JP2004069754A - 光重合性黒色組成物及び黒色パターンの形成方法 - Google Patents
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Abstract
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規の光重合性黒色組成物および黒色パターンの形成方法に関し、更に詳しくは液晶ディスプレイ等のカラーフィルターの製造に好適な、光硬化性に優れた光重合性黒色組成物および黒色パターンの形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラー液晶ディスプレイ等の各種多色表示体に備えられるカラーフィルターには、表示コントラストや発色効果を高めるために、R、G、Bなどの着色層間の境界部分にブラックマトリックスが設けられている。従来、このブラックマトリックスは主としてクロム薄膜をフォトエッチングすることにより形成されていた。クロム薄膜からなるブラックマトリックスは寸法精度が高く、信頼性も高い。しかしながら、クロム薄膜を形成するには、蒸着やスパッタ等の真空製膜工程が必要であり、基板の大型化に伴って装置も大型化し製造コストが高くなる。また、近年のバックライトの高強度化に伴い、特にTFT液晶ディスプレイにおいては、クロム薄膜の内面反射による表示コントラストの低下が問題となっていた。
【0003】
そこで、近年では、特開平11ー84125号公報に記載されるように、付加重合可能な不飽和性二重結合を有する化合物と黒色顔料と光重合開始剤とを含む光重合性組成物を基材上に塗布乾燥して光重合性組成物層を形成し、ホトリソグラフィー法により所望のブラックマトリックスパターンを形成するようになってきた。光重合性組成物を用いると、大気圧下でブラックマトリックスパターンを形成できることから製造コストを低減することができ、内面反射も起こりにくい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ブラックマトリックスはより高い遮光性を求められるため、組成物中の黒色顔料の含有量を多くしなければならない。しかし、黒色顔料の含有量が多くなると光学濃度が高くなり、上記公報等に記載の従来の光重合性組成物では、光硬化の際に光が膜の深部にまで到達せず光硬化が十分に進まない可能性があった。その結果、パターンの直進性が不良となり、基板からのパターン剥がれや、残さが残るなど、黒色パターンとしてのブラックマトリックスパターンを良好に得ることが困難な場合があった。
本発明の課題は、光学濃度が高くても光硬化性が高く、良好なブラックマトリックスパターンが得られる光重合性黒色組成物及び黒色パターンの形成方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明の光重合性黒色組成物は、下記一般式(1)で示される光重合性化合物と、光重合開始剤と、黒色顔料とを含むことを特徴とする。
【化4】
但し、前記一般式(1)において、nは、1〜20の整数であり、
Yは、ジカルボン酸無水物の酸無水物基を除いた残基であり、
Zは、テトラカルボン酸二無水物の酸無水物基を除いた残基であり、
Xは、
【化5】
で表される基であり、
R1、R2は、H、CH3又は
【化6】
であり、
R3は、H又はCH3である。
【0006】
請求項1に記載の発明によれば、前記一般式(1)で示される光重合性化合物は、付加重合可能なエチレン性不飽和二重結合を化合物中に少なくとも二つ有し、光重合性黒色組成物が光重合開始剤を活性化させる所定波長の光線の照射を受けたとき、光学濃度が高い場合でも光重合開始剤の作用により付加重合して硬化することができる。このため、現像時にパターン部分が溶解することはなく、パターン直進性やパターン剥がれのない良好な黒色パターンを形成することができる。逆に言えば、黒色顔料の含有量が多くしても光硬化するので、遮光性の高い黒色パターンを良好に形成することができる。したがって、この光重合性黒色組成物を用いて、液晶ディスプレイ等に設けられるカラーフィルターのブラックマトリックスを形成すれば、マトリックス部分の遮光性が高いので、表示コントラスト及び発色効果を高くすることができる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光重合性黒色組成物において、付加重合可能なエチレン性不飽和二重結合を有する化合物を含むことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明によれば、光重合性黒色組成物に更に付加重合可能なエチレン性不飽和二重結合を有する化合物を含むので、光重合性黒色組成物が所定波長の光線の照射を受けたとき、前記一般式(1)の光重合性化合物とともに付加重合し、組成物全体が架橋されたような構造となる。よって、所望の黒色パターンを形成後、現像処理時にアルカリ溶液などで不要な個所を溶解させても、パターン部分が溶解することはなく、パターン直進性やパターン剥がれのない精密な黒色パターンを形成することができる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の光重合性黒色組成物において、前記一般式(1)で示される光重合性化合物を20〜60重量部、光重合開始剤を0.5〜30重量部、黒色顔料を10〜70重量部の割合で含むことを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の光重合性黒色組成物において、前記一般式(1)で示される光重合性化合物を20〜50重量部、前記エチレン性不飽和二重結合を有する化合物を10〜40重量部、光重合開始剤を0.5〜30重量部、黒色顔料を10〜70重量部の範囲で含むことを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光重合性黒色組成物において、前記黒色顔料はカーボンブラック又はチタンブラックを含むことを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載の発明の黒色パターンの形成方法は、請求項1〜5のいずれ一項に記載の光重合性黒色組成物からなる光重合性黒色組成物層を基板上に形成し、所定波長の光を選択的に照射し、現像して黒色パターンを形成することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本発明に係る光重合性黒色組成物は、下記一般式(1)で示される光重合性化合物と、光重合開始剤と、黒色顔料とを含む。
