JP2004046650A - データ管理方法およびデータベース構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子カタログデータなどの階層構造を有するデータをRDBMSによって管理することができ、その途中分類から継承した末端分類が多数存在しても、データの検索を速やかに実行することが可能なデータ管理方法を得ること。
【解決手段】属性情報を管理するための諸元項目の一部を共通に有するオブジェクト全体をリレーショナルデータベース管理システムによって管理するデータ管理方法において、オブジェクト全体を、最終的に分類されたグループ内に含まれる諸元項目によって該グループ内のすべてのオブジェクトの属性情報を管理することができるまで、共通する諸元項目ごとに繰り返しグループに分類し、オブジェクト全体をルートノードとし、分類されたグループをノードとする階層化された木構造を生成し、分類された諸元項目をフィールドとするテーブルを木構造中のすべてのノードに対して作成してオブジェクトの属性情報を管理する。
【選択図】 図3
【解決手段】属性情報を管理するための諸元項目の一部を共通に有するオブジェクト全体をリレーショナルデータベース管理システムによって管理するデータ管理方法において、オブジェクト全体を、最終的に分類されたグループ内に含まれる諸元項目によって該グループ内のすべてのオブジェクトの属性情報を管理することができるまで、共通する諸元項目ごとに繰り返しグループに分類し、オブジェクト全体をルートノードとし、分類されたグループをノードとする階層化された木構造を生成し、分類された諸元項目をフィールドとするテーブルを木構造中のすべてのノードに対して作成してオブジェクトの属性情報を管理する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、製品などの多種類のオブジェクトに関する種々の属性情報を格納し、目的とするオブジェクトを素早く検索することが可能なデータ管理方法およびデータベース構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の情報技術の発展に伴い、製品などの多種類のオブジェクトに関する種々の仕様などの属性情報を掲載するカタログの電子化が進められている。作成された電子カタログは、ネットワーク環境下で多数の使用者が閲覧することができ、また製品に関する情報の追加や属性情報の変更を容易に行うことができるので大変に便利である。
【0003】
このようなオブジェクトの属性情報を格納する電子カタログのデータ構造について、オブジェクトが抵抗やコンデンサなどの電気部品である場合を例に挙げて説明する。図11は、共通する諸元項目を基にして、製品をツリー状に分類した図である。また、図12は、従来の方法によって電子カタログデータが管理される電気部品を格納するテーブルの構成を示す図である。ここで、諸元項目とは、オブジェクトの諸元や特性などの属性情報を表す項目のことをいう。
【0004】
この図11は、第一分類が最も大きな分類でありすべてのオブジェクト、すなわち電気部品に共通する諸元項目を有している。また、この第一分類の中で共通する諸元項目を有するグループごとに分類したものが第二分類である。この第二分類の各グループと第一分類との間には、それぞれ基底と汎性の親子関係が成立し、親分類が有する諸元項目はその子分類に継承される。同様に、第二分類中の各グループの中で、さらに共通する諸元項目を有するグループごとに分類したものが第三分類であり、この第三分類は、第二分類と第一分類の諸元項目を継承している。以下、各分類のグループの中で諸元項目による分類ができなくなるまで、すなわち各グループ内に存在するオブジェクトが有する諸元項目がすべて共通のものとなるまで、繰り返しグループ分けが行われる。このようにして得られた図11に示されるような木構造において、各分類における共通する諸元項目を有するオブジェクトの集まり(グループ)をノードといい、特に、最上位に位置するノードをルートノード、最下位に位置するノードを末端ノードという。
【0005】
図11に示される電気部品の場合には、第一分類は、図12の項目番号1〜11に示される製品品番や企業名、分類名称、用途、機能、価格などのすべての電気部品に共通する諸元項目を有する。この第一分類の中で、抵抗器やサーミスタ、バリスタなどの電気部品の種類によって分類されたものが第二分類である。この第二分類は、例えば抵抗器の場合には、図12の項目番号12〜17に示される定格電力や定格抵抗値などのすべての抵抗器が有する諸元項目を有している。サーミスタやバリスタなどの電気部品も、図示されていないが同様にそれぞれ共通する諸元項目を有している。そして、この第二分類の、例えば抵抗器の中で、固定抵抗器や可変抵抗器などのさらに細かな種類によって分類されたものが第三分類である。この第三分類は、例えば固定抵抗器の場合には、図12の項目番号18〜20に示される抵抗体の種類や抵抗温度係数、定格周囲温度などのすべての固定抵抗器が有する諸元項目を有している。
【0006】
このように、電子カタログに格納されるオブジェクトのデータは、その諸元項目に基づいて木構造(階層構造)によって管理することが可能なオブジェクト指向的な構造を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においてオブジェクトの電子カタログでの登録、管理にあたっては、リレーショナルデータベース管理システム(以下、RDBMSという)が活用されている。このRDBMSは、2次元のデータ構造表現を基本とするものであり、データベースを構成する複数のテーブルの間を、キーと呼ばれる項目によって関連付けを行い、データ管理を効率よく行うものである。したがって、このRDBMSは、上述した電子カタログのようなオブジェクト指向的な構造を有するデータ管理には不向きであるという特徴を有する。
【0008】
図13は、RDBMSによって管理される従来の電子カタログのデータの構成例を示している。従来のRDBMSにおけるテーブルは、ルートノードから末端ノードに至る1つの経路において、図13に示されるように、第一分類の諸元情報、第二分類の諸元情報、・・・、そして第N分類(Nは自然数)の諸元情報がまとめられて構成されたものであり、末端の第N分類に位置するノードの数だけ作成される。したがって、従来のRDBMSを用いたデータ管理方法では、末端ノードごとにテーブルを作成して管理しているので、図11のようなオブジェクト指向的な構造を有するデータ管理の特徴を活かすことができないという問題点があった。
【0009】
また、属性情報の検索において、例えば、図11に示される階層構造の途中分類以下の属性情報からある製品を検索する場合において、該途中分類から継承した末端分類(テーブル)がM個(Mは自然数)存在する時には、検索はこれらのM個のテーブルに対して逐一行う必要があるので、検索速度が遅くなるという問題点があった。
【0010】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、電子カタログデータなどの階層構造を有するデータをRDBMSによって管理することができ、その途中分類から継承した末端分類(テーブル)が多数存在しても、データの検索を速やかに実行することが可能なデータ管理方法およびデータベース構造を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明にかかるデータ管理方法は、属性情報を管理するための諸元項目の一部を共通に有するオブジェクト全体をリレーショナルデータベース管理システムによって管理するデータ管理方法において、前記オブジェクト全体を、最終的に分類されたグループ内に含まれる諸元項目によって該グループ内のすべてのオブジェクトの属性情報を管理することができるまで、共通する諸元項目ごとに繰り返しグループに分類し、前記オブジェクト全体をルートノードとし、分類されたグループをノードとする階層化された木構造を生成し、前記分類された諸元項目をフィールドとするテーブルを前記木構造中のすべてのノードに対して作成して前記オブジェクトの属性情報を管理することを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、属性情報を管理するための諸元項目の一部を共通に有するオブジェクト全体が、最終的に分類されたグループ内に含まれる諸元項目によって該グループ内のすべてのオブジェクトの属性情報を管理することができるまで、共通する諸元項目ごとに繰り返しグループに分類され、オブジェクト全体をルートノードとし、分類されたグループをノードとする階層化された木構造が生成される。そして、分類された諸元項目をフィールドとするテーブルを木構造中のすべてのノードに対して作成してオブジェクトの属性情報が管理される。
