JP2004053074A - 冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】設置場所の雰囲気温度上昇を効果的に抑制できる冷却装置を提供すること。
【解決手段】この冷媒回路1は、圧縮機10により圧縮された冷媒が、水冷式凝縮器20及び空冷式凝縮器30を通って凝縮され、更に膨張弁40を通って膨張した後に蒸発器50を通って蒸発し圧縮機10に循環されるように構成されており、水冷式凝縮器20は空冷式凝縮器30よりも圧縮機10側に配置されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】この冷媒回路1は、圧縮機10により圧縮された冷媒が、水冷式凝縮器20及び空冷式凝縮器30を通って凝縮され、更に膨張弁40を通って膨張した後に蒸発器50を通って蒸発し圧縮機10に循環されるように構成されており、水冷式凝縮器20は空冷式凝縮器30よりも圧縮機10側に配置されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍機、冷却機、冷蔵庫といった冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
冷凍機における従来の冷媒回路は、圧縮機により圧縮された冷媒ガスが、凝縮器を通って凝縮され、更に膨張器を通って膨張した後に蒸発器を通って蒸発し圧縮機に循環されるように構成されている。ここで、凝縮過程の効率を上げることや、空冷式凝縮器の排熱を低減させることを目的として、空冷式凝縮器と水冷式凝縮器とを直列に配置する技術が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のように水冷式凝縮器と空冷式凝縮器とを二段に構成する冷却装置は、空冷式凝縮器が前に配置されたものが知られている。このような構成では、空冷式凝縮器に高温高圧の冷媒が循環することとなり、特に室内に設置した場合には、空冷式凝縮器の排気熱によって室内温度が上昇する恐れがある。
【0004】
そこで本発明では、設置場所の雰囲気温度上昇を効果的に抑制できる冷却装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の冷却装置は、圧縮機により圧縮された冷媒が、水冷式凝縮器及び空冷式凝縮器を通って凝縮され、更に膨張器を通って膨張した後に蒸発器を通って蒸発し圧縮機に循環されるように冷媒回路が構成されており、水冷式凝縮器は空冷式凝縮器よりも冷媒回路において圧縮機側に配置されていることを特徴とする。
【0006】
本発明によれば、冷媒回路において水冷式凝縮器が空冷式凝縮器よりも圧縮機側に配置されているので、高温高圧の冷媒が最初に水冷式凝縮器で冷却され、ある程度温度が下がった状態で冷媒が空冷式凝縮器に送られることとなる。従って、空冷式凝縮器の冷却ファンを稼動させた場合であっても雰囲気温度の上昇を比較的抑制できる。
【0007】
本発明の冷却装置は、圧縮機により圧縮された冷媒が、水冷式凝縮器及び空冷式凝縮器を通って凝縮され、更に膨張器を通って膨張した後に蒸発器を通って蒸発し圧縮機に循環されるように冷媒回路が構成されており、水冷式凝縮器内に冷却水を循環させる冷却水管に設置される冷却水弁と、水冷式凝縮器と圧縮機との間の冷媒回路と冷却水弁とを接続する分岐管とを更に備え、分岐管には電磁弁が設けられており、冷却水弁は電磁弁の開閉に応じて分岐管に流入する冷媒の圧変化に応じて開閉されるように構成されていることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、分岐管に設けられた電磁弁を開閉することによって、冷媒回路内の冷媒を冷却水弁に導くことができる。冷却水弁は、その冷媒の圧変化に応じて開閉されるので、冷却水弁の開閉を電磁弁の開閉によって制御できる。従って、電磁弁の開閉によって水冷式凝縮器を効率的に稼動させることができ、空冷式凝縮器の冷却ファンを稼動させた場合であっても雰囲気温度の上昇を比較的抑制できる。
【0009】
本発明の冷却装置は、圧縮機により圧縮された冷媒が、水冷式凝縮器及び空冷式凝縮器を通って凝縮され、更に膨張器を通って膨張した後に蒸発器を通って蒸発し圧縮機に循環されるように冷媒回路が構成されており、空冷式凝縮器の冷却ファンの稼動を制御するファン制御手段と、水冷式凝縮器内に冷却水を循環させる冷却水管に設置される第1の冷却水弁及び第2の冷却水弁と、水冷式凝縮器と圧縮機との間の冷媒回路と、第1の冷却水弁とを接続する分岐管とを更に備え、第1の冷却水弁は、冷媒回路から分岐管に流入する冷媒の圧変化に応じて開閉されるように構成され、第2の冷却水弁は、第1の冷却水弁の開閉とは独立して開閉可能なように構成されている。
【0010】
本発明によれば、冷媒回路内が高温高圧になると、分岐管内の冷媒にも圧変化が生じ、その圧変化に応じて第1の冷却水弁が開くので水冷式凝縮器内に冷却水が導入される。従って、冷媒回路内の圧変化に応じて水冷式凝縮器が稼動するので、空冷式凝縮器の冷却ファンを稼動させた場合であっても雰囲気温度の上昇を比較的抑制できる。また、第2の冷却水弁は第1の冷却水弁の開閉とは独立して開閉するように構成されているので、例えば第2の冷却水弁を閉めておけば第1の冷却水弁が開いても水冷式凝縮器内に冷却水が循環しないようにできる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の知見は、例示のみのために示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解することができる。引き続いて、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0012】
