JP2004099695A - 塗布防曇剤及び農業用フィルム - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、塗布防曇剤及びこの塗布防曇剤が塗布された農業用フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パイプハウスやトンネルなどの農業用途に使用される農業用フィルムは、屋外環境下で使用されるため、その表面に水分が付着し易く、例えば、ハウスなどに展張するとハウス内外の温度差や湿度によって、ハウス内部のフィルム表面に曇りや水滴を生じ、太陽光線の透過性が悪くなって作物の育成を妨げたり、水滴が作物上に落下して病気が発生するといった問題点があった。
【0003】
上記問題に対して、フィルム表面に生じた結露水を流滴させ、防曇性を発現させるために様々な手法がこれまでに考案されている。例えば、非イオン系界面活性剤などの防曇剤をフィルム中に練り込み、該防曇剤をブリードアウトさせることにより、ハウス内のフィルム表面に付着した結露水を流滴させる方法がある。ところが、この手法では、短期間の防曇効果は得られるが、防曇剤が完全にブリードアウトしきってしまうと全く防曇効果が無くなってしまう、つまり長期間の防曇持続性が不足するこという問題点があった。
【0004】
また、その他の方法として、フィルム表面に防曇剤をコーティングし防曇層を形成させ、それによりフィルム表面の結露水を流滴させ長期に亘って防曇効果を持続させるという防曇積層体が種々提案されている。例えば、特開平7−53747号公報、特開平7−82398号公報、特開平8−319476号公報、特開平11−240112号公報等には、コロイダルシリカとコロイダルアルミナを併用した防曇被膜を形成する方法が開示されている。
【0005】
しかしながら、これらの方法は上記問題を十分に解決するものではなく、長時間使用した後に、フィルム表面に付着した水滴が水膜にならず、流滴不良を生じて水滴が作物上に落下することがあるという問題点があった。
また、一般的なコロイダルシリカを用いた塗布防曇剤は酸性であるため、長期間保存した後では防曇剤の貯蔵安定性が低下することがしばしばあった。
さらに、このような酸性の防曇剤を使用した場合、塗布するのに必要な塗布装置を長時間運転させると装置が錆びるだけでなく、該塗布液を塗布した農業用フィルムをハウスの外張りに用いると、ハウス内の環境が高温多湿であるため、ハウスの鉄骨部分に錆びの発生を促進するという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、初期の防曇性、透明性のみならず、長期間に亘って良好な防曇流滴性や透明性を持続すると共に、基材フィルムとの密着性や耐傷つき性に優れ、且つ塗布装置やハウスの鉄骨部分などに錆びの発生を促進させることがない塗布防曇剤、及びこの塗布防曇剤が塗布された農業用フィルムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明(以下、第1発明という)である塗布防曇液は、水性媒体100重量部中に、ネックレス状コロイダルシリカ0.1〜20重量部、一般式(1)で表されるシラン誘導体0.01〜10重量部及び界面活性剤0.01〜10重量部を分散せしめてなることを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明(以下、第2発明という)である塗布防曇液は、ネックレス状コロイダルシリカが、粒径5〜40nmのコロイダルシリカ粒子が40〜300nmの長さに連なって結合したものからなり、かつ水に分散させたときのpHが7〜12であって、シラン誘導体の水に分散させたときのpHが7〜12、界面活性剤が非イオン系界面活性剤であり、さらに、前記ネックレス状コロイダルシリカ、シラン誘導体及び界面活性剤を水性媒体中に分散させた分散液のpHが7〜12であることを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明(以下、第3発明という)である農業用フィルムは、第1発明又は第2発明の塗布防曇剤が、熱可塑性樹脂フィルム基材の少なくとも一面に塗布、乾燥されてなることを特徴とする。
【0010】
以下、本発明の詳細について説明する。
本発明で使用される水性媒体は、塗布防曇剤の媒体となるものであり、水単独であってもよく、アルコールなどの水溶性溶媒が水に添加されたものであってもよい。水溶性溶媒の配合量は、多くなると得られる塗布防曇剤を塗布した後の乾燥に引火の危険性が伴うので、水性媒体中50重量%以下が好ましい。
【0011】
本発明で使用されるネックレス状コロイダルシリカとは、複数個のコロイダルシリカ粒子が連なって一定の長さに結合し、両端が非結合状態となされているものをいう。上記ネックレス状コロイダルシリカとしては、通常、コロイダルシリカ粒子が水などに分散された分散液として市販されているものが使用可能である。
【0012】
上記コロイダルシリカ粒子の粒径は、5〜40nmが好ましく、より好ましくは10〜20nmである。また、上記ネックレス状コロイダルシリカの長さは、40〜300nmが好ましく、より好ましくは100〜200nmである。
【0013】
上記コロイダルシリカ粒子の粒径が、40nmより大きくなると塗布防曇剤と熱可塑性樹脂フィルム基材との密着性が低下し、5nmより小さくなるとコロイダルシリカの製造が困難になる。また、ネックレス状コロイダルシリカの長さが、40nmより短くなると防曇性が低下し、逆に300nmより長くなるとネックレス状コロイダルシリカの製造が困難になる。
【0014】
上記ネックレス状コロイダルシリカの水に分散させたときのpHは、7〜12が好ましく、より好ましくは8〜11である。pHが7より小さくなると酸性コロイダルシリカとなり、塗布防曇剤の貯蔵安定性が低下する。逆に、pHが12より大きくなるとコロイダルシリカ自身が溶解してしまう。
【0015】
上記ネックレス状コロイダルシリカは、通常、コロイダルシリカを水等に分散させた分散液として使用され、市販品としては、例えば、商品名「ST−PSS」(日産化学工業社製)、商品名「ST−PSM」(日産化学工業社製)、商品名「ST−PSL」(日産化学工業社製)等がある。
【0016】
