JP2004006044A - 光記録媒体の再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】セキュリティ性に優れた光記録媒体の再生方法を提供する。
【解決手段】暗号化された情報に応じた凹凸形状を成すピット列を複数トラックに亘り形成した光透過性基板12上に、少なくとも光反射性物質からなる反射層13を有し、光透過性基板12のピット列が形成された反対面側から照射されるレーザ光により、ピット列の凹凸形状を検出することで前記情報の再生が行われる光記録媒体の再生方法において、トラックの所定領域に記録された、暗号化された情報を復号化するためのキー情報を検出するステップと、ピット列の凹凸形状を検出して暗号化された情報を再生するステップと、キー情報に基き、暗号化された情報を復号化するステップとを有する。
【選択図】図2
【解決手段】暗号化された情報に応じた凹凸形状を成すピット列を複数トラックに亘り形成した光透過性基板12上に、少なくとも光反射性物質からなる反射層13を有し、光透過性基板12のピット列が形成された反対面側から照射されるレーザ光により、ピット列の凹凸形状を検出することで前記情報の再生が行われる光記録媒体の再生方法において、トラックの所定領域に記録された、暗号化された情報を復号化するためのキー情報を検出するステップと、ピット列の凹凸形状を検出して暗号化された情報を再生するステップと、キー情報に基き、暗号化された情報を復号化するステップとを有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、情報に応じた微小な凹凸形状が形成され、レーザ光を用いて凹凸形状の変化を検出して情報を読み出させる光記録媒体に係わり、特に、情報のセキュリティに適した光記録媒体の再生方法に関するものである。
従来より、光透過性基板上に情報に応じた微小な凹凸形状を形成し、レーザ光を用いて凹凸形状の変化を検出することで、情報を読み出させる光記録媒体がある。このような光記録媒体においては大量に安価で生産できるという理由から、例えば光ディスクについては一般に広く普及している。この光ディスクは、記録容量が大きいため、近年では、例えばCD−ROMのように文書情報、画像データ、プログラムソフト等を記録させる記録媒体としても使用され、上記のメリットを生かして広く普及している。
ところで、このように光ディスク内に文書情報、画像データ、プログラムソフト等を記録した場合、ユーザがその中身を確認して購入するということは難しい。例えば、一般の印刷物であれば、店頭に並べてある本の中身を見たり、見出しを読んだりして、その中身を確認することが可能であるが、光ディスクに記録された文書データや画像データに対して同じようなことを行おうとする場合、その中身を表示するための光ディスク再生装置やディスプレイ装置を大量に用意する必要があり、コストやスペース等の点から実現的ではない。更に、複数の人が光ディスクを取り扱うことになるため、光ディスクに傷が入る等して再生不可能になる場合もあり、商品管理の点でも非常に問題がある。
そこで、近年では、文書データ、画像データ、プログラムソフト等の情報を通常の再生装置では再生できないように暗号化し、また、暗号化した情報の他に、収録した情報の中身を確認できるように一般の再生装置で再生できるような情報を記録した光ディスクがある。上記暗号化された情報は、特定のキー情報があれば再生できるようにしておき、上記暗号化の方法やこれを解くためのキー情報を特定の数に絞って光ディスクを製造することで、暗号化が解かれることがほとんど無くなるようにしておく。このようにすれば、光ディスク自体は、非常に安価、もしくは無料で配布できるようになる。そして、収録情報の中でユーザが気にいった情報があれば、その気に入った情報の暗号化を解くキー情報を発売元から有料で提供してもらうのである。このようにしておけば、ユーザは、中身を確認して自分の気に入った情報のみを購入でき、また、販売店についてもコストやスペース等の問題も発生せずに済むのである。
ところで、上記光ディスクは、予め凹凸が形成されたスタンパを用いて製造されるものであり、暗号化が解かれないようにするために、同一のスタンパで製造する光ディスクの枚数を数百枚程度に限定するという、少量成形の手法をとっている。しかしながら、このような方法では、大量生産によりコストを削減することができたという光ディスクのメリットがなくなってしまう。逆に、製造コストを削減するために同一のスタンパから大量の光ディスクを製造すれば、暗号化が解かれる可能性が高くなってくる。
