JP2004054838A - ワーク質量推定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】粘性抵抗や摺動抵抗が環境や経年変化によって変化することがあっても、イナーシャを正確に推定可能にする。
【解決手段】本発明のワーク質量推定装置は、トルクの情報と加速度の情報とに基づいてワーク質量を推定するものにおいて、加速時に推定したワーク質量値と、減速時に推定したワーク質量値との平均を求め、この平均値をワーク質量とするように構成したものである。この構成の場合、粘性抵抗及び摺動抵抗をキャンセルすることができるので、粘性抵抗や摺動抵抗が環境や経年変化によって変化することがあっても、イナーシャ(ワーク質量)を正確に推定することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明のワーク質量推定装置は、トルクの情報と加速度の情報とに基づいてワーク質量を推定するものにおいて、加速時に推定したワーク質量値と、減速時に推定したワーク質量値との平均を求め、この平均値をワーク質量とするように構成したものである。この構成の場合、粘性抵抗及び摺動抵抗をキャンセルすることができるので、粘性抵抗や摺動抵抗が環境や経年変化によって変化することがあっても、イナーシャ(ワーク質量)を正確に推定することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トルクの情報と加速度の情報とに基づいてワーク質量を推定するワーク質量推定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
モータによりメカ機構(例えばボールねじ等)を介してワークを移動させる各種の搬送装置やロボット等においては、ワークをある位置から他の位置へ移動させるサーボ制御を行うための制御装置が設けられている。この種の制御装置においては、ワーク(制御対象)の位置指令に対して実際の位置が一致するように制御が行われる構成となっている。このような制御装置として、ユーザが設定したワーク質量設定値に応じて制御の時定数を変えるように、例えばワーク質量設定値が軽いときは時定数を短くし、重いときは時定数を長くするように構成したものがある。
【0003】
この構成の場合、ユーザが設定したワーク質量設定値が実際のワーク質量よりも軽い場合には、時定数が適正値よりも短くなってしまい、メカ機構部品の寿命の低減や、振動増加や、メカ機構の破損等が発生する可能性がある。このため、制御装置自身が、ワーク質量を正確に推定できることが好ましい。
【0004】
ここで、ワーク質量を推定する周知の方法について、以下簡単に述べる。まず、上記した制御系においては、次の式が成り立つ。
【0005】
トルク=総イナーシャ×加速度+粘性抵抗×速度+摺動抵抗 (1)
ここで、総イナーシャは、ワーク質量のイナーシャ換算分とワーク無し時のイナーシャの和であるから、
ここで、ワーク無し時のイナーシャは、機械構成が決まれば、一義的に決まる値である。式(2)により、ワーク質量分のイナーシャを正確に求めるためには、粘性抵抗と摺動抵抗が既知である必要があるので、装置出荷時の測定値をパラメータとして予め与えておけば、イナーシャを推定することが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、粘性抵抗や摺動抵抗は、装置の使用環境の温度によって大きく変化することがあるし、また、装置を使用していくうちに、メカ機構の摩耗・がたの影響によって変化することがあるので、上記した方法ではイナーシャ(即ち、ワーク質量)を正確に推定することができなかった。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、粘性抵抗や摺動抵抗が環境や経年変化によって変化することがあっても、イナーシャを正確に推定することができるワーク質量推定装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のワーク質量推定装置は、トルクの情報と加速度の情報とに基づいてワーク質量を推定するものにおいて、加速時に推定したワーク質量値と、減速時に推定したワーク質量値との平均を求め、この平均値をワーク質量とするようにした。このように構成すると、粘性抵抗及び摺動抵抗をキャンセルすることができるので、粘性抵抗や摺動抵抗が環境や経年変化によって変化することがあっても、イナーシャを正確に推定することができる。
【0009】
