JP2004088991A - 通信ケーブル引き出し部材及びそれを用いたケーブル分岐用管継手 - Google Patents
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Abstract
【課題】建物配管の内部に通された通信ケーブルを建物内に分配敷設する際に好適に用いられるケーブル引き出し部材及びそれを用いたケーブル分岐用管継手を提供する。
【解決手段】建物配管2の内部に通された通信ケーブル3,3,・・を建物内に分配敷設する際に建物配管2の分岐用開口部21(又は分岐用切断部)に取り付けられて用いられる引き出し部材1(好ましくは、ケーブル誘導部を有する)であって、曲率半径Rが15mm以上である貫通部11(好ましくは内径が通信ケーブル3の外径の1.05〜3倍)を有し、好ましくは建物配管2の内面23と段差無しに取り付け可能な形状、通信ケーブルを結束する手段又は空隙を封止できる手段を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】建物配管2の内部に通された通信ケーブル3,3,・・を建物内に分配敷設する際に建物配管2の分岐用開口部21(又は分岐用切断部)に取り付けられて用いられる引き出し部材1(好ましくは、ケーブル誘導部を有する)であって、曲率半径Rが15mm以上である貫通部11(好ましくは内径が通信ケーブル3の外径の1.05〜3倍)を有し、好ましくは建物配管2の内面23と段差無しに取り付け可能な形状、通信ケーブルを結束する手段又は空隙を封止できる手段を有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は通信ケーブル引き出し部材及びそれを用いたケーブル分岐用管継手に関し、詳しくは建物配管の内部に通された通信ケーブルを建物内に分配敷設する際に好適に用いられる通信ケーブル引き出し部材及びそれを用いたケーブル分岐用管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の情報通信手段としては、電話線や無線による通信が主流であるが、近年は光ファイバーケーブルを用いた情報通信などギガビット(Gbps)レベルの高速通信まで対応できる情報通信技術が次世代の有力な通信手段とされている。
【0003】
上記のような高速の光ファイバーケーブルによる情報通信によれば、例えば、動画の双方向通信や遠距離間のリアルタイムコミュニケーションなどが可能となるが、このためには幹線から建物に引き込まれた光ファイバーケーブルを建物内の各部屋などに分配施工するFTTH(Fiber To The Home)が必要である。
【0004】
このため、例えば特許文献1には、埋設配管により各家屋まで布設する光ファイバーケーブルの布設方法に関し、管路を構成する管体内に支持された鞘管に挿通される光ファイバーケーブルを分岐する光ファイバーケーブルの布設方法であって、前記管体に、分岐部と蓋付桝とからなる桝付分岐管を設け、前記蓋付桝を通る前記鞘管に、鞘管用分岐部を介装し、前記桝付分岐管の分岐部に、公共桝に繋がる枝管を接続し、前記蓋付桝内の鞘管用分岐部に接続した可撓鞘管を、前記蓋付桝の側面を貫通させて外部へ導出した後、前記公共桝まで前記枝管の外周に沿わして配管し、前記可撓鞘管の前記公共桝側の引き込み口から、前記蓋付桝内の鞘管用分岐部を経由して前記管体の下流に設けられたマンホールまでメッセンジャーワイヤを送り込み、前記マンホール内に到達したメッセンジャーワイヤの先端に光ファイバーケーブルを連結して、該メッセンジャーワイヤを引き込み口から引き戻すことで、光ファイバーケーブルを前記マンホールから前記引き込み口まで引き込む光ファイバーケーブルの布設方法が提案されている。
【0005】
しかしながら、2階建て以上の住宅やオフィス若しくは住宅やオフィスが集合する高層建物などの建物内に通信ケーブルを分配敷設しFTTHを達成するためには上記方法では適用することが困難であり、また分配敷設するための通信ケーブル引き出し部材(以下、単に「引き出し部材」ともいう)については従来充分に開示されたものはなかった。
【0006】
一般に集合住宅やオフィスなどの建物内に通信ケーブルを分配施工する場合、現状では一般の電話線に代表される既設の建物配管を通して各戸や各オフィスに分配施工することが試みられているが、通信ケーブルにダメージを与えずにスムースに引き出すために好適な引き出し部材がなく、引き込みの際にケーブルが途中で詰まったり、ケーブルが光ファイバーケーブルの場合には、急角度で曲げると光の反射角に乱れが生じて、伝送損失が急激に大きくなるという問題があった。また、無理に引込もうとすると、ケーブル自体が断線し易いという問題もあった。
【0007】
上記において、建物配管として雨水などを排水する排水管を用いる場合は、配管が比較的直線状で曲がり部が少ない点で好適であるが、管の排水機能をできるだけ妨げないことや、通信ケーブル引き出し部分から雨水などが漏水することを防止できることが要望される。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−95121号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は上記に鑑み、建物配管の内部に通された通信ケーブルを建物内に分配敷設する際に好適に用いられるケーブル引き出し部材及びそれを用いたケーブル分岐用管継手を提供することにあり、ケーブルが急角度で曲がることなく、建物配管として排水管を用いた場合にも排水機能を損なうことが少なく、引き出し部分からの漏水を防止しうる、特に光ファイバーケーブルを用いた場合に好適な通信ケーブル引き出し部材及びそれを用いたケーブル分岐用管継手を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の通信ケーブル引き出し部材は、建物配管の内部に通された通信ケーブルを建物内に分配敷設する際に建物配管の分岐用開口部又は分岐用切断部に取り付けられて用いられる引き出し部材であって、曲率半径が15mm以上の貫通部を有することを特徴とする。
請求項2記載の通信ケーブル引き出し部材は、建物配管の内部に通された通信ケーブルを建物内に分配敷設する際に建物配管の分岐用開口部又は分岐用切断部に取り付けられて用いられる引き出し部材であって、内径が通信ケーブルの外径の1.05〜3倍である貫通部を有することを特徴とする。
請求項3記載の通信ケーブル引き出し部材は、建物配管の内部に通された通信ケーブルを建物内に分配敷設する際に建物配管の分岐用開口部又は分岐用切断部に取り付けられて用いられる引き出し部材であって、貫通部及び曲率半径が15mm以上のケーブル誘導部を有することを特徴とする。
請求項4記載の通信ケーブル引き出し部材は、請求項3記載の通信ケーブル引き出し部材であって、ケーブル誘導部により引き出される通信ケーブル以外のケーブル群を、建物配管の内側面方向に偏在させるための仕切り部が、該ケーブル誘導部に取り付けられていることを特徴とする。
請求項5記載の通信ケーブル引き出し部材は、請求項3又は4記載の通信ケーブル引き出し部材であって、貫通部の内径が通信ケーブルの外径の1.05〜3倍であることを特徴とする。
