JP2004090839A - 駆動車輪用軸受装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】信頼性と操縦安定性を確保し、かつ分解時の作業性を向上させ、補修性に優れた駆動車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】複列の転がり軸受2と、小径段部1bを有するハブ輪1と、小径段部1bに内輪7を外嵌し、この端部を塑性変形させて形成した加締部6で内輪7を固着すると共に、加締部6の内端面に当接する肩部14bから軸方向に延びる軸部18を有する外側継手部材14を、ハブ輪1にセレーション18aを介して内嵌し、ハブ輪1と着脱可能に結合した駆動車輪用軸受装置において、セレーション18aにその軸線に対して所定角度傾斜した捩れ角を設けてセレーション嵌合部に予圧を付与し、ハブ輪1の外端面1cに当接するプレート19を介して固定ボルト20でハブ輪1と外側継手部材14を結合すると共に、セレーション嵌合部の両側部に密封手段19b、21を設けた。
【選択図】 図1
【解決手段】複列の転がり軸受2と、小径段部1bを有するハブ輪1と、小径段部1bに内輪7を外嵌し、この端部を塑性変形させて形成した加締部6で内輪7を固着すると共に、加締部6の内端面に当接する肩部14bから軸方向に延びる軸部18を有する外側継手部材14を、ハブ輪1にセレーション18aを介して内嵌し、ハブ輪1と着脱可能に結合した駆動車輪用軸受装置において、セレーション18aにその軸線に対して所定角度傾斜した捩れ角を設けてセレーション嵌合部に予圧を付与し、ハブ輪1の外端面1cに当接するプレート19を介して固定ボルト20でハブ輪1と外側継手部材14を結合すると共に、セレーション嵌合部の両側部に密封手段19b、21を設けた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両の駆動車輪を支持する駆動車輪用軸受装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両のエンジン動力を車輪に伝達する動力伝達装置は、エンジンから車輪へ動力を伝達すると共に、悪路走行時における車両のバウンドや車両の旋回時に生じる車輪からの径方向や軸方向変位、およびモーメント変位を許容する必要があるため、例えば図10に示すように、エンジン側と駆動車輪側との間に介装されるドライブシャフト100の一端を、摺動型等速自在継手101を介してディファレンシャル102に連結し、他端を、固定型等速自在継手103を含む駆動車輪用軸受装置104を介して車輪105に連結している。
【0003】
この駆動車輪用軸受装置104は、図9に示すように、前記車輪105を一端部に装着するハブ輪106と、このハブ輪106を回転自在に支承する複列の転がり軸受107、およびハブ輪106に連結し、ドライブシャフト100の動力をハブ輪106に伝達する固定型等速自在継手103を備えている。
【0004】
こうした車両の駆動車輪には、エンジン低速回転時、例えば車両発進時に、エンジンから摺動型等速自在継手101を介して大きなトルクが負荷され、ドライブシャフト100に捩じれを生じることが知られている。その結果、このドライブシャフト100を支持する複列の転がり軸受107の内輪109にも捩じれが生じることになる。ドライブシャフト100の捩じれ量が大きいと、外側継手部材108と内輪109との当接面で急激なスリップによるスティックスリップ音が発生する。
【0005】
この対策をしたものとして、図8に示すような駆動車輪用軸受装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この駆動車輪用軸受装置は、内周面に複列の外側転走面120、120を有し、使用時にも回転しない外方部材121と、外周面の一端寄り部分に車輪(図示せず)を支持するための車輪取付フランジ122を、内周面に雌スプライン123をそれぞれ設けたハブ輪124と、このハブ輪124の他端部に別体の内輪125を外嵌し、内端部に形成した加締部126によりこの内輪125を軸方向に固定すると共に、雌スプライン123と係合する雄スプライン127を形成した軸部128を一端に設けた等速自在継手129の外側継手部材130と、ハブ輪124と内輪125の外周面に形成した内側転走面124a、125aと外側転走面120、120との間に複列の転動体131、131とを備えている。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−142009号公報(第6、7頁、第1図)
【0007】
さらに、この駆動車輪用軸受装置は、雄スプライン127の外周面に全周に亙って形成した内側係止溝132と、この内側係止溝132に整合する位置でハブ輪124の内周面に全周に亙って形成した外側係止溝133と、弾性部材により形成した止め輪134とを備え、この止め輪134を内側係止溝132と外側係止溝133とに掛け渡すことにより、ハブ輪124と外側継手部材130との軸方向に亙る位置決めを図ると共に、これらハブ輪124と外側継手部材130との間で弾性部材製のシール部材135を弾性的に挟持することにより、雌スプライン123と雄スプライン127との係合部を密封するようにしている。
【0008】
これにより、複列の転がり軸受の予圧は、従来のようにナットを強固に緊締することなく、また、その締付トルクを厳密に管理せずとも、加締部126で管理、維持する、所謂セルフリテイン構造を提供することができる。さらに、ハブ輪124と外側継手部材130の結合は止め輪134の装着のみで済み、例え外側継手部材130に捩じれが生じても、内輪125と外側継手部材130とに軸方向のすきま136を設けてスティックスリップ音が発生するのを防止している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした駆動車輪用軸受装置において、両スプライン123、127の嵌合部の周方向ガタが大きいと、急加減速時に異音が発生したり、止め輪134と両係止溝132、133の軸方向ガタによりシール部材135が摩耗し、長期間にわたって所望の密封性能を維持することができなくなる恐れがあった。このため、通常、外側継手部材130の雄スプライン127に捩れ角を設け、ハブ輪124の雌スプライン123に圧入嵌合してその嵌合部の周方向ガタを殺すことも考えられるが、こうした止め輪134を装着する構造ではそれも難しい。したがって、この駆動車輪用軸受装置にあっては、止め輪134でハブ輪124と外側継手部材130とをワンタッチで軸方向に結合でき、組立作業性を高めることができる反面、嵌合部の周方向ガタによる異音発生、およびシール部材135の密封性低下による嵌合部の発錆という問題が常に内在していた。