また、上記構成において、加速時にワーク質量を推定する場合、モータの加速度が設定値以上のときのデータを用いることが好ましい。更に、推定したワーク質量を、ユーザが設定したワーク質量と比較して、適切であるか否かを判断し、適切でないときには、報知して停止するように構成することも好ましい構成である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を搬送装置に適用した一実施例について、図面を参照しながら説明する。まず、本発明の原理について、図1に従って説明する。ここでは、説明を簡単にするために、加速度が一定で加速及び減速を実行するものとする。
【0011】
加速時の速度N1のときの加速度をα、トルクをT1とし、減速時の同速度N1のときの加速度をα、トルクをT2とすると、それぞれのワーク質量イナーシャは、前記式(2)より、次の2つの式で表わされる。
【0012】
従って、加速時のワーク質量イナーシャ推定値と、減速時のワーク質量イナーシャ推定値との平均は、次の式で表わされる。
【0013】
この式(5)において、T1は加速に必要なトルクTaに摺動抵抗分トルクと粘性抵抗分トルクとを足したものである。また、T2は減速に必要なトルク−Taに摺動抵抗分トルクと粘性抵抗分トルクとを足したものである。このため、上記式(5)は次のようになる。
【0014】
以上のことから、加速時のトルクと減速時のトルクの平均をとることにより、粘性抵抗及び摺動抵抗をキャンセルすることができ、加減速に使用されたトルク分だけが求まることがわかる。このトルクを加速度で割って、ワーク無し時のイナーシャを引けば、ワーク重量分のイナーシャが求まる。尚、この場合、直線加減速の例で説明したが、S字加減速の場合も同様に説明することができる。
【0015】
また、上述した説明では、加減速の途中のある速度N1に対して説明したが、ワーク質量の推定精度を高めるために、加速度が設定値以上になった後、所定のサンプリング周期毎に複数回計算して、それらの平均を取るように構成することが好ましい。以下、このように構成した実施例を具体的に説明する。
【0016】
まず、本実施例の搬送装置の機械的構成について図2を参照して説明する。この図2に示すように、搬送装置1は、ベース2と、このベース2上に設けられたリニアガイド3と、このリニアガイド3上に移動可能に設けられたテーブル4と、このテーブル4をリニアガイド3のボールねじ5を介して移動駆動するモータ6とを備えて構成されている。
【0017】
そして、上記テーブル4の上に、ワーク7が載置されて固定されている。尚、モータ6のシャフト6aと、ボールねじ5は、カップリング8を介して連結されている。また、モータ6は、サーボモータで構成されており、エンコーダ6b(図3参照)を備えている。
【0018】
次に、上記モータ6をサーボ制御する制御装置について、図3のブロック図を参照して説明する。図3に示すように、制御装置8は、数値制御部(NC)9と、サーボアンプ10とから構成されている。尚、サーボアンプ10の電気的構成は、従来周知のサーボアンプの構成とほぼ同じである。
【0019】
上記数値制御部9は、モーションコントロール部11と、位置カウンタ12と、ワーク質量推定部(ワーク質量推定装置)13とから構成されている。モーションコントロール部11は、例えば加工プログラムを解釈して位置指令Saを生成し、この位置指令Saをサーボアンプ10へ送るように構成されている。これと共に、モーションコントロール部11は、モータ6のエンコーダ6bから出力された位置フィードバックSbを位置カウンタ12によりカウントして得られた位置情報(カウント結果)Scを受け取り、この位置情報Scに基づいて現在位置を認識し、加工プログラムを進めていくように構成されている。
【0020】
また、ワーク質量推定部13は、サーボアンプ10からのトルク情報T(n)と、位置カウンタ12からの位置情報Scと、モーションコントロール部11からの加減速情報Sdとを受け取り、これらの情報に基づいて、後述するようにしてワーク重量を推定するように構成されている。
【0021】
また、サーボアンプ10は、モーションコントロール部11からの位置指令Sa通りモータ6が動作するように、モータ6の電流を制御するように構成されている。具体的には、サーボアンプ10の加算器14において、位置指令Saと実際の位置(エンコーダ6bからの位置フィードバックSb)との位置偏差Seが算出され、この位置偏差Seに位置ループゲインKpを乗ずることにより、速度指令Sfが算出される。
【0022】
