JP2004057534A - 超音波歯ブラシ - Google Patents
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Abstract
【課題】柄の先端にブラシを有する頭体を交換可能に取り付けた歯ブラシにおいて、頭体を工具類を用いずに取り外せるとともに緩みやがたつきのない安定した取り付けができるようにする。
【解決手段】柄1の先端の突出片2とそこへ嵌装した頭体10の先端部に、頭体10のブラシ12植毛領域を突出片2の圧着させる突起25からなる押し付け手段21をブラシ12と反対側で突出片2と頭体10とが向かい合った面に設け、圧電振動子5の超音波振動が発するエネルギをブラシ12から口腔内に高効率で伝達するようにした。また突出片2および頭体10の基端部に横方向に延びる係合突起26,27を向かい合わせに突出してなる抜け止め手段22を設け、先端側の押し付け手段21と協働して安定した取り付けができ、且つ工具類を用いないで小さい力で頭体10の着脱ができるようにした。
【選択図】 図2
【解決手段】柄1の先端の突出片2とそこへ嵌装した頭体10の先端部に、頭体10のブラシ12植毛領域を突出片2の圧着させる突起25からなる押し付け手段21をブラシ12と反対側で突出片2と頭体10とが向かい合った面に設け、圧電振動子5の超音波振動が発するエネルギをブラシ12から口腔内に高効率で伝達するようにした。また突出片2および頭体10の基端部に横方向に延びる係合突起26,27を向かい合わせに突出してなる抜け止め手段22を設け、先端側の押し付け手段21と協働して安定した取り付けができ、且つ工具類を用いないで小さい力で頭体10の着脱ができるようにした。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はブラシを有する頭体が柄の先端部に着脱可能に取り付けられることによりブラシ部分を交換可能とした超音波歯ブラシ、詳しくは頭体が緩みやがたつきを生じることなく、殊に圧電振動子の超音波振動をブラシに向かって効率よく伝達できる状態に取り付けられるとともに、頭体を手の力で着脱、殊に工具類を用いることなく取り外すことができる超音波歯ブラシに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ブラシが摩耗したとき、歯ブラシ全体を廃棄することなくブラシ部分のみを新しいものに交換することは、廃棄物の減量、省資源、経済面などの点で有利である。殊に、ブラシに超音波振動や電動機による機械振動を与える動力駆動歯ブラシにおいては、超音波発信器や電動機およびそれらの制御回路や伝動機構を柄に内蔵させていることからブラシ部分を交換式とすることの利益はきわめて大きい。
【0003】
一方、ブラシ部分を交換可能としたものは、殊に超音波歯ブラシにあっては、頭体取り付け部分の隙間によるエネルギ伝達効率の低下を生じることがないようにする必要があり、これらを考慮した頭体取り付け構造が特表平7−509151号公報に提示されている。
【0004】
前記公報に提示されている超音波歯ブラシは、図8(A)に示すように柄101の先端に平らな底表面103とテーパ状の上表面104とを有する突出片102を設けるとともに、ブラシ108を一つの表面に設けた頭体107に底表面110を平らとし上表面111をテーパ状とした空所109を形成し、突出片102の上表面104の基端に設けた溝106に係合する舌部112を上表面111の空所109入口端に設けたものとしている。突出片102には圧電振動子113が埋設されており、圧電振動子113は柄101に内蔵した超音波発信器が印加する電圧によって超音波振動を行なう。
【0005】
空所109に突出片102を嵌め込むと、突出片102の上表面104を空所109の上表面111よりも大きいテーパ角度としていることによって、頭体107は空所109が押し拡げられながら嵌め込まれ、ブラシ108を設けた壁側の底表面110が突出片102の底表面103に密着するとともに二つのテーパ状の上表面104,111を互いに密着し、且つ溝106に舌部112が係合した図8(B)に示す状態に取り付けられる。
【0006】
二つの底表面103,110と二つの上表面104,111がそれぞれ互いに密着することは、圧電振動子113の超音波振動が発する超音波エネルギの口腔内への伝達効率を高くする効果があり、また溝106と舌部112との係合は頭体107の緩みやがたつき更には突出片102からの抜け出しを防止するように働く。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このように取り付けられている頭体107を突出片102から抜き出して取り外すとき、手で引っ張っても抜き出すことができず、特別に準備した専用工具を用いて抜き出すか、または柄101の先端とブラシ108を設けた壁の基端との隙間114にくさび機能を有するねじ回しなどの入手容易な道具を差し込んで頭体107を抜き出し方向へ押し舌部112を溝106から外さなければならない。このため、頭体107の取り外しがきわめて面倒であるばかりか、身の回りの道具を用いる場合は柄101や頭体107を押さえ持っている手の指を傷つける危険、或いは道具に加える力の方向によっては突出部102を折損する心配がある。
【0008】
