JP2004083032A - 貯留設備の断熱構造とその断熱パネル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】硬質の断熱パネル本体9が、断熱パネル本体9の裏面側に設けられた永久磁石12によって貯留設備の外面に吸着されている貯留設備の断熱構造で、永久磁石12による磁着部が、断熱パネル本体9の裏面に対し遠近方向に移動自在に取り付けられて貯留設備の外面に吸着されている断熱構造と、硬質の断熱パネル本体9が、断熱パネル本体9の裏面側に設けられた永久磁石12によって貯留設備の外面に吸着可能に構成されている貯留設備用の断熱パネルで、永久磁石12による磁着部が、断熱パネル本体9の裏面に対し遠近方向に移動自在に取り付けられている断熱パネル。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、貯留設備の断熱構造とその断熱パネルに関し、より詳しくは、硬質の断熱パネル本体が、その断熱パネル本体の裏面側に設けられた永久磁石によって貯留設備の外面に吸着されている貯留設備の断熱構造と、硬質の断熱パネル本体が、その断熱パネル本体の裏面側に設けられた永久磁石によって貯留設備の外面に吸着可能に構成されている貯留設備用の断熱パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、重油を貯蔵するタンクでは、重油の粘度上昇を抑制するため、タンク内の重油を適温に温める必要があり、その保温のためにも、タンクの周壁や天井壁には、断熱パネルを取り付ける必要がある。また、重油以外の各種の液体や気体を貯蔵するタンクなどの貯留設備においても、外気などの影響を抑制するために断熱パネルを取り付ける必要がある。
通常、タンクなどの貯留設備では、点検やメンテナンス時に、作業員が断熱パネル上を歩くことがあるため、ある程度の耐荷重性を備えた硬質の断熱パネルが使用され、しかも、その断熱パネルは、点検やメンテナンスに備えて容易に剥がしたり、再度取り付けたりできる構成が望ましい。
そのような要望を満たすものとして、硬質の断熱パネル本体の裏面側に永久磁石などを直接的に取り付け、その永久磁石の磁力によって断熱パネル本体を貯留設備に保持させるように構成したものが提案された(例えば、特開2002−104581号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来構造では、ほとんど湾曲しにくいような硬質の断熱パネルに対して、永久磁石などが直接的に取り付けられているので、貯留設備の周壁や天井壁に凹凸があると、例えば、断熱パネルに取り付けた複数の永久磁石のうち、一部の永久磁石が周壁や天井壁に吸着されるだけで、残りの永久磁石は周壁や天井壁に吸着されない事態が発生する。
事実、貯留設備の外面には、かなりの凹凸が存在し、特に、多数の鋼板を溶接により接続して構成したタンクなどでは、鋼板の端部どうしを互いに重ねて溶接するために多数の凹凸が存在し、従来の構造では、使用する永久磁石の磁力に応じた適切な吸着力を得難いという問題があった。
【0004】
本発明は、このような従来の問題点に着目したもので、その目的は、断熱パネル本体が湾曲し難い硬質のパネルであって、しかも、貯留設備の外面に凹凸があっても、永久磁石を使用して、極力、その磁力に応じた適切な吸着力で断熱パネルを保持することのできる貯留設備の断熱構造とそのための断熱パネルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の特徴構成は、硬質の断熱パネル本体が、その断熱パネル本体の裏面側に設けられた永久磁石によって貯留設備の外面に吸着されている貯留設備の断熱構造であって、前記永久磁石による磁着部が、前記断熱パネル本体の裏面に対し遠近方向に移動自在に取り付けられて前記貯留設備の外面に吸着されているところにある。
【0006】
請求項1の発明の特徴構成によれば、永久磁石による磁着部が、断熱パネル本体の裏面に対し遠近方向に移動自在に取り付けられているので、断熱パネル本体が湾曲し難い硬質のパネルであって、しかも、貯留設備の外面に凹凸があっても、断熱パネル本体の裏面に対する永久磁石磁着部の遠近方向への移動によって、永久磁石の磁着部は、貯留設備の外面に確実に吸着され、断熱パネル本体を貯留設備に保持させることができ、その結果、貯留設備の外面における凹凸の存否にかかわらず、使用する永久磁石の磁力に応じた適切な吸着力で断熱パネルを確実に保持することが可能となる。