【化7】
但し、前記一般式(1)において、nは1〜20の整数であり、
Yはジカルボン酸無水物の酸無水物基を除いた残基であり、
Zはテトラカルボン酸二無水物の酸無水物基を除いた残基であり、
Xは、
【化8】
で表される基であり、
R1、R2は、H、CH3又は
【化9】
であり、
R3は、H又はCH3である。
【0014】
ここで、「酸無水物基」とは、「−CO−O−CO−基」を言う。
また、ジカルボン酸無水物としては、例えば無水マレイン酸、無水コハク酸、無水イタコン酸、無水フタル酸、無水テトラヒドロフタル酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、無水メチルエンドメチレンテトラヒドロフタル酸、無水クロレンド酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水グルタル酸などが挙げられる。
また、テトラカルボン酸二無水物としては、例えば無水ピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ビフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水物等の芳香族多価カルボン酸無水物が挙げられる。
【0015】
前記一般式(1)で示される光重合性化合物は、特開2001−354735号公報に記載の方法により得ることができる。一般式(1)で示される光重合性化合物は重合鎖内にジカルボン酸無水物残基を実質上有していないことから、重合鎖内にジカルボン酸無水物残基を有する化合物とは異なり、同じ固形分濃度でも、溶液粘度を制御し易く、塗布時の作業性の改善、コーティング特性の向上、膜厚の均一化を図ることができる。
【0016】
また、前記一般式(1)で示される光重合性化合物は、付加重合可能なエチレン性不飽和二重結合を化合物中に少なくとも二つ有し、光重合性黒色組成物が光重合開始剤を活性化させる所定波長の光線の照射を受けたとき、光学濃度が高くても、光重合開始剤の作用により付加重合して硬化することができる。逆に言えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターのブラックマトリックスパターンを形成する時に、本発明の光重合性黒色組成物を用いれば、黒色顔料の含有量を多くして遮光性を高くすることができる。このため、表示コントラストが高く、R、G、Bの発色の美しいカラーフィルターを製造することができる。
【0017】
上記の光重合性黒色組成物に、更に付加重合可能なエチレン性不飽和二重結合を有する化合物を加えると好ましい。
ここで、「付加重合可能なエチレン性不飽和二重結合を有する化合物」(以下、「エチレン性化合物」という。)とは、光重合性黒色組成物が所定波長の光線の照射を受けたとき、光重合開始剤の作用により付加重合硬化するようなエチレン性不飽和二重結合を少なくとも1つ有する化合物であって、前記のエチレン性不飽和二重結合を有する単量体又は側鎖若しくは主鎖にエチレン性不飽和二重結合を有する重合体である。また、前記単量体はいわゆる高分子物質に相対する差違化した概念であって、狭義の「単量体」にとどまらず、二量体、三量体、オリゴマーを含有する。
【0018】
前記単量体としては、例えば、不飽和カルボン酸、脂肪族(ポリ)ヒドロキシ化合物と不飽和カルボン酸とのエステル、芳香族(ポリ)ヒドロキシ化合物と不飽和カルボン酸とのエステル、不飽和カルボン酸と多価カルボン酸および前述の脂肪族(ポリ)ヒドロキシ化合物、芳香族(ポリ)ヒドロキシ化合物等の多価ヒドロキシ化合物とのエステル化反応により得られるエステル、不飽和カルボン酸アミド、不飽和カルボン酸ニトリル等が挙げられる。
【0019】
具体的にはメチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、エチレングリコールモノメチルエーテルアクリレート、エチレングリコールモノメチルエーテルメタクリレート、エチレングリコールモノエチルエーテルアクリレート、エチレングリコールモノエチルエーテルメタクリレート、グリセロールアクリレート、グリセロールメタクリレート、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、ブチレングリコールジメタクリレート、プロピレングリコールジアクリレート、プロピレングリコールジメタクリレート、トリメチロールエタントリアクリレート、トリメチロールエタントリメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、テトラメチロールプロパンテトラアクリレート、テトラメチロールプロパンテトラメタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、カルドエポキシジアクリレート、カルドエポキシジメタクリレート、これら例示化合物のアクリレート、メタクリレートを、フマレート、マレエート、クロトネート、イタコネートに代えたものや、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸、クロトン酸、イタコン酸、ヒドロキノンモノアクリレート、ヒドロキノンモノメタクリレート、ヒドロキノンジアクリレート、ヒドロキノンジメタクリレート、レゾルシンジアクリレート、レゾルシンジメタクリレート、ピロガロールジアクリレート、ピロガロールトリアクリレート、アクリル酸とフタル酸およびジエチレングリコールとの縮合物、アクリル酸とマレイン酸およびジエチレングリコールとの縮合物、メタクリル酸とテレフタル酸およびペンタエリスリトールとの縮合物、アクリル酸とアジピン酸およびブタンジオールとグリセリンとの縮合物、エチレンビスアクリルアミド、エチレンビスメタクリルアミド、フタル酸ジアリルのアリルエステル、ジビニルフタレートなどが有用である。