そして、加算器15において、上記速度指令Sfと実際の速度(エンコーダ6bからの位置フィードバックを微分回路18で微分して得られた速度)Sgとの速度偏差Shが算出される。この速度偏差Shに速度ループ比例ゲインKvpを乗ずることにより得られた電流指令(比例)Siと、上記速度指令Sfを積分回路19により積分して、その積分結果に速度ループ積分ゲインKviを乗ずることにより得られた電流指令(積分)Sjとを、加算器16により加算することにより、電流指令Skが算出される。そして、この電流指令Skにしたがうように電流制御部17によりモータ6が通電制御される構成となっている。また、電流制御部17は、モータ6の電流情報、即ち、トルク情報T(n)を数値制御部9のワーク質量推定部13へ与えるように構成されている。
【0023】
次に、ワーク質量推定部13の制御内容について、図4及び図5のフローチャートを参照して説明する。この図4及び図5のフローチャートにおいて使用されている各記号は、次の3つのグループに分類されて定義されている。まず、機械固有パラメータとして、Nok:ワーク質量推定計算個数許容値、Werr:ユーザ設定ワーク質量の許容誤差[kg]、αst:ワーク質量推定開始角加速度[rad/sec2]、J:ワーク無し時の総イナーシャ[kg・m2]、A:加速度を角加速度に変換する係数[rad/sec2]、B:ワーク質量をモータ軸換算イナーシャに変換するパラメータ[kg・m2/kg]がある。また、ユーザ設定パラメータとして、Wset:ユーザが設定するワーク質量[kg]がある。
【0024】
また、内部レジスタとして、Nacc:加速時のワーク質量計算個数カウンタ、Ndec:減速時のワーク質量計算個数カウンタ、Wacc:加速時のワーク質量累積[kg]、Wdec:減速時のワーク質量累積[kg]、P(n):n時の位置カウンタ[pulse]、Δt:サンプリング時間[sec]、F(n):n時の速度[pulse/sec]、α(n):n時の角加速度[rad/sec2]、Jall(n):n時の総イナーシャ推定値[kg・m2]、W(n):n時のワーク質量推定値[kg]、W:ワーク質量推定加減速平均[kg]がある。
【0025】
そして、本実施例のワーク質量推定の制御においては、推定精度を上げるために、加速度がある設定値以上になったときに、ワーク質量計算を実行している。また、計算個数が少ないと、推定精度が低下するため、加減速終了後において、加速時、減速時のそれぞれの計算個数が設定値以下の場合には、ワーク質量推定処理を中断するように構成されている。以下、図4、図5のフローチャートに従って、ワーク質量推定処理の制御について説明する。
【0026】
まず、図4のステップS1において、4つの内部レジスタNacc、Ndec、Wacc、Wdecをクリアする。そして、ステップS2へ進み、加速開始したか否かを判断する。ここで、加速開始したときには、ステップS2にて「YES」へ進み、速度F(n)の計算と、角加速度α(n)の計算を実行する(ステップS3)。
【0027】
続いて、ステップS4へ進み、角加速度α(n)の絶対値が設定値αst以上であるか否かを判断する。ここで、角加速度α(n)の絶対値が設定値αst以上であれば、ステップS4にて「YES」へ進み、ワーク質量を推定する計算を実行する(ステップS5)。この場合、総イナーシャ推定の計算と、ワーク質量推定の計算と、ワーク質量累積の計算と、加速時計算回数の累積の計算とを実行するように構成されている。
【0028】
そして、ステップS6へ進み、加速が終了したか否かを判断するようになっている。ここで、加速が終了していない場合には、ステップS6にて、「NO」へ進み、ステップS3へ戻るように構成されている。これにより、ワーク質量推定の計算処理(ステップS3、S5)が所定のサンプリング周期で複数回実行されるようになっている。尚、ステップS4にて、角加速度α(n)の絶対値が設定値αst以上でないときには、「NO」へ進み、ステップS6へ進む。
【0029】
さて、加速が終了したら、ステップS6にて「YES」へ進み、図5のステップS7へ進み、減速開始したか否かを判断する。ここで、減速開始したときには、ステップS7にて「YES」へ進み、速度F(n)の計算と、角加速度α(n)の計算を実行する(ステップS8)。
【0030】
続いて、ステップS9へ進み、角加速度α(n)の絶対値が設定値αst以上であるか否かを判断する。ここで、角加速度α(n)の絶対値が設定値αst以上であれば、ステップS9にて「YES」へ進み、ワーク質量を推定する計算を実行する(ステップS10)。この場合、総イナーシャ推定の計算と、ワーク質量推定の計算と、ワーク質量累積の計算と、減速時計算回数の累積の計算とを実行するように構成されている。
【0031】