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態である製氷機(冷却装置)の冷媒回路について図1を用いて説明する。冷媒回路1は、圧縮機10と、水冷式凝縮器20と、空冷式凝縮器30と、レシーバタンク80と、ドライヤ90と、膨張弁(膨張器)40と、蒸発器50とを含んで構成される。圧縮機10、水冷式凝縮器20、空冷式凝縮器30、レシーバタンク80、ドライヤ90、膨張弁40、及び、蒸発器50は、冷媒パイプ100〜106によって相互に接続され、この冷媒パイプ100〜106を経由して冷媒を循環させている。
【0013】
圧縮機10により圧縮された冷媒ガスは、冷媒パイプ100を経由して水冷式凝縮器20に送られる。水冷式凝縮器20を通って冷媒ガスは水冷され、冷媒の飽和温度である約60℃にまで降温することにより気液混合状態となって、冷媒パイプ101を経由して空冷式凝縮器30に送られる。冷媒は、図示しない冷却ファンによって常時冷却空気が供給される空冷式凝縮器30を通ることにより空冷されて凝縮する。図示しない冷却ファンは、スイッチ(ファン制御手段)30aによってその駆動が制御されている。つまり、スイッチ30aを閉じると冷却ファンが駆動し、スイッチ30aを開くと冷却ファンは停止する。
【0014】
次いで、冷媒は冷媒パイプ102を経由してレシーバタンク80に導かれて完全に液化する。液化した冷媒は冷媒パイプ103を経由してドライヤ90に送られ、ドライヤ90を経てから冷媒パイプ104を経由して膨張弁40に送られる。冷媒は、膨張弁40において急減圧され、冷媒パイプ105を経由して送られる蒸発器50において蒸発することにより製氷水から熱を奪って製氷作用を行い、その後冷媒パイプ106を経由して再び圧縮機10へ循環する。冷媒パイプ106は実際の機器構成においては、冷媒パイプ103と近接して配置されており、その近接して配置されている部分において熱交換するように構成されている。蒸発器50において氷が成長完了すると、ホットガス弁27が開弁することにより、高温高圧ガスがホットガスパイプ107を流れ、製氷室としての蒸発器50を暖めることによって、蒸発器50の中にできた氷の表面を少し溶かすことによって氷が自重落下する。
【0015】
水冷式凝縮器20には、給水側の冷却水パイプ20a及び排水側の冷却水パイプ20bが接続されている。冷却水パイプ20aには止水栓20cが設置されており、冷却水パイプ20bには自動給水弁(冷却水弁)20dが設置されている。自動給水弁20dには、冷媒パイプ100から分岐されている分岐管に接続されているキャピラリチューブ(分岐管)26が接続されており、キャピラリチューブ26内の圧変化に応じて自動給水弁20dが開閉されるように構成されている。冷媒パイプ100から分岐されている分岐管には電磁弁25が設置されている。電磁弁25は任意に開閉可能であり、冷媒パイプ100内が十分に高圧であれば、電磁弁25の開閉に応じて自動給水弁20dが開閉する。
【0016】
本実施形態の冷媒回路1を含む冷却装置は、周囲の温度状況に応じて次のように操作することで、好適な運転を実現できる。まず、秋から冬にかけての比較的室温が低い場合について説明する。この場合には、止水栓20cは開いていても閉じていてもよい。スイッチ30aが閉じられており、空冷式凝縮器30の冷却ファンは駆動している。電磁弁25には通電されず閉じられた状態である。この状態で圧縮機10を通過した高温高圧の冷媒は冷媒パイプ100を通って水冷式凝縮器20に送られる。
【0017】
止水栓20cが閉じていれば水冷式凝縮器20内には冷却水が循環しないけれども、止水栓20cが開いていても電磁弁25が閉じられているためにキャピラリチューブ26内には圧変化が生じないので自動給水弁20dは閉じられたままとなり水冷式凝縮器20内には冷却水が循環しない。従って、水冷式凝縮器20に入った高温高圧の冷媒はそのまま冷媒パイプ101から空冷式凝縮器30に送られる。
【0018】
空冷式凝縮器30の冷却ファンは回転しているために、空冷式凝縮器30に送られた高温高圧の冷媒は温度が下げられて高圧冷媒液となる。この際に冷媒と熱交換を行なった空気は暖められて機外に排気され、室内暖房に利用することもできる。一方、空冷式凝縮器30を通過した高圧冷媒液はレシーバタンク80に導かれて完全に液化する。以降の循環は既に説明した通りである。
【0019】
引き続いて春から秋にかけての比較的室温が高い場合について説明する。この場合には、止水栓20cは開いているものとする。スイッチ30aは開いており、空冷式凝縮器30の冷却ファンは停止している。電磁弁25には通電されて開かれた状態である。この状態で圧縮機10を通過した高温高圧の冷媒は冷媒パイプ100を通って水冷式凝縮器20に送られる。
【0020】
電磁弁25も開いているためにキャピラリチューブ26内は冷媒パイプ100内の圧変化に応じて圧変化が生じ、自動給水弁20dが開かれて水冷式凝縮器20内に冷却水が循環する。従って、水冷式凝縮器20に入った高温高圧の冷媒は温度が下げられて高圧冷媒液となる。この高圧冷媒液は冷媒パイプ101から空冷式凝縮器30に送られる。
【0021】
