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JP2004060054A - ガラスコーティング反応器のクリーニング方法 - Google Patents

ガラスコーティング反応器のクリーニング方法 Download PDF

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JP2004060054A JP2003199789A JP2003199789A JP2004060054A JP 2004060054 A JP2004060054 A JP 2004060054A JP 2003199789 A JP2003199789 A JP 2003199789A JP 2003199789 A JP2003199789 A JP 2003199789A JP 2004060054 A JP2004060054 A JP 2004060054A
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cleaning gas
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フィリップ ブルース ヘンダーソン
Mario Joseph Moniz
マリオ ジョセフ モニース
Andrew David Johnson
アンドリュー デイビッド ジョンソン
Eugene Joseph Karwacki Jr
ユージーン ジョセフ カーワッキ,ジュニア
Richard R Bodette
リチャード アール.ボーデット
Christopher Robert Cording
クリストファー ロバート コーディング
Herbert David Johnson
ハーバート デイビッド ジョンソン
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/44Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
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    • C23C16/4405Cleaning of reactor or parts inside the reactor by using reactive gases
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Abstract

【課題】反応性ガスを使ってガラスコーティング容器をクリーニングする方法を提供すること。
【解決手段】(a)Si及びSiOからなる群より選ばれる少なくとも1種の物質が内表面に被着したチャンバを含む、クリーニングすべき反応器を用意すること、(b)この反応器への堆積ガスの流れを実質的に停止すること、(c)反応器へ少なくとも1種のクリーニング用ガスを加えて上記少なくとも1種の物質と反応させて、少なくとも1種の揮発性生成物を生成すること、そして(d)反応器からこの少なくとも1種の揮発性生成物を除去して反応器をクリーニングすること、を含むガラスコーティング反応器のクリーニング方法とする。
【選択図】   なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラスをコーティングする反応器をクリーニングするための方法、より詳しく言えばそのような反応器を反応性ガスでクリーニングするための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
平らなガラス基材にコーティングを適用するための広く使用される二つの方法は、大気圧化学気相成長(APCVD)と真空スパッタリングである。大気圧化学気相成長では、気体又は蒸気のコーティング用化学物質を加熱したガラス表面へガスの流動により運ぶ。化学物質は高温のガラスの表面で反応して、薄いコーティングを形成する。例えば、シラン(SH)と二酸化炭素(CO)は加熱したガラス表面へ供給されて薄い二酸化ケイ素(SiO)コーティングを作る。大気圧化学気相成長の反応器は、コーティングした平板ガラス基材を製造するためのフロートガラススズ浴プロセスへ直接統合することができる。一つの欠点は、SiO生成物は高温のガラス基材上に堆積するだけでなく、反応器の高温の壁にも堆積することである。それはまた、気相中で核を形成して、排気系において遊離した粒子を堆積させる。最終的に、壁及び排気系の堆積物からのくず破片(debris)が、製造したガラス上で粒子となって、それを容認できない製品にする。反応器の壁及び排気系のこの不所望の堆積物は、受け入れることができる品質のコーティングガラス製品を作るために定期的に除去しなくてはならない。