本発明はブラシ部分を新しいものに交換するにあたって、緩みやがたつきを生じないように強固に取り付けられているブラシ部分を取り外すには工具類が必要である、という前記課題を解決するためになされたものであって、ブラシ部分が緩みやがたつきを生じることなく、殊に圧電振動子埋設個所とブラシ植毛領域とが隙間なく密着した状態で安定して強固に取り付けられるとともに、工具類を用いることなく手の直接の力で取り外すことができるものとすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
基端に開放した中空部を有するとともに一つの表面にブラシを有する頭体が、柄の先端に設けられ圧電振動子を埋設している突出片に中空部を嵌装して着脱可能に取り付けられることにより、ブラシ部分を交換可能とした超音波歯ブラシがもっている前記課題を解決するために、本発明は頭体をブラシの植毛領域の基端側にブラシを有しない筒状部を延出させていてブラシを一つの表面の先端側領域に有するものとするとともに、突出片をブラシ植毛領域と向かい合う先端部分に圧電振動子を埋設したものとし、そして頭体のブラシを植毛した壁に対向する背壁の内表面および突出片の背壁に向かい合う外表面のいずれかに設けられ、ブラシ植毛壁のブラシ植毛領域における内表面部分とこれに向かい合う突出片の外表面部分とを互いに圧着させるように働く突起からなる押し付け手段と、頭体および突出片の各基端部に向かい合って設けられ、互いに係合して抜け止めとして働く抜け止め手段とを具えさせたことを第一手段とした。
【0010】
中空部を突出片に嵌装して頭体を取り付けたとき、先端側の押し付け手段は頭体のブラシ植毛領域内表面部分と突出片の圧電振動子埋設部分の外表面とを互いに密着させ、また押し付け手段と基端側の抜け止め手段とによって緩みやがたつきを生じることなく安定した状態に取り付けられる。取り外すときは柄と頭体を互いに引き離す方向へ引っ張ることにより抜け止め手段の係合が外れ、工具類を用いることなく手の直接の力で容易に取り外すことができる。
【0011】
また、本発明は前記の押し付け手段および抜け止め手段を具えたものに加えて、頭体のブラシ植毛壁と背壁の端縁間で対向する二つの側壁の内表面および突出片のこれらの内表面に向かい合う外表面の少なくともいずれかの先端側領域に設けられ、向かい合う表面に押し付けられて頭体の横方向動きを防止するように働く突起からなる横振れ防止手段を具えさせたことを第二手段とした。
【0012】
横振れ防止手段は押し付け手段と協働して頭体を更に安定して強固に取り付けさせるものであり、殊に回転電動機による機械振動を併用した超音波歯ブラシに適用したとき機械振動に伴う緩みやがたつきが確実に防止される。
【0013】
更に、本発明は前記の押し付け手段および抜け止め手段を具えたものに加えて、背壁および突出片の各先端側領域に向かい合って設けられ、互いに係合して抜け止めとして働く補助抜け止め手段を具えさせたことを第三手段とした。
【0014】
補助抜け止め手段は基端側の抜け止め手段と協働して頭体を突出片に安定よく保持するものであり、また手の力による取り外しを困難とすることがない。
【0015】
更にまた、本発明は前記の押し付け手段および抜け止め手段を具えたものに加えて、第二手段における横振れ防止手段と第三手段における補助抜け止め手段とを具えさせたことを第四手段とした。
【0016】
この第四手段によると、第一、第二、第三手段がもつ前述の各特長の全てを具備した超音波歯ブラシが提供されることとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明すると、図1乃至図4は圧電振動子による超音波振動と回転電動機による機械振動との併用または選択使用によって歯磨きを行なう歯ブラシに実施した形態を示す図である。この歯ブラシの柄1は硬質合成樹脂の中空成形品であって基端柄部1Aと先端柄部1Bとからなり、これらは嵌め合わせによって分離可能に結合されている。電源は一般家庭の商用電源に求めることができるが、本実施の形態では充電可能な電池3が用いられている。また、超音波の発信や電動機駆動電流の制御などを行なう電子制御回路基板4と回転電動機6とが電池3とともに硬質合成樹脂製のホルダ8に保持されて柄1に収装されている。
【0018】
先端柄部1Bは先端に細長い中空角棒状の突出片2を延出させて一体に有しており、細長薄板状の圧電素子からなる圧電振動子5が突出片2の先端に埋設されている。回転電動機6の出力軸には偏心荷重7として働く重錘が取り付けられている。
【0019】
一方、基端に開放した中空部11を有する細長い角棒状であって、一つの壁の先端部に多数の毛の束を植設してなるブラシ12を有する頭体10が、中空部11を突出片2に着脱可能に嵌装することによって柄1の先端に取り付けられている。
【0020】
頭体10はブラシ12を設けたブラシ植毛壁10Aおよびこれに対向する背壁10Bと、これらの端縁間で向かい合う二つの側壁10Cと、先端面を塞いだ先端壁10Dとによって形成され、且つブラシ12を口腔の最も奥の部分、即ち奥歯を磨く位置に差し込んだとき基端が口腔外にあるような長さを有している。また、ブラシ植毛領域の基端側に延びブラシ12を有しない筒状部は薄肉とされている。
【0021】
突出片2は頭体10のブラシ植毛壁10A,背壁10B,二つの側壁10Cと向かい合う第一壁2A,第二壁2B,二つの第三壁2Cによって形成され、中空部11を完全に嵌装したとき頭体10の基端面が先端柄部1Bから突出片2に移行する段部1Cにほぼ接する長さを有している。
