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JP2004071858A - 配線板及び電子装置、ならびに配線板の製造方法及び電子装置の製造方法 - Google Patents

配線板及び電子装置、ならびに配線板の製造方法及び電子装置の製造方法 Download PDF

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JP2004071858A
JP2004071858A JP2002229625A JP2002229625A JP2004071858A JP 2004071858 A JP2004071858 A JP 2004071858A JP 2002229625 A JP2002229625 A JP 2002229625A JP 2002229625 A JP2002229625 A JP 2002229625A JP 2004071858 A JP2004071858 A JP 2004071858A
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wiring
wiring board
insulating substrate
board
electronic device
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JP2002229625A
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Mamoru Onda
御田 護
Takayuki Yoshikazu
吉和 崇之
Takashi Sato
佐藤 隆
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】半導体チップを実装するための凹部が設けられた配線板において、凹部の底面に設けられた配線の形状不良や露出不良を防ぐ。
【解決手段】絶縁基板の表面及び内部に配線(導体パターン)が設けられてなり、前記絶縁基板は凹部を有し、前記配線は、前記絶縁基板の表面及び内部、ならびに前記絶縁基板の凹部の底面に設けられた配線板であって、あらかじめ定められた形状の開口部を有する第1絶縁基板の表面及び内部に配線が設けられた第1配線基板と、フィルム状の第2絶縁基板の前記第1絶縁基板の開口部と重なる領域に配線(導体パターン)が設けられた第2配線基板とからなり、前記第2配線基板は、前記第1絶縁基板の開口部の一方の開口端をふさぐように接着されている配線板である。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配線板及び電子装置、ならびに配線板の製造方法及び電子装置の製造方法に関し、特に、絶縁基板に設けられた凹部内に半導体チップを実装する配線板および半導体チップが実装された電子装置に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、絶縁基板の表面及び内部に配線(導体パターン)が設けられた配線板に半導体チップなどの電子部品を実装した電子装置には、図19及び図20に示すように、前記配線板に凹部DHが設けられており、前記配線板の凹部DH内に半導体チップ8が実装されている半導体装置(電子装置)がある。ここで、図20は、図19のB−B’線での断面図である。
【0003】
このとき、前記配線板の配線102は、例えば、図20に示したように、絶縁体層101A,101B,101C,101D,101Eからなる絶縁基板の表面および内部に層状に設けられている。またこのとき、各層の配線102は、例えば、前記絶縁体層101A,101B,101C,101D,101Eに埋め込んだ導電性ペーストからなる接続柱103、あるいはめっきスルーホールやビアにより電気的に接続されている。
【0004】
また、前記配線板の配線102のうち、前記半導体チップ8の外部電極801と接続される端子部分は、図20に示したように、前記絶縁基板に設けられた凹部DHの底面に露出しており、前記配線の端子部分と前記半導体チップ8の外部電極801とは、例えば、はんだ接合材などのボール状端子9により電気的に接続されている。また、前記配線板と前記半導体チップ8の間は、熱硬化性樹脂などの封止材(アンダーフィル材)10で封止されている。
【0005】
また、前記半導体装置では、前記配線板の配線102の、実装基板などの配線(接続端子)と接続される端子部分に、例えば、図20に示したように、はんだ接合材などを用いた外部接続端子11が設けられている。また、前記配線板の表面に設けられた配線102のうち、前記外部接続端子11が設けられた部分以外の部分は、ソルダレジストなどの保護膜6により保護されている。
【0006】
前記電子装置(半導体装置)に用いる配線板の製造方法を簡単に説明すると、例えば、まず、図21に示すように、絶縁体層101A,101B,101C,101D,101Eからなる絶縁基板の表面および内部に配線(導体パターン)102が形成された積層体を形成する。このとき、前記積層体は、例えば、ビルドアップ法や一括積層法により形成する。
【0007】
次に、前記積層体の凹部を形成する領域DHARの絶縁体層を削り、図22に示すように、前記絶縁基板に凹部DHを形成する。このとき、前記凹部DHは、例えば、数値制御されたルータを用いて、前記絶縁基板に設けられた配線102のうち、半導体チップの外部電極と接続される部分が、前記凹部DHの底面に露出するように形成する。
【0008】
また、前記配線板を用いて、図20に示したような、前記電子装置(半導体装置)を形成するときには、例えば、半導体チップ8の外部電極801上に、はんだ接合材を用いたボール状端子9を形成しておき、前記配線板の凹部DH内に前記半導体チップ8をフリップチップ実装し、前記配線板と前記半導体チップ8の間に、熱硬化性樹脂などの封止材(アンダーフィル材)10を流し込む。その後、前記配線板の配線102のうち、表面に露出した部分に、例えば、はんだ接合材などを用いた外部接続端子11を形成する。
【0009】
