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JP2004081694A - 挟着固定具 - Google Patents

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JP2004081694A
JP2004081694A JP2002249356A JP2002249356A JP2004081694A JP 2004081694 A JP2004081694 A JP 2004081694A JP 2002249356 A JP2002249356 A JP 2002249356A JP 2002249356 A JP2002249356 A JP 2002249356A JP 2004081694 A JP2004081694 A JP 2004081694A
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engaging
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elastic
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JP2002249356A
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Inventor
Kazuo Ida
井田 一夫
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YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
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Publication date
Application filed by YKK Corp filed Critical YKK Corp
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Abstract

【課題】簡単な構造であり、取扱性や信頼性に優れ、安心して使用できる安全な簡易係脱機構を備えており、しかも2部材のフランジ部同士を容易に且つ確実に挟持固定することができると共に、2部材のフランジ部同士の挟着状態を無理なく円滑に解除することができる安価で新規な挟着固定具を提供する。
【解決手段】一部に差込開口(22)を有するケーシング本体(20a)の一端部に第1クランプ部(21)を有する受体(20)、一部に差込部(32)を有する本体(30a)の一端部に第2クランプ部(31)を有する差込体(30)、受体(20)及び差込体(30)のロック状態を解除するキー部材(40)により構成される。ケーシング本体(20a)の内部で互いに係脱する係脱機構(23,33)を介して受体(20)及び差込体(30)を係合状態に維持することができるように構成され、キー部材(40)により係脱機構(23,33)を操作しない限りは、受体(20)及び差込体(30)のロック状態を解除できないように構成されている。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、それぞれがフランジ部を有する2部材を前記フランジ部を介して挟持固定する挟着固定具に係わり、特に、2部材を固定したのちは、特定のキー部材以外には、その固定を解除することができない挟着固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば宅配商品の保冷ボックスなどの胴体側フランジ部及び蓋体側フランジ部を連結するために南京錠が多用されている。かかる南京錠を使用して2部材のフランジ部相互を連結しようとする際には、2部材のフランジ部に形成された孔に南京錠の逆U字形金具を差し込み、南京錠の錠本体の上部端面に形成された孔に逆U字形金具を差し込んで施錠する。一方、2部材のフランジ部相互の挟着状態を解除しようとする際には、前記錠本体の下部端面に形成されたキー挿入開口にキー部材を差し込んで所定の方向に回動させることにより解錠する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、上記南京錠は錠本体の下部端面にキー孔を有している。かかる南京錠を解錠させる場合には、操作者の一方の手に把持した錠本体のキー孔に他方の手でキー部材を差し込み、所定の方向に回動させることにより解錠操作を行わざるを得ない。このため、保冷ボックスなどの胴体側フランジ部及び蓋体側フランジ部を連結固定するにあたり、その操作に手間がかかるばかりでなく、南京錠自体の構造のため、その取扱いが不便である。また、南京錠は高価である。従って、このような南京錠を使用せず、簡単な操作で固定が解除できる新規な施錠・解錠機構をもち、同時に合理的な価格の挟着固定具の開発が望まれていた。
【0004】
本発明は、かかる従来の課題を解消すべくなされたものであり、その具体的な目的は、簡単な構造であり、取扱性や信頼性に優れ、安心して使用できる安全な簡易係脱機構を備えており、しかも2部材のフランジ部同士を容易に且つ確実に連結固定することができると共に、2部材のフランジ部同士の挟着状態を無理なく円滑に解除することができる安価で新規な挟着固定具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
本件請求項1に係る発明は、それぞれがフランジ部を有する2部材の挟着固定具であって、受体と差込体とキー部材とを備え、前記受体は、一部に差込開口を有するケーシング本体と、同本体に形成された第1クランプ部とを有し、前記差込体は、一部に差込部を有する本体と、同本体に形成され、前記第1クランプ部と協働する第2クランプ部を有し、更に前記受体及び前記差込体の各本体は、ケーシング本体の内部で互いに係脱する係脱機構を有し、前記係脱機構は上記フランジ部に対する前記第1クランプ部及び前記第2クランプ部による挟着固定時にロックされる構成を有してなり、前記キー部材は、少なくとも前記係脱機構のロックを解除する解除機構を有してなることを特徴とする挟着固定具にある。
【0006】
本発明の挟着固定具は、一部に差込開口を有するケーシング本体に第1クランプ部を有する受体、一部に差込部を有する本体に第2クランプ部を有する差込体、前記受体と差込体とのロック状態を解除するキー部材の三部材により構成される。前記ケーシング本体の内部で互いに係脱する係脱機構を介して前記受体と差込体とのをロック状態に維持することができるように構成され、 前記キー部材により前記係脱機構を操作しない限りは、前記受体及び前記差し込体のロック状態を解除できないように構成されている。前記受体と差込体とのが係合状態にあるとき、前記受体の第1クランプ部と前記差込体の第2クランプ部とが2部材のフランジ部同士を挟み込んだ状態で強固に且つ確実に挟着固定する。
【0007】
前記受体と差込体とが係合状態にあるとき、前記係脱機構が前記ケーシング本体内に完全に隠蔽して外部に露呈しないように構成する。こうすることにより、不特定の取扱者による前記係脱機構の解除操作が行えないようになる。前記受体の第1クランプ部と前記差込体の第2クランプ部とが、前記フランジ部同士を挟み込んで固定する簡単な構造でありながら、挟着固定具の操作性が容易で、挟着固定時には両者がキー部材を使用しないかぎり離脱不能に一体化され、その使用時の安全性や信頼性等を著しく向上させることができる。
【0008】
請求項2に係る発明は、前記係脱機構が、前記受体又は前記差込体のいずれか一方に配され、差込体及び/又はキー部材の差込操作により弾性変形する弾性係合片と、前記受体又は前記差込体のいずれか他方に配され、前記弾性係合片に係脱する係合部とを有していることを特徴としている。
本発明に係る挟着固定具の主要な構成部品の一つである係脱機構は、前記受体の差込開口内へ前記差込体の差込部を差し込むと、前記係合部により前記弾性係合片を弾性変形させ、前記係合部が前記弾性係合片の先端係合部を通過すると同時に、同係合片を弾性復帰させ、前記係合部と前記弾性係合片とが自動的に係合される。この係合状態で、前記受体及び前記差込体を互いにロック状態に維持し、前記受体の第1クランプ部と前記差込体の第2クランプ部とが2部材のフランジ部同士を強力に挟着固定する。
【0009】
前記弾性係合片は、前記差込体及び/又はキー部材の差込操作により、それぞれが弾性変形する。キー部材の単なる差込操作により、前記係合部と前記弾性係合片との係合を外す方向に前記弾性係合片を独自に弾性変形させ、この弾性変形に基づいて前記受体及び前記差込体のロック状態が解除される。
【0010】
前記弾性係合片として、その形態、設置位置、設置個数等は特に限定されるものではない。前記弾性係合片は、その先端係合部を差込体の差込方向と同一側或いは反対側に向けた状態で張り出して配することができ、差込体の差込時及び/又はキー差込時に、その張り出し間隔を拡げ又は縮めるような弾性変形によって、その先端係合部に前記係合部を係合させることができる。また、前記弾性係合片の先端係合部としては、その弾性係合片の先端を係合面として使用することもできるし、或いは先端係合部の内側面又は外側面に係止爪を形成することもできる。
【0011】
一方、前記係合部は、前記弾性係合片を弾性変形させることができ、且つ前記弾性係合片の先端係合部に係脱する構造であればよく、その係合部の構造等は特に限定されるものではない。前記係合部として、例えば係合凹部や孔部等の段差を有する各種の構造が採用でき、或いは前記弾性係合片の先端係合部と同様に係合爪を形成することもできる。
【0012】
請求項3に係る発明は、前記係合部が、前記弾性係合片に摺接して同係合片を変形させる摺動部と前記弾性係合片に係合する係合段部とを有していることを特徴としている。
前記差込体は、上述のごとく、その係合部として、例えば係合凹部や孔部等の段差部を有する各種の構造を採用できるため、前記弾性係合片を弾性変形させる摺動部と前記弾性係合片に係合する係合段部とを有する簡単な構造とすることができるようになり、挟着固定具の小型化や薄型化を確実に実現できる。