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、信頼性と操縦安定性を確保し、かつ分解時の作業性を向上させ、補修性に優れた駆動車輪用軸受装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1記載の発明は、複列の転がり軸受と、車輪取付フランジを一端部外周に一体に有し、軸方向に延びる円筒状の小径段部を有するハブ輪と、この小径段部に別体の内輪を外嵌し、前記小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部で前記内輪を固着すると共に、この加締部の内端面に当接する肩部と、この肩部から軸方向に延びる軸部とを有する外側継手部材を、前記ハブ輪にセレーションを介して内嵌し、前記ハブ輪と着脱可能に結合した駆動車輪用軸受装置において、前記軸部のセレーションにその軸線に対して所定角度傾斜した捩れ角を設けることにより、前記軸部とハブ輪とのセレーション嵌合部に予圧を付与し、前記ハブ輪の外端面に雌ねじを形成し、この外端面に当接するプレートを介して固定ボルトで前記ハブ輪と外側継手部材とを結合すると共に、前記セレーション嵌合部の両側部に密封手段を設けた構成を採用した。
【0012】
このように、外側継手部材の軸部とハブ輪とのセレーション嵌合部に予圧を付与したので、嵌合部における周方向ガタを殺すことができる。したがって、車両の急加減速時に、この周方向ガタに起因する異音の発生やフラツキを防止して車両の操縦安定性を高めることができる。また、ハブ輪の外端面に雌ねじを形成し、この外端面に当接するプレートを介して固定ボルトでハブ輪と外側継手部材とを結合しているので、セレーション嵌合部に予圧が付与されていても、補修時にこの雌ねじを用いて分解用治具を固定し、プレス機等を使用することなく容易にハブ輪と外側継手部材とを分離することができる。さらに、セレーション嵌合部の両側部に密封手段を設けたので、セレーション嵌合部に雨水やダスト等が侵入するのを防止することができ、従来のように嵌合部が発錆することはない。
【0013】
また、請求項2に記載の発明は、前記プレートとハブ輪との当接部に弾性部材を設けた。この弾性部材により、セレーション嵌合部のアウトボード側からの雨水やダストの侵入を阻止することができる。
【0014】
好ましくは、請求項3に記載の発明のように、前記プレートの外周部に弾性部材からなるシールリップを一体接合し、このシールリップを前記ハブ輪の外端面に当接させるようにしても良いし、また、請求項4に記載の発明のように、前記プレートの外周部と前記ハブ輪の外端面に弾性リングを介在させても良い。
【0015】
また、請求項5に記載の発明は、前記プレートとハブ輪との当接部に潤滑剤を介在させた。この潤滑剤により、セレーション嵌合部のアウトボード側からの雨水やダストの侵入を阻止することができる。
【0016】
また、請求項6に記載の発明は、前記内輪の端面と前記外側継手部材の肩部との間に形成される環状空間に弾性リングを装着した。この弾性リングにより、セレーション嵌合部のインボード側からの雨水やダストの侵入を阻止することができる。
【0017】
好ましくは、請求項7に記載の発明のように、前記外側継手部材の肩部にパルサーリングを装着すると共に、このパルサーリングの一端を前記弾性リングに係合させることにより、弾性リングの脱落を確実に防止することができる。
【0018】
さらに好ましくは、請求項8に記載の発明のように、前記パルサーリングに前記弾性リングを一体接合すれば、部品点数が削減でき、組立作業を簡略化することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る駆動車輪用軸受装置の実施形態を図面に基いて詳細に説明する。図1は、本発明に係る駆動車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図である。
【0020】
この駆動車輪用軸受装置は、ハブ輪1と、複列の転がり軸受2と、等速自在継手3とをユニット化して構成している。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で、車両の外側寄りとなる側をアウトボード側(図面左側)、中央寄り側をインボード側(図面右側)という。
【0021】
ハブ輪1には、アウトボード側の端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ4を一体に有し、複列の転がり軸受2におけるアウトボード側の内側転走面1a、およびこの内側転走面1aから軸方向に延びる円筒状の小径段部1bを形成している。また、内周面にはセレーション(またはスプライン)5を形成している。ハブ輪1の外周面には、内側転走面1aから小径段部1bに亙って、表面硬さを54〜64HRCの範囲に硬化層を形成している。熱処理としては、局部加熱ができ、硬化層深さの設定が比較的容易にできる高周波誘導加熱による焼入れが好適である。ここで、端部は表面硬さを25HRC以下の未焼入れとし、径方向外方に塑性変形させて加締部6を形成している。
【0022】
ハブ輪1の小径段部1bには別体の内輪7を圧入して、所謂第3世代構造を構成し、この加締部6によって内輪7を軸方向に固着している。この内輪7の外周には複列の転がり軸受2におけるインボード側の内側転走面7aを形成し、ハブ輪1の外周に直接形成した内側転走面1aとで複列の内側転走面1a、7aを構成している。
【0023】
複列の転がり軸受2は、外方部材8と内方部材9と複列の転動体10、10とを備え、外方部材8は外周に車体(図示せず)に取り付けるための車体取付フランジ8aを一体に有し、内周には複列の外側転走面8b、8bを形成している。ここで内方部材9はハブ輪1と内輪7を指している。複列の転動体10、10をこれら転走面8b、1aと8b、7a間にそれぞれ収容し、保持器11、11で転動自在に保持している。複列の転がり軸受2の端部にはシール12、13を装着し、軸受内部に封入した潤滑グリースの漏洩と、外部からの雨水やダスト等の侵入を防止している。ここでは、複列の転がり軸受2は転動体10、10をボールとした複列アンギュラ玉軸受を例示したが、これに限らず転動体に円すいころを使用した複列円すいころ軸受であっても良い。
【0024】
等速自在継手3は外側継手部材14と継手内輪15、ケージ16、およびトルク伝達ボール17とを備えている。外側継手部材14はカップ状のマウス部14aと、このマウス部14aの底部をなす肩部14bと、この肩部14bから軸方向に延びる軸部18を有している。この軸部18の外周面にはセレーション(またはスプライン)18aを形成している。また、軸部18には雌ねじ18bを形成している。ここで、セレーション18aには、軸線に対して所定の角度傾斜させた捩れ角を設けている。
【0025】
