JP2004059262A - ワーク整列供給装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】後工程からの信号に応じて、ワーク1の誘導先を後工程とワーク投入部との間で切り換える、切り換え機構80を設けた。その切り換え機構80は、曲げ弾性を有する切り換え板81を誘導板76の表面に沿って配置し、ワーク1の進行方向上流側における切り換え板の端部81aを誘導板76に固定するとともに、後工程からのワーク供給停止信号に応じて、ワーク1の進行方向下流側における切り換え板の端部81bを、誘導板76の表面から回転ドラム72の上方に向かって移動可能としてなる構成とした。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はワーク整列供給装置に関するものであり、特に円柱形状のワークをピンホール検査装置に供給するためのワーク整列供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
食料品や薬液等を容器に封入した製品では、容器にピンホールが存在すると、そのピンホール部分から細菌などが侵入して、内容物の品質を変化させるおそれがある。そのため、導電性を有する内容物を、電気絶縁性を有する容器に封入した製品については、製造工程でピンホール検査が行われている。ピンホール検査は、ピンホール検査部分に高電圧印加電極を配置し、他の部分に検知電極を配置して行う。ピンホールが存在すると、当該ピンホール部分を通して各電極と内容物との間に火花放電が発生する。その際に流れる電流を検知電極が検知して放電の発生を知ることにより、ピンホールの有無を判断している。
【0003】
ところで、電気絶縁性を有する軸対称形状容器に、導電性を有する内容物が隙間なく充填された製品については、図5に示す装置によりピンホール検査を行なっている。図5(1)に示すように、このピンホール検査装置には、リング状の外枠112から、その中心部に向けて導電性を有するブラシ114を配置した、高電圧印加電極110が設けられている。また、図5(2)に示すように、高電圧印加電極110の前後には、ワーク101を搬送するベルトコンベア132,134が設けられている。さらに入口側コンベア132および出口側コンベア134の上方には、導電性を有するブラシを備えた、入口側検知電極122および出口側検知電極124が設けられている。
【0004】
上述したピンホール検査装置に対してワーク1を連続供給するため、図2に示すワーク整列供給装置(回転整列機)70を使用する。このワーク整列供給装置70は、傾斜配置した回転ドラム72と、その周縁部に配置した回転リム74と、回転リム74の上方に固定配置した誘導板76とによって構成する。回転ドラム72上に投入されたワーク1は、回転ドラム72の回転により周縁部に移動し、回転ドラム72の最高点付近で回転リム74の上面に落下する。さらにワーク1は、回転リム74の回転により誘導板に沿って移動し、整列された状態でピンホール検査装置の入口側コンベア(図5参照)に供給される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
近時、ピンホール検査の処理能力の向上が求められている。そこで、図3に示すように、ワーク1を並列配置した状態でピンホール検査領域8aに供給する方法が開発されている。すなわち、ローラコンベア等の並列搬送手段60にワーク1を並列配置し、これを周回手段35に受け渡して、ピンホール検査領域8aに供給するのである。なお、ピンホール検査領域8aでは、ワーク1をその対称軸回りに回転させて、全周のピンホール検査を行う。なお、ワークの回転方向はいずれの方向でもよい。これにより、ワーク1の供給間隔を短くすることが可能となり、高い検査処理能力を発揮することができる。
【0006】
一方、ワーク1を高速で連続供給するために、上述したワーク整列供給装置(回転整列機)70を使用する。このワーク整列供給装置70により、ワーク1は整列された状態で縦列搬送手段78に受け渡される。その後、縦列搬送手段78から並列搬送手段60へとワーク1を受け渡し、さらに並列搬送手段60から周回手段35へとワーク1を受け渡す。
