JP2004072167A - 出力制御装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】印刷装置6により帳票を印刷出力する帳票出力装置1において、CPU2は、複写により目視不可能となる消失画像及び複写により明瞭に目視可能となる残存画像を組み合わせて複写牽制画像を生成するとともに、重要なデータを複写により目視不可能となる消失文字列により構成した帳票画像を生成する。そして、複写牽制画像と帳票画像とを合成し、この合成帳票を印刷装置6により印刷する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写を抑制するデータを出力する出力制御装置及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
証券や秘匿すべき情報が記載された書類等の重要な印刷物(以下、「帳票」と呼ぶ)には、複写を牽制する複写牽制画像が印刷されることが多い。この複写牽制画像は、複写時に消失する消失画像と、複写可能な残存画像とが組み合わされたものであり、残存画像としては、例えば、「無効」や「複写」等の文字列が用いられ、消失画像としては、例えば、残存画像に重なる細かな画像が用いられている。
【0003】
このように消失画像と残存画像とを組み合わせて用いると、原本の帳票では視認困難な文字や図形が複写によって複製物上に明瞭に浮かびあがる複写牽制画像や、原本の帳票では視認できた文字や図形が複写によって消失する複写牽制画像を作成することができる。すなわち、この複写牽制画像付きの帳票は、複写機で複写すると原本とは明らかに違う複製物が出力されることから、不正な複写を牽制する効果が期待されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の複写牽制画像付きの帳票を複写した場合、原本とは明らかに違う複製物が出力されるものの、帳票に印刷されている数値や文字等の視認可能なデータも複写されてしまう。ここで、これらの数値や文字等が重要データであった場合、不正な複写によりこの重要データが外部に流出してしまうという問題があった。
【0005】
本発明の課題は、複数のデータのうち重要なデータについては複写を抑制する複写抑制情報によって出力することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、出力されるデータのうち複写機による複写が抑制されるデータを特定する特定手段と、前記特定手段により特定されたデータを複写機による複写を抑制する複写抑制情報として生成する複写抑制情報生成手段と、前記複写抑制情報生成手段により生成された複写抑制情報を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
したがって、出力されるデータに重要なデータが含まれる場合、重要なデータについては複写を抑制するデータとして出力させる特定を行い、当該データを複写抑制情報として生成して出力することができるため、出力されたデータが第3者により持ち出され複写された場合であっても、重要なデータは複写機による複写が抑制され、複製物において視認不可能となる。これにより、重要なデータが外部に流出することを防いで、セキュリティの高いデータの出力をすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
ここで、本発明に係る出力制御装置と、本実施の形態における帳票出力装置1とにおける各構成要素の対応関係を明示する。すなわち、本発明における出力制御装置の記憶手段は、本実施の形態における帳票出力装置1の記憶装置5に対応し、本発明の指定手段は、本実施の形態の入力部8に対応している。また、本発明の消失画像生成手段、データ合成手段、複写牽制画像生成手段は、本実施の形態のCPU2に対応し、本発明の出力手段は、本実施の形態の印刷装置6、表示部7又は伝送制御部9に対応している。さらに、本発明における複写抑制情報は、本実施の形態における消失画像、消失文字列に対応し、本発明における複写牽制画像は、本実施の形態において、残存画像と消失画像とが組み合わされて生成される複写牽制画像に対応している。
【0009】
まず、構成を説明する。
図1は、本発明を適用した第1の実施の形態における帳票出力装置1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、帳票出力装置1は、CPU(Central Processing Unit )2、ROM(Read Only Memory)3、RAM(Random Access Memory)4、記憶装置5、印刷装置6、表示部7、入力部8および伝送制御部9を備えて構成され、各部はバス10により接続されている。
【0010】
CPU2は、記憶装置5に格納されたシステムプログラムや各種アプリケーションプログラムを読み出してRAM4内の図示しないプログラム格納エリアに展開し、これら各プログラムに基づく各種処理を実行し、処理結果をRAM4内のワークエリア(図示略)に一時的に格納するとともに表示部7に表示する。また、CPU2は、入力部8から入力された操作信号に基づいて、前記処理結果を記憶装置5における指示された保存先に保存する。
【0011】
具体的にCPU2は、記憶装置5の業務アプリケーションファイル5aに格納される印刷処理プログラムを読み出して、後述する印刷処理(図4参照)を実行する。そこで、この印刷処理におけるCPU2の機能について、以下説明する。印刷処理を実行するに際して、CPU2は、入力部8を介して帳票作成指示が入力されると、複写牽制画像編集画面71(図8参照)を表示部7に表示させて、複写牽制画像を生成するための複写牽制画像生成処理(図5参照)を実行する。
【0012】
ここで、複写牽制画像とは、複写機による複写が困難な消失画像と複写可能な残存画像とで構成される画像であって、例えば、複写機によって原稿を読み取る際に検出可能な最小のドットサイズを基準として、消失画像を上記基準のドットサイズよりも小さなドットで構成し、残存画像を上記基準のドットサイズより大きいドットで構成することにより生成される画像である。
【0013】
消失画像は、印刷装置6によって印刷された原本の帳票では模様として視認できるが、複写機による複写が困難なため複製物には印刷されない。また、消失画像は、原本の帳票上で残存画像を隠蔽するように配置されている。一方、残存画像は、帳票上では消失画像に紛れて視認が困難であるが、複写機で複写する際に消失せず、複製物に明瞭に印刷される。したがって、帳票出力装置1によって印刷された複写牽制画像付きの帳票(原本)を複写機で複写すると、原本とは明らかに異なる複製物が出力されるので、原本と複製物とを簡単に見分けることができ、不正な複写を牽制する効果が期待できる。