【0013】
つぎの発明にかかるデータ管理方法は、上記の発明において、前記オブジェクトの属性情報を検索する場合に、前記属性情報を管理する諸元項目を有するノードの中で最も上側に位置するノードを前記木構造から抽出し、この抽出されたノードが管理するオブジェクトの属性情報を前記検索結果として出力することを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、オブジェクトの属性情報が検索される場合に、属性情報を管理する諸元項目を有するノードの中で最も上側に位置するノードが木構造から抽出され、この抽出されたノードが管理するオブジェクトの属性情報が検索結果として出力される。
【0015】
つぎの発明にかかるデータ管理方法は、上記の発明において、前記オブジェクトの属性情報をすべて管理しているノードを末端ノード識別情報として前記テーブルのフィールドの諸元項目に設定し、前記末端ノード識別情報に格納されるレコードと、このレコードが示す前記オブジェクトの属性情報をすべて管理しているノードのテーブルとの間にリンクを張ることを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、末端ノード識別情報がオブジェクトの属性情報をすべて管理しているノードとしてテーブルのフィールドの諸元項目に設定され、末端ノード識別情報に格納されるレコードと、このレコードが示すオブジェクトの属性情報をすべて管理しているノードのテーブルとの間にリンクが張られる。
【0017】
つぎの発明にかかるデータベース構造は、属性情報を管理するための諸元項目の一部を共通に有するオブジェクト全体を管理するデータベース構造であって、前記オブジェクト全体を、最終的に分類されたグループ内に含まれる諸元項目によって該グループ内のすべてのオブジェクトの属性情報を管理することができるまで、共通する諸元項目ごとに繰り返しグループに分類し、前記オブジェクト全体をルートノードとし、分類されたグループをノードとして生成された階層化された木構造に基づいて、前記各ノード間の関係を定義する分類管理テーブルと、前記オブジェクトの属性情報を管理するための諸元項目を定義する属性管理テーブルと、前記ノードと、該ノードの分類に使用された諸元項目との対応付けを行うために、前記分類管理テーブルと前記属性管理テーブルとの関連付けを定義する分類・属性管理テーブルと、前記分類管理テーブル、前記属性管理テーブルおよび前記分類・属性管理テーブルに基づいて、前記木構造のノードごとに該ノードに対応する諸元項目をフィールドとして作成される実パラメータテーブルと、を備えることを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、分類管理テーブルによって、オブジェクト全体が、最終的に分類されたグループ内に含まれる諸元項目によって該グループ内のすべてのオブジェクトの属性情報を管理することができるまで、共通する諸元項目ごとに繰り返しグループに分類され、オブジェクト全体をルートノードとし、分類されたグループをノードとして生成された階層化された木構造に基づいて、各ノード間の関係が定義される。また、属性管理テーブルによって、オブジェクトの属性情報を管理するための諸元項目が定義される。さらに、分類・属性管理テーブルによって、ノードと、該ノードの分類に使用された諸元項目との対応付けを行うために、分類管理テーブルと属性管理テーブルとの関連付けが定義される。そして、実パラメータテーブルによって、分類管理テーブル、属性管理テーブルおよび分類・属性管理テーブルに基づいて、木構造のノードごとに該ノードに対応する諸元項目がフィールドとして作成される。
【0019】
つぎの発明にかかるデータベース構造は、上記の発明において、前記属性管理テーブルは、諸元項目として前記オブジェクトの属性情報をすべて管理しているノードを格納するため末端ノード識別情報を定義し、前記実パラメータテーブルは、前記末端ノード識別情報に格納されるレコードと、このレコードが示すノードによって管理される実パラメータテーブルとの間にリンクを張ることを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、属性管理テーブルによって、諸元項目としてオブジェクトの属性情報をすべて管理しているノードを格納するため末端ノード識別情報がさらに定義される。そして、実パラメータテーブルによって、末端ノード識別情報に格納されるレコードと、このレコードが示すノードによって管理される実パラメータテーブルとの間にリンクが張られる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるデータ管理方法およびデータベース構造の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0022】
この発明にかかるデータ管理方法は、図1に示されるようなシステム構成を有するパーソナルコンピュータやワークステーションなどの情報処理装置によって提供される。すなわち、情報処理装置は、データや命令の入力を行うキーボードなどの入力部1、データの内容を表示するCRTや液晶ディスプレイなどの表示部2、一時的にプログラムやデータを記憶するメモリ3、データベースの管理やデータの処理をプログラムにしたがって行う演算部4、およびこの発明によるデータ管理方法を実現するためのデータベース構造やデータベースの管理、データ処理を行うためのプログラムが格納されるハードディスクなどの記憶部5を有する。
【0023】
図2は、この発明にかかるデータ管理方法によってデータを管理するためのデータベースを構成するテーブルの一例を示している。この図2に示されるテーブル10は、フィールド11とレコード12とからなり、オブジェクトの諸元、特性を表す属性情報を格納するものである。フィールド11には、この属性情報を格納するための項目として、諸元項目が設定される。この諸元項目は、オブジェクトによって変わり得るものであり、図2は電気部品の固定抵抗器の場合を表しているが、固定抵抗器以外の可変抵抗器やバリスタ、さらには他の機械部品などはこれとは別の諸元項目を有するテーブル10構成となる。諸元項目の下部には、諸元項目に対応した属性情報を格納する。
【0024】
この発明にかかるオブジェクトのデータ管理方法では、データを木構造の形で管理し、その木構造を構成する途中階層のノードにおいて、そのノード以下の分類のノードが保有する諸元項目の最大公約数(共通)部分だけを、ノードごとに作成されたRDBMSのテーブルで保持することを特徴とする。したがって、末端ノードでは、その末端ノードに含まれるオブジェクトの諸元項目はすべて同じであり、それ以上分類することが出来ない。また、このように分類することによって、上位のノードほど、管理されるオブジェクト数が多くなり、下位のノードほど管理されるオブジェクト数が少なくなるという特徴を有する。
【0025】
図3は、オブジェクトを管理するためのテーブルの諸元項目から作成される木構造および各ノードで管理されるテーブルの模式図を示している。図3の左側に記されている「第一分類」などの表示は、各ノードの階層の深さを表しており、この明細書では、ルートノードに近いノードほど浅く、数値が小さいことを示し、末端ノードに近いノードほど深く、数値が大きいことを示している。
【0026】
この図3に示されるように、第一分類に属するルートノードN1では、すべてのオブジェクトに共通する諸元項目のみから構成されるテーブルAが管理される。第二分類に属する各ノードは、ルートノードN1で管理されるオブジェクトの中でさらに共通する諸元項目を有するグループに分類されることによって生成される。図3の例では、ルートノードN1に属するオブジェクトが、諸元項目A+B1を共通に有するグループと、諸元項目A+B2を共通に有するグループとの2つのグループに分類される。したがって、ノードN11ではテーブルA+B1が管理され、ノードN12ではテーブルA+B2が管理される。この図3において、ノード間を結ぶ線は親子関係を表しており、ノードN11の親ノードはルートノードN1であり、ルートノードN1の子ノードはノードN11,N12である。また、子ノードは線で結ばれた親ノードの諸元項目を継承している。すなわち、子ノードN11,N12が管理するそれぞれのテーブルA+B1,A+B2は、ともに親ノードであるルートノードN1が管理する諸元項目のテーブルAを有している。
