JP2004063794A - 熱電交換モジュール用セラミック基板 - Google Patents
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Abstract
【課題】セラミック基板と金属層の熱膨張差により発生する熱応力が、メタライズ層の外周端に集中しないようにしてメタライズ層の剥離を防止し、発熱体の熱を外部に効率良く伝達させ得る熱電交換モジュール用セラミック基板を提供すること。
【解決手段】熱電交換モジュール用セラミック基板は、セラミック基板1の一方の主面に熱電素子5が固定される電極2がそれぞれ独立して複数形成され、他方の主面の略全面に、メタライズ層3aと、側面のセラミック基板1側の端に鍔状部3cが全周にわたって設けられたCu層3bとが順次積層されている。
【選択図】 図1
【解決手段】熱電交換モジュール用セラミック基板は、セラミック基板1の一方の主面に熱電素子5が固定される電極2がそれぞれ独立して複数形成され、他方の主面の略全面に、メタライズ層3aと、側面のセラミック基板1側の端に鍔状部3cが全周にわたって設けられたCu層3bとが順次積層されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信分野等に使用される半導体レーザ(LD)、フォトダイオード(PD)等の光半導体素子を作動時に冷却するための熱電交換モジュール用セラミック基板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の光通信分野等に使用されるLD、PD等の光半導体素子を作動時に冷却するための熱電交換モジュールは、光半導体素子が作動時に発する熱を外部へ伝えることにより、光半導体素子を常に一定の温度に保持する熱電冷却装置として機能する。この熱電交換モジュール、即ち熱電冷却装置は、セラミック基板の主面においてp型とn型の熱電素子を電気的に直列または並列に接続して一体構造とした状態で、ペルチェ効果を利用して高温端の電極および低温端の電極に印加した電圧に依存して温度差を生じさせることにより低温端を冷却するものである。
【0003】
そして、従来の熱電交換モジュール用セラミック基板は、図3に電極周辺部の断面図を示すように、アルミナ(Al2O3)セラミックスや窒化アルミニウム(AlN)セラミックス等のセラミック基板101の一方の主面に複数の電極となる銅(Cu)層102bおよび熱電交換モジュール部が設けられ、他方の主面に半導体素子等を接合するかまたは半導体素子の熱を放出するための放熱板を接合するための銅(Cu)層103bが被着される。
【0004】
Cu層102bおよびCu層103bは、セラミック基板101の両主面の全面に無電解メッキによるCu層を被着した後、Cu層102bおよびCu層103bを形成しない部位にメッキレジストを形成し、さらに電解メッキによるCu層をメッキレジストの高さよりも低い位置まで被着し、その後メッキレジストを剥離するとともにメッキレジスト直下の無電解メッキによるCu層をエッチング等により除去することにより、それぞれ独立した(電気的に絶縁された)複数の電極を構成するCu層102b、およびCu層103bとなる。
【0005】
さらに、Cu層102bの露出した主面(図3では下端面)にニッケル(Ni)メッキ層と金(Au)メッキ層を順次被着し、Sn(錫)−Ag(銀)系、Sn−Sb(アンチモン)系、Sn−Bi(ビスマス)系、Sn−Pb(鉛)系等の半田を介して、p型、n型の熱電素子104を固着することにより、製品としての熱電交換モジュールが作製される。この熱電交換モジュールにより、光半導体素子等の熱は、熱電素子104からCu層102b、セラミック基板101、Cu層102bを介して外部へ効率良く伝えられる。
【0006】
ところで、光通信分野等に使用される光半導体素子を作動時に冷却するための熱電交換モジュールには光半導体素子を実装するが、熱電交換モジュール全体の厚みを、それを組み込むパッケージに合わせて調節する必要がある。これは、光半導体素子の土台となる熱電交換モジュールの高さがパッケージの設計に対し適当でないと、光半導体素子と光ファイバを光結合させる際に不都合が生じるためである。
【0007】
熱電交換モジュールの全体の厚みを調節する際は、Cu層103bの厚みおよびセラミック基板101の厚みを調節する。これは、熱電素子104の厚みやCu層102bの厚みを調節すると、熱電素子104や電極が持つ抵抗値が変化し熱電交換モジュールの性能に大きな影響が出るためである。
【0008】
また、熱電交換モジュールの厚みを厚く調節する際には、Cu層103bのみを厚くする。Cu層103bの厚みを調節せずにセラミック基板101の厚みを調節すると、Cu層103bを厚くした場合に比較して、熱電素子104とCu層103bの上面(露出した主面)に設けられる放熱板との間の熱抵抗が上昇する。そのため、Cu層103bの厚みを調節して熱電交換モジュールの厚みを厚くすることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の熱電交換モジュール用セラミック基板においては、熱電交換モジュールの伝熱経路および放熱経路にある熱電交換モジュール用セラミック基板には熱応力等の熱的な負荷がかかる。そのため、上記のようにパッケージの設計にあわせて熱電交換モジュールを厚くする際に、Cu層103bの厚みを150μm以上にすると、熱電素子104の作動時にセラミック基板101に熱が伝わった際、セラミック基板101とCu層103bの熱膨張差による熱応力が大きくなり、Cu層103bの剥がれを生じることがある。その結果、セラミック基板101とCu層103bの間に空隙が生じ熱の放出が妨げられることになる。特に、熱電素子104を接合するCu層102bよりも光半導体素子を実装したり放熱板に接合されるCu層103bの方が、面積が広くなるため、Cu層103b全体として反りが大きくなり剥がれ易い。
【0010】
そこで、図2(a)に示すように、セラミック基板101の一方の主面に、モリブデン(Mo)、マンガン(Mn)、タングステン(W)等の粉末に有機溶剤、溶媒を添加混合して得た金属ペーストを、スクリーン印刷法により印刷塗布し焼結することにより、メタライズ層102aおよびメタライズ層103aを形成し、メタライズ層102a,103aを、セラミック基板101とCu層102b,Cu層103bとの強固な接合媒体として用いる構成もある。この場合、メタライズ層102aとCu層102bとで電極102が構成される。
【0011】
