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JP2004055071A - 光学ピックアップ装置、光学ピックアップ装置の製造方法及び記録再生装置 - Google Patents

光学ピックアップ装置、光学ピックアップ装置の製造方法及び記録再生装置 Download PDF

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JP2004055071A
JP2004055071A JP2002213045A JP2002213045A JP2004055071A JP 2004055071 A JP2004055071 A JP 2004055071A JP 2002213045 A JP2002213045 A JP 2002213045A JP 2002213045 A JP2002213045 A JP 2002213045A JP 2004055071 A JP2004055071 A JP 2004055071A
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light
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Abstract

【課題】光源の発光波長の短波長化や、対物レンズの高開口数(NA)化とともに、光学素子の取付け位置について充分な精度を容易に確保することにより、従来より情報信号の記録密度が高い光ディスクに対応できるようにする。
【解決手段】ビームエキスパンダを構成する凹レンズ13及び凸レンズ14の相対位置が、光軸に直交する2方向について調整されていることによって、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差を補正してある。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学記録媒体に対して情報信号の書込みまたは読出しを行う光学ピックアップ装置、このような光学ピックアップ装置の製造方法及びこの光学ピックアップ装置を備え光学記録媒体を用いて情報信号の記録または再生を行う記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光ディスク等の光学記録媒体に対して情報信号の書込みまたは読出しを行う光学ピックアップ装置が提案され、また、このような光学ピックアップ装置を備え光学記録媒体を用いて情報信号の記録または再生を行う記録再生装置が提案されている。このような光学ピックアップ装置においては、光源となる半導体レーザの発振波長の短波長化や、対物レンズの高開口数(NA)化により、従来より情報信号の記録密度が高い光ディスクに対応することが求められている。
【0003】
そして、このような高記録密度の光ディスクに対応された光学ピックアップ装置(高密度相変化光ディスク用の光学ピックアップ装置)においては、図10に示すように、半導体レーザ101から対物レンズ108に至る光路上に、光ディスク109の信号記録面上に形成された透明カバー層109aにおいて生ずる球面収差を補正するためのビームエキスパンダを備えているものが提案されている。なお、この球面収差は、透明カバー層109aの厚みが場所によって誤差を有していることから生ずるものである。
【0004】
また、このような光学ピックアップ装置においては、この光学ピックアップ装置の光学系を構成する光学素子は、半導体レーザ101やビームスプリッタ104及び各光検出器110,112などが固定光学ブロック115内に配設され、対物レンズ108や立ち上げミラー107などの光学部品のみが可動光学ブロック116内に配設されている。
【0005】
すなわち、この光学ピックアップ装置においては、固定光学ブロック115において、半導体レーザ101から発せられた光束は、コリメータレンズ102によって平行光束となされ、さらに、アナモルフィックプリズム103によって、等方的な光量分布(光束断面強度分布)を有する光束に整形されてから、トラッキングサーボのために光束を分割するグレーティング113を経て、ビームスプリッタ104に入射する。
【0006】
ビームスプリッタ104において反射された光束は、光検出器110によって受光される。この光学ピックアップ装置においては、この光検出器110の出力に基づいて半導体レーザ101の発光出力を帰還制御することにより、半導体レーザ101の発光光量を一定に保っている。
【0007】
ビームスプリッタ104を透過した光束は、固定光学ブロック115から出射される。固定光学ブロック115から出射された光束は、可動光学ブロック116に入射し、この可動光学ブロック116内において、凹レンズ105及び凸レンズ106からなる球面収差補正用ビームエキスパンダを透過し、立ち上げミラー107によって光ディスク109に垂直な方向に偏向され、光束を円偏光に変えるためのλ/4(四分の一波長)板114を経て、対物レンズ108に入射される。対物レンズ108に入射された光束は、この対物レンズ108により、光ディスク109の信号記録面上に、微小な光スポットとして集光される。
【0008】
光ディスク109の信号記録面において反射された光束は、再び対物レンズ108を通り、λ/4板114を経て、立ち上げミラー107で偏向されて、ビームエキスパンダの凸レンズ106及び凹レンズ105を通り、可動光学ブロック116から出射され、固定光学ブロック115に入射する。
【0009】
固定光学ブロック115において、光ディスク109からの戻り光は、ビームスプリッタ104に戻る。このビームスプリッタ104において、光ディスク109からの戻り光は、反射されて偏向され、集光レンズ111により、光検出器112の受光面上に集光される。
【0010】
この光学ピックアップ装置においては、所定の目的のある情報トラックにアクセスするには、可動光学ブロック116のみを、図10中矢印Tで示すように、光ディスク109の径方向であるトラッキング方向に移動操作すればよい。そのため、この光学ピックアップ装置においては、可動光学ブロック116の高速の起動及び停止ができ、目的情報トラックへのアクセス時間を短くすることができる。
【0011】
そして、この光学ピックアップ装置においては、ビームエキスパンダにおける凸レンズ106と凹レンズ105との距離を可変制御することにより、球面収差の補正を行うことができる。
【0012】
また、従来の光学ピックアップ装置としては、図11に示すように、可動光学ブロック116における光束の偏向箇所を増やすなどにより、小型化を図ったものもある。
【0013】
すなわち、この光学ピックアップ装置においては、固定光学ブロック115において、半導体レーザ101から発せられた光束は、第1のビームスプリッタ104を透過して、コリメータレンズ102によって平行光束となされる。この平行光束は、ビームスプリッタプレート117に入射し、このビームスプリッタプレート117を透過する光束とこのビームスプリッタプレート117により反射される光束とに分割される。ビームスプリッタプレート117を透過した光束は、光検出器110によって受光される。この光学ピックアップ装置においては、この光検出器110の出力に基づいて半導体レーザ101の発光出力を帰還制御することにより、半導体レーザ101の発光光量を一定に保っている。
【0014】
ビームスプリッタプレート117により反射された光束は、アナモルフィックプリズム103によって、等方的な光量分布(光束断面強度分布)を有する光束に整形され、固定光学ブロック115から出射される。
【0015】
固定光学ブロック115から出射された光束は、可動光学ブロック116に入射し、この可動光学ブロック116内において、第2のビームスプリッタ118に入射し、この第2のビームスプリッタ118によって90°偏向される。この光束は、凹レンズ105及び凸レンズ106からなる球面収差補正用ビームエキスパンダを透過し、立ち上げミラー107によって光ディスク109に垂直な方向に偏向され、光束を円偏光に変えるためのλ/4(四分の一波長)板114を経て、対物レンズ108に入射される。対物レンズ108に入射された光束は、この対物レンズ108により、光ディスク109の信号記録面上に、微小な光スポットとして集光される。
【0016】
光ディスク109の信号記録面において反射された光束は、再び対物レンズ108を通り、λ/4板114を経て、立ち上げミラー107で偏向されて、ビームエキスパンダの凸レンズ106及び凹レンズ105を通り、第2のビームスプリッタ118に戻る。第2のビームスプリッタ118に戻った光束は、この第2のビームスプリッタ118によって90°偏向されて、可動光学ブロック116から出射され、固定光学ブロック115に入射する。
【0017】