【0027】
以後、末端ノードに至るまで同様にして各ノードにおいて共通する諸元項目を有するグループごとに分類が行われ、共通する諸元項目のみからなるテーブルをそのノードで管理する。なお、末端ノードでは、該ノードで管理されるテーブルのフィールド、すなわち諸元項目と、そのノードに含まれるオブジェクトの有するすべての諸元項目とが完全に一致しており、これ以上は分類することが出来ない状態となっている。
【0028】
つぎに、このような階層構造によるデータ管理をRDBMSで実現するためのデータベース構造について説明する。図4は、この発明にかかるデータ管理方法を実現するためのデータベース構造を示している。このデータベース構造は、ノードの親子関係を管理する分類管理テーブル20、ノードによって管理されるテーブルが保持する諸元項目を管理する属性管理テーブル30、ノードと諸元項目との対応関係を管理する分類・属性管理テーブル40、およびオブジェクトの属性情報をノードごとに管理する実パラメータテーブル50を有する。なお、これらのテーブル20〜50は、図1の情報処理装置の記憶部5に格納される。
【0029】
分類管理テーブル20は、対象とする製品などのオブジェクトの属性情報を図3に示すように階層的に管理するためのノード間の関係を規定するものである。そのために、対象となるノードを一意に識別するための「分類コード」、対象ノードの親コードを表す「親分類コード」を含む項目から構成される。原理的には、これら2つの情報によって、ノードの階層構造を管理することが可能であるが、これらの項目のほかに、対象ノードに付された「分類名称」、対象ノードの階層の深さを数値で表す「分類階層レベル」、対象ノードの階層が末端であるか否かを示す「分類末端フラグ」、対象ノードが保持する電子カタログ情報数を保持する「データ登録数」、対象ノードのデータが登録管理されている参照先の実パラメータテーブル50を指定する「テーブル名」を含む項目を有するように構成することも可能である。これによって、階層構造を有するノードを一層効率良く管理することが可能となる。
【0030】
属性管理テーブル30は、オブジェクトの属性情報を格納する実パラメータテーブル50のフィールド(項目)である諸元項目を規定するものである。そのために、対象となる属性情報を管理するための諸元項目を一意に識別するための「属性コード」、その属性コードに対応する「諸元項目の名称」を含む項目から構成される。また、これらの項目のほかに、対象となる諸元項目に格納される属性情報の単位を表す「単位」、対象となる諸元項目に格納される属性情報のデータ型を表す「データタイプ」を含む項目を有することによって、諸元項目を一層効率よく管理することが可能となる。
【0031】
分類・属性管理テーブル40は、ノードを一意に識別する「分類コード」、分類コードに対応する諸元項目を一意に識別する「属性コード」を含む項目から構成される。「分類コード」は、上記の分類管理テーブル20で定められた分類コードが格納され、「属性コード」は、上記の属性管理テーブル30で定められた属性コードが格納される。そして、各ノードと、該ノードで管理されるべき実パラメータテーブル50に使用される諸元項目とが、この分類・属性管理テーブル40によって、対応付けられる。
【0032】
実パラメータテーブル50は、ノードごとにそのノードに管理されるオブジェクトの属性情報を格納するためのテーブルであり、ノードを一意に識別するための「分類コード」、該分類コードに対応付けられた諸元項目をフィールドとして格納する「実パラメータ格納部」を含む項目から構成される。この「分類コード」も上述した分類管理テーブル20で定められた分類コードが格納される。ここで、実パラメータ格納部に格納される諸元項目は、まず「分類コード」から分類・属性管理テーブル40を参照して、該分類コードが必要とするすべての属性コードが求められ、つぎにこの属性コードから属性管理テーブル30を参照することによって求められる。また、属性管理テーブル30で、「データタイプ」や「単位」を管理している場合には、この実パラメータテーブル50に格納されるオブジェクトの属性情報の「データタイプ」にしたがって、数値型、文字列型、日付型またはファイル型のいずれであるかが決定され、数値型の場合にはさらに単位が決定される。なお、この発明では、実パラメータテーブル50は、「分類コード」があることからわかるように、図3の木構造の各ノードに対して実際に作成されることを特徴とする。この実パラメータテーブル50は実際には図2に示されるような構成を有する。
【0033】
上述したこの発明にかかるデータ管理方法によって、電気部品のデータを管理する場合を例に挙げて説明する。図5は、電気部品をその諸元項目によって三階層に分類した階層構造を示している。図6は、図5の第一分類に属するルートノードN1で管理される実パラメータテーブルを示しており、この第一分類に属するルートノードN1はすべての電気部品に共通する諸元項目から構成される実パラメータテーブルを管理する。このルートノードの分類コードは「XJA001」であり、分類名称は「ROOT COMPONENT」となっている。
【0034】
第二分類では、電気部品の種類によって、抵抗器、サーミスタ、バリスタなどに分類されており、それぞれがノードN11,N12,N13などに対応付けられている。「抵抗器」、「サーミスタ」、「バリスタ」などは分類名称であり、それぞれに対して分類コード「XJA002」、「XJA017」、「XJA020」が付されている。これらのうちの抵抗器に対応付けられているノードN11が管理する実パラメータテーブルが図7に示されている。
【0035】
第三分類では、第二分類で分類された電気部品の種類のそれぞれについて、さらに細かく分類されており、例えば第二分類に属する抵抗器では、固定抵抗器、可変抵抗器などに分類され、それぞれがノードN111,N112などに対応付けられている。「固定抵抗器」、「可変抵抗器」などは分類名称であり、それぞれに対して分類コード「XJA003」、「XJA004」が付されている。これらのうちの固定抵抗器に対応付けられているノードN111が管理する実パラメータテーブルが図8に示されている。
【0036】
これらの図6〜図8に示されているように、第一分類に属するルートノードN1の諸元項目は、その子ノードである第二分類に属するノードN11,N12に継承されており、また第二分類に属するノードN11の諸元項目はそのノードの子ノードとなる第三分類に属するノードN111,N112に継承されている。
【0037】
つぎに、この発明にかかるデータ管理方法における検索の手順について図9のフローチャートを参照しながら説明する。まず、データベースの使用者が、ある諸元項目を有するオブジェクトの一覧を得たい場合に、その諸元項目の名称またはその諸元項目に対して付された属性コードを入力部1から入力する(ステップS1)。ここで、演算部4は入力された諸元項目の名称または属性コードが属性管理テーブル30中に存在するか否かを判定する(ステップS2)。諸元項目の名称または属性コードが属性管理テーブル30中に存在しない場合(ステップS2でNoの場合)には、演算部4はそのような諸元項目または属性コードがない旨の警告メッセージを表示部2に表示して処理を終了する(ステップS6)。
【0038】
一方、諸元項目の名称または属性コードが属性管理テーブル中に存在する場合(ステップS2でYesの場合)には、演算部4は、属性コードをキーとして、分類・属性管理テーブル40から該属性コードに対応する分類コードを抽出する(ステップS3)。なお、ステップS1で諸元項目の名称が入力された場合には、演算部4は、属性管理テーブル30から該諸元項目の名称に対応する属性コードを抽出し、この属性コードを基に上記のステップS3の処理を実行する。そして、演算部4は、抽出された分類コードを基に、分類管理テーブル20から分類階層レベルを抽出し、最も分類階層レベルの浅い、すなわちルートノード側に最も近い分類コードを抽出する(ステップS4)。
【0039】
その後、抽出された分類コードに対応する実パラメータテーブル50が選択され、表示部2にその内容が表示され(ステップS5)、検索処理が終了する。これによって、使用者は所望のオブジェクト(製品)の一覧を得ることが可能となる。なお、得られた結果のオブジェクト数が多い場合には、得られた実パラメータテーブル50を基にして、さらに細かく上述した工程によってオブジェクト数を絞ることが可能となる。
