JP2004068068A - 複合材、その製造方法 - Google Patents
複合材、その製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004068068A JP2004068068A JP2002227794A JP2002227794A JP2004068068A JP 2004068068 A JP2004068068 A JP 2004068068A JP 2002227794 A JP2002227794 A JP 2002227794A JP 2002227794 A JP2002227794 A JP 2002227794A JP 2004068068 A JP2004068068 A JP 2004068068A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- copper
- acid
- based alloy
- alloy material
- composite material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
- ing And Chemical Polishing (AREA)
Abstract
【解決手段】例えば、過酸化物、ペルオキソ化合物、クロム酸および過マンガン酸の群の中から選ばれる一種または二種以上の化合物、更にはりん酸、硫酸、硝酸、塩酸、フッ化水素酸、ジルコンフッ酸、チタンフッ酸、チタン酸、モリブデン酸、タングステン酸、バナジン酸、ニオブ酸、及び有機キレート剤の群の中から選ばれる一種または二種以上の化合物を含む選択的化学エッチング液で銅系合金材を処理することにより、銅系合金材における銅系合金に含まれる易腐食性成分とか酸化物が選択的に除去されて該銅系合金材表面に形成された凹凸部と、
前記凹凸部が形成された銅系合金材の表面に設けられた皮膜とを具備する複合材。
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車や船舶等の輸送機械、その他の一般産業機械、家電製品、OA機器、或いは建築材料や印刷等に使用される銅系合金の複合材に関する。特に、摺動性や耐食性に優れた銅系合金の複合材に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
銅系合金は、熱・電気伝導性が良く、又、耐食性・加工性も良好な為、建築・印刷・電機・自動車などの各種産業分野において利用されている。特に、耐食性・摺動性が良好な為、各種ギヤ、ガイドレール、自動車部品、家電部品、ポンプ、モータ、OA機器などの摺動部品に幅広く使用されている。
【0003】
ところで、潤滑油が使用できない環境や、長期の耐久性が要求される場合には、摺動面に表面処理を施すことが行われている。
【0004】
例えば、高耐候性や汚れ付着防止、撥水性、潤滑性に優れたフッ素樹脂系の塗膜や、耐熱性、耐磨耗性、親水性、光触媒性、遠赤外線反射機能を持つ機能性セラミック膜を設けることが提案されている。
【0005】
しかしながら、これらの膜は、一般的に、基材である銅系合金との密着性が良くなく、耐久性に乏しい。
【0006】
例えば、特開平5−157115号公報には、焼結銅合金中にポリアミド、ポリイミドなどの樹脂を含浸させる方法が開示されている。しかしながら、この種の樹脂は、焼結銅合金の気孔中への含浸が可能なことから、密着性が良いものの、摺動性の面ではポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素系樹脂に比較して劣っている。この為、十分な摺動性能が得られ無い。そして、ポリアミド、ポリイミドなどの樹脂に代えて潤滑性が良いフッ素系樹脂を用いた場合には、含浸し難く、密着性が良くない。すなわち、PTFEや二硫化モリブデン等の固体潤滑剤は、耐熱性、摺動性に優れているものの、含浸や塗布が困難であり、基材である銅合金材との密着性に劣っている。
【0007】
そこで、密着性を改善する為、銅系合金材を砂やセラミック粒子でブラストすることが考えられた。
【0008】
しかしながら、この技術は、密着性は改善するものの、軟質な銅系合金材にブラスト粒子が刺さる為、この刺さったブラスト粒子によって相手材が摩耗し、又、基材が変形したり、更には耐焼付性や耐久性が低下すると言った新たな問題が起きる。
【0009】
従って、本発明が解決しようとする課題は上記欠点を解決することである。
【0010】
すなわち、摺動性や耐久性に優れた銅系合金材を提供することである。特に、銅系合金表面にPTFEや二硫化モリブデンなどの低接着性の固体潤滑剤が強固に密着固定され、無給油環境下や腐食性環境下においても良好な摺動性や耐焼付性が得られた銅系合金材(複合材)を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する為の研究を鋭意押し進めて行った結果、厳しい腐食環境下では銅系合金中の亜鉛などの腐食し易い成分(易腐食性成分)が腐食して酸化生成物を作り、これによって焼き付きが速まることが判って来た。又、これを防止する為、PTFEや二硫化モリブデンなどの固体潤滑剤を表面に塗布しても、基材である銅系合金材との密着性が悪く、十分な効果が得られないことも判って来た。
【0012】
そこで、更なる検討を鋭意押し進めて行くうちに、過酸化物、ペルオキソ化合物、クロム酸および過マンガン酸の群の中から選ばれる一種または二種以上の化合物を含む溶液を用いて易腐食性成分や酸化生成物を選択的に除去し、この除去によって表面に凹凸を形成した場合、表面に設けられたPTFEや二硫化モリブデンなどの固体潤滑剤による皮膜が前記凹凸に喰い込み、密着性が向上し、しかも腐食性成分が少なくなることから、耐久性(耐食性)も向上していることが判って来た。
【0013】
上記知見を基にして本発明が達成されたものである。
【0014】
すなわち、上記の課題は、銅系合金材と、
前記銅系合金材における銅系合金に含まれる易腐食性成分および/または酸化物が除去されて該銅系合金材表面に形成された凹凸部と、
前記凹凸部が形成された銅系合金材の上に設けられた皮膜
とを具備することを特徴とする複合材によって解決される。
【0015】
特に、摺動性および耐食性に優れた複合材であって、
銅系合金材と、
前記銅系合金材における銅系合金に含まれる易腐食性成分および/または酸化物が選択的に除去されて該銅系合金材表面に形成された凹凸部と、
前記凹凸部が形成された銅系合金材の上に設けられた皮膜
とを具備することを特徴とする複合材によって解決される。