本発明の塗布防曇液におけるネックレス状コロイダルシリカの配合量としては、水性媒体100重量部に対して、固形分として0.1〜20重量部であり、好ましくは2〜10重量部である。コロイダルシリカの配合量が、多すぎると塗布防曇液の貯蔵安定性、造膜性が低下し、逆に少なすぎると防曇性が低下する。
【0017】
本発明で使用されるシラン誘導体は、一般式(1)で表される。
【化2】
式中、R1 はアミノ基を少なくとも1個有するアルキル基又はアリール基のいずれかを示す。R2 及びR3 はそれぞれ炭素数1〜3のアルキル基を示し、R2 とR3 とは互いに同一であっても、異なっていてもよい。nは1〜3の整数を示す。
【0018】
上記シラン誘導体の水に分散させたときのpHは7〜12が好ましく、より好ましくは9〜11である。pHが7より小さくなると、シラン誘導体を混合した溶液の貯蔵安定性が低下するし、逆に12より大きくなると、シラン誘導体の製造が困難になる。
【0019】
上記シラン誘導体としては市販品が使用可能であり、市販品としては、例えば、商品名「TSL8331」、商品名「TSL8340」、商品名「TSL8345」(以上、GE東芝シリコーン社製)、商品名「KBM−602」、「KBM−603」、「KBE−603」、「KBM−903」、「KBE−903」(以上、信越シリコーン社製)等が挙げられる。
【0020】
本発明の塗布防曇液におけるシラン誘導体の配合量は、水性媒体100重量部に対して、0.01〜10重量部が好ましく、より好ましくは0.1〜5重量部である。シラン誘導体の配合量が0.01重量部より少なくなると、コロイダルシリカとの結合力が弱くなり、塗布防曇層剤と熱可塑性樹脂フィルム基材との密着性が低下したり、防曇性が低下する。逆に、10重量部より多くなると塗布防曇剤の貯蔵安定性が低下する。
【0021】
本発明で使用される界面活性剤は、非イオン系界面活性剤を用いることが好ましい。使用可能な非イオン系界面活性剤としては、例えば、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤などが挙げられる。
上記シリコーン系非イオン性界面活性剤としては、ポリエーテル変性シリコーンオイルが用いられ、フッ素系非イオン性界面活性剤としては、フルオロアルキル基やフルオロアルケニル基を含有する界面活性剤が用いられる。
【0022】
また、上記以外の非イオン系界面活性剤として、多価アルコール脂肪酸エステルが用いられる。具体的には、グリセリンステアリン酸エステル、ジグリセリンステアリン酸エステル、ポリグリセリンステアリン酸エステル、ソルビトールステアリン酸エステル等の多価アルコール飽和脂肪酸エステル;グリセリンオレイン酸エステル、ジグリセリンオレイン酸エステル等の多価アルコール不飽和脂肪酸エステル等を挙げることができる。
【0023】
これらの非イオン系界面活性剤は、熱可塑性樹脂フィルム基材表面への防曇塗布剤の塗工性を向上させるもの、防曇塗布剤に用いる水性媒体に溶解し得るもの、また、防曇塗布剤の貯蔵安定性を低下させないものであれば、特に限定されない。
【0024】
本発明の塗布防曇剤における界面活性剤の配合量は、水性媒体100重量部に対し、0.01〜10重量部が好ましく、より好ましくは0.1〜5重量部である。配合量が、0.01重量部よりも少ないと塗布防曇剤の熱可塑性樹脂フィルム基材への塗工性が低下し、逆に10重量部より多くなると、使用量の割にその効果は向上せず、経済的に不利となる。
【0025】
上記塗布防曇剤には、水性媒体、ネックレス状コロイダルシリカ、シラン誘導体及び界面活性剤の他に、必要に応じて、粘度調整剤、エマルジョン、消泡剤等の添加剤が添加されてもよい。
【0026】
上記塗布防曇剤を得る方法としては、特に限定されず、従来公知の任意の方法が採用されて良い。一般的には、上記水性媒体と、ネックレス状コロイダルシリカ、シラン誘導体及び界面活性剤とを混合し、さらに必要に応じて、種々の添加剤を添加し、ホモジナイザー等の撹拌装置などにより撹拌する方法が挙げられる。
【0027】
上記塗布防曇剤は、熱可塑性樹脂フィルム、ガラス板等の基材の表面に塗布して使用され、塗布された塗布防曇剤は乾燥によって防曇層を形成する。
特に、熱可塑性樹脂フィルム基材の少なくとも一面に塗布したものは、農業用フィルムとして好適に使用される。
【0028】
本発明における熱可塑性樹脂フィルム基材としては、従来より農業用フィルムとして使用されているものが用いられ、例えば、ポリエチレン樹脂、エチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン樹脂、プロピレン−α−オレフィン共重合体、プロピレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリメチルメタクリレート系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等のフィルム又はシートが挙げられる。これらは単独で使用されても、2種以上が併用されても良い。
【0029】
上記熱可塑性樹脂の中でも、ポリエチレン樹脂(低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン)、エチレン−α−オレフィン共重合体(α−オレフィンとしては、例えば、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン等を挙げることができる)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン樹脂、プロピレン−α−オレフィン共重合体(α−オレフィンとしては、例えば、エチレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン等を挙げることができる)、プロピレン−酢酸ビニル共重合体などのポリオレフィン系樹脂が好ましく、より好ましくはエチレン−酢酸ビニル共重合体である。
【0030】
上記熱可塑性樹脂フィルムとしては、単層の熱可塑性樹脂層からなるものでもよいが、熱可塑性樹脂層が複数層積層されているものが好ましい。
【0031】
上記熱可塑性樹脂には、必要に応じて、物性を損なわない範囲において、無機保温剤、有機保温剤、ヒンダードアミン系光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防霧剤、滑剤、顔料等が添加されても良い。
【0032】
