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JP2004086038A - 定着装置 - Google Patents

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JP2004086038A
JP2004086038A JP2002249301A JP2002249301A JP2004086038A JP 2004086038 A JP2004086038 A JP 2004086038A JP 2002249301 A JP2002249301 A JP 2002249301A JP 2002249301 A JP2002249301 A JP 2002249301A JP 2004086038 A JP2004086038 A JP 2004086038A
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JP
Japan
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recording paper
heat
fixing device
roller
fixing
Prior art date
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Application number
JP2002249301A
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English (en)
Inventor
Shigeo Minamino
南野 茂夫
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】厚紙又はカラー画像を担持した記録紙を定着する場合においても、十分な定着性能を確保することが可能な定着装置を提供すること。
【解決手段】定着装置1は、加熱定着器10と加圧定着器20とを備えている。このため、記録紙上のトナー画像は、加熱定着器10で加熱及び加圧されるとともに、加圧定着器20で加圧される。その結果、厚紙又はカラー画像を担持した記録紙を定着する場合のように、一方の定着器のみでは十分な定着性能を確保することができない場合でも、定着性能の不足分が他方の定着器で補われる。従って、厚紙又はカラー画像を担持した記録紙を定着する場合においても、十分な定着性能を確保することができる。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式を用いて画データを記録紙に記録する複写機能付きファクシミリ装置(以下、複合機という)等の画像形成装置に関し、より詳しくは、記録プロセスに従って記録紙上に転写されたトナー画像を定着させる定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、複合機においては、電子写真方式を用いて画データを記録紙に記録する方式が多用されている。この電子写真方式を用いた複合機は、一般的には感光体の表面を一様に帯電させる帯電器、感光体の表面に光を照射して静電潜像を形成する露光器、静電潜像にトナーケースから供給されるトナーを付着させてトナー画像を形成する現像器を備えている。また、複合機は、トナー画像を記録紙に転写させる転写器、転写されたトナー画像を記録紙に定着させる定着器を備えている。尚、感光体への帯電、露光、現像、記録紙への転写、定着という一連のプロセスが、電子写真方式における一単位の記録プロセスである。
【0003】
ところで、定着器は、ヒータを有するヒートローラと、このヒートローラに圧接するプレスローラとからなる。そして、画データを記録紙に記録する場合には、ヒータへの通電を開始してヒートローラの表面を昇温させ、所定の定着温度(例えば180度)に達すると、画データの記録動作を開始する。即ち、記録プロセスに従ってトナー画像が転写された記録紙は、ヒートローラとプレスローラとの間に搬送される。そして、トナー画像が転写された記録紙の記録側がヒートローラで加熱され、記録紙の反記録側がプレスローラで加圧される。その結果、トナー画像が記録紙に永久像として定着される。
【0004】
ここで、ヒートローラの表面が所定の定着温度に達するまでの時間、つまりウォームアップタイムは、ヒートローラの熱容量によって異なる。そこで、ヒートローラを低熱容量化するために、中空構造かつ薄肉化したヒートローラを備えた複合機も提案されている。このような複合機によれば、ヒートローラの表面が所定の定着温度に達するまでの時間が短縮されるため、ヒータへの通電に伴う消費電力を抑制することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ヒートローラを中空構造かつ薄肉化すると、ヒートローラの強度が低下する。このため、プレスローラは、ヒートローラに対する圧力を低くせざるを得ない。従って、厚紙又はカラー画像を担持した記録紙を定着する場合に定着不良が発生するという問題もある。
【0006】
また、ヒートローラを小径化すると、薄肉化した場合と同様に熱容量が低くなる。このため、ウォームアップタイムの短縮につながるものの、薄肉化した場合と同様の問題が生じる。