【0013】
請求項4に係る発明は、前記ケーシング本体内に前記弾性係合片を有し、前記差込体の前記差込部に前記係合部を有してなり、前記キー部材は、キー差込時に独立して前記弾性係合片を弾性変形させて前記受体と前記差込体との係合を解除する解除部を有していることを特徴としている。
前記弾性係合片を前記差込体ではなく前記受体の前記ケーシング本体内に設けて、前記キー部材を前記受体内へ挿入しない限りは、上記係脱機構のロック状態が解除できないように構成されている。キー部材の前記解除部は前記弾性係合片を弾性変形できるように構成され、キー部材の差込時に、前記差込体の係合部と前記受体の弾性係合片とのロック状態を解除する。
【0014】
前記差込体の差込時に弾性変形する弾性係合片を前記差込体ではなく前記受体の前記ケーシング本体に設けているため、前記差込体の差込操作を安定して円滑に且つ容易に行うことができるようになり、前記差込体の係合部及び前記受体の弾性係合片を無理なく確実に係合させることができる。その結果、前記差込体の損傷や変形等を防止することができると共に、前記受体の弾性係合片のこじれや破損等をも防止することができる。前記差込体は単純な矩形板片に近い構造でよく、複雑な構造とする必要がなく、前記受体の小型化や薄型化を達成することができる。
【0015】
一方、前記キー部材の解除部は、前記係合部と前記弾性係合片とのロック状態を解除する場合に、前記差込体に対しては何らの力も作用させることなく前記弾性係合片を弾性変形させるためだけに独立して作用する。前記キー部材の解除部は、前記係合部と前記弾性係合片との係合を外す方向に弾性係合片を弾性変形させるが、その弾性変形時に差込体の干渉を全く受けることがなく、前記弾性係合片を弾力に抗して受体内で弾性変形させることかできる、例えば単なる板状の簡単な形状を採用することができる。
【0016】
前記キー部材による解除操作にあたっても、キー部材の強い押込力を必要とせず、円滑で且つ確実な操作が可能となる。すなわち、前記差込体の抜取時には、前記キー部材の解除部を前記差込開口から差し込み、前記差込体の差込方向と同一方向に向けて前記受体内へと押し込むだけで、前記弾性係合片を差込体とは独立して差込体の差込時の弾性変形と同じ方向に弾性変形させ、前記差込体の係合部と前記受体の弾性係合片とのロック状態を解除する。
【0017】
前記弾性係合片が前記キー部材により弾性変形され、前記係合部が前記弾性係合片から離れてロック状態を解除されると、前記差込体を前記受体内から自由に抜脱することができるようになる。このとき、前記キー部材の解除部は、前記受体の弾性係合片と係止することがなく、前記弾性係合片の弾性復帰を伴いながら自由に抜脱することができる。従って、前記キー部材を前記差込体とを独立させて前記受体の内部から外部へと円滑に且つ容易に抜き出すことができる。
【0018】
また、前記弾性係合片は、上述のごとく前記受体の前記ケーシング本体内に設けられるため、前記差込体と同様に、前記キー部材を比較的に小さい押込力で円滑に且つ容易に押し込むことができるようになり、前記キー部材のこじれや破損等が発生することもない。従って、前記キー部材も差込体と同様に偏平に形成することができるようになるため、挟着固定具の小型化や薄型化を達成することができる。
【0019】
請求項5に係る発明は、前記差込部が前記係合部を有するとともに、同係合部の先端部に、差込体の抜脱時に前記弾性係合片と係合して前記差込体の抜脱を阻止する第2の係合部を更に有していることを特徴としている。
【0020】
前記キー部材を前記受体のケーシング本体内に差込むと、前記キー部材の解除部により差込体の差込時と同一方向に前記弾性係合片を弾性変形させ、前記差込体の係合部と前記受体の弾性係合片とのロック状態が解除される。この状態を維持したまま、前記差込体及びキー部材の双方を一緒に前記ケーシング本体内から抜き出していくと、前記差込体及びキー部材が同時に前記ケーシング本体内を抜脱方向に向けて移動する。本発明にあっては、差込体の先端に第2の係合部を有しているため、キー部材により係合が解除された状態で、前記係合部が前記弾性係合片の先端係合部を通過すると、弾性係合片が弾性復帰して前記差込部の第2係合部に再び係合する。従って、差込体と共に前記キー部材を前記ケーシング本体から抜き出そうとしても、その途中で差込体が前記第2係合部を介して弾性係合片と係合するため、それ以上は抜取方向への移動が阻止されることになり、前記差込体の抜脱が自動的に阻止される。
【0021】
前記差込体の第2係合部と受体の弾性係合片とが係合状態にあるとき、上記第1及び第2クランプ部同士による2部材の挟着固定は解除されるとともに、差込体と受体とを連結したまま、本発明に係る挟着固定具を2部材から分離させることができる。その結果、前記差込体及び受体を連結したまま保管もできるため、挟着固定具の不使用時における前記差込体及び/又は受体の紛失を防止することができる。このとき、独立してキー部材だけを前記ケーシング本体から抜き出すことができる。
【0022】
請求項6に係る発明は、前記キー部材の前記解除部の先端部に、差込体の抜脱時に前記第2係合部と前記弾性係合片との係合を許容する非解除部を有していることを特徴としている。
この発明にあっては、キー部材の解除部先端に非解除部を形成しているため、上記請求項5に係る発明のごとくキー部材による係合が解除された状態で、前記差込体と共にキー部材を上記ケーシング本体内から抜き出していくと、差込体の上記係合部が前記弾性係合片の先端係合部を通過すると同時に、前記弾性係合片が前記キー部材の前記非解除部により開放されて弾性復帰し、差込体の前記第2係合部に再び係合することができる。
【0023】
請求項7に係る発明は、前記キー部材が受体の差込限位置にあるとき、前記差込体及び前記キー部材が互いに係着する係着機構を有していることを特徴としている。
前記差込体の抜脱時に、前記キー部材を前記受体のケーシング本体内の差込限位置まで挿入することにより、上述のとおり前記受体の弾性係合片を弾性変形させて前記差込体の係合部とのロック状態を解除する。このとき同時に、前記差込体及びキー部材は係着機構により互いが係着される。前記差込体及びキー部材の係着状態を保持したまま、キー部材を前記ケーシング本体内から抜き出していくと、前記差込体がキー部材に伴われて同時に抜き出される。
【0024】
前記係合部が前記弾性係合片の先端係合部を通過すると、上述のように前記弾性係合片が差込体の前記第2係合部に再び係合するため、差込体及びキー部材を一緒にケーシング本体から抜き出そうとしても、差込体の抜脱が自動的に阻止される。このとき、前記差込体に係着された状態にあるキー部材は、独立してキー部材だけを弾性変形させることにより、その係着を外すことができる。従って、前記キー部材の抜き忘れを完全に防止することができる。
【0025】
前記係着機構は、例えば前記差込体及びキー部材のいずれか一方に形成された係合部と、前記差込体及びキー部材のいずれか他方に形成された被係合部とにより構成することができる。前記係合部として、例えば弾性舌片等を採用することができる。前記被係合部としては、前記係合部に係合する切欠きや係合凹部、孔部等が採用できる。なお、前記キー部材自体が弾性構造を有する場合には、前記係合部を剛性のある単なる突部のような構造、形態に形成することもできる。
【0026】
請求項8に係る発明は、前記受体が、上記差込開口とは反対側の端部に閉鎖板を有し、前記キー部材の解除部が前記キー部材の中間位置に形成され、そのキー操作側端部に連続して更に第2の非解除部を有してなり、前記キー部材の解除部が前記弾性係合片及び上記係合部の係合解除位置にあるとき、同キー部材の先端が受体の前記閉鎖板と当接されることを特徴としている。
【0027】
前記キー部材の先端が前記受体の差込限位置にある第1段階では、キー部材により受体と差込体との係合を解除し、第2段階ではキー部材を更に差し込んで前記キー部材と共に前記受体を前記差込体に沿って抜脱することにより上記第1及び第2クランプ部による2部材のフランジ同士の挟着固定を解除している。このため、この発明は、請求項6に係る発明のごとき係着機構を必要としない。
【0028】
いま、前記キー部材を上記ケーシング本体の差込開口から差し込み、同ケーシング本体内へと押し込んでいくと、キー部材の先端が受体の前記閉鎖板に当接する。このとき、キー部材の解除部は前記弾性係合片及び前記係合部の係合解除位置にあるため、前記弾性係合片が前記解除部により弾性変形され、前記係合部と前記弾性係合片とのロック状態が解除される。この状態を維持したまま、前記キー部材を前記ケーシング本体内に更に差し込んでいくと、キー部材と共に前記受体が前記差込体の差込部に沿って移動する。
【0029】
前記キー部材の解除部は前記キー部材の中間位置に形成され、そのキー部材のキー操作側端部に連続する第2の非解除部を有しているため、前記解除部が前記弾性係合片の先端係合部を通過すると、前記弾性係合片の弾性変形が前記第2非解除部により開放されて弾性復帰し、同弾性係合片が前記第2係合部に再び係合する。それと同時に、前記キー部材の、例えば頭部が前記差込開口の周端面に当接する。従って、前記キー部材及び前記受体のそれ以上の移動が自動的に阻止される。
【0030】
このように、前記差込体の第2係合部と受体の弾性係合片とが係合状態にあるとき、上記第1及び第2クランプ部同士による2部材の挟着固定が解除されるとともに、差込体、受体及びキー部材を連結したまま、上記挟着固定具を2部材から分離させることができる。その結果、前記差込体は、受体だけではなくキー部材をも連結したまま保管できるため、挟着固定具の不使用時において前記差込体、受体及びキー部材からなる全ての構成部品が分解することによる紛失を防止することができる。
【0031】
請求項9に係る発明は、前記差込開口が、前記差込体とキー部材との共通の挿脱開口部であることを特徴としている。