しかしながら、図2(b)に図2(a)の要部拡大断面図を示すように、メタライズ層103aの外周端の形状は、その厚さ、印刷塗布条件、焼結等の製造条件によって、セラミック基板101とCu層103bとの熱膨張差による熱応力を、メタライズ層103aの外周端が十分に吸収し緩和させることが困難な形状となっている。即ち、メタライズ層103aの外周端面(側面)はセラミック基板101の主面に略直交した面となっており、図3の場合よりもセラミック基板101とCu層103bとの接合強度は向上するが、熱応力が発生した際にそれを吸収し緩和させるのが困難である。つまり、メタライズ層103aの外周端面が、Cu層103bの側面と略面一であるとともにセラミック基板101に対してほぼ垂直になっているため、セラミック基板101とCu層103bとの間で発生した熱応力がメタライズ層103aの外周端面に直接的に作用し、その結果、メタライズ層103aの外周端が剥離し易くなっていると考えられる。
【0012】
このように、セラミック基板101とCu層103bとの間で発生した熱応力により、セラミック基板101とメタライズ層103aとの間で剥がれが発生し、光半導体素子の熱を外部に効率良く伝達し難くなり、その結果、光半導体素子の作動性が劣化するという問題点があった。
【0013】
従って、本発明は上記問題点に鑑みて完成されたものであり、その目的は、セラミック基板と金属層との熱膨張差により発生する熱応力を金属層とセラミック基板との接合部に集中させないようにして、金属層がセラミック基板から剥れるのを防止することにより、光半導体素子の熱を外部に効率良く伝達させ得る熱電交換モジュール用セラミック基板を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板は、セラミック基板の一方の主面に熱電素子が固定される電極がそれぞれ独立して複数形成され、他方の主面の略全面に、メタライズ層と、側面の前記セラミック基板側の端に鍔状部が全周にわたって設けられた金属層とが順次積層されていることを特徴とする。
【0015】
本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板は、セラミック基板の他方の主面の略全面に、メタライズ層と、側面のセラミック基板側の端に鍔状部が全周にわたって設けられた金属層とが順次積層されていることから、メタライズ層の側面が金属層の鍔状部を除く側面(側面の主部)と面一になっていないため、セラミック基板と金属層との間で発生した熱応力がメタライズ層の側面に直接的に作用せず、また鍔状部で上記熱応力を緩和することができる。さらに、セラミック基板と電極との熱膨張差により発生する熱応力、電極と熱電素子との熱膨張差により発生する熱応力等が、セラミック基板と金属層との接合部の外周端に集中するのを防ぐことができる。その結果、メタライズ層の外周端がセラミック基板から剥がれることを防ぐことができ、光半導体素子等の発熱体から発する熱を外部に効率良く伝達できる。
【0016】
本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板において、好ましくは、前記鍔状部は、幅が5乃至300μmとされ厚さが5〜150μmとされていることを特徴とする。
【0017】
本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板は、鍔状部は幅が5乃至300μmとされ厚さが5乃至150μmとされていることから、セラミック基板とメタライズ層との接合部の外周端に熱応力が集中するのをより有効に防いで、メタライズ層の外周端がセラミック基板から剥がれることをより有効に防ぐことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板を以下に詳細に説明する。図1は、本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板について実施の形態の一例を示し、熱電交換モジュール用セラミック基板の断面図である。図1において、1はセラミック基板、2はメタライズ層2aとCu層2bとから成る電極、3aはメタライズ層、3bは金属層としてのCu層、4は放熱板であり、これらセラミック基板1、電極2、メタライズ層3a、Cu層3b、放熱板4および熱電素子5によって、光半導体素子等の発熱体の熱を外部に効率良く伝える熱電交換モジュールが構成される。また、本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板は、セラミック基板1、メタライズ層3a、Cu層3b、電極2により構成される。
【0019】
本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板は、セラミック基板1の一方の主面に熱電素子5が表面に固定される電極2がそれぞれ独立して複数形成され、他方の主面の略全面に、メタライズ層3aと、側面のセラミック基板1側の端に鍔状部3cが全周にわたって設けられた金属層(Cu層3b)が順次積層されている。
【0020】
本発明のセラミック基板1は、アルミナ(Al2O3)質焼結体(アルミナセラミックス)や窒化アルミニウム(AlN)質焼結体等の焼結体(セラミックス)から成り、その作製方法は、原料粉末に適当な有機バインダや溶剤等を添加混合しペースト状と成し、このペーストをドクターブレード法やカレンダーロール法によってセラミックグリーンシートと成し、しかる後、セラミックグリーンシートに適当な打ち抜き加工を施し、これを約1600℃の高温で焼結するものである。
【0021】
セラミック基板1の一方の主面には、光半導体素子の実装や放熱板の接合をおこなう、メタライズ層3aおよびCu層3bが形成される。メタライズ層3aは厚さが5〜40μm程度である。5μm未満では、メタライズ層3a中のMn量およびガラス成分量が少なくなりセラミック基板1との接合強度が弱くなる。40μmを超えると、メタライズ層3aとセラミック基板1との熱膨張差により発生する熱応力が大きくなり、セラミック基板1との接合高度が弱くなる。
【0022】
メタライズ層3aは、その外周端が全周にわたってくぼんだ曲面から成る裾野状とされているのがよい。この場合、メタライズ層3aの外周端に加わる熱応力を有効に緩和して、メタライズ層3aが剥れるのを有効に抑えることができる。
【0023】
Cu層3bは、図1のように側面の下端に鍔状部3cが全周にわたって設けられており、好ましくは鍔状部3cは幅が5〜300μmとされ厚さが5〜150μmとされていることがよいが、このようなメタライズ層3aおよびCu層3bは、例えば以下の工程[1]〜[4]のようにして作製される。
【0024】
[1]セラミック基板1の両主面の略全面に、メタライズ層2a,3aと成るW、Mo、Mn等の粉末に有機溶剤、溶媒を添加混合して得た金属ペーストを、予め従来周知のスクリーン印刷法により5〜40μmの厚さで印刷塗布し、約1300℃の高温で焼結する。
【0025】