また、前記電子装置(半導体装置)に用いる配線板では、層状に設けられた前記配線間の電気的接続に、図20に示したような接続柱103を用いる代わりに、図23に示すように、めっきスルーホールPTHを用いる場合もある。また、前記配線板に前記半導体チップ8を実装するときには、図20に示したようなフリップチップ実装に限らず、図23に示したように、前記配線板の配線102と前記半導体チップ8の外部電極801をボンディングワイヤ12で接続するフェースアップ実装をする場合もある。前記半導体チップ8をフェースアップ実装する場合、図23では省略しているが、前記半導体チップ8の外部電極801と前記配線102の接続部は、熱硬化性樹脂などの封止材で封止されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の技術では、図21に示したように、前記各絶縁体層101A,101B,101C,101D,101Eを形成した後、図22に示したように、前記積層された絶縁体層の不要な部分をルータで削って前記凹部DHを形成している。このとき、前記ルータで削る量、すなわち、前記絶縁基板の凹部DHの深さは、前記各絶縁体層101A,101B,101C,101Dの厚さに基づいて設定するが、前記各絶縁体層101A,101B,101C,101Dには、厚さのばらつきがある。そのため、前記絶縁体層をルータで削ったときに、前記凹部DHの底面に露出させる配線を削ってしまう、あるいは、削る量が足りなくて前記凹部DHの底面に配線が正常な状態で露出しないという問題があった。
【0011】
また、前記ルータを用いて前記配線板の凹部DHを形成する場合、前記凹部DHの底面に露出した配線102が削れて形状が変化すると、電気的特性が変化してしまう。そこで、前記配線板の凹部DHの底面に露出した配線の形状の変化による電気的特性の変化を少なくするために、図20などで示したように、前記凹部DHの底面から異なる層へ配線を引き出し、前記配線板の凹部DHの底面に露出する配線の面積を小さくすることが多い。そのため、前記配線板は、凹部DHの底面部分の薄型化が難しく、前記配線板を用いた電子装置(半導体装置)の薄型化が難しいという問題があった。
【0012】
また、図20などで示したように、前記配線板の凹部底面の配線102を、接続柱103により他の層に引き出すためのスペースが必要であるため、前記配線板の配線の高密度化、小型化が難しく、前記配線板を用いた電子装置(半導体装置)の小型化が難しいという問題があった。
【0013】
また、図23に示したように、配線102をめっきスルーホールPTHで接続する場合には、隣り合うめっきスルーホールPTHの間隔を狭くすることが難しいため、前記配線板の高密度化、小型化が難しく、前記配線板を用いた電子装置(半導体装置)の小型化が難しいという問題があった。
【0014】
本発明の目的は、半導体チップを実装するための凹部が設けられた配線板において、凹部の底面に設けられた配線の形状不良や露出不良を防ぐことが可能な技術を提供することにある。
【0015】
本発明の他の目的は、半導体チップを実装するための凹部が設けられた配線板において、配線の高密度化が可能な技術を提供することにある。
【0016】
本発明の他の目的は、半導体チップを実装するための凹部が設けられた配線板において、配線板の小型化、薄型化が可能な技術を提供することにある。
【0017】
本発明の他の目的は、配線板に設けられた凹部内に半導体チップを実装した電子装置において、電子装置の小型化、薄型化が可能な技術を提供することにある。
【0018】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろう。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明の概要を説明すれば、以下の通りである。
【0020】
(1)前記絶縁基板の表面及び内部に配線(導体パターン)が設けられてなり、前記絶縁基板は凹部を有し、前記配線は、前記絶縁基板の表面及び内部、ならびに前記絶縁基板の凹部の底面に設けられた配線板であって、あらかじめ定められた形状の開口部を有する第1絶縁基板の表面及び内部に配線が設けられた第1配線基板と、平板状の第2絶縁基板の前記第1絶縁基板の開口部と重なる領域に配線(導体パターン)が設けられた第2配線基板とからなり、前記第2配線基板は、前記第1絶縁基板の開口部の一方の開口端をふさぐように接着されている配線板である。
【0021】
前記(1)の手段によれば、前記第2配線基板が、前記第1絶縁基板の開口部の一方の開口端をふさぐように接着されているため、ルータなどにより絶縁基板を削ることなく、前記配線板に凹部を設けることができる。また、前記絶縁基板を削ることなく前記凹部を設けることができるため、前記配線板の凹部の底面に設けられた配線の形状不良や露出不良を防ぐことができる。
【0022】
また、前記配線板の凹部の底面に設けられた配線の形状不良を防ぐことができるので、前記配線板の凹部の底面に設ける配線、すなわち、前記第2配線基板に設ける配線を微細化、あるいは高密度化することができる。また、前記第2配線基板に設ける配線を微細化、あるいは高密度化することができるので、前記第2配線基板の厚さ、すなわち、前記配線板の凹部の底面部分の厚さを薄くすることが容易になる。そのため、前記配線板を薄型化することができる。
【0023】
また、前記(1)の手段において、前記第1配線基板の配線と前記第2配線基板の配線を、突起状導体で電気的に接続することにより、前記第1配線基板の配線と前記第2配線基板の配線との接続部を微細化(高密度化)することができる。そのため、前記配線板の小型化が容易になる。
【0024】
またこのとき、前記第1配線基板の配線と前記第2配線基板の配線との接続部の周囲に接合材を設けることにより、前記第1配線基板の配線と前記第2配線基板の配線との電気的接続の信頼性が高くなる。
【0025】
また、前記(1)の手段において、前記第2配線基板の配線を前記第2絶縁基板の両面に設けると、前記第2配線基板の配線をより高密度化することができる。またこのとき、前記第1配線基板が接着された面の裏面の配線にも前記突起状導体を設けると、前記配線板の凹部内に電子部品を実装して半導体装置(電子装置)を形成したときに、前記前記第1配線基板が接着された面の裏面の配線に設けられた前記突起状導体を利用して、他の電子装置(半導体装置)に積層することができる。
【0026】
(2)前記絶縁基板の表面及び内部に配線(導体パターン)が設けられた配線板と、前記配線板上に設けられた電子部品とからなり、前記絶縁基板は凹部を有し、前記配線は、前記絶縁基板の表面及び内部、ならびに前記絶縁基板の凹部の底面に設けられており、前記電子部品が、前記配線板の凹部内に設けられている電子装置であって、前記配線板は、あらかじめ定められた形状の開口部を有する第1絶縁基板の表面及び内部に配線が設けられた第1配線基板と、平板状の第2絶縁基板の前記第1絶縁基板の開口部と重なる領域に配線(導体パターン)が設けられた第2配線基板とからなり、前記第2配線基板は、前記第1絶縁基板の開口部の一方の開口端をふさぐように接着されている電子装置である。
【0027】
前記(2)の手段によれば、前記配線板は、前記第2配線基板が、前記第1絶縁基板の開口部の一方の開口端をふさぐように接着されているため、ルータなどにより絶縁基板を削ることなく、前記配線板に凹部を設けることができる。また、前記絶縁基板を削ることなく前記凹部を設けることができるため、前記配線板の凹部の底面に設けられた配線の形状不良や露出不良を防ぐことができる。
