JP2004074483A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】カセットを用いることなく、容易に、しかも、損傷を与えることなくインクリボンを交換できるようにする。
【解決手段】対向配置される印刷ヘッド1とプラテンローラ3とを有し、印刷ヘッド1とプラテンローラ3との間に通される印刷媒体12とインクリボン12とを印刷ヘッド1によりプラテンローラ3に押し付けて印刷する印刷機構23と、インクリボン12を掛け渡す巻取軸5と送出軸4とを有し、巻取軸5の巻取動作に伴なって送出軸4からインクリボン12を送り出す搬送機構24と、インクリボン12の交換時に、印刷ヘッド1をプラテンローラ3から離間する方向に移動退避させるとともに、インクリボン12を巻取軸5により巻き上げることにより、インクリボン12を印刷ヘッド1、及びプラテンローラ3に対し干渉しない位置に位置決めする退避機構29とを具備する。
【選択図】 図1
【解決手段】対向配置される印刷ヘッド1とプラテンローラ3とを有し、印刷ヘッド1とプラテンローラ3との間に通される印刷媒体12とインクリボン12とを印刷ヘッド1によりプラテンローラ3に押し付けて印刷する印刷機構23と、インクリボン12を掛け渡す巻取軸5と送出軸4とを有し、巻取軸5の巻取動作に伴なって送出軸4からインクリボン12を送り出す搬送機構24と、インクリボン12の交換時に、印刷ヘッド1をプラテンローラ3から離間する方向に移動退避させるとともに、インクリボン12を巻取軸5により巻き上げることにより、インクリボン12を印刷ヘッド1、及びプラテンローラ3に対し干渉しない位置に位置決めする退避機構29とを具備する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、単用紙等の印刷媒体に文字あるいは画像等の情報を印刷する印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の印刷装置は、対向配置される印刷ヘッド及びプラテンローラを備えるとともに、これら印刷ヘッド及びプラテンローラ間に印刷媒体を搬送させる搬送機構及び転写媒体としてのインクリボンを搬送させるリボン駆動機構を備えている。リボン駆動機構はインクリボンを掛け渡す巻取軸及び送出軸を備え、巻取軸の回転によりインクリボンを巻き取る。
【0003】
印刷時には印刷ヘッドとプラテンローラとにより、インクリボンと印刷媒体を挟み、所定の圧力をかげながらプラテンローラを回転させて印刷媒体を搬送しながら印刷ヘッドにより情報を印刷する。
【0004】
また、この印刷ヘッドは、印刷媒体が印刷開始位置まで搬送されくるまでの間、及び印刷終了後に印刷媒体を排出する間、印刷媒体の搬送に邪魔にならない程度にプラテンローラから離れた退避位置に移動退避されるようになっている。
【0005】
ところで、インクリボンの交換を容易にするために、所定のリボン経路を確保してそのインクリボンを保護するカバーを備えたカセット式のインクリボンが用いられることが多くなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したカセット式のインクリボンは、所定のリボン経路を確保するためにカセット内に複数のリボンガイドが必要となり、リボンを保護するカバーの形状も複雑なものが必要とされる。
【0007】
また、印刷時におけるリボンシワの発生を防止するため、印刷機内の印刷ヘッド及びプラテンローラに対し、カセット内の巻取軸、送出軸、リボンガイドを相対的に位置決めする必要がある。
【0008】
しかしながら、巻取軸、送出軸、リボンガイドはカセット内に配設されるため、直接位置決めすることが困難で、位置決め精度が低下するという問題がある。
【0009】
一方、インクリボンをカセット化しないで、インクリボンを掛け渡す巻取軸と送出軸のみを用いるものは、所定のリボン経路を確保するためにオペレータがインクリボンを引き出し、これをリボンガイドに沿って引きまわす必要があるため、リボンに損傷を与える可能性があり、リボン交換作業が困難なものとなっていた。
【0010】
