JP2004009993A - 列車事故回避システム - Google Patents
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Abstract
【課題】列車に対する障害物か否かの判定をより正確化し、走行中の列車への緊急情報の送信を自動的に行うようにした列車事故回避システムを提供すること。
【解決手段】予め定められたプラットホーム11に面した列車軌道13監視するようにTVカメラを設け、このTVカメラ出力に画像信号を記憶する記憶装置を接続し、TVカメラ2の出力に比較回路18を接続して画像の変化の有無を検出し、画像に変化があったときこの変化した画像信号が走行中の列車に対する障害物か否かを判定手段4で判定し、この判定手段4が列車に対する障害物と判定したとき緊急情報出力手段5は、走行中の列車14を停止させる緊急情報を出力し、列車14は急ブレーキを掛けてプラットホーム11の手前で停止する。
【選択図】 図1
【解決手段】予め定められたプラットホーム11に面した列車軌道13監視するようにTVカメラを設け、このTVカメラ出力に画像信号を記憶する記憶装置を接続し、TVカメラ2の出力に比較回路18を接続して画像の変化の有無を検出し、画像に変化があったときこの変化した画像信号が走行中の列車に対する障害物か否かを判定手段4で判定し、この判定手段4が列車に対する障害物と判定したとき緊急情報出力手段5は、走行中の列車14を停止させる緊急情報を出力し、列車14は急ブレーキを掛けてプラットホーム11の手前で停止する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラットホーム、踏切、高架下及びトンネル等の列車軌道上に転落した乗客や落下物等障害物の侵入を連続的に監視し、障害物の侵入を発見したとき速やかに、進入する列車を停止させて事故を回避する列車事故回避システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プラットホーム、踏切、高架下およびトンネル、山岳地帯等の列車軌道上の監視は、駅職員等による直接的な目視確認や、TVカメラで撮像した列車軌道上の監視情報をTVモニタに表示して、駅職員がこのTVモニタを観察して間接的な目視確認などで行っている。このような目視確認により駅職員が列車軌道上に異常を発見するシステムでは、駅職員による人間系で進入する列車に赤ランプの点灯、赤旗の提示、発煙筒の点火などの停止操作を行動で伝えていたため、運転手が見落としたり、気がつくのに時間がかかり、行動が遅く重大事故を発生していた。
【0003】
また、全ての場所を連続的に監視することは、人間の能力や体力から限界があり、多数の駅職員を確保するのも現実的でない。
【0004】
この点に対処して列車軌道上をTVカメラにより監視し、このTVカメラ出力の画像信号から異常の発生を検出し、自動的に列車の運転手に無線で連絡する手段が実用化され始めている。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】
しかしながら、列車の走行に対する障害物の検出が難しく、依然として駅構内では、痛ましい人身事故が絶えない。人身事故が発生すると、隣接する列車軌道の列車も運行が長時間停止し、多数の乗降客に迷惑がかかっている。
【0006】
本発明はかかる従来の問題を解決すべくなされたもので、列車に対する障害物か否かの判定をより正確化し、走行中の列車への緊急情報の送信を自動的に行うようにした列車事故回避システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するため、次の構成からなる列車事故回避システムを提供するものである。
【0008】
即ち、請求項1の列車事故回避システムは、列車軌道の予め定められた範囲を監視するように設けられたカメラと、このカメラの出力に接続され所定時間毎の前記カメラ出力の画像信号を記憶する記憶装置と、前記カメラ出力の画像信号を前記記憶装置に記憶された所定時間前の画像信号と比較して画像信号の変化の有無を検出する画像信号の変化検出手段と、この画像信号の変化検出手段が画像信号の変化有を検出したとき、この変化した画像信号が走行中の列車に対する障害物に該当するか否かを判定する判定手段と、この判定手段が列車に対する障害物に該当すると判定したとき前記予め定められた範囲に進入する走行中の列車を減速又は停止させる緊急情報を出力する緊急情報出力手段とを具備してなることを特徴とする。請求項1の発明によれば、列車に対する障害物に該当するか否かの判定を行い、走行中の列車への緊急情報の送信を自動的に行うようにすることができる。
【0009】
請求項2の列車事故回避システムは、前記カメラが複数設けられていることを特徴とする。請求項2の発明によれば、走行中の列車への緊急情報の送信を自動的に行うようにすることができる。
【0010】
請求項3の列車事故回避システムは、前記緊急情報は、前記カメラによる列車軌道の監視を同じ監視範囲についてロケーションを変えて複数台のカメラにより撮像し、少なくとも2台以上のカメラ出力の各画像信号から前記変化有を検出した場合に出力することを特徴とする。請求項3の発明によれば、走行する列車に対する障害物か否かの判定を、より正確化することができる。
【0011】
請求項4の列車事故回避システムは、前記緊急情報は、前記カメラ出力の画像信号に予め定められた大きさ以上の画像を検出した場合に出力することを特徴とする。請求項4の発明によれば、走行する列車に対する障害物か否かの判定をより正確化することができる。
【0012】
請求項5の列車事故回避システムは、前記緊急情報は、前記カメラ出力の画像信号に予め定められた列車障害物の移動径路画像を検出した場合に出力することを特徴とする。請求項5の発明によれば、危険が予測される乗客の安全対策することができる。
【0013】
請求項6の列車事故回避システムは、前記カメラに加えて列車軌道の予め定められた範囲を監視センサにより監視し、前記緊急情報は、前記カメラ出力の画像信号に変化有りを検出した後に監視センサ出力信号における異常の有無を検出して、異常の有を検出した場合に出力することを特徴とする。請求項6の発明によれば、走行する列車に対する障害物か否かの判定を、より正確に行うことができる。
【0014】
請求項7の列車事故回避システムは、前記カメラに加えて前記列車軌道の予め定められた範囲を監視するように設けられた集音器と、予め列車の運行に障害となる動作の障害音声信号が記憶された記憶装置と、前記画像信号の変化検出手段が画像信号の変化有を検出したとき、前記集音器出力の音声信号と前記記憶装置から読み出された前記障害音声信号と比較して一致した前記音声信号の有無を検出する信号処理手段と、この信号処理手段が前記一致した前記音声信号の有を検出したとき走行中の列車を減速又は停止させる緊急情報を出力する緊急情報出力手段とを具備してなることを特徴とする。請求項7の発明によれば、より安価な設備で、走行する列車に対する障害物か否かの判定を、より迅速かつ正確に行うことができる。
【0015】
請求項8の列車事故回避システムは、前記障害音声信号は、予め設定した周波数や落下音又は救助を求める声、おどろきの声等の音声信号であることを特徴とする。請求項8の発明によれば、走行する列車に対する障害物か否かの判定を、より迅速かつ正確に行うことができる。
【0016】
請求項9の列車事故回避システムは、前記列車軌道の予め定められた範囲がプラットホーム、踏切、高架下、トンネル、山岳地帯であることを特徴とする。請求項9の発明によれば、これらの地域での列車軌道において走行する列車に対する障害物か否かの判定を、より迅速かつ正確に行うことができる。
【0017】
請求項10の列車事故回避システムは、前記TVカメラが立体カメラ、赤外線カメラ又は暗視カメラであることを特徴とする。請求項10の発明によれば、昼夜、天候に限らず障害物判定ができる。
【0018】
請求項11の列車事故回避システムは、前記カメラが、TVカメラであることを特徴とする。請求項11の発明によれば、動画による障害物判定がより迅速かつ正確に行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の列車事故回避システムの実施形態を図1を参照して説明する。この実施形態の列車事故回避システム1は、予め定められた範囲を撮像し、監視するTVカメラ2と、信号処理手段3と、判定手段4と、TVカメラ2が列車軌道に障害物を発見したとき緊急情報を出力する緊急情報出力手段5とからなる。列車事故回避システム1は、列車軌道に侵入した障害物を発見し、事故が発生しないように高速で対処するために中央監視装置6により自動的に制御される。この中央監視装置6は、記憶装置7に記憶された制御プログラムにより次のように制御する。
【0020】
TVカメラ2は、予め定められた範囲例えばプラットホーム11の敷地12内に敷設された列車軌道13を全長に渉って監視するように1台又は複数台設けられる。図1では1台設置され、このTVカメラ2の撮像エリアは、列車14の前方の列車軌道13とプラットホーム11である。
【0021】
プラットホーム11と列車軌道13を監視するためのTVカメラ2の設定手段は、TVカメラ2の高さ、撮像方向などを調整することにより可能となる。TVカメラ2は、ITVカメラ、カラーTVカメラ、白黒TVカメラ、赤外線TVカメラ、暗視TVカメラなど撮像環境に応じて適宜選択して利用される。TVカメラ2は、予め定められた範囲であるプラットホーム11の敷地12内をより高精度に監視する場合には複数台設置される。
【0022】