【0016】
更には、上記凹凸部が形成された銅系合金材の上で、かつ、皮膜の下に、金属リン酸塩および/または金属酸化物の層を具備する複合材によって解決される。
【0017】
又、選択的化学エッチング液で銅系合金材を処理するA工程と、
前記A工程の後、表面に皮膜を設けるC工程
とを具備することを特徴とする複合材製造方法によって解決される。
【0018】
特に、選択的化学エッチング液で銅系合金材を処理するA工程と、
前記A工程の後、表面に金属リン酸塩および/または金属酸化物の層を設けるB工程と、
前記B工程の後、表面に皮膜を設けるC工程
とを具備することを特徴とする複合材製造方法によって解決される。
【0019】
本発明における銅系合金材表面の凹凸部は、選択的化学エッチング液で銅系合金材を処理することで形成される。処理液の温度や処理時間は特に限定されないが、例えば室温〜50℃の温度で、1〜10分程度の時間である。これによって、凹凸深さが0.05〜10μm程度、好ましくは0.5〜7μmのものが得られる。
【0020】
この選択的化学エッチング液としては、好ましくは過酸化物、ペルオキソ化合物、クロム酸および過マンガン酸の群の中から選ばれる一種または二種以上の化合物を含む溶液である。特に、過酸化物やペルオキソ化合物を含む水溶液である。ペルオキソ化合物としては、例えばペルオキソ硫酸、ペルオキソりん酸、ペルオキソバナジン酸、ペルオキソニオブ酸、ペルオキソタンタル酸、ペルオキソほう酸、ペルオキソチタン酸、ペルオキソタングステン酸、ペルオキソモリブデン酸、ペルオキソクロム酸などやこれらの可溶性塩が好ましい。特に、ペルオキソ硫酸やその塩である。中でも、ペルオキソ二硫酸のアンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩は特に好ましい。好ましい過酸化物は過酸化水素である。これらの水溶液における過酸化物やペルオキソ化合物等の好ましい濃度は1〜30質量%、特に3〜20質量%である。これは、濃度が低すぎると、易腐食性成分や酸化物の選択除去効果が小さく、逆に、濃度が高すぎると、結晶が析出し、液が不安定となるからである。
【0021】
選択的化学エッチング液には、過酸化物あるいはペルオキソ化合物と共に、りん酸、硫酸、硝酸、塩酸、フッ化水素酸、ジルコンフッ酸、チタンフッ酸、チタン酸、モリブデン酸、タングステン酸、バナジン酸、ニオブ酸、及び有機キレート剤(銅に対してキレート効果を持つものが好ましく、例えば酒石酸、クエン酸、EDTA、有機ホスホン酸、フィチン酸など)の群の中から選ばれる一種または二種以上の化合物も含まれているのが好ましい。
【0022】
好ましい組み合わせの選択的化学エッチング液としては、例えばリン酸−ペルオキソ硫酸、ペルオキソりん酸−硫酸、りん酸−過酸化水素、酒石酸−過酸化水素、りん酸−硝酸−過酸化水素、硫酸−過酸化水素などの水溶液である。
【0023】
選択的化学エッチング液のpHは、特に好ましくは1〜5である。このpH調整は、アンモニア水、炭酸アンモニウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリを適宜用いることで行える。
【0024】
本発明において、特に過酸化物やペルオキソ化合物を用いるのは、ブラスト処理による機械的な表面粗化方法や、通常の酸とかアルカリによる化学エッチングでは、易腐食性成分や酸化物の選択除去が出来ず、過酸化物やペルオキソ化合物等を用いることによって、易腐食性成分や酸化物の選択除去が効果的に出来、この選択除去された表面上に設けられた皮膜に対するアンカー効果が非常に高かったからである。
【0025】
上記選択的化学エッチング処理の後、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、マンガン、ニッケル、コバルト、モリブデン、タングステン、銅、錫、チタン、ジルコニウム、バナジウム、インジウム、及びクロムの群の中から選ばれる一種または二種以上の金属の化合物を含む溶液で銅系合金材を処理することが好ましい。例えば、上記金属の硫酸塩、酢酸塩、塩化物、リン酸塩、炭酸塩、若しくは水酸化物と言った金属イオン水溶液の形態、若しくは酸化物のコロイドゾルと言った形態のもので銅系合金材を処理する。これにより、選択的化学エッチングを受けて凹凸が形成されている銅系合金材の表面に、金属リン酸塩および/または金属酸化物の層が設けられる。好ましい厚さは0.1〜2μm、特に0.2〜1μmである。そして、この層によって、耐食性が向上し、かつ、上層の皮膜の密着性が向上する。
【0026】
上記処理(選択的化学エッチング処理あるいは金属リン酸塩および/または金属酸化物層形成処理)が終わった後、速やかに水洗し、銅系合金材に残存する酸を除去することは好ましい。例えば、銅系合金材に酸が残存すると、耐食性低下の原因となる。特に、超音波洗浄すると、銅系合金材表面に残存しているスマット等も除去され、より密着性に優れた表面が得られる。
【0027】
上記水洗処理の後、アルカノールアミン等の有機アルカリ化合物を含む水溶液で処理することが好ましい。これによって、前工程における合金中に残存した酸が中和され、耐食性が向上する。かつ、この上に形成される皮膜の密着性が向上する。有機アルカリ化合物としては、分子構造中に少なくとも一つのアミノ基を有する低分子化合物が好ましい。例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンの外、モルホリンやこれらの誘導体、各種アミノ基を有するアルコキシシランが挙げられる。これらの化合物は、表面の固体潤滑性皮膜の密着性や塗料の濡れ性を高め、実用上さらに優れた効果を与える。
【0028】
上記のようにして処理された銅系合金材の表面に皮膜、特に固体潤滑剤系皮膜が設けられる。
【0029】
この皮膜としては、固体潤滑剤を含む塗膜がある。固体潤滑剤としては、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(TPA)、グラファイト、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、窒化ホウ素、フッ化タングステン、窒化チタン等が挙げられる。塗膜のバインダ成分としては、例えばポリエステル、ポリオレフィン、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリアミドやポリイミド、エポキシ、更にはシリケート等の熱可塑性樹脂を適宜用いることが出来る。これらの塗料としては、例えば日本パーカライジング(株)製のFL−J4668や川邑研究所(株)製のEB3,LHF4B等を用いることが出来る。そして、これら各種の成分を含む塗料をスプレー法、ディップ法やロールコータ法などにより塗布し、焼き付けることによって塗膜が得られる。又、粉体法や電着法を用いることも出来る。塗膜の厚みは、例えば2〜20μm、特に1〜10μmが好ましい。