このような光ディスクに対して、光読み出しされる面とは反対側に磁性層を設け、この磁性層の情報が暗号となっていたり、一般の再生装置の光ヘッドでは走査されない例えば、レーベル面や、外周端部にバーコードを記録し、このバーコードを暗号として用いたりする光ディスクも提案されている。これらの光ディスクは、大量生産できるというメリットは有するものの、再生装置側に情報読み出し用の光ヘッド以外の第二の検出手段を設ける必要があり、既存の再生装置で再生できないという欠点がある。
そこで、本発明は上記の点に着目してなされたものであり、光ディスクの中身情報を通常の再生方式では再生できなくするために多種の暗号を用意し、暗号を解くためのキー情報を用いてはじめて正常な再生を可能とするようにして、セキュリティ性に優れた光記録媒体の再生方法を提供することを目的とするものである。
そこで、上記目的を達成するための発明は、「暗号化された情報に応じた凹凸形状を成すピット列を複数トラックに亘り形成した光透過性基板上に、少なくとも光反射性物質からなる反射層を有し、前記光透過性基板の前記ピット列が形成された反対面側から照射されるレーザ光により、前記ピット列の凹凸形状を検出することで前記情報の再生が行われる光記録媒体の再生方法において、
前記トラックの所定領域に記録された、前記暗号化された情報を復号化するためのキー情報を検出するステップと、
前記ピット列の凹凸形状を検出して前記暗号化された情報を再生するステップと、
前記キー情報に基き、前記暗号化された情報を復号化するステップとを有することを特徴とする光記録媒体の再生方法。」を提供しようとするものである。
前記トラックの所定領域に記録された、前記暗号化された情報を復号化するためのキー情報を検出するステップと、
前記ピット列の凹凸形状を検出して前記暗号化された情報を再生するステップと、
前記キー情報に基き、前記暗号化された情報を復号化するステップとを有することを特徴とする光記録媒体の再生方法。」を提供しようとするものである。
以上説明したように本発明の請求項1の光記録媒体の再生方法によれば、トラックの所定領域に記録された、暗号化された情報を復号化するためのキー情報を検出するステップと、ピット列の凹凸形状を検出して前記暗号化された情報を再生するステップと、前記キー情報に基き、前記暗号化された情報を復号化するステップとを有することにより、光ディスクの中身情報を通常の再生方式では再生できなくするために多種の暗号を用意し、暗号を解くためのキー情報を用いてはじめて正常な再生を可能とするようにして、セキュリティ性に優れた光記録媒体の再生方法を提供することが可能になるという効果がある。
以下、添付図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
図1は、本発明の一実施例である光ディスクの外観を示す図であり、光ディスクをレーベル面(信号読取り面とは反対側の面)から見た様子を示している。
同図に示す光ディスク1に凹凸形状を成すピットにより記録されている情報は、通常の再生装置では復号できないよう例えば暗号化されて記録されており、レーベル面には、この記録された情報の管理情報2が記録されている。この管理情報2は、光ディスク1に記録された情報を復号するための復号化方法に応じて定められ、この管理情報2により情報を復号するためのキー情報(復号化情報)を特定することができるのである。即ち、上記光ディスク1は、キー情報がなければ記録された情報が復号できないようになっているのである。このキー情報は、光ディスク1内の所定の領域に設けられたキー情報記録領域に記録されている。
上記光ディスク1のキー情報を1枚毎に異ならせるため、本実施例では、光ディスクの基板を射出成形した後の製造工程でキー情報を記録する。具体的には、レーザ光によりキー情報に応じたピットを形成したり、予め複数のキー情報を用意してそれらのキー情報に応じてピットを形成しておき、使用するキー情報以外のピットの凹凸形状を、その凹凸形状により記録された情報が再生できないように光ディスクの成形後に破壊するようにしている。