複数台のTVカメラ2の設置位置は、各TVカメラ2ともに狭角の光学レンズを使用したもので、プラットホーム11の敷地12内を複数に分割し、分割された各エリアを1台毎のTVカメラ2が分担する。このように割り当てることにより複数台のTVカメラ2によってプラットホーム11の全域を監視することができる。監視とは、列車の走行に対して支障となる障害物が列車軌道に侵入したとき、この侵入したことを検知し、出力することをいう。
【0023】
障害物とは、許可されずに列車軌道に侵入し、列車の走行に支障となるものである。列車の走行に支障とならない大きさの鳥、虫、紙屑などの塵、猫などの侵入は、対象外で障害物ではない。列車の走行に支障となるものには、列車軌道の線路上に並べられた石、落石、土砂崩れ、人体、自動車、大きな荷物などがある。
【0024】
信号処理手段3は、列車軌道13をTVカメラ2により撮像した画像信号において障害物の無い正常状態の画像に、変化の有無を監視する画像信号の変化検出手段である。特に、列車軌道13の正常状態の画像信号は、常時小石の堰堤と枕木、線路以外全く変化の無い静止画の信号である。変化の有無は、この正常状態に人間が侵入したり、鳥が飛んできたり、犬が侵入したり、紙屑が風でとんできたりして画像信号が変化するか、しないかをいう。
【0025】
信号処理手段3の構成は、次の通りである。TVカメラ2出力の画像信号は、A/D変換回路16に供給されてデジタル信号に変換されたのち、記憶装置17に所定時間例えば1フレームの画像信号が記憶される。この記憶装置17に記憶された所定時間前の画像信号(1フレーム前の画像信号)と、今撮像した画像信号とは、比較回路18に供給され、比較回路18は、画像信号の変化の有無を判定して、変化の有無を出力する。このように信号処理手段3は、A/D変換回路16、記憶装置17、比較回路18とから変化情報の有無を出力するように構成されている。
【0026】
判定手段4は、列車軌道13の画像信号において発生した変化情報が、予め記憶された障害物に該当するかどうかを自動的に判定する。判定手段4には、予め多数の障害物パターンが記憶されている記憶装置20が設けられている。上記変化情報は、記憶装置20に記憶された多数のパターンと比較回路21で比較され、比較回路21は障害物のパターンと一致したとき、障害物に該当すると判定して障害物発生情報を出力する。障害物のパターンには、例えば幼児、子供、大人の各パターン、その人の行動パターン、石、荷物などの落下物のパターン、落下中のパターンなどが、大きさ、形状を変えたパターン、自動車のパターンなどがある。これらのパターンは、記憶装置20に辞書として記憶される。
【0027】
緊急情報出力手段5は、障害物発生情報が入力されると、プラットホーム11に進入しつつある至近の列車14に対して停止させるための緊急情報を送信する。緊急情報は、走行中の列車14に対して減速又は急停車させる内容である。さらに、緊急情報は、同時に駅事務所26、プラットホーム11にいる駅職員27、列車指令所28にも同一情報が送信される。
【0028】
次に、列車事故回避動作の実施例を図1、図2を参照して説明する。図2は、図1の制御系の詳細を説明するための回路構成図で、この回路構成図は、母線8にTVカメラ2、信号処理手段3、判定手段4、緊急情報出力手段5、中央監視装置6、記憶装置7などが接続された図である。
【0029】
TVカメラ2は、常時予め定められた図1に示す列車軌道13を連続監視する。あるとき、プラットホーム11の列車軌道13上へ障害物例えば人が落下した場合、連続監視しているTVカメラ2は、落下した人を撮像し、その画像信号を信号処理手段3に入力する。
【0030】
信号処理手段3において、落下した人の画像信号は、A/D変換回路16によりデジタル信号に変換されて、記憶装置17に画像信号情報として記憶されると、ともに比較回路18に入力される。比較回路18は、直ちに列車軌道13に落下物が発生した変化有りの画像信号情報を判定手段4に入力する。
【0031】
判定手段4は、比較回路21にて記憶装置20に記憶された落下物パターンと比較、照合して人が落下したとの一致した情報を緊急情報出力手段5に入力する。緊急情報出力手段5は、直ちに人が列車軌道13に落下したことを内容とした緊急情報を、無線電波によりプラットホーム11に進入しようとしている列車14に対して送信する。
【0032】
列車14の運転手は、この緊急情報を受信した表示画面を見ることにより、緊急停止操作を実行する。上記緊急情報出力手段5が発信する緊急情報は、運転手の認識の有無に関わらず自動的に急ブレーキを作動させる緊急停止情報を発信するようにしてもよい。このとき緊急停止情報により急ブレーキを作動させたという内容は、運転手の表示パネルに表示することができる。
【0033】
列車14に対しての緊急情報の送信手段は、無線電波の他、光通信がある。緊急情報の送信は、列車14ばかりでなく、同時に駅事務所26、プラットホーム11にいる駅職員27、列車指令所28にも行われる。駅事務所26、駅職員27、列車指令所28への送信は、有線又は無線等何れでもよい。
【0034】
上記実施例では、緊急停止情報を緊急情報出力手段5から列車14に対して直接送信した例について説明したが、緊急情報出力手段5から列車指令所28、駅事務所26、駅職員27に緊急停止情報を送信し、列車指令所28、駅事務所26、又は駅職員27から列車14に緊急停止情報を送信してもよい。
【0035】
次に、列車事故回避システム1の監視精度を向上させるために、複数台例えば2台のTVカメラ2a,2bによる監視の実施形態を図3を参照して説明する。図1、図2と同一部分には、同一符号を付与し、説明が重複するので詳細な説明を省略する。
【0036】
2台のTVカメラ2a,2bは、夫々プラットホーム11の敷地12内で列車軌道13を撮像エリアとし、同一監視エリアを夫々異なるロケーションで撮像するように設置される。2台のTVカメラ2a,2bによる夫々異なるロケーションの撮像手段は、例えばプラットホーム11の両端部側に夫々図3に示すようにTVカメラ2a,2bを設置した撮像である。
【0037】
さらに、次に説明するようにさらに監視の信頼性を高くすることもできる。各TVカメラ2a,2bによる撮像出力の各画像信号は、各信号処理手段3a,3bにて画像信号の変化の有無を検出し、各信号処理手段3a,3bが変化有りを検出すると、その画像信号を各判定手段4a,4bに入力する。各判定手段4a,4bは、上記変化した画像信号が何であるか判定例えば人を判定して演算手段30に入力する。演算手段30は、各判定手段4a,4bから人が入力されると、AND演算して人が列車軌道13に落下した情報を緊急情報出力手段5に入力する。即ち、演算手段30は、ロケーションの異なる複数例えば2台のTVカメラ2a,2bが人の落下情報を出力する。このようにロケーションの異なる2台のTVカメラ2a、2bに同一検出結果を出力することは、より正確な、信頼性の高い情報を出力することになる。
【0038】
緊急情報出力手段5は、人の落下が正確な情報であると認識して、列車14に対して緊急停止情報を送信し、強制的に列車の急ブレーキ操作させ、列車14を停止させる。緊急停止情報の送信は、列車14ばかりでなく、同時に駅事務所26、プラットホーム11にいる駅職員27、列車指令所28にも行われる。これらの列車事故回避制御は、記憶装置7に記憶された制御プログラムにより動作する中央監視装置6により行われる。この結果、列車軌道13に落下した人は、救助される。このように走行中の列車を急停車させることは、2次災害の危険性もあるため、より正確な情報が必要である。
【0039】
また、3台以上のTVカメラにより夫々異なるロケーションでの撮像は、例えば1台のTVカメラの視野が遮られたり、故障したりしても、他の複数のTVカメラの出力で事故を確認し、事故回避することもできるので信頼性が高く、より正確に、見逃すことなく障害物を検出することができる。
【0040】
さらに、2台のTVカメラ2a,2bによる障害物撮像の他の用途は、2台のTVカメラ2a,2bの画像信号を信号処理することにより、障害物の位置の測距を可能にする。障害物の位置を測定できることは、障害物と列車間の距離を認識することができ、列車に対して減速か、停止か、急ブレーキか指示内容を選別することができる。
【0041】
次に、列車事故回避システム1の監視精度を向上させるために、図1で説明したTVカメラ2の設置と、さらに監視センサ33a〜33eを配設した場合の実施形態を、図4を参照して説明する。図1と同一部分には、同一符号を付与して、説明が重複するので詳細な説明を省略する。
【0042】
この実施形態は、TVカメラ2の監視により異常を発見した場合、別に設置された他の監視手段例えば監視センサ33a〜33eを起動させて上記異常について、より細部の監視を行うケースである。
【0043】
図4では、1台のTVカメラ2をプラットホーム11およびプラットホーム11に沿って設けられた列車軌道13の全範囲を撮像エリアとするように設置する。勿論、TVカメラ2は、複数台設置してもよい。監視センサ33a〜33eは複数個設置し、この複数個の監視センサは、TVカメラ2の撮像エリアである列車軌道13を監視するように多数の監視センサ33a〜33eが配置されたものである。
【0044】
この監視センサ33a〜33eは、例えばホトカプラの構成で、光源としての発光ダイオードと、光電変換手段としてのホトダイオードとの光結合を1セットとして、このセットを複数セット配置した構成である。図5に示すように、ホトカプラ34は、発光ダイオード35からの光路36にホトダイオード37を設置したタイプがある。他のタイプは、図6に示すように発光ダイオード35とホトダイオード37とを並べて配置したホトカプラ34の発光ダイオード35からの光路36に反射体38を設置したタイプとがある。光路36のエリアが監視エリア39である。この監視エリア39としては、例えば列車軌道13が対象である。
【0045】