前記受体の一端部に差込開口を形成することにより、同差込開口を前記差込体及びキー部材における共通の挿脱開口部としている。前記キー部材を前記差込体の差込方向と同一方向に向けて前記受体の前記差込開口から内部へ挿入しない限りは、前記受体と差込体とのロック状態を解除できないように構成されている。前記受体は、その差込開口を介して前記差込体及びキー部材を収容するに十分な形成空間を確保しており、前記差込体の差込部を前記受体のケーシング本体内に円滑に且つ効率よく挿入することができるとともに、差込体の差込時にも前記キー部材を同差込開口から簡単に且つ的確に抜脱することができる。
【0032】
差込体やキー部材を同じ差込開口を介して前記受体内に挿脱することができるため、左右の手を使い分けて受体に対する差込体やキー部材の挿脱操作をする必要がない。このように、前記差込体及び前記キー部材が前記差込開口を同一方向に差込みし得るように構成されているため、挟着固定具としての操作性を著しく向上させることができるようになる。また、前記キー部材は前記差込開口を介して前記差込体と同一方向に差込むことができるため、前記キー部材の抜き忘れを未然に防止することができる。
【0033】
請求項10に係る発明は、前記受体のケーシング本体の一部に、前記差込開口とは別にキー差込開口を有していることを特徴としている。
本発明では、前記キー部材を前記受体の差込開口とは独立して設けられたキー差込開口へ挿入しない限りは、前記受体と差込体とのロック状態を解除できないように構成されている。前記受体のケーシング本体の一部に前記差込開口とは別にキー差込開口が独立して設けるとき、前記差込体の係合部と前記受体の弾性係合片とのロック状態を解除する方向に弾性係合片を弾性変形させるが、その弾性変形時に差込体の干渉を全く受けることがないように構成することができる。また、前記差込体の抜脱時に、前記キー部材を差込体の差込開口とは異なる位置から前記受体のケーシング本体内へ挿入することできるようになるため、2部材の挟着固定操作及びその離脱操作が容易となる。
【0034】
請求項11に係る発明は、前記キー部材の上記解除部が、前記キー部材の差込みに伴い、前記弾性係合片をその係合を解除する方向に弾性変形させる第1案内面と、前記差込体の差込部を抜脱方向に向けて移動させる第2案内面を有していることを特徴としている。
前記受体と差込体とのロック状態を解除すべく前記キー部材を上記差込開口とは独立して設けられたキー差込開口に差込むと、前記キー部材の解除部の第1案内面により前記弾性係合片の係合を解除する方向に前記弾性係合片を弾性変形させ、前記キー部材の差込に伴い、前記キー部材の解除部の第2案内面により前記差込体の差込部を抜脱方向に向けて移動させる。前記差込体の差込部が抜脱方向に移動した状態で前記差込体の係合部と前記受体の弾性係合片との係合が解除される。
【0035】
請求項12に係る発明は、前記係脱機構が、回動部材と、受体のケーシング本体に配され、前記回動部材の一部と係脱する係脱部と、前記差込体の差込部に配され、前記回動部材の他部を回動可能に支持する回動支持部とを備え、前記回動部材が、前記受体と差込体との内部で回動可能とされ、前記キー部材が、前記回動部材のロック方向又はロック解除方向の双方向を選択して回動操作可能な回動手段を有していることを特徴としている。
本発明に係る係脱機構の他の特徴部の一つとして、前記受体及び前記差込体を係合・解除するためにキー部材による回動操作により回動する回動部材が使われる。この回動部材は、前記受体のケーシング本体に配された係脱部と前記差込体の差込部に配された回動支持部とに回動可能に支持されている。
【0036】
この発明による係脱機構は、キー部材で前記回動部材を回動させることにより前記受体及び前記差込体をロック状態に維持することができるように構成され、 前記回動部材に対して前記キー部材による回動操作を行わない限りは、前記受体及び前記差込体のロック状態を解除できないように構成されている。
【0037】
前記回動手段は、前記キー部材の回動操作により前記回動部材をロック方向又はロック解除方向の双方向に回動可能な構成を有していればよく、その構造等は特に限定されるものではない。前記回動手段として、例えば前記回動部材に形成された回動操作用孔に前記キー部材の差込側端部に形成された操作杆を差込むことにより、前記回動部材のロック方向又はロック解除方向に回動操作可能な簡単な構造を採用することができる。
【0038】
前記キー部材を操作して、回動部材を前記受体及び前記差込体のロック方向や前記受体及び前記差込体のロック状態を解除する方向の双方向を選択して回動させるだけで、前記受体及び前記差込体の係脱が容易に且つ確実になされる簡単な係脱構造が得られる。前記回動部材を介して前記受体及び前記差込体の係脱が円滑に且つ確実になされる簡単な係脱構造でありながら、前記受体の第1クランプ部と前記差込体の第2クランプ部とが2部材のフランジ部同士を強固に且つ確実に挟着固定することができる。
【0039】
請求項13に係る発明は、前記受体の第1クランプ部及び前記差込体の第2クランプ部が、上記物品の各フランジと係脱するクランプ部係脱手段を有していることを特徴としている。
物品の胴側フランジ及び蓋体側フランジを介して互いに係脱するクランプ部係脱手段として、前記受体の第1クランプ部と前記差込体の第2クランプ部とが前記フランジ部同士を挟着固定することができ、且つ各クランプ部を容易に係脱できる構造であればよく、その係脱構造は特に限定されるものではない。
【0040】
その係脱構造として、請求項14のごとく前記クランプ部係脱手段が、一方のクランプ部又はフランジに形成された係合凹部や孔部等の嵌入部と他方のクランプ部又はフランジに形成された突部とからなる簡単な構造を採用することができる。前記クランプ部係脱手段を備えることにより、2部材のフランジ部に対して前記受体の第1クランプ部と前記差込体の第2クランプ部との位置決め操作を容易に且つ確実に行うことができるようになり、2部材のフランジ部同士を安定して強固に挟着固定することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。
図1〜図5は本発明の代表的な第1実施形態を示している。図1は同挟着固定具を構成する部品の分離した状態を示す斜視図、図2は同挟着固定具の一部を構成する受体の要部を縦方向に切り欠いて示す要部縦断面図、図3は図2のIII −III 線の矢視断面図、図4は同差込体の正面図、図5は図4のV−V線の矢視断面図である。
【0042】
図1に示す挟着固定具10は、第1クランプ部21を有する受体20と、第2クランプ部31を有する差込体30と、受体20と差込体30とのロック状態を解除するキー部材40との三部材を備えている。この挟着固定具10は、受体20のケーシング本体20aの一端部に差込開口22が形成されており、この差込開口22が差込体30及びキー部材40の共通の挿脱開口部を構成する。前記受体20、前記差込体30、前記キー部材40の三部材には、それぞれポリアミド、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリブチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂や耐摩耗性強化材を添加した熱可塑性樹脂材料などが使用され、射出成形により製造される。
【0043】
前記ケーシング本体20aの内壁面の側壁部には、図2及び図3に示すように、差込体30の差込時とキー部材40の差込時とにそれぞれ弾性変形する一対の弾性係合片23が一体に成形されている。前記差込体30は、図4及び図5に示すように全体の縦断面が略逆L字状を呈しており、その差込部32の差込端部に前記弾性係合片23と係脱する係合部33を有している。前記弾性係合片23及び前記係合部33が、受体20及び差込体30を互いに係脱する係脱機構を構成しており、図6に示すように、前記ケーシング本体20a内で受体20及び差込体30が係合してロック状態を維持する。前記弾性係合片23及び前記係合部33が係合した状態にあるとき、受体20の上記第1クランプ部21と差込体30の上記第2クランプ部31とは、図7に示すように、それぞれが容器本体と蓋体などからなる2部材のフランジ部101,102をクッション材103等を介して互いに強固に且つ確実に挟着固定する。
【0044】
前記キー部材40の差込側端部は、差込体30と同じ差込開口22を介して前記ケーシング本体20a内に差込むことにより、前記弾性係合片23を弾性変形させて受体20と差込体30との係合状態を解除する解除部42を有している。前記係脱機構23,33は、キー部材40を前記差込開口22から受体20内に挿入しない限りは、受体20と差込体30との係合(ロック)状態が解除できないように構成されている。
【0045】
前記受体20は、図1〜図3に示すように、前記2部材のフランジ部100,101の挟着方向に差込開口22を有するケーシング本体20aと、同ケーシング本体20aの前面に向けて突出する第1クランプ部21とにより構成されている。前記ケーシング本体20aは前後に偏平な直方体形をなしており、前記第2クランプ部21は、ケーシング本体20aの左右寸法と同一寸法をもつブロック体により構成されている。その上部前端縁には、左右両側端縁まで延びる直線状のフック部21aが前記2部材の一方のフランジ部と係止可能な高さをもって突設されている。
【0046】
前記ケーシング本体20aの開口周辺部にあって前記第1クランプ部21とは反対側(以下、後部側という。)の左右両側の隅角部には、キー部材40の挿脱案内部の一部を構成する一対のL字状屈曲片20b,20bが上方に突設されている。同屈曲片20bの頂点は、受体20と差込体30の係合時に差込体30の前記第2クランプ部31の上面と同一高さをもって配されている。
【0047】
前記ケーシング本体20aの差込開口側とは反対側である底部は、その左右の一部を欠落させた閉鎖板20cをもって中央部が閉塞されている。同閉鎖板20cは、差込体30及びキー40の差込時に、前記差込体30の差込部32やキー部材40の解除部42が必要以上に差込まれるのを阻止する差込阻止部としての機能をもっている。前記ケーシング本体20aの後部側の内壁面には、差込体30の挿脱案内部を構成するガイドリブ20dが前記閉鎖板20cから差込開口端縁にわたり直線状に延設されている。
【0048】
