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JP2004051521A - 不織布に乾燥化粧品成分を含有した化粧料 - Google Patents

不織布に乾燥化粧品成分を含有した化粧料 Download PDF

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JP2004051521A JP2002209802A JP2002209802A JP2004051521A JP 2004051521 A JP2004051521 A JP 2004051521A JP 2002209802 A JP2002209802 A JP 2002209802A JP 2002209802 A JP2002209802 A JP 2002209802A JP 2004051521 A JP2004051521 A JP 2004051521A
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vitamin
collagen
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JP2002209802A
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Masato Izume
井爪 正人
Takahiro Fukuhara
福原 貴弘
Masako Watanabe
渡邉 正子
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Katakura and Co Op Agri Corp
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Katakura Chikkarin Co Ltd
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Abstract

【課題】経時安定性、熱安定性等の安定性に優れる不織布に化粧品成分を含有させた化粧料を提供することを課題とする。
【解決手段】不織布に乾燥状態の化粧品成分を組み合わせた化粧料は、安定性が高く、さらに皮膚に対する作用や、毛髪に対する作用が、化粧品成分単独での使用に比較して高く、特に熱安定性が低いコラーゲン、コラーゲン誘導体や、水に溶解すると不安定となるビタミンCなどの化粧品成分を用いるとき、安定性が向上し化粧料として有効に機能を発揮する。またグリチルリチン酸塩などの有効成分を効果的に機能を発揮する。
【選択図】  なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、不織布に、化粧品成分を乾燥状態で含有することを特徴とする化粧料に関する。さらに詳しくは、不織布に、乾燥状態のコラーゲン、コラーゲン誘導体、ヒアルロン酸、ビタミン類などの化粧品成分を含有することを特徴とする化粧料であり、溶液状態では不安定な化粧品成分を安定な状態で保存することが可能であり本発明の化粧料を皮膚化粧品や毛髪化粧品として使用することにより、高い安全性を維持しながら、皮膚に潤いを与えると共に皮膚を滑らかにし、毛髪を保護する作用を有するものである。これは例えば化粧品類(人及びその他の動物に用いる各種製剤)、医薬品類、医薬部外品類などに用いることが出来る。
【0002】
【従来の技術】
不織布は産業界で幅広く用いられている素材であり、原料、製法、形状、単位面積あたりの重量が異なるものなど種々の不織布が大量に生産され、多方面での利用がされている。化粧品においては、主に化粧水などを含しんさせた不織布からなるウエットタイプの化粧料に使われ、使用が簡便なことから、数多くの製品が上市されている。しかし、不織布に溶液状態で化粧品成分を含むウエットタイプの化粧料は、経時的安定性、熱安定性等の安定性に欠けるものであり、商品価値を損なうものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、上述の問題を解決する新規な化粧料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、不織布に乾燥状態の化粧品成分を組み合わせた化粧料は、安定性が高く、さらに皮膚に対する作用や、毛髪に対する作用が、化粧品成分単独での使用に比較して高いことを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、不織布に溶液状態では熱安定性が低いコラーゲン、コラーゲン誘導体や、水に溶解すると不安定となるビタミンCなどの化粧品成分を乾燥状態で含むことを特徴とする化粧料であり、またグリチルリチン酸塩などの有効成分を効果的に使用することが可能な化粧料である。
【0004】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に使用される不織布は市販の不織布でも良く、特に限定はされないが、安全性から考えて接着剤を使用しない不織布が好ましく、さらに好ましくは湿式スパンボンド法で製造したレーヨン不織布が好ましい。また感触を改良するためにシルクをニードルパンチ法にて添加したシルク含有レーヨン不織布が特に好ましい。不織布の単位面積あたりの重量は特に限定されないが、20〜120g/平方メートルのものが好ましい。またシルク含有レーヨン不織布の単位面積あたりの重量は30〜300g/平方メートルのものが好ましい。
【0005】
本発明の不織布に化粧品成分を乾燥状態で含有することを特徴とする化粧料に配合可能な成分としては、化粧品、医薬部外品や浴用剤で一般に使用される基剤や薬剤などであれば特に限定はされない。例えば、海藻エキスおよび/または海藻末以外の海藻末や海藻エキス。コラーゲン、コラーゲン加水分解物、ゼラチン、ゼラチン加水分解物、エラスチン、エラスチン加水分解物、ラクトフェリン、ケラチン、ケラチン加水分解物、カゼイン、アルブミン等の蛋白質および蛋白質の加水分解物。
【0006】