固定光学ブロック115において、光ディスク109からの戻り光は、アナモルフィックプリズム103、ビームスプリッタプレート117及びコリメータレンズ102を経て、第1のビームスプリッタ104に戻る。このビームスプリッタ104において、光ディスク109からの戻り光は、反射されて偏向され、検出レンズ119により、光検出器112の受光面上に集光される。
【0018】
この光学ピックアップ装置においても、所定の目的のある情報トラックにアクセスするには、可動光学ブロック116のみを、図11中矢印Tで示すように、光ディスク109の径方向であるトラッキング方向に移動操作すればよい。そのため、この光学ピックアップ装置においては、可動光学ブロック116の高速の起動及び停止ができ、目的情報トラックへのアクセス時間を短くすることができる。
【0019】
そして、この光学ピックアップ装置においても、ビームエキスパンダにおける凸レンズ106と凹レンズ105との距離を可変制御することにより、球面収差の補正を行うことができる。
【0020】
なお、図10及び図11では、図面を明解にするため、図10及び図11中のA点で光軸回りに90°回転させて、立ち上げミラー107、λ/4板114及び対物レンズ108が重ならないようにして図示している。実際には、立ち上げミラー107で偏向された光束は、図面の紙面に垂直な方向に進行するので、立ち上げミラー107、λ/4板114及び対物レンズ108は、同軸上に重なって見えることになる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の図10に示した従来の光学ピックアップ装置においては、固定光学ブロック115から可動光学ブロック116への入射光束が正しい位置となされているという前提において、この光束を反射させて偏向させる立ち上げミラー107の可動光学ブロック116への取り付け位置について誤差があると、対物レンズ108に入射する光束の光軸は、傾いたりずれたりしてしまう。すると、この光束は、対物レンズ108に対するいわゆる軸外光となってしまい、収差を増大させ記録再生特性を悪化させる要因を有することとなる。
【0022】
特に、光軸倒れは、立ち上げミラー107の取り付けの角度誤差(傾き)の2倍の角度となって生ずるため、立ち上げミラー107の取り付け角度については、高い精度が要求される。
【0023】
また、上述の図11に示した従来の光学ピックアップ装置においては、可動光学ブロック116内に、光束を反射させて偏向させる2個の光学素子、すなわち、第2のビームスプリッタ118及び立ち上げミラー107が設けられており、これら第2のビームスプリッタ118及び立ち上げミラー107の取り付け角度についての精度は、上記図10により示した光学ピックアップ装置よりも、さらに高い精度が要求される。
【0024】
したがって、上述の光学ピックアップ装置のいずれにおいても、立ち上げミラー107等の取り付け誤差を抑制するため、角度調整機構(アオリ調整機構)が必要となる。しかしながら、上述の光学ピックアップ装置において、光学素子の角度調整機構を設けると、可動光学ブロック116の大型化及び重量増加が招来されてしまう。可動光学ブロック116が大型化し、重量が増加すると、この可動光学ブロック116を移動操作するためのモータにおいて駆動力の増強が必要となり、モータが大型化する。その結果、光学ピックアップ装置の全体及びこの光学ピックアップ装置を用いて構成される記録再生装置の大型化が招来されてしまう。
【0025】
なお、光線を1回しか反射させないことから取付け位置について高精度が要求される光学素子である立ち上げミラーやビームスプリッタに代えて、光学素子内で光束を2回内面反射させてこの光束を偏向させるペンタプリズムのような光学素子を用いることが考えられる。この場合には、光学素子の取り付け位置については、必要な精度は緩和される。しかし、このような光学素子は、ミラー等に比較して、作製が困難であり、コストも高いという問題がある。
【0026】
なお、上述のような光学ピックアップ装置において、固定光学ブロック及び可動光学ブロックに分離せずに、上述した光学素子の全てを一体的な光学ブロック内に配設して構成することが考えられる。
【0027】
この場合には、2つのレンズ105,106からなるビームエキスパンダを光路から取り外した状態で、立ち上げミラー107により反射された光束が対物レンズ108に垂直に入射するように、半導体レーザ101の位置(光軸に直交するXY平面上の位置)を調整するようにしている。
【0028】
立ち上げミラー107やコリメータレンズ102等の光学素子の取り付け角度がずれている状態で、このような半導体レーザ101の位置調整をすると、コリメータレンズ102から出射される光束は、本来の光軸に対し傾いて出射されることとなる。コリメータレンズ102から出射される光束が傾いていると、例えば、ビームスプリッターの偏光膜などのように、角度依存性のある光学素子においては、光束の入射角度が変わってしまうために光学特性が変化してしまうし、半導体レーザ101の位置調整後にビームエキスパンダを光路上に挿入すると、さらに光束が傾いてしまうこととなる。
【0029】
そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提案されるものであって、光源の発光波長の短波長化や、対物レンズの高開口数(NA)化とともに、光学素子の取付け位置について充分な精度が容易に確保されることにより、従来より情報信号の記録密度が高い光ディスクに対応できる光学ピックアップ装置を提供し、また、このような光学ピックアップ装置の製造方法を提供し、さらに、このような光学ピックアップ装置を用いることにより従来より情報信号の記録密度が高い光ディスクを用いることができるようになされた記録再生装置を提供しようとするものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本発明に係る光学ピックアップ装置は、光源と、この光源が発した光束を光学記録媒体の信号記録面上に集光させる対物レンズと、凹レンズ及び凸レンズからなり光学記録媒体において信号記録面上に形成された透明カバー層において生ずる球面収差を補正するために光源から対物レンズに至る光路上に配置され該凹レンズ及び該凸レンズ間の距離が可変であるビームエキスパンダと、光束の信号記録面による反射光束を検出する光検出手段とを備え、ビームエキスパンダは、光軸に直交する2方向について、凹レンズ及び凸レンズの相対位置が調整されていることによって、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差を補正することを特徴とするものである。
【0031】
この光学ピックアップ装置においては、ビームエキスパンダの凹レンズ及び凸レンズの相対位置の光軸に直交する2方向についての調整により、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差が補正されているので、光学系全体として、充分な光学特性が維持されている。
【0032】
この光学ピックアップ装置は、いわゆる「一体型」の光学ピックアップ装置であるが、本発明に係る光学ピックアップ装置は、いわゆる「分離型」の光学ピックアップ装置として構成することもできる。
【0033】
すなわち、本発明に係る光学ピックアップ装置は、光源及びコリメータレンズを有し記録再生装置内において固定して配設される固定光学系と、対物レンズを有し記録再生装置内において該対物レンズの光軸を光学記録媒体の信号記録面に対して垂直となして支持されこの信号記録面に平行な方向に移動操作可能となされて配設され光源から発せられコリメータレンズを経て固定光学系から出射された平行光束を入射されこの光束を該対物レンズによって光学記録媒体の信号記録面上に集光させる可動光学系と、凹レンズ及び凸レンズからなり光学記録媒体において信号記録面上に形成された透明カバー層において生ずる球面収差を補正するために上記光源から上記対物レンズに至る光路上に配置され該凹レンズ及び該凸レンズ間の距離が可変であるビームエキスパンダと、光束の信号記録面による反射光束を検出する光検出手段とを備え、ビームエキスパンダは、光軸に直交する2方向について、凹レンズ及び凸レンズの相対位置が調整されていることによって、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差を補正することを特徴とするものである。
【0034】
この光学ピックアップ装置においては、ビームエキスパンダの凹レンズ及び凸レンズの相対位置の光軸に直交する2方向についての調整により、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差が補正されているので、光学系全体として、充分な光学特性が維持されている。
【0035】
