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JP2004048543A - 潜水通話装置 - Google Patents

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JP2004048543A
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Yutaka Suwabe
諏訪部 豊
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SHIZUOKA OKI DENKI KK
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SHIZUOKA OKI DENKI KK
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Abstract

【課題】ハンズフリーで通話できて聞き取りやすくすると共に、通話占有時間を短くする。
【解決手段】潜水通話装置において、母音を元に音声を判断して、音声以外の雑音では信号を送信しない母音検出型自動切り替え手段52を備えた。母音検出型自動切り替え手段52は、通話中の母音のうち、最初の母音の前0.1秒程度から、通話がとぎれたときの最後の母音の後0.5秒程度までを通話時間としてその間だけ音声信号を出力するDSP55と、DSP55から出力される音声信号によってtalk側へ切り替えられる継電器59とを備えた。母音検出型自動切り替え手段52とは無関係に手動で送信・受信を行うことができる手動切り替え手段53を、母音検出型自動切り替え手段52と並列に設けた。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、高圧空気潜水(いわゆるスキューバダイビング)等で使用される通話装置(超音波等を搬送波として利用した無線(ワイヤレス)通話装置等)に用いて好適な潜水通話装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スキューバダイビング等に用いる通話装置では一般に、およそ300Hzから3KHzの音声信号を数10KHzの超音波で変調して水中を伝搬させる方法が採用されている。搬送波である超音波の周波数は、各自が同一のものを使うことによって潜水員同士のみならず母船も含めた全員が通話を行うことができるようになっている。ただし、自分が話しているとき以外は搬送波送信を止めておく必要がある。このため、スイッチを押したときだけ信号を送信するPTT(Press To Talk)スイッチを付加したり、音声信号等の設定レベル以上の信号が入力されたときだけ送信するレベル検出型VOX(Voice Operated Keying)回路を付加したりしている。
【0003】
この例を図2及び図3に示す。図2はPTTスイッチを用いた送受信回路である。PTTスイッチ5がtalk側に切り替えられた状態でマイク1に音声や呼吸気音が入力されると、その音声や呼吸気音はプリアンプ2で増幅された後、変調器3で超音波周波数で変調され、送信アンプ4で増幅された後、マッチング回路6を通って送受波器7に入り、超音波となって水中に放出される。
【0004】
PTTスイッチ5がlisten側に切り替えられた待ち受け状態で水中を介して送受波器7に超音波信号が入力すると、その超音波信号は、マッチング回路6及びPTTスイッチ5のlisten側接点を通ってプリアンプ8に入る。プリアンプ8で増幅された信号は、復調器9で音声帯域に戻され、スケルチ10で設定レベル以上の信号のみが通過されて、音声アンプ11で増幅された後スピーカ12で音声となって潜水員等の耳に到達する。
【0005】
図3はレベル検出型VOXを用いた送受信回路である。このレベル検出型VOXを用いた送受信回路の全体構成は、PTTスイッチ5を用いた送受信回路とほぼ同様である。この送受信回路うち、PTTスイッチ5の代わりに継電器14が設けられ、この継電器14とマイク1側のプリアンプ2との間にレベル検出型VOX13が設けられている。レベル検出型VOX13は、プリアンプ2から設定値以上の出力があるとき継電器14をtalk側に自動的に切り替える。なお、継電器14は通常listen側に切り替わっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成の装置では以下に述べる問題点があった。
【0007】
(1)PTTスイッチ5を用いる方法
PTTスイッチ5をオンするときは片手がふさがってしまい、話している間は不自由な体勢を強いられる。
【0008】
(2)VOX13を用いる方法
VOX13を用いた場合は片手がふさがることはないが、マイク1から入って来る一定レベル以上の信号をすべて音声と判断してしまう。このため呼吸気音(プシューという大きな音)にも感応してしまって聞きづらい会話となる。