【0007】
ところで、周回手段35にワーク1を供給する際には、図4に示すように、隣接するローラ30間にワーク1を1個ずつ供給する必要がある。そこで、並列搬送手段60の出口部にスターホイル68を設ける。このスターホイル68の外周上には、周回手段35のローラ間隔に対応して、ワーク1の保持部69が複数設けられている。そして、周回手段35に同期してスターホイル68を回転させることにより、周回手段35における隣接するローラ間に、ワーク1を1個ずつ供給することができる。
【0008】
なお、周回手段35に同期してワーク1を供給するので、並列搬送手段60の上にはワーク1がストックされる。そのストック量が多くなると、新たに供給されたワーク1が、ストックされたワーク1の上に重なって載置されてしまう。そこで、ストック量の上限となる位置にセンサを設置し、このセンサからのワーク供給停止信号にしたがって、ワーク整列供給装置からのワーク1の供給を円滑に停止する必要がある。一方、ワーク1のストック量が少なくなると、スターホイル68に対してワーク1を押し付ける力が減少し、ワークを保持部に保持させることが困難となる。そこで、ストック量の下限となる位置にセンサを設置し、このセンサからのワーク供給再開信号にしたがって、ワーク整列供給装置からのワーク1の供給を円滑に再開する必要がある。
【0009】
ところが、上述したワーク整列供給装置において、ワークの供給を停止および再開するには、ワーク整列供給装置自体の運転を停止および再開する必要がある。これでは、ワークの供給を円滑に停止または再開することができないので、製品の検査効率を向上させることができないという問題がある。
本発明は上記問題点に着目し、ワークの供給を円滑に停止または再開することが可能な、ワーク整列供給装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係るワーク整列供給装置は、ワーク投入部の周囲に配置され、ワークを整列させて上面に載置する回転リムと、前記回転リムの上方に配置され、前記回転リムの回転にともなって前記ワークを後工程に誘導する誘導板とを有するワーク整列供給装置であって、後工程からのワーク供給停止要求またはワーク供給再開要求に応じて、前記ワークの誘導先を前記後工程と前記ワーク投入部との間で切り換える、切り換え機構を設けた構成とした。なお、前記切り換え機構は、切り換え板を前記誘導板の表面に沿って配置し、前記ワークの誘導方向上流側における前記切り換え板の端部を前記誘導板に固定するとともに、後工程からのワーク供給停止要求またはワーク供給再開要求に応じて、前記ワークの誘導方向下流側における前記切り換え板の端部を、前記誘導板の表面と前記ワーク投入部側との間で移動可能としてなる構成としてもよい。
【0011】
これにより、後工程からのワーク供給停止要求に応じて、ワークの誘導先を後工程からワーク投入部へと切り換え、ワークの供給を円滑に停止することができる。また、後工程からのワーク供給再開要求に応じて、ワークの誘導先をワーク投入部から後工程へと切り換え、ワークの供給を円滑に再開することができる。
【0012】
また、前記ワーク投入部は、傾斜配置した回転ドラムで構成され、前記切り換え機構は、前記傾斜配置した回転ドラムの下半部に対応する部分に設けられている構成としてもよい。切り換え機構を回転ドラムの上半部に設けた場合には、切り換え機構と回転ドラムとの間にワークが挟まれて、ワークが破損するおそれがある。この点、切り換え機構を回転ドラムの下半部に設ければ、ワーク1を回転ドラムの上方に誘導することができるので、ワーク1が破損するおそれはない。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係るワーク整列供給装置の好ましい実施の形態を、添付図面を用いて詳細に説明する。なお以下には、ピンホール検査用のワークを、ピンホール検査装置に供給する場合を例にして説明する。もっとも、本発明に係るワーク整列供給装置は、ピンホール検査装置に対するワークの整列供給装置として使用する場合に限られず、あらゆるワークの整列供給装置として使用することができる。
