JP2004059096A - 注出栓及び該注出栓を使用した容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】嵌合筒7の上端より延設した頂板8に基端を開口して注出筒10を立設するとともに、頂板に穿設した窓孔11部分に注出筒10より突設した連結帯12を介して注出筒10に嵌合可能なキャップ13を突設し、更に、注出筒10と連通させて頂板8下方へ筒状切断刃20を垂設し、金型による上下抜き方法での形成を可能に構成した。
【選択図】図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は注出栓及び該注出栓を使用した容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
液体を収納する飲料用の容器として種々の形態のものが使用されており、例えば、胴部より肩部を介して口頸部を起立したボトルタイプの容器体に着脱自在にキャップを螺着したものが一般的に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これらは使用に当たりキャップを螺脱し、収納液を注出等した後再びキャップを螺着する。従って、螺脱したキャップは手に持っているか置いておかなければならず、使用上の面倒があるとともに、紛失の虞もある。
【0004】
本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、合成樹脂の一体成形品であり、使用時にキャップを持っているという面倒もなく、またキャップの紛失の虞もなく、しかも容器体に簡単に装着することができ、更に、金型での個取りが多くなることでコストの低減を図ることができる注出栓を提案するものである。
【0005】
また、上記注出栓を使用して形成された容器であって、簡単に注出栓を着脱することができ、収納液使用後に容器体のみを交換することができる容器を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本請求項1発明の注出栓は、上記課題を解決するため、筒状の口部2を有するとともに、該口部2の上端開口を閉塞する押圧破断可能なシール壁3を備えた容器体Bに装着し、且つ、合成樹脂の一体成形により形成してなる注出栓Aであって、容器体Bの口部2に嵌合する嵌合筒7上端より延設した頂板8に基端を開口して上方へ立設した注出筒10と、頂板8に穿設した窓孔11部分に注出筒10より突設した連結帯12を介して注出筒10に嵌合可能に突設したキャップ13と、上記注出筒10と連通させて頂板8下方へ垂設するとともに、上記シール壁3を貫通して容器体B内と注出筒10内とを連通させる筒状切断刃20とを備えてなることを特徴とする注出栓として構成した。
【0007】
また、請求項2発明の注出栓は、上記頂板8上面周縁部より容器体口部2に嵌合可能な環状壁18を立設して、裏返し状態で且つ容器体B内と注出筒10内との非連通状態での容器体Bへの装着が可能に構成してなる請求項1記載の注出栓として構成した。
【0008】
また、請求項3発明の注出栓は、上記連結帯12が、ヒンジ14を備えた主連結帯12a と、その両側に掛け渡した弾性を有する弾性連結帯12b とからなる請求項1記載の注出栓として構成した。
【0009】
また、請求項4発明の注出栓は、筒状の口部2内周の上端より所定幅下方位置に、口部上端開口を閉塞し且つ押圧破断可能なシール壁3を張設した容器体Bと、該容器体Bの口部2外周上端部に上記嵌合筒7を嵌合させるとともに、上記筒状切断刃20によりシール壁3を貫通させて容器体B内と注出筒10内とを連通させて装着した上記請求項1記載の注出栓Aとからなることを特徴とする容器として構成した。
【0010】
また、請求項5発明の注出栓は、筒状の口部2内周の上端より所定幅下方位置に口部上端開口を閉塞する頂壁4を張設するとともに、該頂壁に注出用窓孔5を穿設し、且つ、該窓孔5を被覆して剥離可能にシール材6を固定した容器体Bと、該容器体Bの口部外周上端部に上記嵌合筒7を嵌合させるとともに、上記シール材6を剥離した注出用窓孔5に上記筒状切断刃20を密嵌させて容器体B内と注出筒10内とを連通させて装着した上記請求項1記載の注出栓Aとからなることを特徴とする容器として構成した。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0012】