本願発明は、上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、転写媒体をカセット化することなく、容易に、しかも、損傷を与えることなく転写媒体を交換できる印刷装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、対向配置される印刷ヘッドとプラテンローラとを有し、前記印刷ヘッドとプラテンローラとの間を搬送される印刷媒体と転写媒体とを互いに前記印刷ヘッドと前記プラテンローラとにより押圧することにより印刷する印刷手段と、前記転写媒体を掛け渡す巻取軸と送出軸とを有し、前記巻取軸の巻取動作に伴なって前記送出軸から前記転写媒体を送り出す搬送手段と、前記転写媒体の交換時に、前記印刷ヘッドを前記プラテンローラから離間する方向に移動退避させるとともに、前記転写媒体を前記巻取軸により巻き上げることにより、前記転写媒体を前記印刷ヘッド、及び前記プラテンローラに対し干渉しない位置に位置決めする退避手段とを具備する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1は本発明の一実施の形態である印刷装置を示す斜視図で、この印刷装置は単用紙等の印刷媒体に文字あるいは画像等の情報を印刷するものである。図中21は装置本体である。この装置本体21の一側面部には後述する転写媒体としてのインクリボンを交換する際に使用される開口部21aが形成され、この開口部21aは開閉扉22によって開閉される。
【0014】
図2は装置本体21内に設けられる印刷手段としての印刷機構23を示すものである。印刷機構23は対向配置される印刷ヘッド1とプラテンローラ3を備えるとともに、印刷媒体を搬送させる搬送手段としての搬送機構24と、インクリボン2の送り出し、巻取り等の動作を行うリボン駆動機構25を備えている。
【0015】
搬送機構24はプラテンローラ3を含むとともに、プラテンローラ3の前後に配設され、印刷媒体12を挟持搬送する搬送ローラ対26,27を備えている。
【0016】
リボン駆動機構25はインクリボン2を送り出す送出軸4、インクリボン2を巻き取る巻取軸5を有している。送出軸4と巻取軸5との間に掛け渡されるインクリボン2の中途部はガイドピン11a,11bによってガイドされるようになっている。インクリボン2を掛け渡す送出軸4と巻取軸5は図8に示すように、引出ユニット28に取付けられ、装置本体21に対し出入可能になっている。
【0017】
巻取軸5には動力伝達ベルト13を介して駆動系を構成する駆動ギヤ20が接続されている。駆動ギヤ20は図示しない駆動モータによって回転駆動され、これにより、動力伝達ベルト2を介して巻取軸5が回転されてインクリボン2が巻き取られるようになっている。
【0018】
ところで、印刷ヘッド1はヘッドユニット15に第1の支軸6を介して回動自在に取付けられ、ヘッドユニット15にはガイドピン11aが取付けられている。印刷ヘッド1は図示しない駆動機構により第1の支軸6を中心にしてプラテンローラ3に接触する印刷位置Aとプラテンローラ3から所定距離だけ離間する第1の退避位置Bとの間で移動されるようになっている。
【0019】
ヘッドユニット15は図3に示すように、退避手段を構成する保持アーム17a,17bの先端側に保持されている。保持アーム17a,17bの基端側には、第2の支軸7がそれぞれ一体的に突設され、第2の支軸7は図示しない取付フレームに回動自在に取り付けられている。
【0020】
保持アーム17a,17bは手動により上方へ回動され、これにより、ヘッドユニット15が上方へ移動されて印刷ヘッド1が第1の退避位置Bよりもさらに上方の第2の退避位置Cへ退避されるようになっている。
【0021】
一方、第2の支軸7には、図2に示すように回動ギヤ19が一体的に取付けられている。この回動ギヤ19は保持アーム17a,17bの上方への回動に伴なって反時計方向に回動し、駆動ギヤ20に噛み合うようになっている。この回動ギヤ19の反時計方向への回動により駆動ギヤ20が回動され、インクリボン2が巻き上げられ弛みが防止されるようになっている。
【0022】
回動ギヤ19は印刷ヘッド1が印刷位置Aおよび第1の退避位置Bにあるときは、駆動ギヤ20から離れ、印刷ヘッド1が第1の退避位置Bから第2の退避位置Cへ移動する途中で、駆動ギヤ20に噛み合う。
【0023】
なお、上記した巻取軸5にはトルクリミッタ(図示しない)が設けられ、インクリボン2に対して必要以上のテンションが付与されることを防止する。
【0024】
また、駆動ギヤ20はその中心軸に対してワンウェイクラッチ(図示しない)を介して連結され、ヘッドユニット15を第2の退避位置Cから第1の退避位置Bまで移動する場合は駆動ギヤ20が回転してもその回転力は巻取軸5に伝達されることがないようになっている。
【0025】
