JP2004043438A - 1−メチルカルバペネム誘導体を含有する医薬 - Google Patents
1−メチルカルバペネム誘導体を含有する医薬 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004043438A JP2004043438A JP2003127772A JP2003127772A JP2004043438A JP 2004043438 A JP2004043438 A JP 2004043438A JP 2003127772 A JP2003127772 A JP 2003127772A JP 2003127772 A JP2003127772 A JP 2003127772A JP 2004043438 A JP2004043438 A JP 2004043438A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- methyl
- hydroxyethyl
- thio
- azetidin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 0 C[C@@](C([C@](C1=*)N2C(*)=C1I)C2=O)(N)O Chemical compound C[C@@](C([C@](C1=*)N2C(*)=C1I)C2=O)(N)O 0.000 description 3
Landscapes
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
【課題】優れた抗菌活性を示す1−メチルカルバペネム化合物を提供する。
【解決手段】
一般式
【化1】
[式中、R1は式COOR3で表される基(R3は水素原子、C1−C6アルキル基等)、式CONR4R5で表される基(R4及びR5は水素原子、置換されていてもよいC1−C6アルキル基等)、シアノ基、式CH2OR6で表される基(R6は水素原子、C1−C6アルキル基等)または式CH2NR7R8で表される基(R7は水素原子、C1−C6アルキル基等、R8は水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6アルカノイル基、C1−C6アルコキシカルボニル基等);R2は水素原子またはC1−C6アルキル基;nは1、2または3;Xは硫黄原子または酸素原子を示す。]で表される1−メチルカルバペネム化合物またはその薬理上許容される塩若しくはエステル誘導体。
【選択図】 なし
【解決手段】
一般式
【化1】
[式中、R1は式COOR3で表される基(R3は水素原子、C1−C6アルキル基等)、式CONR4R5で表される基(R4及びR5は水素原子、置換されていてもよいC1−C6アルキル基等)、シアノ基、式CH2OR6で表される基(R6は水素原子、C1−C6アルキル基等)または式CH2NR7R8で表される基(R7は水素原子、C1−C6アルキル基等、R8は水素原子、C1−C6アルキル基、C1−C6アルカノイル基、C1−C6アルコキシカルボニル基等);R2は水素原子またはC1−C6アルキル基;nは1、2または3;Xは硫黄原子または酸素原子を示す。]で表される1−メチルカルバペネム化合物またはその薬理上許容される塩若しくはエステル誘導体。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、優れた抗菌活性を有する1−メチルカルバペネム化合物(I)、その薬理学上許容される塩またはエステル誘導体を有効成分として含有する医薬に関する。
【0002】
【従来の技術】
広範囲の病原性細菌に対して強力でバランスのとれた抗菌活性を有するカルバペネム誘導体の開発が望まれている。特許文献1には本発明と類似する構造を有する1−メチルカルバペネム化合物が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−53453号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
発明者等は、1−メチルカルバペネム化合物について永年にわたり種々検討した結果、本発明の化合物(I)が従来の1−メチルカルバペネム誘導体に比して抗菌力が強く、細菌感染症、特に呼吸器系への感染症を治療もしくは予防(特に治療)する抗菌剤として有効であることを見出し本発明を完成するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】
一般式
【0006】
【化2】
【0007】
で表される1−メチルカルバペネム化合物またはその薬理上許容される塩若しくはエステル誘導体を有効成分として含有する医薬に関する。
【0008】
式中、R1は、
(1)式COOR3で表される基
[式中、R3は水素原子、C1−C6アルキル基またはC3−C6シクロアルキル基を示す]、
(2)式CONR4R5で表される基
[式中、R4及びR5は同一又は異なって、水素原子、C1−C6アルキル基(下記の置換基群Aから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)、C3−C6シクロアルキル基、3乃至6員複素環基またはC6−C10アリール基(下記の置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)を示すか、或いは、それらが結合する窒素原子と一緒になって3乃至6員含窒素複素環を形成する基(下記の置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)を示す]、
(3)シアノ基、
(4)式CH2OR6で表される基
[式中、R6は水素原子、C1−C6アルキル基またはC3−C6シクロアルキル基]または、
(5)式CH2NR7R8で表される基
[式中、R7は水素原子、C1−C6アルキル基、C3−C6シクロアルキル基を示し、R8は水素原子、C1−C6アルキル基、C3−C6シクロアルキル基、C1−C6アルカノイル基、(C6−C10アリール)カルボニル基(下記の置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基、5又は6員芳香族複素環カルボニル基、C1−C6アルキルスルホニル基又はC6−C10アリールスルホニル基を示すか、或いは、R7及びR8はそれらが結合する窒素原子と一緒になってサクシイミド基(フェニル基と縮環していてもよい)を示す]
を示し、
R2は、水素原子またはC1−C6アルキル基を示し、
nは、1、2または3を示し、
Xは、硫黄原子または酸素原子を示す。
【0009】
置換基群Aは、水酸基、アミノ基(1または2個のC1−C6アルキル基で置換されていてもよい)、カルバモイル基(アミノ部分は1または2個のC1−C6アルキル基で置換されていてもよい)、カルボキシル基、シアノ基、C1−C6アルコキシ基からなる群であり、
置換基群Bは、ヒドロキシC1−C4アルキル基、アミノC1−C4アルキル基(アミノ部分は1または2個のC1−C6アルキル基で置換されていてもよい)、カルバモイル基(アミノ部分は1または2個のC1−C6アルキル基で置換されていてもよい)、カルボキシル基、水酸基、アミノ基(1または2個のC1−C6アルキル基で置換されていてもよい)、C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキル基からなる群である。
上記において、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、置換基群A及び置換基群Bの定義における「C1−C6アルキル基」は、炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝状の飽和炭化水素基を示し、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、2−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、n−ヘキシル、イソヘキシル、4−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1−メチルペンチル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、2−エチルブチル、1−メチル−2−メチルプロピル基等を挙げることができる。R2、R3、R6、R7、R8、置換基群A及び置換基群Bにおいて、好適にはC1−C3アルキル基であり、特に好適にはメチル基である。R4において好適にはC1−C3アルキル基であり、特に好適にはメチルまたはイソプロピル基である。R5において好適にはC2−C6アルキル基であり、最適には1−メチル−2−メチルプロピル基である。
【0010】
R3、R4、R5、R6、R7及びR8の定義における「C3−C6シクロアルキル基」は、炭素数3乃至6個の環状炭化水素基を示し、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル基を挙げることができ、好適にはシクロプロピル基である。
【0011】
R4及びR5の定義における「3乃至6員複素環基」は、酸素、窒素及び硫黄原子を1または2個含む飽和複素環基であり、例えばアジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、オキシラニル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチエニル、モルホリニル、ピペラジニル、チオモルホリニル基等を挙げることができ、好適には4乃至6員含窒素複素環基であり、更に好適にはアゼチジニル、ピロリジニルまたはピペリジニル基である。
【0012】
R4及びR5の定義における「C6−C10アリール基」並びにR8の定義における「(C6−C10アリール)カルボニル基」及び「C6−C10アリールスルホニル基」の「C6−C10アリール」部分としては、例えばフェニル、インデニル、ナフチル基を挙げることができ、好適にはフェニル基である。
【0013】
R4及びR5における「それらが結合する窒素原子と一緒になって3乃至6員含窒素複素環を形成する基」の「含窒素複素環」は、窒素原子を1または2個含み、酸素または硫黄原子を含んでいてもよい飽和複素環基であり、例えばアジリジノ、アゼチジノ、ピロリジノ、ピペリジノ、モルホリノ、ピペラジノ、チオモルホリノ基を挙げることができ、好適には4乃至6員含窒素複素環であり、更に好適にはアゼチジノ、ピペラジノ、モルホリノまたはチオモルホリノ基である。
【0014】
R8の定義における「C1−C6アルカノイル基」は炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝状のアルカノイル基を示し、例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイル基を挙げることができ、好適にはC1−C3アルカノイル基であり、最も好適にはアセチル基である。
【0015】
R8及び置換基群の定義における「C1−C6アルコキシ基」の定義における「(C1−C6アルコキシ)カルボニル基」の「C1−C6アルコキシ」部分は、炭素数1乃至6個の直鎖または分枝状のアルコキシ基を示し、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ基を挙げることができ、好適にはC1−C3アルコキシ基であり、最も好適にはメトキシ基である。
【0016】
R8の定義における「5又は6員芳香族複素環カルボニル基」の「5又は6員芳香族複素環」部分は、酸素、窒素及び硫黄原子を1乃至3個含む芳香族複素環基であり、例えばピロール、イミダゾール、チアゾール、オキサゾール、イソキサゾール、フラン、チオフェン、トリアゾール、チアジアゾール、ピリジン、ピリミジン、ピリダジン、トリアジン等を挙げることができる。好適にはフラン、チオフェン又はピリジンである。
【0017】
置換基群Bにおける「ヒドロキシC1−C4アルキル基」としては、例えばヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチル基を挙げることができ、好適にはヒドロキシC1−C2アルキル基であり、もっとも好適にはヒドロキシメチル基である。
【0018】
置換基群Bにおける「アミノC1−C4アルキル基」としては、例えばアミノメチル、アミノエチル、アミノプロピル、アミノブチル基を挙げることができ、好適にはアミノC1−C2アルキル基であり、もっとも好適にはアミノメチル基である。
【0019】
置換基群Aは、好適には水酸基、アミノ基(1または2個のC1−C3アルキル基で置換されていてもよい)、カルバモイル基からなる群であり、もっとも好適にはアミノ基(1または2個のメチルまたはエチル基で置換されていてもよい)である。
【0020】
置換基群Bは、好適にはヒドロキシC1−C4アルキル基、アミノC1−C4アルキル基(アミノ部分は1または2個のC1−C3アルキル基で置換されていてもよい)、カルバモイル基アミノ部分は1または2個のC1−C3アルキル基で置換されていてもよい)、水酸基、アミノ基(1または2個のC1−C3アルキル基で置換されていてもよい)からなる群であり、更に好適にはヒドロキシメチル基、アミノメチル基(アミノ部分は1または2個のメチルまたはエチル基で置換されていてもよい)、カルバモイル基(アミノ部分は1または2個のメチルまたはエチル基で置換されていてもよい)、水酸基、アミノ基(1または2個のメチルまたはエチル基で置換されていてもよい)からなる群であり、より更に好適にはアミノメチル基またはアミノ基である。
化合物(I)の「薬学上許容されるエステル誘導体」とは、ヒトまたは動物体内で加水分解等の化学的若しくは生物学的方法により開裂しもとの化合物(I)またはその塩を生成する基によって化合物(I)のカルボキシル基または水酸基が保護されたエステル誘導体をいい、そのような誘導体か否かは、ラットやマウスのような実験動物に経口または静脈注射により投与し、その後の動物の体液を調べ、もとの化合物(I)またはその塩を検出できることにより決定できる。
【0021】
カルボキシル基においてエステル誘導体を形成する保護基としては、例えばC1−C10アルキル基、C3−C6シクロアルキル基、C3−C6シクロアルキルC1−C4アルキル基、C2−C10アルカノイルオキシC1−C4アルキル基、(C1−C10アルコキシ)カルボニルオキシC1−C4アルキル基、フェニル基(該フェニル基はハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4アルコキシ基、メチレンジオキシ基、C1−C6アルカノイルオキシ基から選択される1または2個の基で置換されていてもよい)、C1−C10アルカノイルオキシベンジル基、フタリジル基、5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イルメチル基等を挙げることができる。
【0022】
水酸基においてエステル誘導体を形成する保護基としては、C1−C10アルカノイル基、(C6−C10アリール)カルボニル、(C1−C10アルコキシ)カルボニル基、アミノアシル基等をあげることができる。
【0023】
上記の「C1−C10アルキル基」としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、2−ペンチル、3−ペンチル、イソペンチル、ヘキシル、2−ヘキシル、3−ヘキシル、イソヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル基等を挙げることができ、好適にはC1−C6アルキル基であり、更に好適にはC2−C4アルキル基であり、最も好適にはエチル基である。
【0024】
「C3−C6シクロアルキル基」としては、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル基を挙げることができ、好適にはシクロペンチルまたはシクロヘキシル基である。
【0025】
「C3−C6シクロアルキルC1−C4アルキル基」としては、例えばシクロプロピルメチル、シクロプロピルエチル、シクロプロピルプロピル、シクロプロピルブチル、シクロブチルメチル、シクロブチルエチル、シクロブチルプロピル、シクロペンチルメチル、シクロペンチルエチル、シクロペンチルプロピル、シクロヘキシルメチル、シクロヘキシルエチル基等を挙げることができ、好適にはシクロプロピルメチル基である。
【0026】
「C2−10アルカノイルオキシC1−C4アルキル基」としては、例えば、アセトキシメチル、1−(アセトキシ)エチル、1−(アセトキシ)プロピル、1−(アセトキシ)ブチル、プロピオニルオキシメチル、1−(プロピオニルオキシ)エチル、イソプロピオニルオキシメチル、1−(イソプロピオニルオキシ)エチル、ブチリルオキシメチル、1−(ブチリルオキシ)エチル、イソブチリルオキシメチル、1−(イソブチリルオキシ)エチル、ピバロイルオキシメチル、1−(ピバロイルオキシ)エチル、バレリルオキシメチル、1−(バレリルオキシ)エチル、イソバレリルオキシメチル、1−(イソバレリルオキシ)エチル、ヘキサノイルオキシメチル、1−(ヘキサノイルオキシ)エチル、オクタノイルオキシメチル、1−(オクタノイルオキシ)エチル、デカノイルオキシメチル、シクロペンチルカルボニルオキシメチル、1−メチルシクロペンチルカルボニルオキシメチル、シクロヘキシルカルボニルオキシメチル、1−メチルシクロヘキシルカルボニルオキシメチル基等を挙げることができ、好適にはC2−C6アルカノイルオキシメチルまたは1−(C2−C6アルカノイルオキシ)エチル基である。
【0027】
「(C1−C10アルコキシ)カルボニルオキシC1−C4アルキル基」としては、例えば、メトキシカルボニルオキシメチル、1−(メトキシカルボニルオキシ)エチル、エトキシカルボニルオキシメチル、1−(エトキシカルボニルオキシ)エチル、1−(エトキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(エトキシカルボニルオキシ)ブチル、プロポキシカルボニルオキシメチル、1−(プロポキシカルボニルオキシ)エチル、イソプロポキシカルボニルオキシメチル、1−(イソプロポキシカルボニルオキシ)エチル、ブトキシカルボニルオキシメチル、1−(ブトキシカルボニルオキシ)エチル、イソブトキシカルボニルオキシメチル、1−(イソブトキシカルボニルオキシ)エチル、s−ブトキシカルボニルオキシメチル、1−(s−ブトキシカルボニルオキシ)エチル、t−ブトキシカルボニルオキシメチル、1−(t−ブトキシカルボニルオキシ)エチル、ペンチルオキシカルボニルオキシメチル、1−(ペンチルオキシカルボニルオキシ)エチル、(1−メチルブチルオキシカルボニルオキシ)メチル、1−(1−メチルブチルオキシカルボニルオキシ)エチル、(2−メチルブチルオキシカルボニルオキシ)メチル、1−(2−メチルブチルオキシカルボニルオキシ)エチル、(3−メチルブチルオキシカルボニルオキシ)メチル、1−(3−メチルブチルオキシカルボニルオキシ)エチル、(1−エチルプロピルオキシカルボニルオキシ)メチル、1−(1−エチルプロピルオキシカルボニルオキシ)エチル、ヘキシルオキシカルボニルオキシメチル、1−(ヘキシルオキシカルボニルオキシ)エチル、(1−メチルペンチルオキシカルボニルオキシ)メチル、1−(1−メチルペンチルオキシカルボニルオキシ)エチル、オクチルオキシカルボニルオキシメチル、1−(オクチルオキシカルボニルオキシ)エチル、デシルオキシカルボニルオキシメチル、1−(デシルオキシカルボニルオキシ)エチル、シクロペンチルカルボニルオキシメチル、1−(シクロペンチルオキシカルボニルオキシ)エチル、シクロヘキシルカルボニルオキシメチル、1−(シクロヘキシルオキシカルボニルオキシ)エチル基等を挙げることができ、好適には(C1−C6アルコキシ)カルボニルオキシメチルまたは1−{(C1−C6アルコキシ)カルボニルオキシ}エチル基である。
【0028】
「置換可フェニル基」としては、例えばフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、3,4−ジメトキしフェニル、3,4−メチレンジオキシフェニル、3−アセトキシフェニル、4−アセトキシフェニル基等を挙げることができ、好適には無置換のフェニル基である。
【0029】
「C2−C10アルカノイルオキシベンジル基」としては、例えば2−アセトキシベンジル、3−アセトキシベンジル、4−アセトキシベンジル、3−プロピオニルオキシベンジル、4−プロピオニルオキシベンジル、4−ブチリルオキシベンジル、4−バレリルオキシベンジル、4−ヘキサノイルオキシベンジル、4−オクタノイルオキシベンジル、4−デカノイルオキシベンジル基等を挙げることができ、好適には3‐または4―(C2−C4アルカノイルオキシ)ベンジル基である。
【0030】
「C1−C10アルカノイル基」としては、例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、ペンタノイル、ヘキサノイル、オクタノイル、デカノイル基を挙げることができ、好適にはC2−C6アルカノイル基である。
【0031】
「(C6−C10アリール)カルボニル基」としては、例えばベンゾイル、1−ナフトイル、2−ナフトイル基を挙げることができ、好適にはベンゾイル基である。
【0032】
「(C1−C10アルコキシ)カルボニル基」としては、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニル、オクチルオキシカルボニル、デシルオキシカルボニル基等が挙げられ、好適には(C2−C6アルコキシ)カルボニル基である。
【0033】
「アミノアシル基」としては、例えばグリシル、アラニル、β−アラニル、ロイシル、イソロイシル、フェニルアラニル、ヒスチジル、アスパラギル、プロリル、リジルのようなアミノ酸基等が挙げられ、好適にはグリシル基である。
本発明の化合物(I)及びその薬理上許容されるエステルは、必要に応じて、「薬理上許容される塩」を形成することができる。
【0034】
「その薬理上許容される塩」とは、本発明の化合物(I)は、塩にすることができるので、その塩をいい、そのような塩としては、好適にはナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩のようなアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、鉄塩、亜鉛塩、銅塩、ニッケル塩、コバルト塩等の金属塩;アンモニウム塩のような無機塩、t−オクチルアミン塩、ジベンジルアミン塩、モルホリン塩、グルコサミン塩、フェニルグリシンアルキルエステル塩、エチレンジアミン塩、N−メチルグルカミン塩、グアニジン塩、ジエチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン塩、クロロプロカイン塩、プロカイン塩、ジエタノールアミン塩、N−ベンジル−フェネチルアミン塩、ピペラジン塩、テトラメチルアンモニウム塩、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩のような有機塩等のアミン塩;弗化水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、沃化水素酸塩のようなハロゲン化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、燐酸塩等の無機酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩のような低級アルカンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩のようなアリ−ルスルホン酸塩、酢酸、りんご酸、フマ−ル酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、蓚酸塩、マレイン酸塩等の有機酸塩;及び、グリシン塩、リジン塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩を挙げることができる。
【0035】
本発明の化合物(I)、その薬理上許容される塩及びエステル誘導体は、それらの水和物または溶媒和物を包含する。
前記一般式(I)で表される化合物において、下記の化合物が好適である。
(1)R1について
(1−1)R1が、式CONR4R5で表される基、シアノ基または式CH2NR7R8で表される基である化合物。
(1−2)R1が、式CONR4R5で表される基または式CH2NR7R8で表される基である化合物。
(1−3)R1が、式CONR4R5で表される基である化合物。
(2)R2について
(2−1)R2が、水素原子またはC1−C3アルキル基である化合物。
(2−2)R2が、水素原子である化合物。
(3)R3について
(3−1)R3が、水素原子またはC1−C3アルキル基である化合物。
(3−2)R3が、水素原子、メチル基またはエチル基である化合物。
(4)R4について
(4−1)R4が水素原子またはC1−C3アルキル基である化合物。
(4−2)R4が水素原子、メチルまたはイソプロピル基である化合物。
(5)R5について
(5−1)R5が水素原子、C1−C6アルキル基(置換基群Aから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)または4乃至6員含窒素複素環基である化合物。
(5−2)R5が水素原子、C1−C6アルキル基(置換基群Aから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)、アゼチジニル、ピロリジニルまたはピペリジニル基である化合物。
(6)R4及びR5について
(6−1)R4及びR5が、それらが結合する窒素原子と一緒になって4乃至6員含窒素複素環を形成する基(置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)である化合物。
(6−2)R4及びR5が、それらが結合する窒素原子と一緒になってアゼチジノ、ピペラジノ、モルホリノまたはチオモルホリノ基(これらの基は置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)である化合物。
(7)R6について
(7−1)R6が、水素原子またはC1−C3アルキル基である化合物。
(7−2)R6が、水素原子である化合物。
(8)R7について
(8−1)R7が、水素原子またはC1−C3アルキル基である化合物。
(8−2)R7が、水素原子またはメチル基である化合物。
(8−3)R7が、水素原子である化合物。
(9)R8について
(9−1)R8が、水素原子、C1−C3アルキル基、C1−3アルカノイル基、ベンゾイル基(置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)、(C1−C3アルコキシ)カルボニル基、チオフェンカルボニル基、フランカルボニル基またはピリジンカルボニル基である化合物。
(9−2)R8が、水素原子、ベンゾイル基(置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)、チオフェン−2−カルボニル基、フラン−2−カルボニル基またはピリジン−3−カルボニル基である化合物。
(10)nについて
(10−1)nが1である化合物。
(11)Xについて
(11−1)Xが、酸素原子である化合物。
【0036】
上記における好適な置換基を2またはそれ以上任意に組み合わせて得られる化合物は更に好適であり、例えば下記の化合物を挙げることができる。
(12)R1が式CONR4R5で表される基(式中、R4が水素原子またはC1−C3アルキル基であり、R5が水素原子、C1−C6アルキル基(置換基群Aから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)または4乃至6員含窒素複素環基である)であり、R2が水素原子であり、nが1であり、Xが酸素原子または硫黄原子である化合物。
(13)R1が式CONR4R5で表される基(式中、R4が水素原子、メチル又はイソプロピル基であり、R5が水素原子、C1−C6アルキル基(置換基群Aから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)、アゼチジニル、ピロリジニルまたはピペリジニル基である)であり、nが1であり、Xが酸素原子または硫黄原子である化合物。
(14)R1が式CONR4R5で表される基(式中、R4及びR5がそれらが結合する窒素原子と一緒になって4乃至6員含窒素複素環を形成する基(置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)である)であり、R2が水素原子であり、nが1であり、Xが酸素原子または硫黄原子である化合物。
(15)R1が式CONR4R5で表される基(式中、R4及びR5がそれらが結合する窒素原子と一緒になってアゼチジノ、ピペラジノ、モルホリノまたはチオモルホリノ基(これらの基は置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)である)であり、R2が水素原子であり、nが1であり、Xが酸素原子または硫黄原子である化合物。
(16)R1がシアノ基であり、R2が水素原子であり、nが1であり、Xが酸素原子または硫黄原子である化合物。
(17)R1が式CH2NR7R8で表される基(式中、R7は水素原子またはC1−3アルキル基であり、R8が、水素原子、C1−C3アルキル基、C1−3アルカノイル基、ベンゾイル基(置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)、(C1−C3アルコキシ)カルボニル基、チオフェンカルボニル基、フランカルボニル基またはピリジンカルボニル基である)であり、R2が水素原子であり、nが1であり、Xが酸素原子または硫黄原子である化合物。
(18)R1が式CH2NR7R8で表される基(式中、R7は水素原子またはメチル基であり、R8が、水素原子、ベンゾイル基(置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)、チオフェン−2−カルボニル基、フラン−2−カルボニル基またはピリジン−3−カルボニル基である)であり、R2が水素原子であり、nが1であり、Xが酸素原子または硫黄原子である化合物。
【0037】
本発明の化合物(I)は、表1乃至5に具体的に例示することができる。なお、本発明の化合物(I)はこれらの例示化合物に限定されるものではない。
【0038】
表1乃至5において、Meはメチル基、Etはエチル基、Prはプロピル基、iPrはイソプロピル基、Buはブチル基、Penはペンチル基、Hexはヘキシル基、cPrはシクロプロピル基、cBuはシクロブチル基、cPenはシクロペンチル基、cHexはシクロヘキシル基、Aztはアゼチジニル基、Pyrはピロリジニル基、Pipはピペリジニル基、Phはフェニル基を示す。また、positionは硫黄原子の結合位置を示す。
[表1]
【0039】
【化3】
【0040】
[表2]
【0041】
【化4】
【0042】
[表3]
【0043】
【化5】
【0044】
[表4]
【0045】
【化6】
【0046】
[表5]
【0047】
【化7】
【0048】
上記の表に例示した化合物のうち、好適には
表1:化合物番号1、2、3、13、14、15、26、27、28、38、39、40、51、52、53、63、64、65、76、77、78、88、89、90、101、102、103、113、114、115、126、127、128、138、139、140の化合物、
表2:化合物番号1、2、7、22、26、31、32、34、35、39、40、44、49、50、51、52、59、62、63、64、65、89、90、95、110、114、119、120、122、123、127、128、132、137、138、139、140、147、150、151、152、153、177、178、183、198、202、207、208、210、211、215、216、220、225、226、227、228、235、238、239、240、241、265、266、271、286、290、295、296、298、299、303、304、308、313、314、315、316、323、326、327、328、329、353、354、359、374、378、383、384、386、387、391、392、396、401、402、403、404、411、414、415、416、417、441、442、447、462、466、471、472、474、475、479、480、484、489、490、491、492、499、502、503、504、505、529、530、535、550、554、559、560、562、563、567、568、572、577、578、579、580、587、590.591、592、593、617、618、623、638、640、647、648、650、651、655、656、660、665、666、675、678、679、680、681、705、706、711、726、730、735、753、754、755、756、763、766、767、768、769、793、794、799、814、818、823、824、826、827、831、832、836、841、851、854、855、856、857、881、882、887、902、906、911、912、914、915、919、920、924、929、930、931、932、939、942、943、944、945、969、970、975、990、994、999、1000、1002、1003、1007、1008、1012、1017、1018、1019、1020、1027、1030、1031、1032、1033、1057、1058、1059、1060、1063、1064、1065、1066、1067、1068、1069、1070、1071、1072、1073、1074、1075、1076、1077、1078、1081、1082、1083、1084、1085、1086、1087、1088、1089、1090、1091、1092、1093、1094、1095、1096、1099、1100、1101、1102、1103、1104、1105、1106、1107、1108、1109、1110、1111、1112、1113、1114、1117、1118、1119、1120、1121、1122、1123、1124、1125、1126、1127、1128、1129、1130、1131、1132、1135、1136、1137、1138、1139、1140、1141、1142、1143、1144、1145、1146、1147、1148、1149、1150、1153、1154、1155、1156、1157、1158、1159、1160、1161、1162、1163、1164の化合物、
表3:化合物番号1、3、5、7、9、11の化合物、
表4:化合物番号1、2、11、12、21、22、31、32、41、42、51、52、61、62、71、72、81、82、91、92、101、102、111、112の化合物、及び、
表5:化合物番号1、2、4、7、8、10、12、13、14、16、17、19、22、23、25、27、28、29、31、32、34、37、38、40、42、43、44、46、47、49、52、53、55、57、58、59、61、62、64、67、68、70、72、73、74、76、77、79、82、83、85、87、88、89、91、92、94、97、98、100、102、103、104、106、107、109、112、113、115、117、118、119、121、122、124、127、128、130、132、133、134、136、137、139、142、143、145、147、148、149、151、152、154、157、158、160、162、163、164、167、168、170、173、174、176、178、179、180、182、184、185、186、187、188、189、190、191、192、193、194、195、196、197、198、199、200、201、202、203、204、205、206、207、208、209、210、211、212、213、214、215、216、217、218、219、220、221、222、223、224、225、226、227、228、229、230、231、232、233、234、235、236、237、238、239、240、241、242、243、244、245、246、247、248、249、250、251、252、253、254、255、256、257、258、259、260、261、262、263、264、265、266、267、268、269、270、271、272、273、274、275、276、277、278、279、280、281、282、283、284、285、286、287、288、289、290、291、292、293、294、295、296、297、298、299、300、301、302、303、304、305、306、307、308、309、310、311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、321、322、323、324、325、326の化合物である。
【0049】
更に好適には
表1:化合物番号3、28、53、78、103、128の化合物、
表2:化合物番号1、2、7、26、31、32、34、35、39、40、44、49、50、51、52、59、62、63、64、65、529、530、535、554、559、560、562、563、567、568、572、577、578、579、580、587、590、591、592、593、1057、1058、1059、1060、1063、1069、1070、1071、1072、1073、1074、1111、1112、1113、1114、1117、1123、1124、1125、1126、1127、1128の化合物、
表3:化合物番号1、3、7、11の化合物、
表4:化合物番号1、2、21、22、41、42、61、62、81、82、101、102の化合物、及び、
表5:化合物番号1、2、4、7、8、91、92、94、97、98、182、183、184、185、186、187、188、189、190、191、192、193、194、195、196、197、198、199、200、201、202、203、248、249、250、251、252、253、254、255、256、257、258、259、260、261、262、263、264、265、266、267、268、269、314、315、320、321の化合物である。
【0050】
最も好適には下記の化合物である。
【0051】
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−[4−(3−アミノアゼチジノ)カルボニル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−[4−(3−アミノアゼチジノ)カルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−[4−(3−ヒドロキシアゼチジノ)カルボニル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−[4−(3−ヒドロキシアゼチジノ)カルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸。
【0052】
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ピペリジン―4−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ピペリジン―4−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(アゼチジン―3−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(アゼチジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3S)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3S)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ピペラジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(2−アミノ−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(2−アミノ−エチルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((1S)―1−アミノメチル−2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((1S)―1−アミノメチル−2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(N−2−アミノ−エチル)−N−イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(N−2−アミノ−エチル)−N−イソプロピル−カルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(N−2−ヒドロキシ−エチル)−N−イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(N−2−ヒドロキシ−エチル)−N−イソプロピル−カルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アミノメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アミノメチル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゼンスルホニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゼンスルホニルアミノ−メチル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
【0053】
【発明の実施の形態】
本発明の一般式(I)で表される1−メチルカルバペネム誘導体は下記のA法及びB法に記載された方法によって製造することができる。
[A法]
A法は、式(II)で表されるカルバペネム化合物と式(III)で表されるメルカプト化合物を反応させ、次いで脱保護反応に付すことによって化合物(I)を製造する方法である。
【0054】
【化8】
【0055】
式中、R1、R2、X及びnは前述と同意義であり、L1は脱離基を示し、P1はカルボキシル基の保護基を示し、R1pは保護基を有していてもよいR1を示す。
【0056】
P1の「カルボキシル基の保護基」としては、例えばベンジル、4−メトキシベンジル、4−ニトロベンジルもしくは2−ニトロベンジルのような置換基を有してもよいベンジル基(該置換基は、ニトロ、メチル、塩素またはメトキシである);ベンズヒドリル基;アリル、2−クロロアリルもしくは2−メチルアリルのような2位に置換基を有してもよいアリル基(該置換基は、塩素またはメチルである);前述の薬理上許容されるエステルを形成する基をあげることができ、好適には置換基を有してもよいベンジル基(特に4−ニトロベンジル基)である。
【0057】
L1の「脱離基」は、例えば式−OR11または−S(O)R12を有する基である。
【0058】
R11は、メタンスルホニル、トリフルオロメタンスルホニル、エタンスルホニル、プロパンスルホニル、イソプロパンスルホニルもしくはブタンスルホニル基のようなC1−C4アルカンスルホニル基;フェニルスルホニル、トリルスルホニルもしくはナフチルスルホニルのようなC6−C10アリールスルホニル基;ジメチルホスホリル、ジエチルホスホリル、ジプロピルホスホリル、ジイソプロピルホスホリル、ジブチルホスホリル、ジペンチルホスホリルもしくはジヘキシルホスホリルのようなジC1−C6アルキルホスホリル基またはジフェニルホスホリルもしくはジトリルホスホリルのようなジC6−C10アリールホスホリル基を示し、好適にはジフェニルホスホリル基である。
【0059】
R12は、例えばメチル、エチル、プロピルもしくはイソプロピルのようなC1−C4アルキル基;フルオロメチル、クロロメチル、フルオロエチル、クロロエチル、フルオロプロピル、ジフルオロメチル、ジフルオロエチル、ジクロロエチル、トリフルオロメチルもしくはトリフルオロエチルのようなハロゲノC1−C4アルキル基;2−アセチルアミノエチル基;2−アセチルアミノビニル基;置換基を有してもよいフェニルもしくはナフチルのようなC6−C10アリール基(該アリール基は同一または異なる1乃至3個の置換基を有してもよい。該置換基は、弗素、塩素、臭素のようなハロゲン原子;メチル、エチル、プロピル、イソプロピルのようなC1−C4アルキル基;メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシのようなC1−C4アルコキシ基;メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニルのような(C1−C4アルコキシ)カルボニル基;カルバモイル、モノもしくはジ(C1−C4アルキル)カルバモイル基;ニトロ基;水酸基またはシアノ基があげられる。)または置換基を有してもよいピリジルもしくはピリミジニルのような窒素原子を1または2個有してもよいヘテロアリール基(該ヘテロアリール基は同一または異なる1乃至3個の置換基を有してもよい。該置換基は、弗素、塩素、臭素のようなハロゲン原子;メチル、エチル、プロピル、イソプロピルのようなC1−C4アルキル基;メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシのようなC1−C4アルコキシ基;メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニルのような(C1−4アルコキシ)カルボニル基;カルバモイル、モノもしくはジ(C1−C4アルキル)カルバモイル基;ニトロ基;水酸基またはシアノ基があげられる。)を示す。
【0060】
R1pに含まれる「水酸基の保護基」としては、例えばベンジルオキシカルボニル、4−ニトロベンジルオキシカルボニル、4−クロロベンジルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオキシカルボニルのような置換されていてもよいベンジルオキシカルボニル基(該置換基は、ニトロ、メチル、塩素またはメトキシである);アリルオキシカルボニル、2−クロロアリルオキシカルボニル、2−メチルアリルオキシカルボニルのような2位が置換されていてもよいアリルオキシカルボニル基(該置換基は、塩素またはメチルである);トリメチルシリル、トリエチルシリル、t−ブチルジメチルシリルのようなトリC1−C4アルキルシリル基;前述の薬理上許容されるエステルを形成する基があげられ、好適にはトリC1−C4アルキルシリル基(特にt−ブチルジメチルシリル基)である。
【0061】
R1pに含まれる「アミノ基の保護基」としては、例えば、アリルオキシカルボニル、2−クロロアリルオキシカルボニル、2−メチルアリルオキシカルボニルのような2位が置換されていてもよいアリルオキシカルボニル基(該置換基は、塩素またはメチルである);ベンジルオキシカルボニル、4−メチベンジルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、4−クロロベンジルオキシカルボニル、4−ニトロベンジルオキシカルボニルのような置換されていてもよいベンジルオキシカルボニル基(該置換基は、メチル、メトキシ、塩素またはニトロである)があげられ、好適にはアリルオキシカルボニル基または4−ニトロベンジルオキシカルボニル基であり、更に好適には4−ニトロベンジルオキシカルボニル基である。
【0062】
R1pに含まれる「カルボキシル基の保護基」としては、前述のP1として使用される保護基を使用することができる。
【0063】
本方法は、式(II)を有する化合物を塩基の存在下に式(III)を有する化合物と反応させて式(IV)を有する化合物を製造し(第A1工程)、次いで保護基の除去反応に付して化合物(I)を製造する(第A2工程)方法である。なお、L1が式−OR11で表わされる基である場合、出発原料となる式(II)を有する化合物は、D.H.Shih et al., Heterocycles 21, 29 (1984) に記載された方法またはそれに準ずる方法によって製造される。L1が式−S(O)R12で表わされる基である場合、原料化合物(II)は、特開昭62−30781号に記載された方法またはそれに準ずる方法によって製造される。以下、各工程について説明する。
【0064】
(第A1工程)
第A1工程は、一般式(IV)を有する化合物を製造する工程で、不活性溶剤中、塩基の存在下、化合物(II)と一般式(III)を有するメルカプタン誘導体とを反応させることによって達成される。
【0065】
使用される溶剤は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に制限はなく、例えば塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類;アセトニトリルのようなニトリル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドのようなアミド類;酢酸エチル、酢酸メチルのようなエステル類;ジエチルエ−テル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類をあげることができ、好適にはアセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミドまたはテトラヒドロフランであり、特に好適にはアセトニトリルである。
【0066】
使用される塩基は、好適にはトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、ジメチルアミノピリジンのような有機アミン類または炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムのような無機塩基をあげることができ、好適には有機アミン類(特にジイソプロピルエチルアミン)である。
【0067】
反応温度は、通常−20℃乃至40℃(好適には−10℃乃至20℃)で行われる。反応時間は30分乃至108時間(好適には1時間乃至18時間)である。
【0068】
反応終了後、本工程の目的化合物(IV)は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。また所望に応じて目的化合物(IV)を単離することなく次の工程に付すこともできる。
【0069】
(第A2工程)
第A2工程は、化合物(IV)を化合物(I)に変換する工程であり、化合物(IV)に含まれる保護基を除去することによって達成される。
【0070】
保護基の除去は、保護基の種類によって異なるが、一般に有機合成化学の分野において使用される方法(例えば、T.W.Greene, P.G.M.Wuts著、Protective Groups in Organic Synthesis, Second Edition, John Wiley & Sons, Inc. 1991に記載された方法)によって達成される。
(1)保護基が、置換基を有してもよいベンジル基、ベンズヒドリル基または置換基を有してもよいベンジルオキシカルボニル基である場合、これらの保護基は溶媒中、接触還元触媒の存在下に水素を作用させることにより除去することができる。
【0071】
使用される接触還元触媒としては、例えばパラジウム−炭素触媒、白金触媒、ロジウム−炭素触媒等を挙げることができ、好適にはパラジウム−炭素触媒である。
【0072】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に制限はなく、好適にはメタノール、エタノールのようなアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類およびこれらの有機溶剤と水との混合溶剤であり、好適にはテトラヒドロフランと水の混合溶媒である。
【0073】
反応温度は通常0℃乃至50℃(好適には10℃乃至40℃)であり、反応時間は原料化合物及び触媒の種類によって異なるが、通常5分間乃至12時間(好適には30分乃至4時間)である。
【0074】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合物から触媒等の不溶物を濾去した後、溶剤を留去することによって得ることができる。得られた化合物は、必要ならば常法たとえば再結晶法、分取用薄膜クロマトグラフィー、カラムクロマトグラフィーなどによって精製することができる。
(2)保護基が置換されていてもよいアリル基または置換されていてもよいアリルオキシカルボニル基である場合、これらの保護基は溶媒中、パラジウム類の存在下にトリC1−C6アルキル錫ハイドライド類及び有機カルボン酸アルカリ金属塩類を作用させることによって除去することができる。アリル基を捕捉する有機塩基又は有機物を添加しても良い。
【0075】
パラジウム類としては、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムクロリドまたはテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムが好適である。トリアルキル錫ハイドライド類としては、トリブチル錫ハイドライドが好適である。有機カルボン酸アルカリ金属塩類としては、2−エチルヘキサン酸カリウムまたは2−エチルヘキサン酸ナトリウムが好適である。アリル基を捕捉する有機塩基としてはモルホリンが好適であり、アリル基を捕捉する有機物としてはジメドンが好適である。
【0076】
脱保護剤として好適な組み合わせは、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムクロリド及びトリブチル錫ハイドライドからなる組み合わせまたはテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム及び2−エチルヘキサン酸カリウムからなる組み合わせである。
【0077】
使用される溶剤は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に制限はなく、例えば塩化メチレン、クロロホルム若しくは1,2−ジクロルエタンのようなハロゲン化炭化水素類;酢酸エチルのようなエステル類;テトラヒドロフラン、ジオキサン若しくは1,2−ジメトキシエタンのようなエーテル類;アセトニトリルのようなニトリル類;メタノール、エタノール若しくはプロパノールのようなアルコール類;水またはこれらの混合溶剤があげられ、好適には塩化メチレン、酢酸エチルまたはこれらの混合溶剤である。
【0078】
反応温度は特に限定はないが通常−20℃乃至100℃(好適には0℃乃至60℃)で行われ、反応時間は通常30分乃至48時間(好適には30分乃至12時間)である。
【0079】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合物より析出した不溶物を濾去した後、溶剤を留去することによって得ることができる。得られた化合物は、必要ならば常法たとえば再結晶法、分取用薄膜クロマトグラフィー、カラムクロマトグラフィーなどによって精製することができる。
(3)保護基がシリル系保護基である場合、この保護基は溶媒中、弗化テトラブチルアンモニウム、弗化水素酸、弗化水素酸−ピリジン、弗化カリウムのような弗素アニオンを生成する化合物で処理するか、又は、酢酸、メタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、トリフルオロメタンスルホン酸のような有機酸又は塩酸のような無機酸で処理することにより除去できる。
【0080】
尚、弗素アニオンにより除去する場合に、蟻酸、酢酸、プロピオン酸のような有機酸を加えることによって、反応が緩和な条件下にて進行することがある。
【0081】
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適には、ジエチルエ−テル、ジイソプロピルエ−テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエ−テル類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;水;酢酸のような有機酸及びこれらの混合溶媒を挙げることができる。
【0082】
反応温度は、通常0℃乃至100℃(好適には10℃乃至30℃)であり、反応時間は、特に限定はないが、通常1乃至24時間(好適には1乃至4時間)である。
【0083】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(4)保護基がカルボキシル基または水酸基において薬理上許容されるエステルを形成する基である場合、これらの保護基は水または水と有機溶媒の混合溶媒中、加水分解酵素を作用させることによって除去される。
【0084】
水と混合される有機溶媒としては、テトラヒドロフラン、ジオキサン、メタノール、エタノール、プロパノールのような水と混和するエーテル類またはアルコール類が好適である。
【0085】
水または水と有機溶媒の混合溶媒には、リン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムのようなアルカリ金属塩を添加するか、リン酸緩衝液等のpH緩衝液として、pHを6乃至8に維持することが好ましい。
【0086】
加水分解酵素としては、エステル結合を加水分解することができるものであれば特に限定はなく、例えばブタ肝臓由来エステラーゼを挙げることができる。
【0087】
反応温度は、通常10分乃至8時間(好適には30分乃至2時間)であり、反応温度は10乃至50℃(好適には30乃至40℃)である。
【0088】
反応終了後、目的化合物はイオン交換クロマトグラフィー、逆相カラムクロマトグラフィー、再沈殿、再結晶等によって単離、精製することができる。
【0089】
化合物(IV)が2種類以上の保護基を含む場合、上記の脱保護反応を順次組み合わせて行うことにより、目的化合物(I)を得ることができる。なお、化合物(I)の薬理上許容されるエステル誘導体を所望する場合には、保護基としての薬理上許容されるエステルを形成する基を除去する必要はない。
【0090】
このようにして得られた化合物(I)は、必要に応じて、医薬品化学、特にβ−ラクタム系抗生物質の分野で知られている方法または技術に従って、薬理上許容される塩またはエステル誘導体に変換することができる。
【0091】
化合物(I)のカルボキシル基における薬理上許容されるエステル誘導体は、化合物(I)に溶媒中、塩基の存在下に所望のエステル残基に対応するハロゲン化物を作用させることによって製造することができる。
【0092】
使用されるハロゲン化物としては、塩化物、臭化物またはヨウ化物を挙げることができ、好適にはヨウ化物である。なお、塩化物または臭化物を使用する場合、反応液に触媒量のヨウ化ナトリウムを添加することによって反応を促進することができる。
【0093】
使用される塩基としては、例えばトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、ピリジンのような有機アミン類;及び炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムのようなアルカリ金属炭酸塩類を挙げることができ、好適には有機アミン類(特に4−ジメチルアミノピリジン)である。
【0094】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばアセトニトリルのようなニトリル類;N,N−ジメチルホルムアミドのようなアミド類;塩化メチレンのようなハロゲン化炭化水素類を挙げることができ、好適にはアミド類(特にジメチルアセタミド)またはニトリル類(特にアセトニトリル)である。
【0095】
反応温度は通常−20乃至50℃(好適には−10乃至20℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0096】
なお、化合物(I)を塩基と反応させて塩として予め単離しておいたものを、上記のようにハライド類と反応させることもできる。
【0097】
また、一方で、縮合剤及び塩基の存在下、所望のエステル残基に対応するアルコールを作用させることによっても製造することができる。
【0098】
縮合剤としては、ジエチルアゾジカルボキシラートのような光延試薬;ジフェニルホスホリルアジドのようなリン酸エステル系縮合剤;ジシクロヘキシルカルボジイミドや1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドのようなカルボジイミド系縮合剤;ヨウ化−2−クロロ−1−メチルピリジニウムのようなオニウム系縮合剤などを挙げることができる。
【0099】
使用される塩基としては、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、4−ジメチルアミノピリジンのような有機アミン類を挙げることができる。
【0100】
その他の添加剤としては、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィンのようなホスフィン類、1−ヒドロキシベンズトリアゾールのような活性エステル形成のためのアルコールを挙げることができる。
【0101】
溶媒としては、塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミドのようなアミド類;アセトニトリルのようなニトリル類;テトラヒドロフランのようなエーテル類を挙げることができる。
【0102】
これらの好適な組み合わせとしては、ジエチルアゾジカルボキシレートとトリフェニルホスフィン;ヨウ化−2−クロロ−1−メチルピリジニウムとトリブチルアミン又はトリエチルアミン;1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドと4−ジメチルアミノピリジン又は1−ヒドロキシベンズトリアゾールを挙げることができる。
【0103】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
[B法]
B法は、A法で出発原料として使用する化合物(III)を製造する方法である。
【0104】
【化9】
【0105】
上記において、R1p、R2、X及びnは前述と同意儀である。P2はカルボキシル基の保護基を示し、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル基のようなC1−C4アルキル基;ベンジル、4−メトキシベンジルのような置換されていてもよいベンジル基を挙げることができ、好適にはC1−C4アルキル基(特に好適にはエチル基)である。P3は水酸基の保護基を示し、例えばトリメチルシリル、トリエチルシリル、t−ブチルジメチルシリル、t−ブチルジフェニルシリルのようなシリル系保護基を挙げることができ、好適にはt−ブチルジフェニルシリル基である。L2は脱離基を示し、例えば塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子のようなハロゲン原子;メタンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ、ベンゼンスルホニルオキシ、トルエンスルホニルオキシ基のようなフッ素で置換されていてもよいC1−C4アルキルスルホニルオキシ基またはアルキルで置換されていてもよいベンゼンスルホニルオキシ基を挙げることができ、好適にはフッ素で置換されていてもよいC1−C4アルキルスルホニルオキシ基である。P4はメルカプト基の保護基を示し、例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリルのようなC1−C4アルカノイル基;ベンゾイル、トルオイル、アニソイルのような置換されていてもよいベンゾイル基を挙げることができ、好適にはC1−C4アルカノイル基(特にアセチル基)である。
【0106】
(第B1工程)
第B1工程は、化合物(V)の窒素原子に式C(=X)NH2で表されるアミド基を導入し、化合物(VI)を製造する工程である。