そして、外側継手部材14の肩部14bがハブ輪1の加締部6の内端面に当接するまで軸部18をハブ輪1に内嵌し、ハブ輪1のセレーション5に軸部18のセレーション18aを圧入嵌合している。これにより、セレーション5、18aの嵌合部に予圧を付与し周方向のガタを殺している。最後に、ハブ輪1の外端面1cに当接するプレート19を介して軸部18の雌ねじ18bに固定ボルト20を螺合してハブ輪1と外側継手部材14とを軸方向に結合する。ここで、ハブ輪1のセレーション5に、軸部18のセレーション18aの全長1/2〜1/3程度なら、セレーション5、18aの嵌合部に予圧が付与されていても容易に嵌合することができる。後は固定ボルト20をさらに螺合していくことによって外側継手部材14をハブ輪1に容易に引き込むことができる。
【0026】
なお、ここでは、軸部18のセレーション18aに捩れ角を設け、ハブ輪1のセレーション5との嵌合部に予圧を付与するようにしたが、これに限らず、例えば、軸部18のセレーション18aの歯厚とハブ輪1のセレーション5の歯厚をタイトになるように形成し、圧入してその嵌合部に予圧を付与するようにしても良い。
【0027】
図2(a)はプレート19を示す断面図である。このプレート19は円板状をなし、中央には固定ボルト20が挿通する円孔19aを穿設している。また、ハブ輪1の外端面1cに当接する側の端面には、NBR(ニトリルゴム)等からなる弾性部材19bを加硫接着している。この弾性部材19bにより、プレート19とハブ輪1の外端面1c間を密封し、セレーション5、18aの嵌合部のアウトボード側から雨水やダストが侵入するのを阻止している。なお、弾性部材19bは例示したようにNBRを加硫接着したものに限らず、別体のシート材であっても良い。また、弾性部材19bの材質も、ウレタン、ハイトレル(商品名)、ポリアセタール、ポリプロピレン等、比較的軟らかい射出成形可能な樹脂材を使用しても良い。さらに、こうしたシート状の弾性部材の代わりに、グリース等の潤滑剤を塗布することによってプレート19とハブ輪1の外端面1c間を密封することもできる。
【0028】
図2(b)は、補修時に使用される分解用治具19’を示す断面図である。この分解用治具19’は、プレート19とほぼ同一の形状寸法に形成された円板状をなしている。その中央には固定ボルト20に螺合する雌ねじ19’a、外縁部には複数の円孔19’cを穿設している。一方、ハブ輪1の外端面1cには、分解用治具19’の円孔19’cに対応する位置に雌ねじ1dを形成している。
【0029】
図1において、ハブ輪1における加締部6の外周部には、内輪7と肩部14b間に形成される環状空間を埋めるようにゴム等からなる弾性リング21を嵌挿している。また、外側継手部材14における肩部14bの外周面には、ABS(アンチロックブレーキシステム)用パルサーリング22を嵌合している。このパルサーリング22によって弾性リング21を押え付け、弾性リング21が抜けるのを防止している。このパルサーリング22は鋼鈑をプレス成形してなり、外周面には凹凸22aを形成して、図示しないセンサーを対峙させて回転速度を検出するようにしている。なお、弾性リング21をこのパルサーリング22に一体的に加硫接着しても良い。また、図3に示すように、単に弾性リング21’に環状の凹所21’aを設け、この凹所21’aにパルサーリング22を嵌合させるようにしても良い。
【0030】
本実施形態では、転がり軸受2の内部すきまを負すきまとし、軸受剛性を向上させると共に、加締部6で内輪7を軸方向に固着し、この負すきまを維持することができる、所謂セルフリテイン構造を採用している。したがって、軸受部のサブユニット化ができるだけでなく、従来のように、軸受部をナット等で強固に緊締し、締付トルクを規定して予圧を管理する必要がないため、車両への組込性を簡便にすることができる。また、セレーション5、18aの嵌合部に予圧を付与し周方向のガタを殺したため、固定ボルト20の緩みを防止でき、加締部6と肩部14b間にすきまが生じて雨水やダスト等が侵入することはない。さらに、プレート19とハブ輪1の外端面1c間に弾性部材19bを介在させると共に、内輪7と肩部14b間に形成される環状空間に弾性リング21を嵌挿しているため、セレーション5、18aの嵌合部の両側から雨水やダスト等が侵入するのを防止することができ、シール性を格段に向上させることができる。
【0031】
次に、前述した第1の実施形態において、図4を用いてその補修時における分解の要領を説明する。
▲1▼ハブ輪1の外端面1cに締結した固定ボルト20とプレート19を外し、外側継手部材14の軸部18の端面にボルト23を締結する。なお、ボルト23に限らず、雌ねじ18bを塞ぐためのものであれば良く、例えば円板状の治具であっても良い。
▲2▼ハブ輪1の外端面1cに分解用治具19’を当接させ、円孔19’cとハブ輪1の外端面1cに形成した雌ねじ1dの位相を合わせると共に、この雌ねじ1dにボルト24を締結して分解用治具19’をハブ輪1の外端面1cに固定する。
▲3▼最後に分解用治具19’の雌ねじ19’aに固定ボルト20を螺合して行けば、その先端がボルト23に当接し、徐々にハブ輪1から外側継手部材14を引き抜くことができる。なお、ここでは軸部18の雌ねじ18bを大小2つの仕様の雌ねじで構成しているが、1つの仕様の雌ねじであっても良い。
【0032】
このような構成にすることにより、本発明に係る実施形態は従来に比べ軽量化を図ることができると共に、装置の信頼性を確保することができる。また、セレーションの嵌合部に予圧が付与されているにも拘わらず、装置を容易に組立分解することができる。
【0033】
図5は、本発明に係る駆動車輪用軸受装置における密封手段の第2の実施形態を示す要部拡大断面図である。前述した第1の実施形態と同一部品同一部位には同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0034】
プレート25は前述した実施形態と同様円板状をなし、その中央部には固定ボルト20が挿通する円孔19aを穿設している。また、外縁部にはNBR等のゴムからなるシールリップ25aを一体に加硫接着している。このシールリップ25aは、所定の角度に傾斜したサイドリップ形状をなし、ハブ輪1の外端面1cに所定の接触圧で摺接している。したがって、このシールリップ25aとパイロット部1eの内周面とで形成される環状の樋構造により、ハブ輪1のアウトボード側から侵入してくる雨水やダスト等を確実に排除することができる。
【0035】
図6は、本発明に係る密封手段の第3の実施形態を示す要部拡大断面図で、(a)はハブ輪に突き当てる前、(b)は突き当てた後を示す。前述した第2の実施形態と同一部品同一部位には同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0036】
プレート26の外縁部にはNBR等のゴムからなるシールリップ26aを一体に加硫接着している。このシールリップ26aは、プレート26の端面から軸方向に突出するように形成し、ハブ輪1の外端面1cに当接することにより先端部が弾性変形し、強固にプレート26と外端面1c間に生ずる微小なすきまを密封する。
