋼等の鉄合金スクラップ、チタン合金スクラップ等の1種または2種以上を用いることである。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の高強度Ti合金およびその製造方法において、成分組成を上記のように特定している理由を説明する。
Al:5.50〜7.00%
Alは、主としてα相に固溶してα相を強化するので、そのために含有させる元素である。その効果を得るためには5.50%以上含有させる必要があり、また5.50%より低くなるとβ変態点が低くなるため、熱間加工により当軸状α+β組織を得ることが困難になるので、5.50%以上含有させる必要がある。しかし、7.00%を超えるとα2相(Ti3Al)が析出して延性を低下する場合があり、またα相の量が増加して熱間加工性を低下するので、その含有量を5.50〜7.00%とする。
【0012】
Fe:0.50〜4.00%
Feは、Vと同様にβ相を安定化し、かつコストも低下させるので、そのために含有させる元素である。それらの効果を得るためには0.50%以上含有させる必要があるが、4.00%を超えるとFeが偏析して製造性を害し、また熱処理により金属間化合物(TiFe)を形成して靱延性を低下させる場合があるので、その含有量を0.50〜4.00%とする。
【0013】
N:0.02〜0.10%
Nは、後述のOと同様にα相に固溶してα相を強化するので、そのために含有させる元素である。その効果を得るためには0.02%以上含有させる必要があるが、0.10%より多くなるとTiNのような介在物をつくり、低密度介在物として疲労破壊の起点となることで、疲労強度を低下させる場合があるので、その含有量を0.02〜0.10%とする。
【0014】
O:0.05〜0.50%
Oは、主としてα相に固溶してα相を強化するので、そのために含有させる元素である。その効果を得るためには0.05%以上含有させる必要があるが、0.50%を超えて含有させるとα相が増加して延性を低下するので、その含有量を0.05〜0.50%とする。
【0015】
C:0.40%以下
Cは、OおよびNと同様にα相を強化し、また後述のSと同時に含有させると切削性も改善するので、それらのために含有させる元素であるが、多くなり過ぎると炭化物を形成して熱間成形性を低下するので、上限を0.40%とする。
S:0.20%以下
Sは、切削性を改善するので、そのために添加させる元素であるが、多くなり過ぎると形成される介在物により熱間成形性を低下するので、上限を0.20%とする。
【0016】
REM:0.50%以下
REMは、切削性を改善する元素としてSと同時に含有させる元素であるが、多くなり過ぎると介在物により熱間成形性を低下させるので、上限を0.50%とする。
【0017】
Ni:1.0%以下、Cr:1.0%以下
NiおよびCrは、Feと同様にβ相を安定化し、熱間成形性、熱処理性を改善するので、Feの一部を置換してそれぞれ1.0%以下含有させることができるが、積極的に含有させる必要はない。ただ、Fe原料としてステンレス鋼スクラップを使用する場合に添加されることになる。
【0018】
V:1.0%未満
Vは、Fe、Cr等と同様にβ相を安定化し、熱間成形性、熱処理性を改善するので、Feの一部を置換して1.0%未満含有させることができるが、積極的に含有させる必要はない。ただ、Ti合金の主要な構成元素であるので、Ti合金スクラップを使用する場合に添加されることになる。
Mo:1.0%以下
Moは、Fe、Cr等と同様にβ相を安定化し、熱間成形性、熱処理性を改善するので、Feの一部を置換して1.0%以下含有させることができるが、積極的に含有させる必要はない。ただ、Ti合金の主要な構成元素であるので、Ti合金スクラップを使用する場合に添加されることになる。
【0019】
Sn:1.0%以下、Zr:1.0%以下
SnおよびZrは、α相およびβ相の両方を強化するので、Feの一部を置換してそれぞれ1.0%以下含有させることができるが、積極的に含有させる必要はない。ただ、Ti合金の主要な構成元素であるので、Ti合金スクラップを使用する場合に添加されることになる。
Si:0.40%以下
Siは、耐熱性改善するので、そのために含有させる元素であるが、多くなり過ぎるとシリサイドの析出によりクリープ強度を低下させるようになるので、上限を0.40%とする。
【0020】
Fe+Ni+Cr+Mo+V≦4.0%