【0009】
また、同一周波数の搬送波を複数人で共有しているので、余計な送信は極力控えて真の会話のみを通信する必要があるが、呼吸気音等の通話以外の音も送信されてしまう。このため、通信時間が長くなって、スムーズな通話ができなくなる。
【0010】
本発明は上述した点に鑑みてなされたもので、ハンズフリーで聞き取りやすい通話ができ、通話占有時間を最少にすることができる潜水通話装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために第1の発明に係る潜水通話装置は、水中で音声を信号に変換して送受信する潜水通話装置において、母音を元に音声を判断して、音声以外の雑音では信号を送信しない母音検出型VOX手段を備えたことを特徴とする。
【0012】
上記構成により、母音検出型VOX手段で、母音を元に音声を判断する。これにより、音声と音声以外の雑音とを明確に区別することができ、音声のときのみ信号を送信する。この結果、雑音が少なく聞き取りやすい通話ができる。
【0013】
第2の発明に係る潜水通話装置は、第1の発明に係る潜水通話装置において、上記母音検出型VOX手段が、通話中の母音を検出すると共に、最初の母音の前0.1秒程度から、通話がとぎれたときの最後の母音の後0.5秒程度までを通話時間としてその間だけ音声信号を出力する処理部と、当該処理部から出力される音声信号によってtalk側へ切り替えられる継電器とを備えて構成されたことを特徴とする。
【0014】
上記構成により、処理部で、最初の母音の前0.1秒程度から最後の母音の後0.5秒程度までの信号を出力する。通話の最初の言葉が子音である場合、その子音は最初の母音の前0.1秒程度から始まる。また、通話の最後の言葉が無声音である場合、最後の母音の後0.5秒程度まで通話が続く。このため、最初の母音の前0.1秒程度から最後の母音の後0.5秒程度までを通話時間として、その間の信号を出力する。これにより、呼吸気音等の雑音を除去して、明瞭かつ占有時間が最小の通話が可能になる。
【0015】
第3の発明に係る潜水通話装置は、第1又は第2の発明に係る潜水通話装置において、上記母音検出型VOX手段とは無関係に手動で送信・受信を行うことができる手動切り替え手段を、上記母音検出型VOX手段と並列に設けたことを特徴とする。
【0016】
上記構成により、母音検出型VOX手段が動作不良等を起こした場合や常時一方通話にしたい場合等には、手動切り替え手段によって、母音検出型VOX手段と無関係に、手動で送信・受信を行うことができる。なお、この場合、手動切り替え手段が備えるPTTスイッチ等の切り替えスイッチはロック機能付きのものを用いる。
【0017】
第4の発明に係る潜水通話装置は、第1乃至第3の発明のいずれかに係る潜水通話装置において、上記母音検出型VOX手段と共に、レベル検出型VОX手段を備えたことを特徴とする。
【0018】
上記構成により、性能や使用者の好み等の諸条件に応じて、母音検出型VOX手段とレベル検出型VОX手段とを適宜切り替えて使用することができる。また、母音検出型VOX手段とレベル検出型VОX手段とを適宜調整して、音声は大きく、呼吸気音は小さく聞こえるように調整することもできる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。ここでは、潜水通話装置をスキューバダイビングに用いる場合を例に説明する。
【0020】
潜水通話装置18は、船上で使用する船上装置19と、水中で使用する水中装置20とからなる。
【0021】
図4及び図6は船上装置19を示す構成図である。船上装置19は、装置本体22と、マイク23と、イヤースピーカ24と、送受波器25とから構成されている。
【0022】
装置本体22は、通話機能を制御する装置で、首紐22A(図6参照)で首からぶら下げるようになっている。装置本体22には、後述する母音検出型送受信回路42が組み込まれている。装置本体22の外側面には、音量調整つまみ26と、電源スイッチ27が設けられている。船上装置19の場合は、大きさの制約がゆるいので、音量調整つまみ26及び電源スイッチ27が設けられている。また、内部の電池容量も大きくできる。
【0023】
マイク23は、イヤースピーカ24と一体になって構成され、コード28で装置本体22に接続されている。
【0024】
イヤースピーカ24は、耳に直接当てて相手の話を聞くためのものである。2つのイヤースピーカ24がアーム29で連結され、人の頭部に装着されるようになっている。イヤースピーカ24が人の頭部に装着された状態で、マイク23が口の前に位置するようになっている。
【0025】
送受波器25は、超音波の信号を水中に送信すると共に、水中を伝搬してきた超音波の信号を受信するための装置である。送受波器25は、コード30で装置本体22に接続され、使用に際して水中に浸けられる。
