JP2004055231A - 有機el素子製造に用いる真空蒸着用多面付けメタルマスク - Google Patents
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Abstract
【課題】有機EL素子製造における真空蒸着を生産性良く且つ高精細パターニングで実施可能なメタルマスクを提供する。
【解決手段】メタルマスク11に、多数のスリットを配列した構造のマスク部14を複数個形成すると共に、そのメタルマスクの、スリットに直交する断面における、マスク部14の単位幅当たりの断面積と無スリット部分11bの単位幅当たりの断面積との差を小さくして、マスク部と無スリット部分との剛性の差を小さく抑え、このメタルマスクをスリットに平行方向に引っ張るのみで、しわやたるみを生じることなく各マスク部のスリットを高精度で引き揃えることを可能とし、それをベースプレート12に固定し、基板に対する真空蒸着に用いることで、高精細なパターニングを可能とする。
【選択図】 図1
【解決手段】メタルマスク11に、多数のスリットを配列した構造のマスク部14を複数個形成すると共に、そのメタルマスクの、スリットに直交する断面における、マスク部14の単位幅当たりの断面積と無スリット部分11bの単位幅当たりの断面積との差を小さくして、マスク部と無スリット部分との剛性の差を小さく抑え、このメタルマスクをスリットに平行方向に引っ張るのみで、しわやたるみを生じることなく各マスク部のスリットを高精度で引き揃えることを可能とし、それをベースプレート12に固定し、基板に対する真空蒸着に用いることで、高精細なパターニングを可能とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機EL素子の製造における真空蒸着工程において、基板表面に有機層又はカソード電極を所定のパターンに蒸着させるために用いるメタルマスク及びそのメタルマスクを用いた真空蒸着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
有機EL素子は、図7に示すように、ガラス板等の透明基板1上に、アノード電極(ITO)2、ホール輸送層3、有機層(発光層)4、電子輸送層5、カソード電極6をこの順に積層し、表面に封止缶7を配置した構成となっている。有機EL素子の種類には、有機層4が高分子タイプと低分子タイプがあり、素子の駆動方式にはパッシブタイプとアクティブタイプがある。これらの有機EL素子の製造工程において、パッシブタイプ及びアクティブタイプの低分子有機層の形成及びパッシブタイプのカソード電極6の形成には真空蒸着が行われている。そして、低分子有機層及びカソード電極の真空蒸着パターニングには、図8に示すように、蒸着すべき領域に多数の微細なスリットを微小間隔で平行に配列した構成のマスク部9を備えたメタルマスク8を使用していた。また、カソード電極の真空蒸着パターニングには、電気絶縁性の隔壁を形成するカソードセパレータ法(特開平8−315981号公報参照)が用いられることもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、かかる従来技術にはいずれも問題があった。すなわち、メタルマスクを用いる場合、従来は、蒸着すべき基板表面に単にメタルマスクを載置し、裏面から磁石を用いて保持させているが、そのメタルマスクのマスク部9は剛性がきわめて小さく、このため、メタルマスクを基板表面に保持させる際にマスク部のスリットにゆがみを生じ易く、特に、スリット形状をきわめて微細にすると、一層スリット精度が維持できなくなり、高精細パターニングができないという問題があった。また、従来、1枚のメタルマスク8に1個のマスク部9を形成しているのみであるので、1個ずつの蒸着操作となり、生産性が悪いという問題もあった。
【0004】
そこで、メタルマスクを用いて真空蒸着を行う場合の生産性を上げるには、図9に示すように、マスク部9を複数個所に形成し、その他の領域を無スリット部分8b、8cとした多面付けメタルマスク8Aを用いることが考えられる。ところが、このように複数個所にマスク部9を形成すると、図8に示す1個のマスク部9を備えたものよりも更に、マスク部9のスリットにゆがみを生じ易く、高精細パターニングができないという問題が生じた。この問題を解決するには、適当な引張装置を用いてメタルマスクに、マスク部のスリットに平行方向のテンションを付加してスリットを引き揃え、その状態で剛性の大きいベースプレートに適当な治具によって固定する方法が考えられる。ところが、多面付けメタルマスク8Aに、スリットに平行方向のテンションを加えると、そのメタルマスク8Aには、スリットに直角な断面において、図11に誇張して示すように、マスク部9とそれに隣接した無スリット部分8bとの境界部分にしわのような不安定変形10が生じ、これによってスリット精度が悪くなるという問題が生じた。これを防ぐには、更に、スリットに直交する方向にもテンションを加え、しわのような不安定変形をなくすことが考えられるが、その場合には縦横両方向のテンションバランスをうまく取らなければならず、作業性がきわめて悪いという問題が生じる。
【0005】
一方、カソードセパレータ法は、フォトリソグラフィーにて露光の強弱を調整して隔壁の斜面の角度を作っているため、安定した製造が困難であった(逆台形断面の隔壁の斜面部分のテーパー角度が小さいと電極の分離ができず、大きいと三角形状になり倒れてしまう)。