【0040】
以上の検索の動作処理を図3の木構造で説明すると、目的とする諸元項目が格納されている実パラメータテーブル50を管理するノードのうち、最も上位側に位置するノードが、分類・属性管理テーブル40と分類管理テーブル20とによって求められる。そして、目的とする諸元項目が格納される最も上位側に位置するノードを抽出することによって、所望の諸元項目を有するすべてのオブジェクトを得ることが可能となる。すなわち、従来の管理方法ではオブジェクトを格納するために作成されたテーブルを一つ一つ、しかもそのテーブル内において目的とする諸元項目と一致する諸元項目が存在するかを検索していたが、このように木構造でオブジェクトの属性情報を管理することによって、目的とする諸元項目を有するオブジェクトが格納されている実パラメータテーブル50を1回の処理で確実に抽出することができ、所望のオブジェクトの属性情報を素早く確実に得ることができる。
【0041】
この発明にかかるデータ管理方法によれば、各オブジェクトは必ずいずれかの末端ノードで管理される実パラメータテーブルに属する。そこで、実パラメータテーブルに、オブジェクトが属する末端ノードの分類コードを示す「末端分類コード」を付加し、この「末端分類コード」に格納される属性情報と、この属性情報に格納された分類コードが示すテーブルとの間にリンクを張るように構成してもよい。このように構成することによって、例えば、図10に示されるように、上記で得られた検索結果61から、詳しく見たいレコード中の末端分類コードに格納された分類コードをマウスなどの入力部1で選択すると、その分類コードに対応した実パラメータテーブル62が表示部2に表示されるようになる。すなわち、この図10の例では、検索結果61の中で「末端分類コード」が「X」であるレコードの属性情報を詳しく見たい場合に、この「X」の部分を選択すると、リンクされている図10の下部に示した「末端分類コード」が「X」のレコードのみからなる実パラメータテーブル62が表示される。このようにして、所望するオブジェクトのより詳細な属性情報を得るための処理工程を省略することができる。
【0042】
このように、この実施の形態によれば、電子カタログなどのカタログデータを、共通する諸元項目ごとに分類して階層的に管理するようにしたので、オブジェクト指向的なデータ管理をRDBMSによって行うことができるという効果を有する。また、従来では、所望の諸元項目を検索する際に、末端の階層で作成されたテーブルの一つ一つについて、さらにそのテーブルの有する諸元項目の一つ一つを調べていたので検索に時間を要していたが、この実施の形態によれば、所望の諸元項目がどの階層の実パラメータテーブルに存在するかを木構造およびRDBMSの仕組みによって容易に求めることができるので、検索時間を短縮することができるという効果を有する。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、オブジェクト全体を、最終的に分類されたグループ内に含まれる諸元項目が該グループ内のすべてのオブジェクトの属性情報を管理することができるまで、共通する諸元項目ごとに繰り返しグループに分類し、オブジェクト全体をルートノードとし、分類されたグループをノードとする階層化された木構造を生成し、分類された諸元項目をフィールドとするテーブルを木構造中のすべてのノードに対して作成してオブジェクトの属性情報を管理するようにしたので、オブジェクト指向的なデータ管理をRDBMSによって行うことができるという効果を有する。
【0044】
つぎの発明によれば、オブジェクトの属性情報を検索する場合に、属性情報を管理する諸元項目を有するノードの中で最も上側に位置するノードを木構造から抽出し、この抽出されたノードが管理するオブジェクトの属性情報を検索結果として出力するようにしたので、目的とする諸元項目を有するテーブルを短時間で確実に抽出することができるという効果を有する。
【0045】
つぎの発明によれば、オブジェクトの属性情報をすべて管理しているノードを格納するための諸元項目として末端ノード識別情報がすべてのノードに対して設定され、末端ノード識別情報に格納されるレコードと、このレコードが示すオブジェクトの属性情報をすべて管理しているノードのテーブルとの間にリンクが張られるようにしたので、検索により抽出されたデータの集合の中でさらに詳しいオブジェクトのすべての諸元情報を一動作で確認することができるという効果を有する。
【0046】
つぎの発明によれば、オブジェクト全体を、共通する諸元項目ごとに分類して木構造を生成し、この木構造における各ノード間の関係を定義する分類管理テーブルと、オブジェクトの属性情報を管理するための諸元項目を定義する属性管理テーブルと、分類管理テーブルと属性管理テーブルとの関連付けを定義する分類・属性管理テーブルと、分類管理テーブル、属性管理テーブルおよび分類・属性管理テーブルに基づいて、木構造のノードごとに該ノードに対応する諸元項目をフィールドとして作成される実パラメータテーブルとを備え、オブジェクトの属性情報を木構造の各ノードで管理するように構成したので、共通する諸元項目を有するオブジェクトの管理をオブジェクト指向的な構造を有しながらRDBMSによって管理することができるという効果を有する。また、検索時において、目的とする諸元項目を有するテーブルを短時間で確実に抽出することができるという効果を有する。
【0047】
つぎの発明によれば、属性管理テーブルは、諸元項目としてオブジェクトの属性情報をすべて管理しているノードを格納するため末端ノード識別情報を定義し、実パラメータテーブルは、末端ノード識別情報に格納されるレコードと、このレコードが示すノードによって管理される実パラメータテーブルとの間にリンクを張るように構成したので、検索により抽出されたデータの集合の中でさらに詳しいオブジェクトのすべての諸元情報を一動作で確認することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるデータ管理方法を実行する情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明によるデータ管理方法によって使用されるテーブルの構成を示す図である。
【図3】この発明によるデータ管理方法におけるオブジェクトの属性情報を管理するテーブルと木構造の各ノードとの対応関係を示す図である。
【図4】この発明によるデータベース構造の構成を示す図である。
【図5】オブジェクトが電気部品である場合の木構造を示す図である。
【図6】図5の木構造におけるルートノードで管理される実パラメータテーブルを示す図である。
【図7】図5の木構造における第二分類に属するノードで管理される実パラメータテーブルを示す図である。
【図8】図5の木構造における第三分類に属するノードで管理される実パラメータテーブルを示す図である。
【図9】諸元項目の検索の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】末端ノードでないノードと末端ノードとがリンクされた状態を示す図である。
【図11】オブジェクトが電気部品である場合の木構造を示す図である。
【図12】オブジェクトの属性情報を管理するテーブルの従来例を示す図である。
【図13】従来の電子カタログデータとRDBMSのテーブルとの対応関係を示す図である。
【符号の説明】
1 入力部、2 表示部、3 メモリ、4 演算部、5 記憶部、10 テーブル、11 フィールド、12 レコード、20 分類管理テーブル、30 属性管理テーブル、40 分類・属性管理テーブル、50 実パラメータテーブル。
【発明の属する技術分野】
この発明は、製品などの多種類のオブジェクトに関する種々の属性情報を格納し、目的とするオブジェクトを素早く検索することが可能なデータ管理方法およびデータベース構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の情報技術の発展に伴い、製品などの多種類のオブジェクトに関する種々の仕様などの属性情報を掲載するカタログの電子化が進められている。作成された電子カタログは、ネットワーク環境下で多数の使用者が閲覧することができ、また製品に関する情報の追加や属性情報の変更を容易に行うことができるので大変に便利である。
【0003】