空冷式凝縮器30の冷却ファンは停止しているために、空冷式凝縮器30に送られた高圧冷媒液は熱交換を行なわずに空冷式凝縮器30を通過し、レシーバタンク80に導かれて完全に液化する。以降の循環は既に説明した通りである。
【0022】
引き続いて夏の非常に室温が高い場合について説明する。この場合には、止水栓20cは開いているものとする。スイッチ30aが閉じられており、空冷式凝縮器30の冷却ファンは駆動している。電磁弁25には通電されて開かれた状態である。この状態で圧縮機10を通過した高温高圧の冷媒は冷媒パイプ100を通って水冷式凝縮器20に送られる。
【0023】
電磁弁25も開いているためにキャピラリチューブ26内は冷媒パイプ100内の圧変化に応じて圧変化が生じ、自動給水弁20dが開かれて水冷式凝縮器20内に冷却水が循環する。従って、水冷式凝縮器20に入った高温高圧の冷媒は温度が下げられる。雰囲気温度が非常に高い場合には高圧冷媒液とはならずに冷媒パイプ101から空冷式凝縮器30に送られる。
【0024】
空冷式凝縮器30の冷却ファンは回転しているために、空冷式凝縮器30に送られた冷媒は温度が下げられて高圧冷媒液となる。この際に冷媒と熱交換を行なった空気は暖められて機外に排気されることになるけれども、冷媒が水冷式凝縮器30において温度を下げられているために、排気熱は比較的低くなる。空冷式凝縮器30を通過した高圧冷媒液はレシーバタンク80に導かれて完全に液化する。以降の循環は既に説明した通りである。
【0025】
本実施形態にあっては、冷媒パイプ100から分岐された分岐管に設けられた電磁弁25を開閉することによって、冷媒回路内の冷媒を自動給水弁20dに導くことができる。自動給水弁20dは、その冷媒の圧変化に応じて開閉されるので、自動給水弁20dの開閉を電磁弁25の開閉によって制御できる。従って、電磁弁25の開閉によって水冷式凝縮器20を効率的に稼動させることができ、真夏のように雰囲気温度が高い季節に空冷式凝縮器30の冷却ファンを稼動させた場合であっても雰囲気温度の上昇を比較的抑制できる。
【0026】
(第二実施形態)
本発明の第二実施形態である製氷機(冷却装置)の冷媒回路について図2を用いて説明する。冷媒回路1は、圧縮機10と、空冷式凝縮器30と、水冷式凝縮器20と、レシーバタンク80と、ドライヤ90と、膨張弁(膨張器)40と、蒸発器50とを含んで構成される。圧縮機10、空冷式凝縮器30、水冷式凝縮器20、レシーバタンク80、ドライヤ90、膨張弁40、及び、蒸発器50は、冷媒パイプ100〜106によって相互に接続され、この冷媒パイプ100〜106を経由して冷媒を循環させている。
【0027】
圧縮機10により圧縮された冷媒ガスは、冷媒パイプ100を経由して空冷式凝縮器30に送られる。空冷式凝縮器30を通って冷媒ガスは空冷され、冷媒の飽和温度である約60℃にまで降温することにより気液混合状態となって、冷媒パイプ101を経由して水冷式凝縮器20に送られる。冷媒は、水冷式凝縮器20を通ることにより水冷されて凝縮する。空冷式凝縮器30の図示しない冷却ファンは、スイッチ(ファン制御手段)30aによってその駆動が制御されている。つまり、スイッチ30aを閉じると冷却ファンが駆動し、スイッチ30aを開くと冷却ファンは停止する。
【0028】
次いで、冷媒パイプ102を経由してレシーバタンク80に導かれて完全に液化する。液化した冷媒は冷媒パイプ103を経由してドライヤ90に送られ、ドライヤ90を経てから冷媒パイプ104を経由して膨張弁40に送られる。冷媒は、膨張弁40において急減圧され、冷媒パイプ105を経由して送られる蒸発器50において蒸発することにより製氷水から熱を奪って製氷作用を行い、その後冷媒パイプ106を経由して再び圧縮機10へ循環する。冷媒パイプ106は実際の機器構成においては、冷媒パイプ103と近接して配置されており、その近接して配置されている部分において熱交換するように構成されている。蒸発器50において氷が成長完了すると、ホットガス弁27が開弁することにより、高温高圧ガスがホットガスパイプ107を流れ、製氷室としての蒸発器50を暖めることによって、蒸発器50の中にできた氷の表面を少し溶かすことによって氷が自重落下する。
【0029】
水冷式凝縮器20には、給水側の冷却水パイプ20a及び排水側の冷却水パイプ20bが接続されている。冷却水パイプ20aには止水栓(第2の冷却水弁)20cが設置されており、冷却水パイプ20bには自動給水弁(第1の冷却水弁)20dが設置されている。自動給水弁20dには、冷媒パイプ100から分岐されている分岐管に接続されているキャピラリチューブ(分岐管)26が接続されており、キャピラリチューブ26内の圧変化に応じて自動給水弁20dが開閉されるように構成されている。
【0030】
本実施形態の冷媒回路2を含む冷却装置は、周囲の温度状況に応じて次のように操作することで、好適な運転を実現できる。まず、秋から冬にかけての比較的室温が低い場合について説明する。この場合には、止水栓20cは閉じられているものとする。スイッチ30aが閉じられており、空冷式凝縮器30の冷却ファンは駆動している。この状態で圧縮機10を通過した高温高圧の冷媒は冷媒パイプ100を通って空冷式凝縮器30に送られる。空冷式凝縮器30の冷却ファンは回転しているために、空冷式凝縮器30に送られた高温高圧の冷媒は温度が下げられて高圧冷媒液となる。この際に冷媒と熱交換を行なった空気は暖められて機外に排気され、室内暖房に利用することもできる。一方、空冷式凝縮器30を通過した高圧冷媒液は冷媒パイプ101を通って水冷式凝縮器20に送られる。
