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JP2004088192A - 電圧駆動素子の駆動回路 - Google Patents

電圧駆動素子の駆動回路 Download PDF

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JP2004088192A
JP2004088192A JP2002242989A JP2002242989A JP2004088192A JP 2004088192 A JP2004088192 A JP 2004088192A JP 2002242989 A JP2002242989 A JP 2002242989A JP 2002242989 A JP2002242989 A JP 2002242989A JP 2004088192 A JP2004088192 A JP 2004088192A
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Japan
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turn
time
voltage
igbt
gate
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JP2002242989A
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Yoshinori Sato
佐藤 義則
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】しきい値電圧の変動によるスイッチング損失やサージ電圧の増大を抑制する。
【解決手段】ターンオン時間計測手段11とターンオフ時間調整手段12を備え、ターンオフ時間調整手段12は、電圧駆動素子であるIGBT(Q1)のターンオフ時のゲート放電速度の補正によりターンオフ時間を補正し、ターンオン時間が長いほどターンオフ時のゲート放電速度が遅くなるように、ターンオン時間が短いほどゲート放電速度が速くなるようにゲート放電速度を補正し、ターンオン時間計測手段11は、ターンオン中に電荷を充電するコンデンサC1の電圧に基づいてターンオン時間を計測し、IGBT(Q1)のゲートにエミッタ端子が接続され、コレクタ端子がアースに接続されたPNPトランジスタ(Q3)を備え、コンデンサC1が、PNPトランジスタ(Q3)のべースに接続されている構成。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電圧駆動素子の駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電圧駆動素子の駆動回路については、例えば、トランジスタ技術SPECIAL No.54「特集:実践パワー・エレクトロニクス入門」56頁、CQ出版社、1996年に記載されている。
【0003】
この文献にも記載されているように、電圧駆動素子(スイッチング素子)の一つであるIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)や、パワーMOSといったパワーデバイスを用いて電流をスイッチングさせる場合、スイッチング損失とサージ電圧とはトレードオフの関係にある。
【0004】
サージ電圧は、主回路インダクタンスLと電流遮断時の電流変化率di/dtによって発生する電圧で、Vs=L×di/dtで表される。
【0005】
パワーデバイスを破壊させないためには、電源電圧+サージ電圧をパワーデバイスの耐圧以下に抑えなくてはならない。
【0006】
一方、サージ電圧を抑制するために、電流遮断時の電流変化率di/dtを小さくする、すなわち、スイッチング速度(ターンオフ速度)を遅くすると、スイッチング損失が増大する。
【0007】
PWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)駆動のように、連続的に電流をスイッチングさせる場合、スイッチング損失の増大は温度上昇を招き、パワーデバイスを破壊する可能性があるため、システムの放熱性を考慮してスイッチング損失を許容範囲内に抑えなくてはならない。
【0008】