【0020】
また、側鎖もしくは主鎖にエチレン性不飽和二重結合を有する重合体としては、例えば、不飽和二価カルボン酸とジヒドロキシ化合物との重縮合反応により得られるポリエステル、不飽和二価カルボン酸とジアミンとの重縮合反応により得られるポリアミド、イタコン酸、プロピリデンコハク酸、エチリデンマロン酸とジヒドロキシ化合物との重縮合反応により得られるポリエステル、イタコン酸、プロピリデンコハク酸、エチリデンマロン酸とジアミンとの重縮合反応により得られるポリアミド、フェノールノボラック型エポキシアクリレート、フェノールノボラック型エポキシメタクリレート、クレゾールノボラック型エポキシアクリレート、クレゾールノボラック型エポキシメタクリレート、ビスフェノールA型エポキシアクリレート、ビスフェノールS型エポキシアクリレート、ウレタンアクリレートオリゴマー、ウレタンメタクリレートオリゴマーなどが挙げられる。前記エポキシ(メタ)アクリレート樹脂にさらに多塩基酸無水物を反応させたものであってもよい。また、側鎖にヒドロキシ基やハロゲン化アルキル基のごとき反応活性を有する官能基を有する重合体、例えばポリビニルアルコール、ポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)、ポリエピクロルヒドリンなどとアクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸、クロトン酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸との高分子反応により得られる重合体なども使用できる。中でも、アクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルの単量体を特に好ましく用いることができる。
【0021】
上記エチレン性化合物は、光重合性黒色組成物が所定波長の光線の照射を受けたとき、前記一般式(1)の光重合性化合物とともに付加重合する。よって、組成物全体を架橋されたような構造にすることができる。
【0022】
本発明で用いることのできる光重合開始剤としては、例えば、2,2−ビス(2−クロロフェニル)−4,5,4’、5’−テトラフェニル−1,2’−ビイミダゾール(以下、B−CIM(保土ヶ谷化学社製))、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、1−〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、3,3−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、ベンゾフェノン、2−クロロベンゾフェノン、4,4’−ビスジメチルアミノベンゾフェノン(以下、ミヒラーズケトン)、4,4’−ビスジエチルアミノベンゾフェノン(以下、EAB−F(保土ヶ谷化学社製))、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−(4−ドデシルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、4−ベンゾイル−4’−メチルジメチルスルフィド、4−ジメチルアミノ安息香酸、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸ブチル、4−ジメチルアミノ安息香酸−2−エチルヘキシルエステル、4−ジメチルアミノ安息香酸−2−イソアミルエステル、アセトフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、p−ジメチルアセトフェノン、p−ジメチルアミノプロピオフェノン、トリクロロアセトフェノン、p−tert−ブチルアセトフェノン、ベンジルジメチルケタール、ベンジル−竅|メトキシエチルアセタール、1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)オキシム、o−ベンゾイル安息香酸メチル、ビス(4−ジメチルアミノフェニル)ケトン、4,4’−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、ベンジル、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン−n−ブチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾインブチルエーテル、p−ジメチルアミノアセトフェノン、チオキサントン、2−メチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、ジベンゾスベロン、瘁C瘁|ジクロロ−4−フェノキシアセトフェノン、ペンチル−4−ジメチルアミノベンゾエート、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(3−ブロモ−4−メトキシ)フェニル−s−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(p−メトキシ)スチリル−s−トリアジン等のトリアジン化合物などを挙げることができる。
【0023】
また、上記の他に、チオキサントン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサンテン、2−メチルチオキサンテン、2−イソプロピルチオキサンテン等のイオウ化合物や、2−エチルアントラキノン、オクタメチルアントラキノン、1,2−ベンズアントラキノン、2,3−ジフェニルアントラキノン等のアントラキノン類や、アゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルパーオキシド、クメンパーオキシド等の有機過酸化物や、2−メルカプトベンゾイミダール、2−メルカプトベンゾオキサゾール、2−メルカプトベンゾチアゾール等のチオール化合物等を用いることもできる。
