JP2004075298A - エレベータ用非常止め装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】U字型の板状ばねを非常止め装置から取り外すことなく、U字型の板状ばねのばね力を容易に調整できるようにする。
【解決手段】非常止め装置13は一対のクサビ3,3がガイドレール2を挟むように配設されている。このクサビ3,3の外側に転送ローラ4を介してクサビ受け5,5が配設され、このクサビ受け5,5の外側にU字型の板状ばね20が配設されている。U字型の板状ばね20の開口端部には、クサビ受け5,5の外面を押圧する押圧具21が取付けられている。この押圧具21は、板状ばね20に形成されたメネジに螺合するボルトにより構成され、板状ばね20の外側から取付けられ、その先端部の突出量を変えることで、板状ばね20のばね力が調整できようになっている。
【選択図】 図2
【解決手段】非常止め装置13は一対のクサビ3,3がガイドレール2を挟むように配設されている。このクサビ3,3の外側に転送ローラ4を介してクサビ受け5,5が配設され、このクサビ受け5,5の外側にU字型の板状ばね20が配設されている。U字型の板状ばね20の開口端部には、クサビ受け5,5の外面を押圧する押圧具21が取付けられている。この押圧具21は、板状ばね20に形成されたメネジに螺合するボルトにより構成され、板状ばね20の外側から取付けられ、その先端部の突出量を変えることで、板状ばね20のばね力が調整できようになっている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、U字型の板状ばねを用いたエレベータ用非常止め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エレベータでは、安全装置として建築基準法施行令の129条の9第7号において、下降する乗りかごの速度が規定された値を超えると、乗りかごの下降を自動的に停止する装置を設けなければならないことが規定されている。このため、乗りかご又は釣り合い重りには非常止め装置が設けられている。非常止め装置は、乗りかごおよび釣り合い重りを吊下げる主ロープが切断したり、巻上機の回転速度が異常になり、乗りかごの速度が定格速度以上になった場合に、ガイドレールを掴み、乗りかごを機械的に停止させるように構成されている。
【0003】
図4はU字型の板状ばねを用いた従来の非常止め装置を示す平面断面図である。
【0004】
非常止め装置1は、乗りかご(図示せず)の下梁に取付けられ、乗りかごを案内するガイドレール2を挟むように一対のクサビ3が設けられている。このクサビ3の外側には転送ローラ4を介してクサビ受け5が設けられ、このクサビ受け5を外側から押圧するようにU字型の板状ばね6が設けられている。板状ばね6の開口端部には、内側から頭部7aを介してクサビ受け5を押圧する押し付けピン7が設けられている。
【0005】
このように構成された非常止め装置1において、乗りかごの下降速度が規定値を超えると、図示しない引き上げ棒を介してクサビ3が上昇し、一対のクサビ3の対向面がガイドレール2の頭部2aを両側から挟み、ガイドレール2の頭部2aの側面を押圧してその間に発生する摩擦力によって乗りかごの下降を停止するようになっている。
【0006】
ところで、非常止め装置1が制動する質量は、乗りかごの大きさや仕様によりまちまちであるために、所要の減速度で乗りかごを制動するためには多種類の板状ばね6を用意する必要があり、また板状ばね6のばね力を調整する必要がある。
【0007】
上記従来の非常止め装置1においては、U字型の板状ばね6のばね力を調整する方法として、押し付けピン7の頭部7aと、U字型の板状ばね6との間にシム8を介在させ、その枚数を加減する方法が採用されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この方法では、U字型の板状ばね6を非常止め装置1から取り外し、さらに押し付けピン7を取り外してシム8を挿入する作業が必要となり、板状ばね6および押し付けピン7の取り外さない限り、シム8の枚数を加減することができないという問題があった。
【0009】