上記無機保温剤は、得られる農業用フィルムの保温性の向上と、フィルム成形時の押出し変動の改善との2つの目的のために添加され、例えば、酸化珪素、ハイドロタルサイトなどの珪酸塩類、燐酸塩類、ガラス微粉末等が好適に用いられる。これらは単独で使用されてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0033】
上記無機保温剤の添加量は、特に限定されないが、少なくなると添加した効果が得られず、逆に多くなると得られる農業用フィルムの初期防曇性及び防曇持続性が低下し、また得られる農業用フィルムの機械的強度が低下するので、通常は、上記熱可塑性樹脂100重量部に対し、5〜100重量部が好ましく、より好ましくは10〜50重量部である。
【0034】
上記ヒンダードアミン系光安定剤としては、従来公知の任意のものが使用可能であり、具体的には、コハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン重縮合物、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、ポリ{〔6−[(1,1,3,3−テトラメチルブチル)アミノ]−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル〕[(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]}等が挙げられる。これらは単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもいよい。
【0035】
上記熱安定剤としては、従来公知の任意のものが使用でき、例えば、カルボン酸の金属塩、フェノール系抗酸化剤、有機亜燐酸エステル等のキレーターが挙げられる。
【0036】
上記酸化防止剤としては、従来公知の任意のものが使用でき、通常は、上記熱安定剤としての効果を兼ね備えるものが多く、例えば、カルボン酸の金属塩、フェノール系抗酸化剤、有機亜燐酸エステル等のキレーターが挙げられる。
【0037】
上記紫外線吸収剤としては、従来公知の任意のものが使用でき、例えば、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、サリチル酸エステル系、シアノアクリレート系のもの等が挙げられる。
具体的には、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤として、例えば、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン等が挙げられる。これらは単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもいよい。
【0038】
上記ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤として、例えば、2−(2’−ヒドロキシ−5’−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−tert‐ブチル−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−アミルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール等が挙げられる。これらは単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもいよい。
【0039】
上記防霧剤としては、従来公知の任意のものが使用でき、例えば、シリコーン系、フッ素系等の界面活性剤が挙げられる。
【0040】
上記滑剤としては、従来公知の任意のものが使用でき、例えば、ステアリン酸アマイド等の飽和脂肪酸アマイド;エルカ酸アマイド、オレイン酸アマイド等の不飽和脂肪酸アマイド;エチレンビスステアリン酸アマイド等のビスアマイドなどが挙げられる。
【0041】
本発明の農業用フィルムの製造方法としては、特に限定されず、従来公知の任意の方法が採用されてよく、例えば、上記熱可塑性樹脂フィルム基材を成形した後、その熱可塑性樹脂フィルム基材の少なくとも一面に、上記塗布防曇剤を塗布、乾燥して防曇層を形成する方法が挙げられる。
【0042】
熱可塑性樹脂からフィルム基材を成形する方法としては、例えば、インフレーション法、Tダイ法、カレンダー法等が挙げられる。
【0043】
熱可塑性樹脂フィルム基材に塗布防曇剤を塗布する方法としては、例えば、グラビアコーターなどのロールコート法、バーコート法、ディップコート法、スプレー法、はけ塗り法等が挙げられる。
【0044】
また、熱可塑性樹脂フィルム基材の塗布防曇剤を塗布する面には、塗布性を向上させるために予め表面処理を施しておいても良い。表面処理としては、例えば、コロナ処理、プラズマ処理、オゾン処理、火炎処理、化成処理、プライマー処理等が挙げられる。
【0045】
上記塗布防曇剤を塗布した熱可塑性樹脂フィルム基材の乾燥方法は、自然乾燥又は強制乾燥のいずれであってもよいが、乾燥効率の点からは強制乾燥が好ましい。強制乾燥の方法としては、例えば、熱風乾燥、赤外線乾燥、遠赤外線乾燥等の加熱乾燥が好ましい。
【0046】
上記農業用フィルムの厚さは、薄くなると機械的強度が低下し、厚くなると裁断、接合、展張作業等が困難になり、取り扱い性が低下するので、20〜300μmが好ましく、より好ましくは50〜200μmである。
【0047】
【発明の実施の形態】
以下に実施例を挙げて本発明の態様を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
【0048】
(熱可塑性樹脂フィルム基材の製造)
表1に示した樹脂組成物(イ)〜(ハ)を、各々別々の押出機に投入して混練した後、樹脂組成物(イ)層、(ロ)層及び(ハ)層の厚み比が、1:7:2となるようにインフレーション法で三層共押出成形し、樹脂組成物(イ)層、(ロ)層及び(ハ)層がこの順で積層された、総厚み150μmの三層積層体からなる熱可塑性樹脂フィルム基材を得た。
尚、表中に示したMIはメルトインデックスを示し、JIS K 7210に準拠して、温度190℃、荷重21.18Nで測定された値である。
【0049】
【表1】
【0050】
(実施例1〜5、比較例1〜5)