(1)本工程は、化合物(V)に溶媒中、シアン酸塩またはチオシアン酸塩を作用させることによって達成される。
【0107】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類;塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;及びこれらの溶媒と水との混合溶媒を挙げることができ、好適にはエーテル類と水との混合溶媒(特にテトラヒドロフランと水との混合溶媒)である。
【0108】
シアン酸またはチオシアン酸の塩としては、例えばナトリウム塩、カリウム塩のようなアルカリ金属塩;アンモニウム塩;又は、トリエチルアンモニウム塩のような有機アンモニウム塩を挙げることができるが、好適にはアルカリ金属塩(特にカリウム塩)である。
【0109】
また、シアン酸塩又はチオシアン酸塩を系内で相当する酸に変換する為に酸類を用いることもできる。このような酸としては、酢酸のような有機酸、塩酸のような鉱酸を挙げることができ、好適には酢酸若しくは塩酸である。
【0110】
反応温度は通常−20乃至150℃(好適には−10乃至100℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0111】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(2)本工程は次の方法によっても達成することができる。本法は、化合物(V)から下記の化合物(XIII)を製造する工程及び化合物(XIII)から化合物(VI)を製造する工程からなる。
【0112】
【化10】
【0113】
式中、X、nは前述と同意義であり、R9はC1−C4アルキル基(好適にはエチル基)を示す。
【0114】
化合物(V)から化合物(XIII)を製造する工程は、化合物(V)に溶媒中、式X=C=N−COOR9(式中、X及びR9は前述と同意義である)で表される化合物を作用させることによって達成される。
【0115】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類、塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素、及びこれらの溶媒と水との混合溶媒を挙げることができ、好適にはエーテル類又はエーテル類と水との混合溶媒(特にテトラヒドロフラン又はテトラヒドロフランと水との混合溶媒)である。
【0116】
反応温度は通常−20乃至150℃(好適には−10乃至50℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0117】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
【0118】
化合物(XIII)から化合物(VI)を製造する工程は、化合物(XIII)に溶媒中、塩基を作用させることによって達成される。
【0119】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばメタノール、エタノールのようなアルコール類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類、及びこれらの溶媒と水との混合溶媒を挙げることができ、好適にはアルコール類又はアルコール類と水との混合溶媒(特にエタノール又はエタノールと水との混合溶媒)である。
【0120】
使用される塩基としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのような無機塩基、及びナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドのような有機塩基を挙げることができ、好適には水酸化ナトリウムである。
【0121】
反応温度は通常−20乃至15℃(好適には−10乃至100℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0122】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
【0123】
(第B2工程)
第B2工程は、化合物(VI)のアミド基を閉環反応に付して化合物(VII)を製造する工程である。
【0124】
本工程は、化合物(VI)に溶媒中、塩基の存在下に式R2CHL3COCOOP2(式中、R2及びP2は前述と同意義であり、L3は脱離基を示す)で表される化合物を作用させることによって達成される。L3の脱離基としては、ハロゲン原子が好適であり、特に好適には臭素原子である。
【0125】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばメタノール、エタノールのようなアルコール類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類、塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミドのようなアミド類を挙げることができ、好適にはアルコール類(特にエタノール)である。
【0126】
使用される塩基としては、例えばトリエチルアミン、ジイソプロピルアミンのような有機塩基、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウムのような無機塩基を挙げることができ、好適には有機塩基(特にトリエチルアミン)である。
【0127】
反応温度は通常−20乃至150℃(好適には−10乃至100℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0128】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
【0129】
(第B3工程)
第B3工程は、化合物(VII)の水酸基に保護基P3を導入して化合物(VIII)を製造する工程である。
【0130】
本工程は、有機合成化学の分野で通常用いられている方法(例えば、T.W.Greene, P.G.M.Wuts著、Protective Groups in Organic Synthesis, Second Edition, John Wiley & Sons, Inc. 1991に記載された方法)によって達成することができる。
【0131】
シリル系保護基の導入は、化合物(VII)に溶媒中、塩基の存在下に所望の置換基を有するシリルハライド類又はシリルトリフラート類を作用させることによって達成される。
【0132】
シリルハライド類としては、例えばトリメチルシリルクロリド、トリエチルシリルクロリド、t‐ブチルジメチルシリルクロリド、t−ブチルジフェニルシリルクロリドを挙げることができ、好適にはt−ブチルジフェニルシリルクロリドである。
【0133】
シリルトリフラート類としては、例えばトリメチルシリルトリフラート、トリエチルシリルトリフラート、t−ブチルジメチルシリルトリフラート、t−ブチルジフェニルシリルトリフラートを挙げることができ、好適にはt−ブチルジフェニルシリルトリフラートである。
【0134】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばジメチルホルムアミドのようなアミド類、塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類を挙げることができ、好適にはアミド類(特にジメチルホルムアミド)またはハロゲン化炭化水素類(特に塩化メチレン)である。
【0135】
使用される塩基としては、例えばイミダゾール、トリエチルアミン、ルチジン、ピリジン、ジメチルアミノピリジンのような有機塩基を挙げることができ、好適にはイミダゾールまたは2,6−ルチジンである。
【0136】
反応温度は通常−20乃至50℃(好適には−10乃至40℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0137】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
【0138】
(第B4工程)
第B4工程は、化合物(VIII)の式COOP2で表される基を所望のR1pに変換して化合物(IX)を製造する工程である。
【0139】
本工程は、有機合成化学の分野で通常用いられる官能基変換反応を適用することによって達成することができる。詳細には下記の第C法乃至H法において記述する。
【0140】
(第B5工程)
第B5工程は、化合物(IX)の水酸基の保護基P3を除去して化合物(X)を製造する工程である。
【0141】
本工程は、有機合成化学の分野で通常用いられている方法(例えば、T.W.Greene, P.G.M.Wuts著、Protective Groups in Organic Synthesis, Second Edition, John Wiley & Sons, Inc. 1991に記載された方法)によって達成することができる。
【0142】
水酸基の保護基P3がシリル系保護基である場合、その除去は第A2工程(3)に記載した方法と同様にして達成される。
【0143】
(第B6工程)
第B6工程は、化合物(X)の水酸基を脱離基L2に変換して化合物(XI)を製造する工程である。
(1)脱離基L2が各種スルホニルオキシ基の場合
本工程は、化合物(X)に溶媒中、塩基の存在化にスルホニル化剤を作用させることによって達成される。
【0144】
使用されるスルホニル化剤としては、例えばメタンスルホニルクロリド、エタンスルホニルクロリド、トリフルオロメタンスルホニルクロリド、ベンゼンスルホニルクロリド、トルエンスルホニルクロリド等を挙げることができ、好適にはメタンスルホニルクロリドである。
【0145】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えば塩化メチレン、ジクロロエタン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類を挙げることができ、好適にはハロゲン化炭化水素類(特に塩化メチレン)である。
【0146】
使用される塩基としては、例えばトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、ジメチルアミノピリジンのような有機塩基を挙げることができ、好適にはトリエチルアミンである。
【0147】
反応温度は通常−20乃至80℃(好適には−10乃至40℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0148】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(2)脱離基L2がハロゲン原子の場合
本工程は、化合物(X)に溶媒中、ハロゲン化剤を作用させることによって達成される。
【0149】
使用されるハロゲン化剤としては、例えば五塩化リン、塩化チオニル、オキシ塩化リン、ヨウ素、四臭化炭素、四塩化炭素、N−クロロサクシイミド、N−ブロモサクシイミド、ジエチルアミノサルファートリフロリドを挙げることができ、好適には四臭化炭素である。
【0150】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えば塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類を挙げることができ、好適にはハロゲン化炭化水素類(特に塩化メチレン)である。
【0151】
使用される添加剤としては、例えばトリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィンのようなホスフィン類を挙げることができ、好適にはトリフェニルホスフィンである。
【0152】
反応温度は通常−20乃至100℃(好適には−10乃至50℃)であり、反応時間は通常10分乃至108時間(好適には0.5乃至24時間)である。
【0153】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
【0154】
(第B7工程)
第B7工程は、化合物(XI)の脱離基L2を保護されたメルカプト基に変換して化合物(XII)を製造する工程である。
【0155】
本工程は、化合物(XI)に溶媒中、メルカプト化剤を作用させることによって達成される。
【0156】
使用されるメルカプト化剤としては、例えばチオ酢酸ナトリウム、チオ酢酸カリウム、チオプロピオン酸ナトリウム、チオ安息香酸ナトリウムのようなチオカルボン酸のアルカリ金属塩または4‐メトキシベンジルメルカプタンのアルカリ金属塩を挙げることができ、好適にはチオ酢酸カリウムである。
【0157】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばテトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、酢酸エチル、酢酸メチルのような酢酸エステル類、アセトニトリルのようなニトリル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドのようなアミド類を挙げることができ、好適にはアミド類(特にジメチルホルムアミド)である。
【0158】
反応温度は通常−20乃至150℃(好適には0乃至100℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0159】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
【0160】
(第B8工程)
第B8工程は、化合物(XII)のメルカプト基の保護基P4を除去して化合物(III)を製造する工程である。
(1)保護基P4がアルカノイル基またはアリールカルボニル基である場合
本工程は、化合物(XII)に溶媒中、ヒドラジン化合物の塩を作用させることによって達成される。
【0161】
ヒドラジン化合物の塩としては、例えばヒドラジン・酢酸、N,N−ジメチルヒドラジン・酢酸を使用することができ、好適にはヒドラジン・酢酸である。
【0162】
使用される溶剤としては、前述の第1工程で使用される溶剤を用いることができる。
【0163】
反応温度は、特に限定されないが、通常は−10℃乃至40℃(好適には10℃乃至30℃)であり、反応時間は溶剤、反応温度及び反応試薬の種類によって異なるが、通常は30分間乃至24時間(好適には1時間乃至8時間)である。
【0164】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
【0165】
なお、ヒドラジン化合物の塩を脱保護剤として使用した場合、化合物(III)は反応液から単離することなく前述の第A1工程の原料として使用することができる。
【0166】
本工程は、化合物(XII)に溶媒中、塩基を作用させることによっても達成される。
【0167】
使用される塩基としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドのようなアルカリ金属の塩を挙げることができるが、好適にはナトリウムメトキシドである。
【0168】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばメタノール、エタノールのようなアルコール類;テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類、ジメチルホルムアミドのようなアミド類、塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類を挙げることができ、好適にはアルコール類(特にメタノール)である。
【0169】
反応温度は通常−20乃至100℃(好適には−10乃至40℃)であり、反応時間は通常10分間乃至108時間(好適には0.5乃至24時間)である。
【0170】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(2)P4が4−メトキシベンジル基である場合
本工程は、化合物(XII)に溶媒中、酸を作用させることによって達成される。
【0171】
使用される酸としては、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸のようなスルホン酸類を使用することができ、好適にはトリフルオロメタンスルホン酸である。なお、アニソールまたはチオアニソールを共存させることによって反応を促進させることができる。
【0172】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えば塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類、酢酸、トリフルオロ酢酸のような置換されてよい酢酸類を挙げることができ、好適には置換されてよい酢酸類(特にトリフルオロ酢酸)である。
【0173】
反応温度は通常−20乃至100℃(好適には−10乃至80℃)であり、反応時間は通常10分間乃至108時間(好適には0.5乃至24時間)である。
【0174】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
[C法]
C法は化合物(VIII)の保護されたカルボキシル基を変換して所望のエステル残基を有する化合物(IX−1)を製造する方法である。
【0175】
【化11】
【0176】
上記において、R2、X、n、P2及びP3は前述と同意義であり、R3pは保護されていてもよいR3を示す。
(第C1工程)
第C1工程は、化合物(VIII)のカルボキシルエステル基をヒドロキシメチル基に還元して化合物(XIV)を製造する工程である。
【0177】
本工程は、化合物(VIII)に溶媒中、還元剤を作用させることによって達成される。
【0178】
使用される還元剤は、カルボキシルエステル基を還元してヒドロキシメチル基に変換できるものであれば特に制限はなく、例えばリチウムアルミニウムハイドライドのようなアルカリ金属アルミニウム水素化物、リチウムボロハイドライド、ナトリウムボロハイドライドのようなアルカリ金属ホウ素水素化物を挙げることができ、好適にはリチウムアルミニウムハイドライドである。
【0179】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類を挙げることができ、好適にはテトラヒドロフランである。
【0180】
反応温度は通常−20乃至100℃(好適には−10乃至40℃)であり、反応時間は通常10分間乃至24時間(好適には0.5乃至24時間)である。
【0181】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(第C2工程)
第C2工程は、化合物(XIV)のヒドロキシメチル基を酸化して化合物(XV)を製造する工程である。
【0182】
本工程は、化合物(XIV)に溶媒中、酸化剤を作用させることによって達成され、ヒドロキシメチル基をアルデヒド基に酸化する工程とアルデヒド基をカルボキシル基に酸化する工程からなる。
(1)ヒドロキシメチル基をアルデヒド基に酸化する工程
使用される酸化剤は、ヒドロキシメチル基を酸化してアルデヒド基に変換できるものであれば特に制限はなく、例えばピリジニウムクロロクロマート、オギザリルクロリド−ジメチルスルホキシド、無水トリフルオロ酢酸−ジメチルスルホキシド、活性二酸化マンガン、デスマーチン試薬を挙げることができ、好適には活性二酸化マンガンである。
【0183】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えば塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類を挙げることができ、好適には塩化メチレンである。
【0184】
反応温度は通常−100乃至100℃(好適には−100乃至50℃)であり、反応時間は通常30分間乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0185】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(2)アルデヒド基をカルボキシル基に酸化する工程
使用される酸化剤は、アルデヒド基を酸化してカルボキシル基に変換できるものであれば特に制限はなく、例えば過マンガン酸カリウム、四酸化ルテニウム、亜塩素酸ナトリウム−リン酸二水素ナトリウム(又はカリウム)−2−メチル−2−ブテンを挙げることができ、好適には亜塩素酸ナトリウム−リン酸二水素ナトリウム−2−メチル−2−ブテンである。
【0186】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えば塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類、t−ブタノールのようなアルコール類及びそれらと水との混合溶媒を挙げることができ、好適にはテトラヒドロフラン−塩化メチレン−水−t−ブタノールの混合溶媒である。
【0187】
反応温度は通常−20乃至50℃(好適には−10乃至40℃)であり、反応時間は通常10分間乃至108時間(好適には0.5乃至24時間)である。
【0188】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(第C3工程)
第C3工程は、カルボキシル化合物(XV)を別途製造する工程であり、化合物(VIII)の保護基を除去することによって達成される。
【0189】
本工程は、A法の第A2工程と同様にして行うことができる。
(第C4工程)
第C4工程は、化合物(XV)のカルボキシル基をエステル化して化合物(IX−1)を製造する工程である。
(1)本工程は、化合物(XV)に溶媒中、縮合剤の存在下に所望の式R3pOHで表されるアルコール化合物を作用させることによって達成される。
【0190】
使用される縮合剤としては、A法第A2工程に記載されたエステル形成の項で挙げたものを使用できる。また、本工程の縮合反応は、オギザリルクロリドを用い、酸クロリドを経由しても達成される。
【0191】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えば塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類、ジメチルホルムアミドのようなアミド類、アセトニトリルのようなニトリル類を挙げることができ、好適にはハロゲン化炭化水素類(特に塩化メチレン)である。
【0192】
反応温度は通常−50乃至100℃(好適には−20乃至50℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0193】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(2)なお、本工程は、化合物(XV)に溶媒中、塩基の存在下に所望の式R3pL3で表される化合物を作用させることによっても達成される。L3は脱離基を示し、好適にはハロゲン原子(特にヨウ素または臭素原子)である。
【0194】
使用される塩基としては、無機塩基または有機塩基を使用することができる。無機塩基としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムのような炭酸塩;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムのような炭酸水素塩を挙げることができ、好適には炭酸セシウムである。有機塩基としては、例えばトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンのような3級アミン;DBU、DBNのような2環性有機塩基を挙げることができ、好適にはジイソプロピルエチルアミンである。
【0195】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えば塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類、ジメチルホルムアミドのようなアミド類、アセトニトリルのようなニトリル類を挙げることができ、好適にはアミド類(特にジメチルホルムアミド)である。
【0196】
反応温度は通常−50乃至100℃(好適には−20乃至100℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0197】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
[D法]
D法は化合物(XV)のカルボキシル基を変換して所望のアミド残基を有する化合物(IX−2)を製造する方法である。
【0198】
【化12】
【0199】
上記において、R2、X、n及びP3は前述と同意義であり、R4p及びR5pは保護されていてもよいR4及びR5を示す。
(第D1工程)
本工程は、化合物(XV)に溶媒中、縮合剤の存在下に所望の式HNR4pR5pを有する化合物を作用させることによって達成される。
【0200】
本工程は、前述のC法の第C4工程においてアルコール化合物R3pOHに代えてアミノ化合物HNR4pR5pを使用することによって行うことができる。
【0201】
また、縮合剤としては、ジエチルホスホリルシアニドのようなリン酸エステル系の縮合剤、カルボニルジイミダゾールのようなカーボネート系の縮合剤も使用できる。好適には、ジエチルホスホリルシアニド、カルボニルジイミダゾールである。
[E法]
E法は化合物(VIII)のカルボキシルエステル基を変換して所望のアミド残基を有する化合物(IX−2)を製造する方法である。
【0202】
【化13】
【0203】
上記において、R2、X、n、P3、R4p及びR5pは前述と同意義である。P2aは前述のカルボキシル基の保護基P2のうちC1−C4アルキル基を示す。
(第E1工程)
本工程は、化合物(VIII)に溶媒中、触媒の存在下に所望の式HNR4pR5pで表されるアミノ化合物を作用させることによって達成される。
【0204】
使用される触媒としては、例えばトリメチルアルミニウムのようなトリ(C1−C4アルキル)アルミニウムを挙げることができ、好適にはトリメチルアルミニウムである。
【0205】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばベンゼン、トルエン、メシチレンのような芳香族系溶媒、塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類を挙げることができ、好適には芳香族系溶媒(特にベンゼンまたはトルエン)である。
【0206】
反応温度は通常−20乃至150℃(好適には−10乃至100℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0207】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
[F法]
F法は化合物(VIII)のカルボキシルエステル基を変換してシアノ化合物(IX−3)を製造する方法である。
【0208】
【化14】
【0209】
上記において、R2、X、n、P3及びP2aは前述と同意義である。
(第F1工程)
本工程は、前述のE法第E1工程において、アミノ化合物の代わりにアンモニウム塩を使用し、より高い反応温度で作用させることによって達成される。
【0210】
アンモニウム塩としては、塩化アンモニウムが好適であり、反応温度は−20乃至150℃(好適には−10乃至100℃)で行われる。
[G法]
G法は化合物(XIV)の水酸基に所望の置換基R6を導入して化合物(IX−4)を製造する方法である。
【0211】
【化15】
【0212】
本工程は、化合物(XIV)に溶媒中、塩基の存在下、アルキル化剤を作用させるか、或いは、溶媒中、酸触媒の存在下、還元剤と所望のカルボニル化合物を作用させることにより達成される。
(1)塩基性条件下でのアルキル化方法
使用される溶媒としては、N,N−ジメチルホルムアミドのようなアミド類、テトラヒドロフラン、ジエチルエ−テルのようなエーテル類を挙げることができる。好適にはアミド類(特にN,N−ジメチルホルムアミド)である。
【0213】
使用される塩基としては、水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属ハイドライド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのような無機塩基、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミンのような有機塩基を挙げることができ、好適には、アルカリ金属ハイドライド(特に、水素化ナトリウム)である。
【0214】
使用されるアルキル化剤としては、ヨウ化メチル、ヨウ化エチルに代表されるアルキルハライド、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸のようなジアルキル硫酸が挙げられる。好適には、アルキルハライド(特にヨウ化アルキル)である。
【0215】
反応温度は通常−50乃至100℃(好適には−10乃至40℃)であり、反応時間は通常10分間乃至108時間(好適には0.5乃至24時間)である。
【0216】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(2)酸性条件下でのアルキル化方法
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えば塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類を挙げることができ、好適にはハロゲン化炭化水素類(特に塩化メチレン)である。
【0217】
酸触媒としては、トリメチルシリルトリフラート、トリエチルシリルトリフラート、t−ブチルジメチルシリルトリフラートのようなトリアルキルシリルトリフラートを挙げることができ、好適にはトリメチルシリルトリフラートである。
【0218】
所望のカルボニル化合物としては、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキシルケトンのようなケトン類、アセトアルデヒド、プロピルアルデヒドのようなアルキルアルデヒドが挙げられ、好適にはケトン類である。
【0219】
還元剤としては、トリエチルシラン、ジフェニルメチルシランのようなトリアルキルシランが挙げられ、好適にはトリアルキルシラン(特にトリエチルシラン)である。
【0220】
反応温度は通常−50乃至100℃(好適には−10乃至40℃)であり、反応時間は通常10分間乃至108時間(好適には0.5乃至24時間)である。
【0221】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
[H法]
H法は化合物(XIV)の水酸基を所望の式NR7pR8pで表される基に変換して化合物(IX−5)を製造する方法である。
【0222】
【化16】
【0223】
(第H1工程)
第H1工程は、化合物(XIV)に脱離基L3を導入して化合物(XV)を製造する工程であり、前述のB法第B6工程と同様にして達成することができる。
(第H2工程)
第H2工程は、化合物(XV)からアミン化合物(IX−5a)を製造し、必要に応じて置換基を導入し化合物(IX−5b)を製造する工程である。
(A)アミン化合物(IX−5a)の製造工程
本工程は、化合物(XV)に、溶媒中、アミノ化剤を作用させることによって達成される。或いは、化合物(XV)に、溶媒中、アジド化剤を作用させてアジド化合物を製造し、次いで還元剤を作用させることによっても達成される。
(1)アミノ化剤を使用する方法
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばジメチルホルミアミドのようなアミド類、メタノール、エタノールのようなアルコール類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類を挙げることができ、好適にはアミド類(特にジメチルホルミアミド)である。
【0224】
使用されるアミノ化剤は、例えばメチルアミン、エチルアミンのような一級の置換されていてもよいアルキルアミン類;アニリン、アミノチアゾールのような置換されていてもよい芳香族アミン類;メチルエチルアミン、ジメチルアミンのような二級の置換されていてもよいアルキルアミン類及びそれらアミン類の塩(例えば塩酸塩)を挙げることができる。これらのうち好適には、一級または二級の置換されていてもよいアルキルアミン類及びその塩(特にメチルアミン塩酸塩またはジメチルアミン塩酸塩)である。
【0225】
反応温度は通常0乃至150℃(好適には10乃至100℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0226】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(2)アジド化剤と還元剤を使用する方法
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばジメチルホルミアミドのようなアミド類、メタノール、エタノールのようなアルコール類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類を挙げることができ、好適にはアミド類(特にジメチルホルミアミド)である。
【0227】
アジド化剤としては、アジ化ナトリウム、アジ化リチウムのようなアルカリ金属アジドが挙げられ、好適にはアルカリ金属アジドアジ化ナトリウム(特にアジ化ナトリウム)である。
【0228】
反応温度は通常0乃至150℃(好適には10乃至100℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0229】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
【0230】
得られたアジド化合物は、還元反応によってアミン化合物(IX−5a)へと誘導される。
【0231】
使用される還元剤は、水素化リチウムアルミニウムのようなアルカリ金属アルミニウム水素化物、トリフェニルホスフィンのようなホスフィン類、パラジウム−炭素、白金触媒のような金属触媒による接触水素還元剤が挙げられる。好適には接触水素還元剤(特に、パラジウム−炭素を触媒に用いた場合)である。
【0232】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類、メタノール、エタノールのようなアルコール類を挙げることができ、好適にはエーテル類(特にテトラヒドロフラン)である。
【0233】
接触水素還元の場合は、使用される溶媒は、メタノール、エタノールのようなアルコール類を挙げることができ、好適にはメタノールである。
【0234】
反応温度は通常−10乃至150℃(好適には0乃至100℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0235】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(B)化合物(IX−5b)の製造工程
本工程は、必要に応じて行う工程であって、アミン化合物(IX−5a)に置換基を導入することによって化合物(IX−5b)を製造する工程である。
【0236】
本工程は、アミン化合物(IX−5a)に溶媒中、塩基の存在下、所望のアシル化剤、スルホニル化剤、ホスホリル化剤、クロロギ酸エステルを作用させることによって達成される。
【0237】
アシル化剤としては、無水酢酸、無水安息香酸のような酸無水物、酢酸クロリド、安息香酸クロリドのような酸クロリドを挙げることができ、好適には、酸クロリド(特に、酢酸クロリド)である。
【0238】
スルホニル化剤としては、メタンスルホニルクロリド、p−トルエンスルホニルクロリドのような酸クロリド、無水メタンスルホニル、無水p−トルエンスルホニルのような酸無水物を挙げることができ、好適には、酸クロリド(特に、メタンスルホニルクロリド)である。
【0239】
ホスホリル化剤としては、ジエチルホスホリルクロライド、ジメチルホスホリルクロリドのような酸クロリドを挙げることができ、好適には、ジエチルホスホリルクロライドである。
【0240】
クロロギ酸エステルとしては、クロロギ酸メチル、クロロギ酸エチル、クロロギ酸ベンジルのようなエステル化合物を挙げることができ、好適には、クロロギ酸エステル(特に、クロロギ酸メチル)である。
【0241】
使用される塩基としては、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジンのような有機塩基、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウムのような無機塩基が挙げられ、好適には、有機塩基(特に、トリエチルアミン)である。
【0242】
使用される溶媒としては、反応を阻害せず出発原料をある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類、塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類を挙げることができ、好適にはエーテル類(特にテトラヒドロフラン)である。
【0243】
反応温度は通常0乃至100℃(好適には10乃至50℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0244】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(第H3工程)
第H3工程は、化合物(XIV)からアジド化合物を経てアミン化合物(IX−5a)を製造し、必要に応じて置換基を導入し化合物(IX−5b)を製造する工程である。
(A)アジド化合物の製造工程
本工程は化合物(XIV)に溶媒中、アジド化剤(特にジフェニルホスホリルアジド)、ジエチルアゾジカルボキシレート及びトリフェニルホスフィンを作用させることによって行われる。
【0245】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばジメチルホルミアミドのようなアミド類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類を挙げることができ、好適にはエーテル類(特にテトラヒドロフラン)である。
【0246】
反応温度は通常0乃至50℃(好適には10乃至30℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0247】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(B)アミン化合物の製造工程
本工程は、アジド化合物を還元してアミン化合物(IX−5a)を製造する工程であり、前述の第H2工程(A)(2)の還元工程と同様にして行うことができる。
(C)化合物(IX−5b)の製造工程
本工程は、必要に応じて行う工程であって、アミン化合物(IX−5a)に置換基を導入することによって化合物(IX−5b)を製造する工程であり、前述の第H2工程(B)と同様にして行うことができる。
C法乃至H法において得られた化合物(IX−1)乃至(IX−5)は、B法第B5工程以降の工程に従って、化合物(I)の2位側鎖の原料となる化合物(III)に変換することができる。
[I法]
I法は、B法の合成中間体である化合物(IX)においてXが酸素原子である化合物(IX−6)を別途製造する方法である。
【0248】
【化17】
【0249】
上記において、R1p、R2、P3、nは前述と同意義であり、Zはアミノ基の保護基を示し、好適にはベンジルオキシカルボニル基である。P5は水酸基の保護基であり、好適にはアセチル、ベンゾイル、ピバロイル基等のアシル系保護基であり、最も好適にはベンゾイル基である。
【0250】
(第I−1工程)
第I−1工程はアミノ基が保護されたアミノ酸化合物(XVIa)のカルボキシル基を所望のR1pに変換して化合物(XVI)を製造する工程である。
【0251】
本工程は前述のC法乃至H法から選ばれる方法に準じて行うことができる。なお、出発原料の化合物(XVIa)においてR2が水素原子である化合物はセリンから、R2がメチル基である化合物はスレオニンから製造することができる。R2が水素原子、メチル基以外の化合物についても当業者周知の方法にて製造することができる。
【0252】
(第I−2工程)
第I−2工程は化合物(XVI)の水酸基に保護基を導入し化合物(XVII)を製造する工程である。
【0253】
本工程はB法第B3工程と同様にして行うことができる。なお、P3のシリル系保護基として好適にはt−ブチルジメチルシリル基である。
【0254】
(第I−3工程)
第I−3工程は、化合物(XVII)のアミノ基の保護基を除去して化合物(XVIII)を製造する工程である。
【0255】
本工程は、A法第A2工程(1)の方法に準じて行うことができる。好適な溶媒はメタノールである。
【0256】
(第I−4工程)
第I−4工程は、化合物(XVIII)のアミノ基をイソチオシアネート基に変換して化合物(XIX)を製造する工程である。
【0257】
本工程は、化合物(XVIII)に溶媒中、塩基の存在下に二硫化炭素及び脱硫化水素剤を作用させることによって達成される。
【0258】
溶媒としては、ハロゲン化炭化水素(特に塩化メチレン)が好適である。
【0259】
脱硫化水素剤としては、ハロゲン化蟻酸エステル(特にクロロ蟻酸エチル)または4級窒素含有試薬(特にヨウ化2−クロロ−1−メチルピリジニウム又は2−クロロ−1−エチルベンゾキサゾリウム テトラフルオロボレート)が好適である。
【0260】
塩基としては、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミンのような3級アミン類(特にトリエチルアミン)が好適である。
【0261】
反応温度は通常−20乃至100℃(好適には0乃至60℃)であり、反応時間は通常0.5乃至48時間(好適には1乃至12時間)である。
【0262】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
【0263】
(第I−5工程)
第I−5工程は、化合物(XIX)に所望の環状アミンを反応させて化合物(XX)を製造する工程である。
【0264】
本工程は、B法第B1工程に準じて行うことができる。
【0265】
(第I−6工程)
第I−6工程は、化合物(XX)の水酸基にアシル系保護基P5を導入し、次いでシリル系保護基P3を除去して化合物(XXI)を製造する工程である。
(1)アシル系保護基P5の導入工程
本工程は、H法第H2工程(B)の方法に準じて行うことができる。
(2)シリル系保護基P3の除去工程
本工程は、A法第A2工程に準じて行うことができる。
【0266】
(第I−7工程)
第I−7工程は、化合物(XXI)を閉環反応に付して化合物(XXII)を製造する工程である。
【0267】
本工程は、化合物(XXI)に溶媒中、塩基の存在下に環化試薬(脱硫化水素試薬)を作用させることによって達成される。
【0268】
溶剤としては、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセタミドのようなアミド類、塩化メチレンのようなハロゲン化炭化水素類、アセトニトリルのようなニトリル類が使用され、好適にはアセトニトリルである。
【0269】
塩基としては、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミンのような3級アミン類(特にトリエチルアミン)が好適である。
【0270】
環化(脱硫化水素)試薬としては、酸化水銀、塩化水銀等の水銀塩または4級窒素含有試薬(特にヨウ化2−クロロ−1−メチルピリジニウム又は2−クロロ−1−エチルベンゾキサゾリウム テトラフルオロボレート)が好適である。
【0271】
反応温度は通常−20乃至100℃(好適には0乃至60℃)であり、反応時間は通常0.5乃至48時間(好適には1乃至12時間)である。
【0272】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
【0273】
(第I−8工程)
第I−8工程は、化合物(XXII)を脱水素反応に付して化合物(XXIII)を製造する工程である。
【0274】
本工程は、化合物(XXII)に溶媒中、脱水素試薬を作用させることによって達成される。
【0275】
溶剤としては、ベンゼン、トルエンのような芳香族炭化水素類、塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類が使用される。
【0276】
脱水素試薬としては、二酸化マンガンのような酸化剤が使用される。
【0277】
反応温度は通常0乃至100℃(好適には0乃至60℃)であり、反応時間は通常0.5乃至48時間(好適には1乃至12時間)である。
【0278】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、不溶物をろ過して除き、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
【0279】
(第I−9工程)
第I−9工程は、化合物(XXIII)のアシル系保護基P5を除去し、次いでシリル系保護基P3を導入して化合物(IX−6)を製造する工程である。
(1)アシル系保護基P5の除去工程
本工程は、B法第B1工程(2)、化合物(XIII)から化合物(VI)を製造する方法に準じて行うことができる。
(2)シリル系保護基P3の導入工程
本工程は、B法第B3工程に準じて行うことができる。
【0280】
[J法]
化合物(I)はA法とは別途、下記のJ法によっても製造することができ、特にR1が式COOR3または式CONR4R5で表される化合物(I−1)または(I−2)の製造に適用することができる。
【0281】
【化18】
【0282】
上記において、R1、R1p、R2、P1、P3、X、L1及びnは前述と同意義である。P3として好適にはt−ブチルジメチルシリル基である。
【0283】
(第J1工程)
第J1工程はシリル系保護基P3で保護された化合物(II−1)とR1pがアリル基で保護されたカルボキシル基である化合物(III−1)を縮合させて化合物(IV−1)を製造する工程である。
【0284】
本工程は前述のA法第A1工程と同様にして行うことができる。なお、出発原料の化合物(II−1)は化合物(II)にシリル化剤を作用させることによって製造することができ、B法第B3工程に準じて行うことができる。化合物(III−1)はB法によって製造することができる。
【0285】
(第J2工程)
第J2工程は化合物(IV−1)の保護基アリル基を除去して化合物(IV−2)を製造する工程である。
【0286】
本工程は前述のA法第A2工程(2)に準じて行うことができる。
【0287】
(第J3工程)
第J3工程は化合物(IV−2)のカルボキシル基を修飾して化合物(IV−3)を製造する工程である。
【0288】
本工程は前述のB法第B4工程(特にC法及びD法)に準じて行うことができる。
【0289】
(第J4工程)
第J4工程は化合物(IV−3)の保護基P3及びP1を除去して化合物(I)を製造する工程である。
(1)保護基P3の除去
本工程は前述のA法第A2工程(3)に準じて行うことができる。
(2)保護基P1の除去
本工程は前述のA法第A2工程と同様にして行うことができる。
本発明の一般式(I)を有する化合物またはその薬理上許容される塩は、たとえばブドウ球菌、枯草菌などのグラム陽性菌、大腸菌、肺炎桿菌、赤痢菌、変形菌、セラチア、エンテロバクター、緑膿菌などのグラム陰性菌およびバクテロイデスフラジリスなどの嫌気性菌を包含する広範囲な病原菌に対して強力でバランスのとれた抗菌活性を示し、特に呼吸器感染症の原因菌である肺炎球菌(ペニシリン耐性菌を含む)、ヘモフィラス・インフルエンザ(β−ラクタマーゼ産生菌を含む)に対して強い抗菌活性を有する。本発明の化合物(I)は、メタロ−β−ラクタマーゼを含むβ−ラクタマーゼに対する安定性が高い。本発明の化合物(I)は、受容者に対して経口的又は非経口的に投与されたとき、高い最高血中濃度及び長い血中濃度半減期を与えるなど体内動態に優れるので、これまでの薬剤と比較して少ない投与回数及び低い投与量でも感染治療効果が期待される。本発明の化合物(I)は、腎臓に対する毒性も弱い。従って、本発明の一般式(I)を有する化合物、その薬理上許容される塩またはエステル誘導体は、例えば医薬として有用であり、特に種々の病原菌による細菌感染症、特に呼吸器感染症を治療もしくは予防(好適には治療)する抗菌剤として有用である。
【0290】
化合物(I)、その薬理上許容される塩またはエステル誘導体を医薬、特に抗菌剤として使用する場合には、それ自体あるいは適宜の薬理学的に許容される、賦形剤、希釈剤等と混合し、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤若しくはシロップ剤等による経口的又は注射剤等による非経口的に投与することができる。
【0291】
これらの製剤は、賦形剤(例えば、乳糖、白糖、ブドウ糖、マンニット、ソルビットのような糖誘導体;トウモロコシデンプン、馬鈴薯デンプン、α−デンプン、デキストリン、カルボキシメチルデンプンのようなデンプン誘導体;結晶セルロ−ス、低置換度ヒドロキシプロピルセルロ−ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロ−ス、カルボキシメチルセルロ−ス、カルボキシメチルセルロ−スカルシウム、内部架橋カルボキシメチルセルロ−スナトリウムのようなセルロ−ル誘導体;アラビアゴム;デキストラン;プルラン;軽質無水珪酸、合成珪酸アルミニウム、メタ珪酸アルミン酸マグネシウムのような珪酸塩誘導体;リン酸カルシウムのようなリン酸塩誘導体;炭酸カルシウムのような炭酸塩誘導体;硫酸カルシウムのような硫酸塩誘導体等)、結合剤(例えば、前記の賦形剤;ゼラチン;ポリビニルピロリドン;マクロゴ−ル等)、崩壊剤(例えば、前記の賦形剤;クロスカルメロ−スナトリウム、カルボキシメチルスタ−チナトリウム、架橋ポリビニルピロリドンのような化学修飾された、デンプン、セルロ−ス誘導体等)、滑沢剤(例えば、タルク;ステアリン酸;ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウムのようなステアリン酸金属塩;コロイドシリカ;ビ−ガム;ビーズワックス、ゲイロウのようなワックス類;硼酸;グリコ−ル;フマル酸、アジピン酸のようなカルボン酸類;安息香酸ナトリウムのようなカルボン酸ナトリウム塩;硫酸ナトリウムのような硫酸類塩;ロイシン;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシウムのようなラウリル硫酸塩;無水珪酸、珪酸水和物のような珪酸類;前記の賦形剤におけるデンプン誘導体等)、安定剤(例えば、メチルパラベン、プロピルバラベンのようなパラオキシ安息香酸エステル類;クロロブタノ−ル、ベンジルアルコ−ル、フェニルエチルアルコ−ルのようなアルコ−ル類;塩化ベンザルコニウム;フェノ−ル、クレゾ−ルのようなフェノ−ル類;チメロサ−ル;無水酢酸;ソルビン酸等)、矯味矯臭剤(例えば、通常使用される、甘味料、酸味料、香料等)、懸濁化剤(例えば、ポリソルベ−ト80、カルボキシメチルセルロ−スナトリウム等)、希釈剤、製剤用溶剤(例えば、水、エタノ−ル、グリセリン等)等の添加物を用いて周知の方法で製造される。
【0292】
その使用量は症状、年齢等により異なるが、経口投与の場合には、1回当り下限10mg(好適には、50mg)、上限2000mg(好適には、1000mg)を、静脈内投与の場合には、1回当たり下限10mg(好適には100mg)、上限3000mg(好適には、2000mg)を、成人に対して1日当り1乃至6回症状に応じて投与することが望ましい。
【0293】
【実施例】
以下本発明を実施例、参考例、試験例および製剤例をあげてさらに詳細に説明するが、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。実施例および参考例中の核磁気共鳴スペクトルについては、重水中の測定にはトリメチルシリルプロピオン酸ナトリウム−d4を内部標準に用い、その他の溶剤ではテトラメチルシランを内部標準に用いて測定した。なお、重水中の測定において内部標準物質を使用しない場合には、重水中のプロトン(HOD)のシグナル位置を4.65ppmとした。
【0294】
実施例1
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例1で得られた3−アセチルチオ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン486 mg(1.71 mmol) をジメチルホルムアミド15 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 171.0 mg (1.86 mmol) を加え、そのまま1.5時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.02 g (1.72 mmol) のアセトニトリル 30 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン1.5 ml (8.61 mmol)を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として752mg, 収率75%で得た。
【0295】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.6Hz), 7.66 (2H, d, J=8.6Hz), 7.50 (1H,S), 5.50 (1H, d, J=13.7Hz), 5.25 (1H, d, J=13.7Hz), 4.55 (2H, dd, J=14.4, 8.0Hz), 4.36 (2H, q, J=7.1Hz), 4.35−4.20 (3H, m), 4.20−4.05 (2H, m), 3.29 (1H, dd, J=6.7, 2.4Hz), 3.20 (1H, dq, J=10.3, 8.3Hz), 1.82 (1H, br s), 1.42 (3H, d, J=6.3Hz), 1.40 (3H, t, J=7.1Hz), 1.26
(3H, t, J=7.5Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 589 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例1(1)で得られた化合物p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート744 mg (1.26 mmol) をテトラヒドロフラン 46 ml, 蒸留水 23 mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム 736 mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を1.5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 106 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜3% アセトニトリル−蒸留水〜5% アセトニトリル−蒸留水〜7% アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 376 mg, 収率63%で得た。
【0296】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.68 (1H, s), 4.50 (2H, t, J=12.6Hz), 4.40−4.10 (5H, m including q. at 4.30 ppm, J=8.4Hz), 4.10−3.95 (2H, m), 3.45−3.35 (1H, m), 3.30−3.25 (1H, m), 1.30 (3H, t, J=8.4Hz), 1.25 (3H, d, J=6.7Hz), 1.15 (3H, d, J=9.2Hz).
IR (KBr): 1749, 1720, 1602, 1544, 1395, 1316 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 476 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 476.0938 [M+H]+, 計算値: 476.0912 (C19H23O6N3S2Na)
実施例2
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例2で得られた3−アセチルチオ−1−(4−p−ニトロベンジルカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 380 mg (1.0 mmol) をジメチルホルムアミド 15 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 115 mg (1.25 mmol) を加え、そのまま3時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 695 mg (1.17 mmol) のアセトニトリル 30 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.84 ml (4.82 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを褐色フォーム状固体として 336 mg収率 50%で得た。
【0297】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.6Hz), 8.22 (2H, d, J=8.6Hz), 7.66 (2H, d, J=8.6Hz), 7.59 (2H, d, J=8.6Hz), 7.57 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.7Hz), 5.43 (2H, s), 5.25 (1H, d, J=13.7Hz), 4.56 (2H, dd, J=15.7, 8.7Hz), 4.31−4.20 (3H, m), 4.19−4.05 (3H, m), 3.29 (1H, dd, J=7.1, 2.9Hz), 3.20 (1H, dq, J=9.2, 7.4Hz), 1.38 (3H, d, J=6.5Hz), 1.27 (3H, d, J=7.2Hz).
Mass スペクトル (FAB+): 696 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩実施例2(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 330 mg (0.474 mmol) をテトラヒドロフラン 16 ml, 蒸留水 8 mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム 325 mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を1.5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 45 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩を白色固体として 86 mg, 収率 41%で得た。
【0298】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ (ppm) 7.10 (1H, s), 4.35 (2H, t, J=8.0Hz), 4.20−4.10 (1H, m), 4.10−4.00 (2H, m), 3.90−3.80 (2H, m), 3.25−3.20 (1H, m), 3.15−3.00 (1H, m), 1.12 (3H, d, J=6.0Hz), 1.00 (3H, d, J=9.2Hz).IR (KBr): 1745, 1594, 1541, 1400, 1316, 1282 cm−1.
Mass スペクトル (FAB+): 470 [M+H]+
実施例3
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例3で得られた3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.13 g (4.39 mmol) をジメチルホルムアミド57 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 485 mg (5.27 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 2.61 g (4.39 mmol) のアセトニトリル 130 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 3.1 ml (17.6 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、3時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 食塩水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン〜3%メタノール−塩化メチレン〜6%メタノール−塩化メチレン〜9%メタノール−塩化メチレン)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 2.61 g, 収率94%で得た。
【0299】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.48 (1H, s), 6.99 (1H, br s), 5.55 (1H, bs), 5.51 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 4.50 (2H, dd, J=16.0, 8.0Hz), 4.31−4.20 (3H, m), 4.10−4.00 (2H, m), 3.30 (1H, dd, J=6.6, 2.2Hz), 3.21 (1H, dq, J=10.6, 8.0Hz), 1.83 (1H, br s), 1.38 (3H, d, J=6.6Hz),1.28 (3H, d, J=7.3Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 566 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例3(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート2.2 g (3.93 mmol)をテトラヒドロフラン 110 ml, 蒸留水 110 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 2.2 g存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 330 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2%アセトニトリル−蒸留水〜4%アセトニトリル−蒸留水〜6%アセトニトリル−蒸留水〜8%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 1.12 g, 収率64% で得た。
【0300】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.54 (1H, s), 4.56 (2H, t, J=8.6Hz), 4.40−4.30 (1H, m), 4.52 (1H, quintet, J=6.2Hz), 4.21 (1H, dd, J=9.1,2.5Hz), 4.07 (2H,m), 3.44 (1H, dd, J=6.2, 2.5Hz), 4.07 (2H, dt, J=8.6, 4.2Hz), 3.44 (1H, dd, J=6.2, 2.5Hz), 3.26 (1H, dd, J=9.1, 7.2Hz), 1.30 (3H, d, J=6.2Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2Hz)