さらに、インクリボン2は印刷ヘッド1の移動に伴って送出軸4より所定のテンションがかかった状態で送り出され、印刷ヘッド1の移動中にインクリボン2が弛むことがないようになっている。
【0026】
次に、印刷動作を図4〜図6に基づいて説明する。
【0027】
図4に示すように、印刷媒体12が印刷ヘッド1とプラテンローラ3との間に搬送されてくるまでは、印刷ヘッド1は第1の退避位置Bに位置し、図5に示すように印刷媒体2が印刷ヘッド1とプラテンローラ3との間に搬送されてくると、印刷ヘッド1は下方に回動されて印刷位置Aに移動される。これにより、インクリボン2と印刷媒体12とが印刷ヘッド1によりプラテンローラ3に押し付けられ、プラテンローラ3の回転により印刷媒体12が搬送されながら印刷ヘッド1により情報が印刷される。
【0028】
印刷が終了すると、図6に示すように、印刷ヘッド1が上方へ回動されて第1の退避位置Bに退避され、印刷媒体12は搬送ローラ対27の回転により挟持搬送されて排出される。
【0029】
この印刷によりインクリボン2が使用されて無くなると、新たなインクリボン2に交換する必要がある。
【0030】
次に、インクリボン2の交換動作について説明する。
【0031】
インクリボン2を交換する場合には、まず、装置本体21の開閉扉22を開放したのち、装置本体21内に手を挿入してヘッドユニット15を保持する保持アーム17a,17bを手動により第2の支軸7を中心にして上方へ回動させ、図7に示すように印刷ヘッド1を第2の退避位置Cに移動退避させる。
【0032】
この移動時には、第2の支軸7が回動され、これにより、回動ギヤ19が反時計方向に回動されて駆動ギヤ20に噛み合って駆動ギヤ20を矢印方向に回転させる。この回転により、動力伝達ベルト10を介して巻取軸5が回転され、インクリボン2が巻き上げられて巻取軸5と送出軸4との間でほぼ直線的に水平状態になる。
【0033】
第2の退避位置Cに移動退避された印刷ヘッド1は、巻取軸5と送出軸4との間で一直線となったインクリボン2の上方に位置してリボン経路から完全に離れた状態となり、また、巻取軸5と送出軸4との間で一直線となったインクリボン2は、プラテンローラ3、搬送ローラ対26,27から完全に離れた状態になる。これにより、インクリボン2は、印刷ヘッド1、さらに、プラテンローラ3、搬送ローラ対26,27に対し干渉しない位置に位置決めされることになる。
【0034】
このようにインクリボン2を位置決めしたのち、図8に示すように、引出ユニット28を装置本体21の外部に引き出し、この引出ユニット28から使用済みのインクリボン2を取り外して新しいインクリボン2を取付ける。ついで、引出ユニット28を装置本体21内に押し込んで再度収納したのち、開閉扉22を閉じてインクリボン2の交換を終える。
【0035】
上記したように、インクリボンの交換時には、インクリボン2を、印刷ヘッド1、及びプラテンローラ3、搬送ローラ対26,27に対し干渉しない位置に位置決めするため、図8に示すようにインクリボン2の送出軸4と巻取軸5がセットされた引出ユニット28を装置本体21内から引き出すだけでインクリボン2の交換が可能となる。
【0036】
従って、従来のようにインクリボンをカセット化することなく、容易に交換することができるとともに、インクリボン2に損傷を与えることもない。
【0037】
また、ヘッドユニット15を手動により移動させ、この移動力を利用してインクリボン2を巻き上げて弛みを取るため、装置本体21の電源がOFFの状態でもインクリボン2の交換が行える。
【0038】
なお、上記した第1の実施の形態においては、ヘッドユニット15を第1の退避位置Bから第2の退避位置Cへ移動するときの力をリボン駆動機構25に伝達する機構としてギヤ19を使用しているが、本発明はこれに限られることなく、ギヤ19の替わりにローラを使用し、ローラとローラの摩擦力により駆動力を伝達してもよい。
【0039】
この場合には、ローラの表面の摩擦力やローラ間の押付力を制御して、ローラ間の滑りを利用することにより、巻き上げるインクリボン2に対し必要以上にテンションがかからないようにすることができる。従って、ギヤを利用したときに必要だったトルクリミッタを不要とすることができ、構成的に簡略化できる。
【0040】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように、転写媒体の交換時には、印刷ヘッドを転写媒体と干渉しない位置に退避するとともに、転写媒体をプラテンローラと干渉しない位置に巻き上げるため、従来のように、カセット化しなくても容易に転写媒体を交換でき、また、転写媒体に損傷を与えることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である印刷装置を示す斜視図。