【0007】
請求項2の発明の特徴構成は、上述した貯留設備の断熱構造で、前記永久磁石が、前記断熱パネル本体に可撓性を備えた可撓性部材を介して取り付けられているところにある。
【0008】
請求項2の発明の特徴構成によれば、上述した貯留設備の断熱構造で、永久磁石が、断熱パネル本体に可撓性を備えた可撓性部材を介して取り付けられているので、たとえ貯留設備の外面に凹凸があっても、可撓性部材の変形機能を有効に利用して永久磁石の磁着部を貯留設備の外面に確実に吸着させることができる。
【0009】
請求項3の発明の特徴構成は、上述した貯留設備の断熱構造で、前記永久磁石と可撓性部材が、可撓性磁石により一体的に形成されているところにある。
【0010】
請求項3の発明の特徴構成によれば、上述した貯留設備の断熱構造で、永久磁石と可撓性部材が、可撓性磁石により一体的に形成されているので、例えば、永久磁石と可撓性部材を別体に構成し、可撓性部材を断熱パネル本体の裏面に取り付け、さらに、その可撓性部材に永久磁石を取り付ける場合と比較して、構造が簡素化されてコスト的にも有利となる。
【0011】
請求項4の発明の特徴構成は、上述した貯留設備の断熱構造で、前記永久磁石が、前記断熱パネル本体との間にスペーサを介在させて取り付けられて、前記断熱パネル本体の裏面と前記貯留設備の外面との間に排水用空間が形成されているところにある。
【0012】
請求項4の発明の特徴構成によれば、上述した貯留設備の断熱構造で、永久磁石が、断熱パネル本体との間にスペーサを介在させて取り付けられて、断熱パネル本体の裏面と貯留設備の外面との間に排水用空間が形成されているので、例えば、雨水などが断熱パネル本体と貯留設備外面との間に侵入しても、排水用空間を介して排水されるので、排水の滞留による断熱パネル本体や貯留設備の劣化が抑制される。
【0013】
請求項5の発明の特徴構成は、上述した貯留設備の断熱構造で、前記永久磁石が、前記断熱パネル本体に弾性変形自在な弾性部材を介して取り付けられているところにある。
【0014】
請求項5の発明の特徴構成によれば、上述した貯留設備の断熱構造で、永久磁石が、断熱パネル本体に弾性変形自在な弾性部材を介して取り付けられているので、たとえ貯留設備の外面に凹凸があっても、弾性部材の弾性変形機能を有効に利用して永久磁石の磁着部を貯留設備の外面に確実に吸着させることができる。
【0015】
請求項6の発明の特徴構成は、硬質の断熱パネル本体が、その断熱パネル本体の裏面側に設けられた永久磁石によって貯留設備の外面に吸着可能に構成されている貯留設備用の断熱パネルであって、前記永久磁石による磁着部が、前記断熱パネル本体の裏面に対し遠近方向に移動自在に取り付けられているところにある。
【0016】
請求項6の発明の特徴構成によれば、永久磁石による磁着部が、断熱パネル本体の裏面に対し遠近方向に移動自在に取り付けられているので、断熱パネル本体が湾曲し難い硬質のパネルであって、しかも、貯留設備の外面に凹凸があっても、断熱パネル本体の裏面に対する永久磁石磁着部の遠近方向への移動によって、永久磁石の磁着部を貯留設備の外面に確実に吸着させて、貯留設備の外面における凹凸の存否にかかわらず、使用する永久磁石の磁力に応じた適切な吸着力で断熱パネルを確実に保持することが可能となる。
【0017】
請求項7の発明の特徴構成は、上述した貯留設備用の断熱パネルで、前記永久磁石が、前記断熱パネル本体に可撓性を備えた可撓性部材を介して取り付けられているところにある。
【0018】
請求項7の発明の特徴構成によれば、上述した貯留設備用の断熱パネルで、永久磁石が、断熱パネル本体に可撓性を備えた可撓性部材を介して取り付けられているので、たとえ貯留設備の外面に凹凸があっても、可撓性部材の変形機能を有効に利用して永久磁石の磁着部を貯留設備の外面に確実に吸着させることができる。
【0019】
請求項8の発明の特徴構成は、上述した貯留設備用の断熱パネルで、前記永久磁石と可撓性部材が、可撓性磁石により一体的に形成されているところにある。
【0020】
請求項8の発明の特徴構成によれば、上述した貯留設備用の断熱パネルで、永久磁石と可撓性部材が、可撓性磁石により一体的に形成されているので、例えば、永久磁石と可撓性部材を別体に構成し、可撓性部材を断熱パネル本体の裏面に取り付け、さらに、その可撓性部材に永久磁石を取り付ける場合と比較して、構造が簡素化されてコスト的にも有利となる。
【0021】