[2]図4のようにメタライズ層3a上のCu層2bおよびCu層3bを形成しない部位にメッキレジスト6aを約5〜150μm程度の厚さで形成した後、電解Cuメッキ層7aをメッキレジスト6aより高くならない程度に被着する。次に、電解Cuメッキ層7aの上面の外周部に幅5〜300μmで全周にわたってかかるようにして、メッキレジスト6a上にメッキレジスト6bを約300μm程度の厚さで形成する。次に、電解Cuメッキ層7bをメッキレジスト6bより高くならない程度に被着する。その後、メッキレジスト6a,6bを剥離することにより、セラミック基板1の他方の主面のメタライズ層3a上に、鍔状部3cを有するCu層3bが形成される。
【0026】
また、セラミック基板1の一方の主面のメタライズ層2a上のCu層2bを形成しない部位にメッキレジスト6cを約300μmの厚さで形成した後、電解Cuメッキ層7cをメッキレジスト6cの高さ(厚さ)よりも低い位置まで被着し、次にメッキレジスト6cを剥離する。これにより、セラミック基板1の一方の主面全面に形成されたメタライズ層2a上に、複数の独立したCu層2bが形成される。
【0027】
[3]複数の独立したCu層2bの直下のみにメタライズ層2aが残存するように、即ちCu層2bが互いに電気的に絶縁されるように、Cu層2b間のメタライズ層2aとCu層2b上面とセラミック基板1の一方の主面の外周部とをブラスト研磨する。ブラスト研磨は、ブラスト材がAl2O3、SiC等のセラミック粒子から成り、その平均粒径は約25μm、ノズルからセラミック基板1の一方の主面までの距離約100mm、噴射圧力0.3MPa(メガパスカル)、噴射量160g/分、ノズル移動速度50mm/秒の条件により吹き付けることにより行なう。
【0028】
[4]その後、水洗によりブラスト材を洗浄し乾燥する。
【0029】
このようにして得られた熱電交換モジュール用セラミック基板は、ペルチェ効果によりセラミック基板1が高温もしくは低温となった際にセラミック基板1とCu層3bとの間の熱膨張差により熱応力が発生しても、Cu層3bの鍔状部3cよりも上側に起因する熱応力はCu層3bの鍔状部3cに作用し、Cu層3bの鍔状部3cに起因する熱応力はセラミック基板1とメタライズ層3aとの接合部およびメタライズ層3aとCu層3bとの接合部に作用する。従って、熱応力が鍔状部3c付近で分散されることになり、セラミック基板1とCu層3bとの間の熱膨張差により熱応力が発生しても、セラミック基板1とメタライズ層3aとの接合部に熱応力が集中しなくなり剥離が生じ難くなる。その結果、光半導体素子等の発熱体が作動時に発する熱を外部に効率良く伝達し、光半導体素子等の作動性を非常に良好なものとし得る。
【0030】
本発明において、鍔状部3cの幅が5μm未満だと、セラミック基板1とCu層3bとの間の熱膨張差により発生した熱応力を、鍔状部3cで分散させる効果が小さくなる。その結果、セラミック基板1とメタライズ層3aとの間で剥離が生し易くなる。鍔状部3cの幅が300μmを超えると、Cu層3bの体積および表面積を小さくしなければならなくなり、放熱板4を介しての光半導体素子とCu層3bとの接合面積が小さくなり、十分に熱を移動させにくくなる。
【0031】
また、鍔状部3cの厚さが5μm未満の場合、Cu層3bの側面の主部(鍔状部3c以外の部分)の下端と、メタライズ層3aおよびセラミック基板1の接合部との距離が近くなり、セラミック基板1とCu層3bとの間の熱膨張差により発生した熱応力を分散させる効果が小さくなる。その結果、セラミック基板1とメタライズ層3aとの接合部で剥離が生じ易くなる。また、鍔状部3cの厚さが150μmを超えると、略面一となっている、鍔状部3cの側面およびメタライズ層3aの側面の上下方向の長さが長くなり、従来の構成に近くなるため、鍔状部3cで熱応力を緩和する効果が小さくなる。従って、セラミック基板1とCu層3bとの間の熱膨張差により発生した熱応力が、メタライズ層3aとセラミック基板1との接合部に集中し、メタライズ層3aの剥離が生じてしまう。
【0032】
このようなメタライズ層3aおよびCu層3bの表面、メタライズ層2aおよびCu層2bからなる電極2の表面には、酸化防止および半田接合性を向上させるためにNiメッキ層、Auメッキ層が順次被着されているのがよい。
【0033】
また、Cu層3bの上面には、Sn−Ag系、Sn−Sb系、Sn−Bi系、Sn−Pb系等の半田を介して放熱板4が固着される。放熱板4としては、Cu−W等を用いる。また、放熱板4とCu層3bとの接合を強固なものとするために、放熱板4の表面にNiメッキ層、Auメッキ層等を順次被着させておいても良い。
【0034】
さらに、セラミック基板1が高温端の場合、電極2の下端面に熱電素子5を接合し、熱電素子5の下端面に電極2が形成されたもう一つのセラミック基板1を低温端として接合することにより、発熱体の熱を低温端のセラミック基板1から熱電素子5を介して高温端のセラミック基板1、そしてメタライズ層3a、Cu層3b、放熱板4から外部へと効率良く伝えることのできる熱電交換モジュールが作製できる。
【0035】
本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板において、具体的には、図2に示した従来例のメタライズ層103aは、半田リフロー炉に入れて300℃で光半導体素子をセラミック基板に実装後−40℃〜85℃の温度サイクルを20回かけた後に剥離が生じたのに対し、本発明のメタライズ層3aは、半田リフロー炉に入れて300℃で光半導体素子をセラミック基板に実装後−40℃〜85℃の温度サイクルを2000回かけた後でも剥離が生じなかった。
【0036】
かくして、本発明の熱電交換モジュールは、その上面に非常に発熱量の大きい発熱体を固定し作動させた場合でも、本発明のメタライズ層3aおよびCu層3bを有する熱電交換モジュール用セラミック基板により、発熱体の熱を低温端側のCu層3bからセラミック基板1、熱電素子5、電極2、セラミック基板1、高温端側のCu層3b、そして放熱板4を介して外部に効率良く放散し得る信頼性の非常に高いものとなる。
【0037】
【実施例】
本発明の実施例について以下に説明する。
【0038】
Cu層3bの鍔状部3cについて、厚さおよび幅を変化させたサンプルを24種類製作しそれらの評価を行った。まず、上記工程[1]のとおりセラミック基板1の両主面にメタライズ層を形成した。メタライズ層3a上に、Cu層3bを形成しない部位にメッキレジスト6aを約200μmの厚さで形成した後、電解Cuメッキ層7aをそれぞれ3μm、5μm、30μm、150μm、155μm被着した。次に、電解Cuメッキ層7aの上面の外周部にかかるようにしてメッキレジスト6a上に全周にわたってそれぞれ幅3μm、5μm、30μm、300μm、305μmでメッキレジスト6bを約300μmの厚さで形成した。次に、電解Cuメッキ層7bを、電解Cuメッキ層7aの厚さと合計して300μmになるように被着した。その後、メッキレジスト6a,6bを剥離して、Cu層3bを形成した。
【0039】