このようなオブジェクトの属性情報を格納する電子カタログのデータ構造について、オブジェクトが抵抗やコンデンサなどの電気部品である場合を例に挙げて説明する。図11は、共通する諸元項目を基にして、製品をツリー状に分類した図である。また、図12は、従来の方法によって電子カタログデータが管理される電気部品を格納するテーブルの構成を示す図である。ここで、諸元項目とは、オブジェクトの諸元や特性などの属性情報を表す項目のことをいう。
【0004】
この図11は、第一分類が最も大きな分類でありすべてのオブジェクト、すなわち電気部品に共通する諸元項目を有している。また、この第一分類の中で共通する諸元項目を有するグループごとに分類したものが第二分類である。この第二分類の各グループと第一分類との間には、それぞれ基底と汎性の親子関係が成立し、親分類が有する諸元項目はその子分類に継承される。同様に、第二分類中の各グループの中で、さらに共通する諸元項目を有するグループごとに分類したものが第三分類であり、この第三分類は、第二分類と第一分類の諸元項目を継承している。以下、各分類のグループの中で諸元項目による分類ができなくなるまで、すなわち各グループ内に存在するオブジェクトが有する諸元項目がすべて共通のものとなるまで、繰り返しグループ分けが行われる。このようにして得られた図11に示されるような木構造において、各分類における共通する諸元項目を有するオブジェクトの集まり(グループ)をノードといい、特に、最上位に位置するノードをルートノード、最下位に位置するノードを末端ノードという。
【0005】
図11に示される電気部品の場合には、第一分類は、図12の項目番号1〜11に示される製品品番や企業名、分類名称、用途、機能、価格などのすべての電気部品に共通する諸元項目を有する。この第一分類の中で、抵抗器やサーミスタ、バリスタなどの電気部品の種類によって分類されたものが第二分類である。この第二分類は、例えば抵抗器の場合には、図12の項目番号12〜17に示される定格電力や定格抵抗値などのすべての抵抗器が有する諸元項目を有している。サーミスタやバリスタなどの電気部品も、図示されていないが同様にそれぞれ共通する諸元項目を有している。そして、この第二分類の、例えば抵抗器の中で、固定抵抗器や可変抵抗器などのさらに細かな種類によって分類されたものが第三分類である。この第三分類は、例えば固定抵抗器の場合には、図12の項目番号18〜20に示される抵抗体の種類や抵抗温度係数、定格周囲温度などのすべての固定抵抗器が有する諸元項目を有している。
【0006】
このように、電子カタログに格納されるオブジェクトのデータは、その諸元項目に基づいて木構造(階層構造)によって管理することが可能なオブジェクト指向的な構造を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においてオブジェクトの電子カタログでの登録、管理にあたっては、リレーショナルデータベース管理システム(以下、RDBMSという)が活用されている。このRDBMSは、2次元のデータ構造表現を基本とするものであり、データベースを構成する複数のテーブルの間を、キーと呼ばれる項目によって関連付けを行い、データ管理を効率よく行うものである。したがって、このRDBMSは、上述した電子カタログのようなオブジェクト指向的な構造を有するデータ管理には不向きであるという特徴を有する。
【0008】
図13は、RDBMSによって管理される従来の電子カタログのデータの構成例を示している。従来のRDBMSにおけるテーブルは、ルートノードから末端ノードに至る1つの経路において、図13に示されるように、第一分類の諸元情報、第二分類の諸元情報、・・・、そして第N分類(Nは自然数)の諸元情報がまとめられて構成されたものであり、末端の第N分類に位置するノードの数だけ作成される。したがって、従来のRDBMSを用いたデータ管理方法では、末端ノードごとにテーブルを作成して管理しているので、図11のようなオブジェクト指向的な構造を有するデータ管理の特徴を活かすことができないという問題点があった。
【0009】
また、属性情報の検索において、例えば、図11に示される階層構造の途中分類以下の属性情報からある製品を検索する場合において、該途中分類から継承した末端分類(テーブル)がM個(Mは自然数)存在する時には、検索はこれらのM個のテーブルに対して逐一行う必要があるので、検索速度が遅くなるという問題点があった。
【0010】
この発明は上記に鑑みてなされたもので、電子カタログデータなどの階層構造を有するデータをRDBMSによって管理することができ、その途中分類から継承した末端分類(テーブル)が多数存在しても、データの検索を速やかに実行することが可能なデータ管理方法およびデータベース構造を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明にかかるデータ管理方法は、属性情報を管理するための諸元項目の一部を共通に有するオブジェクト全体をリレーショナルデータベース管理システムによって管理するデータ管理方法において、前記オブジェクト全体を、最終的に分類されたグループ内に含まれる諸元項目によって該グループ内のすべてのオブジェクトの属性情報を管理することができるまで、共通する諸元項目ごとに繰り返しグループに分類し、前記オブジェクト全体をルートノードとし、分類されたグループをノードとする階層化された木構造を生成し、前記分類された諸元項目をフィールドとするテーブルを前記木構造中のすべてのノードに対して作成して前記オブジェクトの属性情報を管理することを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、属性情報を管理するための諸元項目の一部を共通に有するオブジェクト全体が、最終的に分類されたグループ内に含まれる諸元項目によって該グループ内のすべてのオブジェクトの属性情報を管理することができるまで、共通する諸元項目ごとに繰り返しグループに分類され、オブジェクト全体をルートノードとし、分類されたグループをノードとする階層化された木構造が生成される。そして、分類された諸元項目をフィールドとするテーブルを木構造中のすべてのノードに対して作成してオブジェクトの属性情報が管理される。
【0013】
つぎの発明にかかるデータ管理方法は、上記の発明において、前記オブジェクトの属性情報を検索する場合に、前記属性情報を管理する諸元項目を有するノードの中で最も上側に位置するノードを前記木構造から抽出し、この抽出されたノードが管理するオブジェクトの属性情報を前記検索結果として出力することを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、オブジェクトの属性情報が検索される場合に、属性情報を管理する諸元項目を有するノードの中で最も上側に位置するノードが木構造から抽出され、この抽出されたノードが管理するオブジェクトの属性情報が検索結果として出力される。
【0015】
つぎの発明にかかるデータ管理方法は、上記の発明において、前記オブジェクトの属性情報をすべて管理しているノードを末端ノード識別情報として前記テーブルのフィールドの諸元項目に設定し、前記末端ノード識別情報に格納されるレコードと、このレコードが示す前記オブジェクトの属性情報をすべて管理しているノードのテーブルとの間にリンクを張ることを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、末端ノード識別情報がオブジェクトの属性情報をすべて管理しているノードとしてテーブルのフィールドの諸元項目に設定され、末端ノード識別情報に格納されるレコードと、このレコードが示すオブジェクトの属性情報をすべて管理しているノードのテーブルとの間にリンクが張られる。
【0017】