請求項9の発明の特徴構成は、上述した貯留設備用の断熱パネルで、前記可撓性磁石が帯状であり、その帯状の可撓性磁石が、幅方向の両端部を非接着状態として、幅方向の中央部が接着により前記断熱パネル本体に取り付けられているところにある。
【0022】
請求項9の発明の特徴構成によれば、上述した貯留設備用の断熱パネルで、可撓性磁石が帯状であるため、その帯状の可撓性磁石を断熱パネルの裏面において長い距離にわたって配設することができ、例えば、短い可撓性磁石を多数配設する場合と比較して、構造的に簡素化される割には強い磁力を期待することができ、また、その帯状の可撓性磁石が、幅方向の両端部を非接着状態として、幅方向の中央部が接着により断熱パネル本体に取り付けられているので、その長い帯状可撓性磁石の幅方向両端部を有効に使用して所望どおりの吸着力を得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明による貯留設備の断熱構造とその断熱パネルにつき、その実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の断熱構造や断熱パネルは、重油貯蔵タンクのような貯留設備を対象とするもので、図1に示すように、重油貯蔵タンク1であれば、直径が40m〜60m程度の円筒状の周壁2と、その周壁2の上部を覆う天井壁3を備え、天井壁3は、いわゆる「浮き天井」構造で、周縁にポンツーン4とシール部材5を備え、貯蔵タンク1内の重油の量に応じて昇降するように構成されている。
その天井壁3は、中心付近に設けられた排水口6に向かって勾配がつけられていて、雨水などが排水口6から排水ホース7を経て貯蔵タンク1外へ排水されるように構成されている。
【0024】
重油貯蔵タンク1の周壁2と天井壁3は、貯留設備の外面に相当するもので、具体的には、図3などに示すように、厚みが4.5mm〜6mm程度の多数の鋼板8を溶接により接続して構成されており、そのため、外面には多数の凹凸が存在する。
それに対して、貯蔵タンク1の周壁2や天井壁3の外側に配設すべき断熱パネル本体9は、珪酸カルシウム、発泡樹脂、無機質混入発泡材などの不燃性または準不燃性で、かつ、非吸水性を有する断熱性材料で形成され、人が踏んでもへこまない程度の耐荷重性を備えた硬質の断熱パネルで構成されている。そして、図2などに示すように、例えば、長さが1800mm、幅が900mm、厚みが30mmの長方形に形成され、必要な場合には、防水コート9aなどで被覆されている。
【0025】
第1の実施形態では、図2および図3に示すように、断熱パネル本体9と同じ材料で形成された長尺状のスペーサ10が、断熱パネル本体9の裏面において長方形の長辺に沿って互いに平行になるように5本配設され、かつ、各スペーサ10において、その両端と中央部とに排水用連通空間11を有する状態で断熱パネル本体9の裏面に接着により取り付けられている。
そして、その各スペーサ10には、永久磁石12と可撓性部材13を兼用する可撓性磁石としてのゴム磁石14が、可撓性を維持した状態でそれぞれ接着により取り付けられている。つまり、ゴム磁石14は帯状に形成され、図3の(イ)に示すように、その幅方向の中央部のみが、接着材によってスペーサ10に接着されていて、幅方向の両端部は、可撓性を維持するために非接着状態とされている。
【0026】
第1の実施形態による断熱パネルを使用して、重油貯蔵タンク1の周壁2と天井壁3を断熱構造とするには、断熱パネル本体9のゴム磁石14側の面を周壁2や天井壁3側に向けて押し付ける。
その際、図3に示すように、周壁2や天井壁3に鋼板8の溶接による凹凸があれば、その凸部を中心として断熱パネル本体9を前後左右などに適宜揺動させて押し付ける。すると、ゴム磁石14の幅方向両端部がスペーサ10に対して非接着状態で、ゴム磁石14による磁着部が断熱パネル本体9の裏面に対し遠近方向に移動自在であるため、たとえ凹凸があっても、図3の(ロ)に示すように、ゴム磁石14の幅方向両端部が、周壁2や天井壁3に対して確実に吸着して断熱パネル本体9を確実に保持することになる。
【0027】
このような作業を順次繰り返して、周壁2や天井壁3の全面に多数の断熱パネル本体9を取り付けるのであり、周壁2や天井壁3の端部においては、長方形の断熱パネル本体9を端部形状にあわせて切断するか、あるいは、予め端部用の断熱パネル本体9を準備しておいて取り付けるのである。
そして、断熱パネル本体9を取り付けた状態では、スペーサ10の介在によって、断熱パネル本体9の裏面と周壁2や天井壁3との間には、細長い多数の排水用空間15が形成され、さらに、各排水用空間15は、排水用連通空間11により互いに連通されることになるので、これら空間11,15を通して雨水などを確実に排水することができる。