【0037】
図7は、本発明に係る密封手段の第4の実施形態を示す要部拡大断面図で、(a)はハブ輪に突き当てる前、(b)は突き当てた後を示す。前述した実施形態と異なるのは弾性リングを使用した点である。
【0038】
プレート27の外縁部には面取り部27aを形成し、この面取り部27aに断面矩形をなし、NBR等のゴムからなる弾性リング27bを装着している。図示しない固定ボルトを螺合していくことにより、プレート27とハブ輪1の外端面1cとによってこの弾性リング27bが挟持されて弾性変形し、強固にプレート27と外端面1c間に生ずる微小なすきまを密封する。なお、弾性リング27の断面は矩形に限らず、円形のOリングのようなものであっても良い。
【0039】
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係る駆動車輪用軸受装置は、複列の転がり軸受と、車輪取付フランジを一端部外周に一体に有し、軸方向に延びる円筒状の小径段部を有するハブ輪と、この小径段部に別体の内輪を外嵌し、前記小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部で前記内輪を固着すると共に、この加締部の内端面に当接する肩部と、この肩部から軸方向に延びる軸部とを有する外側継手部材を、前記ハブ輪にセレーションを介して内嵌し、前記ハブ輪と着脱可能に結合した駆動車輪用軸受装置において、前記軸部のセレーションにその軸線に対して所定角度傾斜した捩れ角を設けることにより、前記軸部とハブ輪とのセレーション嵌合部に予圧を付与し、前記ハブ輪の外端面に雌ねじを形成し、この外端面に当接するプレートを介して固定ボルトで前記ハブ輪と外側継手部材とを結合すると共に、前記セレーション嵌合部の両側部に密封手段を設けたので、嵌合部における周方向ガタを殺すことができ、車両の急加減速時に、この周方向ガタに起因する異音の発生やフラツキを防止して車両の操縦安定性を高めることができる。また、セレーション嵌合部に予圧が付与されていても、補修時にこの雌ねじを用いて分解用治具を固定し、プレス機等を使用することなく容易にハブ輪と外側継手部材とを分離することができる。さらに、セレーション嵌合部に雨水やダスト等が侵入するのを防止することができ、従来のように嵌合部が発錆することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駆動車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図である。
【図2】(a)は、本発明に係るプレートを示す断面図である。
(b)は、補修時に用いる分解用治具を示す断面図である。
【図3】本発明に係る駆動車輪用軸受装置の要部断面図である。
【図4】本発明に係る駆動車輪用軸受装置の第1の実施形態における分解時の要領を示す説明図である。
【図5】本発明に係る駆動車輪用軸受装置における密封手段の第2の実施形態を示す要部拡大断面図である。
【図6】(a)は、同上、密封手段の第3の実施形態を示す要部拡大断面図で、突き当て前の状態を示している。
(b)は、同上、突き当て後の状態を示している。
【図7】(a)は、同上、密封手段の第4の実施形態を示す要部拡大断面図で、突き当て前の状態を示している。
(b)は、同上、突き当て後の状態を示している。
【図8】従来の駆動車輪用軸受装置を示す縦断面図である。
【図9】同上
【図10】駆動車輪用軸受装置を組込んだ動力伝達装置の一例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・・・ハブ輪
1a・・・・・・・・・・・・・・内側転走面
1b・・・・・・・・・・・・・・小径段部
1c・・・・・・・・・・・・・・外端面
1d、18b、19’a・・・・・雌ねじ
1e・・・・・・・・・・・・・・パイロット部
2・・・・・・・・・・・・・・・複列の転がり軸受
3・・・・・・・・・・・・・・・等速自在継手
4・・・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
5、18a・・・・・・・・・・・セレーション
6・・・・・・・・・・・・・・・加締部
7・・・・・・・・・・・・・・・内輪
8・・・・・・・・・・・・・・・外方部材
8a・・・・・・・・・・・・・・車体取付フランジ
8b・・・・・・・・・・・・・・外側転走面
9・・・・・・・・・・・・・・・内方部材
10・・・・・・・・・・・・・・転動体
11・・・・・・・・・・・・・・保持器
12、13・・・・・・・・・・・シール
14・・・・・・・・・・・・・・外側継手部材
14a・・・・・・・・・・・・・マウス部
14b・・・・・・・・・・・・・肩部
15・・・・・・・・・・・・・・継手内輪
16・・・・・・・・・・・・・・ケージ
17・・・・・・・・・・・・・・トルク伝達ボール
18・・・・・・・・・・・・・・軸部
19、25、26、27・・・・・プレート
19a、19’c・・・・・・・・円孔
19b・・・・・・・・・・・・・弾性部材
19’・・・・・・・・・・・・・分解用治具
20・・・・・・・・・・・・・・固定ボルト
21、21’、27b・・・・・・弾性リング
21’a・・・・・・・・・・・・凹所
22・・・・・・・・・・・・・・パルサーリング
22a・・・・・・・・・・・・・凹凸
23、24・・・・・・・・・・・ボルト
25a、26a・・・・・・・・・シールリップ
27a・・・・・・・・・・・・・面取り部
100・・・・・・・・・・・・・ドライブシャフト
101・・・・・・・・・・・・・摺動型等速自在継手
102・・・・・・・・・・・・・ディファレンシャル
103、129・・・・・・・・・固定型等速自在継手
104・・・・・・・・・・・・・車輪用軸受装置
105・・・・・・・・・・・・・車輪
106、124・・・・・・・・・ハブ輪
107・・・・・・・・・・・・・複列の転がり軸受
108、130・・・・・・・・・外側継手部材
109、125・・・・・・・・・内輪
120・・・・・・・・・・・・・外側転走面
121・・・・・・・・・・・・・外方部材
122・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
123・・・・・・・・・・・・・雌スプライン
124a、125a・・・・・・・内側転走面
126・・・・・・・・・・・・・加締部
127・・・・・・・・・・・・・雄スプライン
128・・・・・・・・・・・・・軸部
131・・・・・・・・・・・・・転動体
132・・・・・・・・・・・・・内側係止溝
133・・・・・・・・・・・・・外側係止溝
134・・・・・・・・・・・・・止め輪
135・・・・・・・・・・・・・シール部材
136・・・・・・・・・・・・・すきま