【0030】
本発明が対象とする銅系合金材は銅合金からなるものであれば良い。好ましくは、銅含有量が20〜95質量%、特に50〜90質量%の銅合金である。その他の成分としては、腐食し易いZn、若しくはSn,Ni等の金属元素が含まれる。例えば、JIS C2600,C2680,C2801等の黄銅、C3560,C3710等の快削黄銅、C4250等のSn含有黄銅、その他にもC6140等の青銅、C7060等の白銅、YBsC1等の黄銅鋳物、HBsC1,HBsC3等の高力黄銅鋳物、BC1,BC2,BC6等の青銅鋳物、PBC2等のりん青銅鋳物などがある。
【0031】
尚、選択的化学エッチング処理に先だって、脱脂洗浄などによって予め銅系合金材表面の付着油分を除去しておくことは好ましい。
【0032】
そして、上記のようにして得られた複合材は、耐久性や耐焼付性(摺動性)が大幅に向している。
【0033】
【発明の実施の形態】
本発明になる複合材は、銅系合金材と、前記銅系合金材における銅系合金に含まれる易腐食性成分および/または酸化物が除去されて該銅系合金材表面に形成された凹凸部と、前記凹凸部が形成された銅系合金材の上に設けられた皮膜とを具備する。特に、摺動性および耐食性に優れた複合材であって、銅系合金材と、前記銅系合金材における銅系合金に含まれる易腐食性成分および/または酸化物が選択的に除去されて該銅系合金材表面に形成された凹凸部と、前記凹凸部が形成された銅系合金材の上に設けられた皮膜とを具備する。更には、凹凸部が形成された銅系合金材の上で、かつ、皮膜の下に、金属リン酸塩および/または金属酸化物の層を具備する。
【0034】
本発明になる複合材製造方法は、選択的化学エッチング液で銅系合金材を処理するA工程と、前記A工程の後、表面に皮膜を設けるC工程とを具備する。特に、選択的化学エッチング液で銅系合金材を処理するA工程と、前記A工程の後、表面に金属リン酸塩および/または金属酸化物の層を設けるB工程と、前記B工程の後、表面に皮膜を設けるC工程とを具備する。
【0035】
本発明における銅系合金材表面の凹凸部は、選択的化学エッチング液で銅系合金材を処理(例えば、浸漬やスプレー或いはフローコート等の手法により、選択的化学エッチング液に銅系合金材を接触させる。)することで形成される。処理条件は、例えば室温〜50℃の温度で、1〜10分程度の時間である。これによって、凹凸深さが0.05〜10μm程度、特に0.5〜7μmのものが得られる。
【0036】
選択的化学エッチング液としては、好ましくは過酸化物、ペルオキソ化合物、クロム酸および過マンガン酸の群の中から選ばれる一種または二種以上の化合物を含む溶液である。特に、過酸化物やペルオキソ化合物を含む水溶液である。ペルオキソ化合物としては、例えばペルオキソ硫酸、ペルオキソりん酸、ペルオキソバナジン酸、ペルオキソニオブ酸、ペルオキソタンタル酸、ペルオキソほう酸、ペルオキソチタン酸、ペルオキソタングステン酸、ペルオキソモリブデン酸、ペルオキソクロム酸などやこれらの可溶性塩が好ましい。特に、ペルオキソ硫酸やその塩である。中でも、ペルオキソ二硫酸のアンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩は特に好ましい。好ましい過酸化物は過酸化水素である。これらの水溶液における過酸化物やペルオキソ化合物等の好ましい濃度は1〜30質量%、特に3〜20質量%である。選択的化学エッチング液は、好ましくは、過酸化物あるいはペルオキソ化合物と共に、りん酸、硫酸、硝酸、塩酸、フッ化水素酸、ジルコンフッ酸、チタンフッ酸、チタン酸、モリブデン酸、タングステン酸、バナジン酸、ニオブ酸、及び有機キレート剤(有機キレート剤としては特に限定されないが、銅に対してキレート効果を持つものが好ましく、例えば酒石酸、クエン酸、EDTA、有機ホスホン酸、フィチン酸など)の群の中から選ばれる一種または二種以上の化合物も含む。特に好ましい組み合わせの選択的化学エッチング液は、例えばリン酸−ペルオキソ硫酸、ペルオキソりん酸−硫酸、りん酸−過酸化水素、酒石酸−過酸化水素、りん酸−硝酸−過酸化水素、硫酸−過酸化水素などの水溶液である。選択的化学エッチング液のpHは、特に、1〜5である。このpH調整は、アンモニア水、炭酸アンモニウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリを用いて行える。尚、選択的化学エッチング液に、りん酸、硫酸、硝酸、塩酸、フッ化水素酸、ジルコンフッ酸、チタンフッ酸、チタン酸、モリブデン酸、タングステン酸、バナジン酸、ニオブ酸、及び有機キレート剤が含まれていなかった場合、工程数の増加にはなるが、選択的化学エッチング処理の後、前記の液で後処理する。
【0037】
選択的化学エッチング処理の後、好ましくは、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、マンガン、ニッケル、コバルト、モリブデン、タングステン、銅、錫、チタン、ジルコニウム、バナジウム、インジウム、及びクロムの群の中から選ばれる一種または二種以上の金属の化合物を含む溶液で銅系合金材を処理する。例えば、上記金属の硫酸塩、酢酸塩、塩化物、リン酸塩、炭酸塩、若しくは水酸化物と言った金属イオン(例えば、0.02〜2質量%程度)水溶液の形態、若しくは酸化物のコロイドゾルと言った形態のもので銅系合金材を処理する。これにより、選択的化学エッチングを受けて凹凸が形成されている銅系合金材の表面に、厚さが0.1〜2μm、特に0.2〜1μmの金属リン酸塩および/または金属酸化物の層が設けられる。
【0038】
上記処理(選択的化学エッチング処理あるいは金属リン酸塩および/または金属酸化物層形成処理)が終わった後、好ましくは、速やかに水洗、特に超音波洗浄し、銅系合金材に残存する酸を除去する。
【0039】
上記水洗処理の後、好ましくは、アルカノールアミン等の有機アルカリ化合物を含む水溶液で処理する。有機アルカリ化合物としては、分子構造中に少なくとも一つのアミノ基を有する低分子化合物が挙げられる。例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンの外、モルホリンやこれらの誘導体、各種アミノ基を有するアルコキシシランが挙げられる。