【0006】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、多面付けによる真空蒸着を可能とする多面付けメタルマスクであって、そのメタルマスクに形成しているスリットに平行方向にテンションを付与するのみで、しわのような不安定変形を生じることなく、各マスク部のスリットを高精度で引き揃えることを可能とした多面付けメタルマスクを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、多面付けメタルマスク8Aをスリットに平行方向に引っ張った時に生じるしわ等の不安定変形の原因を検討の結果、次の事項を見出した。すなわち、多面付けメタルマスク8Aのマスク部9は、一定厚さの金属板にエッチングによって多数のスリットを形成したものであるので、そのマスク部9及びそれに隣接した無スリット部分8bのスリットに直角な断面は、図10に示すようになっており、マスク部9は多数の金属線部8aとその間のスリット9aで構成されている。このため、マスク部9の単位幅当たりの断面積は、無スリット部分2bの単位幅当たりの断面積に比べて、例えば1/2程度と、きわめて小さくなっており、従って、マスク部9と無スリット部分2bでは剛性が大きく異なっている。この剛性の大きい差或いは不連続が、メタルマスク8Aをスリットに平行方向に引っ張った時に生じるしわ等の不安定変形の原因となっており、これを無くすか或いは小さくすることで不安定変形を防止できる。
【0008】
本願発明はかかる知見に基づいてなされたもので、一つの解決手段は、有機EL素子製造に用いる真空蒸着用の多面付けメタルマスクを、マスク部に形成しているスリットに平行方向に引っ張るのみで、各マスク部のスリットを高精度で引き揃えることを可能とするため、メタルマスクの前記スリットに直交する方向の断面における前記マスク部の単位幅当たりの断面積と、マスク部以外の無スリット部分の単位幅当たりの断面積との差を、マスク部の単位幅当たりの断面積の50%以内となるようにするという構成としたものである。この構成により、マスク部と無スリット部分との剛性の差が、マスク部の剛性の50%以下に抑えられることとなり、これにより、このメタルマスクをスリットに平行方向に引っ張った時に、メタルマスクがその引張方向に直角方向に引き込まれてしわが生じるといった現象が生じにくくなり、一軸方向のテンションのみで、しわのような不安定変形を生じることなく、各マスク部のスリットを高精度で引き揃えることが可能となる。本発明の実施に当たって、しわの発生をより確実に防止するには、マスク部と無スリット部分との剛性の差を極力小さくすることが好ましく、従って、前記マスク部の単位幅当たりの断面積と、無スリット部分の単位幅当たりの断面積とを等しくすることが好ましい。
【0009】
ここで、前記無スリット部分の単位幅当たりの断面積を、マスク部の単位幅当たりの断面積に近づけるための具体的な構造としては、前記無スリット部分の厚さを、前記マスク部の厚さより小さくした構造を挙げることができる。また、前記無スリット部分に、前記マスク部のスリットと平行な複数の溝を、無スリット部分を貫通しない形態で形成した構造も有効である。
【0010】
本願の第二の解決手段は、有機EL素子製造に用いる真空蒸着用の多面付けメタルマスクを、マスク部に形成しているスリットに平行方向に引っ張るのみで、各マスク部のスリットを高精度で引き揃えることを可能とするため、そのメタルマスクのスリットに直交する断面における、前記無スリット部分の、前記マスク部に隣接した領域における単位幅当たりの断面積を、前記マスク部の単位幅当たりの断面積にほぼ等しい値から、前記マスク部から離れるに従って徐々に増加するようにするという構成としたものである。この構成により、マスク部と無スリット部分との境界において剛性の急激な変化が抑制され、このメタルマスクをスリットに平行方向に引っ張った時に、メタルマスクがその引張方向に直角方向に引き込まれてしわが生じるといった現象が生じにくくなり、一軸方向のテンションのみで、しわのような不安定変形を生じることなく、各マスク部のスリットを高精度で引き揃えることが可能となる。
【0011】
ここで、前記無スリット部分の、マスク部に隣接した領域における単位幅当たりの断面積を徐々に増加するように変化させるための具体的な構造としては、前記無スリット部分の厚さを徐々に厚くした構造を挙げることができる。また、前記無スリット部分に、前記マスク部のスリットと平行な複数の溝を、無スリット部分を貫通しない形態で形成し、その溝断面を徐々に小さくさせた構造を採用することもできる。
【0012】
上記構成のメタルマスクを、前記マスク部のスリットに平行方向に張力を付与した状態でベースプレートに固定することで、多数のマスク部をゆがみの無い状態とし且つ各スリットを正確に引き揃えた状態としてベースプレートに固定でき、そのベースプレート及びそれに固定したメタルマスクを、有機EL素子製造における真空蒸着工程に用い、メタルマスク上に重ねて配置した基板上に真空蒸着を行うことで、目的とする高精細なパターンを基板上に多面付けで生産性良く形成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す本発明の好適な実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る真空蒸着用のメタルマスク11及びそれを保持させるためのベースプレート12を示す概略斜視図、図2はそのメタルマスク11をベースプレート12に取り付けた状態を示す概略斜視図、図3はメタルマスク11のマスク部とそれに隣接した無スリット部分のスリットに直交する断面を示す概略断面図である。なお、以下の説明において、図面に示すX−X方向を横方向、Y−Y方向を縦方向と称する。メタルマスク11は厚さが40μm〜150μm程度のステンレス鋼、鉄ニッケル合金(例えば、42アロイ、36インバーなど)等の金属板で形成されるもので、複数のマスク部14を縦横に適当な間隔を開けて配列している。