請求項6記載の通信ケーブル引き出し部材は、請求項1〜5の何れか1項記載の分岐用開口部に取り付けられて用いられる引き出し部材であって、通信ケーブル引き出し部材の分岐開口部への取り付け部が略円形であり、その外径が20mm以上建物配管の外径以下であることを特徴とする。
請求項7記載の通信ケーブル引き出し部材は、請求項1〜5の何れか1項記載の分岐用切断部に取り付けられて用いられる引き出し部材であって、通信ケーブル引き出し部材が略円筒形であり、その外径が建物配管の外径と略同等であり、長さが20mm以上であることを特徴とする。
請求項8記載の通信ケーブル引き出し部材は、請求項1〜7の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材であって、建物配管の分岐用開口部又は分岐用切断部に取り付けられた通信ケーブル引き出し部材の内面側が、建物配管の内面と段差無しに取り付け可能な形状を有することを特徴とする。
請求項9記載の通信ケーブル引き出し部材は、請求項1〜8の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材であって、建物配管の内部に通された通信ケーブルを結束する手段を有することを特徴とする。
請求項10記載の通信ケーブル引き出し部材は、請求項1〜9の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材であり、通信ケーブルが鞘管に通されたものであって、通信ケーブルを引き出すための鞘管の開口部と貫通部とを接合固定する手段を有することを特徴とする。
請求項11記載の通信ケーブル引き出し部材は、請求項1〜10の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材であって、建物配管が排水管であることを特徴とする。
請求項12記載の通信ケーブル引き出し部材は、請求項11記載の通信ケーブル引き出し部材であって、貫通部が排水管の内側から外側に向かって昇り勾配を有することを特徴とする。
請求項13記載の通信ケーブル引き出し部材は、請求項1〜12の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材であって、貫通部に通信ケーブルが通される際に、貫通部と通信ケーブルとの空隙を封止できる手段を有することを特徴とする。
請求項14記載の通信ケーブル引き出し部材は、請求項1〜13の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材であって、建物配管の分岐用開口部又は分岐用切断部と通信ケーブル引き出し部材との空隙を封止できる手段を有することを特徴とする。
請求項15記載の通信ケーブル引き出し部材は、請求項1〜14の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材であって、通信ケーブルが光ファイバーケーブルであることを特徴とする。
請求項16記載のケーブル分岐用管継手は、請求項1〜15の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材を有することを特徴とする。
請求項17記載のケーブル分岐用管継手は、請求項1〜15の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材を有するケーブル分岐用管継手であって、建物配管の分岐用開口部又は分岐用切断部に取り付けられた際の該分岐用管継手と建物配管の分岐用開口部又は分岐用切断部との間の空隙を生じる部分に封止部材を有することを特徴とする。
【0011】
以下、本発明について図面を参照しつつ以下に詳細に説明する。
【0012】
本発明のケーブル引き出し部材1は、例えば、図1に例示するように、建物配管2の内部に通された通信ケーブル3,3,・・を建物内に分配敷設する際に建物配管2の側面に設けられた分岐用開口部21に取り付けられて用いられ、曲率半径Rが15mm以上である配管内部から外部への貫通部11を有するものである。曲率半径Rが15mm未満の場合、通信ケーブルに断線などのダメージを与え易く又スムースに引き出し難くなるとともに、通信ケーブルが光ファイバーの場合には伝送損失などの悪影響が発生しやすい。
更に、貫通部11の内径は通信ケーブル3の外径の1.05〜3倍であることが好ましい。内径が1.05倍未満の場合はケーブルを通す際にケーブルに対して断線などのダメージを与えやすく、内径が3倍を越える場合はケーブルと貫通部の間が広くなりすぎてケーブルを固定し難くなり、又、排水管の場合には水漏れがおきやすくなる。
【0013】
また、上記引き出し部材1は、図7及び図8に示すように、貫通部11及び曲率半径Rが15mm以上のケーブル誘導部51を有するものであってもよい。ケーブル誘導部51を有する場合には、通信ケーブルをスムースに引き出し易くなるとともに、通信ケーブルが光ファイバーの場合には通信ケーブルに断線などのダメージを与え難くなるので好適である。
【0014】
上記ケーブル誘導部51は、図7及び図8に示すように、建物配管2の対向する内面付近まで伸ばされているほうが、ケーブル誘導部51に沿って布設される通信ケーブルの曲率半径Rが大きく出来るため好ましい。
【0015】
上記ケーブル誘導部51の形状は、ケーブル誘導部51に沿って通信ケーブルが布設できる構造であれば特に限定されないが、通常、円筒形状や溝形状などが好適である。
【0016】
また、上記貫通部11の内径は、通信ケーブルの外径の1.05〜3倍であることが好ましい。内径が1.05倍未満の場合はケーブルを通す際にケーブルに対して断線などのダメージを与えやすく、内径が3倍を越える場合はケーブルと貫通部の間が広くなりすぎてケーブルを固定し難くなり、又、建物配管2が排水管の場合には水漏れがおきやすくなる。
【0017】
上記ケーブル誘導部51において、図7及び図8に示すように、ケーブル誘導部51により引き出される通信ケーブル3a以外のケーブル群3bを、建物配管2の内側面方向に偏在させるための仕切り部52が、該誘導部51に取り付けられている場合には、配管内の流体の通路が確保されると共に通信ケーブルが流体などから分離され防護されること、通信ケーブルがスムースに通せること、配管内にゴミなど滞留物が詰まり難いこと、及び必要な通信ケーブルが引き出し易いなどの点でより好ましい。
【0018】
なお、上記ケーブル群とは、通信ケーブルのみならず、通信ケーブルを引き出すための補助治具(スチールワイヤー、結束治具など)や鞘管などを含めたものを意味する。
【0019】
本発明のケーブル引き出し部材1の形状は分岐用開口部21に取り付け可能なものであれば特に限定されないが、その分岐開口部への取り付け部が略円形であり、その外径が20mm以上建物配管2の外径以下であると、通信ケーブル3を取り出し分岐する作業性の点でより好ましい。
【0020】
また、本発明の通信ケーブル引き出し部材1は、例えば、図2に例示するように、建物配管2が切断された分岐用切断部22に取り付けられて用いられるものであってもよい。
【0021】