【0028】
また、前記配線板の凹部の底面に設けられた配線の形状不良を防ぐことができるので、前記配線板の凹部の底面に設ける配線、すなわち、前記第2配線基板に設ける配線を微細化、あるいは高密度化することができる。また、前記第2配線基板に設ける配線を微細化、あるいは高密度化することができるので、前記第2配線基板の厚さ、すなわち、前記配線板の凹部の底面部分の厚さを薄くすることが容易になる。そのため、前記配線板を薄型化することができ、前記電子装置を薄型化することができる。
【0029】
また、前記(2)の手段において、前記第1配線基板の配線と前記第2配線基板の配線を、突起状導体で電気的に接続することにより、前記第1配線基板の配線と前記第2配線基板の配線との接続部を微細化(高密度化)することができる。そのため、前記配線板の小型化が容易になり、前記電子装置を小型化することができる。
【0030】
またこのとき、前記第1配線基板の配線と前記第2配線基板の配線との接続部の周囲に接合材を設けることにより、前記第1配線基板の配線と前記第2配線基板の配線との電気的接続の信頼性が高くなる。
【0031】
また、前記(2)の手段において、前記第2配線基板の配線を前記第2絶縁基板の両面に設けると、前記第2配線基板の配線をより高密度化することができる。またこのとき、前記第1配線基板が接着された面の裏面の配線にも前記突起状導体を設けると、前記第2配線基板の、前記前記第1配線基板が接着された面の裏面の配線に設けられた前記突起状導体を利用して、他の電子装置に積層することができる。
【0032】
(3)前記絶縁基板の表面及び内部に配線(導体パターン)が形成された配線板の製造方法であって、あらかじめ定められた形状の開口部が形成された第1絶縁基板の表面及び内部に配線が形成された第1配線基板を形成する第1配線基板形成工程と、平板状の第2絶縁基板の表面に配線(導体パターン)が形成された第2配線基板を形成する第2配線基板形成工程と、前記第1配線基板と前記第2配線基板とを接着して、前記第1配線基板の配線と前記第2配線基板の配線とを電気的に接続する配線基板接着工程とを備え、前記配線基板接着工程は、前記第2配線基板を、前記第1配線基板の開口部の一方の開口端をふさぐように接着する配線板の製造方法である。
【0033】
前記(3)の手段によれば、前記第1配線基板と前記第2配線基板とを接着することにより、前記第1配線基板の開口部及び前記第2配線基板による凹部が形成される。このとき、前記第2配線基板の配線の一部が、前記第1配線基板の開口部と重なる領域を通るように形成すれば、前記凹部の底面に配線が露出した配線板を容易に製造することができる。また、前記第1配線基板と前記第2配線基板とを接着することにより、前記凹部の底面に形成した配線の形状不良や露出不良を防ぐことができる。
【0034】
また、前記第1配線基板形成工程、あるいは前記第2配線基板形成工程において、前記第1配線基板の配線、あるいは前記第2配線基板の配線上に突起状導体を形成しておき、前記第1配線基板の配線と前記第2配線基板の配線とを前記突起状導体で電気的に接続することにより、前記配線の電気的接続が容易になる。
【0035】
また、前記(3)の手段において、前記突起状導体を形成するときに、前記第1配線基板と前記第2配線基板との接着面とは異なる表面の配線にも突起状導体を形成しておくと、前記配線板を用いて電子装置を製造したときに、製造した電子装置を他の電子装置と積層することが容易になる。
【0036】
(4)前記絶縁基板の表面及び内部に配線(導体パターン)が形成された配線板を形成する配線板形成工程と、前記配線板上に電子部品を実装する電子部品実装工程とを備える電子装置の製造方法であって、前記配線板形成工程は、あらかじめ定められた形状の開口部を有する第1絶縁基板の表面および内部に配線が設けられた第1配線基板と、平板状の第2絶縁基板の表面に配線(導体パターン)が設けられた第2配線基板とを接着し、前記第1配線基板の配線と前記第2配線基板の配線とを電気的に接続する電子装置の製造方法である。
【0037】
前記(4)の手段によれば、前記配線基板形成工程において、前記第1配線基板と前記第2配線基板とを接着することにより、前記第1配線基板の開口部および前記第2配線基板による凹部が形成される。このとき、前記第2配線基板の配線の一部が、前記第1配線基板の開口部と重なる領域を通るように形成しておけば、前記凹部の底面に配線が露出した配線板を容易に製造することができる。また、前記第1配線基板と前記第2配線基板とを接着することにより、前記凹部の底面に形成した配線の形状不良や露出不良を防ぐことができる。
【0038】
また、前記第1配線基板形成工程、あるいは前記第2配線基板形成工程において、前記第1配線基板の配線、あるいは前記第2配線基板の配線上に突起状導体を形成しておき、前記第1配線基板の配線と前記第2配線基板の配線とを前記突起状導体で電気的に接続することにより、前記配線の電気的接続が容易になる。
【0039】
また、前記(4)の手段において、前記突起状導体を形成するときに、前記第1配線基板と前記第2配線基板との接着面とは異なる表面の配線にも突起状導体を形成しておくと、前記配線板を用いて電子装置を製造したときに、製造した電子装置を他の電子装置と積層することが容易になる。
【0040】
以下、本発明について、図面を参照して実施の形態(実施例)とともに詳細に説明する。
【0041】
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは、同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0042】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
図1乃至図3は、本発明による実施例1の配線板の概略構成を示す模式図であり、図1は配線板の平面図、図2は図1のA−A’線での断面図、図3は図2の部分拡大断面図である。
【0043】
図1乃至図3において、1は第1配線基板、101A,101B,101Cは絶縁体層、102は第1配線基板の配線、2は第2配線基板、201は第2絶縁基板、202は第2絶縁基板の配線、3は接着材、4は突起状導体、5は接合材である。
【0044】
本実施例1の配線板は、図1および図2に示すように、絶縁体層101A,101B,101Cからなる第1絶縁基板の表面および内部に配線(導体パターン)102が設けられた第1配線基板1と、第2絶縁基板201の表面に配線(導体パターン)202が設けられた第2配線基板2とからなる。
【0045】