以下、これら光ディスクの実施例について説明する。
図2は、本発明の第1の実施例の光ディスクのキー情報記録領域のトラック方向の断面図を示す図である。なお、同図の下側には、信号読取り面(基板側)から見たときのピットの形状を示してある。
同図に示す光ディスク11は、情報に応じた凹凸形状のピット15,16が形成された基板12上に、光反射性材料からなる反射層13、保護膜14がこの順に積層されて構成されている。
同図に示すキー情報記録領域に形成されているピット15,16のうちのピット15は、スタンパによる射出成形で形成されるピットであり、凹凸形状の周辺部にはリムを有していない。また、ピット16は、上記基板12の射出成形後の製造工程でレーザ光によるカッティングで形成したピットであり、凹凸形状の周辺部にリム17を有した形状となっている。
この基板12の材料としては、強いレーザ光の照射により形状が変化する材料が用いられており、例えばCDで用いられているポリカーボネイト等の光透過性の樹脂が用いられている。
また、上記反射層13はアルミニウム,金,銅等の光反射率の高い金属または合金が用いられており、この金属または合金の層が1層で構成されている。また、上記保護膜14は、紫外線硬化樹脂が用いられている。
また、図3は、本発明の第2の実施例の光ディスクのキー情報記録領域のトラック方向の断面図を示す図である。なお、上記図2と同様に、下側には、信号読取り面(基板側)から見たときのピットの形状を示してある。また、上記光ディスク11と同様な部分は同じ符号を付している。
同図に示す光ディスク21は、スタンパによる射出成形で形成されたピット15の凹凸形状を、この凹凸形状により記録された情報が再生不可能なように破壊することで、キー情報を1枚毎に異ならせている。この光ディスク21は、上記光ディスク11と同様に、ピット15が形成された基板22上に、光反射性材料からなる反射層13、保護膜14がこの順に積層されて構成されている。
同図に示すキー情報記録領域に記録されたピット15は、上記基板22がスタンパにより射出成形された際に形成されたものであり、ピット15の内のいくつかが、レーザ光の照射により元の凹凸形状の検出が不可能な状態に破壊されている。このレーザ光により破壊された変形部23は、外周部にリム24を有し、そのリム24に囲まれた内側部分はしわ状になっている。このしわの発生は、レーザ光の照射により基板22が変形する時の膨脹率と反射層13との膨脹率の違いにより発生するものである。従って、反射層13を有していない基板22に対してレーザ光を用いてこのような記録動作を行えば、しわのない変形部23を形成させることことも可能である。
なお、同図においては、基板22上に形成されたピット15の凹凸形状を全て破壊しているが、ピット15による情報が再生できない状態であれば、ピット15の一部分を破壊するだけでも良い。また、同図に示すように、2つのピットだけでなく、トラック方向に複数のピットにまたがるように破壊することも可能である。
このように、上記光ディスク11,21は、従来の光ディスクで一般的に用いられている材料により構成され、またその構造についても、ほぼ同様の構造となっている。
次に、これら光ディスク11,21の作成方法について説明する。
上記光ディスク11,21は、キー情報の記録以外は、従来のCD(コンパクトディスク)とほぼ同様に作成する。即ち、ガラス原盤の表面にフォトレジスト等の感光性被膜を形成し、この感光性被膜上にレーザ光を照射して感光と現像を行ってピットを形成する。ここで、上記光ディスク11の場合には、キー情報記録領域になる部分の露光は行わず、ピットまたはピット列を形成しないようにする。また、光ディスク21の場合は、キー情報記録領域内に複数の異なったキー情報を記録しておく。このキー情報記録領域を設ける位置は、リードイン領域や、プログラムソフトの先頭位置(ヘッダー等)等任意であるが、再生装置との間でキー情報がどこに記録されているか解るように、リードイン領域等にその位置を記録しておくようにする。
次に、ピットが形成された感光性被膜上に導電膜を形成した後、メッキによりスタンパを作成し、このスタンパを射出成形器に装着してポリカーボネイト等の樹脂により基板12または基板22を作成する。そしてこの基板12,22には、上記金属または合金からなる反射層13を蒸着させ、更にこの反射層13の上に紫外線硬化樹脂等をスピンコート法により形成する。
