JP2004079514A - 空気電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この空気電池は、空気極を含む電池部1と、電池部1の外部の酸素濃度を測定するためのガルバニ式酸素濃度センサ2と、ガルバニ式酸素濃度センサ2によって測定された酸素濃度が所定の値に達した時に、電池部1の動作を停止するNMOSトランジスタNT1およびPMOSトランジスタPT1とを備えている。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気電池に関し、特に、空気極を含む電池部を備える空気電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、空気中の酸素を正極活物質として使用する空気極(正極)を含む空気電池が知られている(たとえば、特許文献1参照)。このような空気電池の一例として、空気中の酸素を正極活物質として使用するとともに、水素、メタノールおよび炭化水素などを負極活物質として使用する燃料電池が知られている。この燃料電池の動作としては、水素、メタノールまたは炭化水素と酸素とが反応することにより発電(放電)するとともに、発電(放電)の際に、水や二酸化炭素を放出する。最近では、燃料電池の小型化が進められており、携帯電話やノートパソコンなどの携帯機器用の燃料電池の研究開発が盛んに行われている。また、空気電池の他の例として、空気中の酸素を正極活物質として使用するとともに、負極に金属活物質を用いる金属/空気電池も知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−174855号公報
【発明が解決しようとする課題】
上記した空気中の酸素を正極活物質として使用する空気電池では、放電時に、空気中の酸素が消費されるため、密閉空間中で使用する場合を想定すると、密閉空間中の酸素濃度が低下すると考えられる。また、充電時には、酸素が排出されるため、密閉空間中で使用する場合を想定すると、密閉空間中の酸素濃度が上昇すると考えられる。特に、現在では考えられないが、将来的には、小型の空気電池の実用化によって、密閉空間内で多数の空気電池を含む携帯機器を使用する可能性もある。このような場合には、多数の空気電池を含む携帯機器の使用によって、密閉空間内の酸素濃度が、人体に適切な酸素濃度の範囲を超える可能性があると考えられる。
【0004】
また、炭化水素やメタノールなどの燃料を用いる空気電池(燃料電池)では、放電時に、二酸化炭素が放出されるため、密閉空間中で使用する場合を想定すると、密閉空間中の二酸化炭素濃度が上昇すると考えられる。このため、密閉空間内で放電時に二酸化炭素を放出する空気電池(燃料電池)を含む多数の携帯機器を使用すれば、密閉空間内の二酸化炭素濃度が、人体に適切な二酸化炭素濃度の範囲を超える可能性があると考えられる。
【0005】
さらに、燃料電池を含む空気電池は、放電時に、水が放出されるため、密閉空間中で使用する場合を想定すると、密閉空間中の湿度が上昇すると考えられる。この場合、密閉空間内で放電時に水を放出する空気電池を含む多数の携帯機器を使用すれば、密閉空間内の湿度が適切な湿度の範囲を超えるので、密閉空間内にカビやダニが発生しやすくなるという問題点がある。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、密閉空間内で使用する場合にも、密閉空間内の酸素濃度を人体に適切な酸素濃度に保持することが可能な空気電池を提供することである。
【0007】
この発明のもう1つの目的は、密閉空間内で使用する場合にも、密閉空間内の二酸化炭素濃度を人体に適切な二酸化炭素濃度に保持することが可能な空気電池を提供することである。
【0008】
この発明のさらにもう1つの目的は、密閉空間内で使用する場合にも、密閉空間内の湿度を適切な湿度に保持することが可能な空気電池を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による空気電池は、空気極を含む電池部と、電池部の外部の酸素濃度を測定するための酸素濃度測定部と、酸素濃度測定部によって測定された酸素濃度が所定の値に達した時に、電池部の動作を停止する動作停止手段とを備えている。なお、本発明の空気電池は、燃料電池や金属/空気電池のみならず、空気中の酸素を使用する空気極を含む電池であれば、他の種類の電池も含む広い概念である。
【0010】
この第1の局面による空気電池では、上記のように、空気極を含む電池部の外部の酸素濃度を測定するための酸素濃度測定部と、酸素濃度測定部によって測定された酸素濃度が所定の値に達した時に、電池部の動作を停止する動作停止手段とを設けることによって、たとえば、酸素濃度測定部によって測定された酸素濃度が、人体に適切な酸素濃度の限界値を越える前の所定の値に達したときに、電池部の動作を停止することができるので、密閉空間内で空気電池を使用する際にも、密閉空間内の酸素濃度を人体に適切な酸素濃度の範囲内に保持することができる。
【0011】
上記第1の局面による空気電池において、好ましくは、動作停止手段は、酸素濃度測定部によって測定された酸素濃度が、人体に適切な酸素濃度の限界値の範囲外になる前の所定の値に達したときに、電池部の動作を停止する。このように構成すれば、密閉空間内で空気電池を使用する際にも、容易に、密閉空間内の酸素濃度を人体に適切な酸素濃度に保持することができる。
【0012】
上記の場合、好ましくは、酸素濃度測定部は、酸素濃度に応じた出力電圧を発生させる酸素センサを含み、動作停止手段は、酸素センサの出力電圧を利用して、酸素センサの出力電圧が所定の値に達したときに、電池部の動作をオフ状態にするスイッチング部を含む。このように構成すれば、酸素センサにより発生された電圧を用いてスイッチング動作を行うことができるので、電池部や外部の電力を用いることなく、電池部の動作を停止することができる。
【0013】
上記の場合、好ましくは、酸素濃度測定部は、酸素濃度に応じた出力電圧を発生させる空気極を有する電池式の酸素センサを含み、電池式の酸素センサの電解液および電池部の電解液として、共通の電解液を用いる。このように構成すれば、酸素センサの電解液を電池部の電解液とは別個に設ける場合に比べて、装置を小型化することができる。
【0014】
この発明の第2の局面による空気電池は、空気極を含む電池部と、電池部の外部の二酸化炭素濃度を測定するための二酸化炭素濃度測定部と、二酸化炭素濃度測定部によって測定された二酸化炭素濃度が所定の値に達した時に、電池部の動作を停止する動作停止手段とを備えている。
【0015】
この第2の局面による空気電池では、上記のように、空気極を含む電池部の外部の二酸化炭素濃度を測定するための二酸化炭素濃度測定部と、二酸化炭素濃度測定部によって測定された二酸化炭素濃度が所定の値に達した時に、電池部の動作を停止する動作停止手段とを設けることによって、たとえば、二酸化炭素濃度測定部によって測定された二酸化炭素濃度が、人体に適切な二酸化炭素濃度の限界値を越える前の所定の値に達したときに、電池部の動作を停止することができるので、密閉空間内で空気電池を使用する際にも、密閉空間内の二酸化炭素濃度を人体に適切な二酸化炭素濃度の範囲内に保持することができる。
【0016】
上記第2の局面による空気電池において、好ましくは、動作停止手段は、二酸化炭素濃度測定部によって測定された二酸化炭素濃度が、人体に適切な二酸化炭素濃度の限界値の範囲外になる前の所定の値に達したときに、電池部の動作を停止する。このように構成すれば、密閉空間内で空気電池を使用する際にも、容易に、密閉空間内の二酸化炭素濃度を人体に適切な二酸化炭素濃度に保持することができる。
【0017】
上記第2の局面による空気電池において、好ましくは、二酸化炭素濃度測定部は、二酸化炭素濃度に応じた出力電圧を発生させる二酸化炭素センサを含み、動作停止手段は、二酸化炭素センサの出力電圧を利用して、二酸化炭素センサの出力電圧が所定の値に達したときに、電池部の動作をオフ状態にするスイッチング部を含む。このように構成すれば、二酸化炭素センサにより発生された電圧を用いてスイッチング動作を行うことができるので、電池部や外部の電力を用いることなく、電池部の動作を停止することができる。
【0018】
この場合、好ましくは、スイッチング部は、MOSトランジスタおよびリレー装置のうちの少なくとも1つを含む。このように構成すれば、容易に、酸素センサまたは二酸化炭素センサにより発生された電圧を用いてスイッチング動作を行うことができる。
【0019】
この発明の第3の局面による空気電池は、空気極を含む電池部と、電池部の外部の湿度を測定するための湿度測定部と、湿度測定部によって測定された湿度が所定の値に達した時に、電池部の動作を停止する動作停止手段とを備えている。
【0020】
この第3の局面による空気電池では、上記のように、空気極を含む電池部の外部の湿度を測定するための湿度測定部と、湿度測定部によって測定された湿度が所定の値に達した時に、電池部の動作を停止する動作停止手段とを設けることによって、たとえば、湿度測定部によって測定された湿度が、適切な湿度の限界値を越える前の所定の値に達したときに、電池部の動作を停止することができるので、密閉空間内で空気電池を使用する際にも、密閉空間内の湿度を適切な湿度の範囲内に保持することができる。これにより、カビやダニが発生するのを抑制することができる。
【0021】
この発明の第4の局面による空気電池は、空気極を含む電池部と、電池部の外部の酸素濃度を測定するための酸素濃度測定部、二酸化炭素濃度を測定するための二酸化炭素濃度測定部、および、湿度を測定するための湿度測定部のうちの少なくとも1つ以上と、酸素濃度測定部、二酸化炭素濃度測定部および湿度測定部によってそれぞれ測定された酸素濃度、二酸化炭素濃度および湿度のうちの少なくとも1つが所定の値に達した時に、電池部の動作を停止する動作停止手段とを備えている。