また、前記配線板には、図1および図2に示したように、半導体チップを収容することが可能な大きさの凹部DHが設けられている。本実施例1の配線板では、前記第1配線基板1に設けられた開口部(貫通穴)の一方の開口端を、前記第2配線基板2でふさぐことにより前記凹部DHを設けている。またこのとき、前記第2配線基板2と前記第1配線基板1は、接着材3で接着されている。
【0046】
また、前記第1配線基板1の配線102と前記第2配線基板2の配線202とは、図2に示したように、突起状導体4により電気的に接続されている。またこのとき、前記第1配線基板1の配線102及び前記第2配線基板2の配線202、ならびに前記突起状導体4の周囲には、図3に示すように、接合材5が設けられており、前記第1配線基板1の配線102と前記第2配線基板2の配線202との接続部は、前記接合材5により固定された状態になっている。
【0047】
また、本実施例1の配線板を用いて電子装置(半導体装置)を製造するときには、一般に、前記第1配線基板1の開口部と前記第2配線基板2により構成される凹部DH内に半導体チップを収容する。そのため、前記第2配線基板2の配線202の一部が、前記第1配線基板1の開口部と平面的に重なる領域、すなわち、前記凹部DHの底面に露出するように設けられている。またこのとき、前記配線202には、例えば、前記半導体チップを実装する領域AR1内に、前記半導体チップの外部電極と接続される端子部202Aが設けられている。
【0048】
図4乃至図11は、本実施例1の配線板の製造方法を説明するための模式図であり、図4(a)は第1配線基板の断面図、図4(b)は第2配線基板の断面図、図5(a)は第1配線基板のコア基板を形成する工程の断面図、図5(b)は第1配線基板の配線を積層する工程の断面図、図6は第1配線基板の配線上に接合材を形成する工程の断面図、図7(a)は第2配線基板の突起状導体を形成する工程の断面図、図7(b)は第2配線基板の配線を形成する工程の断面図、図8は第2配線基板の配線上に接合材を形成する工程の断面図、図9は第2配線基板の製造方法を説明するための平面図、図10は第1配線基板と第2配線基板を接着する工程の断面図、図11は第1配線基板と第2配線基板を接着する工程の部分拡大断面図である。
【0049】
本実施例1の配線板を製造する工程は、大きく分けると、例えば、図4(a)に示すように、絶縁体層101A,101B,101Cからなり、あらかじめ定められた領域に開口部(貫通穴)DH’を有する第1絶縁基板の表面および内部に配線102が設けられた第1配線基板1を形成する第1配線基板形成工程と、図4(b)に示すように、第2絶縁基板201の表面に配線202が設けられた第2配線基板2を形成する第2配線基板形成工程と、前記第1配線基板1と前記第2配線基板2を接着し、前記第1配線基板1の配線102と前記第2配線基板2の配線202を電気的に接続する配線基板接着工程とに分けられる。以下、本実施例1の配線板の製造方法を、図5乃至図11を参照しながら説明する。
【0050】
なお、以下の配線板の製造方法では、図4(b)に示したように、前記第1配線基板1と前記第2配線基板を接着する接着材3、および前記第1配線基板1の配線102と前記第2配線基板2の配線202を電気的に接続する突起状導体4を、前記第2配線基板2側に形成する場合について説明する。
【0051】
前記第1配線基板形成工程は、例えば、まず、図5(a)に示すように、絶縁体層101Bの両表面に配線102が設けられたコア基板を形成する。このとき、前記コア基板は、例えば、前記絶縁体層101Bに貫通穴(図示しない)を形成し、前記貫通穴に導電性ペーストを埋め込んで接続柱103を形成した後、前記接続柱103が形成された絶縁体層101Bの両面に銅箔などの導体膜を張り合わせ、前記導体膜の不要な部分をエッチングで除去して前記配線102を形成する。また、前記導電性ペーストからなる接続柱103の代わりに、前記絶縁体層101Bの両面の配線をビアやめっきスルーホールで電気的に接続する場合には、あらかじめ導体膜を張り合わせた絶縁体層101Bを開口して前記ビアやめっきスルーホールを形成した後、前記導体膜の不要な部分を除去して配線102を形成する。
【0052】
次に、図5(b)に示したように、前記コア基板の一方の面に、絶縁体層101Aを介在させて配線102を形成し、他方の面にも、絶縁体層101Cを介在させて配線102を形成する。このとき、前記絶縁体層101A,101Cを介在させた配線102は、例えば、ビルドアップ法を用いて、接続柱103が形成された絶縁体層101A,101Cおよび導体膜を張り合わせ、前記導体膜の不要な部分をエッチングで除去して配線102を形成する。また、前記配線102を前記接続柱103の代わりにビアで接続する場合には、前記接続柱103を形成していない絶縁体層101A,101Cおよび導体膜を前記コア基板に張り合わせ、前記導体膜および前記絶縁体層101A,101Cを開口して、例えば、電気銅めっきによりビアを形成した後、前記導体膜の不要な部分を除去して配線102を形成する。
【0053】
またこのとき、前記絶縁体層101A上に形成する配線102は、例えば、実装基板に実装するときの端子部分102Aを形成する。
【0054】
また、後の工程で半導体チップを収容する開口部を形成する領域DHARには、前記配線102を形成しないでおく。
【0055】
次に、図6に示したように、例えば、前記絶縁体層101Aの表面に露出した配線102の、前記端子部分102A以外の部分を保護する保護膜6を形成し、前記端子部分102A上、および前記絶縁体層101Cの表面に露出した配線102上に、接合材5を形成する。このとき、前記接合材5は、例えば、錫銀合金めっきで形成する。
【0056】
その後、図5(b)に示したように、前記絶縁体層101A,101B,101Cが積層された部分のうち、半導体チップを収容する開口部を形成する領域DHARを、例えば、金型を用いた打ち抜き加工、あるいは切削加工などにより開口して、図4(a)に示したような開口部(貫通穴)DH’を形成する。その後、切断線SLで切断して個片化すると、本実施例1の配線板に用いる第1配線基板1が得られる。
【0057】
また、前記第2配線基板形成工程は、まず、図7(a)に示すように、第2絶縁基板201の表面に銅箔などの導体膜202’を張り合わせた後、前記導体膜202’上にめっきレジスト7を形成し、例えば、電気銅めっきにより突起状導体4を形成する。このとき、前記突起状導体4は、例えば、高さが25μm程度になるように形成する。
【0058】
次に、前記めっきレジスト7を除去し、図7(b)に示すように、前記導体膜202’の不要な部分をエッチングで除去して配線202を形成する。
【0059】
次に、図8に示すように、例えば、前記配線202の半導体チップの外部端子と接続される端子部分202Aと、前記突起状導体4が形成された部分を除く領域に保護膜6を形成し、前記配線202の露出した面及び突起状導体4上に接合材5を形成する。前記接合材5は、例えば、錫銀合金めっきで形成する。またこのとき、図示は省略するが、前記配線202の、半導体チップの外部電極と接続される端子部分202A上にも前記接合材5を形成する。