【0014】
CPU2は、印刷処理の一部として実行する複写牽制画像生成処理において、複写牽制画像編集画面71から複写牽制画像に用いる牽制文字の文字列、フォント、文字サイズ、文字列の角度、文字列の配置状態及び複写牽制画像に用いる柄の選択指定等を含む生成条件の入力を受け付ける。また、CPU2は、受け付けた生成条件に基づいて、残存画像の文字列、フォント、文字サイズ、文字列の角度、文字列の配置状態等の変更や、消失画像の柄等の調整をして、複写牽制画像の編集を行う。さらに、CPU2は、後述する複写牽制画像描画処理(図6参照)を実行して、複写牽制画像を生成し、生成した複写牽制画像を後述する複写牽制画像データメモリ41aに格納する。
【0015】
また、CPU2は、印刷処理において、表示部7に帳票画像編集画面72(図10参照)を表示させて、帳票画像を生成するための帳票画像生成処理(図7参照)を実行する。CPU2は、印刷処理の一部として実行される帳票画像生成処理において、帳票画像編集画面72から帳票フォームの選択を受け付けると、記憶装置5の帳票フォームデータファイル5cから対応する帳票フォームデータを読み出して、帳票画像編集画面72にサンプル画像を表示させる。また、CPU2は、帳票画像を生成するためのデータとして、帳票画像編集画面72から必要項目(例えば、氏名、辞令番号、発行No、日付1、日付2)の入力を受け付け、RAMに記憶させる。さらに、CPU2は、消失項目のチェックを受け付け、対応する必要項目を消失項目としてRAM4のワークエリアに記憶させる。
【0016】
ここで、消失項目とは、必要項目のうち重要なデータを含む項目に対して、複写機により複写不可能な消失文字列によりデータを構成する項目である。また、消失文字列とは、複写機によって原稿を読み取る際に、検出可能な最小のドットサイズよりも小さなドットで描画される文字列である。すなわち、消失文字列は、消失画像と同様に印刷装置6によって印刷された原本の帳票では文字として視認が可能であるが、複写機による検出が困難なため複製物には印刷されず、視認が不可能となる。
【0017】
CPU2は、RAM4に記憶させた必要項目及び消失項目のデータを読み出して、帳票フォームデータの所定の印字領域に必要項目のデータを合成する。また、CPU2は、帳票フォームデータの所定の印字領域に消失項目のデータを消失画像用のドットにて構成し、帳票画像の生成を行う。さらに、CPU2は、生成した帳票画像を後述する帳票画像データメモリ41bに格納する。
【0018】
また、CPU2は、複写牽制画像データメモリ41aから複写牽制画像を読み出すとともに、帳票画像データメモリ41bから帳票画像を読み出して、複写牽制画像及び帳票画像を合成して、合成帳票を生成する。ここで、CPU2は、帳票画像から消失文字列の印字領域を取得して、複写牽制画像の対応する領域に描画されているドットを消去する。これにより、消失文字列が印字される領域は、白抜きされて地色が無地となるため、消失画像又は残存画像に消失文字列が隠蔽されることなく、原本において目視可能な構成となる。そして、CPU2は、複写牽制画像及び帳票画像から作成した合成帳票を後述する帳票画像データメモリ41cに格納する。さらに、CPU2は、印刷指示に応じて、合成帳票を印刷データとして印刷装置6に出力し、合成帳票の印刷を行わせる。
【0019】
ROM3は、不揮発性の半導体メモリで構成され、帳票出力装置1の各部を制御するための各種制御プログラムのうち、書き換え不要な基本プログラムを格納している。
【0020】
RAM4は、CPU2により実行される上記システムプログラムや各種アプリケーションプログラムを図示しないプログラム格納領域に展開するとともに、入力部8の操作により入力された入力指示、入力データ、上記プログラムの実行により生じた処理結果等、上記プログラムに係るデータを図示しないワークエリアに一時的に格納する。また、RAM4は、帳票を印刷するためのデータを格納する印刷メモリ41を備えている。
【0021】
図2は、印刷メモリ41のデータ構成例を模式的に示す図である。図2に示すように、印刷メモリ41には、複写牽制画像データメモリ41a、帳票画像データメモリ41b、合成帳票データメモリ41cの各メモリエリアが形成される。
【0022】
複写牽制画像データメモリ41aは、上記複写牽制画像生成処理において、生成された複写牽制画像のデータが格納されるメモリエリアである。
帳票画像データメモリ41bは、上記帳票画像生成処理において、生成された帳票画像のデータが格納されるメモリエリアである。
合成帳票データメモリ41cは、複写牽制画像データメモリ41aに格納されるデータと、帳票画像データメモリ41bに格納されるデータとを合成して得られる合成帳票のデータが格納されるメモリエリアである。
【0023】
記憶装置5は、プログラム、データ等が予め記憶されており、磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリなど、CPU2による読み取り・書き込み可能な記憶媒体を備えて構成される。この記憶媒体は、CD−ROM、メモリカード等の可搬型の媒体やハードディスク等の固定的な媒体を含む。また、この記憶媒体に格納するプログラムやデータ等は、その一部若しくは全部をサーバやクライアントからWAN(Wide Area Network )、LAN(Local Area Network)などのネットワークを介して伝送制御部9から受信する構成にしても良く、さらに、記憶装置5は、ネットワーク上に構築されたサーバやクライアントの記憶媒体であっても良い。
【0024】
また、この記憶媒体に記憶するプログラム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクライアント等の他の機器からネットワーク回線等の伝送媒体を介して伝送制御部9から受信して記憶する構成にしてもよく、さらに、記憶装置5はネットワーク上に構築されたサーバの記憶媒体であってもよい。さらに、前記プログラムをネットワーク回線等の伝送媒体を介してサーバやクライアントへ伝送してこれらの機器にインストールするように構成してもよい。
【0025】
図3は、記憶装置5内のファイル構成を模式的に示す図である。図3に示すように、記憶装置5内には、業務アプリケーションファイル5a、プログラムファイル4b、帳票フォームデータファイル5c、印刷データファイル5d、柄メモリ5e等の各ファイルが記憶されている。
【0026】
業務アプリケーションファイル5aは、CPU2により実行される各種アプリケーションプログラムのファイルであり、例えば、辞令、給与明細書、見積書や納品書の作成等の各種業務処理を行うためのアプリケーションプログラムを含む。また、プログラムファイル5bは、CPU2によって帳票出力装置1の各部を制御するためのシステムプログラム等を含むファイルである。