本発明は、上述の問題点を考慮してなされたもので、板状ばねを非常止め装置から取り外すことなくU字型の板状ばねのばね力を容易に調整できるエレベータ用非常止め装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するために、クサビ受けの外面側に配置されたU字型の板状ばねの開口端部に、この板状ばねを貫通する方向に移動自在で且つ板状ばねの外側から取付けられてクサビ受けの外面を押圧する押圧具を設けたところに特徴を有する。
【0011】
この場合、押圧具は、板状ばねに形成されたメネジに、板状ばねの外側から螺合されたボルトにより構成したり、板状ばねに形成された貫通孔を貫通するボルトおよびこのボルトの板状ばねを挟んで両側の位置に螺合されたナットにより構成することができる。
【0012】
このように構成すれば、U字型の板状ばねのばね力は、板状ばねの外側から押圧具の先端部の突出量を変えることで調整が可能となり、非常止め装置から板状ばねを取り外すことなく容易に行なうことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は非常止め装置が設けられた一般的なエレベータの概略構成を示す図であり、エレベータの乗りかご9は、主ロープ10の一端側に吊下げられ、巻上機11により昇降路内を昇降するようになっている。この乗りかご9および主ロープ10の他端側に吊下げられた釣り合い重り12は、それぞれ昇降路に設けられたガイドレール2(乗りかご側のみ図示)により昇降が案内される。
【0014】
乗りかご9又は釣り合い重り12には非常止め装置13が装着されており、主ロープ10が切断したり、巻上機11の回転速度が異常になり、乗りかご9の速度が定格速度以上になった場合に、ガイドレール2を掴み、乗りかご9を機械的に停止させるように構成されている。
【0015】
すなわちエレベータの過速度を機械室に設けられた調速機14が検知すると、この調速機14に組み込まれているロープ掴み部が作動し、調速機14に巻き付けられている調速機ロープ15が把持される。調速機ロープ15が把持されると、乗りかご9に装着されているセフティーリンク16を介して左右の引き上げ棒17が上動し、これにより非常止め装置13が作動される。
【0016】
図2(a)および(b)は本発明の第1実施の形態に係るU字型の板状ばねを用いたエレベータ用非常止め装置13を示す正面図および平面断面図である。図2(a)の図示左側は非常止め装置13の動作前、図示右側は非常止め装置13の動作後の状態を示している。図2(a)および(b)において、非常止め装置13は、乗りかごの下梁に固定され、ほぼ正方形をなす上部端板18と、この上部端板18とほぼ同形の下部端板19と、これら上部端板18と下部端板19との間に配設されてこれら端板18,19に上下が溶接された図示しない山形鋼製の一対の柱とにより骨格が構成されている。
【0017】
これら上部端板18と下部端板19の前面中央部には、ガイドレール2の頭部2aが遊嵌するU字状の溝18a,19aが形成されている。上部端板18の前端両側には、段付き部18bが形成され、同様に下部端板19の前端両側に段付き部19bが形成されている。これらの段付き部18b,19bには略コ字状に形成された一対のクサビ受け5,5がその上下端に突設された係止部5a,5bを外側から摺動自在に挿入して組み込まれ、これらのクサビ受け5,5の対向面が下側の間隔が広くなって傾斜するように配設されている。
【0018】
左右のクサビ受け5,5の高さ方向中間部の外面側は、凹部となっており、この凹部にはU字型に形成された厚板製の板状ばね20の開口端部が遊嵌されている。この板状ばね20の両端部には後述する一対の押圧具21が取付けられており、その先端部がクサビ受け5,5の凹部に形成された溝部5cに嵌合してクサビ受け5,5を押圧している。
【0019】
押圧具21は、板状ばね20の開口端部に形成されたメネジに螺合するボルトにより構成され、このボルトを板状ばね20の外側から螺合し、板状ばね20を貫通する方向に延びる先端部の突出量を変えることで、ばね力を調整できるようになっている。
【0020】
クサビ受け5,5の内側には略台形状の一対のクサビ3,3が設けられている。このクサビ3,3の下端部には、前述した帯板状の鋼材から製作された引き上げ棒17がピンを介して連結されている。このクサビ受け5,5とクサビ3,3との間には複数個の転送ローラ4が設けられている。転送ローラ4は、軸方向両端に突設された軸部がローラ保持板4a,4aに挿入されてローラ保持板4a,4aに回転自在に保持されている。ローラ保持板4a,4aは、略桶状に形成され、クサビ受け5,5に形成された案内溝と、クサビ3,3に形成された案内溝にその両側の爪部が嵌合されて転送ローラ4と共に上下方向に移動が可能となっている。