【0007】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、厚紙又はカラー画像を担持した記録紙を定着する場合においても、十分な定着性能を確保することが可能な定着装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、熱源を有するヒートローラと、このヒートローラに圧接するプレスローラとからなり、これら両ローラのニップ部を通過する記録紙上のトナー画像を加熱及び加圧する加熱定着手段と、プレスローラ対からなり、これら両ローラのニップ部を通過する記録紙上のトナー画像を加圧する加圧定着手段とを備えた定着装置であって、前記加熱定着手段と前記加圧定着手段との間で記録紙がループを形成するように搬送される。
【0009】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の定着装置において、両定着手段のうち記録紙搬送方向の上流側に位置する定着手段の記録紙搬送速度は、下流側に位置する定着手段の記録紙搬送速度以上である。
【0010】
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の定着装置において、両定着手段のうち記録紙搬送方向の上流側に位置する定着手段と下流側に位置する定着手段との間で記録紙がループを形成することが可能な空間を確保するように一対のガイド部材を配置した。
【0011】
従って、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明によれば、記録紙上のトナー画像は、加熱定着手段で加熱及び加圧されるとともに、加圧定着手段で加圧される。このため、厚紙又はカラー画像を担持した記録紙を定着する場合のように、一方の定着手段のみでは十分な定着性能を確保することができない場合でも、定着性能の不足分が他方の定着手段で補われる。しかも、加熱定着手段と加圧定着手段との間で記録紙がループを形成するように搬送されることから、加熱定着手段と加圧定着手段とで記録紙を互いに引っ張り合うことはない。換言すれば、加熱定着手段を構成するローラ及び加圧定着手段を構成するローラが記録紙上でスリップすることはない。その結果、画像ズレが生じることはなく、また記録紙にローラのスリップ痕が生じないことから、画質異常が防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の定着装置を具体化した一実施形態を図面を用いて説明する。
図1に示すように、定着装置1は、加熱定着器10と、その加熱定着器10の下流側直近に配置された加圧定着器20とを備えている。
【0013】
加熱定着器10は、ヒートローラ11と、このヒートローラ11に圧接するプレスローラ12とからなる。そして、加熱定着器10は、両ローラ11,12のニップ部を通過する記録紙上のトナー画像を加熱及び加圧する。
【0014】
ヒートローラ11は、鉄、アルミニウム、ステンレス等の金属からなる中空構造に形成されている。ヒートローラ11は、内部にヒータHを有している。このヒートローラ11を表面硬度の硬い金属製としてもよいが、金属からなる中空構造に形成し、その外周面を耐熱性に優れたシリコンゴム等の弾性体によって被覆してもよい。ヒートローラ11は、低熱容量化するために小径化されている。即ち、好適な外径は8.4mm〜30mmであり、最適な外径は15mm以下である。このヒートローラ11の外径は、ヒータHの形状及びプリンタ速度等に応じて変更される。また、ヒートローラ11は、低熱容量化するために薄肉化されている。即ち、好適な肉厚は0.1mm〜0.8mmであり、最適な肉厚は0.5mm以下である。このヒートローラ11の肉厚は、材質、つまり熱伝導率に応じて変更される。例えば、肉厚が0.2mmのヒートローラ11の内部に、外径が8mmのヒータHを有している構成の場合には、外径が8.4mmのヒートローラ11を使用することができる。
【0015】
本実施形態では、ヒートローラ11の材質はアルミニウムであり、外径は15mmであり、肉厚は0.5mmである。また、ヒータHとして500Wのハロゲンランプを使用している。ここで、ヒートローラ11は、中空構造かつ薄肉化されて低熱容量化されているため、ヒートローラ11の表面が所定の定着温度(例えば175度)に達するまでの時間、つまりウォームアップタイムが短縮される。また、ヒートローラ11の表面には、フッ素系樹脂によるコーティングが施されている。このため、両ローラ11,12間に搬送されてきた記録紙上のトナーは、ヒートローラ11の表面に付着し難くなる。従って、ヒートローラ11が小径化されていることからも、記録紙がヒートローラ11に巻き付く可能性は低くなる。その結果、ジャムの発生が抑制される。
【0016】
