JP2004094050A - 光学部を兼用化した監視カメラ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】一つのレンズ部の兼用によって赤外線センサーやカメラの位置合わせを容易とし、設置時の人手と時間を軽減し、かつ低コスト化を図る。
【解決手段】兼用のレンズ部21にて赤外線及び可視光を入射し、ハーフミラー22で反射させた赤外線をセンサー受光部18の受光器30へ導き、ハーフミラー22を透過させた可視光を監視カメラの撮像部17へ導く。また、兼用のレンズ部21とハーフミラー22を設け、反射光を赤外線暗視カメラの撮像部へ、透過光を可視光カメラの撮像部へ導き、それぞれの位置合わせを簡略化することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】兼用のレンズ部21にて赤外線及び可視光を入射し、ハーフミラー22で反射させた赤外線をセンサー受光部18の受光器30へ導き、ハーフミラー22を透過させた可視光を監視カメラの撮像部17へ導く。また、兼用のレンズ部21とハーフミラー22を設け、反射光を赤外線暗視カメラの撮像部へ、透過光を可視光カメラの撮像部へ導き、それぞれの位置合わせを簡略化することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光学部を兼用化した監視カメラ装置、特に空港、電力施設等の管理区域への侵入者、侵入物を昼夜常時監視する装置の光学部の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、空港、電力施設、特殊建築・施設等の管理区域、或いは自然動物の生態調査等では、赤外線センサーを用いた侵入者、侵入物の検知とカメラの撮影による監視(観察)、カメラで撮影された画像の解析による侵入者等の検知とこのカメラの撮影による監視等が行われている。
【0003】
図7には、遮光式赤外線センサーと監視カメラを用いた装置の構成が示されており、この装置では図示されるように、第1柱状体1Aに赤外線ビームを投光する投光器2が設けられ、この第1柱状体1Aから所定の間隔をおいて設置された第2柱状体1Bに、赤外線ビームを受光する受光器3と監視カメラ4が配置される。この図7の装置によれば、上記投光器2から出力された赤外線ビームの遮光状態を上記受光器3にて検出することによって侵入者、侵入物を検知し、一方の監視カメラ4では第1柱状体1Aと第2柱状体1Bの間の監視エリアを撮影し、これら侵入物等の検知状態や撮影映像は管理センターや監視室等のモニタで監視(観察)できることになる。また、赤外線センサーの検知(異常)情報に基づいてその侵入者等の映像は記録装置に記録される。
【0004】
図8には、反射式赤外センサーやパッシブセンサーと監視カメラを用いた装置の構成が示されており、この装置では図示されるように、柱状体6の中に例えばパッシブセンサー7と監視カメラ4が配置される。この図8の装置によれば、パッシブセンサー7から出力された赤外線ビームの反射光を受光することにより侵入者等の検知が行われ、この検知情報等に基づいて侵入者等が監視カメラ4にて撮影、記録される。
【0005】
図9には、赤外線センサーを用いず映像の画像解析にて侵入物等の検知を行う装置の構成が示されており、この装置では図示されるように、柱状体9に昼用の可視光カメラ(例えばカラーカメラ)10と、夜用の赤外線暗視カメラ11を配置する。この装置によれば、昼と夜で上記カメラ10,11が切り替えられ、これらのカメラ10,11では、撮影された画像の時系列的変化を逐次解析することにより侵入者等の存在が検出され、同時に撮影された映像は監視用モニタに表示されると共に、異常時の映像は記録装置等に記録される。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−160957号公報
【0007】
【特許文献2】
特開平9−16865号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の監視カメラ装置では、図7及び図8で説明したように赤外線センサー(2,3,7)と監視カメラ4が別々に柱状体1B,6に配置され、また図9の場合も、可視光カメラ10と赤外線暗視カメラ11が別々に柱状体9に配置されることから、監視エリアに対する赤外線センサーとカメラの位置合わせが煩雑となり、設置に人手と時間がかかるという問題があった。また、これらの部材は、地震、地盤沈下や経時変化等で位置がずれ、光軸や撮影範囲が変化することになるが、この場合にも、赤外線センサー(2,3,7)とカメラ4、可視光カメラ10と赤外線暗視カメラ11のそれぞれの位置合わせの調整をしなければならない。
【0009】
更に、これら赤外線センサー(2,3,7)、カメラ4,10及び赤外線暗視カメラ11ではそれぞれにレンズ等の光学部が配置されており、これらの光学部が兼用化できればコストの削減等が図れることになる。