【0003】
真空スパッタリングでは、予め成形した平らなガラス板を排気チャンバー内へ送る。排気した系へ導入される、アルゴン、ヘリウム等のプラズマ生成ガスから、プラズマ(グロー放電)を形成する。プラズマ中のイオンは、ガラス表面に堆積させようとする物質から作られた陰極「ターゲット」で加速される。プラズマイオンの衝突がターゲットから材料を放出させる。放出された材料はガラス表面に堆積し、薄いコーティングを形成する。反応性スパッタリングでは、反応性ガスがターゲットからの放出材料と化学的に結合して新しい化学種を生成し、それがガラス表面に堆積する。例えば、反応性の窒素又は酸素雰囲気中においてケイ素(Si)ターゲットを使用すれば、ガラス表面に窒化ケイ素(Si)又は酸化ケイ素(SiO)が堆積する。大気圧化学気相成長の場合のように、生成したSi又はSiOが、やはり反応器の壁にもSiターゲットの側面にも堆積する。この壁及びターゲット上のコーティングは、最終的にスパッタリングプロセスを妨害し、除去しなくてはならない。
【0004】
ガラスコーティング産業による現状の実際は、大気圧化学気相成長反応器又はスパッタリング反応器のいずれかを、反応器を生産ラインからはずして壁のコーティングを機械式に除去する(かき取るか又はこすり取る)ことによりクリーニングすることである。これは、結果として反応器の停止時間の損失を大きくする。
【0005】
大気圧化学気相成長の場合には、反応器の壁に窒素を吹きかけ、反応器の高温に耐える特殊な道具でかき取る。クリーニング作業の間ガラス生産ラインを停止することはできないので、かき取られたくず破片がガラスの表面上へ落下して、表面に不要な欠陥を生じさせる。この受け入れられない製品は、再溶融させるかあるいは廃棄しなくてはならない。それほど多くはない数のサイクル後には、手動によるクリーニングはもはや有効でなくなり、反応器をプロセスから完全に取りはずし、冷却し、組み立て直さなくてはならない。
【0006】
スパッタの場合には、反応器をラインから完全に取りはずし、周囲条件まで昇圧し、開放し、そして機械式にクリーニングしなくてはならない。実際の機械式クリーニングは多くの時間あるいは労働者を必要とはしないが、スパッタ反応器を再度組み立てて排気するのに数時間を要する。文献には、これらのガラスコーティング反応器をクリーニングするその他の方法は教示されていない。
【0007】
半導体の製造に使用される化学気相成長(CVD)反応器における不要な堆積物を除去するための既知の方法は、反応器へ反応性ガスを導入して不要な堆積物をエッチングすることである。
【0008】
プラズマエッチングプロセスを使用して行うCVDチャンバでのエッチングの例は、プラズマCVD(PECVD)反応器で半導体基板上にSiOを堆積後に行う。例えば、Johnsonら,“Reducing PFC Gas Emissions From CVD Chamber Cleaning”,Solid State Technology, p.103(December 1999)参照。薄い膜の堆積後に、ウエハを取り出し、そしてC/Oを基にした又はNFを基にしたプラズマプロセス、あるいは離れたところのNFを基にしたプロセスを使用して、チャンバ内のくず破片をエッチングする。その場でのプラズマエッチングのためのフッ素源は、一般にCである。とは言え、NFを基にしたプラズマエッチングプロセスも開発されている。Langanらの米国特許第5413670号明細書を参照されたい。NFプラズマはその場で、又は離れたところのプラズマ源を使って、発生させることができる。例えば、Raouxら,“Remote Microwave Plasma Source for Cleaning Chemical Vapor Deposition Chambers: Technology for Reducing Global Warming Gas Emissions”, J.Vac.Sci.Technol., 17(2), p.477, Mar/Apr 1999参照。
【0009】