【0022】
この第4の局面による空気電池では、上記のように、空気極を含む電池部の外部の酸素濃度を測定するための酸素濃度測定部、二酸化炭素濃度を測定するための二酸化炭素濃度測定部、および、湿度を測定するための湿度測定部のうちの少なくとも1つと、酸素濃度測定部、二酸化炭素濃度測定部および湿度測定部によってそれぞれ測定された酸素濃度、二酸化炭素濃度および湿度のうちの少なくとも1つが所定の値に達した時に、電池部の動作を停止する動作停止手段とを設けることによって、たとえば、酸素濃度測定部によって測定された酸素濃度、二酸化炭素濃度測定部によって測定された二酸化炭素濃度、および、湿度測定部によって測定された湿度のうちの少なくとも1つが適切な値の限界値を越える前の所定の値に達したときに、電池部の動作を停止することができるので、密閉空間内で空気電池を使用する際にも、密閉空間内の酸素濃度、二酸化炭素濃度および湿度をそれぞれの適切な値の範囲内に保持することができる。
【0023】
また、上記のいずれかの構成を有する空気電池を内蔵した機器を設けてもよい。このように構成すれば、密閉空間内で空気電池を内蔵する機器を使用する際にも、密閉空間内の酸素濃度や二酸化炭素濃度を人体に適切な酸素濃度や二酸化炭素濃度の範囲内に保持することができる。また、密閉空間内の湿度を適切な湿度の範囲内に保持することができる。
【0024】
なお、上記した動作停止手段は、酸素濃度測定部によって測定された酸素濃度が、人体に適切な酸素濃度の下限値を下回る前の所定の値に達したときに、電池部の放電動作を停止するようにしてもよい。このように構成すれば、密閉空間内で空気電池を放電する際にも、密閉空間内の酸素濃度を人体に適切な酸素濃度の範囲内に保持することができる。また、動作停止手段は、酸素濃度測定部および二酸化炭素濃度測定部によって測定された酸素濃度および二酸化炭素濃度が、それぞれ、人体に適切な酸素濃度および二酸化炭素濃度の上限値を上回る前の所定の値に達したときに、電池部の充電動作を停止するようにしてもよい。このように構成すれば、密閉空間内で空気電池を充電する際にも、密閉空間内の酸素濃度および二酸化炭素濃度をそれぞれ人体に適切な酸素濃度および二酸化炭素濃度の範囲内に保持することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0026】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による空気電池の全体構成を示した回路図である。この第1実施形態による空気電池は、図1に示すように、空気中の酸素を正極活物質として使用する空気極(正極)を有する電池部1と、約1Vのピンチオフ電圧Vnを有するエンハンスメント型のNチャネルMOSFET(以下、NMOSトランジスタという)NT1と、約1.25Vのピンチオフ電圧Vpを有するデプレッション型のPチャネルMOSFET(以下、PMOSトランジスタという)PT1と、ダイオードD1およびD2と、抵抗R1およびR2と、ガルバニ式酸素濃度センサ2と、オペアンプ3とを備えている。なお、ガルバニ式酸素濃度センサ2は、本発明の「酸素濃度測定部」および「酸素センサ」の一例であり、NMOSトランジスタNT1およびPMOSトランジスタPT1は、本発明の「動作停止手段」および「スイッチング部」の一例である。
【0027】
また、電池部1の負極と、負荷または充電用電源4との間には、順方向(放電方向)に配置されたダイオードD1と、NMOSトランジスタNT1とが接続されている。また、ダイオードD1およびNMOSトランジスタNT1により構成される放電時の電流経路と並列に、逆方向(充電方向)に配置されたダイオードD2と、PMOSトランジスタPT1とを含む電流経路が設けられている。
【0028】
また、図1に示すように、オペアンプ3の出力端子は、NMOSトランジスタNT1のゲートおよびPMOSトランジスタPT1のゲートに接続されている。また、オペアンプ3の反転入力端子には、負帰還回路を構成する抵抗R1および抵抗R2の一方の端子が接続されている。抵抗R1の他方の端子は、オペアンプ3の出力端子に接続されており、抵抗R2の他方の端子は、電池部1の負極に接続されている。これにより、抵抗R1と抵抗R2との抵抗値の比を調整することにより、オペアンプ3の増幅率Aを任意に調整することが可能となる。なお、本実施形態では、オペアンプ3の動作電圧は、電池部1から供給されるが、他の電池から供給されてもよい。また、オペアンプ3の非反転入力端子には、ガルバニ式酸素濃度センサ2の一方の端子が接続されている。ガルバニ式酸素濃度センサ2の他方の端子は電池部1の負極に接続されている。また、ガルバニ式酸素濃度センサ2は、通常の空気電池と同様の構造を有しているとともに、外部の酸素濃度に比例した電圧を出力する。
【0029】
ここで、人体に適切な空気中の酸素濃度は、約18%〜約25%の範囲であることが知られている。第1実施形態によるガルバニ式酸素濃度センサ2では、たとえば、外部の酸素濃度が約18%〜約19%の時に、約10mVの電圧が出力され、酸素濃度が約24%〜約25%の時に、約12.5mVの電圧が出力されるように設定されている。そして、第1実施形態では、電池部1の外部の酸素濃度が約18%〜約19%の時に、NMOSトランジスタNT1のゲートに印加されるオペアンプ3の出力電圧がNMOSトランジスタNT1のピンチオフ電圧Vn(約1V)になるとともに、酸素濃度が約24%〜約25%の時に、PMOSトランジスタPT1のゲートに印加されるオペアンプ3の出力電圧がピンチオフ電圧Vp(約1.25V)になるように、オペアンプ3の増幅率Aが調整されている。すなわち、第1実施形態によるガルバニ式酸素濃度センサ2では、上記したように、外部の酸素濃度が約18%〜約19%の時の出力電圧は約10mVであり、外部の酸素濃度が約24%〜約25%の時の出力電圧は約12.5mVであるので、オペアンプ3の増幅率Aが100になるように、抵抗R1およびR2の抵抗値が調整されている。具体的には、抵抗R1の抵抗値r1および抵抗R2の抵抗値r2は、下記に示す式(1)を満たすように設定されている。
【0030】
1+r1/r2=100・・・(1)
次に、上記した回路構成を有する第1実施形態による空気電池の動作について説明する。
【0031】
まず、電池部1の放電時には、ダイオードD1およびD2の整流作用により、電池部1の正極から負荷4を介して負極に向かう電流が、ダイオードD1およびNMOSトランジスタNT1により構成される電流経路にのみ流れる。そして、放電時に、電池部1の外部の酸素濃度が低下して約18%〜約19%に達したときに、ガルバニ式酸素濃度センサ2の出力電圧が約10mVになるとともに、NMOSトランジスタNT1のゲートに印加されるオペアンプ3の出力電圧が、NMOSトランジスタNT1のピンチオフ電圧Vn(約1V)になる。これにより、電池部1の外部の酸素濃度が低下して約18%〜約19%に達したときに、NMOSトランジスタNT1がオフ状態になるので、電池部1の正極から負荷4を介して負極に向かう電流経路が遮断される。その結果、放電動作が停止される。なお、電池部1の外部の酸素濃度が約18%〜約19%以下の状態では、ガルバニ式酸素濃度センサ2の出力電圧が約10mV以下になるとともに、NMOSトランジスタNT1のゲートに印加されるオペアンプ3の出力電圧がNMOSトランジスタNT1のピンチオフ電圧Vn(約1V)以下になるので、NMOSトランジスタNT1のオフ状態(放電動作の停止状態)が維持される。
【0032】
また、充電時には、ダイオードD1およびD2の整流作用により、電池部1の負極から充電用電源4を介して正極に向かう電流が、PMOSトランジスタPT1およびダイオードD2により構成される電流経路にのみ流れる。そして、充電時に、電池部1の外部の酸素濃度が上昇して約24%〜約25%に達したときに、ガルバニ式酸素濃度センサ2の出力電圧が約12.5mVになるとともに、PMOSトランジスタPT1のゲートに印加されるオペアンプ3の出力電圧が、PMOSトランジスタPT1のピンチオフ電圧Vp(約1.25V)になる。これにより、電池部1の外部の酸素濃度が上昇して約24%〜約25%に達したときに、PMOSトランジスタPT1がオフ状態になるので、電池部1の負極から充電用電源4を介して正極に向かう電流経路が遮断される。その結果、充電動作が停止される。なお、電池部1の外部の酸素濃度が約24%〜約25%以上の状態では、ガルバニ式酸素濃度センサ2の出力電圧が約12.5mV以上になるとともに、PMOSトランジスタPT1のゲートに印加されるオペアンプ3の出力電圧がPMOSトランジスタPT1のピンチオフ電圧Vp(約1.25V)以上になるので、PMOSトランジスタPT1のオフ状態(充電動作の停止状態)が維持される。
【0033】
第1実施形態では、上記したように、電池部1の外部の酸素濃度を測定するガルバニ式酸素濃度センサ2と、ガルバニ式酸素濃度センサ2によって測定された酸素濃度が、人体に適切な酸素濃度の下限値を下回る前の所定の値(約18%〜約19%)および上限値を上回る前の所定の値(約24%〜約25%)に達したときに、電池部1の放電動作および充電動作をそれぞれ停止するためのNMOSトランジスタNT1およびPMOSトランジスタPT1とを設けることによって、密閉空間内で空気電池の電池部1を放電または充電する場合にも、密閉空間内の酸素濃度を人体に適切な酸素濃度の範囲内に保持することができる。
【0034】
また、第1実施形態では、上記したように、オペアンプ3と抵抗R1およびR2とを設けることによって、ガルバニ式酸素濃度センサ2の出力電圧を増幅することができるとともに、この増幅された出力電圧をNMOSトランジスタNT1のゲートおよびPMOSトランジスタPT1のゲートに印加することができる。これにより、ガルバニ式酸素濃度センサ2から小さな出力電圧しか得ることができない場合であっても、1個のガルバニ式酸素濃度センサ2のみにより、NMOSトランジスタNT1のゲートおよびPMOSトランジスタPT1のゲートに、容易に、ピンチオフ電圧VnおよびVpを印加することができる。