【0024】
これらの光重合開始剤は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。特に、B−CIMとEAB−Fは単独でも他のものを組み合わせても好ましく用いられる。
【0025】
具体的な組み合わせとしては、例えば、B−CIMと、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルホリノプロパン−1−オン又は2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オンとの組み合わせ、B−CIMと2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(3−ブロモ−4−メトキシ)フェニル−s−トリアジン又は2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(p−メトキシ)スチリル−s−トリアジンとの組み合わせ、B−CIMと、2−メチル−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルホリノプロパン−1−オン又は2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オンと、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(3−ブロモ−4−メトキシ)フェニル−s−トリアジン又は2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(p−メトキシ)スチリル−s−トリアジンとの組み合わせ、EAB−Fと2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オンとの組み合わせ、トリアジンとEAB−Fと2−メルカプトベンゾイミダゾールとp−メトキシスチリルトリアジンとの組み合わせ、2−メルカプトベンゾイミダゾールとp−メトキシスチリルトリアジンとの組み合わせ等を挙げることができる。
【0026】
黒色顔料としては、カーボンブラック又はチタンブラックを好ましく使用できる。この他、Cu、Fe、Mn、Cr、Co、Ni、V、Zn、Se、Mg、Ca、Sr、Ba、Pd、Ag、Cd、In、Sn、Sb、Hg、Pb、Bi、Si及びAl等の各種金属酸化物、複合酸化物、金属硫化物、金属硫酸鉛又は金属炭酸塩等の無機顔料も用いることができる。
【0027】
カーボンブラックとしては、チェンネルブラック、ファーネスブラック、サーマルブラック、ランプブラックなど公知のカーボンブラックを用いることができるが、特にチャンネルブラックは遮光性に優れることから好適に用いることができる。また、樹脂被覆カーボンブラックを用いることもできる。具体的には、カーボンブラックとカーボンブラック表面に存在するカルボキシル基、ヒドロキシル基、カルボニル基と反応性を有する樹脂とを混合し、50〜380度で加熱して得た樹脂被覆カーボンブラックや、水−有機溶剤混合系又は水−界面活性剤混合系にエチレン性モノマーを分散し、重合開始剤の存在下でラジカル重合又はラジカル共重合させて得た樹脂被覆カーボンブラックなどが挙げられる。この樹脂被覆カーボンブラックは樹脂被覆のないカーボンブラックに比べて導電性が低いことから、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターとして用いた場合に電流のリークが少なく、信頼性の高い低消費電力のディスプレイが形成できる。
【0028】
黒色顔料として、上記の無機顔料に補助顔料として有機顔料を加えても良い。有機顔料は無機顔料の補色を呈するものを適切に選択して加えることにより次の様な効果が得られる。例えば、カーボンブラックは赤みがかった黒色を呈する。したがって、カーボンブラックに補助顔料として赤色の補色である青色を呈する有機顔料を加えることによりカーボンブラックの赤みが消え、全体としてより好ましい黒色を呈する。
有機顔料は、無機顔料と有機顔料の総和100重量部に対して、有機顔料を10〜80重量部の範囲で用いると好ましく、より好ましくは有機顔料が20〜60重量部であり、最も好ましくは有機顔料が20〜40重量部である。
【0029】
上記の無機顔料及び有機顔料は、顔料を分散剤を用いて適当な濃度で分散させた溶液を用いることができる。例えば、無機顔料としては、特殊色料工業製のマルコ5333ブラック(カーボン濃度20%含有)、御国色素製のカーボン分散液CFブラックEX−1455(高抵抗カーボン24%含有)、御国色素製のチタンブラック分散液CFブラックEX−1610(黒チタン顔料20%含有)を挙げることができる。また、有機顔料としては、例えば、御国色素製のブルー顔料分散液CFブルーUM(ブルー顔料20%含有)、御国色素製のバイオレット分散液OM(バイオレット顔料10%含有)等を挙げることができる。
また、分散剤としては、ポリエチレンイミン系、ウレタン樹脂系、アクリル樹脂系の高分子分散剤が好ましく用いられる。
【0030】
上記した光重合性黒色組成物は、各成分である前記一般式(1)で示される光重合性化合物、エチレン性化合物、光重合開始剤、黒色顔料を次のような組成比で含有すると好ましい。
【0031】
本発明の光重合性黒色組成物にエチレン性化合物を含まない場合は、光重合性黒色組成物の総和100重量部中に、前記一般式(1)で示される光重合性化合物を20〜60重量部、光重合開始剤を0.5〜30重量部、黒色顔料を10〜70重量部の範囲で含有するとよい。
なお、上記の組成比において、黒色顔料はカーボンブラック又はチタンブラック等の無機顔料のみから構成してもよいし、補助顔料である有機顔料を含んでいてもよい。また、以下、黒色顔料という場合は全て同様である。
【0032】