IR (KBr): 1749, 1671, 1598, 1546, 1394, 1287 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 447 [M+H]+
高分解能Mass スペクトル (FAB+): 実測値 447.0734 [M+H]+, 計算値 447.0773 (C17H20O5N4S2Na)
実施例4
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−シアノ−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例4で得られた3−アセチルチオ−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン760 mg (3.18 mmol) をジメチルホルムアミド38 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 351 mg (3.81 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.89 g (3.18 mmol) のアセトニトリル 95 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン2.21 ml (12.7 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、4時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 食塩水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:へキサン:酢酸エチル=1 / 4〜酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 1.65 g, 収率 96%で得た。
【0301】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.29 (1H, s), 5.51 (1H, d, 13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 4.54 (2H, dd, J=16.0, 8.0Hz), 4.36−4.24 (3H, m), 4.12−4.04 (2H, m), 3.30 (1H, dd, J=6.6, 2.9Hz), 3.20 (1H, dq, J=9.4, 7.3Hz), 1.80 (1H, br s), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.27 (3H, d, J=7.3Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 542 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−シアノ−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例4(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 600 mg (1.11 mol) をテトラヒドロフラン 30 ml, 蒸留水30 ml に溶解し、10%パラジウム炭素 600 mg存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 93 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜3%ずつアセトニトリルを加える〜18%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的物化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−シアノ−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 285 mg, 収率60% で得た。
【0302】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.68 (1H, s), 4.57 (2H, t, J=8.2Hz), 4.44−4.32 (1H, m), 4.25 (1H, quintet, J=6.2Hz), 4.21 (1H, dd, J=9.0,2.3Hz), 4.07 (2H, dt, 8.2, 4.7Hz), 3.44 (1H, dd, J=6.2, 2.3Hz), 3.25 (1H, dq, J=9.0, 7.2Hz), 1.31 (3H, d, J=6.2Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2Hz)
IR (KBr): 2231. 1750, 1599, 1549, 1470, 1397, 1307 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 429 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 429.0662 [M+H]+, 計算値: 429.0668 (C17H18O4N4S2Na)
実施例5
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例5で得られた3−アセチルチオ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 570 mg (2.10mmol) をジメチルホルムアミド 28 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩291 mg (3.16 mmol) を加え、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート1.25 g (2.10 mol)のアセトニトリル25 ml溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.83 ml (10.5mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=2:3)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として774 mg, 収率64% で得た。
【0303】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.43 (1H, s), 7.14 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.8Hz), 5.25 (1H, d, J=13.8Hz), 4.48 (2H, dd, J=17.2, 8.9Hz), 4.35−4.20 (3H, m), 4.10−4.00(2H, m), 3.35−3.15 (2H, m), 2.96 (3H, d, J=5.1Hz), 1.70 (1H, br s), 1.38 (3H, d, J=6.2Hz), 1.27 (3H, d, J=7.3Hz)Mass スペクトル (FAB+): 574 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例5(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート768 mg (1.34 mmol) をテトラヒドロフラン 38 ml, 蒸留水19 ml に溶解し、20% 水酸化パラジウム 757 mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を1.5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 115 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜3%アセトニトリル−蒸留水〜5% アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 392 mg, 収率64%で得た。
【0304】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.30 (1H, s), 4.40 (2H, t, J=8.0Hz), 4.30−4.18 (1H, m), 4.18−4.00 (2H, m), 3.90−3.85 (2H, m), 3.30 (1H, dd, J=6.3, 3.8 Hz), 3.20−3.05 (1H, m), 1.18 (3H, d, J=6.4Hz), 1.06(3H, d, J=7,2Hz)
IR (KBr): 1749, 1650, 1599, 1552, 1397, 1316 cm−1
Mass スペクトル (FAB+) 461 [M+H]+
実施例6
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例6で得られた3−アセチルチオ−1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 563 mg (1.49 mmol) をジメチルホルムアミド 28 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 264 mg (2.87 mmol) を加え、そのまま3時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.15 g (1.94 mmol) のアセトニトリル23 ml溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.7 ml (9.76 mmol)を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=2:3)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 777 mg, 収率68 % で得た。
【0305】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.2Hz), 7.66 (2H, d, J=8.2Hz), 7.09 (1H, s), 5.50 (1H, d, J=13.5Hz), 5.25 (1H, d, J=13.5Hz), 4.60−4.40 (2H, m), 4.35−4.20 (3H, m), 4.20−4.00 (2H, m), 3.32−3.25 (1H, m), 3.25−3.12 (4H, m), 3.05 (3H, br s), 1.57 (1H, br s), 1.38 (3H, d, J=6.2Hz), 1.25 (3H, d, J=7.1Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 588 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例6(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート772 mg (1.31 mmol) をテトラヒドロフラン 38 ml, 蒸留水 19 ml に溶解し、20% 水酸化パラジウム 768 mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を1.5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 112 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィーにて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 375 mg, 収率 60 % で得た。
【0306】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.00 (1H, s), 4.56−4.36 (2H, m), 4.31−4.21 (1H, m), 4.21−4.06 (2H, m), 4.01−3.91 (2H, m), 3.41−3.32 (1H, m), 3.21−3.11 (1H, m), 3.00 (3H, s), 2.91 (3H, s), 1.21 (3H, d, J=6.4Hz), 1.11 (3H, d, J=7.1Hz)
IR (KBr): 1750, 1610, 1540, 1397, 1305 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 475 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 475.1085 [M+H]+, 計算値: 475.1087 (C19H24O5N4S2Na)
実施例7
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例7で得られた3−アセチルチオ−1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 450 mg (1.58 mmol) をジメチルホルムアミド 23 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 174 mg (1.89 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 939 mg (1.58 mmol) のアセトニトリル47 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.10ml (6.31 mmol)を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5 M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜10% メタノール−酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 753 mg, 収率 81% で得た。
【0307】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.43 (1H, s), 7.12 (1H, t, J=5.1Hz), 5.51 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 4.49 (2H, dd, J=16.1, 8.1Hz), 4.32−4.20 (3H, m), 4.10−4.00 (2H, m), 3.44 (2H, dq, J=7.3, 5.0Hz), 3.29 (1H, dd, J=7.3, 2.9Hz), 3.21 (1H, dq, J=8.9, 7.3Hz), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.28 (3H, d, J=7.3Hz), 1.23 (3H, t, J=7.3Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 588 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例7(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート750 mg (1.23 mmol) をテトラヒドロフラン 38 ml, 蒸留水 38 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 750 mg存在下、室温にて接触水素還元を1.7時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 103 mg を加えた。この反応液に酢酸エチルおよび蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜3%ずつアセトニトリルを加え〜21%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 384 mg, 収率 66 % で得た。
【0308】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.45 (1H, s), 4.60−4.48 (2H, m), 4.40−4,29 (1H, m), 4.25 (1H, quintet, J=6.2Hz), 4.20 (1H, dd, J=9.1, 2.3Hz), 4.12−4.00 (2H, m), 3.43 (1H, dd, J=6.2, 2.3Hz), 3.37 (3H, q, J=7.2Hz), 3.32−3.18 (1H, m), 1.30 (3H, d, J=6.2Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2Hz), 1.19 (3H, t, J=7.2Hz)
IR (KBr): 1750, 1659, 1604, 1548, 1394, 1315 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 475 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 475.1070 [M+H]+, 計算値: 475.1086 (C19H24O5N4S2Na)
実施例8
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例8で得られた3−アセチルチオ−1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 460 mg (1.65 mmol) をジメチルホルムアミド 23 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 182 mg (1.98 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 981 mg (1.65 mmol) のアセトニトリル 49 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.15 ml (6.60 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル〜5%メタノール−酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 790 mg, 収率 80% で得た。
【0309】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.42 (1H, s), 6.95 (1H, d, J=8.1Hz), 5.51 (1H, d, J=13.6Hz), 5.25 (1H, d, J=13.6Hz), 4.49 (2H, dd, J=14.6, 8.1Hz), 4.32−3.40 (5H, m), 3.30 (1H, dd, J=7.3, 2.9Hz), 3.21 (1H, dq, J=8.8, 7.3Hz), 1.60 (1H, br s), 1.38 (1H, d, J=6.6Hz), 1.30−1.20 (9H, m)
Mass スペクトル (FAB+): 602 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸ナトリウム塩
実施例7(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 790 mg (1.31 mmol) をテトラヒドロフラン 40 ml, 蒸留水 40 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 790 mg存在下、室温にて接触水素還元を1.7時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 110 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜4%ずつアセトニトリルを加え〜20%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 389 mg, 収率 61% で得た。
【0310】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.45 (1H, s), 4.55 (2H, t, J=8.4Hz), 4.40−4.30 (1H, m), 4.25 (1H, quintet, J=6.3Hz), 4.19 (1H, dd, J=9.0,2.4Hz), 4.14−4.03 (3H, m), 3.43 (1H, dd, J=6.3, 2.4Hz), 3.25 (1H, dq, J=9.0, 7.2Hz), 1.30 (3H, d, J=6.3Hz), 1.23 (6H, d, J=6.7Hz), 1.20 (3H, d,J=7.2Hz)
IR (KBr): 1751, 1657, 1548, 1492, 1469, 1393, 1303, 1263 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 489 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 489.1234 [M+H]+, 計算値: 489.1242 (C20H26O5N4S2Na)
実施例9
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例9で得られた3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 550 mg (1.67 mmol) をジメチルホルムアミド 28 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 187 mg (2.03 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 993 mg (1.67 mmol) のアセトニトリル 50 ml溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.16 ml (6.68 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 346 mg, 収率 33% で得た。
【0311】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.24 (2H, d, J=8.0Hz), 7.66 (2H, d, J=8.0Hz), 7.42 (1H, S), 7.05 (1H, bd, J=8.0Hz), 5.51 (1H, d, J=13.6Hz), 5.26 (1H, d, J=13.6Hz), 4.49 (2H, dd, J=15.6, 8.1Hz), 4.38−4.24 (3H, m),4.10−4.00 (2H, m), 3.30 (1H, dd, J=6.2, 2.1Hz), 3.22 (1H, dq, J=9.4, 8.3Hz), 2.12−2.00 (2H, m), 1.81 (1H, br s), 1.78−1.44 (6H, m), 1.38 (3H, d, J=5.8Hz), 1.28 (3H, d, J=7.3Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 628 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例9(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 340 mg (0.542 mmol) をテトラヒドロフラン 17 ml, 蒸留水 17 mlに溶解し、10% パラジウム炭素 340 mg存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 46 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜4%ずつアセトニトリルを加え〜28%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 159 mg, 収率 57% で得た。
【0312】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.45 (1H, s), 4.55 (1H, dt, J=8.1, 1.3Hz), 4.40−4.30 (1H, m), 4.30−4.16 (3H, m including q at 4.25, J=6.3Hz, and dd at 4.19, J=9.1, 2.6Hz), 4.12−4.00 (2H, m), 3.43 (1H, dd, J=6.3, 2.6Hz), 3.24 (1H, dq, J=9.1, 7.3Hz), 2.06−1.94 (2H, m), 1.80−1.50 (6H, m), 1.30 (3H, d, J=6.3Hz), 1.19 (3H, d, J=7.3Hz)
IR (KBr): 1751, 1658, 1605, 1547, 1393, 1315 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 515 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 515.1398 [M+H]+, 計算値: 515.1399 (C22H28O5N4S2Na)
実施例10
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例10で得られた3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 121 mg (1.09 mmol) をジメチルホルムアミド 19 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 121 mg (1.31 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 648 mg (1.09 mmol) のアセトニトリル 32 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.759 ml (4.36 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:4〜酢酸エチル〜5%メタノール−酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として598 mg, 収率 86% で得た。
【0313】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.42 (1H, s), 7.00 (1H, d, J=8.8Hz), 5.51 (1H, d, J=13.5Hz), 5.25 (1H, d, J=13.5Hz), 4.49 (2H, dd, J=15.4, 8.8Hz), 4.32−4.20 (3H, m), 4.11−4.00 (2H, m), 3.96−3.80 (1H, m), 3.29 (1H, dd, J=6.6, 2.2Hz), 3.21 (1H, dq, J=8.8, 7.3Hz), 2.01−1.18 (16H, m including 3H, d at 1.38, J=5.9Hz and 3H, d at 1.28, J=7.3Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 642 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例10(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート590 mg (0.919 mmol) をテトラヒドロフラン 30 ml, 蒸留水 30 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 590 mg存在下、室温にて接触水素還元を3時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 77 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜4%ずつアセトニトリルを加え〜28%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 318 mg, 収率 66% で得た。
【0314】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.45 (1H, s), 4.55 (2H, dt, J=8.5, 1.9Hz), 4.40−4.30 (1H, m), 4.25 (1H, quintet, J=6.3Hz), 4.19 (1H, dd, J=9.0, 2.4Hz), 4.10−4.00 (2H, m), 3.80−3.70 (1H, m), 3.43 (1H, dd, J=6.3, 2.4Hz), 3.24 (1H, dq, J=9.0, 7.1Hz), 1.96−1.84 (2H, m), 1.83−1.70 (2H,m), 1.69−1.58 (1H, m), 1.46−1.10 (11H, m including 3H, d, at 1.30, J=6.3Hz, and 3H, d, at 1.19, J=7.1Hz)
IR (KBr): 1751, 1660, 1605, 1545, 1492, 1393, 1310, 1296 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 529 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 529.1575 [M+H]+, 計算値: 529.1555 (C23H30O5N4S2Na)
実施例11
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例11で得られた3−アセチルチオ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン410 mg (1.50 mmol) をジメチルホルムアミド 20 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 138 mg(1.50 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 743 mg (1.25 mmol) のアセト二トリル 37 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.873 ml (5.01 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜10%メタノール−酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 485 mg, 収率 62%で得た。
【0315】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.19 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 4.50 (2H, ddd, J=13.9, 8.1, 2.2Hz), 4.35−4.20 (3H, m), 4.10−4.00 (2H, m), 3.95−3.60 (8H, m), 3.29 (1H, dd, J=6.6, 2.2Hz), 3.20 (1H, dq, J=8.8, 7.3Hz), 1.38 (3H, d, J=6.6Hz), 1.27 (3H, d, J=7.3Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 630 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例11(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート480 mg (0.762 mmol) をテトラヒドロフラン 24 ml, 蒸留水 24 mlに溶解し、10% パラジウム炭素 480 mg存在下、室温にて接触水素還元を1.3時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 64 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜3%ずつアセトニトリルを加え〜15%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 236 mg, 収率 60% で得た。
【0316】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.15 (1H, s), 4.56 (2H, dt, J=8.4, 0.9Hz), 4.42−4.32 (1H, m), 4.25 (1H, quintet, J=6.3Hz), 4.21 (1H, dd, J=9.0, 2.3Hz), 4.05 (2H, m), 3.90−3.60 (8H, m), 3.44 (1H, dd, J=6.3, 2.3Hz), 3.25 (1H, dq, J=9.0, 7.3Hz), 1.30 (3H, d, J=6.3Hz), 1.20 (3H, d, J=7.3Hz)
IR (KBr): 1799, 1608, 1536, 1392, 1311, 1236, 1113 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 517 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 517.1186 [M+H]+, 計算値: 517.1192 (C21H26O6N4S2Na)
実施例12
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−エトキシカルボニル−3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例13で得られた4−アセチルチオ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 400 mg (1.27 mmol) をジメチルホルムアミド 12 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 152 mg (1.65 mmol) を加え、そのまま2.5時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 755 mg (1.27 mmol) のアセトニトリル21 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.11 ml (6.37 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和食塩水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 淡黄色固体として 296 mg, 収率 38% で得た。
【0317】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.27 (2H, d, J=8.7Hz), 7.71 (2H, d, J=8.7Hz), 7.51 (1H, s), 5.56 (1H, d, J=13.7Hz), 5.28 (1H, d, J=13.7Hz), 4.40 (2H, q, J=7.1Hz), 4.39−4.30 (2H, m), 4.10−4.00 (2H, m), 3.60−3.20 (5H, m), 2.20−2.00 (2H, m), 1.90−1.70 (3H, m), 1.43 (3H, d, J=6.5Hz), 1.41 (3H, t, J=7.1Hz), 1.36 (7.2Hz)
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例12(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 291 mg (0.578 mmol) をテトラヒドロフラン 14 ml, 蒸留水 7 mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム 291 mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を1.5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 42 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜5%アセトニトリル−蒸留水〜7%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 69 mg, 収率 29% で得た。
【0318】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.69 (1H, s), 4.35 (2H, q, J=7.1Hz), 4.30−4.20 (2H, m including dd at 4.23, J=9.2, 2.5Hz), 4.00−3.85 (2H,m), 3.55−3.20 (5H,m) 2.20−2.05 (2H, m), 1.75−1.60 (2H, m), 1.36 (3H, t,J=7.1Hz), 1.31 (3H, d, J=6.4Hz), 1.23 (3H, d, J=7.2Hz)
IR (KBr): 1750, 1729, 1603, 1540, 1448, 1385, 1337, 1265, 1223, 1210 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 504 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 504.1246 [M+H]+, 計算値: 504.1239 (C21H27O6N3S2Na)
実施例13
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例14で得られた4−アセチルチオ−1−(4−p−ニトロベンジルカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 150 mg (0.353 mmol) をジメチルホルムアミド 7.5 mlに溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 46 mg (0.49 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 200 mg (0.353 mmol) のアセトニトリル 3.0 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン0.09ml (0.517 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 淡黄色固体として 220 mg, 収率 89%で得た。
【0319】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.6Hz), 8.22 (2H, d, J=8.6Hz), 7.66 (2H, d, J=8.6Hz), 7.59 (2H, d, J=8.6Hz), 7.53 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.8Hz), 5.43 (2H, s), 5.22 (1H, d, J=13.8Hz), 4.35−4.20 (2H, m), 4.05−3.90 (2H, m), 3.50−3.10 (6H, m), 2.20−1.95 (2H, m), 1.90−1.50 (3H, m), 1.38 (3H, d, J=6.2Hz), 1.31 (3H, d, J=7.2Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 724 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾールー2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩実施例13(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 570 mg (0.788 mmol)をテトラヒドロフラン 38 ml, 蒸留水 19 ml に溶解し、20% 水酸化パラジウム 572 mg 存在下、30℃水浴にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 132 mgを加えた。この反応液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜3%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩を白色固体として285 mg収率 76% 得た。
【0320】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.22 (1H, s), 4.30−4.10 (2H, m), 4.00−3.78 (2H, m), 3.60−3.05 (5H, m), 2.15−2.00 (2H, m), 1.80−1.55 (2H, m), 1.26 (3H, d, J=6.4Hz), 1.18 (3H, d, J=7.2Hz)
IR (KBr): 1747, 1597, 1532, 1397, 1289 cm−1
実施例14
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例15で得られた4−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 400mg (1.40mmol)をジメチルホルムアミド 20 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩142 mg (1.54 mmol)を加え、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.25 g (2.10 mmol) のアセトニトリル 37 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.61 ml (3.50mmol)を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4− カルバモイル −1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 348 mg, 収率 42% で得た。
【0321】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.6Hz), 7.66 (2H, d, J=8.6Hz), 7.44 (1H, s), 6.99 (1H, br s), 5.56 (1H, br s), 5.51 (1H, d, J=13.8Hz), 5.24 (1H, d, J=13.8Hz), 4.35−4.20 (2H, m including dd at 4.28,J=9.7, 2.9Hz), 4.04−3.85 (3H, m), 3.50−3.10 (6H, m), 2.20−2.00 (2H, m),1.95−1.70 (3H, m), 1.39 (3H, d, J=6.3Hz), 1.31 (3H, d, J=7.3Hz)Mass スペクトル (FAB+): 587 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例14(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 493 mg (0.839 mmol) をテトラヒドロフラン 30 ml, 蒸留水 15 ml に溶解し、20% 水酸化パラジウム 0.50g 存在下、30℃水浴にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 71 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜3%アセトニトリル−蒸留水〜5%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 127 mg,
収率 32% で得た。
【0322】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.70 (1H, s), 4.50−4.35 (2H, m including dd at 4.18, J=9.2, 2.8Hz), 4.00−3.80 (2H, m), 3.50−3.10 (5H, m), 2.15−1.95 (2H, m), 1.75−1.55 (2H, m), 1.26 (3H, d, J=6.5Hz), 1.19 (3H, d, J=9.0Hz)
IR (KBr): 1749, 1667, 1594, 1547, 1386 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 475 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 475.1070 [M+H]+, 計算値: 475.1086 (C19H24O5N4S2Na)
実施例15
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例16で得られた4−アセチルチオ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピぺリジン 1.21 g (4.04 mmol) をジメチルホルムアミド 36 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 408 mg(4.43 mmol) を加え、そのまま1.5時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 3.12 g (5.25 mmol) のアセトニトリル 72 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.76 ml (10.1 mmol)を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=20:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン −4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 1.336 g, 収率 55% で得た。
【0323】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=8.0Hz), 7.64 (2H, d, J=8.0Hz), 7.40 (1H, s), 7.19 (1H, br s), 5.50 (1H, d, J=12.8Hz), 5.22 (1H, d, J=12.8Hz), 4.40−4.20 (2H, m), 4.00−3.80 (2H, m), 3.50−3.10 (5H, m), 2.95 (3H, d, J=6.4Hz), 2.15−1.90 (3H, m), 1.90−1.70 (2H, m), 1.39 (3H,d, J=6.4Hz), 1.20 (3H, d, J=9.6Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 602 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例15(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート857 mg (1.424 mol) をテトラヒドロフラン 40 ml, 蒸留水 20 mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム 853 mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 120mg を加えた。この反応液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜3%アセトニトリル−蒸留水〜2%ずつアセトニトリルを加え〜9%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として317 mg, 収率 46% で得た。
【0324】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.34 (1H, s), 4.25−4.10 (2H, m including dd at 4.16, J=9.2, 2.2Hz), 3.95−3.80 (2H, m), 3.50−3.10 (5H, m), 2.84(3H, s), 2.15−1.95 (2H, m), 1.75−1.50 (2H, m), 1.24 (3H, d, J=6.3Hz), 1.17 (3H, d, J=7.3Hz)
IR (KBr): 1750, 1654, 1602, 1553, 1385, 1266 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 489 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 489.1255 [M+H]+, 計算値: 489.1242 (C20H26O5N4S2Na)
実施例16
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例16で得られた4−アセチルチオ−1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 620 mg (1.98 mmol) をジメチルホルムアミド 35 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 201 mg (2.18 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 2.35 g (3.96 mmol) のアセトニトリル 65 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.40 ml (8.04 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 495 mg, 収率 41% で得た。
【0325】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.7Hz), 7.66 (2H, d, J=8.7Hz), 7.09 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.8Hz), 5.23 (1H, d, J=13.8Hz), 4.35−4.20 (2H, m), 4.00−3.85 (2H, m), 3.50−3.00 (12H, m including 3H x2,each br s at 3.22 and 3.07), 2.20−1.95 (2H, m), 1.93−1.70 (3H, m), 1.38(3H, d, J=6.2Hz), 1.31 (3H, d, J=7.3Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 616 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例16(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 487 mg (0.791 mmol) をテトラヒドロフラン 22 ml, 蒸留水 11 ml に溶解し、20% 水酸化パラジウム 485 mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を1.5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 67 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜5%アセトニトリル−蒸留水〜7%アセトニトリル−蒸留水〜9%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 183 mg, 収率 46 %で得た。
【0326】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.00 (1H, s), 4.30−4.10 (2H, m including dd at 4.17, J=9.0, 2.3Hz), 3.95−3.75 (2H, m), 3.50−3.10 (5H, m), 3.07(3H, s), 3.00 (3H, s), 2.15−1.95 (2H, m), 1.80−1.50 (2H, m), 1.25 (3H, d, J=6.3Hz), 1.18 (3H, d, J=7.2Hz)
IR (KBr): 1750, 1612, 1538, 1395 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 503 [M+H]+
実施例17
(1R,5S,6S)−2−[(3S)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[(3S)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例18で得られた(3S)−3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン 210 mg (0.721 mmol) をジメチルホルムアミド 10 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 80mg (0.865 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 429 mg (0.721 mmol) のアセトニトリル 20 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.502 ml (2.88 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン〜10%メタノール−塩化メチレン)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[(3S)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 412 mg,収率 100% で得た。
【0327】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.65 (2H, d, J=8.8Hz), 7.40 (1H, s), 7.03 (1H, br s), 5.50 (1H, d, J=13.6Hz), 5.48 (1H, br s), 5.22 (1H, d, J=13.6Hz), 4.36−4.25 (2H, m including dd at 4.32,J=9.5, 2.2Hz), 3.71−3.60 (1H, m), 3.60−3.49 (2H, m), 3.40 (1H, dq, J=9.5, 7.3Hz), 3.30 (1H, dd, J=6.6, 2.2Hz), 2.60−2.45 (1H, m), 2.40−2.05 (1H, m), 1.77 (1H, d, J=4.4Hz), 1.39 (3H, d, J=6.6Hz), 1.31 (3H, d, J=7.3Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 574 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[(3S)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例17(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[(3S)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート410 mg (0.715 mmol) をテトラヒドロフラン 15 ml, 蒸留水 15 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 410 mg存在下、室温にて接触水素還元を1.7時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 60 mgを加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒;蒸留水〜3%ずつアセトニトリルを加え〜12%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[(3S)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 150 mg, 収率46 % で得た。
【0328】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.41 (1H, s), 4.35−4.20 (2H, m), 4.05 (1H, quintet, J=5.2Hz), 3.90 (1H, dd, J=10.8, 5.9Hz), 3.75−3.65 (1H, m), 3.60−3.40 (4H, m), 2.60−2.45 (1H, m), 2.20−2.15 (1H, m), 1.31 (3H,d, J=6.4Hz), 1.25 (3H, d, J=8.9Hz)
IR (KBr): 1749, 1669, 1599, 1557, 1391, 1289 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 461 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 461.0926 [M+H]+, 計算値: 461.0929 (C18H22O5N4S2Na)
実施例18
(1R,5S,6S)−2−[(3S)− 1−(4−シアノ−1,3−チアゾールー2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[(3S)−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例19で得られた(3S)−3−アセチルチオ−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン 137 mg (0.541 mmol) をジメチルホルムアミド 7 mlに溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 60 mg (0.649 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 322 mg (0.541 mmol) のアセトニトリル 16 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.376 ml (2.16 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:3〜酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[(3S)− 1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 251 mg, 収率 84% で得た。
【0329】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.65 (2H, d, J=8.8Hz), 7.21 (1H, s), 5.50 (1H, d, J=13.6Hz), 5.22 (1H, d, J=13.9Hz), 4.35−4.24 (2H, m), 3.90 (2H, m), 3.74−3.45 (3H, m), 3.38 (1H, dq, J=9.4,4.7Hz), 3.30 (1H, dd, J=7.3, 2.9Hz), 2.60−2.48 (1H, m), 2.24−2.10 (1H, m), 1.62−1.50 (1H, br s), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.31 (3H, d, J=7.3Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 556 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[(3S)− 1−(4−シアノ−1,3−チアゾールー2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例18(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[(3S)−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 250 mg (0.450 mmol) をテトラヒドロフラン 12 ml, 蒸留水 12 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 250 mg存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 38 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜3%ずつアセトニトリルを加え〜15%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[(3S)−1−(4−シアノ−1,3−チアゾールー2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 128 mg, 収率64% で得た。
【0330】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.56 (1H, s), 4.32−4.22 (2H, m), 4.10−4.00 (1H, m), 3.88 (1H, dd, J=10.8, 5.9Hz), 3.74−3.62 (1H, m), 3.62−3.53 (1H, m), 3.52−3.38 (3H, m), 2.60−2.48 (1H, m), 2.19−2.08 (1H, m), 1.31 (3H, d, J=6.4Hz), 1.24 (3H, d, J=7.3Hz)
IR (KBr): 2229, 1751, 1604, 1560, 1391, 1310 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 443 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 443.0799 [M+H]+, 計算値: 443.0824 (C18H20O4N4S2Na)