【0027】
帳票フォームデータファイル5cは、帳票出力装置1によって作成される帳票のフォームを示す帳票フォームデータを含む。帳票フォームデータとしては、例えば、辞令、給与明細書、見積書、納品書、請求書等の各帳票について、罫線、枠、定型文等のデータが含まれている。また、必要項目として入力される氏名、日付、商品名、金額等の各種情報の印字領域を定める位置情報が含まれている。また、印刷データファイル5dは、上記業務処理により作成された帳票の印刷データを含むファイルである。
【0028】
柄メモリ5eには、複写牽制画像に用いる複数の柄が格納されており、例えば、右下り斜線、左下り斜線、花柄等の柄のデータが、柄の名称である柄種類のデータとともに格納されている。なお、柄メモリ5eに格納される柄の種類については特に制限は無く、複写牽制画像の柄として利用可能なものであれば良い。
【0029】
印刷装置6は、レーザプリンタ、インクジェット式プリンタ、昇華型プリンタ等のプリンタであって、CPU2の制御に従って各種帳票を印刷出力する。
【0030】
表示部7は、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(液晶表示装置)等の表示画面を備え、CPU2から入力される表示信号に従って各種画像を表示する。
【0031】
入力部8は、文字キー、数字キーや各種機能キーを備えたキー入力装置や、マウス等のポインティングデバイス等を備え、操作に応じて操作信号を生成し、CPU2へ出力する。
【0032】
伝送制御部9は、通信ネットワーク(図示略)を介して、外部機器との通信を行うためのネットワークカード、モデム、TA(Terminal Adapter)、ルータ等によって構成される。
【0033】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
後述する各フローチャートに記述されている各機能を実現するためのプログラムは読み取り可能なプログラムコードの形態で帳票出力装置1の記録媒体に格納されており、帳票出力装置1のCPU2は、該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。また、CPU2は、伝送媒体を介して伝送される上記プログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体の他、伝送媒体を介して外部供給されたプログラムまたはデータを利用して本実施の形態特有の動作を実行することも可能である。
【0034】
図4は、CPU2により実行される印刷処理を示すフローチャートである。図4に示すように、CPU2は、入力部8を介して帳票作成指示が入力されると(ステップS1)、表示部7に複写牽制画像編集画面71を表示させる(ステップS2)。ここで、図8を参照して、複写牽制画像編集画面71について説明する。
【0035】
図8は、ステップS2において表示される複写牽制画像編集画面71の一例を示す図である。図8に示すように、複写牽制画像編集画面71は、複写牽制画像の生成条件を入力するための牽制文字入力部713、文字サイズ選択部714、柄選択部715、フォント選択部716及び文字角度入力部717が配置される。
【0036】
牽制文字入力部713では、複写牽制画像として用いる牽制文字の直接入力、若しくは、文字入力部713中のポップアップボタンの操作に応じて一覧表示される候補からの選択入力が可能である。なお、ポップアップボタンの操作に応じて一覧表示される候補は、記憶装置5の牽制文字メモリ(図示せず)に予め記憶されているものとする。
【0037】
文字サイズ選択部714では、複写牽制画像として用いる文字の文字サイズを、ポップアップボタンの操作に応じて一覧表示される候補から選択入力することができる。
また、柄選択部715では、複写牽制画像として用いる柄を、ポップアップボタンの操作に応じて一覧表示される柄の候補から選択入力することができる。なお、ポップアップボタンの操作に応じて一覧表示される柄の候補は、柄メモリ5e(図3参照)に格納された柄である。
【0038】
フォント選択部716では、複写牽制画像として用いる文字の文字フォントを、ポップアップボタンの操作に応じて一覧表示される候補から選択入力することができる。また、文字角度入力部717では、複写牽制画像における文字の角度を入力できる。
【0039】
そして、文字入力部713、文字サイズ選択部714、柄選択部715、フォント選択部716、および文字角度入力部717において入力された条件の確定を指示する確定指示ボタン721が配置されている。
【0040】
また、複写牽制画像編集画面71には、複写牽制画像を概略表示するプレビュー部711が配置される。プレビュー部711には、当初はデフォルトの設定に従った複写牽制画像が表示され、確定指示ボタン721の操作によって入力が確定された場合は、確定された入力に応じた複写牽制画像が概略表示される。
さらに、プレビュー部711においては、入力部8が有するポインティングデバイスの操作等によって牽制文字712を移動させることにより、複写牽制画像における文字列の配置状態を編集することが可能である。
【0041】
さらに、複写牽制画像編集画面71には、確定指示ボタン721の操作によって確定された入力内容に応じた複写牽制画像について、微調整を行うための柄微調整部718が配置される。柄微調整部718には、柄の角度を入力するための柄角度調整部719及び柄の幅を入力するための柄幅調整部720が配置される。
【0042】
図4に戻り、CPU2は、上述した複写牽制画像編集画面71において、生成条件の入力を受け付けて複写牽制画像を生成する複写牽制画像生成処理を実行する(ステップS3)。図5は、印刷処理の一部として実行される複写牽制画像生成処理を示すフローチャートである。図5に示すように、この複写牽制画像生成処理において、CPU2は、複写牽制画像編集画面71の文字入力部713、文字サイズ選択部714、柄選択部715、フォント選択部716および文字角度入力部717の各部において入力が行われ、確定指示ボタン721の操作により入力が確定されると、文字入力部713における牽制文字入力を受け付けて、RAM4内のワークエリアに一時的に格納する(ステップS21)。
【0043】
また、CPU2は、フォント選択部716における文字フォントの選択入力(ステップS22)、文字サイズ選択部714における文字サイズの入力(ステップS23)、文字角度入力部717における文字列の角度の入力(ステップS24)をそれぞれ受け付けて、RAM4のワーエリアに格納する。
【0044】