そして、ステップS11へ進み、減速が終了したか否かを判断するようになっている。ここで、減速が終了していない場合には、ステップS11にて、「NO」へ進み、ステップS8へ戻るようになっている。これにより、ワーク質量推定の計算処理(ステップS8、S10)が所定のサンプリング周期で複数回実行されるようになっている。尚、ステップS9にて、角加速度α(n)の絶対値が設定値αst以上でないときには、「NO」へ進み、ステップS11へ進む。
【0032】
さて、減速が終了したら、ステップS11にて「YES」へ進み、加速時の推定計算回数並びに減速時の推定計算回数がそれぞれ予め設定された設定回数Nok(ワーク質量推定計算個数許容値)以上であるか否かを判断する(ステップS12)。ここで、加減速時の推定計算回数が設定回数Nok以上でない場合には、ステップS12にて「NO」へ進み、ワーク質量の推定処理を終了(中止)するように構成されている。
【0033】
これに対して、ステップS12にて、加減速時の推定計算回数がそれぞれ設定回数Nok以上であるときは、「YES」へ進み、加減速時の各ワーク質量の推定値の平均を計算する(ステップS13)。この場合、加速時に計測した複数のワーク質量の推定値の平均を計算すると共に、減速時に計測した複数のワーク質量の推定値の平均を計算し、更に、これら2つの平均値の平均を計算しており、この平均値をワーク質量の推定値Wとしている。
【0034】
そして、ステップS14へ進み、上記求めたワーク質量の推定値Wと、ユーザが設定したワーク質量Wsetとを比較し、上記ワーク質量の推定値Wがユーザが設定したワーク質量Wsetよりも、予め設定された許容誤差Werr以上重いか否かを判断する。ここで、上記推定値Wが許容誤差Werr以上重くなければ、ステップS14にて「NO」へ進み、ワーク質量推定処理を終了する。
【0035】
これに対して、上記推定値Wが許容誤差Werr以上重いときには、ステップS14にて「YES」へ進み、ワーク質量の設定エラー処理へ移行するように構成されている。この場合、上記ワーク質量の推定値Wがユーザが設定したワーク質量Wsetよりも許容誤差Werr以上重いときは、機械振動が増え、加工精度が悪化し、また、ボールねじやガイド等にダメージを与えて寿命を短くしてしまう等の不具合が発生することがあるためである。
【0036】
そこで、このような場合には、ワーク質量の設定エラー処理へ移行し、例えば、表示装置の画面に警告を表示したり、アラーム音を鳴動させて装置の動作を停止させたりするように構成されている。尚、ユーザが設定したワーク質量設定値を実際のワーク質量値(推定値W)に自動的に書き換えると共に、実際のワーク質量に合った時定数に自動的に切り替えるように構成しても良い。
【0037】
さて、本実施例によってワーク質量を推定(測定)した実測結果を、図6に示す。この図6において、太い実線L1はモータの速度を示し、細い実線L2はモータのトルクを示し、破線L3はモータの角加速度を示している。また、黒い小さい丸のマーク(点)はワーク質量の推定値(計算値)を示し、横線H1は加速時のワーク質量推定値の平均値を示し、横線H2は減速時のワーク質量推定値の平均値を示している。
【0038】
上記図6によれば、加速時のワーク質量推定値の平均値(H1)が255kgであると共に、減速時のワーク質量推定値の平均値(H2)が129kgであるから、これら2つの平均値の平均、即ち、ワーク質量推定値は、192kgとなる。これに対して、実際のワークの質量は、194kgであることから、上記求めたワーク質量推定値は、かなり正確であることがわかる。
【0039】
尚、上記実施例においては、モータの加速度(の絶対値)がある設定値以上になったときに、ワーク質量計算を実行するように構成したが、これに代えて、モータのトルクがある設定値以上になったときに、ワーク質量計算を実行するように構成しても良い。
【0040】
【発明の効果】
本発明は以上の説明から明らかなように、加速時に推定したワーク質量値と、減速時に推定したワーク質量値との平均を求め、この平均値をワーク質量とするように構成したので、粘性抵抗及び摺動抵抗をキャンセルすることが可能となり、粘性抵抗や摺動抵抗が環境や経年変化によって変化することがあっても、イナーシャ、即ち、ワーク質量を正確に推定することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、直線加減速時の速度とトルクの関係を示す特性図
【図2】搬送装置の側面図
【図3】制御装置のブロック図
【図4】フローチャート(その1)
【図5】フローチャート(その2)
【図6】ワーク質量推定の実測値を示す図