ヒアルロン酸ナトリウム、キサンタンガム、カラギーナン、グアーガム、アルギン酸およびその塩、ペクチン、コンドロイチン硫酸およびその塩、水溶性キチン、キトサン誘導体およびその塩、デオキシリボ核酸、アラビアゴム、トラガントゴム等の天然高分子及びそれらの誘導体。
甘草エキス、アロエエキス、カモミラエキス、シソエキス、等の植物抽出物。酵母エキス等の微生物由来物。
プラセンタエキス等の動物由来物。
【0007】
カルボキシビニルポリマーおよびその塩、ポリアクリル酸およびその塩、カルボキシメチルセルロースおよびその塩等の酸性ポリマー、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ニトロセルロースポリビニルメチルエーテル等の中性ポリマー。
カチオン化セルロース、ポリエチレンイミン、カチオン化グアーガム等のカチオン性ポリマー。
【0008】
エタノール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール類。
パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、アントラニエール酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤等の紫外線吸収剤。
ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、リン酸L−アスコルビルマグネシウムおよびその誘導体、ビタミンD群、酢酸d−α−トコフェノール、ビタミンE群、葉酸類、β−カロチン、γ−オリザノール、ニコチン酸、パントテン酸類、ビオチン類、フェルラ酸等のビタミン類。
【0009】
グリチルリチン酸及びその塩類、グアイアズレン及びその誘導体、アラントイン等の抗炎症剤。
ステアリン酸エステル、ノルジヒドログアセレテン酸、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、パラヒドロキシアニソール、没食子プロピル、セサモール、セサモリン、ゴシポール等の抗酸化剤。
パラ安息香酸メチル、パラ安息香酸エチル、パラ安息香酸プロピル、パラ安息香酸ブチル等のパラ安息香酸エステル類、ソルビン酸、デヒドロ酢酸、フェノキシエタノール、安息香酸等の防腐剤。
【0010】
エデト酸、エデト酸二ナトリウム等のエデト酸及びその塩類、フィチン酸、ヒドロキシエタンジスルホン酸等の金属イオン封鎖剤。
グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール等の多価アルコール類。
L−アスパラギン酸、DL−アラニン、L−アルギニン、L−システイン、L−グルタミン酸、グリシン等のアミノ酸類およびその塩。
マルチトール、ソルビトール、キシロビオース、N−アセチル−D−グルコサミン等の糖類。
クエン酸、乳酸、α−ヒドロキシ酢酸、ピロリドンカルボン酸等の有機酸類およびその塩類。
【0011】
流動パラフィン、スクワラン、ワセリン等の炭化水素類。
オリーブ油、ヤシ油、月見草油、ホホバ油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油等の油脂類。
ラウリン酸、ミリスチル酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸等の脂肪酸類。
ミリスチルアルコール、セタノール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類。
ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、トリオクタン酸グリセリン、ミリスチン酸オクチルドデシル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸ステアリル等のエステル類。
【0012】
レシチンおよびその誘導体等のリン脂質類。
ウシ骨髄脂やウシ脳脂質などの動植物由来脂質。ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸エタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミンなどのアルキル硫酸塩。
ポリオキシエチレン(2EO)ラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン(なお、EOはエチレンオキサイドでEOの前の数値はエチレンオキサイドの付加モル数を示す。)、ポリオキシエチレン(3EO)アルキル(炭素数11〜15のいずれかまたは2種以上の混合物)エーテル硫酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンアルキル硫酸塩。
【0013】
ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミンなどのアルキルベンゼンスルホン酸塩。
ポリオキシエチレン(3EO)トリデシルエーテル酢酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩。
ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシントリエタノールアミン、ラウロイルメチル−L−グルタミン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸−L−グルタミン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸−L−グルタミン酸トリエタノールアミン。ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウムなどのN−アシルアミノ酸塩、エーテル硫酸アルカンスルホン酸ナトリウム、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム、ウンデシノイルアミドエチルスルホコハク酸二ナトリウム、オクチルフェノキシジエントキシエチルスルホン酸ナトリウム、オレイン酸アミノスルホコハク酸二ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキル(炭素鎖12〜15)エーテルリン酸(8〜10EO)、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸ナトリウムなどのアニオン性界面活性剤。