【0031】
止水栓20cが閉じているために、キャピラリチューブ26内に圧変化が生じて自動給水弁20dが開いても水冷式凝縮器20内には冷却水が循環しない。従って、水冷式凝縮器20に入った高圧冷媒液はそのまま冷媒パイプ102からレシーバタンク80に導かれて完全に液化する。以降の循環は既に説明した通りである。
【0032】
引き続いて春から秋にかけての比較的室温が高い場合について説明する。この場合には、止水栓20cは開いているものとする。スイッチ30aは開いており、空冷式凝縮器30の冷却ファンは停止している。この状態で圧縮機10を通過した高温高圧の冷媒は冷媒パイプ100を通って空冷式凝縮器30に送られる。空冷式凝縮器30の冷却ファンは停止しているために、空冷式凝縮器30に送られた高温高圧の冷媒は熱交換を行なわずに空冷式凝縮器30を通過し、冷媒パイプ101を通って水冷式凝縮器20に送られる。
【0033】
キャピラリチューブ26内は冷媒パイプ100内の圧変化に応じて圧変化が生じるため自動給水弁20dが開かれ、止水栓20cも開いているので水冷式凝縮器20内に冷却水が循環する。従って、水冷式凝縮器20に入った高温高圧の冷媒は温度が下げられて高圧冷媒液となる。この高圧冷媒液は冷媒パイプ101からレシーバタンク80に導かれて完全に液化する。以降の循環は既に説明した通りである。
【0034】
本実施形態では、空冷式凝縮器30が水冷式凝縮器20よりも圧縮機10側に配置されているが、水冷式凝縮器20が空冷式凝縮器30よりも圧縮機10側に配置されているようにしてもよい。
【0035】
本実施形態にあっては、冷媒回路内が高温高圧になると、冷媒パイプ100に接続されたキャピラリチューブ26内の冷媒にも圧変化が生じ、その圧変化に応じて自動給水弁20dが開くので水冷式凝縮器20内に冷却水が導入される。従って、冷媒回路内の圧変化に応じて水冷式凝縮器20が稼動させることができる。また、水冷式凝縮器20が空冷式凝縮器30よりも圧縮機10側に配置されているようにした場合には、空冷式凝縮器30の冷却ファンを稼動させた場合であっても、雰囲気温度の上昇を抑制できる。
【0036】
図3に、上述の実施形態における冷媒回路1及び冷媒回路2を実際の製氷機とした場合の外観図を示す。図3に示すように、空冷式凝縮器30の近傍には冷却ファン30bが配置されている。製氷室としての蒸発器50には、ポンプモータ203の圧送によって水が噴射されて氷が成長する。製氷室としての蒸発器50で成長した氷は自重落下すると、貯氷室202に収容される。また、コントロールボックス200の操作部には、空水冷切替スイッチ201が取り付けられている。図4は、空水冷切替スイッチ201近傍の拡大図である。空水冷切替スイッチ201を「水冷」に切り替えると水冷機に、「空冷」に切り替えると空冷機に、「空水冷」に切り替えると空水冷機になる。すなわち、空水冷切替スイッチ201を「水冷」にした場合には、冷却ファン30bの駆動が停止され、自動給水弁20dは開かれることとなる。空水冷切替スイッチ201を「空冷」にした場合には、冷却ファン30bが駆動され、自動給水弁20dは閉じられることとなる。また、空水冷切替スイッチ201を「空水冷」にした場合には、冷却ファン30bが駆動され、自動給水弁20dは開かれることとなる。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、冷媒回路において水冷式凝縮器が空冷式凝縮器よりも圧縮機側に配置されているので、高温高圧の冷媒が最初に水冷式凝縮器で冷却され、ある程度温度が下がった状態で冷媒が空冷式凝縮器に送られることとなる。よって、空冷式凝縮器の冷却ファンを稼動させた場合であっても雰囲気温度の上昇を比較的抑制できる。従って本発明の目的とする、設置場所の雰囲気温度上昇を効果的に抑制できる冷却装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態である冷媒回路を示す図である。
【図2】本発明の第二実施形態である冷媒回路を示す図である。
【図3】本発明の実施形態である冷媒回路を適用した製氷機を示す図である。
【図4】図3の空水冷切替スイッチ近傍を示した図である。
【符号の説明】
1…冷媒回路、10…圧縮機、20…水冷式凝縮器、20a、20b…冷却水パイプ、20c…止水栓、20d…自動給水弁、30…空冷式凝縮器、30a…スイッチ、25…電磁弁、26…キャピラリチューブ、40…膨張弁、50…蒸発器、80…レシーバタンク、90…ドライヤ、100〜106…冷媒パイプ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍機、冷却機、冷蔵庫といった冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
冷凍機における従来の冷媒回路は、圧縮機により圧縮された冷媒ガスが、凝縮器を通って凝縮され、更に膨張器を通って膨張した後に蒸発器を通って蒸発し圧縮機に循環されるように構成されている。ここで、凝縮過程の効率を上げることや、空冷式凝縮器の排熱を低減させることを目的として、空冷式凝縮器と水冷式凝縮器とを直列に配置する技術が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のように水冷式凝縮器と空冷式凝縮器とを二段に構成する冷却装置は、空冷式凝縮器が前に配置されたものが知られている。このような構成では、空冷式凝縮器に高温高圧の冷媒が循環することとなり、特に室内に設置した場合には、空冷式凝縮器の排気熱によって室内温度が上昇する恐れがある。