プレスローラ12は、中実構造の芯金12aと、その芯金12aの外周面を被覆するシリコン系のスポンジゴム12bとを備えている。尚、シリコン系のスポンジゴム12bの表面は、PFA(テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニルエーテルコポリマー)チューブで被覆されている。そして、プレスローラ12は、バネ12cで下方からヒートローラ11側に付勢されている。本実施形態では、プレスローラ12の外径は23mmである。尚、プレスローラ12は、芯金12aをソリッドゴムで被覆したものであってもよい。又は、プレスローラ12は、芯金12aをソリッドゴムで被覆し、そのソリッドゴムの表面をコーティングしたものであってもよい。又は、プレスローラ12は、芯金12aをソリッドゴムで被覆し、そのソリッドゴムの表面をPFAチューブで被覆したものであってもよい。即ち、プレスローラ12は、表面硬度の軟らかい弾性体からなる軟質プレスローラであることが好ましい。
【0017】
ここで、前記ヒートローラ11は、中空構造かつ薄肉化したことに伴って強度が低下する。しかし、ヒートローラ11は小径化されているため、中空構造かつ薄肉化に伴って低下した強度が一部補われている。そこで、バネ12cの付勢力をヒートローラ11の強度に応じて設定している。従って、両ローラ11,12間に搬送されてきた記録紙は、バネ12cの付勢力によりプレスローラ12で加圧される。即ち、記録紙上のトナー画像は、加熱定着器10で主に加熱定着されると同時に加圧定着される。
【0018】
ところで、プレスローラ12の表面の材質はPFA、前記ヒートローラ11の材質はアルミニウムであるから、プレスローラ12の表面硬度は、ヒートローラ11の表面硬度よりも軟らかい。このため、両ローラ11,12間に搬送されてきた記録紙に対してプレスローラ12で加圧すると、プレスローラ12の表面がヒートローラ11の表面形状に沿って若干窪む(第1要素)。また、プレスローラ12の外径は23mm、前記ヒートローラ11の外径は15mmであるから、プレスローラ12の外径は、ヒートローラ11の外径よりも大きい(第2要素)。このため、前記第1要素及び第2要素から、両ローラ11,12の表面硬度を同一、両ローラ11,12の外径を同一とした場合と比較して、両ローラ11,12のニップ幅は広くなる。従って、加熱定着器10による定着時には、ニップ時間が十分に確保される。その結果、ヒートローラ11からの熱が記録紙に確実に付与される。よって、加熱定着器10でトナーが融解され、記録紙に定着される。
【0019】
また、上記のように両ローラ11,12間に搬送されてきた記録紙に対してプレスローラ12で加圧すると、プレスローラ12の表面がヒートローラ11の表面形状に沿って若干窪む。このため、両ローラ11,12間を通過する記録紙は、下に凸の形状(略U字状)にカールされる。従って、加熱定着器10による定着後の記録紙は、下に凸にカールされて両ローラ11,12間から排出される。即ち、記録紙は、両ローラ11,12間から両ローラ11,12の接線方向よりもヒートローラ11側(上側)に排出される。
【0020】
そこで、加圧定着器20を構成するプレスローラ21とプレスローラ22とのニップ部を、加熱定着器10を構成する両ローラ11,12の接線方向の一側に配置している。本実施形態では、両ローラ21,22のニップ部を、両ローラ11,12の接線方向よりもヒートローラ11側に配置している。また、加熱定着器10と加圧定着器20との間には、一対のガイド部材Gを配設している。そして、これら一対のガイド部材Gによって、加熱定着器10と加圧定着器20との間の記録紙搬送経路を形成している。本実施形態では、加熱定着器10から加圧定着器20に向かって上方に傾斜する記録紙搬送経路を形成している。このため、両ローラ11,12間から排出された記録紙は、一対のガイド部材Gで案内されて、両ローラ21,22のニップ部までスムーズに搬送される。
【0021】
次に、加圧定着器20について説明する。
加圧定着器20は、プレスローラ21と、このプレスローラ21に圧接するプレスローラ22とからなる。即ち、加圧定着器20は、加熱定着器10とは異なり、ヒータHを有しておらず、プレスローラ対からなる。そして、加圧定着器20は、両ローラ21,22のニップ部を通過する記録紙上のトナー画像を加圧する。
【0022】
特に、両ローラ21,22のニップ部の軸方向の長さは、それぞれ最大印字領域以上である。本実施形態では、A3縦サイズ(幅297mm×長さ420mm)の記録紙の両幅に余白領域をそれぞれ3mm確保する構成を想定している。従って、かかる構成の場合には、印字領域は291mmであり、両ローラ21,22のニップ部の軸方向の長さは、それぞれ291mmである。換言すれば、本実施形態の両ローラ21,22は、加熱定着器10による定着後の記録紙、つまりカールされた記録紙のカールを矯正する、いわゆるデカールローラ(一般的に軸方向の長さは印字領域未満)とは異なる。即ち、本実施形態の両ローラ21,22は、加熱定着器10による定着後の記録紙のカールを矯正する機能を有することは勿論のこと(詳細は後述する)、両ローラ21,22のニップ部を通過する記録紙上のトナー画像を全幅に亘って積極的に加圧する。ちなみに、前記デカールローラは、軸方向の長さが印字領域未満であることから、デカールローラを構成する両ローラのニップ部を通過する記録紙上のトナー画像の一部しか加圧できない結果、十分な定着性能を確保できない。
【0023】