上記のように分岐用切断部22に取り付けられて用いられる場合の通信ケーブル引き出し部材1の形状は、本発明の目的を阻害しないものであれば特に限定されないが、略円筒形でありその外径が建物配管2の外径と略同等であり円筒の長さが20mm以上であると、通信ケーブル3を取り出し分岐する作業性の点で好ましい。
【0022】
また、図1又は図2に示す通信ケーブル引き出し部材1の内面側12が、建物配管2の内面23と段差無しに取り付け可能な形状を有する場合は、配管内の流体の通路が妨げられにくいこと、通信ケーブルがスムースに通せること、及び配管内にゴミなどの滞留物が詰まり難い点で好ましい。ここでいう段差無しの状態とは、上記の問題が生じなければ建物配管2の管厚の1/5〜1/10程度の段差があってもよい。
【0023】
本発明の通信ケーブル引き出し部材1が、図3に例示するように、建物配管2の内部に通された通信ケーブル3を結束する手段として、例えば結束バンド13を有する場合は、通信ケーブル3が敷設後に移動することを防止出来る点で好ましい。
上記通信ケーブルを結束する手段としては、上記結束バンドに限定されるものではなく、例えば、Uボルト、粘着テープ等が挙げられる。
【0024】
また、上記通信ケーブル3,3,・・は、ケーブルのまま配管の引き出し部材1の貫通部11から引き出されてもよく、また、鞘管に通されたものが引き出し部材1の貫通部11から鞘管と共に引き出されてもよい。
【0025】
また、通信ケーブル3,3,・・が図4に例示されるように鞘管4に通されたものであって、通信ケーブル引き出し部材1が、鞘管4の通信ケーブルを引き出すための開口部41と貫通部11とを接合固定する手段として、例えば、Uボルト14を有するものであると、配管内の流体の通路が確保されると共にケーブルが流体などから分離され防護されること、通信ケーブルがスムースに通せること、配管内にゴミなど滞留物が詰まり難いこと、及び必要なケーブルが引き出し易いなどの点で好ましい。
上記鞘管4の通信ケーブルを引き出すための開口部41と貫通部11とを接合固定する手段としては、上記Uボルトに限定されるものではなく、例えば、結束バンド、粘着テープ等が挙げられる。
【0026】
上記建物配管2が雨水などを排水する排水管である場合には、貫通部11が排水管2の内側から外側に向かって昇り勾配を有するものであると、貫通部11に排水が流れ込み漏水することが抑制される点で好ましい。
【0027】
また、図1又は図2に例示するように、通信ケーブル引き出し部材1が、貫通部11と通信ケーブル3との空隙を封止できる手段として、例えばゴムパッキン5を有するものであると排水などの漏水を防止し得る点で好ましい。
上記貫通部11と通信ケーブル3との空隙を封止できる手段としては、上記に限定されず、例えば、シリコン樹脂などのシール材を充填する方法、粘着テープを用いて封止する方法等が挙げられる。
【0028】
また、図1又は図2に例示するように、通信ケーブル引き出し部材1が、建物配管2の分岐用開口部21又は分岐用切断部22と通信ケーブル引き出し部材1との空隙を封止できる手段として、例えば環状ゴム6又は7を有するものであると排水などの漏水を防止し得る点で好ましい。
上記分岐用開口部21又は分岐用切断部22と通信ケーブル引き出し部材1との空隙を封止できる手段としては、上記に限定されず、例えば、接着剤を用いて接着し封止する方法、シリコン樹脂などのシール材を充填する方法、粘着テープを用いて封止する方法等が挙げられる。
【0029】
本発明における通信ケーブル3,3,・・としては、特に限定されないが、例えば光ファイバーケーブルなどが好適である。光ファイバーケーブルの場合、通常2芯ケーブルや多芯ケーブルが用いられ、個別の各戸毎への分岐時には通常2芯ケーブルが有利であるが、複数の戸数分をまとめて分岐する場合は、樋または排水管2の内部に対する占有面積の点から多芯ケーブルが有利であり、施工場所によって適宜最適なケーブルが選定される。
【0030】
上記光ファイバーケーブルに用いられるファイバーの材質としては、例えば、石英系光ファイバーやプラスチック光ファイバー(POF)などが好適に用いられ、中でも分岐部での折り曲げ性の点でプラスチック光ファイバーが好ましい。
【0031】
上記プラスチック光ファイバーとしては、例えば、GI型(屈折率分布型)及び多層型の断面構造を有するものが挙げられ、光ファイバーのコア及びクラッドの素材としてはフッ素系、アクリル系、ポリカーボネート系、ノルボルネン系、環状オレフィン系などのポリマーが挙げられる。中でも伝送能力の点でフッ素系のものが好ましい。
【0032】
本発明のケーブル分岐用管継手8は、図5に例示するように、建物配管2の分岐用開口部21に取り付けて用いられる通信ケーブル引き出し部材1を用いたものであって、建物配管2の分岐用開口部21に取り付けられた際の該分岐用管継手8と建物配管2の分岐用開口部21との間の空隙を生じる部分に封止部材として、例えば環状ゴム9有するものであってもよい。上記ケーブル分岐用管継手8は上記のように通信ケーブル引き出し部材1を有するものであれば特に限定されず、通信ケーブル引き出し部材1などが一体化されたものであってもよい。
【0033】
上記封止部材としては、上記に限定されず、例えば、シリコン樹脂などのシール材、粘着剤や接着剤等が挙げられる。
また、上記ケーブル分岐用管継手8の形状としては、本発明の効果を損なわない限り特に限定されないが、例えば二つ割り形状のものが取り付け位置の調整や二つ割り分割部(図示せず)における締め付け調整が可能な点で好ましい。
【0034】
(作用)
本発明の通信ケーブル引き出し部材は、通信ケーブルを通す際に好適な特定形状の貫通部を有し、必要によりケーブル誘導部が設けられ、通信ケーブル又は通信ケーブルが通された鞘管を結束する手段を有し、通信ケーブルや分岐用開口部又は分岐用切断部との間に生じる空隙に対して封止機能を有することで、通信ケーブルが、急角度で曲がることを防止し、ケーブルにダメージを与えることなくスムースに建物内に分配敷設することができるとともに、配管内部の流体の通路を確実に確保することができ、配管内部から例えば雨水などが漏水することを防止することができる。
【0035】
【実施例】
以下に図5を参照しつつ実施例を示すことにより、本発明を更に具体的に説明する。尚、本発明は下記実施例のみに限定されるものではない。
[実施例1(図5参照)]
図5に示すような貫通部11が排水管の内側から外側に向かって下り勾配を有する通信ケーブル引き出し部材1を用いたケーブル分岐用管継手8を使用し、以下に示す材料及び作業手順にて通信ケーブルの分配敷設を行った。
[材料]
建物配管2:10階建てマンションのベランダ内側(部屋側)に設置された雨水用排水管(雨樋、ポリ塩化ビニル樹脂製φ75mm)を用いた。
通信ケーブル3:プラスチック光ファイバーケーブル(旭硝子社製、商品名「ルキナ」、ケーブル最大外径2mm)を用いた。
ケーブル分岐用管継手8:ポリ塩化ビニル樹脂製二つ割り式分岐用管継手(二つ割り分割部ボルト締め付け方式、貫通部内径φ3mm、貫通部曲率半径30mm)を用いた。
[作業手順]
1.1階から10階までの各階のベランダにおいて、排水管2の側面にホルソーを用いて略φ50mmの略円形状の穴を開け分岐用開口部21を作成した。