塩化ステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジ(ポリオキシエチレン)オレイルメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化トリ(ポリオキシエチレン)ステアリルアンモニウム、塩化ポリオキシプロピレンメチルジエチルアンモニウム、塩化ミリスチルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウムなどのカチオン性界面活性剤。2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ウンデシルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ウンデシル−N−ヒドロキシエチル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、ステアリルジヒドロキシエチルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油アルキル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ヤシ油アルキル−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムジナトリウムラウリル硫酸、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル−DL−ピロリドンカルボン酸塩などの両性界面活性剤。ポリオキシエチレンアルキル(炭素数12〜14)エーテル(7EO)、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンオレイン酸グリセリン、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンセチルステアリルジエーテル、ポリオキシエチレンソルビトール・ラノリン(40EO)、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシプロピレンステアリルエーテル等のノニオン性界面活性剤。イソステアリン酸ジエタノールアミド、ウンデシレン酸モノエタノールアミド、オレイン酸ジエタノールアミド、牛脂脂肪酸モノエタノールアミド、硬化牛脂脂肪酸ジエタノールアミド、ステアリン酸ジエタノールアミド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸モノエタノールアミド、ミリスチン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸エタノールアミド、ラウリン酸イソプロパノールアミド、ラウリン酸エタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、ラノリン脂肪酸ジエタノールアミドなどの増粘剤。鎖状または環状メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジメチルポリシロキサンポリエチレングリコール共重合体、ジメチルポリシロキサンポリプロピレン共重合体、アミノ変性シリコンオイル、第四級アンモニウム変性シリコンオイルなどのシリコンオイル。
【0014】
本発明の不織布からなる化粧料は、これら化粧品成分を単独又は組み合わせて乾燥状態で含有することができるが、このうち、コラーゲン、コラーゲン誘導体などの熱安定性が低いもの、ヒアルロン酸、ビタミン類、ビタミン誘導体のように溶液状態では不安定なもの、グリチルリチン酸塩やレチノールのように効果が求められる成分は、本発明の実施により最も効果が発揮され、これら成分を含有することが好ましい。
【0015】
特に魚類由来の海洋性コラーゲンは、従来から使用されてきた哺乳類由来のコラーゲンに比較して熱安定性が低いことから、これまでの液状製品では変性してしまうという欠点があったが、本発明による化粧料とすれば、海洋性コラーゲンも乾燥し、繊維化した安定な状態で保つことが可能となり、好適に使用することができる。また、アスコルビン酸、アスコルビン酸塩は溶液状態では極めて不安定であるが、本発明の化粧料とすることにより乾燥状態とし、アスコルビン酸、アスコルビン酸塩を安定に保つことが可能となる。アスコルビン酸の誘導体においては、リン酸L−アスコルビルマグネシウム、L−アスコルビン酸2−グルコシド、アスコルビン酸2−硫酸は、アスコルビン酸やアスコルビン酸塩に比較すると、溶液状態での安定性は増大しているものの、保存時に不溶解分が沈殿したりする問題があり、未だ満足できる水準には達していない。本発明の化粧料はその問題をも解決するものである。また、ビタミンA、ビタミンAアセテート、ビタミンAパルミテートはそれぞれレチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノールとも呼ばれ、シワ改善効果が顕著なことから、注目を浴びている成分であるが、いずれの化合物も酸素や熱、光、重金属に対して不安定であり、これまでの化粧品に配合することは極めて難しかったが、本発明の化粧品はその問題をも解決するものである。
【0016】
また、目的とする化粧品成分をさらに安定化させたり、製造工程を単純化するためにアルギン酸塩、水溶性セルロース、水溶性キトサン、水溶性キチン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドンなどを増粘剤として使用することも好ましい。
その他、pH調整剤、着色料、香料、安定化剤、清涼剤、血流促進剤、角質溶解剤、収斂剤、創傷治療剤、増泡剤、口腔用剤、消臭・脱臭剤、抗アレルギー剤、細胞賦活剤と共に配合し、併用して用いることも出来る。
【0017】