水100重量部に、表2及び3に示した所定量のコロイダルシリカ、シラン誘導体及び界面活性剤を添加して十分に分散させ、塗布防曇剤を得た。
尚、コロイダルシリカは、水に分散させた分散液として添加したが、添加量は固形分の量であり、分散液の水分は水の添加量に含有される。
得られた塗布防曇剤を、上記熱可塑性樹脂フィルムの樹脂組成物(ハ)層側に、塗布量10g/m2 になるようにグラビアコーターで塗布した後、熱風で乾燥して防曇層を形成し、農業用フィルムを得た。
【0051】
実施例及び比較例で得られた塗布防曇剤及び農業用フィルムについて、下記(a)〜(g)の性能評価を行い、結果を表2及び3に示した。
(a)塗布防曇剤の貯蔵安定性
十分に撹拌した塗布防曇剤100gを無色のガラス製のサンプル瓶に入れ、室内に10日間放置した後、サンプル瓶を目視により観察し、塗布防曇剤の状態を下記の基準で評価した。
○:ゲル状態にならず、かつ防曇剤の分離も起こっていなかった。
×:防曇剤が凝集し、ゲル状態になっていた。
【0052】
(b)熱可塑性樹脂フィルム基材への塗工性
表2及び3で得られた塗布防曇剤を熱可塑性樹脂フィルム基材の樹脂組成物(ハ)層側にグラビアコーターで塗布し、熱風で乾燥させて防曇層を形成したときの、フィルム表面に対する塗布防曇剤の塗工性を、下記の基準で評価した。
○:塗布ムラやハジキ部分が全くなく、フィルム表面に均一に塗工できた。
△:塗布ムラやハジキ部分が若干あるが、おおむねきれいに塗工できた。
×:塗布ムラやハジキがかなりの部分存在し、きれいに塗工できなかった。
【0053】
(c)農業用フィルムの初期防曇性
縦0.5m×横0.7m×深さ0.3mの水槽に、水温23℃の水を6リットル入れた後、農業用フィルムを、その防曇層が水槽内側になるように水槽上部全面に展張りした。次いで、外気温を15℃、水槽内水の水温を23℃に保持して60分間放置した後、農業用フィルムを剥がして防曇層を自然乾燥させ、乾燥した後、再度上記と同様に水槽に展張りして60分間放置した。
この操作を4回繰り返した後、5回目に展張りした農業用フィルム表面を目視により60分間観察し、初期防曇性を下記の基準で評価した。
○:フィルム表面に付着した水分は直ちに水膜になり、水滴は形成されなかった。
△:フィルム表面に付着した水分で水滴が形成されたが、その後水膜が形成された。
×:フィルム表面に付着した水分で水滴が形成され、60分間水滴の状態のままであった。
【0054】
(d)農業用フィルムの防曇持続性
上記初期防曇性の評価と同様の操作を50回繰り返し、20回目及び50回目に展張りした際に、展張りした農業用フィルム表面を目視により60分間観察し、防曇持続性を下記の基準で評価した。
○:フィルム表面に付着した水分は直ちに水膜になり、水滴は形成されなかった。
△:フィルム表面に付着した水分で水滴が形成されたが、その後水膜が形成された。
×:フィルム表面に付着した水分で水滴が形成され、60分間水滴の状態のままであった。
【0055】
(e)農業用フィルムの耐傷つき性
得られた農業用フィルムの防曇層上に、キムワイプ・ワイパー「S−200」(クレシア社製)で完全に被覆された重り(1kg)を乗せ、防曇層上を引張り速度500(mm/分)で重りを滑らせた。この滑らせる操作を3回繰り返した後、防曇層の傷つき具合を下記の基準で評価した。
○:傷つきなし
△:傷は付くものの、流滴に影響なし
×:多数の傷が付き、その傷の部分で水滴が停滞する
【0056】
(f)農業用フィルムの基材と防曇層との密着性
得られた農業用フィルム(作製直後)及び上記(d)防曇持続性(濡れ乾きを50回繰り返したフィルム)評価後のフィルムの防曇層について、セロテープ(登録商標)による剥離試験を行い、下記の基準で評価した。
○:剥がれなし、△:一部剥がれ、×:全面剥がれ
【0057】
(g)農業用フィルムの透明性
得られた農業用フィルム(作製直後)及び屋外のハウスに1ヶ月間展張りした後の農業用フィルム(評価後)のヘーズ値を、ヘーズ測定機(東京電色社製)により測定した。
【0058】
【表2】
【0059】
【表3】
【0060】
尚、表2及び3において、下記の市販品を使用した。
(コロイダルシリカ)
・ST−PSS:ネックレス状コロイダルシリカ(日産化学社製)、粒径10〜15nm、長さ100〜200nm、pH9〜10.5
・ST−PSL:ネックレス状コロイダルシリカ(日産化学社製)、粒径35〜40nm、長さ100〜200nm、pH9〜10.5
・ST−PSSO:ネックレス状コロイダルシリカ(日産化学社製)、粒径10〜15nm、長さ100〜200nm、pH2〜4
・ST−20:球状コロイダルシリカ(日産化学社製)、粒径10〜20nm、pH9.5〜10
【0061】
(シラン誘導体)
・TSL8331:3−アミノプロピルトリエトキシシラン(GE東芝シリコーン社製)、水溶液のpH10.0
・KBM−603:N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(信越シリコーン社製)、水溶液のpH10.0
・TSL8311:ビニルエトキシシラン(GE東芝シリコーン社製)、水溶液のpH3.9
【0062】
(界面活性剤)
・Si系:シリコーン系界面活性剤、ポリエーテル変性シリコーンオイル(GE東芝シリコーン社製)
・F系:フッ素系界面活性剤、パーフルオロアルキルエチレンオキシド付加物(大日本インキ社製)
【0063】
【発明の効果】
本発明の塗布防曇剤は、上述の構成であり、貯蔵安定性、塗布性に優れ、熱可塑性樹脂フィルム基材に塗布することにより、初期の透明性、防曇性のみならず、耐傷つき性、フィルム基材との密着性に優れると共に、透明性、防曇性に優れた防曇層をフィルム基材上に形成することができる。
更に、本発明の農業用フィルムは、熱可塑性樹脂フィルム基材上に上記塗布防曇剤からなる防曇層が形成されることにより、防曇層がフィルム展張時のパイプなどへの擦れに対して傷つくことがなく、長期間展張しても防曇層の流出や剥離が起こらず、良好な透明性を持続する。
【発明の属する技術分野】
本発明は、塗布防曇剤及びこの塗布防曇剤が塗布された農業用フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パイプハウスやトンネルなどの農業用途に使用される農業用フィルムは、屋外環境下で使用されるため、その表面に水分が付着し易く、例えば、ハウスなどに展張するとハウス内外の温度差や湿度によって、ハウス内部のフィルム表面に曇りや水滴を生じ、太陽光線の透過性が悪くなって作物の育成を妨げたり、水滴が作物上に落下して病気が発生するといった問題点があった。