【0026】
図5及び図6は水中装置20を示す構成図である。水中装置20は、装置本体32と、マイク33と、イヤースピーカ34と、送受波器35とから構成されている。
【0027】
装置本体32は、通話機能を制御する装置で、タンク背負いベルト37等に取り付けるようになっている。装置本体32には、後述する母音検出型送受信回路42が組み込まれている。装置本体32は、水中での作業等の邪魔にならないように小型にする必要があるため、船上装置19の装置本体22の音量調整つまみ26や電源スイッチ27は設けられていない。
【0028】
マイク33は、潜水器具であるフルフェイスマスク38に、口に臨ませた状態で取り付けられている。マイク33は、コード39で装置本体32に接続されている。
【0029】
イヤースピーカ34は、フルフェイスマスク38に、耳に臨ませた状態で取り付けられる。イヤースピーカ34は、コード40で装置本体32に接続されている。
【0030】
送受波器35は、水中での作業等の邪魔にならないように、装置本体32に一体的に取り付けられている。
【0031】
船上装置19の装置本体22及び水中装置20の装置本体32に組み込まれている母音検出型送受信回路42は、図1に示すように構成されている。
【0032】
この母音検出型送受信回路42中のプリアンプ43、変調器44、送信アンプ45、マッチング回路46、プリアンプ47、復調器48、スケルチ49及び音声アンプ50は、図2,3に示す従来の送受信回路と同様である。そして、本実施形態の母音検出型送受信回路42では、母音検出型VOX手段としての母音検出型自動切り替え手段52と、手動切り替え手段53とを備えている。
【0033】
母音検出型自動切り替え手段52は、人の音声のうちの母音を基に音声を判断して切り替え、マイク23(33)から入力される信号のうち通話部分のみを送信して、音声以外の雑音では信号を送信しないようにするための手段である。この母音検出型自動切り替え手段52は、DSP(Digital SignalProcesser)55と、メモリ56と、A/D変換器57と、D/A変換器58と、継電器59とから構成されている。
【0034】
DSP55は、通話中の入力信号のうち通話部分にしか含まれない母音を検出すると共に、その母音を基に通話部分の最初と最後を特定して、その間だけ音声信号を出力するための処理部である。即ち、入力信号のうち最初の母音の前0.1秒程度から、通話がとぎれたときの最後の母音の後0.5秒程度までを通話時間として、その間だけ音声信号を出力して継電器59を制御し、通話部分の信号のみを送信するための処理部である。
【0035】
母音の検出は次のようにして行う。良く知られているように人の話し言葉は母音、子音、破裂音等で構成されている。もし母音を見つけ出し、母音が継続している間(及び母音以外の音で始まったり終わったりする会話の救済としてその前後も)のみ送信をオンすれば、呼吸気音を除去した明瞭かつ占有時間が最小の通話が行える。これによってハンズフリーでなおかつ無駄のないスムーズな通話が行えるようになり、水中での工事や調査等にも有意義な装置となる。
【0036】
母音の検出方法は、既知の技術である「デジタル信号処理によるケプストラム分析」を用いている。
【0037】
「ケプストラム分析による母音の検出方法」
母音は声帯の振動による音声を口腔の形を変化させて「あ、い、う、え、お」という異なった音にしている。これに対して「さ」のSのような無声音や「ぱ」のPのような破裂音は声帯を使わず肺からの吐気の出口を制限したり遮断したりして発生している。
【0038】
母音を周波数分析(本装置ではデジタルで行うのでFFT)すると周波数軸上に等間隔なスペクトルがはっきり現れることが良く知られている。これはFFT結果を再度FFTするケプストラム分析を行うことによって一層明らかになる。こうして現れたケプストラム・ビンが規定レベルを越えたら母音が発さられたと判断する。
【0039】
会話は子音(無声音等+母音)で始まることもあり、また「・・です」の「す」のように無声音で終わることもある。これらの救済のために、母音が見つかったらその前0.1秒、通話がとぎれたときの最後の母音の後0.5秒を延長してDSP55で継電器59を開く(talk側へ切り替える)ようにしている。なお、会話が子音で始まる場合のその子音の長さは通常0.1秒程度であるため、最初の母音の前0.1秒を最適な値として設定している。この値は、個人差等の諸条件に応じて多少の違いが生じることがあるため、0.1〜0.3秒程度の範囲で最適な値に設定する。また、最後の母音の場合は、上記無声音等を考慮して最後の母音の後0.5秒を最適な値として設定している。この値も最初の母音の場合と同様に、諸条件に応じて多少の違いが生じることがあるため、0.3〜0.7秒程度の範囲で最適な値に設定する。