つぎの発明にかかるデータベース構造は、属性情報を管理するための諸元項目の一部を共通に有するオブジェクト全体を管理するデータベース構造であって、前記オブジェクト全体を、最終的に分類されたグループ内に含まれる諸元項目によって該グループ内のすべてのオブジェクトの属性情報を管理することができるまで、共通する諸元項目ごとに繰り返しグループに分類し、前記オブジェクト全体をルートノードとし、分類されたグループをノードとして生成された階層化された木構造に基づいて、前記各ノード間の関係を定義する分類管理テーブルと、前記オブジェクトの属性情報を管理するための諸元項目を定義する属性管理テーブルと、前記ノードと、該ノードの分類に使用された諸元項目との対応付けを行うために、前記分類管理テーブルと前記属性管理テーブルとの関連付けを定義する分類・属性管理テーブルと、前記分類管理テーブル、前記属性管理テーブルおよび前記分類・属性管理テーブルに基づいて、前記木構造のノードごとに該ノードに対応する諸元項目をフィールドとして作成される実パラメータテーブルと、を備えることを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、分類管理テーブルによって、オブジェクト全体が、最終的に分類されたグループ内に含まれる諸元項目によって該グループ内のすべてのオブジェクトの属性情報を管理することができるまで、共通する諸元項目ごとに繰り返しグループに分類され、オブジェクト全体をルートノードとし、分類されたグループをノードとして生成された階層化された木構造に基づいて、各ノード間の関係が定義される。また、属性管理テーブルによって、オブジェクトの属性情報を管理するための諸元項目が定義される。さらに、分類・属性管理テーブルによって、ノードと、該ノードの分類に使用された諸元項目との対応付けを行うために、分類管理テーブルと属性管理テーブルとの関連付けが定義される。そして、実パラメータテーブルによって、分類管理テーブル、属性管理テーブルおよび分類・属性管理テーブルに基づいて、木構造のノードごとに該ノードに対応する諸元項目がフィールドとして作成される。
【0019】
つぎの発明にかかるデータベース構造は、上記の発明において、前記属性管理テーブルは、諸元項目として前記オブジェクトの属性情報をすべて管理しているノードを格納するため末端ノード識別情報を定義し、前記実パラメータテーブルは、前記末端ノード識別情報に格納されるレコードと、このレコードが示すノードによって管理される実パラメータテーブルとの間にリンクを張ることを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、属性管理テーブルによって、諸元項目としてオブジェクトの属性情報をすべて管理しているノードを格納するため末端ノード識別情報がさらに定義される。そして、実パラメータテーブルによって、末端ノード識別情報に格納されるレコードと、このレコードが示すノードによって管理される実パラメータテーブルとの間にリンクが張られる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるデータ管理方法およびデータベース構造の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0022】
この発明にかかるデータ管理方法は、図1に示されるようなシステム構成を有するパーソナルコンピュータやワークステーションなどの情報処理装置によって提供される。すなわち、情報処理装置は、データや命令の入力を行うキーボードなどの入力部1、データの内容を表示するCRTや液晶ディスプレイなどの表示部2、一時的にプログラムやデータを記憶するメモリ3、データベースの管理やデータの処理をプログラムにしたがって行う演算部4、およびこの発明によるデータ管理方法を実現するためのデータベース構造やデータベースの管理、データ処理を行うためのプログラムが格納されるハードディスクなどの記憶部5を有する。
【0023】
図2は、この発明にかかるデータ管理方法によってデータを管理するためのデータベースを構成するテーブルの一例を示している。この図2に示されるテーブル10は、フィールド11とレコード12とからなり、オブジェクトの諸元、特性を表す属性情報を格納するものである。フィールド11には、この属性情報を格納するための項目として、諸元項目が設定される。この諸元項目は、オブジェクトによって変わり得るものであり、図2は電気部品の固定抵抗器の場合を表しているが、固定抵抗器以外の可変抵抗器やバリスタ、さらには他の機械部品などはこれとは別の諸元項目を有するテーブル10構成となる。諸元項目の下部には、諸元項目に対応した属性情報を格納する。
【0024】
この発明にかかるオブジェクトのデータ管理方法では、データを木構造の形で管理し、その木構造を構成する途中階層のノードにおいて、そのノード以下の分類のノードが保有する諸元項目の最大公約数(共通)部分だけを、ノードごとに作成されたRDBMSのテーブルで保持することを特徴とする。したがって、末端ノードでは、その末端ノードに含まれるオブジェクトの諸元項目はすべて同じであり、それ以上分類することが出来ない。また、このように分類することによって、上位のノードほど、管理されるオブジェクト数が多くなり、下位のノードほど管理されるオブジェクト数が少なくなるという特徴を有する。
【0025】
図3は、オブジェクトを管理するためのテーブルの諸元項目から作成される木構造および各ノードで管理されるテーブルの模式図を示している。図3の左側に記されている「第一分類」などの表示は、各ノードの階層の深さを表しており、この明細書では、ルートノードに近いノードほど浅く、数値が小さいことを示し、末端ノードに近いノードほど深く、数値が大きいことを示している。
【0026】
この図3に示されるように、第一分類に属するルートノードN1では、すべてのオブジェクトに共通する諸元項目のみから構成されるテーブルAが管理される。第二分類に属する各ノードは、ルートノードN1で管理されるオブジェクトの中でさらに共通する諸元項目を有するグループに分類されることによって生成される。図3の例では、ルートノードN1に属するオブジェクトが、諸元項目A+B1を共通に有するグループと、諸元項目A+B2を共通に有するグループとの2つのグループに分類される。したがって、ノードN11ではテーブルA+B1が管理され、ノードN12ではテーブルA+B2が管理される。この図3において、ノード間を結ぶ線は親子関係を表しており、ノードN11の親ノードはルートノードN1であり、ルートノードN1の子ノードはノードN11,N12である。また、子ノードは線で結ばれた親ノードの諸元項目を継承している。すなわち、子ノードN11,N12が管理するそれぞれのテーブルA+B1,A+B2は、ともに親ノードであるルートノードN1が管理する諸元項目のテーブルAを有している。
【0027】
以後、末端ノードに至るまで同様にして各ノードにおいて共通する諸元項目を有するグループごとに分類が行われ、共通する諸元項目のみからなるテーブルをそのノードで管理する。なお、末端ノードでは、該ノードで管理されるテーブルのフィールド、すなわち諸元項目と、そのノードに含まれるオブジェクトの有するすべての諸元項目とが完全に一致しており、これ以上は分類することが出来ない状態となっている。
【0028】
つぎに、このような階層構造によるデータ管理をRDBMSで実現するためのデータベース構造について説明する。図4は、この発明にかかるデータ管理方法を実現するためのデータベース構造を示している。このデータベース構造は、ノードの親子関係を管理する分類管理テーブル20、ノードによって管理されるテーブルが保持する諸元項目を管理する属性管理テーブル30、ノードと諸元項目との対応関係を管理する分類・属性管理テーブル40、およびオブジェクトの属性情報をノードごとに管理する実パラメータテーブル50を有する。なお、これらのテーブル20〜50は、図1の情報処理装置の記憶部5に格納される。
【0029】
分類管理テーブル20は、対象とする製品などのオブジェクトの属性情報を図3に示すように階層的に管理するためのノード間の関係を規定するものである。そのために、対象となるノードを一意に識別するための「分類コード」、対象ノードの親コードを表す「親分類コード」を含む項目から構成される。原理的には、これら2つの情報によって、ノードの階層構造を管理することが可能であるが、これらの項目のほかに、対象ノードに付された「分類名称」、対象ノードの階層の深さを数値で表す「分類階層レベル」、対象ノードの階層が末端であるか否かを示す「分類末端フラグ」、対象ノードが保持する電子カタログ情報数を保持する「データ登録数」、対象ノードのデータが登録管理されている参照先の実パラメータテーブル50を指定する「テーブル名」を含む項目を有するように構成することも可能である。これによって、階層構造を有するノードを一層効率良く管理することが可能となる。
【0030】
属性管理テーブル30は、オブジェクトの属性情報を格納する実パラメータテーブル50のフィールド(項目)である諸元項目を規定するものである。そのために、対象となる属性情報を管理するための諸元項目を一意に識別するための「属性コード」、その属性コードに対応する「諸元項目の名称」を含む項目から構成される。また、これらの項目のほかに、対象となる諸元項目に格納される属性情報の単位を表す「単位」、対象となる諸元項目に格納される属性情報のデータ型を表す「データタイプ」を含む項目を有することによって、諸元項目を一層効率よく管理することが可能となる。