そして、本発明に係る光学ピックアップ装置の製造方法は、光源と、この光源が発した光束を光学記録媒体の信号記録面上に集光させる対物レンズと、凹レンズ及び凸レンズからなり光学記録媒体において信号記録面上に形成された透明カバー層において生ずる球面収差を補正するために光源から対物レンズに至る光路上に配置され凹レンズ及び凸レンズ間の距離が可変であるビームエキスパンダと、光束の信号記録面による反射光束を検出する光検出手段とを備えた光学ピックアップ装置の製造方法であって、ビームエキスパンダをなす凹レンズ及び凸レンズの光軸に直交する2方向についての相対位置を調整することにより、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差を補正することを特徴とするものである。
【0036】
この光学ピックアップ装置の製造方法においては、ビームエキスパンダの凹レンズ及び凸レンズの相対位置を光軸に直交する2方向について調整することにより、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差を補正するので、光学系全体として、充分な光学特性を維持することができる。
【0037】
この光学ピックアップ装置の製造方法は、いわゆる「一体型」の光学ピックアップ装置の製造方法であるが、本発明は、いわゆる「分離型」の光学ピックアップ装置の製造方法に適用することもできる。
【0038】
すなわち、本発明に係る光学ピックアップ装置の製造方法は、光源及びコリメータレンズを有し記録再生装置内において固定して配設される固定光学系と、対物レンズを有し上記記録再生装置内において該対物レンズの光軸を光学記録媒体の信号記録面に対して垂直となして支持されこの信号記録面に平行な方向に移動操作可能となされて配設され光源から発せられコリメータレンズを経て固定光学系から出射された平行光束を入射されこの光束を該対物レンズによって光学記録媒体の信号記録面上に集光させる可動光学系と、凹レンズ及び凸レンズからなり光学記録媒体において信号記録面上に形成された透明カバー層において生ずる球面収差を補正するために光源から対物レンズに至る光路上に配置され該凹レンズ及び該凸レンズ間の距離が可変であるビームエキスパンダと、光束の信号記録面による反射光束を検出する光検出手段とを備えた光学ピックアップ装置の製造方法であって、ビームエキスパンダをなす凹レンズ及び凸レンズの光軸に直交する2方向についての相対位置を調整することにより、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差を補正することを特徴とするものである。
【0039】
この光学ピックアップ装置の製造方法においては、ビームエキスパンダの凹レンズ及び凸レンズの相対位置を光軸に直交する2方向について調整することにより、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差を補正するので、光学系全体として、充分な光学特性を維持することができる。
【0040】
そして、本発明に係る記録再生装置は、光学記録媒体を支持する媒体支持手段と、光源と、光軸を媒体支持手段に支持された光学記録媒体の信号記録面に対して垂直として支持されこの信号記録面に平行な方向に移動操作可能となされ光源から発せられた光束を信号記録面上に集光させる対物レンズと、凹レンズ及び凸レンズからなり光学記録媒体において信号記録面上に形成された透明カバー層において生ずる球面収差を補正するために光源から対物レンズに至る光路上に配置され該凹レンズ及び該凸レンズ間の距離が可変であるビームエキスパンダと、光束の信号記録面による反射光束を検出する光検出手段と、光検出手段からの光検出出力を信号処理する信号処理手段とを備え、ビームエキスパンダは、光軸に直交する2方向について、凹レンズ及び凸レンズの相対位置が調整されていることによって、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差を補正することを特徴とするものである。
【0041】
この記録再生装置においては、ビームエキスパンダの凹レンズ及び凸レンズの相対位置の光軸に直交する2方向についての調整により、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差が補正されているので、光学系全体として、充分な光学特性が維持されている。
【0042】
この記録再生装置は、いわゆる「一体型」の光学ピックアップ装置を備えた記録再生装置であるが、本発明に係る記録再生装置は、いわゆる「分離型」の光学ピックアップ装置を備えた記録再生装置として構成することもできる。
【0043】
すなわち、本発明に係る記録再生装置は、光学記録媒体を支持する媒体支持手段と、光源及びコリメータレンズを有し記録再生装置内において固定して配設される固定光学系と、対物レンズを有し記録再生装置内において該対物レンズの光軸を媒体支持手段に支持された光学記録媒体の信号記録面に対して垂直となして支持されこの信号記録面に平行な方向に移動操作可能となされて配設され光源から発せられコリメータレンズを経て固定光学系から出射された平行光束を入射されこの光束を該対物レンズによって光学記録媒体の信号記録面上に集光させる可動光学系と、凹レンズ及び凸レンズからなり光学記録媒体において信号記録面上に形成された透明カバー層において生ずる球面収差を補正するために光源から対物レンズに至る光路上に配置され該凹レンズ及び該凸レンズ間の距離が可変であるビームエキスパンダと、光束の信号記録面による反射光束を検出する光検出手段と、光検出手段からの光検出出力を信号処理する信号処理手段とを備え、ビームエキスパンダは、光軸に直交する2方向について、凹レンズ及び凸レンズの相対位置が調整されていることによって、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差を補正することを特徴とするものである。
【0044】
この記録再生装置においては、ビームエキスパンダの凹レンズ及び凸レンズの相対位置の光軸に直交する2方向についての調整により、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差が補正されているので、光学系全体として、充分な光学特性が維持されている。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0046】
この実施の形態は、本発明に係る光学ピックアップ装置を、光学記録媒体として光ディスクを用いるものとして構成したものである。
【0047】
本発明に係る光学ピックアップ装置は、図1に示すように、光源となる半導体レーザ1を内蔵し、図2に示すように、本発明に係る記録再生装置内のシャーシ2上に固定して配設される固定光学系3と、対物レンズ4を有し、記録再生装置内において、シャーシ2上を移動操作可能となされて配設され、半導体レーザ1から発せられた光束を入射される可動光学系5とを有して構成される。これら固定光学系3及び可動光学系5は、それぞれ固定光学ブロック3a及び可動光学ブロック5a内に配設される。固定光学ブロック3aは、シャーシ2上に固定して配設されている。
【0048】
固定光学系3においては、図1に示すように、半導体レーザ1から発せられた光束は、コリメータレンズ6によって平行光束となされ、さらに、アナモルフィックプリズム7aによって、等方的な光量分布(光束断面強度分布)を有する光束に整形されてから、いわゆる「3ビーム法」によるトラッキングサーボを行うために光束を分割するグレーティング(回折格子)7b及び光束の偏光方向を調整するための旋光子となるλ/2板(二分の一波長板)7cを経て、ビームスプリッタ8に入射する。
【0049】
この光学ピックアップ装置においては、半導体レーザ1の発光光量を一定に保つため、ビームスプリッタ8を透過した平行光束を光検出器9によって受光し、この光検出器9の出力に基づいて半導体レーザ1の発光出力を帰還制御している。
【0050】
ビームスプリッタ8において反射された平行光束は、固定光学ブロック3aから出射される。固定光学ブロック3aから出射された平行光束は、可動光学ブロック5aに入射する。
【0051】
可動光学ブロック5a内に配設された可動光学系5は、図2に示すように、対物レンズ4の光軸を、記録再生装置において光ディスク109を回転操作するスピンドルモータ10の軸、すなわち、スピンドル軸10aに平行となして支持されている。そして、この可動光学系5は、可動光学ブロック5aがシャーシ2上に配設されたシャフト11にガイドされることにより、図1中矢印Tで示すように、対物レンズ4がスピンドル軸10aに対して接離する方向に移動操作可能となされている。
【0052】
なお、スピンドル軸10aは、図2に示すように、先端側にディスクテーブル12が取付けられており、このディスクテーブル12によって、光ディスク109の中心部分を支持する。スピンドルモータ10が駆動されスピンドル軸10aが回転されると、光ディスク109は、ディスクテーブル12とともに回転操作される。
【0053】