これらのホトカプラ34が張り巡らされたホトカプラ34の光路36にプラットホーム11から飛び込んだ人がいた場合、光路36が遮断されることにより、当該ホトダイオード37の光検出信号が無くなり、この光検出信号が無くなったホトダイオード37の数から飛び込んだ人の大きさを検出することができる。即ち、ホトカプラ34は、人がいる情報、飛び込んだ人の位置情報、飛び込んだ人の大きさなどの情報を出力する。
【0046】
例えば図4に示す監視センサ33cおよび監視センサ33dに相当するホトダイオード37の光電変換出力信号が零vになったと仮定すると、信号処理手段45a〜45eのうち信号処理手段45c、信号処理手段45dは、零vに変化した情報を判定手段46に出力する。判定手段46は、零vに変化した情報を出力したのが信号処理手段45c、信号処理手段45dであるという情報から列車の走行に障害があるかどうかを判断する。判定手段46は、例えば、予め列車の走行に障害とならない鳥や紙屑などの異物の大きさを設定値としてメモリに記憶しておき、この設定値と比較し、設定値以上の出力があったとき障害物と判定する。設定値以上の出力とは、監視センサ33a〜33eの出力電圧が、零電圧に変化した監視センサ33a〜33eの数である。判定手段46が障害物と判断したとき判定手段46は、緊急情報出力手段5に障害物検出情報を出力する。
【0047】
緊急情報出力手段5は、さらに、この飛び込んだ人の位置の情報と、列車14の位置情報から列車14への緊急停止情報の内容が、緊急停止情報か、停止情報かなど区別することができる。緊急停止情報は、例えば急ブレーキを掛けることであり、停止情報は例えばブレーキを掛けることである。列車14には、多数の乗客が乗車しており、急ブレーキを掛けることは、2次災害の発生を招く可能性があるため、慎重に停止させる必要がある。
【0048】
即ち、この列車事故回避システム1は、列車軌道13上に飛び込んだ者がいたと仮定すると、飛び込み者がプラットホーム11上にいたときから、その移動をTVカメラ2で監視する。このTVカメラ2が異常な行動をする飛び込み者の移動を信号処理手段3でムービングターゲットの画像信号として捕らえ、列車軌道13上に飛び込んだ者がいたことを発見する。即ち、TVカメラ2による撮像出力の画像信号は、信号処理手段3にて画像信号の変化の有無を検出し、信号処理手段3が変化有りを検出すると、その画像信号を判定手段4に入力する。判定手段4は、上記変化した画像信号が何であるか判定して、緊急情報出力手段5および監視センサ33a〜33eに入力する。
【0049】
監視センサ33a〜33eは、飛び込み者がいる位置と飛び込み者の大きさの情報を出力する。この位置情報は、緊急情報出力手段5に入力され、緊急情報出力手段5は、列車14に緊急停止情報又は停止情報を送信して、列車14を緊急停止させる。緊急停止情報又は停止情報の送信は、列車14ばかりでなく、同時に駅事務所26、プラットホーム11にいる駅職員27、列車指令所28にも行われる。これらの列車事故回避制御は、記憶装置7に記憶された制御プログラムにより動作する中央監視装置6により行われる。
【0050】
飛び込み者がプラットホーム11上から列車軌道13上に移動した径路画像信号は、レーダのように、プラットホーム11と列車軌道13を予め背景情報として入力しておくことにより、表示装置に表示した場合飛び込み者の移動が明確にわかる。
【0051】
判定手段46は、記憶されたパターンから上記飛び込み者のプラットホーム11上での移動径路を異常と予測した判定をできれば、そのとき緊急情報出力手段5は列車14に対して減速指令例えば50km/hを出力する。減速後、プラットホーム11から飛び降りても列車14は、緊急停止でき、事故から回避できる。
【0052】
また、上記TVカメラ2としては、立体画像撮影用TVカメラを使用ことも可能である。立体画像撮影用TVカメラは、遠近感情報を得ることができるので、表示装置に表示したとき列車軌道13のプラットホーム11側か、外側かなどの情報を出力することができる。
【0053】
地方の駅や、駅間、踏切などのように夜間比較的暗い列車軌道(線路)の場合は、赤外線TVカメラ又は暗視TVカメラを使用することのより、より高画質の画像信号を得ることができる。
【0054】
次に、比較的低価格で、監視精度が高い列車事故回避システム1の実施形態を、図7を参照して説明する。図1、図4と同一部分には、同一符号を付与し、説明が重複するので詳細な説明を省略する。
【0055】
図7は、図4の監視センサ33a〜33eを集音装置50a〜50e例えばマイクロホンを複数個配置してプラットホーム11から列車軌道13への落下者の位置を判定できるようにした実施形態である。この実施形態は、障害物である落下物が、人体であればおどろきの声例えば「ワー」「キャー」とか、救助を求める声、石とかごみなどの物であれば「ドスン」とか、「ゴロゴロ」とか、「ザワザワ」とか、大きな音が発生するので、これらの発生音を障害物検出の有力情報として集音し、列車の事故を防止するケースである。
【0056】
列車軌道13に沿って複数個予め定められた間隔で配列された各集音装置50a〜50eは、障害物が落下すると、落下位置からの距離に応じた音―電気変換量の電気信号を出力する。これら各集音装置50a〜50e出力の電気信号分布は、信号処理手段51に入力される。各集音装置50a〜50eの出力信号のS/N比が悪い場合、落下物の無い直前の各集音装置50a〜50e出力電圧波形と、落下物が発生したときの各集音装置50a〜50e出力電圧波形との差演算することにより、信号処理手段51は、S/N比のよい落下物の発生信号を出力する。信号処理手段51は、最大電気信号を出力した集音装置50bが落下位置であることを判定手段52に出力する。
【0057】
判定手段52には、予め走行する列車の障害となる落下物と障害とならない異物と区別した音量の電気信号が閾値として記憶されており、判定手段52は、この記憶された閾値と上記集音装置50bの電気信号と比較することにより、障害物かどうかを出力する。判定手段52には、人間や物などが落下したときの「ワー」「キャー」などの音を集音装置50bのマイクロホンにより異常音や救助を求める声等を集音し、これらの特徴とする周波数、人間の落下パターンの信号として、予め辞書として記憶装置に記憶されている。人間の落下パターンは、例えば「ワー」「キャー」落下音などの周波数、音量、声紋である。記憶された設定値の周波数や落下音等の信号と集音装置50b出力の集音信号と照合し、合致したとき異常発生と判断して列車14に対して緊急情報出力手段5を介して緊急停止情報を出力する。
【0058】
判定手段52は、障害物と判断すると緊急情報出力手段5に障害物検出情報を入力する。障害物検出情報を受信した緊急情報出力手段5は、列車14、列車指令所28、駅事務所26、駅職員27に緊急停止情報を出力する。この結果、列車14は、緊急停止する。
【0059】
即ち、この実施形態の列車事故回避システム1は、列車軌道13上に落下物があったと仮定すると、この落下物をTVカメラ2が検出する。即ち、TVカメラ2による撮像出力の落下物の画像信号は、信号処理手段3にて落下物の画像信号の変化の有無を検出し、信号処理手段3が落下物有りを検出すると、その画像信号を判定手段4に入力する。判定手段4は、上記変化した落下物の画像信号が何であるか判定して、緊急情報出力手段5および集音装置50a〜50eに入力する。
【0060】
集音装置50bは、落下物がある位置の情報を信号処理手段51に入力する。この位置の情報は、判定手段52に入力され、判定手段52は障害物と判定して、緊急情報出力手段5に入力する。緊急情報出力手段5は、列車14に緊急停止情報又は停止情報を送信して、列車14を緊急停止させる。これらの列車事故回避制御は、記憶装置7に記憶された制御プログラムにより動作する中央監視装置6により行われる。
【0061】
次に、比較的重量物が落下したときの監視精度が高い列車事故回避システム1の実施形態を、図8を参照して説明する。図1、図7と同一部分には、同一符号を付与して、説明が重複するので詳細な説明を省略する。図8は、図7の集音装置50a〜50eを圧電体センサ56a〜56eに変えて列車軌道13に複数個予め定められた間隔で配列し、プラットホーム11からの落下者の位置を判定できるようにした実施形態である。この実施形態は、列車軌道13を監視エリアとして線路間の枕木上に圧電体センサ56a〜56eを配列して落下物を検出する。
【0062】
この圧電体センサ56a〜56eは、例えば列車軌道13に誤って人が落下したと仮定すると、その体重が係った部分の例えば圧電体センサ56b,56cは、体重に相当する機械―電気変換量の電気信号を出力する。この圧電体センサ56b,56cの出力電圧は、荷重に比例し、落下物を推定することができる。
【0063】
これら各圧電体センサ56a〜56e出力の電気信号分布は、信号処理手段57に入力される。各圧電体センサ56a〜56eの出力信号のS/N比が悪い場合、落下物の無い直前の当該圧電体センサ56a〜56eの出力電圧波形と落下物が発生したときの圧電体センサ56a〜56eの出力電圧波形との差演算をすることにより、信号処理手段57は、S/N比のよい落下物の出力信号を出力する。
【0064】
信号処理手段57は、電気信号を出力した圧電体センサ56b,56cが落下位置であることを判定手段58に出力する。
【0065】
判定手段58には、予め走行する列車の障害となる落下物と障害とならない異物と区別した荷重の電気信号が閾値として入力されており、判定手段58は、この閾値と上記圧電体センサ56b,56cの電気信号と比較することにより、障害物かどうかを出力する。
【0066】
判定手段58は、障害物と判断すると緊急情報出力手段5に障害物検出情報を出力する。障害物検出情報を受信した緊急情報出力手段5は、列車14、列車指令所28、駅事務所26、駅職員27に緊急停止情報を出力する。この結果、列車14は、緊急停止し、事故回避する。