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両の駆動車輪を支持する駆動車輪用軸受装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両のエンジン動力を車輪に伝達する動力伝達装置は、エンジンから車輪へ動力を伝達すると共に、悪路走行時における車両のバウンドや車両の旋回時に生じる車輪からの径方向や軸方向変位、およびモーメント変位を許容する必要があるため、例えば図10に示すように、エンジン側と駆動車輪側との間に介装されるドライブシャフト100の一端を、摺動型等速自在継手101を介してディファレンシャル102に連結し、他端を、固定型等速自在継手103を含む駆動車輪用軸受装置104を介して車輪105に連結している。
【0003】
この駆動車輪用軸受装置104は、図9に示すように、前記車輪105を一端部に装着するハブ輪106と、このハブ輪106を回転自在に支承する複列の転がり軸受107、およびハブ輪106に連結し、ドライブシャフト100の動力をハブ輪106に伝達する固定型等速自在継手103を備えている。
【0004】
こうした車両の駆動車輪には、エンジン低速回転時、例えば車両発進時に、エンジンから摺動型等速自在継手101を介して大きなトルクが負荷され、ドライブシャフト100に捩じれを生じることが知られている。その結果、このドライブシャフト100を支持する複列の転がり軸受107の内輪109にも捩じれが生じることになる。ドライブシャフト100の捩じれ量が大きいと、外側継手部材108と内輪109との当接面で急激なスリップによるスティックスリップ音が発生する。
【0005】
この対策をしたものとして、図8に示すような駆動車輪用軸受装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この駆動車輪用軸受装置は、内周面に複列の外側転走面120、120を有し、使用時にも回転しない外方部材121と、外周面の一端寄り部分に車輪(図示せず)を支持するための車輪取付フランジ122を、内周面に雌スプライン123をそれぞれ設けたハブ輪124と、このハブ輪124の他端部に別体の内輪125を外嵌し、内端部に形成した加締部126によりこの内輪125を軸方向に固定すると共に、雌スプライン123と係合する雄スプライン127を形成した軸部128を一端に設けた等速自在継手129の外側継手部材130と、ハブ輪124と内輪125の外周面に形成した内側転走面124a、125aと外側転走面120、120との間に複列の転動体131、131とを備えている。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−142009号公報(第6、7頁、第1図)
【0007】
さらに、この駆動車輪用軸受装置は、雄スプライン127の外周面に全周に亙って形成した内側係止溝132と、この内側係止溝132に整合する位置でハブ輪124の内周面に全周に亙って形成した外側係止溝133と、弾性部材により形成した止め輪134とを備え、この止め輪134を内側係止溝132と外側係止溝133とに掛け渡すことにより、ハブ輪124と外側継手部材130との軸方向に亙る位置決めを図ると共に、これらハブ輪124と外側継手部材130との間で弾性部材製のシール部材135を弾性的に挟持することにより、雌スプライン123と雄スプライン127との係合部を密封するようにしている。
【0008】
これにより、複列の転がり軸受の予圧は、従来のようにナットを強固に緊締することなく、また、その締付トルクを厳密に管理せずとも、加締部126で管理、維持する、所謂セルフリテイン構造を提供することができる。さらに、ハブ輪124と外側継手部材130の結合は止め輪134の装着のみで済み、例え外側継手部材130に捩じれが生じても、内輪125と外側継手部材130とに軸方向のすきま136を設けてスティックスリップ音が発生するのを防止している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした駆動車輪用軸受装置において、両スプライン123、127の嵌合部の周方向ガタが大きいと、急加減速時に異音が発生したり、止め輪134と両係止溝132、133の軸方向ガタによりシール部材135が摩耗し、長期間にわたって所望の密封性能を維持することができなくなる恐れがあった。このため、通常、外側継手部材130の雄スプライン127に捩れ角を設け、ハブ輪124の雌スプライン123に圧入嵌合してその嵌合部の周方向ガタを殺すことも考えられるが、こうした止め輪134を装着する構造ではそれも難しい。したがって、この駆動車輪用軸受装置にあっては、止め輪134でハブ輪124と外側継手部材130とをワンタッチで軸方向に結合でき、組立作業性を高めることができる反面、嵌合部の周方向ガタによる異音発生、およびシール部材135の密封性低下による嵌合部の発錆という問題が常に内在していた。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、信頼性と操縦安定性を確保し、かつ分解時の作業性を向上させ、補修性に優れた駆動車輪用軸受装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1記載の発明は、複列の転がり軸受と、車輪取付フランジを一端部外周に一体に有し、軸方向に延びる円筒状の小径段部を有するハブ輪と、この小径段部に別体の内輪を外嵌し、前記小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部で前記内輪を固着すると共に、この加締部の内端面に当接する肩部と、この肩部から軸方向に延びる軸部とを有する外側継手部材を、前記ハブ輪にセレーションを介して内嵌し、前記ハブ輪と着脱可能に結合した駆動車輪用軸受装置において、前記軸部のセレーションにその軸線に対して所定角度傾斜した捩れ角を設けることにより、前記軸部とハブ輪とのセレーション嵌合部に予圧を付与し、前記ハブ輪の外端面に雌ねじを形成し、この外端面に当接するプレートを介して固定ボルトで前記ハブ輪と外側継手部材とを結合すると共に、前記セレーション嵌合部の両側部に密封手段を設けた構成を採用した。
【0012】
このように、外側継手部材の軸部とハブ輪とのセレーション嵌合部に予圧を付与したので、嵌合部における周方向ガタを殺すことができる。したがって、車両の急加減速時に、この周方向ガタに起因する異音の発生やフラツキを防止して車両の操縦安定性を高めることができる。また、ハブ輪の外端面に雌ねじを形成し、この外端面に当接するプレートを介して固定ボルトでハブ輪と外側継手部材とを結合しているので、セレーション嵌合部に予圧が付与されていても、補修時にこの雌ねじを用いて分解用治具を固定し、プレス機等を使用することなく容易にハブ輪と外側継手部材とを分離することができる。さらに、セレーション嵌合部の両側部に密封手段を設けたので、セレーション嵌合部に雨水やダスト等が侵入するのを防止することができ、従来のように嵌合部が発錆することはない。