2.次に各階ベランダ部分に作成された排水管2の分岐用開口部21に以下の手順により通信ケーブル引き出し部材1が環状ゴム9を介して接着固定されたケーブル分岐用管継手8を取り付け、各階住宅内に通信ケーブルを分配敷設した。
(1)各階の分岐用開口部21から通信ケーブル3を引き出し、分岐用開口部21から約2mの長さで引き出された部分で通信ケーブル3を切断した。
(2)二つ割り形状の上記ケーブル分岐用管継手8を用い、結束バンド13、貫通部11及び環状ゴム9に通信ケーブル3を通した後、上記ケーブル分岐用管継手8を分岐用開口部21に取り付けた。
(3)排水管2の内部で通信ケーブル3が緩まないように、結束バンド13を締めて固定した。
(4)ケーブル分岐用管継手8の二つ割り分割部(図示せず)をボルトで締め付け排水管2とケーブル分岐用管継手8とを固定した。
(5)各階のエアコン用に配設されている住宅開口部に通信ケーブルを通し住宅内に分配した。
(6)上記作業を1階から10階の全ての階について行った。
【0036】
[実施例2(図6参照)]
ケーブル分岐用管継手8として図6に示すように、該分岐用管継手8と建物配管2の分岐用開口部21との間に環状ゴムを用いず、貫通部11が排水管の内側から外側に向かって昇り勾配を有する通信ケーブル引き出し部材1が接着固定されたケーブル分岐用管継手8を使用したこと以外は実施例1と同様にして通信ケーブルの分配敷設を行った。
【0037】
[実施例3(図7参照)]
図7に示すような通信ケーブル引き出し部材1を使用し、以下に示す材料及び作業手順にて通信ケーブルの分配敷設を行った。
[材料]
建物配管2:10階建てマンションのベランダ内側(部屋側)に設置された雨水用排水管(雨樋、ポリ塩化ビニル樹脂製φ75mm)を用いた。
通信ケーブル3:プラスチック光ファイバーケーブル(旭硝子社製、商品名「ルキナ」、ケーブル最大外径2mm)を用いた。
通信ケーブル引き出し部材1:貫通部11(内径φ3mm)を有し仕切り部52が取り付けられたケーブル誘導部51[曲率半径R;30mm、ガイド長さ;65mm、形状;円筒形(内径3mm)]を有するものを用いた。
[作業手順]
1.1階から10階までの各階のベランダにおいて、排水管2の側面にホルソーを用いて略φ50mmの略円形状の穴を開け分岐用開口部21を作成した。
2.次に各階ベランダ部分に作成された排水管2の分岐用開口部21に以下の手順により通信ケーブル引き出し部材1を環状ゴム6を介して取り付け、各階住宅内に通信ケーブルを分配敷設した。
(1)各階の分岐用開口部21から通信ケーブル3aを引き出し、分岐用開口部21から約2mの長さで引き出された部分で通信ケーブル3aを切断した。
(2)上記ケーブル引き出し部材1を用い、ケーブル誘導部51、貫通部11、環状ゴム6及びゴムパッキン5に通信ケーブル3aを通した後、上記ケーブル引き出し部材1を分岐用開口部21に取り付けた。この際、排水管2の内部における他の通信ケーブル群3b,3bを、仕切り部52を用いて、図示するように、建物配管2の対向する内側面方向に集めて内面側に偏在させた。
(3)各階のエアコン用に配設されている住宅開口部に通信ケーブルを通し住宅内に分配した。
(4)上記作業を1階から10階の全ての階について行った。
【0038】
上記のようにして分配敷設を行った結果、実施例1〜3の何れにおいても通信ケーブルにダメージを与えることなくスムースに敷設することができた。また、排水管に水を流したところ排水性も良好で貫通部11における漏水もなかった。また、ケーブルの通信性も良好であった。
【0039】
【発明の効果】
本発明の通信ケーブル引き出し部材によれば、通信ケーブルが、急角度で曲がることを防止し得ると共にケーブルにダメージを与えることなくスムースに建物内に分配敷設することができる。また、上記通信ケーブル引き出し部材が、配管内部に通された通信ケーブル又は通信ケーブルが通された鞘管を結束する手段を有する場合には、通信ケーブルが敷設後に移動することを防止し、また配管内部の流体の通路を確実に確保することができる。
【0040】
更に、上記引き出し部材が、特定の曲率半径のケーブル誘導部を有するものであると、上記効果は更に確実なものとなる。
【0041】
上記通信ケーブル引き出し部材が、通信ケーブル、分岐用開口部又は分岐用切断部漏水との間に生じる空隙に対して封止機能を有する場合には、配管内部から例えば雨水などが漏水することを防止することができる。
【0042】
本発明のケーブル分岐用管継手は、上記通信ケーブル引き出し部材を有するものであるので、上記同様の効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信ケーブル引き出し部材の一例を説明する模式断面図である。
【図2】本発明に係る通信ケーブル引き出し部材の他の例を説明する模式断面図である。
【図3】本発明に係る通信ケーブル引き出し部材の更に他の例を説明する模式断面図である。
【図4】本発明に係る通信ケーブル引き出し部材の更に他の例を説明する模式断面図である。
【図5】本発明に係るケーブル分岐用管継手の一例を説明する模式断面図である。
【図6】本発明に係るケーブル分岐用管継手の他の一例を説明する模式断面図である。
【図7】本発明に係る通信ケーブル引き出し部材の更に他の例を説明する模式断面図である。
【図8】図7に示す通信ケーブル引き出し部材の横断面を説明する模式断面図である。
【符号の説明】
1 通信ケーブル引き出し部材
2 建物配管(排水管)
3 通信ケーブル
4 鞘管
5 ゴムパッキン
6、7 環状ゴム
8 ケーブル分岐用管継手(通信ケーブル引き出し部材1を含む)
9 環状ゴム
11 貫通部
12 通信ケーブル引き出し部材の内面側
13 結束バンド
14 Uボルト
21 分岐用開口部
22 分岐用切断部
23 建物配管内面
41 鞘管開口部
51 ケーブル誘導部
52 仕切り部
【発明の属する技術分野】
本発明は通信ケーブル引き出し部材及びそれを用いたケーブル分岐用管継手に関し、詳しくは建物配管の内部に通された通信ケーブルを建物内に分配敷設する際に好適に用いられる通信ケーブル引き出し部材及びそれを用いたケーブル分岐用管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の情報通信手段としては、電話線や無線による通信が主流であるが、近年は光ファイバーケーブルを用いた情報通信などギガビット(Gbps)レベルの高速通信まで対応できる情報通信技術が次世代の有力な通信手段とされている。
【0003】
上記のような高速の光ファイバーケーブルによる情報通信によれば、例えば、動画の双方向通信や遠距離間のリアルタイムコミュニケーションなどが可能となるが、このためには幹線から建物に引き込まれた光ファイバーケーブルを建物内の各部屋などに分配施工するFTTH(Fiber To The Home)が必要である。
【0004】