【0010】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、一つのレンズ部の兼用によって赤外線センサーやカメラの位置合わせが容易となり、設置時の人手と時間を軽減し、かつ低コスト化を図ることができる光学部を兼用化した監視カメラ装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、赤外線を送受光する赤外線センサーと、この赤外線センサーにて監視するエリアを同時に撮影する監視カメラとを有する監視カメラ装置において、上記監視エリアからの赤外線及び可視光を入射するための単一のレンズ部と、このレンズ部を通過する赤外線と可視光が異なる方向へ向かうように分光する分光用ミラーとを設け、この分光用ミラーで分光された赤外線を上記赤外線センサーの受光部へ導き、同様に分光された可視光を上記監視カメラの撮像部へ導くように構成したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、監視エリアを撮影する赤外線カメラと、同一の監視エリアを同時に撮影する可視光カメラとを有する監視カメラ装置において、上記監視エリアからの赤外線及び可視光を入射するための単一のレンズ部と、このレンズ部を通過する赤外線と可視光が異なる方向へ向かうように分光する分光用ミラーとを設け、この分光用ミラーで分光された赤外線を上記赤外線カメラの撮像部へ導き、同様に分光された可視光を上記可視光カメラの撮像部へ導くように構成したことを特徴とする。
【0012】
請求項3に係る発明は、上記可視光カメラ又は赤外線カメラの撮像部に固体撮像素子を設け、上記分光用ミラーの反射光を入力する固体撮像素子には、左右反転した像を元へ戻すために逆スキャンする固体撮像素子駆動回路を設けたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、上記可視光カメラを昼用監視に用い、上記赤外線カメラを夜用監視に用い、これらのカメラを切り替えながら撮影された映像をモニタ装置に表示すると共に、このモニタ装置には上下・左右を変更する極性変更回路を接続し、この極性変更回路を上記カメラの切替えに連動して動作させることにより、上記分光用ミラーで左右反転した像を元へ戻すようにしたことを特徴とする。
【0013】
上記請求項1の構成によれば、赤外線センサーの投光器から出力された赤外線は兼用のレンズ部を通り、例えば分光用ミラーとしてのハーフミラーで反射されて受光器に入射し、また可視光も兼用のレンズ部を通り、更にハーフミラーを通過して監視カメラの撮像部へ入射することになり、これによって赤外線センサーによる侵入者等の検知と監視カメラによる撮影が行われる。従って、赤外線センサーと監視カメラは単一のレンズ部を介して一体化されることになり、両者間の光軸合わせが不要となり、監視エリアに対する位置合わせのみで赤外線センサーと監視カメラの設置が容易に行われる。
【0014】
また、請求項2乃至4の構成の場合も同様であり、可視光及び赤外光は兼用のレンズ部を通り、例えば昼用の可視光カメラではハーフミラーを透過した可視光によって昼間の撮影が行われ、夜用の赤外線暗視カメラではハーフミラーで反射した赤外線によって夜間の撮影が行われる。このハーフミラーで反射した赤外線で撮影された映像は、左右が反転することになるが、例えば固体撮像素子を左右逆スキャンしたり、又は極性変更回路によってモニタ装置へ入力される映像の左右を反転したりすることにより、元の正常な映像へ戻される。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1には、第1実施例に係る監視カメラ装置の構成が示されており、この第1実施例は、遮光式赤外線センサーと監視カメラを組み合わせたものである。図1において、赤外線センサーを構成する投光器14は柱状体等に設けられ、この投光器14から所定距離だけ離れた柱状体等に、一体型監視カメラ装置15が設置される。この一体型監視カメラ装置15は、兼用(共用)のレンズ部16、通常の可視光カメラ(カラー)の構成であるカメラ撮像部17、センサー受光部18及びコントロールユニット19からなり、上記レンズ部16には、赤外線及び可視光を入射しかつ監視領域の結像を得るためのレンズ群21と、分光用ミラーであるハーフミラー22が配置される。
【0016】
図2には、分光用ミラーとして採用可能なものが示されており、図2(A)のように、ハーフミラー22は上記レンズ群21を通過する赤外線及び可視光の50%を透過させ、残りの50%を反射させる。また、このハーフミラー22の代わりに、図2(B)のダイクロイックミラー23、図2(C)のコールドミラー24を用いてもよい。図2(B)のダイクロイックミラー23では、赤色領域の一部を含む波長以上で赤外線領域の光(又は赤外線のみ)を反射させ、上記の赤色領域の一部を含む波長以下で緑、青の領域の光を透過させることになり、図2(C)のコールドミラー24では、可視光を反射させ、赤外線を透過させる。なお、このコールドミラー24を用いる場合は、上記カメラ撮像部17とセンサー受光部18の位置を交換することになる。
【0017】
図1において、上記カメラ撮像部17には、ハーフミラー22の透過光から赤外線を除去する可視光透過フィルタ26、固体撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)27、カラー映像形成のための各種処理を施す映像処理回路28が設けられ、この映像処理回路28の出力がコントロールユニット19を介してモニタや記録装置へ供給される。また、センサー受光部18には、ハーフミラー22の反射光を受光する受光器30と受光処理回路31が設けられており、この受光処理回路31は受光された赤外線ビームの遮光検知信号をコントロールユニット19へ供給する。
【0018】
このコントロールユニット19は、入力した上記赤外線ビームの遮光検知信号から異常な状態等を判定し、異常状態であるときは、その旨を管理センター(又は監視室等)へ供給し、また上記CCD27で撮像された映像及び異常時の映像を管理センター等へ供給する。