上記のようにNi,Cr,MoおよびVは、Feと同様にβ相を安定化し、熱間成形性、熱処理性を改善する元素であるが、これらの元素の合計が多くなり過ぎると金属間化合物(TiFe,TiCr2等)が形成し、脆化する場合があるので、その上限を4.0%とする。
【0021】
次に、本発明の製造方法について説明する。
本発明の高強度Ti合金の製造方法は、Al:5.50〜7.00%、Fe:0.50〜4.00%、N:0.02〜0.10%およびO:0.05〜0.40%を含有し、更に必要に応じてC:0.40%以下、S:0.20%以下、REM:0.50%以下、Ni:1.0%以下、Cr:1.0%以下、Mo:1.0%以下、V:1.0%未満、Sn:1.0%以下、Zr:1.0%以下およびSi:0.40%以下のうちの1種または2種以上を含有し、かつFe+Ni+Cr+Mo+Vが4.0%以下を満足し、残部がTiおよび不可避不純物からなる高強度Ti合金の製造方法において、原料としてFeを0.40%以上含有するスポンジチタン(低品位スポンジチタン)を用いる方法であるが、原料として必要に応じて合金元素(必要な場合にはFe,Oを含む)、通常のスポンジチタン、ステンレス鋼等の鉄合金スクラップ、チタン合金スクラップ等の1種または2種以上を用いることができる。
【0022】
本発明の高強度Ti合金の製造方法において、原料としてFeを0.40%以上含有するスポンジチタンを用いるのは、本発明のTi合金がFeを0.50〜4.00%含有するものであるため、Feを0.40%以上含有するスポンジチタンを使用することができ、更にFeがスポンジチタンに分散しているため合金にする場合に偏析が少なくなるからである。また、Feを0.40%以上含有するスポンジチタンの価格がTi合金の製造に通常用いられているFeを0.06%程度含有するスポンジチタンの価格の1/2程度であって、安価であるからである。
【0023】
さらに、本発明の高強度Ti合金の製造方法において、原料としてFeを0.024%、Oを0.028%を含有する通常のスポンジチタンを使用する場合があるが、これは成分調整を適正にするためである。
また、ステンレス鋼等の鉄合金スクラップを使用する場合があるが、これはFe原料、必要な場合にはNi原料および/またはCr原料とするためである。
また、チタン合金スクラップを使用する場合があるが、これは主としてチタン原料とするためである。
【0024】
本発明の高強度Ti合金の原料を除く他の製造方法は、上記Tiー6Alー4V合金の製造方法と同じでもよく、さらに下記実施例に記載した方法と同じでもよく、また他の公知の方法でもよい。
【0025】
本発明の高強度Ti合金の用途は、吸気バルブ、コンロッド、排気系集合間等の自動車部品、ブレード、ディスク等の航空機部品、ゴルフクラブヘッド、時計および眼鏡フレーム等の各種民生品、生体用部材、軽量かつ高強度を必要とする各種部材等である。
【0026】
【実施例】
Feを0.580%、Oを0.076%を含有するスポンジチタン(低品位スポンジチタン)、合金原料(Alペレット)、TiO2(酸素含有量調整用)、電解鉄(Fe含有量を調整するため))、Feを0.024%、Oを0.028%を含有する少量のスポンジチタン(通常のスポンジチタン)、ステンレス鋼スクラップおよびTi合金スクラップを下記表1に示すように用い、また炉内のN2濃度を調整することでN含有量を調整して下記表1に示すような本発明例及び比較例の成分組成になるようにし、プラズマスカル炉で溶解・鋳造し、直径100mmの5kgのインゴットを製造した。このインゴットを分塊鍛造し、ビレットを手入れ後α+β域の940℃での鍛伸により直径20mmの棒材を製造した。
【0027】
これらの棒材を750℃×2時間の焼鈍をした後平均直径6mmのJIS14A号の引張試験片を採取し、引張試験をし、その結果を下記表2に示す。
これらの実施例における原料費は、スポンジチタンの全量をFeを0、024%、Oを0.028%を含有する通常のスポンジチタンを用いた比較例のものの約60%であった。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
これらの結果によると、6Alー4VーTi合金に相当する比較例は、引張強さが970MPa、0.2%耐力が870MPa、伸びが18%および絞りが37%であった。
これに対して、本発明例は、引張強さが1042〜1262MPa、0.2%耐力が938〜1140MPa、伸びが11〜20%および絞りが26〜45%であった。また、本発明例のうち伸びが比較例のもの(18%)と同等以上のものでは、引張強さが1042〜1132MPa、0.2%耐力が938〜1021MPaで、比較例のものの1.07倍以上、1.08倍以上であった。