プレスローラ21は、鉄、アルミニウム、ステンレス等の金属からなる中実構造に形成されている。即ち、プレスローラ21は、表面硬度の硬い硬質プレスローラであることが好ましい。本実施形態では、プレスローラ21の材質はアルミニウムであり、外径は15mmである。ここで、前記ヒートローラ11を中空構造かつ薄肉化したことに伴って、ヒートローラ11の強度が低下することから、プレスローラ12は、ヒートローラ11に対する圧力を低くせざるを得ない。このため、厚紙又はカラー画像を担持した記録紙を定着する場合には、加熱定着器10のみでは十分な定着性能を確保することができない。そこで、定着性能の不足分を補うために、本実施形態では、加熱定着器10の下流側に加圧定着器20を設けている。そして、プレスローラ21を中実構造とし、両ローラ21,22間に搬送されてきた記録紙に対して、プレスローラ22から高圧力で加圧できるようにしている。従って、加熱定着器10による定着後のトナー画像が、さらに加圧定着器20により定着される。
【0024】
プレスローラ22は、中実構造の芯金22aと、その芯金22aの外周面を被覆するシリコン系のソリッドゴム22bとを備えている。そして、プレスローラ22は、バネ22cで上方からプレスローラ21側に付勢されている。本実施形態では、プレスローラ22の外径は23mmである。尚、プレスローラ22は、芯金22aをソリッドゴムで被覆し、そのソリッドゴムの表面をコーティングしたものであってもよい。又は、プレスローラ22は、芯金22aをソリッドゴムで被覆し、そのソリッドゴムの表面をPFAチューブで被覆したものであってもよい。又は、プレスローラ22は、芯金22aをスポンジゴムで被覆し、そのスポンジゴムの表面をPFAチューブで被覆したものであってもよい。即ち、プレスローラ22は、表面硬度の軟らかい弾性体からなる軟質プレスローラであることが好ましい。
【0025】
ここで、加圧定着器20は、加熱定着器10の下流側直近に配置されている。本実施形態では、ヒートローラ11の軸中心とプレスローラ12の軸中心とを通る直線と、プレスローラ21の軸中心とプレスローラ22の軸中心とを通る直線との間の距離は、35mmである。このため、加圧定着器20による定着時には、加熱定着器10のヒータHからの熱及び加熱定着器10による定着後の記録紙に存在する余熱が活用される。即ち、記録紙上のトナー画像は、加圧定着器20で主に加圧定着されると同時に加熱定着される。
【0026】
ところで、プレスローラ22の表面の材質はシリコン系のソリッドゴム、前記プレスローラ21の材質はアルミニウムであるから、プレスローラ22の表面硬度は、プレスローラ21の表面硬度よりも軟らかい。このため、両ローラ21,22間に搬送されてきた記録紙に対してプレスローラ22で加圧すると、プレスローラ22の表面がプレスローラ21の表面形状に沿って若干窪む(第3要素)。また、プレスローラ22の外径は23mm、前記プレスローラ21の外径は15mmであるから、プレスローラ22の外径は、プレスローラ21の外径よりも大きい(第4要素)。このため、前記第3要素及び第4要素から、両ローラ21,22のニップ幅は広くなる。従って、加圧定着器20による定着時には、ニップ時間が十分に確保される。その結果、厚紙又はカラー画像を担持した記録紙を定着する場合のように、加熱定着器10のみでは十分な定着性能を確保することができない場合でも、定着性能の不足分が加圧定着器20で確実に補われる。
【0027】
また、上記のように両ローラ21,22間に搬送されてきた記録紙に対してプレスローラ22で加圧すると、プレスローラ22の表面がプレスローラ21の表面形状に沿って若干窪む。このため、両ローラ21,22間を通過する記録紙は、上に凸の形状(略逆U字状)にカールされる。従って、前記加熱定着器10による定着後の記録紙、つまり下に凸にカールされて両ローラ21,22間に搬送されてきた記録紙が両ローラ21,22を通過すると、カールが矯正される。換言すれば、加熱定着器10のプレスローラ12(軟質プレスローラ)と、加圧定着器20のプレスローラ22(軟質プレスローラ)とを、記録紙搬送経路を挟んで反対側に配置しているため、カールが矯正される。
【0028】
しかも、ヒートローラ11及びプレスローラ21の材質はいずれもアルミニウムであるから、それらの表面硬度は略同一である(第5要素)。一方、プレスローラ12の表面硬度は、プレスローラ22の表面硬度よりも軟らかい(第6要素)。また、ヒートローラ11は中空構造かつ薄肉化され、プレスローラ21は中実構造であるから、バネ12cの付勢力は、バネ22cの付勢力よりも小さく設定している(第7要素)。このため、前記第5要素〜第7要素から、プレスローラ12のヒートローラ11に対する窪み量と、プレスローラ22のプレスローラ21に対する窪み量とを略同一に設定することができる(第8要素)。
【0029】
加えて、ヒートローラ11及びプレスローラ21の外径はいずれも15mm、プレスローラ12及びプレスローラ22の外径はいずれも23mmであるから、両定着器10,20の対角に位置する2つのローラ(11と21、12と22)の外径は、いずれも略同一である(第9要素)。このため、前記第8要素及び第9要素から、両ローラ11,12でニップされているときの記録紙の形状(略U字状)と、両ローラ21,22でニップされているときの記録紙の形状(略逆U字状)とは、曲率半径が略同一となり、かつカールの方向が逆となる。その結果、加圧定着器20による定着後の記録紙は、加熱定着器10による定着でのカールが略完全に矯正された良好な状態で両ローラ21,22間から排出される。
【0030】