可動光学ブロック5aに入射された平行光束は、図1に示すように、凹レンズ13及び凸レンズ14からなる球面収差補正用のビームエキスパンダを経て、ミラー15aに入射する。このミラー15aは、固定光学系3から出射された平行光束を反射させて偏向させ、光束を円偏光に変えるためのλ/4(四分の一波長)板15bを経て、対物レンズ4の光軸に交差する方向に導く。
【0054】
ミラー15aによって偏向されλ/4(四分の一波長)板15bを経た平行光束の光路と対物レンズ4の光軸との交点には、立ち上げミラー16が配置されている。この立ち上げミラー16は、ミラー15aによって対物レンズ4の光軸に交差する方向に導かれた光束を、対物レンズ4の光軸方向、すなわち、光ディスク109の主面部に垂直な方向に偏向させて、対物レンズ4に入射させる。対物レンズ4に入射された平行光束は、この対物レンズ4により、光ディスク109の信号記録面上に、微小な光スポットとして集光される。
【0055】
なお、図1では、図面を明解にするため、図1中のA点で光軸回りに90°回転させて、立ち上げミラー16、λ/4板15b及び対物レンズ4が重ならないようにして図示している。実際には、立ち上げミラー16で偏向された光束は、図面の紙面に垂直な方向に進行するので、立ち上げミラー16、λ/4板15b及び対物レンズ4は、同軸上に重なって見えることになる。
【0056】
光ディスク109の信号記録面において反射された光束は、再び対物レンズ4を通り、立ち上げミラー16で偏向され、λ/4板15bを経て、さらに、ミラー15aで偏向される。この光束は、ビームエキスパンダの凸レンズ14及び凹レンズ13を通り、可動光学ブロック5aから出射され、固定光学ブロック3aに戻る。
【0057】
固定光学ブロック3a内の固定光学系3において、光ディスク109からの戻り光は、ビームスプリッタ8に戻る。このビームスプリッタ8において、光ディスク109からの戻り光は、光検出器9に向かう光束と可動光学系5に向かう光束とを分ける反射面を透過し、集光レンズ17により、光検出手段となる光検出器18の受光面上に集光される。この光検出器18は、このようにして、光ディスク109の信号記録面上に対物レンズ4によって集光された光束の信号記録面による反射光束を検出することとなる。
【0058】
そして、この光学ピックアップ装置においては、ビームエキスパンダにおける凹レンズ13と凸レンズ14との距離を可変制御することにより、光ディスク109の信号記録面上に形成された透明カバー層109aの厚みが場所によって誤差を有していることから生ずる球面収差の補正を行うことができる。
【0059】
このような球面収差の補正において、ビームエキスパンダをなす凹レンズ13及び凸レンズ14のうちの対物レンズ4側となる凸レンズ14を光軸方向に移動させると、この移動に伴って、ビームエキスパンダの有効径が変動してしまい、光ディスク109上に照射される光束の出力(盤面パワー)が変動してしまうこととなる。したがって、球面収差を補正するには、ビームエキスパンダをなす凹レンズ13及び凸レンズ14のうち、対物レンズ4から遠い側となる凹レンズ13を光軸方向に移動させることが望ましい。凹レンズ13を光軸方向に移動させても、光ディスク109上に照射される光束の出力(盤面パワー)が変動することはない。
【0060】
そして、この光学ピックアップ装置においては、所定の目的のある情報トラックにアクセスするには、可動光学ブロック5aのみを、図1中矢印Tで示すように、対物レンズ4が光ディスク109の中心部を支持するスピンドル軸10aに対して接離することとなるトラッキング方向に移動操作すればよい。そのため、この光学ピックアップ装置においては、可動光学系5の高速の起動及び停止ができ、目的情報トラックへのアクセス時間を短くすることができる。
【0061】
また、この光学ピックアップ装置においては、固定光学系3から可動光学系5へ入射される平行光束は、図1中矢印Tで示す対物レンズ4の移動操作可能な方向に平行な光路L1を経て、かつ、可動光学系5に対してスピンドルモータ10が設けられている側から入射される。すなわち、固定光学系3と可動光学系5とは、スピンドルモータ10を挟んで対峙するように、互いにスピンドルモータ10に対して反対側となる位置に配置されている。
【0062】
そのため、この光学ピックアップ装置及び記録再生装置においては、固定光学系3及び可動光学系5は、スピンドル軸10aによって中心部を支持される光ディスク109の中心部に対し、略々均等に振り分けられた位置に配設されており、この光ディスク109を収納して構成されるディスクカートリッジに対応する領域内に略々収められている。
【0063】
なお、ディスクカートリッジは、光ディスク109と、この光ディスク109を回転可能に収納した薄い筐体状のカートリッジとから構成されている。カートリッジは、光ディスク109に外接する正方形に略々対応する主面部を有して構成される。
【0064】
したがって、この記録再生装置の外筐体は、ディスクカートリッジの大きさ、すなわち、光ディスク109に外接する正方形に略々対応する領域の大きさに略々対応した大きさとすることができる。
【0065】
例えば、光ディスク109の直径を50mmとすると、小型の記録再生装置を構成しようとすれば、この記録再生装置の外筐体は、光ディスク109を収納して構成されるディスクカートリッジの大きさ、すなわち、縦が約55mm程度、横が約55mm程度という大きさとすることができ、充分な小型化を図ることができる。
【0066】
このように、この光学ピックアップ装置では、光学ピックアップ装置全体を小型化するために、固定光学系3において、半導体レーザ1からの光路をビームスプリッタ8によって90°偏向させ、さらに、可動光学系5において、ミラー15a及び立ち上げミラー16によって90°の偏向を2回行っている。したがって、これらミラー15a及び立ち上げミラー16の取り付け精度は、非常に厳しい高精度が要求される。
【0067】
そして、この光学ピックアップ装置においては、この光学ピックアップ装置の製造過程において、ビームエキスパンダは、光軸に直交する2方向について、凹レンズ13及び凸レンズ14の相対位置が調整されていることによって、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差が補正されている。
【0068】
この調整においては、ビームエキスパンダをなす凹レンズ13及び凸レンズ14のうち、固定側レンズとなる凸レンズ14を、図1中の矢印X及び矢印Yで示すように、光軸と垂直な2方向に位置調整することが望ましい。このような凸レンズ14の移動調整により、ミラー15a等の取り付け誤差(傾き)により発生する収差が補正される。
【0069】
すなわち、この光学ピックアップ装置の製造においては、まず、固定光学系3から出射される平行光束の位置がシャーシ2上における所定の位置となるように、固定光学ブロック3a内に固定光学系3を構成する。この場合においては、固定光学系3を構成する各光学素子間の相対位置は傾きのない状態に構成し、固定光学ブロック3aのシャーシ2上における位置を調整することにより、固定光学系3から出射される平行光束の位置を所定の位置とする。
【0070】
次に、可動光学系5を構成するにあたっては、まず、ミラー15a及び立ち上げミラー16の2個のミラーを可動光学ブロック5aに対して取り付ける。これらミラー15a及び立ち上げミラー16の可動光学ブロック5aに対する取り付けは、可動光学ブロック5aにおける取付け面を基準として行うので、各ミラーの取付け位置の精度は、可動光学ブロック5aの加工精度に依存することとなる。そして、可動光学ブロック5aをシャーシ2上に配設した状態において、これら2個のミラーの取付け位置の誤差により生じている収差を、ビームエキスパンダの固定側レンズである凸レンズ14の位置調整を行うことにより補正し、この凸レンズ14を固定する。
【0071】
例えば、ミラー15a及び立ち上げミラー16の2個のミラーの取り付け誤差が各々0.2°であるとした場合、これら2個のミラーに反射された後の光束の光軸は、最大で0.8°傾く(0.8°の光軸倒れを生ずる)ことになる。光軸が0.8°傾いた光束が対物レンズ4に入射された場合、この対物レンズ4から出射される光束における波面収差は、図3に示すように、約0.05λrmsに悪化する。
【0072】
そして、上述のように、対物レンズ4に入射される光束の光軸が0.8°傾いている場合に、この対物レンズ4から出射される光束における波面収差が最小になるように、対物レンズ4を傾ける調整を行ったとすると、図4に示すように、対物レンズ4を約0.2°傾けたときが最小となるが、それでも、約0.03λrmsまでしか改善されない。
【0073】