【0060】
その後、前記突起状導体4が形成された領域の周辺、言い換えると、前記第1配線基板1と接着される領域に接着材3を形成すると、図4(b)に示したような第2配線基板2が得られる。
【0061】
また、前記第2配線基板形成工程では、前記第2絶縁基板201は、例えば、図10に示したように、一方向に長尺なテープ状の基板を用い、リールツーリール(reel to reel)方式により、前記第2配線基板2として用いる領域AR2を連続的に形成する。
【0062】
前記手順に沿って形成した前記第1配線基板1と前記第2配線基板2を接着し、前記第1配線基板1の配線102と前記第2配線基板2の配線202を電気的に接続する配線基板接着工程は、図10に示すように、前記第2配線基板2の前記突起状導体4および前記接着材3が形成された面に、前記手順で形成した第1配線基板1を配置し、例えば、250℃に加熱して熱プレスを行う。このとき、250℃に加熱することにより、前記接着材3が軟化し、流動性が高くなるので、前記突起状導体4が前記接着材3を押しのけ、図11に示したように、前記第1配線基板1の配線102と前記突起状導体4が接触する。そして、この状態でプレスを行うと、前記第1配線基板1の配線102上、及び前記突起状導体4上に形成されたそれぞれの接合材5が溶融して一体になる。そのため、熱プレス後に室温に戻したときに、前記第1配線基板1の配線102と前記第2配線基板2の配線202の接続部の周囲が、図3に示したように、前記接合材5で固定された状態になり、本実施例1の配線板を得ることができる。
【0063】
前記手順により配線板を製造する場合、前記配線板の凹部DHの底面に設けられる配線は、前記第2配線基板2に形成されているので、従来の配線板の製造方法のように、絶縁基板(絶縁体層)を削らなくてもよい。そのため、前記配線板の凹部DHの底面に設けられる配線が削れて形状不良になるのを防ぐことができる。
【0064】
また、前記配線板の凹部DHの底面に設けられる配線、すなわち、前記第2配線基板2の配線202は、形状不良を起こしにくいので、微細化が容易である。
そのため、前記第2配線基板2の配線202を微細化、高密度化することにより、従来の配線板に比べて小型化することができる。
【0065】
また、前記第1配線基板1の配線102と前記第2配線基板2の配線202を電気的に接続する突起状導体4は、容易に形成することができるとともに、導電性ペーストを用いた接続柱や、ビア、めっきスルーホールなどに比べて、微細化が容易である。そのため、隣り合う突起状導体4の間隔を狭くすることが容易であり、前記配線板を小型化することができる。
【0066】
また、前記第2配線基板2の配線202の微細化、高密度化が容易であるため、前記第2配線基板2の薄型化ができ、前記配線板の凹部DHの底面部分の厚さを薄くできるので、配線板を薄型化することができる。
【0067】
図12は、本実施例1の配線板を用いた電子装置の概略構成を示す模式断面図である。
【0068】
本実施例1の配線板を用いて電子装置を製造するときには、例えば、図12に示すように、前記配線板の凹部DH、すなわち、前記第1配線基板1の開口部(貫通穴)DH’と前記第2配線基板2により形成された凹部DH内に半導体チップ8を配置し、前記半導体チップ8の外部電極(図示しない)と前記配線板の凹部DHの底面(第2配線基板2)に設けられた配線の端子部分202Aとを、例えば、はんだ接合材などのボール状端子9で電気的に接続する。このとき、前記半導体チップ8は複数個あってもよいし、また、前記半導体チップ8以外の、抵抗素子や容量素子などのチップ状の電子部品を実装してもよい。
【0069】
また、前記配線板の凹部DHの底面(第2配線基板2)と前記半導体チップ8の間は、例えば、熱硬化性樹脂などの封止材(アンダーフィル材)を流し込んで封止する。また、前記配線板の、前記第1配線基板1の表面の配線の端子部分102Aには、例えば、はんだ接合材からなる外部接続端子11を形成する。
【0070】
以上説明したように、本実施例1の配線板によれば、前記開口部DH’を有する第1配線基板1と、第2配線基板2とを接着して、前記半導体チップ8を収容可能な大きさの凹部DHを設けることにより、前記凹部DHの底面に設けられた配線の形状不良を防ぐことができる。
【0071】
また、前記配線板の凹部DHの底面に設けられた配線の形状不良を防ぐことができるため、前記凹部DHの底面に設けられる部分の配線の微細化、高密度化が容易になり、配線板を小型化、薄型化することができる。
【0072】
また、前記第1配線基板1の配線102と前記第2配線基板2の配線202を、前記突起状導体4で接続する場合、接続柱やビア、めっきスルーホールに比べて微細化が容易であるので、隣り合う突起状導体4の間隔を狭くし、配線板を小型化することができる。
【0073】
また、前記配線板を小型化、薄型化できるため、前記配線板を用いた電子装置を小型化、薄型化することができる。
【0074】
また、前記実施例1の配線板では、前記接合材5として、錫銀合金などのはんだ接合材を例にあげて説明したが、これに限らず、例えば、前記接合材5として金めっきを形成してもよい。前記接合材5として金めっきを形成した場合、超音波接合により、前記第1配線基板1の配線102上の金めっきと前記突起状導体4上の金めっきを接合させる。
【0075】
また、前記実施例1の配線板では、前記接合材5を用いて、前記第1配線基板1の配線102と前記第2配線基板2の配線202の接続部を固定する例を示したが、これに限らず、前記接合材5を用いないで接続してもよい。このとき、前記接着材3には、例えば、異方性導電フィルム(ACF)や非導電性フィルム(NCF)を用いる。
【0076】
また、前記実施例1の配線板では、前記突起状導体4及び前記接着材3を、前記第2配線基板2上に形成したが、これに限らず、前記第1配線基板1の配線102上に前記突起状導体4及び前記接着材3を形成してもよい。また、前記突起状導体4と前記接着材3が、それぞれ別の配線基板に形成されていてもよい。
【0077】
また、前記実施例1では、前記配線板を用いた電子装置として、前記半導体チップ8をフリップチップ実装した電子装置(半導体装置)を例にあげたが、これに限らず、半導体チップをフェースアップ実装して、前記半導体チップの外部電極と前記配線板の配線をボンディングワイヤで電気的に接続する電子装置(半導体装置)に用いることもできる。
【0078】
(実施例2)
図13は、本発明による実施例2の配線板の概略構成を示す模式断面図である。
【0079】