【図2】印刷装置内に設けられる印刷機構を示す構成図。
【図3】印刷ヘッドを第2の退避位置に退避させるための退避機構を示す斜視図。
【図4】印刷機構の印刷ヘッドが第1の退避位置に退避されている状態を示す図。
【図5】印刷機構の印刷ヘッドが印刷位置に位置し印刷する状態を示す図。
【図6】印刷ヘッドが印刷終了後、第1の退避位置に退避された状態を示す図。
【図7】インクリボンの交換時に印刷ヘッドが第2の退避位置に退避された状態を示す図。
【図8】印刷装置からインクリボンが引き出された状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1…印刷ヘッド,2…インクリボン(転写媒体),3…プラテンローラ,4…送出軸、5…巻取軸、12…印刷媒体、23…印刷機構(印刷手段)、24…搬送機構(搬送手段)、25…リボン駆動機構(駆動系)、29…退避機構(退避手段)、A…印刷位置、B…第1の退避位置、C…第2の退避位置。
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、単用紙等の印刷媒体に文字あるいは画像等の情報を印刷する印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の印刷装置は、対向配置される印刷ヘッド及びプラテンローラを備えるとともに、これら印刷ヘッド及びプラテンローラ間に印刷媒体を搬送させる搬送機構及び転写媒体としてのインクリボンを搬送させるリボン駆動機構を備えている。リボン駆動機構はインクリボンを掛け渡す巻取軸及び送出軸を備え、巻取軸の回転によりインクリボンを巻き取る。
【0003】
印刷時には印刷ヘッドとプラテンローラとにより、インクリボンと印刷媒体を挟み、所定の圧力をかげながらプラテンローラを回転させて印刷媒体を搬送しながら印刷ヘッドにより情報を印刷する。
【0004】
また、この印刷ヘッドは、印刷媒体が印刷開始位置まで搬送されくるまでの間、及び印刷終了後に印刷媒体を排出する間、印刷媒体の搬送に邪魔にならない程度にプラテンローラから離れた退避位置に移動退避されるようになっている。
【0005】
ところで、インクリボンの交換を容易にするために、所定のリボン経路を確保してそのインクリボンを保護するカバーを備えたカセット式のインクリボンが用いられることが多くなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したカセット式のインクリボンは、所定のリボン経路を確保するためにカセット内に複数のリボンガイドが必要となり、リボンを保護するカバーの形状も複雑なものが必要とされる。
【0007】
また、印刷時におけるリボンシワの発生を防止するため、印刷機内の印刷ヘッド及びプラテンローラに対し、カセット内の巻取軸、送出軸、リボンガイドを相対的に位置決めする必要がある。
【0008】
しかしながら、巻取軸、送出軸、リボンガイドはカセット内に配設されるため、直接位置決めすることが困難で、位置決め精度が低下するという問題がある。
【0009】
一方、インクリボンをカセット化しないで、インクリボンを掛け渡す巻取軸と送出軸のみを用いるものは、所定のリボン経路を確保するためにオペレータがインクリボンを引き出し、これをリボンガイドに沿って引きまわす必要があるため、リボンに損傷を与える可能性があり、リボン交換作業が困難なものとなっていた。
【0010】
本願発明は、上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、転写媒体をカセット化することなく、容易に、しかも、損傷を与えることなく転写媒体を交換できる印刷装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、対向配置される印刷ヘッドとプラテンローラとを有し、前記印刷ヘッドとプラテンローラとの間を搬送される印刷媒体と転写媒体とを互いに前記印刷ヘッドと前記プラテンローラとにより押圧することにより印刷する印刷手段と、前記転写媒体を掛け渡す巻取軸と送出軸とを有し、前記巻取軸の巻取動作に伴なって前記送出軸から前記転写媒体を送り出す搬送手段と、前記転写媒体の交換時に、前記印刷ヘッドを前記プラテンローラから離間する方向に移動退避させるとともに、前記転写媒体を前記巻取軸により巻き上げることにより、前記転写媒体を前記印刷ヘッド、及び前記プラテンローラに対し干渉しない位置に位置決めする退避手段とを具備する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1は本発明の一実施の形態である印刷装置を示す斜視図で、この印刷装置は単用紙等の印刷媒体に文字あるいは画像等の情報を印刷するものである。図中21は装置本体である。この装置本体21の一側面部には後述する転写媒体としてのインクリボンを交換する際に使用される開口部21aが形成され、この開口部21aは開閉扉22によって開閉される。