【符号の説明】
1は搬送装置、2はベース、3はリニアガイド、4はテーブル、5はボールねじ、6はモータ、6bはエンコーダ、7はワーク、8は制御装置、9は数値制御部、10はサーボアンプ、11はモーションコントロール部、12は位置カウンタ、13はワーク質量推定部(ワーク質量推定装置)を示す。
【発明の属する技術分野】
本発明は、トルクの情報と加速度の情報とに基づいてワーク質量を推定するワーク質量推定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
モータによりメカ機構(例えばボールねじ等)を介してワークを移動させる各種の搬送装置やロボット等においては、ワークをある位置から他の位置へ移動させるサーボ制御を行うための制御装置が設けられている。この種の制御装置においては、ワーク(制御対象)の位置指令に対して実際の位置が一致するように制御が行われる構成となっている。このような制御装置として、ユーザが設定したワーク質量設定値に応じて制御の時定数を変えるように、例えばワーク質量設定値が軽いときは時定数を短くし、重いときは時定数を長くするように構成したものがある。
【0003】
この構成の場合、ユーザが設定したワーク質量設定値が実際のワーク質量よりも軽い場合には、時定数が適正値よりも短くなってしまい、メカ機構部品の寿命の低減や、振動増加や、メカ機構の破損等が発生する可能性がある。このため、制御装置自身が、ワーク質量を正確に推定できることが好ましい。
【0004】
ここで、ワーク質量を推定する周知の方法について、以下簡単に述べる。まず、上記した制御系においては、次の式が成り立つ。
【0005】
トルク=総イナーシャ×加速度+粘性抵抗×速度+摺動抵抗 (1)
ここで、総イナーシャは、ワーク質量のイナーシャ換算分とワーク無し時のイナーシャの和であるから、
ここで、ワーク無し時のイナーシャは、機械構成が決まれば、一義的に決まる値である。式(2)により、ワーク質量分のイナーシャを正確に求めるためには、粘性抵抗と摺動抵抗が既知である必要があるので、装置出荷時の測定値をパラメータとして予め与えておけば、イナーシャを推定することが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、粘性抵抗や摺動抵抗は、装置の使用環境の温度によって大きく変化することがあるし、また、装置を使用していくうちに、メカ機構の摩耗・がたの影響によって変化することがあるので、上記した方法ではイナーシャ(即ち、ワーク質量)を正確に推定することができなかった。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、粘性抵抗や摺動抵抗が環境や経年変化によって変化することがあっても、イナーシャを正確に推定することができるワーク質量推定装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のワーク質量推定装置は、トルクの情報と加速度の情報とに基づいてワーク質量を推定するものにおいて、加速時に推定したワーク質量値と、減速時に推定したワーク質量値との平均を求め、この平均値をワーク質量とするようにした。このように構成すると、粘性抵抗及び摺動抵抗をキャンセルすることができるので、粘性抵抗や摺動抵抗が環境や経年変化によって変化することがあっても、イナーシャを正確に推定することができる。
【0009】
また、上記構成において、加速時にワーク質量を推定する場合、モータの加速度が設定値以上のときのデータを用いることが好ましい。更に、推定したワーク質量を、ユーザが設定したワーク質量と比較して、適切であるか否かを判断し、適切でないときには、報知して停止するように構成することも好ましい構成である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を搬送装置に適用した一実施例について、図面を参照しながら説明する。まず、本発明の原理について、図1に従って説明する。ここでは、説明を簡単にするために、加速度が一定で加速及び減速を実行するものとする。
【0011】
加速時の速度N1のときの加速度をα、トルクをT1とし、減速時の同速度N1のときの加速度をα、トルクをT2とすると、それぞれのワーク質量イナーシャは、前記式(2)より、次の2つの式で表わされる。
【0012】
従って、加速時のワーク質量イナーシャ推定値と、減速時のワーク質量イナーシャ推定値との平均は、次の式で表わされる。
【0013】