【0021】
このように構成された非常止め装置13において、乗りかごの下降速度が規定値を超えると、調速機ロープが調速機の掴み部で把持され、引き上げ棒17,17が乗りかごより先に停止し、乗りかごおよびクサビ受け5,5に対して相対的に上昇することで、この引き上げ棒17,17の下端に連結されたクサビ3,3が乗りかごに対して上昇し、これにより、一対のクサビ3,3の対向面がガイドレール2の頭部2aを両側から挟み、このガイドレール2の頭部2aとクサビ3,3の対向面との間に発生する摩擦によって乗りかごの下降を停止させる。
【0022】
ここで、本実施の形態における非常止め装置13においては、U字型の板状ばね20のばね力を調整する場合、板状ばね20に形成されたメネジに螺合されたボルトからなる押圧具21を板状ばね20の外側から操作して板状ばね20を貫通する方向に移動させ、押圧具20の先端部の突出量を変えることにより調整することができる。すなわち、U字型の板状ばね20を非常止め装置13から取り外すことなく、U字型の板状ばね20のばね力を調整することができるので、調整作業を容易に行なうことができる。
【0023】
図3は本発明の第2実施の形態に係るエレベータ用非常止め装置23の主要部を示す断面平面図である。図3において、本実施の形態では、押圧具22を、ボルト22aおよびナット22bにより構成したところに特徴を有する。ボルト22aは、U字型板状ばね20の開口端部に形成された貫通孔に挿入され、このボルト22aの板状ばね20を挟んで両側の位置でナット22b,22bを螺合することにより板状ばね20に取り付けられている。
【0024】
本実施の形態においても、板状ばね20のばね力を調整するにあたっては、ナット22b,22bの螺合位置を調整しボルト22aを板状ばね20の貫通方向に移動させて先端部の突出量を変えることにより行なうことができるので、板状ばね20を非常止め装置23から取り外すことなく板状ばね20のばね力を容易に調整することができ、しかも2個のナット22b,22bによりボルト22aの緩み止めの効果を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては、U字型の板状ばねを用いたエレベータ用非常止め装置において、クサビ受けの外面側に配置されたU字型の板状ばねの開口端部に、この板状ばねを貫通する方向に移動自在で且つ板状ばねの外側から取付けられてクサビ受けの外面を押圧する押圧具を設けたことにより、U字型の板状ばねのばね力は、板状ばねの外側から押圧具の突出量を変えることで調整が可能となり、非常止め装置から板状ばねを取り外すことなく容易に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】非常止め装置が設けられた一般的なエレベータの概略構成を示す図である。
【図2】(a)および(b)は本発明の第1実施の形態に係るU字型の板状ばねを用いたエレベータ用非常止め装置を示す正面図および平面断面図である。
【図3】本発明の第2実施の形態に係るエレベータ用非常止め装置の主要部を示す断面平面図である。
【図4】U字型の板状ばねを用いた従来の非常止め装置を示す平面断面図である。
【符号の説明】
1,13,23…非常止め装置
2…ガイドレール
3…クサビ
4…転送ローラ
5…クサビ受け
6,20…U字型の板状ばね
7…押し付けピン
8…シム
9…乗りかご
10…主ロープ
11…巻上機
12…釣り合い重り
14…調速機
15…調速機ロープ
16…セフティーリンク
17…引き上げ棒
18…上部端板
19…下部端板
21,22…押圧具
22a…ボルト
22b…ナット
【発明の属する技術分野】
本発明は、U字型の板状ばねを用いたエレベータ用非常止め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エレベータでは、安全装置として建築基準法施行令の129条の9第7号において、下降する乗りかごの速度が規定された値を超えると、乗りかごの下降を自動的に停止する装置を設けなければならないことが規定されている。このため、乗りかご又は釣り合い重りには非常止め装置が設けられている。非常止め装置は、乗りかごおよび釣り合い重りを吊下げる主ロープが切断したり、巻上機の回転速度が異常になり、乗りかごの速度が定格速度以上になった場合に、ガイドレールを掴み、乗りかごを機械的に停止させるように構成されている。