また、光重合性黒色組成物にエチレン性化合物を含む場合は、光重合性黒色組成物の総重量100重量部中に、前記一般式(1)で示される光重合性化合物を20〜50重量部、エチレン性化合物を10〜40重量部、光重合開始剤を0.5〜30重量部、黒色顔料を10〜70重量部の範囲で含有するとよい。
【0033】
上記において、エチレン性化合物の有無に関わらず、黒色顔料が光重合性黒色組成物の総和100重量部中に、10重量部未満しか含有しない場合は形成した黒色パターンの遮光性能が低くなり好ましくない。
一方、黒色顔料の組成比が70重量部を超えると、所定波長の光線を照射した際に硬化不良を起こすことがあり好ましくない。
【0034】
また、本発明の光重合性黒色組成物を用いて黒色パターンを形成する際には、後述するように、基板上に本発明の光重合性黒色組成物を塗布、乾燥して光重合性黒色組成物層を形成する。このときの塗布性の改善、光硬化後の物性改善のために、上記した成分に加えてさらに結合剤として高分子バインダーを含有してもよい。結合剤は相容性、被膜形成性、現像性、接着性等改善目的に応じて適宜選択すればよい。
【0035】
前記高分子バインダーとしては、具体的にアクリル酸、メタクリル酸、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレート、イソプロピルアクリレート、イソプロピルメタクリレート、n−ブチルアクリレート、n−ブチルメタクリレート、tert−ブチルアクリレート、tert−ブチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、フェノキシアクリレート、フェノキシメタクリレート、イソボルニルアクリレート、イソボルニルメタクリレート、グリシジルメタクリレート、スチレン、アクリルアミド、メタアクリルアミド、アクリロニトリル、メタアクリロニトリルなどから選ばれた単量体を共重合させることによって得られたものや、側鎖にカルボキシル基を有する酸性セルロース変性物、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン、アクリロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデンとの共重合体、塩化ビニリデン、塩素化ポリオレフィン、または塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合体、ポリ酢酸ビニル、アクリロニトリルとスチレンとの共重合体、アクリロニトリルとスチレン、ブタジエンとの共重合体、ポリビニルアルキルエーテル、ポリビニルアルキルケトン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレートイソフタレート、アセチルセルロースおよびポリビニルブチラールなどを挙げることができる。特にアルカリ性水溶液での現像性を改善するためにアクリル酸、メタクリル酸などのカルボキシル基を有する単量体を共重合成分として使用することがよい。前記アクリル酸、メタクリル酸などは共重合成分中5〜40重量%の範囲が好ましい。また、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、カルボキシプロピルセルロースや、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースのヒドロキシル基に多塩基酸無水物を反応させたセルロース樹脂も好ましく用いることができる。
【0036】
高分子バインダーは、光重合性化合物、エチレン性化合物、光重合開始剤、黒色顔料の総和100重量部に対して、400重量部以下、好ましくは200重量部以下の範囲で含有することができる。
【0037】
本発明の光重合性黒色組成物の塗布性を更に改善するために、上記に加えて溶剤を配合してもよい。溶剤としては、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジプロピルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、2−メトキシブチルアセテート、3−メトキシブチルアセテート、4−メトキシブチルアセテート、2−メチル−3−メトキシブチルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、3−エチル−3−メトキシブチルアセテート、2−エトキシブチルアセテート、4−エトキシブチルアセテート、4−プロポキシブチルアセテート、2−メトキシペンチルアセテート、3−メトキシペンチルアセテート、4−メトキシペンチルアセテート、2−メチル−3−メトキシペンチルアセテート、3−メチル−3−メトキシペンチルアセテート、3−メチル−4−メトキシペンチルアセテート、4−メチル−4−メトキシペンチルアセテート、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、メチルシソブチルケトン、エチルイソブチルケトン、炭酸メチル、炭酸エチル、炭酸プロピル、炭酸ブチル、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサノン、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリンなどが挙げられる。中でも3−メトキシブチルアセテートを好ましく用いることができる。
【0038】
上記溶剤は、前記一般式(1)で示される光重合性化合物、エチレン性化合物、光重合開始剤、黒色顔料の総和100重量部に対し、1000重量部以下、好ましくは500重量部以下の範囲で含有することができる。
【0039】
本発明の光重合性黒色組成物に、必要に応じて増感剤、熱重合禁止剤、可塑剤、界面活性剤、消泡剤、その他の添加剤を更に添加することができる。
【0040】