【0014】
図2に、本実施形態に係るワーク整列供給装置の斜視図を示す。なお図2は、図3のA部における拡大図である。本実施形態に係るワーク整列供給装置70は、回転ドラム72の周囲に配置された回転リム74と、回転リム74の上方に固定配置され、回転リム74の回転にともなってワーク1を後工程に誘導する誘導板76とを有する。さらに、誘導板76に沿って切り換え板81を配置し、後工程からの信号に応じて、ワーク1の誘導先を、後工程と回転ドラム72との間で切り換え可能としたものである。
【0015】
図3に、ピンホール検査装置に対するワークの整列供給装置として、本実施形態に係るワーク整列供給装置を適用した状態の斜視図を示す。ワーク1は、整列供給装置70から、縦列搬送手段78、分離搬送手段50、および並列搬送手段60を経て、ピンホール検査装置8に供給される。
【0016】
図4に、ピンホール検査装置の側面断面図を示す。ピンホール検査装置8には、周回手段35を設ける。周回手段35は、図示しないモータ等の回転駆動手段に接続したスプロケット36と、複数のスプロケット36の間に渡し掛けられたチェーン37とによって構成する。そして、樹脂材料等からなる複数のローラ30を一定間隔で並列配置し、チェーン37の各セグメントに対して回転可能に取り付ける。なお、隣接するローラ30の隙間をワーク1の直径より小さく設定して、その上方にワーク1を搭載可能とする。さらに、ピンホール検査領域8aにおいてローラを回転させるローラ回転手段40を設ける。
【0017】
一方、ピンホール検査領域8aの上方には、ワーク1に対する高電圧印加電極10および検知電極(不図示)を設ける。高電圧印加電極10および検知電極は、導電性および可撓性を有する材料で構成する。特に、金属繊維からなるブラシ型の電極や、金属製の玉鎖からなるすだれ型の電極を使用するのが好ましい。なお、ワーク1の上端部がローラ30の上端部より上方に位置するように、ローラ30の直径および隣接するローラ30の間隔を設定すれば、ワーク1に対して確実に電極を接触させることができる。
【0018】
そして、ワーク1にピンホールが存在すると、そのピンホールを通して高電圧印加電極10からワーク1の内容物に火花放電が発生する。その際に流れる電流を検知電極が検知して、放電の発生を知ることにより、ピンホールの有無を判断する。なお、上述したローラ回転手段40により、ピンホール検査領域8aを通過するローラ30を回転させ、さらにローラ30の上に搭載されたワーク1を回転させることにより、ワーク1の全周検査が可能となる。また、ワーク1の搬送方向に沿って複数の検査領域を設定し、各検査領域につき高電圧印加電極および検知電極を設置してもよい。さらに、各検査領域における高電圧印加電極を、ワーク1の軸方向にずらして配置すれば、ワーク1の軸方向全域に対して、ピンホール検査を実施することができる。
【0019】
上述したピンホール検査装置に対して、図2に示すワーク整列供給装置によりワークを供給する。なお図2は、図3のA部における拡大図である。ワーク整列供給装置(回転整列機)70は、傾斜配置した回転ドラム72と、その周縁部に配置した回転リム74と、回転リム74の上方に固定配置した誘導板76とで構成する。回転ドラム72は、傾斜配置するとともに、その傾斜方向を変えずに回転可能とする。なお、傾斜配置した回転ドラム72の最高点より若干低い位置に、回転リム74の上面を配置する。また、誘導板76は、回転リム74の内周から外周にかけて渦巻き状に長尺の鋼板を湾曲させて形成し、回転リム74の上方に配置して、その位置を絶対的に固定する。そして、回転ドラム72の上に投入されたワーク1は、回転ドラム72の回転により周縁部に移動し、回転ドラム72の最高点付近で回転リム74の上面に落下する。さらにワーク1は、回転リム74の回転により誘導板76に沿って移動し、縦列搬送手段78に受け渡される。
【0020】