各マスク部14は、縦方向に延びる多数の細い金属線部11a(図3参照)を微小間隔で配列して多数の微小なスリット15を形成したものである。マスク部14のサイズは、形成しようとする有機EL素子の大きさに応じて適宜定めるものであり、1例としては、長さ(縦方向)60mm、幅(横方向)40mm程度を挙げることができる。横方向に並んだマスク部14の間並びにマスク部14と側縁との間は、メタルマスク11を貫通するスリットの無い無スリット部分11bとなっており、また、縦方向に並んだマスク部14の間も、メタルマスク11を貫通するスリットの無い無スリット部分11cとなっている。更に、メタルマスク11の多数のマスク部14を形成した領域の両端には、このメタルマスク11をベースプレート12に固定、保持させるための保持部11dと、更にその外側の補助保持部11eと、両者の間に形成された易切断線11fが設けられている。この易切断線11fは、補助保持部11eを保持部11dに対して折り曲げることなどにより、容易に引きちぎることができるように設けたものである。
【0014】
マスク部14に形成するスリット15の幅及びピッチ等は形成すべき有機EL素子の所望画素数に応じて適宜定めるものであり、一例では、図3において、スリット15の最小幅を60μm、金属線部11aの最大幅を120μmとする。金属線部11aの断面形状は、単純な矩形でもよいが、この実施の形態では、台形状とし、スリット15の形状を、図面で上に行くに従って狭まる形状としている。この形状を採用することで、このメタルマスク11の上面に基板を配置し、下方から蒸気を当てて蒸着する際に、蒸気が下面の広い開口から進入し、基板に均一に蒸着するという利点が得られる。このマスク部14に隣接している無スリット部分11bは、従来とは異なり、その全体の厚さt1 を、マスク部14の厚さt0 よりも薄くしている。ここで、無スリット部分11bの厚さt1 は、単位幅当たりの断面積が、マスク部14の単位幅当たりの断面積にほぼ等しくなるように設定している。例えば、マスク部14において、スリット15の断面積と金属線部11aの断面積とが等しい場合には、無スリット部分11bの厚さt1 を、マスク部14の厚さt0 の1/2とする。これにより、メタルマスク11の、スリット15に直交する断面では、スリット部14、無スリット部分11bに関係なく、剛性が幅方向にほぼ一定となる。無スリット部分11bの厚さを薄くする具体的な方法としては、例えば、エッチングを挙げることができる。なお、メタルマスク11のマスク部14及び無スリット部分11b以外の領域、例えば、無スリット領域11c、保持部11d、補助保持部11e等の厚さは、任意であり、メタルマスクに加工する前の金属板の厚さ(マスク部14の厚さに等しい)のままとしておいてもよいし、無スリット部分11bと同じ厚さとしてもよいが、保持部11d、補助保持部11eは元の金属板の厚さのままとしておくことが、強度を大きくでき且つ薄肉化加工する面積が少なくて済むので好ましい。
【0015】
図1、図2において、ベースプレート12は、その上にメタルマスク11を取り付け且つ張力を加えた状態に保持しうる強度を備えたものであり、上面に配置したメタルマスク11の全マスク部14を露出させうる開口16を備えている。なお、開口16は図示のように、全マスク部14を露出させうる1個のものに限らず、マスク部14に重ならない位置に適当な仕切りを入れて複数の開口に分割したものでもよい。
【0016】
次に、上記構成のメタルマスク11を用いた真空蒸着方法を説明する。まずメタルマスク11の両端の補助保持部11e、11eの全幅を適当な治具でつかんで縦方向に引っ張る。これにより、各マスク部11の金属線部11aがその長手方向に引っ張られ、所定の間隔となるように引き揃えられる。この際、各マスク部11の間には無スリット部分11bが存在しているが、この部分の単位幅当たりの断面積をマスク部11の単位幅当たりの断面積にほぼ等しく設定しているため、メタルマスク11を単に縦方向に引っ張るのみで、メタルマスク11全体を平坦に保つことができ、図11で示したようなしわは生じない。かくして、メタルマスク11を単に縦方向に引っ張るのみで、各マスク部11をゆがみやたわみの無い平坦な状態とし且つスリットを正確に引き揃えることができる。次に、張力を加えた状態のメタルマスク11をベースプレート12上の所定位置に乗せ、両端の保持部11d、11dをベースプレート12に適当な手段(例えば、スポット溶接或いはクランプ等)で固定する。なお、図2はスポット溶接で固定した場合を示しており、符号17はスポット溶接位置を示している。その後、外側の補助保持部11e、11eを易切断線11f、11fのところから切り離し、除去する。これにより、メタルマスク11は適当な張力を加えられ、平坦に保持された状態でベースプレート12に固定、保持される。その後、このベースプレート12及びその上に保持したメタルマスク11を用いて、有機EL素子のパッシブタイプ及びアクティブタイプの低分子有機層や、パッシブタイプのカソード電極を形成するための真空蒸着操作を行う。すなわち、メタルマスク11の上に基板を重ねて取り付け、真空蒸着装置にセットして真空蒸着を行う。これにより、目的とする高精細なパターンを多面付けにて生産性良く基板上に形成することができる。
【0017】