【0019】
第1実施例は以上の構成からなり、投光器14から投光される赤外線ビームはレンズ群21を通り、ハーフミラー22で反射されたものが受光器30で受光されることになり、投光された赤外線ビームの遮光検知信号が受光処理回路31を介してコントロールユニット19に供給される。一方、上記レンズ部21は可視光も捉えており、この可視光は上記ハーフミラー22を透過し、可視光フィルタ26を介してCCD27へ供給される。これによって、CCD27では監視エリアを撮像することになり、この映像はコントロールユニット19を介して管理センターへ供給され、モニタ装置等に表示される。
【0020】
そして、上記赤外線の遮光検知信号を入力したコントロールユニット19が異常状態を判定したときには、その異常状態の信号が管理センターへ供給され、管理センターの警報ブザー等で異常状態を報知すると共に、そのときの映像が記録装置に記録される。
【0021】
このような第1実施例によれば、赤外線センサーと監視カメラにおいてレンズ部16が兼用されるので、監視エリアに対する赤外線センサーと監視カメラの位置決め或いは光軸合わせを別々ではなく一度に行うことができ、設置作業、経時変化等による再調整作業等が簡略化されるという利点がある。
【0022】
図3には、パッシブセンサーと監視カメラを組み合わせた第2実施例の構成が示されており、この第2実施例では、第1実施例と同様に兼用のレンズ部16、カメラ撮像部17が設けられると共に、一般に知られるパッシブセンサーを用いたセンサー部33が配置される。このセンサー部33は、ハーフミラー22へ向けて配置される投光素子34及び受光素子35、投光回路36、受光処理回路37を有する。即ち、投光素子34で発光した赤外線ビームをハーフミラー22、レンズ群21を介して監視エリアへ投光し、反射物から反射するビームを逆経路によって受光素子35で受光することにより、侵入者、侵入物の検知を行う。そして、受光処理回路37で検出された反射物検知信号は、コントロールユニット(19)へ供給される。
【0023】
このような第2実施例では、上述のように投光素子34から投光され侵入者等によって反射した赤外線ビームは、レンズ群21を通りハーフミラー22で反射されて受光素子35にて受光される。例えば、受光処理回路37では、この反射ビームの受光位置或いは受光時間等によって侵入者等の存在が検知され、この検知信号がコントロールユニット19へ供給される。この検知信号による処理及び可視光によって撮影された映像の処理については、第1実施例と同様となり、この第2実施例においても、赤外線センサーと監視カメラにおいてレンズ部16が兼用され、これらの位置決め或いは光軸合わせを一度に行うことができるという利点がある。なお、上記カメラ撮像部17の代わりに赤外線用カメラを配置することもできる。
【0024】
図4及び図5には、侵入者等の検知を画像解析にて行う第3実施例の構成が示されている。図4において、第3実施例では、レンズ部16、昼用の可視光カメラの撮像部38及び夜用の赤外線暗視カメラの撮像部39が一体に形成されており、上記レンズ部16にはレンズ群21及びハーフミラー22(図2の他の分光用ミラーでもよい)が配置され、上記可視光カメラの撮像部38には可視光用フィルタ26、CCD27及び映像処理回路28が配置される。また、赤外線暗視カメラの撮像部39には、可視光を除去する赤外用フィルタ40、赤外用CCD41及び映像処理回路42が配置されており、この赤外線暗視カメラの撮像部39と上記可視光カメラの撮像部38は、制御回路(コントロールユニット等に設けられる)44によって制御され、これによって昼間は撮像部38を動作させ、夜間は撮像部39を動作させるように切り替えられる。
【0025】
この第3実施例では、上記の撮像部38,39の映像信号を入力するコントロールユニット44が設けられ、このコントロールユニット44には、各種の制御を行う制御回路45と、映像処理回路28側の出力端子aと映像処理回路42側の出力端子bを切り替える切替え回路46が設けられる。また、このコントロールユニット44には、図示していないが、映像信号中の時間差のある画像を比較・解析することにより侵入者等の存在を検知する画像解析回路が設けられている。
【0026】
更に、管理センター等に配置されるモニタ装置47の水平出力回路に対し極性変更回路48が接続されており、この極性変更回路48は上記切替え回路46が端子bに切り替えられるときに動作するように、制御回路45によって制御される。なお、上記撮像部39における赤外線撮影を良好なものとするために、監視エリアを赤外灯で照明することが好ましい。
【0027】
第3実施例は以上の構成からなり、コントロールユニット44の制御回路45の時間管理によって、昼間には可視光カメラの撮像部38が動作し、切替え回路46の端子aが選択され、夜間では赤外線暗視カメラの撮像部39が動作し、切替え回路46の端子bが選択される。即ち、可視光カメラの撮像部38では、レンズ部21及びハーフミラー22を通過した可視光によって撮像が行われ、映像処理回路28から出力された監視エリアの昼間の映像はモニタ装置47に表示される。
【0028】