そして、ワーク1の誘導先を後工程と回転ドラム72との間で切り換える、切り換え機構80を設ける。図1に、切り換え機構の斜視図を示す。なお図1は、図2のB部における拡大図である。具体的には、まず誘導板76の表面に沿って切り換え板81を配置する。切り換え板81は、柔軟で強度があり曲げ弾性を有するステンレスバネ板などで構成する。そして、ワーク1の進行方向上流側における切り換え板の端部81aを、誘導板76に固定する。一方、ワーク1の進行方向下流側における切り換え板の端部81bは、エアシリンダのシャフト82に接続する。なお、エアシリンダ本体84は、シャフト82を回転リム74の中央部に向けた状態で、誘導板76に接続する。そして、図1(2)に示すように、エアシリンダのシャフト82の伸張に伴って、下流側における切り換え板の端部81bは、誘導板76の表面から回転ドラム72に向かって移動する。また、図1(1)に示すように、シャフト82の収縮に伴って、切り換え板の端部81bは誘導板76の表面に戻る。
【0021】
切り換え機構80は、傾斜配置した回転ドラム72の下半部に設けるのが好ましい。切り換え機構80を回転ドラム72の上半部に設けた場合には、切り換え板の端部81bを回転ドラム72に向かって移動させた際に、切り換え板の端部81bと回転ドラム72との間にワーク1が挟まれて、ワーク1が破損するおそれがある。この点、切り換え機構80を回転ドラム72の下半部に設ければ、ワーク1を回転ドラム72の上方に誘導することができるので、ワーク1が破損するおそれはない。
【0022】
一方、図3に示すように、縦列搬送手段78から連続供給されるワーク1を、並列方向に分離して並列搬送手段60に移載するため、分離搬送手段50を設ける。分離搬送手段50は、ベルトコンベア等で構成し、並列搬送手段60に沿ってその上方に配置する。なお、分離搬送手段50の搬送速度は、並列搬送手段60の搬送速度以上となるように形成する。これにより、連続供給されるワーク1を確実に分離することができる。また、並列搬送手段60は、ローラコンベアで構成する。ローラコンベアは、図4の周回手段35と同様に、周回するチェーンの各セグメントに、複数のローラを回転自在に取り付けて形成する。
【0023】
ところで、図4に示すように、並列搬送手段60から周回手段35へとワーク1を供給する際には、周回手段35における隣接するローラ30の間に、ワーク1を1個ずつ供給する必要がある。そこで、並列搬送手段60の出口部にスターホイル68を設ける。このスターホイル68の外周上には、周回手段35のローラ間隔に対応して、ワーク1の保持部69が複数設けてある。そして、周回手段35に同期してスターホイルを回転させれば、周回手段35における隣接するローラ間に、ワーク1を1個ずつ供給することができる。
【0024】
なお、周回手段35に同期してスターホイルを回転させ、ワーク1を供給するので、並列搬送手段60の上にはワーク1のストックが発生する。そのストック量が多くなると、分離搬送手段50から供給された新たなワーク1が、ストックされたワーク1の上に重なって載置されてしまう。そこで、ストック量の上限となる位置(図3のF位置)に、ワーク1が存在することを検知する、上限センサを設ける。この上限センサによる検知信号は、整列供給装置70に取り付けたエアシリンダ本体84に出力する。エアシリンダ本体84は、上限センサからのワーク供給停止信号に応じて、図1(2)に示すようにシャフトを伸張し、切り換え板の端部81bを、誘導板76の表面から回転ドラム72に向かって移動させる。
【0025】
一方、ワーク1のストックがなくなると、ピンホール検査が行われなくなり、製造効率が低下する。また、ワーク1のストック量が少なくなると、スターホイルに対してワーク1を押し付ける力が減少し、保持部にワークを保持させることが困難となる。そこで、ストック量の下限となる位置(図3のE位置)に、ワーク1が存在しないことを検知する、下限センサを設ける。この下限センサによる検知信号も、整列供給装置70に取り付けたエアシリンダ本体84に出力する。エアシリンダ本体84は、下限センサからのワーク供給再開信号に応じて、図1(1)に示すようにシャフトを収縮し、切り換え板の端部81bを、誘導板76の表面に戻す。
【0026】
上記のように構成した本実施形態に係るワーク整列供給装置の使用方法について、主に図3を使用して説明する。