【0014】
図2は装置本体21内に設けられる印刷手段としての印刷機構23を示すものである。印刷機構23は対向配置される印刷ヘッド1とプラテンローラ3を備えるとともに、印刷媒体を搬送させる搬送手段としての搬送機構24と、インクリボン2の送り出し、巻取り等の動作を行うリボン駆動機構25を備えている。
【0015】
搬送機構24はプラテンローラ3を含むとともに、プラテンローラ3の前後に配設され、印刷媒体12を挟持搬送する搬送ローラ対26,27を備えている。
【0016】
リボン駆動機構25はインクリボン2を送り出す送出軸4、インクリボン2を巻き取る巻取軸5を有している。送出軸4と巻取軸5との間に掛け渡されるインクリボン2の中途部はガイドピン11a,11bによってガイドされるようになっている。インクリボン2を掛け渡す送出軸4と巻取軸5は図8に示すように、引出ユニット28に取付けられ、装置本体21に対し出入可能になっている。
【0017】
巻取軸5には動力伝達ベルト13を介して駆動系を構成する駆動ギヤ20が接続されている。駆動ギヤ20は図示しない駆動モータによって回転駆動され、これにより、動力伝達ベルト2を介して巻取軸5が回転されてインクリボン2が巻き取られるようになっている。
【0018】
ところで、印刷ヘッド1はヘッドユニット15に第1の支軸6を介して回動自在に取付けられ、ヘッドユニット15にはガイドピン11aが取付けられている。印刷ヘッド1は図示しない駆動機構により第1の支軸6を中心にしてプラテンローラ3に接触する印刷位置Aとプラテンローラ3から所定距離だけ離間する第1の退避位置Bとの間で移動されるようになっている。
【0019】
ヘッドユニット15は図3に示すように、退避手段を構成する保持アーム17a,17bの先端側に保持されている。保持アーム17a,17bの基端側には、第2の支軸7がそれぞれ一体的に突設され、第2の支軸7は図示しない取付フレームに回動自在に取り付けられている。
【0020】
保持アーム17a,17bは手動により上方へ回動され、これにより、ヘッドユニット15が上方へ移動されて印刷ヘッド1が第1の退避位置Bよりもさらに上方の第2の退避位置Cへ退避されるようになっている。
【0021】
一方、第2の支軸7には、図2に示すように回動ギヤ19が一体的に取付けられている。この回動ギヤ19は保持アーム17a,17bの上方への回動に伴なって反時計方向に回動し、駆動ギヤ20に噛み合うようになっている。この回動ギヤ19の反時計方向への回動により駆動ギヤ20が回動され、インクリボン2が巻き上げられ弛みが防止されるようになっている。
【0022】
回動ギヤ19は印刷ヘッド1が印刷位置Aおよび第1の退避位置Bにあるときは、駆動ギヤ20から離れ、印刷ヘッド1が第1の退避位置Bから第2の退避位置Cへ移動する途中で、駆動ギヤ20に噛み合う。
【0023】
なお、上記した巻取軸5にはトルクリミッタ(図示しない)が設けられ、インクリボン2に対して必要以上のテンションが付与されることを防止する。
【0024】
また、駆動ギヤ20はその中心軸に対してワンウェイクラッチ(図示しない)を介して連結され、ヘッドユニット15を第2の退避位置Cから第1の退避位置Bまで移動する場合は駆動ギヤ20が回転してもその回転力は巻取軸5に伝達されることがないようになっている。
【0025】
さらに、インクリボン2は印刷ヘッド1の移動に伴って送出軸4より所定のテンションがかかった状態で送り出され、印刷ヘッド1の移動中にインクリボン2が弛むことがないようになっている。
【0026】
次に、印刷動作を図4〜図6に基づいて説明する。
【0027】
図4に示すように、印刷媒体12が印刷ヘッド1とプラテンローラ3との間に搬送されてくるまでは、印刷ヘッド1は第1の退避位置Bに位置し、図5に示すように印刷媒体2が印刷ヘッド1とプラテンローラ3との間に搬送されてくると、印刷ヘッド1は下方に回動されて印刷位置Aに移動される。これにより、インクリボン2と印刷媒体12とが印刷ヘッド1によりプラテンローラ3に押し付けられ、プラテンローラ3の回転により印刷媒体12が搬送されながら印刷ヘッド1により情報が印刷される。