一方、上記赤外線暗視カメラの撮像部39では、同一のレンズ部21を通りハーフミラー22で反射した赤外線によって撮像が行われ、映像処理回路42から出力された監視エリアの夜間の映像が出力端子bからモニタ装置47へ供給される。このとき、極性変更回路48は制御回路45によって作動され、これによってモニタ装置47へ入力する映像の上下・左右が変更されるように処理される。なお、上下反転については映像処理回路42内で調整される。この結果、ハーフミラー22で左右が反転した映像は元の正常な映像に戻され、モニタ画面に表示される。
【0029】
図5には、上記撮像部38及び39で得られる映像が示されており、可視光カメラの撮像部38では、図5(A)の正常な映像が得られるが、ハーフミラー22の反射光で撮影する赤外線暗視カメラの撮像部39では、図5(B)のように左右が反転した映像が出力される。しかし、第3実施例では、上述した極性変更回路48の動作によって最終的には図5(A)の正常な映像がモニタ画面に表示される。
【0030】
また、コントロールユニット44では、上記の各撮像部38,39から出力された映像信号の所定時間差のある画像を比較・解析することによって侵入者等の存在が検出され、かつ異常状態が判定される。この異常状態の信号は、管理センターへ供給され、これによって警報や異常時映像の記録等の所定の処理が行われる。
【0031】
図6には、第4実施例の構成が示されており、この第4実施例は左右反転状態を解消するための他の構成例である。即ち、赤外線暗視カメラの撮像部49には、赤外用フィルタ40、CCD41、映像処理回路42と共に、CCD41の左右の読出し方向を通常とは逆にして駆動するCCD駆動回路50が設けられる。このような第4実施例では、CCD41において左右反転像が結像するが、撮像信号を左右逆に読み出すことにより正常な映像を得ることが可能となる。
【0032】
また、上述した第3及び第4実施例によらず、赤外用フィルタ40とハーフミラー22との間に、上下左右逆転用レンズを配置して、ミラー反転像を正常な像に戻すことが可能である。なお、上記第3及び第4実施例では、赤外線暗視カメラの撮像部39をハーフミラー22の光反射側へ配置したが、この配置を逆にして可視光カメラの撮像部38へハーフミラー22の反射光を入射するように構成してもよい。
【0033】
上記各実施例では、分光用ミラーとしてハーフミラー22を用いて説明したが、図2で説明したように、このハーフミラー22の代わりに、図2(B)のダイクロイックミラー23、図2(C)のコールドミラー24を用いることができる。そして、このコールドミラー24の場合は、可視光が反射光となるので、第2実施例の場合は、撮像部17とセンサー部33の配置を逆にし、第3及び第4実施例の場合は、撮像部38と撮像部39,49の配置を逆にすればよいことになる。
【0034】
また、上記実施例の各撮像部17,38,39,49では、CCD27,41を用いて映像(動画)を得る場合を説明したが、これらの撮像部として、撮像エリア、侵入者、侵入物等の静止画をフィルム(可視光フィルム、赤外フィルム等)に撮影するものを用いることもできる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、単一のレンズ部にて赤外線及び可視光を入射し、この赤外線と可視光が異なる方向へ向かうように分光用ミラーで分光して、赤外線センサーと監視カメラを一体化することにより、レンズ部を兼用したので、赤外線センサー及び監視カメラの位置合わせが容易となり、設置時の人手と時間を軽減し、かつ低コスト化を図ることができる。
【0036】
また、請求項2乃至4の発明によれば、上記と同様にしてレンズ部を兼用し、可視光カメラと赤外線カメラを一体化したので、可視光カメラと赤外線カメラの位置合わせが容易となり、設置時の人手と時間を軽減し、かつ低コスト化を図ることが可能となる。しかも、分光用ミラーで左右反転した状態も解消され、正常な映像を表示・観察できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る監視カメラ装置の構成を示す図である。
【図2】実施例の分光用ミラーの具体例を示し、図(A)はハーフミラーの図、図(B)はダイクロイックミラーの図、図(C)はコールドミラーの図である。
【図3】第2実施例の監視カメラ装置の構成を示す図である。
【図4】第3実施例の監視カメラ装置の構成を示す図である。
【図5】第3実施例の各撮像部で得られる映像の表示状態を示す図である。
【図6】第4実施例の監視カメラ装置の主要構成を示す図である。
【図7】従来の監視カメラ装置で、遮光式赤外線センサーと監視カメラの組合せの構成例を示す図である。
【図8】従来の監視カメラ装置で、反射式赤外線センサーやパッシブセンサーと監視カメラの組合せの構成例を示す図である。
【図9】従来の監視カメラ装置で、画像解析を行いかつ可視光カメラと赤外線暗視カメラの組合せの構成例を示す図である。
【符号の説明】
2,14…投光器、 3,30…受光器、
7…パッシブセンサー、
4,10,11…カメラ、 16…レンズ部、
17…カメラ撮像部、 18…センサー受光部、
19…コントロールユニット、
27,41…CCD、 33…センサー部、
34…投光素子、 35…受光素子、
38…可視光カメラの撮像部、
39,49…赤外線暗視カメラの撮像部、
48…極性変更回路、 50…CCD駆動回路。
【発明の属する技術分野】
本発明は光学部を兼用化した監視カメラ装置、特に空港、電力施設等の管理区域への侵入者、侵入物を昼夜常時監視する装置の光学部の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、空港、電力施設、特殊建築・施設等の管理区域、或いは自然動物の生態調査等では、赤外線センサーを用いた侵入者、侵入物の検知とカメラの撮影による監視(観察)、カメラで撮影された画像の解析による侵入者等の検知とこのカメラの撮影による監視等が行われている。