【0004】
そこで本発明では、設置場所の雰囲気温度上昇を効果的に抑制できる冷却装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の冷却装置は、圧縮機により圧縮された冷媒が、水冷式凝縮器及び空冷式凝縮器を通って凝縮され、更に膨張器を通って膨張した後に蒸発器を通って蒸発し圧縮機に循環されるように冷媒回路が構成されており、水冷式凝縮器は空冷式凝縮器よりも冷媒回路において圧縮機側に配置されていることを特徴とする。
【0006】
本発明によれば、冷媒回路において水冷式凝縮器が空冷式凝縮器よりも圧縮機側に配置されているので、高温高圧の冷媒が最初に水冷式凝縮器で冷却され、ある程度温度が下がった状態で冷媒が空冷式凝縮器に送られることとなる。従って、空冷式凝縮器の冷却ファンを稼動させた場合であっても雰囲気温度の上昇を比較的抑制できる。
【0007】
本発明の冷却装置は、圧縮機により圧縮された冷媒が、水冷式凝縮器及び空冷式凝縮器を通って凝縮され、更に膨張器を通って膨張した後に蒸発器を通って蒸発し圧縮機に循環されるように冷媒回路が構成されており、水冷式凝縮器内に冷却水を循環させる冷却水管に設置される冷却水弁と、水冷式凝縮器と圧縮機との間の冷媒回路と冷却水弁とを接続する分岐管とを更に備え、分岐管には電磁弁が設けられており、冷却水弁は電磁弁の開閉に応じて分岐管に流入する冷媒の圧変化に応じて開閉されるように構成されていることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、分岐管に設けられた電磁弁を開閉することによって、冷媒回路内の冷媒を冷却水弁に導くことができる。冷却水弁は、その冷媒の圧変化に応じて開閉されるので、冷却水弁の開閉を電磁弁の開閉によって制御できる。従って、電磁弁の開閉によって水冷式凝縮器を効率的に稼動させることができ、空冷式凝縮器の冷却ファンを稼動させた場合であっても雰囲気温度の上昇を比較的抑制できる。
【0009】
本発明の冷却装置は、圧縮機により圧縮された冷媒が、水冷式凝縮器及び空冷式凝縮器を通って凝縮され、更に膨張器を通って膨張した後に蒸発器を通って蒸発し圧縮機に循環されるように冷媒回路が構成されており、空冷式凝縮器の冷却ファンの稼動を制御するファン制御手段と、水冷式凝縮器内に冷却水を循環させる冷却水管に設置される第1の冷却水弁及び第2の冷却水弁と、水冷式凝縮器と圧縮機との間の冷媒回路と、第1の冷却水弁とを接続する分岐管とを更に備え、第1の冷却水弁は、冷媒回路から分岐管に流入する冷媒の圧変化に応じて開閉されるように構成され、第2の冷却水弁は、第1の冷却水弁の開閉とは独立して開閉可能なように構成されている。
【0010】
本発明によれば、冷媒回路内が高温高圧になると、分岐管内の冷媒にも圧変化が生じ、その圧変化に応じて第1の冷却水弁が開くので水冷式凝縮器内に冷却水が導入される。従って、冷媒回路内の圧変化に応じて水冷式凝縮器が稼動するので、空冷式凝縮器の冷却ファンを稼動させた場合であっても雰囲気温度の上昇を比較的抑制できる。また、第2の冷却水弁は第1の冷却水弁の開閉とは独立して開閉するように構成されているので、例えば第2の冷却水弁を閉めておけば第1の冷却水弁が開いても水冷式凝縮器内に冷却水が循環しないようにできる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の知見は、例示のみのために示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解することができる。引き続いて、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0012】
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態である製氷機(冷却装置)の冷媒回路について図1を用いて説明する。冷媒回路1は、圧縮機10と、水冷式凝縮器20と、空冷式凝縮器30と、レシーバタンク80と、ドライヤ90と、膨張弁(膨張器)40と、蒸発器50とを含んで構成される。圧縮機10、水冷式凝縮器20、空冷式凝縮器30、レシーバタンク80、ドライヤ90、膨張弁40、及び、蒸発器50は、冷媒パイプ100〜106によって相互に接続され、この冷媒パイプ100〜106を経由して冷媒を循環させている。
【0013】
圧縮機10により圧縮された冷媒ガスは、冷媒パイプ100を経由して水冷式凝縮器20に送られる。水冷式凝縮器20を通って冷媒ガスは水冷され、冷媒の飽和温度である約60℃にまで降温することにより気液混合状態となって、冷媒パイプ101を経由して空冷式凝縮器30に送られる。冷媒は、図示しない冷却ファンによって常時冷却空気が供給される空冷式凝縮器30を通ることにより空冷されて凝縮する。図示しない冷却ファンは、スイッチ(ファン制御手段)30aによってその駆動が制御されている。つまり、スイッチ30aを閉じると冷却ファンが駆動し、スイッチ30aを開くと冷却ファンは停止する。
【0014】