熱エッチングプロセスを使用するCVD反応器のくず破片除去の例は、低圧CVD(LPCVD)炉での半導体基材上へのSiN堆積後に行われる。例えば、Johnsonらの米国特許第5868852号明細書、及びJohnsonの米国特許第5861065号明細書を参照。LPCVD炉はバッチ反応器であり、約100枚のウエハを同時に処理加工する。堆積後、ウエハを取り出し、そしてLPCVD炉が500〜800℃で運転することから、壁に付着したくず破片をその温度の反応器へNFガスを導入することによってエッチングすることができる(すなわちプラズマを必要としない)。熱エッチングは、炉の運転温度において分解するフッ素化合物を使って行うことができるに過ぎない。
【0010】
ここで言及されている参考文献は、参照によってその全体がここに組み入れられる。
【0011】
【特許文献1】
米国特許第5413670号明細書
【特許文献2】
米国特許第5868852号明細書
【特許文献3】
米国特許第5861065号明細書
【非特許文献1】
Johnsonら,“Reducing PFC Gas Emissions From CVD Chamber Cleaning”, Solid State Technology, p.103(December 1999)
【非特許文献2】
Raouxら,“Remote Microwave PlasmaSource for Cleaning Chemical Vapor Deposition Chambers: Technology for Redusing Global Warming Gas Emissions”, J.Vac.Sci. Technol., 17(2), p.477, Mar/Apr 1999
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
というわけで、反応性ガスを使ってガラスコーティング反応器をクリーニングするための方法を提供することが求められている。
【0013】
更に、かき取り用の道具を使用せずにそのような反応器をクリーニングすることが求められている。
【0014】
その上に、そのような反応器をラインからはずすことなしに、あるいは反応器の温度を有意に低下させることなしに、反応器をクリーニングすることが求められている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、(a)Si及びSiOからなる群より選ばれる少なくとも1種の物質が内表面に被着したチャンバを含む、クリーニングすべき反応器を用意すること、(b)この反応器への堆積ガスの流れを実質的に停止すること、(c)反応器へ少なくとも1種のクリーニング用ガスを加えて上記少なくとも1種の物質と反応させて、少なくとも1種の揮発性生成物を生成すること、そして(d)反応器からこの少なくとも1種の揮発性生成物を除去して反応器をクリーニングすること、を含むガラスコーティング反応器のクリーニング方法を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】
発明者らは、ガラスをコーティングする大気圧化学気相成長(APCVD)反応器又はスパッタリング反応器から不要な堆積物をクリーニングするために従来において反応性ガスを使用するということを全く知らない。エレクトロニクス産業において半導体基板にコーティングを施す大気圧化学気相成長反応器をクリーニングする例はあるものの(先に検討したとおり)、発明者らは、スパッタ反応器をインラインでクリーニングする例を全く知らない。以前から知られている大気圧化学気相成長の場合には、基材を取り出してからクリーニングしている。本発明の好ましい様式では、クリーニングする間基材(例えばフロートラインのガラス)を取り出さない。クリーニングが行われるにもかかわらずガラス基材は高い透明度を保持し、そしてコーティングを施していない透き通ったガラスとして販売することができ、あるいは他の用途のために使用することができる条件を発明者らが特定することができたのは、驚くべきことである。
【0017】