この光学ピックアップ装置においては、上述のように、対物レンズ4に入射される光束の光軸が0.8°傾いている場合には、ビームエキスパンダの固定側レンズである凸レンズ14が約400μmだけ光軸と直交する方向に動かされて対物レンズ4への光束の入射角が0°となるように補正されている。そのため、この光学ピックアップ装置においては、図5に示すように、ビームエキスパンダを経て対物レンズ4に入射されこの対物レンズ4から出射された光束における波面収差は、0.01λrmsに抑えられている。なお、このときに発生している収差は、ビームエキスパンダにおけるレンズの偏心によるものであるが、充分に小さな収差量であり、光学ピックアップ装置の光学特性を維持するうえで許容される程度のものである。
【0074】
なお、ビームエキスパンダの固定側レンズを移動させる位置調整機構は、例えば、ネジ送り機構などによってレンズを光軸に直交する方向に押して移動させる機構などでよい。このような機構は、ミラーの傾き調整(アオリ調整)を行うための機構が回動支点を要することに比較すると、単純な構造で済む。したがって、ビームエキスパンダの固定側レンズを移動させる位置調整機構が光学ピックアップ装置の大型化を招来することはない。
【0075】
上述のように、この光学ピックアップ装置においては、ミラー15a及び立ち上げミラー16の2個のミラーの取り付け位置の誤差によって生ずる対物レンズ4から出射される光束における波面収差が、ビームエキスパンダにおけるレンズの光軸に直交する方向の位置調整によって、充分に抑制されている。
【0076】
また、この光学ピックアップ装置においては、ビームエキスパンダにおけるレンズの位置調整機構は構成が簡素であるため、ミラーの傾き調整機構を設ける場合と比較すると、可動光学ブロックの装置構成の大型化が抑えられ、この可動光学ブロックを小型軽量化することが可能となっている。このように可動光学ブロックを小型軽量化できることは、この可動光学ブロックを移動操作するためのモータとして小型のものを使用することができるので、光学ピックアップ装置の全体の構成及びこの光学ピックアップ装置を使用して構成される記録再生装置の構成の小型化をも可能とする。
【0077】
さらに、この光学ピックアップ装置においては、可動光学ブロック内に、例えばペンタプリズムのような、複雑な形状をしたプリズムを用いる必要がないので、部品作製及び組立が容易であり、部品コストも低廉に抑えることができる。
【0078】
なお、この光学ピックアップ装置及びこの光学ピックアップ装置を用いて構成した記録再生装置においては、半導体レーザの駆動回路であるレーザドライバが発熱源となるが、このレーザドライバを固定光学系3とともに記録再生装置内に固定して配置することができるので、このレーザドライバから記録再生装置のシャーシ2等への放熱を良好に行うことができる。
【0079】
そして、本発明に係る光学ピックアップ装置は、図6に示すように、一体型の光学ブロックを用いて構成することもできる。
【0080】
すなわち、この光学ピックアップ装置は、シャーシ上に配設されたシャフト11にガイドされることにより、図6中矢印Tで示すように、移動操作可能となされた可動光学ブロック5a内に、光源となる半導体レーザ1を内蔵して構成されている。この半導体レーザ1から発せられた光束は、コリメータレンズ6によって平行光束となされ、さらに、アナモルフィックプリズム7aによって、等方的な光量分布(光束断面強度分布)を有する光束に整形されてから、いわゆる「3ビーム法」によるトラッキングサーボを行うために光束を分割するグレーティング(回折格子)7b及び光束の偏光方向を調整するための旋光子となるλ/2板(二分の一波長板)7cを経て、ビームスプリッタ8に入射する。
【0081】
この光学ピックアップ装置においては、半導体レーザ1の発光光量を一定に保つため、ビームスプリッタ8を透過した平行光束を光検出器9によって受光し、この光検出器9の出力に基づいて半導体レーザ1の発光出力を帰還制御している。
【0082】
ビームスプリッタ8において反射された平行光束は、凹レンズ13及び凸レンズ14からなる球面収差補正用のビームエキスパンダを経て、ミラー15aに入射する。このミラー15aは、固定光学系3から出射された平行光束を反射させて偏向させ、光束を円偏光に変えるためのλ/4(四分の一波長)板15bを経て、対物レンズ4の光軸に交差する方向に導く。
【0083】
ミラー15aによって偏向されλ/4(四分の一波長)板15bを経た平行光束の光路と対物レンズ4の光軸との交点には、立ち上げミラー16が配置されている。この立ち上げミラー16は、ミラー15aによって対物レンズ4の光軸に交差する方向に導かれた光束を、対物レンズ4の光軸方向、すなわち、光ディスク109の主面部に垂直な方向に偏向させて、対物レンズ4に入射させる。対物レンズ4に入射された平行光束は、この対物レンズ4により、光ディスク109の信号記録面上に、微小な光スポットとして集光される。
【0084】
なお、図6では、図面を明解にするため、図6中のA点で光軸回りに90°回転させて、立ち上げミラー16、λ/4板15b及び対物レンズ4が重ならないようにして図示している。実際には、立ち上げミラー16で偏向された光束は、図面の紙面に垂直な方向に進行するので、立ち上げミラー16、λ/4板15b及び対物レンズ4は、同軸上に重なって見えることになる。
【0085】
可動光学ブロック5aは、シャーシ上に配設されたシャフト11にガイドされることにより、図1中矢印Tで示すように、対物レンズ4がスピンドル軸10aに対して接離する方向に移動操作可能となされている。なお、スピンドル軸10aは、先端側にディスクテーブル12が取付けられており、このディスクテーブル12によって、光ディスク109の中心部分を支持する。スピンドルモータ10が駆動されスピンドル軸10aが回転されると、光ディスク109は、ディスクテーブル12とともに回転操作される。
【0086】
光ディスク109の信号記録面において反射された光束は、再び対物レンズ4を通り、立ち上げミラー16で偏向され、λ/4板15bを経て、さらに、ミラー15aで偏向される。この光束は、ビームエキスパンダの凸レンズ14及び凹レンズ13を通り、ビームスプリッタ8に戻る。このビームスプリッタ8において、光ディスク109からの戻り光は、光検出器9に向かう光束と可動光学系5に向かう光束とを分ける反射面を透過し、集光レンズ17により、光検出手段となる光検出器18の受光面上に集光される。この光検出器18は、このようにして、光ディスク109の信号記録面上に対物レンズ4によって集光された光束の信号記録面による反射光束を検出することとなる。
【0087】
そして、この光学ピックアップ装置においては、ビームエキスパンダにおける凹レンズ13と凸レンズ14との距離を可変制御することにより、光ディスク109の信号記録面上に形成された透明カバー層109aの厚みが場所によって誤差を有していることから生ずる球面収差の補正を行うことができる。
【0088】
このような球面収差の補正において、ビームエキスパンダをなす凹レンズ13及び凸レンズ14のうちの対物レンズ4側となる凸レンズ14を光軸方向に移動させると、この移動に伴って、ビームエキスパンダの有効径が変動してしまい、光ディスク109上に照射される光束の出力(盤面パワー)が変動してしまうこととなる。したがって、球面収差を補正するには、ビームエキスパンダをなす凹レンズ13及び凸レンズ14のうち、対物レンズ4から遠い側となる凹レンズ13を光軸方向に移動させることが望ましい。凹レンズ13を光軸方向に移動させても、光ディスク109上に照射される光束の出力(盤面パワー)が変動することはない。
【0089】
そして、この光学ピックアップ装置においては、この光学ピックアップ装置の製造過程において、ビームエキスパンダは、光軸に直交する2方向について、凹レンズ13及び凸レンズ14の相対位置が調整されていることによって、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差が補正されている。
【0090】
この調整においては、ビームエキスパンダをなす凹レンズ13及び凸レンズ14のうち、固定側レンズとなる凸レンズ14を、図6中の矢印X及び矢印Yで示すように、光軸と垂直な2方向に位置調整することが望ましい。このような凸レンズ14の移動調整により、ミラー15a等の取り付け誤差(傾き)により発生する収差が補正される。
【0091】
すなわち、この光学ピックアップ装置の製造においては、まず、ビームスプリッタ8から出射される平行光束の位置が可動光学ブロック5a内における所定の位置となるように、可動光学ブロック5a内に半導体レーザ1からビームスプリッタ8までの各光学素子を配設する。この場合においては、半導体レーザ1からビームスプリッタ8までの各光学素子間の相対位置は、可動光学ブロック5a内に形成された取付け面(位置決め部)等を基準として、傾きのない状態に構成する。このように、半導体レーザ1の位置調整をしないことにより、各光学素子の取り付け角度のずれによる光束の傾き、特に、半導体レーザ1からの出射光束が入射されるコリメータレンズ6からの出射光束の傾きが生じないようにすることができる。