次に、光ディスク11,21へのキー情報の記録について説明する。キー情報の記録(破壊)は、記録専用の記録装置を用いて行われる。なお、キー情報の記録は、基板12,22の射出成形後の製造工程ならば、反射層13を形成する前、または反射層13を形成した後で保護膜14を形成する前、保護膜14を形成した後等、どの工程に行っても良い。
最初に、光ディスク11の場合について説明する。
上述のように作成された光ディスク11のキー情報記録前のキー情報記録領域のピットの様子を図4に示す。同図に示すように、基板上には射出成形により凹凸形状を成すピット15が形成され、このピットが形成されている情報トラックの中には、ピット15が形成されていない未記録領域31を有するものがある。このピット15が形成されていない未記録領域31にキー情報が記録されてキー情報記録領域になるのである。
このような光ディスクが記録装置に装着されると、基板12側から、例えば、出力5mWのレーザ光を照射して、形成されているピットを再生しながら、一定期間信号が検出されない領域を検出することで上記未記録領域31を探索する。未記録領域31が探索されるとレーザ光出力を300mW程度にあげて、更に記録装置のトラッキングを固定して、未記録領域31にキー情報に基づくピット16を形成する。このように、レーザ光により形成されたピット16は、射出成形により形成したピット15と同様に凹状に成るが、その外周部には凸状のリムが形成されてピット15と外観上は異なる(図2参照)。しかし、ピット形成時のレーザ光出力や線速度を適宜選択することで、信号品質上問題とはならないレベルにすることが可能である。
即ち、キー情報の記録が、光ディスク基板の成形後、製造工程で行われるので、基板が大きく変形しないものであれば記録に用いるレーザ光の出力や記録時の線速度等を規格によらず任意に選択できるため、信号品質が最も良くなるような最適なレーザ光出力を適宜に設定することができるのである。また、ピット16を形成する際のレーザ光は、信号の読取り面側からでも信号面側からでも、どちら側から照射しても良い。
このようにしてキー情報が記録されると、レーベル面に上記キー情報に応じた管理情報2を印刷して光ディスク11が作成される。
次に、光ディスク21の場合について説明する。
光ディスク21のキー情報記録前(ピット破壊前)のキー情報記録領域には、複数個の異なるキー情報に応じた凹凸形状のピットが形成されている。なお、この光ディスク21が装着される記録装置は、上記光ディスク11と同様なレーザ光出力を有するものが使用される。
このような光ディスクが記録装置に装着されると、基板22側から、例えば、出力5mWのレーザ光を照射して、形成されているピット15を再生しながら、キー情報記録領域を探索する。キー情報記録領域が探索されると、レーザ光出力を300mWにあげて特定の1種または2種のキー情報以外のピットを、図3に示すように再生不可能な状態に破壊する。
ここで、反射層13を形成する前に変形部23を形成する場合、基板22の光反射率が低いため、キー情報記録領域探索のための再生動作や、変形部23形成のための記録動作のためのレーザ光は、基板22を透過させずに行わなくてはならない。このため、反射層13を形成していない基板22に対してレーザ光はピット側から照射するようにする。
このようにピット15を破壊した後、正しく読み取られるピット15により構成されるキー情報に応じて管理情報2がレーベル面に印刷されて光ディスク21が作成される。
この光ディスク21は、記録されたピット15を破壊するので、上記光ディスク11のようにピットを記録する場合に比べて記録精度は必要ではないが、破壊されるピット15の分だけの光ディスクの記憶容量が少なくなる。しかし、ピット15が破壊されるキー情報記録領域は、光ディスク全体の記憶容量から考えればわずかなものであるので記憶容量が少なくなるという問題はない。
なお、光ディスク21においては、ピット15を破壊できるのであれば、レーザ光以外の手段も使用することができ、例えば針のようなものでピットにきずを付けて再生不可能な状態にしても良い。このようにピットにきずを付ける場合、ピット15の破壊は、保護膜14を形成する前が良く、基板12の射出成形後か反射層13の形成後に行う。
これらの作成方法に基づき上記光ディスク11,21をCD(コンパクトディスク)を用いて作成した。