さらに、CPU2は、プレビュー部711における複写牽制文字712の移動によって複写牽制画像中における文字列の配置が編集されると、編集内容を取得してRAM4のワークエリアに格納する(ステップS25)。続いて、CPU2は、柄選択部715における柄の選択入力(ステップS26)、柄微調整角度の入力(ステップS27)、柄微調整幅の入力(ステップS28)をそれぞれ受け付けて、RAM4に格納する。そして、CPU2は、ステップS26〜S28で受け付けた入力内容に従って柄微調整処理を実行する(ステップS29)。
【0045】
すなわち、CPU2は、ステップS26で受け付けた柄の柄データを柄メモリ5eから読み出して、牽制文字の文字列と柄データを組み合わせ、方向及び位置等の調整を行う。さらに、CPU2は、柄微調整角度及び柄微調整幅に従って柄の微調整を行い、処理結果をRAM4のワークエリアに格納する。そして、CPU2は、複写牽制画像描画処理を実行し(ステップS30)、複写牽制画像を生成する。
【0046】
図6は、複写牽制画像生成処理の一部として実行される複写牽制画像描画処理を示すフローチャートである。図6に示すように、この複写牽制画像描画処理において、CPU2は、帳票の印刷領域全体に残存画像用のドットを描画する(ステップS41)。ここで描画されるドットは、例えば、複写機による読み取りが可能な最小限界以上のサイズのものである。また、印刷領域とは、帳票上で複写牽制画像を印刷すべき領域に合わせて設定された画像展開用の領域である。
【0047】
続いて、CPU2は、ステップS41でドットを描画した印刷領域全体に対して、ステップS41で描画されたドットとのXOR(排他的論理和)をとって、消失画像用のドットを描画する。すなわち、CPU2は、印刷領域全体に複写消失画像用のドットを描画し、ステップS41で描画されたドットと重なる位置においてはドットを消去する。なお、ステップS42で描画されるドットは、例えば、複写機による読み取りが可能な最小限界を下回るサイズのものである。
【0048】
続いて、CPU2は、RAM4に格納されたデータに従って牽制文字列を配置し、ステップS42で描画された印刷領域に対して文字列を重ね合わせて、描画されたドットと文字列とのAND(論理積)をとってドットを消去する(ステップS43)。すなわち、CPU2は、牽制文字列の像と重なる位置に描画されたドットのみを残して、他のドットを消去する。これにより、消失画像用のドットと残存画像用のドットとが混在して構成される文字が得られる。
【0049】
次に、CPU2は、ステップS43で処理された印刷領域の全体に対して、複写消失画像用のドットを、すでに描画されたドットとのXORをとって描画する(ステップS44)。すなわち、CPU2は、印刷領域全体に消失画像用のドットを描画し、ステップS43で残されたドットと重なる位置においてはドットを消去する。これにより、印刷領域全体に消失画像用のドットが描画され、残存画像用のドットが文字列の形で描画される。また、文字列の形で描画された残存画像用のドットの隙間には、該ドットと重ならないように、消失画像用のドットが描画されているので、残存画像用のドットが良好に隠蔽されている。
【0050】
さらに、CPU2は、ステップS29(図5)で微調整された柄を並べて配置し、ステップS44で描画された印刷領域に対して、すでに描画されたドットとのANDをとる(ステップS45)。すなわち、CPU2は、印刷領域に描画されていたドットのうち、柄に重なるドットのみを残し、他のドットを消去する。例えば、柄として斜線を用いる場合、ステップS44で描画された印刷領域において、斜線と重なる箇所では、描画されたドットが消去される。これにより、印刷領域全体に消失画像用のドットが描画され、残存画像用のドットが文字列の形で描画された印刷領域全体が、柄で覆われることとなる。そして、CPU2は、図5の複写牽制画像生成処理に戻り、描画した複写牽制画像を複写牽制画像データメモリ41aに格納して(ステップS31)、本複写牽制画像生成処理を終了する。
【0051】
図9は、上述した複写牽制画像生成処理により生成された複写牽制画像の一部を例示する図である。ここで、図9(a)は印刷装置6により印刷された原本における複写牽制画像を示し、図9(b)は、複写機により複写された状態を示す。
【0052】
図9(a)に示すように、複写牽制画像101は、印刷領域全体に印刷される消失画像102と、「複写」という牽制文字の残存画像103とから構成される。また、複写牽制画像101全体には、空白により斜線の柄が配されている。このように、複写牽制画像101の全体に柄が配される事により、消失画像102と残存画像103とが紛らわしい状態となり、原本の帳票において残存画像103はより確実に隠蔽される。なお、図9(a)に示す例では、説明の便宜のために消失画像102と残存画像103とが目視で識別できるように図示しているが、実際に印刷出力される帳票では、目視によって「複写」という文字列を認識するのは難しい構成となっている。
【0053】
図9(b)は、複写機により複写された状態を示しており、消失画像102は消失し、残存画像103は複写元の原本よりも濃く印刷されている。これは、喪失画像102を構成するドットは、一般的な複写機の解像度よりも小さいサイズであり、複写機による読み取りが不可能又は非常に困難なとなり、複写機による複写では再現されない。一方、残存画像103を構成するドットは、複写機の解像度に適合しているため、複写機によって容易に読み取り、再現できる。さらに、残存画像103を構成する空白は複写機の解像度よりも小さなサイズであるため、残存画像の空白を複写機で読み取って再現することが困難となる。したがって、残存画像103は、ドットが再現される一方で空白が再現されないため、原本よりも濃く印刷される。これにより、複写による複製物は原本と全く異なる帳票となり、不正目的の複写を牽制することができる。
【0054】
続いて、CPU2は、複写牽制画像生成処理を終了すると印刷処理に戻り、表示部7に帳票画像編集画面72を表示させる(ステップS4)。ここで、図10を参照して、帳票画像編集画面72について説明する。
【0055】
図10は、印刷処理のステップS4において表示される帳票画像編集画面72の一例を示す図である。図10に示すように、帳票画像編集画面72は、帳票フォームを選択するための帳票選択部724、帳票画像の必要項目を入力するための氏名入力部725、辞令番号入力部726、発行No入力部727、日付1入力部728及び日付2入力部729が配置される。さらに必要項目のデータを消失文字列として構成する指示を入力するための消失項目入力部723が必要項目に対応してそれぞれ配置される。
【0056】