ピンホール検査用のワークとなり得るのは、導電性を有する内容物を封入した電気絶縁性を有する容器である。例えば、導電性を有する食料品を封入したビニル容器やフィルム容器等をワークとすることができる。特に、本実施形態ではワークを回転させて全周検査を行うので、概略軸対称形状の容器がワークに適している。具体的には、ソーセージの外皮を構成するフィルムなどをワークとすることができる。
【0027】
このようなワーク1を、図2に示すように、ワーク整列供給装置70における回転ドラム72の上に投入する。次に、ワーク整列供給装置70を起動し、回転ドラム72および回転リム74を回転させる。回転ドラム72の回転にともなって、ワーク1は回転ドラム72の周縁部に移動する。そして、回転ドラム72の最高点付近において、ワーク1は回転リム74の上面に落下する。さらに、回転リムの回転にともなってワーク1が移動し、回転リム74の上方に固定配置した誘導板76に沿って、縦列搬送手段78の入口まで導かれる。このようにして、ワーク1は縦列状態となり、縦列搬送手段78によって分離搬送手段50まで搬送される。
【0028】
そしてワーク1は、図3に示すように、分離搬送手段50により並列方向に分離して配置され、並列搬送手段60に受け渡される。並列搬送手段60は、並列配置されたワーク1をスターホイル68まで搬送する。スターホイル68は、ピンホール検査装置8の周回手段35に同期して回転させる。これにより、スターホイル68の各保持部69に保持されたワーク1が、周回手段35における隣接するローラ30の間に1個ずつ供給される(図4参照)。最後に、周回手段がワーク1をピンホール検査領域8aまで搬送する。以上のように、ピンホール検査領域に対してワーク1が供給される。
【0029】
なお、周回手段35に同期してスターホイルを回転させ、ワーク1を供給するので、並列搬送手段60の上にはワーク1のストックが発生する。そのストック量の上限となる位置(図3のF位置)に設けた、上限センサによる検知信号は、整列供給装置70に取り付けたエアシリンダ本体84に出力する。エアシリンダ本体84は、上限センサからのワーク供給停止信号に応じて、図1(2)に示すようにシャフトを伸張し、切り換え板の端部81bを、誘導板76の表面から回転ドラム72に向かって移動させる。すると、回転リム74とともに誘導板76に沿って移動していたワーク1の進行方向が、切り換え板81によって回転ドラム72の上方に切り換えられ、ワーク1は回転ドラム72の上に投げ出される。これにより、後工程に対するワーク1の供給を停止することができる。なお、切り換え板81は曲げ弾性を有し、誘導板76から回転ドラム72に向かって連続的に湾曲するので、ワーク1を円滑に回転ドラム72の上に誘導することができる。
【0030】
一方、ストック量の下限となる位置(図3のE位置)に設けた、下限センサによる検知信号も、整列供給装置70に取り付けたエアシリンダ本体84に出力する。エアシリンダ本体84は、下限センサからのワーク供給再開信号に応じて、図1(1)に示すようにシャフトを収縮し、切り換え板の端部81bを誘導板76の表面に戻す。すると、ワーク1の進行方向が、回転ドラム72の上方から誘導板76に沿った後工程の方向へと切り換えられ、ワーク1は縦列搬送手段78(図3参照)に運ばれる。これにより、ワークの供給を再開することができる。以上に詳述した本実施形態に係るワーク整列供給装置により、ワークを破損することなく、ワークの供給を円滑に停止または再開することができる。
【0031】
すなわち、本実施形態に係るワーク整列供給装置では、後工程からの要求に応じて、ワークの誘導先を後工程とワーク投入部との間で切り換える、切り換え機構を設けた。また、その切り換え機構は、曲げ弾性を有する切り換え板を誘導板の表面に沿って配置し、ワークの進行方向上流側における切り換え板の端部を誘導板に固定するとともに、後工程からの要求に応じて、ワークの進行方向下流側における切り換え板の端部を、誘導板の表面とワーク投入部側との間で移動可能としてなる構成とした。これにより、後工程からのワーク供給停止信号に応じて、ワークの誘導先を後工程からワーク投入部へと切り換え、ワークの供給を円滑に停止することができる。また、後工程からのワーク供給再開信号に応じて、ワークの誘導先をワーク投入部から後工程へと切り換え、ワークの供給を円滑に再開することができる。その間、ワーク整列供給装置自体の運転を停止しないので、ワークの供給再開を円滑に行うことができる。