【0092】
次に、ミラー15a及び立ち上げミラー16の2個のミラーを可動光学ブロック5a内に取り付ける。これらミラー15a及び立ち上げミラー16の可動光学ブロック5aに対する取り付けは、可動光学ブロック5aにおける取付け面を基準として行うので、各ミラーの取付け位置の精度は、可動光学ブロック5aの加工精度に依存することとなる。そして、半導体レーザ1からビームスプリッタ8までの各光学素子と各ミラー15a,16との取付け位置の相対的な誤差により、対物レンズ4から出射される光束において生じている波面収差を、ビームエキスパンダの固定側レンズである凸レンズ14の位置調整を行うことにより補正し、この凸レンズ14を固定する。
【0093】
なお、ビームエキスパンダの固定側レンズを移動させる位置調整機構は、例えば、ネジ送り機構などによってレンズを光軸に直交する方向に押して移動させる機構などでよい。このような機構は、ミラーの傾き調整(アオリ調整)を行うための機構が回動支点を要することに比較すると、単純な構造で済む。したがって、ビームエキスパンダの固定側レンズを移動させる位置調整機構が光学ピックアップ装置の大型化を招来することはない。
【0094】
上述のように、この光学ピックアップ装置においては、ミラー15a及び立ち上げミラー16の2個のミラーの取り付け位置の誤差によって生ずる対物レンズ4から出射される光束における波面収差が、ビームエキスパンダにおけるレンズの光軸に直交する方向の位置調整によって、充分に抑制されている。
【0095】
また、この光学ピックアップ装置においては、ビームエキスパンダにおけるレンズの位置調整機構は構成が簡素であるため、ミラーの傾き調整機構を設ける場合と比較すると、可動光学ブロックの装置構成の大型化が抑えられ、この可動光学ブロックを小型軽量化することが可能となっている。このように可動光学ブロックを小型軽量化できることは、この可動光学ブロックを移動操作するためのモータとして小型のものを使用することができるので、光学ピックアップ装置の全体の構成及びこの光学ピックアップ装置を使用して構成される記録再生装置の構成の小型化をも可能とする。
【0096】
さらに、この光学ピックアップ装置においては、可動光学ブロック内に、例えばペンタプリズムのような、複雑な形状をしたプリズムを用いる必要がないので、部品作製及び組立が容易であり、部品コストも低廉に抑えることができる。
【0097】
ところで、上述のような各光学ピックアップ装置における対物レンズ4は、図7に示すように、可動光学ブロック5a上に、2軸アクチュエータ19を介して支持されている。この2軸アクチュエータ19は、可動光学ブロック5a上に取付けられるアクチュエータベース20と、このアクチュエータベース20に対して弾性アーム21を介して取付けられ対物レンズ4を保持しているレンズホルダ22とを有して構成されている。レンズホルダ22は、弾性アーム21を弾性変形させつつ、アクチュエータベース20に対して、対物レンズ4の光軸方向及びこの光軸に直交する方向の2方向を含む平面内において、移動が可能である。
【0098】
この2軸アクチュエータ19においては、レンズホルダ22には、図示しないフォーカスコイル及びトラッキングコイルが取付けられている。そして、アクチュエータベース20上には、図示しないマグネット及びヨークが取付けられている。これらマグネット及びヨークは、形成する磁界中にフォーカスコイル及びトラッキングコイルを位置させる磁気回路を構成している。
【0099】
この2軸アクチュエータにおいては、フォーカスコイルに駆動電流が供給されると、この電流と磁気回路が形成する磁界との相互作用により、レンズホルダ22は、対物レンズ4の光軸方向、すなわち、フォーカス方向に移動操作される。また、この2軸アクチュエータにおいては、トラッキングコイルに駆動電流が供給されると、この電流と磁気回路が形成する磁界との相互作用により、レンズホルダ22は、対物レンズの光軸に直交する方向、すなわち、トラッキング方向に移動操作される。すなわち、この2軸アクチュエータ19において、レンズホルダ22は、フォーカスコイル及びトラッキングコイルに給電することにより、対物レンズ4の光軸方向及びこの光軸に直交する方向の2方向を含む平面内の任意の方向に移動操作することができる。
【0100】
そして、この2軸アクチュエータ19においては、立ち上げミラー16を介して対物レンズ4に入射される光束は、アクチュエータベース20の底板部に形成された透孔23を通って、対物レンズ4に入射される。
【0101】
この2軸アクチュエータ19においては、フォーカスコイルに、対物レンズ4による集光点と光ディスク109の信号記録面との該対物レンズ4の光軸方向の距離を示すフォーカスエラー信号に基づく駆動電流が供給されることにより、フォーカスサーボ動作が実行される。また、この2軸アクチュエータ19においては、フォーカスコイル及びトラッキングコイルに、対物レンズ4による集光点と光ディスク109の信号記録面上に形成された記録トラックとの該光ディスク109の径方向の距離を示すトラッキングエラー信号に基づく駆動電流が供給されることにより、トラッキングサーボ動作が実行される。このようなフォーカスサーボ動作及びトラッキングサーボ動作が実行されることにより、対物レンズ4による集光点は、常に光ディスク109の信号記録面上の記録トラック上に形成される。
【0102】
そして、この2軸アクチュエータ19には、立ち上げミラー16を介して対物レンズ4に入射される光束に対する対物レンズ4のスキュー(傾き)を調整するスキュー調整機構を設けてもよい。このスキュー調整機構は、アクチュエータベース20の底面部が可動光学ブロック5a側に球面状に膨出形成された球状突起24と、可動光学ブロック5aの上面部において該球状突起24を支持する凹球面状の球面座25とを有して構成される。そして、アクチュエータベース20は、可動光学ブロック5a上に設けられた支柱26に巻回された圧縮コイルバネ27により、一端側を、図7中矢印Aで示すように、可動光学ブロック5a側に押圧されるとともに、可動光学ブロック5aの上面部に形成されたネジ孔に螺入された引きネジ28により、他端側を、図7中矢印Bで示すように、可動光学ブロック5a側に所定位置まで引っ張られて支持されている。
【0103】
このスキュー調整機構においては、アクチュエータベース20の他端側の位置は、引きネジ28のネジ頭の位置によって決まり、また、球状突起24と球面座25とは、圧縮コイルバネ27の押圧力によって、常に接触している。したがって、このような引きネジ28を、対物レンズ4の光軸からみて2以上の方向となる位置にそれぞれ設けておけば、これら引きネジの可動光学ブロック5aのネジ孔に対する螺入量を調整することにより、立ち上げミラー16を介して対物レンズ4に入射される光束に対する対物レンズ4のスキューを調整することができる。
【0104】
このスキュー調整により、対物レンズ4の光軸の光ディスク109の信号記録面に対する傾きを防止することができ、このような傾きによる収差の発生を抑えることができる。
【0105】
なお、このスキュー調整機構においては、立ち上げミラー16もアクチュエータベース20側に取付けることとして、対物レンズ4及び立ち上げミラー16が、互いの位置関係を一定に保ったまま、光ディスク109の信号記録面に対する傾きを調整されるように構成することもできる。このようなスキュー調整により、立ち上げミラー16から対物レンズ4に入射される光束の光軸の光ディスク109の信号記録面に対する傾きを防止することができ、このような傾きによる収差の発生を抑えることができる。
【0106】
また、この記録再生装置においては、スピンドルモータ10をシャーシ2に対して傾けることによって、対物レンズ4から出射される光束に対する光ディスク109の傾きを調整することとしてもよい。この場合には、スピンドルモータ10は、図8に示すように、シャーシ2の中央部に形成された透孔29内に挿通されて配置され、底部に取付けられた調整板30を介して、シャーシ2により支持される。調整板30は、一端側をシャーシ2に対して固定された状態で容易に変形させることができ、この調整板30を変形させることによって、スピンドルモータ10のシャーシ2に対する傾きを調整することができる。そして、スピンドルモータ10のシャーシ2に対する傾きが最適となった状態で、調整板30の複数箇所を半田31によってシャーシ2に対して固定し、調整板30が変形しないようにすれば、スピンドルモータ10が固定される。
【0107】
このようなスピンドルモータ10のシャーシ2に対する傾きの調整によって、対物レンズ4から出射される光束の光軸に対する光ディスク109の信号記録面の傾きを防止することができ、このような傾きによる収差の発生を抑えることができる。
【0108】
そして、本発明に係る記録再生装置は、上述のように、シャーシ上に光学ピックアップ装置及びスピンドルモータ10を備えるとともに、図9に示すように、サーボ制御回路33及びシステムコントローラ34等を有する電子回路部を備えて構成されている。