【0003】
図7には、遮光式赤外線センサーと監視カメラを用いた装置の構成が示されており、この装置では図示されるように、第1柱状体1Aに赤外線ビームを投光する投光器2が設けられ、この第1柱状体1Aから所定の間隔をおいて設置された第2柱状体1Bに、赤外線ビームを受光する受光器3と監視カメラ4が配置される。この図7の装置によれば、上記投光器2から出力された赤外線ビームの遮光状態を上記受光器3にて検出することによって侵入者、侵入物を検知し、一方の監視カメラ4では第1柱状体1Aと第2柱状体1Bの間の監視エリアを撮影し、これら侵入物等の検知状態や撮影映像は管理センターや監視室等のモニタで監視(観察)できることになる。また、赤外線センサーの検知(異常)情報に基づいてその侵入者等の映像は記録装置に記録される。
【0004】
図8には、反射式赤外センサーやパッシブセンサーと監視カメラを用いた装置の構成が示されており、この装置では図示されるように、柱状体6の中に例えばパッシブセンサー7と監視カメラ4が配置される。この図8の装置によれば、パッシブセンサー7から出力された赤外線ビームの反射光を受光することにより侵入者等の検知が行われ、この検知情報等に基づいて侵入者等が監視カメラ4にて撮影、記録される。
【0005】
図9には、赤外線センサーを用いず映像の画像解析にて侵入物等の検知を行う装置の構成が示されており、この装置では図示されるように、柱状体9に昼用の可視光カメラ(例えばカラーカメラ)10と、夜用の赤外線暗視カメラ11を配置する。この装置によれば、昼と夜で上記カメラ10,11が切り替えられ、これらのカメラ10,11では、撮影された画像の時系列的変化を逐次解析することにより侵入者等の存在が検出され、同時に撮影された映像は監視用モニタに表示されると共に、異常時の映像は記録装置等に記録される。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−160957号公報
【0007】
【特許文献2】
特開平9−16865号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の監視カメラ装置では、図7及び図8で説明したように赤外線センサー(2,3,7)と監視カメラ4が別々に柱状体1B,6に配置され、また図9の場合も、可視光カメラ10と赤外線暗視カメラ11が別々に柱状体9に配置されることから、監視エリアに対する赤外線センサーとカメラの位置合わせが煩雑となり、設置に人手と時間がかかるという問題があった。また、これらの部材は、地震、地盤沈下や経時変化等で位置がずれ、光軸や撮影範囲が変化することになるが、この場合にも、赤外線センサー(2,3,7)とカメラ4、可視光カメラ10と赤外線暗視カメラ11のそれぞれの位置合わせの調整をしなければならない。
【0009】
更に、これら赤外線センサー(2,3,7)、カメラ4,10及び赤外線暗視カメラ11ではそれぞれにレンズ等の光学部が配置されており、これらの光学部が兼用化できればコストの削減等が図れることになる。
【0010】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、一つのレンズ部の兼用によって赤外線センサーやカメラの位置合わせが容易となり、設置時の人手と時間を軽減し、かつ低コスト化を図ることができる光学部を兼用化した監視カメラ装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、赤外線を送受光する赤外線センサーと、この赤外線センサーにて監視するエリアを同時に撮影する監視カメラとを有する監視カメラ装置において、上記監視エリアからの赤外線及び可視光を入射するための単一のレンズ部と、このレンズ部を通過する赤外線と可視光が異なる方向へ向かうように分光する分光用ミラーとを設け、この分光用ミラーで分光された赤外線を上記赤外線センサーの受光部へ導き、同様に分光された可視光を上記監視カメラの撮像部へ導くように構成したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、監視エリアを撮影する赤外線カメラと、同一の監視エリアを同時に撮影する可視光カメラとを有する監視カメラ装置において、上記監視エリアからの赤外線及び可視光を入射するための単一のレンズ部と、このレンズ部を通過する赤外線と可視光が異なる方向へ向かうように分光する分光用ミラーとを設け、この分光用ミラーで分光された赤外線を上記赤外線カメラの撮像部へ導き、同様に分光された可視光を上記可視光カメラの撮像部へ導くように構成したことを特徴とする。
【0012】
請求項3に係る発明は、上記可視光カメラ又は赤外線カメラの撮像部に固体撮像素子を設け、上記分光用ミラーの反射光を入力する固体撮像素子には、左右反転した像を元へ戻すために逆スキャンする固体撮像素子駆動回路を設けたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、上記可視光カメラを昼用監視に用い、上記赤外線カメラを夜用監視に用い、これらのカメラを切り替えながら撮影された映像をモニタ装置に表示すると共に、このモニタ装置には上下・左右を変更する極性変更回路を接続し、この極性変更回路を上記カメラの切替えに連動して動作させることにより、上記分光用ミラーで左右反転した像を元へ戻すようにしたことを特徴とする。