【0003】
図4はU字型の板状ばねを用いた従来の非常止め装置を示す平面断面図である。
【0004】
非常止め装置1は、乗りかご(図示せず)の下梁に取付けられ、乗りかごを案内するガイドレール2を挟むように一対のクサビ3が設けられている。このクサビ3の外側には転送ローラ4を介してクサビ受け5が設けられ、このクサビ受け5を外側から押圧するようにU字型の板状ばね6が設けられている。板状ばね6の開口端部には、内側から頭部7aを介してクサビ受け5を押圧する押し付けピン7が設けられている。
【0005】
このように構成された非常止め装置1において、乗りかごの下降速度が規定値を超えると、図示しない引き上げ棒を介してクサビ3が上昇し、一対のクサビ3の対向面がガイドレール2の頭部2aを両側から挟み、ガイドレール2の頭部2aの側面を押圧してその間に発生する摩擦力によって乗りかごの下降を停止するようになっている。
【0006】
ところで、非常止め装置1が制動する質量は、乗りかごの大きさや仕様によりまちまちであるために、所要の減速度で乗りかごを制動するためには多種類の板状ばね6を用意する必要があり、また板状ばね6のばね力を調整する必要がある。
【0007】
上記従来の非常止め装置1においては、U字型の板状ばね6のばね力を調整する方法として、押し付けピン7の頭部7aと、U字型の板状ばね6との間にシム8を介在させ、その枚数を加減する方法が採用されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この方法では、U字型の板状ばね6を非常止め装置1から取り外し、さらに押し付けピン7を取り外してシム8を挿入する作業が必要となり、板状ばね6および押し付けピン7の取り外さない限り、シム8の枚数を加減することができないという問題があった。
【0009】
本発明は、上述の問題点を考慮してなされたもので、板状ばねを非常止め装置から取り外すことなくU字型の板状ばねのばね力を容易に調整できるエレベータ用非常止め装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するために、クサビ受けの外面側に配置されたU字型の板状ばねの開口端部に、この板状ばねを貫通する方向に移動自在で且つ板状ばねの外側から取付けられてクサビ受けの外面を押圧する押圧具を設けたところに特徴を有する。
【0011】
この場合、押圧具は、板状ばねに形成されたメネジに、板状ばねの外側から螺合されたボルトにより構成したり、板状ばねに形成された貫通孔を貫通するボルトおよびこのボルトの板状ばねを挟んで両側の位置に螺合されたナットにより構成することができる。
【0012】
このように構成すれば、U字型の板状ばねのばね力は、板状ばねの外側から押圧具の先端部の突出量を変えることで調整が可能となり、非常止め装置から板状ばねを取り外すことなく容易に行なうことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は非常止め装置が設けられた一般的なエレベータの概略構成を示す図であり、エレベータの乗りかご9は、主ロープ10の一端側に吊下げられ、巻上機11により昇降路内を昇降するようになっている。この乗りかご9および主ロープ10の他端側に吊下げられた釣り合い重り12は、それぞれ昇降路に設けられたガイドレール2(乗りかご側のみ図示)により昇降が案内される。
【0014】
乗りかご9又は釣り合い重り12には非常止め装置13が装着されており、主ロープ10が切断したり、巻上機11の回転速度が異常になり、乗りかご9の速度が定格速度以上になった場合に、ガイドレール2を掴み、乗りかご9を機械的に停止させるように構成されている。
【0015】
すなわちエレベータの過速度を機械室に設けられた調速機14が検知すると、この調速機14に組み込まれているロープ掴み部が作動し、調速機14に巻き付けられている調速機ロープ15が把持される。調速機ロープ15が把持されると、乗りかご9に装着されているセフティーリンク16を介して左右の引き上げ棒17が上動し、これにより非常止め装置13が作動される。
【0016】