IGBTやパワーMOSのように、ゲートヘの電圧印加の有無で電流をオン/オフさせる電圧駆動素子の場合、ゲートに接続するゲート抵抗の大きさを調整することにより、スイッチング速度を調整し、サージ電圧とスイッチング損失を共に許容範囲内に収める手法をとることが多い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の手法では、IGBTやパワーMOSのバラツキや温度特性によりしきい値電圧が変動すると、スイッチング速度も変動してしまう。スイッチング速度(ターンオフ速度)が遅くなった場合にはスイッチング損失が過大となり、発熱によりスイッチング素子が破壊してしまう可能性がある。逆にスイッチング速度(ターンオフ速度)が速くなると、過大なサージ電圧が発生し、スイッチング素子が破壊する可能性がある。すなわち、しきい値電圧の変動によって、ターンオフ速度が遅くなると、スイッチング損失が増大し、ターンオフ速度が速くなると、サージ電圧が大きくなる。
【0010】
本発明の目的は、しきい値電圧の変動によるスイッチング損失やサージ電圧の増大を抑制することができる電圧駆動素子の駆動回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の電圧駆動素子の駆動回路は、電圧駆動素子をオンおよびオフ駆動する駆動回路において、電圧駆動素子がオフからオンへ駆動するための所要時間であるターンオン時間を計測するターンオン時間計測手段と、ターンオン時間計測手段によって計測されたターンオン時間に基づいて、電圧駆動素子がオンからオフへ駆動するための所要時間であるターンオフ時間を補正するターンオフ時間補正手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、しきい値電圧の変動によるスイッチング損失やサージ電圧の増大を抑制できる電圧駆動素子の駆動回路を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下で説明する図面で、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0014】
図1は、電圧駆動素子の一つであるIGBTを用いて負荷を駆動する際の駆動回路の一例を示す回路図である。
【0015】
負荷L1は、電圧駆動素子としてのIGBT(Q1)によって駆動されるように構成されており、IGBT(Q1)のゲートは、NPNトランジスタQ2が抵抗R1を介して電源電圧Vccを印加できるように構成され、PNPトランジスタQ3が抵抗R2を介して接地できるように構成されている。NPNトランジスタQ2のべースは入力信号Vinに接続され、PNPトランジスタQ3のべースは抵抗R3を介して入力信号Vinに接続され、それぞれ入力信号Vinによってオン/オフできる。入力信号Vinがあるときは、NPNトランジスタQ2がオン、PNPトランジスタQ3がオフで、逆に、入力信号Vinがないときは、NPNトランジスタQ2がオフ、PNPトランジスタQ3がオンである。
【0016】
また、定電流源13の出力がダイオードD1を介してIGBT(Q1)のコレクタに、ダイオードD2を介してコンデンサC1に接続されており、定電流源13、ダイオードD1、ダイオードD2、コンデンサC1により、ターンオンにかかる時間(ターンオン時間と称す)を計測するターンオン時間計測手段11を構成している。
【0017】
さらに、ダイオードD2とコンデンサC1の接続点はダイオードD3を介してPNPトランジスタ(Q3)のべースに接続され、ダイオードD3、抵抗R3、コンデンサC1により、ターンオフにかかる時間(ターンオフ時間と称す)を調整する(補正する)ターンオフ時間調整手段12を構成している。コンデンサC1は、ターンオン時間計測手段11の構成要素と、ターンオフ時間調整手段12の構成要素とを兼ねている。
【0018】
図2に、入力信号Vinの変化により、IGBT(Q1)をターンオンさせた後に、ターンオフさせたときの各部の波形を示す。Vinは入力信号、Vc1は、コンデンサC1の電圧、Ig(off)はIGBT(Q1)のターンオフ開始時のゲートからの放電電流、VceはIGBT(Q1)のコレクタ−エミッタ間電圧、Icはコレクタ電流である。
【0019】
入力信号VinのLからHへの変化により、IGBT(Q1)はターンオン動作に入る(時刻t1)。
【0020】
入力信号VinのLからHへの変化により、PNPトランジスタ(Q3)がオフになり、それにより定電流源13からコンデンサC1への電流供給が開始される。これにより、コンデンサC1に定電流源13からダイオードD2を介して電荷が充電されるため、コンデンサC1に生じる電圧は時間と共に上昇する。