【0003】
上記問題に対して、フィルム表面に生じた結露水を流滴させ、防曇性を発現させるために様々な手法がこれまでに考案されている。例えば、非イオン系界面活性剤などの防曇剤をフィルム中に練り込み、該防曇剤をブリードアウトさせることにより、ハウス内のフィルム表面に付着した結露水を流滴させる方法がある。ところが、この手法では、短期間の防曇効果は得られるが、防曇剤が完全にブリードアウトしきってしまうと全く防曇効果が無くなってしまう、つまり長期間の防曇持続性が不足するこという問題点があった。
【0004】
また、その他の方法として、フィルム表面に防曇剤をコーティングし防曇層を形成させ、それによりフィルム表面の結露水を流滴させ長期に亘って防曇効果を持続させるという防曇積層体が種々提案されている。例えば、特開平7−53747号公報、特開平7−82398号公報、特開平8−319476号公報、特開平11−240112号公報等には、コロイダルシリカとコロイダルアルミナを併用した防曇被膜を形成する方法が開示されている。
【0005】
しかしながら、これらの方法は上記問題を十分に解決するものではなく、長時間使用した後に、フィルム表面に付着した水滴が水膜にならず、流滴不良を生じて水滴が作物上に落下することがあるという問題点があった。
また、一般的なコロイダルシリカを用いた塗布防曇剤は酸性であるため、長期間保存した後では防曇剤の貯蔵安定性が低下することがしばしばあった。
さらに、このような酸性の防曇剤を使用した場合、塗布するのに必要な塗布装置を長時間運転させると装置が錆びるだけでなく、該塗布液を塗布した農業用フィルムをハウスの外張りに用いると、ハウス内の環境が高温多湿であるため、ハウスの鉄骨部分に錆びの発生を促進するという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、初期の防曇性、透明性のみならず、長期間に亘って良好な防曇流滴性や透明性を持続すると共に、基材フィルムとの密着性や耐傷つき性に優れ、且つ塗布装置やハウスの鉄骨部分などに錆びの発生を促進させることがない塗布防曇剤、及びこの塗布防曇剤が塗布された農業用フィルムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明(以下、第1発明という)である塗布防曇液は、水性媒体100重量部中に、ネックレス状コロイダルシリカ0.1〜20重量部、一般式(1)で表されるシラン誘導体0.01〜10重量部及び界面活性剤0.01〜10重量部を分散せしめてなることを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明(以下、第2発明という)である塗布防曇液は、ネックレス状コロイダルシリカが、粒径5〜40nmのコロイダルシリカ粒子が40〜300nmの長さに連なって結合したものからなり、かつ水に分散させたときのpHが7〜12であって、シラン誘導体の水に分散させたときのpHが7〜12、界面活性剤が非イオン系界面活性剤であり、さらに、前記ネックレス状コロイダルシリカ、シラン誘導体及び界面活性剤を水性媒体中に分散させた分散液のpHが7〜12であることを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明(以下、第3発明という)である農業用フィルムは、第1発明又は第2発明の塗布防曇剤が、熱可塑性樹脂フィルム基材の少なくとも一面に塗布、乾燥されてなることを特徴とする。
【0010】
以下、本発明の詳細について説明する。
本発明で使用される水性媒体は、塗布防曇剤の媒体となるものであり、水単独であってもよく、アルコールなどの水溶性溶媒が水に添加されたものであってもよい。水溶性溶媒の配合量は、多くなると得られる塗布防曇剤を塗布した後の乾燥に引火の危険性が伴うので、水性媒体中50重量%以下が好ましい。
【0011】
本発明で使用されるネックレス状コロイダルシリカとは、複数個のコロイダルシリカ粒子が連なって一定の長さに結合し、両端が非結合状態となされているものをいう。上記ネックレス状コロイダルシリカとしては、通常、コロイダルシリカ粒子が水などに分散された分散液として市販されているものが使用可能である。
【0012】
上記コロイダルシリカ粒子の粒径は、5〜40nmが好ましく、より好ましくは10〜20nmである。また、上記ネックレス状コロイダルシリカの長さは、40〜300nmが好ましく、より好ましくは100〜200nmである。
【0013】
上記コロイダルシリカ粒子の粒径が、40nmより大きくなると塗布防曇剤と熱可塑性樹脂フィルム基材との密着性が低下し、5nmより小さくなるとコロイダルシリカの製造が困難になる。また、ネックレス状コロイダルシリカの長さが、40nmより短くなると防曇性が低下し、逆に300nmより長くなるとネックレス状コロイダルシリカの製造が困難になる。
【0014】
上記ネックレス状コロイダルシリカの水に分散させたときのpHは、7〜12が好ましく、より好ましくは8〜11である。pHが7より小さくなると酸性コロイダルシリカとなり、塗布防曇剤の貯蔵安定性が低下する。逆に、pHが12より大きくなるとコロイダルシリカ自身が溶解してしまう。
【0015】
上記ネックレス状コロイダルシリカは、通常、コロイダルシリカを水等に分散させた分散液として使用され、市販品としては、例えば、商品名「ST−PSS」(日産化学工業社製)、商品名「ST−PSM」(日産化学工業社製)、商品名「ST−PSL」(日産化学工業社製)等がある。
【0016】
本発明の塗布防曇液におけるネックレス状コロイダルシリカの配合量としては、水性媒体100重量部に対して、固形分として0.1〜20重量部であり、好ましくは2〜10重量部である。コロイダルシリカの配合量が、多すぎると塗布防曇液の貯蔵安定性、造膜性が低下し、逆に少なすぎると防曇性が低下する。
【0017】
本発明で使用されるシラン誘導体は、一般式(1)で表される。
【化2】
式中、R1 はアミノ基を少なくとも1個有するアルキル基又はアリール基のいずれかを示す。R2 及びR3 はそれぞれ炭素数1〜3のアルキル基を示し、R2 とR3 とは互いに同一であっても、異なっていてもよい。nは1〜3の整数を示す。