【0013】
また、請求項2に記載の発明は、前記プレートとハブ輪との当接部に弾性部材を設けた。この弾性部材により、セレーション嵌合部のアウトボード側からの雨水やダストの侵入を阻止することができる。
【0014】
好ましくは、請求項3に記載の発明のように、前記プレートの外周部に弾性部材からなるシールリップを一体接合し、このシールリップを前記ハブ輪の外端面に当接させるようにしても良いし、また、請求項4に記載の発明のように、前記プレートの外周部と前記ハブ輪の外端面に弾性リングを介在させても良い。
【0015】
また、請求項5に記載の発明は、前記プレートとハブ輪との当接部に潤滑剤を介在させた。この潤滑剤により、セレーション嵌合部のアウトボード側からの雨水やダストの侵入を阻止することができる。
【0016】
また、請求項6に記載の発明は、前記内輪の端面と前記外側継手部材の肩部との間に形成される環状空間に弾性リングを装着した。この弾性リングにより、セレーション嵌合部のインボード側からの雨水やダストの侵入を阻止することができる。
【0017】
好ましくは、請求項7に記載の発明のように、前記外側継手部材の肩部にパルサーリングを装着すると共に、このパルサーリングの一端を前記弾性リングに係合させることにより、弾性リングの脱落を確実に防止することができる。
【0018】
さらに好ましくは、請求項8に記載の発明のように、前記パルサーリングに前記弾性リングを一体接合すれば、部品点数が削減でき、組立作業を簡略化することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る駆動車輪用軸受装置の実施形態を図面に基いて詳細に説明する。図1は、本発明に係る駆動車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図である。
【0020】
この駆動車輪用軸受装置は、ハブ輪1と、複列の転がり軸受2と、等速自在継手3とをユニット化して構成している。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で、車両の外側寄りとなる側をアウトボード側(図面左側)、中央寄り側をインボード側(図面右側)という。
【0021】
ハブ輪1には、アウトボード側の端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ4を一体に有し、複列の転がり軸受2におけるアウトボード側の内側転走面1a、およびこの内側転走面1aから軸方向に延びる円筒状の小径段部1bを形成している。また、内周面にはセレーション(またはスプライン)5を形成している。ハブ輪1の外周面には、内側転走面1aから小径段部1bに亙って、表面硬さを54〜64HRCの範囲に硬化層を形成している。熱処理としては、局部加熱ができ、硬化層深さの設定が比較的容易にできる高周波誘導加熱による焼入れが好適である。ここで、端部は表面硬さを25HRC以下の未焼入れとし、径方向外方に塑性変形させて加締部6を形成している。
【0022】
ハブ輪1の小径段部1bには別体の内輪7を圧入して、所謂第3世代構造を構成し、この加締部6によって内輪7を軸方向に固着している。この内輪7の外周には複列の転がり軸受2におけるインボード側の内側転走面7aを形成し、ハブ輪1の外周に直接形成した内側転走面1aとで複列の内側転走面1a、7aを構成している。
【0023】
複列の転がり軸受2は、外方部材8と内方部材9と複列の転動体10、10とを備え、外方部材8は外周に車体(図示せず)に取り付けるための車体取付フランジ8aを一体に有し、内周には複列の外側転走面8b、8bを形成している。ここで内方部材9はハブ輪1と内輪7を指している。複列の転動体10、10をこれら転走面8b、1aと8b、7a間にそれぞれ収容し、保持器11、11で転動自在に保持している。複列の転がり軸受2の端部にはシール12、13を装着し、軸受内部に封入した潤滑グリースの漏洩と、外部からの雨水やダスト等の侵入を防止している。ここでは、複列の転がり軸受2は転動体10、10をボールとした複列アンギュラ玉軸受を例示したが、これに限らず転動体に円すいころを使用した複列円すいころ軸受であっても良い。
【0024】
等速自在継手3は外側継手部材14と継手内輪15、ケージ16、およびトルク伝達ボール17とを備えている。外側継手部材14はカップ状のマウス部14aと、このマウス部14aの底部をなす肩部14bと、この肩部14bから軸方向に延びる軸部18を有している。この軸部18の外周面にはセレーション(またはスプライン)18aを形成している。また、軸部18には雌ねじ18bを形成している。ここで、セレーション18aには、軸線に対して所定の角度傾斜させた捩れ角を設けている。
【0025】
そして、外側継手部材14の肩部14bがハブ輪1の加締部6の内端面に当接するまで軸部18をハブ輪1に内嵌し、ハブ輪1のセレーション5に軸部18のセレーション18aを圧入嵌合している。これにより、セレーション5、18aの嵌合部に予圧を付与し周方向のガタを殺している。最後に、ハブ輪1の外端面1cに当接するプレート19を介して軸部18の雌ねじ18bに固定ボルト20を螺合してハブ輪1と外側継手部材14とを軸方向に結合する。ここで、ハブ輪1のセレーション5に、軸部18のセレーション18aの全長1/2〜1/3程度なら、セレーション5、18aの嵌合部に予圧が付与されていても容易に嵌合することができる。後は固定ボルト20をさらに螺合していくことによって外側継手部材14をハブ輪1に容易に引き込むことができる。
【0026】
なお、ここでは、軸部18のセレーション18aに捩れ角を設け、ハブ輪1のセレーション5との嵌合部に予圧を付与するようにしたが、これに限らず、例えば、軸部18のセレーション18aの歯厚とハブ輪1のセレーション5の歯厚をタイトになるように形成し、圧入してその嵌合部に予圧を付与するようにしても良い。
【0027】
図2(a)はプレート19を示す断面図である。このプレート19は円板状をなし、中央には固定ボルト20が挿通する円孔19aを穿設している。また、ハブ輪1の外端面1cに当接する側の端面には、NBR(ニトリルゴム)等からなる弾性部材19bを加硫接着している。この弾性部材19bにより、プレート19とハブ輪1の外端面1c間を密封し、セレーション5、18aの嵌合部のアウトボード側から雨水やダストが侵入するのを阻止している。なお、弾性部材19bは例示したようにNBRを加硫接着したものに限らず、別体のシート材であっても良い。また、弾性部材19bの材質も、ウレタン、ハイトレル(商品名)、ポリアセタール、ポリプロピレン等、比較的軟らかい射出成形可能な樹脂材を使用しても良い。さらに、こうしたシート状の弾性部材の代わりに、グリース等の潤滑剤を塗布することによってプレート19とハブ輪1の外端面1c間を密封することもできる。
【0028】