【0013】
上記請求項1の構成によれば、赤外線センサーの投光器から出力された赤外線は兼用のレンズ部を通り、例えば分光用ミラーとしてのハーフミラーで反射されて受光器に入射し、また可視光も兼用のレンズ部を通り、更にハーフミラーを通過して監視カメラの撮像部へ入射することになり、これによって赤外線センサーによる侵入者等の検知と監視カメラによる撮影が行われる。従って、赤外線センサーと監視カメラは単一のレンズ部を介して一体化されることになり、両者間の光軸合わせが不要となり、監視エリアに対する位置合わせのみで赤外線センサーと監視カメラの設置が容易に行われる。
【0014】
また、請求項2乃至4の構成の場合も同様であり、可視光及び赤外光は兼用のレンズ部を通り、例えば昼用の可視光カメラではハーフミラーを透過した可視光によって昼間の撮影が行われ、夜用の赤外線暗視カメラではハーフミラーで反射した赤外線によって夜間の撮影が行われる。このハーフミラーで反射した赤外線で撮影された映像は、左右が反転することになるが、例えば固体撮像素子を左右逆スキャンしたり、又は極性変更回路によってモニタ装置へ入力される映像の左右を反転したりすることにより、元の正常な映像へ戻される。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1には、第1実施例に係る監視カメラ装置の構成が示されており、この第1実施例は、遮光式赤外線センサーと監視カメラを組み合わせたものである。図1において、赤外線センサーを構成する投光器14は柱状体等に設けられ、この投光器14から所定距離だけ離れた柱状体等に、一体型監視カメラ装置15が設置される。この一体型監視カメラ装置15は、兼用(共用)のレンズ部16、通常の可視光カメラ(カラー)の構成であるカメラ撮像部17、センサー受光部18及びコントロールユニット19からなり、上記レンズ部16には、赤外線及び可視光を入射しかつ監視領域の結像を得るためのレンズ群21と、分光用ミラーであるハーフミラー22が配置される。
【0016】
図2には、分光用ミラーとして採用可能なものが示されており、図2(A)のように、ハーフミラー22は上記レンズ群21を通過する赤外線及び可視光の50%を透過させ、残りの50%を反射させる。また、このハーフミラー22の代わりに、図2(B)のダイクロイックミラー23、図2(C)のコールドミラー24を用いてもよい。図2(B)のダイクロイックミラー23では、赤色領域の一部を含む波長以上で赤外線領域の光(又は赤外線のみ)を反射させ、上記の赤色領域の一部を含む波長以下で緑、青の領域の光を透過させることになり、図2(C)のコールドミラー24では、可視光を反射させ、赤外線を透過させる。なお、このコールドミラー24を用いる場合は、上記カメラ撮像部17とセンサー受光部18の位置を交換することになる。
【0017】
図1において、上記カメラ撮像部17には、ハーフミラー22の透過光から赤外線を除去する可視光透過フィルタ26、固体撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)27、カラー映像形成のための各種処理を施す映像処理回路28が設けられ、この映像処理回路28の出力がコントロールユニット19を介してモニタや記録装置へ供給される。また、センサー受光部18には、ハーフミラー22の反射光を受光する受光器30と受光処理回路31が設けられており、この受光処理回路31は受光された赤外線ビームの遮光検知信号をコントロールユニット19へ供給する。
【0018】
このコントロールユニット19は、入力した上記赤外線ビームの遮光検知信号から異常な状態等を判定し、異常状態であるときは、その旨を管理センター(又は監視室等)へ供給し、また上記CCD27で撮像された映像及び異常時の映像を管理センター等へ供給する。
【0019】
第1実施例は以上の構成からなり、投光器14から投光される赤外線ビームはレンズ群21を通り、ハーフミラー22で反射されたものが受光器30で受光されることになり、投光された赤外線ビームの遮光検知信号が受光処理回路31を介してコントロールユニット19に供給される。一方、上記レンズ部21は可視光も捉えており、この可視光は上記ハーフミラー22を透過し、可視光フィルタ26を介してCCD27へ供給される。これによって、CCD27では監視エリアを撮像することになり、この映像はコントロールユニット19を介して管理センターへ供給され、モニタ装置等に表示される。
【0020】
そして、上記赤外線の遮光検知信号を入力したコントロールユニット19が異常状態を判定したときには、その異常状態の信号が管理センターへ供給され、管理センターの警報ブザー等で異常状態を報知すると共に、そのときの映像が記録装置に記録される。
【0021】
このような第1実施例によれば、赤外線センサーと監視カメラにおいてレンズ部16が兼用されるので、監視エリアに対する赤外線センサーと監視カメラの位置決め或いは光軸合わせを別々ではなく一度に行うことができ、設置作業、経時変化等による再調整作業等が簡略化されるという利点がある。
【0022】