この式(5)において、T1は加速に必要なトルクTaに摺動抵抗分トルクと粘性抵抗分トルクとを足したものである。また、T2は減速に必要なトルク−Taに摺動抵抗分トルクと粘性抵抗分トルクとを足したものである。このため、上記式(5)は次のようになる。
【0014】
以上のことから、加速時のトルクと減速時のトルクの平均をとることにより、粘性抵抗及び摺動抵抗をキャンセルすることができ、加減速に使用されたトルク分だけが求まることがわかる。このトルクを加速度で割って、ワーク無し時のイナーシャを引けば、ワーク重量分のイナーシャが求まる。尚、この場合、直線加減速の例で説明したが、S字加減速の場合も同様に説明することができる。
【0015】
また、上述した説明では、加減速の途中のある速度N1に対して説明したが、ワーク質量の推定精度を高めるために、加速度が設定値以上になった後、所定のサンプリング周期毎に複数回計算して、それらの平均を取るように構成することが好ましい。以下、このように構成した実施例を具体的に説明する。
【0016】
まず、本実施例の搬送装置の機械的構成について図2を参照して説明する。この図2に示すように、搬送装置1は、ベース2と、このベース2上に設けられたリニアガイド3と、このリニアガイド3上に移動可能に設けられたテーブル4と、このテーブル4をリニアガイド3のボールねじ5を介して移動駆動するモータ6とを備えて構成されている。
【0017】
そして、上記テーブル4の上に、ワーク7が載置されて固定されている。尚、モータ6のシャフト6aと、ボールねじ5は、カップリング8を介して連結されている。また、モータ6は、サーボモータで構成されており、エンコーダ6b(図3参照)を備えている。
【0018】
次に、上記モータ6をサーボ制御する制御装置について、図3のブロック図を参照して説明する。図3に示すように、制御装置8は、数値制御部(NC)9と、サーボアンプ10とから構成されている。尚、サーボアンプ10の電気的構成は、従来周知のサーボアンプの構成とほぼ同じである。
【0019】
上記数値制御部9は、モーションコントロール部11と、位置カウンタ12と、ワーク質量推定部(ワーク質量推定装置)13とから構成されている。モーションコントロール部11は、例えば加工プログラムを解釈して位置指令Saを生成し、この位置指令Saをサーボアンプ10へ送るように構成されている。これと共に、モーションコントロール部11は、モータ6のエンコーダ6bから出力された位置フィードバックSbを位置カウンタ12によりカウントして得られた位置情報(カウント結果)Scを受け取り、この位置情報Scに基づいて現在位置を認識し、加工プログラムを進めていくように構成されている。
【0020】
また、ワーク質量推定部13は、サーボアンプ10からのトルク情報T(n)と、位置カウンタ12からの位置情報Scと、モーションコントロール部11からの加減速情報Sdとを受け取り、これらの情報に基づいて、後述するようにしてワーク重量を推定するように構成されている。
【0021】
また、サーボアンプ10は、モーションコントロール部11からの位置指令Sa通りモータ6が動作するように、モータ6の電流を制御するように構成されている。具体的には、サーボアンプ10の加算器14において、位置指令Saと実際の位置(エンコーダ6bからの位置フィードバックSb)との位置偏差Seが算出され、この位置偏差Seに位置ループゲインKpを乗ずることにより、速度指令Sfが算出される。
【0022】
そして、加算器15において、上記速度指令Sfと実際の速度(エンコーダ6bからの位置フィードバックを微分回路18で微分して得られた速度)Sgとの速度偏差Shが算出される。この速度偏差Shに速度ループ比例ゲインKvpを乗ずることにより得られた電流指令(比例)Siと、上記速度指令Sfを積分回路19により積分して、その積分結果に速度ループ積分ゲインKviを乗ずることにより得られた電流指令(積分)Sjとを、加算器16により加算することにより、電流指令Skが算出される。そして、この電流指令Skにしたがうように電流制御部17によりモータ6が通電制御される構成となっている。また、電流制御部17は、モータ6の電流情報、即ち、トルク情報T(n)を数値制御部9のワーク質量推定部13へ与えるように構成されている。
【0023】
次に、ワーク質量推定部13の制御内容について、図4及び図5のフローチャートを参照して説明する。この図4及び図5のフローチャートにおいて使用されている各記号は、次の3つのグループに分類されて定義されている。まず、機械固有パラメータとして、Nok:ワーク質量推定計算個数許容値、Werr:ユーザ設定ワーク質量の許容誤差[kg]、αst:ワーク質量推定開始角加速度[rad/sec2]、J:ワーク無し時の総イナーシャ[kg・m2]、A:加速度を角加速度に変換する係数[rad/sec2]、B:ワーク質量をモータ軸換算イナーシャに変換するパラメータ[kg・m2/kg]がある。また、ユーザ設定パラメータとして、Wset:ユーザが設定するワーク質量[kg]がある。