このため、例えば特許文献1には、埋設配管により各家屋まで布設する光ファイバーケーブルの布設方法に関し、管路を構成する管体内に支持された鞘管に挿通される光ファイバーケーブルを分岐する光ファイバーケーブルの布設方法であって、前記管体に、分岐部と蓋付桝とからなる桝付分岐管を設け、前記蓋付桝を通る前記鞘管に、鞘管用分岐部を介装し、前記桝付分岐管の分岐部に、公共桝に繋がる枝管を接続し、前記蓋付桝内の鞘管用分岐部に接続した可撓鞘管を、前記蓋付桝の側面を貫通させて外部へ導出した後、前記公共桝まで前記枝管の外周に沿わして配管し、前記可撓鞘管の前記公共桝側の引き込み口から、前記蓋付桝内の鞘管用分岐部を経由して前記管体の下流に設けられたマンホールまでメッセンジャーワイヤを送り込み、前記マンホール内に到達したメッセンジャーワイヤの先端に光ファイバーケーブルを連結して、該メッセンジャーワイヤを引き込み口から引き戻すことで、光ファイバーケーブルを前記マンホールから前記引き込み口まで引き込む光ファイバーケーブルの布設方法が提案されている。
【0005】
しかしながら、2階建て以上の住宅やオフィス若しくは住宅やオフィスが集合する高層建物などの建物内に通信ケーブルを分配敷設しFTTHを達成するためには上記方法では適用することが困難であり、また分配敷設するための通信ケーブル引き出し部材(以下、単に「引き出し部材」ともいう)については従来充分に開示されたものはなかった。
【0006】
一般に集合住宅やオフィスなどの建物内に通信ケーブルを分配施工する場合、現状では一般の電話線に代表される既設の建物配管を通して各戸や各オフィスに分配施工することが試みられているが、通信ケーブルにダメージを与えずにスムースに引き出すために好適な引き出し部材がなく、引き込みの際にケーブルが途中で詰まったり、ケーブルが光ファイバーケーブルの場合には、急角度で曲げると光の反射角に乱れが生じて、伝送損失が急激に大きくなるという問題があった。また、無理に引込もうとすると、ケーブル自体が断線し易いという問題もあった。
【0007】
上記において、建物配管として雨水などを排水する排水管を用いる場合は、配管が比較的直線状で曲がり部が少ない点で好適であるが、管の排水機能をできるだけ妨げないことや、通信ケーブル引き出し部分から雨水などが漏水することを防止できることが要望される。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−95121号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は上記に鑑み、建物配管の内部に通された通信ケーブルを建物内に分配敷設する際に好適に用いられるケーブル引き出し部材及びそれを用いたケーブル分岐用管継手を提供することにあり、ケーブルが急角度で曲がることなく、建物配管として排水管を用いた場合にも排水機能を損なうことが少なく、引き出し部分からの漏水を防止しうる、特に光ファイバーケーブルを用いた場合に好適な通信ケーブル引き出し部材及びそれを用いたケーブル分岐用管継手を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の通信ケーブル引き出し部材は、建物配管の内部に通された通信ケーブルを建物内に分配敷設する際に建物配管の分岐用開口部又は分岐用切断部に取り付けられて用いられる引き出し部材であって、曲率半径が15mm以上の貫通部を有することを特徴とする。
請求項2記載の通信ケーブル引き出し部材は、建物配管の内部に通された通信ケーブルを建物内に分配敷設する際に建物配管の分岐用開口部又は分岐用切断部に取り付けられて用いられる引き出し部材であって、内径が通信ケーブルの外径の1.05〜3倍である貫通部を有することを特徴とする。
請求項3記載の通信ケーブル引き出し部材は、建物配管の内部に通された通信ケーブルを建物内に分配敷設する際に建物配管の分岐用開口部又は分岐用切断部に取り付けられて用いられる引き出し部材であって、貫通部及び曲率半径が15mm以上のケーブル誘導部を有することを特徴とする。
請求項4記載の通信ケーブル引き出し部材は、請求項3記載の通信ケーブル引き出し部材であって、ケーブル誘導部により引き出される通信ケーブル以外のケーブル群を、建物配管の内側面方向に偏在させるための仕切り部が、該ケーブル誘導部に取り付けられていることを特徴とする。
請求項5記載の通信ケーブル引き出し部材は、請求項3又は4記載の通信ケーブル引き出し部材であって、貫通部の内径が通信ケーブルの外径の1.05〜3倍であることを特徴とする。
請求項6記載の通信ケーブル引き出し部材は、請求項1〜5の何れか1項記載の分岐用開口部に取り付けられて用いられる引き出し部材であって、通信ケーブル引き出し部材の分岐開口部への取り付け部が略円形であり、その外径が20mm以上建物配管の外径以下であることを特徴とする。
請求項7記載の通信ケーブル引き出し部材は、請求項1〜5の何れか1項記載の分岐用切断部に取り付けられて用いられる引き出し部材であって、通信ケーブル引き出し部材が略円筒形であり、その外径が建物配管の外径と略同等であり、長さが20mm以上であることを特徴とする。
請求項8記載の通信ケーブル引き出し部材は、請求項1〜7の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材であって、建物配管の分岐用開口部又は分岐用切断部に取り付けられた通信ケーブル引き出し部材の内面側が、建物配管の内面と段差無しに取り付け可能な形状を有することを特徴とする。
請求項9記載の通信ケーブル引き出し部材は、請求項1〜8の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材であって、建物配管の内部に通された通信ケーブルを結束する手段を有することを特徴とする。
請求項10記載の通信ケーブル引き出し部材は、請求項1〜9の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材であり、通信ケーブルが鞘管に通されたものであって、通信ケーブルを引き出すための鞘管の開口部と貫通部とを接合固定する手段を有することを特徴とする。
請求項11記載の通信ケーブル引き出し部材は、請求項1〜10の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材であって、建物配管が排水管であることを特徴とする。
請求項12記載の通信ケーブル引き出し部材は、請求項11記載の通信ケーブル引き出し部材であって、貫通部が排水管の内側から外側に向かって昇り勾配を有することを特徴とする。
請求項13記載の通信ケーブル引き出し部材は、請求項1〜12の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材であって、貫通部に通信ケーブルが通される際に、貫通部と通信ケーブルとの空隙を封止できる手段を有することを特徴とする。
請求項14記載の通信ケーブル引き出し部材は、請求項1〜13の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材であって、建物配管の分岐用開口部又は分岐用切断部と通信ケーブル引き出し部材との空隙を封止できる手段を有することを特徴とする。
請求項15記載の通信ケーブル引き出し部材は、請求項1〜14の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材であって、通信ケーブルが光ファイバーケーブルであることを特徴とする。
請求項16記載のケーブル分岐用管継手は、請求項1〜15の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材を有することを特徴とする。