【0032】
そして、ワークの供給を円滑に停止または再開することが可能なワーク整列供給装置の実現により、図2に示すように、被検査物を並列配置した状態でピンホール検査領域に供給するピンホール検査装置を実現することが可能となる。これにより、ピンホール検査の処理能力を向上させることができる。また、先端部が折れ曲がった被検査物についても、確実にピンホール検査を行うことができるのである。
【0033】
【発明の効果】
ワーク投入部の周囲に配置され、ワークを整列させて上面に載置する回転リムと、前記回転リムの上方に配置され、前記回転リムの回転にともなって前記ワークを後工程に誘導する誘導板とを有するワーク整列供給装置であって、後工程からのワーク供給停止要求またはワーク供給再開要求に応じて、前記ワークの誘導先を前記後工程と前記ワーク投入部との間で切り換える、切り換え機構を設けた構成としたので、ワークの供給を円滑に停止または再開することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】切り換え機構の斜視図であり、図2のB部における拡大図である。
【図2】実施形態に係るワーク整列供給装置の斜視図であり、図3のA部における拡大図である。
【図3】ピンホール検査装置に対するワークの整列供給装置として、実施形態に係るワーク整列供給装置を適用した状態の斜視図である。
【図4】ピンホール検査装置の側面断面図である。
【図5】従来のピンホール検査装置の説明図であり、(1)は高電圧印加電極の斜視図であり、(2)はピンホール検査装置全体の側面断面図である。
【符号の説明】
1………ワーク、8………ピンホール検査装置、8a………ピンホール検査領域、10………高電圧印加電極、30………ローラ、35………周回手段、36………スプロケット、37………チェーン、40………ローラ回転手段、50………分離搬送手段、60………並列搬送手段、68………スターホイル、69………保持部、70………ワーク整列供給装置、72………回転ドラム、74………回転リム、76………誘導板、78………縦列搬送手段、80………切り換え機構、81………切り換え板、81a,81b………端部、82………シャフト、84………エアシリンダ本体、101………ワーク、110………高電圧印加電極、112………外枠、114………ブラシ、122………入口側検知電極、124………出口側検知電極、132………入口側コンベア、134………出口側コンベア。
Claims (3)
- ワーク投入部の周囲に配置され、ワークを整列させて上面に載置する回転リムと、前記回転リムの上方に配置され、前記回転リムの回転にともなって前記ワークを後工程に誘導する誘導板とを有するワーク整列供給装置であって、
後工程からのワーク供給停止要求またはワーク供給再開要求に応じて、前記ワークの誘導先を前記後工程と前記ワーク投入部との間で切り換える、切り換え機構を設けたことを特徴とするワーク整列供給装置。 - 請求項1に記載のワーク整列供給装置において、
前記切り換え機構は、切り換え板を前記誘導板の表面に沿って配置し、前記ワークの誘導方向上流側における前記切り換え板の端部を前記誘導板に固定するとともに、後工程からのワーク供給停止要求またはワーク供給再開要求に応じて、前記ワークの誘導方向下流側における前記切り換え板の端部を、前記誘導板の表面と前記ワーク投入部側との間で移動可能としてなることを特徴とするワーク整列供給装置。 - 請求項1または2に記載のワーク整列供給装置において、
前記ワーク投入部は、傾斜配置した回転ドラムで構成され、
前記切り換え機構は、前記傾斜配置した回転ドラムの下半部に対応する部分に設けられていることを特徴とするワーク整列供給装置。
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