図3には、パッシブセンサーと監視カメラを組み合わせた第2実施例の構成が示されており、この第2実施例では、第1実施例と同様に兼用のレンズ部16、カメラ撮像部17が設けられると共に、一般に知られるパッシブセンサーを用いたセンサー部33が配置される。このセンサー部33は、ハーフミラー22へ向けて配置される投光素子34及び受光素子35、投光回路36、受光処理回路37を有する。即ち、投光素子34で発光した赤外線ビームをハーフミラー22、レンズ群21を介して監視エリアへ投光し、反射物から反射するビームを逆経路によって受光素子35で受光することにより、侵入者、侵入物の検知を行う。そして、受光処理回路37で検出された反射物検知信号は、コントロールユニット(19)へ供給される。
【0023】
このような第2実施例では、上述のように投光素子34から投光され侵入者等によって反射した赤外線ビームは、レンズ群21を通りハーフミラー22で反射されて受光素子35にて受光される。例えば、受光処理回路37では、この反射ビームの受光位置或いは受光時間等によって侵入者等の存在が検知され、この検知信号がコントロールユニット19へ供給される。この検知信号による処理及び可視光によって撮影された映像の処理については、第1実施例と同様となり、この第2実施例においても、赤外線センサーと監視カメラにおいてレンズ部16が兼用され、これらの位置決め或いは光軸合わせを一度に行うことができるという利点がある。なお、上記カメラ撮像部17の代わりに赤外線用カメラを配置することもできる。
【0024】
図4及び図5には、侵入者等の検知を画像解析にて行う第3実施例の構成が示されている。図4において、第3実施例では、レンズ部16、昼用の可視光カメラの撮像部38及び夜用の赤外線暗視カメラの撮像部39が一体に形成されており、上記レンズ部16にはレンズ群21及びハーフミラー22(図2の他の分光用ミラーでもよい)が配置され、上記可視光カメラの撮像部38には可視光用フィルタ26、CCD27及び映像処理回路28が配置される。また、赤外線暗視カメラの撮像部39には、可視光を除去する赤外用フィルタ40、赤外用CCD41及び映像処理回路42が配置されており、この赤外線暗視カメラの撮像部39と上記可視光カメラの撮像部38は、制御回路(コントロールユニット等に設けられる)44によって制御され、これによって昼間は撮像部38を動作させ、夜間は撮像部39を動作させるように切り替えられる。
【0025】
この第3実施例では、上記の撮像部38,39の映像信号を入力するコントロールユニット44が設けられ、このコントロールユニット44には、各種の制御を行う制御回路45と、映像処理回路28側の出力端子aと映像処理回路42側の出力端子bを切り替える切替え回路46が設けられる。また、このコントロールユニット44には、図示していないが、映像信号中の時間差のある画像を比較・解析することにより侵入者等の存在を検知する画像解析回路が設けられている。
【0026】
更に、管理センター等に配置されるモニタ装置47の水平出力回路に対し極性変更回路48が接続されており、この極性変更回路48は上記切替え回路46が端子bに切り替えられるときに動作するように、制御回路45によって制御される。なお、上記撮像部39における赤外線撮影を良好なものとするために、監視エリアを赤外灯で照明することが好ましい。
【0027】
第3実施例は以上の構成からなり、コントロールユニット44の制御回路45の時間管理によって、昼間には可視光カメラの撮像部38が動作し、切替え回路46の端子aが選択され、夜間では赤外線暗視カメラの撮像部39が動作し、切替え回路46の端子bが選択される。即ち、可視光カメラの撮像部38では、レンズ部21及びハーフミラー22を通過した可視光によって撮像が行われ、映像処理回路28から出力された監視エリアの昼間の映像はモニタ装置47に表示される。
【0028】
一方、上記赤外線暗視カメラの撮像部39では、同一のレンズ部21を通りハーフミラー22で反射した赤外線によって撮像が行われ、映像処理回路42から出力された監視エリアの夜間の映像が出力端子bからモニタ装置47へ供給される。このとき、極性変更回路48は制御回路45によって作動され、これによってモニタ装置47へ入力する映像の上下・左右が変更されるように処理される。なお、上下反転については映像処理回路42内で調整される。この結果、ハーフミラー22で左右が反転した映像は元の正常な映像に戻され、モニタ画面に表示される。
【0029】
図5には、上記撮像部38及び39で得られる映像が示されており、可視光カメラの撮像部38では、図5(A)の正常な映像が得られるが、ハーフミラー22の反射光で撮影する赤外線暗視カメラの撮像部39では、図5(B)のように左右が反転した映像が出力される。しかし、第3実施例では、上述した極性変更回路48の動作によって最終的には図5(A)の正常な映像がモニタ画面に表示される。
【0030】
また、コントロールユニット44では、上記の各撮像部38,39から出力された映像信号の所定時間差のある画像を比較・解析することによって侵入者等の存在が検出され、かつ異常状態が判定される。この異常状態の信号は、管理センターへ供給され、これによって警報や異常時映像の記録等の所定の処理が行われる。
【0031】
図6には、第4実施例の構成が示されており、この第4実施例は左右反転状態を解消するための他の構成例である。即ち、赤外線暗視カメラの撮像部49には、赤外用フィルタ40、CCD41、映像処理回路42と共に、CCD41の左右の読出し方向を通常とは逆にして駆動するCCD駆動回路50が設けられる。このような第4実施例では、CCD41において左右反転像が結像するが、撮像信号を左右逆に読み出すことにより正常な映像を得ることが可能となる。
【0032】