【0024】
また、内部レジスタとして、Nacc:加速時のワーク質量計算個数カウンタ、Ndec:減速時のワーク質量計算個数カウンタ、Wacc:加速時のワーク質量累積[kg]、Wdec:減速時のワーク質量累積[kg]、P(n):n時の位置カウンタ[pulse]、Δt:サンプリング時間[sec]、F(n):n時の速度[pulse/sec]、α(n):n時の角加速度[rad/sec2]、Jall(n):n時の総イナーシャ推定値[kg・m2]、W(n):n時のワーク質量推定値[kg]、W:ワーク質量推定加減速平均[kg]がある。
【0025】
そして、本実施例のワーク質量推定の制御においては、推定精度を上げるために、加速度がある設定値以上になったときに、ワーク質量計算を実行している。また、計算個数が少ないと、推定精度が低下するため、加減速終了後において、加速時、減速時のそれぞれの計算個数が設定値以下の場合には、ワーク質量推定処理を中断するように構成されている。以下、図4、図5のフローチャートに従って、ワーク質量推定処理の制御について説明する。
【0026】
まず、図4のステップS1において、4つの内部レジスタNacc、Ndec、Wacc、Wdecをクリアする。そして、ステップS2へ進み、加速開始したか否かを判断する。ここで、加速開始したときには、ステップS2にて「YES」へ進み、速度F(n)の計算と、角加速度α(n)の計算を実行する(ステップS3)。
【0027】
続いて、ステップS4へ進み、角加速度α(n)の絶対値が設定値αst以上であるか否かを判断する。ここで、角加速度α(n)の絶対値が設定値αst以上であれば、ステップS4にて「YES」へ進み、ワーク質量を推定する計算を実行する(ステップS5)。この場合、総イナーシャ推定の計算と、ワーク質量推定の計算と、ワーク質量累積の計算と、加速時計算回数の累積の計算とを実行するように構成されている。
【0028】
そして、ステップS6へ進み、加速が終了したか否かを判断するようになっている。ここで、加速が終了していない場合には、ステップS6にて、「NO」へ進み、ステップS3へ戻るように構成されている。これにより、ワーク質量推定の計算処理(ステップS3、S5)が所定のサンプリング周期で複数回実行されるようになっている。尚、ステップS4にて、角加速度α(n)の絶対値が設定値αst以上でないときには、「NO」へ進み、ステップS6へ進む。
【0029】
さて、加速が終了したら、ステップS6にて「YES」へ進み、図5のステップS7へ進み、減速開始したか否かを判断する。ここで、減速開始したときには、ステップS7にて「YES」へ進み、速度F(n)の計算と、角加速度α(n)の計算を実行する(ステップS8)。
【0030】
続いて、ステップS9へ進み、角加速度α(n)の絶対値が設定値αst以上であるか否かを判断する。ここで、角加速度α(n)の絶対値が設定値αst以上であれば、ステップS9にて「YES」へ進み、ワーク質量を推定する計算を実行する(ステップS10)。この場合、総イナーシャ推定の計算と、ワーク質量推定の計算と、ワーク質量累積の計算と、減速時計算回数の累積の計算とを実行するように構成されている。
【0031】
そして、ステップS11へ進み、減速が終了したか否かを判断するようになっている。ここで、減速が終了していない場合には、ステップS11にて、「NO」へ進み、ステップS8へ戻るようになっている。これにより、ワーク質量推定の計算処理(ステップS8、S10)が所定のサンプリング周期で複数回実行されるようになっている。尚、ステップS9にて、角加速度α(n)の絶対値が設定値αst以上でないときには、「NO」へ進み、ステップS11へ進む。
【0032】
さて、減速が終了したら、ステップS11にて「YES」へ進み、加速時の推定計算回数並びに減速時の推定計算回数がそれぞれ予め設定された設定回数Nok(ワーク質量推定計算個数許容値)以上であるか否かを判断する(ステップS12)。ここで、加減速時の推定計算回数が設定回数Nok以上でない場合には、ステップS12にて「NO」へ進み、ワーク質量の推定処理を終了(中止)するように構成されている。
【0033】