実施例19
(1R,5S,6S)−2−[(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例20得られた(3R)−3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン 500 mg (1.84 mmol) をジメチルホルムアミド 25 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 204 mg (2.21 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.09 g (1.84 mmol)のアセトニトリル 55ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.28 ml (7.36 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン〜9%メタノール−塩化メチレン)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 917 mg, 収率 87% で得た。
【0331】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.2Hz), 7.66 (2H, d, J=8.2Hz), 7.40 (1H, s), 7.05 (1H, br s), 5.55 (1H, br s), 5.51 (1H, d, J=14.1Hz), 5.24 (1H, d, J=14.1Hz), 4.35−4.25 (2H, m), 4.05−3.90 (2H, m), 3.70−3.60 (1H, m), 3.60−3.40 (4H, m), 3.31 (1H, dd, J=6.9, 2.9Hz), 2.60−2.40 (1H, m), 2.20−2.05 (1H, m), 1.95 (1H, br s), 1.39 (3H, d, J=5.9Hz),1.33 (3H, d, J=6.8Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 574 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例19(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート917 mg, (1.60 mmol) をテトラヒドロフラン 45 ml, 蒸留水 45 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 917 mg存在下、室温にて接触水素還元を1.7時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 134 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2%ずつアセトニトリルを加え〜16%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 338 mg, 収率 46 %で得た。
【0332】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.41 (1H, s), 4.35−4.20 (2H, m), 4.10−4.00 (1H, m), 3.89 (1H, dd, J=11.2, 6.7Hz), 3.70−3.60 (1H, m), 3.58−3.40 (4H, m), 2.60−2.45 (1H, m), 2.20−2.10 (1H, m), 1.31 (3H, d, J=6.3Hz), 1.25 (3H, d, J=7.3Hz)
IR (KBr): 1748, 1608, 1597, 1559, 1391, 1289 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 461 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 461.0938 [M+H]+, 計算値: 461.0929 (C18H22O5N4S2Na)
実施例20
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩(4)
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例12で得られた3−アセチルチオ−1−(4−4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン415 mg(1.16 mmol) をジメチルホルムアミド20.8 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 137.0 mg (1.39 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 690 mg (1.16mmol) のアセトニトリル 34.4 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン1.34 ml (7.69 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを黄色シロップ状として719 mg, 収率94%で得た。
【0333】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.3Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 6.48 (1H, s), 5.50 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 4.66 (2H, s), 4.46 (2H, dd, J=15.4, 8.1Hz), 4.32−4.20 (3H, m), 4.08−4.00(2H, m), 3.28 (1H, dd, J=6.6, 2.2Hz), 3.21 (1H, d, dq, J=9.1, 7.3Hz), 1.95 (1H, br s), 1.37 (3H, d, J=5.9Hz), 1.26 (3H, d, J=7.3Hz), 0.94 (9H, s), 0.10 (6H, s)
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例20(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 719 mg (1.09 mmol) を無水テトラヒドロフラン 36 ml に溶解し、酢酸 0.19 ml (3.3 mmol), テトラn−ブチルアンモニウムフロライド−テトラヒドロフラン溶液 3.3 ml (3.3 mmol) を順次氷冷下で加え、その後室温にて一晩撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作をし、水層をさらに酢酸エチルにて分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムにて乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=15:1)にて精製し、目的化合物であるp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを黄色シロップ状として 426.2 mg, 収率 72% で得た。
【0334】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.20 (2H, d, J=8.1Hz), 7.66 (2H, d, J=8.1Hz), 6.50 (1H, s), 5.54 (1H, d, J=13.6Hz), 5.27 (1H, d, J=13.6Hz), 4.56 (1H, d, J=13.6Hz), 4.53 (1H, d, J=13.6Hz), 4.47 (1H, t, J=8.5Hz), 4.41 (1H, t, J=8.5Hz), 4.32 (1H, quintet, J=6.4Hz), 4.28−4.20 (2H, m), 4.08 (1H, dd, J=8.5, 5.4Hz), 3.88 (1H, dd, J=5.4, 8.5Hz), 3.304 (1H, dd, 6.2, 2.7Hz), 3.204 (1H, dq, J=9.2, 7.3Hz), 1.35 (3H, d, J=6.2Hz), 1.25 (3H, d, J=7.3Hz)
(3)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例20(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 426.2 mg (0.78 mmol) をテトラヒドロフラン 20 ml, 蒸留水 10 mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム 530 mg存在下、室温にて接触水素還元を1.5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 65.5 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜3%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 156 mg, 収率 46 %で得た。
【0335】
1H−NMR(400MHz , D2O): δ(ppm) 6.50 (1H, s), 4.36−4.28 (4H, m), 4.19−4.10 (1H ,m), 4.10−3.98 (2H, m including 1H, dd at 4.01, J=8.0, 3.0Hz),3.88−3.68 (2H ,m), 3.24 (1H, dd, J=6.6, 2.9Hz), 3.12−3.00 (1H, m), 1.11(3H, d, J=5.9Hz), 1.00 (3H, d, J=7.3Hz)
IR (KBr): 3357, 1748, 1600, 1528, 1470, 1396, 1311 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 434 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 434.0796 [M+H]+, 計算値: 434.0820 (C17H21O5N3S2Na)
実施例21
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例21で得られた3−アセチルチオ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン142 mg (0.56 mmol)をジメチルホルムアミド7 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩62 mg (0.67 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート333 mg (0.56mmol)のアセトニトリル7 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン0.39 ml (2.24 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として274 mg、収率88%で得た。
【0336】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23(2H, d, J=8.8 Hz), 7.77(1H, s), 7.66(2H, d, J=8.8 Hz), 6.78(1H, brs), 5.51(1H, d, J=13.9 Hz), 5.25(1H, d, J=13.2 Hz), 4.51(2H, q, J=8.1 Hz), 4.30−4.21(3H, m), 4.08(2H, dd, J=5.9, 8.1 Hz), 3.30(1H, dd, J=2.9, 7.3 Hz), 3.24,3.16(1H, m),2.94(3H, d, J=5.1 Hz), 1.38(3H, d, J=5.9 Hz), 1.26(3H, d, J=7.4 Hz)
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例21(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート344 mg(0.62 mmol) をテトラヒドロフラン17 ml, 蒸留水9 mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム344mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム52 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:5%アセトニトリル/蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的物化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として166 mg、収率60%で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm)7.73(1H, s), 4.44(2H, t, J=8.1 Hz), 4.20−4.13(1H, m), 4.10(1H, t, J=6.6 Hz), 4.05(1H, d, J=9.5 Hz), 3.94(2H, quint.,J=4.4 Hz), 3.28(1H, dd, J=2.2, 5.9 Hz), 3.09(1H, quint., J=7.3 Hz), 2.73(3H, s), 1.15(3H, d, J=6.6 Hz), 1.04(3H, d, J=7.3 Hz)
IR (KBr): 3415, 1750, 1625, 1531, 1388 cm−1
高分解能 massスペクトル (FAB+):実測値:445.1162 [M+H]+, 計算値:445.1157(C18H22O6N4SNa)
実施例22
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例22で得られた3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン275 mg (1.14 mmol)をジメチルホルムアミド14 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩126mg (1.37 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート677 mg (1.14 mmol)のアセト二トリル14 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン0.79 ml (4.56 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル:メタノール=10:10:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として313 mg、収率51%で得た。
【0337】
1H−NMR(400MHz ,CD3OD): δ(ppm) 8.08(2H, d, J=8.8 Hz), 7.77(1H, s), 7.55(2H, d, J=8.8 Hz), 5.32(1H, d, J=13.9 Hz), 5.14(1H, d, J=13.9 Hz), 4.43(2H, t, J=8.8 Hz), 4.28−4.20(1H, m), 4.13(1H, dd, J=2.9,9.5 Hz), 4.00(1H, t, J=6.6 Hz), 3.90(2H, dt, J=4.4, 9.5 Hz), 3.23−3.18(2H, m), 1.18(3H, d, J=5.9 Hz), 1.09(3H, d, J=7.3 Hz)
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩実施例22(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート313 mg(0.582 mmol) をテトラヒドロフラン16 ml, 蒸留水8 mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム313 mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム49 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:5%アセトニトリル/蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的物化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として110 mg、収率44%で得た。
【0338】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.79(1H, s), 4.46(2H, t, J=8.1 Hz), 4.20−4.16(1H, m), 4.10(1H, t, J=5.9 Hz), 4.06(1H, dd, J=2.9, 9.5 Hz), 3.95(2H, quint., J=4.4 Hz), 3.28(1H, dd, J=2.9, 5.9 Hz), 3.12−3.08(1H, m), 1.15(3H, d, J=6.6 Hz), 1.05(3H,d, J=7.3 Hz)
IR (KBr): 3360, 1749, 1671, 1625, 1384, 1275 cm−1
高分解能 massスペクトル (FAB+):実測値:431.1008 [M+H]+、計算値:431.0992
実施例23
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−シアノ−1,3−オキサゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例23で得られた3−アセチルチオ−1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン156 mg (0.70 mmol)をジメチルホルムアミド8 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩77 mg (0.84 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート416 mg (0.70 mmol)のアセト二トリル8 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン0.49 ml (2.80 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として309 mg、収率84%で得た。
【0339】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22(2H, d, J=8.8 Hz), 7.74(1H, s), 7.66(2H, d, J=8.8 Hz), 5.51(1H, d, J=13.9 Hz), 5.25(1H, d, J=13.2 Hz), 4.56(2H, q, J=8.1 Hz), 4.29−4.22(3H, m), 4.15−4.10(2H, m), 3.30(1H, dd, J=2.9, 7.3 Hz), 3.19(1H, dt, J=7.3, 9.5 Hz), 1.37(3H, d, J=6.6 Hz), 1.26(3H, d, J=7.3 Hz)
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−シアノ−1,3−オキサゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例23(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート(21)309 mg(0.59 mmol) をテトラヒドロフラン16 ml, 蒸留水8 mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム309 mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム50 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:5%アセトニトリル/水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的物化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−シアノ−1,3−オキサゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として150 mg、収率60%で得た。
【0340】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.92(1H, s), 4.45(2H, t, J=8.8 Hz), 4.20−4.16(1H, m), 4.09(1H, t, J=6.6 Hz), 4.05(1H, d, J=8.8 Hz), 3.95(2H, quint., J=4.4 Hz), 3.28(1H, d, J=6.6 Hz) , 3.08(1H, quint., J=8.1 Hz), 1.14(3H, d, J=6.6 Hz), 1.03(3H, d, J=7.3 Hz)
IR (KBr): 3372, 1750, 1628, 1394, 1283 cm−1
高分解能 massスペクトル (FAB+):実測値:413.0921[M+H]+
計算値:413.0860 (C17H18O5N4SNa)
実施例24
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例24で得られた3−アセチルチオ−1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 247 mg ( 0.83 mmol) をジメチルホルムアミド 12 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 92 mg ( 1.0 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 493 mg ( 0.83 mmol) のアセトニトリル 25 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.58 ml ( 3.32 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:10% メタノール−酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 321 mg, 収率 65 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.7Hz), 7.66 (2H,d, J=8.7Hz), 7.41 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.7Hz), 5.25 (1H, d, J=13.7Hz), 4.56 (2H, t, J=7.4Hz), 4.50−4.40 (2H, m), 4.35−4.10 (5H, m including2H, t at 4.17, J=7.4Hz), 4.04 (1H, t, J=5.4Hz), 4.02 (1H, t, J=5.4Hz), 3.29 (1H, dd, J=7.0, 2.5Hz), 3.18 (1H, dq, J=8.9, 7.3Hz), 2.30 (2H, quintet, J=7.4Hz), 1.95−1.50 (dull s including 1H of OH group), 1.38 (3H, d,J=6.3Hz), 1.26 (3H, d, J=7.3Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 600 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例24(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート321 mg (0.54 mmol) をテトラヒドロフラン 15 ml, 蒸留水 15 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 321 mg存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 45 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜5%アセトニトリルを加え〜15%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸ナトリウム塩を白色固体として 162 mg, 収率 65 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.34 (1H, s), 4.95−4.65 (4H, m), 4.40−4.30 (1H, m), 4.30−4.13 (4H, m including 1H, quintet at 4.25, J=6.3Hz, and 1H, dd, at 4.19, J=14.4, 7.2Hz), 4.10−4.00 (2H ,m), 3.43 (1H, dd, J=6.3, 2.5Hz), 3.26 (1H, quintet, J=7.2Hz), 2.37 (2H, quintet, J=7.9Hz), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2Hz)
IR (KBr): 1750, 1607, 1538, 1455, 1435, 1393, 1308, 1292 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 487 [M+H]+
実施例25
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例25で得られた3−アセチルチオ−1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 207 mg (0.62 mmol) をジメチルホルムアミド 8 ml に溶解し、窒素雰囲気下、0℃にてヒドラジン酢酸塩 68.4mg (0.74 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 370.5 mg (0.62 mmol) のアセトニトリル 16 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.43 ml (2.48 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:5% メタノール−酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(1、3−チアゾール−4−チオモルホリノカルボニル−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 246 mg, 収率 61%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.7Hz), 7.67 (2H,d, J=8.7Hz), 7.12 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.8Hz), 5.25 (1H, d, J=13.8Hz), 4.60−4.40 (2H, m), 4.35−4.22 (3H, m), 4.10−4.00 (2H ,m), 4.00−3.90 (4H, m), 3.29 (1H, dd, J=6.4, 2.6Hz), 3.21 (1H, dq, J=9.2, 7.3Hz), 2.80−2.60 (4H, m), 1.80−1.50 (dull s including 1H of OH group), 1.38 (3H, d, J=6.4Hz), 1.27 (3H, d, J=7.3Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 646 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例25(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 543 mg (0.84 mmol) をテトラヒドロフラン 30 ml, 蒸留水 30 mlに溶解し、10% パラジウム炭素 543 mg存在下、室温にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 70.6 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜5%ずつアセトニトリルを加え〜20%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸ナトリウム塩を白色固体として 277 mg, 収率 62 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.10 (1H, s), 4.56 (2H, t, J=8.0Hz), 4.42−4.30 (1H, m), 4.25 (1H, quintet, J=6.3Hz), 4.21 (2H, dd, J=7.8,2.4Hz), 4.12−4.02 (2H, m), 3.96−3.85 (2H, m), 3.85−3.75 (2H, m), 3.44 (1H, dd, J=6.3, 2.4Hz), 3.26 (1H, dq, J=8.9, 7.8Hz), 2.86−2.70 (2H, m), 2.70−2.60 (2H, m), 1.30 (3H, d, J=6.3Hz), 1.20 (3H, d, J=7.8Hz)
IR (KBr): 1749, 1608, 1535, 1454 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 533 [M+H]+
実施例26
エチル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例3で得られた(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩 357 mg (0.80 mmol) をジメチルアセトアミド 5 ml に溶解し、窒素雰囲気下、0℃にてヨウ化エチル 374 mg (2.40 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌し、さらに室温まで徐々に昇温させながら2時間攪拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え有機層を10%食塩水、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し濾過後、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜20%アセトニトリル−酢酸エチル〜40%アセトニトリル−酢酸エチル〜60%アセトニトリル−酢酸エチル)にて精製した。得られた精製物を塩化メチレンに溶解後、ジエチルエーテル、ヘキサンを順次加えることにより粉末化し、エチル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを無色粉末として 387 mg, 収率95%で得た。
【0341】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.48 (1H, s), 6.99 (1H, br s), 5.61 (1H, br s), 4.48 (2H, q, J=8.5Hz), 4.19−4.43 (4H, m), 4.02−4.13 (2H,m), 3.26 (2H,dd, J=7.1, 2.7Hz), 3.10 (1H, dq, J=9.0, 7.3Hz), 2.07 (1H, d, J=4.8Hz), 1.37 (3H, d, J=6.9Hz), 1.36 (3H, t, J=7.5Hz), 1.25 (3H, d, J=7.2Hz)
IR (KBr): 1770, 1669, 1602, 1543, 1324, 1283 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 453 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 453.1235 [M+H]+, 計算値: 476.1267 (C19H25O5N4S2)
実施例27
フェニル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例3で得られた(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩 162 mg (0.36 mmol) を水 1 ml およびテトラヒドロフラン 1 mlに溶解し、0℃にて1M塩酸 0.33 ml (0.33 mmol) を加え、反応液を減圧下濃縮した。得られた残渣をアセトニトリル10 ml に溶解し、室温でフェノール 102 mg (1.1 mmol)、 ジメチルアミノピリジン 22 mg (0.18 mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩 139 mg (0.73 mmol) を加え30分攪拌後、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩 139 mg (0.73 mmol) を追加し、さらに30分攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、有機層を希塩酸、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し濾過後、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜20%アセトニトリル−酢酸エチル〜40%アセトニトリル−酢酸エチル〜60%アセトニトリル−酢酸エチル)にて精製し、フェニル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを無色粉末として 66 mg, 収率36%で得た。
【0342】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.48 (1H, s), 7.38−7.43 (2H, m),7.23−7.28 (3H, m), 6.99 (1H, br s), 5.60 (1H, br s), 4.40−4.55 (2H, m),4.24−4.36 (3H, m), 4.03−4.13 (2H, m), 3.32 (1H, dd, J=7.0, 2.6Hz), 3.25(1H, dq, J=9.2, 7.3Hz), 2.09 (1H, br), 1.39 (3H, d, J=6.4Hz), 1.30 (3H,d, J=7.3Hz)
IR (KBr): 1771, 1668, 1542, 1195 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 501 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 501.1266 [M+H]+, 計算値: 501.1266 (C23H25O5N4S2)
実施例28
ピバロイルオキシメチル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例3で得られた(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩 402 mg (0.90 mmol) をジメチルアセトアミド 5 ml に溶解し、窒素雰囲気下、0℃にてヨウ化メチルピバレート 261 mg (1.08 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え有機層を10%食塩水、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し濾過後、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣にジエチルエーテル加えることにより粉末化し、ピバロイルオキシメチル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを無色粉末として 450 mg, 収率93%で得た。
【0343】
1H−NMR(400MHz ,DMSO−d6): δ(ppm) 7.47 (1H, s), 7.43 (1H, br s), 7.32 (1H, br s), 5.89 (1H, d, J=5.9Hz), 5.74(1H, d, J=5.9Hz), 5.09 (1H, d, J=5.2Hz), 4.42−4.58 (3H, m),4.20 (1H, dd, J=9.4, 2.4Hz), 3.89−4.02 (3H, m), 3.37 (1H, dq, J=9.1, 7.4Hz), 3.26 (1H, dd, J=6.3, 2.6Hz), 1.14 (3H, d, J=7.4Hz), 1.13 (9H, s), 1.11 (3H, d, J=6.5Hz)
IR (KBr): 1778, 1754, 1602, 1545, 1282, 1118 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 539 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 539.1634 [M+H]+, 計算値: 539.1634 (C23H31O7N4S2)
実施例29
1−(イソプロポキシカルボニルオキシ)エチル (1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例3で得られた(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩 245 mg (0.55 mmol) をジメチルアセトアミド 5 ml に溶解し、窒素雰囲気下、0℃にて1−ヨードエチル−イソプロピルカーボネート 317 mg (1.21 mmol) を加え、そのまま1.5時間攪拌し、さらに室温まで徐々に昇温させながら1.5時間攪拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え有機層を10%食塩水、0.1 M 塩酸、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し濾過後、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜20%アセトニトリル−酢酸エチル〜40%アセトニトリル−酢酸エチル〜60%アセトニトリル−酢酸エチル)にて精製した。得られた精製物を塩化メチレンに溶解後、ジエチルエーテル、ヘキサンを順次加えることにより粉末化し、1−(イソプロポキシカルボニルオキシ)エチル (1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを無色粉末として 266 mg, 収率88%で得た。
【0344】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.48 (1H, s), 7.00 (1H, br s), 6.82−6.92 (1H, m), 5.65 (1H, br s), 4.84−4.97 (1H, m), 4.43−4.52 (2H, m),4.18−4.39 (3H, m), 4.02−4.07 (2H, m), 3.25 (1H, dd, J=7.0, 2.5Hz), 3.17(1H, dq, J=9.3, 7.3Hz), 2.16 (1H, br), 1.61, 1.59 (3H, d*2, J=5.5Hz), 1.18−1.39 (12H, m)
IR (KBr): 1763, 1669, 1542, 1276, 1074 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 555 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 555.1570 [M+H]+, 計算値: 555.1584 (C23H31O8N4S2)
実施例30
1−(3−ペンチルオキシカルボニルオキシ)エチル (1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例3で得られた(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩 402 mg (0.90 mmol) をジメチルアセトアミド 8 ml に溶解し、窒素雰囲気下、0℃にて1−ヨードエチル−3−ペンチルカーボネート 568 mg (1.98 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌し、さらに室温まで徐々に昇温させながら2時間攪拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え有機層を10%食塩水、0.1 M塩酸、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し濾過後、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜20%アセトニトリル−酢酸エチル〜40%アセトニトリル−酢酸エチル〜60%アセトニトリル−酢酸エチル)にて精製し、1−(3−ペンチルオキシカルボニルオキシ)エチル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを無色アモルファスとして 506 mg, 収率96%で得た。
【0345】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.48 (1H, s), 7.00 (1H, br s), 6.85−6.93 (1H, m), 5.58 (1H, br s), 4.57−4.66 (1H, m), 4.42−4.52 (2H, m),4.15−4.32 (3H, m), 4.02−4.10 (2H, m), 3.24 (1H, dd, J=7.1, 2.6Hz), 3.17(1H, dq, J=9.3, 7.4Hz), 2.00 (1H, br), 1.50−1.72 (7H, m), 1.34, 1.36 (3H, d*2, J=6.5Hz), 1.24, 1.25 (3H, d*2, J=7.3Hz), 0.84−0.98 (6H, m)
IR (KBr): 1761, 1671, 1542, 1268, 1074 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 583 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 583.1907 [M+H]+, 計算値: 583.1896 (C25H35O8N4S2)
実施例31
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例26で得られた3−アセチルチオ−1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 235 mg( 0.84 mmol) をジメチルホルムアミド 12 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 103 mg( 110 mmol) を加え、そのまま 3 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 499 mg ( 0.84 mmol) のアセトニトリル 25.ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.56 ml ( 3.36 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 9:1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 240 mg, 収率 46 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.28 ( 1H, s ), 5.51 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 5.25 (1H, d, J= 13.8 Hz ), 4.49 ( 2H, dd, J= 14.6, 8.5 Hz ), 4.35 − 4.20 ( 3H, m ), 4.05 ( 1H, t, J= 6.1 Hz), 4.04 ( 1H, t, J= 6.1 Hz), 3.78 ( 2H, t,J= 6.5 Hz ), 3.62 ( 2H, t, J= 6.5 Hz ), 3.29 ( 1H, dd, J= 7.2, 2.5 Hz ), 3.20 ( 1H, dq, J = 9.0, 7.3 Hz ), 1.82 − 1.98 ( 4H, m ), 1.38 ( 3H, d,J= 6.1 Hz ),1.27 ( 3H, d, J= 7.2 Hz )
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例31(1)で得られた化合物p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 240 mg ( 0.39 mmol) をテトラヒドロフラン 12 ml, 蒸留水 12 mlに溶解し、7.5%パラジウム炭素 240 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 1.5 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 33 mg を加えた。この反応液に酢酸および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜 3 % アセトニトリル−蒸留水〜 6 % アセトニトリル−蒸留水 )にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 113 mg, 収率 60 %で得た。
【0346】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.40 ( 1H, s ), 4.56 ( 2H, t, J= 8.6 Hz ),4.43 − 4.30 ( 1H, m ), 4.25 ( 1H, quint., J= 6.4 Hz ), 4.20 ( 1H, dd, J= 8.9, 2.4 Hz ),4.10 − 3.98 ( 2H, m ), 3.62 ( 2H, t, J= 6.6 Hz ), 3.54 ( 2H, t, J= 6.6 Hz ), 3.26 ( 1H, dq, J= 8.9, 7.4 Hz ), 3.43 ( 1H, dd, J= 8.9, 2.4 Hz ), 2.05 − 1.85 ( 4H, m ), 1.30 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ),1.27( 3H, d, J= 7.4 Hz )
IR (KBr): 3375.7, 1605.9, 1537,4, 1468.9, 1423.6, 1396.6, 1298.2cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 501 [M+H]+
実施例32
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例27で得られた3−アセチルチオ−1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 276 mg ( 0.85 mmol) をジメチルホルムアミド 20 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 94. mg ( 1.02 mmol) を加え、そのまま 2 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 505 mg ( 0.85 mmol) のアセトニトリル 20 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.59 ml ( 3.40 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 9:1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 464 mg収率 87 %で得た。
【0347】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.02 ( 1H, s ), 5.51 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.26 (1H, d, J= 13.7 Hz ), 4.51 ( 1H, t, J= 8.1 Hz ), 4.50 ( 1H, t, J= 8.1 Hz), 4.32 − 4.20 ( 3H, m including 4.25 ( 1H, dd, J= 8.0, 2.5 Hz )),4.07( 1H, t, J= 5.7 Hz), 4.05 ( 1H, t, J= 5.7 Hz), 3.72 − 3.58 ( 4H, m ),3.28 ( 1H, dd, J= 6.8, 2.5 Hz ), 3.20 ( 1H, dq, J = 8.4, 7.3 Hz ), 1.80 − 1.45 ( 6H, m ),1.38 ( 3H, d, J= 6.8 Hz ),1.26 ( 3H, d, J= 7.1 Hz )
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例32(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 464mg (0.74 mmol) をテトラヒドロフラン 20 ml, 蒸留水 20 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 464 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 62 mg を加えた。この反応液に酢酸および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜 2 % アセトニトリル−蒸留水〜 5 % アセトニトリル−蒸留水〜 10 % アセトニトリル−蒸留水〜 20 % アセトニトリル−蒸留水〜 30 % アセトニトリル−蒸留水 )にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 171 mg, 収率 45 %で得た。
【0348】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ (ppm) 7.04 ( 1H, s ), 4.10 − 4.00 ( 2H, m ), 4.42 − 4.30 ( 1H, m ), 4.25 ( 1H, quint., J= 6.2 Hz ), 4.21 ( 1H, dd, J= 9.0, 2.4 Hz ), 4.05 ( 2H, ddd, J= 8.3, 5.4, 2.7 Hz ), 3.62 ( 2H, t, J= 5.3 Hz ), 3.49 ( 2H, t, J= 5.3 Hz ), 3.44 ( 1H, dd, J= 6.2, 2.4 Hz ), 3.26 ( 1H, dq, J= 7.7, 7.4 Hz ), 1.70 − 1.60 ( 4H, m ), 1.60 − 1.50 ( 2H, m ), 1.30 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ),1.27 ( 3H, d, J= 7.2 Hz )
IR (KBr): 3382.5, 1747.7, 1605.9, 1538.4, 1400.4, 1310.7, 1249.0 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 515 [M+H]+
実施例33
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例28で得られた3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 342 mg ( 1.15 mmol) をジメチルホルムアミド 12ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 127 mg ( 1.38 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 684 mg ( 1.15 mmol) のアセトニトリル 25 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.80 ml ( 4.60 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 食塩水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 9 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 606 mg, 収率 88 %で得た。
【0349】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.44 ( 1H, s ), 7.23 ( 1H, br s ), 5.51 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.25 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 4.49 ( 2H, dd, J= 14.3, 7.6 Hz ), 4.37 − 4.19 ( 3H, m ), 3.98 − 4.12 ( 3H, m ), 3.30 ( 1H, dd, J= 9.2, 7.3 Hz ), 3.20 ( 1H, dq, J = 9.2, 7.3 Hz ), 2.80 − 2.94 ( 1H, m ), 1.38 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ),1.27 ( 3H, d, J= 7.3 Hz ), 0.85 ( 1H, t, J = 5.5 Hz), 0.83 ( 1H, t, J = 5.5 Hz ), 0.58 − 0.70 ( 2H, m ),
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸ナトリウム塩
実施例33(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 606 mg ( 1.01 mmol)をテトラヒドロフラン 30 ml, 蒸留水 30 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 606 mg存在下、35 ℃水浴にて接触水素還元を 2.5 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 85 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜 5% アセトニトリル−蒸留水 〜 10% アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 275 mg, 収率 56 % で得た。
【0350】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.46 ( 1H, s ), 4.54 ( 2H, t, J= 8.2 Hz ), 4.38 − 4.30 ( 1H, m ),4.25 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ), 4.19 ( 1H, dd, J= 8.9, 2.4 Hz ), 4.10 − 4.19 ( 1H, dd, J= 8.9, 2.4 Hz ), 3.43 ( 1H, dd, J= 6.3, 2.4 Hz ), 3.24 ( 1H, dq, J= 8.9, 7.3 Hz ), 2.78 − 2.70 ( 1H,m ), 1.30 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.19 ( 3H, d, J= 7.2 Hz ), 0.85 ( 1H, t, J= 5.2 Hz ), 0.84 ( 1H, t, J= 5.2 Hz ), 0.73 − 0.61 ( 2H, m )
IR (KBr): 3397.0, 1750.1, 1603.5, 1545.7, 1489.7, 1470.5, 1393.3, 1312.3 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 465 [M+H]+
実施例34
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例29で得られた3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 398 mg ( 1.28 mmol) をジメチルホルムアミド 15 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 141 mg ( 1.53 mmol) を加え、そのまま 2.5 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 761 mg ( 1.28 mmol)のアセトニトリル 30 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.88 ml ( 5.12 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 食塩水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 9 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 578 mg, 収率 74 %で得た。
【0351】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.66( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.41 ( 1H, s ), 5.51 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.25 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 4.60 − 4.42 ( 3H, m including 4.52 ( 2H, quint., J= 7.8 Hz )), 4.36 − 4 20 ( 3H, m ), 3.30 ( 1H, dd, J= 6.9, 2.5 Hz ),3.21 ( 1H, dq, J= 9.2, 7.4 Hz ), 2.47 − 2.33 ( 2H, m ), 2.10 − 1.92 ( 2H, m),1.85 − 1.65 ( 2H, m ), 1.39 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.28 ( 3H, d, J= 7.3 Hz )
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例34(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 578 mg (0.94 mol) をテトラヒドロフラン 30 ml, 蒸留水 30 ml に溶解し、7.5 %パラジウム炭素 578 mg存在下、35 ℃水浴にて接触水素還元を 2.5 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 79 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜5 % アセトニトリル−蒸留水〜 10 % アセトニトリル−蒸留水 )にて精製し、凍結乾燥することによって目的物化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 322 mg, 収率 68 % で得た。
【0352】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.45 ( 1H, s ), 4.56 ( 2H, t, J= 8.0 Hz ), 4.44 − 4.29 ( 2H, m ), 4.25 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ), 4.20 ( 1H, dd, J= 8.8, 2.4 Hz ), 4.12 − 4.00 ( 2H, m ), 3.44 ( 1H, dd, J= 6.3, 2.5 Hz ), 3.26 ( 1H, dq, J= 8.8, 7.4 Hz ), 2.41 − 2.28 ( 2H, m ), 2.15 − 2.00 ( 2H, m ),1.87 − 1.72 ( 2H, m ), 1.31 ( 3H, d, J= 6.2 Hz ), 1.20 ( 3H, d, J= 7.2 Hz )
IR (KBr): 3395.1, 1750.1, 1659.4, 1604.5, 1545.7, 1490.7, 1470.5, 1393.8, 1310.4, 1251.6 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 501 [M+H]+
実施例35
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾールー2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1− [4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例30で得られた3−アセチルチオ−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 1.35 g ( 3.97 mmol) をジメチルホルムアミド 40 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 438 mg ( 4.76 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 2.36 g (3.97 mmol)のアセトニトリル 40 ml溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 2.77 ml ( 15.9 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 1 : 5 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1− [4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 828 mg, 収率 60 % で得た。