また、セラミック基板1の一方の主面の全面に形成されたメタライズ層2a上のCu層2bを形成しない部位に、メッキレジスト6cを約300μmの厚さで形成した。次に、電解Cuメッキ層7cを厚さ100μm被着した後にメッキレジスト6cを剥離したことにより、メタライズ層2a上に複数の独立したCu層2bを形成した。その後、上記工程[3]、[4]を経て表1に示すような24種類のサンプルを得た。
【0040】
得られたサンプルを300℃の半田リフロー炉に入れて通過させた後、−40〜85℃の温度サイクル(1サイクル60分)を2000回かけた。その後、セラミック基板1とメタライズ層3aとCu層3bとの接合部の剥離の有無を顕微鏡を用い倍率20倍で観察した。その結果を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】
表1より、No.4、6、7、12〜15、17、19、20、22〜24のサンプルは、メタライズ層3aとセラミック基板1との接合部に剥離が生じた。No.4、20、23は、鍔状部3cの幅が5μm未満のため、Cu層3bとセラミック基板1との熱膨張差による熱応力を分散する効果が小さく、剥離が生じたものと思われる。
【0043】
No.6、12、13、22は、鍔状部3cの厚さが5μm未満のため、Cu層3bとセラミック基板1との熱膨張差による熱応力を分散する効果が小さく、剥離が生じたものと思われる。
【0044】
No.7、15、17は、鍔状部3cの厚さが150μmを超えるため、メタライズ層3aの側面とCu層3bの側面の形状が従来のものに近くなるため、鍔状部3cで熱応力を分散する効果が小さくなり、セラミック基板1とCu層3bとの間の熱膨張差により発生した熱応力がメタライズ層3aとセラミック基板1との接合部に集中し、メタライズ層3aとセラミック基板1との接合部で剥離が生じたものと思われる。
【0045】
No.1、9、10、14は、メタライズ層3aとセラミック基板1との接合部で剥離は生じなかったが、Cu層3bにおいて放熱板4および発熱体を接合する面積が小さくなり、十分に放熱できない構造となった。
【0046】
なお、No.10は、鍔状部3cの厚さが5μm未満であるにもかかわらず、メタライズ層3aとセラミック基板1との接合部で剥離が生じなかった。これは、鍔状部3cの幅が300μm以上と大きいため、セラミック基板1とCu層3bとの間の熱膨張差により発生した熱応力が集中する、Cu層3bの側面の主部と鍔状部3cとの間の角部と、メタライズ層3aおよびセラミック基板1の接合部との距離が、十分あるため熱応力が分散されたためと思われる。しかしながら、No.10のように鍔状部3cの幅が300μmを超えると、上記のようにCu層3bにおいて放熱板4および発熱体に接合する面積が小さくなり、十分に放熱できないものとなるという問題がある。
【0047】
No.19は、鍔状部3cの幅が5μm未満のため、Cu層3bとセラミック基板1との熱膨張差による熱応力を分散する効果が小さくなり、また鍔状部3cの厚さが150μmを超えているため、メタライズ層3aの側面とCu層3の側面の形状が従来のものに近くなり、セラミック基板1とCu層3bとの間の熱膨張差により発生した熱応力がメタライズ層3aおよびセラミック基板1の接合部にかなり集中し易くなっており、その結果、メタライズ層3aとセラミック基板1との接合部で剥離が生じたものと思われる。
【0048】
No.24は、鍔状部3cの幅が5μm未満で厚さが5μm未満のため、Cu層3bとセラミック基板1との熱膨張差による熱応力を分散する効果がかなり小さくなっており、メタライズ層3aとセラミック基板1との接合部で剥離が生じたものと思われる。
【0049】
以上より、鍔状部3cの幅が5〜300μmで厚さが5〜150μmである場合に、セラミック基板1とCu層3bとの接合部の外周端に熱応力が集中するのを有効に防いで、メタライズ層3aの外周端がセラミック基板から剥がれることを有効に防ぐことができることが判った。
【0050】
なお、本発明は上記実施の形態および実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を施すことは何等差し支えない。
【0051】
【発明の効果】
本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板は、セラミック基板の一方の主面に熱電素子が固定される電極がそれぞれ独立して複数形成され、他方の主面の略全面に、メタライズ層と、側面のセラミック基板側の端に鍔状部が全周にわたって設けられた金属層とが順次積層されていることにより、メタライズ層の側面が金属層の鍔状部を除く側面(側面の主部)と面一になっていないため、セラミック基板と金属層との間で発生した熱応力がメタライズ層の側面に直接的に作用せず、また鍔状部で上記熱応力を緩和することができる。さらに、セラミック基板と電極との熱膨張差により発生する熱応力、電極と熱電素子との熱膨張差により発生する熱応力等が、セラミック基板と金属層との接合部の外周端に集中するのを防ぐことができる。その結果、メタライズ層の外周端がセラミック基板から剥がれることを防ぐことができ、光半導体素子等の発熱体から発する熱を外部に効率良く伝達できる。
【0052】
従って、熱サイクルによりメタライズ層および金属層の剥離が発生することが殆どなくなるため、金属層と放熱板や光半導体素子等との接合強度が増大し、発熱体の熱を外部に効率良く伝達させて発熱体の作動性を非常に良好なものとできる。
【0053】
本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板において、好ましくは、鍔状部は幅が5〜300μmとされ厚さが5〜150μmとされていることにより、セラミック基板とメタライズ層との接合部の外周端に熱応力が集中するのをより有効に防いで、メタライズ層の外周端がセラミック基板から剥がれることをより有効に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板について実施の形態の一例を示す断面図である。
【図2】従来の熱電交換モジュール用セラミック基板の例を示し、(a)は熱電交換モジュール用セラミック基板の断面図、(b)は(a)の熱電交換モジュール用セラミック基板におけるメタライズ層およびCu層の側面の形状を示す部分拡大断面図である。
【図3】従来の熱電交換モジュール用セラミック基板の他の例を示す断面図である。
【図4】本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板について鍔状部を形成する工程を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1:セラミック基板
2:電極
2a:メタライズ層
2b:Cu層
3a:メタライズ層
3b:Cu層
4:放熱板
5:熱電素子