【0109】
この記録再生装置において、スピンドルモータ10は、サーボ制御回路33及びシステムコントローラ34によって制御され、所定の回転数で駆動する。光学ピックアップ装置35は、スピンドルモータ10によって回転操作される光ディスク109に対し、情報信号の書き込み及び読出しを行う。この光学ピックアップ装置35の可動光学系5は、送りモータ36によって、ディスクテーブル12上に装着された光ディスク109の径方向に移動操作される。これら光学ピックアップ装置35及び送りモータ36も、サーボ制御回路33によって制御されて駆動する。
【0110】
光学ピックアップ装置35は、光ディスク109の信号記録面に光束を照射し、この光束の反射光束を検出することにより、該信号記録面より情報信号を読み出す。光学ピックアップ装置35により光ディスク109より読み出された信号は、プリアンプ37により増幅されて、信号変復調及びECCブロック38及びサーボ制御回路33に送られる。信号変復調及びECCブロック38は、再生する光ディスクの種類に応じて、信号の変調、復調及びECC(エラー訂正符号)の付加を行う。また、信号変復調及びECCブロック38は、送られた信号に基づき、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、トラック判別信号、RF信号等を生成する。サーボ制御回路33は、信号変復調及びECCブロック38にて生成されるフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、トラック判別信号に基づいて、光学ピックアップ装置35を制御する。
【0111】
信号変復調及びECCブロック38において復調された信号は、この信号が例えばコンピュータのデータストレージ用のデータであれば、インターフェイス39を介して、外部コンピュータ40等に送出される。この場合、外部コンピュータ40等は、光ディスク109に記録された信号を、再生信号として受け取ることができる。
【0112】
また、光学ピックアップ装置35は、信号変復調及びECCブロック38から送られる信号に基づいて、スピンドルモータ10により回転操作される光ディスク109の信号記録面に対して、光束の照射を行う。このような光束の照射により、光ディスク109の信号記録面に対する情報信号の書き込みが行われる。
【0113】
【発明の効果】
上述のように、本発明に係る光学ピックアップ装置及び記録再生装置においては、ビームエキスパンダの凹レンズ及び凸レンズの相対位置の光軸に直交する2方向についての調整により、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差が補正されているので、光学系全体として、充分な光学特性が維持されている。
【0114】
また、本発明に係る光学ピックアップ装置の製造方法においては、ビームエキスパンダの凹レンズ及び凸レンズの相対位置を光軸に直交する2方向について調整することにより、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差を補正するので、光学系全体として、充分な光学特性を維持することができる。
【0115】
すなわち、本発明によれば、ビームエキスパンダを備える光学ピックアップ装置、特に、固定光学ブロック及び可動光学ブロックを有する分離光学系の光学ピックアップ装置において、簡単な機構を追加するのみで、可動光学系において発生する収差、いわゆる光軸倒れを補正することができ、立ち上げミラー等の取り付け角度についての必要精度を緩和することが可能となる。この場合において、対物レンズからの出射光束についての波面収差は充分に小さくなされ、かつ、光学ピックアップ装置の大型化が招来されることがない。
【0116】
そして、本発明は、光学ピックアップ装置の可動光学系において、ミラー等、光束を反射させて偏向させる光学素子の数が多い場合に、より有効である。すなわち、光束を反射させて偏向させる光学素子の取り付け角度の誤差は、その2倍の角度だけ光軸を傾ける原因となるため、このような光学素子を多く用いる場合には、より高い取り付け精度が要求されるからである。
【0117】
また、本発明は、光学素子内で光束を2回内面反射させてこの光束を偏向させるペンタプリズムのような光学素子を立ち上げミラーやビームスプリッタに代えて用いることに比較すると、光学素子の作製が容易であり、コストも低廉であるという効果がある。
【0118】
そして、本発明に係る光学ピックアップ装置を、固定光学ブロック及び可動光学ブロックに分離せずに全ての光学素子を一体的な光学ブロック内に配設して構成した場合には、光源の位置調整をする必要がなくなり、各光学素子の取り付け角度のずれによる光束の傾き、特に、光源からの出射光束が入射されるコリメータレンズからの出射光束の傾きが生じないようにすることができる。
【0119】
すなわち、本発明は、光源の発光波長の短波長化や、対物レンズの高開口数(NA)化とともに、光学素子の取付け位置について充分な精度が容易に確保されることにより、従来より情報信号の記録密度が高い光ディスクに対応できる光学ピックアップ装置を提供し、また、このような光学ピックアップ装置の製造方法を提供し、さらに、このような光学ピックアップ装置を用いることにより従来より情報信号の記録密度が高い光ディスクを用いることができるようになされた記録再生装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光学ピックアップ装置及び記録再生装置の要部の構成(分離型の光学ブロックを用いたもの)を示す平面図である。
【図2】上記図1に示した光学ピックアップ装置及び記録再生装置の要部の構成を示す側面図である。
【図3】上記図1に示した光学ピックアップ装置における対物レンズに入射する光束の傾きと対物レンズからの出射光光束における波面収差との関係を示すグラフである。
【図4】上記図1に示した光学ピックアップ装置において対物レンズに入射する光束の傾きが0.8°であるときの対物レンズの傾き調整の角度と対物レンズからの出射光光束における波面収差との関係を示すグラフである。
【図5】上記図1に示した光学ピックアップ装置においてビームエキスパンダのレンズを光軸に直交する平面内で最適位置に移動調整した場合の対物レンズに入射する光束の傾きと対物レンズからの出射光光束における波面収差との関係を示すグラフである。
【図6】本発明に係る光学ピックアップ装置及び記録再生装置の要部の構成の他の形態(一体型の光学ブロックを用いたもの)を示す平面図である。
【図7】上記光学ピックアップ装置における対物レンズのスキュー調整機構の構成を示す断面図である。
【図8】上記記録再生装置におけるスピンドルモータのスキュー調整機構の構成を示す側面図である。
【図9】上記記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図10】従来の光学ピックアップ装置(分離型の光学ブロックを用いたもの)及び記録再生装置の要部の構成を示す平面図である。
【図11】従来の光学ピックアップ装置(分離型の光学ブロックを用いたもの)及び記録再生装置の要部の構成の他の例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザ、2 シャーシ、3 固定光学系、3a 固定光学ブロック、4 対物レンズ、5 可動光学系、5a 可動光学ブロック、6 コリメータレンズ、7a アナモルフィックプリズム、8 ビームスプリッタ、10 スピンドルモータ、13 凹レンズ、14 凸レンズ、15 ミラー、16 立ち上げミラー、18 光検出器、109 光ディスク

Claims (18)

  1. 光源と、
    上記光源が発した光束を光学記録媒体の信号記録面上に集光させる対物レンズと、
    凹レンズ及び凸レンズからなり、上記光学記録媒体において信号記録面上に形成された透明カバー層において生ずる球面収差を補正するために、上記光源から上記対物レンズに至る光路上に配置され、該凹レンズ及び該凸レンズ間の距離が可変であるビームエキスパンダと、
    上記光束の上記信号記録面による反射光束を検出する光検出手段と
    を備え、
    上記ビームエキスパンダは、光軸に直交する2方向について、上記凹レンズ及び上記凸レンズの相対位置が調整されていることによって、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差を補正する
    ことを特徴とする光学ピックアップ装置。
  2. 上記他の光学素子として、上記光源からの光束の光路を折り曲げる光学素子を少なくとも2個以上有していることを特徴とする請求項1記載の光学ピックアップ装置。