【0040】
最初の母音よりも前のデータまでさかのぼるためには、入力する音声信号を一旦蓄積しておかなければならない。本装置のメモリ56がその役目を担っている。蓄積量が少ないと文頭が途切れてしまうが、多いと遅延量が多くなってスムーズな会話の妨げになるので、適切な量になるように設定されている。
【0041】
A/D変換器57は、マイク23(33)から入力されたアナログ信号を、DSP55で処理できるように、デジタル信号に変換するための装置である。
【0042】
D/A変換器58は、DSP55で処理された後の信号を、元のアナログ信号に戻すための装置である。
【0043】
継電器59は、talk側とlisten側とを適宜切り替えるための装置である。継電器59は、DSP55に接続され、DSP55からの音声出力が入力されている間だけ切り替わるようになっている。即ち、継電器59は、通常はlisten側に切り替わっており、DSP55からの音声出力が入力されている間だけ、talk側に自動的に切り替わって音声信号が送信されるようになっている。
【0044】
手動切り替え手段53は、手動で通話できるようにするための装置である。母音検出型自動切り替え手段52の動作不良や常時一方通話に対応するために設けられている。この手動切り替え手段53は、配線61と、第1PTTスイッチ62と、第2PTTスイッチ63とから構成されている。配線61は、プリアンプ43とA/D変換器57の間から分岐して第1PTTスイッチ62に接続されている。これにより、配線61は、DSP55等と並列に設けられている。第1PTTスイッチ62は、D/A変換器58と変調器44との間に設けられ、手動によって、配線61側とDSP55とを切り替えることができるようになっている。第2PTTスイッチ63は、継電器59と並列に設けられ、第1PTTスイッチ62と連動して、手動で切り替えることができるようになっている。
【0045】
なお、この場合、第1及び第2PTTスイッチ62,63はロック機能付きのものを用いる。これにより、誤って第1及び第2PTTスイッチ62,63が切り替わってしまうのを防止する。
【0046】
[動作]
マイク23(33)に入った音声や呼吸気音の信号は、プリアンプ43で増幅された後、A/D変換器57でデジタル・データに変換される。デジタル・データはDSP55を介してメモリ56にいったん蓄積される。分析するに足る量のデータが蓄積されたら、DSP55でFFT分析及びケプストラム分析され、母音の検出が行われる。母音が検出されたらその直前0.1秒からのデータをD/A変換器58に送る。母音が途切れた後は、その後0.5秒間のデータをD/A変換器58に送り、その後は次に母音を検出するまでゼロのデータを出力する。D/A変換器で元のアナログ信号に戻った信号は、変調器44により超音波周波数で変調され、送信アンプ45で増幅された後、継電器59に入力する。継電器59には、DSP55からの音声出力が入力されているため、talk側がオンになっている。継電器59を通った信号はマッチング回路46を介して送受波器25(35)に入り、超音波となって水中に放出される。
【0047】
マイク23(33)で音声を検出していない状態では、DSP55からの音声出力はゼロであるため、継電器59はlisten側がオンになり、本装置は待ち受け状態になる。この状態で、水中を介して送受波器25(35)に超音波の信号が入力すると、その超音波信号は、マッチング回路46を介して継電器59に入り、listen側接点を通ってプリアンプ47に入る。プリアンプ47で増幅された信号は復調器48で音声帯域に戻される。スケルチ49は設定レベル以上の信号のみ通過させ、水中を伝って来た雑音程度では回路が開かないようになっている。その後、音声アンプ50で増幅された音声信号はスピーカ24(34)で音声となって潜水員等の耳に到達する。
【0048】
手動切り替え手段53を使用するときは、PTTスイッチ62,63を手動で切り替えて、母音検出型自動切り替え手段52とは無関係に送信・受信を行う。
【0049】
[効果]
以上のように、母音検出型自動切り替え手段52を設けることにより、PTTスイッチを用いずに通話ができるので、ハンズフリーとなり、自由な体制をとることができる。
【0050】
呼吸気音等の非音声では信号を送信しないので、聞き取りやすい会話ができると共に、通話占有時間を最少にすることができ、待ち時間が最少になってスムーズな会話ができる。
【0051】
また、手動切り替え手段53を設けたので、いざという時にはPTTスイッチ62,63を手動で切り替えて通話することができ、信頼性が向上する。
【0052】
[変形例]