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信分野等に使用される半導体レーザ(LD)、フォトダイオード(PD)等の光半導体素子を作動時に冷却するための熱電交換モジュール用セラミック基板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の光通信分野等に使用されるLD、PD等の光半導体素子を作動時に冷却するための熱電交換モジュールは、光半導体素子が作動時に発する熱を外部へ伝えることにより、光半導体素子を常に一定の温度に保持する熱電冷却装置として機能する。この熱電交換モジュール、即ち熱電冷却装置は、セラミック基板の主面においてp型とn型の熱電素子を電気的に直列または並列に接続して一体構造とした状態で、ペルチェ効果を利用して高温端の電極および低温端の電極に印加した電圧に依存して温度差を生じさせることにより低温端を冷却するものである。
【0003】
そして、従来の熱電交換モジュール用セラミック基板は、図3に電極周辺部の断面図を示すように、アルミナ(Al2O3)セラミックスや窒化アルミニウム(AlN)セラミックス等のセラミック基板101の一方の主面に複数の電極となる銅(Cu)層102bおよび熱電交換モジュール部が設けられ、他方の主面に半導体素子等を接合するかまたは半導体素子の熱を放出するための放熱板を接合するための銅(Cu)層103bが被着される。
【0004】
Cu層102bおよびCu層103bは、セラミック基板101の両主面の全面に無電解メッキによるCu層を被着した後、Cu層102bおよびCu層103bを形成しない部位にメッキレジストを形成し、さらに電解メッキによるCu層をメッキレジストの高さよりも低い位置まで被着し、その後メッキレジストを剥離するとともにメッキレジスト直下の無電解メッキによるCu層をエッチング等により除去することにより、それぞれ独立した(電気的に絶縁された)複数の電極を構成するCu層102b、およびCu層103bとなる。
【0005】
さらに、Cu層102bの露出した主面(図3では下端面)にニッケル(Ni)メッキ層と金(Au)メッキ層を順次被着し、Sn(錫)−Ag(銀)系、Sn−Sb(アンチモン)系、Sn−Bi(ビスマス)系、Sn−Pb(鉛)系等の半田を介して、p型、n型の熱電素子104を固着することにより、製品としての熱電交換モジュールが作製される。この熱電交換モジュールにより、光半導体素子等の熱は、熱電素子104からCu層102b、セラミック基板101、Cu層102bを介して外部へ効率良く伝えられる。
【0006】
ところで、光通信分野等に使用される光半導体素子を作動時に冷却するための熱電交換モジュールには光半導体素子を実装するが、熱電交換モジュール全体の厚みを、それを組み込むパッケージに合わせて調節する必要がある。これは、光半導体素子の土台となる熱電交換モジュールの高さがパッケージの設計に対し適当でないと、光半導体素子と光ファイバを光結合させる際に不都合が生じるためである。
【0007】
熱電交換モジュールの全体の厚みを調節する際は、Cu層103bの厚みおよびセラミック基板101の厚みを調節する。これは、熱電素子104の厚みやCu層102bの厚みを調節すると、熱電素子104や電極が持つ抵抗値が変化し熱電交換モジュールの性能に大きな影響が出るためである。
【0008】
また、熱電交換モジュールの厚みを厚く調節する際には、Cu層103bのみを厚くする。Cu層103bの厚みを調節せずにセラミック基板101の厚みを調節すると、Cu層103bを厚くした場合に比較して、熱電素子104とCu層103bの上面(露出した主面)に設けられる放熱板との間の熱抵抗が上昇する。そのため、Cu層103bの厚みを調節して熱電交換モジュールの厚みを厚くすることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の熱電交換モジュール用セラミック基板においては、熱電交換モジュールの伝熱経路および放熱経路にある熱電交換モジュール用セラミック基板には熱応力等の熱的な負荷がかかる。そのため、上記のようにパッケージの設計にあわせて熱電交換モジュールを厚くする際に、Cu層103bの厚みを150μm以上にすると、熱電素子104の作動時にセラミック基板101に熱が伝わった際、セラミック基板101とCu層103bの熱膨張差による熱応力が大きくなり、Cu層103bの剥がれを生じることがある。その結果、セラミック基板101とCu層103bの間に空隙が生じ熱の放出が妨げられることになる。特に、熱電素子104を接合するCu層102bよりも光半導体素子を実装したり放熱板に接合されるCu層103bの方が、面積が広くなるため、Cu層103b全体として反りが大きくなり剥がれ易い。
【0010】
そこで、図2(a)に示すように、セラミック基板101の一方の主面に、モリブデン(Mo)、マンガン(Mn)、タングステン(W)等の粉末に有機溶剤、溶媒を添加混合して得た金属ペーストを、スクリーン印刷法により印刷塗布し焼結することにより、メタライズ層102aおよびメタライズ層103aを形成し、メタライズ層102a,103aを、セラミック基板101とCu層102b,Cu層103bとの強固な接合媒体として用いる構成もある。この場合、メタライズ層102aとCu層102bとで電極102が構成される。
【0011】
しかしながら、図2(b)に図2(a)の要部拡大断面図を示すように、メタライズ層103aの外周端の形状は、その厚さ、印刷塗布条件、焼結等の製造条件によって、セラミック基板101とCu層103bとの熱膨張差による熱応力を、メタライズ層103aの外周端が十分に吸収し緩和させることが困難な形状となっている。即ち、メタライズ層103aの外周端面(側面)はセラミック基板101の主面に略直交した面となっており、図3の場合よりもセラミック基板101とCu層103bとの接合強度は向上するが、熱応力が発生した際にそれを吸収し緩和させるのが困難である。つまり、メタライズ層103aの外周端面が、Cu層103bの側面と略面一であるとともにセラミック基板101に対してほぼ垂直になっているため、セラミック基板101とCu層103bとの間で発生した熱応力がメタライズ層103aの外周端面に直接的に作用し、その結果、メタライズ層103aの外周端が剥離し易くなっていると考えられる。
【0012】
このように、セラミック基板101とCu層103bとの間で発生した熱応力により、セラミック基板101とメタライズ層103aとの間で剥がれが発生し、光半導体素子の熱を外部に効率良く伝達し難くなり、その結果、光半導体素子の作動性が劣化するという問題点があった。
【0013】