【0040】
上記のようにして処理された銅系合金材の表面に皮膜、特に固体潤滑剤系皮膜が設けられる。この皮膜としては、固体潤滑剤を含む塗膜がある。固体潤滑剤としては、例えばPTFE,TPA,グラファイト、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、窒化ホウ素、フッ化タングステン、窒化チタン等が挙げられる。塗膜のバインダ成分としては、例えばポリエステル、ポリオレフィン、ポリウレタン、ポリアクリル、ポリアミドやポリイミド、エポキシ、更にはシリケート等の熱可塑性樹脂を適宜用いることが出来る。これらの塗料としては、例えば日本パーカライジング社のFL−J4668や川邑研究所(株)製のEB3,LHF4B等を用いることが出来る。そして、これら各種の成分を含む塗料をスプレー法、ディップ法やロールコータ法、或いは粉体法や電着法などにより塗布し、焼き付けることによって、例えば2〜20μm、特に1〜10μmの厚さの塗膜が得られる。
【0041】
皮膜として、めっき膜も考えられる。例えば、Snめっき、鉛めっき、Cu/Snめっき、固体潤滑剤分散ニッケルめっきなどの固体潤滑剤を含むめっきを、電気めっき、無電解めっき、又は置換めっき等の手法で、例えば2〜20μm、特に1〜10μmの厚さ形成できる。その他にも、りん酸塩などの無機化合物皮膜も考えられる。尚、表面の皮膜は一層に限られない。例えば、めっき膜の上に固体潤滑剤塗膜を形成してものでも良い。
【0042】
又、皮膜は潤滑性のものだけでなく、例えば着色顔料(例えば、クロム系顔料、ニッケル系顔料、亜鉛系顔料、鉄系顔料、チタン系顔料などの無機系顔料)および/または防錆顔料(例えば、クロム酸バリウム、クロム酸亜鉛、酸化亜鉛)を含む膜であっても良い。勿論、これら着色顔料および/または防錆顔料が固体潤滑剤と共に含まれたものでも良い。
【0043】
本発明が対象とする銅系合金材は銅合金からなるものであれば良い。好ましくは、銅含有量が20〜95質量%、特に50〜90質量%の銅合金である。その他の成分としては、腐食し易いZn、若しくはSn,Ni等の金属元素が含まれる。例えば、JIS C2600,C2680,C2801等の黄銅、C3560,C3710等の快削黄銅、C4250等のSn含有黄銅、その他にもC6140等の青銅、C7060等の白銅、YBsC1等の黄銅鋳物、HBsC1,HBsC3等の高力黄銅鋳物、BC1,BC2,BC6等の青銅鋳物、PBC2等のりん青銅鋳物などがある。
【0044】
以下、具体的な実施例を比較例と共に挙げて説明する。
【実施例】
尚、実施例1,4,7,9及び比較例1の銅系合金材は黄銅系合金:C2600(Cu:70%,Zn:30%)であり、実施例2,3,5,6,8及び比較例2の銅系合金材は青銅鋳物合金BC−6(Cu:85%,Zn:5%,Sn:5%,Pb:5%)である。そして、これらの銅系合金材を切断し、機械加工して試験片を作製し、この試験片をアルカリ脱脂剤(FC−315:日本パーカライジング(株)製)を使用して濃度20g/l,60℃で2分間脱脂、水洗した。そして、実施例では下記に示す選択的化学エッチング処理を行った。尚、用いた試薬は和光純薬(株)製の試薬1級品であり、希釈に用いた水は脱イオン水である。
【0045】
[実施例1]
上記の銅系合金材を、ペルオキソ二硫酸アンモニウム(濃度10質量%)水溶液に27℃で180秒間浸漬し、そして流水で洗浄した。
【0046】
この後、日本パーカライジング(株)製のFL−J4668(主成分はPTFE)を乾燥厚が3μmとなるようにスプレーガンで塗布し、200℃で焼き付けた。
【0047】
[実施例2]
上記の銅系合金材を、過酸化水素(濃度0.5質量%)と硫酸(濃度5質量%)とを含む水溶液に27℃で60秒間浸漬し、そして流水で洗浄した。
【0048】
この後、川邑研究所(株)製LHF4B(主成分はPTFE)を乾燥膜厚が4μmとなるようスプレーガンで塗布し、200℃で焼き付けた。
【0049】
[実施例3]
上記の銅系合金材を、ペルオキソリン酸ナトリウム(濃度5質量%)とリン酸(10質量%)とを含む水溶液に27℃で120秒間浸漬し、そして流水で洗浄した。
【0050】
この後、川邑研究所(株)製LHF4B(主成分はPTFE)を乾燥膜厚が4μmとなるようスプレーガンで塗布し、200℃で焼き付けた。
【0051】
[実施例4]
上記の銅系合金材を、過酸化水素(濃度2質量%)とリン酸(濃度8質量%)とを含む水溶液に27℃で300秒間浸漬し、そして流水で洗浄した。
【0052】
次いで、リン酸(5質量%)と硫酸ニッケル(2質量%)とを含む水溶液に45℃で60秒間浸漬し、そして超音波(25KHz×30秒)水洗した。
【0053】
この後、日本パーカライジング(株)製のFL−J4668(主成分はPTFE)を乾燥厚が3μmとなるようにスプレーガンで塗布し、200℃で焼き付けた。
【0054】
[実施例5]
上記の銅系合金材を、過酸化水素(濃度0.8質量%)とジルコンフッ酸(濃度2質量%)とを含む水溶液に27℃で240秒間浸漬し、そして流水で洗浄した。
【0055】
次いで、りん酸(濃度10質量%)と硝酸亜鉛(濃度2質量%)と硝酸カルシウム(濃度1質量%)とを含む水溶液に45℃で60秒間浸漬し、そして水洗した。
【0056】
この後、川邑研究所(株)製LHF4B(主成分はPTFE)を乾燥膜厚が4μmとなるようスプレーガンで塗布し、200℃で焼き付けた。
【0057】
[実施例6]
上記の銅系合金材を、バナジン酸(濃度5質量%)と過酸化水素(濃度2質量%)とを含む水溶液に27℃で180秒間浸漬し、そして流水で洗浄した。
【0058】
次いで、モノエタノールアミン(濃度0.5質量%)水溶液中に15秒間浸漬し、引き上げてから120℃で10秒間乾燥した。
【0059】
この後、川邑研究所(株)製EB−3(主成分は二硫化モリブデン)を乾燥膜厚が3μmとなるよう塗布した。
【0060】
[実施例7]
上記の銅系合金材を、フッ化水素酸(濃度5質量%)と過酸化水素(濃度1質量%)とを含む水溶液に27℃で300秒間浸漬し、そして流水で洗浄した。
【0061】
次いで、クロム酸(濃度3質量%)と硝酸(濃度0.5質量%)とを含む水溶液に45℃で60秒間浸漬し、そして水洗した。
【0062】
次いで、トリエタノールアミン(濃度0.5質量%)水溶液中に15秒間浸漬し、引き上げてから120℃で10秒間乾燥した。
【0063】
この後、日本パーカライジング(株)製のFL−J4668(主成分はPTFE)を乾燥厚が3μmとなるようにスプレーガンで塗布し、200℃で焼き付けた。
【0064】
[実施例8]