<実施例1>
CDの特定アドレスの場所からピット15が形成されていない未記録領域31を1mm程度設けたスタンパを作成し、このスタンパを用いてポリカーボネイトを射出成形機により射出成形して基板12とし、この基板12の上にアルミニウム反射層13を60nm、紫外線樹脂保護膜14を10μm形成して光ディスクを作成した。この光ディスクを、波長780nmの半導体レーザを光源として備える記録装置に装着し、出力5mWでピット15を再生して未記録領域31の探索を行った。未記録領域31が探索されたところで、レーザ光出力をあげてその未記録領域31にピット16を形成した。このとき、ピット上でのレーザ光出力は、20mW/μm2 であり、線速度は、0.5m/sで行った。
<実施例1>
CDの特定アドレスの場所からピット15が形成されていない未記録領域31を1mm程度設けたスタンパを作成し、このスタンパを用いてポリカーボネイトを射出成形機により射出成形して基板12とし、この基板12の上にアルミニウム反射層13を60nm、紫外線樹脂保護膜14を10μm形成して光ディスクを作成した。この光ディスクを、波長780nmの半導体レーザを光源として備える記録装置に装着し、出力5mWでピット15を再生して未記録領域31の探索を行った。未記録領域31が探索されたところで、レーザ光出力をあげてその未記録領域31にピット16を形成した。このとき、ピット上でのレーザ光出力は、20mW/μm2 であり、線速度は、0.5m/sで行った。
キー情報を記録した後、レーベル面の内周部に管理情報2として「ABC−123」をゴム印で印刷し、その後、通常のCDと同様にアルミニウム反射層13を60nm、保護膜14を10μm形成して光ディスク11を作成した。
この光ディスク11を通常の再生装置に装着して再生したところ、キー情報の検出はできるものの、暗号化された情報の復号を正確に行うことができず情報の再生ができなかった。
次に、キー情報を入力することで復号化方法が決定される復号化テーブルを備える再生装置に装着して、印刷されている管理情報「ABC−123」に基づくキー情報を再生装置に入力したところ、情報の復号が正確に行われて情報の再生が可能になった。
<実施例2>
CDの特定アドレスにキー情報記録領域を設け、このキー情報記録領域に10個の数字の組み合わせがピット15により記録されたスタンパを作成し、このスタンパを用いてポリカーボネイトを射出成形機により射出成形して基板22とし、この基板22の上にアルミニウム反射層13を60nm、紫外線樹脂保護膜14を10μm形成して光ディスクを作成した。この光ディスクを、波長780nmの半導体レーザを光源として備える記録装置に装着し、出力5mWでピット15を再生してキー情報記録領域の探索を行った。キー情報記録領域が探索されたところで、レーザ出力をあげ、上記10個の数字のうち8個の数字の情報が入ったピットの凹凸形状を破壊した。このときのレーザ出力は、10mW/μm2で、線速度は、0.5m/sで行った。
<実施例2>
CDの特定アドレスにキー情報記録領域を設け、このキー情報記録領域に10個の数字の組み合わせがピット15により記録されたスタンパを作成し、このスタンパを用いてポリカーボネイトを射出成形機により射出成形して基板22とし、この基板22の上にアルミニウム反射層13を60nm、紫外線樹脂保護膜14を10μm形成して光ディスクを作成した。この光ディスクを、波長780nmの半導体レーザを光源として備える記録装置に装着し、出力5mWでピット15を再生してキー情報記録領域の探索を行った。キー情報記録領域が探索されたところで、レーザ出力をあげ、上記10個の数字のうち8個の数字の情報が入ったピットの凹凸形状を破壊した。このときのレーザ出力は、10mW/μm2で、線速度は、0.5m/sで行った。
キー情報を記録した後、レーベル面の内周部に管理情報2として「ABC−123」をゴム印で印刷し、その後、通常のCDと同様にアルミニウム反射層13を60nm、保護膜14を10μm形成して光ディスク21を作成した。これを通常の再生装置に装着して再生を行ったところ、上記8個の数字は読み取れず、2個の数字のみ読み取ることができた。
また、上記光ディスク11と同様に通常の再生装置での情報の再生はできず、キー情報に基づく復号化テーブルを備える再生装置に装着して、印刷されている管理情報「ABC−123」に基づくキー情報を再生装置に入力したところ、正常に再生が行われた。