次いで、冷媒は冷媒パイプ102を経由してレシーバタンク80に導かれて完全に液化する。液化した冷媒は冷媒パイプ103を経由してドライヤ90に送られ、ドライヤ90を経てから冷媒パイプ104を経由して膨張弁40に送られる。冷媒は、膨張弁40において急減圧され、冷媒パイプ105を経由して送られる蒸発器50において蒸発することにより製氷水から熱を奪って製氷作用を行い、その後冷媒パイプ106を経由して再び圧縮機10へ循環する。冷媒パイプ106は実際の機器構成においては、冷媒パイプ103と近接して配置されており、その近接して配置されている部分において熱交換するように構成されている。蒸発器50において氷が成長完了すると、ホットガス弁27が開弁することにより、高温高圧ガスがホットガスパイプ107を流れ、製氷室としての蒸発器50を暖めることによって、蒸発器50の中にできた氷の表面を少し溶かすことによって氷が自重落下する。
【0015】
水冷式凝縮器20には、給水側の冷却水パイプ20a及び排水側の冷却水パイプ20bが接続されている。冷却水パイプ20aには止水栓20cが設置されており、冷却水パイプ20bには自動給水弁(冷却水弁)20dが設置されている。自動給水弁20dには、冷媒パイプ100から分岐されている分岐管に接続されているキャピラリチューブ(分岐管)26が接続されており、キャピラリチューブ26内の圧変化に応じて自動給水弁20dが開閉されるように構成されている。冷媒パイプ100から分岐されている分岐管には電磁弁25が設置されている。電磁弁25は任意に開閉可能であり、冷媒パイプ100内が十分に高圧であれば、電磁弁25の開閉に応じて自動給水弁20dが開閉する。
【0016】
本実施形態の冷媒回路1を含む冷却装置は、周囲の温度状況に応じて次のように操作することで、好適な運転を実現できる。まず、秋から冬にかけての比較的室温が低い場合について説明する。この場合には、止水栓20cは開いていても閉じていてもよい。スイッチ30aが閉じられており、空冷式凝縮器30の冷却ファンは駆動している。電磁弁25には通電されず閉じられた状態である。この状態で圧縮機10を通過した高温高圧の冷媒は冷媒パイプ100を通って水冷式凝縮器20に送られる。
【0017】
止水栓20cが閉じていれば水冷式凝縮器20内には冷却水が循環しないけれども、止水栓20cが開いていても電磁弁25が閉じられているためにキャピラリチューブ26内には圧変化が生じないので自動給水弁20dは閉じられたままとなり水冷式凝縮器20内には冷却水が循環しない。従って、水冷式凝縮器20に入った高温高圧の冷媒はそのまま冷媒パイプ101から空冷式凝縮器30に送られる。
【0018】
空冷式凝縮器30の冷却ファンは回転しているために、空冷式凝縮器30に送られた高温高圧の冷媒は温度が下げられて高圧冷媒液となる。この際に冷媒と熱交換を行なった空気は暖められて機外に排気され、室内暖房に利用することもできる。一方、空冷式凝縮器30を通過した高圧冷媒液はレシーバタンク80に導かれて完全に液化する。以降の循環は既に説明した通りである。
【0019】
引き続いて春から秋にかけての比較的室温が高い場合について説明する。この場合には、止水栓20cは開いているものとする。スイッチ30aは開いており、空冷式凝縮器30の冷却ファンは停止している。電磁弁25には通電されて開かれた状態である。この状態で圧縮機10を通過した高温高圧の冷媒は冷媒パイプ100を通って水冷式凝縮器20に送られる。
【0020】
電磁弁25も開いているためにキャピラリチューブ26内は冷媒パイプ100内の圧変化に応じて圧変化が生じ、自動給水弁20dが開かれて水冷式凝縮器20内に冷却水が循環する。従って、水冷式凝縮器20に入った高温高圧の冷媒は温度が下げられて高圧冷媒液となる。この高圧冷媒液は冷媒パイプ101から空冷式凝縮器30に送られる。
【0021】
空冷式凝縮器30の冷却ファンは停止しているために、空冷式凝縮器30に送られた高圧冷媒液は熱交換を行なわずに空冷式凝縮器30を通過し、レシーバタンク80に導かれて完全に液化する。以降の循環は既に説明した通りである。
【0022】
引き続いて夏の非常に室温が高い場合について説明する。この場合には、止水栓20cは開いているものとする。スイッチ30aが閉じられており、空冷式凝縮器30の冷却ファンは駆動している。電磁弁25には通電されて開かれた状態である。この状態で圧縮機10を通過した高温高圧の冷媒は冷媒パイプ100を通って水冷式凝縮器20に送られる。
【0023】
電磁弁25も開いているためにキャピラリチューブ26内は冷媒パイプ100内の圧変化に応じて圧変化が生じ、自動給水弁20dが開かれて水冷式凝縮器20内に冷却水が循環する。従って、水冷式凝縮器20に入った高温高圧の冷媒は温度が下げられる。雰囲気温度が非常に高い場合には高圧冷媒液とはならずに冷媒パイプ101から空冷式凝縮器30に送られる。
【0024】
空冷式凝縮器30の冷却ファンは回転しているために、空冷式凝縮器30に送られた冷媒は温度が下げられて高圧冷媒液となる。この際に冷媒と熱交換を行なった空気は暖められて機外に排気されることになるけれども、冷媒が水冷式凝縮器30において温度を下げられているために、排気熱は比較的低くなる。空冷式凝縮器30を通過した高圧冷媒液はレシーバタンク80に導かれて完全に液化する。以降の循環は既に説明した通りである。
【0025】
本実施形態にあっては、冷媒パイプ100から分岐された分岐管に設けられた電磁弁25を開閉することによって、冷媒回路内の冷媒を自動給水弁20dに導くことができる。自動給水弁20dは、その冷媒の圧変化に応じて開閉されるので、自動給水弁20dの開閉を電磁弁25の開閉によって制御できる。従って、電磁弁25の開閉によって水冷式凝縮器20を効率的に稼動させることができ、真夏のように雰囲気温度が高い季節に空冷式凝縮器30の冷却ファンを稼動させた場合であっても雰囲気温度の上昇を比較的抑制できる。