増感剤としては、具体的にはエオシンB(C.I.No.45400)、エオシンJ(C.I.No.45380)、アルコール可溶性エオシン(C.I.No.45386)、シアノシン(C.I.No.45410)、ベンガルローズ、エリスロシン(C.I.No.45430)、2,3,7−トリヒドロキシ−9−フェニルキサンテン−6−オン、およびローダミン6Gなどのキサンテン色素、チオニン(C.I.No.52000)、アズレA(C.I.No.52005)およびアズレC(C.I.No.52002)などのチアジン色素、ピロニンB(C.I.No.45005)、およびピロニンGY(C.I.No.45005)などのピロニン色素や3−アセチルクマリン、3−アセチル7−ジエチルアミノクマリンなどのクマリン化合物が挙げられる。
【0041】
熱重合禁止剤としてはヒドロキノン、ヒドロキノンモノエチルエーテル、p−メトキシフェノール、ピロガロール、カテコール、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、β−ナフトールなどが使用できる。
可塑剤としては、ジオクチルフタレート、ジドデシルフタレート、トリエチレングリコールジカプリレート、ジメチルグリコールフタレート、トリクレジルホスフェート、ジオクチルアジペート、ジブチルセバケート、トリアセチルグリセリンなどが使用できる。
界面活性剤としては、アニオン系、カチオン系、ノニオン系の各種活性剤などが使用できる。また、消泡剤としてはシリコーン系、フッ素系各種消泡剤などが使用できる。
【0042】
本発明の黒色パターンの形成方法は、1)光重合性黒色組成物の調整、2)基板上への光重合性黒色組成物層の形成、3)露光、4)現像、5)ポストベークの工程で基本的に形成することができる。
以下、各工程を説明する。
【0043】
1)光重合性黒色組成物の調製
光重合性黒色組成物、必要により結合剤、溶剤、増感剤、熱重合禁止剤、可塑剤、界面活性剤、消泡剤等を加えて3本ロールミル、ボールミル、サンドミル、ジェットミル等でよく分散、混練する。
【0044】
2)光重合性黒色組成物層の形成
あらかじめ表面を清浄にした基板上に上記調製した光重合性黒色組成物を塗布する。基板としてはガラス、ポリエチレンテレフタレート、アクリル樹脂などの材料が挙げられる。また、基板と光重合性黒色組成物との密着性を向上させるためにシランカップリング剤を光重合性黒色組成物に添加するか、または基板に予め塗布しておいてもよい。光重合性黒色組成物の塗布にはロールコーター、リバースコーター、バーコーターなどの接触転写型塗布装置やスピンナー、カーテンフローコータなどの非接触型塗布装置が用いられる。特に厚膜の場合には複数回塗布するか前記塗布装置の数種を併用するのがよい。光重合性黒色組成物の塗布後は、室温にて数時間〜数日放置するか、温風ヒーター、赤外線ヒーター中に数十分〜数時間入れて溶剤を除去し、塗布膜厚1〜10μm程度の光重合性黒色組成物層とする。
【0045】
3)露光
光重合性黒色組成物層の形成後、ネガマスクを介して、露光を行う。露光に用いる所定波長の光線とは、光重合開始剤が活性化しラジカルを発生するような波長の光を発する活性化光線であり、具体的には紫外線、エキシマレーザー光、エックス線、ガンマ線、電子線が好適である。照射光量は用いる光重合性黒色組成物の組成に応じて若干変わるが30〜2000mJ/cm2の範囲が好ましい。
【0046】
4)現像
露光処理後、現像液を用いて浸漬法、スプレー法などにより現像が行われる。この現像液としては、リチウム、ナトリウム、カリウムなどアルカリ金属の水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩、リン酸塩、ピロリン酸塩、ベンジルアミン、ブチルアミン等の第1級アミン、ジメチルアミン、ジベンジルアミン、ジエタノールアミンなどの第2級アミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミンなどの第3級アミン、モルホリン、ピペラジン、ピリジンなどの環状アミン、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなどのポリアミン、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、トリメチルベンジルアンモニウムヒドロキシド、トリメチルフェニルベンジルアンモニウムヒドロキシドなどのアンモニウムヒドロキシド類、トリメチルスルホニウムヒドロキシド、ジエチルメチルスルホニウムヒドロキシド、ジメチルベンジルスルホニウムヒドロキシドなどのスルホニウムヒドロキシド類、その他コリンなどの水溶液が使用される。
【0047】
5)ポストベーク
ポストベーク工程では、現像して形成した黒色パターンの強度と耐薬品性、耐熱性を付与するために、温度を150〜250℃の範囲となるように調整するとよい。
【0048】
上記したように、本発明の光重合性黒色組成物及びこの光重合性黒色組成物を用いて形成した黒色パターンは、特に液晶ディスプレイ等のカラーフィルターのブラックマトリックスとして好適である。上記の様に基板上に本発明の光重合性黒色組成物を用いてブラックマトリックスパターンとなる黒色パターンを形成し、染色法、印刷法、顔料分散法等により、R、G、B等に色付けすると、ブラックマトリックス部の遮光性が高いことから表示コントラストが高く、色漏れがなく発色の優れた液晶ディスプレイ等のカラーフィルターを製造することができる。
【0049】
【実施例】
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらに何等限定されない。
【0050】
〔実施例1〕
1.光重合性化合物Aの製造
特開2001−354735号公報に従い、500ml四つ口フラスコ中で、ビスフェノールフルオレン型エポキシ樹脂235g(エポキシ当量235)と、テトラメチルアンモニウムクロライド110mgと、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール100mgと、アクリル酸72.0gとをフラスコ内に25ml/分の速度で空気を吹き込みながら90〜100度で加熱溶解した。
【0051】