請求項17記載のケーブル分岐用管継手は、請求項1〜15の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材を有するケーブル分岐用管継手であって、建物配管の分岐用開口部又は分岐用切断部に取り付けられた際の該分岐用管継手と建物配管の分岐用開口部又は分岐用切断部との間の空隙を生じる部分に封止部材を有することを特徴とする。
【0011】
以下、本発明について図面を参照しつつ以下に詳細に説明する。
【0012】
本発明のケーブル引き出し部材1は、例えば、図1に例示するように、建物配管2の内部に通された通信ケーブル3,3,・・を建物内に分配敷設する際に建物配管2の側面に設けられた分岐用開口部21に取り付けられて用いられ、曲率半径Rが15mm以上である配管内部から外部への貫通部11を有するものである。曲率半径Rが15mm未満の場合、通信ケーブルに断線などのダメージを与え易く又スムースに引き出し難くなるとともに、通信ケーブルが光ファイバーの場合には伝送損失などの悪影響が発生しやすい。
更に、貫通部11の内径は通信ケーブル3の外径の1.05〜3倍であることが好ましい。内径が1.05倍未満の場合はケーブルを通す際にケーブルに対して断線などのダメージを与えやすく、内径が3倍を越える場合はケーブルと貫通部の間が広くなりすぎてケーブルを固定し難くなり、又、排水管の場合には水漏れがおきやすくなる。
【0013】
また、上記引き出し部材1は、図7及び図8に示すように、貫通部11及び曲率半径Rが15mm以上のケーブル誘導部51を有するものであってもよい。ケーブル誘導部51を有する場合には、通信ケーブルをスムースに引き出し易くなるとともに、通信ケーブルが光ファイバーの場合には通信ケーブルに断線などのダメージを与え難くなるので好適である。
【0014】
上記ケーブル誘導部51は、図7及び図8に示すように、建物配管2の対向する内面付近まで伸ばされているほうが、ケーブル誘導部51に沿って布設される通信ケーブルの曲率半径Rが大きく出来るため好ましい。
【0015】
上記ケーブル誘導部51の形状は、ケーブル誘導部51に沿って通信ケーブルが布設できる構造であれば特に限定されないが、通常、円筒形状や溝形状などが好適である。
【0016】
また、上記貫通部11の内径は、通信ケーブルの外径の1.05〜3倍であることが好ましい。内径が1.05倍未満の場合はケーブルを通す際にケーブルに対して断線などのダメージを与えやすく、内径が3倍を越える場合はケーブルと貫通部の間が広くなりすぎてケーブルを固定し難くなり、又、建物配管2が排水管の場合には水漏れがおきやすくなる。
【0017】
上記ケーブル誘導部51において、図7及び図8に示すように、ケーブル誘導部51により引き出される通信ケーブル3a以外のケーブル群3bを、建物配管2の内側面方向に偏在させるための仕切り部52が、該誘導部51に取り付けられている場合には、配管内の流体の通路が確保されると共に通信ケーブルが流体などから分離され防護されること、通信ケーブルがスムースに通せること、配管内にゴミなど滞留物が詰まり難いこと、及び必要な通信ケーブルが引き出し易いなどの点でより好ましい。
【0018】
なお、上記ケーブル群とは、通信ケーブルのみならず、通信ケーブルを引き出すための補助治具(スチールワイヤー、結束治具など)や鞘管などを含めたものを意味する。
【0019】
本発明のケーブル引き出し部材1の形状は分岐用開口部21に取り付け可能なものであれば特に限定されないが、その分岐開口部への取り付け部が略円形であり、その外径が20mm以上建物配管2の外径以下であると、通信ケーブル3を取り出し分岐する作業性の点でより好ましい。
【0020】
また、本発明の通信ケーブル引き出し部材1は、例えば、図2に例示するように、建物配管2が切断された分岐用切断部22に取り付けられて用いられるものであってもよい。
【0021】
上記のように分岐用切断部22に取り付けられて用いられる場合の通信ケーブル引き出し部材1の形状は、本発明の目的を阻害しないものであれば特に限定されないが、略円筒形でありその外径が建物配管2の外径と略同等であり円筒の長さが20mm以上であると、通信ケーブル3を取り出し分岐する作業性の点で好ましい。
【0022】
また、図1又は図2に示す通信ケーブル引き出し部材1の内面側12が、建物配管2の内面23と段差無しに取り付け可能な形状を有する場合は、配管内の流体の通路が妨げられにくいこと、通信ケーブルがスムースに通せること、及び配管内にゴミなどの滞留物が詰まり難い点で好ましい。ここでいう段差無しの状態とは、上記の問題が生じなければ建物配管2の管厚の1/5〜1/10程度の段差があってもよい。
【0023】
本発明の通信ケーブル引き出し部材1が、図3に例示するように、建物配管2の内部に通された通信ケーブル3を結束する手段として、例えば結束バンド13を有する場合は、通信ケーブル3が敷設後に移動することを防止出来る点で好ましい。
上記通信ケーブルを結束する手段としては、上記結束バンドに限定されるものではなく、例えば、Uボルト、粘着テープ等が挙げられる。
【0024】
また、上記通信ケーブル3,3,・・は、ケーブルのまま配管の引き出し部材1の貫通部11から引き出されてもよく、また、鞘管に通されたものが引き出し部材1の貫通部11から鞘管と共に引き出されてもよい。
【0025】
また、通信ケーブル3,3,・・が図4に例示されるように鞘管4に通されたものであって、通信ケーブル引き出し部材1が、鞘管4の通信ケーブルを引き出すための開口部41と貫通部11とを接合固定する手段として、例えば、Uボルト14を有するものであると、配管内の流体の通路が確保されると共にケーブルが流体などから分離され防護されること、通信ケーブルがスムースに通せること、配管内にゴミなど滞留物が詰まり難いこと、及び必要なケーブルが引き出し易いなどの点で好ましい。
上記鞘管4の通信ケーブルを引き出すための開口部41と貫通部11とを接合固定する手段としては、上記Uボルトに限定されるものではなく、例えば、結束バンド、粘着テープ等が挙げられる。
【0026】
上記建物配管2が雨水などを排水する排水管である場合には、貫通部11が排水管2の内側から外側に向かって昇り勾配を有するものであると、貫通部11に排水が流れ込み漏水することが抑制される点で好ましい。
【0027】
また、図1又は図2に例示するように、通信ケーブル引き出し部材1が、貫通部11と通信ケーブル3との空隙を封止できる手段として、例えばゴムパッキン5を有するものであると排水などの漏水を防止し得る点で好ましい。
上記貫通部11と通信ケーブル3との空隙を封止できる手段としては、上記に限定されず、例えば、シリコン樹脂などのシール材を充填する方法、粘着テープを用いて封止する方法等が挙げられる。
【0028】
また、図1又は図2に例示するように、通信ケーブル引き出し部材1が、建物配管2の分岐用開口部21又は分岐用切断部22と通信ケーブル引き出し部材1との空隙を封止できる手段として、例えば環状ゴム6又は7を有するものであると排水などの漏水を防止し得る点で好ましい。