【0031】
【効果】
本発明の高強度Ti合金およびその製造方法は、上記構成にしたことにより次のような優れた効果を奏する。
高強度Ti合金においては、従来から多く製造されている6Alー4VーTi合金より優れた引張強さを有するものとなる。
また、その製造方法においては、原料の価格が従来から多く製造されている6Alー4VーTi合金のものと比較して約60%になるため、引張強さが同等以上の高強度Ti合金を安価に製造することができる。
【発明の属する技術分野】
本発明は、高強度チタン合金およびその製造方法、詳細には低廉な高強度チタン合金およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
チタン合金は、軽く、比強度が高く、耐食性および耐熱性も優れていることから、航空機等の輸送機器の部材、ゴルフクラブヘッド、二輪車のコンロッド、自動車、小型船舶等に使用するボルト、ナット、継手部品等に使用されているが、高価であるためその用途が限定されていた。
しかし、このチタン合金は、比強度が高く、耐食性も優れていることから、安価になれば、低燃比化が要望されている自動車等の輸送機の部品および構造材料としての大きな需要があるため、低廉化が要求されていた。
【0003】
従来、高強度チタン合金としては、Tiー6Alー4V合金が知られており、その生産量はTi合金全体の生産量の約80%を占めている。しかし、このTiー6Alー4V合金は、価格が高く、また強度の点でも十分でないという欠点がある。
【0004】
また、Feを含有するチタン合金としては、V:2.0〜8.0重量%、Fe:0.5〜5.0重量%、Al:2.0〜7.0重量%およびO:0.1〜0.3重量%を含み、残部が実質的にTiからなる耐エロージョン性に優れたTi合金が知られている(特開平3─134124号)。
しかし、このチタン合金は、耐エロージョン性に優れたものであるが、V当量(V%+4.2Fe%)が実質的に5.50重量%以上のものであるため、β相が多く、高強度化を図るために熱処理が必要であるという欠点があった。また、Fe含有量が0.06%以下のスポンジチタンを使用して製造しているため、高価であるという欠点があった。
【0005】
また、Vの代わりにFeを含有させて低廉にしたチタン合金として、Al:5.5〜7.0重量%およびFe:0.5〜4.0重量%を含有し、必要に応じてCr,NiおよびOのうちの1種若しくは2種以上をCr:2.0重量%以下、Ni:2.0重量%以下、O:0.5重量%以下を含有し、残部がTiおよび不可避不純物からなるα+β型の高強度Ti合金が知られている(特開平4─358036号)。
しかし、このチタン合金は、Nが通常の不純物の範囲内の0.01重量%以下であるため、Nによる強度の向上が十分でなく、またFe含有量が0.06%以下のスポンジチタンを使用して製造しているため、高価であるという欠点があった。
【0006】
一方、低廉な低品位のスポンジチタンを使用したTi合金を製造する方法として、Al:5.00〜7.00重量%、V:1.00〜3.50重量%、Fe:0.40超え〜1.00重量%、O:0.20〜0.40重量%、C:0.05重量%以下、N:0.05重量%以下を含有し、V当量(V%+4.2Fe%)が3.00〜5.50重量%であり、残部が実質的にTiからなる高強度Ti合金の製造方法において、原料としてFeを0.10重量%以上含有するスポンジチタンを用いる低廉な高強度Ti合金の製造方法が知られている(特開2001─115221号。
しかし、このTi合金は、Vを1.00〜3.50重量%含有しており、またFeの含有量が多くないため、余り低廉にすることができなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、現在製造されているTi合金の80%を占めるTiー6Alー4V合金と同等以上の引張強さを有する高強度Ti合金及びこの合金をTiー6Alー4V合金よりはるかに安価に製造する方法を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本発明者達は、高強度Ti合金及びその製造方法について成分組成、原料等について種々研究していたところ、上記公知のTiー6Alー4V合金のVをFeに置換し、Nを適量含有させることにより強度を従来のTiー6Alー4V合金と同等以上にすることができること、Ti合金の原料であるスポンジチタンを製造する際、Feを約0.4重量%程度含有するスポンジチタンが約20%製造され、このスポンジチタンは、価格が不純物の少ないスポンジチタンの1/2程度であること、Feを多く含有するTi合金では、この安価なスポンジチタンを多く使用することができるとともに、合金原料としてステンレス鋼等の鉄合金スクラップを使用することができること等の知見を得た。本発明はこれらの知見に基づいてなされたものである。