次に、溶液が白濁した状態のまま徐々に昇温し、120度に加熱して完全溶解させた。このとき、溶液は次第に透明粘稠になるが、酸価が1.0kgKOH/g未満になるまで攪拌を継続した。酸価が1.0kgKOH/g未満になるまでには12時間を要した。
その後、室温まで冷却し、無色透明で固体状のビスフェノールフルオレン型エポキシアクリレート(下記式(2))を得た。
【化10】
【0052】
このように得られたビスフェノールフルオレン型エポキシアクリレート307.0gにプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート600gを加えて溶解した後、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物80.5g及び臭化テトラエチルアンモニウム1gを混合し、徐々に昇温して110〜115度で4時間反応させた。酸無水物基の消失を確認した後、1,2,3,6−テトラヒドロ無水フタル酸38.0gを混合し、90度で6時間反応させ、前記一般式(1)で示される光重合性化合物Aを得た。なお、前記一般式(1)において、R1及びR2はそれぞれHである。また、式中のY/Zモル比=50.0/50.0であった。酸無水物の消失は赤外吸収スペクトルにより確認した。
【0053】
2.光重合性黒色組成物の調整
上記光重合性化合物A(55%固形分)150gと、エチレン性化合物としてのペンタエリスリトールテトラアクリレート30gと、光重合開始剤としてB−CIM2gと2−メチル−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフォリノプロパンー1−オン(イルガキュア907:チバスペシャリティーケミカルズ製)5gと2−メルカプトベンゾイミダゾール5gと、黒色顔料としての顔料分散液マルコ5333ブラック(カーボン濃度20%、特殊色料工業製)500gと、溶剤としての3−メトキシブチルアセテート300gとを攪拌機で2時間混合し、メンブレンフィルター5μmで濾過して、黒色顔料を分散させた光重合性黒色組成物を調整した。
【0054】
3.ブラックマトリックスパターンの形成
上記で調整した光重合性黒色組成物を、厚さ1mmの清浄な表面を有するガラス基板上にスピンコーター(TR25000:東京応化工業(株)製)を用いて乾燥膜厚が2μmとなるように塗布し、90度で2分間乾燥して光重合性黒色組成物層を形成した。
次いで、この光重合性黒色組成物層にネガマスクを介して紫外線を選択的に照射した。露光量は、100、200、400、600、1000mJの5段階で行った。その後、0.5重量%炭酸ナトリウム水溶液で25度、60秒間スプレー現像後、オーブン中で200℃で30分間ポストベークして、20μmラインを含む黒色パターンとしてのブラックマトリックスパターンを形成した。
【0055】
〔実施例2〕
実施例1で得た光重合性化合物A150gと、エチレン性化合物としてのジペンタエリスリトールヘキサアクリレート30gと、光重合開始剤としての2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン(イルガキュア369:チバガイギー社製)5gとEAB−F1gと2−メルカプトベンゾイミダゾール5gと、黒色顔料としてのカーボン分散液CFブラックEX−1455(高抵抗カーボン24%含有:御国色素製)400gとブルー顔料分散液CFブルーUM(ブルー顔料20%含有:御国色素製)100gとバイオレット分散液OM(バイオレット顔料100%含有:御国色素製)100gと、溶剤としての3−メトキシブチルアセテート100gとを混合溶解した。
その後、マイクロフルイダイザーを用い500kg/cm2にて高圧分散し、光重合性黒色組成物を得た。
次に、得られた光重合性黒色組成物を用い、実施例1と同様の方法でブラックマトリックスパターンを形成した。
【0056】
〔実施例3〕
実施例1で得た光重合性化合物A150gと、エチレン性化合物としてのジエチレングリコールジアクリレート15gと、トリメチロールプロパントリアクリレート15gと、光重合開始剤としての2−メルカプトベンゾイミダゾール2gとp−メトキシスチリルトリアジン5gと、黒色顔料としてのチタンブラック分散液CFブラックEX−1610(黒チタン含量20%含有:御国色素製)500gと、溶剤としての3−メトキシブチルアセテート300gとを混合溶解した。
その後、マイクロフルイダイザーを用い500kg/cm2にて高圧分散し、光重合性黒色組成物を得た。
次に、得られた光重合性黒色組成物を用い、実施例1と同様にしてブラックマトリックスパターンを形成した。
【0057】
〔比較例1〕
実施例1で得た一般式(1)で示される光重合性化合物Aの代わりに、以下の方法で製造した光重合性化合物Bに変えた以外は実施例1と同様に、光重合性黒色組成物を調整し、ブラックマトリックパターンを形成した。
【0058】
1.光重合性化合物Bの製造
500ml四つ口フラスコ中で、PGMEA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)400g、メタクリル酸75g、ベンジルメタクリレート210g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート15g、アゾビイソブチロニトリル5gを、窒素を吹き込みながら65〜70度で3時間攪拌反応させて光重合性化合物Bを得た。
【0059】
2.光重合性黒色組成物の調整及びブラックマトリックスパターンの形成
実施例1で得た化合物Aの代わりに、上記で得た光重合性化合物Bを用いた以外は、実施例1と同様に光重合性黒色組成物を調整し、ブラックマトリックスパターンを形成した。
【0060】
〔比較例2〕
実施例1で得た光重合性化合物Aの代わりに、比較例1で得た光重合性化合物Bを用いた以外は、実施例2と同様に光重合性黒色組成物を調整し、ブラックマトリックスパターンを形成した。
【0061】
〔比較例3〕
実施例1で得た光重合性化合物Aの代わりに、比較例1で得た光重合性化合物Bを用いた以外は、実施例3と同様に光重合性黒色組成物を調整し、ブラックマトリックスパターンを形成した。