上記の銅系合金材を、ペルオキソ二硫酸カリウム(濃度5質量%)と酒石酸(濃度5質量%)とを含む水溶液に27℃で180秒間浸漬し、そして流水で洗浄した。
【0065】
次いで、リン酸(濃度5質量%)と水酸化マグネシウム(濃度2質量%)とを含む水溶液に45℃で60秒間浸漬し、そして超音波(25KHz×30秒)水洗した。
【0066】
次いで、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン(濃度1質量%)水溶液中に15秒間浸漬し、引き上げてから120℃で10秒間乾燥した。
【0067】
この後、日本パーカライジング(株)製のFL−J4668(主成分はPTFE)を乾燥厚が3μmとなるようにスプレーガンで塗布し、200℃で焼き付けた。
【0068】
[実施例9]
上記の銅系合金材を、過マンガン酸(濃度5質量%)とリン酸(濃度3質量%)とを含む水溶液に27℃で240秒間浸漬し、そして流水で洗浄した。
【0069】
次いで、ジルコンフッ酸(濃度2質量%)と硝酸ジルコニウム(濃度2質量%)とを含む水溶液に45℃で60秒間浸漬し、そして超音波(25KHz×30秒)水洗した。
【0070】
次いで、モノエタノールアミン(濃度0.5質量%)とジエタノールアミン(濃度0.5質量%)とを含む水溶液中に15秒間浸漬し、引き上げてから120℃で10秒間乾燥した。
【0071】
この後、川邑研究所(株)製EB−3(主成分は二硫化モリブデン)を乾燥膜厚が3μmとなるよう塗布した。
【0072】
[比較例1]
上記の銅系合金材に何らの処理も施さないで、日本パーカライジング(株)製のFL−J4668(主成分はPTFE)を乾燥厚が3μmとなるようにスプレーガンで塗布し、200℃で焼き付けた。
【0073】
[比較例2]
上記の銅系合金材を、硫酸(濃度15質量%)水溶液に27℃で240秒間浸漬し、そして流水で洗浄した。
【0074】
この後、川邑研究所(株)製EB−3(主成分は二硫化モリブデン)を乾燥膜厚が3μmとなるよう塗布した。
【0075】
[特性]
上記各例で得たものについて、潤滑膜の密着性、耐食性、摺動性を調べたので、その結果を表−1に示す。又、エッチング処理後における銅系合金材表面における凹凸性の有無(多孔質性の有無および選択的エッチングの有無)を調べたので、これについても併せて表−1に示す。
【0076】
【0077】
密着性:カッターナイフを使用し、1mm各の碁盤目を100個カットしてセロハン粘着テープを貼り付け、引き剥がして全く剥離しなかったものを◎、3個以内のものを○、4〜20個剥離したものを△、20個を超えて剥離したものを×で表示した。
【0078】
耐食性:JIS−K5400塩水噴霧試験法に準じて耐食性試験を行い、480時間錆の発生が認められなかったものを合格(○)とし、錆の発生が認められたものを不合格(△)とした。
【0079】
摺動性:SRV摩擦磨耗試験機を使用し、焼き付きが発生するまでの荷重(N)が5000N以上のものを◎、4000〜5000Nのものを○、2000〜4000Nのものを△、2000N未満のものを×で表示した。荷重は50N/minの速度でステップアップし、振動数が50Hz、振幅が2mm、相手剤として10mmφのSUJ−2製鋼球を使用した。尚、潤滑剤は使用しなかった。
【0080】
銅系合金材表面の特性:化学エッチング後の表面における多孔質性の有無は、日本電子(株)製の走査型電子顕微鏡を用いて凹凸性を調べた。又、化学エッチング後の表面を(株)島津製作所製のXPS(X線光電子分光分析装置)を用いて表面分析し、選択的エッチングが行われているか否かを調べた。
【0081】
これによれば、本発明になる複合材は、選択的化学エッチング液による処理によって、銅系合金材における銅系合金に含まれる易腐食性成分や酸化物が除去され、銅系合金材表面に多孔質性の凹凸が形成されており、このような特徴の凹凸が形成されている為、その上に設けられた皮膜の密着性に優れており、かつ、耐食性や摺動性にも優れていることが判る。
【0082】
尚、比較例2からも判る通り、単なるエッチングでは選択的化学エッチングが行われず、即ち多孔質性の凹凸が形成されておらず、このような表面特性を持つ基材の上に実施例と同様な皮膜が設けられても、皮膜の密着性は悪く、しかも耐食性・摺動性も劣っている。
【0083】
【発明の効果】
PTFEや二硫化モリブデンなどの固体潤滑剤の膜を強固に密着固定でき、無給油環境下や腐食性環境下においても良好な摺動性や耐焼付性の銅系合金材が得られる。
Claims (15)
- 銅系合金材と、
前記銅系合金材における銅系合金に含まれる易腐食性成分および/または酸化物が除去されて該銅系合金材表面に形成された凹凸部と、
前記凹凸部が形成された銅系合金材の上に設けられた皮膜
とを具備することを特徴とする複合材。 - 摺動性および耐食性に優れた複合材であって、
銅系合金材と、
前記銅系合金材における銅系合金に含まれる易腐食性成分および/または酸化物が選択的に除去されて該銅系合金材表面に形成された凹凸部と、
前記凹凸部が形成された銅系合金材の上に設けられた皮膜
とを具備することを特徴とする複合材。 - 凹凸部が形成された銅系合金材の上で、かつ、皮膜の下に、金属リン酸塩および/または金属酸化物の層を具備することを特徴とする請求項1又は請求項2の複合材。
- 銅系合金材表面の凹凸部は、過酸化物、ペルオキソ化合物、クロム酸および過マンガン酸の群の中から選ばれる一種または二種以上の化合物を含む溶液で処理することにより形成されたものであることを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかの複合材。
- 銅系合金材の銅含有量が20〜95質量%であることを特徴とする請求項1〜請求項4いずれかの複合材。
- 皮膜が固体潤滑剤系皮膜であることを特徴とする請求項1〜請求項5いずれかの複合材。
- 選択的化学エッチング液で銅系合金材を処理するA工程と、
前記A工程の後、表面に皮膜を設けるC工程
とを具備することを特徴とする複合材製造方法。 - 選択的化学エッチング液で銅系合金材を処理するA工程と、
前記A工程の後、表面に金属リン酸塩および/または金属酸化物の層を設けるB工程と、
前記B工程の後、表面に皮膜を設けるC工程
とを具備することを特徴とする複合材製造方法。 - 選択的化学エッチング液が過酸化物、ペルオキソ化合物、クロム酸および過マンガン酸の群の中から選ばれる一種または二種以上の化合物を含む溶液であることを特徴とする請求項7又は請求項8の複合材製造方法。