前記受体20の左右内壁面の一部には、図2及び図3に示すように、それぞれの弾性係合片23が奥に向けて互いに接近するように、前記差込体30の差込方向と同一方向に張り出させて一体に形成されている。この左右一対の弾性係合片23は、差込体30の差込時とキー40の差込時に、それぞれ外方に拡開して弾性変形して係合を解除する。同弾性係合片23は細長い板片から構成されている。
【0049】
この弾性係合片23の先端面は内側に下り傾斜するテーパ面により係合面を形成しており、その先端係合面と上記閉鎖板20cとの間には所要の間隔がおかれ、前記差込体30の係合部33が係合するための係合空間部を形成している。この弾性係合片23を、差込体30に形成せずにケーシング本体20aの内部に設けている。このため、差込体30の差込部32が円滑に案内され且つその差込み操作を容易に行うことができとともに、差込体30の係合部33と弾性係合片23の先端係合面とを無理なく確実に係脱できる。その結果、差込体30の損傷や変形等を防止することができ、弾性係合片23のこじれや破損等を防止することができる。
【0050】
前記受体20の内部には、前記差込開口22を介して差込体30を収容するとともに、キー部材40を収容するに十分な空間部24が形成されている。この空間部24を十分に確保することにより、差込体30を受体20の内部に円滑に差込むことができるようにするとともに、差込体30が差込状態にあるときにも、キー部材40を前記差込開口22を介して受体20内から簡単に且つ的確に抜脱することができるようにしている。このため、挟着固定具10としての操作性を著しく向上させることができる。
【0051】
一方、前記差込体30は、図1、図4及び図5に示すように、本体30aの一部に矩形板状をなす差込部32を有するとともに、前記本体30aの一端縁に前記差込部32とは直角に屈曲して延在する矩形板状の第2クランプ部31を有している。同第2クランプ部31は、前記受体20の第1クランプ部21の左右長さと同じ寸法に設定されるとともに、受体20の差込開口22とほぼ同一の幅をもつ前記差込部32の左右の寸法よりも長く設定されている。
【0052】
前記差込体本体30aの上端部には、前記第2クランプ部31の後側左右端縁から前記差込部32の左右端縁の一部にわたり形成された左右一対の矩形ブロック部34,34が前記第2クランプ部31の上部と面一に形成されている。同矩形ブロック部34の相対する上部内側面には、差込体30とキー部材40が互いに係止する係着機構の一部を構成する一対の小突起部35,35が形成されている。前記矩形ブロック部34は、差込体30の差込限位置で前記ケーシング本体20aの開口周辺部の隅角部に突出された上記屈曲片20b間に嵌着するとともに、前記第2クランプ部31の後部端面が前記屈曲片20bの前側端縁に当接した状態で前記ケーシング本体20aの差込開口22の一部を閉塞する。
【0053】
前記差込体30の差込部32は、受体20の上記ガイドリブ20dに対応する位置に直線状のガイド溝32aを有している。同ガイド溝32aは、差込体30の差込時に前記差込開口22から差込体30の差込限位置に向けて前記ガイドリブ20dを誘導案内する。差込体30のガイド溝32aとは反対側の差込側端部の表面には、キー誤挿入防止用の二条の直線状突条部32bが前記矩形ブロック部34と同じ高さをもって挿脱方向に延設されている。更に、前記差込部32の差込側端部の両側端縁には、前記弾性係合片23に係脱する一対の係合部33,33を有している。この係合部33は、前記弾性係合片23に当接して外方に弾性変形させる摺動面33aと、前記弾性係合片23が弾性復帰して係合する係合切欠き段部33bとを有している。左右一対の前記摺動面33a間の寸法は差込体30の差込部32の幅寸法と同一である。
【0054】
更に、本実施形態にあっては、前記係合部33の更に先端部には、差込体30の抜脱時に前記弾性係合片23に係合して差込体30の抜脱を阻止する第2の係合部36が形成されている。同第2係合部36は、前記係合部33と同様に、前記弾性係合片23に当接して外方に弾性変形させる摺動面36aと前記弾性係合片23に係合する係合段部36bとを有している。
【0055】
図6は前記受体20と差込体30が係合したときの要部を内部構造を示す縦断面図、図7は図6のVII −VII 線の矢視断面図である。これらの図において、仮想線で示す部分は冷凍ボックス100の容器側フランジ101及び蓋体側フランジ102を示しており、前記受体20の第1クランプ部21と差込体30の第2クランプ部31が前記2部材を挟着固定した状態を示している。
【0056】
前記受体20と差込体30を係合してロック状態におくにあたっては、先ず、差込体30の差込部32を受体20の差込開口22から差し込む。いま、差込体30を受体20の内部に差込むと、差込体30の差込みに伴い、前記差込体30の係合部33の摺動面33aが前記弾性係合片23を拡開方向に弾性変形しながら摺動し、前記摺動面33aが前記弾性係合片23の先端係合面を通過すると同時に、前記弾性係合片23を縮小方向に弾性復帰させ、前記係合部33の係合切欠き段部33bに弾性係合片23が係合する。この係合状態では、前記弾性係合片23及び係合部33は、前記ケーシング本体20a内に完全に収容された状態で隠蔽される。前記差込体30と前記受体20とが係合状態にあるとき、上記第1及び第2クランプ部21,31同士が容器側フランジ101と蓋体側フランジ102とを挟着固定する。
【0057】
上記キー部材40は、図1に示すように、長尺状の短冊状板材により構成されている。前記キー部材40の一端側は環状の把手部41を有するとともに、その他端側に矩形の解除部42を有している。同解除部42の幅寸法は、差込体30の上記矩形ブロック部34の内壁面間と略同一寸法に設定されており、キー差込時に矩形ブロック部34に案内されて、差込体30と干渉することなく独立して差し込まれ、前記弾性係合片23を拡開方向に弾性変形させて、前記受体20と差込体30の係合を解除する。前記解除部42の先端部には、差込体30の抜脱時に差込部先端側の上記第2係合部36と前記弾性係合片23との係合を許容する非解除部である欠落部42aが形成されている。同欠落部42aは、前記解除部42の直線状の案内面から内方に向かい段差をもって形成されている。
【0058】
図示例によれば、前記差込体30と受体20が係合状態にあるとき、前記ケーシング本体20aのクランプ側とは反対側の内壁面と、前記差込部32の差込面と、矩形ブロック部34の相対する内側面とにより囲まれる空間が、キー部材40を挿脱案内するキー差込空間部となる。このキー差込空間部を備えることにより、前記受体20の弾性係合片23に向けてキー部材40を直線的に挿脱案内するとともに、キー部材40を上下方向に撓曲させることなく円滑に挿脱案内することができる。
【0059】
キー部材40の前記解除部42の左右端縁には、U字状切欠部42bが形成されている。同U字状切欠部42bは、前記差込体30をキー部材40と同時に受体20の内部から抜脱すべく互いに係着する係着機構の一部を構成している。このU字状切欠部42bには、キー部材40が受体20の差込限位置にあるとき、差込体30の上記小突起部35が嵌入して係着される。
【0060】
本実施形態では、前記係着機構は、キー部材40のU字状切欠部42bと差込体30の小突起部35とにより構成されるが、本発明は図示例に限定されるものではなく、差込体及びキー部材のいずれか一方に形成された係着部と、前記差込体及びキー部材のいずれか他方に形成された被係着部とにより構成することができる。前記係着部として、例えば弾性舌片等を採用することができる。前記被係着部としては、前記係着部に係合する切欠きや係合凹部、孔部等が採用できる。なお、前記キー部材40自体が弾性構造を有する場合には、前記係着部を剛性のある突部に形成することもできる。また、前記係着機構の設置位置は、図示例に限定されるものではないことは勿論である。
【0061】
前記キー部材40の差込端部には、正規のキー部材以外によって挟着固定具を解除不能にすべくキー誤差込防止手段の一部を構成する嵌入部42cが形成されている。同嵌入部42cは、前記差込部32の差込側端部に形成された一対の上記突条部32bと対応する位置に形成された略U字状に切欠された一対の細長い切欠孔42d(図1参照)を有している。前記突条部32bと前記切欠孔42dとが相対的に嵌入不能な位置に配されている場合には、キー部材40を受体20の内部へ挿入したとき、差込体30と受体20との係合が解除可能な位置に到達する以前に、前記突条部32bが干渉してキー部材40の挿入を阻止することができる。従って、前記突条部32bと切欠孔42dとの形成位置がずれていると、正規のキー部材以外は係合を解除することができなくなり、不特定の取扱者による悪戯を防止することができる。
【0062】
キー部材40の解除部42は前記弾性係合片23の弾力に抗して受体20内で弾性変形させる簡単な構造でよく、単に偏平状の平板材により構成することができる。また、前記弾性係合片23は差込体30の肉厚よりも厚く形成しているため、弾性係合片23を弾性変形させるときに差込体30の干渉を全く受けることがなく、キー部材40に強い差込力を必要とせず円滑に且つ容易に差込むことができるようになり、キー部材40のこじれや破損等が発生することもない。更には、キー部材40を必要最小限の肉厚に形成することができるため、挟着固定具10の小型化や薄型化が達成できる。
【0063】
図8〜図10は受体20と差込体30の係合を解除する操作手順の説明図である。図8は受体20内にキー部材40を差込んだ状態にあるときの縦断面図であり、図9は差込体30とキー部材40を係着状態で抜き出すときの第1段階を示し、図10は図9の状態からキー部材40の係止を解除する操作を示している。
【0064】
前記受体20と差込体30の係合を解除するにあたっては、先ず、前記キー部材40の解除部42を受体20の差込開口22から差込体30の後面に沿って差し込む。いま、キー部材40を差込むと、前記解除部42が、差込体30の小突起部35に干渉されることなく受体20の弾性係合片23の内側面に沿って移動する。前記解除部42が移動するに従って、差込体30とは独立して弾性係合片23を差込体30の係合部33との係合を解除する拡開方向に弾性変形する。キー部材40がケーシング本体20a内の差込限位置まで挿入されると、前記係合部33が弾性係合片23から離れて係合状態が解除される。