なお、この第1の実施形態による断熱パネルを使用して、重油貯蔵タンク1の周壁2や天井壁3への取り付け強度を確認したところ、建築基準法に準ずる風荷重(60m/s)にも十分に耐え得ることが判明した。
【0028】
つぎに、第2〜第4の実施形態について説明するが、重複説明を避けるため、先の実施形態で説明した構成や同じ作用を有する構成については、同じ符号を付すことで説明を省略し、主として先の実施形態と異なる構成についてのみ説明する。
【0029】
第2の実施形態では、図4および図5に示すように、スペーサ10が、先の実施形態のような長尺状ではなく、比較的小さなブロック状に形成されて、そのブロック状のスペーサ10が、断熱パネル本体9の裏面に一定間隔置きに多数配設されて接着されている。
そして、そのブロック状のスペーサ10には、例えば、可撓性を備え、かつ、適度な剛性を備えた合成樹脂や繊維などからなる十字状の可撓性部材13が、図5の(イ)に示すように、その中心部分のみ接着により取り付けられていて、十字状可撓性部材13の4つの先端部分に永久磁石12が取り付けられ、必要によっては、十字状可撓性部材13の中心部分にも永久磁石12が取り付けられている。
【0030】
第2の実施形態による断熱パネルによれば、可撓性部材13の介在によって、その可撓性部材13の先端部分に取り付けられた4つの永久磁石12の磁着部が、断熱パネル本体9の裏面に対し遠近方向に移動自在となるため、図5に示すように、周壁2や天井壁3に鋼板8の溶接による凹凸があっても、図5の(ロ)に示すように、可撓性部材13の先端部分に位置する4つの永久磁石12が、周壁2や天井壁3に対して確実に吸着して断熱パネル本体9を確実に保持することになる。
そして、周壁2や天井壁3の全面に断熱パネル本体9を取り付けた状態では、多数のブロック状スペーサ10の介在によって、断熱パネル本体9の裏面と周壁2や天井壁3との間には、網目状の排水用空間15が形成されるので、雨水などを確実に排水することができる。
【0031】
なお、この第2の実施形態では、可撓性部材13を十字状にした例を示したが、可撓性部材13の形状については種々の変更が可能である。
例えば、可撓性部材13を円形や矩形などの各種形状にして、その中心部分のみをスペーサ10に取り付け、その周囲に複数の永久磁石12を取り付けて実施することもできる。
また、この第2の実施形態において、可撓性部材13と永久磁石12に代えて、第1の実施形態で説明したゴム磁石14を使用して、そのゴム磁石14を十字状、円形、あるいは、矩形などの各種形状にし、その中心部分のみをスペーサ10に取り付けて実施することもできる。
【0032】
第3の実施形態では、図6に示すように、ゴムや合成樹脂などのような軟らかくて弾性変形自在で、更に好ましくは、不燃性または準不燃性で、かつ、非吸水性を有する材料からなるブロック状の弾性部材16が、断熱パネル本体9の裏面に一定間隔置きに多数配設されて接着されて、各ブロック状の弾性部材16に永久磁石12が取り付けられている。
【0033】
第3の実施形態による断熱パネルによれば、弾性変形自在な弾性部材16の介在によって、永久磁石12の磁着部が、断熱パネル本体9の裏面に対し遠近方向に移動自在となり、周壁2や天井壁3に鋼板8の溶接による凹凸がある場合、その凸部を中心として断熱パネル本体9を前後左右などに適宜揺動させて押し付けることにより、各弾性部材16に取り付けられた永久磁石12が、周壁2や天井壁3に対して確実に吸着して断熱パネル本体9を確実に保持することになる。
そして、断熱パネル本体9を取り付けた状態では、多数のブロック状弾性部材16が、先の実施形態におけるスペーサ10の機能も兼用して、断熱パネル本体9の裏面と周壁2や天井壁3との間に網目状の排水用空間15を形成することになる。
【0034】
なお、この第3の実施形態では、弾性変形自在な弾性部材16としてゴムや合成樹脂などからなるブロック状のものを示したが、金属製のコイルスプリングを弾性部材16として使用することもできる。
【0035】
第4の実施形態では、図7に示すように、例えば、円形の開口17aを有する合成樹脂製の円筒状の筒体17が、断熱パネル本体9の裏面に一定間隔置きに多数配設されて接着され、各筒体17には、フランジ18aを一体的に有する合成樹脂製の円柱状の移動部材18が抜き差し自在に収納保持されていて、各移動部材18の先端部に永久磁石12が取り付けられている。