上記分岐用開口部21又は分岐用切断部22と通信ケーブル引き出し部材1との空隙を封止できる手段としては、上記に限定されず、例えば、接着剤を用いて接着し封止する方法、シリコン樹脂などのシール材を充填する方法、粘着テープを用いて封止する方法等が挙げられる。
【0029】
本発明における通信ケーブル3,3,・・としては、特に限定されないが、例えば光ファイバーケーブルなどが好適である。光ファイバーケーブルの場合、通常2芯ケーブルや多芯ケーブルが用いられ、個別の各戸毎への分岐時には通常2芯ケーブルが有利であるが、複数の戸数分をまとめて分岐する場合は、樋または排水管2の内部に対する占有面積の点から多芯ケーブルが有利であり、施工場所によって適宜最適なケーブルが選定される。
【0030】
上記光ファイバーケーブルに用いられるファイバーの材質としては、例えば、石英系光ファイバーやプラスチック光ファイバー(POF)などが好適に用いられ、中でも分岐部での折り曲げ性の点でプラスチック光ファイバーが好ましい。
【0031】
上記プラスチック光ファイバーとしては、例えば、GI型(屈折率分布型)及び多層型の断面構造を有するものが挙げられ、光ファイバーのコア及びクラッドの素材としてはフッ素系、アクリル系、ポリカーボネート系、ノルボルネン系、環状オレフィン系などのポリマーが挙げられる。中でも伝送能力の点でフッ素系のものが好ましい。
【0032】
本発明のケーブル分岐用管継手8は、図5に例示するように、建物配管2の分岐用開口部21に取り付けて用いられる通信ケーブル引き出し部材1を用いたものであって、建物配管2の分岐用開口部21に取り付けられた際の該分岐用管継手8と建物配管2の分岐用開口部21との間の空隙を生じる部分に封止部材として、例えば環状ゴム9有するものであってもよい。上記ケーブル分岐用管継手8は上記のように通信ケーブル引き出し部材1を有するものであれば特に限定されず、通信ケーブル引き出し部材1などが一体化されたものであってもよい。
【0033】
上記封止部材としては、上記に限定されず、例えば、シリコン樹脂などのシール材、粘着剤や接着剤等が挙げられる。
また、上記ケーブル分岐用管継手8の形状としては、本発明の効果を損なわない限り特に限定されないが、例えば二つ割り形状のものが取り付け位置の調整や二つ割り分割部(図示せず)における締め付け調整が可能な点で好ましい。
【0034】
(作用)
本発明の通信ケーブル引き出し部材は、通信ケーブルを通す際に好適な特定形状の貫通部を有し、必要によりケーブル誘導部が設けられ、通信ケーブル又は通信ケーブルが通された鞘管を結束する手段を有し、通信ケーブルや分岐用開口部又は分岐用切断部との間に生じる空隙に対して封止機能を有することで、通信ケーブルが、急角度で曲がることを防止し、ケーブルにダメージを与えることなくスムースに建物内に分配敷設することができるとともに、配管内部の流体の通路を確実に確保することができ、配管内部から例えば雨水などが漏水することを防止することができる。
【0035】
【実施例】
以下に図5を参照しつつ実施例を示すことにより、本発明を更に具体的に説明する。尚、本発明は下記実施例のみに限定されるものではない。
[実施例1(図5参照)]
図5に示すような貫通部11が排水管の内側から外側に向かって下り勾配を有する通信ケーブル引き出し部材1を用いたケーブル分岐用管継手8を使用し、以下に示す材料及び作業手順にて通信ケーブルの分配敷設を行った。
[材料]
建物配管2:10階建てマンションのベランダ内側(部屋側)に設置された雨水用排水管(雨樋、ポリ塩化ビニル樹脂製φ75mm)を用いた。
通信ケーブル3:プラスチック光ファイバーケーブル(旭硝子社製、商品名「ルキナ」、ケーブル最大外径2mm)を用いた。
ケーブル分岐用管継手8:ポリ塩化ビニル樹脂製二つ割り式分岐用管継手(二つ割り分割部ボルト締め付け方式、貫通部内径φ3mm、貫通部曲率半径30mm)を用いた。
[作業手順]
1.1階から10階までの各階のベランダにおいて、排水管2の側面にホルソーを用いて略φ50mmの略円形状の穴を開け分岐用開口部21を作成した。
2.次に各階ベランダ部分に作成された排水管2の分岐用開口部21に以下の手順により通信ケーブル引き出し部材1が環状ゴム9を介して接着固定されたケーブル分岐用管継手8を取り付け、各階住宅内に通信ケーブルを分配敷設した。
(1)各階の分岐用開口部21から通信ケーブル3を引き出し、分岐用開口部21から約2mの長さで引き出された部分で通信ケーブル3を切断した。
(2)二つ割り形状の上記ケーブル分岐用管継手8を用い、結束バンド13、貫通部11及び環状ゴム9に通信ケーブル3を通した後、上記ケーブル分岐用管継手8を分岐用開口部21に取り付けた。
(3)排水管2の内部で通信ケーブル3が緩まないように、結束バンド13を締めて固定した。
(4)ケーブル分岐用管継手8の二つ割り分割部(図示せず)をボルトで締め付け排水管2とケーブル分岐用管継手8とを固定した。
(5)各階のエアコン用に配設されている住宅開口部に通信ケーブルを通し住宅内に分配した。
(6)上記作業を1階から10階の全ての階について行った。
【0036】
[実施例2(図6参照)]
ケーブル分岐用管継手8として図6に示すように、該分岐用管継手8と建物配管2の分岐用開口部21との間に環状ゴムを用いず、貫通部11が排水管の内側から外側に向かって昇り勾配を有する通信ケーブル引き出し部材1が接着固定されたケーブル分岐用管継手8を使用したこと以外は実施例1と同様にして通信ケーブルの分配敷設を行った。
【0037】
[実施例3(図7参照)]
図7に示すような通信ケーブル引き出し部材1を使用し、以下に示す材料及び作業手順にて通信ケーブルの分配敷設を行った。
[材料]
建物配管2:10階建てマンションのベランダ内側(部屋側)に設置された雨水用排水管(雨樋、ポリ塩化ビニル樹脂製φ75mm)を用いた。
通信ケーブル3:プラスチック光ファイバーケーブル(旭硝子社製、商品名「ルキナ」、ケーブル最大外径2mm)を用いた。
通信ケーブル引き出し部材1:貫通部11(内径φ3mm)を有し仕切り部52が取り付けられたケーブル誘導部51[曲率半径R;30mm、ガイド長さ;65mm、形状;円筒形(内径3mm)]を有するものを用いた。
[作業手順]
1.1階から10階までの各階のベランダにおいて、排水管2の側面にホルソーを用いて略φ50mmの略円形状の穴を開け分岐用開口部21を作成した。
2.次に各階ベランダ部分に作成された排水管2の分岐用開口部21に以下の手順により通信ケーブル引き出し部材1を環状ゴム6を介して取り付け、各階住宅内に通信ケーブルを分配敷設した。
(1)各階の分岐用開口部21から通信ケーブル3aを引き出し、分岐用開口部21から約2mの長さで引き出された部分で通信ケーブル3aを切断した。
(2)上記ケーブル引き出し部材1を用い、ケーブル誘導部51、貫通部11、環状ゴム6及びゴムパッキン5に通信ケーブル3aを通した後、上記ケーブル引き出し部材1を分岐用開口部21に取り付けた。この際、排水管2の内部における他の通信ケーブル群3b,3bを、仕切り部52を用いて、図示するように、建物配管2の対向する内側面方向に集めて内面側に偏在させた。
(3)各階のエアコン用に配設されている住宅開口部に通信ケーブルを通し住宅内に分配した。
(4)上記作業を1階から10階の全ての階について行った。
【0038】