【0018】
上記シラン誘導体の水に分散させたときのpHは7〜12が好ましく、より好ましくは9〜11である。pHが7より小さくなると、シラン誘導体を混合した溶液の貯蔵安定性が低下するし、逆に12より大きくなると、シラン誘導体の製造が困難になる。
【0019】
上記シラン誘導体としては市販品が使用可能であり、市販品としては、例えば、商品名「TSL8331」、商品名「TSL8340」、商品名「TSL8345」(以上、GE東芝シリコーン社製)、商品名「KBM−602」、「KBM−603」、「KBE−603」、「KBM−903」、「KBE−903」(以上、信越シリコーン社製)等が挙げられる。
【0020】
本発明の塗布防曇液におけるシラン誘導体の配合量は、水性媒体100重量部に対して、0.01〜10重量部が好ましく、より好ましくは0.1〜5重量部である。シラン誘導体の配合量が0.01重量部より少なくなると、コロイダルシリカとの結合力が弱くなり、塗布防曇層剤と熱可塑性樹脂フィルム基材との密着性が低下したり、防曇性が低下する。逆に、10重量部より多くなると塗布防曇剤の貯蔵安定性が低下する。
【0021】
本発明で使用される界面活性剤は、非イオン系界面活性剤を用いることが好ましい。使用可能な非イオン系界面活性剤としては、例えば、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤などが挙げられる。
上記シリコーン系非イオン性界面活性剤としては、ポリエーテル変性シリコーンオイルが用いられ、フッ素系非イオン性界面活性剤としては、フルオロアルキル基やフルオロアルケニル基を含有する界面活性剤が用いられる。
【0022】
また、上記以外の非イオン系界面活性剤として、多価アルコール脂肪酸エステルが用いられる。具体的には、グリセリンステアリン酸エステル、ジグリセリンステアリン酸エステル、ポリグリセリンステアリン酸エステル、ソルビトールステアリン酸エステル等の多価アルコール飽和脂肪酸エステル;グリセリンオレイン酸エステル、ジグリセリンオレイン酸エステル等の多価アルコール不飽和脂肪酸エステル等を挙げることができる。
【0023】
これらの非イオン系界面活性剤は、熱可塑性樹脂フィルム基材表面への防曇塗布剤の塗工性を向上させるもの、防曇塗布剤に用いる水性媒体に溶解し得るもの、また、防曇塗布剤の貯蔵安定性を低下させないものであれば、特に限定されない。
【0024】
本発明の塗布防曇剤における界面活性剤の配合量は、水性媒体100重量部に対し、0.01〜10重量部が好ましく、より好ましくは0.1〜5重量部である。配合量が、0.01重量部よりも少ないと塗布防曇剤の熱可塑性樹脂フィルム基材への塗工性が低下し、逆に10重量部より多くなると、使用量の割にその効果は向上せず、経済的に不利となる。
【0025】
上記塗布防曇剤には、水性媒体、ネックレス状コロイダルシリカ、シラン誘導体及び界面活性剤の他に、必要に応じて、粘度調整剤、エマルジョン、消泡剤等の添加剤が添加されてもよい。
【0026】
上記塗布防曇剤を得る方法としては、特に限定されず、従来公知の任意の方法が採用されて良い。一般的には、上記水性媒体と、ネックレス状コロイダルシリカ、シラン誘導体及び界面活性剤とを混合し、さらに必要に応じて、種々の添加剤を添加し、ホモジナイザー等の撹拌装置などにより撹拌する方法が挙げられる。
【0027】
上記塗布防曇剤は、熱可塑性樹脂フィルム、ガラス板等の基材の表面に塗布して使用され、塗布された塗布防曇剤は乾燥によって防曇層を形成する。
特に、熱可塑性樹脂フィルム基材の少なくとも一面に塗布したものは、農業用フィルムとして好適に使用される。
【0028】
本発明における熱可塑性樹脂フィルム基材としては、従来より農業用フィルムとして使用されているものが用いられ、例えば、ポリエチレン樹脂、エチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン樹脂、プロピレン−α−オレフィン共重合体、プロピレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリメチルメタクリレート系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等のフィルム又はシートが挙げられる。これらは単独で使用されても、2種以上が併用されても良い。
【0029】
上記熱可塑性樹脂の中でも、ポリエチレン樹脂(低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン)、エチレン−α−オレフィン共重合体(α−オレフィンとしては、例えば、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン等を挙げることができる)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン樹脂、プロピレン−α−オレフィン共重合体(α−オレフィンとしては、例えば、エチレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン等を挙げることができる)、プロピレン−酢酸ビニル共重合体などのポリオレフィン系樹脂が好ましく、より好ましくはエチレン−酢酸ビニル共重合体である。
【0030】
上記熱可塑性樹脂フィルムとしては、単層の熱可塑性樹脂層からなるものでもよいが、熱可塑性樹脂層が複数層積層されているものが好ましい。
【0031】
上記熱可塑性樹脂には、必要に応じて、物性を損なわない範囲において、無機保温剤、有機保温剤、ヒンダードアミン系光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防霧剤、滑剤、顔料等が添加されても良い。
【0032】
上記無機保温剤は、得られる農業用フィルムの保温性の向上と、フィルム成形時の押出し変動の改善との2つの目的のために添加され、例えば、酸化珪素、ハイドロタルサイトなどの珪酸塩類、燐酸塩類、ガラス微粉末等が好適に用いられる。これらは単独で使用されてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0033】