【0065】
この解除時に、図8に示すように、差込体30及びキー部材40は係着機構35,42bにより互いに係着する。この係着状態を維持したまま、キー部材40をケーシング本体20a内から抜き出していくと、差込体30がキー部材40に伴われて、同時にケーシング本体20a内を抜脱方向に向けて移動する。このように、キー部材40は、上述のように差込開口22を介して差込体30と同一方向に差込むことができるとともに、キー部材40及び差込体30が一緒に受体20内から抜き出されるため、差込体30の抜き忘れを完全に防止することができる。
【0066】
このとき、本実施形態では、前記差込体40の係合部33の先端に前記第2係合部36を有するとともに、キー部材40の解除部先端に非解除部である欠落部42aを有しているため、キー部材40により受体20と差込体30との係合が解除された状態で、前記係合部33が前記弾性係合片23の先端係合面を通過したのちに、図9に示すように、前記弾性係合片23の弾性に抗した変形が前記欠落部42aにより弾性復帰し、差込体40の前記第2係合部36が弾性係合片23と2段階目の係合がなされる。
【0067】
従って、差込体30と一緒にキー部材40を前記ケーシング本体20aから抜き出そうとしても、その途中で差込体30が前記第2係合部36を介して弾性係合片23と係合することになる。この係合状態で、それ以上の抜取方向への移動が阻止されることになり、前記差込体30の抜脱が自動的に阻止される。このとき、差込体30と係着状態にあるキー部材40は、図10に示すように、差込体30とは独立してキー部材40だけを撓曲させるように弾性変形させれば、その係着を解除され、キー部材40のみを受体20から抜き出すことができる。
なお、キー部材40を受体20から抜き出すことなく、受体20へ差し込んだままにしておいてもよい。
【0068】
一方、前記差込体30の第2係合部36と前記受体20の弾性係合片23とが係合状態にあって、差込体30と受体20とが連結された状態にあっても、挟着固定具10を2部材のフランジ101,102から分離させることができ、上記第1及び第2クランプ部21,31による2部材のフランジ101,102同士の挟着固定も解除できるため、挟着固定具10を使用しないときにも差込体30及び/又は受体20の紛失が防止できる。
また、キー部材40を受体20から抜き出さない場合は、差込体30と、受体20とキー部材40とを分離させずに保管でき、各部品の紛失を防止できる。
【0069】
図11は前記受体20の第1クランプ部21及び差込体30の第2クランプ部31の変形例を示している。同図において、前記第1クランプ部21はケーシング本体20aの差込開口22の開口端部寄りから直交して延設されており、前記第1クランプ部21の上面には、上記フック部21aに代えて嵌入ピン20eが突設されている。一方の前記第2クランプ部31の対応位置には、前記嵌入ピン20eが嵌入する嵌入孔31aが形成されている。2部材の容器側フランジ101及び蓋体側フランジ102の対応位置にも、それぞれ前記嵌入ピン20eが挿通する孔101a,102aが形成されている。
【0070】
このようなクランプ部係脱手段を採用すると、容器側フランジ101及び蓋体側フランジ102はそれぞれ嵌入ピン20eを介して互いに横方向にずれることがなく、同時に前記第1及び第2クランプ部21,31が前記フランジ同士を強固に挟着固定され、且つ各クランプ部21,31を容易に係脱できる。各クランプ部21,31の形態は、2部材の各フランジ101,102の形態に応じて適宜設定することができる。例えば、上記変形例においては、受体の第1クランプ部21に嵌入孔を形成し、差込体の第2クランプ部31に嵌入孔に嵌入する嵌入ピンを突設してもよい。また、上述のようなクランプ部係脱手段を備えることにより、2部材に対して前記受体の第1クランプ部21と前記差込体の第2クランプ部31との位置決め操作を容易に且つ確実に行うことができるようになり、フランジ部同士を安定して強固に挟着固定することができる。
【0071】
次に、図12〜図15を参照しながら、本発明に係る挟着固定具10の第2の実施形態を説明する。図12は同挟着固定具10の分解斜視図、図13〜図15は同挟着固定具10の係脱機構の説明図である。なお、これらの図において上記第1実施形態と実質的に同じ部材には同一の部材名と符号とを付している。
【0072】
上記第1実施形態では、キー部材40により受体20と差込体30との係合を解除した状態で、キー部材40と共に差込体30を前記ケーシング本体20a内から引抜することによって前記受体20の第1クランプ部21と前記差込体の第2クランプ部31との係脱を解除していたものを、この第2実施形態に係る挟着固定具10は、第1段階では上記第1実施形態と同様にキー部材40により受体20と差込体30との係合を解除し、この状態を維持したまま、第2段階ではキー部材40を更に差し込んでキー部材40と一緒に受体20を差込体30に沿って抜脱することにより前記第1及び第2クランプ部21,31による2部材のフランジ101,102同士の挟着固定を解除している。このため、この第2実施形態の挟着固定具10は、図12に示すように上記係着機構35,42bを有していない。
【0073】
図示例によるキー部材40は、図13に示すように、その一端側に環状の把手部41を有するとともに、その他端側に解除部42を有している。前記把手部41の左右端縁は、内方に向かう段差をもって形成されている。この把手部41の幅寸法は、差込体30の矩形ブロック部34の内壁面間よりも大きく設定されており、キー差込時に前記矩形ブロック部34に当接固定されて、それ以上の差し込みが阻止される。前記解除部42は、前記把手部41の段差を介して直線状に延設されている。同解除部42の幅寸法は、前記矩形ブロック部34の内壁面間と略同一寸法に設定されており、キー差込時に前記矩形ブロック部34に案内されて差し込まれる。
【0074】
前記解除部42の中間位置には、第2の非解除部である欠落部42a−1が形成されるとともに、解除部42の先端部には、上記第1実施形態と同様に欠落部42aが形成されている。この第2欠落部42a−1は、前記欠落部42aと同様に解除部42の直線状の案内面から内方に傾斜する段差をもって形成されており、キー部材40の先端が受体20の閉鎖板20cに当接した状態で差込体30の係合部33と受体20の弾性係合片23との係合を解除する位置に配されるようにしている。
【0075】
いま、前記キー部材40を受体20の差込開口22aから差し込み、受体20のケーシング本体20a内へと押し込む。キー部材40を押し込む途中で、キー部材40の先端が受体20の閉鎖板20cに当接する。このとき、キー部材40の解除部42は、図13及び図14に示すように前記弾性係合片23と前記係合部33との係合解除位置にあり、前記弾性係合片23が前記解除部42により弾性変形され、前記係合部33と前記弾性係合片23との係合状態が解除される。この解除状態を維持したまま、キー部材40を更に差し込んでいくと、受体20がキー部材40と一緒に差込体30の差込部31の後面に沿って移動する。
【0076】
前記解除部42が前記弾性係合片23の先端係合部を通過すると、弾性係合片23の弾性変形が、図15に示すように前記第2非解除部42a−1により開放されて弾性復帰し、前記弾性係合片23が差込体30の第2係合部36に再び係合する。それと同時に、前記把手部41の段差が前記差込体30の矩形ブロック部34の上面に当接する。従って、キー部材40及び受体20の移動が自動的に阻止される。
【0077】
前記差込体30の第2係合部36と受体20の弾性係合片23とは係合状態にあり、上記第1及び第2クランプ部21,31同士による2部材の挟着固定が解除されるとともに、差込体30、受体20及びキー部材40を連結したまま、上記挟着固定具10を2部材のフランジ101,102から分離させる。その結果、差込体30、受体20やキー部材40を連結したまま保管もできるため、挟着固定具10の不使用時にも、差込体30、受体20やキー部材40からなる全ての構成部品が分離することはなく紛失を防止することができる。
【0078】
次に、図16〜図29を参照しながら、本発明に係る挟着固定具10の第3の実施形態を説明する。図16は同挟着固定具10の分解斜視図、図17〜図19は同挟着固定具10の受体20の断面図、図20〜図22は同差込体30の構造説明図、図23〜図25は同キー部材40の構造説明図、図26及び図27は同受体20と差込体30との係合状態を示す説明図、図28及び図29は同受体20と差込体30との係合解除機構の説明図である。なお、これらの図において上記第1実施形態と実質的に同じ部材には同一の部材名と符号とを付している。
【0079】
第3実施形態に係る挟着固定具10の特徴部は、受体20のケーシング本体20aに、差込開口22とは別にキー差込開口24を形成していること、前記受体20の内壁面の一部ではなく差込体30の一部に、差込体30の差込時とキー差込時にそれぞれ弾性変形する舌片状の弾性係合片23を有していること、及び前記受体20の内壁面の一部に前記弾性係合片23に係脱する係合部33を有していることである。
【0080】
この第3実施形態に係る挟着固定具10の主要な機構の一つである係脱機構は、上記第1実施形態と同様に、受体20の差込開口22内へ差込体30を差し込むことにより、上記係合部33と弾性係合片23とが自動的に係合するように構成されている。この係脱機構は、受体20と差込体30が係合状態にあるとき、前記受体20のケーシング本体22a内に完全に隠蔽して外部に露呈しないように構成され、キー部材40をキー差込開口24から受体20内に挿入しない限りは、受体20と差込体30との係合が解除できないようにされている。
【0081】