また、上述した第3及び第4実施例によらず、赤外用フィルタ40とハーフミラー22との間に、上下左右逆転用レンズを配置して、ミラー反転像を正常な像に戻すことが可能である。なお、上記第3及び第4実施例では、赤外線暗視カメラの撮像部39をハーフミラー22の光反射側へ配置したが、この配置を逆にして可視光カメラの撮像部38へハーフミラー22の反射光を入射するように構成してもよい。
【0033】
上記各実施例では、分光用ミラーとしてハーフミラー22を用いて説明したが、図2で説明したように、このハーフミラー22の代わりに、図2(B)のダイクロイックミラー23、図2(C)のコールドミラー24を用いることができる。そして、このコールドミラー24の場合は、可視光が反射光となるので、第2実施例の場合は、撮像部17とセンサー部33の配置を逆にし、第3及び第4実施例の場合は、撮像部38と撮像部39,49の配置を逆にすればよいことになる。
【0034】
また、上記実施例の各撮像部17,38,39,49では、CCD27,41を用いて映像(動画)を得る場合を説明したが、これらの撮像部として、撮像エリア、侵入者、侵入物等の静止画をフィルム(可視光フィルム、赤外フィルム等)に撮影するものを用いることもできる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、単一のレンズ部にて赤外線及び可視光を入射し、この赤外線と可視光が異なる方向へ向かうように分光用ミラーで分光して、赤外線センサーと監視カメラを一体化することにより、レンズ部を兼用したので、赤外線センサー及び監視カメラの位置合わせが容易となり、設置時の人手と時間を軽減し、かつ低コスト化を図ることができる。
【0036】
また、請求項2乃至4の発明によれば、上記と同様にしてレンズ部を兼用し、可視光カメラと赤外線カメラを一体化したので、可視光カメラと赤外線カメラの位置合わせが容易となり、設置時の人手と時間を軽減し、かつ低コスト化を図ることが可能となる。しかも、分光用ミラーで左右反転した状態も解消され、正常な映像を表示・観察できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る監視カメラ装置の構成を示す図である。
【図2】実施例の分光用ミラーの具体例を示し、図(A)はハーフミラーの図、図(B)はダイクロイックミラーの図、図(C)はコールドミラーの図である。
【図3】第2実施例の監視カメラ装置の構成を示す図である。
【図4】第3実施例の監視カメラ装置の構成を示す図である。
【図5】第3実施例の各撮像部で得られる映像の表示状態を示す図である。
【図6】第4実施例の監視カメラ装置の主要構成を示す図である。
【図7】従来の監視カメラ装置で、遮光式赤外線センサーと監視カメラの組合せの構成例を示す図である。
【図8】従来の監視カメラ装置で、反射式赤外線センサーやパッシブセンサーと監視カメラの組合せの構成例を示す図である。
【図9】従来の監視カメラ装置で、画像解析を行いかつ可視光カメラと赤外線暗視カメラの組合せの構成例を示す図である。
【符号の説明】
2,14…投光器、 3,30…受光器、
7…パッシブセンサー、
4,10,11…カメラ、 16…レンズ部、
17…カメラ撮像部、 18…センサー受光部、
19…コントロールユニット、
27,41…CCD、 33…センサー部、
34…投光素子、 35…受光素子、
38…可視光カメラの撮像部、
39,49…赤外線暗視カメラの撮像部、
48…極性変更回路、 50…CCD駆動回路。
Claims (4)
- 赤外線を送受光する赤外線センサーと、この赤外線センサーにて監視するエリアを同時に撮影する監視カメラとを有する監視カメラ装置において、
上記監視エリアからの赤外線及び可視光を入射するための単一のレンズ部と、このレンズ部を通過する赤外線と可視光が異なる方向へ向かうように分光する分光用ミラーとを設け、
この分光用ミラーで分光された赤外線を上記赤外線センサーの受光部へ導き、同様に分光された可視光を上記監視カメラの撮像部へ導くように構成したことを特徴とする光学部を兼用化した監視カメラ装置。 - 監視エリアを撮影する赤外線カメラと、同一の監視エリアを同時に撮影する可視光カメラとを有する監視カメラ装置において、
上記監視エリアからの赤外線及び可視光を入射するための単一のレンズ部と、このレンズ部を通過する赤外線と可視光が異なる方向へ向かうように分光する分光用ミラーとを設け、
この分光用ミラーで分光された赤外線を上記赤外線カメラの撮像部へ導き、同様に分光された可視光を上記可視光カメラの撮像部へ導くように構成したことを特徴とする光学部を兼用化した監視カメラ装置。 - 上記可視光カメラ又は赤外線カメラの撮像部に固体撮像素子を設け、上記分光用ミラーの反射光を入力する固体撮像素子には、左右反転した像を元へ戻すために逆スキャンする固体撮像素子駆動回路を設けたことを特徴とする上記第1請求項記載の光学部を兼用化した監視カメラ装置。
- 上記可視光カメラを昼用監視に用い、上記赤外線カメラを夜用監視に用い、これらのカメラを切り替えながら撮影された映像をモニタ装置に表示すると共に、このモニタ装置には上下・左右を変更する極性変更回路を接続し、この極性変更回路を上記カメラの切替えに連動して動作させることにより、上記分光用ミラーで左右反転した像を元へ戻すようにしたことを特徴とする上記第1請求項記載の光学部を兼用化した監視カメラ装置。
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