【0009】
すなわち、本発明の高強度Ti合金においては、成分組成をAl:5.50〜7.00%、Fe:0.50〜4.00%、N:0.02〜0.10%およびO:0.05〜0.40%を含有し、更に必要に応じてC:0.40%以下、S:0.20%以下、REM:0.50%以下、Ni:1.0%以下、Cr:1.0%以下、Mo:1.0%以下、V:1.0%未満、Sn:1.0%以下、Zr:1.0%以下およびSi:0.40%以下のうちの1種または2種以上を含有し、かつFe+Ni+Cr+Mo+Vが4.0%以下を満足し、残部がTiおよび不可避不純物からなるものとすることである。
なお、%は、重量%と記載されているもの以外上記のとおり質量%である。
【0010】
また、本発明の高強度Ti合金の製造方法においては、Al:5.50〜7.00%、Fe:0.50〜4.00%、N:0.02〜0.10%およびO:0.05〜0.40%を含有し、更に必要に応じてC:0.40%以下、S:0.20%以下、REM:0.50%以下、Ni:1.0%以下、Cr:1.0%以下、Mo:1.0%以下、V:1.0%未満、Sn:1.0%以下、Zr:1.0%以下およびSi:0.40%以下のうちの1種または2種以上を含有し、かつFe+Ni+Cr+Mo+Vが4.0%以下を満足し、残部がTiおよび不可避不純物からなる高強度Ti合金の製造方法において、原料としてFeを0.40%以上含有するスポンジチタン(低品位スポンジチタン)、更に必要に応じて合金元素(必要な場合にはFe,Oを含む)、通常のスポンジチタン、ステンレス鋼等の鉄合金スクラップ、チタン合金スクラップ等の1種または2種以上を用いることである。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の高強度Ti合金およびその製造方法において、成分組成を上記のように特定している理由を説明する。
Al:5.50〜7.00%
Alは、主としてα相に固溶してα相を強化するので、そのために含有させる元素である。その効果を得るためには5.50%以上含有させる必要があり、また5.50%より低くなるとβ変態点が低くなるため、熱間加工により当軸状α+β組織を得ることが困難になるので、5.50%以上含有させる必要がある。しかし、7.00%を超えるとα2相(Ti3Al)が析出して延性を低下する場合があり、またα相の量が増加して熱間加工性を低下するので、その含有量を5.50〜7.00%とする。
【0012】
Fe:0.50〜4.00%
Feは、Vと同様にβ相を安定化し、かつコストも低下させるので、そのために含有させる元素である。それらの効果を得るためには0.50%以上含有させる必要があるが、4.00%を超えるとFeが偏析して製造性を害し、また熱処理により金属間化合物(TiFe)を形成して靱延性を低下させる場合があるので、その含有量を0.50〜4.00%とする。
【0013】
N:0.02〜0.10%
Nは、後述のOと同様にα相に固溶してα相を強化するので、そのために含有させる元素である。その効果を得るためには0.02%以上含有させる必要があるが、0.10%より多くなるとTiNのような介在物をつくり、低密度介在物として疲労破壊の起点となることで、疲労強度を低下させる場合があるので、その含有量を0.02〜0.10%とする。
【0014】
O:0.05〜0.50%
Oは、主としてα相に固溶してα相を強化するので、そのために含有させる元素である。その効果を得るためには0.05%以上含有させる必要があるが、0.50%を超えて含有させるとα相が増加して延性を低下するので、その含有量を0.05〜0.50%とする。
【0015】
C:0.40%以下
Cは、OおよびNと同様にα相を強化し、また後述のSと同時に含有させると切削性も改善するので、それらのために含有させる元素であるが、多くなり過ぎると炭化物を形成して熱間成形性を低下するので、上限を0.40%とする。