従って、本発明は上記問題点に鑑みて完成されたものであり、その目的は、セラミック基板と金属層との熱膨張差により発生する熱応力を金属層とセラミック基板との接合部に集中させないようにして、金属層がセラミック基板から剥れるのを防止することにより、光半導体素子の熱を外部に効率良く伝達させ得る熱電交換モジュール用セラミック基板を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板は、セラミック基板の一方の主面に熱電素子が固定される電極がそれぞれ独立して複数形成され、他方の主面の略全面に、メタライズ層と、側面の前記セラミック基板側の端に鍔状部が全周にわたって設けられた金属層とが順次積層されていることを特徴とする。
【0015】
本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板は、セラミック基板の他方の主面の略全面に、メタライズ層と、側面のセラミック基板側の端に鍔状部が全周にわたって設けられた金属層とが順次積層されていることから、メタライズ層の側面が金属層の鍔状部を除く側面(側面の主部)と面一になっていないため、セラミック基板と金属層との間で発生した熱応力がメタライズ層の側面に直接的に作用せず、また鍔状部で上記熱応力を緩和することができる。さらに、セラミック基板と電極との熱膨張差により発生する熱応力、電極と熱電素子との熱膨張差により発生する熱応力等が、セラミック基板と金属層との接合部の外周端に集中するのを防ぐことができる。その結果、メタライズ層の外周端がセラミック基板から剥がれることを防ぐことができ、光半導体素子等の発熱体から発する熱を外部に効率良く伝達できる。
【0016】
本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板において、好ましくは、前記鍔状部は、幅が5乃至300μmとされ厚さが5〜150μmとされていることを特徴とする。
【0017】
本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板は、鍔状部は幅が5乃至300μmとされ厚さが5乃至150μmとされていることから、セラミック基板とメタライズ層との接合部の外周端に熱応力が集中するのをより有効に防いで、メタライズ層の外周端がセラミック基板から剥がれることをより有効に防ぐことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板を以下に詳細に説明する。図1は、本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板について実施の形態の一例を示し、熱電交換モジュール用セラミック基板の断面図である。図1において、1はセラミック基板、2はメタライズ層2aとCu層2bとから成る電極、3aはメタライズ層、3bは金属層としてのCu層、4は放熱板であり、これらセラミック基板1、電極2、メタライズ層3a、Cu層3b、放熱板4および熱電素子5によって、光半導体素子等の発熱体の熱を外部に効率良く伝える熱電交換モジュールが構成される。また、本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板は、セラミック基板1、メタライズ層3a、Cu層3b、電極2により構成される。
【0019】
本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板は、セラミック基板1の一方の主面に熱電素子5が表面に固定される電極2がそれぞれ独立して複数形成され、他方の主面の略全面に、メタライズ層3aと、側面のセラミック基板1側の端に鍔状部3cが全周にわたって設けられた金属層(Cu層3b)が順次積層されている。
【0020】
本発明のセラミック基板1は、アルミナ(Al2O3)質焼結体(アルミナセラミックス)や窒化アルミニウム(AlN)質焼結体等の焼結体(セラミックス)から成り、その作製方法は、原料粉末に適当な有機バインダや溶剤等を添加混合しペースト状と成し、このペーストをドクターブレード法やカレンダーロール法によってセラミックグリーンシートと成し、しかる後、セラミックグリーンシートに適当な打ち抜き加工を施し、これを約1600℃の高温で焼結するものである。
【0021】
セラミック基板1の一方の主面には、光半導体素子の実装や放熱板の接合をおこなう、メタライズ層3aおよびCu層3bが形成される。メタライズ層3aは厚さが5〜40μm程度である。5μm未満では、メタライズ層3a中のMn量およびガラス成分量が少なくなりセラミック基板1との接合強度が弱くなる。40μmを超えると、メタライズ層3aとセラミック基板1との熱膨張差により発生する熱応力が大きくなり、セラミック基板1との接合高度が弱くなる。
【0022】
メタライズ層3aは、その外周端が全周にわたってくぼんだ曲面から成る裾野状とされているのがよい。この場合、メタライズ層3aの外周端に加わる熱応力を有効に緩和して、メタライズ層3aが剥れるのを有効に抑えることができる。
【0023】
Cu層3bは、図1のように側面の下端に鍔状部3cが全周にわたって設けられており、好ましくは鍔状部3cは幅が5〜300μmとされ厚さが5〜150μmとされていることがよいが、このようなメタライズ層3aおよびCu層3bは、例えば以下の工程[1]〜[4]のようにして作製される。
【0024】
[1]セラミック基板1の両主面の略全面に、メタライズ層2a,3aと成るW、Mo、Mn等の粉末に有機溶剤、溶媒を添加混合して得た金属ペーストを、予め従来周知のスクリーン印刷法により5〜40μmの厚さで印刷塗布し、約1300℃の高温で焼結する。
【0025】
[2]図4のようにメタライズ層3a上のCu層2bおよびCu層3bを形成しない部位にメッキレジスト6aを約5〜150μm程度の厚さで形成した後、電解Cuメッキ層7aをメッキレジスト6aより高くならない程度に被着する。次に、電解Cuメッキ層7aの上面の外周部に幅5〜300μmで全周にわたってかかるようにして、メッキレジスト6a上にメッキレジスト6bを約300μm程度の厚さで形成する。次に、電解Cuメッキ層7bをメッキレジスト6bより高くならない程度に被着する。その後、メッキレジスト6a,6bを剥離することにより、セラミック基板1の他方の主面のメタライズ層3a上に、鍔状部3cを有するCu層3bが形成される。
【0026】
また、セラミック基板1の一方の主面のメタライズ層2a上のCu層2bを形成しない部位にメッキレジスト6cを約300μmの厚さで形成した後、電解Cuメッキ層7cをメッキレジスト6cの高さ(厚さ)よりも低い位置まで被着し、次にメッキレジスト6cを剥離する。これにより、セラミック基板1の一方の主面全面に形成されたメタライズ層2a上に、複数の独立したCu層2bが形成される。
【0027】