【0353】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.16 ( 1H, s ), 5.51 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 5.25 (1H, d, J= 13.8 Hz ), 4.50 ( 1H, t, J= 4.9 Hz ), 4.49 ( 1H, t, J= 4.9 Hz), 4.33 − 4.20 ( 3H, m ), 4.06 ( 1H, t, J= 4.9 Hz ), 4.05 ( 1H, t, J= 4.9 Hz ) 3.99 − 3.73 ( 4H, m ), 3.29 ( 1H, dd, J= 7.0, 2.5 Hz ), 3.20 (1H, dq, J = 9.1, 7.3 Hz ), 2.74 − 2.48 ( 4H, m ), 1.38 ( 3H, d, J= 6.3 Hz ), 1.27 ( 3H, d, J= 7.3 Hz )
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾールー2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例35(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1− [4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート500 mg ( 0.78 mmol) をテトラヒドロフラン 25 ml, 蒸留水 25 ml に溶解し、7.5 % パラジウム炭素 500 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、この反応液に酢酸および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜 2 % アセトニトリル−蒸留水〜 4 % アセトニトリル−蒸留水〜 6 % アセトニトリル−蒸留水〜 8 % アセトニトリル−蒸留水〜 10 % アセトニトリル−蒸留水〜 12 % アセトニトリル−蒸留水 )にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾールー2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 192 mg, 収率 49 %で得た。
【0354】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.24 ( 1H, s ), 4.57 ( 2H, t, J= 8.4 Hz ), 4.39 − 4.30 ( 1H, m ),4.25 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ), 4.20 ( 1H, dd, J= 9.0, 2.4 Hz ),4.15 − 3.05 ( 12H, m including 4.04 ( 2H, dd, J= 8.4, 4.9 Hz ), 3.44 ( 1H, dd, J= 6.3, 2.6 Hz ), 3.25 ( 1H, dq, J= 9.0, 7.0 Hz )), 2.88 ( 3H, s ), 1.30 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.20 ( 3H, d, J= 7.1 Hz )
IR (KBr): 3397.0, 1757.8, 1606.4, 1536.0, 1457.9, 1429.0, 1383.7, 1312.3 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 508 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+):
実測値: 508.1680 [M+H]+, 計算値: 508.1688 (C22H30N5O5S2Na)
実施例36
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例31で得られた3−アセチルチオ−1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン350mg (1.07mmol) をジメチルホルムアミド 18ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 118mg (1.28mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 636mg (1.07mmol) のアセトニトリル32ml溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 746μl (4.28mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、6時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=95:5〜9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 636mg, 収率94% で得た。
【0355】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.44 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.9 Hz), 5.25 (1H, d, J=13.2 Hz), 4.75−4.69 (1H, m), 4.51−4.43 (2H, m), 4.42−4.37 (1H, m), 4.32−4.20 (5H, m), 4.04 (2H, dt, J=8.1, 5.1 Hz), 3.33 (3H, s), 3.29 (1H, dd, J=2.2, 6.6 Hz), 3.20 (1H, dq, J=9.2, 7.3Hz), 1.38 (3H, d, J=6.6 Hz), 1.27 (3H, d, J=7.3 Hz)
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例36(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート630mg (1.00mmol) をテトラヒドロフラン 32ml, 蒸留水 32ml に溶解し、10%パラジウム炭素 630mg存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 84mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィーにて精製し(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=92:8)、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 239mg, 収率 46 % で得た。
【0356】
1H−NMR(400MHz, D2O): δ(ppm) 7.39(1H, s), 4.76−4.69 (1H, m), 4.56(2H, d, J=8.1 Hz), 4.44−4.31 (4H, m), 4.25 (1H, dq, J=6.1, 6.4 Hz) 4.20 (1H, dd, J=2.4, 9.1 Hz), 4.09−3.99 (3H, m), 3.43(1H, dd, J=2.4, 6.1 Hz), 3.37 (3H, s), 3.26 (1H, dq, J=9.1, 7.2 Hz), 1.30 (3H, d, J=6.4 Hz),1.20
(3H, d, J=7.2 Hz)
IR (KBr): 1750, 1607, 1538, 1449, 1395, 1306cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 539 [M+Na]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+):
実測値: 539.1026 [M+Na]+, 計算値: 539.0111 (C21H25N4O6S2Na2)
元素分析 : C21H25N4O6S2Na・3/2H2Oとして計算
実測値 : C,46.48% H,5.53% N,10.60% S,11.66%
計算値 : C,46.40% H,5.19% N,10.31% S,11.80%
実施例37
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例32で得られた3−アセチルチオ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 893 mg ( 2.68 mmol) をジメチルホルムアミド40 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 296 mg ( 3.21 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.59 g ( 3.21 mmol) のアセトニトリル 53 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.87 ml ( 10.7 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5 M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒: 酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 9 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として1.2 g, 収率 71 % で得た。
【0357】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.29 − 8.18 ( 2H, m ), 7.73 − 7.62 ( 4H, m ), 7.62 − 7.50 ( 1H, m ), 7.42 − 7.82 ( 2H, m ), 7.18 − 7.09 ( 1H, m ), 5.51 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 5.25 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 4.54 ( 2H, dd, J= 15.6, 7.8 Hz ), 4.40 − 4.21 ( 3H, m ), 4.21 − 4.08 ( 2H, m ), 3.31 ( 1H, dd, J= 6.9, 2.5 Hz ), 3.23 ( 1H, dq, J= 9.1, 7.3 Hz ), 1.39 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.29 ( 3H, d, J= 7.3 Hz )
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例37(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 400 mg ( 0.63 mmol) をテトラヒドロフラン 120 ml, 蒸留水 120 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 400 mg存在下、室温にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 53 mg を加えた。この反応液に酢酸エチルおよび蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜 4 % アセトニトリル−蒸留水〜 8 % アセトニトリル−蒸留水〜 12 % アセトニトリル−蒸留水〜 16 % アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 211 mg, 収率 64 % で得た。
【0358】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.60 − 7.51 ( 3H, m ), 7.54 − 7.42 ( 2H, m ), 7.36 − 7.27 ( 1H, m ), 4.63 = 4.52 ( 2H, m ), 4.29 − 4.39 ( 1H, m ), 4.25 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ), 4.20 ( 1H, ddd, J= 9.0, 2.3 Hz ), 4.09 ( 1H, t, J= 8.8 Hz ), 4.08 ( 1H, t, J= 8.8 Hz ), 3.44 ( 1H, ddd, J= 6.6, 1.9 Hz ), 3.25 ( 1H, dq, J= 6.3, 5.9 Hz ), 1.3 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.20 ( 3H, dd, J= 7.2, 2.4 Hz )
IR (KBr): 3368.1, 1750.1, 1676.8, 1598.7, 1538.9, 1506.1, 1470.5, 1440.6, 1394.3, 1324.9, 1295.9, 1245.8 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 501 [M+H]+
実施例38
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(2−ヒドロキシ−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例33で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 398.2mg (0.96mmol) をジメチルホルムアミド20ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩110mg (1.19mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート561.4mg (0.94mmol) のアセトニトリル38ml溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.7ml (4.02mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=2:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
を淡黄色シロップとして 605.3mg, 収率 80% で得た。
【0359】
1H−NMR(500MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.79 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.54 (1H, t, J=5.8Hz), 7.42 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.7Hz), 5.26 (1H, d, J=13.7Hz), 4.48 (1H, dd, J=8.3, 7.3Hz), 4.45 (1H, dd, J=8.3, 7.3Hz), 4.32−4.23 (3H, m), 4.06 (1H, dd, J=8.3, 5.9Hz), 4.03 (1H, dd, J=8.3, 5.9Hz), 3.76 (2H, t, J=5.8Hz), 3.52 (2H, q, J=5.8Hz), 3.30 (1H, dd, J=6.8, 2.0Hz), 3.208 (1H, dq, J=9.0, 7.4Hz), 1.95 (1H, br s), 1.38 (3H, d, J=5.7Hz), 1.27 (3H, d, J=6.8Hz), 0.91 (9H, s), 0.07 (6H, s)
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(2−ヒドロキシ−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例38(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート605.3mg(0.84mmol)をテトラヒドロフラン30mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸0.15ml(2.6mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液2.5ml(2.5mmol)を順次加え、その後室温にて1日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=2:3)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(2−ヒドロキシ−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 383.7mg, 収率 75% で得た。
【0360】
1H−NMR(500MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=7.9Hz), 7.66 (2H, d, J=7.9Hz), 7.53 (1H, t, J=5.3Hz), 7.45 (1H, s), 5.508 (1H, d, J=13.7Hz), 5.255 (1H, d, J=13.7Hz), 4.50 (1H, t, J=8.6Hz), 4.48 (1H, t, J=8.6Hz), 4.32−4.24 (3H, m), 4.07 (1H, dd, J=8.6, 5.3Hz), 4.05 (1H, dd, J=8.6,5.3Hz), 3.807 (2H, t, J=5.3Hz), 3.58 (2H, q, J=5.3Hz), 3.295 (1H, dd, J=7.6, 2.3Hz), 3.21 (1H, dq, J=9.1, 7.6Hz), 2.78 (1H, br s), 1.92 (1H, brs), 1.38 (3H, d, J=6.3Hz), 1.24 (3H, d, J=7.6Hz)
(3)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(2−ヒドロキシ−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例38(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(2−ヒドロキシ−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 383.7mg (0.64mmol) をテトラヒドロフラン 20ml, 蒸留水 9.6mlに溶解し、20%水酸化パラジウム−炭素 400mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を1時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 53.4 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜3%アセトニトリル−蒸留水〜5%アセトニトリル−蒸留水〜10%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(2−ヒドロキシ−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 152.2 mg, 収率 49% で得た。
【0361】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.29 (1H, s), 4.36 (2H, t, J=8.4Hz), 4.20−4.10 (1H, m), 4.05 (1H, quintet, J=6.6Hz), 4.00 (1H, dd, J=10.9, 2.2Hz), 3.90−3.83 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=5.5Hz), 3.32 (2H, t, J=5.5Hz), 3.24 (1H, dd, J=6.6, 2.2Hz), 3.06 (1H, dq, J=10.9, 8.6Hz), 1.11 (3H, d, J=6.6Hz), 1.00 (3H, d, J=8.6Hz)
IR(KBr): 3396, 1748, 1649, 1599, 1551, 1395, 1315, 1265 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z 491 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+):
実測値:491.1024 [M+H]+, 計算値: 491.1035 (C19H23N4S2O6Na)
実施例39
(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例34で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 610mg (1.37mmol) をジメチルホルムアミド 30ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 152mg (1.65mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 814mg (1.37mmol) のアセトニトリル 40ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 955μl (5.48mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 928mg, 収率 89% で得た。
【0362】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.42 (1H, s), 7.42−7.38 (1H, br d, J=9.5 Hz), 5.51 (1H, d, J=13.9 Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9 Hz), 4.50 (1H, t, J=8.1 Hz), 4.45 (1H, t, J=8.1 Hz), 4.31−4.23 (2H, m), 4.27 (1H, dd, J=8.8, 2.6 Hz), 4.07−1.01 (2H,m), 4.00−3.94 (1H, m), 3.72 (1H, dd, J=10.3, 2.6 Hz), 3.65 (1H, dd, J=10.3, 4.0 Hz), 3.30 (1H, dd, J=7.3, 2.6 Hz), 3.21 (1H, dq, J=8.8, 6.6 Hz), 1.72−1.56 (2H, m), 1.38 (3H, d, J=5.7 Hz), 1.27 (3H, d, J=6.6 Hz), 0.95 (3H, t, J=7.3 Hz), 0.90 (9H, s), 0.06 (6H,s).
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例39(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート920mg(1.23mmol)をテトラヒドロフラン46mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸208μl(3.63mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液3.63ml(3.63mmol)を順次加え、その後室温にて2日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 437mg, 収率 56% で得た。
【0363】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.44(1H, s), 7.24−7.19 (1H, br d, J=7.8 Hz), 5.51 (1H, d, J=13.7 Hz), 5.26 (1H, d, J=13.7 Hz), 4.50 (2H, dt, J=8.8, 4.9 Hz), 4.32−4.24 (3H, m), 4.07 (2H, dt, J=8.8, 5.9 Hz), 4.01−3.93 (1H, m), 3.81−3.75(1H,m), 3.71−3.64 (1H, m), 3.30 (1H, dd, J=6.8, 2.9 Hz), 3.21 (1H, dq, J=9.0, 6.8 Hz), 1.75−1.66 (1H, m), 1.65−1.55 (1H, m), 1.38(3H,d,J=6.8Hz) 1.28(3H,d,J=7.8Hz) 1.00(3H,t,J=7.8Hz)
(3)(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例39(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 430mg (0.681mmol) をテトラヒドロフラン 22ml, 蒸留水 22mlに溶解し、10%パラジウム炭素 430mg存在下、室温にて接触水素還元を4時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 57mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=94:6)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 212mg, 収率60% で得た。
【0364】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.49 (1H, s), 4.59−4.52 (2H, m),4.39−4.31 (1H, m), 4.25 (1H, dq, J=6.8,6.3 Hz), 4.21 (1H, dd, J=9.0, 2.4 Hz), 4.10−4.03 (2H, m), 4.01−3.93 (1H, m), 3.71 (1H, dd, J=11.7, 4.5 Hz), 3.64 (1H, dd, J=11.7, 6.8Hz), 3.43 (1H, dd, J=6.3, 2.4Hz), 3.26 (1H, dq, J=8.8, 7.2 Hz), 1.73−1.62 (1H, m), 1.57−1.44 (1H, m), 1.30 (3H, d, J=6.4 Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2 Hz), 0.93 (3H, t, J=7.4 Hz).
IR (KBr): 1750, 1650, 1602, 1547, 1393, 1313 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 519 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+):
実測値: 519.1339 [M+H]+, 計算値: 519.1348
元素分析 : C21H27N4O6S2Na・7/4H2Oとして計算
実測値 : C,46.07% H,5.78% N,10.29% S,11.61%
計算値 : C,45.85% H,5.59% N,10.18% S,11.66%
実施例40
(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例35で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン645mg (1.50mmol) をジメチルホルムアミド 32ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 166mg (1.80mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 892mg (1.50mmol) のアセトニトリル 45ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.05ml (6.0mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 949mg, 収率 86% で得た。
【0365】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.44−7.38 (1H, br d, J=5.9Hz), 7.42 (1H,s), 5.51 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 4.52−4.42 (2H ,m), 4.33−4.22 (3H, m), 4.22−4.14 (1H, m), 4.04 (2H, ddd, J=14.0, 5.9, 2.9Hz), 3.67(1H, dd, J=10.3, 4.4Hz), 3.62 (1H, dd, J=10.3, 2.9Hz), 3.30 (1H, dd, J=6.6, 2.2Hz), 3.21 (1H, dq, J=7.3, 6.6Hz), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.27 (3H, d, J=7.3Hz), 1.25 (3H, d, J=6.6Hz), 0.92 (9H, s), 0.07 (6H, s).
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例40(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート940mg(1.28mmol)をテトラヒドロフラン47mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸221μl(3.85mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液3.85ml(3.85mmol)を順次加え、その後室温にて3日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=99:1〜9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として462mg, 収率 58% で得た。
【0366】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.44 (1H, s), 7.23−7.19 (1H, br d, J=7.3Hz), 5.51 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 4.52−4.46 (2H, m), 4.31−4.24 (2H, m), 4.27 (1H, dd, J=9.5, 2.0Hz), 4.22−4.15 (1H, m), 4.06 (2H, dt, J=8.1, 5.1Hz), 3.79−3.71 (1H, m), 3.66−3.59 (1H, m), 3.30 (1H, dd, J=6.6, 2.2Hz), 3.21 (1H, dq, J=9.5, 7.3Hz), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.28 (6H, d, J=7.3Hz).
(3)(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例40(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 460mg (0.745mmol) をテトラヒドロフラン 23 ml, 蒸留水 23 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 460mg存在下、室温にて接触水素還元を3時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 63 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=82:12)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 179 mg, 収率 48% で得た。
【0367】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.48 (1H, s), 4.56 (2H, dd, J=8.3, 8.3Hz), 4.39−4.32 (1H, m), 4.25 (1H, dq, J=6.3, 6.4Hz), 4.20 (1H, dd, J=9.1, 2.4Hz), 4.18−4.11 (1H, m), 4.10−4.03 (2H, m), 3.68 (1H, dd, J=11.6,4.8Hz), 3.61 (1H, dd, J=11.6, 6.7Hz), 3.44 (1H, dd, J=6.3, 2.4Hz), 3.26(1H, dq, J=9.1, 6.6Hz), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 1.22 (3H, d, J=6.7Hz), 1.20 (3H, d, J=6.6Hz).
IR (KBr): 1749, 1650, 1602, 1547, 1393, 1313, 1295cm−1Mass スペクトル (FAB+): m/z : 505 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+):
実測値: 505.1196 [M+H]+, 計算値: 505.1191 (C20H26N4O6S2Na)
元素分析 : C20H25N4O6S2Na・4/3H2Oとして計算
実測値 : C,45.63% H,5.35% N,10.66% S,11.91%
計算値 : C,45.45% H,5.28% N,10.60% S,12.13%
実施例41
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例36で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 500mg (1.09mmol) をジメチルホルムアミド 25ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 121mg (1.31mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 648mg (1.09mmol) のアセトニトリル 33ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 759μl (4.36mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜1:4)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 694mg, 収率 84% で得た。
【0368】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.47−7.52(1H,br d,J=9.8Hz), 7.43 (1H, s), 5.52 (1H, d, J=13.7Hz), 5.25 (1H, d, J=13.7Hz), 4.51 (1H, t, J=7.8Hz), 4.45 (1H, t, J=7.8Hz), 4.28 (1H, dd, J=9.3, 2.0Hz), 4.31−4.25 (2H, m), 4.05 (2H, ddd, J=7.8, 5.6, 1.2Hz), 3.86−3.80 (2H, m), 3.62 (1H, dd, J=9.8, 3.9Hz), 3.30 (1H,dd, J=6.8, 2.0Hz), 3.22 (1H, dq, J=9.3, 6.8Hz), 2.05−1.95 (1H, m), 1.39(3H, d, J=5.9Hz), 1.28 (3H, d, J=6.8Hz), 0.99 (3H, d, J=6.8Hz), 0.97 (3H, d, J=6.8Hz), 0.91 (9H, s), 0.06 (6H, s).
(2)p−ニトロベンジル (1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例41(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート690mg(0.914mmol)をテトラヒドロフラン35mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸157μl(2.74mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液2.74ml(2.74mmol)を順次加え、その後室温にて2日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 388mg, 収率 66% で得た。
【0369】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.44 (1H, s), 7.33−7.28 (1H, br d, J=8.8Hz), 5.51 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 4.50 (2H, ddd, J=8.1, 8.1, 3.7Hz), 4.32−4.24 (2H, m), 4.27 (1H, dd, J=9.2, 2.5Hz), 3.88−3.76 (2H, m), 3.74 (1H,dd, J=11.0, 6.6Hz), 3.30 (1H, dd, J=7.0, 2.5Hz), 3.22 (1H, dq, J=7.2, 7.3Hz), 2.06−1.95 (1H,m), 1.38 (3H, d, J=6.6Hz), 1.28 (3H, d, J=7.3Hz), 1.02 (3H, d, J=7.3Hz), 0.99 (3H, d, J=6.6Hz).
(3)1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例41(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 380mg (0.588mmol) をテトラヒドロフラン 19ml, 蒸留水 19mlに溶解し、10%パラジウム炭素 380mg存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 49mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=76:24)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として164mg, 収率 52% で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.49(1H,s), 4.61−4.53(2H,m), 4.39−4.31(1H, , 4.25 (1H, dq, J=6.2, 6.3Hz), 4.20 (1H, dd, J=2.4, 9.1Hz), 4.11−4.04 (2H, m), 3.87−3.83(1H,m), 3.80 (1H, dd, J=3.8, 11.7Hz), 3.71 (1H, dd, J=7.5, 11.7Hz), 3.43 (1H, dd, J=2.4, 6.2Hz), 3.26 (1H, dq, J=9.1, 7.2Hz), 1.97−1.84 (1H, m), 1.30 (3H, d, J=6.3Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2Hz), 0.97 (3H, d, J=6.8Hz), 0.93 (3H, d, J=6.9Hz).
IR (KBr): 1749, 1651, 1600, 1547, 1493, 1470, 1393, 1315cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 555 [M+Na]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 533.1497 [M+H]+, 計算値: 533.1505 (C22H30N4O6S2Na)
元素分析 : C22H29N4O6S2Na・5/3H2Oとして計算
実測値 : C,46.89% H,5.86% N,10.41% S,11.15%
計算値 : C,46.96% H,5.79% N,9.96% S,11.40%
【0370】
実施例42
(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例37で得られた3−アセチルチオ−1−{4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン450mg (0.954mmol) をジメチルホルムアミド 23ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 105mg (1.14mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 567mg (0.954mmol) のアセトニトリル 28ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 665μl (3.82mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜1:4)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 645mg, 収率 87% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23(2H,d,J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.41 (1H, s), 7.35−7.30 (1H, br d, J=9.5Hz), 5.51 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 4.50 (1H, dd, J=8.1Hz), 4.45 (1H, dd, J=8.1Hz), 4.31−4.24 (3H, m), 4.21−4.13 (1H, m), 4.06 (1H, dd, J=5.9, 2.9Hz), 4.03 (1H, dd, J=5.9, 2.2Hz), 3.66 (2H, d, J=2.9Hz), 3.30 (1H, dd, J=7.3, 2.9Hz), 3.21 (1H, dq, J=6.6, 7.3Hz), 1.68−1.57 (1H, m), 1.52 (1H, ddd, J=14.6, 8.8, 5.9Hz), 1.44 (1H, ddd, J=14.6, 8.8, 5.9Hz), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.28 (3H, d, J=7.3Hz), 0.95 (6H, t,J=6.6Hz), 0.91 (9H, s), 0.05 (6H, s).
【0371】
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3カルボキシレート
実施例42(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート640mg(0.827mmol)をテトラヒドロフラン32mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸142μl(2.48mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液2.48ml(2.48mmol)を順次加え、その後室温にて2日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 302mg, 収率 55% で得た。
【0372】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.44 (1H, s), 7.18−7.14 (1H, br d, J=7.8Hz), 5.51 (1H, d, J=13.7Hz), 5.26 (1H, d, J=13.7Hz), 4.53−4.47 (2H, m), 4.31−4.25 (3H, m), 4.20−4.13 (1H, m), 4.07 (2H, ddd, J=8.8, 4.9, 4.9Hz), 3.80−3.74 (1H, m), 3.66−3.60 (1H, m), 3.30 (1H, dd, J=6.8, 2.9Hz), 3.22 (1H, dq, J=6.8, 6.8Hz), 2.79−2.74 (1H, bt, J=5.9Hz), 1.74−1.65 (1H, m), 1.51 (1H, ddd, J=14.7, 8.8, 5.9Hz), 1.43 (1H, ddd, J=14.7, 8.8, 5.9Hz), 1.38 (3H, d, J=6.8Hz), 1.28 (3H, d, J=6.8Hz), 0.96 (3H, d, J=4.9Hz), 0.95 (3H, d, J=4.9Hz).
(3)(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例42(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 300mg (0.455mmol) をテトラヒドロフラン 15ml, 蒸留水 15mlに溶解し、10%パラジウム炭素 300mg存在下、室温にて接触水素還元を2.5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 38mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=76:24)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 131mg, 収率 53% で得た。
【0373】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.45(1H,s) 4.60−4.53(2H,m), 4.39−4.31 (1H, m), 4.25 (1H, dq, J=6.0, 6.4Hz), 4.19 (1H, dd, J=2.0, 9.1Hz), 4.19−4.13 (1H, m), 4.06 (2H, dd, J=4.9, 8.4Hz), 3.68 (1H, dd, J=4.7, 11.6Hz), 3.59 (1H, dd, J=6.7, 11.6Hz), 3.43 (1H, dd, J=2.0, 6.0Hz), 3.26 (1H, dq, J=9.1, 7.2Hz), 1.69−1.57(1H, m), 1.50 (1H, ddd, J=4.5, 9.2, 14.1Hz), 1.39 (1H, ddd, J=4.5, 9.2, 14.1Hz), 1.39 (3H, d, J=6.4Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2Hz), 0.91 (6H, t, J=6.2Hz).
IR (KBr): 1750, 1651, 1604, 1547, 1492, 1470, 1390, 1311cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 547 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 547.1674 [M+H]+, 計算値: 547.1661
【0374】
実施例43
(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S、2S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−ブチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例38で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 910mg (1.93mmol) をジメチルホルムアミド 46ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 213mg (2.31mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.15g (1.93mmol) のアセトニトリル 58ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.34ml (7.72mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜1:4)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 765mg, 収率 51% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.50−7.45 (1H, br d, J=9.5Hz), 7.42 (1H, s), 5.66 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 4.50 (1H, t, J=8.1Hz), 4.44 (1H, t, J=8.1Hz), 4.32−4.24 (2H, m), 4.27 (1H, dd, J=2.6, 9.7Hz), 4.07−4.02 (2H, m), 3.91−3.85 (1H, m), 3.83 (1H, dd, J=2.9, 10.3Hz), 3.63 (1H, dd, J=3.7, 10.3Hz), 3.30 (1H, dd, J=2.6, 7.0Hz), 3.21 (1H, dq, J=9.7, 6.6Hz), 1.88−1.84 (1H, br s), 1.80−1.70 (1H, m), 1.58−1.50 (1H, m), 1.38 (3H, d, J=6.6Hz), 1.27 (3H, d, J=7.3Hz), 1.22−1.10 (1H, m), 0.95 (3H, d, J=7.3Hz), 0.90 (3H, t, J=7.4Hz), 0.91 (9H, s), 0.05 (6H, s).
【0375】
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S、2S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−ブチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例43(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート760mg(0.982mmol)をテトラヒドロフラン38mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸169μl(2.95mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液2.95ml(2.95mmol)を順次加え、その後室温にて3日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S、2S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−ブチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 390mg, 収率 60% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.44 (1H,s), 7.33−7.29 (1H, br d, J=8.8Hz), 5.51 (1H, d, J=13.8Hz), 5.25 (1H, d, J=13.8Hz), 4.53−4.46 (2H, m), 4.31−4.28 (2H, m), 4.28 (1H, dd, J=9.5, 2.2Hz), 4.10−4.03 (2H, m), 3.94−3.87 (1H, m), 3.85−3.79 (1H, m), 3.78−3.72 (1H, m), 3.30 (1H, dd, J=7.0, 2.2Hz), 3.21 (1H, dq, J=9.5, 7.3Hz), 1.83−1.72 (1H, m), 1.61−1.48 (1H, m), 1.38 (3H, d, J=6.6Hz), 1.28 (3H, d, J=7.3Hz), 1.26−1.14 (1H, m), 0.99 (3H, d, J=6.6Hz), 0.93 (3H, t, J=7.3Hz).
【0376】
(3)(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S、2S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−ブチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例43(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S、2S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−ブチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 390mg (0.591mmol) をテトラヒドロフラン 20ml, 蒸留水 20mlに溶解し、10%パラジウム炭素 390mg存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 50mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=76:24)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S、2S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−ブチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 136mg, 収率 42% で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.49 (1H, s), 4.61−4.53 (2H, m), 4.39−4.31 (1H, m), 4.25 (1H, dq, J=6.2, 6.3Hz), 4.20 (1H, dd, J=9.0, 2.3Hz), 4.11−4.04 (2H, m), 3.91 (1H, ddd, J=7.4, 3.6, 3.6Hz), 3.81 (1H, dd, J=11.8, 3.6Hz), 3.72 (1H, dd, J=11.8, 7.4Hz), 3.43 (1H, dd, J=6.2, 2.3Hz), 3.25 (1H, dq, J=9.0, 7.2Hz), 1.76−1.64 (1H, m), 1.55−1.44 (1H, m), 1.30 (3H, d, J=6.3Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2Hz), 1.22−1.11 (1H, m), 0.95 (3H, d, J=6.9Hz), 0.88 (3H, t, J=7.4Hz).
IR (KBr): 1750, 1651, 1602, 1547, 1493, 1470, 1394, 1311cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 547 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 547.1647 [M+H]+, 計算値: 547.1661
【0377】
実施例44
(1R,5S,6S)−2− [ 1−[4−(2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(2−t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−(1−t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例39で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[(2−t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−(1−t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 770mg (1.45mmol) をジメチルホルムアミド 39ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 160mg (1.74mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 862mg (1.45mmol) のアセトニトリル 43ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.01ml (5.79mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜1:4)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(2−t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−(1−t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 951mg, 収率76% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.57−7.52 (1H, br d, J=8.8Hz), 7.42 (1H, s), 5.52 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 4.47 (1H, t, J=8.1Hz), 4.44 (1H, t, J=8.1Hz), 4.26 (1H, dd, J=3.6, 9.2Hz), 4.31−4.23 (2H, m), 4.09−3.99 (3H, m), 3.86−3.81 (1H, m), 3.61 (1H, dd, J=6.6, 9.5Hz), 3.30 (1H, dd, J=2.6, 7.0Hz), 3.21 (1H, dq, J=9.2, 6.6Hz), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.27 (3H, d, J=6.6Hz), 0.91 (9H, s), 0.07 (6H, s).
【0378】
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例44(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(2−t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−(1−t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート950mg(1.10mmol)をテトラヒドロフラン48mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸378μl(6.60mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液6.60ml(6.60mmol)を順次加え、その後室温にて3日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=9:1〜85:15)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 499mg, 収率 72% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.73 (2H, d, J=8.8Hz), 7.49 (1H, s), 7.45 (1H, d, J=8.1Hz), 5.46 (1H, d, J=13.9Hz),5.31 (1H, d, J=13.9Hz), 5.09 (1H, d, J=4.4Hz), 4.85−4.77 (2H, m), 4.57−4.42 (3H, m), 4.22 (1H, dd, J=1.7, 8.8Hz), 4.01−3.95 (2H,m), 3.89−3.82 (1H, m), 3.56−3.50 (2H, m), 3.49−3.41 (2H, m), 3.41−3.27 (2H, m), 1.16 (3H, d, J=6.6Hz), 1.14 (3H, d, J=6.6Hz).
【0379】
(3)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例44(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 490mg (0.773mmol) をテトラヒドロフラン 25 ml, 蒸留水25mlに溶解し、10%パラジウム炭素 490mg存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 65mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=9:1)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 187mg, 収率47% で得た。
【0380】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.51 (1H, s), 4.56 (2H, t, J=8.2Hz), 4.39−4.31 (1H, m), 4.25 (1H, dq, J=6.3, 6.4Hz), 4.20 (1H, dd, J=2.4, 9.0Hz), 4.19−4.14 (1H, m), 4.06 (2H, ddd, J=3.6, 4.9, 8.6Hz), 3.78 (2H, dd, J=5.1, 11.7Hz), 3.72 (2H, dd, J=6.6, 11.7Hz), 3.43 (1H, dd, J=2.4, 6.3Hz), 3.25 (1H, dq, J=9.0, 7.2Hz), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2Hz).