【0022】
また、突出片2の二つの第三壁2Cおよび頭体10の二つの側壁10Cは、それぞれ先端から基端に向かって互いに平行に延び、基端部分で互いの間隔が次第に大きくなるように拡げられている。また、突出片2の第一壁2Aと第二壁2Bおよび頭体10のブラシ植毛壁10Aと背壁10Bは、それぞれ先端から基端に向かって互いの間隔を僅かづつ大きくしながら延び、基端部分で互いの間隔が急に大きくなるように拡げられている。そして、突出片2に中空部11を嵌装したとき、頭体10は背壁10Bと二つの側壁10Cの内表面側に突出片2との間に先端から基端近くに亘ってごく僅かな隙間を有するが、基端部では全内周にこれよりも大きな隙間を有する状態で柄1に取り付けられるものとされている。尚、ブラシ植毛壁10Aは少なくともブラシ植毛領域で第一壁2Aに密着している。
【0023】
突出片2の先端に埋設した圧電振動子5の電極に電圧を印加すると、電気分極することによって厚さ方向にひずみを生じ、このひずみによる超音波振動が発する超音波の加速度エネルギが口腔内を伝播して歯垢や汚れ物質の剥離除去、歯肉マッサージを行なうことは広く知られており、エネルギの伝達効率は圧電振動子5,第一壁2A,ブラシ植毛壁10Aの間の隙間の有無に影響される。
【0024】
また、回転電動機6を運転すると、偏心荷重7によって回転電動機6が振動し、この振動がホルダ8から柄1,頭体10に伝達されてこれらに三次元方向の機械振動を行なわせることにより、手を動かさなくてもブラシ12による歯垢除去や歯肉マッサージが行なわれることも広く知られており、機械振動の伝達効率は突出片2と頭体10との間の緩みやがたつきの有無に影響される。
【0025】
図1乃至図4に示した実施の形態において、背壁10Bの第二壁2Bに向かい合う内表面10bの先端部に、台状の突起25が背壁10Bから隆起させて形成されている。また、第一壁2Aおよび第二壁2Bの各外表面2a,2bとブラシ植毛壁10Aおよび背壁10Bの各内表面10a,10bとのそれぞれの基端部に、横方向へ延びるリブ状の係合突起26,27がそれぞれの壁から突出させて形成されている。更に、二つの第三壁2Cの側壁10Cに向かい合う外表面2cのそれぞれの先端部に、前後方向へ延びるリブ状の突起28が第三壁2Cから突出させて形成されている。
【0026】
突起25は基端から先端に向かって次第に幅が広くなるとともに高くなるように傾斜しており、突出片2に頭体10が取り付けられたとき第二壁2Bと背壁10Bとの先端部における隙間を押し拡げ、従ってブラシ植毛壁10Aのブラシ植毛領域における内表面10aを第一壁2Aの外表面2aに押し付け圧着させるように働く。即ち、本実施の形態における台状の突起25は本発明の押し付け手段21を構成し、圧電振動子5が発するエネルギの伝達効率を高いものにするという利点がある。
【0027】
また、突出片2に頭体10が取り付けられたとき、突出片2の係合突起26と頭体10の係合突起27とが互いに係合し、これらは頭体10が抜け出すのを防止するように働く。即ち、本実施の形態におけるアンダカット構造の係合突起26,27は本発明の抜け止め手段22を構成し、先端側の押し付け手段21と基端側の抜け止め手段22とによって頭体10の緩みやがたつきが防止される。尚、本実施の形態では突出片2と頭体10との間の隙間を先端側に比べて基端部で少し大きくしており、頭体10の取り付けおよび取り外しの際にその基端面が突出片2の係合突起26に衝突しないように考慮した形状となっている。
【0028】
更に、突出片2に頭体10が取り付けられたとき、突起28は二つの側壁10Cの内表面10cに押し付けられて第三壁2Cと側壁10Cとの隙間による頭体10の横方向動きを防止するように働く。即ち、本実施の形態における突起28は本発明の横振れ防止手段23を構成し、押し付け手段21と協働して頭体10の殊にブラシ12を設けた先端部分を更に安定よく強固に突出片2に固定し、超音波振動のエネルギ伝達効率、緩みやがたつき防止を更に良好なものとすることができる。
【0029】
尚、突出片2の各壁2A,2B,2Cと頭体10の各壁10A,10B,10Cの形状および互いの隙間関係を前述のようにした本実施の形態によると、突出片2に中空部11を嵌装するとき引っ掛かりや抵抗がない状態で嵌装が開始され、二つの側壁10Cが互いに平行となった領域でそれらの内表面10cに突起28が接触するようになると、この突起28は前後方向へ延びるリブ状であるため僅かな抵抗を発生にとどまる。嵌装行程の終期に至って突起25が背壁10Bの内表面10bに接触すると抵抗が次第に増大し、そして最大抵抗を与える係合突起26,27の互いの乗り越えを終わったとき取り付けを完了する。尚、基端部において突出片2と頭体10との隙間は大きくなっていることと、頭体10のブラシ植毛領域から基端側の各壁が薄肉であることとによって、係合突起26,27が係合するときの最大抵抗はさほど大きくなく、また繰り返し係脱してもこれらが摩耗する心配はない。また、頭体10を取り外すときは頭体10の基端部が薄肉の筒状に形成されていて容易に変形することにより、最初の引っ張りだけで容易に抜き出すことができる。尚また、押し付け手段21の突起25は消耗品である頭体10に設けられているので繰り返し着脱して摩耗しても差し支えない。
【0030】