以上のように本実施例の光ディスク11,21はキー情報がなければ、再生できないようになっている。上述のように光ディスクのレーベル面には、キー情報に応じた管理情報2が印刷されている。この管理情報2は、例えば次のように使用される。ユーザが購入した光ディスクに収録されたソフトを利用したい場合、ユーザはその光ディスクの制作者(または発売元)に、光ディスクに印刷されている管理情報(例えばABC−123)をソフトの利用料と共に通知すると、制作者は、「ABC−123」に該当するキー情報がそのユーザに提供されることになり、ユーザは、そのキー情報を用いてソフトを利用することができるのである。
また、この管理情報を用いれば、光ディスクの所有者を特定できるので、例えば、管理情報により海賊版の光ディスクを作成するのに使用された元の光ディスクを特定し、その海賊版の元になった光ディスクの所有者を発見でき、光ディスクの違法コピーを防止するという効果もある。
なお、上記光ディスク11,21を再生する場合、キー情報を必要とする復号化方法等が必要である。この復号化方法やキー情報については任意に構成可能であるが、キー情報の入力により情報が正しく再生されるように、復号化方法やキー情報を構成しておけば良い。例えば、本実施例の光ディスク11,21は、共通のスタンパを用いて製造されるので、キー情報以外の情報は通常の再生装置でも再生できるような復号化方法にしておいても良い。この場合、例えば、光ディスクに記録されたキー情報と管理情報により特定されたキー情報とを照合することで記録された情報が再生可能になるようにする。
また、上記光ディスク11,21の情報を再生するための復号化方法は、通常の再生装置の復号化方法とは異なるので、再生装置または光ディスクの情報を利用するハード(コンピュータ等)側にこの復号化方法を用意しておく必要がある。この復号化方法については、例えば、光記録媒体中に通常の復号でも再生可能なように収録しておいたり、磁気ディスク等他の記録媒体により供給したり、再生装置内に用意しておいたりすれば良い。また、上記キー情報は、光ディスク1枚毎に異ならせる必要はなく、数枚、数十枚、数百枚単位で異ならせることも可能である。
更に、キー情報記録領域も光ディスク中に複数箇所設けても良く、例えば、光ディスク内に複数のソフトが収録されているならば、そのソフトに対応した数またはそれ以上設けても良い。
また、本発明は、光ディスクに限らずカード型やテープ型等、他の光記録媒体にも適用可能であることは勿論である。
1,11,21 光ディスク(光記録媒体)
2 管理情報
12,22 基板(光透過性基板)
13 反射層
14 保護膜
15,16 ピット
17,24 リム
23 変形部
2 管理情報
12,22 基板(光透過性基板)
13 反射層
14 保護膜
15,16 ピット
17,24 リム
23 変形部
Claims (1)
- 暗号化された情報に応じた凹凸形状を成すピット列を複数トラックに亘り形成した光透過性基板上に、少なくとも光反射性物質からなる反射層を有し、前記光透過性基板の前記ピット列が形成された反対面側から照射されるレーザ光により、前記ピット列の凹凸形状を検出することで前記情報の再生が行われる光記録媒体の再生方法において、
前記トラックの所定領域に記録された、前記暗号化された情報を復号化するためのキー情報を検出するステップと、
前記ピット列の凹凸形状を検出して前記暗号化された情報を再生するステップと、
前記キー情報に基き、前記暗号化された情報を復号化するステップとを有することを特徴とする光記録媒体の再生方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003315120A JP2004006044A (ja) | 2003-09-08 | 2003-09-08 | 光記録媒体の再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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-
2003
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