本発明の注出栓Aは、容器体Bの口部2に装着する合成樹脂の一体成形品である。装着する容器体Bは、筒状の口部2を有するとともに、該口部2の上端開口を閉塞する押圧破断可能なシール壁3を備えたものである。このシール壁3は、図4に示す如く口部2の内周上部より一体に張設し、その厚み,材質などの選択により押圧破断可能に調整したものであっても良く、或いは、口部2とは別体の押圧破断が可能なシート材を、その周縁部を口部2内周に融着,接着,嵌着等の適宜固着手段により固着したものであっても良い。
【0013】
容器体Bの全体形状とては、上記した如き構成を備えていれば種々の形態を採用できるが、上記注出栓を嵌着することを考慮すると、比較的広口の容器体が好ましく採用でき、図示例の如き、胴部と同径の口部を立設したものが好ましく使用できる。また、口部2をシール壁3で閉塞する場合には、収納液の充填用に例えば下端部に液注入口を形成すると良い。
【0014】
また、本発明に於ける容器体Bは、口部2の上端開口全体をシール壁3により被覆するものに限らず、上端開口の一部をシール壁により閉塞したものであっても良い。図示しないで説明するが、口部内周上部より一体に張設した頂壁の所定位置に注出栓の後述する筒状切断刃外周と同じか少なくとも大きい窓孔を穿設し、該窓孔を被覆してその周縁部の頂壁に周縁部を融着,接着等の適宜固着手段により固着したシート材を設けて部分的なシール壁とする。
【0015】
また、本発明に於ける容器体Bは、口部2の内側に張設した頂壁4の所定位置に注出用窓孔5を穿設し且つ該窓孔5を被覆して剥離可能にシール材6を固定したものであっても良い。例えば、図5に示す如く、口部2内周上部より一体に張設した頂壁4の前部所定位置に、注出栓Aの後述する筒状切断刃外周が密嵌する注出用窓孔5を穿設し、該窓孔を被覆してその周囲の頂壁4上面に周縁部を粘着等の手段により剥離可能に固定したシール材6を設けたものであっても良い。
【0016】
尚、図示例ではシール壁3或いは頂壁4を口部2の上端から所定幅下方位置に張設しているが、嵌合筒7内に後述する筒状切断刃以外の下方へ突出する部分が無い場合には、口部2の上端からシール壁3或いは頂壁4を延設することも可能である。
【0017】
注出栓Aは、容器体Bの口部2外周上端部に嵌合させる嵌合筒7の上端縁より内方へ、容器体Bの上端開口を被覆する頂板8を延設している。嵌合筒7は後述するキャップ,筒状切断刃,シール筒部などの、頂板8下方へ突出する部分、を収納する如くそれらより垂下幅を大きく構成すると良い。この様に構成すると安定した載置状態を維持でき、また、後述する裏返し状態での容器体Bへの装着が可能に構成した場合に上方への突出部分がなく、取り扱い等に便利である。
【0018】
また注出栓Aは、頂板8に基端の注出孔9を開口して上方へ注出筒10を立設している。注出筒10の立設位置は特に限定はなく、容器体の大きさ、収納液の種類,物性などにより適宜選択すればよいが、図示例では、液の注出し易さを考慮して縁部に近い偏心位置に注出筒10を立設している。
【0019】
また、注出筒10外周に隣接する頂板8に穿設した窓孔11部分に注出筒10外周下端部より突設した連結帯12を介して注出筒10に嵌合可能な皿状キャップ13を突設している。言い方を変えれば、注出筒10の外周下端部に一端を連結した連結帯12と、該連結帯12の他端を外周上端に連結した裏返し状態のキャップ13とを、頂板部分に画成している。この連結帯12はキャップ13を回動させて注出筒10に嵌着させるのに充分な長さを有し、図示例の如く複数を並列させたものであっても、図示しないが単数のものであっても良い、また、単数の場合中間部を横断するヒンジを設けたものであっても、ヒンジがなく注出筒への装着時に湾曲状態で維持される如く構成しても良い。
【0020】