ところで、記録紙は、両ローラ11,12のニップ部と、両ローラ21,22のニップ部との両方でニップされる。ここで、加熱定着器10の記録紙搬送速度v1が加圧定着器20の記録紙搬送速度v2未満の場合には、両ローラ11,12のニップ圧p1と、両ローラ21,22のニップ圧p2との関係によって、いずれも駆動ローラである各ローラ11,21が記録紙上でスリップする。具体的には、「v2>v1」であって、かつ「p2>p1」の場合には、ヒートローラ11が記録紙上でスリップする。一方、「v2>v1」であって、かつ「p2<p1」の場合には、プレスローラ21が記録紙上でスリップする。他方、「v2>v1」であって、かつ「p2=p1」の場合には、ヒートローラ11及びプレスローラ21がいずれも記録紙上でスリップする。その結果、これらの場合には、画像ズレが生じるとともに、記録紙上にローラ11,21のスリップ痕が生じることから、画質異常が発生する。
【0031】
このようなことから、「v2≦v1」とする構成、つまりヒートローラ11の周速度をプレスローラ21の周速度以上とする構成が好適である。特に、「v2<v1」とする構成が最適である。そこで、本実施形態では、「v2<v1」としている。よって、本実施形態では、加熱定着器10と加圧定着器20との間で記録紙がループ(たるみ)を形成するように搬送される(図1参照)。このため、両ローラ11,12のニップ部と両ローラ21,22のニップ部とで記録紙を互いに引っ張り合うことはない。換言すれば、両ローラ11,21が記録紙上でスリップすることはない。その結果、画像ズレが生じることはなく、またp1とp2との関係に拘わらず、記録紙に両ローラ11,21のスリップ痕が生じないことから、画質異常が防止される。
【0032】
特に、本実施形態では、前記一対のガイド部材Gを、加熱定着器10と加圧定着器20との間で記録紙がループを形成することが可能な空間を確保する一対のガイド部材と兼用している。しかも、1つのガイド部材Gではなく、一対のガイド部材Gを設けているため、また各ガイド部材Gをそれぞれ山型に形成しているため、記録紙のループが一定量以上に大きくならない。従って、記録紙のループが大きくなり過ぎない結果、記録紙のジャムの発生が抑制される。
【0033】
以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(1)定着装置1は、加熱定着器10と加圧定着器20とを備えている。このため、記録紙上のトナー画像は、加熱定着器10で加熱及び加圧されるとともに、加圧定着器20で加圧される。その結果、厚紙又はカラー画像を担持した記録紙を定着する場合のように、一方の定着器のみでは十分な定着性能を確保することができない場合でも、定着性能の不足分が他方の定着器で補われる。従って、厚紙又はカラー画像を担持した記録紙を定着する場合においても、十分な定着性能を確保することができる。
【0034】
(2)加熱定着器10と加圧定着器20との間で記録紙がループ(たるみ)を形成するように搬送される。具体的には、加熱定着器10の記録紙搬送速度v1を加圧定着器20の記録紙搬送速度v2以上、つまり本実施形態では、加熱定着器10の記録紙搬送速度v1を加圧定着器20の記録紙搬送速度v2よりも速くしている。このようなことから、加熱定着器10と加圧定着器20とで記録紙を互いに引っ張り合うことはない。換言すれば、加熱定着器10を構成するヒートローラ11及び加圧定着器20を構成するプレスローラ21が記録紙上でスリップすることはない。その結果、画像ズレが生じることはなく、また記録紙に両ローラ11,21のスリップ痕が生じないことから、画質異常が防止される。従って、画像ズレによる画質異常や両ローラ11,21のスリップ痕による画質異常を防止することができる。
【0035】
(3)加熱定着器10と加圧定着器20との間で記録紙がループを形成することが可能な空間を確保するように一対のガイド部材Gを配置している。しかも、これら一対のガイド部材Gを、加熱定着器10と加圧定着器20との間に形成される記録紙のループを一定量以上に大きくしないよう、それぞれ山型に形成している。このため、記録紙が上に凸又は下に凸のいずれにループされても、そのループが一定量以上に大きくならないように記録紙がガイド部材Gで規制される。従って、記録紙のループが大きくなり過ぎない結果、記録紙のジャムの発生を抑制することができる。
【0036】
(4)加圧定着器20を加熱定着器10の近傍、つまり本実施形態では、加圧定着器20を加熱定着器10の下流側直近に配置している。このため、加圧定着器20による定着時には、加熱定着器10のヒータHからの熱が活用される。換言すれば、加圧定着器20により、記録紙上のトナー画像を主に加圧定着させると同時に加熱定着させている。従って、加圧定着器20を加熱定着器10の近傍に配置することで、加圧定着器20にヒータHを設けなくても、加熱定着器10のヒータHからの熱が有効に活用される。従って、省電力で十分な定着性能を確保することができる。
【0037】
(5)加圧定着器20を加熱定着器10の下流側、つまり本実施形態では、加圧定着器20を加熱定着器10の下流側直近に配置している。このため、加圧定着器20による定着時には、加熱定着器10による定着後の記録紙に存在する余熱が活用される。換言すれば、加圧定着器20により、記録紙上のトナー画像を主に加圧定着させると同時に加熱定着させている。従って、加圧定着器20を加熱定着器10の下流側に配置することで、加圧定着器20にヒータHを設けなくても、加熱定着器10による定着後の記録紙に存在する余熱が有効に活用される。従って、省電力で十分な定着性能を確保することができる。