一方油性原料については、多量に含有させると見かけ上乾燥状態とはならないことから、油性原料を鉱物質やサイクロデキストリンなどの油分吸着剤に吸着させて使用することが望ましい。
不織布に化粧品成分を含有させる方法については、特に限定されないが、オフセット印刷やシルクスクリーン印刷で印刷する方法が好ましい。この方法を用いれば、紛状の化粧品素材も液状の化粧品素材も不織布に含有させることが可能である。また印刷終了後の不織布は、含有させる化粧品素材に応じて乾燥、熱風乾燥、減圧乾燥などの乾燥工程を経て製品化することも可能である。
上記のごとく調製された化粧品成分含有不織布は、そのままでも使用出来るが、化粧水、乳液、美容液、オイルなど、含有する化粧品成分を溶解することの出来る化粧料や水と併用することが望ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施例により説明するが、本実施例によって本発明が限定されるものではない。
実施例1
二村化学製レーヨン不織布TCF4025WJにシルクを平方メートルあたり15gニードルパンチして、シルク含有不織布を調製した。精製水にポリビニルアルコール(濃度1%)とアスコルビン酸(濃度3%)を溶解し、得られた溶液を1平方メートルあたり200gオフセット印刷後、90℃で通風乾燥してシート状の製品を得た。得られたシート状製品を適量の水で湿らせ、顔面を10分間覆ったところ、肌にうるおいを与え、日焼けによるシミ・ソバカスを防ぐものであった。また、得られたシート状製品は室温で6か月間渇変を生じることもなく安定であった。さらに、アスコルビン酸の残存率は99%であった。
一方、比較例として、通風乾燥を行わない以外は上記と同様の工程を行い、シート状の製品を得た。得られたシート状製品は1か月後、褐変を生じていた。
【0019】
実施例2
二村化学製レーヨン不織布TCF5025にシルクを平方メートルあたり15gニードルパンチして、シルク含有不織布を調製した。0.3%濃度のキハダ由来コラーゲン溶液を1平方メートルあたり50gオフセット印刷後、凍結真空乾燥してシート状の製品を得た。得られたシート状製品を市販の美容液で湿らせ、顔面を10分間覆ったところ、肌にうるおいを与えるものであった。得られたシート状製品は室温で12か月安定であった。
【0020】
実施例3
二村化学製レーヨン不織布TCF602にシルクを平方メートルあたり30gニードルパンチして、シルク含有不織布を調製した。精製水にアルギン酸ナトリウム(濃度0.5%)、海藻末(濃度1%)、グリチルリチン酸ジカリウム(濃度0.1%)を溶解・分散し、得られた溶液を1平方メートルあたり100gオフセット印刷後、90℃で通風乾燥してシート状の製品を得た。得られたシート状製品を適量の化粧水で湿らせ、首部を15分間覆ったところ、肌を整え、うるおいを与えるものであった。得られたシート状製品は、室温で12か月安定であった。
【0021】
実施例4
二村化学製レーヨン不織布TCF7025WJにシルクを平方メートルあたり15gニードルパンチして、シルク含有不織布を調製した。精製水にヒアルロン酸ナトリウム(濃度0.5%)、キハダ由来サクシニル化アテロコラーゲン(濃度0.3%)、リン酸塩(0.02mol/L)を溶解・分散し、得られた溶液を1平方メートルあたり150gオフセット印刷後、減圧乾燥してシート状の製品を得た。得られたシート状製品を市販の化粧水で湿らせ、顔面を10分間覆ったところ、肌にうるおいを与えるものであった。得られたシート状製品は40℃で6か月安定であった。
【0022】
実施例5
二村化学製レーヨン不織布TCF7025WJにシルクを平方メートルあたり25 gニードルパンチして、シルク含有不織布を調製した。精製水に日本ロシュ製ドライビタミンAアセテート(濃度0.1%)、日本ロシュ製ドライビタミンE(濃度0.1%)、キサンタンガム(濃度0.2%)を溶解・分散し、得られた溶液を1平方メートルあたり20gオフセット印刷後、減圧乾燥してシート状の製品を得た。得られたシート状製品を市販の化粧水で湿らせ、顔面を10分間覆ったところ、肌にハリとうるおいを与えるものであった。また、得られたシート状製品は自然光の下、室温で12か月安定であり、ビタミンAアセテートの残存量は97%を示した。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、不織布に、化粧品成分を乾燥状態で含有することを特徴とする化粧料に関する。特に溶液状態では安定性が低い成分を化粧品成分とするとき、例えば熱安定性が低いコラーゲン、コラーゲン誘導体や、水に溶解すると不安定となるビタミンCなどの化粧品成分を用いるとき、安定性が向上し化粧料として有効に機能を発揮する。またグリチルリチン酸塩などの有効成分を効果的に機能を発揮する。

Claims (6)

  1. 不織布に、乾燥した化粧品成分を含有することを特徴とする化粧料。
  2. 含有する化粧品成分が、コラーゲン、コラーゲン誘導体、ヒアルロン酸塩、ビタミン類、ビタミン誘導体及びグルチルリチン酸塩から選ばれる一種又は二種以上の成分であることを特徴とする請求項1記載の化粧料。
  3. コラーゲン誘導体が海洋性サクシニル化アテロコラーゲンであり、ビタミン類がアスコルビン酸及びビタミンAから選ばれる一種又は二種以上の成分であり、ビタミン誘導体がアスコルビン酸塩、リン酸L−アスコルビルマグネシウム、L−アスコルビン酸2−グルコシド、アスコルビン酸2−硫酸、ビタミンAアセテート及びビタミンAパルミテートから選ばれる一種又は二種以上の成分であることを特徴とする請求項2記載の化粧料。
  4. 化粧品成分として、更に増粘剤を含有することを特徴とする請求項1乃至3記載の化粧料。
  5. 増粘剤が、アルギン酸塩、水溶性セルロース誘導体、水溶性キトサン、水溶性キチン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドンから選ばれる一種又は二種以上の成分であることを特徴とする請求項4記載の化粧料。
  6. 不織布がシルクをニードルパンチしたレーヨン不織布であることを特徴とする請求項1乃至5記載の化粧料。
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