反応器を機械式にクリーニングするのに勝る本発明の主要な利点は、それほど労働集約型でない単純化したクリーニング作業であり、クリーニング後に反応器を通常の運転条件に戻すための時間が非常に短いことである。オンライン式の大気圧化学気相成長装置コーターの場合、再循環すること又は廃棄物として処理することを必要とする機械式にクリーニングする反応器からのガラスと異なり、クリーニングする間に製造されるガラスは透き通っており、コーティングを施していない透き通ったガラスとして販売できることが、追加の利点となる。本発明により反応性ガスで反応器をクリーニングしている間は反応器でコーティングを施した製品を作ることができないとは言うものの、クリーニング作業中反応器は通常の運転条件(圧力及び温度)にとどまることができる。ミリトール圧力で運転するスパッタ反応器は、現在の手動によるクリーニング作業のために開放後本来の圧力に戻るのには数時間を要する。本発明のインライン式クリーニング方法にあっては、スパッタ反応器をクリーニング後数分でコーティング用に戻すことができる。
【0018】
ガラスコーティングプロセスからの大気圧化学気相成長反応器又はスパッタ反応器のくず破片をクリーニングするための方法は、同様であるとは言え、異なるリストの好ましい反応性クリーニング用ガスを用い異なる原理により実施される。
【0019】
統合した大気圧化学気相成長ガラスコーティングプロセスは、既に文献に記載されている。例えば、Kalbskopf, Thin Solid Films, 77, 65(1981)参照。反応器のクリーニング工程が必要とされるときには、堆積(成長)ガスの流れを停止し、反応器及び送給管路からパージする。必要なら、反応器の温度を最適な値に変更してもよいが、好ましい形態では反応器温度はコーティングプロセス条件に保持される。1種以上の大気圧化学気相成長クリーニング用ガスの流れを、不活性希釈剤とともに、反応器へ流す。クリーニング用ガスは、堆積ガスから作られた反応器表面上のくず破片を揮発性化合物に変え、そしてそれらは反応器から一掃される。所定の時間後、又は生成された揮発性化合物の反応器流出物中で検出される濃度が許容できるレベル未満になってから、クリーニング用ガスの流れを停止し、そして好ましくは反応器及び送給管路からパージする。その後、堆積ガスの流れを再開し、大気圧化学気相成長ガラスコーティングプロセスを復旧させる。クリーニング用ガスの反応速度は、ガスの濃度と、例えば温度等のその他の運転条件に依存する。
【0020】
大気圧化学気相成長反応器のくず破片の除去(熱クリーニング)に有効な反応性ガスには、NF(より好ましい)、F、HF、ClF、BrF又はこれらのガスの混合物が含まれるが、反応性ガスはそれらに限定されない。これらのガスはいずれも、例えばN、Ar又はHeなどの不活性ガスと混合してもよい。好ましくは、これらのガスは反応性クリーニング用ガスがガラスの透明度に影響を及ぼさないような濃度で使用される。例えば、NFは2〜10%の濃度(ここにおいて挙げられる百分率は、特段の指示がない限り、全て体積%である)で使用することができ、これはエレクトロニクス産業用の従来技術の半導体基板反応器で一般に使用されるのよりもはるかに低い。
【0021】
このようにして、クリーニング工程の間に製造されるガラスは、コーティングを施していない透明ガラスとしてやはり販売することができる。これは、従来の機械式クリーニングプロセスで製造される規格外のガラスの費用のかかる再循環を回避する。
【0022】
形成した平らなガラス基材をコーティングするためのスパッタプロセスは、既に文献に記載されている。例えば、Pulker, Coatings on Glass, Elsevier, Amsterdam, 1984, p.213参照。反応器のクリーニング工程が必要とされるとき、プラズマ源のガスの流れを好ましくは停止し、1種以上のスパッタクリーニング用ガスの流れを反応器へ流入させる。クリーニング用ガスのプラズマが反応性のイオン種及び中性種を作り出し、これがスパッタターゲットから作られた壁のくず破片を揮発性化合物に変え、そしてそれらが反応器から排気される。所定の時間後、又は生成した揮発性化合物が反応器流出物中に検出されなくなった後に、クリーニング用ガスの流れを停止し、送給管路からパージする。プラズマ源のガスの流れを再開し、そしてスパッタプロセスを復旧させる。
【0023】
スパッタ反応器のくず破片の除去(プラズマ支援クリーニング)に有効な反応性ガスには、NF(より好ましい)、F、HF、CHF、そして気体のパーフルオロカーボン類(C)、特にCF、C、C及びシクロ−Cなどの気体のC〜Cパーフルオロカーボン類、が含まれる。パーフルオロカーボンガスは、好ましくは、40〜80%のOで希釈される。これらの反応性ガスはいずれも、例えばN、Ar又はHe等の不活性ガスで希釈してもよい。