【0067】
即ち、この列車事故回避システム1は、プラットホーム11の敷地12内の列車軌道13上に落下物があったと仮定すると、この落下物をTVカメラ2が検出する。即ち、TVカメラ2による撮像出力落下物の画像信号は、信号処理手段3にて落下物の画像信号の有無を検出し、信号処理手段3が落下物有りを検出すると、その画像信号を判定手段4に入力する。判定手段4は、上記落下物の画像信号が何であるか判定して、緊急情報出力手段5および圧電体センサ56a〜56eに入力する。圧電体センサ56b,56cは、落下物の位置および荷重の情報を出力する。この位置および荷重の情報は、判定手段58に入力され、判定手段58は、予め設定された閾値と比較して障害物と判定すると、緊急情報出力手段5に障害物落下情報を出力する。緊急情報出力手段5は、列車14に緊急停止情報又は停止情報又は減速情報を送信して、列車14を減速又は停止又は緊急停止させ、事故を回避する。これらの列車事故回避制御は、記憶装置7に記憶された制御プログラムにより動作する中央監視装置6により行われる。
【0068】
次に、落下を予測して列車事故を回避する実施形態を、図9を参照して説明する。図1と同一部分には、同一符号を付与して、説明が重複するので詳細な説明を省略する。この実施形態は、列車軌道13に障害物が進入するのを事前に検出するように複数本のホトカプラを設備して列車事故を回避するケースである。図9はプラットホーム11から列車軌道13に人が落下するのを、落下する前に検出して列車14の走行速度を減速又は停止制御する実施例である。
【0069】
内側ホトカプラ61の光路62は、プラットホーム11に設けられた黄色帯63部分に設ける。光路62の高さは、人間ばかりでなく、荷物などの障害物の検出を考慮して30cm〜50cmが望ましい。中間ホトカプラ64は、プラットホーム11の黄色帯63とプラットホーム11の側縁部65の中間位置に光路66を設ける。さらに、プラットホーム11の側縁部65の近傍例えば側縁部65の外側に外側のホトカプラ68の光路69を設ける。光路66および光路69の高さは、光路62と同一高さの30cm〜50cmが望ましい。光路62、光路66および光路69の高さは、夫々異なる高さでもよい。
【0070】
この実施例のホトカプラ61,64,68は、光源として夫々半導体レーザ71を使用し、各半導体レーザ71の光路62,66,69に夫々受光側の光電変換素子としてホトダイオード72を設置する。ホトカプラの数は、3本の実施例であるが、1本でもよいし、3本以上多数でもよい。各半導体レーザ71および各ホトダイオード72は、同一高さであるため1枚の支板73,74に取着されている。支板73,74は、プラットホーム11の外側に設置される。
【0071】
ホトカプラ61,64,68の動作は、列車14がプラットホーム11に入線する案内放送と同時にスイッチオンし、当該プラットホーム11で列車が停車したときスイッチオフすることが望ましい。各ホトダイオード72の出力は、信号処理手段3に入力される。信号処理手段3は、各ホトダイオード72の出力を監視し、出力信号が零になったホトカプラ61,64,68が発生すると、落下事故予測情報として判定手段4に入力する。
【0072】
判定手段4は、例えばプラットホーム11から落下者が発生する可能性があると判定する場合、この落下者がプラットホーム11の内側から移動するため、ホトカプラ61,64,68の順に出力信号「無し」、「有り」の断続パターンを発生し、落下したと判定する。ホトカプラ61,64,68の断続パターンは、予め記憶装置に記憶されており、判定手段4は、記憶装置75に記憶された断続パターンと照合することにより一致したとき落下事故予測情報を出力する。
【0073】
判定手段4の出力する落下事故予測情報は、緊急情報出力手段5に入力され、緊急情報出力手段5は、緊急停止情報を列車14、列車指令所28、駅事務所26、駅職員27に出力すると、ともに列車14を停止させる。これらの列車事故回避制御は、記憶装置7に記憶された制御プログラムにより動作する中央監視装置6により行われる。
【0074】
記憶装置75に記憶された断続パターンの実施例は、次の通りである。
列車の入線案内後、ホトカプラ61,64,68の動作が開始する。黄色帯63であるホトカプラ61を跨ぐ人がいたとすると、半導体レーザ71からのレーザ光が遮断され、ホトカプラ61のホトダイオード72の出力が無くなる。このとき、緊急情報出力手段5は、落下事故予測情報として列車14に対して50km/h以下の速度に減速させる減速信号を送信し、列車14を減速させる。続いて、ホトカプラ61のホトダイオード72に出力信号が発生し、ホトカプラ64のホトダイオード72の出力信号が無くなったとき、緊急情報出力手段5は、落下事故予測情報として列車14に対して10km/h以下の速度に減速させる減速信号を送信し、列車14を減速させる。
【0075】
続いて、ホトカプラ64のホトダイオード72に出力信号が発生し、ホトカプラ68のホトダイオード72の出力信号が無くなったとき、緊急情報出力手段5は、落下事故予測情報として列車14に対して緊急停止情報を送信し、列車14を停止させる。この結果、列車は、プラットホーム11に入線しないため、列車事故を回避することができる。ホトカプラ61,64,68を跨ぐ速度が速いときには、直ちに落下事故予測情報として緊急停止情報を列車14に送信し、急ブレーキを掛けて、列車14を停止させ、事故を回避する。
【0076】
この実施例においては、ホトカプラ61の検出で終了する場合、列車14は、列車軌道13内に50km/h以下の速度で入線することになる。新幹線の入線時駅の側縁に鉄の柵が形成されるが、ホトカプラ61は、この柵の機能がある。
【0077】
上記各実施形態では、列車軌道としてプラットホーム11での列車事故を回避するケースについて説明した、駅間の列車軌道、踏切、高架下、トンネル等など同様に実施できることは説明するまでもないことである。
【0078】
また、上記説明では、TVカメラを用いた例について説明したが、スチールカメラによる静止画を利用することも有効である。
【0079】
上記各実施形態間で組み合わせた列車事故回避システムを構成することができることは説明するまでもないことである。特に図4、図7、図8、図9における各センサ系は、図1、図2の列車事故回避システムと組み合わせることができる。
【0080】
上記実施形態によれば、プラットホームの列車軌道上、踏切、高架下およびトンネル等に侵入した乗客や落下物等の障害物や異常を連続的に監視し、万一異常が発生した場合には速やかに、進入する列車を停止させ及ぴ関連部署や人へ連絡することが可能となり、列車車故を回避できる。さらに、列車軌道への障害物の侵入を自動的に検出し、必要に応じて列車の減速、緊急停止など自動的に制御することができる。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、列車に対する障害物か否かの判定をより正確化し、走行中の列車への緊急情報の送信を自動的に行うようにした列車事故回避システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る列車事故回避システムの実施形態を説明するための構成図。
【図2】図1の回路構成図を拡大して示す回路構成図。
【図3】図1の他の実施形態を説明するための列車事故回避システム構成図。
【図4】図1の実施形態を説明するための列車事故回避システム構成図。
【図5】図4の監視センサの実施例を説明するための回路構成図。
【図6】図5の他の実施例を説明するための回路構成図。
【図7】図4の他の実施形態を説明するための列車事故回避システム構成図。
【図8】図7の他の実施形態を説明するための列車事故回避システム構成図。
【図9】図1の他の実施形態を説明するための列車事故回避システム構成図。
【符号の説明】
1…列車事故回避システム、2,2a,2b…TVカメラ、3,3a,3b,45a〜45e,51,57…信号処理手段、4,4a,4b,46,52,58…判定手段、5…緊急情報出力手段、6…中央監視装置、7,17,20,75…記憶装置、8…母線、11…プラットホーム、12…敷地、13…列車軌道、14…列車、16…A/D変換回路、18,21…比較回路、26…駅事務所、27…駅職員、28…列車指令所、30…演算手段、33a〜33e…監視センサ、34…ホトカプラ、35…発光ダイオード、36,62,66,69…光路、37.72…ホトダイオード、38…反射板、39…監視エリア、50a〜50e…集音装置、55…枕木、56a〜56e…圧電体センサ、61…内側ホトカプラ、63…黄色帯、64…中間ホトカプラ、65側縁部、68…外側ホトカプラ、71…半導体レーザ、73,74…支板。
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラットホーム、踏切、高架下及びトンネル等の列車軌道上に転落した乗客や落下物等障害物の侵入を連続的に監視し、障害物の侵入を発見したとき速やかに、進入する列車を停止させて事故を回避する列車事故回避システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プラットホーム、踏切、高架下およびトンネル、山岳地帯等の列車軌道上の監視は、駅職員等による直接的な目視確認や、TVカメラで撮像した列車軌道上の監視情報をTVモニタに表示して、駅職員がこのTVモニタを観察して間接的な目視確認などで行っている。このような目視確認により駅職員が列車軌道上に異常を発見するシステムでは、駅職員による人間系で進入する列車に赤ランプの点灯、赤旗の提示、発煙筒の点火などの停止操作を行動で伝えていたため、運転手が見落としたり、気がつくのに時間がかかり、行動が遅く重大事故を発生していた。