なお、上記の実施の形態では、図3に示すように、無スリット部分11bの単位幅当たりの断面積を、マスク部14の単位幅当たりの断面積にほぼ等しくし、これによってメタルマスク11を縦方向に引っ張った時のしわなどの不安定変形の発生を防止しているが、この不安定変形を防止するには、無スリット部分11bの単位幅当たりの断面積を必ずしも、マスク部14の単位幅当たりの断面積に等しくする場合に限定されず、或る程度の範囲内であれば、差があっても良い。本発明者らが確認した結果、無スリット部分11bの単位幅当たりの断面積とマスク部14の単位幅当たりの断面積の差が、マスク部14の単位幅当たりの断面積の50%以内程度であれば、不安定変形を防止できる。従って、本発明の実施に当たっては、この範囲内となるように、無スリット部分11bの単位幅当たりの断面積を設定すればよい。
【0018】
また、図3の実施の形態では、無スリット部分11bの断面積を小さくするために、無スリット部分11b全体の厚さを薄くしているが、本発明はこの構造に限らず、図4に示すように、無スリット部分11bに、マスク部14のスリットと平行な複数の溝18を、無スリット部分11bを貫通しない形態で形成してもよい。この場合においても、無スリット部分11bの単位幅当たりの断面積とマスク部14の単位幅当たりの断面積の差が、マスク部14の単位幅当たりの断面積の50%以内に設定するものであり、好ましくは、両者の差がほとんどなくなるように設定する。なお、溝18を形成して無スリット部分11bの単位幅当たりの断面積を所望の値となるように調整するには、溝18の深さ、幅、ピッチ等を適宜選定すればよい。溝18の形成もエッチングで行えばよい。
【0019】
上記の実施の形態はいずれも、無スリット部分11bの全体を、単位幅当たりの断面積が所望の値となるようにしているが、メタルマスク11を縦方向に引っ張った時のしわなどの不安定変形の発生を防止するには、必ずしも無スリット部分11bの全体の断面積を小さくする必要はなく、無スリット部分の、マスク部に隣接した領域における単位幅当たりの断面積が、マスク部の単位幅当たりの断面積にほぼ等しい値から、前記マスク部から離れるに従って徐々に増加するようにすることでもよい。図5、図6はこの場合の実施の形態を示すものである。すなわち、図5の実施の形態では、無スリット部分11bの厚さを、マスク部14に接する位置では、単位幅当たりの断面積が、マスク部14の単位幅当たりの断面積にほぼ等しい値とし、マスク部14から離れるに従って徐々に増加させ、距離Wだけ離れた位置で、マスク部14の厚さに等しくなるようにしている。また、図6の実施の形態では、無スリット部分11Bのマスク部14に隣接した幅Wの領域内に、スリット15と平行な複数の溝20を形成し、その溝20の断面積を、マスク部14から遠ざかるにつれて小さくし、これによって、無スリット部分11Bの単位幅当たりの断面積が徐々に増加するようにしている。ここで、断面積を変化させる領域の幅Wとしては、2〜5mm程度で良い。図5、図6に示す断面形状のメタルマスク11を用いる場合においても、メタルマスク11を縦方向に引っ張ることで、しわなどの不安定変形を発生することなく、メタルマスク11を平坦にし且つ各スリットを引き揃えることができ、このメタルマスク11を用いて、高精細なパターンを多面付けにて生産性良く基板上に形成することができる。
【0020】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明のメタルマスクは、それを縦方向に(スリットに平行方向)に引っ張ることで、しわのような不安定変形を生じることなく、各マスク部のスリットを高精度で引き揃えることができ、これを引っ張った状態でベースプレートに固定、保持させることで、きわめて微細なスリットを微細な間隔に配置した高精細なマスク部でも、スリットを真っ直ぐな状態で且つ所定のピッチに保持した状態とすることができ、これを真空蒸着に用いることにより高精細なパターンを基板上に形成できる。かくして、有機EL素子の製造工程において、パッシブタイプ及びアクティブタイプの低分子有機層や、パッシブタイプのカソード電極を、高精細パターンで生産性よく形成することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る真空蒸着用のメタルマスク及びそれを保持させるためのベースプレートを示す概略斜視図
【図2】図1に示すメタルマスクをベースプレートに取り付けて示す概略斜視図
【図3】図1に示すメタルマスクのマスク部とそれに隣接した無スリット部分の、スリットに直交する断面を示す概略断面図
【図4】本発明の他の実施の形態に係るメタルマスクの、図3と同一部分を示す概略断面図
【図5】本発明の更に他の実施の形態に係るメタルマスクの、図3と同一部分を示す概略断面図
【図6】本発明の更に他の実施の形態に係るメタルマスクの、図3と同一部分を示す概略断面図
【図7】有機EL素子の一部を拡大して示す概略斜視図
【図8】従来のメタルマスクの概略平面図
【図9】多面付けメタルマスクの例を示す概略平面図
【図10】図9に示す従来のメタルマスクのマスク部とそれに隣接した無スリット部分の、スリットに直交する断面を示す概略断面図
【図11】図9に示す従来のメタルマスクを、それに形成しているスリットに平行方向に引っ張った時に生じるしわ等の不安定変形を誇張して示す概略断面図
【符号の説明】
11 メタルマスク
11a 金属線部
11b、11c 無スリット部分
11d 保持部
11e 補助保持部
11f 易切断線
12 ベースプレート
14 マスク部
15 スリット
18、20 溝
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機EL素子の製造における真空蒸着工程において、基板表面に有機層又はカソード電極を所定のパターンに蒸着させるために用いるメタルマスク及びそのメタルマスクを用いた真空蒸着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