【0024】
スパッタ反応器をクリーニングするための別の方法は、スパッタ反応器から離れたより小さな反応器で発生させたプラズマからの流出物をクリーニング用ガスとして使用することである。一般にはNFとアルゴンであるが、随意に上記のとおりのパーフルオロカーボンを含むガス混合物を、マイクロ波又はRFプラズマが維持されている上記の離れた反応器へ導入する。主に反応性のフッ素原子と不活性種とを含有している、この離れたチャンバからの流出物をスパッタ反応器へ導入し、そこで反応性フッ素原子が壁のくず破片を揮発性化合物に変え、それらは反応器から排気される。所定の時間後、又は生成された揮発性化合物の反応器流出物中で検出される濃度が許容できるレベル未満になった後に、離れたプラズマチャンバへのプラズマ源ガスを停止する。スパッタリングプラズマ用のプラズマ源ガスの流れを再開し、スパッタリングプロセスを復旧させる。
【0025】
最適なクリーニング条件はプロセスに依存するが、それらには例えば、反応性クリーニング用ガスの濃度を変動させること、あるいは複数のクリーニング用ガスを一緒に又は段階的に使用することが含まれる。更に、最適なクリーニング用ガス濃度と反応器滞留時間が、クリーニング用ガスの一部が未反応で系を通過するのを必要とすることがある。この場合には、クリーニング用ガスを排気流から除去して再循環させることができる。クリーニングのために任意の適当な温度を選ぶことができるとは言うものの、本発明の一つの利点は堆積(成長)温度と同様の温度でチャンバをクリーニングすることである。一部の態様においては、クリーニング温度は反応器の堆積温度の10℃以内、好ましくは5℃以内である。同様に、クリーニング中の反応器の圧力は任意の適当な圧力に保持できるとは言うものの、それは堆積の際の圧力の近くに保つことができる(好ましくは約10Torr(1.33kPa)以内、より好ましくは1Torr(0.133kPa)以内)。これは、反応器を運転条件で保持するのを可能にし、またクリーニング処理中のガラスの生産を可能にする。
【0026】
これらの運転の全てについてのクリーニング時間は、クリーニングしようとする反応器の流出物中の生成された揮発性種を検出することにより最適化又は制御することができる。好ましくは、分析はフーリエ変換赤外分光分析又は質量分析により行われる。反応器からの揮発性生成物は、例えば、放出し、吸着し、スクラバーで分解し、あるいは分離して回収することができる。
【0027】
反応器にクリーニング用ガスを加える前に、反応器への堆積ガスの流れを実質的に停止するのが好ましい。この流れは、反応器への堆積ガスの残りの流れがクリーニング用ガスの効果をそれと認められるほど妨害するの十分でなくなるときに実質的に停止する。一部の態様においては、流れは、それが少なくとも90%停止したとき(すなわち最初の流量が少なくとも90%に減少したとき)に実質的に停止する。言うまでもなく、「実質的に停止」という用語は、反応器への堆積ガスの流れの完全な停止を包含する。
【0028】
下記の例を参照して本発明をより詳しく説明するが、本発明はそれらに限定されると見なされるものでないことを理解すべきである。
【0029】
【実施例】
(例1)
米国特許第4828880号明細書に記載された様式のフロートガラス製造ラインに統合された市販のSiO大気圧化学気相成長コーティング装置に、フロートガラスへのSiOの堆積の標準的運転時間の満了後、SiOのくず破片を被着させた。4ポンド(1.8kg)のNFを、N中に4%のNFとして反応器を通過させ、反応器の壁のSiOくず破片を除去した。4%のNFが流れている間に製造されたガラスは透明のままであった。運転温度は堆積工程中に使用したのと同じであった。
【0030】
(例2)
上の例からの反応器の反応帯域をシミュレートするよう構成した、外部から加熱する(650℃)小規模な試験反応器に、ガラス基板と炭素のトップピースを入れた。この炭素のトップピースには商業規模の反応器から集めたSiOのくず破片を被着させた。N中の濃度のいろいろなNFを反応器を通過させた。少なくとも10%のNF濃度ではガラス基板との反応は反応器内で不揮発性残留物を生成させるのに実質的に十分であったことを除いて、SiOのくず破片の除去は全てのNF濃度で効果的であった。NFの最適濃度はガラスの温度と表面組成(ヒドロキシル基の存在)に依存する。
【0031】