【0003】
また、全ての場所を連続的に監視することは、人間の能力や体力から限界があり、多数の駅職員を確保するのも現実的でない。
【0004】
この点に対処して列車軌道上をTVカメラにより監視し、このTVカメラ出力の画像信号から異常の発生を検出し、自動的に列車の運転手に無線で連絡する手段が実用化され始めている。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】
しかしながら、列車の走行に対する障害物の検出が難しく、依然として駅構内では、痛ましい人身事故が絶えない。人身事故が発生すると、隣接する列車軌道の列車も運行が長時間停止し、多数の乗降客に迷惑がかかっている。
【0006】
本発明はかかる従来の問題を解決すべくなされたもので、列車に対する障害物か否かの判定をより正確化し、走行中の列車への緊急情報の送信を自動的に行うようにした列車事故回避システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するため、次の構成からなる列車事故回避システムを提供するものである。
【0008】
即ち、請求項1の列車事故回避システムは、列車軌道の予め定められた範囲を監視するように設けられたカメラと、このカメラの出力に接続され所定時間毎の前記カメラ出力の画像信号を記憶する記憶装置と、前記カメラ出力の画像信号を前記記憶装置に記憶された所定時間前の画像信号と比較して画像信号の変化の有無を検出する画像信号の変化検出手段と、この画像信号の変化検出手段が画像信号の変化有を検出したとき、この変化した画像信号が走行中の列車に対する障害物に該当するか否かを判定する判定手段と、この判定手段が列車に対する障害物に該当すると判定したとき前記予め定められた範囲に進入する走行中の列車を減速又は停止させる緊急情報を出力する緊急情報出力手段とを具備してなることを特徴とする。請求項1の発明によれば、列車に対する障害物に該当するか否かの判定を行い、走行中の列車への緊急情報の送信を自動的に行うようにすることができる。
【0009】
請求項2の列車事故回避システムは、前記カメラが複数設けられていることを特徴とする。請求項2の発明によれば、走行中の列車への緊急情報の送信を自動的に行うようにすることができる。
【0010】
請求項3の列車事故回避システムは、前記緊急情報は、前記カメラによる列車軌道の監視を同じ監視範囲についてロケーションを変えて複数台のカメラにより撮像し、少なくとも2台以上のカメラ出力の各画像信号から前記変化有を検出した場合に出力することを特徴とする。請求項3の発明によれば、走行する列車に対する障害物か否かの判定を、より正確化することができる。
【0011】
請求項4の列車事故回避システムは、前記緊急情報は、前記カメラ出力の画像信号に予め定められた大きさ以上の画像を検出した場合に出力することを特徴とする。請求項4の発明によれば、走行する列車に対する障害物か否かの判定をより正確化することができる。
【0012】
請求項5の列車事故回避システムは、前記緊急情報は、前記カメラ出力の画像信号に予め定められた列車障害物の移動径路画像を検出した場合に出力することを特徴とする。請求項5の発明によれば、危険が予測される乗客の安全対策することができる。
【0013】
請求項6の列車事故回避システムは、前記カメラに加えて列車軌道の予め定められた範囲を監視センサにより監視し、前記緊急情報は、前記カメラ出力の画像信号に変化有りを検出した後に監視センサ出力信号における異常の有無を検出して、異常の有を検出した場合に出力することを特徴とする。請求項6の発明によれば、走行する列車に対する障害物か否かの判定を、より正確に行うことができる。
【0014】
請求項7の列車事故回避システムは、前記カメラに加えて前記列車軌道の予め定められた範囲を監視するように設けられた集音器と、予め列車の運行に障害となる動作の障害音声信号が記憶された記憶装置と、前記画像信号の変化検出手段が画像信号の変化有を検出したとき、前記集音器出力の音声信号と前記記憶装置から読み出された前記障害音声信号と比較して一致した前記音声信号の有無を検出する信号処理手段と、この信号処理手段が前記一致した前記音声信号の有を検出したとき走行中の列車を減速又は停止させる緊急情報を出力する緊急情報出力手段とを具備してなることを特徴とする。請求項7の発明によれば、より安価な設備で、走行する列車に対する障害物か否かの判定を、より迅速かつ正確に行うことができる。
【0015】
請求項8の列車事故回避システムは、前記障害音声信号は、予め設定した周波数や落下音又は救助を求める声、おどろきの声等の音声信号であることを特徴とする。請求項8の発明によれば、走行する列車に対する障害物か否かの判定を、より迅速かつ正確に行うことができる。
【0016】
請求項9の列車事故回避システムは、前記列車軌道の予め定められた範囲がプラットホーム、踏切、高架下、トンネル、山岳地帯であることを特徴とする。請求項9の発明によれば、これらの地域での列車軌道において走行する列車に対する障害物か否かの判定を、より迅速かつ正確に行うことができる。
【0017】
請求項10の列車事故回避システムは、前記TVカメラが立体カメラ、赤外線カメラ又は暗視カメラであることを特徴とする。請求項10の発明によれば、昼夜、天候に限らず障害物判定ができる。
【0018】
請求項11の列車事故回避システムは、前記カメラが、TVカメラであることを特徴とする。請求項11の発明によれば、動画による障害物判定がより迅速かつ正確に行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の列車事故回避システムの実施形態を図1を参照して説明する。この実施形態の列車事故回避システム1は、予め定められた範囲を撮像し、監視するTVカメラ2と、信号処理手段3と、判定手段4と、TVカメラ2が列車軌道に障害物を発見したとき緊急情報を出力する緊急情報出力手段5とからなる。列車事故回避システム1は、列車軌道に侵入した障害物を発見し、事故が発生しないように高速で対処するために中央監視装置6により自動的に制御される。この中央監視装置6は、記憶装置7に記憶された制御プログラムにより次のように制御する。
【0020】
TVカメラ2は、予め定められた範囲例えばプラットホーム11の敷地12内に敷設された列車軌道13を全長に渉って監視するように1台又は複数台設けられる。図1では1台設置され、このTVカメラ2の撮像エリアは、列車14の前方の列車軌道13とプラットホーム11である。
【0021】
プラットホーム11と列車軌道13を監視するためのTVカメラ2の設定手段は、TVカメラ2の高さ、撮像方向などを調整することにより可能となる。TVカメラ2は、ITVカメラ、カラーTVカメラ、白黒TVカメラ、赤外線TVカメラ、暗視TVカメラなど撮像環境に応じて適宜選択して利用される。TVカメラ2は、予め定められた範囲であるプラットホーム11の敷地12内をより高精度に監視する場合には複数台設置される。
【0022】
複数台のTVカメラ2の設置位置は、各TVカメラ2ともに狭角の光学レンズを使用したもので、プラットホーム11の敷地12内を複数に分割し、分割された各エリアを1台毎のTVカメラ2が分担する。このように割り当てることにより複数台のTVカメラ2によってプラットホーム11の全域を監視することができる。監視とは、列車の走行に対して支障となる障害物が列車軌道に侵入したとき、この侵入したことを検知し、出力することをいう。
【0023】
障害物とは、許可されずに列車軌道に侵入し、列車の走行に支障となるものである。列車の走行に支障とならない大きさの鳥、虫、紙屑などの塵、猫などの侵入は、対象外で障害物ではない。列車の走行に支障となるものには、列車軌道の線路上に並べられた石、落石、土砂崩れ、人体、自動車、大きな荷物などがある。
【0024】
信号処理手段3は、列車軌道13をTVカメラ2により撮像した画像信号において障害物の無い正常状態の画像に、変化の有無を監視する画像信号の変化検出手段である。特に、列車軌道13の正常状態の画像信号は、常時小石の堰堤と枕木、線路以外全く変化の無い静止画の信号である。変化の有無は、この正常状態に人間が侵入したり、鳥が飛んできたり、犬が侵入したり、紙屑が風でとんできたりして画像信号が変化するか、しないかをいう。
【0025】
信号処理手段3の構成は、次の通りである。TVカメラ2出力の画像信号は、A/D変換回路16に供給されてデジタル信号に変換されたのち、記憶装置17に所定時間例えば1フレームの画像信号が記憶される。この記憶装置17に記憶された所定時間前の画像信号(1フレーム前の画像信号)と、今撮像した画像信号とは、比較回路18に供給され、比較回路18は、画像信号の変化の有無を判定して、変化の有無を出力する。このように信号処理手段3は、A/D変換回路16、記憶装置17、比較回路18とから変化情報の有無を出力するように構成されている。
【0026】
判定手段4は、列車軌道13の画像信号において発生した変化情報が、予め記憶された障害物に該当するかどうかを自動的に判定する。判定手段4には、予め多数の障害物パターンが記憶されている記憶装置20が設けられている。上記変化情報は、記憶装置20に記憶された多数のパターンと比較回路21で比較され、比較回路21は障害物のパターンと一致したとき、障害物に該当すると判定して障害物発生情報を出力する。障害物のパターンには、例えば幼児、子供、大人の各パターン、その人の行動パターン、石、荷物などの落下物のパターン、落下中のパターンなどが、大きさ、形状を変えたパターン、自動車のパターンなどがある。これらのパターンは、記憶装置20に辞書として記憶される。
【0027】