【0035】
(第2実施形態)
図2は、本発明の第2実施形態による空気電池の全体構成を示した回路図である。この第2実施形態では、上記した第1実施形態と異なり、オペアンプを用いずにガルバニ式酸素濃度センサの出力電圧を直接利用して電池部の放電動作を停止する場合の例について説明する。
【0036】
この第2実施形態による空気電池は、図2に示すように、空気中の酸素を正極活物質として使用する空気極(正極)を有する電池部11と、約1Vのピンチオフ電圧Vnを有するNMOSトランジスタNT11と、100個のガルバニ式酸素濃度センサ12とを備えている。なお、ガルバニ式酸素濃度センサ12は、本発明の「酸素濃度測定部」および「酸素センサ」の一例であり、NMOSトランジスタNT11は、本発明の「動作停止手段」および「スイッチング部」の一例である。
【0037】
NMOSトランジスタNT11は、電池部11の負極と負荷14との間に接続されている。また、100個のガルバニ式酸素濃度センサ12は、直列に接続されているとともに、正極側の端部は、NMOSトランジスタNT11のゲートに接続され、かつ、負極側の端部は、空気電池の電池部11の負極に接続されている。これにより、NMOSトランジスタNT11のゲートには、1つのガルバニ式酸素濃度センサ12の出力電圧の100倍の電圧が印加される。なお、第2実施形態のガルバニ式酸素濃度センサ12は、第1実施形態のガルバニ式酸素濃度センサ2と同様の特性を有している。すなわち、電池部11の外部の酸素濃度が約18%〜約19%の場合に、100個のガルバニ式酸素濃度センサ12がそれぞれ約10mVの電圧を出力する。これにより、NMOSトランジスタNT11のゲートに合計約1Vの電圧が印加される。
【0038】
なお、第2実施形態による空気電池の動作としては、放電時に、電池部11の外部の酸素濃度が低下して約18%〜約19%に達したときに、個々のガルバニ式酸素濃度センサ12の出力電圧が約10mVになるとともに、NMOSトランジスタNT11のゲートに印加される100個のガルバニ式酸素濃度センサ12の合計出力電圧がNMOSトランジスタNT11のピンチオフ電圧Vn(約1V)になる。これにより、電池部11の外部の酸素濃度が低下して約18%〜約19%に達したときに、NMOSトランジスタNT11がオフ状態になるので、電池部11の正極から負荷14を介して負極に向かう電流経路が遮断される。その結果、放電動作が停止される。
【0039】
第2実施形態では、上記したように、電池部11の外部の酸素濃度を測定する100個のガルバニ式酸素濃度センサ12と、ガルバニ式酸素濃度センサ12によって測定された酸素濃度が人体に適切な酸素濃度の下限値を下回る前の所定の値(約18%〜約19%)に達したときに、電池部11の放電動作を停止するためのNMOSトランジスタNT11とを設けることによって、密閉空間内で空気電池の電池部11を放電する場合にも、密閉空間内の酸素濃度を人体に適切な酸素濃度の範囲内に保持することができる。
【0040】
また、第2実施形態では、上記したように、ガルバニ式酸素濃度センサ12により発生された電圧を直接利用することにより、NMOSトランジスタNT11のスイッチング動作を行うことによって、上記した第1実施形態と異なり、電圧を増幅するためのオペアンプを用いる必要がない。これにより、オペアンプに電池部11から電力を供給する必要もないので、電池部11や外部の電力を用いることなく、電池部11の放電動作を停止することができる。
【0041】
(第3実施形態)
図3は、本発明の第3実施形態による空気電池に含まれるガルバニ式酸素濃度センサの構造を示した断面図である。図3を参照して、この第3実施形態では、上記第2実施形態の構成において、ガルバニ式酸素濃度センサを1個にするための構成の一例について説明する。なお、第3実施形態による空気電池のガルバニ式酸素濃度センサ以外の構成および接続関係は、図2に示した第2実施形態と同様である。
【0042】
この第3実施形態による空気電池に含まれるガルバニ式酸素濃度センサ22は、図3に示すように、セルケース22aと、酸素透過性の隔膜22bと、酸素極からなる正極22cと、水酸化カリウムを含む電解液22dと、鉛などの金属からなる負極22eと、正極22cから引き出された正極端子22fと、負極22eから引き出された負極端子22gと、正極端子22fと負極端子22gとの間に接続された抵抗22hとを備えている。なお、ガルバニ式酸素濃度センサ22は、本発明の「酸素濃度測定部」および「酸素センサ」の一例である。
【0043】
このガルバニ式酸素濃度センサ22の動作としては、外部から隔膜22bを通過して正極22cに供給された酸素が正極22c上で電解還元されることによって、正極22cと負極22eとの間に、酸素濃度に比例した電流が流れる。この電流が抵抗22hの両端に位置する正極端子22fと負極端子22gとの端子間電圧(出力電圧)として検出される。この出力電圧から酸素濃度が判断される。つまり、ガルバニ式酸素濃度センサ22の正極端子22fと負極端子22gとの端子間電圧は、空気電池の電池部11の外部の酸素濃度が一定であれば、抵抗22hの抵抗値に比例する。
【0044】
ここで、第3実施形態では、電池部11(図2参照)の外部の酸素濃度が約18%〜約19%の時に、ガルバニ式酸素濃度センサ22の出力電圧(正極端子22fと負極端子22gとの端子間電圧)がNMOSトランジスタNT11(図2参照)のピンチオフ電圧Vn(約1V)になるように、抵抗22hの抵抗値が調整されている。
【0045】
第3実施形態では、上記したように、ガルバニ式酸素濃度センサ22により測定された酸素濃度が人体に適切な酸素濃度の下限値を下回る前の所定の値(約18%〜約19%)に達したときに、NMOSトランジスタNT11(図2参照)のゲートに印加される電圧がNMOSトランジスタNT11のピンチオフ電圧Vn(約1V)になるように、ガルバニ式酸素濃度センサ22の抵抗22hの抵抗値を調整することによって、上記した第2実施形態と異なり、1個のガルバニ式酸素濃度センサ22のみにより、NMOSトランジスタNT11のゲートに、容易にピンチオフ電圧Vnを印加することができる。これにより、ガルバニ式酸素濃度センサ22により測定された酸素濃度が人体に適切な酸素濃度の下限値を下回る前の所定の値(約18%〜約19%)に達したときに、1個のガルバニ式酸素濃度センサ22と、NMOSトランジスタNT11とを用いて、容易に、電池部11(図2参照)の放電動作を停止することができる。その結果、密閉空間内で空気電池を放電する際に、装置を大型化することなく、密閉空間内の酸素濃度を人体に適切な酸素濃度に保持することができる。
【0046】
また、第3実施形態では、上記第2実施形態と同様、ガルバニ式酸素濃度センサ22により発生された電圧を直接利用することにより、NMOSトランジスタNT11(図2参照)のスイッチング動作を行うことによって、上記した第1実施形態と異なり、電圧を増幅するためのオペアンプを用いる必要がない。これにより、オペアンプに電池部11から電力を供給する必要がないので、電池部11や外部の電力を用いることなく、電池部11の放電動作を停止することができる。
【0047】
(第4実施形態)
図4は、本発明の第4実施形態による空気電池の全体構成を示した回路図である。図4を参照して、この第4実施形態では、上記した第2実施形態の構成において、オペアンプを用いてガルバニ式酸素濃度センサを1個にする例について説明する。この第4実施形態の構成は、上記した第1実施形態から充電時の動作停止手段(PMOSトランジスタPT1、ダイオードD1およびダイオードD2)を除いた構成に相当する。
【0048】
すなわち、第4実施形態による空気電池は、図4に示すように、空気中の酸素を正極活物質として使用する空気極(正極)を有する電池部31と、約1Vのピンチオフ電圧Vnを有するNMOSトランジスタNT31と、抵抗R31およびR32と、ガルバニ式酸素濃度センサ32と、オペアンプ33とを備えている。なお、ガルバニ式酸素濃度センサ32は、本発明の「酸素濃度測定部」および「酸素センサ」の一例であり、NMOSトランジスタNT31は、本発明の「動作停止手段」および「スイッチング部」の一例である。
【0049】
NMOSトランジスタNT31は、電池部31の負極と、負荷34との間に接続されている。また、オペアンプ33の出力端子は、NMOSトランジスタNT31のゲートに接続されている。また、オペアンプ33の反転入力端子には、負帰還回路を構成する抵抗R31および抵抗R32の一方の端子が接続されている。抵抗R31の他方の端子は、オペアンプ33の出力端子に接続されており、抵抗R32の他方の端子は、電池部31の負極に接続されている。抵抗R31およびR32の抵抗値は、オペアンプ33の増幅率Aが100になるように設定されている。なお、オペアンプ33の動作電圧は、電池部31から供給されているが、他の電池から供給されてもよい。また、オペアンプ33の非反転入力端子には、ガルバニ式酸素濃度センサ32の一方の端子が接続されている。ガルバニ式酸素濃度センサ32の他方の端子は、電池部31の負極に接続されている。この第3実施形態によるガルバニ式酸素濃度センサ32では、第1実施形態によるガルバニ式酸素濃度センサ2と同様、外部の酸素濃度が約18%〜約19%の時に約10mVの電圧が出力されるように設定されている。そして、電池部31の外部の酸素濃度が約18%〜約19%の時に、NMOSトランジスタNT31のゲートに印加される電圧がNMOSトランジスタNT31のピンチオフ電圧Vn(約1V)になるように、オペアンプ33の増幅率Aが、上記のように、100に設定されている。
【0050】