【0036】
第4の実施形態による断熱パネルによれば、筒体17と移動部材18の介在によって、永久磁石12の磁着部が、断熱パネル本体9の裏面に対し遠近方向に移動自在となるため、周壁2や天井壁3に鋼板8の溶接による凹凸があっても、各移動部材18の先端部に取り付けられた永久磁石12が、周壁2や天井壁3に対して確実に吸着して断熱パネル本体9を保持し、断熱パネル本体9を取り付けた状態では、多数の筒体17が、先の実施形態におけるスペーサ10の機能を兼用して、断熱パネル本体9の裏面と周壁2や天井壁3との間に網目状の排水用空間15を形成することになる。
【0037】
なお、この第4の実施形態では、筒体17を円筒状とし移動部材18を円柱状に形成した例を示したが、筒体17を角筒状とし移動部材18を角柱状とするなど、筒体17と移動部材18の形状については種々の変更が可能であり、また、移動部材18の先端部に永久磁石12を取り付けるのではなく、移動部材18そのものを永久磁石12で形成することもできる。
【0038】
また、これまでの実施形態では、貯留設備の一例として重油貯蔵タンク1を示し、その周壁2と天井壁3に断熱パネル本体9を取り付けた例を示したが、重油以外の各種液体をはじめとして、各種の気体などを貯留する種々の貯留設備にも適用することができる。
そして、その貯留設備の周壁2や天井壁3などが、例えば、ステンレスのような非磁性体で構成されていても、周壁2や天井壁3の全面あるいは必要箇所に鋼板のような磁性体を貼着し、その磁性体に永久磁石12やゴム磁石14を吸着させて断熱パネル本体9を保持させることもでき、したがって、非磁性体からなる貯留設備に対しても適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】重油貯蔵タンクの概略断面図
【図2】第1の実施形態による断熱パネルの斜視図
【図3】第1の実施形態による断熱パネルと断熱構造の要部断面図
【図4】第2の実施形態による断熱パネルの斜視図
【図5】第2の実施形態による断熱パネルと断熱構造の要部断面図
【図6】第3の実施形態による断熱パネルと断熱構造の要部断面図
【図7】第4の実施形態による断熱パネルと断熱構造の要部断面図
【符号の説明】
1 貯留設備
2,3 貯留設備の外面
9 断熱パネル本体
10 スペーサ
12 永久磁石
13 可撓性部材
14 可撓性磁石
15 排水用空間
16 弾性部材
Claims (9)
- 硬質の断熱パネル本体が、その断熱パネル本体の裏面側に設けられた永久磁石によって貯留設備の外面に吸着されている貯留設備の断熱構造であって、
前記永久磁石による磁着部が、前記断熱パネル本体の裏面に対し遠近方向に移動自在に取り付けられて前記貯留設備の外面に吸着されている貯留設備の断熱構造。 - 前記永久磁石が、前記断熱パネル本体に可撓性を備えた可撓性部材を介して取り付けられている請求項1に記載の貯留設備の断熱構造。
- 前記永久磁石と可撓性部材が、可撓性磁石により一体的に形成されている請求項2に記載の貯留設備の断熱構造。
- 前記永久磁石が、前記断熱パネル本体との間にスペーサを介在させて取り付けられて、前記断熱パネル本体の裏面と前記貯留設備の外面との間に排水用空間が形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の貯留設備の断熱構造。
- 前記永久磁石が、前記断熱パネル本体に弾性変形自在な弾性部材を介して取り付けられている請求項1に記載の貯留設備の断熱構造。
- 硬質の断熱パネル本体が、その断熱パネル本体の裏面側に設けられた永久磁石によって貯留設備の外面に吸着可能に構成されている貯留設備用の断熱パネルであって、
前記永久磁石による磁着部が、前記断熱パネル本体の裏面に対し遠近方向に移動自在に取り付けられている貯留設備用の断熱パネル。 - 前記永久磁石が、前記断熱パネル本体に可撓性を備えた可撓性部材を介して取り付けられている請求項6に記載の貯留設備用の断熱パネル。
- 前記永久磁石と可撓性部材が、可撓性磁石により一体的に形成されている請求項7に記載の貯留設備用の断熱パネル。
- 前記可撓性磁石が帯状であり、その帯状の可撓性磁石が、幅方向の両端部を非接着状態として、幅方向の中央部が接着により前記断熱パネル本体に取り付けられている請求項8に記載の貯留設備用の断熱パネル。
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