図2(b)は、補修時に使用される分解用治具19’を示す断面図である。この分解用治具19’は、プレート19とほぼ同一の形状寸法に形成された円板状をなしている。その中央には固定ボルト20に螺合する雌ねじ19’a、外縁部には複数の円孔19’cを穿設している。一方、ハブ輪1の外端面1cには、分解用治具19’の円孔19’cに対応する位置に雌ねじ1dを形成している。
【0029】
図1において、ハブ輪1における加締部6の外周部には、内輪7と肩部14b間に形成される環状空間を埋めるようにゴム等からなる弾性リング21を嵌挿している。また、外側継手部材14における肩部14bの外周面には、ABS(アンチロックブレーキシステム)用パルサーリング22を嵌合している。このパルサーリング22によって弾性リング21を押え付け、弾性リング21が抜けるのを防止している。このパルサーリング22は鋼鈑をプレス成形してなり、外周面には凹凸22aを形成して、図示しないセンサーを対峙させて回転速度を検出するようにしている。なお、弾性リング21をこのパルサーリング22に一体的に加硫接着しても良い。また、図3に示すように、単に弾性リング21’に環状の凹所21’aを設け、この凹所21’aにパルサーリング22を嵌合させるようにしても良い。
【0030】
本実施形態では、転がり軸受2の内部すきまを負すきまとし、軸受剛性を向上させると共に、加締部6で内輪7を軸方向に固着し、この負すきまを維持することができる、所謂セルフリテイン構造を採用している。したがって、軸受部のサブユニット化ができるだけでなく、従来のように、軸受部をナット等で強固に緊締し、締付トルクを規定して予圧を管理する必要がないため、車両への組込性を簡便にすることができる。また、セレーション5、18aの嵌合部に予圧を付与し周方向のガタを殺したため、固定ボルト20の緩みを防止でき、加締部6と肩部14b間にすきまが生じて雨水やダスト等が侵入することはない。さらに、プレート19とハブ輪1の外端面1c間に弾性部材19bを介在させると共に、内輪7と肩部14b間に形成される環状空間に弾性リング21を嵌挿しているため、セレーション5、18aの嵌合部の両側から雨水やダスト等が侵入するのを防止することができ、シール性を格段に向上させることができる。
【0031】
次に、前述した第1の実施形態において、図4を用いてその補修時における分解の要領を説明する。
▲1▼ハブ輪1の外端面1cに締結した固定ボルト20とプレート19を外し、外側継手部材14の軸部18の端面にボルト23を締結する。なお、ボルト23に限らず、雌ねじ18bを塞ぐためのものであれば良く、例えば円板状の治具であっても良い。
▲2▼ハブ輪1の外端面1cに分解用治具19’を当接させ、円孔19’cとハブ輪1の外端面1cに形成した雌ねじ1dの位相を合わせると共に、この雌ねじ1dにボルト24を締結して分解用治具19’をハブ輪1の外端面1cに固定する。
▲3▼最後に分解用治具19’の雌ねじ19’aに固定ボルト20を螺合して行けば、その先端がボルト23に当接し、徐々にハブ輪1から外側継手部材14を引き抜くことができる。なお、ここでは軸部18の雌ねじ18bを大小2つの仕様の雌ねじで構成しているが、1つの仕様の雌ねじであっても良い。
【0032】
このような構成にすることにより、本発明に係る実施形態は従来に比べ軽量化を図ることができると共に、装置の信頼性を確保することができる。また、セレーションの嵌合部に予圧が付与されているにも拘わらず、装置を容易に組立分解することができる。
【0033】
図5は、本発明に係る駆動車輪用軸受装置における密封手段の第2の実施形態を示す要部拡大断面図である。前述した第1の実施形態と同一部品同一部位には同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0034】
プレート25は前述した実施形態と同様円板状をなし、その中央部には固定ボルト20が挿通する円孔19aを穿設している。また、外縁部にはNBR等のゴムからなるシールリップ25aを一体に加硫接着している。このシールリップ25aは、所定の角度に傾斜したサイドリップ形状をなし、ハブ輪1の外端面1cに所定の接触圧で摺接している。したがって、このシールリップ25aとパイロット部1eの内周面とで形成される環状の樋構造により、ハブ輪1のアウトボード側から侵入してくる雨水やダスト等を確実に排除することができる。
【0035】
図6は、本発明に係る密封手段の第3の実施形態を示す要部拡大断面図で、(a)はハブ輪に突き当てる前、(b)は突き当てた後を示す。前述した第2の実施形態と同一部品同一部位には同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0036】
プレート26の外縁部にはNBR等のゴムからなるシールリップ26aを一体に加硫接着している。このシールリップ26aは、プレート26の端面から軸方向に突出するように形成し、ハブ輪1の外端面1cに当接することにより先端部が弾性変形し、強固にプレート26と外端面1c間に生ずる微小なすきまを密封する。
【0037】
図7は、本発明に係る密封手段の第4の実施形態を示す要部拡大断面図で、(a)はハブ輪に突き当てる前、(b)は突き当てた後を示す。前述した実施形態と異なるのは弾性リングを使用した点である。
【0038】
プレート27の外縁部には面取り部27aを形成し、この面取り部27aに断面矩形をなし、NBR等のゴムからなる弾性リング27bを装着している。図示しない固定ボルトを螺合していくことにより、プレート27とハブ輪1の外端面1cとによってこの弾性リング27bが挟持されて弾性変形し、強固にプレート27と外端面1c間に生ずる微小なすきまを密封する。なお、弾性リング27の断面は矩形に限らず、円形のOリングのようなものであっても良い。
【0039】
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係る駆動車輪用軸受装置は、複列の転がり軸受と、車輪取付フランジを一端部外周に一体に有し、軸方向に延びる円筒状の小径段部を有するハブ輪と、この小径段部に別体の内輪を外嵌し、前記小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部で前記内輪を固着すると共に、この加締部の内端面に当接する肩部と、この肩部から軸方向に延びる軸部とを有する外側継手部材を、前記ハブ輪にセレーションを介して内嵌し、前記ハブ輪と着脱可能に結合した駆動車輪用軸受装置において、前記軸部のセレーションにその軸線に対して所定角度傾斜した捩れ角を設けることにより、前記軸部とハブ輪とのセレーション嵌合部に予圧を付与し、前記ハブ輪の外端面に雌ねじを形成し、この外端面に当接するプレートを介して固定ボルトで前記ハブ輪と外側継手部材とを結合すると共に、前記セレーション嵌合部の両側部に密封手段を設けたので、嵌合部における周方向ガタを殺すことができ、車両の急加減速時に、この周方向ガタに起因する異音の発生やフラツキを防止して車両の操縦安定性を高めることができる。また、セレーション嵌合部に予圧が付与されていても、補修時にこの雌ねじを用いて分解用治具を固定し、プレス機等を使用することなく容易にハブ輪と外側継手部材とを分離することができる。さらに、セレーション嵌合部に雨水やダスト等が侵入するのを防止することができ、従来のように嵌合部が発錆することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駆動車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図である。