このように、取り付けの終期および取り外しの初期に僅かな力を加えるだけで工具類を用いることなく頭体10の着脱が行なえるものとした本実施の形態に係る超音波歯ブラシは、大人はもとより子供でも着脱ができることから、ブラシ12が摩耗したときに交換するものに限らず、頭体10を各人別とし柄1を共通の一個として各人が使用するたびに着脱するようにした家族共用タイプのものに殊に好適である。また、頭体10は基端部が口腔外にあるような長さを有しているので、柄1の先端部が口腔に入ることがなく、従って家族間の感染が防止されるという衛生面での効果も期待できる。
【0031】
図5,図6は本発明の異なる実施の形態を示す図であって、突出片2の第二壁2Bの外表面2bの先端部に台状の突起29が第二壁2Bから隆起させて形成されている。この突起29は先端から基端に向かって次第に幅が広くなるとともに高くなるように傾斜しており、突出片2に頭体10が取り付けられたとき第二壁2Bと背壁10Bとの先端部における隙間を押し拡げ、従ってブラシ植毛壁10Aのブラシ植毛領域における内表面10aを第一壁2Aの外表面2aに押し付け圧着させるように働く。即ち、本実施の形態における台状の突起29は本発明の押し付け手段21を構成するものである。
【0032】
突起29の最も高い部分には横方向へ延びるリブ状の係合突起30が突出しており、背壁10Bの先端部に内表面10bへ開放して横方向へ延びる係合溝31が設けられている。これらの係合突起30と係合溝31とは、突出片2に頭体10が取り付けられたとき係合突起30が係合溝31に嵌入することによって互いに係合し、頭体10が抜け出すのを防止するものであって、本実施の形態におけるアンダカット構造の係合突起30,係合溝31は本発明の補助抜け止め手段24を構成する。
【0033】
図5,図6に示した実施の形態においても、先の実施の形態と同様の係合突起26,27からなる抜け止め手段22,突起28からなる横振れ防止手段23を具えており、補助抜け止め手段24は抜け止め手段22と協働して頭体10を突出片2に安定よく保持する。そして、これら二つの抜け止め手段22,24は横方向に延びる突起や溝の組み合わせからなるアンダカット構造であるため、特別大きな力を要することなく係脱することができる。
【0034】
尚、補助抜け止め手段24は抜け止め手段22と同様の二つの係合突起からなるものであってもよいが、押し付け手段21である突起29の上に係合突起30を設けた本実施の形態にあっては、背壁10Bに図5に示した係合溝31または図7(A),(B)に示すような係合溝孔32,33を設けて係合突起30を嵌入係合させるのが好ましい。殊に、図7(B)に示すコ形の係合溝孔33は背壁10Bが変形して係合突起30の嵌入を容易にする、という利点がある。
【0035】
尚また、押し付け手段21を構成する突起25,29は台状に限らず、前後方向へ延びる一条または互いに平行な複数条のリブ状のものであってもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上のように、本発明によるとブラシを有する頭体を工具類を用いることなく手で着脱、殊に取り外しが容易にできるものであり、また緩みやがたつきを生じることなく安定した状態に取り付けることができ、更に動力駆動歯ブラシにおいて振動のエネルギ伝達効率が高いとともに振動に伴う緩みやがたつきを生じさせることがなくすぐれた歯磨き効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す一部切載した正面図。
【図2】図1の拡大縦断面部分図。
【図3】図2の横断面図。
【図4】(A)は図2のA−A線、(B)は図2のB−B線に沿う拡大断面図。
【図5】本発明の異なる実施の形態を示す縦断面部分図。
【図6】図5の横断面図。
【図7】(A),(B)は本発明の更に異なる実施の形態を示す平面部分図。
【図8】従来例の(A)は分解縦断面部分図、(B)は組立て状態の縦断面部分図。
【符号の説明】
1 柄,2 突出片,2a,2b,2c 外表面,10 頭体,10A ブラシ植毛壁,10B 背壁,10C 側壁,10a,10b,10c 内表面,11 中空部,12 ブラシ,21 押し付け手段,22 抜け止め手段,23 横振れ防止手段,24 補助抜け止め手段,
【発明の属する技術分野】
本発明はブラシを有する頭体が柄の先端部に着脱可能に取り付けられることによりブラシ部分を交換可能とした超音波歯ブラシ、詳しくは頭体が緩みやがたつきを生じることなく、殊に圧電振動子の超音波振動をブラシに向かって効率よく伝達できる状態に取り付けられるとともに、頭体を手の力で着脱、殊に工具類を用いることなく取り外すことができる超音波歯ブラシに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ブラシが摩耗したとき、歯ブラシ全体を廃棄することなくブラシ部分のみを新しいものに交換することは、廃棄物の減量、省資源、経済面などの点で有利である。殊に、ブラシに超音波振動や電動機による機械振動を与える動力駆動歯ブラシにおいては、超音波発信器や電動機およびそれらの制御回路や伝動機構を柄に内蔵させていることからブラシ部分を交換式とすることの利益はきわめて大きい。
【0003】
一方、ブラシ部分を交換可能としたものは、殊に超音波歯ブラシにあっては、頭体取り付け部分の隙間によるエネルギ伝達効率の低下を生じることがないようにする必要があり、これらを考慮した頭体取り付け構造が特表平7−509151号公報に提示されている。