上記無機保温剤の添加量は、特に限定されないが、少なくなると添加した効果が得られず、逆に多くなると得られる農業用フィルムの初期防曇性及び防曇持続性が低下し、また得られる農業用フィルムの機械的強度が低下するので、通常は、上記熱可塑性樹脂100重量部に対し、5〜100重量部が好ましく、より好ましくは10〜50重量部である。
【0034】
上記ヒンダードアミン系光安定剤としては、従来公知の任意のものが使用可能であり、具体的には、コハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン重縮合物、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、ポリ{〔6−[(1,1,3,3−テトラメチルブチル)アミノ]−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル〕[(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]ヘキサメチレン[(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]}等が挙げられる。これらは単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもいよい。
【0035】
上記熱安定剤としては、従来公知の任意のものが使用でき、例えば、カルボン酸の金属塩、フェノール系抗酸化剤、有機亜燐酸エステル等のキレーターが挙げられる。
【0036】
上記酸化防止剤としては、従来公知の任意のものが使用でき、通常は、上記熱安定剤としての効果を兼ね備えるものが多く、例えば、カルボン酸の金属塩、フェノール系抗酸化剤、有機亜燐酸エステル等のキレーターが挙げられる。
【0037】
上記紫外線吸収剤としては、従来公知の任意のものが使用でき、例えば、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、サリチル酸エステル系、シアノアクリレート系のもの等が挙げられる。
具体的には、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤として、例えば、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン等が挙げられる。これらは単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもいよい。
【0038】
上記ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤として、例えば、2−(2’−ヒドロキシ−5’−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−tert‐ブチル−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tert−アミルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール等が挙げられる。これらは単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもいよい。
【0039】
上記防霧剤としては、従来公知の任意のものが使用でき、例えば、シリコーン系、フッ素系等の界面活性剤が挙げられる。
【0040】
上記滑剤としては、従来公知の任意のものが使用でき、例えば、ステアリン酸アマイド等の飽和脂肪酸アマイド;エルカ酸アマイド、オレイン酸アマイド等の不飽和脂肪酸アマイド;エチレンビスステアリン酸アマイド等のビスアマイドなどが挙げられる。
【0041】
本発明の農業用フィルムの製造方法としては、特に限定されず、従来公知の任意の方法が採用されてよく、例えば、上記熱可塑性樹脂フィルム基材を成形した後、その熱可塑性樹脂フィルム基材の少なくとも一面に、上記塗布防曇剤を塗布、乾燥して防曇層を形成する方法が挙げられる。
【0042】
熱可塑性樹脂からフィルム基材を成形する方法としては、例えば、インフレーション法、Tダイ法、カレンダー法等が挙げられる。
【0043】
熱可塑性樹脂フィルム基材に塗布防曇剤を塗布する方法としては、例えば、グラビアコーターなどのロールコート法、バーコート法、ディップコート法、スプレー法、はけ塗り法等が挙げられる。
【0044】
また、熱可塑性樹脂フィルム基材の塗布防曇剤を塗布する面には、塗布性を向上させるために予め表面処理を施しておいても良い。表面処理としては、例えば、コロナ処理、プラズマ処理、オゾン処理、火炎処理、化成処理、プライマー処理等が挙げられる。
【0045】
上記塗布防曇剤を塗布した熱可塑性樹脂フィルム基材の乾燥方法は、自然乾燥又は強制乾燥のいずれであってもよいが、乾燥効率の点からは強制乾燥が好ましい。強制乾燥の方法としては、例えば、熱風乾燥、赤外線乾燥、遠赤外線乾燥等の加熱乾燥が好ましい。
【0046】
上記農業用フィルムの厚さは、薄くなると機械的強度が低下し、厚くなると裁断、接合、展張作業等が困難になり、取り扱い性が低下するので、20〜300μmが好ましく、より好ましくは50〜200μmである。
【0047】
【発明の実施の形態】
以下に実施例を挙げて本発明の態様を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
【0048】
(熱可塑性樹脂フィルム基材の製造)
表1に示した樹脂組成物(イ)〜(ハ)を、各々別々の押出機に投入して混練した後、樹脂組成物(イ)層、(ロ)層及び(ハ)層の厚み比が、1:7:2となるようにインフレーション法で三層共押出成形し、樹脂組成物(イ)層、(ロ)層及び(ハ)層がこの順で積層された、総厚み150μmの三層積層体からなる熱可塑性樹脂フィルム基材を得た。
尚、表中に示したMIはメルトインデックスを示し、JIS K 7210に準拠して、温度190℃、荷重21.18Nで測定された値である。
【0049】
【表1】
【0050】
(実施例1〜5、比較例1〜5)
水100重量部に、表2及び3に示した所定量のコロイダルシリカ、シラン誘導体及び界面活性剤を添加して十分に分散させ、塗布防曇剤を得た。
尚、コロイダルシリカは、水に分散させた分散液として添加したが、添加量は固形分の量であり、分散液の水分は水の添加量に含有される。
得られた塗布防曇剤を、上記熱可塑性樹脂フィルムの樹脂組成物(ハ)層側に、塗布量10g/m2 になるようにグラビアコーターで塗布した後、熱風で乾燥して防曇層を形成し、農業用フィルムを得た。