本発明を詳しく、また具体的な例を参照して、説明しているが、本発明の精神と範囲から逸脱することなしに様々な変更や改変を行うことができることは当業者にとって明らかなことであろう。

Claims (24)

  1. Si及びSiOからなる群より選ばれる少なくとも1種の物質が内表面に被着したチャンバを含む、クリーニングすべき反応器を用意すること、この反応器への堆積ガスの流れを実質的に停止すること、反応器へ少なくとも1種のクリーニング用ガスを加えて上記少なくとも1種の物質と反応させて、少なくとも1種の揮発性生成物を生成すること、そして反応器から当該少なくとも1種の揮発性生成物を除去して反応器をクリーニングすること、を含むガラスコーティング反応器のクリーニング方法。
  2. ガラス基材が当該方法の実施の際悪影響を受けることなく前記チャンバ内にとどまる、請求項1記載の方法。
  3. 前記反応器から前記堆積ガスをパージしてから前記少なくとも1種のクリーニング用ガスを加える、請求項1記載の方法。
  4. 前記少なくとも1種のクリーニング用ガスを不活性希釈剤とともに前記反応器に加える、請求項1記載の方法。
  5. 前記内表面に被着される前記少なくとも1種の物質が大気圧化学気相成長により堆積するものであり、そして前記少なくとも1種のクリーニング用ガスがNF、F、HF、ClF及びBrFからなる群から選ばれる少なくとも一つである、請求項1記載の方法。
  6. 前記内表面に被着される前記少なくとも1種の物質が真空スパッタリングにより堆積するものであり、そして前記少なくとも1種のクリーニング用ガスがNF、F、HF、ClF、及びC〜CパーフルオロカーボンとOとの気体混合物からなる群より選ばれる少なくとも一つのものである、請求項1記載の方法。
  7. 前記気体混合物が20〜60体積%のC〜Cパーフルオロカーボンと80〜40体積%のOとを含む、請求項6記載の方法。
  8. 前記少なくとも1種のクリーニング用ガスを不活性ガスと混合する、請求項5又は6記載の方法。
  9. 前記クリーニング用ガスのプラズマを作って、前記少なくとも1種の物質と反応して前記少なくとも1種の揮発性生成物を生成する反応性イオン種と中性種を提供する、請求項6記載の方法。
  10. 前記反応性イオン種と中性種が前記真空スパッタリングのターゲットに被着した追加量の前記少なくとも1種の物質とも反応する、請求項9記載の方法。
  11. 前記プラズマを前記反応器で発生させる、請求項9記載の方法。
  12. 前記プラズマを前記反応器から独立した補助反応器で発生させる、請求項9記載の方法。
  13. 前記少なくとも1種のクリーニング用ガスを、前記ガラス基材の透明度に影響を及ぼすのには足りないクリーニングに有効な濃度で前記反応器に加える、請求項2記載の方法。
  14. 前記クリーニングに有効な濃度が2〜10体積%である、請求項13記載の方法。
  15. 前記少なくとも1種のクリーニングガスを2〜10体積%の濃度で前記反応器に加える、請求項1記載の方法。
  16. 前記少なくとも1種のクリーニング用ガスが、NF、F、HF、CHF、ClF、BrF、及び20〜60体積%のC〜Cパーフルオロカーボンと80〜40体積%のOとの気体混合物からなる群より選ばれる少なくとも一つのものである、請求項15記載の方法。
  17. 前記少なくとも1種のクリーニング用ガスがNFである、請求項5又は15記載の方法。
  18. 前記少なくとも1種のクリーニング用ガスを、前記反応器からの流出物が前記少なくとも1種の揮発性生成物を含まなくなるまで前記反応器に加える、請求項1記載の方法。
  19. 当該方法の実施の際の前記反応器のクリーニング温度が当該反応器の堆積温度の10℃以内である、請求項1記載の方法。
  20. 当該方法の実施の際の前記反応器のクリーニング圧力が当該反応器の堆積圧力の10Torr(1.33kPa)以内である、請求項1記載の方法。
  21. 前記少なくとも1種の物質を前記反応器から機械式に除去せずに行われる、請求項1記載の方法。
  22. 前記少なくとも1種の揮発性生成物がSiFである、請求項1記載の方法。
  23. 前記堆積ガスの前記反応器への流れを完全に停止する、請求項1記載の方法。
  24. 前記堆積ガスの前記反応器への流れを90%停止する、請求項1記載の方法。
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