【0038】
(6)加圧定着器20を構成する両ローラ21,22の軸方向の長さを、それぞれ印字領域以上としている。このため、両ローラ21,22により、加熱定着器10による定着後の記録紙のカールが矯正されるとともに、両ローラ21,22のニップ部を通過する記録紙上のトナー画像が全幅に亘って積極的に加圧される。即ち、両ローラ21,22は、軸方向の長さが印字領域未満である単なるデカールローラとは異なる。従って、単なるデカールローラしか備えていない構成の定着装置と比較して、十分な定着性能を確保することができる。
【0039】
(7)厚紙又はカラー画像を担持した記録紙を定着する場合には、薄紙又はモノクロ画像を担持した記録紙を定着する場合と比較して、より多くの熱を必要とする。このため、ヒートローラと、このヒートローラに圧接するプレスローラとしか備えていない定着器、つまり1段階で構成された従来の定着器で前記厚紙等を定着する場合には、1段階で十分な定着性能を確保する必要があるが故に、定着器の定着温度(定着器の目標温度)を高くせざるを得ない。その結果、ヒートローラの表面が所定の定着温度に達するまでの時間、つまりウォームアップタイムが長くなる。
【0040】
一方、本実施形態では、加熱定着器10による加熱及び加圧と、加圧定着器20による加圧とが協働される。換言すれば、加熱定着器10による加熱及び加圧のみで十分な定着性能を確保する必要はない。このため、厚紙又はカラー画像を担持した記録紙を定着する場合のように、一方の定着器のみでは十分な定着性能を確保することができない場合でも、定着性能の不足分が他方の定着器で補われる。即ち、厚紙等を定着する場合でも、加熱定着器10と加圧定着器20との2段階で十分な定着性能を確保すればよいが故に、加熱定着器10の目標温度を低く設定することが可能である。具体的には、加熱定着器10の目標温度は、トナーが融解される温度(例えば、従来の180度よりも低い175度)さえあればよい。従って、ウォームアップタイムを短縮することができる。
【0041】
(8)一般的に複合機は、ヒートローラ11が所定の定着温度(例えば175度)まで昇温されている状態の通常モード、ヒートローラ11が所定の待機温度(例えば150度)に維持されている状態の待機モード、ヒータHへの通電が遮断されている状態の省エネモードを備えている。そして、通常モードでの記録動作が終了してから所定時間が経過した場合には、待機モードに移行し、さらに記録動作がなく所定時間が経過した場合には、省エネモードに移行する。ところで、複合機の全消費電力のうち、約70%が待機モード時の消費電力であることが知られている。そこで、本実施形態では、ヒートローラ11を中空構造かつ薄肉化している。このため、ヒートローラ11が低熱容量化される。その結果、ヒートローラ11の表面が所定の定着温度に達するまでの時間、つまりウォームアップタイムが短縮される。従って、待機モードを省略することが可能であり、ヒータHへの通電に伴う消費電力、ひいては複合機の消費電力を大幅に抑制することができる。
【0042】
(9)ヒートローラ11を中空構造かつ薄肉化すると、ヒートローラ11の強度が低下する。このため、プレスローラ12は、ヒートローラ11に対する圧力を低くせざるを得ない。そこで、ヒートローラ11の強度を向上させるために、ヒートローラ11の内周面に複数のリブを形成することも考えられる。しかし、ヒートローラ11の形状が複雑になってコストアップとなる。一方、本実施形態では、加熱定着器10による定着不足を補うために加圧定着器20を設けている。このため、ヒートローラ11の内周面に複数のリブを形成する必要はない。従って、ヒートローラ11の形状が簡易であり、ヒートローラ11の製造コストを抑制することができる。
【0043】
(10)ヒートローラ11を中空構造かつ薄肉化し、さらに小径化している。このため、ヒートローラ11の表面積が狭くなる。その結果、ヒートローラ11からの放熱に伴う熱損失が抑制される。従って、ヒータHからの熱の殆どをヒートローラ11を介して記録紙に付与できる。よって、加熱定着器10による定着性を向上させることができる。
【0044】
(11)加圧定着を加熱定着器10と加圧定着器20とに分散させている。このため、バネ12c及びバネ22cの付勢力は、いずれも小さくてもよい。
(12)加熱定着器10は、ヒートローラ11と、このヒートローラ11に圧接するプレスローラ12とからなる。一方、加圧定着器20は、プレスローラ21と、このプレスローラ21に圧接するプレスローラ22とからなる。そして、加熱定着器10のプレスローラ12(軟質プレスローラ)と加圧定着器20のプレスローラ22(軟質プレスローラ)とが、記録紙搬送経路を挟んで反対側に配置されているため、カールが矯正される。従って、記録紙のカールを矯正することができる。
【0045】