これに対して、ステップS12にて、加減速時の推定計算回数がそれぞれ設定回数Nok以上であるときは、「YES」へ進み、加減速時の各ワーク質量の推定値の平均を計算する(ステップS13)。この場合、加速時に計測した複数のワーク質量の推定値の平均を計算すると共に、減速時に計測した複数のワーク質量の推定値の平均を計算し、更に、これら2つの平均値の平均を計算しており、この平均値をワーク質量の推定値Wとしている。
【0034】
そして、ステップS14へ進み、上記求めたワーク質量の推定値Wと、ユーザが設定したワーク質量Wsetとを比較し、上記ワーク質量の推定値Wがユーザが設定したワーク質量Wsetよりも、予め設定された許容誤差Werr以上重いか否かを判断する。ここで、上記推定値Wが許容誤差Werr以上重くなければ、ステップS14にて「NO」へ進み、ワーク質量推定処理を終了する。
【0035】
これに対して、上記推定値Wが許容誤差Werr以上重いときには、ステップS14にて「YES」へ進み、ワーク質量の設定エラー処理へ移行するように構成されている。この場合、上記ワーク質量の推定値Wがユーザが設定したワーク質量Wsetよりも許容誤差Werr以上重いときは、機械振動が増え、加工精度が悪化し、また、ボールねじやガイド等にダメージを与えて寿命を短くしてしまう等の不具合が発生することがあるためである。
【0036】
そこで、このような場合には、ワーク質量の設定エラー処理へ移行し、例えば、表示装置の画面に警告を表示したり、アラーム音を鳴動させて装置の動作を停止させたりするように構成されている。尚、ユーザが設定したワーク質量設定値を実際のワーク質量値(推定値W)に自動的に書き換えると共に、実際のワーク質量に合った時定数に自動的に切り替えるように構成しても良い。
【0037】
さて、本実施例によってワーク質量を推定(測定)した実測結果を、図6に示す。この図6において、太い実線L1はモータの速度を示し、細い実線L2はモータのトルクを示し、破線L3はモータの角加速度を示している。また、黒い小さい丸のマーク(点)はワーク質量の推定値(計算値)を示し、横線H1は加速時のワーク質量推定値の平均値を示し、横線H2は減速時のワーク質量推定値の平均値を示している。
【0038】
上記図6によれば、加速時のワーク質量推定値の平均値(H1)が255kgであると共に、減速時のワーク質量推定値の平均値(H2)が129kgであるから、これら2つの平均値の平均、即ち、ワーク質量推定値は、192kgとなる。これに対して、実際のワークの質量は、194kgであることから、上記求めたワーク質量推定値は、かなり正確であることがわかる。
【0039】
尚、上記実施例においては、モータの加速度(の絶対値)がある設定値以上になったときに、ワーク質量計算を実行するように構成したが、これに代えて、モータのトルクがある設定値以上になったときに、ワーク質量計算を実行するように構成しても良い。
【0040】
【発明の効果】
本発明は以上の説明から明らかなように、加速時に推定したワーク質量値と、減速時に推定したワーク質量値との平均を求め、この平均値をワーク質量とするように構成したので、粘性抵抗及び摺動抵抗をキャンセルすることが可能となり、粘性抵抗や摺動抵抗が環境や経年変化によって変化することがあっても、イナーシャ、即ち、ワーク質量を正確に推定することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、直線加減速時の速度とトルクの関係を示す特性図
【図2】搬送装置の側面図
【図3】制御装置のブロック図
【図4】フローチャート(その1)
【図5】フローチャート(その2)
【図6】ワーク質量推定の実測値を示す図
【符号の説明】
1は搬送装置、2はベース、3はリニアガイド、4はテーブル、5はボールねじ、6はモータ、6bはエンコーダ、7はワーク、8は制御装置、9は数値制御部、10はサーボアンプ、11はモーションコントロール部、12は位置カウンタ、13はワーク質量推定部(ワーク質量推定装置)を示す。
Claims (3)
- トルクの情報と加速度の情報とに基づいてワーク質量を推定するワーク質量推定装置において、
加速時に推定したワーク質量値と、減速時に推定したワーク質量値との平均を求め、この平均値をワーク質量とするようにしたことを特徴とするワーク質量推定装置。 - 加速時にワーク質量を推定する場合、モータの加速度が設定値以上のときのデータを用いることを特徴とする請求項1記載のワーク質量推定装置。
- 推定したワーク質量を、ユーザが設定したワーク質量と比較して、適切であるか否かを判断し、適切でないときには、報知して停止することを特徴とする請求項1または2記載のワーク質量推定装置。
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