緊急情報出力手段5は、障害物発生情報が入力されると、プラットホーム11に進入しつつある至近の列車14に対して停止させるための緊急情報を送信する。緊急情報は、走行中の列車14に対して減速又は急停車させる内容である。さらに、緊急情報は、同時に駅事務所26、プラットホーム11にいる駅職員27、列車指令所28にも同一情報が送信される。
【0028】
次に、列車事故回避動作の実施例を図1、図2を参照して説明する。図2は、図1の制御系の詳細を説明するための回路構成図で、この回路構成図は、母線8にTVカメラ2、信号処理手段3、判定手段4、緊急情報出力手段5、中央監視装置6、記憶装置7などが接続された図である。
【0029】
TVカメラ2は、常時予め定められた図1に示す列車軌道13を連続監視する。あるとき、プラットホーム11の列車軌道13上へ障害物例えば人が落下した場合、連続監視しているTVカメラ2は、落下した人を撮像し、その画像信号を信号処理手段3に入力する。
【0030】
信号処理手段3において、落下した人の画像信号は、A/D変換回路16によりデジタル信号に変換されて、記憶装置17に画像信号情報として記憶されると、ともに比較回路18に入力される。比較回路18は、直ちに列車軌道13に落下物が発生した変化有りの画像信号情報を判定手段4に入力する。
【0031】
判定手段4は、比較回路21にて記憶装置20に記憶された落下物パターンと比較、照合して人が落下したとの一致した情報を緊急情報出力手段5に入力する。緊急情報出力手段5は、直ちに人が列車軌道13に落下したことを内容とした緊急情報を、無線電波によりプラットホーム11に進入しようとしている列車14に対して送信する。
【0032】
列車14の運転手は、この緊急情報を受信した表示画面を見ることにより、緊急停止操作を実行する。上記緊急情報出力手段5が発信する緊急情報は、運転手の認識の有無に関わらず自動的に急ブレーキを作動させる緊急停止情報を発信するようにしてもよい。このとき緊急停止情報により急ブレーキを作動させたという内容は、運転手の表示パネルに表示することができる。
【0033】
列車14に対しての緊急情報の送信手段は、無線電波の他、光通信がある。緊急情報の送信は、列車14ばかりでなく、同時に駅事務所26、プラットホーム11にいる駅職員27、列車指令所28にも行われる。駅事務所26、駅職員27、列車指令所28への送信は、有線又は無線等何れでもよい。
【0034】
上記実施例では、緊急停止情報を緊急情報出力手段5から列車14に対して直接送信した例について説明したが、緊急情報出力手段5から列車指令所28、駅事務所26、駅職員27に緊急停止情報を送信し、列車指令所28、駅事務所26、又は駅職員27から列車14に緊急停止情報を送信してもよい。
【0035】
次に、列車事故回避システム1の監視精度を向上させるために、複数台例えば2台のTVカメラ2a,2bによる監視の実施形態を図3を参照して説明する。図1、図2と同一部分には、同一符号を付与し、説明が重複するので詳細な説明を省略する。
【0036】
2台のTVカメラ2a,2bは、夫々プラットホーム11の敷地12内で列車軌道13を撮像エリアとし、同一監視エリアを夫々異なるロケーションで撮像するように設置される。2台のTVカメラ2a,2bによる夫々異なるロケーションの撮像手段は、例えばプラットホーム11の両端部側に夫々図3に示すようにTVカメラ2a,2bを設置した撮像である。
【0037】
さらに、次に説明するようにさらに監視の信頼性を高くすることもできる。各TVカメラ2a,2bによる撮像出力の各画像信号は、各信号処理手段3a,3bにて画像信号の変化の有無を検出し、各信号処理手段3a,3bが変化有りを検出すると、その画像信号を各判定手段4a,4bに入力する。各判定手段4a,4bは、上記変化した画像信号が何であるか判定例えば人を判定して演算手段30に入力する。演算手段30は、各判定手段4a,4bから人が入力されると、AND演算して人が列車軌道13に落下した情報を緊急情報出力手段5に入力する。即ち、演算手段30は、ロケーションの異なる複数例えば2台のTVカメラ2a,2bが人の落下情報を出力する。このようにロケーションの異なる2台のTVカメラ2a、2bに同一検出結果を出力することは、より正確な、信頼性の高い情報を出力することになる。
【0038】
緊急情報出力手段5は、人の落下が正確な情報であると認識して、列車14に対して緊急停止情報を送信し、強制的に列車の急ブレーキ操作させ、列車14を停止させる。緊急停止情報の送信は、列車14ばかりでなく、同時に駅事務所26、プラットホーム11にいる駅職員27、列車指令所28にも行われる。これらの列車事故回避制御は、記憶装置7に記憶された制御プログラムにより動作する中央監視装置6により行われる。この結果、列車軌道13に落下した人は、救助される。このように走行中の列車を急停車させることは、2次災害の危険性もあるため、より正確な情報が必要である。
【0039】
また、3台以上のTVカメラにより夫々異なるロケーションでの撮像は、例えば1台のTVカメラの視野が遮られたり、故障したりしても、他の複数のTVカメラの出力で事故を確認し、事故回避することもできるので信頼性が高く、より正確に、見逃すことなく障害物を検出することができる。
【0040】
さらに、2台のTVカメラ2a,2bによる障害物撮像の他の用途は、2台のTVカメラ2a,2bの画像信号を信号処理することにより、障害物の位置の測距を可能にする。障害物の位置を測定できることは、障害物と列車間の距離を認識することができ、列車に対して減速か、停止か、急ブレーキか指示内容を選別することができる。
【0041】
次に、列車事故回避システム1の監視精度を向上させるために、図1で説明したTVカメラ2の設置と、さらに監視センサ33a〜33eを配設した場合の実施形態を、図4を参照して説明する。図1と同一部分には、同一符号を付与して、説明が重複するので詳細な説明を省略する。
【0042】
この実施形態は、TVカメラ2の監視により異常を発見した場合、別に設置された他の監視手段例えば監視センサ33a〜33eを起動させて上記異常について、より細部の監視を行うケースである。
【0043】
図4では、1台のTVカメラ2をプラットホーム11およびプラットホーム11に沿って設けられた列車軌道13の全範囲を撮像エリアとするように設置する。勿論、TVカメラ2は、複数台設置してもよい。監視センサ33a〜33eは複数個設置し、この複数個の監視センサは、TVカメラ2の撮像エリアである列車軌道13を監視するように多数の監視センサ33a〜33eが配置されたものである。
【0044】
この監視センサ33a〜33eは、例えばホトカプラの構成で、光源としての発光ダイオードと、光電変換手段としてのホトダイオードとの光結合を1セットとして、このセットを複数セット配置した構成である。図5に示すように、ホトカプラ34は、発光ダイオード35からの光路36にホトダイオード37を設置したタイプがある。他のタイプは、図6に示すように発光ダイオード35とホトダイオード37とを並べて配置したホトカプラ34の発光ダイオード35からの光路36に反射体38を設置したタイプとがある。光路36のエリアが監視エリア39である。この監視エリア39としては、例えば列車軌道13が対象である。
【0045】
これらのホトカプラ34が張り巡らされたホトカプラ34の光路36にプラットホーム11から飛び込んだ人がいた場合、光路36が遮断されることにより、当該ホトダイオード37の光検出信号が無くなり、この光検出信号が無くなったホトダイオード37の数から飛び込んだ人の大きさを検出することができる。即ち、ホトカプラ34は、人がいる情報、飛び込んだ人の位置情報、飛び込んだ人の大きさなどの情報を出力する。
【0046】
例えば図4に示す監視センサ33cおよび監視センサ33dに相当するホトダイオード37の光電変換出力信号が零vになったと仮定すると、信号処理手段45a〜45eのうち信号処理手段45c、信号処理手段45dは、零vに変化した情報を判定手段46に出力する。判定手段46は、零vに変化した情報を出力したのが信号処理手段45c、信号処理手段45dであるという情報から列車の走行に障害があるかどうかを判断する。判定手段46は、例えば、予め列車の走行に障害とならない鳥や紙屑などの異物の大きさを設定値としてメモリに記憶しておき、この設定値と比較し、設定値以上の出力があったとき障害物と判定する。設定値以上の出力とは、監視センサ33a〜33eの出力電圧が、零電圧に変化した監視センサ33a〜33eの数である。判定手段46が障害物と判断したとき判定手段46は、緊急情報出力手段5に障害物検出情報を出力する。
【0047】
緊急情報出力手段5は、さらに、この飛び込んだ人の位置の情報と、列車14の位置情報から列車14への緊急停止情報の内容が、緊急停止情報か、停止情報かなど区別することができる。緊急停止情報は、例えば急ブレーキを掛けることであり、停止情報は例えばブレーキを掛けることである。列車14には、多数の乗客が乗車しており、急ブレーキを掛けることは、2次災害の発生を招く可能性があるため、慎重に停止させる必要がある。
【0048】
即ち、この列車事故回避システム1は、列車軌道13上に飛び込んだ者がいたと仮定すると、飛び込み者がプラットホーム11上にいたときから、その移動をTVカメラ2で監視する。このTVカメラ2が異常な行動をする飛び込み者の移動を信号処理手段3でムービングターゲットの画像信号として捕らえ、列車軌道13上に飛び込んだ者がいたことを発見する。即ち、TVカメラ2による撮像出力の画像信号は、信号処理手段3にて画像信号の変化の有無を検出し、信号処理手段3が変化有りを検出すると、その画像信号を判定手段4に入力する。判定手段4は、上記変化した画像信号が何であるか判定して、緊急情報出力手段5および監視センサ33a〜33eに入力する。