有機EL素子は、図7に示すように、ガラス板等の透明基板1上に、アノード電極(ITO)2、ホール輸送層3、有機層(発光層)4、電子輸送層5、カソード電極6をこの順に積層し、表面に封止缶7を配置した構成となっている。有機EL素子の種類には、有機層4が高分子タイプと低分子タイプがあり、素子の駆動方式にはパッシブタイプとアクティブタイプがある。これらの有機EL素子の製造工程において、パッシブタイプ及びアクティブタイプの低分子有機層の形成及びパッシブタイプのカソード電極6の形成には真空蒸着が行われている。そして、低分子有機層及びカソード電極の真空蒸着パターニングには、図8に示すように、蒸着すべき領域に多数の微細なスリットを微小間隔で平行に配列した構成のマスク部9を備えたメタルマスク8を使用していた。また、カソード電極の真空蒸着パターニングには、電気絶縁性の隔壁を形成するカソードセパレータ法(特開平8−315981号公報参照)が用いられることもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、かかる従来技術にはいずれも問題があった。すなわち、メタルマスクを用いる場合、従来は、蒸着すべき基板表面に単にメタルマスクを載置し、裏面から磁石を用いて保持させているが、そのメタルマスクのマスク部9は剛性がきわめて小さく、このため、メタルマスクを基板表面に保持させる際にマスク部のスリットにゆがみを生じ易く、特に、スリット形状をきわめて微細にすると、一層スリット精度が維持できなくなり、高精細パターニングができないという問題があった。また、従来、1枚のメタルマスク8に1個のマスク部9を形成しているのみであるので、1個ずつの蒸着操作となり、生産性が悪いという問題もあった。
【0004】
そこで、メタルマスクを用いて真空蒸着を行う場合の生産性を上げるには、図9に示すように、マスク部9を複数個所に形成し、その他の領域を無スリット部分8b、8cとした多面付けメタルマスク8Aを用いることが考えられる。ところが、このように複数個所にマスク部9を形成すると、図8に示す1個のマスク部9を備えたものよりも更に、マスク部9のスリットにゆがみを生じ易く、高精細パターニングができないという問題が生じた。この問題を解決するには、適当な引張装置を用いてメタルマスクに、マスク部のスリットに平行方向のテンションを付加してスリットを引き揃え、その状態で剛性の大きいベースプレートに適当な治具によって固定する方法が考えられる。ところが、多面付けメタルマスク8Aに、スリットに平行方向のテンションを加えると、そのメタルマスク8Aには、スリットに直角な断面において、図11に誇張して示すように、マスク部9とそれに隣接した無スリット部分8bとの境界部分にしわのような不安定変形10が生じ、これによってスリット精度が悪くなるという問題が生じた。これを防ぐには、更に、スリットに直交する方向にもテンションを加え、しわのような不安定変形をなくすことが考えられるが、その場合には縦横両方向のテンションバランスをうまく取らなければならず、作業性がきわめて悪いという問題が生じる。
【0005】
一方、カソードセパレータ法は、フォトリソグラフィーにて露光の強弱を調整して隔壁の斜面の角度を作っているため、安定した製造が困難であった(逆台形断面の隔壁の斜面部分のテーパー角度が小さいと電極の分離ができず、大きいと三角形状になり倒れてしまう)。
【0006】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、多面付けによる真空蒸着を可能とする多面付けメタルマスクであって、そのメタルマスクに形成しているスリットに平行方向にテンションを付与するのみで、しわのような不安定変形を生じることなく、各マスク部のスリットを高精度で引き揃えることを可能とした多面付けメタルマスクを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、多面付けメタルマスク8Aをスリットに平行方向に引っ張った時に生じるしわ等の不安定変形の原因を検討の結果、次の事項を見出した。すなわち、多面付けメタルマスク8Aのマスク部9は、一定厚さの金属板にエッチングによって多数のスリットを形成したものであるので、そのマスク部9及びそれに隣接した無スリット部分8bのスリットに直角な断面は、図10に示すようになっており、マスク部9は多数の金属線部8aとその間のスリット9aで構成されている。このため、マスク部9の単位幅当たりの断面積は、無スリット部分2bの単位幅当たりの断面積に比べて、例えば1/2程度と、きわめて小さくなっており、従って、マスク部9と無スリット部分2bでは剛性が大きく異なっている。この剛性の大きい差或いは不連続が、メタルマスク8Aをスリットに平行方向に引っ張った時に生じるしわ等の不安定変形の原因となっており、これを無くすか或いは小さくすることで不安定変形を防止できる。
【0008】
本願発明はかかる知見に基づいてなされたもので、一つの解決手段は、有機EL素子製造に用いる真空蒸着用の多面付けメタルマスクを、マスク部に形成しているスリットに平行方向に引っ張るのみで、各マスク部のスリットを高精度で引き揃えることを可能とするため、メタルマスクの前記スリットに直交する方向の断面における前記マスク部の単位幅当たりの断面積と、マスク部以外の無スリット部分の単位幅当たりの断面積との差を、マスク部の単位幅当たりの断面積の50%以内となるようにするという構成としたものである。この構成により、マスク部と無スリット部分との剛性の差が、マスク部の剛性の50%以下に抑えられることとなり、これにより、このメタルマスクをスリットに平行方向に引っ張った時に、メタルマスクがその引張方向に直角方向に引き込まれてしわが生じるといった現象が生じにくくなり、一軸方向のテンションのみで、しわのような不安定変形を生じることなく、各マスク部のスリットを高精度で引き揃えることが可能となる。本発明の実施に当たって、しわの発生をより確実に防止するには、マスク部と無スリット部分との剛性の差を極力小さくすることが好ましく、従って、前記マスク部の単位幅当たりの断面積と、無スリット部分の単位幅当たりの断面積とを等しくすることが好ましい。