【図2】(a)は、本発明に係るプレートを示す断面図である。
(b)は、補修時に用いる分解用治具を示す断面図である。
【図3】本発明に係る駆動車輪用軸受装置の要部断面図である。
【図4】本発明に係る駆動車輪用軸受装置の第1の実施形態における分解時の要領を示す説明図である。
【図5】本発明に係る駆動車輪用軸受装置における密封手段の第2の実施形態を示す要部拡大断面図である。
【図6】(a)は、同上、密封手段の第3の実施形態を示す要部拡大断面図で、突き当て前の状態を示している。
(b)は、同上、突き当て後の状態を示している。
【図7】(a)は、同上、密封手段の第4の実施形態を示す要部拡大断面図で、突き当て前の状態を示している。
(b)は、同上、突き当て後の状態を示している。
【図8】従来の駆動車輪用軸受装置を示す縦断面図である。
【図9】同上
【図10】駆動車輪用軸受装置を組込んだ動力伝達装置の一例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・・・ハブ輪
1a・・・・・・・・・・・・・・内側転走面
1b・・・・・・・・・・・・・・小径段部
1c・・・・・・・・・・・・・・外端面
1d、18b、19’a・・・・・雌ねじ
1e・・・・・・・・・・・・・・パイロット部
2・・・・・・・・・・・・・・・複列の転がり軸受
3・・・・・・・・・・・・・・・等速自在継手
4・・・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
5、18a・・・・・・・・・・・セレーション
6・・・・・・・・・・・・・・・加締部
7・・・・・・・・・・・・・・・内輪
8・・・・・・・・・・・・・・・外方部材
8a・・・・・・・・・・・・・・車体取付フランジ
8b・・・・・・・・・・・・・・外側転走面
9・・・・・・・・・・・・・・・内方部材
10・・・・・・・・・・・・・・転動体
11・・・・・・・・・・・・・・保持器
12、13・・・・・・・・・・・シール
14・・・・・・・・・・・・・・外側継手部材
14a・・・・・・・・・・・・・マウス部
14b・・・・・・・・・・・・・肩部
15・・・・・・・・・・・・・・継手内輪
16・・・・・・・・・・・・・・ケージ
17・・・・・・・・・・・・・・トルク伝達ボール
18・・・・・・・・・・・・・・軸部
19、25、26、27・・・・・プレート
19a、19’c・・・・・・・・円孔
19b・・・・・・・・・・・・・弾性部材
19’・・・・・・・・・・・・・分解用治具
20・・・・・・・・・・・・・・固定ボルト
21、21’、27b・・・・・・弾性リング
21’a・・・・・・・・・・・・凹所
22・・・・・・・・・・・・・・パルサーリング
22a・・・・・・・・・・・・・凹凸
23、24・・・・・・・・・・・ボルト
25a、26a・・・・・・・・・シールリップ
27a・・・・・・・・・・・・・面取り部
100・・・・・・・・・・・・・ドライブシャフト
101・・・・・・・・・・・・・摺動型等速自在継手
102・・・・・・・・・・・・・ディファレンシャル
103、129・・・・・・・・・固定型等速自在継手
104・・・・・・・・・・・・・車輪用軸受装置
105・・・・・・・・・・・・・車輪
106、124・・・・・・・・・ハブ輪
107・・・・・・・・・・・・・複列の転がり軸受
108、130・・・・・・・・・外側継手部材
109、125・・・・・・・・・内輪
120・・・・・・・・・・・・・外側転走面
121・・・・・・・・・・・・・外方部材
122・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
123・・・・・・・・・・・・・雌スプライン
124a、125a・・・・・・・内側転走面
126・・・・・・・・・・・・・加締部
127・・・・・・・・・・・・・雄スプライン
128・・・・・・・・・・・・・軸部
131・・・・・・・・・・・・・転動体
132・・・・・・・・・・・・・内側係止溝
133・・・・・・・・・・・・・外側係止溝
134・・・・・・・・・・・・・止め輪
135・・・・・・・・・・・・・シール部材
136・・・・・・・・・・・・・すきま
Claims (8)
- 複列の転がり軸受と、車輪取付フランジを一端部外周に一体に有し、軸方向に延びる円筒状の小径段部を有するハブ輪と、この小径段部に別体の内輪を外嵌し、前記小径段部の端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部で前記内輪を固着すると共に、この加締部の内端面に当接する肩部と、この肩部から軸方向に延びる軸部とを有する外側継手部材を、前記ハブ輪にセレーションを介して内嵌し、前記ハブ輪と着脱可能に結合した駆動車輪用軸受装置において、
前記軸部のセレーションにその軸線に対して所定角度傾斜した捩れ角を設けることにより、前記軸部とハブ輪とのセレーション嵌合部に予圧を付与し、前記ハブ輪の外端面に雌ねじを形成し、この外端面に当接するプレートを介して固定ボルトで前記ハブ輪と外側継手部材とを結合すると共に、前記セレーション嵌合部の両側部に密封手段を設けたことを特徴とする駆動車輪用軸受装置。 - 前記プレートとハブ輪との当接部に弾性部材を設けた請求項1に記載の駆動車輪用軸受装置。
- 前記プレートの外周部に弾性部材からなるシールリップを一体接合し、このシールリップを前記ハブ輪の外端面に当接させた請求項2に記載の駆動車輪用軸受装置。
- 前記プレートの外周部と前記ハブ輪の外端面に弾性リングを介在させた請求項2に記載の駆動車輪用軸受装置。
- 前記プレートとハブ輪との当接部に潤滑剤を介在させた請求項1に記載の駆動車輪用軸受装置。
- 前記内輪の端面と前記外側継手部材の肩部との間に形成される環状空間に弾性リングを装着した請求項1乃至5いずれかに記載の駆動車輪用軸受装置。
- 前記外側継手部材の肩部にパルサーリングを装着すると共に、このパルサーリングの一端を前記弾性リングに係合させた請求項6に記載の駆動車輪用軸受装置。
- 前記パルサーリングに前記弾性リングを一体接合した請求項7に記載の駆動車輪用軸受装置。
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