【0031】
分類・属性管理テーブル40は、ノードを一意に識別する「分類コード」、分類コードに対応する諸元項目を一意に識別する「属性コード」を含む項目から構成される。「分類コード」は、上記の分類管理テーブル20で定められた分類コードが格納され、「属性コード」は、上記の属性管理テーブル30で定められた属性コードが格納される。そして、各ノードと、該ノードで管理されるべき実パラメータテーブル50に使用される諸元項目とが、この分類・属性管理テーブル40によって、対応付けられる。
【0032】
実パラメータテーブル50は、ノードごとにそのノードに管理されるオブジェクトの属性情報を格納するためのテーブルであり、ノードを一意に識別するための「分類コード」、該分類コードに対応付けられた諸元項目をフィールドとして格納する「実パラメータ格納部」を含む項目から構成される。この「分類コード」も上述した分類管理テーブル20で定められた分類コードが格納される。ここで、実パラメータ格納部に格納される諸元項目は、まず「分類コード」から分類・属性管理テーブル40を参照して、該分類コードが必要とするすべての属性コードが求められ、つぎにこの属性コードから属性管理テーブル30を参照することによって求められる。また、属性管理テーブル30で、「データタイプ」や「単位」を管理している場合には、この実パラメータテーブル50に格納されるオブジェクトの属性情報の「データタイプ」にしたがって、数値型、文字列型、日付型またはファイル型のいずれであるかが決定され、数値型の場合にはさらに単位が決定される。なお、この発明では、実パラメータテーブル50は、「分類コード」があることからわかるように、図3の木構造の各ノードに対して実際に作成されることを特徴とする。この実パラメータテーブル50は実際には図2に示されるような構成を有する。
【0033】
上述したこの発明にかかるデータ管理方法によって、電気部品のデータを管理する場合を例に挙げて説明する。図5は、電気部品をその諸元項目によって三階層に分類した階層構造を示している。図6は、図5の第一分類に属するルートノードN1で管理される実パラメータテーブルを示しており、この第一分類に属するルートノードN1はすべての電気部品に共通する諸元項目から構成される実パラメータテーブルを管理する。このルートノードの分類コードは「XJA001」であり、分類名称は「ROOT COMPONENT」となっている。
【0034】
第二分類では、電気部品の種類によって、抵抗器、サーミスタ、バリスタなどに分類されており、それぞれがノードN11,N12,N13などに対応付けられている。「抵抗器」、「サーミスタ」、「バリスタ」などは分類名称であり、それぞれに対して分類コード「XJA002」、「XJA017」、「XJA020」が付されている。これらのうちの抵抗器に対応付けられているノードN11が管理する実パラメータテーブルが図7に示されている。
【0035】
第三分類では、第二分類で分類された電気部品の種類のそれぞれについて、さらに細かく分類されており、例えば第二分類に属する抵抗器では、固定抵抗器、可変抵抗器などに分類され、それぞれがノードN111,N112などに対応付けられている。「固定抵抗器」、「可変抵抗器」などは分類名称であり、それぞれに対して分類コード「XJA003」、「XJA004」が付されている。これらのうちの固定抵抗器に対応付けられているノードN111が管理する実パラメータテーブルが図8に示されている。
【0036】
これらの図6〜図8に示されているように、第一分類に属するルートノードN1の諸元項目は、その子ノードである第二分類に属するノードN11,N12に継承されており、また第二分類に属するノードN11の諸元項目はそのノードの子ノードとなる第三分類に属するノードN111,N112に継承されている。
【0037】
つぎに、この発明にかかるデータ管理方法における検索の手順について図9のフローチャートを参照しながら説明する。まず、データベースの使用者が、ある諸元項目を有するオブジェクトの一覧を得たい場合に、その諸元項目の名称またはその諸元項目に対して付された属性コードを入力部1から入力する(ステップS1)。ここで、演算部4は入力された諸元項目の名称または属性コードが属性管理テーブル30中に存在するか否かを判定する(ステップS2)。諸元項目の名称または属性コードが属性管理テーブル30中に存在しない場合(ステップS2でNoの場合)には、演算部4はそのような諸元項目または属性コードがない旨の警告メッセージを表示部2に表示して処理を終了する(ステップS6)。
【0038】
一方、諸元項目の名称または属性コードが属性管理テーブル中に存在する場合(ステップS2でYesの場合)には、演算部4は、属性コードをキーとして、分類・属性管理テーブル40から該属性コードに対応する分類コードを抽出する(ステップS3)。なお、ステップS1で諸元項目の名称が入力された場合には、演算部4は、属性管理テーブル30から該諸元項目の名称に対応する属性コードを抽出し、この属性コードを基に上記のステップS3の処理を実行する。そして、演算部4は、抽出された分類コードを基に、分類管理テーブル20から分類階層レベルを抽出し、最も分類階層レベルの浅い、すなわちルートノード側に最も近い分類コードを抽出する(ステップS4)。
【0039】
その後、抽出された分類コードに対応する実パラメータテーブル50が選択され、表示部2にその内容が表示され(ステップS5)、検索処理が終了する。これによって、使用者は所望のオブジェクト(製品)の一覧を得ることが可能となる。なお、得られた結果のオブジェクト数が多い場合には、得られた実パラメータテーブル50を基にして、さらに細かく上述した工程によってオブジェクト数を絞ることが可能となる。
【0040】
以上の検索の動作処理を図3の木構造で説明すると、目的とする諸元項目が格納されている実パラメータテーブル50を管理するノードのうち、最も上位側に位置するノードが、分類・属性管理テーブル40と分類管理テーブル20とによって求められる。そして、目的とする諸元項目が格納される最も上位側に位置するノードを抽出することによって、所望の諸元項目を有するすべてのオブジェクトを得ることが可能となる。すなわち、従来の管理方法ではオブジェクトを格納するために作成されたテーブルを一つ一つ、しかもそのテーブル内において目的とする諸元項目と一致する諸元項目が存在するかを検索していたが、このように木構造でオブジェクトの属性情報を管理することによって、目的とする諸元項目を有するオブジェクトが格納されている実パラメータテーブル50を1回の処理で確実に抽出することができ、所望のオブジェクトの属性情報を素早く確実に得ることができる。
【0041】
この発明にかかるデータ管理方法によれば、各オブジェクトは必ずいずれかの末端ノードで管理される実パラメータテーブルに属する。そこで、実パラメータテーブルに、オブジェクトが属する末端ノードの分類コードを示す「末端分類コード」を付加し、この「末端分類コード」に格納される属性情報と、この属性情報に格納された分類コードが示すテーブルとの間にリンクを張るように構成してもよい。このように構成することによって、例えば、図10に示されるように、上記で得られた検索結果61から、詳しく見たいレコード中の末端分類コードに格納された分類コードをマウスなどの入力部1で選択すると、その分類コードに対応した実パラメータテーブル62が表示部2に表示されるようになる。すなわち、この図10の例では、検索結果61の中で「末端分類コード」が「X」であるレコードの属性情報を詳しく見たい場合に、この「X」の部分を選択すると、リンクされている図10の下部に示した「末端分類コード」が「X」のレコードのみからなる実パラメータテーブル62が表示される。このようにして、所望するオブジェクトのより詳細な属性情報を得るための処理工程を省略することができる。
【0042】