【0009】
ここで、前記無スリット部分の単位幅当たりの断面積を、マスク部の単位幅当たりの断面積に近づけるための具体的な構造としては、前記無スリット部分の厚さを、前記マスク部の厚さより小さくした構造を挙げることができる。また、前記無スリット部分に、前記マスク部のスリットと平行な複数の溝を、無スリット部分を貫通しない形態で形成した構造も有効である。
【0010】
本願の第二の解決手段は、有機EL素子製造に用いる真空蒸着用の多面付けメタルマスクを、マスク部に形成しているスリットに平行方向に引っ張るのみで、各マスク部のスリットを高精度で引き揃えることを可能とするため、そのメタルマスクのスリットに直交する断面における、前記無スリット部分の、前記マスク部に隣接した領域における単位幅当たりの断面積を、前記マスク部の単位幅当たりの断面積にほぼ等しい値から、前記マスク部から離れるに従って徐々に増加するようにするという構成としたものである。この構成により、マスク部と無スリット部分との境界において剛性の急激な変化が抑制され、このメタルマスクをスリットに平行方向に引っ張った時に、メタルマスクがその引張方向に直角方向に引き込まれてしわが生じるといった現象が生じにくくなり、一軸方向のテンションのみで、しわのような不安定変形を生じることなく、各マスク部のスリットを高精度で引き揃えることが可能となる。
【0011】
ここで、前記無スリット部分の、マスク部に隣接した領域における単位幅当たりの断面積を徐々に増加するように変化させるための具体的な構造としては、前記無スリット部分の厚さを徐々に厚くした構造を挙げることができる。また、前記無スリット部分に、前記マスク部のスリットと平行な複数の溝を、無スリット部分を貫通しない形態で形成し、その溝断面を徐々に小さくさせた構造を採用することもできる。
【0012】
上記構成のメタルマスクを、前記マスク部のスリットに平行方向に張力を付与した状態でベースプレートに固定することで、多数のマスク部をゆがみの無い状態とし且つ各スリットを正確に引き揃えた状態としてベースプレートに固定でき、そのベースプレート及びそれに固定したメタルマスクを、有機EL素子製造における真空蒸着工程に用い、メタルマスク上に重ねて配置した基板上に真空蒸着を行うことで、目的とする高精細なパターンを基板上に多面付けで生産性良く形成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す本発明の好適な実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る真空蒸着用のメタルマスク11及びそれを保持させるためのベースプレート12を示す概略斜視図、図2はそのメタルマスク11をベースプレート12に取り付けた状態を示す概略斜視図、図3はメタルマスク11のマスク部とそれに隣接した無スリット部分のスリットに直交する断面を示す概略断面図である。なお、以下の説明において、図面に示すX−X方向を横方向、Y−Y方向を縦方向と称する。メタルマスク11は厚さが40μm〜150μm程度のステンレス鋼、鉄ニッケル合金(例えば、42アロイ、36インバーなど)等の金属板で形成されるもので、複数のマスク部14を縦横に適当な間隔を開けて配列している。各マスク部14は、縦方向に延びる多数の細い金属線部11a(図3参照)を微小間隔で配列して多数の微小なスリット15を形成したものである。マスク部14のサイズは、形成しようとする有機EL素子の大きさに応じて適宜定めるものであり、1例としては、長さ(縦方向)60mm、幅(横方向)40mm程度を挙げることができる。横方向に並んだマスク部14の間並びにマスク部14と側縁との間は、メタルマスク11を貫通するスリットの無い無スリット部分11bとなっており、また、縦方向に並んだマスク部14の間も、メタルマスク11を貫通するスリットの無い無スリット部分11cとなっている。更に、メタルマスク11の多数のマスク部14を形成した領域の両端には、このメタルマスク11をベースプレート12に固定、保持させるための保持部11dと、更にその外側の補助保持部11eと、両者の間に形成された易切断線11fが設けられている。この易切断線11fは、補助保持部11eを保持部11dに対して折り曲げることなどにより、容易に引きちぎることができるように設けたものである。
【0014】
マスク部14に形成するスリット15の幅及びピッチ等は形成すべき有機EL素子の所望画素数に応じて適宜定めるものであり、一例では、図3において、スリット15の最小幅を60μm、金属線部11aの最大幅を120μmとする。金属線部11aの断面形状は、単純な矩形でもよいが、この実施の形態では、台形状とし、スリット15の形状を、図面で上に行くに従って狭まる形状としている。この形状を採用することで、このメタルマスク11の上面に基板を配置し、下方から蒸気を当てて蒸着する際に、蒸気が下面の広い開口から進入し、基板に均一に蒸着するという利点が得られる。このマスク部14に隣接している無スリット部分11bは、従来とは異なり、その全体の厚さt1 を、マスク部14の厚さt0 よりも薄くしている。ここで、無スリット部分11bの厚さt1 は、単位幅当たりの断面積が、マスク部14の単位幅当たりの断面積にほぼ等しくなるように設定している。