- 選択的化学エッチング液が、過酸化物、ペルオキソ化合物、クロム酸および過マンガン酸の群の中から選ばれる一種または二種以上の化合物と、りん酸、硫酸、硝酸、塩酸、フッ化水素酸、ジルコンフッ酸、チタンフッ酸、チタン酸、モリブデン酸、タングステン酸、バナジン酸、ニオブ酸、及び有機キレート剤の群の中から選ばれる一種または二種以上の化合物とを含む溶液であることを特徴とする請求項7又は請求項8の複合材製造方法。
- B工程は、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、マンガン、ニッケル、コバルト、モリブデン、タングステン、銅、錫、チタン、ジルコニウム、バナジウム、インジウム、及びクロムの群の中から選ばれる一種または二種以上の金属の化合物を含む溶液で銅系合金材を処理することにより、金属リン酸塩および/または金属酸化物の層が設けられる工程であることを特徴とする請求項8〜請求項10いずれかの複合材製造方法。
- A工程の後、かつ、C工程の前において、銅系合金材を超音波洗浄する洗浄工程を具備することを特徴とする請求項7〜請求項11の複合材製造方法。
- A工程の後、かつ、C工程の前において、銅系合金材を有機アルカリ化合物を含む溶液で処理することを特徴とする請求項7〜請求項12いずれかの複合材製造方法。
- 銅系合金材の銅含有量は20〜95質量%であることを特徴とする請求項7〜請求項13いずれかの複合材製造方法。
- 皮膜が固体潤滑剤系皮膜であることを特徴とする請求項7〜請求項14いずれかの複合材製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002227794A JP2004068068A (ja) | 2002-08-05 | 2002-08-05 | 複合材、その製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002227794A JP2004068068A (ja) | 2002-08-05 | 2002-08-05 | 複合材、その製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004068068A true JP2004068068A (ja) | 2004-03-04 |
Family
ID=32014719
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002227794A Pending JP2004068068A (ja) | 2002-08-05 | 2002-08-05 | 複合材、その製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004068068A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006137497A1 (ja) * | 2005-06-24 | 2006-12-28 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | メタル材料用エッチング剤組成物およびそれを用いた半導体デバイスの製造方法 |
| JP2007119803A (ja) * | 2005-10-25 | 2007-05-17 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 銅管または銅合金管内面の洗浄方法 |
| JP2008008434A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Jtekt Corp | 転がり軸受 |
| CN100376721C (zh) * | 2005-09-21 | 2008-03-26 | 中国海洋大学 | 用于钼的化学蚀刻溶液 |
| JP2009174050A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-08-06 | Kansai Paint Co Ltd | 金属表面処理用組成物及び該金属表面処理用組成物から得られる金属表面処理層を有する表面処理金属材 |
| JP2009174051A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-08-06 | Kansai Paint Co Ltd | 金属表面処理用組成物及び該金属表面処理用組成物から得られる金属表面処理膜を有する表面処理金属材 |
| CN105256315A (zh) * | 2015-09-16 | 2016-01-20 | 昆山全亚冠环保科技有限公司 | 一种镍钒合金金相腐蚀剂及金相腐蚀方法 |
| US10125424B2 (en) | 2012-08-29 | 2018-11-13 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Zirconium pretreatment compositions containing molybdenum, associated methods for treating metal substrates, and related coated metal substrates |
| US10400337B2 (en) | 2012-08-29 | 2019-09-03 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Zirconium pretreatment compositions containing lithium, associated methods for treating metal substrates, and related coated metal substrates |
| CN110453231A (zh) * | 2018-05-07 | 2019-11-15 | 南京晶质新型复合材料科技有限公司 | 一种纳米铜合金复合材料表面处理方法 |
| WO2020217519A1 (ja) * | 2019-04-26 | 2020-10-29 | 朝日化学工業株式会社 | スマット除去組成物 |
| US11518960B2 (en) | 2016-08-24 | 2022-12-06 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Alkaline molybdenum cation and phosphonate-containing cleaning composition |