前記受体20は、図16〜図19に示すように、例えば容器の容器本体と蓋体の2部材の各フランジ面に沿う方向に形成された差込開口22を有する偏平なケーシング本体20aと、同ケーシング本体20aの後部端縁(図16の手前)から前記2部材の挟着方向に向けて延びるとともに、更にその下端から前記2部材の各フランジ部に沿って延設された全体に略L字型断面をもつ第1クランプ部21(図17参照)とにより構成されている。前記ケーシング本体20aの奥部側は、差込体30の差込方向に向けて漸次幅狭となるように形成されている。前記第1クランプ部21の先端縁には、上記第1実施形態と同様に左右両側端縁まで延びる直線状のフック部21aが挟着方向に向けて突設されている。
【0082】
前記差込開口22は、差込体30の差込部32を差込む幅広の第1開口部と同差込側端部の弾性係合片23を差込む幅狭の第2開口部とを段部を介して上下に連通して形成されている。前記ケーシング本体20aの後側側面(図16の手前側側面)には、前記差込開口22と同一平面上で直交して合流するキー差込開口24が形成されている。前記ケーシング本体20aの幅狭開口側の上部内壁面の一部には、前記弾性係合片23と係脱する係合部33が突設されている。同係合部33は、前記弾性係合片23に当接して内方に縮小して弾性変形させる傾斜摺動面33aと、この傾斜摺動面33aに終端に形成され弾性係合片23と係合する係合切欠き段部33bとを有している。
【0083】
前記ケーシング本体20aの係合部33に隣接する上部内壁面には、キー部材40の挿脱案内部を構成する3本の第1リブ20dが、前記キー差込開口端縁からケーシング本体20aの前側内壁面にわたり並列して延設されるとともに、同第1リブ20dに隣接して同第1リブ20dよりも高く突出する3本の第2リブ20fが同じ方向に向けて並列して延設されている。前記第1リブ20dは、キー部材40の差込空間を確保すべく前記係合部33よりも低く設定され、前記第2リブ20fは、それぞれ設定長さが異なり、差込体30の差込方向に向けて漸次長い寸法とされている。前記第2リブ20fは、キー部材40が必要以上に差込まれるのを阻止する差込阻止部としての機能をもっている。
【0084】
一方、前記差込体30は、図20〜図22に示すように、把手部30bの先端から延設された矩形板状をなす差込部32を有する本体30aと、前記差込部32と上記ケーシング本体20aの底部板厚とほぼ同一の大きな間隔をあけて、同じく把手部30bから同一方向に平行して延設された矩形板状の第2クランプ部31とを有している。前記第2クランプ部31は、前記差込部32よりも長く設定され、その先端部が差込方向に向けて漸次幅狭となるように形成され、前記ケーシング本体20aの外形に合致するテーパ形状を呈している。
【0085】
前記差込部32の差込側端部の中央には、差込部32の先端部を残して横U字状に切り欠かれた舌片状の弾性係合片23が一体に形成されている。この弾性係合片23は、上面が把手部30bに向かって上傾斜する傾斜面に形成され、差込体30の差込時とキー部材40の差込時に、それぞれ受体20の係合部33との係合を解除する方向に弾性変形する。同弾性係合片23の先端係合部には係合爪部23aを有している。
【0086】
一方、前記キー部材40は、図23〜図25に示すように、その一端側に矩形環状の把手部41を有するとともに、その他端側に板状の解除部42を有している。前記解除部42は、表側及び裏側が同様の構造からなり、幅方向の中心線L回りに表裏対称の第1及び第2解除部42a,42bを有している。このように解除部42が、その中心線回りに表裏対称の構造を有しているのは、キー部材40の差込操作時に表裏を確認せずに受体20に差し込んでも、前記中心線Lを挟んだ左右のいずれかが機能して、受体20と差込体30との係合を解除できるようにしているためである。上記第1及び第2解除部42a,42bは、それぞれ平面視で矩形の一角部を長辺及び短辺の各1/2の部分から切り落とした多角形状の凹陥面43を有している。この凹陥面43は、図25に示すように、前記中心線Lに関して表裏対称に偏位して配されている。
【0087】
各凹陥面43は第1案内面として機能し、この第1案内面43の傾斜部には、テーパ壁面44aと同テーパ壁面44aに続いて差込方向に直線的に延びる直線壁面44bとからなる第2案内面44を有している。
【0088】
前記第1案内面43には、ケーシング本体20aの上記第1ガイドリブ20dに沿って誘導案内される3個のスライド溝43bが形成されている。前記第1案内面43の先端部には、キー部材40の差込みに伴い、前記係合部32との係合を解除する方向に弾性係合片23を弾性変形させる先端テーパ面43aが形成されている。一方の前記第2案内面44のテーパ壁面44aは、前記差込部32の先端部を押付けて差込体30を抜脱方向に向けて移動させる。
【0089】
図26は、受体20及び差込体30が係合状態にあるときの縦断面図であり、図27は図26のXXVII −XXVII 線の矢視断面図である。
受体20及び差込体30を係合させるにあたっては、先ず、差込体30をキー差込開口22に差込む。いま、差込体30の差込部32を受体20の内部に差込むと、前記ケーシング本体20aに形成された係合部33の摺動面33aにて差込部32の弾性係合片23を弾性変形させ、同弾性係合片23の爪部23aが前記摺動面33aを乗り越えると同時に、同弾性係合片23は弾性復帰して、前記係合部33の係合切欠き段部33bと弾性係合片23とが自動的に係合される。この係合状態にあるとき、上記第1及び第2クランプ部21,31同士が容器本体と蓋体などの各フランジ部101,102を挟着固定する。
【0090】
図28は前記ケーシング本体20a内にキー部材40を差込んだ状態にあるときの縦断面図、図29は図28のXXIX−XXIX線の矢視断面図である。
図26に示す受体20と差込体30との係合状態を解除するにあたっては、先ず、キー部材40の解除部42を前記差込開口22とは独立して設けられたキー差込開口24に差し込む。いま、前記解除部42を差込体30の差込方向と直交する方向に向けてケーシング本体20a内へと差込むと、前記解除部42の第1案内面43が移動するに伴い、その先端テーパ面43aが弾性係合片23とケーシング本体20aとの間に形成され空間部に差し込まれ、弾性係合片23を前記係合部33との係合を解除する方向に弾性変形させる。
【0091】
さらにキー部材40を差し込むと、キー部材40の第1案内面43により差込体30の差込部32の全体を弾性係合片23と同じ方向に弾性変形させる。このとき同時に、前記解除部42の第2案内面44のテーパ壁面44aが前記差込部32に当接し、これを抜脱方向に移動させる。キー部材40がケーシング本体20a内の差込限位置まで差込まれると、前記差込部32の弾性係合片23が前記ケーシング本体20aの係合部33から離れて係合が解除される。この係合が解除されると同時に、差込部30が抜脱方向に向けて移動する。この係合が解除されると同時に、上記第1及び第2クランプ部21,31同士によるフランジ部101,102同士の挟着固定も解除される。
【0092】
このように、前記弾性係合片23及び前記係合部33の係合によるロック状態が解除されると、差込体30を受体20内から自由に抜脱することができる。このとき、キー部材40も差込体30とは独立してケーシング本体20aの内部から外部へと円滑に且つ容易に抜き出せる。
【0093】
なお、上記各実施形態では、前記受体20の内壁面の一部又は前記差込体30の差込部32の一部に、差込体30の差込時に又はキー部材40の差込時に、それぞれが弾性変形する弾性係合片23を配した構造例を挙げているが、この弾性係合片23の形態、設置位置、設置個数等は図示例に限定されるものではない。一方、前記弾性係合片23に係脱する前記係合部33にあっても、上記各図示例に限定されるものではなく、前記弾性係合片23を弾性変形させることができ、且つ前記弾性係合片23の先端係合部に係脱する構造であればよく、その係合部33の構造や形態等は特に限定されるものではない。前記係合部33としては、例えば弾性係合片23の先端係合部と同様に爪部を有する各種の構造を採用することができる。従って、前記受体20や前記差込体30は単純な矩形板片に近い構造でよく、複雑な構造に形成することがなくなり、挟着固定具10の小型化や薄型化が実現され、更にはその取扱性も容易である。
【0094】
次に、図30〜図41を参照しながら、本発明に係る挟着固定具10の第4実施形態を説明する。図30は同挟着固定具10の分解斜視図、図31は同回動部材を示す図、図32〜図34は同挟着固定具10を構成する受体20を示す図、図35〜図37は同差込体30を示す図、図38〜図40は同受体20と差込体30とのロック状態を説明するための説明図、図41は同受体20と差込体30とのロック状態の解除を説明するための説明図である。なお、これらの図において上記第1実施形態と実質的に同じ部材には同一の部材名と符号を付している。
【0095】
この第4実施形態にあっては、係脱機構の他の特徴部の一つとして、受体20と差込体30の係脱にキー部材40による回動操作により回動する回動部材50が使われている。この回動部材50は、受体20のケーシング本体20aに配された係脱部25と、差込体30の差込部32に配された回動支持部37との間で回動可能に支持される。この係脱機構は、キー部材40によって前記回動部材50を回動させることにより、受体20及び差込体30が係脱できるように構成され、 前記回動部材50に対するキー部材40による回動操作を行わない限りは、受体20と差込体30との係合を解除することができないように構成されている。
【0096】
前記回動部材50は、図30及び図31に示すとおり、軸部51の一端部に前記差込体30の回動支持部37に回動自在に係着支持される円柱状の第1係着部52を有し、軸部51の他端部に前記受体20の係脱部25に回動自在に係着支持される第2係着部53を有している。
【0097】