(13)プレスローラ12のヒートローラ11に対する窪み量と、プレスローラ22のプレスローラ21に対する窪み量とを略同一としている。一方、両定着器10,20の対角に位置する2つのローラ(11と21、12と22)の外径をいずれも略同一としている。このため、両ローラ11,12でニップされているときの記録紙の形状(略U字状)と、両ローラ21,22でニップされているときの記録紙の形状(略逆U字状)とは、曲率半径が略同一となり、かつカールの方向が逆となる。従って、記録紙のカールを略完全に矯正することができる。
【0046】
(14)加圧定着器20を構成する両ローラ21,22のニップ部を、加熱定着器10を構成する両ローラ11,12の接線方向の一側、つまり本実施形態では、両ローラ21,22のニップ部を、両ローラ11,12の接線方向よりもヒートローラ11側に配置している。このため、両ローラ11,12間から排出された記録紙は、両ローラ21,22のニップ部までスムーズに搬送される。従って、記録紙のジャムの発生を抑制することができる。
【0047】
尚、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・加熱定着器10の記録紙搬送速度v1を加圧定着器20の記録紙搬送速度v2と等しくした構成、つまりヒートローラ11の周速度をプレスローラ21の周速度と等しくした構成としてもよい。
【0048】
・図2に示す構成によって、記録紙に一時的にループを形成してもよい。即ち、図2に示すように、加熱定着器10のヒートローラ11及び加圧定着器20のプレスローラ21は、制御部50による単一のモータMの制御に基づいて回転駆動される。特に、加圧定着器20のプレスローラ21は、モータMから電磁クラッチCを介して回転力が付与される。具体的には、制御部50は、記録紙の先端が加圧定着器20を構成する両ローラ21,22のニップ部に達したことを検出するセンサSが記録紙の先端を検出してから所定時間が経過した後、電磁クラッチCをオンさせる。
【0049】
その結果、記録紙の先端が両ローラ21,22のニップ部に達してから所定時間が経過するまでの間は、プレスローラ21は回転されず、ヒートローラ11のみが回転される。換言すれば、前記所定時間が経過した後、プレスローラ21が回転されることから、加圧定着器20による記録紙の搬送を一時的に遅らせて、記録紙に一時的にループを形成している。即ち、制御部50は、加熱定着器10による記録紙の搬送に対する加圧定着器20による記録紙の搬送を一時的に遅らせ、記録紙に一時的にループを形成するように、加圧定着器20の回転を制御する。このように構成すれば、前記実施形態と同様に、画像ズレによる画質異常やローラのスリップ痕による画質異常を防止することができる。勿論、ヒートローラ11を駆動するモータと、プレスローラ21を駆動するモータとを、それぞれ別個に設けた構成としてもよい。
【0050】
・前記実施形態のように、加圧定着器20を加熱定着器10の下流側、好ましくは近傍、特に好ましくは直近に設けて、加圧定着器20による定着時には、加熱定着器10による定着後の記録紙に存在する余熱を活用する構成が好ましい。ただし、低温で融解するトナー、例えば融点が100度程度のトナーを使用する場合には、前記余熱を活用しなくてもトナーが融解されるため、加圧定着器20を加熱定着器10の上流側、好ましくは近傍、特に好ましくは直近に設けた構成としてもよい。このように構成すれば、加圧定着器20による定着時には、加熱定着器10による定着後の記録紙に存在する余熱を活用することはできないが、少なくとも加熱定着器10のヒータHからの熱を活用することはできる。
【0051】
・上記のように加圧定着器20を加熱定着器10の上流側に配置した構成であって、加圧定着器20を構成するプレスローラ22を上側に配置し、プレスローラ21を下側に配置した構成を想定する。このように構成すれば、上側のプレスローラ22の表面硬度は、下側のプレスローラ21の表面硬度よりも軟らかいことから、上流側の加圧定着器20による定着後の記録紙は、上に凸(略逆U字状)にカールされて両ローラ21,22間から排出される。即ち、記録紙は、両ローラ21,22間から両ローラ21,22の接線方向よりもプレスローラ21側(下側)に排出される。
【0052】
そこで、かかる構成の場合には、下流側の加熱定着器10を構成する両ローラ11,12のニップ部を、上流側の加圧定着器20を構成する両ローラ21,22の接線方向の一側、つまり両ローラ11,12のニップ部を、両ローラ21,22の接線方向よりもプレスローラ21側(下側)に配置することとする。また、下流側の加熱定着器10を構成するヒートローラ11を上側に配置し、プレスローラ12を下側に配置することとする。その結果、上側のヒートローラ11の表面硬度は、下側のプレスローラ12の表面硬度よりも硬いことから、両ローラ11,12間を通過する記録紙は、下に凸(略U字状)にカールされる。従って、上に凸(略逆U字状)にカールされて両ローラ11,12間に搬送されてきた記録紙が両ローラ11,12間を通過すると、カールが矯正される。
【0053】
・加圧定着器20には、記録紙搬送方向に対して直交する記録紙幅方向に記録紙を波打たせる湾曲付与手段を備えた構成としてもよい。例えば、加圧定着器20のプレスローラ22(軟質プレスローラ)を、記録紙幅方向の両端部が記録紙幅方向の中央部よりも細いクラウン形状に形成し、このクラウン形状のプレスローラ22(軟質プレスローラ)で湾曲付与手段を構成してもよい。このように構成すれば、記録紙が記録紙搬送方向に沿ってカールしている場合であっても、記録紙が記録紙幅方向に波打たれることに伴ってカールが矯正される。従って、記録紙のカールを矯正することができる。