本実施例2の配線板は、図13に示すように、絶縁体層101A,101B,101Cからなる第1絶縁基板の表面及び内部に配線(導体パターン)102が設けられた第1配線基板1と、第2絶縁基板201の表面に配線(導体パターン)202が設けられた第2配線基板2とからなる。
【0080】
また、前記配線板には、図13に示したように、半導体チップを収容することが可能な大きさの凹部DHが設けられている。本実施例1の配線板では、前記第1配線基板1に設けられた開口部(貫通穴)の一方の開口端を、前記第2配線基板2でふさぐことにより前記凹部DHを設けている。このとき、前記第2配線基板2と前記第1配線基板1は、接着材3で接着されている。
【0081】
また、前記第2配線基板2の配線202は、前記第1配線基板1が接着された面およびその裏面の両面に設けられており、各面の配線202は、例えば、前記第2絶縁基板201に設けられた接続柱203により電気的に接続されている。
【0082】
また、前記第1配線基板1の配線102と前記第2配線基板2の配線202とは、図13に示したように、突起状導体4により電気的に接続されている。またこのとき、図示は省略するが、前記第1配線基板1の配線102及び前記第2配線基板2の配線202、ならびに前記突起状導体4の周囲には、前記実施例1で説明したように、接合材5が設けられており、前記第1配線基板1の配線102と前記第2配線基板2の配線202との接続部は、前記接合材5により固定された状態になっている。
【0083】
また、本実施例2の配線板では、前記第2配線基板2の、前記第1配線基板1が接着された面の裏面の配線202上にも、前記突起状導体4が設けられている。またこのとき、図示は省略するが、前記前記第1配線基板1が接着された面の裏面の配線202上の突起状導体4の表面にも接合材5が設けられているとする。
【0084】
図14及び図15は、本実施例2の配線板の製造方法を説明するための模式図であり、図14(a)は第2配線基板の突起状導体を形成する工程の断面図、図14(b)は第2配線基板の配線を形成する工程の断面図、図15は第2配線基板上に接着材を形成する工程の断面図である。
【0085】
本実施例2の配線板を製造する工程も、大きく分けると、図4(a)に示したような、絶縁体層101A,101B,101Cからなり、あらかじめ定められた位置に開口部(貫通穴)DH’を有する第1絶縁基板の表面及び内部に配線102が設けられた第1配線基板1を形成する第1配線基板形成工程と、第2絶縁基板201の表面に配線202が設けられた第2配線基板2を形成する第2配線基板形成工程と、前記第1配線基板1と前記第2配線基板2を接着し、前記第1配線基板1の配線102と前記第2配線基板2の配線202を電気的に接続する配線基板接着工程とに分けられる。以下、本実施例2の配線板の製造方法を、図14および図15を参照しながら説明する。
【0086】
前記第1配線基板形成工程は、前記実施例1で説明した手順と同様の手順であるため、説明は省略する。
【0087】
前記第2配線基板形成工程は、まず、例えば、図14(a)に示したように、接続柱203が形成された第2絶縁基板2の両面に、銅箔などの導体膜202’を張り合わせ、前記導体膜202’上にめっきレジスト7を形成して、例えば、電気銅めっきにより突起状導体4を形成する。
【0088】
次に、前記めっきレジスト7を除去し、図14(b)に示すように、前記導体膜202’の不要な部分をエッチングで除去して配線202を形成する。
【0089】
その後、図示は省略するが、前記実施例1で説明したように、前記配線202上および前記突起状導体4上に、例えば、錫銀合金めっきなどの接合材5を形成した後、図15に示すように、前記第1配線基板1と接着される領域に接着材3を形成する。
【0090】
前記手順で形成した前記第1配線基板1と前記第2配線基板2を接着する配線基板接着工程は、前記実施例1で説明した手順と同様の手順であるため、説明は省略する。
【0091】
本実施例2の配線板の製造方法においても、前記配線板の凹部DHの底面に設けられる配線は、前記第2配線基板2に形成されているので、従来の配線板の製造方法のように、絶縁基板(絶縁体層)を削らなくてもよい。そのため、前記配線板の凹部の底面に設けられる配線が削れて形状不良になるのを防ぐことができる。
【0092】
また、前記配線板の凹部DHの底面に設けられる配線、すなわち、前記第2配線基板2の配線202は、形状不良を起こしにくいので、微細化が容易である。
そのため、前記第2配線基板2の配線202を微細化、高密度化することにより、従来の配線板に比べて小型化することができる。
【0093】
また、前記第1配線基板1の配線102と前記第2配線基板2の配線202を電気的に接続する突起状導体4は、容易に形成することができるとともに、導電性ペーストを用いた接続柱や、ビア、めっきスルーホールなどに比べて、微細化が容易である。そのため、隣り合う突起状導体4の間隔を狭くすることが容易であり、前記配線板を小型化することができる。
【0094】
また、前記第2配線基板2の配線202の微細化、高密度化が容易であるため、前記第2配線基板2を薄型化でき、前記配線板の凹部の底面部分の厚さを薄くできるので、配線板を薄型化することができる。
【0095】
図16乃至図18は、本実施例2の配線板を用いた電子装置の製造方法を説明するための模式図であり、図16は本実施例2の配線板を用いた電子装置(半導体装置)の概略構成を示す断面図、図17及び図18は本実施例2の配線板を用いた電子装置を他の電子装置(半導体装置)と積層する工程の断面図である。
【0096】
本実施例2の配線板を用いて電子装置(半導体装置)を製造するときには、例えば、図16に示すように、前記配線板の凹部、すなわち、前記第1配線基板1の開口部DHと前記第2配線基板2により形成された空間内に半導体チップ8を配置し、前記半導体チップ8の外部電極(図示しない)と前記配線板の凹部の底面(第2配線基板2)に設けられた配線の端子部分202Aとを、例えば、はんだ接合材などのボール状端子9で電気的に接続する。また、前記配線板の凹部DHの底面(第2配線基板2)と前記半導体チップ8の間は、例えば、熱硬化性樹脂などの封止材(アンダーフィル材)を流し込んで封止する。このとき、前記半導体チップ8は複数個あってもよいし、また、前記半導体チップ8以外の、抵抗素子や容量素子などのチップ状の電子部品を実装してもよい。
【0097】
このとき、前記第2配線基板2の前記第1配線基板1が接着された面の裏面に形成された突起状導体4は、例えば、図17に示すように、本実施例2の配線板を用いて製造した第1半導体装置PKG1を、前記実施例1で説明した配線板を用いて製造した第2半導体装置PKG2と積層するときに用いることができる。
【0098】