【0049】
監視センサ33a〜33eは、飛び込み者がいる位置と飛び込み者の大きさの情報を出力する。この位置情報は、緊急情報出力手段5に入力され、緊急情報出力手段5は、列車14に緊急停止情報又は停止情報を送信して、列車14を緊急停止させる。緊急停止情報又は停止情報の送信は、列車14ばかりでなく、同時に駅事務所26、プラットホーム11にいる駅職員27、列車指令所28にも行われる。これらの列車事故回避制御は、記憶装置7に記憶された制御プログラムにより動作する中央監視装置6により行われる。
【0050】
飛び込み者がプラットホーム11上から列車軌道13上に移動した径路画像信号は、レーダのように、プラットホーム11と列車軌道13を予め背景情報として入力しておくことにより、表示装置に表示した場合飛び込み者の移動が明確にわかる。
【0051】
判定手段46は、記憶されたパターンから上記飛び込み者のプラットホーム11上での移動径路を異常と予測した判定をできれば、そのとき緊急情報出力手段5は列車14に対して減速指令例えば50km/hを出力する。減速後、プラットホーム11から飛び降りても列車14は、緊急停止でき、事故から回避できる。
【0052】
また、上記TVカメラ2としては、立体画像撮影用TVカメラを使用ことも可能である。立体画像撮影用TVカメラは、遠近感情報を得ることができるので、表示装置に表示したとき列車軌道13のプラットホーム11側か、外側かなどの情報を出力することができる。
【0053】
地方の駅や、駅間、踏切などのように夜間比較的暗い列車軌道(線路)の場合は、赤外線TVカメラ又は暗視TVカメラを使用することのより、より高画質の画像信号を得ることができる。
【0054】
次に、比較的低価格で、監視精度が高い列車事故回避システム1の実施形態を、図7を参照して説明する。図1、図4と同一部分には、同一符号を付与し、説明が重複するので詳細な説明を省略する。
【0055】
図7は、図4の監視センサ33a〜33eを集音装置50a〜50e例えばマイクロホンを複数個配置してプラットホーム11から列車軌道13への落下者の位置を判定できるようにした実施形態である。この実施形態は、障害物である落下物が、人体であればおどろきの声例えば「ワー」「キャー」とか、救助を求める声、石とかごみなどの物であれば「ドスン」とか、「ゴロゴロ」とか、「ザワザワ」とか、大きな音が発生するので、これらの発生音を障害物検出の有力情報として集音し、列車の事故を防止するケースである。
【0056】
列車軌道13に沿って複数個予め定められた間隔で配列された各集音装置50a〜50eは、障害物が落下すると、落下位置からの距離に応じた音―電気変換量の電気信号を出力する。これら各集音装置50a〜50e出力の電気信号分布は、信号処理手段51に入力される。各集音装置50a〜50eの出力信号のS/N比が悪い場合、落下物の無い直前の各集音装置50a〜50e出力電圧波形と、落下物が発生したときの各集音装置50a〜50e出力電圧波形との差演算することにより、信号処理手段51は、S/N比のよい落下物の発生信号を出力する。信号処理手段51は、最大電気信号を出力した集音装置50bが落下位置であることを判定手段52に出力する。
【0057】
判定手段52には、予め走行する列車の障害となる落下物と障害とならない異物と区別した音量の電気信号が閾値として記憶されており、判定手段52は、この記憶された閾値と上記集音装置50bの電気信号と比較することにより、障害物かどうかを出力する。判定手段52には、人間や物などが落下したときの「ワー」「キャー」などの音を集音装置50bのマイクロホンにより異常音や救助を求める声等を集音し、これらの特徴とする周波数、人間の落下パターンの信号として、予め辞書として記憶装置に記憶されている。人間の落下パターンは、例えば「ワー」「キャー」落下音などの周波数、音量、声紋である。記憶された設定値の周波数や落下音等の信号と集音装置50b出力の集音信号と照合し、合致したとき異常発生と判断して列車14に対して緊急情報出力手段5を介して緊急停止情報を出力する。
【0058】
判定手段52は、障害物と判断すると緊急情報出力手段5に障害物検出情報を入力する。障害物検出情報を受信した緊急情報出力手段5は、列車14、列車指令所28、駅事務所26、駅職員27に緊急停止情報を出力する。この結果、列車14は、緊急停止する。
【0059】
即ち、この実施形態の列車事故回避システム1は、列車軌道13上に落下物があったと仮定すると、この落下物をTVカメラ2が検出する。即ち、TVカメラ2による撮像出力の落下物の画像信号は、信号処理手段3にて落下物の画像信号の変化の有無を検出し、信号処理手段3が落下物有りを検出すると、その画像信号を判定手段4に入力する。判定手段4は、上記変化した落下物の画像信号が何であるか判定して、緊急情報出力手段5および集音装置50a〜50eに入力する。
【0060】
集音装置50bは、落下物がある位置の情報を信号処理手段51に入力する。この位置の情報は、判定手段52に入力され、判定手段52は障害物と判定して、緊急情報出力手段5に入力する。緊急情報出力手段5は、列車14に緊急停止情報又は停止情報を送信して、列車14を緊急停止させる。これらの列車事故回避制御は、記憶装置7に記憶された制御プログラムにより動作する中央監視装置6により行われる。
【0061】
次に、比較的重量物が落下したときの監視精度が高い列車事故回避システム1の実施形態を、図8を参照して説明する。図1、図7と同一部分には、同一符号を付与して、説明が重複するので詳細な説明を省略する。図8は、図7の集音装置50a〜50eを圧電体センサ56a〜56eに変えて列車軌道13に複数個予め定められた間隔で配列し、プラットホーム11からの落下者の位置を判定できるようにした実施形態である。この実施形態は、列車軌道13を監視エリアとして線路間の枕木上に圧電体センサ56a〜56eを配列して落下物を検出する。
【0062】
この圧電体センサ56a〜56eは、例えば列車軌道13に誤って人が落下したと仮定すると、その体重が係った部分の例えば圧電体センサ56b,56cは、体重に相当する機械―電気変換量の電気信号を出力する。この圧電体センサ56b,56cの出力電圧は、荷重に比例し、落下物を推定することができる。
【0063】
これら各圧電体センサ56a〜56e出力の電気信号分布は、信号処理手段57に入力される。各圧電体センサ56a〜56eの出力信号のS/N比が悪い場合、落下物の無い直前の当該圧電体センサ56a〜56eの出力電圧波形と落下物が発生したときの圧電体センサ56a〜56eの出力電圧波形との差演算をすることにより、信号処理手段57は、S/N比のよい落下物の出力信号を出力する。
【0064】
信号処理手段57は、電気信号を出力した圧電体センサ56b,56cが落下位置であることを判定手段58に出力する。
【0065】
判定手段58には、予め走行する列車の障害となる落下物と障害とならない異物と区別した荷重の電気信号が閾値として入力されており、判定手段58は、この閾値と上記圧電体センサ56b,56cの電気信号と比較することにより、障害物かどうかを出力する。
【0066】
判定手段58は、障害物と判断すると緊急情報出力手段5に障害物検出情報を出力する。障害物検出情報を受信した緊急情報出力手段5は、列車14、列車指令所28、駅事務所26、駅職員27に緊急停止情報を出力する。この結果、列車14は、緊急停止し、事故回避する。
【0067】
即ち、この列車事故回避システム1は、プラットホーム11の敷地12内の列車軌道13上に落下物があったと仮定すると、この落下物をTVカメラ2が検出する。即ち、TVカメラ2による撮像出力落下物の画像信号は、信号処理手段3にて落下物の画像信号の有無を検出し、信号処理手段3が落下物有りを検出すると、その画像信号を判定手段4に入力する。判定手段4は、上記落下物の画像信号が何であるか判定して、緊急情報出力手段5および圧電体センサ56a〜56eに入力する。圧電体センサ56b,56cは、落下物の位置および荷重の情報を出力する。この位置および荷重の情報は、判定手段58に入力され、判定手段58は、予め設定された閾値と比較して障害物と判定すると、緊急情報出力手段5に障害物落下情報を出力する。緊急情報出力手段5は、列車14に緊急停止情報又は停止情報又は減速情報を送信して、列車14を減速又は停止又は緊急停止させ、事故を回避する。これらの列車事故回避制御は、記憶装置7に記憶された制御プログラムにより動作する中央監視装置6により行われる。
【0068】
次に、落下を予測して列車事故を回避する実施形態を、図9を参照して説明する。図1と同一部分には、同一符号を付与して、説明が重複するので詳細な説明を省略する。この実施形態は、列車軌道13に障害物が進入するのを事前に検出するように複数本のホトカプラを設備して列車事故を回避するケースである。図9はプラットホーム11から列車軌道13に人が落下するのを、落下する前に検出して列車14の走行速度を減速又は停止制御する実施例である。
【0069】
内側ホトカプラ61の光路62は、プラットホーム11に設けられた黄色帯63部分に設ける。光路62の高さは、人間ばかりでなく、荷物などの障害物の検出を考慮して30cm〜50cmが望ましい。中間ホトカプラ64は、プラットホーム11の黄色帯63とプラットホーム11の側縁部65の中間位置に光路66を設ける。さらに、プラットホーム11の側縁部65の近傍例えば側縁部65の外側に外側のホトカプラ68の光路69を設ける。光路66および光路69の高さは、光路62と同一高さの30cm〜50cmが望ましい。光路62、光路66および光路69の高さは、夫々異なる高さでもよい。
【0070】