【0054】
・又は、加圧定着器20には、プレスローラ21(硬質プレスローラ)と、このプレスローラ21の記録紙幅方向の中央部に圧接する第1軟質プレスローラと、プレスローラ21の記録紙幅方向の両端部に圧接する複数の第2軟質プレスローラとを備えた構成としてもよい。そして、前記第1軟質プレスローラの軸方向の長さを印字領域以上とする。また、プレスローラ21と前記第2軟質プレスローラとの接線方向を、プレスローラ21と前記第1軟質プレスローラとの接線方向と異ならせる。このように構成すれば、前記第2軟質プレスローラにより記録紙が記録紙幅方向に波打たれる。従って、記録紙のカールを矯正することができる。
【0055】
・プレスローラ21を中空構造としてもよい。
・一対のガイド部材Gにおいて、その内側に記録紙搬送方向に沿って複数のリブを形成しても良い。勿論、上側のガイド部材Gのみに複数のリブを形成する構成、下側のガイド部材Gのみに複数のリブを形成する構成、一対のガイド部材Gのそれぞれに複数のリブを形成する構成のいずれであってもよい。このように構成すれば、記録紙のガイド部材Gに対する接触面積が狭くなる。従って、両ローラ11,12間から排出された記録紙を両ローラ21,22のニップ部までスムーズに搬送させることができる。その結果、ジャムの発生を確実に抑制することができる。
【0056】
さらに、上記実施形態より把握される技術的思想について、以下にそれらの効果と共に記載する。
〔1〕請求項3に記載の定着装置において、前記一対のガイド部材は、上流側の定着手段と下流側の定着手段との間に形成される記録紙のループを一定量以上に大きくしないよう形成されている定着装置。このように構成すれば、記録紙のループが大きくなり過ぎない結果、記録紙のジャムの発生を抑制することができる。
【0057】
〔2〕記録プロセスに従ってトナー画像が転写された記録紙を加熱及び加圧する加熱定着手段と、上流側の加熱定着手段から搬送されてきた記録紙を加圧してトナー画像を記録紙上に定着させる加圧定着手段と、前記加圧定着手段の回転を制御する回転制御手段とを備え、前記回転制御手段は、前記加熱定着手段による記録紙の搬送に対する前記加圧定着手段による記録紙の搬送を一時的に遅らせ、記録紙に一時的にループを形成するように、前記加圧定着手段の回転を制御する定着装置。このように構成すれば、画像ズレによる画質異常やローラのスリップ痕による画質異常を防止することができる。
【0058】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明によれば、厚紙又はカラー画像を担持した記録紙を定着する場合においても、十分な定着性能を確保することができる。また、画像ズレによる画質異常やローラのスリップ痕による画質異常を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】定着装置の構成を示す説明図。
【図2】別の実施形態の定着装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1…定着装置、10…加熱定着手段としての加熱定着器、11…加熱定着器を構成するヒートローラ、12…加熱定着器を構成するプレスローラ、20…加圧定着手段としての加圧定着器、21…加圧定着器を構成するプレスローラ、22…加圧定着器を構成するプレスローラ、50…回転制御手段としての制御部、G…ガイド部材、H…熱源としてのヒータ、v1…加熱定着器の記録紙搬送速度、v2…加圧定着器の記録紙搬送速度。

Claims (3)

  1. 熱源を有するヒートローラと、このヒートローラに圧接するプレスローラとからなり、これら両ローラのニップ部を通過する記録紙上のトナー画像を加熱及び加圧する加熱定着手段と、プレスローラ対からなり、これら両ローラのニップ部を通過する記録紙上のトナー画像を加圧する加圧定着手段とを備えた定着装置であって、前記加熱定着手段と前記加圧定着手段との間で記録紙がループを形成するように搬送される定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置において、両定着手段のうち記録紙搬送方向の上流側に位置する定着手段の記録紙搬送速度は、下流側に位置する定着手段の記録紙搬送速度以上である定着装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の定着装置において、両定着手段のうち記録紙搬送方向の上流側に位置する定着手段と下流側に位置する定着手段との間で記録紙がループを形成することが可能な空間を確保するように一対のガイド部材を配置した定着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1580621A3 (en) * 2004-03-22 2010-06-09 Canon Kabushiki Kaisha Image fixing apparatus and image forming apparatus

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