この第4実施形態による空気電池の動作としては、放電時に、電池部31の外部の酸素濃度が低下して約18%〜約19%に達したときに、ガルバニ式酸素濃度センサ32の出力電圧が約10mVになるとともに、NMOSトランジスタNT31のゲートに印加されるオペアンプ33の出力電圧が、NMOSトランジスタNT31のピンチオフ電圧Vn(約1V)になる。これにより、電池部31の外部の酸素濃度が低下して約18%〜約19%に達したときに、NMOSトランジスタNT31がオフ状態になるので、電池部31の正極から負荷34を介して負極に向かう電流経路が遮断される。その結果、電池部31の放電動作が停止される。
【0051】
第4実施形態では、上記したように、ガルバニ式酸素濃度センサ32の出力電圧を増幅するためのオペアンプ33を設けることによって、上記第2実施形態と異なり、1個のガルバニ式酸素濃度センサ32により、NMOSトランジスタNT31のゲートに、容易に、ピンチオフ電圧Vnを印加することができる。これにより、ガルバニ式酸素濃度センサ32により測定された酸素濃度が人体に適切な酸素濃度の下限値を下回る前の所定の値(約18%〜約19%)に達したときに、1個のガルバニ式酸素濃度センサ32と、オペアンプ33と、NMOSトランジスタNT31とを用いて、容易に、電池部31の放電動作を停止することができる。その結果、密閉空間内で空気電池の電池部31を放電する際に、容易に、密閉空間内の酸素濃度を人体に適切な酸素濃度に保持することができる。
【0052】
(第5実施形態)
図5は、本発明の第5実施形態による空気電池の全体構成を示した回路図である。この第5実施形態では、上記第1〜第4実施形態と異なり、リレー装置を用いて空気電池の放電動作を停止する場合の例について説明する。
【0053】
この第5実施形態による空気電池は、図5に示すように、空気中の酸素を正極活物質として使用する空気極(正極)を有する電池部41と、約1Vのピンチオフ電圧Vnを有するNMOSトランジスタNT41と、100個のガルバニ式酸素濃度センサ42と、リレー装置45とを備えている。なお、ガルバニ式酸素濃度センサ42は、本発明の「酸素濃度測定部」および「酸素センサ」の一例であり、リレー装置45およびNMOSトランジスタNT41は、本発明の「動作停止手段」および「スイッチング部」の一例である。
【0054】
リレー装置45は、コイル45aが巻き付けられた鉄芯からなるコア45bと、磁鉄からなるヨーク45cと、矢印Fおよび矢印G方向に移動可能に取り付けられた鉄片スイッチ45dと、コイル45aに電流が流れないときに鉄片スイッチ45dを矢印G方向に戻すための復帰バネ45eと、コイルに電流が流れて鉄片スイッチ45dが矢印F方向に引き寄せられたときにスイッチの役目をはたす接点45fとからなる。リレー装置45の駆動電力は、本実施形態では、空気電池の電池部1から供給しているが、他の外部電源から供給してもよい。また、電池部41の正極は、リレー装置45の接点45fに接続されている。そして、ガルバニ式酸素濃度センサ42の合計電圧が約1V以上になると、NチャネルトランジスタNT41がオン状態になり、コイル45aに電流が流れる。これにより、鉄片スイッチ45dが矢印F方向に引き寄せられるので、鉄片スイッチ45dは、接点45fと接触する。その結果、空気電池の正極、接点45f、鉄片スイッチ45d、負荷44および電池部41の負極へと放電電流が流れる。また、ガルバニ式酸素濃度センサ42の電圧が約1V以下になると、NチャネルトランジスタNT41がオフ状態になり、コイル45aに電流が流れない。これにより、鉄片スイッチ45dが矢印G方向に引き戻され、鉄片スイッチ45dは接点45fと接触しなくなる。その結果、空気電池の電池部41から負荷44に電流は流れない。
【0055】
また、NMOSトランジスタNT41は、リレー装置45のコイル45aと空気電池の電池部41の負極との間に接続されている。また、100個のガルバニ式酸素濃度センサ42の正極側は、NMOSトランジスタNT41のゲートに接続されており、ガルバニ式酸素濃度センサ42の負極側は、空気電池の電池部41の負極に接続されている。
【0056】
第5実施形態による空気電池の動作としては、放電時に、電池部41の外部の酸素濃度が低下して約18%〜約19%に達したときに、個々のガルバニ式酸素濃度センサ42の出力電圧が約10mVになるとともに、NMOSトランジスタNT41のゲートに印加される100個のガルバニ式酸素濃度センサ42の合計電圧がNMOSトランジスタNT41のピンチオフ電圧Vn(約1V)になるので、NMOSトランジスタNT41がオフ状態になる。これにより、リレー装置45のコイル45aへの正極からの電力供給が停止されるので、鉄片スイッチ45dを矢印F方向に引き寄せる電磁力がなくなる。このため、リレー装置45の鉄片スイッチ45dが復帰バネ45eの付勢力により矢印G方向に移動する。その結果、正極から負極に向かう放電経路が遮断されるので、電池部41の放電動作が停止される。
【0057】
第5実施形態では、上記したように、電池部41の正極から負極に向かう放電時の電流経路にリレー装置45を設けるとともに、リレー装置45の電力供給経路にNMOSトランジスタNT41を設けることによって、ガルバニ式酸素濃度センサ42によって測定された酸素濃度が、人体に適切な酸素濃度の下限値を下回る前の所定の値(約18%〜約19%)に達したときに、100個のガルバニ式酸素濃度センサ42の合計出力によって、NMOSトランジスタNT41がオフ状態になるとともに、リレー装置45への電力の供給が停止されてリレー装置45の鉄片スイッチ45dが矢印G方向に移動するので、容易に放電動作を停止することができる。
【0058】
また、第5実施形態では、電池部41の放電経路のスイッチングをリレー装置45を用いて行うことによって、MOSトランジスタを用いて放電経路のスイッチングを行う場合に比べて、放電経路に大電流を流すことができる。したがって、第5実施形態の空気電池は、大きな放電電流を流す比較的大型の空気電池に適した構成である。
【0059】
なお、第5実施形態による空気電池のその他の効果は、第2実施形態と同様である。
【0060】
(第6実施形態)
図6は、本発明の第6実施形態による空気電池の全体構成を示した回路図である。図6を参照して、この第6実施形態では、上記第5実施形態の構成において、オペアンプを用いてガルバニ式酸素濃度センサを1個にする例について説明する。なお、この第6実施形態は、上記した第4実施形態と第5実施形態とを組み合わせた構成を有する。
【0061】
すなわち、この第6実施形態による空気電池は、図6に示すように、空気中の酸素を正極活物質として使用する空気極(正極)を有する電池部51と、約1Vのピンチオフ電圧Vnを有するNMOSトランジスタNT51と、リレー装置55と、1個のガルバニ式酸素濃度センサ52と、オペアンプ53と、抵抗R51およびR52とを備えている。ガルバニ式酸素濃度センサ52、オペアンプ53、抵抗R51およびR52は、それぞれ、第4実施形態によるガルバニ式酸素濃度センサ32、オペアンプ33、抵抗R31およびR32と同様の構成を有している。なお、ガルバニ式酸素濃度センサ52は、本発明の「酸素濃度測定部」および「酸素センサ」の一例であり、リレー装置55およびNMOSトランジスタNT51は、本発明の「動作停止手段」および「スイッチング部」の一例である。
【0062】
また、リレー装置55は、図5に示した第5実施形態のリレー装置45の接続関係と同様、コイル55aが巻き付けられたコア55bと、ヨーク55cと、矢印Fおよび矢印G方向に移動可能に取り付けられた鉄片スイッチ55dと、鉄片スイッチ55dを矢印G方向に付勢するための復帰バネ55eと、コイル55aに電流が流れ鉄片スイッチ55dが矢印F方向に引き寄せられたときに鉄片スイッチ55dと接続される接点55fとから構成されている。なお、リレー装置55の接続関係は、図5に示した第5実施形態のリレー装置45の接続関係と同様である。これにより、電池部51の正極から、接点55f、鉄片スイッチ55dおよび負荷54を経て、電池部51の負極に向かう電流経路に放電電流が流れる。
【0063】
第6実施形態による空気電池の動作としては、放電時に、電池部51の外部の酸素濃度が低下して約18%〜約19%に達したときに、ガルバニ式酸素濃度センサ52の出力電圧が約10mVになるとともに、出力電圧がオペアンプ53により増幅される。このオペアンプ53の増幅率Aは、NMOSトランジスタNT51のゲートに印加される電圧がNMOSトランジスタNT51のピンチオフ電圧Vn(約1V)になるように、「100」に設定されているので、NMOSトランジスタNT51がオフ状態になる。これにより、リレー装置55のコイル55aへの正極からの電力供給が停止されるので、鉄片スイッチ55dを矢印F方向に引き寄せる電磁力がなくなる。このため、リレー装置55の鉄片スイッチ55dが復帰バネ55eの付勢力により、矢印G側へ移動する。その結果、正極から負極に向かう放電経路が遮断されるので、電池部51の放電動作が停止される。
【0064】
第6実施形態では、上記したように、ガルバニ式酸素濃度センサ52の出力電圧を増幅するためのオペアンプ53を設けることによって、上記第5実施形態と異なり、1個のガルバニ式酸素濃度センサ52により、NMOSトランジスタNT51のゲートに、容易に、ピンチオフ電圧Vnを印加することができる。これにより、ガルバニ式酸素濃度センサ52により測定された人体に適切な酸素濃度の下限値を下回る前の所定の値(約18%〜約19%)に達したときに、1個のガルバニ式酸素濃度センサ52と、オペアンプ53と、NMOSトランジスタNT51と、リレー装置55とを用いて、容易に、電池部51の放電動作を停止することができる。その結果、密閉空間内で空気電池の電池部51を放電する際に、容易に密閉空間内の酸素濃度を人体に適切な酸素濃度に保持することができる。
【0065】
なお、第6実施形態による空気電池のその他の効果は、第5実施形態と同様である。
【0066】
(第7実施形態)