Citations (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61157684A (ja) * | 1984-12-20 | 1986-07-17 | パーカー・ケミカル・カンパニー | 鉄系金属の冷間加工用潤滑処理方法 |
| JPH01159383A (ja) * | 1987-12-16 | 1989-06-22 | Toshiyuki Ota | 金属の処理法 |
| JPH03271350A (ja) * | 1990-03-20 | 1991-12-03 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 表面銅化黄銅条の製造方法 |
| JPH0657455A (ja) * | 1992-08-11 | 1994-03-01 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | 黄銅用化学研磨液 |
| JPH08335763A (ja) * | 1994-12-12 | 1996-12-17 | Alpha Metals Ltd | 銅コーティング |
| JPH11106779A (ja) * | 1997-10-03 | 1999-04-20 | Taiho Kogyo Co Ltd | 固体潤滑被膜組成物及びそれを用いた滑り軸受材料 |
| JPH11261215A (ja) * | 1997-12-19 | 1999-09-24 | Mcgean Rohco Inc | 結合を改良するために銅表面を製造する方法、そこで使用する組成物およびそれから製造した製品 |
| JP2002047583A (ja) * | 2000-07-28 | 2002-02-15 | Mec Kk | 銅または銅合金のマイクロエッチング剤およびそれを用いるマイクロエッチング法 |
| JP2002115077A (ja) * | 2000-08-04 | 2002-04-19 | Shipley Co Llc | 回路板製造のための組成物 |
-
2002
- 2002-08-05 JP JP2002227794A patent/JP2004068068A/ja active Pending
Patent Citations (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61157684A (ja) * | 1984-12-20 | 1986-07-17 | パーカー・ケミカル・カンパニー | 鉄系金属の冷間加工用潤滑処理方法 |
| JPH01159383A (ja) * | 1987-12-16 | 1989-06-22 | Toshiyuki Ota | 金属の処理法 |
| JPH03271350A (ja) * | 1990-03-20 | 1991-12-03 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 表面銅化黄銅条の製造方法 |
| JPH0657455A (ja) * | 1992-08-11 | 1994-03-01 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | 黄銅用化学研磨液 |
| JPH08335763A (ja) * | 1994-12-12 | 1996-12-17 | Alpha Metals Ltd | 銅コーティング |
| JPH11106779A (ja) * | 1997-10-03 | 1999-04-20 | Taiho Kogyo Co Ltd | 固体潤滑被膜組成物及びそれを用いた滑り軸受材料 |
| JPH11261215A (ja) * | 1997-12-19 | 1999-09-24 | Mcgean Rohco Inc | 結合を改良するために銅表面を製造する方法、そこで使用する組成物およびそれから製造した製品 |
| JP2002047583A (ja) * | 2000-07-28 | 2002-02-15 | Mec Kk | 銅または銅合金のマイクロエッチング剤およびそれを用いるマイクロエッチング法 |
| JP2002115077A (ja) * | 2000-08-04 | 2002-04-19 | Shipley Co Llc | 回路板製造のための組成物 |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006137497A1 (ja) * | 2005-06-24 | 2006-12-28 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | メタル材料用エッチング剤組成物およびそれを用いた半導体デバイスの製造方法 |
| US8658053B2 (en) | 2005-06-24 | 2014-02-25 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Etching composition for metal material and method for manufacturing semiconductor device by using same |
| JP5050850B2 (ja) * | 2005-06-24 | 2012-10-17 | 三菱瓦斯化学株式会社 | メタル材料用エッチング剤組成物およびそれを用いた半導体デバイスの製造方法 |
| CN100376721C (zh) * | 2005-09-21 | 2008-03-26 | 中国海洋大学 | 用于钼的化学蚀刻溶液 |
| JP2007119803A (ja) * | 2005-10-25 | 2007-05-17 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 銅管または銅合金管内面の洗浄方法 |
| JP2008008434A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Jtekt Corp | 転がり軸受 |
| JP2009174050A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-08-06 | Kansai Paint Co Ltd | 金属表面処理用組成物及び該金属表面処理用組成物から得られる金属表面処理層を有する表面処理金属材 |