図示例に於いて、頂板8前部に基端を開口して注出筒10を立設するとともに、注出筒10後方の頂板8に窓孔11を穿設し、注出筒10後部外面下端部より後方へ突設した、三本からなる連結帯12を介して180 度回動した状態で窓孔11部分にキャップ13を突設しており、連結帯12の先端に倒立状態のキャップ13の周壁13a 外面を連結している。連結帯12は、中間部を横断するヒンジ14を備えた主連結帯12a と、その両側に掛け渡した弾性を備えた弾性連結帯12b とから構成している。弾性連結帯12b の弾力性は合成樹脂が一般に備えた弾性を利用し、その肉厚,材質等の選択により強度を選択すると良い。また、頂壁13b 裏面より注出筒10の内面に嵌合するシール筒15を突設している。更に、キャップ周壁13a の倒立状態で後部外周より指掛け用の突片16を突設している。
【0021】
また、頂板8裏面周縁部にはシール筒部17を垂設するとともに、頂板8上面周縁部には、注出筒10前方に切欠部19を形成した環状壁18を立設している。この環状壁18は、未使用時に表裏逆さまの倒立させた状態で容器体口部2に嵌合可能に構成しており、また、注出筒10よりも高く形成してこれら注出筒10やキャップ13の上方への出っ張りを防止している。そして、図4に示す如く、ヒンジ14部分で折り曲げてキャップ13を180 度回動した状態で注出筒10に嵌着する。この際、両弾性連結帯12b は湾曲した弾性変形状態で維持される。従って、キャップ13を外す際には各弾性連結帯12b の弾性復元力により元の位置に自動的に戻る。また、シール筒15は注出筒10内周に密嵌してこの部分からの液の漏出を防止するとともに、指掛け用の突片16が切欠部19より前方へ突出する如く構成している。
【0022】
また、注出孔9と連通させて頂板8下方へ筒状切断刃20を垂設している。この切断刃20は、装着した際に少なくとも上記シール壁3或いは頂壁4の窓孔5に貫通する長さを有する筒状であればその形態は種々採用でき、図示例の如く、下端縁部を斜めに形成するとともに、下端縁を鋭利に形成してよりシール壁3の押圧破断を行い易く形成しても、或いは、図示しないが単なる筒状で下端縁を鋭利に形成したり、鋸状の刃先に形成したりすることも可能である。
【0023】
上記の如き注出栓Aは、金型の上下抜き方法で合成樹脂の一体成形により形成することができ、金型での個取りを多く形成できる。
【0024】
上記の如く構成した注出栓Aを上記した開口全体をシール壁3により被覆する容器体Bに装着する場合を例に説明すると、例えば、図4(a) に示す如く、予めキャップ13を回動して注出筒10に嵌着しておき、容器体B上方から嵌合筒7を口部2に嵌合させる。次いで、図4(b) に示す如く、注出栓Aを最後まで押し下げると、筒状切断刃20がシール壁3を破断し、容器体B内と注出筒10内が連通し、一方シール筒部17が口部2内周に密嵌する。この際切断刃外周にシール壁の破断縁部が密嵌してこの部分の液密性が付与される。次いで、キャップ13を外して容器を傾ければ液の注出を行うことができる。
【0025】
尚、容器体B内の液を使い切った際には、容器から注出栓Aを取り外し、再び新たな容器体に装着して使用することも可能である。また、容器体Bが上記した如き部分的なシール壁を有するもの、或いは注出用窓孔5を有するものの場合には、注出栓Aと容器体Bとに目印を設けて位置合わせを容易にすることも可能である。また、図6は販売時等の形態として、裏返し状態で且つ容器体B内と注出筒10内との非連通状態で注出栓Aを容器体Bに装着した状態を示し、環状壁18をシール壁3上方の口部2aに嵌合させて注出栓を容器体に装着し、その周囲を公知のシュリンクフィルム21で被覆した状態を示す。
【0026】
【発明の効果】
以上説明した如く本請求項1発明の注出栓は、容器体の上方から押し下げ嵌着するだけで取り付けることができ、使用時にキャップを持っていなければらならいという煩わしさがなく、また、キャップの噴出の虞もなく、しかも、金型の上下抜き方法により合成樹脂の一体成形により製造することができるため、金型での個取りが多くなり、より低コストでの製造が可能となる。
【0027】