図7は、本発明の第7実施形態による空気電池の全体構成を示した回路図である。図7を参照して、この第7実施形態では、上記第4実施形態の構成において、電池部とガルバニ式酸素濃度センサとを一体化することにより、電解液を共有化した場合の例について説明する。第7実施形態のその他の構成は、第4実施形態と同様である。
【0067】
すなわち、この第7実施形態による空気電池は、図7に示すように、電池部61と、ガルバニ式酸素濃度センサ部62と、約1Vのピンチオフ電圧Vnを有するNMOSトランジスタNT61と、オペアンプ63と、抵抗R61およびR62とを備えている。なお、ガルバニ式酸素濃度センサ部62は、本発明の「酸素濃度測定部」および「酸素センサ」の一例であり、NMOSトランジスタNT61は、本発明の「動作停止手段」および「スイッチング部」の一例である。
【0068】
NMOSトランジスタNT61は、電池部61の負極と、負荷64との間に接続されている。また、オペアンプ63の出力端子は、NMOSトランジスタNT61のゲートに接続されている。また、オペアンプ63の反転入力端子には、負帰還回路を構成する抵抗R61およびR62が接続されている。この抵抗R61およびR62の抵抗値は、オペアンプ63の増幅率Aが100になるように設定されている。
【0069】
ここで、第7実施形態では、電池部61とガルバニ式酸素濃度センサ部62とを一体化することにより、電池部61とガルバニ式酸素濃度センサ部62との電解液を共有化している。すなわち、ガルバニ式酸素濃度センサ部62は、正極活物質として酸素を使用するとともに、負極に金属活物質を用いる空気/金属電池であるので、空気電池を構成する電池部61の電解液を共通に使用することが可能である。なお、共通の電解液としては、たとえば、水酸化カリウム溶液が用いられる。また、電池部61と一体化されたガルバニ式酸素濃度センサ部62の正極は、オペアンプ63からの非反転入力端子に接続されており、ガルバニ式酸素濃度センサ部62の負極は、空気電池の電池部61の負極に接続されている。
【0070】
なお、ガルバニ式酸素濃度センサ部62は、電池部61の外部の酸素濃度が低下して約18%〜約19%に達したときに、約10mVの出力電圧が出力されるように設定されている。そして、電池部61の外部の酸素濃度が約18%〜約19%の時に、NMOSトランジスタNT61のゲートに印加される電圧がNMOSトランジスタNT61のピンチオフ電圧Vn(約1V)になるように、オペアンプ63の増幅率Aが、上記のように、100に設定されている。
【0071】
この第7実施形態の動作としては、放電時に、電池部61の外部の酸素濃度が低下して約18%〜約19%に達したときに、ガルバニ式酸素濃度センサ部62の出力電圧が約10mVになるとともに、NMOSトランジスタNT61のゲートに印加されるオペアンプ63の出力電圧が、NMOSトランジスタNT61のピンチオフ電圧Vn(約1V)になる。これにより、電池部61の外部の酸素濃度が低下して約18%〜約19%に達したときに、NMOSトランジスタNT61がオフ状態になるので、電池部61の正極から負荷64を介して負極に向かう電流経路が遮断される。これにより、放電動作が停止される。
【0072】
第7実施形態では、上記したように、電池部61と、ガルバニ式酸素濃度センサ部62とを一体化することにより、電池部61とガルバニ式酸素濃度センサ部62との電解液を共有化することによって、ガルバニ式酸素濃度センサの電解液を電池部の電解液とは別個に設ける場合に比べて、装置を小型化することができる。
【0073】
なお、第7実施形態のその他の効果は、上記第4実施形態と同様である。
【0074】
(第8実施形態)
図8は、本発明の第8実施形態による空気電池の全体構成を示した回路図である。この第8実施形態では、上記第2〜第7実施形態の放電動作を停止する場合と異なり、ガルバニ式酸素濃度センサとPMOSトランジスタとを用いて空気電池の充電動作を停止する場合について説明する。
【0075】
すなわち、第8実施形態による空気電池は、図8に示すように、空気中の酸素を正極活物質として使用する空気極(正極)を有する電池部71と、約1.25Vのピンチオフ電圧Vpを有するPMOSトランジスタPT71と、100個のガルバニ式酸素濃度センサ72とを備えている。なお、ガルバニ式酸素濃度センサ72は、本発明の「酸素濃度測定部」および「酸素センサ」の一例であり、PMOSトランジスタPT71は、本発明の「動作停止手段」および「スイッチング部」の一例である。
【0076】
PMOSトランジスタPT71は、電池部71の負極と充電用電源74との間に接続されている。また、100個のガルバニ式酸素濃度センサ72は、直列に接続されているとともに、正極側の端部は、PMOSトランジスタPT71のゲートに接続され、かつ、負極側の端部は、空気電池の電池部71の負極に接続されている。これにより、PMOSトランジスタPT71のゲートには、1個のガルバニ式酸素濃度センサ72の出力電圧の100倍の電圧が印加される。なお、ガルバニ式酸素濃度センサ72は、第1実施形態のガルバニ式酸素濃度センサ2と同様の特性を有する。すなわち、電池部71の外部の酸素濃度が約24%〜約25%の場合に、個々のガルバニ式酸素濃度センサ72がそれぞれ約12.5mVの電圧を出力する。これにより、PMOSトランジスタPT71のゲートに合計約1.25Vの電圧が印加される。
【0077】
なお、この第8実施形態による空気電池の動作としては、充電時に、電池部71の外部の酸素濃度が上昇して約24%〜約25%に達したときに、個々のガルバニ式酸素濃度センサ72の出力電圧が約12.5mVになるとともに、PMOSトランジスタPT71のゲートに印加される100個のガルバニ式酸素濃度センサ72の合計電圧がPMOSトランジスタPT71のピンチオフ電圧Vp(約1.25V)になる。これにより、電池部71の外部の酸素濃度が上昇して約24%〜約25%に達したときに、PMOSトランジスタPT71がオフ状態になるので、電池部71の負極から電池部71の正極に向かう電流経路が遮断される。その結果、充電動作が停止される。
【0078】
第8実施形態では、上記したように、電池部71の外部の酸素濃度を測定する100個のガルバニ式酸素濃度センサ72と、ガルバニ式酸素濃度センサ72によって測定された酸素濃度が人体に適切な酸素濃度の上限値を上回る前の所定の値(約24%〜約25%)に達したときに、電池部71の充電動作を停止するためのPMOSトランジスタPT71とを設けることによって、密閉空間内で空気電池の電池部71を充電する場合にも、密閉空間内の酸素濃度を人体に適切な酸素濃度の範囲内に保持することができる。
【0079】
また、第8実施形態では、上記したように、ガルバニ式酸素濃度センサ72により発生された電圧を直接利用することにより、PMOSトランジスタPT71のスイッチング動作を行うことによって、上記した第1実施形態と異なり、電圧を増幅するためのオペアンプを用いる必要がない。これにより、オペアンプに電池部71から電力を供給する必要もないので、電池部71や外部の電力を用いることなく、電池部71の充電動作を停止することができる。
【0080】
(第9実施形態)
図9は、本発明の第9実施形態による空気電池に含まれるガルバニ式酸素濃度センサの構造を示した断面図である。図9を参照して、この第9実施形態では、上記第8実施形態の構成において、ガルバニ式酸素濃度センサを1個にするための構成の一例について説明する。なお、第9実施形態による空気電池のガルバニ式酸素濃度センサ以外の構成および接続関係は、第8実施形態と同様である。
【0081】
この第9実施形態による空気電池に含まれるガルバニ式酸素濃度センサ82は、セルケース82aと、酸素透過性の隔膜82bと、酸素極からなる正極82cと、水酸化カリウムを含む電解液82dと、鉛などの金属からなる負極82eと、正極82cから引き出された正極端子82fと、負極82eから引き出された負極端子82gと、正極端子82fと負極端子82gとの間に接続された抵抗82hとを備えている。なお、ガルバニ式酸素濃度センサ82は、本発明の「酸素濃度測定部」および「酸素センサ」の一例である。
【0082】
このガルバニ式酸素濃度センサ82の動作としては、外部から隔膜82bを通過して正極82cに供給された酸素が正極82c上で電解還元されることによって、正極82cと負極82eとの間に、酸素濃度に比例した電流が流れる。この電流が抵抗82hの両端に位置する正極端子82fと負極端子82gとの端子間電圧(出力電圧)として検出される。この出力電圧から酸素濃度が判断される。つまり、ガルバニ式酸素濃度センサ82の正極端子82fと負極端子82gとの端子間電圧は、空気電池の電池部71の外部の酸素濃度が一定であれば、抵抗82hの抵抗値に比例する。
【0083】
ここで、第9実施形態では、電池部71(図8参照)の外部の酸素濃度が約24%〜約25%の時に、ガルバニ式酸素濃度センサ82の出力電圧(正極端子82fと負極端子82gとの端子間電圧)がPMOSトランジスタPT71(図8参照)のピンチオフ電圧Vp(約1.25V)になるように、抵抗82hの抵抗値が調整されている。
【0084】
第9実施形態では、上記したように、ガルバニ式酸素濃度センサ82により測定された酸素濃度が人体に適切な酸素濃度の上限値を上回る前の所定の値(約24%〜約25%)に達したときに、PMOSトランジスタPT71(図8参照)のゲートに印加される電圧がPMOSトランジスタPT71のピンチオフ電圧Vp(約1.25V)になるように、ガルバニ式酸素濃度センサ82の抵抗82hの抵抗値を調整することによって、上記した第8実施形態と異なり、1個のガルバニ式酸素濃度センサ82のみにより、PMOSトランジスタPT71のゲートに、容易にピンチオフ電圧Vpを印加することができる。これにより、ガルバニ式酸素濃度センサ82により測定された酸素濃度が人体に適切な酸素濃度の上限値を上回る前の所定の値(約24%〜約25%)に達したときに、1個のガルバニ式酸素濃度センサ82と、PMOSトランジスタPT71とを用いて、容易に、電池部71(図8参照)の充電動作を停止することができる。その結果、密閉空間内で空気電池を充電する際に、装置を大型化することなく、密閉空間内の酸素濃度を人体に適切な酸素濃度に保持することができる。