前記第1半導体装置PKG1と前記第2半導体装置PKG2を積層するときには、図17に示したように、例えば、前記第1半導体装置PKG1に接着材3を形成し、前記第1配線基板1と前記第2配線基板2を接着する配線基板接着工程と同様の方法で積層することができ、積層後は、図18に示すように、前記第1半導体装置PKG1の第2配線基板2の配線202と、前記第2半導体装置PKG2の第1配線基板1の配線102が、前記突起状導体4で電気的に接続された状態になる。このとき、前記第1半導体装置PKG1に実装された半導体チップ8Aと前記第2半導体装置PKG2に実装された半導体チップ8Bは、同種の半導体チップであってもよいし、異なる種類の半導体チップであってもよい。
【0099】
以上説明したように、本実施例2の配線板によれば、前記開口部(貫通穴)DH’を有する第1配線基板1と、第2配線基板2とを接着して、前記半導体チップ8を収容可能な大きさの凹部DHを設けることにより、前記凹部DHの底面に設けられた配線の形状不良を防ぐことができる。
【0100】
また、前記配線板の凹部DHの底面に設けられた配線の形状不良を防ぐことができるため、前記凹部DHの底面に設けられる部分の配線の微細化、高密度化が容易になり、配線板を小型化、薄型化することができる。
【0101】
また、前記第1配線基板1の配線102と前記第2配線基板2の配線202を、前記突起状導体4で接続する場合、接続柱やビア、めっきスルーホールに比べて微細化が容易であるので、隣り合う突起状導体4の間隔を狭くし、配線板を小型化することができる。
【0102】
また、前記配線板を小型化、薄型化できるため、前記配線板を用いた電子装置を小型化、薄型化することができる。
【0103】
また、本実施例2の配線板のように、前記第2絶縁基板2の両面に配線202が設けられた第2配線基板2を形成し、各面の配線202上に前記突起状導体4を形成しておくと、前記配線板を用いて製造した電子装置(半導体装置)を、他の電子装置(半導体装置)に容易に積層することができる。
【0104】
また、前記実施例2の配線板では、前記接合材5として、錫銀合金などのはんだ接合材を例にあげて説明したが、これに限らず、例えば、前記接合材5として金めっきを形成してもよい。前記接合材5として金めっきを形成した場合、超音波接合により、前記第1配線基板1の配線102上の金めっきと前記突起状導体4上の金めっきを接合させる。
【0105】
また、前記実施例2の配線板では、前記接合材5を用いて、前記第1配線基板1の配線102と前記第2配線基板2の配線202の接続部を固定する例を示したが、これに限らず、前記接合材5を用いないで接続してもよい。このとき、前記接着材3には、例えば、異方性導電フィルム(ACF)や非導電性フィルム(NCF)を用いる。
【0106】
また、前記実施例2の配線板では、前記突起状導体4および前記接着材3を、前記第2配線基板2上に形成したが、これに限らず、前記第1配線基板1の配線102上に前記突起状導体4および前記接着材3を形成してもよい。また、前記突起状導体4と前記接着材3が、それぞれ別の配線基板に形成されていてもよい。
【0107】
また、前記実施例2では、前記配線板を用いた電子装置として、前記半導体チップ8をフリップチップ実装した電子装置(半導体装置)を例にあげたが、これに限らず、半導体チップをフェースアップ実装して、前記半導体チップの外部電極と前記配線板の配線をボンディングワイヤで電気的に接続する電子装置(半導体装置)に用いることもできる。
【0108】
以上、本発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であることはもちろんである。
【0109】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下の通りである。
【0110】
(1)半導体チップを実装するための凹部が設けられた配線板において、凹部の底面に設けられた配線の形状不良や露出不良を防ぐことができる。
【0111】
(2)半導体チップを実装するための凹部が設けられた配線板において、配線を高密度化することができる。
【0112】
(3)半導体チップを実装するための凹部が設けられた配線板において、配線板を小型化、薄型化することができる。
【0113】
(4)配線板に設けられた凹部内に半導体チップを実装した電子装置において、電子装置を小型化、薄型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例1の配線板の概略構成を示す模式平面図である。
【図2】本実施例1の配線板の概略構成を示す模式図であり、図1のA−A’線での断面図である。
【図3】本実施例1の配線板の概略構成を示す模式図であり、図2の部分拡大断面図である。
【図4】本実施例1の配線板の製造方法を説明するための模式図であり、図4(a)は配線板に用いる第1配線基板の断面図、図4(b)は配線板に用いる第2配線基板の断面図である。
【図5】本実施例1の配線板の製造方法を説明するための模式図であり、図5(a)は第1配線基板のコア基板を形成する工程の断面図、図5(b)は第1配線基板の配線を積層する工程の断面図である。
【図6】本実施例1の配線板の製造方法を説明するための模式図であり、第1配線基板の配線上に接合材を形成する工程の断面図である。
【図7】本実施例1の配線板の製造方法を説明するための模式図であり、図7(a)は第2配線基板の突起状導体を形成する工程の断面図、図7(b)は第2配線基板の配線を形成する工程の断面図である。
【図8】本実施例1の配線板の製造方法を説明するための模式図であり、第2配線基板の配線上に接合材を形成する工程の断面図である。
【図9】本実施例1の配線板の製造方法を説明するための模式図であり、第2配線基板の製造方法を説明するための平面図である。
【図10】本実施例1の配線板の製造方法を説明するための模式図であり、第1配線基板と第2配線基板を接着する工程の断面図である。
【図11】本実施例1の配線板の製造方法を説明するための模式図であり、第1配線基板と第2配線基板を接着する工程の部分拡大断面図である。
【図12】本実施例1の配線板を用いた電子装置の概略構成を示す模式断面図である。
【図13】本発明による実施例2の配線板の概略構成を示す模式断面図である。
【図14】本実施例2の配線板の製造方法を説明するための模式図であり、図14(a)は第2配線基板の突起状導体を形成する工程の断面図、図14(b)は第2配線基板の配線を形成する工程の断面図である。
【図15】本実施例2の配線板の製造方法を説明するための模式図であり、第2配線基板上に接着材を形成する工程の断面図である。
【図16】本実施例2の配線板を用いた電子装置の概略構成を示す模式断面図である。
【図17】本実施例2の配線板を用いた電子装置を他の電子装置(半導体装置)と積層する工程の模式断面図である。
【図18】本実施例3の配線板を用いた電子装置を他の電子装置(半導体装置)と積層する工程の断面図である。