【0026】
(第二実施形態)
本発明の第二実施形態である製氷機(冷却装置)の冷媒回路について図2を用いて説明する。冷媒回路1は、圧縮機10と、空冷式凝縮器30と、水冷式凝縮器20と、レシーバタンク80と、ドライヤ90と、膨張弁(膨張器)40と、蒸発器50とを含んで構成される。圧縮機10、空冷式凝縮器30、水冷式凝縮器20、レシーバタンク80、ドライヤ90、膨張弁40、及び、蒸発器50は、冷媒パイプ100〜106によって相互に接続され、この冷媒パイプ100〜106を経由して冷媒を循環させている。
【0027】
圧縮機10により圧縮された冷媒ガスは、冷媒パイプ100を経由して空冷式凝縮器30に送られる。空冷式凝縮器30を通って冷媒ガスは空冷され、冷媒の飽和温度である約60℃にまで降温することにより気液混合状態となって、冷媒パイプ101を経由して水冷式凝縮器20に送られる。冷媒は、水冷式凝縮器20を通ることにより水冷されて凝縮する。空冷式凝縮器30の図示しない冷却ファンは、スイッチ(ファン制御手段)30aによってその駆動が制御されている。つまり、スイッチ30aを閉じると冷却ファンが駆動し、スイッチ30aを開くと冷却ファンは停止する。
【0028】
次いで、冷媒パイプ102を経由してレシーバタンク80に導かれて完全に液化する。液化した冷媒は冷媒パイプ103を経由してドライヤ90に送られ、ドライヤ90を経てから冷媒パイプ104を経由して膨張弁40に送られる。冷媒は、膨張弁40において急減圧され、冷媒パイプ105を経由して送られる蒸発器50において蒸発することにより製氷水から熱を奪って製氷作用を行い、その後冷媒パイプ106を経由して再び圧縮機10へ循環する。冷媒パイプ106は実際の機器構成においては、冷媒パイプ103と近接して配置されており、その近接して配置されている部分において熱交換するように構成されている。蒸発器50において氷が成長完了すると、ホットガス弁27が開弁することにより、高温高圧ガスがホットガスパイプ107を流れ、製氷室としての蒸発器50を暖めることによって、蒸発器50の中にできた氷の表面を少し溶かすことによって氷が自重落下する。
【0029】
水冷式凝縮器20には、給水側の冷却水パイプ20a及び排水側の冷却水パイプ20bが接続されている。冷却水パイプ20aには止水栓(第2の冷却水弁)20cが設置されており、冷却水パイプ20bには自動給水弁(第1の冷却水弁)20dが設置されている。自動給水弁20dには、冷媒パイプ100から分岐されている分岐管に接続されているキャピラリチューブ(分岐管)26が接続されており、キャピラリチューブ26内の圧変化に応じて自動給水弁20dが開閉されるように構成されている。
【0030】
本実施形態の冷媒回路2を含む冷却装置は、周囲の温度状況に応じて次のように操作することで、好適な運転を実現できる。まず、秋から冬にかけての比較的室温が低い場合について説明する。この場合には、止水栓20cは閉じられているものとする。スイッチ30aが閉じられており、空冷式凝縮器30の冷却ファンは駆動している。この状態で圧縮機10を通過した高温高圧の冷媒は冷媒パイプ100を通って空冷式凝縮器30に送られる。空冷式凝縮器30の冷却ファンは回転しているために、空冷式凝縮器30に送られた高温高圧の冷媒は温度が下げられて高圧冷媒液となる。この際に冷媒と熱交換を行なった空気は暖められて機外に排気され、室内暖房に利用することもできる。一方、空冷式凝縮器30を通過した高圧冷媒液は冷媒パイプ101を通って水冷式凝縮器20に送られる。
【0031】
止水栓20cが閉じているために、キャピラリチューブ26内に圧変化が生じて自動給水弁20dが開いても水冷式凝縮器20内には冷却水が循環しない。従って、水冷式凝縮器20に入った高圧冷媒液はそのまま冷媒パイプ102からレシーバタンク80に導かれて完全に液化する。以降の循環は既に説明した通りである。
【0032】
引き続いて春から秋にかけての比較的室温が高い場合について説明する。この場合には、止水栓20cは開いているものとする。スイッチ30aは開いており、空冷式凝縮器30の冷却ファンは停止している。この状態で圧縮機10を通過した高温高圧の冷媒は冷媒パイプ100を通って空冷式凝縮器30に送られる。空冷式凝縮器30の冷却ファンは停止しているために、空冷式凝縮器30に送られた高温高圧の冷媒は熱交換を行なわずに空冷式凝縮器30を通過し、冷媒パイプ101を通って水冷式凝縮器20に送られる。
【0033】
キャピラリチューブ26内は冷媒パイプ100内の圧変化に応じて圧変化が生じるため自動給水弁20dが開かれ、止水栓20cも開いているので水冷式凝縮器20内に冷却水が循環する。従って、水冷式凝縮器20に入った高温高圧の冷媒は温度が下げられて高圧冷媒液となる。この高圧冷媒液は冷媒パイプ101からレシーバタンク80に導かれて完全に液化する。以降の循環は既に説明した通りである。
【0034】
本実施形態では、空冷式凝縮器30が水冷式凝縮器20よりも圧縮機10側に配置されているが、水冷式凝縮器20が空冷式凝縮器30よりも圧縮機10側に配置されているようにしてもよい。
【0035】