帳票選択部724では、帳票画像を生成するための帳票フォームをポップアップボタンの操作に応じて一覧表示される候補の中から選択入力することができる。なお、ポップアップボタンの操作に応じて一覧表示される候補は、記憶装置5内の帳票フォームデータファイル5cに格納された帳票フォームである。本実施の形態においては、帳票フォームとして、辞令フォームが選択された場合を例として説明を行う。
【0057】
氏名入力部725では、辞令フォームの必要項目として氏名を直接入力する。また、氏名入力部725がポップアップボタンにより構成され、ポップアップボタンの操作により、予め登録された社員の氏名等が選択入力できる構成であっても良い。この際、例えば、一覧表示される候補として、社員の氏名の他に、「全員」、「営業部」、「人事部」等のグループを候補として登録しておき、選択されたグループに属する社員の辞令を人数分作成する構成であっても良い。
【0058】
辞令番号入力部726では、辞令番号を直接入力するか、ポップアップボタンにより構成され、「連番」等を選択する構成であっても良い。発行No入力部726では、発行Noを直接入力するか、ポップアップボタンにより構成され、「連番」等を選択する構成であっても良い。また、日付1入力部728及び日付2入力部729は、任意の日付を直接入力するか、ポップアップボタンにより構成され、任意の日付を選択して入力する構成であっても良い。
【0059】
さらに、消失項目入力部723では、各必要項目に対応付けられたチェックボックスが配置され、チェックを入力することにより、対応する必要項目を消失文字列として印字する指示を入力することができる。
【0060】
そして、帳票選択部724、氏名入力部725、辞令番号入力部726、発行No入力部727、日付1入力部728、日付2入力部729、消失項目入力部723において入力された項目の確定を指示する確定指示ボタン730が配置されている。
【0061】
また、帳票画像編集画面72には、帳票フォームを概略表示するプレビュー部722が配置される。プレビュー部722には、当初はデフォルトの設定に従った帳票画像(すなわち、必要項目が入力されていない状態の帳票フォーム)が表示され、確定指示ボタン730の操作により入力が確定された場合、確定された入力に応じて必要項目のデータが記載された帳票画像が概略表示される。
【0062】
図4に戻り、CPU2は、上述した帳票画像編集画面72において、帳票の必要項目の入力を受け付けて帳票画像を生成する帳票画像生成処理を実行する(ステップS5)。図7は、印刷処理の一部として実行される帳票画像生成処理を示すフローチャートである。図7に示すように、この帳票画像生成処理において、CPU2は、帳票選択部724から帳票フォームが選択入力されると、選択入力を受け付けて(ステップS51)、記憶装置5から帳票フォームデータファイル5cを読み出し、対応する帳票フォームデータを取得する(ステップS52)。
【0063】
次いで、CPU2は、氏名入力部725、辞令番号入力部726、発行No入力部727、日付1入力部728、日付2入力部729、消失項目入力部723の各部において入力が行われ、確定指示ボタン730の操作により入力が確定されると、これら必要項目及び消失項目の入力を受け付けて、RAM4のワークエリアに格納する(ステップS53)。
【0064】
そして、CPU2は、帳票フォームと入力された必要項目のデータを合成して帳票画像を生成する。具体的に、CPU2は、帳票フォームの印刷領域全体に消失画像用のドットを描画する(ステップS54)。続いて、CPU2は、ステップS54でドットを描画した印刷領域全体に対して、消失項目として指示された必要項目のデータとのANDをとってドットを消去する(ステップS55)。すなわち、CPU2は、消失文字列の像と重なる位置に描画されたドットのみを残して、他のドットを消去する。これにより、消失画像用のドットにより像が構成される消失文字列が得られる。
【0065】
また、CPU2は、印刷領域全体に対して、帳票フォーム及び消失項目として指示されていない必要項目(非消失項目)のデータのORをとって描画する(ステップS56)。すなわち、CPU2は、印刷領域に対して、帳票フォーム及び非消失項目のデータの像を通常画像用のドットにより描画する。そして、CPU2は、生成した帳票画像を帳票画像データメモリ41bに格納し(ステップS56)、本帳票画像生成処理を終了する。
【0066】
続いて、CPU2は、図4の印刷処理に戻り、ステップS6において、複写牽制画像及び帳票画像を複写牽制画像データメモリ41a及び帳票画像データメモリ41bからそれぞれ読み出して取得する(ステップS6)。次いで、CPU2は、取得した帳票画像から消失文字列の印字領域の位置情報を取得する(ステップS7)。そして、CPU2は、取得した位置情報に基づいて、複写牽制画像から上記消失文字列の印字領域に対応する部分に描画されているドットを消去して、消失文字列の印字領域を白抜きする(ステップS8)。なお、消失文字列の印字領域を複写することで消失する色付き領域としてもよい。
【0067】
さらに、CPU2は、消失文字列の印字領域を白抜きした複写牽制画像と帳票画像とを合成して合成帳票を生成するとともに、生成した合成帳票を合成帳票データメモリ41cに格納する(ステップS9)。また、CPU2は、入力部8を介して、合成帳票の印刷指示が入力されると(ステップS10)、合成帳票データメモリ41cから合成帳票を読み出して、印刷データに変換し、印刷装置6にて合成帳票の印刷を行わせる(ステップS11)。そして、CPU2は、複写牽制画像データメモリ41aに格納した複写牽制画像及び帳票画像データメモリ41bに格納した帳票画像を消去させて(ステップS12)、本印刷処理を終了する。
【0068】
図11は、上述した印刷処理により、印刷装置6から印刷出力された帳票の一例を示す図である。図11に示すように、帳票の背景全体には複写牽制画像として、消失画像102及び残存画像103として「複写」の文字列が印刷されている。また、消失文字列の印字領域104からは消失画像102が消去され、消失文字列105である「東大和 二郎」、「1305420」が消失画像用のドットにより印刷されている。
【0069】
図12は、図11の帳票が複写機により複写された複製物の一例を示す図である。図12に示すように、消失画像102及び消失文字列105である「東大和二郎」、「1305420」が消失され、残存画像103が濃く印刷されることにより、「複写」の文字が明瞭に現れている。
【0070】
これにより、複写機により複写された複製物は、帳票出力装置1により作成された帳票の原本とは全く異なる複写しか得られず、また、重要なデータは複製物に印刷されない。したがって、第3者の不正な複写を牽制するとともに、重要なデータが複写により外部に流出することを防ぐことができる。