例えば、マスク部14において、スリット15の断面積と金属線部11aの断面積とが等しい場合には、無スリット部分11bの厚さt1 を、マスク部14の厚さt0 の1/2とする。これにより、メタルマスク11の、スリット15に直交する断面では、スリット部14、無スリット部分11bに関係なく、剛性が幅方向にほぼ一定となる。無スリット部分11bの厚さを薄くする具体的な方法としては、例えば、エッチングを挙げることができる。なお、メタルマスク11のマスク部14及び無スリット部分11b以外の領域、例えば、無スリット領域11c、保持部11d、補助保持部11e等の厚さは、任意であり、メタルマスクに加工する前の金属板の厚さ(マスク部14の厚さに等しい)のままとしておいてもよいし、無スリット部分11bと同じ厚さとしてもよいが、保持部11d、補助保持部11eは元の金属板の厚さのままとしておくことが、強度を大きくでき且つ薄肉化加工する面積が少なくて済むので好ましい。
【0015】
図1、図2において、ベースプレート12は、その上にメタルマスク11を取り付け且つ張力を加えた状態に保持しうる強度を備えたものであり、上面に配置したメタルマスク11の全マスク部14を露出させうる開口16を備えている。なお、開口16は図示のように、全マスク部14を露出させうる1個のものに限らず、マスク部14に重ならない位置に適当な仕切りを入れて複数の開口に分割したものでもよい。
【0016】
次に、上記構成のメタルマスク11を用いた真空蒸着方法を説明する。まずメタルマスク11の両端の補助保持部11e、11eの全幅を適当な治具でつかんで縦方向に引っ張る。これにより、各マスク部11の金属線部11aがその長手方向に引っ張られ、所定の間隔となるように引き揃えられる。この際、各マスク部11の間には無スリット部分11bが存在しているが、この部分の単位幅当たりの断面積をマスク部11の単位幅当たりの断面積にほぼ等しく設定しているため、メタルマスク11を単に縦方向に引っ張るのみで、メタルマスク11全体を平坦に保つことができ、図11で示したようなしわは生じない。かくして、メタルマスク11を単に縦方向に引っ張るのみで、各マスク部11をゆがみやたわみの無い平坦な状態とし且つスリットを正確に引き揃えることができる。次に、張力を加えた状態のメタルマスク11をベースプレート12上の所定位置に乗せ、両端の保持部11d、11dをベースプレート12に適当な手段(例えば、スポット溶接或いはクランプ等)で固定する。なお、図2はスポット溶接で固定した場合を示しており、符号17はスポット溶接位置を示している。その後、外側の補助保持部11e、11eを易切断線11f、11fのところから切り離し、除去する。これにより、メタルマスク11は適当な張力を加えられ、平坦に保持された状態でベースプレート12に固定、保持される。その後、このベースプレート12及びその上に保持したメタルマスク11を用いて、有機EL素子のパッシブタイプ及びアクティブタイプの低分子有機層や、パッシブタイプのカソード電極を形成するための真空蒸着操作を行う。すなわち、メタルマスク11の上に基板を重ねて取り付け、真空蒸着装置にセットして真空蒸着を行う。これにより、目的とする高精細なパターンを多面付けにて生産性良く基板上に形成することができる。
【0017】
なお、上記の実施の形態では、図3に示すように、無スリット部分11bの単位幅当たりの断面積を、マスク部14の単位幅当たりの断面積にほぼ等しくし、これによってメタルマスク11を縦方向に引っ張った時のしわなどの不安定変形の発生を防止しているが、この不安定変形を防止するには、無スリット部分11bの単位幅当たりの断面積を必ずしも、マスク部14の単位幅当たりの断面積に等しくする場合に限定されず、或る程度の範囲内であれば、差があっても良い。本発明者らが確認した結果、無スリット部分11bの単位幅当たりの断面積とマスク部14の単位幅当たりの断面積の差が、マスク部14の単位幅当たりの断面積の50%以内程度であれば、不安定変形を防止できる。従って、本発明の実施に当たっては、この範囲内となるように、無スリット部分11bの単位幅当たりの断面積を設定すればよい。
【0018】
また、図3の実施の形態では、無スリット部分11bの断面積を小さくするために、無スリット部分11b全体の厚さを薄くしているが、本発明はこの構造に限らず、図4に示すように、無スリット部分11bに、マスク部14のスリットと平行な複数の溝18を、無スリット部分11bを貫通しない形態で形成してもよい。この場合においても、無スリット部分11bの単位幅当たりの断面積とマスク部14の単位幅当たりの断面積の差が、マスク部14の単位幅当たりの断面積の50%以内に設定するものであり、好ましくは、両者の差がほとんどなくなるように設定する。なお、溝18を形成して無スリット部分11bの単位幅当たりの断面積を所望の値となるように調整するには、溝18の深さ、幅、ピッチ等を適宜選定すればよい。溝18の形成もエッチングで行えばよい。
【0019】
上記の実施の形態はいずれも、無スリット部分11bの全体を、単位幅当たりの断面積が所望の値となるようにしているが、メタルマスク11を縦方向に引っ張った時のしわなどの不安定変形の発生を防止するには、必ずしも無スリット部分11bの全体の断面積を小さくする必要はなく、無スリット部分の、マスク部に隣接した領域における単位幅当たりの断面積が、マスク部の単位幅当たりの断面積にほぼ等しい値から、前記マスク部から離れるに従って徐々に増加するようにすることでもよい。図5、図6はこの場合の実施の形態を示すものである。すなわち、図5の実施の形態では、無スリット部分11bの厚さを、マスク部14に接する位置では、単位幅当たりの断面積が、マスク部14の単位幅当たりの断面積にほぼ等しい値とし、マスク部14から離れるに従って徐々に増加させ、距離Wだけ離れた位置で、マスク部14の厚さに等しくなるようにしている。また、図6の実施の形態では、無スリット部分11Bのマスク部14に隣接した幅Wの領域内に、スリット15と平行な複数の溝20を形成し、その溝20の断面積を、マスク部14から遠ざかるにつれて小さくし、これによって、無スリット部分11Bの単位幅当たりの断面積が徐々に増加するようにしている。ここで、断面積を変化させる領域の幅Wとしては、2〜5mm程度で良い。図5、図6に示す断面形状のメタルマスク11を用いる場合においても、メタルマスク11を縦方向に引っ張ることで、しわなどの不安定変形を発生することなく、メタルマスク11を平坦にし且つ各スリットを引き揃えることができ、このメタルマスク11を用いて、高精細なパターンを多面付けにて生産性良く基板上に形成することができる。