【0028】
印刷が終了すると、図6に示すように、印刷ヘッド1が上方へ回動されて第1の退避位置Bに退避され、印刷媒体12は搬送ローラ対27の回転により挟持搬送されて排出される。
【0029】
この印刷によりインクリボン2が使用されて無くなると、新たなインクリボン2に交換する必要がある。
【0030】
次に、インクリボン2の交換動作について説明する。
【0031】
インクリボン2を交換する場合には、まず、装置本体21の開閉扉22を開放したのち、装置本体21内に手を挿入してヘッドユニット15を保持する保持アーム17a,17bを手動により第2の支軸7を中心にして上方へ回動させ、図7に示すように印刷ヘッド1を第2の退避位置Cに移動退避させる。
【0032】
この移動時には、第2の支軸7が回動され、これにより、回動ギヤ19が反時計方向に回動されて駆動ギヤ20に噛み合って駆動ギヤ20を矢印方向に回転させる。この回転により、動力伝達ベルト10を介して巻取軸5が回転され、インクリボン2が巻き上げられて巻取軸5と送出軸4との間でほぼ直線的に水平状態になる。
【0033】
第2の退避位置Cに移動退避された印刷ヘッド1は、巻取軸5と送出軸4との間で一直線となったインクリボン2の上方に位置してリボン経路から完全に離れた状態となり、また、巻取軸5と送出軸4との間で一直線となったインクリボン2は、プラテンローラ3、搬送ローラ対26,27から完全に離れた状態になる。これにより、インクリボン2は、印刷ヘッド1、さらに、プラテンローラ3、搬送ローラ対26,27に対し干渉しない位置に位置決めされることになる。
【0034】
このようにインクリボン2を位置決めしたのち、図8に示すように、引出ユニット28を装置本体21の外部に引き出し、この引出ユニット28から使用済みのインクリボン2を取り外して新しいインクリボン2を取付ける。ついで、引出ユニット28を装置本体21内に押し込んで再度収納したのち、開閉扉22を閉じてインクリボン2の交換を終える。
【0035】
上記したように、インクリボンの交換時には、インクリボン2を、印刷ヘッド1、及びプラテンローラ3、搬送ローラ対26,27に対し干渉しない位置に位置決めするため、図8に示すようにインクリボン2の送出軸4と巻取軸5がセットされた引出ユニット28を装置本体21内から引き出すだけでインクリボン2の交換が可能となる。
【0036】
従って、従来のようにインクリボンをカセット化することなく、容易に交換することができるとともに、インクリボン2に損傷を与えることもない。
【0037】
また、ヘッドユニット15を手動により移動させ、この移動力を利用してインクリボン2を巻き上げて弛みを取るため、装置本体21の電源がOFFの状態でもインクリボン2の交換が行える。
【0038】
なお、上記した第1の実施の形態においては、ヘッドユニット15を第1の退避位置Bから第2の退避位置Cへ移動するときの力をリボン駆動機構25に伝達する機構としてギヤ19を使用しているが、本発明はこれに限られることなく、ギヤ19の替わりにローラを使用し、ローラとローラの摩擦力により駆動力を伝達してもよい。
【0039】
この場合には、ローラの表面の摩擦力やローラ間の押付力を制御して、ローラ間の滑りを利用することにより、巻き上げるインクリボン2に対し必要以上にテンションがかからないようにすることができる。従って、ギヤを利用したときに必要だったトルクリミッタを不要とすることができ、構成的に簡略化できる。
【0040】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように、転写媒体の交換時には、印刷ヘッドを転写媒体と干渉しない位置に退避するとともに、転写媒体をプラテンローラと干渉しない位置に巻き上げるため、従来のように、カセット化しなくても容易に転写媒体を交換でき、また、転写媒体に損傷を与えることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である印刷装置を示す斜視図。
【図2】印刷装置内に設けられる印刷機構を示す構成図。
【図3】印刷ヘッドを第2の退避位置に退避させるための退避機構を示す斜視図。
【図4】印刷機構の印刷ヘッドが第1の退避位置に退避されている状態を示す図。
【図5】印刷機構の印刷ヘッドが印刷位置に位置し印刷する状態を示す図。