前記第1係着部52の外周面には、その軸線方向に延びて前記回動支持部37の一部に係合支持される複数の係合溝52aと、キー部材40の回動操作用の複数の操作溝52bとが形成されている。本実施形態では、前記係合溝52aは都合4本であり、周方向に90°の位相差をもって配され、前記操作溝52bは都合2本で周方向に180°の位相差をもって配されている。前記第2係着部53は、前記受体20の係脱部25に回動可能に位置決め支持する円形フランジ部53aと、キー部材40の回動による受体20と差込体30の係合時に、前記係脱部25に係脱する矩形駒状の係着片53bとを有している。前記係合溝52aは、前記係着片53bの係合位置と非係合位置に対応して形成されている。
【0098】
前記受体20は、図23〜図34に示すように、上記差込体30を差し込むための矩形状の差込開口22を有するケーシング本体20aと、同ケーシング本体20aの底部からケーシング本体20aを横切る方向に延びる縦断面が略横L字状である第1クランプ部21とにより構成されている。同第1クランプ部21の先端部には、左右両側端縁まで直線状に延びるフック部21aが上方に突設されている。前記ケーシング本体20aの差込開口22の対向内壁の近傍底面には、差込体30の挿脱案内面を構成する一対の案内板20g,20gが、その板面を前記対向内壁と平行に且つ所定の間隔をおいて立設されている。
【0099】
ケーシング本体20aの前記差込開口22の下方底部には、上記フック部21aと平行に逆T字状断面が途中で終わる横貫通孔27が貫通して形成されている。この横貫通孔27の内部空間の一部が本実施形態の上記係脱部25を構成する。この係脱部25は、前記回動部材50の第2係着部53を前記差込開口22内に回動可能に位置決め支持する円形支持面を有する円筒空間部26と、同円筒空間部26と前記係着片53bのための挿通孔26aを介して下方の前記貫通孔27に連通する前記貫通孔27とにより構成されている。この貫通孔27の底面の一部には、前記回動部材50の回動を規制するストッパー部20hが形成されている。前記係着片53bの挿通孔26aは略矩形の開口をもち、その長手方向の一端は前記円形空間部26の周面と一致しており、他端は同円形空間部26の周面を横切って径方向に延出させている。
【0100】
上記差込体30は、図35〜図37に示すように、矩形板状の本体30aと、同本体30aの長辺側端面から同一平面上を延出する同じく矩形板状の第2クランプ部31と、前記本体30aの裏面にあって同本体30aとの間で矩形筒状の構造をもつ差込部32とを有している。同差込部32は、その突設側の一面に内部と連通して上記回動体50の第1係着部52を嵌入支持する嵌入支持孔32eと、上記受体20の上記案内板20gにより誘導案内されるガイド孔32dとを有している。この差込部32は、同時に前記回動部材50の第1係着部52を回動可能に支持する回動支持部としての機能をも有している。
【0101】
前記本体30aの差込部32が設けられた側とは反対側の表面中央部にはキー部材を嵌入して回動操作を可能にする円形の凹陥部30dが形成されており、その中心部にはピン30eが突設されている。また、同ピン30eを中心とする同一円周上には一対の半円弧状の長孔30cが対向して形成されている。前記差込部32は、その内部に回動部材50の前記第1係着部52の上記係合溝52aに係脱する一対の弾性脚片32cを有している。また、上記嵌入支持孔32eは、差込部32の中央から長さ方向にずれた位置に形成され、前記第1係着部52を嵌入する円形の嵌入孔32e−1と、同嵌入孔32e−1の中心から前記弾性舌片32cの係合端側に向けて延設された長円形の支持孔32e−2とにより構成されている。
【0102】
受体20と差込体30の係脱機構は、係合方向又は係合解除方向の双方向を選択して回動部材50を回動操作するキー部材40のための回動手段を有している。この第3実施形態によれば、前記差込体30の本体30aに形成された半円弧状長孔30cは、前記差込部32の支持孔32e−2と同一中心線上にあって前記回動部材50の操作孔52bと対応する位置にある。前記キー部材40の差込側端面からは、前記半円弧状長孔30cを介して前記回動部材50の前記操作孔52bに差込む一対の操作ピン45が平行して突出されており、この一対の操作ピン45の間には、キー部材40を回動操作する際に前記本体30aの半円弧状長孔30cの中心部に突設されたピン30eが嵌入されて回動する回動孔41aが形成されている。
【0103】
前記回動部材50の第1係着部52は、前記差込体30における差込部32の嵌入孔32e−1を介して挿入されたのち、同嵌入孔32e−1から前記支持孔32e−2に挿入される。それと同時に、前記弾性脚片32cの爪部が前記第1係着部52の係合溝52aに係合して回動可能に支持される。このとき、前記弾性脚片32cは、前記回動部材50の係着片53bの非係合位置に対応する係合溝52aに係合する。前記回動部材50の第2係着部53は、その支持板53aが前記受体20の支持空間部26の支持面に回動可能に位置決め支持されるとともに、前記係着片53bが、前記支持空間部26の下側周辺部に連通して形成された係着空間部27に挿入される。
【0104】
図38〜図40は受体20と差込体30の係合状態を示している。上記第1及び第2クランプ部21,31により上記フランジ部101,102を挟み込んで、受体20や差込体30を係合する場合には、キー部材40の操作ピン45を前記差込体30の半円弧状長孔30cを介して回動部材50の第1係着部52に形成された操作溝52bに差込み、回動部材50を係合方向又は係合解除方向に回動操作することにより、回動部材50を回動する。
【0105】
いま、キー部材40の回動操作により、回動部材50を受体20と差込体30との係合方向に回動させると、90°回動するごとに前記弾性脚片32cが第1係着部52の係合溝52aに係合する。それと同時に、第2係着部53の係着片53bが回動して、受体20の係脱部25を構成する横貫通孔27の内部空間の一部に形成された係着面27aに確実に係着する。
【0106】
このとき、キー部材40を更に回動操作しようとしても、前記横貫通孔27の底面に形成されたストッパー部20hに当接して、回動部材50のそれ以上の回動が規制される。この係着状態で、前記係着片53bが、前記係着面27aに係着して受体20及び差込体30が係合状態となる。この係合状態にあるとき、上記第1及び第2クランプ部21,31によりフランジ部101,102を挟着固定する。
【0107】
図41は受体20と差込体30の係合を解除したときの状態を示している。受体20と差込体30の係合を解除するときは、キー部材40の操作ピン45を前記差込体30の半円弧状長孔30c及び回動部材50の操作溝52bに差し込んで、回動部材50を係合解除の方向に回動操作する。
【0108】
いま、キー部材40を係合方向とは逆方向に回動操作して前記回動部材50を同方向に回動させると、前記第1係着部52が前記弾性脚片32cと係合を繰り返す。その回動に伴い、前記係着片53bが非係合位置になったときに弾性脚片32cの爪部が係合溝52aに係合する。この係合がなされたとき、前記係着片53bが受体20の前記係着面27aから外れて受体20と差込体30との係合状態が解除される。差込体30の第2係合部36と受体20の弾性係合片23とが非ロック状態にあるとき、上記第1と第2クランプ部21,31による2部材の挟着固定は解除される。
【0109】
なお、回動部材50が受体20と差込体30との係合を解除する方向に回動する場合にも、前記第2係着部53の係着片53bに当接するストッパー部20hを設けることにより回動部材50の回動を規制することができる。こうすると、回動部材50を係合位置又は非係合位置の双方向に安定して回動させることができるようになり、前記係着片53bを前記係着面27aに確実に係脱させることができる。
【0110】
なお、上記実施形態にあっては、クランプ部係脱手段として、受体20の第1クランプ部21に嵌入ピン又は嵌入孔を形成するとともに、差込体30の第2クランプ部31に嵌入孔又は嵌入ピンを形成し、各クランプ部21,31が、それぞれ2部材のフランジ部101,102に形成された孔101a,102aを介して挟着固定する一例を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図42に示すように、2部材のフランジ部101,102に突部101b,102bを形成し、各突部101b,102bが、それぞれ前記第2クランプ部31に形成された嵌入孔31aと前記第1クランプ部21に形成された係合凹部とに係合する構造であってもよいことは勿論である。
【0111】
以上の説明からも明らかなように、本発明にあっては、受体と差込体が係合状態にあるとき、前記係脱機構が受体のケーシング本体内に完全に隠蔽して外部に露呈しないように構成される。このため、不特定の取扱者による係脱機構の解除操作が絶対に行えないようになる。受体の第1クランプ部と差込体の第2クランプ部とが、2部材のフランジ部同士を挟着固定する簡単な構造でありながら、挟着固定具の操作が容易で、挟着固定時にはキー部材を使用しない限りは、受体と差込体とが離脱不能にロック状態とされ、その使用時の安全性や信頼性等を大幅に向上させることができる。なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、それらの実施形態から当業者が容易に変更可能な技術的な範囲をも当然に包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な第1の実施形態である挟着固定具の分解斜視図である。
【図2】同挟着固定具の一部を構成する受体の内部構造例を示す縦断面図である。
【図3】図2のIII −III 線の矢視断面図である。
【図4】同差込体の正面図である。
【図5】図4のV−V線の矢視断面図である。
【図6】同受体と差込体がロック状態にあるときの縦断面図である。
【図7】図6のVII −VII 線の矢視断面図である。
【図8】同受体と差込体のロック状態を解除する操作手順を示す説明図である。
【図9】図8の次の操作手順を示す説明図である。
【図10】図9の次の操作手順を示す説明図である。
【図11】同受体の第1クランプ部及び差込体の第2クランプ部の変形例を示す斜視図である。
【図12】第2実施形態である挟着固定具の分解斜視図である。
【図13】同受体と差込体とのロック状態を解除する操作手順を示す説明図である。