図2(a)および(b)は本発明の第1実施の形態に係るU字型の板状ばねを用いたエレベータ用非常止め装置13を示す正面図および平面断面図である。図2(a)の図示左側は非常止め装置13の動作前、図示右側は非常止め装置13の動作後の状態を示している。図2(a)および(b)において、非常止め装置13は、乗りかごの下梁に固定され、ほぼ正方形をなす上部端板18と、この上部端板18とほぼ同形の下部端板19と、これら上部端板18と下部端板19との間に配設されてこれら端板18,19に上下が溶接された図示しない山形鋼製の一対の柱とにより骨格が構成されている。
【0017】
これら上部端板18と下部端板19の前面中央部には、ガイドレール2の頭部2aが遊嵌するU字状の溝18a,19aが形成されている。上部端板18の前端両側には、段付き部18bが形成され、同様に下部端板19の前端両側に段付き部19bが形成されている。これらの段付き部18b,19bには略コ字状に形成された一対のクサビ受け5,5がその上下端に突設された係止部5a,5bを外側から摺動自在に挿入して組み込まれ、これらのクサビ受け5,5の対向面が下側の間隔が広くなって傾斜するように配設されている。
【0018】
左右のクサビ受け5,5の高さ方向中間部の外面側は、凹部となっており、この凹部にはU字型に形成された厚板製の板状ばね20の開口端部が遊嵌されている。この板状ばね20の両端部には後述する一対の押圧具21が取付けられており、その先端部がクサビ受け5,5の凹部に形成された溝部5cに嵌合してクサビ受け5,5を押圧している。
【0019】
押圧具21は、板状ばね20の開口端部に形成されたメネジに螺合するボルトにより構成され、このボルトを板状ばね20の外側から螺合し、板状ばね20を貫通する方向に延びる先端部の突出量を変えることで、ばね力を調整できるようになっている。
【0020】
クサビ受け5,5の内側には略台形状の一対のクサビ3,3が設けられている。このクサビ3,3の下端部には、前述した帯板状の鋼材から製作された引き上げ棒17がピンを介して連結されている。このクサビ受け5,5とクサビ3,3との間には複数個の転送ローラ4が設けられている。転送ローラ4は、軸方向両端に突設された軸部がローラ保持板4a,4aに挿入されてローラ保持板4a,4aに回転自在に保持されている。ローラ保持板4a,4aは、略桶状に形成され、クサビ受け5,5に形成された案内溝と、クサビ3,3に形成された案内溝にその両側の爪部が嵌合されて転送ローラ4と共に上下方向に移動が可能となっている。
【0021】
このように構成された非常止め装置13において、乗りかごの下降速度が規定値を超えると、調速機ロープが調速機の掴み部で把持され、引き上げ棒17,17が乗りかごより先に停止し、乗りかごおよびクサビ受け5,5に対して相対的に上昇することで、この引き上げ棒17,17の下端に連結されたクサビ3,3が乗りかごに対して上昇し、これにより、一対のクサビ3,3の対向面がガイドレール2の頭部2aを両側から挟み、このガイドレール2の頭部2aとクサビ3,3の対向面との間に発生する摩擦によって乗りかごの下降を停止させる。
【0022】
ここで、本実施の形態における非常止め装置13においては、U字型の板状ばね20のばね力を調整する場合、板状ばね20に形成されたメネジに螺合されたボルトからなる押圧具21を板状ばね20の外側から操作して板状ばね20を貫通する方向に移動させ、押圧具20の先端部の突出量を変えることにより調整することができる。すなわち、U字型の板状ばね20を非常止め装置13から取り外すことなく、U字型の板状ばね20のばね力を調整することができるので、調整作業を容易に行なうことができる。
【0023】
図3は本発明の第2実施の形態に係るエレベータ用非常止め装置23の主要部を示す断面平面図である。図3において、本実施の形態では、押圧具22を、ボルト22aおよびナット22bにより構成したところに特徴を有する。ボルト22aは、U字型板状ばね20の開口端部に形成された貫通孔に挿入され、このボルト22aの板状ばね20を挟んで両側の位置でナット22b,22bを螺合することにより板状ばね20に取り付けられている。
【0024】