【0085】
また、第9実施形態では、上記第8実施形態と同様、ガルバニ式酸素濃度センサ82により発生された電圧を直接利用することにより、PMOSトランジスタPT71(図8参照)のスイッチング動作を行うことによって、上記した第8実施形態と異なり、電圧を増幅するためのオペアンプを用いる必要がない。これにより、オペアンプに電池部71から電力を供給する必要がないので、電池部71や外部の電力を用いることなく、電池部71の充電動作を停止することができる。
【0086】
(第10実施形態)
図10は、本発明の第10実施形態による空気電池の全体構成を示す回路図である。図10を参照して、この第10実施形態では、上記第8実施形態の構成において、オペアンプを用いてガルバニ式酸素濃度センサを1個にする例について説明する。この第10実施形態の構成は、上記した第1実施形態から放電時の動作停止手段(NMOSトランジスタNT1、ダイオードD1およびダイオードD2)を除いた構成に相当する。
【0087】
すなわち、第10実施形態による空気電池は、図10に示すように、空気中の酸素を正極活物質として使用する空気極(正極)を有する電池部91と、約1.25Vのピンチオフ電圧Vpを有するPMOSトランジスタPT91と、抵抗R91およびR92と、ガルバニ式酸素濃度センサ92と、オペアンプ93とを備えている。なお、ガルバニ式酸素濃度センサ92は、本発明の「酸素濃度測定部」および「酸素センサ」の一例であり、PMOSトランジスタPT91は、本発明の「動作停止手段」および「スイッチング部」の一例である。
【0088】
PMOSトランジスタPT91は、電池部91の負極と充電用電源94との間に接続されている。また、オペアンプ93の出力端子は、PMOSトランジスタPT91のゲートに接続されている。また、オペアンプ93の反転入力端子には、負帰還回路を構成する抵抗R91および抵抗R92の一方の端子が接続されている。抵抗R91の他方の端子は、オペアンプ93の出力端子に接続されており、抵抗R92の他方の端子は、電池部91の負極に接続されている。抵抗R91およびR92の抵抗値は、オペアンプ93の増幅率Aが100になるように設定されている。なお、オペアンプ93の動作電圧は、本実施形態では、電池部91から供給されているが、他の電池から供給されるようにしてもよい。また、オペアンプ93の非反転入力端子には、ガルバニ式酸素濃度センサ92の一方の端子が接続されている。ガルバニ式酸素濃度センサ92の他方の端子は、電池部91の負極に接続されている。この第10実施形態によるガルバニ式酸素濃度センサ92では、第8実施形態によるガルバニ式酸素濃度センサ72と同様、外部の酸素濃度が約24%〜約25%の時に約12.5mVの電圧が出力されるように設定されている。そして、電池部91の外部の酸素濃度が約24%〜約25%の時に、PMOSトランジスタPT91のゲートに印加される電圧がPMOSトランジスタPT91のピンチオフ電圧Vp(約1.25V)になるように、オペアンプ93の増幅率Aが、上記のように、100に設定されている。
【0089】
この第10実施形態の動作としては、充電時に、電池部91の外部の酸素濃度が約24%〜約25%に達したときに、ガルバニ式酸素濃度センサ92の出力電圧が約12.5mVになるとともに、PMOSトランジスタPT91のゲートに印加されるオペアンプ93の出力電圧が、PMOSトランジスタPT91のピンチオフ電圧Vp(約1.25V)になる。これにより、電池部91の外部の酸素濃度が約24%〜約25%に達したときに、PMOSトランジスタPT91がオフ状態になるので、電池部91の負極から充電用電源94を介して正極に向かう電流経路が遮断される。その結果、電池部91の充電動作が停止される。
【0090】
第10実施形態では、上記したように、ガルバニ式酸素濃度センサ92の出力電圧を増幅するためのオペアンプ93を設けることによって、第8実施形態と異なり、1個のガルバニ式酸素濃度センサ92により、PMOSトランジスタPT91のゲートに、容易に、ピンチオフ電圧Vpを印加することができる。これにより、ガルバニ式酸素濃度センサ92により測定された人体に適切な酸素濃度の上限値を上回る前の所定の値(約24%〜約25%)に達したときに、1個のガルバニ式酸素濃度センサ92と、オペアンプ93と、PMOSトランジスタPT91とを用いて、容易に、電池部91の充電動作を停止することができる。その結果、密閉空間内で空気電池の電池部91を充電する際に、容易に、密閉空間内の酸素濃度を人体に適切な酸素濃度に保持することができる。
【0091】
(第11実施形態)
図11は、本発明の第11実施形態による空気電池の全体構成を示した回路図である。図11を参照して、この第11実施形態では、上記第1〜第10実施形態と異なり、電池部の外部の二酸化炭素濃度が所定の値に達した時に、電池部の動作を停止させる場合について説明する。
【0092】
この第11実施形態による空気電池は、図11に示すように、空気中の酸素を正極活物質として使用する空気極(正極)を有する電池部101と、所定のピンチオフ電圧Vpを有するPMOSトランジスタPT101と、抵抗R101およびR102と、固体電解質型二酸化炭素センサ102と、オペアンプ103とを備えている。なお、固体電解質型二酸化炭素センサ102は、本発明の「二酸化炭素濃度測定部」および「二酸化炭素センサ」の一例であり、PMOSトランジスタPT101は、本発明の「動作停止手段」および「スイッチング部」の一例である。また、固体電解質型二酸化炭素センサ(固体電解質型炭酸ガスセンサ)102は、固体電解質と固体基準極との界面において酸化物と二酸化炭素とが化学反応することにより生じる起電力が、被検ガス中の二酸化炭素分圧の対数に比例する原理により、二酸化炭素濃度を測定するものである。
【0093】
PMOSトランジスタPT101は、電池部101の負極と、負荷104との間に接続されている。また、オペアンプ103の出力端子は、PMOSトランジスタPT101のゲートに接続されている。また、オペアンプ103の反転入力端子には、負帰還回路を構成する抵抗R101およびR102の一方の端子が接続されている。抵抗R101の他方の端子は、オペアンプ103の出力端子に接続されており、抵抗R102の他方の端子は、電池部101の負極に接続されている。これにより、抵抗R101と抵抗R102との抵抗値の比を調整することにより、オペアンプ103の増幅率Aを任意に調整することが可能となる。なお、本実施形態では、オペアンプ103の動作電圧は、電池部101から供給されるが、他の電池から供給されてもよい。また、オペアンプ103の非反転入力端子には、固体電解質型二酸化炭素センサ102の一方の端子が接続されている。固体電解質型二酸化炭素センサ102の他方の端子は、電池部101の負極に接続されている。
【0094】
ここで、密閉空間内で放電時に二酸化炭素を放出する空気電池を多数使用する場合には、密閉空間内の二酸化炭素濃度が上昇すると考えられる。また、人体に適切な空気中の二酸化炭素濃度は、約2%以下であることが知られている。そして、この第11実施形態では、固体電解質型二酸化炭素センサ102は、外部の二酸化炭素濃度が約2%の時にV1の電圧が出力されるように設定されている。また、第11実施形態では、電池部101の外部の二酸化炭素濃度が約2%の時に、PMOSトランジスタPT101のゲートに印加されるオペアンプ103の出力電圧がPMOSトランジスタPT101のピンチオフ電圧Vpになるように、オペアンプ103の増幅率Aが調整されている。すなわち、第11実施形態では、V1×A=Vpになるように、抵抗R101およびR102の抵抗値が調整されている。
【0095】
この第11実施形態の動作としては、放電時に、電池部101の外部の二酸化炭素濃度が上昇して約2%に達したときに、固体電解質型二酸化炭素センサ102の出力電圧がV1になるとともに、PMOSトランジスタPT101のゲートに印加されるオペアンプ103の出力電圧が、PMOSトランジスタPT101のピンチオフ電圧Vpになる。これにより、電池部101の外部の二酸化炭素濃度が上昇して約2%に達したときに、PMOSトランジスタPT101がオフ状態になるので、電池部101の正極から負荷104を介して負極に向かう電流経路が遮断される。その結果、電池部101の放電動作が停止される。なお、電池部101の外部の二酸化炭素濃度が約2%以上の状態では、固体電解質型二酸化炭素センサ102の出力電圧がV1以上になるとともに、PMOSトランジスタPT101のゲートに印加されるオペアンプ103の出力電圧がPMOSトランジスタPT101のピンチオフ電圧Vp以上になるので、PMOSトランジスタPT101のオフ状態(放電動作の停止状態)が維持される。
【0096】
第11実施形態では、上記したように、電池部101の外部の二酸化炭素濃度を測定する固体電解質型二酸化炭素センサ102と、固体電解質型二酸化炭素センサ102によって測定された二酸化炭素濃度が、人体に適切な二酸化炭素濃度の上限値を上回る前の所定の値(約2%)に達したときに、電池部101の放電動作を停止するためのPMOSトランジスタPT101とを設けることによって、密閉空間内で空気電池の電池部101を放電する場合にも、密閉空間内の二酸化炭素濃度を人体に適切な二酸化炭素濃度の範囲内に保持することができる。
【0097】
また、第11実施形態では、上記したように、オペアンプ103と抵抗R101およびR102とを設けることによって、固体電解質型二酸化炭素センサ102の出力電圧を増幅することができるとともに、この増幅された出力電圧をPMOSトランジスタPT101のゲートに印加することができる。これにより、固体電解質型二酸化炭素センサ102から小さな出力電圧しか得ることができない場合であっても、1個の固体電解質型二酸化炭素センサ102のみにより、PMOSトランジスタPT101のゲートに、容易に、ピンチオフ電圧Vpを印加することができる。