IR (KBr): 1748, 1649, 1599,1547, 1393, 1313cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 521 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 521.1155 [M+H]+, 計算値: 521.1141 (C20H26N4O7S2Na)
元素分析 : C20H25N4O7S2Na・4/3H2Oとして計算
実測値 : C,44.21% H,5.12% N,10.31% S,11.46%
計算値 : C,44.11% H,5.12% N,10.29% S,11.78%
【0381】
実施例45
(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(2−ヒドロキシエチル)−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−[2−[(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)エチル]−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例40で得られた3−アセチルチオ−1−(4−[2−[(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)エチル]−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 384 mg (0.89 mmol) をジメチルホルムアミド 11 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 99 mg ( 1.07 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 5.29 mg ( 0.89 mmol) のアセトニトリル 22 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.62 ml ( 3.56 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 9 : 1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−[2−[(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)エチル]−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 263 mg, 収率 50 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.63 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ),7.14 ( 0.6H, s ), 7.03 ( 0.4H, s ), 5.48 ( 1H, d, J= 1.3 Hz ), 5.25 ( 1H, d, J= 1.3 Hz ), 4.50 ( 1H, t, J= 8.0 Hz ), 4.23 ( 2H, t, J= 9.0 Hz ), 4.31 − 4.18 ( 3H, m ), 4.05 ( 1H, dd., J= 8.3, 5.4 Hz ), 3.89 − 3.80 ( 1H, m ), 3.80 − 3.72 ( 1H, m ), 3.72 − 3.63 ( 1H, m ), 3.63 − 3.51 ( 1H, m ),3.26 ( 1H, dd, J= 7.1, 2.5 Hz ), 3.26 ( 1.8H, s ), 3.18 ( 1H, dq, J= 8.3, 7.5 Hz ),3.07 ( 1.2H, s ), 1.35 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.22 ( 3H, d, J= 6.9 Hz ), 0.86 ( 9H, dd, J= 7.8, 1.4 Hz ), 0.27( 6H, dd, J= 12.4, 3.2 Hz )
【0382】
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(2−ヒドロキシエチル)−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例45(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−[2−[(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)エチル]−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 622 mg( 0.85 mmol )をテトラヒドロフラン 30 mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.15 ml( 2.55 mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.55 ml( 2.55 mmol)を順次加え、その後室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 9 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(2−ヒドロキシエチル)−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 263 mg, 収率 50 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.25 ( 1H, s ), 5.50 ( 1H, d, J= 1.4 Hz ), 5.26 ( 1H, d, J= 1.4 Hz ), 4.62 − 4.40 ( 2H, m ), 4.36 − 4.20 ( 3H, m ), 4.08 ( 1H, t., J= 9.1 Hz ), 4.06 ( 1H, t., J= 9.1 Hz ), 3.84 ( 2H, t., J= 4.9 Hz ), 3.63 ( 2H, dd., J= 4.9 Hz ), 3.29 ( 1H, dd, J= 6.4, 2.6 Hz ), 3.21 ( 1H, quint., J= 7.5 Hz ),3.08 ( 3H, s ), 1.38 ( 3H, d, J= 6.2 Hz ), 1.26 ( 3H, d, J= 7.3 Hz )
【0383】
(3)(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(2−ヒドロキシエチル)−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例45(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(2−ヒドロキシエチル)−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 401 mg ( 0.65 mmol) をテトラヒドロフラン 20 ml, 蒸留水 20 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 401 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 5 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜 2 % アセトニトリル−蒸留水〜 4 % アセトニトリル−蒸留水 )にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(2−ヒドロキシエチル)−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 134 mg, 収率 41 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.31 ( 0.6H, s ), 7.11 ( 0.4H, s ),4.56 ( 2H, t, J= 8.2 Hz ), 4.41 − 4.31 ( 2H, m ), 4.25 ( 1H, quint., J=6.2 Hz ), 4.21 ( 1H, dd, J= 9.1, 2.4 Hz ),4.12 − 4.00 ( 2H, m ), 3.85 ( 1H, t, J= 5.4 Hz ), 3.74 ( 1H, t, J= 5.4 Hz ), 3.70 − 3.60 ( 2H, m ), 3.44 ( 1H, dd, J= 6.2, 2.4 Hz ), 3.26 ( 1H, dq, J= 9.1, 7.4 Hz ),3.07 ( 1.2H, s ), 3.08 ( 1.8H, s ), 1.30 ( 3H, d, J= 6.5 Hz ), 1.20 ( 3H, d, J=7.3 Hz )
IR (KBr): 3397.0, 1749.1, 1606.4, 1538.9, 1469.5, 1398.1, 1311.4, 1266.0cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 505 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 505.1185 [M+Na]+, 計算値: 505.1191 (C20H25N4O6S2Na2)
【0384】
実施例46
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルボキシルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例41(10)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 209.7mg(0.24mmol)をテトラヒドロフラン 10mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.042ml(0.7mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 0.72ml(0.72mmol)を順次加え、その後室温にて4日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=2:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 94.5mg, 収率 53% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=7.9Hz), 8.22 (2H, d, J=7.9Hz), 7.66 (2H, d, J=7.9Hz), 7.60 (1H, t, J=6.6Hz), 7.54 (2H, d, J=7.9Hz), 7.47 (1H, s), 5.505 (1H, d, J=13.8Hz), 5.30 (2H, s), 5.255 (1H,d, J=13.8Hz), 4.50 (1H, t, J=8.3Hz), 4.40 (1H, t, J=8.3Hz), 4.32−4.24 (4H, m), 4.06 (1H, dd, J=8.3, 6.2Hz), 4.05 (1H, dd, J=8.3, 6.2Hz), 3.30 (1H, dd, J=7.0, 3.1Hz), 3.21 (1H, dq, J=9.0, 7.4Hz), 1.98 (1H, br s), 1.38 (3H, J=5.7Hz), 1.27 (3H, d, J=7.4Hz)
【0385】
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルボキシルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩
実施例46(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 330.4mg (0.38mmol) をテトラヒドロフラン 16.5 ml, 蒸留水 8.3 mlに溶解し、20%水酸化パラジウム−炭素 350mg存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 63.9 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルボキシルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩を白色固体として 158.7mg, 収率 79% で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.83 (1H, s), 4.45 (1H, t, J=8.3Hz), 4.43 (1H, t, J=8.3Hz), 4.28−4.21 (1H, m), 4.124 (1H, quintet, J=5.8Hz), 4.08 (1H, dd, J=8.8, 2.0Hz), 3.99−3.92 (2H, m), 3.80 (2H, s), 3.31 (1H, dd,J=5.9, 2.0Hz), 3.14 (1H, dq, J=8.8, 6.8Hz), 1.18 (3H, d, J=5.9Hz), 1.08(3H, d, J=6.8Hz)
IR (KBr): 3388, 1748, 1602, 1550, 1398, 1314, 1267cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 527 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: [M+H]+, 計算値: (C19H21N4O7S2Na)
【0386】
実施例47
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3− ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3− ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例42(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 850mg(0.878mmol)をテトラヒドロフラン43mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸301μl(5.27mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液5.27ml(5.27mmol)を順次加え、その後室温にて1日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=95:5〜塩化メチレン:メタノール=9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3− ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 355mg, 収率 66% で得た。
【0387】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.7Hz), 7.66 (2H, d, J=8.7Hz), 7.44 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.7Hz), 5.25 (1H, d, J=13.7Hz), 4.82−4.77 (1H, m), 4.71−4.65 (1H, m), 4.51−4.36 (4H, m), 4.31−4.23(3H,m), 4.07−3.96 (3H, m), 3.29 (1H, dd, J=2.4, 7.0Hz), 3.20 (1H, dq, J=9.2,7.1Hz), 1.38 (3H, d, J=6.3Hz), 1.27 (3H, d, J=7.1Hz).
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3− ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル] −1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例47(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3− ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 350mg (0.568mmol) をテトラヒドロフラン 18ml, 蒸留水18mlに溶解し、10%パラジウム炭素 350mg存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 48mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=9:1)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3− ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 118mg, 収率 42% で得た。
【0388】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.33 (1H, s), 4.78−4.67 (2H, m), 4.56 (2H, t, J=8.0Hz), 4.45−4.31 (3H, m), 4.25 (1H, dq, J=6.3, 6.3Hz), 4.20 (1H, dd, J=2.3, 9.0Hz), 4.10−4.03(2H,m), 3.97 (1H, dd, J=3.7, 11.5Hz),3.44 (1H, dd, J=2.3, 6.3Hz), 3.25 (1H, dq, J=9.0, 7.2Hz), 1.30 (3H, d, J=6.3Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2Hz).
IR (KBr): 1749, 1603, 1540, 1452, 1394, 1306cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 503( [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 503.1040 [M+H]+, 計算値: 503.1035 (C20H24N4O6S2Na)
元素分析 : C20H23N4O6S2Na・8/3H2O計算
実測値 : C,44.04% H,4.93% N,9.86% S,11.30%
計算値 : C,43.63% H,5.19% N,10.18% S,11.65%
【0389】
実施例48
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルボキシルメチル―メチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(メチル―p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例43(3)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4―(メチル−p−ニトロベンジルカルボニルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 997 mg( 1.15 mmol)をテトラヒドロフラン 50 mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.2 ml( 3.44 mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 3.44 ml( 3.44 mmol)を順次加え、その後室温にて 2 日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 19 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4―(メチル−p−ニトロベンジルカルボニルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 413 mg, 収率 47 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.32 − 8.10 ( 4H, m ), 7.75 − 7.60( 2H, m ), 7.60 − 7.45 ( 2H, m ),7.75 ( 0.5H, s ), 7.41 ( 0.5H, s ), 5.51 ( 1H, d, J= 13.6 Hz ), 5.38 − 5.20 ( 3H, m including 5.26 ( 1H, d, J=13.6 Hz )), 4.75 − 3.71 ( 9H, m including 4.36 ( 1H, s ), 4.56 − 4.46 (1H. m ), 3.93 − 3.83 ( 1H, m )),3.45 − 3.05 ( 4H, m including 3.36 ( 0.9H, s ), 3.16 ( 2.1H, s )), 3.29 ( 1H, d, J= 6.3 Hz ), 1.38 ( 3H, d, J= 6.1 Hz ), 1.33 − 1.20 ( 3H, m )
【0390】
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4―(カルボキシルメチル−メチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩
実施例48(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4―(メチル−p−ニトロベンジルカルボニルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート413 mg ( 0.54 mmol) をテトラヒドロフラン 20 ml, 蒸留水 20 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 413 mg存在下、室温にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 91 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4―(カルボキシルメチル−メチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩を白色固体として 126 mg, 収率 43 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.18 ( 0.6H, s ), 7.03 ( 0.4H, s ),4.41 − 4.32 ( 0.2H. m ), 4.25 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ), 4.15 − 3.98 (4H, m ), 3.43 ( 1H, dd, J= 6.3, 2.2 Hz ), 3.26 ( 1H, quint., J= 8.2 Hz ), 3.11 ( 1.2H, s ), 3.06 ( 1.8H, s ), 1.30 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.20 (3H, d, 7.1 Hz )
IR (KBr): 3389.3, 1748.2, 1605.4, 1541.8, 1469.5, 1394.3 cm−1
Mass スペクトル (ESI+): m/z : 519 [M−Na+2H]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 519.0956 [M−Na+2H]+, 計算値: 519.0984 (C20H24N4O7S2Na)
【0391】
実施例49
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−カルバモイルメチル―N’−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル―メチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例44(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル―メチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 932 mg( 1.27 mmol)をテトラヒドロフラン 50 mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.22 ml( 3.81 mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 3.81 ml( 3.81 mmol)を順次加え、その後室温にて 2 日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル―メチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 424 mg, 収率 53 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 2H, d, J= 7.8 Hz ), 7.66 (2H, d, J= 7.8 Hz ), 7.36 ( 0.2H, s ), 7.24 ( 0.8H, s ), 5.51 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.25 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 4.59 − 4.39 ( 2H, m ), 4.39 − 3.94 ( 7H, m), 3.36 ( 0.6H, s ), 3.29 ( 1H, dd, J= 6.9, 3.3 Hz ), 3.25 −3.14 ( 1H, m ), 3.11 ( 2.4H, s ), 1.38 ( 3H, d, J= 6.1 Hz ), 1.26 ( 3H,d, J= 7.1 Hz )
【0392】
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル―メチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩
実施例49(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル―メチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 424 mg ( 0.67mmol) をテトラヒドロフラン 20 ml, 蒸留水 20 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 424 mg存在下、室温にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 57 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜 2 % アセトニトリル−蒸留水〜 4% アセトニトリル−蒸留水 )にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル―メチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 115 mg, 収率 33 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.22 ( 0.5H, s ), 7.20 ( 0.5H, s ),4.55 ( 2H, dd, J= 17.4, 8.4 Hz ), 4.41 − 4.32 ( 1H, m ), 4.25 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ), 4.23 − 4.18 ( 3H, m including 4.22 ( 2H, s )), 4.05 ( 2H, ddd, J= 17.3, 8.8, 4.9 Hz ), 3.44 ( 1H, dd, J= 6.2, 2.4 Hz ), 3.31 −3.20 ( 1H, m ), 3.18 ( 1.5H, s ), 3.09 ( 1.5H, s ), 1.30 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.20 ( 3H, d, 7.1 Hz )
IR (KBr): 3384.5, 1748.2, 1681.6, 1603.5, 1539.9, 1469.5, 1397 2, 1310.4cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 518 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 518.1168 [M+H]+, 計算値: 518.1144 (C20H25 N5O6S2Na)
【0393】
実施例50
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例45(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 428.6mg(0.6mmol)をテトラヒドロフラン 21mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.11ml(1.9 mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 1.8ml(1.8mmol)を順次加え、その後室温にて3日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=8:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 310.5mg, 収率 85% で得た。
【0394】
1H−NMR(400MHz ,DMSO−d6): δ(ppm) 8.24 (2H, d, J=8.8Hz), 7.96 (1H, t, J=5.7Hz), 7.72 (2H, d, J=8.8Hz), 7.50 (1H, s), 7.40 (1H, br s), 7.08 (1H, br s), 5.46 (1H, d, J=13.9Hz), 5.32 (1H, d, J=13.9Hz), 5.09 (1H, d, J=5.1Hz), 4.58−4.40 (3H, m), 4.22 (1H, dd, J=9.2, 2.7Hz), 4.01−3.96 (3H, m), 3.81 (2H, d, J=5.7Hz), 3.44−3.30 (2H, m), 1.16 (3H, d, J=6.6Hz), 1.14(3H, d, J=7.3Hz)
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例50(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 310.5mg ( 0.5mmol) をテトラヒドロフラン 15.5 ml, 蒸留水 7.8mlに溶解し、20%水酸化パラジウム−炭素 360mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 42.3 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜5%アセトニトリル−蒸留水〜10%アセトにトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 157 mg, 収率 62% で得た。
【0395】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.43 (1H, s), 4.45 (2H, t, J=7.8Hz), 4.28−4.18 (1H, m), 4.13 (1H, quintet, J=5.9Hz), 4.08 (1H, dd, J=9.3, 2.3Hz), 4.00−3.92 (4H, m), 3.31 (1H, dd, J=5.9, 2.3Hz), 3.14 (1H, dq, J=9.3, 7.8Hz), 1.13 (3H, d, J=5.9Hz), 1.08 (3H, d, J=7.8Hz)
IR (KBr): 3384, 1748, 1660, 1600, 1549, 1492, 1471, 1394, 1315, 1264 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 504 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 504.1018 [M+H]+, 計算値:504.0988 (C19H23O6N5S2Na)
【0396】
実施例51
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)―1−カルボキシル―2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩
p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(1S)―2−メチル−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボキシル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例46(3)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(1S)―2−メチル−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボキシル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.15g(1.29mmol)をテトラヒドロフラン58mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸222μl(3.87mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液3.87ml(3.87mmol)を順次加え、その後室温にて2日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(1S)―2−メチル−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボキシル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 377mg, 収率 37% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.58−7.55 (1H, br s), 7.54 (2H, d, J=8.8Hz), 7.45 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.5Hz), 5.28 (2H, s), 5.26 (1H, d,J=13.5Hz), 4.74 (1H, dd, J=5.1, 8.8Hz), 4.53−4.47 (2H, m), 4.32−4.26 (3H, m), 4.10−4.05 (2H, m), 3.30 (1H, dd, J=2.9, 6.6Hz), 3.22 (1H, dq, J=9.5, 6.6Hz), 2.32−2.24 (1H, m), 1.39 (3H, d, J=5.8Hz), 1.28 (3H, d, J=6.6Hz), 1.00 (3H, d, J=7.3Hz), 0.97 (3H, d, J=7.3Hz).
【0397】
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)―1−カルボキシル―2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩
実施例51(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(1S)―2−メチル−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボキシル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 370mg (0.465mmol) をテトラヒドロフラン 19 ml, 蒸留水 19 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 370mg存在下、室温にて接触水素還元を3時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 80 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=96:4)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)―1−カルボキシル―2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩を白色固体として 165 mg, 収率 63% で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.51 (1H, s), 4.59 (2H, dt, J=8.0, 5.6Hz), 4.40−4.34 (1H, m), 4.29−4.23 (2H, m), 4.20 (1H, dd, J=2.4, 9.0Hz), 4.10 (2H, dt, J=9.0, 5.2Hz), 3.44(1H, dd, J=2.4, 6.4Hz), 3.27 (1H, dq, J=9.0, 7.2Hz), 2.28−2.16 (1H, m), 1.30 (3H, d, J=6.2Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2Hz), 0.98 (3H, d, J=6.8Hz), 0.95 (3H, d, J=6.8Hz).
IR (KBr): 1749, 1599, 1547, 1491, 1471, 1400, 1314, 1292, 1264cm−1
Mass スペクトル (ESI+): m/z : 591 [M+Na]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 591.0952 [M+Na]+, 計算値: 591.0936 (C22H26N4O7S2Na2)
元素分析 : C22H26N4O7S2Na2・8/3H2Oとして計算
実測値 : C,42.78% H,5.33% N,9.14% S,10.12%
計算値 : C,42.85% H,5.12% N,9.09% S,10.40%
【0398】
実施例52
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)―1−カルバモイル―2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)―1−カルバモイル―2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例47(3)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)―1−カルバモイル―2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 930mg(1.20mmol)をテトラヒドロフラン47mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸206μl(3.60mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液3.60ml(3.60mmol)を順次加え、その後室温にて2日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)―1−カルバモイル―2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 383mg, 収率 48% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.61−7.56 (1H, br d, J=9.5Hz), 6.05−6.01 (1H, br s), 5.51 (1H, d, J=13.5Hz), 5.43−5.39 (1H, br s), 5.26 (1H, d, J=13.5Hz), 4.54−4.47(2H, m), 4.38−4.33 (1H, m), 4.32−4.25 (2H, m), 4.10−4.04 (2H, m), 3.30 (1H, dd, J=6.6, 2.9Hz), 3.22 (1H, dq, J=9.5, 7.3Hz), 2.33−2.24 (1H, m), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.28 (3H, d, J=7.3Hz), 1.03 (3H, d, J=6.6Hz), 10.1 (3H, d, J=6.6Hz).
【0399】
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)―1−カルバモイル―2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例52(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)―1−カルバモイル―2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 380mg (0.577mmol) をテトラヒドロフラン 19 ml, 蒸留水 19 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 380mg存在下、室温にて接触水還元を3時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 48 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=81:9)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)―1−カルバモイル―2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 170 mg, 収率 54% で得た。
【0400】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.55 (1H, s), 4.58 (2H, t, J=8.2Hz), 4.40−4.34 (1H, m), 4.29 (1H, d, J=6.9Hz), 4.25 (1H, dq, J=6.2, 6.4Hz),4.20 (1H, dd, J=2.4, 9.0Hz), 4.09 (2H, dt, J=9.0, 4.6Hz), 3.43 (1H, dd,J=2.4, 6.2Hz), 3.26 (1H, dq,J=9.0, 7.2Hz), 2.26−2.16 (1H,m), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 0.20 (3H, d, J=7.2Hz), 1.02 (6H, d, J=6.8Hz).
IR (KBr): 1749, 1662, 1603, 1545, 1490, 1471, 1394, 1316, 1293, 1260 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 546 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 568.1271 [M+Na]+, 計算値: 568.1276 (C22H28N5O6SNa2)
元素分析 : C22H28N5O6SNa・3H2Oとして計算
実測値 : C,44.17% H,6.18% N,11.84% S,10.67%
計算値 : C,44.07% H,5.72% N,11.68% S,10.69%
【0401】
実施例53
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルボキシルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩
(1)参考例48で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 312 mg( 0.63 mmol) をジメチルホルムアミド 9 mlに溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 70 mg ( 0.76 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 452 mg ( 0.76 mmol) のアセトニトリル 20 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.44 ml ( 2.52 mmol) を加え、 4 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 20 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 193 mg, 収率 39 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 4H, d, J= 8.9 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.9 Hz ),7.56 ( 1H, d, J = 8.0 Hz ), 7.43 − 7.32 ( 1.4H, m ), 7.15 ( 0.6H, br s ),5.51 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 5.28 ( 1.2H, br s ), 5.25 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 5.20 ( 0.8H, br s ), 5.05 − 4.65 ( 0.4H, m ), 4.85 − 4.65 ( 0.6H, m ), 4.65 − 3.95 ( 8H, m including 4.50 ( 2H, t., J= 7.4 Hz ), 4.11 ( 2H, t., J= 7.4 Hz )), 3.93 − 3.75 ( 1H, m ), 3.29 ( 1H, dd, J= 6.6, 2.0 Hz ), 3.25 − 3.08 ( 1H, m ), 1.38 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.35 ( 3H, d, J= 7.2 Hz ), 1.20 ( 6H, br s )
【0402】
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルボキシルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩
実施例53(1)で得られた化合物p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 193 mg (0.24 mmol) をテトラヒドロフラン 9 ml, 蒸留水 9 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 193 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 3 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 40 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルボキシルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩を白色固体として 63 mg, 収率 45 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.08 ( 0.6H, br s ),7.04 ( 0.4H, br s ),4.70 − 4.69 ( 0.2H. m ), 4.53 ( 2H, d, J= 8.0 Hz ), 4.42 − 4.31 ( 1H, m ), 4.18 − 4.09 ( 0.8H, m ), 4.25 ( 1H, quint., J= 6.4 Hz ), 4.20 ( 1H,d, J= 9.1 Hz ), 4.09 − 4.02 ( 2H, m ), 3.95 ( 2H, d, J= 5.8 Hz ), 3.43 ( 1H, dd, J= 6.4, 0.8 Hz ),3.26 ( 1H, quint., J= 7.6 Hz ), 1.31 ( 3H, d,J= 6.4 Hz ), 1.26 − 1.10 ( 9H, m )
IR (KBr): 3398.0, 1749.1, 1603.5, 1539.9, 1467., 1453.1, 1392.4, 1310.4,1277.6cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 569 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 569.1119 [M+H]+, 計算値: 569.1116 (C22H27O7N4S2Na2)
【0403】
実施例54
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例49で得られた3−アセチルチオ−1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 347 mg(0.97 mmol) をジメチルホルムアミド 10 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 108 mg ( 1.17 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート696 mg ( 1.17 mmol) のアセトニトリル 20 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.68 ml ( 3.88 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 359 mg, 収率 56 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 ( 2H, d, J= 8.6 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.6 Hz ),7.05 − 6.72 ( 1H, m )5.51 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 5.25( 11H, d, J= 13.8 Hz ), 4.80 − 4.45 ( 1H, m ), 4.45 − 4.35 ( 2H, m ), 4.35 − 4.17 ( 3H, m ), 4.03 ( 4H, m ), 3.29 ( 1H, dd, J= 7.0, 2.5 Hz ), 3.25 − 3.05 ( 1H, m ), 1.38 ( 3H, d, J= 6.3 Hz ), 1.33 −0.98 ( 9H, m including 1.25 ( 3H, d, J= 7.1 Hz ) )
【0404】
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例54(1)で得られた化合物p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 359mg ( 0.55 mmol) をテトラヒドロフラン 12 ml, 蒸留水 12 mlに溶解し、7.5 % 水酸化パラジウム 359 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 3 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 46 mg を加えた。この反応液に酢酸、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜 2% アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 195 mg, 収率 65 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.17 ( 0.2H, br s ), 7.12 ( 0.8H, br s ), 4.56 ( 2H, dd, J= 17.4, 9.0 Hz ), 4.42 − 4.16 ( 4H, m including 4.25 (1H, quint., J= 6.3 Hz ), 4.21 ( 1H, dd, J= 8.4, 2.3 Hz ), 4.09 − 3.97 (2H, m ), 3.44 ( 1H, dd, J=6.3, 2.5 Hz ), 3.26 ( 1H, quint., J= 8.4 Hz ), 1.30 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.25 − 1.08 ( 9H, m including 1.19 ( 3H, d,J= 6.7 Hz ))
IR (KBr): 3404.7, 1749.1, 1681.6, 1605.4, 1538.0, 1468.5, 1448.3, 1395.2, 1306.5, 1277.6 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 546 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 546.1458 [M+H]+, 計算値: 546.1457 (C22H29N5O6S2Na)
【0405】
実施例55
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(シアノメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(シアノメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例50で得られた3−アセチルチオ−1−[4−(シアノメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 344 mg( 1.01 mmol) をジメチルホルムアミド 10 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 112 mg ( 1.22 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 725 mg ( 1.22 mmol) のアセトニトリル 20 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピジイソプロピルエチルアミン 0.70 ml ( 4.04 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(シアノメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 245 mg, 収率 39 %で得た。
【0406】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.6 ( 2H, , J= 8.7 Hz ), 7.48 − 7.15 ( 1H, m ), 5.51 ( 1H, d, J= 14. 0 Hz ), 5.26 ( 1H, d, J= 14. 0 Hz ), 4.86 ( 1H, quint., J= 6.5 Hz )4.72 − 3.76 ( 9H, m including 4.52 ( 2H, t J= 8.1 Hz ), 4.27 ( 2H, dd, J= 6.6, 2.5 Hz )), 3.29 ( 1H, dd, J= 6.9, 2.5 Hz ), 3.21 ( 1H, quint., J= 9.3, 7.3 Hz ), 1.38 ( 3H, d, J= 6.2 Hz ),
1.35 − 1.20 ( 9H, m including 1.25 ( 3H, d, J= 7.3 Hz ))
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(シアノメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例55(1)で得られた化合物p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(シアノメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 245 mg ( 0.39 mmol) をテトラヒドロフラン 12 ml ,蒸留水 12 mlに溶解し、7.5%パラジウム炭素 245 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 33 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2%アセトニトリル−蒸留水〜4%アセトニトリル−蒸留水〜6%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(シアノメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 87 mg, 収率 42 %で得た。
【0407】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.20 ( 1H, br s ), 4.58 ( 2H, t, J= 8.0 Hz ),4.49 − 4.31 ( 3H, m including 4.41 ( 2H, s )), 4.25 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ), 4.21 ( 1, dd, J= 9.0, 2.3 Hz ), 4.19 − 3.80 ( 3H, m including 4.07 ( 2H, dd, J= 8.6, 4.9 Hz ),3.44 ( 1H, dd, J= 6.3, 2.4 Hz ), 3.26 ( 1H, dq, J= 9.0, 7.2 Hz ),1.43 − 1.25 ( 9H, m including 1.31 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.20 ( 3H, d, J= 7.2 Hz ) )
IR (KBr): 3398.0, 1750.1, 1606.4, 1537.0, 1468.5, 1426.1, 1401.0, 1373.1, 1332.6, 1311.4, 1274.7 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 550 [M+Na]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 550.1179 [M+Na]+, 計算値: 550.1171 (C22H26N5O5S2Na2)
【0408】
実施例56
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ピペリジン―4−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例51で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン260mg(0.500mmol) をジメチルホルムアミド13ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 55mg (0.600mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート297mg (0.500mmol) のアセトニトリル 15ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン348μl (2.00mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として348mg, 収率85%で得た。
【0409】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (4H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.52 (2H, d, J=8.8Hz), 7.43 (1H, s), 7.05−7.01 (1H, br d, J=8.8Hz), 5.51 (1H, d, J=13.7Hz), 5.25 (1H, d, J=13.7Hz), 5.23 (2H, s), 4.52−4.46 (2H, m), 4.31−4.25 (3H, m), 4.23−4.04 (3H, m), 4.05 (2H, dt, J=8.8, 5.9Hz), 3.30 (1H, dd, J=2.4, 7.3Hz), 3.21 (1H, dq, J=6.8,8.8Hz), 3.11−2.95 (2H, m), 2.07−2.00 (2H, m), 1.55−1.41 (2H, m), 1.38 (3H, d, J=6.8Hz), 1.28 (3H, d, J=5.9Hz).
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ピペリジン―4−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
カルボン酸 ナトリウム塩
実施例56(1)で得られた化合物p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{( 1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート340mg (0.414mmol) をテトラヒドロフラン 17ml, 蒸留水 17mlに溶解し、10%パラジウム炭素340mg存在下、室温にて接触水素還元を4.5時間行った。反応終了確認後反応混合物を濾過、濾液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル8:2)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ピペリジン−4−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 70mg, 収率33%で得た。
【0410】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.50 (1H,s), 4.55 (2H, t, J=8.2Hz), 4.36−4.29 (1H, m), 4.24 (1H, dq, J=6.2, 6.4Hz), 4.17 (1H, dd, J=2.2, 9.1Hz),4.17−4.08 (1H, m), 4.03(1H, dd, J=5.0, 8.3Hz), 3.53 (2H, dt, J=13.3, 3.1Hz), 3.43 (1H, dd, J=2.2, 6.2Hz), 3.25 (1H, dq, J=9.1, 7.2Hz), 3.17 (2H, dt, J=12.8, 2.9Hz), 2.20 (1H, dd, J=2.9, 14.2Hz), 1.93−1.80 (2H, m), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 1.19 (3H, d, J=7.2Hz).
IR (KBr): 1754, 1658, 1602, 1545, 1385, 1315cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 508 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 508.1693 [M+H]+, 計算値: 508.1688 (C22H30N5O5S2)
元素分析 : C22H29N5O5S2・3H2Oとして計算
実測値 : C,47.07% H,6.38% N,12.37% S,11.14%
計算値 : C,47.05% H,6.28% N,12.47% S,11.42%
実施例57
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3S)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例52で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン280mg(0.554mmol) をジメチルホルムアミド14ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 61mg (0.665mmol) を加え、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート329g (0.554mmol) のアセトニトリル 16ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン356μl (2.22mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として399mg, 収率89%で得た。
【0411】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 8.20 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.53 (2H, dd, J=8.8, 13.7Hz), 7.45 (1H, s), 7.17−7.12 (1H, br t, J=7.8Hz), 5.51 (1H, d, J=13.7Hz), 5.25 (1H, d, J=13.7Hz), 5.30−5.18 (2H, m), 4.68−4.59 (1H, m), 4.54−4.46 (2H, m), 4.32−4.24 (3H, m), 4.09−4.00 (2H, m), 3.84−3.76 (1H, m), 3.65−3.53 (2H, m), 3.46−3.40 (1H, m), 3.30 (1H, dd, J=2.9, 6.8Hz), 3.22(1H,dq,J=8.8,6.6Hz), 2.32−2.22(1H,m), 2.09−1.94 (1H, m), 1.38 (3H, d, J=6.8Hz), 1.28 (3H,d, J=6.8Hz).
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3S)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例57(1)で得られた化合物p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート390mg (0.483mmol) をテトラヒドロフラン 20ml, 蒸留水 20mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム 390mg存在下、室温にて接触水素還元を4.5時間行った。反応終了確認後反応混合物を濾過、濾応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=76:24)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3S)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 90mg, 収率38%で得た。
【0412】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.52 (1H,s), 4.69−4.62 (1H, m), 4.59−4.50 (2H, m), 4.37−4.39 (1H, m), 4.22 (1H, dq, J=6.4, 6.4Hz), 4.11 (1H, dd, J=2.4, 9.0Hz), 4.07−4.01 (2H, m), 3.65−3.55 (2H, m), 3.48−3.39 (3H, m), 3.21 (1H, dq, J=9.0, 7.2Hz), 2.50−2.40 (1H, m), 2.23−2.14 (1H, m), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 1.18 (3H, d, J=7.2Hz).IR (KBr): 1754, 1654, 1597, 1545, 1386, 1313cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 494 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 494.1529 [M+H]+, 計算値: 494.1532 (C21H28N5O5S2)
元素分析 : C21H27N5O5S2・7/3H2Oとして計算
実測値 : C,47.04% H,5.95% N,13.04% S,11.83%
計算値 : C,47.09% H,5.96% N,13.08% S,11.97%
【0413】
実施例58
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例53で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン280 mg(0.554mmol) をジメチルホルムアミド14ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 61mg (0.665mmol)を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート329mg (0.554mmol) のアセトニトリル 16ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン386μl (2.22mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として4.6mg, 収率93%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 8.19 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.53 (2H, dd, J=8.8, 15.6Hz), 7.45 (1H, s), 7.17 − 7.11 (1H, br s), 5.51 (1H, d, J=13.8Hz), 5.30 − 5.18 (3H,m), 4.67 − 4.58 (1H, m), 4.53 − 4.47 (2H, m), 4.32 − 4.23 (3H, m), 4.06(2H, dt, J=8.8, 5.9Hz), 3.81 − 3.76 (1H, m), 3.65 − 3.53 (2H, m), 3.47 − 3.40 (1H, m), 3.30 (1H, dd, J=2.9, 6.8Hz), 3.22 (1H, dq, J=8.8, 7.8Hz), 2.32 − 2.25 (1H, m), 2.09 − 1.95 (1H, m), 1.39 (3H, d, J=5.9Hz), 1.28 (3H, d, J=7.8Hz)
【0414】
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例58(1)で得られた化合物p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート410mg (0.508mmol) をテトラヒドロフラン 21 ml, 蒸留水 21 mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム 410mg存在下、室温にて接触水素還元を4.5時間行った。反応終了確認後反応混合物を濾過、濾液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=76:24)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 101mg, 収率41%で得た。
【0415】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.52 (1H, s), 4.69−4.62 (1H, m), 4.60−4.52 (2H, m), 4.38−4.30 (1H, m), 4.24 (1H, dq, J=6.3, 6.3Hz), 4.16 (1H, dd, J=2.3, 8.9Hz), 4.09−4.02 (2H, m), 3.67−3.54 (2H, m), 3.49−3.40 (3H, m), 3.24 (1H, dq, J=8.9, 7.2Hz), 2.49−2.40 (1H, m), 2.24−2.14 (1H, m), 1.30 (3H, d, J=6.3Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2Hz).
IR (KBr): 1756, 1656, 1598, 1544, 1384, 1313cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 494 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 494.1519 [M+H]+, 計算値: 494.1532 (C21H28N5O5S2)
元素分析 : C21H27N5O5S2・3H2Oとして計算
実測値 : C,46.35% H,5.75% N,12.82% S,11.68%
計算値 : C,46.06% H,6.07% N,12.79% S,11.71%
【0416】
実施例59
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(アゼチジン−3―イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例54で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン400 mg(0.814mmol) をジメチルホルムアミド20ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 90mg (0.977mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート484mg (0.814mmol) のアセトニトリル 25ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン568μl (3.26mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として496mg, 収率77%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.54 (1H, s), 8.23 (4H, d, J=8.8Hz), 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.52 (2H, d, J=8.8Hz), 7.52−7.47 (1H, m), 7.45 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 4.90−4.80 (1H, m), 4.54−4.47 (2H, m), 4.47−4.38 (2H, m), 4.42 (2H, dd, J=8.8, 8.8Hz), 4.13−4.25 (2H, m), 4.27 (1H, dd, J=2.2, 9.5Hz), 4.09−3.96 (4H, m), 3.30 (1H, dd, J=2.2, 7.0Hz), 3.21 (1H, dq, J=9.5, 6.6Hz), 1.38 (3H, d, J=6.6Hz), 1.28 (3H, d, J=5.9Hz).
【0417】
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(アゼチジン−3―イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例59(1)で得られた化合物p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート490mg (0.617mmol) をテトラヒドロフラン 25ml,蒸留水 25mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム 490mg存在下、室温にて接触水素還元を4.5時間行った。反応終了確認後反応混合物を濾過、濾液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=76:24)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(アゼチジン−3―イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 143mg, 収率49%で得た。
【0418】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.54 (1H, s), 4.97−4.87 (1H, m), 4.60−4.54(2H,m), 4.44 (2H, dd, J=11.9, 8.4Hz), 4.39−4.30 (3H, m), 4.23 (1H, qd, J=6.4, 6.2Hz), 4.15 (1H, dd, J=9.0, 2.4Hz), 4.10−4.03 (2H, m), 3.43 (1H, dd, J=6.3, 2.4Hz), 3.23 (1H, dq, J=9.0, 7.2Hz), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 1.19 (3H, d, J=7.2Hz).
IR (KBr): 1753, 1655, 1600, 1545, 1387, 1314cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 480 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 480.1391 [M+H]+, 計算値: 480.1375 (C20H26N5O5S2)
元素分析 : C20H25N5O5S2・9/4H2Oとして計算
実測値 : C,46.06% H,5.38% N,13.70% S,12.33%
計算値 : C,46.19% H,5.72% N,13.47% S,12.33%
【0419】
実施例60
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例55で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 546 mg( 1.07 mmol) をジメチルホルムアミド 15 ml に溶解し、窒素雰囲気下、氷冷にてヒドラジン酢酸塩 118 mg ( 1.29 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 636 mg ( 1.07 mmol) のアセトニトリル 30 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.22 ml ( 1.29 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=1 : 20 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 215 mg, 収率 29 %で得た。
【0420】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 ( 4H, dd, J= 8.5, 5.2 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.52 ( 2H, d, J= 8.7 Hz )7.22 ( 1H, s ), 5.51 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 5.25 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 5.25 ( 2H, s ), 4.50 ( 1H, t, J= 8.0 Hz ), 4.49 ( 1H, t, J= 8.0 Hz ), 4.35 − 4.20 ( 3H, m ), 4.04 ( 1H, t, J= 8.5 Hz ), 4.31 ( 1H, t, J= 8.5 Hz ), 3.98 − 3.69 ( 4H, m ), 3.69 − 3.48 ( 4H, m ),3.29 ( 1H, dd, J= 6.8, 2.6 Hz ), 3.20 ( 1H, dq, J = 9.2, 7.2 Hz ), 1.36 ( 3H, d, J= 6.3 Hz ), 1.26 ( 3H, d, J= 7.5 Hz)
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ピペラジノ−1−イルカルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例60(1)で得られた化合物p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 539 mg ( 0.79 mmol) をテトラヒドロフラン 30 ml, 蒸留水 30 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 539 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2%アセトニトリル−蒸留水〜4%アセトニトリル−蒸留水〜6%アセトニトリル−蒸留水〜8%アセトニトリル−蒸留水〜10%アセトニトリル−蒸留水〜13%アセトニトリル−蒸留水〜16%アセトニトリル−蒸留水〜20%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ピペラジノ−1−イルカルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 を白色固体として 107 mg, 収率 27 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.23 ( 1H, s ), 4.56 ( 2H, t, J= 8.4 Hz ), 4.40 − 4.30 ( 1H, m ),4.24 ( 1H, quint., J= 6.2 Hz ), 4.20 ( 1H, dd, J= 8.7, 2.2 Hz ),4.03 ( 2H, dd, J= 8.7, 2.2 Hz ), 3.95 ( 4H, t, J= 5.2 Hz ), 3.43 ( 1H, dd, J= 6.2, 2.4 Hz ), 3.40 − 3.29 ( 4H, m ),3.24 ( 1H, dq, J= 8.7, 7.3 Hz ),1.29 ( 3H, d, J= 6.3 Hz ), 1.19 ( 3H, d, J= 7.9 Hz )
IR (KBr): 3415.3, 1759.7, 1620.9, 1536.0, 1456.0, 1431.9, 1384.6, 1313.3, 1246.8cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 494 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 494.1529 [M+H]+, 計算値: 494.2532 (C21H28N5O5S2)
【0421】
実施例61
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(2−アミノ−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例56で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 330.6 mg(0.68mmol) をジメチルホルムアミド 17ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 82mg (0.89mmol)を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 426mg (0.72mmol) のアセトニトリル 21ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.5ml (2.9mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=1:2)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 348.1mg, 収率 66%で得た。
1H−NMR(500MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=7.8Hz), 8.14 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=7.8Hz), 7.47 (2H, d, J=8.8Hz), 7.43 (1H, s), 7.38 (1H, t, J=6.3Hz), 5.51 (1H, d, J=13.7Hz), 5.51 (1H, t, J=6.3Hz), 5.25 (1H, d, J=13.7Hz), 5.18 (2H, s), 4.48 (1H, t, J=8.3Hz), 4.46 (1H, t, J=8.3Hz), 4.32−4.24 (3H, m), 4.05 (1H, dd, J=8.3, 5.6Hz), 4.03 (1H, dd, J=8.3, 5.6Hz), 3.55 (2H, d, 6.3Hz), 3.44 (2H, q, 6.3Hz), 3.30 (1H, dd, J=6.9, 1.9Hz), 3.22 (1H, dq, J=8.8, 6.5Hz), 1.73 (1H, br s), 1.38 (3H, d,J=6.5Hz), 1.28 (3H, d, J=6.5Hz)
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(2−アミノ−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例61(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 328.4mg (0.42mmol) をテトラヒドロフラン 16.4ml, 蒸留水 8.2mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム−炭素 328.4mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜5%アセトニトリル−蒸留水〜10%アセトニトリル−蒸留水〜15%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(2−アミノ−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 96.4mg, 収率49%で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.37 (1H, s), 4.42 (1H, t, J=8.4Hz), 4.42 (1H, t, J=8.4Hz), 4.24−4.16 (1H, m), 4.10 (1H, quintet, J=6.6Hz), 4.00(1H, dd, J=8.9, 2.4Hz), 3.94 (1H, dd, J=8.4, 4.8Hz), 3.90 (1H, dd, J=8.4, 4.8Hz), 3.57 (2H, t, J=5.9Hz), 3.26 (1H, dd, J=6.6, 2.4Hz), 3.12 (2H,t, J=5.9Hz), 3.08 (1H, dq, J=8.9, 7.3Hz), 1.16 (3H, d, J=6.6Hz), 1.05 (3H, d, J=7.3Hz)
IR (KBr): 3383, 1755, 1652, 1599, 1547, 1387, 1314 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z 468 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 468.1365 [M+H]+, 計算値: 468.1366 (C19H26O5N5S2)
実施例62
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(3−アミノ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例57で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン390 mg(0.793mmol) をジメチルホルムアミド20ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 88mg (0.952mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート471mg (0.793mmol) のアセトニトリル 24ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン552μl (3.17mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=93:7)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として587mg, 収率93%で得た。
【0422】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (4H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.51 (2H, d, J=8.8Hz), 7.46 (2H, s), 5.51 (1H, d, J=13.9Hz),5.40−5.37 (1H, m), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 5.21 (2H, s), 4.92−4.86 (1H,m), 4.59−4.42 (4H, m), 4.40−4.32 (1H, m), 4.30−4.23 (3H, m), 4.04−3.92 (3H, m), 3.30 (1H, dd, J=2.2, 6.6Hz), 3.21 (1H, dq, J=7.3, 9.0Hz), 1.38 (3H, d, J=6.6Hz), 1.27 (3H, d, J=7.3Hz).