S:0.20%以下
Sは、切削性を改善するので、そのために添加させる元素であるが、多くなり過ぎると形成される介在物により熱間成形性を低下するので、上限を0.20%とする。
【0016】
REM:0.50%以下
REMは、切削性を改善する元素としてSと同時に含有させる元素であるが、多くなり過ぎると介在物により熱間成形性を低下させるので、上限を0.50%とする。
【0017】
Ni:1.0%以下、Cr:1.0%以下
NiおよびCrは、Feと同様にβ相を安定化し、熱間成形性、熱処理性を改善するので、Feの一部を置換してそれぞれ1.0%以下含有させることができるが、積極的に含有させる必要はない。ただ、Fe原料としてステンレス鋼スクラップを使用する場合に添加されることになる。
【0018】
V:1.0%未満
Vは、Fe、Cr等と同様にβ相を安定化し、熱間成形性、熱処理性を改善するので、Feの一部を置換して1.0%未満含有させることができるが、積極的に含有させる必要はない。ただ、Ti合金の主要な構成元素であるので、Ti合金スクラップを使用する場合に添加されることになる。
Mo:1.0%以下
Moは、Fe、Cr等と同様にβ相を安定化し、熱間成形性、熱処理性を改善するので、Feの一部を置換して1.0%以下含有させることができるが、積極的に含有させる必要はない。ただ、Ti合金の主要な構成元素であるので、Ti合金スクラップを使用する場合に添加されることになる。
【0019】
Sn:1.0%以下、Zr:1.0%以下
SnおよびZrは、α相およびβ相の両方を強化するので、Feの一部を置換してそれぞれ1.0%以下含有させることができるが、積極的に含有させる必要はない。ただ、Ti合金の主要な構成元素であるので、Ti合金スクラップを使用する場合に添加されることになる。
Si:0.40%以下
Siは、耐熱性改善するので、そのために含有させる元素であるが、多くなり過ぎるとシリサイドの析出によりクリープ強度を低下させるようになるので、上限を0.40%とする。
【0020】
Fe+Ni+Cr+Mo+V≦4.0%
上記のようにNi,Cr,MoおよびVは、Feと同様にβ相を安定化し、熱間成形性、熱処理性を改善する元素であるが、これらの元素の合計が多くなり過ぎると金属間化合物(TiFe,TiCr2等)が形成し、脆化する場合があるので、その上限を4.0%とする。
【0021】
次に、本発明の製造方法について説明する。
本発明の高強度Ti合金の製造方法は、Al:5.50〜7.00%、Fe:0.50〜4.00%、N:0.02〜0.10%およびO:0.05〜0.40%を含有し、更に必要に応じてC:0.40%以下、S:0.20%以下、REM:0.50%以下、Ni:1.0%以下、Cr:1.0%以下、Mo:1.0%以下、V:1.0%未満、Sn:1.0%以下、Zr:1.0%以下およびSi:0.40%以下のうちの1種または2種以上を含有し、かつFe+Ni+Cr+Mo+Vが4.0%以下を満足し、残部がTiおよび不可避不純物からなる高強度Ti合金の製造方法において、原料としてFeを0.40%以上含有するスポンジチタン(低品位スポンジチタン)を用いる方法であるが、原料として必要に応じて合金元素(必要な場合にはFe,Oを含む)、通常のスポンジチタン、ステンレス鋼等の鉄合金スクラップ、チタン合金スクラップ等の1種または2種以上を用いることができる。
【0022】
本発明の高強度Ti合金の製造方法において、原料としてFeを0.40%以上含有するスポンジチタンを用いるのは、本発明のTi合金がFeを0.50〜4.00%含有するものであるため、Feを0.40%以上含有するスポンジチタンを使用することができ、更にFeがスポンジチタンに分散しているため合金にする場合に偏析が少なくなるからである。また、Feを0.40%以上含有するスポンジチタンの価格がTi合金の製造に通常用いられているFeを0.06%程度含有するスポンジチタンの価格の1/2程度であって、安価であるからである。
【0023】
さらに、本発明の高強度Ti合金の製造方法において、原料としてFeを0.024%、Oを0.028%を含有する通常のスポンジチタンを使用する場合があるが、これは成分調整を適正にするためである。
また、ステンレス鋼等の鉄合金スクラップを使用する場合があるが、これはFe原料、必要な場合にはNi原料および/またはCr原料とするためである。
また、チタン合金スクラップを使用する場合があるが、これは主としてチタン原料とするためである。
【0024】