【0004】
前記公報に提示されている超音波歯ブラシは、図8(A)に示すように柄101の先端に平らな底表面103とテーパ状の上表面104とを有する突出片102を設けるとともに、ブラシ108を一つの表面に設けた頭体107に底表面110を平らとし上表面111をテーパ状とした空所109を形成し、突出片102の上表面104の基端に設けた溝106に係合する舌部112を上表面111の空所109入口端に設けたものとしている。突出片102には圧電振動子113が埋設されており、圧電振動子113は柄101に内蔵した超音波発信器が印加する電圧によって超音波振動を行なう。
【0005】
空所109に突出片102を嵌め込むと、突出片102の上表面104を空所109の上表面111よりも大きいテーパ角度としていることによって、頭体107は空所109が押し拡げられながら嵌め込まれ、ブラシ108を設けた壁側の底表面110が突出片102の底表面103に密着するとともに二つのテーパ状の上表面104,111を互いに密着し、且つ溝106に舌部112が係合した図8(B)に示す状態に取り付けられる。
【0006】
二つの底表面103,110と二つの上表面104,111がそれぞれ互いに密着することは、圧電振動子113の超音波振動が発する超音波エネルギの口腔内への伝達効率を高くする効果があり、また溝106と舌部112との係合は頭体107の緩みやがたつき更には突出片102からの抜け出しを防止するように働く。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このように取り付けられている頭体107を突出片102から抜き出して取り外すとき、手で引っ張っても抜き出すことができず、特別に準備した専用工具を用いて抜き出すか、または柄101の先端とブラシ108を設けた壁の基端との隙間114にくさび機能を有するねじ回しなどの入手容易な道具を差し込んで頭体107を抜き出し方向へ押し舌部112を溝106から外さなければならない。このため、頭体107の取り外しがきわめて面倒であるばかりか、身の回りの道具を用いる場合は柄101や頭体107を押さえ持っている手の指を傷つける危険、或いは道具に加える力の方向によっては突出部102を折損する心配がある。
【0008】
本発明はブラシ部分を新しいものに交換するにあたって、緩みやがたつきを生じないように強固に取り付けられているブラシ部分を取り外すには工具類が必要である、という前記課題を解決するためになされたものであって、ブラシ部分が緩みやがたつきを生じることなく、殊に圧電振動子埋設個所とブラシ植毛領域とが隙間なく密着した状態で安定して強固に取り付けられるとともに、工具類を用いることなく手の直接の力で取り外すことができるものとすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
基端に開放した中空部を有するとともに一つの表面にブラシを有する頭体が、柄の先端に設けられ圧電振動子を埋設している突出片に中空部を嵌装して着脱可能に取り付けられることにより、ブラシ部分を交換可能とした超音波歯ブラシがもっている前記課題を解決するために、本発明は頭体をブラシの植毛領域の基端側にブラシを有しない筒状部を延出させていてブラシを一つの表面の先端側領域に有するものとするとともに、突出片をブラシ植毛領域と向かい合う先端部分に圧電振動子を埋設したものとし、そして頭体のブラシを植毛した壁に対向する背壁の内表面および突出片の背壁に向かい合う外表面のいずれかに設けられ、ブラシ植毛壁のブラシ植毛領域における内表面部分とこれに向かい合う突出片の外表面部分とを互いに圧着させるように働く突起からなる押し付け手段と、頭体および突出片の各基端部に向かい合って設けられ、互いに係合して抜け止めとして働く抜け止め手段とを具えさせたことを第一手段とした。
【0010】
中空部を突出片に嵌装して頭体を取り付けたとき、先端側の押し付け手段は頭体のブラシ植毛領域内表面部分と突出片の圧電振動子埋設部分の外表面とを互いに密着させ、また押し付け手段と基端側の抜け止め手段とによって緩みやがたつきを生じることなく安定した状態に取り付けられる。取り外すときは柄と頭体を互いに引き離す方向へ引っ張ることにより抜け止め手段の係合が外れ、工具類を用いることなく手の直接の力で容易に取り外すことができる。
【0011】
また、本発明は前記の押し付け手段および抜け止め手段を具えたものに加えて、頭体のブラシ植毛壁と背壁の端縁間で対向する二つの側壁の内表面および突出片のこれらの内表面に向かい合う外表面の少なくともいずれかの先端側領域に設けられ、向かい合う表面に押し付けられて頭体の横方向動きを防止するように働く突起からなる横振れ防止手段を具えさせたことを第二手段とした。
【0012】
横振れ防止手段は押し付け手段と協働して頭体を更に安定して強固に取り付けさせるものであり、殊に回転電動機による機械振動を併用した超音波歯ブラシに適用したとき機械振動に伴う緩みやがたつきが確実に防止される。
【0013】
更に、本発明は前記の押し付け手段および抜け止め手段を具えたものに加えて、背壁および突出片の各先端側領域に向かい合って設けられ、互いに係合して抜け止めとして働く補助抜け止め手段を具えさせたことを第三手段とした。
【0014】
補助抜け止め手段は基端側の抜け止め手段と協働して頭体を突出片に安定よく保持するものであり、また手の力による取り外しを困難とすることがない。
【0015】