【0051】
実施例及び比較例で得られた塗布防曇剤及び農業用フィルムについて、下記(a)〜(g)の性能評価を行い、結果を表2及び3に示した。
(a)塗布防曇剤の貯蔵安定性
十分に撹拌した塗布防曇剤100gを無色のガラス製のサンプル瓶に入れ、室内に10日間放置した後、サンプル瓶を目視により観察し、塗布防曇剤の状態を下記の基準で評価した。
○:ゲル状態にならず、かつ防曇剤の分離も起こっていなかった。
×:防曇剤が凝集し、ゲル状態になっていた。
【0052】
(b)熱可塑性樹脂フィルム基材への塗工性
表2及び3で得られた塗布防曇剤を熱可塑性樹脂フィルム基材の樹脂組成物(ハ)層側にグラビアコーターで塗布し、熱風で乾燥させて防曇層を形成したときの、フィルム表面に対する塗布防曇剤の塗工性を、下記の基準で評価した。
○:塗布ムラやハジキ部分が全くなく、フィルム表面に均一に塗工できた。
△:塗布ムラやハジキ部分が若干あるが、おおむねきれいに塗工できた。
×:塗布ムラやハジキがかなりの部分存在し、きれいに塗工できなかった。
【0053】
(c)農業用フィルムの初期防曇性
縦0.5m×横0.7m×深さ0.3mの水槽に、水温23℃の水を6リットル入れた後、農業用フィルムを、その防曇層が水槽内側になるように水槽上部全面に展張りした。次いで、外気温を15℃、水槽内水の水温を23℃に保持して60分間放置した後、農業用フィルムを剥がして防曇層を自然乾燥させ、乾燥した後、再度上記と同様に水槽に展張りして60分間放置した。
この操作を4回繰り返した後、5回目に展張りした農業用フィルム表面を目視により60分間観察し、初期防曇性を下記の基準で評価した。
○:フィルム表面に付着した水分は直ちに水膜になり、水滴は形成されなかった。
△:フィルム表面に付着した水分で水滴が形成されたが、その後水膜が形成された。
×:フィルム表面に付着した水分で水滴が形成され、60分間水滴の状態のままであった。
【0054】
(d)農業用フィルムの防曇持続性
上記初期防曇性の評価と同様の操作を50回繰り返し、20回目及び50回目に展張りした際に、展張りした農業用フィルム表面を目視により60分間観察し、防曇持続性を下記の基準で評価した。
○:フィルム表面に付着した水分は直ちに水膜になり、水滴は形成されなかった。
△:フィルム表面に付着した水分で水滴が形成されたが、その後水膜が形成された。
×:フィルム表面に付着した水分で水滴が形成され、60分間水滴の状態のままであった。
【0055】
(e)農業用フィルムの耐傷つき性
得られた農業用フィルムの防曇層上に、キムワイプ・ワイパー「S−200」(クレシア社製)で完全に被覆された重り(1kg)を乗せ、防曇層上を引張り速度500(mm/分)で重りを滑らせた。この滑らせる操作を3回繰り返した後、防曇層の傷つき具合を下記の基準で評価した。
○:傷つきなし
△:傷は付くものの、流滴に影響なし
×:多数の傷が付き、その傷の部分で水滴が停滞する
【0056】
(f)農業用フィルムの基材と防曇層との密着性
得られた農業用フィルム(作製直後)及び上記(d)防曇持続性(濡れ乾きを50回繰り返したフィルム)評価後のフィルムの防曇層について、セロテープ(登録商標)による剥離試験を行い、下記の基準で評価した。
○:剥がれなし、△:一部剥がれ、×:全面剥がれ
【0057】
(g)農業用フィルムの透明性
得られた農業用フィルム(作製直後)及び屋外のハウスに1ヶ月間展張りした後の農業用フィルム(評価後)のヘーズ値を、ヘーズ測定機(東京電色社製)により測定した。
【0058】
【表2】
【0059】
【表3】
【0060】
尚、表2及び3において、下記の市販品を使用した。
(コロイダルシリカ)
・ST−PSS:ネックレス状コロイダルシリカ(日産化学社製)、粒径10〜15nm、長さ100〜200nm、pH9〜10.5
・ST−PSL:ネックレス状コロイダルシリカ(日産化学社製)、粒径35〜40nm、長さ100〜200nm、pH9〜10.5
・ST−PSSO:ネックレス状コロイダルシリカ(日産化学社製)、粒径10〜15nm、長さ100〜200nm、pH2〜4
・ST−20:球状コロイダルシリカ(日産化学社製)、粒径10〜20nm、pH9.5〜10
【0061】
(シラン誘導体)
・TSL8331:3−アミノプロピルトリエトキシシラン(GE東芝シリコーン社製)、水溶液のpH10.0
・KBM−603:N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(信越シリコーン社製)、水溶液のpH10.0
・TSL8311:ビニルエトキシシラン(GE東芝シリコーン社製)、水溶液のpH3.9
【0062】
(界面活性剤)
・Si系:シリコーン系界面活性剤、ポリエーテル変性シリコーンオイル(GE東芝シリコーン社製)
・F系:フッ素系界面活性剤、パーフルオロアルキルエチレンオキシド付加物(大日本インキ社製)
【0063】
【発明の効果】
本発明の塗布防曇剤は、上述の構成であり、貯蔵安定性、塗布性に優れ、熱可塑性樹脂フィルム基材に塗布することにより、初期の透明性、防曇性のみならず、耐傷つき性、フィルム基材との密着性に優れると共に、透明性、防曇性に優れた防曇層をフィルム基材上に形成することができる。
更に、本発明の農業用フィルムは、熱可塑性樹脂フィルム基材上に上記塗布防曇剤からなる防曇層が形成されることにより、防曇層がフィルム展張時のパイプなどへの擦れに対して傷つくことがなく、長期間展張しても防曇層の流出や剥離が起こらず、良好な透明性を持続する。
Claims (3)
- ネックレス状コロイダルシリカは、粒径5〜40nmのコロイダルシリカ粒子が40〜300nmの長さに連なって結合したものからなり、かつ水に分散させたときのpHが7〜12であって、シラン誘導体の水に分散させたときのpHが7〜12、界面活性剤が非イオン系界面活性剤であり、さらに、前記ネックレス状コロイダルシリカ、シラン誘導体及び界面活性剤を水性媒体中に分散させた分散液のpHが7〜12であることを特徴とする請求項1に記載の塗布防曇剤。
- 請求項1又は2に記載の塗布防曇剤が、熱可塑性樹脂フィルム基材の少なくとも一面に塗布、乾燥されてなることを特徴とする農業用フィルム。
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