上記のようにして分配敷設を行った結果、実施例1〜3の何れにおいても通信ケーブルにダメージを与えることなくスムースに敷設することができた。また、排水管に水を流したところ排水性も良好で貫通部11における漏水もなかった。また、ケーブルの通信性も良好であった。
【0039】
【発明の効果】
本発明の通信ケーブル引き出し部材によれば、通信ケーブルが、急角度で曲がることを防止し得ると共にケーブルにダメージを与えることなくスムースに建物内に分配敷設することができる。また、上記通信ケーブル引き出し部材が、配管内部に通された通信ケーブル又は通信ケーブルが通された鞘管を結束する手段を有する場合には、通信ケーブルが敷設後に移動することを防止し、また配管内部の流体の通路を確実に確保することができる。
【0040】
更に、上記引き出し部材が、特定の曲率半径のケーブル誘導部を有するものであると、上記効果は更に確実なものとなる。
【0041】
上記通信ケーブル引き出し部材が、通信ケーブル、分岐用開口部又は分岐用切断部漏水との間に生じる空隙に対して封止機能を有する場合には、配管内部から例えば雨水などが漏水することを防止することができる。
【0042】
本発明のケーブル分岐用管継手は、上記通信ケーブル引き出し部材を有するものであるので、上記同様の効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信ケーブル引き出し部材の一例を説明する模式断面図である。
【図2】本発明に係る通信ケーブル引き出し部材の他の例を説明する模式断面図である。
【図3】本発明に係る通信ケーブル引き出し部材の更に他の例を説明する模式断面図である。
【図4】本発明に係る通信ケーブル引き出し部材の更に他の例を説明する模式断面図である。
【図5】本発明に係るケーブル分岐用管継手の一例を説明する模式断面図である。
【図6】本発明に係るケーブル分岐用管継手の他の一例を説明する模式断面図である。
【図7】本発明に係る通信ケーブル引き出し部材の更に他の例を説明する模式断面図である。
【図8】図7に示す通信ケーブル引き出し部材の横断面を説明する模式断面図である。
【符号の説明】
1 通信ケーブル引き出し部材
2 建物配管(排水管)
3 通信ケーブル
4 鞘管
5 ゴムパッキン
6、7 環状ゴム
8 ケーブル分岐用管継手(通信ケーブル引き出し部材1を含む)
9 環状ゴム
11 貫通部
12 通信ケーブル引き出し部材の内面側
13 結束バンド
14 Uボルト
21 分岐用開口部
22 分岐用切断部
23 建物配管内面
41 鞘管開口部
51 ケーブル誘導部
52 仕切り部
Claims (17)
- 建物配管の内部に通された通信ケーブルを建物内に分配敷設する際に建物配管の分岐用開口部又は分岐用切断部に取り付けられて用いられる引き出し部材であって、曲率半径が15mm以上の貫通部を有することを特徴とする通信ケーブル引き出し部材。
- 建物配管の内部に通された通信ケーブルを建物内に分配敷設する際に建物配管の分岐用開口部又は分岐用切断部に取り付けられて用いられる引き出し部材であって、内径が通信ケーブルの外径の1.05〜3倍である貫通部を有することを特徴とする通信ケーブル引き出し部材。
- 建物配管の内部に通された通信ケーブルを建物内に分配敷設する際に建物配管の分岐用開口部又は分岐用切断部に取り付けられて用いられる引き出し部材であって、貫通部及び曲率半径が15mm以上のケーブル誘導部を有することを特徴とする通信ケーブル引き出し部材。
- ケーブル誘導部により引き出される通信ケーブル以外のケーブル群を、建物配管の内側面方向に偏在させるための仕切り部が、該ケーブル誘導部に取り付けられていることを特徴とする請求項3記載の通信ケーブル引き出し部材。
- 貫通部の内径が通信ケーブルの外径の1.05〜3倍であることを特徴とする請求項3又は4記載の通信ケーブル引き出し部材。
- 請求項1〜5の何れか1項記載の分岐用開口部に取り付けられて用いられる引き出し部材であって、通信ケーブル引き出し部材の分岐開口部への取り付け部が略円形であり、その外径が20mm以上建物配管の外径以下であることを特徴とする通信ケーブル引き出し部材。
- 請求項1〜5の何れか1項記載の分岐用切断部に取り付けられて用いられる引き出し部材であって、通信ケーブル引き出し部材が略円筒形であり、その外径が建物配管の外径と略同等であり、長さが20mm以上であることを特徴とする通信ケーブル引き出し部材。
- 建物配管の分岐用開口部又は分岐用切断部に取り付けられた通信ケーブル引き出し部材の内面側が、建物配管の内面と段差無しに取り付け可能な形状を有することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材。
- 建物配管の内部に通された通信ケーブルを結束する手段を有することを特徴とする請求項1〜8の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材。
- 通信ケーブルが鞘管に通されたものであって、通信ケーブルを引き出すための鞘管の開口部と貫通部とを接合固定する手段を有することを特徴とする請求項1〜9の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材。
- 建物配管が排水管であることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材。
- 貫通部が排水管の内側から外側に向かって昇り勾配を有することを特徴とする請求項11記載の通信ケーブル引き出し部材。
- 貫通部に通信ケーブルが通される際に、貫通部と通信ケーブルとの空隙を封止できる手段を有することを特徴とする請求項1〜12の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材。
- 建物配管の分岐用開口部又は分岐用切断部と通信ケーブル引き出し部材との空隙を封止できる手段を有することを特徴とする請求項1〜13の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材。
- 通信ケーブルが光ファイバーケーブルであることを特徴とする請求項1〜14の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材。
- 請求項1〜15の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材を有することを特徴とするケーブル分岐用管継手。
- 請求項1〜15の何れか1項記載の通信ケーブル引き出し部材を有するケーブル分岐用管継手であって、建物配管の分岐用開口部又は分岐用切断部に取り付けられた際の該分岐用管継手と建物配管の分岐用開口部又は分岐用切断部との間の空隙を生じる部分に封止部材を有することを特徴とするケーブル分岐用管継手。
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|---|---|---|---|---|
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2003
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