更にまた、本発明は前記の押し付け手段および抜け止め手段を具えたものに加えて、第二手段における横振れ防止手段と第三手段における補助抜け止め手段とを具えさせたことを第四手段とした。
【0016】
この第四手段によると、第一、第二、第三手段がもつ前述の各特長の全てを具備した超音波歯ブラシが提供されることとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明すると、図1乃至図4は圧電振動子による超音波振動と回転電動機による機械振動との併用または選択使用によって歯磨きを行なう歯ブラシに実施した形態を示す図である。この歯ブラシの柄1は硬質合成樹脂の中空成形品であって基端柄部1Aと先端柄部1Bとからなり、これらは嵌め合わせによって分離可能に結合されている。電源は一般家庭の商用電源に求めることができるが、本実施の形態では充電可能な電池3が用いられている。また、超音波の発信や電動機駆動電流の制御などを行なう電子制御回路基板4と回転電動機6とが電池3とともに硬質合成樹脂製のホルダ8に保持されて柄1に収装されている。
【0018】
先端柄部1Bは先端に細長い中空角棒状の突出片2を延出させて一体に有しており、細長薄板状の圧電素子からなる圧電振動子5が突出片2の先端に埋設されている。回転電動機6の出力軸には偏心荷重7として働く重錘が取り付けられている。
【0019】
一方、基端に開放した中空部11を有する細長い角棒状であって、一つの壁の先端部に多数の毛の束を植設してなるブラシ12を有する頭体10が、中空部11を突出片2に着脱可能に嵌装することによって柄1の先端に取り付けられている。
【0020】
頭体10はブラシ12を設けたブラシ植毛壁10Aおよびこれに対向する背壁10Bと、これらの端縁間で向かい合う二つの側壁10Cと、先端面を塞いだ先端壁10Dとによって形成され、且つブラシ12を口腔の最も奥の部分、即ち奥歯を磨く位置に差し込んだとき基端が口腔外にあるような長さを有している。また、ブラシ植毛領域の基端側に延びブラシ12を有しない筒状部は薄肉とされている。
【0021】
突出片2は頭体10のブラシ植毛壁10A,背壁10B,二つの側壁10Cと向かい合う第一壁2A,第二壁2B,二つの第三壁2Cによって形成され、中空部11を完全に嵌装したとき頭体10の基端面が先端柄部1Bから突出片2に移行する段部1Cにほぼ接する長さを有している。
【0022】
また、突出片2の二つの第三壁2Cおよび頭体10の二つの側壁10Cは、それぞれ先端から基端に向かって互いに平行に延び、基端部分で互いの間隔が次第に大きくなるように拡げられている。また、突出片2の第一壁2Aと第二壁2Bおよび頭体10のブラシ植毛壁10Aと背壁10Bは、それぞれ先端から基端に向かって互いの間隔を僅かづつ大きくしながら延び、基端部分で互いの間隔が急に大きくなるように拡げられている。そして、突出片2に中空部11を嵌装したとき、頭体10は背壁10Bと二つの側壁10Cの内表面側に突出片2との間に先端から基端近くに亘ってごく僅かな隙間を有するが、基端部では全内周にこれよりも大きな隙間を有する状態で柄1に取り付けられるものとされている。尚、ブラシ植毛壁10Aは少なくともブラシ植毛領域で第一壁2Aに密着している。
【0023】
突出片2の先端に埋設した圧電振動子5の電極に電圧を印加すると、電気分極することによって厚さ方向にひずみを生じ、このひずみによる超音波振動が発する超音波の加速度エネルギが口腔内を伝播して歯垢や汚れ物質の剥離除去、歯肉マッサージを行なうことは広く知られており、エネルギの伝達効率は圧電振動子5,第一壁2A,ブラシ植毛壁10Aの間の隙間の有無に影響される。
【0024】
また、回転電動機6を運転すると、偏心荷重7によって回転電動機6が振動し、この振動がホルダ8から柄1,頭体10に伝達されてこれらに三次元方向の機械振動を行なわせることにより、手を動かさなくてもブラシ12による歯垢除去や歯肉マッサージが行なわれることも広く知られており、機械振動の伝達効率は突出片2と頭体10との間の緩みやがたつきの有無に影響される。
【0025】
図1乃至図4に示した実施の形態において、背壁10Bの第二壁2Bに向かい合う内表面10bの先端部に、台状の突起25が背壁10Bから隆起させて形成されている。また、第一壁2Aおよび第二壁2Bの各外表面2a,2bとブラシ植毛壁10Aおよび背壁10Bの各内表面10a,10bとのそれぞれの基端部に、横方向へ延びるリブ状の係合突起26,27がそれぞれの壁から突出させて形成されている。更に、二つの第三壁2Cの側壁10Cに向かい合う外表面2cのそれぞれの先端部に、前後方向へ延びるリブ状の突起28が第三壁2Cから突出させて形成されている。
【0026】
突起25は基端から先端に向かって次第に幅が広くなるとともに高くなるように傾斜しており、突出片2に頭体10が取り付けられたとき第二壁2Bと背壁10Bとの先端部における隙間を押し拡げ、従ってブラシ植毛壁10Aのブラシ植毛領域における内表面10aを第一壁2Aの外表面2aに押し付け圧着させるように働く。即ち、本実施の形態における台状の突起25は本発明の押し付け手段21を構成し、圧電振動子5が発するエネルギの伝達効率を高いものにするという利点がある。
【0027】