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(3−アミノ−アゼチジノ−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例62(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{( 1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート580mg (0.731mmol) をテトラヒドロフラン 30ml, 蒸留水30mlに溶解し、10%パラジウム炭素 580mg存在下、室温にて接触水素還元を5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=8:2)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(3−アミノ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 135mg, 収率39%で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.45 (1H, s), 4.98−4.85 (1H, m), 4.64−4.49 (4H, m), 4.38−4.30 (1H, m), 4.31−4.17 (4H, m), 4.07−4.00 (2H, m), 3.44 (1H, dd, J=2.0, 5.9Hz), 3.24 (1H, qd, J=7.2, 8.5Hz), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2Hz).
IR (KBr): 1756, 1607, 1537, 1449, 1387, 1309, 1291, 1261cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 50 [M+Na]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 502.1179 [M+Na]+, 計算値: 502.1195 (C20H25N5O5S2Na)
元素分析 : C20H25N5O5S2・3H2Oとして計算
実測値 : C,44.27% H,5.28% N,13.26% S,12.68%
計算値 : C,45.02% H,5.86% N,13.12% S,12.02%
【0423】
実施例63
(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(2−アミノ−エチル)―メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例58で得られた3−アセチルチオ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 348.9mg(0.71mmol) をジメチルホルムアミド 17.5ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 85.2mg (0.93mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 420.3mg (0.71mmol) のアセトニトリル 21ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.49ml (2.8mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=1:2)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 267.5mg, 収率47%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (4H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.56−7.46 (3H, m including 2H, d, at 7.49 ppm, J=8.8Hz), 7.22 (0,7H, s), 7.21 (0.3H, s), 5.52 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 5.172 (2H, s), 4.52−4.38 (2H, m), 4.32−4.10 (3H, m), 4.10−3.98 (2H,m), 3.74−3.58 (2H, m), 3.56−3.40 (2H, m), 3.30−3.26 (1H, m), 3.16−3.06 (1H, m), 3.24 (0.9H, s), 3.04 (2.1H, s), 1.77 (1H, d, J=4.4Hz), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.22 (3H, J=7.3Hz)
(2)(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(2−アミノ−エチル)―メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例63(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 267.5mg (0.33mmol) をテトラヒドロフラン 14 ml, 蒸留水 6.7 mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム−炭素 300mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を1.5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜5%アセトニトリル−蒸留水〜10%アセトニトリル−蒸留水〜15%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(2−アミノ−エチル)―メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 81.6mg, 収率51%で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.11 (0.4H, s), 7.05 (0.6H, s), 4.43(2H,.t, J=8.8Hz), 4.26−4.18 (1H, m), 4.12 (1H, quintet, J=5.9Hz), 4.08 (1H, dd, J=8.8, 2.3Hz), 3.91 (2H, dd, J=8.8, 4.9Hz), 3.70 (2H, t, 5.9Hz), 3.31 (1H, dd, J=5.9, 2.3Hz), 3.23−3.16 (2H, m), 3.12 (1H, dq, J=8.8, 7.8Hz), 3.00 (1.8H, s), 2.94 (1.2H, s), 1.17 (3H, d, J=5.9Hz), 1.07 (3H, d, J=7.8Hz)
IR (KBr): 3419, 2966, 1754, 1607, 1540, 1470, 1391, 1315 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z 482 [M+H]+
【0424】
実施例64
(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[(2−ヒドロキシ−エチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例59で得られた3−アセチルチオ−1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 618 mg( 1.35 mmol) をジメチルホルムアミド 30 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 149 mg ( 1.62 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 963 mg ( 1.62 mmol) のアセトニトリル 60 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.94 ml ( 5.40 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、8時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{[ 1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 310 mg, 収率 30 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 ( 2H, d, J= 8.4 Hz ), 7.64 ( 2H, d, J= 8.4 Hz ),7.12 − 6.90 ( 1H, m ), 5.45 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.25 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 4.69 − 4.18 ( 6H, m inluding 4.45 ( 2H, dd, J=7.9, 6.5 Hz ), 4.24 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ),4.22 ( 1H, dd., J= 9.0, 2.5 Hz )), 3.89 − 3.72 ( 1H, m ), 3.72 − 3.46 ( 2H, m ), 3.46 − 3.32 ( 1H, m ),3.26 ( 1H, dd, J= 6.3, 2.5 Hz ), 3.17 ( 1H, dq, J= 9.0, 7.3 Hz ),1.36 ( 3H, d, J= 6.3 Hz ), 1.31 − 1.09 ( 9H, m including 1.25 ( 3H, d, J= 7.2 Hz )), 0.87 ( 9H, s ), 0.06 ( 6H, d, J= 2.9 Hz )
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[(2−ヒドロキシ−エチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例64(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 4.47 g( 5.88 mmol)をテトラヒドロフラン 220 mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.40 ml( 7.06 mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 7.06 ml( 7.06 mmol)を順次加え、その後室温にて 1 日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[(2−ヒドロキシ−エチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 1.79 g, 収率 47 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ),7.20 ( 0.6H, br s ), 7.09 ( 0.4H, br s ), 5.50 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 5.26 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ),4.62 − 4.18 ( 6H, m including 4.49 ( 2H, t., J= 8.4 Hz ), 4.26 ( 1H, dd, J= 9.3, 2.6 Hz )), 4.04 ( 2H, dd, J= 8.4, 5.4 Hz ), 3.80 ( 2H, br s ), 3.56 ( 2H, br s ), 3.28 ( 1H, dd, J= 7.5, 2.5 Hz ), 3.19 ( 1H, br s ),1.38 ( 3H, d, J= 6.2 Hz ), 1.35 ( 3.6H, br s ), 1.26 ( 3H, d, J= 7.3 Hz ), 1.21 ( 2.4H, br s )
(3)(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[(2−ヒドロキシ−エチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例64(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[(2−ヒドロキシ−エチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.79 g ( 2.77 mmol) をテトラヒドロフラン 90 ml, 蒸留水 90 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 1.79 g存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 23 mgを加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2% アセトニトリル−蒸留水〜4% アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である
(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[(2−ヒドロキシ−エチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 897 mg, 収率 61 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.08 ( 0.2H, s ), 7.02 ( 0.8H, s ), 4.56( 2H, t, J= 8.0 Hz ), 4.50 − 4.40 ( 0.3H, m ), 4.40 − 4.30 ( 1H, m ), 4.25 ( 1H, quint., J= 6.5 Hz ), 4.21 ( 1H, dd, J= 8.4, 2.2 Hz ), 4.16 − 4.06 ( 0.7H, m ), 4.05 ( 2H, dd, J= 8.0, 4.8 Hz ), 3.69 − 3.60 ( 0.5H, m ), 3.60 − 3.52 ( 0.5H, m ), 3.52 ( 2H, t, J= 6.3 Hz ), 3.43 ( 1H, dd, J=6.5, 2.4 Hz ), 3.25 ( 1H, quint., J= 8.4 Hz ), 1.42 − 1.07 inclding 1.30 ( 3H, d, J= 6.3 Hz ), 1.20 ( 3H, d, J= 7.1 Hz ))
IR (KBr): 3382.5, 1750.1, 1603.5, 1537.0, 1468.5, 1452.1, 1396.2, 1312.3, 1284.4cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 533 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 533.1489 [M+H]+, 計算値: 533.1504 (C22H29N4O5S2Na)
【0425】
実施例65
(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[(2−アミノ−エチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例60で得られた3−アセチルチオ−1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 746 mg( 1.43 mmol) をジメチルホルムアミド22 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 158 mg ( 1.72 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート1.02 g ( 1.72 mmol) のアセトニトリル 45 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.00 ml ( 5.72 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、3時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 610 mg, 収率 52 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 ( 4H, dd, J= 11.0, 8.6 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.6Hz ), 7.50 ( 2H, d, J= 8.6Hz ),7.25 − 6.95( 1H, m ),5.51 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.25 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.19 (2H, s ), 4.63 − 3.88 ( 8H, m ), 3.91 − 3.35 ( 4H, m ), 3.29 ( 1H, dd, J= 6.8, 2.2 Hz ), 3.25 − 3.08 ( 1H, m ), 1.38 ( 3H, d, J= 6.2 Hz ), 1.31 ( 3H, br s), 1.25 ( 3H, d, J= 7.3 Hz ), 1.21 ( 3H, br s )
(2)(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[(2−アミノ−エチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例65(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 610 mg ( 0.74 mmol) をテトラヒドロフラン 30ml, 蒸留水 30 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 610 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2%アセトニトリル−蒸留水〜4%アセトニトリル−蒸留水〜6%アセトニトリル−蒸留水〜8%アセトニトリル−蒸留水〜10%アセトニトリル−蒸留水〜12%アセトニトリル−蒸留水〜14%アセトニトリル−蒸留水〜16%アセトニトリル−蒸留水〜18%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[(2−アミノ−エチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 104 mg, 収率 28 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.06 ( 1H, s ), 4.56 ( 2H, t, J= 8.4 Hz ), 4.41 − 4.31 ( 1H, m ), 4.29 − 4.09 ( 3H, m including 4.24 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ), 4.20 ( 1H, dd, J= 8.9, 2.4 Hz )), 4.03 ( 2H, dd, J= 8.4, 4.8 Hz ), 3.43 ( 1H, dd, J= 6.3, 2.4 Hz ), 3.37 − 3.16 ( 3H, m including 3.25 ( 1H, dq, J= 8.9, 7.4 Hz )), 1.29 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.25 − 1.15 ( 9H, m including 1.19 ( 3H, d, J= 7.0 Hz ))
IR (KBr): 3381.6, 1759.7, 1597.7, 1537.0, 1469.5, 1424.2, 1388.5, 1371.1, 1314.3, 1282.4cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 510 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 510.1826 [M+H]+, 計算値: 510.1845 (C22H32N5O5S2Na)
【0426】
実施例66
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((1S)―1−アミノメチル−2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例61で得られた3−アセチルチオ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン780 mg(1.50mmol) をジメチルホルムアミド40ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 166mg (1.80mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート892mg (1.50mmol) のアセトニトリル 45ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン1.05ml (6.00mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=98:2)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として950mg, 収率77%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 8.09 (2H,d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.43 (1H, s), 7.40 (2H, d, J=8.8Hz), 7.12 (1H, br d, J=8.8Hz), 5.51 (1H, d, J=13.2Hz), 5.25 (1H, d, J=13.2Hz), 5.23 (1H, d, J=13.2Hz), 5.05 (1H, d, J=13.2Hz), 4.51 (1H, t, J=8.1Hz), 4.44 (1H, t, J=8.1Hz), 4.32−4.25 (3H, m), 4.06−3.96 (3H, m), 3.45−3.32 (2H, m), 3.30 (1H, dd, J=2.2, 6.6Hz), 3.21 (1H, dq, J=7.3, 9.5Hz), 1.93−1.84 (1H, m), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.28 (3H, d, J=7.3Hz), 1.00 (3H, d, J=6.6Hz), 0.98 (3H, d, J=7.3Hz).
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((1S)―1−アミノメチル−2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例66(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート950mg (1.15mmol) をテトラヒドロフラン 48 ml, 蒸留水 48 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 950mg存在下、室温にて接触水素還元を3時間行った。反応終了確認後反応混合物を濾過、濾液に酢酸エチル−、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=76:24)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((1S)―1−アミノメチル−2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 103mg, 収率18%で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 8.18−8.03 (1H, m), 7.51 (1H, s), 4.47 (2H, t, J=8.1Hz), 4.24−4.14 (1H, m), 3.99−3.85 (4H, m), 3.84−3.77 (1H, m), 3.09−2.88 (4H, m), 1.94−1.84 (1H,m), 1.14 (3H, d, J=6.2Hz), 1.03 (3H, d, J=7.0Hz), 0.89 (3H, d, J=6.6Hz), 0.84 (3H, d, J=6.6Hz).
IR (KBr): 1752, 1660, 1605, 1545, 1494, 1471cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 510 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 510.1846 [M+H]+, 計算値: 510.1845 (C22H32N5O6S2)
元素分析 : C22H31N5O6S2・13/7H2Oとして計算
実測値 : C,48.92% H,6.29% N,12.60% S,12.04%
計算値 : C,48.65% H,6.44% N,12.90% S,11.81%
【0427】
実施例67
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アミノメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{1−[4−(p−ニトロベンジルカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例62で得られた3−アセチルチオ−1−[4−(p−ニトロベンジルカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 265.2mg(0.63mmol) をジメチルホルムアミド14ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 76.4mg (0.5mmol) を加え、そのまま0.5時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 390mg (0.66mmol) のアセトニトリル 19ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.44ml (2.5mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=2:3)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{1−[4−(p−ニトロベンジルカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 268.4mg, 収率59%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 (4H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.51 (2H, d, J=8.8Hz), 6.45 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.9Hz),5.37 (1H, br s), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 5.21 (2H, s), 4.48 (1H, t, J=7.8Hz), 4.46 (1H, t, J=7.8Hz), 4.35−4.20 (5H, m), 4.03 (2H, dd, J=7.8, 4.9Hz), 3.29 (1H, dd, J=6.2, 2.5Hz), 3.22 (1H, dq, J=8.9, 7.3Hz), 1.80 (1H, d, J=4.4Hz), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.27 (3H, d, J=7.3Hz)
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アミノメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例67(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−1−[4−(p−ニトロベンジルカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 660 mg ( 0.89 mmol) をテトラヒドロフラン 30 ml, 蒸留水 30 mlに溶解し、7.5%パラジウム炭素 606 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2%アセトニトリル−蒸留水〜4%アセトニトリル−蒸留水〜6%アセトニトリル−蒸留水〜8%アセトニトリル−蒸留水〜10%アセトニトリル−蒸留水〜13%アセトニトリル−蒸留水〜15%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アミノメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 123 mg, 収率 34 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 6.85 ( 1H, s ), 4.54 ( 2H, t, J= 8.1 Hz ), 4.38 − 4.30 ( 1H, m ),4.25 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ), 4.25 ( 1H, dd, J= 8.9, 2.5 Hz ),4.07 ( 2H, s ), 4.02 ( 2H, dd, J= 8.1, 4.0 Hz ),3.44 ( 1H, dd, J= 6.3, 2.5 Hz ), 3.25 ( 1H, dq, J= 8.9, 7.3 Hz ),1.30 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.20 ( 3H, d, J= 7.2 Hz )
IR (KBr): 3362.3, 1756.8, 1589.1, 1527.3, 1469.5, 1386.6, 1309.4, 1286.3, 1259.3cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 411 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 411.1173 [M+H]+, 計算値: 411.4161 (C17H23N4O4S2)
【0428】
実施例68
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例63で得られた3−アセチルチオ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 441 mg( 1.39 mmol) をジメチルホルムアミド 13 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 154 mg ( 1.67 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 993 mg ( 1.67 mmol) のアセトニトリル 26 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.97 ml ( 5.56 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、30分攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 307 mg, 収率 53 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ),6.45 ( 1H, s ), 5.51 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.26 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ),4.48 ( 2H, t, J= 8.0 Hz ), 4.43 − 4.18 ( 5H, m ), 4.09 − 3.99 ( 2H, m ),4.09 − 3.99 ( 2H, m ), 3.69 ( 3H, s ), 3.29 ( 1H, dd,J= 6.7, 2.7 Hz ), 3.21 ( 1H, dq, J= 9.0, 7.3 Hz ), 1.38 ( 3H, d, J= 6.1Hz ), 1.25 ( 3H, d, J= 7.3 Hz ),
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例68(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 307 mg ( 0.52 mmol)をテトラヒドロフラン 15 ml, 蒸留水 15 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 307 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 44 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル−、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2%アセトニトリル−蒸留水〜4%アセトニトリル−蒸留水〜6%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 135 mg, 収率 53 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 6.59 ( 1H, s ), 4.51 ( 2H, t, J= 8.1 Hz ), 4.38 − 4.29 ( 1H, m ),4.25 ( 1H, quint., J= 6.2 Hz ), 4.20 ( 1H, dd,J= 9.1, 2.5 Hz ), 4.19 ( 2H, s ), 4.05 − 3.98 ( 2H, m ), 3.68 ( 3H, s),3.43 ( 1H, dd, J= 6.2, 2.4 Hz ), 3.25 ( 1H, dq, J= 9.1, 7.4 Hz ),1.30 (3H, d, J= 6.2 Hz ), 1.20 ( 3H, d, J= 7.2 Hz )
IR (KBr): 3355.5, 1748.2, 1725.1, 1600.6, 1525.4, 1470.5, 1395.2, 1311.4, 1290.1, 1254.5cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 513 [M+Na]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 513.0850 [M+Na]+, 計算値: 513.0855 (C19H23N4O5S2Na2)
【0429】
実施例69
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例64で得られた3−アセチルチオ−1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 698 mg( 2.01 mmol) をジメチルホルムアミド 20 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 222 mg ( 2.41 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.43 g ( 2.41 mmol) のアセトニトリル 40 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.40 ml ( 8.94 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、2.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 20 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 851 mg, 収率 65%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.81 ( 2H, d, J= 7.3 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.7 Hz )7.56 − 7.38 (3H, m ), 6.79 ( 1H, bs ), 6.52 ( 1H, s ), 5.51 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.25 ( 1H, d, J=13.7 Hz ), 4.53 ( 2H, dd, J= 5.3, 2.9 Hz ), 4.47 ( 2H, t, J= 8.3 Hz ), 4.33 − 4.22 ( 3H, m ), 4.10 − 3.95 ( 2H, m ), 3.28 ( 1H, dd, J= 6.7, 2.6Hz), 3.19 ( 1H, dq, J = 7.9, 6.4 Hz ), 1.37 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.26 ( 3H, d, J= 7.3 Hz )
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸ナトリウム塩
実施例69(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 851 mg ( 1.31 mmol) をテトラヒドロフラン 40 ml, 蒸留水 40 mlに溶解し、7.5%パラジウム炭素 851 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 110 mg を加えた。この反応液に酢酸、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2%アセトニトリル−蒸留水〜4%アセトニトリル−蒸留水〜6%アセトニトリル−蒸留水〜8%アセトニトリル−蒸留水〜10%アセトニトリル−蒸留水〜15%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 144 mg, 収率 20 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.81 ( 2H, d, J= 7.4 Hz ), 7.70 − 7.55 (3H, m ), 6.62 ( 1H, d, J= 8.6 Hz ), 4.52 ( 2H, t, J= 7.9 Hz ), 4.47 ( 2H, s ), 4.37 − 4.28 ( 1H, m ), 4.24 ( 1H, quint., J= 6.2 Hz ),4.19 ( 1H, dd, J= 8.8, 2.2 Hz ), 4.05 − 3.97 ( 2H, m ), 3.43 ( 1H, dd, J= 6.2, 2.2 Hz ), 3.26 ( 1H, dq, J= 8.8, 7.2 Hz ),1.29 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.19( 3H, d, J= 7.2 Hz )
IR (KBr): 3336.2, 1750.2, 1645.9, 1601.6, 1526.4, 1488.8, 1470.5, 1396.2, 1308.5, 1294.0cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 537 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 537.1246 [M+H]+, 計算値: 537.1243 (C24H26N4O5S2Na)
【0430】
実施例70
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゼンスルホニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゼンスルホニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例65で得られた3−アセチルチオ−1−[4−(ベンゼンスルホニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 1.00 g( 2.68 mmol) をジメチルホルムアミド 30 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 296 mg ( 3.21 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.75 g ( 2.94 mmol) のアセトニトリル 60 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.87 ml ( 10.7 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、3時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゼンスルホニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 1.13 g, 収率 61 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.83 ( 2H, d, J= 7.5 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.7 Hz )7.60 − 7.43 (3H, m ), 6.33 ( 1H, s ), 5.58 ( 1H, br s ), 5.51 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.26 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 4.48 ( 2H, t, J= 7.8 Hz ), 4.44 ( 2H, t, J= 7.8 Hz ), 4.36− 4.18 ( 3H, m ), 4.13 ( 1H, quint., J= 7.2 Hz ), 4.08 ( 1H, dd, J= 12.7, 6.0 Hz ), 4.01 ( 1H, dd, J= 8.6, 5.6 Hz ), 3.94 ( 1H, dd, J= 8.6, 5.6Hz ), 3.30 ( 1H, dd, J= 6.7, 2.6 Hz), 3.21 ( 1H, dq, J = 8.9, 7.4 Hz ), 1.37 ( 3H, d, J= 6.2 Hz ), 1.23 ( 3H, dd, J= 7.2, 1.2 Hz )
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゼンスルホニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例70(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゼンスルホニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.13 g ( 1.65 mmol)をテトラヒドロフラン 55 ml, 蒸留水 55 mlに溶解し、 7.5 %パラジウム炭素1.13 g存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 139 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2%アセトニトリル−蒸留水〜4%アセトニトリル−蒸留水〜8%アセトニトリル−蒸留水〜12%アセトニトリル−蒸留水〜16%アセトニトリル−蒸留水〜20%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゼンスルホニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 627 mg, 収率 66 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.71 − 7.68 ( 3H, m ), 7.61 − 7.52 ( 2H,m )., 6.52 ( 1H, s ), 4.35 − 4.18 ( 5H, m including 4.22 ( 1H, dd, J= 9.1, 2.4 Hz )),4.12 ( 2H, s ), 3.78 − 3.65 ( 2H, m ), 3.36 ( 1H, dd, J=6.2, 2.4 Hz ), 3.23 ( 1H, dq, J= 8.8, 7.2 Hz ),1.31 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.21 ( 3H, d, J= 7.2 Hz )
IR (KBr): 3293.8, 1748.2, 1597.7, 1528.3, 1470.5, 1447.3, 1397.2, 1314.3cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 573 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 573.0911 [M+H]+, 計算値: 573.0093 (C23H26N4O5S2Na)
【0431】
実施例71
(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例66で得られた3−アセチルチオ−1−{4−[(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン 490 mg(1.52 mmol) をジメチルホルムアミド 15 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 169 mg ( 1.83 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.09g ( 1.83 mmol) のアセトニトリル 30 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.06 ml ( 0.68 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、2時間半攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 997 mg, 収率 100 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 ( 2H, d, J= 8.0 Hz ), 8.02 ( 2H, s ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.0 Hz )7.47 ( 1H, d, J= 5.2 Hz ), 7.07 (1H, d, J= 4.2 Hz ), 6.55 ( 1H, s ),5.50 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.26 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 4.67 − 4.55 ( 2H, m ),4.51 ( 2H, d, J= 5.3 Hz ), 4.35 − 4.22 ( 2H, m ), 4.22 − 4.03 ( 3H, m ), 3.29 ( 1H, dd, J= 6.8, 2.6 Hz), 3.18 ( 1H, dq, J = 9.0, 7.5 Hz ), 1.37 ( 3H, d, J= 6.3 Hz ), 1.25 ( 3H, d, J= 7.3 Hz )
(2)(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例71(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 997 mg (1.52 mmol) をテトラヒドロフラン 35 ml, 蒸留水 35 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 997 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 128 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜4%アセトニトリル−蒸留水〜8%アセトニトリル−蒸留水〜12%アセトニトリル−蒸留水〜15%アセトニトリル−蒸留水〜20%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 287 mg, 収率 35 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.73 ( 2H, d, J= 2.7 Hz ), 7.19 ( 1H, t,J= 4.4 Hz ), 6.59 ( 1H, d, J= 0.7 Hz ), 4.49 ( 2H, t, J= 7.5 Hz ), 4.43( 2H, s ), 4.35 − 4.27 ( 1H, m ), 4.24 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ),4.18 ( 1H, dd, J= 8.3, 2.4 Hz ), 3.99 ( 1H, t, J= 4.7 Hz ), 3.97 ( 1H, t, J= 4.7 Hz ), 3.42 ( 1H, dd, J= 6.3, 2.4 Hz ), 3.22 ( 1H, quint., J= 8.3Hz ),1.30 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.18 ( 3H, d, J= 7.1 Hz )
IR (KBr): 3324.7, 1749.1, 1599.7, 1530.2, 1469.5, 1418.4, 1396.2cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 521 [M−Na+2H]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 521.0992 [M−Na+2H]+, 計算値: 521.0942 C22H25N4O5S3)
【0432】
実施例72
(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例67で得られた3−アセチルチオ−1−{4−[(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン 341 mg( 1.12 mmol) をジメチルホルムアミド 10 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 123 mg ( 1.34 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 797 mg (1.34mmol) のアセトニトリル 20 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.78 ml ( 4.48 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、3時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 641 mg, 収率 89 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 ( 2H, d, J= 7.8 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 7.8 Hz )7.45 ( 1H, s ), 7.13 (1H, d, J= 3.5 Hz ), 6.53 ( 1H, s), 6.49 (1H, d, J= 5.1 Hz ),5.48 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.26 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 4.60 − 4.40 ( 4H, m including 4.51 ( 2H, d, J= 5.6 Hz )), 4.35 − 4.20 ( 2H, m ), 4.20 − 4.00 ( 3H, m ), 3.29 ( 1H, dd, J= 6.9, 2.5 Hz), 3.19 ( 1H, dq, J = 9.3, 7.3 Hz ), 1.37 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.26 (3H, d, J= 7.3 Hz )
(2)(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例72(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 640 mg ( 1.00 mmol) をテトラヒドロフラン 32 ml, 蒸留水 32 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 640 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 84 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2%アセトニトリル−蒸留水〜4%アセトニトリル−蒸留水〜6%アセトニトリル−蒸留水〜8%アセトニトリル−蒸留水〜10%アセトニトリル−蒸留水〜15%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 218 mg, 収率 41 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.69 ( 1H, dd, J= 1.7, 0.8 Hz ), 7.19 ( 1H, dd, J= 3.6, 0.7 Hz ), 6.64 ( 1H, dd, J= 3.6, 1.7 Hz ), 4.51 ( 2H, t,J= 8.2 Hz ), 4.44 ( 2H, s ), 4.38 − 4.28 ( 1H, m ), 4.25 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ),4.19 ( 1H, dd, J= 8.9, 2.2 Hz ), 4.02 ( 1H, dd, J= 5.0, 3.2 Hz ), 4.00 ( 1H, dd, J= 5.0, 2.9 Hz ), 3.43 ( 1H, dd, J= 6.3, 2.5 Hz ), 3.24 ( 1H, dq, J= 8.9, 7.1Hz ),1.30 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.19 ( 3H, d, J= 7.1 Hz )
IR (KBr): 3367.1, 1749.1, 1653.7, 1594.8, 1524.5, 1472.4, 1395.2cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 505 [M−Na+2H]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 505.1208 [M−Na+2H]+, 計算値: 505.1216 (C22H25N4O6S2)
【0433】
実施例73
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例68で得られた3−アセチルチオ−1−(4―フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 599 mg( 1.60 mmol) をジメチルホルムアミド 18 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 177 mg (1.92 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.14 g ( 1.92 mmol) のアセトニトリル 36 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.11 ml ( 6.40 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、30分攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 640 mg, 収率 59 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.88 ( 2H, dd, J= 5.5, 3.1 Hz ), 7.73 ( 2H, dd, J= 5.5, 3.1 Hz ), 7.65 ( 2H, d,J= 8.7 Hz ), 6.41 ( 1H, s ), 5.49 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.25 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 4.80 ( 2H, s ), 4.46 ( 1H, t, J= 8.1 Hz ), 4.43 ( 1H, t, J= 8.1 Hz ), 4.32 − 4.18 ( 3H, m, including 4.24 ( 1H, dd, J= 9.2, 2.4 Hz) ),4.02 ( 1H, dd, J= 5.5, 2.8 Hz), 4.00 ( 1H, dd, J= 5.5, 2.8 Hz), 3.26 ( 1H, dd, J= 6.9, 2.5 Hz ), 3.19 ( 1H, dq, J = 9.2, 7.3 Hz ), 1.38 ( 3H, d, J= 6.2 Hz ), 1.25 ( 3H, dd, J= 7.3, 2.1 Hz )
(2)(1R,5S,6S)−2−[1−(4―フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例73(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 640 mg ( 0.95 mmol) をテトラヒドロフラン 32 ml, 蒸留水 32 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 640 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 80 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2%アセトニトリル−蒸留水〜4%アセトニトリル−蒸留水〜6%アセトニトリル−蒸留水〜8%アセトニトリル−蒸留水〜10%アセトニトリル−蒸留水〜15%アセトニトリル−蒸留水〜20%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である((1R,5S,6S)−2−[1−(4―フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 202 mg, 収率 38 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.90 − 7.78 ( 4H, m ), 6.56 ( 1H, d, J= 2.7 Hz ), 4.70 ( 2H, s ), 4.43 ( 1H, t, J= 7.9 Hz ), 4.42 ( 1H, t, J= 7.9 Hz ),4.31 − 4.19 ( 2H, m including 4.24 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz )),4.17 ( 1H, dd, J= 8.7, 2.0 Hz ), 3.94 ( 1H, t, J = 7.9 Hz ), 3.92 ( 1H, t, J = 7.9 Hz ), 3.18 ( 1H, dq, J= 8.7, 7.2 Hz ), 1.29 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.15 ( 3H, d, J= 7.2 Hz )
IR (KBr): 3409.5, 1768.4, 1750.1, 1717.3, 1601.6, 1528.3, 1425.1, 1393.3, 1313.3 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 563 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 585.0865 [M+Na]+, 計算値: 585.0864 (C25H23N4O6S2Na2)
【0434】
実施例74
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例69で得られた3−アセチルチオ−1−(4―サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 238 mg( 0.73 mmol) をジメチルホルムアミド 7 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 81 mg ( 0.88 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 523 mg ( 0.88 mmol) のアセトニトリル 14 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.51 ml ( 2.92mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 20 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 211 mg, 収率 46 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 6.42 ( 1H, s ), 5.50 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 5.25 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 4.61 ( 2H, s ), 4.46 ( 1H, t, J= 8.0 Hz ), 4.45 ( 1H, t, J= 8.0 Hz ), 4.32 − 4.18 ( 3H, m, including 4.25 ( 1H, dd, J= 9.1, 2.3 Hz) ),4.02 ( 1H, t, J= 4.8 Hz), 4.00 ( 1H, dd, J= 4.8, 3.7 Hz), 3.28( 1H, dd, J= 6.9, 2.5 Hz ), 3.20 ( 1H, dq, J = 9.1, 7.3 Hz ), 2.76 ( 4H, s ), 1.38 ( 3H, d, J= 6.2 Hz ), 1.27 ( 3H, d, J= 7.3 Hz )
(2)(1R,5S,6S)−2−[1−(4―サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例74(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 211 mg ( 0.34 mmol) をテトラヒドロフラン 10 ml, 蒸留水 10 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 211 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 29 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2%アセトニトリル−蒸留水〜4%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である((1R,5S,6S)−2−[1−(4―サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 115 mg, 収率 66 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 6.59 ( 1H, s ), 4.57 ( 2H, s ), 4.50 ( 2H, t, J= 8.1 Hz ),4.38 − 4.29 ( 1H, m ), 4.25 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ),4.20 ( 1H, dd, J= 8.7, 2.3 Hz ),4.01 ( 1H, t, J = 4.2 Hz ), 3.99 ( 1H, t, J = 4.2 Hz ), 3.43 ( 1H, dd, J= 6.3, 2.4 Hz ), 3.24 ( 1H, dq, J= 8.7,7.4 Hz ), 2.48 ( 4H, s), 1.30 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.19( 3H, d, J= 7.2 Hz )
IR (KBr): 3381.6, 1749.1, 1794.8, 1601.6, 1526.4, 1470.5, 1424.2, 1399.1, 1312.3, 1295.0, 1168.7cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 515 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 515.1034 [M+H]+, 計算値: 515.1035 (C21H24N4O6S2Na)
【0435】
実施例75
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾ−ルー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例71で得られた3−アセチルチオ−1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン330mg (1.17mmol) をジメチルホルムアミド17ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩130mg (1.41mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート696mg (1.17mmol) のアセトニトリル35ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン815μl (4.68mmol)を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として605mg, 収率89% で得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.71 (1H, s), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 5.51 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz),4.54−4.47 (4H, m), 4.29−4.12 (2H, m), 4.26 (1H, dd, J=2.2, 9.5Hz), 4.09(2H, t, J=8.8Hz), 4.07 (2H, t, J=8.8Hz), 3.29 (1H, dd, J=2.2, 6.6Hz), 3.19 (1H, dq, J=9.5, 7.3Hz), 2.37−2.27 (2H, m), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.26 (3H, d, J=7.3Hz).
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例75(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート600mg (1.03mmol) をテトラヒドロフラン30ml,蒸留水30mlに溶解し、10%パラジウム炭素600mg存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム86mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=9:1)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 278mg, 収率 58% で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.80 (1H, s), 4.59 (2H, t, J=8.3Hz), 4.45 (2H, t, J=7.8Hz), 4.35−4.27 (1H, m), 4.25 (1H, dq, J=6.2, 6.4Hz),4.20 (1H, dd, J=2.4, 9.1Hz), 4.16 (2H, t, J=7.8Hz), 4.08 (2H, dt, J=9.2, 4.6Hz), 3.43 (1H, dd, J=2.4, 6.2Hz), 3.24 (1H, dq, J=9.1, 7.2Hz), 2.39(1H, quintet, J=7.8Hz), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 1.19 (3H, d, J=7.2Hz).
IR (KBr): 1750、1619、1468、1443、1383cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 493 [M+Na]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 493.1167 [M+Na]+, 計算値: 493.1133 (C20H23N4O6SNa2)
元素分析 : C20H23N4O6Sna・H2O として計算
実測値 : C,49.04% H,5.46 % N,11.57% S,6.29%
計算値 : C,49.18% H,5.16% N,11.47% S,6.56%
【0436】
実施例76
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾ−ルー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例72で得られた3−アセチルチオ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン260mg (0.835mmol) をジメチルホルムアミド13ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩92mg (1.00mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート496mg (0.835mmol) のアセトニトリル25ml溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン582μl (3.34mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として552mg, 収率100%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.73 (1H, s), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 5.51 (1H, d, J=13.2Hz), 5.25 (1H, d, J=13.2Hz), 4.52 (2H, q, J=8.1Hz), 4.31−4.20 (3H, m), 4.13−4.06 (2H, m), 3.76−3.65(8H, br s), 3.29 (1H, dd, J2.5,7.0Hz), 3.19 (1H, dq, J=9.5, 7.3Hz), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.26 (3H, d, J=7.3Hz).