【図14】図13のXIV −XIV 線の矢視断面図である。
【図15】図13の次の操作手順を示す説明図である。
【図16】第3実施形態である挟着固定具の分解斜視図である。
【図17】同挟着固定具の一部である受体の内部構造例を示す縦断面図である。
【図18】図17のXVIII −XVIII 線の矢視断面図である。
【図19】図18のXIX −XIX 線の矢視断面図である。
【図20】同差込体の平面図である。
【図21】図20のXXI −XXI 線の矢視断面図である。
【図22】図20のXXII−XXII線の矢視断面図である。
【図23】同キー部材の平面図である。
【図24】図23のXXIV−XXIV 線の矢視断面図である。
【図25】図23のXXV −XXV 線の矢視断面図である。
【図26】同受体と差込体のロック状態の説明図である。
【図27】図26のXXVII −XXVII 線の矢視断面図である。
【図28】同受体と差込体のロック状態を解除する操作手順の説明図である。
【図29】図28のXXIX−XXIX線の矢視断面図である。
【図30】第4実施形態である挟着固定具の分解斜視図である。
【図31】同挟着固定具の回動部材を示す斜視図である。
【図32】同差込体の平面図である。
【図33】図32のXXXIII−XXXIII線の矢視断面図である。
【図34】同受体の一部を破断した斜視図である。
【図35】同差込体の斜視図である。
【図36】同差込体を水平方向に切断して示す断面図である。
【図37】図36のXXXVII−XXXVII線の矢視断面図である。
【図38】同受体と差込体のロック状態を説明するための説明図である。
【図39】図38のXXXIX −XXXIX 線の矢視断面図である。
【図40】回動部材の係着状態を説明するための要部断面図である。
【図41】同受体と差込体のロック状態の解除時の説明図である。
【図42】同受体の第1クランプ部及び差込体の第2クランプ部の他の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10       挟着固定具
20       受体
20a      ケーシング本体
20b      屈曲片
20c      閉鎖板
20d      第1リブ
20e      係合ピン
20f      第2リブ
20g      案内板
20h      ストッパー部
21       第1クランプ部
21a      フック部
22       差込開口
23       弾性係合片
23a      爪部
24       キー差込開口
25       係脱部
25a      係脱孔
26       円形空間部
26a     (矩形状)挿通孔
27       横貫通孔
27a      係着面
30       差込体
30a      本体
30b      把手部
30c      半円弧状長孔
30d      円形凹陥部
30e      ピン
31       第2クランプ部
31a      係合孔
32       差込部
32a      ガイド溝
32b      突条部
32c      弾性脚片
32d      ガイド孔
32e      嵌入支持孔
32e−1    嵌入孔
32e−2    支持孔
33,36    係合部
33a,36a  摺動面
33b,36b  係合段部
34       支持壁
35       小突起部
37       回動支持部
40       キー部材
41       把手部
41a      回動孔
42       解除部
42a      欠落部
42a−1    第2欠落部
42b      U字状切欠部
42c      嵌入部
42d      切欠孔
43       第1案内面
43a      先端テーパ面
43b      スライド溝
44       第2案内面
44a      テーパ面
45       操作ピン
50       回動部材
51       軸部
52       第1係着部
52a      係合溝
52b      操作溝
53       第2係着部
53a      円形フランジ部
53b      係着片
100      物品
101,102  フランジ部
101a,102a 孔
101b,102b 突部

Claims (14)

  1. それぞれがフランジ部(101,102) を有する2部材の挟着固定具(10)であって、
    受体(20)と差込体(30)とキー部材(40)とを備え、
    前記受体(20)は、一部に差込開口(22)を有するケーシング本体(20a) と、同本体(20a) に形成された第1クランプ部(21)とを有し、
    前記差込体(30)は、一部に差込部(32)を有する本体(30a) と、同本体(30a) に形成され、前記第1クランプ部(21)と協働する第2クランプ部(31)を有し、
    更に前記受体(20)及び前記差込体(30)の各本体(20a,30a) は、ケーシング本体(20a) の内部で互いに係脱する係脱機構を有し、
    前記係脱機構は上記フランジ部に対する前記第1クランプ部(21)及び前記第2クランプ部(31)による挟着固定時にロックされる構成を有してなり、
    前記キー部材(40)は、少なくとも前記係脱機構のロックを解除する解除機構を有してなる、
    ことを特徴とする挟着固定具。
  2. 前記係脱機構が、
    前記受体(20)又は前記差込体(30)のいずれか一方に配され、差込体(30)及び/又はキー部材(40)の差込操作により弾性変形する弾性係合片(23)と、
    前記受体(20)又は前記差込体(30)のいずれか他方に配され、前記弾性係合片(23)に係脱する係合部(33)と、
    を有してなることを特徴とする請求項1記載の挟着固定具。
  3. 前記係合部(33)が、前記弾性係合片(23)に摺接して同係合片(23)を変形させる摺動部(33a) と前記弾性係合片(23)に係合する係合段部(33b) とを有してなることを特徴とする請求項2記載の挟着固定具。
  4. 前記ケーシング本体(20a) 内に前記弾性係合片(23)を有し、前記差込体(30)の前記差込部(32)に前記係合部(33)を有してなり、
    前記キー部材(40)は、キー差込時に独立して前記弾性係合片(23)を弾性変形させて前記受体(20)と前記差込体(30)との係合を解除する解除部(42)を有してなることを特徴とする請求項2記載の挟着固定具。
  5. 前記差込部(32)が前記係合部(33)を有するとともに、同係合部(33)の先端部に、差込体(30)の抜脱時に前記弾性係合片(23)と係合して前記差込体(30)の抜脱を阻止する第2の係合部(36)を更に有してなることを特徴とする請求項4記載の挟着固定具。
  6. 前記キー部材(40)の前記解除部(42)の先端部に、差込体(30)の抜脱時に前記第2係合部(36)と前記弾性係合片(23)との係合を許容する非解除部(42a) を有してなることを特徴とする請求項5記載の挟着固定具。
  7. 前記キー部材(40)が受体(20)の差込限位置にあるとき、前記差込体(20)及び前記キー部材(40)が互いに係着する係着機構(35,42b)を有してなることを特徴とする請求項6記載の挟着固定具。
  8. 前記受体(20)は上記差込開口(22)と反対側の端部に閉鎖板(20c) を有し、
    前記キー部材(40)の解除部(42)は、前記キー部材(40)の中間位置に形成され、そのキー操作側端部に連続して更に第2の非解除部(42a−1) を有してなり、
    前記キー部材(40)の解除部(42)が前記弾性係合片(23)及び上記係合部(33)の係合解除位置にあるとき、同キー部材(40)の先端が受体(20)の前記閉鎖板(20c) と当接されることを特徴とする請求項6記載の挟着固定具。
  9. 前記差込開口(22)は、前記差込体(30)とキー部材(40)との共通の挿脱開口部であることを特徴とする請求項4記載の挟着固定具。
  10. 前記受体(20)のケーシング本体(20a) の一部に、前記差込開口(22)とは別にキー差込開口(24)を有してなることを特徴とする請求項4記載の挟着固定具。
  11. 前記キー部材(40)の上記解除部(42)が、前記キー部材(40)の差込みに伴い、前記弾性係合片(23)をその係合を解除する方向に弾性変形させる第1案内面(43)と、前記差込体(30)の差込部(32)を抜脱方向に向けて移動させる第2案内面(44)を有していることを特徴とする請求項10記載の挟着固定具。
  12. 前記係脱機構が、回動部材(50)と、受体(20)のケーシング本体(20a) に配され、前記回動部材(50)の一部と係脱する係脱部(25)と、前記差込体(30)の差込部(32)に配され、前記回動部材(50)の他部を回動可能に支持する回動支持部(37)とを備え、
    前記回動部材(50)が、前記受体(20)及び差込体(30)の内部で回動可能とされ、前記キー部材(40)が、前記回動部材(50)のロック方向又はロック解除方向の双方向を選択して回動操作可能な回動手段を有してなることを特徴とする請求項1記載の挟着固定具。
  13. 前記受体(20)の第1クランプ部(21)及び前記差込体(30)の第2クランプ部(31)が、上記物品の各フランジと係脱するクランプ部係脱手段を有してなることを特徴とする請求項1記載の挟着固定具。
  14. 前記クランプ部係脱手段が、一方のクランプ部(21,31) 又はフランジ(101,102) に形成された係合凹部や孔部等の嵌入部(31a,101a,102a) と他方のクランプ部(31,21) 又はフランジ(102,101) に形成された突部(20e,21a,101b,102b) とからなることを特徴とする請求項13記載の挟着固定具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113317602A (zh) * 2021-07-13 2021-08-31 薛晓昕 自由组合的首饰结构

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