また、突出片2に頭体10が取り付けられたとき、突出片2の係合突起26と頭体10の係合突起27とが互いに係合し、これらは頭体10が抜け出すのを防止するように働く。即ち、本実施の形態におけるアンダカット構造の係合突起26,27は本発明の抜け止め手段22を構成し、先端側の押し付け手段21と基端側の抜け止め手段22とによって頭体10の緩みやがたつきが防止される。尚、本実施の形態では突出片2と頭体10との間の隙間を先端側に比べて基端部で少し大きくしており、頭体10の取り付けおよび取り外しの際にその基端面が突出片2の係合突起26に衝突しないように考慮した形状となっている。
【0028】
更に、突出片2に頭体10が取り付けられたとき、突起28は二つの側壁10Cの内表面10cに押し付けられて第三壁2Cと側壁10Cとの隙間による頭体10の横方向動きを防止するように働く。即ち、本実施の形態における突起28は本発明の横振れ防止手段23を構成し、押し付け手段21と協働して頭体10の殊にブラシ12を設けた先端部分を更に安定よく強固に突出片2に固定し、超音波振動のエネルギ伝達効率、緩みやがたつき防止を更に良好なものとすることができる。
【0029】
尚、突出片2の各壁2A,2B,2Cと頭体10の各壁10A,10B,10Cの形状および互いの隙間関係を前述のようにした本実施の形態によると、突出片2に中空部11を嵌装するとき引っ掛かりや抵抗がない状態で嵌装が開始され、二つの側壁10Cが互いに平行となった領域でそれらの内表面10cに突起28が接触するようになると、この突起28は前後方向へ延びるリブ状であるため僅かな抵抗を発生にとどまる。嵌装行程の終期に至って突起25が背壁10Bの内表面10bに接触すると抵抗が次第に増大し、そして最大抵抗を与える係合突起26,27の互いの乗り越えを終わったとき取り付けを完了する。尚、基端部において突出片2と頭体10との隙間は大きくなっていることと、頭体10のブラシ植毛領域から基端側の各壁が薄肉であることとによって、係合突起26,27が係合するときの最大抵抗はさほど大きくなく、また繰り返し係脱してもこれらが摩耗する心配はない。また、頭体10を取り外すときは頭体10の基端部が薄肉の筒状に形成されていて容易に変形することにより、最初の引っ張りだけで容易に抜き出すことができる。尚また、押し付け手段21の突起25は消耗品である頭体10に設けられているので繰り返し着脱して摩耗しても差し支えない。
【0030】
このように、取り付けの終期および取り外しの初期に僅かな力を加えるだけで工具類を用いることなく頭体10の着脱が行なえるものとした本実施の形態に係る超音波歯ブラシは、大人はもとより子供でも着脱ができることから、ブラシ12が摩耗したときに交換するものに限らず、頭体10を各人別とし柄1を共通の一個として各人が使用するたびに着脱するようにした家族共用タイプのものに殊に好適である。また、頭体10は基端部が口腔外にあるような長さを有しているので、柄1の先端部が口腔に入ることがなく、従って家族間の感染が防止されるという衛生面での効果も期待できる。
【0031】
図5,図6は本発明の異なる実施の形態を示す図であって、突出片2の第二壁2Bの外表面2bの先端部に台状の突起29が第二壁2Bから隆起させて形成されている。この突起29は先端から基端に向かって次第に幅が広くなるとともに高くなるように傾斜しており、突出片2に頭体10が取り付けられたとき第二壁2Bと背壁10Bとの先端部における隙間を押し拡げ、従ってブラシ植毛壁10Aのブラシ植毛領域における内表面10aを第一壁2Aの外表面2aに押し付け圧着させるように働く。即ち、本実施の形態における台状の突起29は本発明の押し付け手段21を構成するものである。
【0032】
突起29の最も高い部分には横方向へ延びるリブ状の係合突起30が突出しており、背壁10Bの先端部に内表面10bへ開放して横方向へ延びる係合溝31が設けられている。これらの係合突起30と係合溝31とは、突出片2に頭体10が取り付けられたとき係合突起30が係合溝31に嵌入することによって互いに係合し、頭体10が抜け出すのを防止するものであって、本実施の形態におけるアンダカット構造の係合突起30,係合溝31は本発明の補助抜け止め手段24を構成する。
【0033】
図5,図6に示した実施の形態においても、先の実施の形態と同様の係合突起26,27からなる抜け止め手段22,突起28からなる横振れ防止手段23を具えており、補助抜け止め手段24は抜け止め手段22と協働して頭体10を突出片2に安定よく保持する。そして、これら二つの抜け止め手段22,24は横方向に延びる突起や溝の組み合わせからなるアンダカット構造であるため、特別大きな力を要することなく係脱することができる。
【0034】
尚、補助抜け止め手段24は抜け止め手段22と同様の二つの係合突起からなるものであってもよいが、押し付け手段21である突起29の上に係合突起30を設けた本実施の形態にあっては、背壁10Bに図5に示した係合溝31または図7(A),(B)に示すような係合溝孔32,33を設けて係合突起30を嵌入係合させるのが好ましい。殊に、図7(B)に示すコ形の係合溝孔33は背壁10Bが変形して係合突起30の嵌入を容易にする、という利点がある。
【0035】