【0071】
以上のように、印刷装置6により帳票を印刷出力する帳票出力装置1において、CPU2は、複写により目視不可能となる消失画像及び複写により明瞭に目視可能となる残存画像を組み合わせて複写牽制画像を生成するとともに、重要なデータを複写により目視不可能となる消失文字列により構成した帳票画像を生成する。そして、複写牽制画像と帳票画像とを合成し、この合成帳票を印刷装置6により印刷する。
【0072】
したがって、重要なデータを含む帳票を出力する際に、消失画像及び残像画像を組み合わせた複写牽制画像を生成するとともに、重要なデータを消失文字列により生成して、印刷を行うことにより、帳票出力装置1から出力された印刷物である原本が複写機により複写された場合であっても、複製物であることが明確にわかるとともに、重要なデータが複製物に印刷されることがない。
【0073】
これにより、第3者により不正に複写機を用いた原本の複製が行われることを牽制することができる。また、重要なデータが外部に流出することを防いで、帳票に記載されるデータを保護することができる。
【0074】
次に、他の実施の形態について説明する。
上記実施の形態では、作成される帳票が辞令である場合を例として説明を行ったが、以下では、帳票出力装置1にて給与明細書を作成する場合を例として説明を行う。
【0075】
ここで、他の実施の形態に特徴的な構成として、記憶装置5内には、給与明細データファイル5fを備える。図13は、給与明細データファイル5fのデータ構成の一例を示す図である。図13に示すように、給与明細データファイル5fは、社員名が所属毎に分類されて記憶されており、社員名に対応して支給項目、控除項目及び総支給額等のデータがそれぞれ記憶されている。また、給与明細データファイル5fは、1ヶ月単位にてデータが集計、管理されており、例えば、対象月が2002年8月度である場合、7月21日〜8月20日のデータが管理対象となっている。
【0076】
次に、他の実施の形態における動作について説明する。
図14は、CPU2により実行される印刷処理2を示すフローチャートである。図14に示すように、CPU2は、入力部8を介して帳票作成指示が入力されると(ステップS61)、帳票画像編集画面73を表示部7に表示させる(ステップS62)。ここで、図15を参照して、帳票画像編集画面73について説明する。
【0077】
図15は、印刷処理2のステップS62において表示される帳票画像編集画面73の一例を示す図である。図15に示すように、帳票画像編集画面73は、帳票フォームを選択するための帳票選択部734、帳票画像の必要項目を入力するための氏名入力部735、発行No入力部736、対象月入力部737、消失対象項目入力部738〜740等が配置される。さらに必要項目を消失文字列として構成させる指示を入力するための消失項目入力部732が必要項目に並列してそれぞれ配置される。
【0078】
帳票選択部724では、帳票画像を生成するための帳票フォームをポップアップボタンの操作に応じて一覧表示される候補の中から選択入力することができる。なお、ポップアップボタンの操作に応じて一覧表示される候補は、記憶装置5内の帳票フォームデータファイル5cに格納された帳票フォームである。本実施の形態においては、帳票フォームとして、給与明細フォームが選択された場合を例として説明を行う。
【0079】
氏名入力部735では、給与明細フォームの必要項目として氏名を選択入力する。氏名入力部725は、ポップアップボタンにより構成され、ポップアップボタンの操作により、予め登録された社員の氏名等が一覧表示され、この中から選択入力することができる。また、一覧表示される候補には、社員の個人名の他に、「全員」、「営業部」、「人事部」等のグループが候補として登録されており、給与明細データファイル5fに基づいて、選択されたグループに属する社員の給与明細を人数分作成することが可能である。
【0080】
発行No入力部736では、辞令番号を直接入力するか、ポップアップボタンにより、「連番」等を選択入力する。対象月入力部737は、任意の対象月を直接入力するか、ポップアップボタンにより構成され、任意の日付を選択して入力する。対象月入力部737では、対象月を直接入力するかポップアップボタンにより任意の対象月を選択入力する。
【0081】
また、消去対象項目入力部738〜740は、上述した必要項目以外で消去文字列として記載したい必要項目をポップアップボタンにより選択入力する。そして、消失項目入力部732では、各必要項目に対応付けられチェックボックスが配置され、チェックを入力することにより、対応する必要項目のデータを消失文字列として構成させる指示を入力することができる。
【0082】
さらに、帳票選択部734、氏名入力部735、発行No入力部736、消失対象項目入力部737〜740、消失項目入力部732において入力された項目の確定を指示する確定指示ボタン741が配置されている。
【0083】
また、帳票画像編集画面73には、帳票フォームを概略表示するプレビュー部731が配置されている。プレビュー部731には、当初はデフォルトの設定に従った帳票画像(すなわち、必要項目が入力されていない状態の給与明細フォーム)が表示され、確定指示ボタン741の操作により入力が確定された場合、確定された入力に応じて必要項目のデータが記載された帳票画像が概略表示される。
【0084】
図14に戻り、CPU2は、この帳票画像編集画面73において、必要項目の入力を受け付けて帳票画像を生成する帳票画像生成処理を実行する(ステップS63)。詳細に説明すると、CPU2は、帳票画像編集画面73から帳票フォームが選択入力されると、この入力を受け付けて帳票フォームデータファイル5cから対応する帳票フォームデータを取得する。ここで、選択された帳票が給与明細である場合、CPU2は、さらに記憶装置5から給与明細データファイル5cを取得する。さらに、CPU2は、帳票画像編集画面73において入力された必要項目及び消失項目を受け付けて、RAM4のワークエリアに記憶する。そして、給与明細データファイル5cに記憶されているデータ、RAM4に記憶させた必要項目及び消失項目に基づいて、給与明細の帳票画像を生成する。また、CPU2は、生成した帳票画像を帳票画像データメモリ41bに格納する。
【0085】
さらに、CPU2は、入力部8を介して帳票の印刷指示が入力されると(ステップS64)、帳票データメモリ41bから帳票画像を読み出して、印刷データに変換し、印刷装置6に出力して、帳票の印刷を行わせる(ステップS65)。そして、CPU2は、帳票画像データメモリ41bに格納した帳票画像を消去させて(ステップS66)、本印刷処理を終了する。
【0086】