また、請求項2発明の注出栓は、未開封状態において注出栓を容器体に安定して装着しておくことができ、使用時には簡単に使用可能状態となるという利点を兼ね備えている。
【0028】
また、請求項3発明の注出栓は、注出筒に嵌着したキャップを取り外すと自動的にキャップが元の水平状態に戻るため、注出操作がより一層の便利となる利点を兼ね備えている。
【0029】
また、請求項4発明の容器は、注出栓を容器体上方より嵌着するという極めて簡単な方法により形成することができ、しかも、容器体内の液を使い切った際には注出栓のみを取り外して新たな容器体に装着使用することができるため、経済性にも優れている。
【0030】
また、請求項5発明の容器も同様にシール材を剥離した容器体上方より嵌着するという極めて簡単な方法により形成することができ、同様に容器体のみの交換を行える利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明容器の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同実施例の注出栓の縦断面図である。
【図3】同実施例の注出栓の平面図である。
【図4】同実施例の作用を説明する説明図である。
【図5】本発明の他の実施例に於ける容器体を示す縦断面図である。
【図6】図1の実施例に於いて注出栓を裏返して嵌着した状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
2…口部,3…シール壁,5…注出用窓孔,6…シール材,7…嵌合筒,
8…頂板,10…注出筒,11…窓孔,12…連結帯,12a …主連結帯,
12b …弾性連結帯,14…ヒンジ,20…筒状切断刃,A…注出栓,
B…容器体
Claims (5)
- 筒状の口部2を有するとともに、該口部2の上端開口を閉塞する押圧破断可能なシール壁3を備えた容器体Bに装着し、且つ、合成樹脂の一体成形により形成してなる注出栓Aであって、容器体Bの口部2に嵌合する嵌合筒7上端より延設した頂板8に基端を開口して上方へ立設した注出筒10と、頂板8に穿設した窓孔11部分に注出筒10より突設した連結帯12を介して注出筒10に嵌合可能に突設したキャップ13と、上記注出筒10と連通させて頂板8下方へ垂設するとともに、上記シール壁3を貫通して容器体B内と注出筒10内とを連通させる筒状切断刃20とを備えてなることを特徴とする注出栓。
- 上記頂板8上面周縁部より容器体口部2に嵌合可能な環状壁18を立設して、裏返し状態で且つ容器体B内と注出筒10内との非連通状態での容器体Bへの装着が可能に構成してなる請求項1記載の注出栓。
- 上記連結帯12が、ヒンジ14を備えた主連結帯12a と、その両側に掛け渡した弾性を有する弾性連結帯12b とからなる請求項1記載の注出栓。
- 筒状の口部2内周の上端より所定幅下方位置に、口部上端開口を閉塞し且つ押圧破断可能なシール壁3を張設した容器体Bと、該容器体Bの口部2外周上端部に上記嵌合筒7を嵌合させるとともに、上記筒状切断刃20によりシール壁3を貫通させて容器体B内と注出筒10内とを連通させて装着した上記請求項1記載の注出栓Aとからなることを特徴とする容器。
- 筒状の口部2内周の上端より所定幅下方位置に口部上端開口を閉塞する頂壁4を張設するとともに、該頂壁に注出用窓孔5を穿設し、且つ、該窓孔5を被覆して剥離可能にシール材6を固定した容器体Bと、該容器体Bの口部外周上端部に上記嵌合筒7を嵌合させるとともに、上記シール材6を剥離した注出用窓孔5に上記筒状切断刃20を密嵌させて容器体B内と注出筒10内とを連通させて装着した上記請求項1記載の注出栓Aとからなることを特徴とする容器。
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- 2002-07-30 JP JP2002221933A patent/JP4316201B2/ja not_active Expired - Fee Related
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