| JP2009174051A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-08-06 | Kansai Paint Co Ltd | 金属表面処理用組成物及び該金属表面処理用組成物から得られる金属表面処理膜を有する表面処理金属材 |
| US10125424B2 (en) | 2012-08-29 | 2018-11-13 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Zirconium pretreatment compositions containing molybdenum, associated methods for treating metal substrates, and related coated metal substrates |
| US10400337B2 (en) | 2012-08-29 | 2019-09-03 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Zirconium pretreatment compositions containing lithium, associated methods for treating metal substrates, and related coated metal substrates |
| US10920324B2 (en) | 2012-08-29 | 2021-02-16 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Zirconium pretreatment compositions containing molybdenum, associated methods for treating metal substrates, and related coated metal substrates |
| CN105256315A (zh) * | 2015-09-16 | 2016-01-20 | 昆山全亚冠环保科技有限公司 | 一种镍钒合金金相腐蚀剂及金相腐蚀方法 |
| US11518960B2 (en) | 2016-08-24 | 2022-12-06 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Alkaline molybdenum cation and phosphonate-containing cleaning composition |
| CN110453231A (zh) * | 2018-05-07 | 2019-11-15 | 南京晶质新型复合材料科技有限公司 | 一种纳米铜合金复合材料表面处理方法 |
| WO2020217519A1 (ja) * | 2019-04-26 | 2020-10-29 | 朝日化学工業株式会社 | スマット除去組成物 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| WO2009116376A9 (ja) | 金属材料およびその製造方法 | |
| JP2004068068A (ja) | 複合材、その製造方法 | |
| JP4824634B2 (ja) | 燐酸塩皮膜冷間圧造用のステンレス鋼線及びそれを利用した直結ネジ | |
| JP2004068069A (ja) | 燒結材製品、及びその製造方法 | |
| JP5290079B2 (ja) | 金属表面処理液および金属材料の表面処理方法 | |
| JP2004068067A (ja) | 銅系合金材、その製造方法 | |
| JP2826902B2 (ja) | プレス成形性、化成処理性に優れた亜鉛系めっき鋼板の製造方法 | |
| JP3340335B2 (ja) | 多層すべり軸受 | |
| JP5827792B2 (ja) | 化成処理鉄系材料 | |
| JP5259168B2 (ja) | 表面処理剤および鋼板 | |
| JP5700919B2 (ja) | 表面処理鋼板およびその製造方法およびこれらを用いた塗装方法 | |
| JP3330423B2 (ja) | 陰極電解樹脂クロメート型金属表面処理方法 | |
| JP5049692B2 (ja) | 硫化鉄皮膜の製造方法 | |
| WO2001077411A1 (en) | Method for forming phosphate coatings on nonferrous metals and plated steel sheets | |
| JP2005281717A (ja) | マグネシウム合金の化成処理皮膜の形成方法 | |
| JP3765812B2 (ja) | アルミニウムおよびアルミニウム合金用化成処理液 | |
| JP2002080975A (ja) | モーターケース用表面処理鋼板 | |
| JP2004018960A (ja) | 耐白錆性に優れた亜鉛系めっき鋼板の製造方法 | |
| JP2002012982A (ja) | 耐食性、潤滑性、塗料密着性に優れたリン酸塩複合被覆鋼板 | |
| JP4344219B2 (ja) | 電着塗装後耐食性に優れた無機有機複合処理亜鉛系めっき鋼板 | |
| JP4103861B2 (ja) | 黒色化鋼板及びその製造方法 | |
| JPH10183366A (ja) | 金属摺動部材用表面処理液および表面処理方法 | |
| JP3220012B2 (ja) | 硬質めっき皮膜被覆部材とその製造方法 | |
| JP2008163364A (ja) | 加工後の塗膜密着性およびフィルム接着性に優れた化成処理鋼板 | |
| JPH11269659A (ja) | 耐クロム溶出性及び耐食性に優れた表面処理鋼板 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050426 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060928 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061004 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061129 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061220 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070418 |