  3. 上記ビームエキスパンダは、上記凹レンズ及び上記凸レンズのうちの一方のレンズが光軸方向に移動操作可能となされており、他方の固定レンズが、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差を補正するために、光軸に直交する2方向に調整されている
    ことを特徴とする請求項1記載の光学ピックアップ装置。
  4. 上記他の光学素子として、上記光源からの光束の光路を折り曲げる光学素子を少なくとも2個以上有していることを特徴とする請求項3記載の光学ピックアップ装置。
  5. 光源及びコリメータレンズを有し、記録再生装置内において固定して配設される固定光学系と、
    対物レンズを有し、上記記録再生装置内において、該対物レンズの光軸を、光学記録媒体の信号記録面に対して垂直となして支持され、この信号記録面に平行な方向に移動操作可能となされて配設され、上記光源から発せられ上記コリメータレンズを経て上記固定光学系から出射された平行光束を入射され、この光束を該対物レンズによって上記光学記録媒体の信号記録面上に集光させる可動光学系と、
    凹レンズ及び凸レンズからなり、上記光学記録媒体において信号記録面上に形成された透明カバー層において生ずる球面収差を補正するために、上記光源から上記対物レンズに至る光路上に配置され、該凹レンズ及び該凸レンズ間の距離が可変であるビームエキスパンダと、
    上記光束の上記信号記録面による反射光束を検出する光検出手段と
    を備え、
    上記ビームエキスパンダは、光軸に直交する2方向について、上記凹レンズ及び上記凸レンズの相対位置が調整されていることによって、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差を補正する
    ことを特徴とする光学ピックアップ装置。
  6. 上記他の光学素子として、上記光源からの光束の光路を折り曲げる光学素子を少なくとも2個以上有していることを特徴とする請求項5記載の光学ピックアップ装置。
  7. 上記ビームエキスパンダは、上記凹レンズ及び上記凸レンズのうちの一方のレンズが光軸方向に移動操作可能となされており、他方の固定レンズが、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差を補正するために、光軸に直交する2方向に調整されている
    ことを特徴とする請求項5記載の光学ピックアップ装置。
  8. 上記他の光学素子として、上記光源からの光束の光路を折り曲げる光学素子を少なくとも2個以上有していることを特徴とする請求項7記載の光学ピックアップ装置。
  9. 光源と、この光源が発した光束を光学記録媒体の信号記録面上に集光させる対物レンズと、凹レンズ及び凸レンズからなり上記光学記録媒体において信号記録面上に形成された透明カバー層において生ずる球面収差を補正するために上記光源から上記対物レンズに至る光路上に配置され上記凹レンズ及び上記凸レンズ間の距離が可変であるビームエキスパンダと、上記光束の上記信号記録面による反射光束を検出する光検出手段とを備えた光学ピックアップ装置の製造方法であって、
    上記ビームエキスパンダをなす上記凹レンズ及び上記凸レンズの光軸に直交する2方向についての相対位置を調整することにより、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差を補正する
    ことを特徴とする光学ピックアップ装置の製造方法。
  10. 上記他の光学素子として、上記光源からの光束の光路を折り曲げる光学素子を少なくとも2個以上用いることを特徴とする請求項9記載の光学ピックアップ装置の製造方法。
  11. 上記ビームエキスパンダは、上記凹レンズ及び上記凸レンズのうちの一方のレンズが光軸方向に移動操作可能なレンズであり、
    他方の固定レンズを、光軸に直交する2方向に調整することにより、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差を補正する
    ことを特徴とする請求項9記載の光学ピックアップ装置の製造方法。
  12. 上記他の光学素子として、上記光源からの光束の光路を折り曲げる光学素子を少なくとも2個以上用いることを特徴とする請求項11記載の光学ピックアップ装置の製造方法。
  13. 光源及びコリメータレンズを有し記録再生装置内において固定して配設される固定光学系と、対物レンズを有し上記記録再生装置内において該対物レンズの光軸を光学記録媒体の信号記録面に対して垂直となして支持されこの信号記録面に平行な方向に移動操作可能となされて配設され上記光源から発せられ上記コリメータレンズを経て上記固定光学系から出射された平行光束を入射されこの光束を該対物レンズによって上記光学記録媒体の信号記録面上に集光させる可動光学系と、凹レンズ及び凸レンズからなり上記光学記録媒体において信号記録面上に形成された透明カバー層において生ずる球面収差を補正するために上記光源から上記対物レンズに至る光路上に配置され該凹レンズ及び該凸レンズ間の距離が可変であるビームエキスパンダと、上記光束の上記信号記録面による反射光束を検出する光検出手段とを備えた光学ピックアップ装置の製造方法であって、
    上記ビームエキスパンダをなす上記凹レンズ及び上記凸レンズの光軸に直交する2方向についての相対位置を調整することにより、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差を補正する
    ことを特徴とする光学ピックアップ装置の製造方法。
  14. 上記他の光学素子として、上記光源からの光束の光路を折り曲げる光学素子を少なくとも2個以上用いることを特徴とする請求項13記載の光学ピックアップ装置の製造方法。
  15. 上記ビームエキスパンダは、上記凹レンズ及び上記凸レンズのうちの一方のレンズが光軸方向に移動操作可能なレンズであり、
    他方の固定レンズを、光軸に直交する2方向に調整することにより、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差を補正する
    ことを特徴とする請求項13記載の光学ピックアップ装置の製造方法。
  16. 上記他の光学素子として、上記光源からの光束の光路を折り曲げる光学素子を少なくとも2個以上用いることを特徴とする請求項15記載の光学ピックアップ装置の製造方法。
  17. 光学記録媒体を支持する媒体支持手段と、
    光源と、
    光軸を上記媒体支持手段に支持された光学記録媒体の信号記録面に対して垂直として支持され、この信号記録面に平行な方向に移動操作可能となされ、上記光源から発せられた光束を上記信号記録面上に集光させる対物レンズと、
    凹レンズ及び凸レンズからなり、上記光学記録媒体において信号記録面上に形成された透明カバー層において生ずる球面収差を補正するために、上記光源から上記対物レンズに至る光路上に配置され、該凹レンズ及び該凸レンズ間の距離が可変であるビームエキスパンダと、
    上記光束の上記信号記録面による反射光束を検出する光検出手段と、
    上記光検出手段からの光検出出力を信号処理する信号処理手段と
    を備え、
    上記ビームエキスパンダは、光軸に直交する2方向について、上記凹レンズ及び上記凸レンズの相対位置が調整されていることによって、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差を補正する
    ことを特徴とする記録再生装置。
  18. 光学記録媒体を支持する媒体支持手段と、
    光源及びコリメータレンズを有し、記録再生装置内において固定して配設される固定光学系と、
    対物レンズを有し、上記記録再生装置内において、該対物レンズの光軸を、上記媒体支持手段に支持された光学記録媒体の信号記録面に対して垂直となして支持され、この信号記録面に平行な方向に移動操作可能となされて配設され、上記光源から発せられ上記コリメータレンズを経て上記固定光学系から出射された平行光束を入射され、この光束を該対物レンズによって上記光学記録媒体の信号記録面上に集光させる可動光学系と、
    凹レンズ及び凸レンズからなり、上記光学記録媒体において信号記録面上に形成された透明カバー層において生ずる球面収差を補正するために、上記光源から上記対物レンズに至る光路上に配置され、該凹レンズ及び該凸レンズ間の距離が可変であるビームエキスパンダと、
    上記光束の上記信号記録面による反射光束を検出する光検出手段と、
    上記光検出手段からの光検出出力を信号処理する信号処理手段と
    を備え、
    上記ビームエキスパンダは、光軸に直交する2方向について、上記凹レンズ及び上記凸レンズの相対位置が調整されていることによって、他の光学素子の取付け誤差により発生する収差を補正する
    ことを特徴とする記録再生装置。
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