本実施形態にあっては、冷媒回路内が高温高圧になると、冷媒パイプ100に接続されたキャピラリチューブ26内の冷媒にも圧変化が生じ、その圧変化に応じて自動給水弁20dが開くので水冷式凝縮器20内に冷却水が導入される。従って、冷媒回路内の圧変化に応じて水冷式凝縮器20が稼動させることができる。また、水冷式凝縮器20が空冷式凝縮器30よりも圧縮機10側に配置されているようにした場合には、空冷式凝縮器30の冷却ファンを稼動させた場合であっても、雰囲気温度の上昇を抑制できる。
【0036】
図3に、上述の実施形態における冷媒回路1及び冷媒回路2を実際の製氷機とした場合の外観図を示す。図3に示すように、空冷式凝縮器30の近傍には冷却ファン30bが配置されている。製氷室としての蒸発器50には、ポンプモータ203の圧送によって水が噴射されて氷が成長する。製氷室としての蒸発器50で成長した氷は自重落下すると、貯氷室202に収容される。また、コントロールボックス200の操作部には、空水冷切替スイッチ201が取り付けられている。図4は、空水冷切替スイッチ201近傍の拡大図である。空水冷切替スイッチ201を「水冷」に切り替えると水冷機に、「空冷」に切り替えると空冷機に、「空水冷」に切り替えると空水冷機になる。すなわち、空水冷切替スイッチ201を「水冷」にした場合には、冷却ファン30bの駆動が停止され、自動給水弁20dは開かれることとなる。空水冷切替スイッチ201を「空冷」にした場合には、冷却ファン30bが駆動され、自動給水弁20dは閉じられることとなる。また、空水冷切替スイッチ201を「空水冷」にした場合には、冷却ファン30bが駆動され、自動給水弁20dは開かれることとなる。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、冷媒回路において水冷式凝縮器が空冷式凝縮器よりも圧縮機側に配置されているので、高温高圧の冷媒が最初に水冷式凝縮器で冷却され、ある程度温度が下がった状態で冷媒が空冷式凝縮器に送られることとなる。よって、空冷式凝縮器の冷却ファンを稼動させた場合であっても雰囲気温度の上昇を比較的抑制できる。従って本発明の目的とする、設置場所の雰囲気温度上昇を効果的に抑制できる冷却装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態である冷媒回路を示す図である。
【図2】本発明の第二実施形態である冷媒回路を示す図である。
【図3】本発明の実施形態である冷媒回路を適用した製氷機を示す図である。
【図4】図3の空水冷切替スイッチ近傍を示した図である。
【符号の説明】
1…冷媒回路、10…圧縮機、20…水冷式凝縮器、20a、20b…冷却水パイプ、20c…止水栓、20d…自動給水弁、30…空冷式凝縮器、30a…スイッチ、25…電磁弁、26…キャピラリチューブ、40…膨張弁、50…蒸発器、80…レシーバタンク、90…ドライヤ、100〜106…冷媒パイプ。
Claims (3)
- 圧縮機により圧縮された冷媒が、水冷式凝縮器及び空冷式凝縮器を通って凝縮され、更に膨張器を通って膨張した後に蒸発器を通って蒸発し前記圧縮機に循環されるように冷媒回路が構成されている冷却装置において、
前記水冷式凝縮器は前記空冷式凝縮器よりも前記冷媒回路において前記圧縮機側に配置されていることを特徴とする冷却装置。 - 圧縮機により圧縮された冷媒が、水冷式凝縮器及び空冷式凝縮器を通って凝縮され、更に膨張器を通って膨張した後に蒸発器を通って蒸発し前記圧縮機に循環されるように冷媒回路が構成されている冷却装置において、
前記水冷式凝縮器内に冷却水を循環させる冷却水管に設置される冷却水弁と、
前記水冷式凝縮器と前記圧縮機との間の冷媒回路と前記冷却水弁とを接続する分岐管とを更に備え、
前記分岐管には電磁弁が設けられており、
前記冷却水弁は前記電磁弁の開閉に応じて前記分岐管に流入する冷媒の圧変化に応じて開閉されるように構成されていることを特徴とする冷却装置。 - 圧縮機により圧縮された冷媒が、水冷式凝縮器及び空冷式凝縮器を通って凝縮され、更に膨張器を通って膨張した後に蒸発器を通って蒸発し前記圧縮機に循環されるように冷媒回路が構成されている冷却装置において、
前記空冷式凝縮器の冷却ファンの稼動を制御するファン制御手段と、
前記水冷式凝縮器内に冷却水を循環させる冷却水管に設置される第1の冷却水弁及び第2の冷却水弁と、
前記水冷式凝縮器と前記圧縮機との間の冷媒回路と、前記第1の冷却水弁とを接続する分岐管とを更に備え、
前記第1の冷却水弁は、前記冷媒回路から前記分岐管に流入する冷媒の圧変化に応じて開閉されるように構成され、
前記第2の冷却水弁は、前記第1の冷却水弁の開閉とは独立して開閉可能なように構成されていることを特徴とする冷却装置。
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Cited By (1)
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|---|---|---|---|---|
| WO2016204392A1 (ko) * | 2015-06-15 | 2016-12-22 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 에어컨의 냉동 사이클 |
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2002
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