(1) 上記実施形態では、母音検出型送受信回路42に母音検出型VОX手段としての母音検出型自動切り替え手段52のみを設けたが、母音検出型自動切り替え手段52と共に従来のレベル検出型VОXを同時に組み込んでもよい。これにより、組み合わせる潜水器具の性能や使用者の好み等によって、母音検出型自動切り替え手段52又はレベル検出型VОXを選択して使用し、会話の中に呼吸気音等の雑音が混じるようにしたり、雑音を除去したりすることができる。
【0053】
また、母音検出型自動切り替え手段52とレベル検出型VОXを同時に動作させて、呼吸気音と音声とで送信レベルを変化させて通話するようにしてもよい。例えば、レベル検出型VОXの検出レベルを低下させて、音声は大きく、呼吸気音は小さく聞こえるようにしてもよい。
【0054】
(2) 上記実施形態では、超音波を用いて通信するようにしたが、他の方法を用いてもよい。例えば、光、光ファイバ、電線等でも実現できる。なお、光の場合は、光が水中を届く範囲で通信が行われる。光ファイバや電線等の場合は、光ファイバや電線等が届く範囲で通信が行われる。
【0055】
(3) 上記実施形態では、スキューバダイビング等における通話を例に説明したが、本発明はこれに限らず、水中での通話全てに適用することができる。この場合も、上記実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
【0056】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る潜水通話装置では、次のような効果を奏することができる。
【0057】
(1) 母音検出型VOX手段を設けることにより、PTTスイッチを用いずに通話ができるので、ハンズフリーとなり、自由な体制をとることができる。
【0058】
(2) 呼吸気音等の非音声では信号を送信しないので、聞き取りやすい会話ができると共に、通話占有時間を最少にすることができ、待ち時間が最少になってスムーズな会話ができるようになる。
【0059】
(3) 手動切り替え手段を設けたので、いざという時にはPTTスイッチを手動で切り替えて通話することができ、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る母音検出型送受信回路を示す構成図である。
【図2】第1の従来例に係る送受信回路を示す構成図である。
【図3】第2の従来例に係る送受信回路を示す構成図である。
【図4】本発明の実施形態に係る潜水通話装置の船上装置を示す全体図である。
【図5】本発明の実施形態に係る潜水通話装置の水中装置を示す全体図である。
【図6】本発明の実施形態に係る潜水通話装置の船上装置の装着例を示す全体図である。
【図7】本発明の実施形態に係る潜水通話装置の水中装置の装着例を示す全体図である。
【図8】本発明の実施形態に係る潜水通話装置の使用態様を示す模式図である。
【符号の説明】
18:潜水通話装置、19:船上装置、20:水中装置、22:船上装置本体、22A:首紐、23:マイク、24:イヤースピーカ、25:送受波器、26:音量調整つまみ、27:電源スイッチ、28:コード、29:アーム、30:コード、32:水中装置本体、33:マイク、34:イヤースピーカ、35:送受波器、37:タンク背負いベルト、38:フルフェイスマスク、39:コード、40:コード、42:母音検出型送受信回路、43:プリアンプ、44:変調器、45:送信アンプ、46:マッチング回路、47:プリアンプ、48:復調器、49:スケルチ、50:音声アンプ、52:母音検出型自動切り替え手段、53:手動切り替え手段、55:DSP、56:メモリ、57:A/D変換器、58:D/A変換器、59:継電器。

Claims (4)

  1. 水中で音声を信号に変換して送受信する潜水通話装置において、
    母音を元に音声を判断して、音声以外の雑音では信号を送信しない母音検出型VOX手段を備えたことを特徴とする潜水通話装置。
  2. 請求項1に記載の潜水通話装置において、
    上記母音検出型VOX手段が、通話中の母音を検出すると共に、最初の母音の前0.1秒程度から、通話がとぎれたときの最後の母音の後0.5秒程度までを通話時間としてその間だけ音声信号を出力する処理部と、当該処理部から出力される音声信号によってtalk側へ切り替えられる継電器とを備えて構成されたことを特徴とする潜水通話装置。
  3. 請求項1又は2に記載の潜水通話装置において、
    上記母音検出型VOX手段とは無関係に手動で送信・受信を行うことができる手動切り替え手段を、上記母音検出型VOX手段と並列に設けたことを特徴とする潜水通話装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の潜水通話装置において、
    上記母音検出型VOX手段と共に、レベル検出型VОX手段を備えたことを特徴とする潜水通話装置。
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