本実施の形態においても、板状ばね20のばね力を調整するにあたっては、ナット22b,22bの螺合位置を調整しボルト22aを板状ばね20の貫通方向に移動させて先端部の突出量を変えることにより行なうことができるので、板状ばね20を非常止め装置23から取り外すことなく板状ばね20のばね力を容易に調整することができ、しかも2個のナット22b,22bによりボルト22aの緩み止めの効果を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては、U字型の板状ばねを用いたエレベータ用非常止め装置において、クサビ受けの外面側に配置されたU字型の板状ばねの開口端部に、この板状ばねを貫通する方向に移動自在で且つ板状ばねの外側から取付けられてクサビ受けの外面を押圧する押圧具を設けたことにより、U字型の板状ばねのばね力は、板状ばねの外側から押圧具の突出量を変えることで調整が可能となり、非常止め装置から板状ばねを取り外すことなく容易に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】非常止め装置が設けられた一般的なエレベータの概略構成を示す図である。
【図2】(a)および(b)は本発明の第1実施の形態に係るU字型の板状ばねを用いたエレベータ用非常止め装置を示す正面図および平面断面図である。
【図3】本発明の第2実施の形態に係るエレベータ用非常止め装置の主要部を示す断面平面図である。
【図4】U字型の板状ばねを用いた従来の非常止め装置を示す平面断面図である。
【符号の説明】
1,13,23…非常止め装置
2…ガイドレール
3…クサビ
4…転送ローラ
5…クサビ受け
6,20…U字型の板状ばね
7…押し付けピン
8…シム
9…乗りかご
10…主ロープ
11…巻上機
12…釣り合い重り
14…調速機
15…調速機ロープ
16…セフティーリンク
17…引き上げ棒
18…上部端板
19…下部端板
21,22…押圧具
22a…ボルト
22b…ナット
Claims (3)
- エレベータの乗りかご又は釣り合い重りに設けられ、前記乗りかごの下降速度が規定値以上になったときに引き上げられる引き上げ棒と、この引き上げ棒の上昇とともに上昇してガイドレールを挟む一対のクサビと、この一対のクサビの背面にそれぞれ転送ローラを介して配置されたクサビ受けと、このクサビ受けの外面側に配置されたU字型の板状ばねと、この板状ばねの開口端部に、前記板状ばねを貫通する方向に移動自在に設けられ且つ前記板状ばねの外側から取付けられて前記クサビ受けの外面を押圧する押圧具とを備えたエレベータ用非常止め装置。
- 前記押圧具は、前記板状ばねに形成されたメネジに、前記板状ばねの外側から螺合されたボルトにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ用非常止め装置。
- 前記押圧具は、前記板状ばねに形成された貫通孔を貫通するボルトと、このボルトの前記板状ばねを挟んで両側の位置に螺合されたナットにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ用非常止め装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002238890A JP2004075298A (ja) | 2002-08-20 | 2002-08-20 | エレベータ用非常止め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002238890A JP2004075298A (ja) | 2002-08-20 | 2002-08-20 | エレベータ用非常止め装置 |
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Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008290832A (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Hitachi Ltd | エレベータの非常止め装置 |
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| CN116620987A (zh) * | 2023-05-24 | 2023-08-22 | 杭州沪宁电梯部件股份有限公司 | 一种安全钳及电梯 |
-
2002
- 2002-08-20 JP JP2002238890A patent/JP2004075298A/ja active Pending
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