尚また、押し付け手段21を構成する突起25,29は台状に限らず、前後方向へ延びる一条または互いに平行な複数条のリブ状のものであってもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上のように、本発明によるとブラシを有する頭体を工具類を用いることなく手で着脱、殊に取り外しが容易にできるものであり、また緩みやがたつきを生じることなく安定した状態に取り付けることができ、更に動力駆動歯ブラシにおいて振動のエネルギ伝達効率が高いとともに振動に伴う緩みやがたつきを生じさせることがなくすぐれた歯磨き効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す一部切載した正面図。
【図2】図1の拡大縦断面部分図。
【図3】図2の横断面図。
【図4】(A)は図2のA−A線、(B)は図2のB−B線に沿う拡大断面図。
【図5】本発明の異なる実施の形態を示す縦断面部分図。
【図6】図5の横断面図。
【図7】(A),(B)は本発明の更に異なる実施の形態を示す平面部分図。
【図8】従来例の(A)は分解縦断面部分図、(B)は組立て状態の縦断面部分図。
【符号の説明】
1 柄,2 突出片,2a,2b,2c 外表面,10 頭体,10A ブラシ植毛壁,10B 背壁,10C 側壁,10a,10b,10c 内表面,11 中空部,12 ブラシ,21 押し付け手段,22 抜け止め手段,23 横振れ防止手段,24 補助抜け止め手段,
Claims (12)
- 基端に開放した中空部を有するとともに一つの表面にブラシを有する頭体が、柄の先端に設けられ圧電振動子を埋設している突出片に前記中空部を嵌装して着脱可能に取り付けられることにより、ブラシ部分を交換可能とした超音波歯ブラシにおいて、
前記頭体は前記ブラシの植毛領域の基端側にブラシを有しない筒状部を延出させていて前記ブラシを一つの表面の先端側領域に有するものとされ、前記突出片は前記ブラシ植毛領域と向かい合う先端部分に前記圧電振動子を埋設したものとされており、
そして、前記頭体のブラシを植毛した壁に対向する背壁の内表面および前記突出片の前記背壁に向かい合う外表面のいずれかに設けられ、前記ブラシ植毛壁のブラシ植毛領域における内表面部分とこれに向かい合う前記突出片の外表面部分とを互いに圧着させるように働く突起からなる押し付け手段と、
前記頭体および突出片の各基端部に向かい合って設けられ、互いに係合して抜け止めとして働く抜け止め手段と、
を具えたことを特徴とする超音波歯ブラシ。 - 請求項1に記載した超音波歯ブラシにおける前記押し付け手段および抜け止め手段に加えて、
前記頭体のブラシ植毛壁と背壁の端縁間で対向する二つの側壁の内表面および前記突出片の前記内表面に向かい合う外表面の少なくともいずれかの先端側領域に設けられ、向かい合う表面に押し付けられて前記頭体の横方向動きを防止するように働く突起からなる横振れ防止手段、
を具えたことを特徴とする超音波歯ブラシ。 - 請求項1に記載した超音波歯ブラシにおける前記押し付け手段および抜け止め手段に加えて、
前記背壁および突出片の各先端側領域に向かい合って設けられ、互いに係合して抜け止めとして働く補助抜け止め手段、
を具えたことを特徴とする超音波歯ブラシ。 - 請求項1に記載した超音波歯ブラシにおける前記押し付け手段および抜け止め手段に加えて、
前記頭体のブラシ植毛壁と背壁の端縁間で対向する二つの側壁の内表面および前記突出片の前記内表面に向かい合う外表面の少なくともいずれかの先端側領域に設けられ、向かい合う表面に押し付けられて前記頭体の横方向動きを防止するように働く突起からなる横振れ防止手段と、
前記背壁および突出片の各先端側領域に向かい合って設けられ、互いに係合して抜け止めとして働く補助抜け止め手段と、
を具えたことを特徴とする超音波歯ブラシ。 - 前記頭体は前記背壁および二つの側壁の内表面側に前記突出片との間に先端から基端近くに亘って狭い隙間を有し基端部で全内周にこれよりも大きな隙間を有して前記突出片に取り付けられている請求項1,2,3または4に記載した超音波歯ブラシ。
- 前記押し付け手段が前記背壁の前記突出片に向かい合う内表面に隆起させて形成した台状の突起であり、前記台状突起は基端から先端に向かって次第に幅が大きくなるとともに高くなるように傾斜している請求項1,2,3または4に記載した超音波歯ブラシ。
- 前記押し付け手段が前記突出片の前記背壁に向かい合う外表面に隆起させて形成した台状の突起であり、前記台状突起は先端から基端に向かって次第に幅が大きくなるとともに高くなるように傾斜している請求項1,2,3または4に記載した超音波歯ブラシ。
- 前記抜け止め手段が前記突出片の基端部外表面と前記頭体の基端部内表面とに向かい合わせて突出形成したリブ状の係合突起からなるものである請求項1,2,3または4に記載した超音波歯ブラシ。
- 前記横振れ防止手段が前記突出片の両側外表面に突出形成した前後方向へ延びるリブ状の突起からなるものである請求項2または4に記載した超音波歯ブラシ。
- 前記補助抜け止め手段が前記突出片の前記背壁に向かい合う外表面に突出形成した横方向へ延びるリブ状の係合突起と前記背壁に形成した横方向へ延びる係合溝または係合溝孔とからなるものである請求項3または4に記載した超音波歯ブラシ。
- 前記押し付け手段の突起が台状であって前記突出片の前記背壁に向かい合う外表面に形成され、前記補助抜け止め手段の前記係合突起が前記台状突起の上に設けられている請求項10に記載した超音波歯ブラシ。
- 前記頭体の前記筒状部が薄肉であり、且つ前記突出片に嵌装したとき基端部全内周に隙間を有するものとされている請求項1に記載した超音波歯ブラシ。
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