【0021】
IGBT(Q1)のターンオンが完了し、コレクタ−エミッタ間電圧Vceが0V付近になると、定電流源13からの電流はコンデンサC1へ流れ込まずに、ダイオードD1を介してIGBT(Q1)のコレクタに流れ込むため、コンデンサC1の電圧Vc1の上昇は停止する(時刻t2)。
【0022】
すなわち、ターンオン時間が長いほど、コンデンサC1に生じる電圧は高くなる。
【0023】
次に、入力信号VinがHからLへ変化すると、IGBT(Q1)はターンオフ動作に入る(時刻t3)。
【0024】
このとき、ダイオードD3に生じる電圧をVfとすると、IGBT(Q1)のターンオフ開始時のゲートからの放電電流Ig(off)のピーク値Ipは、
Ip=[Vge−{Vc1−Vf+Vbe2}]/R2
≒{Vge−Vc1}/R2
で表すことができる。なお、Vc1はコンデンサC1の電圧、VgeはIGBT(Q1)のゲート−エミッタ間電圧、Vbe2はNPNトランジスタQ2のベース−エミッタ間電圧である。
【0025】
すなわち、コンデンサC1の電圧Vc1が大きいほど(図2の21)、PNPトランジスタ(Q3)のべース電圧が高くなり、ゲートからの放電電流Ig(off)のピーク値Ipが小さくなり(図2の23)、ターンオフの速度が遅くなる。逆に、コンデンサC1の電圧Vc1が小さいほど(図2の22)、PNPトランジスタ(Q3)のべース電圧が低くなり、ゲートからの放電電流Ig(off)のピーク値Ipが大きくなり(図2の24)、ターンオフの速度が速くなる。
【0026】
ここで、IGBTのバラツキや特性変動による、ターンオン時間とターンオフ時間の関係に着目すると、以下の通りとなる。
【0027】
IGBTのしきい値電圧が上昇すると、オンしにくくオフしやすい特性となるため、ターンオンは遅く、ターンオフは速くなる。この場合、ターンオフ時のサージ電圧が問題となる。
【0028】
逆にしきい値電圧が低下すると、オンしやすくオフしにくい特性となるため、ターンオンは速く、ターンオフは遅くなる。この場合、ターンオンのスイッチング損失は小さくなり、ターンオフのスイッチング損失は大きくなるが、サージ電圧抑制のためにターンオフ速度をもともと緩やかにしている場合は、ターンオフのスイッチング損失が支配的であるため、合計の損失は大きくなり、発熱が問題となる。
【0029】
本実施の形態においては、IGBTのしきい値電圧変動により、ターンオンが遅くなった場合、コンデンサC1に生じる電圧は高くなるため、ターンオフ時のゲートからの放電電流が小さくなり、ターンオフが速くなるのを抑えるように機能する。また、ターンオンが速くなった場合、コンデンサC1に生じる電圧は低くなるため、ターンオフ時のIGBT(Q1)のゲートからの放電電流が大きくなり、ターンオフが遅くなるのを抑えるように機能する。
【0030】
すなわち、ターンオン時間計測手段11でIGBTの特性変動を検出し、ターンオフ時間調整手段12によってターンオフ時のスイッチング速度を可変とすることで、ターンオフ時のスイッチング特性の変動を抑制している。
【0031】
以上のように、本実施の形態の電圧駆動素子の駆動回路は、ターンオン時間を計測するターンオン時間計測手段11と、ターンオン時間計測手段11によって計測されたターンオン時間に基づいて、ターンオフ時間を補正するターンオフ時間補正手段、つまり、ターンオフ時間調整手段12とを備えたことを特徴とする。電圧駆動素子はターンオン時間が短い場合にはターンオフ速度が遅くなり、ターンオン時間が長い場合にはターンオフ速度が速くなるため、ターンオン時間に基づいてターンオフ時間を補正することによって、ターンオフ時間を適切に補正することができる。
【0032】
また、ターンオフ時間調整手段12は、電圧駆動素子であるIGBT(Q1)のターンオフ時のゲート放電速度を補正することによって、ターンオフ時間を補正することを特徴とする。このように、ターンオフ時のゲート放電速度の補正により、ターンオン時間に基づいてターンオフ時間を補正することによって、ターンオフ時間を適切に補正することができる。
【0033】
また、ターンオン時間計測手段11によって計測されたターンオン時間が長いほどターンオフ時のゲート放電速度が遅くなるように、ターンオン時間が短いほどターンオフ時のゲート放電速度が速くなるように、ターンオフ時のゲート放電速度を補正することを特徴とする。ターンオン時間が長い場合はターンオフ時間が短く、サージ電圧が大きくなり、ターンオン時間が短い場合はターンオフ時間が長く、スイッチング損失が大きくなるが、ターンオン時間が長くなるほどゲート放電速度が遅くなるように、ターンオン時間が短くなるほどゲート放電速度が速くなるようにゲート放電速度を補正することによってサージ電圧およびスイッチング損失を抑制することができる。