【図19】従来の電子装置(半導体装置)の概略構成を示す模式平面図である。
【図20】従来の電子装置(半導体装置)の概略構成を示す模式図であり、図19のB−B’線での断面図である。
【図21】従来の電子装置に用いる配線板の製造方法を説明するための模式断面図である。
【図22】従来の電子装置に用いる配線板の製造方法を説明するための模式断面図である。
【図23】従来の、他の電子装置(半導体装置)の概略構成を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1 第1配線基板
101A,101B,101C 絶縁体層
102 第1配線基板の配線
2 第2配線基板
201 第2絶縁基板
202 第2配線基板の配線
3 接着材
4 突起状導体
5 接合材
6 保護膜
7 めっきレジスト
8 半導体チップ
9 ボール状接合材
10 封止材(アンダーフィル材)
11 外部接続端子
12 ボンディングワイヤ

Claims (16)

  1. 絶縁基板の表面及び内部に配線(導体パターン)が設けられてなり、前記絶縁基板は凹部を有し、前記配線は、前記絶縁基板の表面及び内部、ならびに前記絶縁基板の凹部の底面に設けられた配線板であって、
    あらかじめ定められた形状の開口部を有する第1絶縁基板の表面及び内部に配線が設けられた第1配線基板と、
    平板状の第2絶縁基板の前記第1絶縁基板の開口部と重なる領域に配線(導体パターン)が設けられた第2配線基板とからなり、
    前記第2配線基板は、前記第1絶縁基板の開口部の一方の開口端をふさぐように接着されていることを特徴とする配線板。
  2. 前記第1配線基板の配線と前記第2配線基板の配線は、突起状導体により電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の配線板。
  3. 前記第1配線基板の配線と前記第2配線基板の配線との接続部の周囲に、接合材が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配線板。
  4. 前記第2配線基板は、前記第2絶縁基板の前記第1配線基板が接着された面、及びその裏面に前記配線が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の配線板。
  5. 前記第2配線基板の、前記第1配線基板が接着された面の裏面に設けられた配線上に、突起状導体が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の配線板。
  6. 絶縁基板の表面及び内部に配線(導体パターン)が設けられた配線板と、前記配線板上に設けられた電子部品とからなり、前記絶縁基板は凹部を有し、前記配線は、前記絶縁基板の表面及び内部、ならびに前記絶縁基板の凹部の底面に設けられており、前記電子部品が、前記配線板の凹部内に設けられている電子装置であって、
    前記配線板は、
    あらかじめ定められた形状の開口部を有する第1絶縁基板の表面及び内部に配線が設けられた第1配線基板と、
    平板状の第2絶縁基板の前記第1絶縁基板の開口部と重なる領域に配線(導体パターン)が設けられた第2配線基板とからなり、
    前記第2配線基板は、前記第1絶縁基板の開口部の一方の開口端をふさぐように接着されていることを特徴とする電子装置。
  7. 前記第1配線基板の配線と前記第2配線基板の配線は、突起状導体で電気的に接続されていることを特徴とする請求項6に記載の電子装置。
  8. 前記第1配線基板の配線と前記第2配線基板の配線との接続部の周囲に接合材が設けられていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の電子装置。
  9. 前記第2配線基板の配線は、前記第2絶縁基板の前記第1配線基板が接着された面、及びその裏面に設けられていることを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載の電子装置。
  10. 前記第2配線基板の、前記第1配線基板が接着された面の裏面の配線上に、突起状導体が設けられていることを特徴とする請求項9に記載の電子装置。
  11. 絶縁基板の表面および内部に配線(導体パターン)が形成された配線板の製造方法であって、
    あらかじめ定められた形状の開口部が形成された第1絶縁基板の表面および内部に配線が形成された第1配線基板を形成する第1配線基板形成工程と、
    平板状の第2絶縁基板の表面に配線(導体パターン)が形成された第2配線基板を形成する第2配線基板形成工程と、
    前記第1配線基板と前記第2配線基板とを接着して、前記第1配線基板の配線と前記第2配線基板の配線とを電気的に接続する配線基板接着工程とを備え、
    前記配線基板接着工程は、前記第2配線基板を、前記第1配線基板の開口部の一方の開口端をふさぐように接着することを特徴とする配線板の製造方法。
  12. 前記第1配線基板形成工程、あるいは前記第2配線基板形成工程は、前記第1配線基板の配線、あるいは前記第2配線基板の配線上に突起状導体を形成する工程を備え、
    前記配線基板接着工程は、前記第1配線基板の配線と前記第2配線基板の配線とを前記突起状導体で電気的に接続することを特徴とする請求項11に記載の配線板の製造方法。
  13. 前記突起状導体を形成する工程の後、前記突起状導体上に接合材を形成する工程を備えることを特徴とする請求項12に記載の配線板の製造方法。
  14. 絶縁基板の表面及び内部に配線(導体パターン)が形成された配線板を形成する配線板形成工程と、前記配線板上に電子部品を実装する電子部品実装工程とを備える電子装置の製造方法であって、
    前記配線板形成工程は、
    あらかじめ定められた形状の開口部を有する第1絶縁基板の表面及び内部に配線が設けられた第1配線基板と、平板状の第2絶縁基板の表面に配線(導体パターン)が設けられた第2配線基板とを接着し、前記第1配線基板の配線と前記第2配線基板の配線とを電気的に接続することを特徴とする電子装置の製造方法。
  15. 前記第1配線基板形成工程、あるいは前記第2配線基板形成工程は、前記第1配線基板の配線、あるいは前記第2配線基板の配線上に突起状導体を形成する工程を備え、
    前記配線基板接着工程は、前記第1配線基板の配線と前記第2配線基板の配線とを前記突起状導体で電気的に接続することを特徴とする請求項14に記載の電子装置の製造方法。
  16. 前記突起状導体を形成する工程の後、前記突起状導体上に接合材を形成する工程を備えることを特徴とする請求項15に記載の電子装置の製造方法。
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