【0020】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明のメタルマスクは、それを縦方向に(スリットに平行方向)に引っ張ることで、しわのような不安定変形を生じることなく、各マスク部のスリットを高精度で引き揃えることができ、これを引っ張った状態でベースプレートに固定、保持させることで、きわめて微細なスリットを微細な間隔に配置した高精細なマスク部でも、スリットを真っ直ぐな状態で且つ所定のピッチに保持した状態とすることができ、これを真空蒸着に用いることにより高精細なパターンを基板上に形成できる。かくして、有機EL素子の製造工程において、パッシブタイプ及びアクティブタイプの低分子有機層や、パッシブタイプのカソード電極を、高精細パターンで生産性よく形成することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る真空蒸着用のメタルマスク及びそれを保持させるためのベースプレートを示す概略斜視図
【図2】図1に示すメタルマスクをベースプレートに取り付けて示す概略斜視図
【図3】図1に示すメタルマスクのマスク部とそれに隣接した無スリット部分の、スリットに直交する断面を示す概略断面図
【図4】本発明の他の実施の形態に係るメタルマスクの、図3と同一部分を示す概略断面図
【図5】本発明の更に他の実施の形態に係るメタルマスクの、図3と同一部分を示す概略断面図
【図6】本発明の更に他の実施の形態に係るメタルマスクの、図3と同一部分を示す概略断面図
【図7】有機EL素子の一部を拡大して示す概略斜視図
【図8】従来のメタルマスクの概略平面図
【図9】多面付けメタルマスクの例を示す概略平面図
【図10】図9に示す従来のメタルマスクのマスク部とそれに隣接した無スリット部分の、スリットに直交する断面を示す概略断面図
【図11】図9に示す従来のメタルマスクを、それに形成しているスリットに平行方向に引っ張った時に生じるしわ等の不安定変形を誇張して示す概略断面図
【符号の説明】
11 メタルマスク
11a 金属線部
11b、11c 無スリット部分
11d 保持部
11e 補助保持部
11f 易切断線
12 ベースプレート
14 マスク部
15 スリット
18、20 溝
Claims (6)
- 多数の微小なスリットを微小間隔で配列した構成のマスク部を、少なくとも前記スリットに直交する方向に間隔を開けて複数個配列した構成の、有機EL素子製造に用いる真空蒸着用のメタルマスクにおいて、該メタルマスクの前記スリットに直交する方向の断面における前記マスク部の単位幅当たりの断面積と、マスク部以外の無スリット部分の単位幅当たりの断面積との差を、マスク部の単位幅当たりの断面積の50%以内となるようにしたことを特徴とする、有機EL素子製造に用いる真空蒸着用多面付けメタルマスク。
- 前記無スリット部分の厚さを、前記マスク部の厚さより小さくすることで、前記マスク部の単位幅当たりの断面積と、マスク部以外の無スリット部分の単位幅当たりの断面積との差を、マスク部の単位幅当たりの断面積の50%以内に抑制することを特徴とする請求項1記載の、有機EL素子製造に用いる真空蒸着用多面付けメタルマスク。
- 前記無スリット部分に、前記マスク部のスリットと平行な複数の溝を、無スリット部分を貫通しない形態で形成することで、前記マスク部の単位幅当たりの断面積と、マスク部以外の無スリット部分の単位幅当たりの断面積との差を、マスク部の単位幅当たりの断面積の50%以内に抑制することを特徴とする請求項1記載の、有機EL素子製造に用いる真空蒸着用多面付けメタルマスク。
- 多数の微小なスリットを微小間隔で配列した構成のマスク部を、少なくとも前記スリットに直交する方向に間隔を開けて複数個配列した構成の、有機EL素子製造に用いる真空蒸着用のメタルマスクにおいて、該メタルマスクの前記スリットに直交する断面における、前記無スリット部分の、前記マスク部に隣接した領域における単位幅当たりの断面積を、前記マスク部の単位幅当たりの断面積にほぼ等しい値から、前記マスク部から離れるに従って徐々に増加するようにしたことを特徴とする、有機EL素子製造に用いる真空蒸着用多面付けメタルマスク。
- 前記無スリット部分の、前記マスク部に隣接した領域に、前記マスク部のスリットと平行な複数の溝を、無スリット部分を貫通しない形態で且つ前記マスク部から遠ざかるにつれて、その溝断面が徐々に小さくなるように形成していることを特徴とする請求項4記載の、有機EL素子製造に用いる真空蒸着用多面付けメタルマスク。
- 請求項1から5のいずれか1項記載のメタルマスクを、前記マスク部のスリットに平行方向に張力を付与した状態でベースプレートに固定し、そのベースプレート及びそれに固定したメタルマスクを用いて真空蒸着を行うことを特徴とする真空蒸着方法。
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