本発明の高強度Ti合金の原料を除く他の製造方法は、上記Tiー6Alー4V合金の製造方法と同じでもよく、さらに下記実施例に記載した方法と同じでもよく、また他の公知の方法でもよい。
【0025】
本発明の高強度Ti合金の用途は、吸気バルブ、コンロッド、排気系集合間等の自動車部品、ブレード、ディスク等の航空機部品、ゴルフクラブヘッド、時計および眼鏡フレーム等の各種民生品、生体用部材、軽量かつ高強度を必要とする各種部材等である。
【0026】
【実施例】
Feを0.580%、Oを0.076%を含有するスポンジチタン(低品位スポンジチタン)、合金原料(Alペレット)、TiO2(酸素含有量調整用)、電解鉄(Fe含有量を調整するため))、Feを0.024%、Oを0.028%を含有する少量のスポンジチタン(通常のスポンジチタン)、ステンレス鋼スクラップおよびTi合金スクラップを下記表1に示すように用い、また炉内のN2濃度を調整することでN含有量を調整して下記表1に示すような本発明例及び比較例の成分組成になるようにし、プラズマスカル炉で溶解・鋳造し、直径100mmの5kgのインゴットを製造した。このインゴットを分塊鍛造し、ビレットを手入れ後α+β域の940℃での鍛伸により直径20mmの棒材を製造した。
【0027】
これらの棒材を750℃×2時間の焼鈍をした後平均直径6mmのJIS14A号の引張試験片を採取し、引張試験をし、その結果を下記表2に示す。
これらの実施例における原料費は、スポンジチタンの全量をFeを0、024%、Oを0.028%を含有する通常のスポンジチタンを用いた比較例のものの約60%であった。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
これらの結果によると、6Alー4VーTi合金に相当する比較例は、引張強さが970MPa、0.2%耐力が870MPa、伸びが18%および絞りが37%であった。
これに対して、本発明例は、引張強さが1042〜1262MPa、0.2%耐力が938〜1140MPa、伸びが11〜20%および絞りが26〜45%であった。また、本発明例のうち伸びが比較例のもの(18%)と同等以上のものでは、引張強さが1042〜1132MPa、0.2%耐力が938〜1021MPaで、比較例のものの1.07倍以上、1.08倍以上であった。
【0031】
【効果】
本発明の高強度Ti合金およびその製造方法は、上記構成にしたことにより次のような優れた効果を奏する。
高強度Ti合金においては、従来から多く製造されている6Alー4VーTi合金より優れた引張強さを有するものとなる。
また、その製造方法においては、原料の価格が従来から多く製造されている6Alー4VーTi合金のものと比較して約60%になるため、引張強さが同等以上の高強度Ti合金を安価に製造することができる。
Claims (3)
- 質量%で(以下同じ)、Al:5.50〜7.00%、Fe:0.50〜4.00%、N:0.02〜0.10%およびO:0.05〜0.40%を含有し、残部がTiおよび不可避不純物からなることを特徴とする高強度Ti合金。
- Al:5.50〜7.00%、Fe:0.50〜4.00%、N:0.02〜0.10%およびO:0.05〜0.40%を含有し、更にC:0.40%以下、S:0.20%以下、REM:0.50%以下、Ni:1.0%以下、Cr:1.0%以下、Mo:1.0%以下、V:1.0%未満、Sn:1.0%以下、Zr:1.0%以下およびSi:0.40%以下のうちの1種または2種以上を含有し、かつFe+Cr+Ni+Mo+Vが4.0%以下を満足し、残部がTiおよび不可避不純物からなることを特徴とする高強度Ti合金。
- Al:5.50〜7.00%、Fe:0.50〜4.00%、N:0.02〜0.10%およびO:0.05〜0.40%を含有し、更に必要に応じてC:0.40%以下、S:0.20%以下、REM:0.50%以下、Ni:1.0%以下、Cr:1.0%以下、Mo:1.0%以下、V:1.0%未満、Sn:1.0%以下、Zr:1.0%以下およびSi:0.40%以下のうちの1種または2種以上を含有し、かつFe+Ni+Cr+Mo+Vが4.0%以下を満足し、残部がTiおよび不可避不純物からなる高強度Ti合金の製造方法において、原料としてFeを0.40%以上含有するスポンジチタンを用いることを特徴とする高強度Ti合金の製造方法。
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