この実施例のホトカプラ61,64,68は、光源として夫々半導体レーザ71を使用し、各半導体レーザ71の光路62,66,69に夫々受光側の光電変換素子としてホトダイオード72を設置する。ホトカプラの数は、3本の実施例であるが、1本でもよいし、3本以上多数でもよい。各半導体レーザ71および各ホトダイオード72は、同一高さであるため1枚の支板73,74に取着されている。支板73,74は、プラットホーム11の外側に設置される。
【0071】
ホトカプラ61,64,68の動作は、列車14がプラットホーム11に入線する案内放送と同時にスイッチオンし、当該プラットホーム11で列車が停車したときスイッチオフすることが望ましい。各ホトダイオード72の出力は、信号処理手段3に入力される。信号処理手段3は、各ホトダイオード72の出力を監視し、出力信号が零になったホトカプラ61,64,68が発生すると、落下事故予測情報として判定手段4に入力する。
【0072】
判定手段4は、例えばプラットホーム11から落下者が発生する可能性があると判定する場合、この落下者がプラットホーム11の内側から移動するため、ホトカプラ61,64,68の順に出力信号「無し」、「有り」の断続パターンを発生し、落下したと判定する。ホトカプラ61,64,68の断続パターンは、予め記憶装置に記憶されており、判定手段4は、記憶装置75に記憶された断続パターンと照合することにより一致したとき落下事故予測情報を出力する。
【0073】
判定手段4の出力する落下事故予測情報は、緊急情報出力手段5に入力され、緊急情報出力手段5は、緊急停止情報を列車14、列車指令所28、駅事務所26、駅職員27に出力すると、ともに列車14を停止させる。これらの列車事故回避制御は、記憶装置7に記憶された制御プログラムにより動作する中央監視装置6により行われる。
【0074】
記憶装置75に記憶された断続パターンの実施例は、次の通りである。
列車の入線案内後、ホトカプラ61,64,68の動作が開始する。黄色帯63であるホトカプラ61を跨ぐ人がいたとすると、半導体レーザ71からのレーザ光が遮断され、ホトカプラ61のホトダイオード72の出力が無くなる。このとき、緊急情報出力手段5は、落下事故予測情報として列車14に対して50km/h以下の速度に減速させる減速信号を送信し、列車14を減速させる。続いて、ホトカプラ61のホトダイオード72に出力信号が発生し、ホトカプラ64のホトダイオード72の出力信号が無くなったとき、緊急情報出力手段5は、落下事故予測情報として列車14に対して10km/h以下の速度に減速させる減速信号を送信し、列車14を減速させる。
【0075】
続いて、ホトカプラ64のホトダイオード72に出力信号が発生し、ホトカプラ68のホトダイオード72の出力信号が無くなったとき、緊急情報出力手段5は、落下事故予測情報として列車14に対して緊急停止情報を送信し、列車14を停止させる。この結果、列車は、プラットホーム11に入線しないため、列車事故を回避することができる。ホトカプラ61,64,68を跨ぐ速度が速いときには、直ちに落下事故予測情報として緊急停止情報を列車14に送信し、急ブレーキを掛けて、列車14を停止させ、事故を回避する。
【0076】
この実施例においては、ホトカプラ61の検出で終了する場合、列車14は、列車軌道13内に50km/h以下の速度で入線することになる。新幹線の入線時駅の側縁に鉄の柵が形成されるが、ホトカプラ61は、この柵の機能がある。
【0077】
上記各実施形態では、列車軌道としてプラットホーム11での列車事故を回避するケースについて説明した、駅間の列車軌道、踏切、高架下、トンネル等など同様に実施できることは説明するまでもないことである。
【0078】
また、上記説明では、TVカメラを用いた例について説明したが、スチールカメラによる静止画を利用することも有効である。
【0079】
上記各実施形態間で組み合わせた列車事故回避システムを構成することができることは説明するまでもないことである。特に図4、図7、図8、図9における各センサ系は、図1、図2の列車事故回避システムと組み合わせることができる。
【0080】
上記実施形態によれば、プラットホームの列車軌道上、踏切、高架下およびトンネル等に侵入した乗客や落下物等の障害物や異常を連続的に監視し、万一異常が発生した場合には速やかに、進入する列車を停止させ及ぴ関連部署や人へ連絡することが可能となり、列車車故を回避できる。さらに、列車軌道への障害物の侵入を自動的に検出し、必要に応じて列車の減速、緊急停止など自動的に制御することができる。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、列車に対する障害物か否かの判定をより正確化し、走行中の列車への緊急情報の送信を自動的に行うようにした列車事故回避システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る列車事故回避システムの実施形態を説明するための構成図。
【図2】図1の回路構成図を拡大して示す回路構成図。
【図3】図1の他の実施形態を説明するための列車事故回避システム構成図。
【図4】図1の実施形態を説明するための列車事故回避システム構成図。
【図5】図4の監視センサの実施例を説明するための回路構成図。
【図6】図5の他の実施例を説明するための回路構成図。
【図7】図4の他の実施形態を説明するための列車事故回避システム構成図。
【図8】図7の他の実施形態を説明するための列車事故回避システム構成図。
【図9】図1の他の実施形態を説明するための列車事故回避システム構成図。
【符号の説明】
1…列車事故回避システム、2,2a,2b…TVカメラ、3,3a,3b,45a〜45e,51,57…信号処理手段、4,4a,4b,46,52,58…判定手段、5…緊急情報出力手段、6…中央監視装置、7,17,20,75…記憶装置、8…母線、11…プラットホーム、12…敷地、13…列車軌道、14…列車、16…A/D変換回路、18,21…比較回路、26…駅事務所、27…駅職員、28…列車指令所、30…演算手段、33a〜33e…監視センサ、34…ホトカプラ、35…発光ダイオード、36,62,66,69…光路、37.72…ホトダイオード、38…反射板、39…監視エリア、50a〜50e…集音装置、55…枕木、56a〜56e…圧電体センサ、61…内側ホトカプラ、63…黄色帯、64…中間ホトカプラ、65側縁部、68…外側ホトカプラ、71…半導体レーザ、73,74…支板。
Claims (11)
- 列車軌道の予め定められた範囲を監視するように設けられたカメラと、このカメラの出力に接続され所定時間毎の前記カメラ出力の画像信号を記憶する記憶装置と、前記カメラ出力の画像信号を前記記憶装置に記憶された所定時間前の画像信号と比較して画像信号の変化の有無を検出する画像信号の変化検出手段と、この画像信号の変化検出手段が画像信号の変化有を検出したとき、この変化した画像信号が走行中の列車に対する障害物に該当するか否かを判定する判定手段と、この判定手段が列車に対する障害物に該当すると判定したとき前記予め定められた範囲に進入する走行中の列車を減速又は停止させる緊急情報を出力する緊急情報出力手段とを具備してなることを特徴とする列車事故回避システム。
- 前記カメラは複数設けられていることを特徴とする請求項1記載の列車事故回避システム。
- 前記緊急情報は、前記カメラによる列車軌道の監視を同じ監視範囲についてロケーションを変えて複数台のカメラにより撮像し、少なくとも2台以上のカメラ出力の各画像信号から前記変化有を検出した場合に出力することを特徴とする請求項2記載の列車事故回避システム。
- 前記緊急情報は、前記カメラ出力の画像信号に予め定められた大きさ以上の画像を検出した場合に出力することを特徴とする請求項1記載の列車事故回避システム。
- 前記緊急情報は、前記カメラ出力の画像信号に予め定められた列車障害物の移動径路画像を検出した場合に出力することを特徴とする請求項1記載の列車事故回避システム。
- 前記カメラに加えて列車軌道の予め定められた範囲を監視センサにより監視し、前記緊急情報は、前記カメラ出力の画像信号に変化有りを検出した後に監視センサ出力信号における異常の有無を検出して、異常の有を検出した場合に出力することを特徴とする請求項1記載の列車事故回避システム。
- 前記カメラに加えて前記列車軌道の予め定められた範囲を監視するように設けられた集音器と、予め列車の運行に障害となる動作の障害音声信号が記憶された記憶装置と、前記画像信号の変化検出手段が画像信号の変化有を検出したとき、前記集音器出力の音声信号と前記記憶装置から読み出された前記障害音声信号と比較して一致した前記音声信号の有無を検出する信号処理手段と、この信号処理手段が前記一致した前記音声信号の有を検出したとき走行中の列車を減速又は停止させる緊急情報を出力する緊急情報出力手段とを具備してなることを特徴とする請求項1記載の列車事故回避システム。
- 前記障害音声信号は、予め設定した周波数や落下音又は救助を求める声、おどろきの声等の音声信号であることを特徴とする請求項7記載の列車事故回避システム。
- 前記列車軌道の予め定められた範囲は、プラットホーム、踏切、高架下、トンネル、山岳地帯であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載の列車車故回避システム。
- 前記カメラは、立体画像を出力する立体カメラ、赤外線カメラ又は暗視カメラであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項記載の列車事故回避システム。
- 前記カメラは、TVカメラであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項記載の列車事故回避システム。
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