図16は、上述した印刷処理2により、印刷装置6から印刷出力された給与明細書の一例を示す図である。図16に示すように、給与明細書に印刷される氏名、支給項目、控除項目、総支給額等の各項目に記載されるデータは、消失文字列により構成され印刷されている。すなわち、これらの項目のデータは、複写機により複写されると、視認不可能になる構成となっている。
【0087】
以上のように、印刷装置6により帳票を印刷する帳票出力装置1を用いた他の実施の形態においては、例えば、帳票として給与明細書を作成する場合、複写牽制画像は生成せずに、帳票画像のみを生成する。ここで、帳票画像を生成する際に、重要なデータを複写により目視不可能となる消失文字列を用いて帳票画像を生成し、この帳票画像を印刷装置6により印刷して、帳票を作成することにより、第3者に帳票が複写され、外部に持ち出された場合であっても、重要なデータが流出することを防ぐことができる。また、給与明細書のように複数の項目を消失文字列により印刷する必要がある場合、複製牽制画像を印刷しないことにより、原本において視認性の良い帳票を提供することができる。
【0088】
なお、本実施の形態における記述は、本発明に係る好適なデータ管理装置1の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上述した実施の形態において、消失項目の設定は、ユーザが任意に行える構成としたが、これに限らず、例えば、帳票フォーム毎に消失項目が設定される構成であってもよい。すなわち、RAM4内に消失項目データメモリ41d(図示せず)を備え、予め帳票ファイルデータ毎に、消失項目となる必要項目が設定されている構成であっても良い。
【0089】
具体的には、消失項目を複数含む必要がある給与明細書において、氏名、給与項目、控除項目、総支給額等を予め消失項目として消失項目データメモリ41dに記憶させておくことにより、帳票を出力する際に、消失項目の入力を必要とせずに、重要なデータを消失文字列により出力させることができる。これにより、ユーザの手間を省くとともに、重要なデータが誤って複写可能な文字列により出力されることを防ぐことができ、よりセキュリティを向上させることができる。
【0090】
或いは、消失項目データメモリ41に、予め所定文字列を記憶させておき、CPU2により、当該所定文字列が付加された数値文字列を検索し、その数値文字列を含む項目のデータを複写を抑制するデータとして特定して、当該データを他のデータの文字列を構成するドットサイズより小さいドットの消失文字列(複写抑制情報)として生成し出力するようにしてもよい。
【0091】
また、上述した実施の形態においては、出力形態は印刷である場合を例として説明を行ったが、伝送制御部9を介して、無線又は有線ネットワークに接続されるPDA、携帯端末等に帳票画像又は合成帳票のデータを出力する構成であっても良い。また、実施の形態のおいては、出力される帳票が辞令及び給与明細書である場合を例として説明を行ったが、帳票出力装置1から出力される帳票は、これらに限らず、重要なデータを含む種々の書類を出力することが可能である。
【0092】
或いは、実施の形態においては、重要なデータが文字列である場合を例として消失文字列を生成する構成として説明を行ったが、重要なデータは文字列に限らない。すなわち、複写不可能にしたい複写抑制情報としてのデータが、写真、イラスト、図形、マーク、記号等である場合は、消失画像を生成して、帳票の所定項目に印刷する構成であっても良い。また、複写抑制情報は、複写した際に文字列が見えなくなるよう、例えば、消失文字列又は消失画像を反転させる事により、複写した際に真っ黒に塗り潰した状態となるようにしてもよい。
【0093】
その他、本実施の形態における出力制御装置1の細部構成及び詳細動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
【0094】
【発明の効果】
請求項1又は8記載の発明によれば、出力されるデータに重要なデータが含まれる場合、重要なデータについては複写を抑制するデータとして出力させる特定を行い、当該データを複写抑制情報として生成して出力することができるため、出力されたデータが第3者により持ち出され複写された場合であっても、重要なデータは複写機により複写が抑制され、複製物において視認不可能となる。これにより、重要なデータが外部に流出することを防いで、セキュリティの高いデータ出力をすることができる。
【0095】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、複写抑制情報として出力されるデータは、出力制御装置から出力された原本においては、視認可能となるが、複写機により複写が抑制された場合に視認不可能となる。
【0096】
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、印刷媒体に出力されたデータが複写機により複写された場合でも、重要なデータの複写を防ぐことができる。
【0097】
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、出力制御装置から出力された原本を複写した場合、明らかに複製物とわかる構成となるため、不正な複写を牽制することができる。
【0098】
請求項5記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、帳票フォーマット毎に予め複写抑制情報として出力する項目が設定されているため、出力の度に重要なデータを指定する必要がなく、ユーザの手間を省いて効率良く帳票を出力させることができる。また、ユーザの入力ミスにより、重要なデータが複写可能な文字列により出力されてしまうことを防ぐことができ、よりセキュリティの高い帳票を提供することができる。
【0099】
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の発明の効果に加えて、複写抑制情報として出力される項目を、出力の度に任意に設定して帳票を出力させることができるため、帳票の使用目的に応じてセキュリティレベルを変えることができ、汎用性の高い出力制御装置を提供することができる。
【0100】
請求項7記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、複写抑制情報として出力されるデータを任意に指定して出力させることができるため、データの使用目的に応じてセキュリティレベルを変えることができ、汎用性の高い出力制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態における帳票出力装置1の要部構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す印刷メモリ41のデータ構成例を示す図である。