【図6】印刷ヘッドが印刷終了後、第1の退避位置に退避された状態を示す図。
【図7】インクリボンの交換時に印刷ヘッドが第2の退避位置に退避された状態を示す図。
【図8】印刷装置からインクリボンが引き出された状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1…印刷ヘッド,2…インクリボン(転写媒体),3…プラテンローラ,4…送出軸、5…巻取軸、12…印刷媒体、23…印刷機構(印刷手段)、24…搬送機構(搬送手段)、25…リボン駆動機構(駆動系)、29…退避機構(退避手段)、A…印刷位置、B…第1の退避位置、C…第2の退避位置。
Claims (5)
- 対向配置される印刷ヘッドとプラテンローラとを有し、前記印刷ヘッドとプラテンローラとの間を搬送される印刷媒体と転写媒体とを互いに前記印刷ヘッドと前記プラテンローラとにより押圧することにより印刷する印刷手段と、
前記転写媒体を掛け渡す巻取軸と送出軸とを有し、前記巻取軸の巻取動作に伴なって前記送出軸から前記転写媒体を送り出す搬送手段と、
前記転写媒体の交換時に、前記印刷ヘッドを前記プラテンローラから離間する方向に移動退避させるとともに、前記転写媒体を前記巻取軸により巻き上げることにより、前記転写媒体を前記印刷ヘッド、及び前記プラテンローラに対し干渉しない位置に位置決めする退避手段と
を具備することを特徴とする印刷装置。 - 前記印刷ヘッドは前記印刷媒体の印刷前後の搬送時には前記プラテンローラから離間する第1の退避位置に退避され、前記転写媒体の交換時には前記第1の退避位置よりもさらに前記プラテンローラから遠ざかる第2の退避位置に退避されることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
- 前記退避手段は前記印刷ヘッドが印刷位置及び第1の退避位置に位置する状態においては、前記巻取軸を駆動させる駆動系とは非連結状態にあり、前記印刷ヘッドを第2の退避位置に移動退避させる場合にのみ前記駆動系に連結することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
- 前記印刷ヘッドの印刷位置及び第1の退避位置への移動は駆動機構により行い、第2の退避位置への移動は手動で行うことを特徴とする請求項2記載の印刷装置。
- 前記退避手段は、
前記ヘッドユニットを一端側で保持する保持アームと、
この保持アームの他端側に一体的に設けられ、回動自在に支持される第2の支軸と、
この第2の支軸に固定的に取り付けれた回動ギヤとを備え、
前記保持アームを手動により第2の支軸を中心にして回動させることにより、前記ヘッドユニットを移動させてその印刷ヘッドを前記第2の退避位置に退避させるとともに、前記回動ギヤを回動させて前記巻取軸に駆動力を付与する駆動ギヤに噛み合わせることにより前記巻取軸を回転させて前記転写媒体を巻き上げることを特徴とする請求項3記載の印刷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002235075A JP2004074483A (ja) | 2002-08-12 | 2002-08-12 | 印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002235075A JP2004074483A (ja) | 2002-08-12 | 2002-08-12 | 印刷装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004074483A true JP2004074483A (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=32019693
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002235075A Pending JP2004074483A (ja) | 2002-08-12 | 2002-08-12 | 印刷装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004074483A (ja) |
-
2002
- 2002-08-12 JP JP2002235075A patent/JP2004074483A/ja active Pending
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