[3]複数の独立したCu層2bの直下のみにメタライズ層2aが残存するように、即ちCu層2bが互いに電気的に絶縁されるように、Cu層2b間のメタライズ層2aとCu層2b上面とセラミック基板1の一方の主面の外周部とをブラスト研磨する。ブラスト研磨は、ブラスト材がAl2O3、SiC等のセラミック粒子から成り、その平均粒径は約25μm、ノズルからセラミック基板1の一方の主面までの距離約100mm、噴射圧力0.3MPa(メガパスカル)、噴射量160g/分、ノズル移動速度50mm/秒の条件により吹き付けることにより行なう。
【0028】
[4]その後、水洗によりブラスト材を洗浄し乾燥する。
【0029】
このようにして得られた熱電交換モジュール用セラミック基板は、ペルチェ効果によりセラミック基板1が高温もしくは低温となった際にセラミック基板1とCu層3bとの間の熱膨張差により熱応力が発生しても、Cu層3bの鍔状部3cよりも上側に起因する熱応力はCu層3bの鍔状部3cに作用し、Cu層3bの鍔状部3cに起因する熱応力はセラミック基板1とメタライズ層3aとの接合部およびメタライズ層3aとCu層3bとの接合部に作用する。従って、熱応力が鍔状部3c付近で分散されることになり、セラミック基板1とCu層3bとの間の熱膨張差により熱応力が発生しても、セラミック基板1とメタライズ層3aとの接合部に熱応力が集中しなくなり剥離が生じ難くなる。その結果、光半導体素子等の発熱体が作動時に発する熱を外部に効率良く伝達し、光半導体素子等の作動性を非常に良好なものとし得る。
【0030】
本発明において、鍔状部3cの幅が5μm未満だと、セラミック基板1とCu層3bとの間の熱膨張差により発生した熱応力を、鍔状部3cで分散させる効果が小さくなる。その結果、セラミック基板1とメタライズ層3aとの間で剥離が生し易くなる。鍔状部3cの幅が300μmを超えると、Cu層3bの体積および表面積を小さくしなければならなくなり、放熱板4を介しての光半導体素子とCu層3bとの接合面積が小さくなり、十分に熱を移動させにくくなる。
【0031】
また、鍔状部3cの厚さが5μm未満の場合、Cu層3bの側面の主部(鍔状部3c以外の部分)の下端と、メタライズ層3aおよびセラミック基板1の接合部との距離が近くなり、セラミック基板1とCu層3bとの間の熱膨張差により発生した熱応力を分散させる効果が小さくなる。その結果、セラミック基板1とメタライズ層3aとの接合部で剥離が生じ易くなる。また、鍔状部3cの厚さが150μmを超えると、略面一となっている、鍔状部3cの側面およびメタライズ層3aの側面の上下方向の長さが長くなり、従来の構成に近くなるため、鍔状部3cで熱応力を緩和する効果が小さくなる。従って、セラミック基板1とCu層3bとの間の熱膨張差により発生した熱応力が、メタライズ層3aとセラミック基板1との接合部に集中し、メタライズ層3aの剥離が生じてしまう。
【0032】
このようなメタライズ層3aおよびCu層3bの表面、メタライズ層2aおよびCu層2bからなる電極2の表面には、酸化防止および半田接合性を向上させるためにNiメッキ層、Auメッキ層が順次被着されているのがよい。
【0033】
また、Cu層3bの上面には、Sn−Ag系、Sn−Sb系、Sn−Bi系、Sn−Pb系等の半田を介して放熱板4が固着される。放熱板4としては、Cu−W等を用いる。また、放熱板4とCu層3bとの接合を強固なものとするために、放熱板4の表面にNiメッキ層、Auメッキ層等を順次被着させておいても良い。
【0034】
さらに、セラミック基板1が高温端の場合、電極2の下端面に熱電素子5を接合し、熱電素子5の下端面に電極2が形成されたもう一つのセラミック基板1を低温端として接合することにより、発熱体の熱を低温端のセラミック基板1から熱電素子5を介して高温端のセラミック基板1、そしてメタライズ層3a、Cu層3b、放熱板4から外部へと効率良く伝えることのできる熱電交換モジュールが作製できる。
【0035】
本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板において、具体的には、図2に示した従来例のメタライズ層103aは、半田リフロー炉に入れて300℃で光半導体素子をセラミック基板に実装後−40℃〜85℃の温度サイクルを20回かけた後に剥離が生じたのに対し、本発明のメタライズ層3aは、半田リフロー炉に入れて300℃で光半導体素子をセラミック基板に実装後−40℃〜85℃の温度サイクルを2000回かけた後でも剥離が生じなかった。
【0036】
かくして、本発明の熱電交換モジュールは、その上面に非常に発熱量の大きい発熱体を固定し作動させた場合でも、本発明のメタライズ層3aおよびCu層3bを有する熱電交換モジュール用セラミック基板により、発熱体の熱を低温端側のCu層3bからセラミック基板1、熱電素子5、電極2、セラミック基板1、高温端側のCu層3b、そして放熱板4を介して外部に効率良く放散し得る信頼性の非常に高いものとなる。
【0037】
【実施例】
本発明の実施例について以下に説明する。
【0038】
Cu層3bの鍔状部3cについて、厚さおよび幅を変化させたサンプルを24種類製作しそれらの評価を行った。まず、上記工程[1]のとおりセラミック基板1の両主面にメタライズ層を形成した。メタライズ層3a上に、Cu層3bを形成しない部位にメッキレジスト6aを約200μmの厚さで形成した後、電解Cuメッキ層7aをそれぞれ3μm、5μm、30μm、150μm、155μm被着した。次に、電解Cuメッキ層7aの上面の外周部にかかるようにしてメッキレジスト6a上に全周にわたってそれぞれ幅3μm、5μm、30μm、300μm、305μmでメッキレジスト6bを約300μmの厚さで形成した。次に、電解Cuメッキ層7bを、電解Cuメッキ層7aの厚さと合計して300μmになるように被着した。その後、メッキレジスト6a,6bを剥離して、Cu層3bを形成した。
【0039】
また、セラミック基板1の一方の主面の全面に形成されたメタライズ層2a上のCu層2bを形成しない部位に、メッキレジスト6cを約300μmの厚さで形成した。次に、電解Cuメッキ層7cを厚さ100μm被着した後にメッキレジスト6cを剥離したことにより、メタライズ層2a上に複数の独立したCu層2bを形成した。その後、上記工程[3]、[4]を経て表1に示すような24種類のサンプルを得た。
【0040】
得られたサンプルを300℃の半田リフロー炉に入れて通過させた後、−40〜85℃の温度サイクル(1サイクル60分)を2000回かけた。その後、セラミック基板1とメタライズ層3aとCu層3bとの接合部の剥離の有無を顕微鏡を用い倍率20倍で観察した。その結果を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】
表1より、No.4、6、7、12〜15、17、19、20、22〜24のサンプルは、メタライズ層3aとセラミック基板1との接合部に剥離が生じた。No.4、20、23は、鍔状部3cの幅が5μm未満のため、Cu層3bとセラミック基板1との熱膨張差による熱応力を分散する効果が小さく、剥離が生じたものと思われる。