【図3】図1に示す記憶装置5のデータ構成例を示す図である。
【図4】図1に示すCPU2により実行される印刷処理を示すフローチャートである。
【図5】図1に示すCPU2により実行される複写牽制画像生成処理を示すフローチャートである。
【図6】図1に示すCPU2により実行される複写牽制画像描画処理を示すフローチャートである。
【図7】図1に示すPCU2により実行される帳票画像生成処理を示すフローチャートである。
【図8】図1に示す表示部7に表示される複写牽制画像編集画面の一例を示す図である。
【図9】(a)複写牽制画像の一部を拡大した図である。(b)(a)に示す複写牽制画像を複写機により複写した状態を示す図である。
【図10】図1に示す表示部7に表示される帳票画像編集画面の一例を示す図である。
【図11】帳票出力装置1の印刷装置6により印刷された印刷物の一例を示す図である。
【図12】図11に示す印刷物を複写機により複写した状態を示す図である。
【図13】他の実施の形態における給与明細データファイル5fのデータ構成例を示す図である。
【図14】図1に示すCPU2により実行される印刷処理2を示すフローチャートである。
【図15】図1に示す表示部7に表示される帳票画像編集画面の一例を示す図である。
【図16】帳票出力装置1の印刷装置6により印刷された印刷物の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 帳票出力装置
2 CPU
3 ROM
4 RAM
41 印刷メモリ
41a 複写牽制画像データメモリ
41b 帳票画像データメモリ
41c 合成帳票データメモリ
5 記憶装置
5a 業務アプリケーションファイル
5b プログラムファイル
5c 帳票フォームデータファイル
5d 印刷データファイル
5e 柄メモリ
6 印刷装置
7 表示部
8 入力部
9 伝送制御部
10 バス
Claims (8)
- 出力されるデータのうち複写機による複写が抑制されるデータを特定する特定手段と、
前記特定手段により特定されたデータを複写機による複写を抑制する複写抑制情報として生成する複写抑制情報生成手段と、
前記複写抑制情報生成手段により生成された複写抑制情報を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする出力制御装置。 - 前記複写抑制情報生成手段は、前記複写抑制情報を複写機により複写可能となる最小のドットサイズより小さいドットを分散配置させて生成することを特徴とする請求項1記載の出力制御装置。
- 前記出力手段は、前記データを印刷して出力することを特徴とする請求項1記載の出力制御装置。
- 複写によりデータが強調されて可視化する複写牽制画像を生成する複写牽制画像生成手段と、
前記複写抑制情報と前記複写牽制情報とを合成して出力データを生成する合成手段と、
前記出力手段は、前記合成手段により生成された出力データを出力することを特徴とする請求項1記載の出力制御装置。 - 前記データに対応する項目を含んでなる帳票フォーマットを記憶する記憶手段と、
前記帳票フォーマットに対応付けて、データが複写抑制情報として出力される項目を記憶する項目記憶手段とを備え、
前記複写抑制情報生成手段は、前記項目記憶手段に予め記憶されている項目に対応するデータを複写抑制情報として生成することを特徴とする請求項1記載の出力制御装置。 - 前記項目記憶手段は、前記特定手段により任意に特定される項目を更新可能に記憶し、
前記複写抑制情報生成手段は、前記項目記憶手段に記憶されている項目に対応するデータを複写抑制情報として生成することを特徴とする請求項5記載の出力制御装置。 - 前記特定手段は、前記データのなかから複写機による複写が抑制されるデータを任意に指定することで特定することを特徴とする請求項1記載の出力制御装置。
- コンピュータに、
複写機による複写が抑制されるデータを特定する機能と、
前記特定されたデータを複写機による複写を抑制する複写抑制情報として生成する機能と、
前記生成された複写抑制情報を出力する機能と、
を実現させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002224820A JP2004072167A (ja) | 2002-08-01 | 2002-08-01 | 出力制御装置及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002224820A JP2004072167A (ja) | 2002-08-01 | 2002-08-01 | 出力制御装置及びプログラム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004072167A true JP2004072167A (ja) | 2004-03-04 |
Family
ID=32012675
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002224820A Pending JP2004072167A (ja) | 2002-08-01 | 2002-08-01 | 出力制御装置及びプログラム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004072167A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007325128A (ja) * | 2006-06-02 | 2007-12-13 | Canon Inc | 画像処理装置および画像処理システム、および画像処理方法。 |
| JP2008085385A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-10 | Ricoh Co Ltd | 画像表示媒体、画像表示データ生成システム、画像表示データ生成方法及び画像表示データ生成プログラム |
| JP2012098942A (ja) * | 2010-11-02 | 2012-05-24 | Toshiba Tec Corp | 帳票発行装置及びプログラム |
| JP2016053913A (ja) * | 2014-09-04 | 2016-04-14 | 富士通株式会社 | 辞令書作成支援プログラム、辞令書作成支援方法および辞令書作成支援装置 |
-
2002
- 2002-08-01 JP JP2002224820A patent/JP2004072167A/ja active Pending
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