【0098】
(第12実施形態)
図12は、本発明の第12実施形態による空気電池の全体構成を示した回路図である。図12を参照して、この第12実施形態では、酸素濃度および二酸化炭素濃度のうちの少なくとも1つが所定の値に達した時に、電池部の動作を停止させる場合について説明する。
【0099】
この第12実施形態による空気電池は、図12に示すように、空気中の酸素を正極活物質として使用する空気極(正極)を有する電池部111と、酸素濃度測定用回路部110と、二酸化炭素濃度測定用回路部120とを備えている。
【0100】
酸素濃度測定用回路部110は、約1Vのピンチオフ電圧Vnを有するNMOSトランジスタNT111と、抵抗R111およびR112と、ガルバニ式酸素濃度センサ112と、オペアンプ113とを含んでいる。なお、ガルバニ式酸素濃度センサ112は、本発明の「酸素濃度測定部」および「酸素センサ」の一例であり、NMOSトランジスタNT111は、本発明の「動作停止手段」および「スイッチング部」の一例である。
【0101】
NMOSトランジスタNT111は、電池部111の負極側と、負荷114との間に接続されている。また、オペアンプ113の出力端子は、NMOSトランジスタNT111のゲートに接続されている。また、オペアンプ113の反転入力端子には、負帰還回路を構成する抵抗R111およびR112の一方の端子が接続されている。抵抗R111の他方の端子は、オペアンプ113の出力端子に接続されており、抵抗R112の他方の端子は、電池部111の負極側に接続されている。なお、本実施形態では、オペアンプ113の動作電圧は、電池部111から供給されるが、他の電池から供給されてもよい。また、オペアンプ113の非反転入力端子には、ガルバニ式酸素濃度センサ112の一方の端子が接続されている。ガルバニ式酸素濃度センサ112の他方の端子は、電池部111の負極側に接続されている。
【0102】
ここで、第12実施形態では、上記第1実施形態と同様、ガルバニ式酸素濃度センサ112は、電池部111の外部の酸素濃度が約18%〜約19%の時に約10mVの電圧が出力されるように設定されている。また、電池部111の外部の酸素濃度が約18%〜約19%の時に、NMOSトランジスタNT111のゲートに印加される電圧がNMOSトランジスタNT111のピンチオフ電圧Vn(約1V)になるように、オペアンプ113の増幅率Aが100に設定されている。すなわち、オペアンプ113の増幅率Aが100になるように、抵抗R111およびR112の抵抗値が調整されている。
【0103】
また、二酸化炭素濃度測定用回路部120は、所定のピンチオフ電圧Vpを有するPMOSトランジスタPT121と、抵抗R121およびR122と、固体電解質型二酸化炭素センサ122と、オペアンプ123とを含んでいる。なお、固体電解質型二酸化炭素センサ122は、本発明の「二酸化炭素濃度測定部」および「二酸化炭素センサ」の一例であり、PMOSトランジスタPT121は、本発明の「動作停止手段」および「スイッチング部」の一例である。
【0104】
PMOSトランジスタPT121は、電池部111の負極と、負荷114側との間に接続されている。また、オペアンプ123の出力端子は、PMOSトランジスタPT121のゲートに接続されている。また、オペアンプ123の反転入力端子には、負帰還回路を構成する抵抗R121およびR122の一方の端子が接続されている。抵抗R121の他方の端子は、オペアンプ123の出力端子に接続されており、抵抗R122の他方の端子は、電池部111の負極に接続されている。なお、本実施形態では、オペアンプ123の動作電圧は、電池部111から供給されるが、他の電池から供給されてもよい。また、オペアンプ123の非反転入力端子には、固体電解質型二酸化炭素センサ122の一方の端子が接続されている。固体電解質型二酸化炭素センサ122の他方の端子は、電池部111の負極に接続されている。
【0105】
ここで、第12実施形態では、上記第11実施形態と同様、固体電解質型二酸化炭素センサ122は、電池部111の外部の二酸化炭素濃度が約2%の時にV1の電圧が出力されるように設定されている。また、電池部111の外部の二酸化炭素濃度が約2%の時に、PMOSトランジスタPT121のゲートに印加される電圧がPMOSトランジスタPT121のピンチオフ電圧Vpになるように、オペアンプ123の増幅率Aが調整されている。すなわち、V1×A=Vpになるように、抵抗R121およびR122の抵抗値が調整されている。
【0106】
この第12実施形態の動作としては、放電時に、電池部111の外部の酸素濃度が低下して約18%〜約19%に達したときに、ガルバニ式酸素濃度センサ112の出力電圧が約10mVになるとともに、NMOSトランジスタNT111のゲートに印加されるオペアンプ113の出力電圧が、NMOSトランジスタNT111のピンチオフ電圧Vn(約1V)になる。これにより、電池部111の外部の酸素濃度が低下して約18%〜約19%に達したときに、NMOSトランジスタNT111がオフ状態になるので、電池部111の正極から負荷114を介して負極に向かう電流経路が遮断される。その結果、電池部111の放電動作が停止される。なお、電池部111の外部の酸素濃度が約18%〜約19%以下の状態では、ガルバニ式酸素濃度センサ112の出力電圧が約10mV以下になるとともに、NMOSトランジスタNT111のゲートに印加されるオペアンプ113の出力電圧がNMOSトランジスタNT111のピンチオフ電圧Vn(約1V)以下になるので、NMOSトランジスタNT111のオフ状態(放電動作の停止状態)が維持される。
【0107】
また、放電時に、電池部111の外部の二酸化炭素濃度が上昇して約2%に達したときに、固体電解質型二酸化炭素センサ122の出力電圧がV1になるとともに、PMOSトランジスタPT121のゲートに印加されるオペアンプ123の出力電圧が、PMOSトランジスタPT121のピンチオフ電圧Vpになる。これにより、電池部111の外部の二酸化炭素濃度が上昇して約2%に達したときに、PMOSトランジスタPT121がオフ状態になるので、電池部111の正極から負荷114を介して負極に向かう電流経路が遮断される。その結果、電池部111の放電動作が停止される。なお、電池部111の外部の二酸化炭素濃度が約2%以上の状態では、固体電解質型二酸化炭素センサ122の出力電圧がV1以上になるとともに、PMOSトランジスタPT121のゲートに印加されるオペアンプ123の出力電圧がPMOSトランジスタPT121のピンチオフ電圧Vp以上になるので、PMOSトランジスタPT121のオフ状態(放電動作の停止状態)が維持される。
【0108】
これにより、第12実施形態では、酸素濃度が約18%〜約19%よりも高く、かつ、二酸化炭素濃度が約2%よりも低い状態でのみ、電池部111の放電動作が可能となる。
【0109】
第12実施形態では、上記したように、電池部111の外部の酸素濃度を測定するガルバニ式酸素濃度センサ112、および、二酸化炭素濃度を測定する固体電解質型二酸化炭素センサ122を設けるとともに、人体に適切な酸素濃度の下限値を下回る前の所定の値(約18%〜約19%)に達したときに、電池部111の放電動作を停止するためのNMOSトランジスタNT111、および、人体に適切な二酸化炭素濃度の上限値を上回る前の所定の値(約2%)に達したときに、電池部111の放電動作を停止するためのPMOSトランジスタPT121を設けることによって、ガルバニ式酸素濃度センサ112によって測定された酸素濃度、および、固体電解質型二酸化炭素センサ122によって測定された二酸化炭素濃度のうちの少なくとも1つが人体に適切な値の限界値を越える前の所定の値に達したときに、電池部111の動作を停止することができる。これにより、密閉空間内で空気電池の電池部111を放電する場合にも、密閉空間内の酸素濃度および二酸化炭素濃度をそれぞれ人体に適切な値の範囲内に保持することができる。
【0110】
(第13実施形態)
図13は、本発明の第13実施形態による空気電池の全体構成を示した回路図である。図13を参照して、この第13実施形態では、電池部の外部の湿度が所定の値に達した時に、電池部の動作を停止させる場合について説明する。
【0111】
この第13実施形態による空気電池は、図13に示すように、空気中の酸素を正極活物質として使用する空気極(正極)を有し、放電時に水を放出する電池部131と、毛髪式湿度センサ132とを備えている。なお、毛髪式湿度センサ132は、本発明の「湿度測定部」および「動作停止手段」の一例である。
【0112】
毛髪式湿度センサ132は、電池部131の負極と、負荷134との間に接続されている。この毛髪式湿度センサ132は、毛髪が湿度により伸縮することによって、オン状態またはオフ状態になるマイクロスイッチ(図示せず)を含んでいる。
【0113】
ここで、密閉空間内で放電時に水を放出する空気電池を多数使用する場合には、密閉空間内の湿度が上昇すると考えられる。また、カビやダニが発生するのを抑制するためには、密閉空間内の湿度として、約60%以下が好ましいことが知られている。そして、この第13実施形態では、毛髪式湿度センサ132は、電池部131の外部の湿度が約60%の時に、毛髪式湿度センサ132のマイクロスイッチがオフ状態になるように設定されている。
【0114】
この第13実施形態の動作としては、放電時に、電池部131の正極から負荷134および毛髪式湿度センサ132を介して、負極に電流が流れる。この際、放電により電池部131の外部の湿度が上昇する。そして、電池部131の外部の湿度が約60%に達したときに、毛髪式湿度センサ132のマイクロスイッチがオフ状態になるので、電池部131の正極から負荷134を介して負極に向かう電流経路が遮断される。その結果、電池部131の放電動作が停止される。なお、電池部131の外部の湿度が約60%以上であれば、毛髪式湿度センサ132のマイクロスイッチがオフ状態になるので、放電動作の停止状態が維持される。