【0034】
また、ターンオン時間計測手段11は、ターンオン中に電荷を充電するコンデンサC1を備え、ターンオン時間は、コンデンサC1の電圧Vc1に基づいて計測することを特徴とする。これにより、ターンオン時間計測手段11を安価に構成することができる。
【0035】
また、電圧駆動素子であるIGBT(Q1)のゲートにエミッタ端子が接続されると共に、コレクタ端子がアースに接続されたPNPトランジスタ(Q3)を備え、コンデンサC1が、PNPトランジスタ(Q3)のべースに接続されていることを特徴とする。これにより、電圧駆動素子のターンオフ時間を安価な構成で制御することができる。
【0036】
以上本発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0037】
例えば、本実施の形態で用いている定電流源13を抵抗に置き換えてもよい。この場合には、コンデンサC1の電圧Vc1の上昇は、この抵抗の抵抗値とコンデンサC1の容量値で定まる充電カーブをえがく。
【0038】
また、本実施の形態においては、コンデンサC1によってターンオフ時間を制御したが、例えばターンオン時間を計測してターンオフ時間を制御する制御装置によってターンオフ時間をソフト的に制御しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】電圧駆動素子の一つであるIGBTを用いて負荷を駆動する際の本発明の実施の形態の電圧駆動素子の駆動回路の一例を示す回路図である。
【図2】本発明の実施の形態において、入力信号Vinの変化により、IGBT(Q1)をターンオンさせた後に、ターンオフさせたときの各部の波形を示す図である。
【符号の説明】
11…ターンオン時間計測手段
12…ターンオフ時間調整手段
13…定電流源
VB…バッテリ電圧(電源電圧)
L1…負荷
Vin…入力信号
Vcc…電源電圧
Q1…IGBT(NPNトランジスタ)
Q2…NPNトランジスタ
Q3…PNPトランジスタ
R1、R2、R3…抵抗
D1、D2、D3、D4…ダイオード
C1…コンデンサ
Vce…コレクタ−エミッタ間電圧
Vge…ゲート−エミッタ間電圧
Vc1…コンデンサC1の電圧
Ig(off)…ゲート放電電流
Ic…コレクタ電流
t1、t2、t3…時刻
Ip…ゲート放電電流のピーク値
21、22…コンデンサC1の電圧
23、24…ゲート放電電流のピーク値

Claims (5)

  1. 電圧駆動素子をオンおよびオフ駆動する駆動回路において、
    前記電圧駆動素子がオフからオンへ駆動するための所要時間であるターンオン時間を計測するターンオン時間計測手段と、
    前記ターンオン時間計測手段によって計測された前記ターンオン時間に基づいて、前記電圧駆動素子がオンからオフへ駆動するための所要時間であるターンオフ時間を補正するターンオフ時間補正手段と
    を備えたことを特徴とする電圧駆動素子の駆動回路。
  2. 前記ターンオフ時間補正手段は、前記電圧駆動素子のターンオフ時のゲート放電速度を補正することによって、前記ターンオフ時間を補正することを特徴とする請求項1記載の電圧駆動素子の駆動回路。
  3. 前記ターンオン時間計測手段によって計測された前記ターンオン時間が長いほど前記ターンオフ時の前記ゲート放電速度が遅くなるように、
    前記ターンオン時間が短いほど前記ターンオフ時の前記ゲート放電速度が速くなるように、
    ターンオフ時の前記ゲート放電速度を補正することを特徴とする請求項2記載の電圧駆動素子の駆動回路。
  4. 前記ターンオン時間計測手段は、ターンオン中に電荷を充電するコンデンサを備え、
    前記ターンオン時間は、前記コンデンサの電圧に基づいて計測することを特徴とする請求項1または2記載の電圧駆動素子の駆動回路。
  5. 前記電圧駆動素子のゲートにエミッタ端子が接続されると共に、
    コレクタ端子がアースに接続されたPNPトランジスタを備え、
    前記コンデンサが、前記PNPトランジスタのべースに接続されていることを特徴とする請求項4記載の電圧駆動素子の駆動回路。
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