このように、この実施の形態によれば、電子カタログなどのカタログデータを、共通する諸元項目ごとに分類して階層的に管理するようにしたので、オブジェクト指向的なデータ管理をRDBMSによって行うことができるという効果を有する。また、従来では、所望の諸元項目を検索する際に、末端の階層で作成されたテーブルの一つ一つについて、さらにそのテーブルの有する諸元項目の一つ一つを調べていたので検索に時間を要していたが、この実施の形態によれば、所望の諸元項目がどの階層の実パラメータテーブルに存在するかを木構造およびRDBMSの仕組みによって容易に求めることができるので、検索時間を短縮することができるという効果を有する。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、オブジェクト全体を、最終的に分類されたグループ内に含まれる諸元項目が該グループ内のすべてのオブジェクトの属性情報を管理することができるまで、共通する諸元項目ごとに繰り返しグループに分類し、オブジェクト全体をルートノードとし、分類されたグループをノードとする階層化された木構造を生成し、分類された諸元項目をフィールドとするテーブルを木構造中のすべてのノードに対して作成してオブジェクトの属性情報を管理するようにしたので、オブジェクト指向的なデータ管理をRDBMSによって行うことができるという効果を有する。
【0044】
つぎの発明によれば、オブジェクトの属性情報を検索する場合に、属性情報を管理する諸元項目を有するノードの中で最も上側に位置するノードを木構造から抽出し、この抽出されたノードが管理するオブジェクトの属性情報を検索結果として出力するようにしたので、目的とする諸元項目を有するテーブルを短時間で確実に抽出することができるという効果を有する。
【0045】
つぎの発明によれば、オブジェクトの属性情報をすべて管理しているノードを格納するための諸元項目として末端ノード識別情報がすべてのノードに対して設定され、末端ノード識別情報に格納されるレコードと、このレコードが示すオブジェクトの属性情報をすべて管理しているノードのテーブルとの間にリンクが張られるようにしたので、検索により抽出されたデータの集合の中でさらに詳しいオブジェクトのすべての諸元情報を一動作で確認することができるという効果を有する。
【0046】
つぎの発明によれば、オブジェクト全体を、共通する諸元項目ごとに分類して木構造を生成し、この木構造における各ノード間の関係を定義する分類管理テーブルと、オブジェクトの属性情報を管理するための諸元項目を定義する属性管理テーブルと、分類管理テーブルと属性管理テーブルとの関連付けを定義する分類・属性管理テーブルと、分類管理テーブル、属性管理テーブルおよび分類・属性管理テーブルに基づいて、木構造のノードごとに該ノードに対応する諸元項目をフィールドとして作成される実パラメータテーブルとを備え、オブジェクトの属性情報を木構造の各ノードで管理するように構成したので、共通する諸元項目を有するオブジェクトの管理をオブジェクト指向的な構造を有しながらRDBMSによって管理することができるという効果を有する。また、検索時において、目的とする諸元項目を有するテーブルを短時間で確実に抽出することができるという効果を有する。
【0047】
つぎの発明によれば、属性管理テーブルは、諸元項目としてオブジェクトの属性情報をすべて管理しているノードを格納するため末端ノード識別情報を定義し、実パラメータテーブルは、末端ノード識別情報に格納されるレコードと、このレコードが示すノードによって管理される実パラメータテーブルとの間にリンクを張るように構成したので、検索により抽出されたデータの集合の中でさらに詳しいオブジェクトのすべての諸元情報を一動作で確認することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるデータ管理方法を実行する情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明によるデータ管理方法によって使用されるテーブルの構成を示す図である。
【図3】この発明によるデータ管理方法におけるオブジェクトの属性情報を管理するテーブルと木構造の各ノードとの対応関係を示す図である。
【図4】この発明によるデータベース構造の構成を示す図である。
【図5】オブジェクトが電気部品である場合の木構造を示す図である。
【図6】図5の木構造におけるルートノードで管理される実パラメータテーブルを示す図である。
【図7】図5の木構造における第二分類に属するノードで管理される実パラメータテーブルを示す図である。
【図8】図5の木構造における第三分類に属するノードで管理される実パラメータテーブルを示す図である。
【図9】諸元項目の検索の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】末端ノードでないノードと末端ノードとがリンクされた状態を示す図である。
【図11】オブジェクトが電気部品である場合の木構造を示す図である。
【図12】オブジェクトの属性情報を管理するテーブルの従来例を示す図である。
【図13】従来の電子カタログデータとRDBMSのテーブルとの対応関係を示す図である。
【符号の説明】
1 入力部、2 表示部、3 メモリ、4 演算部、5 記憶部、10 テーブル、11 フィールド、12 レコード、20 分類管理テーブル、30 属性管理テーブル、40 分類・属性管理テーブル、50 実パラメータテーブル。
Claims (5)
- 属性情報を管理するための諸元項目の一部を共通に有するオブジェクト全体をリレーショナルデータベース管理システムによって管理するデータ管理方法において、
前記オブジェクト全体を、最終的に分類されたグループ内に含まれる諸元項目によって該グループ内のすべてのオブジェクトの属性情報を管理することができるまで、共通する諸元項目ごとに繰り返しグループに分類し、前記オブジェクト全体をルートノードとし、分類されたグループをノードとする階層化された木構造を生成し、前記分類された諸元項目をフィールドとするテーブルを前記木構造中のすべてのノードに対して作成して前記オブジェクトの属性情報を管理することを特徴とするデータ管理方法。 - 前記オブジェクトの属性情報を検索する場合に、前記属性情報を管理する諸元項目を有するノードの中で最も上側に位置するノードを前記木構造から抽出し、この抽出されたノードが管理するオブジェクトの属性情報を前記検索結果として出力することを特徴とする請求項1に記載のデータ管理方法。
- 前記オブジェクトの属性情報をすべて管理しているノードを末端ノード識別情報として前記テーブルのフィールドの諸元項目に設定し、前記末端ノード識別情報に格納されるレコードと、このレコードが示す前記オブジェクトの属性情報をすべて管理しているノードのテーブルとの間にリンクを張ることを特徴とする請求項1または2に記載のデータ管理方法。
- 属性情報を管理するための諸元項目の一部を共通に有するオブジェクト全体を管理するデータベース構造であって、
前記オブジェクト全体を、最終的に分類されたグループ内に含まれる諸元項目によって該グループ内のすべてのオブジェクトの属性情報を管理することができるまで、共通する諸元項目ごとに繰り返しグループに分類し、前記オブジェクト全体をルートノードとし、分類されたグループをノードとして生成された階層化された木構造に基づいて、前記各ノード間の関係を定義する分類管理テーブルと、
前記オブジェクトの属性情報を管理するための諸元項目を定義する属性管理テーブルと、
前記ノードと、該ノードの分類に使用された諸元項目との対応付けを行うために、前記分類管理テーブルと前記属性管理テーブルとの関連付けを定義する分類・属性管理テーブルと、
前記分類管理テーブル、前記属性管理テーブルおよび前記分類・属性管理テーブルに基づいて、前記木構造のノードごとに該ノードに対応する諸元項目をフィールドとして作成される実パラメータテーブルと、
を備え、前記オブジェクトの属性情報を前記木構造の各ノードで管理することを特徴とするデータベース構造。 - 前記属性管理テーブルは、諸元項目として前記オブジェクトの属性情報をすべて管理しているノードを格納するため末端ノード識別情報を定義し、
前記実パラメータテーブルは、前記末端ノード識別情報に格納されるレコードと、このレコードが示すノードによって管理される実パラメータテーブルとの間にリンクを張ることを特徴とする請求項4に記載のデータベース構造。
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Publications (1)
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-
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