【0043】
No.6、12、13、22は、鍔状部3cの厚さが5μm未満のため、Cu層3bとセラミック基板1との熱膨張差による熱応力を分散する効果が小さく、剥離が生じたものと思われる。
【0044】
No.7、15、17は、鍔状部3cの厚さが150μmを超えるため、メタライズ層3aの側面とCu層3bの側面の形状が従来のものに近くなるため、鍔状部3cで熱応力を分散する効果が小さくなり、セラミック基板1とCu層3bとの間の熱膨張差により発生した熱応力がメタライズ層3aとセラミック基板1との接合部に集中し、メタライズ層3aとセラミック基板1との接合部で剥離が生じたものと思われる。
【0045】
No.1、9、10、14は、メタライズ層3aとセラミック基板1との接合部で剥離は生じなかったが、Cu層3bにおいて放熱板4および発熱体を接合する面積が小さくなり、十分に放熱できない構造となった。
【0046】
なお、No.10は、鍔状部3cの厚さが5μm未満であるにもかかわらず、メタライズ層3aとセラミック基板1との接合部で剥離が生じなかった。これは、鍔状部3cの幅が300μm以上と大きいため、セラミック基板1とCu層3bとの間の熱膨張差により発生した熱応力が集中する、Cu層3bの側面の主部と鍔状部3cとの間の角部と、メタライズ層3aおよびセラミック基板1の接合部との距離が、十分あるため熱応力が分散されたためと思われる。しかしながら、No.10のように鍔状部3cの幅が300μmを超えると、上記のようにCu層3bにおいて放熱板4および発熱体に接合する面積が小さくなり、十分に放熱できないものとなるという問題がある。
【0047】
No.19は、鍔状部3cの幅が5μm未満のため、Cu層3bとセラミック基板1との熱膨張差による熱応力を分散する効果が小さくなり、また鍔状部3cの厚さが150μmを超えているため、メタライズ層3aの側面とCu層3の側面の形状が従来のものに近くなり、セラミック基板1とCu層3bとの間の熱膨張差により発生した熱応力がメタライズ層3aおよびセラミック基板1の接合部にかなり集中し易くなっており、その結果、メタライズ層3aとセラミック基板1との接合部で剥離が生じたものと思われる。
【0048】
No.24は、鍔状部3cの幅が5μm未満で厚さが5μm未満のため、Cu層3bとセラミック基板1との熱膨張差による熱応力を分散する効果がかなり小さくなっており、メタライズ層3aとセラミック基板1との接合部で剥離が生じたものと思われる。
【0049】
以上より、鍔状部3cの幅が5〜300μmで厚さが5〜150μmである場合に、セラミック基板1とCu層3bとの接合部の外周端に熱応力が集中するのを有効に防いで、メタライズ層3aの外周端がセラミック基板から剥がれることを有効に防ぐことができることが判った。
【0050】
なお、本発明は上記実施の形態および実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を施すことは何等差し支えない。
【0051】
【発明の効果】
本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板は、セラミック基板の一方の主面に熱電素子が固定される電極がそれぞれ独立して複数形成され、他方の主面の略全面に、メタライズ層と、側面のセラミック基板側の端に鍔状部が全周にわたって設けられた金属層とが順次積層されていることにより、メタライズ層の側面が金属層の鍔状部を除く側面(側面の主部)と面一になっていないため、セラミック基板と金属層との間で発生した熱応力がメタライズ層の側面に直接的に作用せず、また鍔状部で上記熱応力を緩和することができる。さらに、セラミック基板と電極との熱膨張差により発生する熱応力、電極と熱電素子との熱膨張差により発生する熱応力等が、セラミック基板と金属層との接合部の外周端に集中するのを防ぐことができる。その結果、メタライズ層の外周端がセラミック基板から剥がれることを防ぐことができ、光半導体素子等の発熱体から発する熱を外部に効率良く伝達できる。
【0052】
従って、熱サイクルによりメタライズ層および金属層の剥離が発生することが殆どなくなるため、金属層と放熱板や光半導体素子等との接合強度が増大し、発熱体の熱を外部に効率良く伝達させて発熱体の作動性を非常に良好なものとできる。
【0053】
本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板において、好ましくは、鍔状部は幅が5〜300μmとされ厚さが5〜150μmとされていることにより、セラミック基板とメタライズ層との接合部の外周端に熱応力が集中するのをより有効に防いで、メタライズ層の外周端がセラミック基板から剥がれることをより有効に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板について実施の形態の一例を示す断面図である。
【図2】従来の熱電交換モジュール用セラミック基板の例を示し、(a)は熱電交換モジュール用セラミック基板の断面図、(b)は(a)の熱電交換モジュール用セラミック基板におけるメタライズ層およびCu層の側面の形状を示す部分拡大断面図である。
【図3】従来の熱電交換モジュール用セラミック基板の他の例を示す断面図である。
【図4】本発明の熱電交換モジュール用セラミック基板について鍔状部を形成する工程を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1:セラミック基板
2:電極
2a:メタライズ層
2b:Cu層
3a:メタライズ層
3b:Cu層
4:放熱板
5:熱電素子
Claims (2)
- セラミック基板の一方の主面に熱電素子が固定される電極がそれぞれ独立して複数形成され、他方の主面の略全面に、メタライズ層と、側面の前記セラミック基板側の端に鍔状部が全周にわたって設けられた金属層とが順次積層されていることを特徴とする熱電交換モジュール用セラミック基板。
- 前記鍔状部は、幅が5乃至300μmとされ厚さが5乃至150μmとされていることを特徴とする請求項1記載の熱電交換モジュール用セラミック基板。
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| JP2002220186A JP2004063794A (ja) | 2002-07-29 | 2002-07-29 | 熱電交換モジュール用セラミック基板 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2002220186A JP2004063794A (ja) | 2002-07-29 | 2002-07-29 | 熱電交換モジュール用セラミック基板 |
Publications (1)
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