【0062】
〔比較例4〕
1.光重合性化合物Cの製造
実施例1で得た光重合性化合物Aに代えて、以下の方法で他の光重合性化合物Cを製造した。
まず、実施例1と同様に製造したビスフェノールフルオレン型エポキシアクリレート307、0gを用い、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート600gを加えて溶液とした後、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物80.5g、1,2,3,6−テトラヒドロ無水フタル酸38.0g及び臭化テトラエチルアンモニウム1gを混合し、徐々に昇温して110〜115度で6時間反応させ、下記式(3)で示される光重合性化合物Cを得た。尚、式中のY/Zモル比=50.0/50.0である。また、酸無水物の反応はIRスペクトルにより確認した。
【化11】
但し、上記式(3)で、m及びkは、1〜20の整数であり、
Yは、ジカルボン酸無水物の酸無水物基を除いた残基であり、
Zは、テトラカルボン酸二無水物の酸無水物基を除いた残基であり、
Xは、
【化12】
で表される基であり、
R1及びR2は、それぞれHである。
すなわち、光重合性化合物Cは、重合鎖内にジカルボンサン無水物残基を有しており、末端水酸基がジカルボン酸無水物により封鎖されているとは限らない点で、実施例1で得た光重合性化合物Aと相違している。
【0063】
2.光重合性黒色組成物の調整及びブラックマトリックスパターンの形成
上記で得た光重合性化合物Cを用い、実施例1と同様の方法で光重合性黒色組成物を得た。得られた光重合性黒色組成物を用いて実施例1と同様にしてブラックマトリックスパターンを形成した。
【0064】
〔評価〕
1.ブラックマトリックスパターンについての評価
以下、実施例1〜3及び比較例1〜4で形成したブラックマトリックスパターンについてパターンの直進性、基板からのパターン剥がれ、顔料の残さにより評価した。なお、パターンの直進性は、20μmラインのエッジのガタツキがあるか否か、パターン剥がれは10μmラインでの剥がれや欠けが発生していないか、残さは、ガラス基板上に顔料の残さが残っているか否かにより評価した。
【表1】
【0065】
表1から明らかなように、実施例1〜3で形成したブラックマトリックスパターンは直進性に優れ、基板からのパターン剥がれも無く、顔料の残さも確認されなかった。一方、比較例1〜3においては、低露光量では基板からのパターン剥がれが多く、パターンの直進性も不良であり、顔料の残さも確認された。比較例4については、基板からのパターン剥がれは少ないものの、パターン直進性に問題があり、顔料の残さも見られた。
【0066】
2.塗布性及び粘度変化についての評価
以下に示すように、実施例1〜3及び比較例4でそれぞれ得られた光重合性黒色組成物の塗布性能及び粘度変化を評価した。
実施例1〜3及び比較例4で得た光重合性黒色組成物を清浄な表面を有する厚さ1mmのガラス基材の上にスピンコーター(TR−25000:東京応化工業(株)製)を用い、それぞれ1.5μmを目標に塗布し、その均一性を測定した。これに対して、各光重合性黒色組成物を室温で30日間放置した後、上記と同様にガラス基板上に塗布し、組成物を放置したことによる塗布性能及び粘度変化を評価した。
【0067】
その結果、実施例1〜3は30日間放置後の組成物においても塗布性能及び粘度の変化は見られなかった。一方、比較例4は、30日放置後の組成物の粘度が上昇しガラス基板上に塗布する際の作業性が悪くなり、膜厚が均一になるよう調整するのが困難であった。したがって、実施例1〜3は比較例4に対して塗布性、作業性、膜厚の均一化、コーティング特性等の面で、明らかな優位性が見られた。この結果は、上記したように化合物Aと化合物Cの構造の違いに起因しているものと考えられる。
【0068】
【発明の効果】
本発明によれば、前記一般式(1)で示される光重合性化合物は、付加重合可能なエチレン性不飽和二重結合を化合物中に少なくとも二つ有し、所定波長の光線の照射を受けたとき、光学濃度が高くても光重合開始剤の作用により付加重合して硬化することができる。したがって、黒色顔料の含有量が高い場合であっても、パターン直進性が良好でパターン剥がれ、顔料残さ等がなく、遮光性の高い優れた黒色パターンを形成することができる。
また、前記一般式(1)で示される光重合性化合物は、重合鎖内にジカルボン酸無水物残基を有せず、光重合性黒色組成物の粘度を長期間保存しても一定に保つことができるので、塗布時の作業性の改善、コーティング特性の向上、膜厚の均一化を図ることができる。
Claims (6)
- 請求項1に記載の光重合性黒色組成物において、
付加重合可能なエチレン性不飽和二重結合を有する化合物を含むことを特徴とする光重合性黒色組成物。 - 請求項1に記載の光重合性黒色組成物において、
前記一般式(1)で示される光重合性化合物を20〜60重量部、光重合開始剤を0.5〜30重量部、黒色顔料を10〜70重量部の範囲で含むことを特徴とする光重合性黒色組成物。 - 請求項2に記載の光重合性黒色組成物において、
前記一般式(1)で示される光重合性化合物を20〜50重量部、前記エチレン性不飽和二重結合を有する化合物を10〜40重量部、光重合開始剤を0.5〜30重量部、黒色顔料を10〜70重量部の範囲で含むことを特徴とする光重合性黒色組成物。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の光重合性黒色組成物において、
前記黒色顔料はカーボンブラック又はチタンブラックを含むことを特徴とする光重合性黒色組成物。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の光重合性黒色組成物からなる光重合性黒色組成物層を基板上に形成し、所定波長の光を選択的に照射し、現像して黒色パターンを形成することを特徴とする黒色パターンの形成方法。
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