【0115】
第13実施形態では、上記したように、電池部131の外部の湿度を測定するとともに、電池部131の外部の湿度が約60%に達した時にオフ状態になるマイクロスイッチを含む毛髪式湿度センサ132を設けることによって、密閉空間内で空気電池の電池部131を放電する場合にも、密閉空間内の湿度を適切な湿度(約60%以下)に保持することができる。これにより、カビやダニが発生するのを抑制することができる。
【0116】
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0117】
たとえば、上記第1〜第12実施形態では、電池部の動作停止手段(スイッチング部)として、MOSトランジスタやリレー装置を用いたが、本発明はこれに限らず、他のスイッチング部を含む動作停止手段を用いてもよい。
【0118】
また、上記第1〜第10実施形態では、約1Vのピンチオフ電圧を有するNMOSトランジスタおよび約1.25Vのピンチオフ電圧を有するPMOSトランジスタを用いるとともに、第11実施形態では、ピンチオフ電圧Vpを有するPMOSトランジスタを用い、第12実施形態では、約1Vのピンチオフ電圧を有するNMOSトランジスタおよびピンチオフ電圧Vpを有するPMOSトランジスタを用いたが、本発明はこれに限らず、NMOSトランジスタおよびPMOSトランジスタのピンチオフ電圧は任意に変更可能である。
【0119】
また、上記第2、第5および第8実施形態では、100個のガルバニ式酸素濃度センサを用いたが、本発明はこれに限らず、NMOSトランジスタまたはPMOSトランジスタのピンチオフ電圧と、酸素濃度が所定の値に達したときのガルバニ式酸素濃度センサの出力電圧とに応じて、ガルバニ式酸素濃度センサの個数を決定すればよい。
【0120】
また、上記第1〜第10および第12実施形態では、酸素濃度測定部としてガルバニ式酸素濃度センサを用いたが、本発明はこれに限らず、他の酸素濃度測定手段を用いてもよい。
【0121】
なお、上記実施形態で説明した空気電池の電池部としては、たとえば、空気中の酸素を正極活物質として使用するとともに、水素、メタノールおよび炭化水素などを負極活物質として使用する燃料電池や、空気中の酸素を正極活物質として使用するとともに、負極に金属活物質を用いる金属/空気電池などが考えられるが、本発明はこれに限らず、空気中の酸素を使用する空気極を含む電池であれば、他の電池にも適用可能である。
【0122】
また、上記第1、第4〜第7および第10〜第12実施形態では、オペアンプまたはリレー装置の電力を電池部から供給するようにしたが、本発明はこれに限らず、他の外部電源または他の電池から供給するようにしてもよい。
【0123】
また、上記第11および第12実施形態では、二酸化炭素濃度測定部として固体電解質型二酸化炭素センサを用いたが、本発明はこれに限らず、他の二酸化炭素濃度測定手段を用いてもよい。たとえば、固体電解質型二酸化炭素センサ以外の他の二酸化炭素濃度測定手段としては、赤外光方式二酸化炭素センサおよび半導体型二酸化炭素センサなどがある。
【0124】
また、上記第11および第12実施形態では、PMOSトランジスタを用いて、電池部の正極から負極に向かう電流経路を遮断するようにしたが、本発明はこれに限らず、リレー装置を用いて、電池部の正極から負極に向かう電流経路を遮断するようにしてもよい。これにより、二酸化炭素センサを用いた場合にも、電流経路に大電流を流すことができる。
【0125】
また、上記第13実施形態では、湿度測定部として毛髪式湿度センサを用いたが、本発明はこれに限らず、他の湿度測定手段を用いてもよい。たとえば、毛髪式湿度センサ以外の他の湿度測定手段としては、水晶振動式湿度センサ、高分子系湿度センサおよび金属酸化物系湿度センサなどがある。なお、これらの湿度センサを用いる場合には、毛髪式湿度センサを用いる場合と異なり、動作停止手段を別途設ける必要がある。
【0126】
また、上記第1、第2、第4〜第8および第10〜第13実施形態では、酸素濃度測定部、二酸化炭素濃度測定部および湿度測定部のうちの1つまたは2つを電池部に接続するようにしたが、本発明はこれに限らず、酸素濃度測定部、二酸化炭素濃度測定部および湿度測定部のすべてを電池部に接続するようにしてもよい。また、酸素濃度測定部、二酸化炭素濃度測定部および湿度測定部のうちの2つを電池部に接続する場合は、酸素濃度測定部と湿度測定部とを組み合わせてもよいし、二酸化炭素濃度測定部と湿度測定部とを組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による空気電池の全体構成を示した回路図である。
【図2】本発明の第2実施形態による空気電池の全体構成を示した回路図である。
【図3】本発明の第3実施形態による空気電池に含まれるガルバニ式酸素濃度センサの構造を示した断面図である。
【図4】本発明の第4実施形態による空気電池の全体構成を示した回路図である。
【図5】本発明の第5実施形態による空気電池の全体構成を示した回路図である。
【図6】本発明の第6実施形態による空気電池の全体構成を示した回路図である。
【図7】本発明の第7実施形態による空気電池の全体構成を示した回路図である。
【図8】本発明の第8実施形態による空気電池の全体構成を示した回路図である。
【図9】本発明の第9実施形態による空気電池に含まれるガルバニ式酸素濃度センサの構造を示した断面図である。
【図10】本発明の第10実施形態による空気電池の全体構成を示す回路図である。
【図11】本発明の第11実施形態による空気電池の全体構成を示した回路図である。
【図12】本発明の第12実施形態による空気電池の全体構成を示した回路図である。
【図13】本発明の第13実施形態による空気電池の全体構成を示した回路図である。
【符号の説明】
1、11、21、41、51、61、71、91、101、111、131 電池部
3、33、53、63、93、103、113、123 オペアンプ
NT1、NT11、NT31、NT41、NT51、NT61、NT111 NMOSトランジスタ(動作停止手段、スイッチング部)
PT1、PT71、PT91、PT101、PT121 PMOSトランジスタ(動作停止手段、スイッチング部)
45、55 リレー装置(動作停止手段、スイッチング部)
2、12、22、32、42、52、72、82、92、112 ガルバニ式酸素濃度センサ(酸素濃度測定部、酸素センサ)
62 ガルバニ式酸素濃度センサ部(酸素濃度測定部、酸素センサ)
102、122 固体電解質型二酸化炭素センサ(二酸化炭素濃度測定部、二酸化炭素センサ)
132 毛髪式湿度センサ(湿度測定部、動作停止手段)
Claims (11)
- 空気極を含む電池部と、
前記電池部の外部の酸素濃度を測定するための酸素濃度測定部と、
前記酸素濃度測定部によって測定された酸素濃度が所定の値に達した時に、前記電池部の動作を停止する動作停止手段とを備えた、空気電池。 - 前記動作停止手段は、前記酸素濃度測定部によって測定された酸素濃度が、人体に適切な酸素濃度の限界値の範囲外になる前の所定の値に達したときに、前記電池部の動作を停止する、請求項1に記載の空気電池。
- 前記酸素濃度測定部は、
酸素濃度に応じた出力電圧を発生させる酸素センサを含み、
前記動作停止手段は、
前記酸素センサの出力電圧を利用して、前記酸素センサの出力電圧が所定の値に達したときに、前記電池部の動作をオフ状態にするスイッチング部を含む、請求項1または2に記載の空気電池。 - 前記酸素濃度測定部は、
酸素濃度に応じた出力電圧を発生させる空気極を有する電池式の酸素センサを含み、
前記電池式の酸素センサの電解液および前記電池部の電解液として、共通の電解液を用いる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気電池。 - 空気極を含む電池部と、
前記電池部の外部の二酸化炭素濃度を測定するための二酸化炭素濃度測定部と、
前記二酸化炭素濃度測定部によって測定された二酸化炭素濃度が所定の値に達した時に、前記電池部の動作を停止する動作停止手段とを備えた、空気電池。 - 前記動作停止手段は、前記二酸化炭素濃度測定部によって測定された二酸化炭素濃度が、人体に適切な二酸化炭素濃度の限界値の範囲外になる前の所定の値に達したときに、前記電池部の動作を停止する、請求項5に記載の空気電池。
- 前記二酸化炭素濃度測定部は、
二酸化炭素濃度に応じた出力電圧を発生させる二酸化炭素センサを含み、
前記動作停止手段は、
前記二酸化炭素センサの出力電圧を利用して、前記二酸化炭素センサの出力電圧が所定の値に達したときに、前記電池部の動作をオフ状態にするスイッチング部を含む、請求項5または6に記載の空気電池。 - 前記スイッチング部は、MOSトランジスタおよびリレー装置のうちの少なくとも1つを含む、請求項3または7に記載の空気電池。
- 空気極を含む電池部と、
前記電池部の外部の湿度を測定するための湿度測定部と、
前記湿度測定部によって測定された湿度が所定の値に達した時に、前記電池部の動作を停止する動作停止手段とを備えた、空気電池。 - 空気極を含む電池部と、
前記電池部の外部の酸素濃度を測定するための酸素濃度測定部、二酸化炭素濃度を測定するための二酸化炭素濃度測定部、および、湿度を測定するための湿度測定部のうちの少なくとも1つと、
前記酸素濃度測定部、前記二酸化炭素濃度測定部および前記湿度測定部によってそれぞれ測定された酸素濃度、二酸化炭素濃度および湿度のうちの少なくとも1つが所定の値に達した時に、前記電池部の動作を停止する動作停止手段とを備えた、空気電池。 - 請求項1〜10のいずれか1項に記載の空気電池を内蔵した機器。
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