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例76(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート550mg (0.835mmol) をテトラヒドロフラン28ml,蒸留水28mlに溶解し、10%パラジウム炭素550mg存在下、室温にて接触水素還元を2.5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム70mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=9:1)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として193mg, 収率46% で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.77 (1H, s), 4.60 (2H, t, J=8.2Hz), 4.36−4.28 (1H, m), 4.25 (1H, dq, J=6.1, 6.3Hz), 4.21 (1H, dd, J=2.2, 9.0Hz), 4.09 (1H, dt, J=8.9, 4.5Hz), 3.90−3.66 (8H, m), 3.43 (1H, dd, J=2.2, 6.1Hz), 3.25 (1H, dq, J=9.0, 7.2Hz), 1.30 (3H, d, J=6.3Hz), 1.19 (3H, d, J=7.2Hz).
IR (KBr): 1750、 1618、 1459、 1443、 1385、 1304 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 523 [M+Na]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 523.1238 [M+Na]+, 計算値: 523.1240 (C21H25N4O7SNa2)
元素分析 : C21H25N4O7SNa/H2Oとして計算
実測値 : C,48.45% H,5.41% N,10.45% S,5.55%
計算値 : C,48.64% H,5.25% N,10.81% S,6.18%
【0437】
実施例77
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例73で得られた3−アセチルチオ−1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン330mg (1.06mmol) をジメチルホルムアミド 17ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩117mg (1.27mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 630g (1.06mmol) のアセトニトリル32ml溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 739μml (4.24mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=95:5〜9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 550mg, 収率85% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.74 (1H, s), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 5.55 (1H, d, J=13.2Hz), 5.25 (1H, d, J=13.2Hz), 4.71−4.63 (1H, m), 4.51 (2H, q, J=8.1Hz), 4.38−4.20 (6H, m), 4.10−4.05 (2H, m), 4.04−3.98 (1H, m), 3.32 (3H, s), 3.29 (1H, dd, J=2.2, 6.6Hz),3.20 (1H, dq, J=9.2, 7.3Hz), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.26 (3H, d, J=7.3Hz).
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例77(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート550mg (0.896mmol) をテトラヒドロフラン 28ml, 蒸留水 28ml に溶解し、10%パラジウム炭素 550mg存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 75mg を加えた。この反応液に酢酸、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィーにて精製し(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=92:8)、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 276mg, 収率 62 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.84 (1H, s), 4.66 (1H, dd, J=6.4, 10.3Hz), 4.60 (2H, t, J=8.3Hz), 4.46−4.30 (4H, m), 4.25 (1H, dq, J=6.2, 6.4Hz), 4.20 (1H, dd, J=2.4, 9.0Hz), 4.09 (2H, quintet, J=4.5Hz), 4.04−3.98 (1H, m), 3.43 (1H, dd, J=2.4, 6.2Hz), 3.37 (3H, s), 3.25 (1H, dq, J=9.0, 7.2Hz), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 1.19 (3H, d, J=7.2Hz).
IR (KBr): 1750, 1622, 1457, 1385cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 523 [M+Na]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 523.1227 [M+Na]+, 計算値: 523.1239 (C21H25N4O7SNa2)
元素分析 : C21H25N4O7Sna・4/3H2Oとして計算
実測値 : C,48.07% H,5.61% N,10.78% S,6.03%
計算値 : C,48.09% H,5.32% N,10.68% S,6.11%
【0438】
実施例78
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾ−ル−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−アゼチジン−1−イルカルボニル]−1,3−オキサゾ−ル−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例74で得られた3−アセチルチオ−1−{4−[3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−アゼチジン−1−イルカルボニル]−1,3−オキサゾ−ル−2−イル}アゼチジン 860mg (1.61mmol) をジメチルホルムアミド 43ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 178mg (1.93mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 957mg (1.61mmol) のアセトニトリル 48ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.12ml (6.44mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−アゼチジン−1−イルカルボニル]−1,3−オキサゾ−ル−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 1.20g, 収率 89% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.69 (1H, s), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.64−7.59 (4H, m), 7.47−7.36 (6H, m), 5.51 (1H, d, J=13.5Hz), 5.25 (1H, d, J=13.5Hz), 4.65−4.59 (1H, m), 4.69−4.50 (1H, m), 4.50 (2H, q, J=8.1Hz), 4.39−4.32 (1H, m), 4.30−4.20 (2H, m), 4.26 (1H, dd, J=2.9, 9.5Hz), 4.18−3.99 (4H, m), 3.29 (1H, dd, J=2.9, 7.3Hz), 3.20 (1H, dq, J=9.5, 7.3Hz), 1.38 (3H, d, J=6.5Hz), 1.27 (3H, d, J=7.3Hz), 1.06 (9H, s).
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾ−ル−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例78(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−アゼチジン−1−イルカルボニル]−1,3−オキサゾ−ル−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート1.20g(1.43mmol)をテトラヒドロフラン60mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸240μl(4.30mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液4.30ml(4.30mmol)を順次加え、その後室温にて4日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=95:5〜9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾ−ル−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 325mg, 収率 38% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.74 (1H, s), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 5.51 (1H, d, J=13.7Hz), 5.25 (1H, d, J=13.7Hz), 4.80−4.68 (2H, m), 4.50 (2H, q, J=8.0Hz), 4.43−4.29 (2H, m), 4.29−4.20(3H, m), 4.13−4.05 (2H, m), 4.02−3.95 (1H, m), 3.29 (1H, dd, J=2.7, 6.9Hz), 3.20 (1H, dq, J=9.3, 7.3Hz), 1.38 (3H, d, J=6.3Hz), 1.26 (3H, d, J=7.3Hz).
(3)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾ−ル−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例78(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾ−ル−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 320mg (0.534mmol) をテトラヒドロフラン 16ml, 蒸留水 16mlに溶解し、10%パラジウム炭素 320mg存在下、室温にて接触水素還元を5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 45mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=9:1)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾ−ル−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸ナトリウム塩を白色固体として 144mg, 収率 56% で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.84 (1H, s), 4.75−4.66 (2H, m), 4.60 (2H, t, J=8.2Hz), 4.44−4.38 (1H, m), 4.35−4.23 (3H, m), 4.20 (1H, dd, J=2.4, 9.0Hz), 4.09 (2H, dt, J=8.9, 4.5Hz), 3.98−3.93 (1H, m), 3.43 (1H, dd, J=2.4, 6.2Hz), 3.24 (1H, dq, J=9.0, 7.2Hz), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 1.19 (3H, d, J=7.2Hz).
IR (KBr): 1750, 1621, 1470, 1385, 1294, 1277cm−1
Mass スペクトル (ESI+): m/z : 509 [M+Na]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 509.1102[M+Na]+,計算値: 509.1083
元素分析 :実測値 : C,46.25% H,6.23% N,11.07% S,5.90%
計算値 : C,49.38% H,4.77% N,11.52% S,6.59%
【0439】
実施例79
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(3−アミノ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−{4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−イルカルボニル]−1,3−オキサゾ−ル−2−イル}アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例75で得られた3−アセチルチオ−1−{4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−イルカルボニル]−1,3−オキサゾ−ル−2−イル}アゼチジン190mg(0.383mmol) をジメチルホルムアミド10ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 42mg (0.460mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート228mg (0.383mmol) のアセトニトリル 11ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン268μl (1.53mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=93:7)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−{4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−イルカルボニル]−1,3−オキサゾ−ル−2−イル}アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として257mg, 収率86%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 (4H, d, J=8.8Hz), 7.75 (1H, s), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.51 (2H, d, J=8.8Hz), 5.51 (1H, d, J=13.7Hz),5.34−5.31 (1H, m), 5.25 (1H, d, J=13.7Hz), 5.21 (2H, s), 4.87−4.82 (1H,m), 4.60−4.42 (2H, m), 4.49 (2H, q, J=8.8Hz), 4.38−4.30 (1H, m), 4.28−4.20 (3H, m), 4.06 (2H, dt, J=8.8, 4.9Hz), 4.00−3.93 (1H, m), 3.29 (1H, dd, J=2.9, 6.8Hz), 3.18 (1H, dq, J=9.0, 6.8Hz), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.26 (3H, d, J=6.8Hz).
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(3−アミノ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例79(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−{4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−イルカルボニル]−1,3−オキサゾ−ル−2−イル}アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート250mg (0.321mmol) をテトラヒドロフラン 13ml, 蒸留水 13mlに溶解し、10%パラジウム炭素 250mg存在下、室温にて接触水素還元を3.5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過し、濾液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水 ̄蒸留水:アセトニトリル=82:18)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(3−アミノ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 68mg, 収率46%で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.88 (1H ,s), 4.60 (2H, t, J=8.2Hz), 4.57−4.49 (2H, m), 4.35−4.16 (6H, m), 4.08 (2H, dt, J=8.6, 4.5Hz), 3.44 (1H, dd, J=2.5, 6.2Hz), 3.24 (1H, dq, J=9.0, 7.2Hz), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz),1.19 (3H, d,J=7.2Hz).
IR (KBr): 1754, 1624, 1457, 1380cm−1
Mass スペクトル (ESI+): m/z : 486[M+Na]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 464.1609[M+H]+, 計算値: 464.1603 (C20H26N5O6S)
元素分析 : C20H25N5O6S・10/3H2Oとして計算
実測値 : C,45.85% H,5.69% N,13.62% S,6.18%
計算値 : C,45.88% H,6.10% N,13.38% S,6.12%
【0440】
実施例80
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3S)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例76で得られた3−アセチルチオ−1−{4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン530mg(1.08mmol) をジメチルホルムアミド27ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 120mg (1.30mmol)を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート642g (1.08mmol) のアセトニトリル 32ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン753μl (4.32mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル ̄酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として652mg, 収率76%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (4H, d, J=8.8Hz), 7.77 (1H, s), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.53 (2H, t, J=8.8Hz), 6.82−6.78 (1H, m), 5.51(1H, d, J=13.6Hz), 5.25 (1H, d, J=13.6Hz), 5.30−5.18 (2H, m), 4.66−4.58 (1H, m), 4.57−4.46 (2H, m), 4.11−4.20 (2H, m), 4.26 (1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 4.14−4.04 (2H, m), 3.82−3.74 (1H, m), 3.64−3.55 (2H, m), 3.46−3.40(1H, m), 3.29 (1H, dd, J=2.2, 6.6Hz), 3.20 (1H, dq, J=8.8, 7.2Hz), 2.30−2.20 (1H, m), 2.10−1.92 (1H, m), 1.38 (3H, d, J=6.6Hz), 1.27 (3H, d, J=7.2Hz).
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3S)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例80(1)で得られた化合物p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート650mg (0.821mmol) をテトラヒドロフラン 33 ml, 蒸留水 33 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 650mg存在下、室温にて接触水素還元を4.5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過し、濾液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水 ̄蒸留水:アセトニトリル=76:24)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3S)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 129mg, 収率33%で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.94 (1H, s), 4.68−4.60 (1H, m), 4.60 (2H, t, J=8.2Hz), 4.35−4.28 (1H, m), 4.25 (1H, dq, J=6.2, 6.4Hz), 4.19 (1H, dd, J=2.4, 9.1Hz), 4.09 (2H, dt, J=8.9, 4.4Hz), 3.63 (1H, dd, J=7.0, 12.6Hz), 3.58 (1H, dt, J=12.0, 7.6Hz), 3.50−2.98 (3H, m), 3.24 (1H, dq, J=9.1, 7.2Hz), 2.49−2.39 (1H, m), 2.22−2.13 (1H, m), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 1.19 (3H, d, J=7.2Hz).
IR (KBr): 1755, 1626, 1543, 1386cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 478 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 478.1768 [M+H]+, 計算値: 478.1761 (C21H28N5O6S)
元素分析 : C21H27N5O6S・3H2Oとして計算
実測値 : C,47.33% H,5.52% N,12.9% S,5.97%
計算値 : C,47.45% H,6.26% N,13.17% S,6.06%
【0441】
実施例81
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例77で得られた3−アセチルチオ−1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン280mg(0.572mmol) をジメチルホルムアミド14ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 63mg (0.686mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート340g (0.572mmol)のアセトニトリル 17ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン399μl (2.29mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、4.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル ̄酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として323mg, 収率73%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 8.22 (2H, dd, J=8.8, 12.7Hz), 7.77 (1H, s), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.52 (2H, dd, J=8.8, 12.7Hz), 6.82−6.78 (1H, bt, J=6.8Hz), 5.51 (1H, d, J=13.7Hz), 5.23 (1H, d, J=13.7Hz), 5.25−5.19 (2H, m), 4.66−4.58 (1H, m), 4.56−4.49 (2H, m), 4.30−4.21 (3H, m), 4.13−4.04 (2H, m), 3.80−3.74 (1H, m), 3.64−3.53 (2H, m), 3.44−3.39 (1H, m), 3.29 (1H, dd, J=2.9, 6.8Hz), 3.20(1H,dq,J=7.8,7.8Hz), 2.30−2.20 (1H, m), 2.10−1.94 (1H, m), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.27 (3H, d, J=7.8Hz).
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例81(1)で得られた化合物p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート320mg (0.404mmol) をテトラヒドロフラン 16ml, 蒸留水16 mlに溶解し、10%パラジウム炭素320mg存在下、室温にて接触水素還元を4時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過し、濾液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水 ̄蒸留水:アセトニトリル=79:21)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 88mg, 収率46%で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.94 (1H, s), 4.67−4.60 (1H, m), 4.60 (2H, t, J=8.3Hz), 4.35−4.28 (1H, m), 4.25 (1H, dq, J=6.2, 6.4Hz), 4.20 (1H, dd, J=2.4, 9.1Hz), 4.08 (2H, dt, J=8.8, 4.5Hz), 3.63 (1H, dd, J=7.0, 12.6Hz), 3.57 (1H, dt, J=12.0, 7.6Hz), 3.49−3.37 (3H, m), 3.24 (1H, dq, J=9.1, 7.2Hz), 2.49−2.38 (1H, m), 2.22−2.13(1H,m), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 1.19 (3H, d, J=7.2Hz)
IR (KBr): 1758, 1625, 1543, 1385cm−1
Mass スペクトル (ESI+): m/z : 478 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 478.1739 [M+H]+, 計算値: 478.1760 (C21H28N5O6S)
元素分析 : C21H27N5O6S・3H2Oとして計算
実測値 : C,47.30% H,5.88% N,13.14% S,6.01%
計算値 : C,47.45% H,6.26% H,13.17% S,6.03%
【0442】
【化19】
【0443】
【化20】
【0444】
【化21】
【0445】
【化22】
【0446】
【化23】
【0447】
【化24】
【0448】
【化25】
【0449】
【化26】
【0450】
【化27】
【0451】
【化28】
【0452】
【化29】
【0453】
【化30】
【0454】
【化31】
【0455】
【化32】
【0456】
【化33】
【0457】
【化34】
【0458】
【化35】
【0459】
参考例1
3−アセチルチオ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボチオイル)カルバミン酸エチルエステル
N−ベンズヒドリル−3−ヒドロキシアゼチヂン 20 g (83.6 mmol) をメタノール 600 ml に溶解し、10%パラジウム炭素 20 g 存在下、1気圧、50℃水浴中で 2時間接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過し、触媒を除去後、得られた濾液を減圧下濃縮した。残渣に酢酸エチルと蒸留水を加え、分液抽出し、有機層を蒸留水で再度抽出を行った。得られた水層を減圧下濃縮し、赤褐色のオイル状の生成物を得た。続いて、先の化合物を減圧乾燥後、テトラヒドロフラン 180 ml, 蒸留水 60 ml に溶解し、氷冷下にて、エトキシカルボニルイソチオシアナート 19.7 ml (167 mmol) を加え、10分後室温に戻し、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応液に酢酸エチル、飽和食塩水を加え分液抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1〜酢酸エチル)にて精製し、黄色油状の(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボチオイル)カルバミン酸エチルエステルを 7.4 g収率 43 % で得た。
【0460】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.63 (1H, br s), 4.80−4.50 (3H, m), 4.40−4.00 (4H, m including 2H, q, at 4.18, J=7.3Hz), 2.28 (1H, br s), 1.29 (3H, t, 7.3Hz)
(2)1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例1(1)で得られた(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボチオイル)カルバミン酸エチルエステル14.4 g (70.5 mmol) をエタノール 72 ml, 蒸留水 72 ml に溶解し、溶液中に水酸化ナトリウム 14.1 g (353 mmol) を加え、16時間加熱還流した。反応終了確認後、反応液を室温まで冷却し、その後氷冷下にて、4N−塩酸ガスージオキサン溶液 88 ml を加えた。続いて、系内にエチル−2−ブロモピルベート 17.7 ml (141 mmol)とトリエチルアミン 19.8 ml (141 mmol) を加え、再度1時間加熱還流した。反応終了確認後、系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=3:1〜1:1)にて精製し、淡褐色固体の1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを 8.5 g収率 53% で得た。
【0461】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.46 (1H, s), 4.88−4.78 (1H, m), 4.42−4.32 (4H, m), 4.02 (2H, ddd, J=10.3, 5.6, 1.5Hz), 2.05 (1H, br s), 1.37 (3H, t, 7.3Hz)
(3)1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例1(2)で得られた1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 676 mg (2.96 mmol) を塩化メチレン 20.5 ml に溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.28 ml (3.63 mmol), トリエチルアミン 0.495 ml (3.56 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 2時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にエタノールを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:2)にて精製し、淡褐色固体の1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 748 mg, 収率 82% で得た。
【0462】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.52 (1H, s), 5.50−5.30 (1H, m), 4.51 (2H, dd, J=9.9, 6.7Hz), 4.37 (2H, q, J=7.1Hz), 4.32 (2H, dd, J=10.1, 3.7Hz), 3.09 (3H, s), 1.37 (3H, t, J=7.1Hz)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例1(3)で得られた1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 742 mg (2.42 mmol) をジメチルホルムアミド 37 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.11 g(9.72 mmol)を加え、80℃油浴にて 6時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 494 mg, 収率 71% で得た。
【0463】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.49 (1H, s), 4.58 (2H, t, J=8.3Hz),4.50−4.30 (3H, m, including 2H, q, at 4.36, J=7.2Hz), 4.03 (2H, dd, J=8.3, 5.7Hz), 2.36 (3H, s), 1.37 (3H, t, J=7.2Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 287 [M+H]+
参考例2
3−アセチルチオ−1−(4−p−ニトロベンジルカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例1(2)で得られた1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 8.5 g (37.2 mmol) をジメチルホルムアミド 255 ml に溶解し、氷冷下にてt−ブチルジフェニルシリルクロリド19.4 ml (74.5 mmol), イミダゾール 5.07 g (74.5 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 2.5時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にエタノール 2.59 ml を加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと 10% 食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水,飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=6:1〜2:1)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 14.85 g, 収率 86% で得た。
【0464】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.64−7.58 (4H, m), 7.50−7.36 (6H, m), 7.43 (1H, s), 4.79−4.50 (1H, m), 4.35 (2H, q, J=7.3Hz), 4.13 (2H, dd, J=9.0, 6.6Hz), 4.06 (2H. dd, J=9.0, 5.1Hz), 1.36 (3H, t, J=7.1Hz), 1.06 (9H, s)
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 5.0 g (10.7 mmol)を無水テトラヒドロフラン 100 ml に溶解し、予め調整した水素化アルミニウムリチウム 1.22 g (32.1 mmol) の無水テトラヒドロフラン 250 ml の懸濁液に窒素雰囲気下、氷冷にて滴下し、滴下終了後同条件下にて 1.5時間攪拌した。反応終了確認後、同条件下にて系内に硫酸マグネシウム10水和物を徐々に加え、系内からの発泡がおさまったら、室温にて1時間攪拌した。その後系内に酢酸エチルを徐々に加え、続いて飽和食塩水を加えた。水層を酢酸エチルにて分液抽出したのち、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=3:1〜1:2)にて精製し、白色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 3.88 g, 収率 86% で得た。
【0465】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.66−7.58 (4H, m), 7.50−7.38 (6H, m), 6.40 (1H, s), 4.78−4.70 (1H, m), 4.53 (2H, s), 4.10 (2H, dd, J=9.2, 6.6Hz), 4.01 (2H, ddd, J=9.2, 5.1, 1.3Hz), 2.24 (1H, br s), 1.06 (9H, s)
(3)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ホルミル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 3.88 g (9.15 mmol) を無水塩化メチレン 194 ml に溶解し、溶液中に活性二酸化マンガン 19.4 g を加え、室温にて 7時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒: n−へキサン:酢酸エチル=3:1〜1:1)にて精製し、白色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ホルミル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 3.54 g, 収率 92% で得た・
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 9.69 (1H, s), 7.64−7.59−(4H, ,m), 7.50−7.36 (7H, m), 4.80−4.72 (1H, m), 4.16 (2H, dd, J=9.5, 6.6Hz), 4.08 (2H, ddd, J=9.5, 5.1, 1.5Hz), 1.06 (9H, s)
(4)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキル−2−イル)アゼチジン
参考例2(3)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ホルミル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 3.5 g (8.28 mmol) を無水塩化メチレン 21 ml に溶解し、系内にt−ブタノ−ル 105 ml, 2M 2−メチル−2−ブテン テトラヒドロフラン溶液 41.4 mlを加えた。続いて亜塩素酸ナトリウム 1.88 g (16.6 mmol), リン酸二水素ナトリウム 1.99 g (16.6 mmol)の 21 ml 水溶液を系内に氷冷下にて滴下し、1時間撹拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチル、1M−塩酸水 (pH:2から3)を加えた。水層を酢酸エチルにて分液抽出したのち、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜5%メタノール―酢酸エチル)にて精製し、褐色シロップ状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 2.43 g, 収率 67% で得た。
【0466】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.62−7.56 (4H, m), 7.50 (1H, s), 7.49−7.36 (6H, m), 4.81−4.72 (1H, m), 4.16−4.08 (2H, m), 4.04 (2H, dd, J=9.5, 5.1Hz), 2.00 (1H, br s), 1.07 (9H, s)
(5)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−p−ニトロベンジルカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 224.8 mg (0.51 mmol) を無水塩化メチレン 11.2 ml に溶解し、氷冷下にてオギザリルクロリド 0.067 ml (0.76 mmol) 触媒量のジメチルホルムアミド 0.022 ml を系内に加えた。 2時間後、反応液を減圧下濃縮し、残渣を 1時間減圧下乾燥した。この残渣を再度無水塩化メチレン 11.2 mlに溶解し、氷冷下、p−ニトロベンジルアルコール 157 mg (1.0 mmol)、トリエチルアミン 0.14 ml (1.0 mmol) を加え、 1時間攪拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=3:1)にて精製し、淡黄色シロップ状の3−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−p−ニトロベンジルカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 93 mg, 収率 32% で得た。
【0467】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.64−7.56 (4H, m), 7.50 (1H, s), 7.48−7.36 (6H, m), 5.42 (2H, s), 4.79−4.72 (1H, m), 4.16 (2H, dd, J=8.8, 6.8Hz), 4.07 (2H, dd, J=8.8, 4.8Hz), 1.06 (9H, s)
(6)1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例2(5)で得られた3−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−p−ニトロベンジルカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 93 mg (0.16 mmol) を無水テトラヒドロフラン 4.7 ml に溶解し、酢酸0.028 ml (0.49 mmol)、1M テトラブチルアンモニウムフロライド−テトラヒドロフラン溶液 0.48 ml (0.48 mmol) を氷冷下にて加え、室温にて 2時間攪拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=2:1)にて精製し、淡黄色固体の1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを 42.4 mg, 収率 81% で得た。
【0468】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.59 (2H, d, J=8.8Hz), 7.53 (1H, s), 5.40 (2H, s), 4.90−4.78 (1H, m), 4.39−(2H, dd, J=9.7, 7.2Hz), 4.03 (2H, dd, J=9.7, 5.1Hz), 2.28 (1H, d, J=6.2Hz).
(7)1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例2(6)で得られた1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 648 mg (1.93 mmol)を無水塩化メチレン 20 ml に溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド0.31 ml (3.95 mmol), トリエチルアミン 0.55 ml (3.95 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 3時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣を n−へキサン―酢酸エチルの混合溶媒で再結晶し、白色固体の1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 789 mg, 収率 99% で得た。
【0469】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.7Hz), 7.59 (1H, s),7.59 (2H, d, J=8,7Hz), 5.50−5.40 (3H, m including 1H, s at 5.44), 4.52 (2H, dd, J=10.3, 6.6Hz), 4.32 (2H, dd, J=10.3, 4.1Hz), 3.10 (3H, s)
(8)3−アセチルチオ−1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(7)で得られた1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 776mg (1.88 mmol)をジメチルホルムアミド 35 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 860 mg (7.53 mmol)を加え、90℃油浴にて 4時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒: n−へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 73.8 mg, 収率 11% で得た。
【0470】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.6Hz), 7.59 (2H, d, J=8.6Hz), 7.55 (1H, s), 5.43 (2H, s), 4.59 (2H, t, J=8.5Hz), 4.50−4.40 (1H, m), 4.04 (2H, dd, J=8.5, 5.7Hz), 2.36 (3H, s)
参考例3
3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 5.85 g (12.5 mmol)をベンゼン 290 ml に溶解し、0.67M塩化アンモニウム−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 56.4 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、40℃水浴中17時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水100mlと酢酸エチル50 mlを加え、室温下にて2時間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=3:1〜1:2)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 4.97 g, 収率91% で得た。
【0471】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.66−7.58 (4H, m), 7.50−7.38 (7H, m), 6.99 (1H, bs), 5.48 (1H, br s), 4.80−4.72 (1H, m), 4.10 (2H, dd, J=8.8, 6.6Hz), 4.01 (2H, dd, J=8.8, 5.1Hz), 1.07 (9H, s)
(2)1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例3(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 6.7 g (15.3 mmol) を無水テトラヒドロフラン 200 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 18.4 ml を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜10%メタノール―酢酸エチル)にて精製し、1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、2.78 g, 収率 91% で得た。
【0472】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.43 (1H, s), 7.05 (1H, br s), 5.47 (1H, br s), 4.90−4.80 (1H, m), 4.35 (2H, dd, J=9.5, 6.6Hz), 3.97 (2H, dd, J=9.5, 4.4Hz), 2.31 (1H, d, J=9.6Hz)
(3)1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例3(2)で得られた1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 1.0 g (5.02 mmol)を塩化メチレン 30 ml, ピリジン 5 ml に溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.967 ml ( 12.5 mmol), トリエチルアミン 1.75 ml (12.5 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 2.5時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノール 0.405 ml を加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣にイソプロピルエーテルを加え、濾過し、淡黄色固体の1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 1.30 g, 収率 94% で得た。
【0473】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.50 (1H, s), 6.99 (1H, br s), 5.60−5.40 (2H, m), 4.46 (2H, ddd, J=9.5, 6.6, 1.5Hz), 4.28 (2H, ddd, J=9.5, 4.4, 1.5Hz), 3.11 (1H, s)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例3(3)で得られた1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン3.04 g (11.0 mmol) をジメチルホルムアミド 152 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 7.5 g (65.8 mmol)を加え、80℃油浴にて 10時間攪拌した。反応終了確認後,反応系内に酢酸エチルと10% 食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜4%メタノール―酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 1.97 g, 収率 70% で得た。
【0474】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.46 (1H, s), 7.00 (1H, br s), 5.55 (1H, br s), 4.53 (2H, t, J=8.1Hz), 4.50−4.40 (1H, m), 3.99 (2H, dd, J=8.1, 5.1Hz), 2.37 (3H, S)
参考例4
3−アセチルチオ−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 7.73 g (16.6 mmol)をベンゼン 370 ml に溶解し、0.67M塩化アンモニウム−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 75 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、50℃水浴中17時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水100mlを加え、さらに続いて反応系内に酢酸エチルを加え、室温下にて30分間攪拌した。分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=3:1)にて精製し、淡黄色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 6.98 g 収率 76% で得た。
【0475】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ 7.64 (4H, m), 7.50−7.37 (6H, m), 7.20 (1H, s), 4.80−4.74 (1H, m), 4.13 (2H, dd, J=8.8, 6.8Hz), 4.04 (2H, dd, J=8.8, 4.9Hz), 1.07 (9H, s)
IR (KBr): 2230, 1535, 1465, 1310, 1114 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 420 [M+H]+
(2)1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例4(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 2.36 g ( 5.62 mmol) を無水テトラヒドロフラン 115 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 6.7 ml (6.7 mmol)を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:酢酸エチル=1:2)にて精製し、1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、0.78 g, 収率 77% で得た。
【0476】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.26 (1H, s), 4.92−4.86 (1H, m), 4.37 (2H, dd, J=9.8, 6.8Hz), 4.02 (2H, dd, J=9.8, 4.9Hz), 2.34 (1H, d, J=5.9Hz)
(3)1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例4(2)で得られた1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 0.78 g (4.3 mmol)を塩化メチレン 40 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 1.0 ml (12.9 mmol), トリエチルアミン 1.8 ml (12.9 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま40分間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノールを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、白色固体の1−(4−二トリル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 1.12 g, 収率100% で得た。
【0477】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.31 (1H, s), 5.50−5.40 (1H, m), 4.50 (2H, dd, J=9.9, 6.6Hz), 4.31 (2H, dd, J=9.9, 4.4Hz), 3.11 (3H, s)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−シアノ1、3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例3(3)で得られた1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン1.12 g (4,32 mmol) をジメチルホルムアミド 56 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 3.89 g (27.0 mmol)を加え、80℃油浴にて 4時間攪拌した。反応終了確認後,反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=2:1)にて精製し、褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 0.767 g, 収率 75%で得た。
【0478】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.28 (1H, s), 4.57 (2H, t, J=8.3Hz),4.50−4.40 (1H, m), 4.03 (2H, dd, J=8.3, 5.5Hz), 2.39 (3H, s)
参考例5
3−アセチルチオ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1、2−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン(5) 500mg (1.07 mmol)をベンゼン 25 ml に溶解し、0.67Mメチルアミン塩酸塩−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 3.21 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、1.5時間加熱還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水25 mlと酢酸エチル 50 mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 479 mg, 収率 99% で得た。
【0479】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.65−7.59 (4H, m), 7.50−7.34 (7H, m), 7.14 (1H, br s), 4.80−4.70 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=8.8Hz), 4.00 (2H, dd, J=8.8, 5.1Hz), 2.95 (3H, d, J=5.1Hz), 1.06 (9H, s)
(2)1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例5(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン4.74 g (10.5 mmol) を無水テトラヒドロフラン 240 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 12.6 ml (12.6 mmol) を加え、そのまま30分間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、2.10 g, 収率 96% で得た。
【0480】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.34 (2H, s), 7.20 (1H, br s), 4.85−4.75 (1H, m), 4.31 (2H, dd, J=9.7, 6.4Hz), 3.94 (2H, dd, J=9.7, 5.5Hz), 3.10 (1H, br s), 2.96 (3H, d, J=5.1Hz)
Mass スペクトル: 213 [M+]
(3)1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例5(2)で得られた1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 2.15 g (10.1 mmol)を塩化メチレン 45 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 3.12 ml (40.3 mmol), トリエチルアミン 7.04 ml (50.5 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 1.5時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノールを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、淡黄色フォーム状固体の1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン(11c)を 2.95 g, 収率 100%で得た。
【0481】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.44 (1H, s), 7.18 (1H, br s), 5.50−5.39 (1H, m), 4.45 82H, dd, J=9.7, 6.6Hz), 4.26 (2H, dd, J=9.7, 4.3Hz), 3.11 (3H, s), 2.97 (3H, d, J=5.1Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 292 [M+H]+
(4)3−アセチルチオ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例5(3)で得られた1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 3.0 g (10.3 mmol)をジメチルホルムアミド 150 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 7.07g (61.9 mmol)を加え、80℃油浴にて 3時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:4〜1:10)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 2.41 g, 収率 86% で得た。
【0482】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.44 (1H, s), 7.18 (1H, br s), 4.53 (2H, t, J=8.0Hz), 4.50−4.40 (1H, m), 4.50−3.95 (2H, m), 2.95 (3H, d, J=6.0Hz), 2.38 (3H, s)
Mass スペクトル (FAB+): 272 [M+H]+
参考例6
3−アセチルチオ−1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 500 mg (1.07 mmol)をベンゼン 25 ml に溶解し、0.67Mジメチルアミン塩酸塩−トリメチルアルミ二ウム−ベンゼン溶液 3.21 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、2時間加熱還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水 50 mlと酢酸エチル50 mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=3:1〜1:3)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 500 mg, 収率 100% で得た。
【0483】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.70−7.60 (4H, m), 7.52−7.40 (6H, m), 7.00 (1H, s), 4.79−4.70 (1H, m), 4.11 (2H, dd, J=9.5, 7.5Hz), 4.02 (2H, dd, J=9.5, 5.0Hz), 3.19 (3H, s), 3.05 (3H, s), 1.06 (9H, s)
(2)1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例6(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 5.13 g (10.7 mmol) を無水テトラヒドロフラン 250 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 12.0 ml (12.0mmol) を加え、そのまま30分間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを無色透明シロップとして、 2.42 g, 収率 100% で得た。
【0484】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.03 (1H, s), 4.90−4.70 (1H, m), 4.32 (2H, t, J=8.2Hz), 3.95 (2H, dd, J=8.2, 4.5Hz), 3.20 (3H, br s), 3.05 (3H, br s), 2.85 (1H, br s)
Mass スペクトル: 227 [M+]
(3)1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例6(2)で得られた1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 2.56 g (10.7 mmol)を塩化メチレン 50 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 2.4 ml (31.0 mmol), トリエチルアミン 7.4 ml (53.1 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 2.5時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノールを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、淡褐色オイル状の1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 3.28 g, 収率 100% で得た。
【0485】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.13 (1H, s), 5.50−5.38 (1H, m), 4.46 (2H, dd, J=9.7, 6.6Hz), 4.26 (2H, dd, J=9.7, 4.3Hz), 3.21 (3H, br s), 3.10 (3H, s), 3.07 (3H, br s)
Mass スペクトル (FAB+): 306 [M+H]+
(4)3−アセチルチオ−1−(4−N,N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例6(3)で得られた1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン3.40 g (11.1 mmol) をジメチルホルムアミド 170 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 7.62 g (66.7 mmol)を加え、80℃油浴にて 3時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:n−へキサン=4:1〜5:1〜7:1)にて精製し、褐色シロップ状の3−アセチルチオ−1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン2.71 g, を収率 85% で得た。
【0486】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.09 (1H, s), 4.53 (2H, dd, J=9.0, 7.9Hz), 4.50−4.40 (1H, m), 3.99 (2H, dd, J=9.0, 5.5Hz), 3.20 (3H, br s), 3.06 (3H, br s), 2.36 (3H, s)
参考例7
3−アセチルチオ−1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.0 g (2.14 mmol)をベンゼン 50 ml に溶解し、0.67Mエチルアミン塩酸塩−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 6.42 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、2時間加熱還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水50mlと酢酸エチル100mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=5:1〜1:1)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 997 mg, 収率 100% で得た。
【0487】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.66−7.58 (4H, m), 7.50−7.37 (6H, m), 7.35 (1H, s), 7.14 (1H, br s), 4.80−4.76 (1H, m), 4.16−4.06 (2H, m), 4.01 (2H, dd, J=8.8, 5.1Hz), 3.43 (2H, dq, J=7.3, 5.6Hz), 1.22 (3H, t, J=7.3Hz), 1.07 (9H, s)
(2)1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例7(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 990 mg (2.14 mmol) を無水テトラヒドロフラン 30 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.56 ml (2.56 mmol) を加え、そのまま1.3攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル〜5%メタノール−酢酸エチル)にて精製し、1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、461 mg, 収率 95% で得た。
【0488】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.36 (1H, s), 7.20 (1H, br s), 4.90−4.78 (1H, m), 4.32 (2H, dd, J=9.0, 7.3Hz), 3.96 (2H, dd, J=9.0, 4.3Hz), 3.44 (2H, dq, J=7.2, 5.4Hz), 2.61 (1H, d, J=6.6Hz), 1.22 (3H, t, J=7.2Hz)
(3)1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例7(2)で得られた1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 460 mg (2.02 mmol)を塩化メチレン 23 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.469 ml (6.06 mmol), トリエチルアミン 0.849 ml (6.06 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1.3時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣にシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:3〜酢酸エチル)、淡黄色固体の1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 598 mg, 収率 97% で得た。
【0489】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.44 (1H, s), 7.13 (1H, br s), 5.48−5.38 (1H, m), 4.46 (2H, ddd, J=9.5, 6.6, 1.5Hz), 4.27 (2H, ddd, J=9.5, 4.4, 1.5Hz), 3.45 (2H, dq, J=7.3, 5.0Hz), 3.10 (3H, s), 1.24 (3H, t, J=7.3Hz)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例7(3)で得られた1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 590 mg (1.93 mmol) をジメチルホルムアミド 30 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.32g (11.6 mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1〜1:2)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 453 mg, 収率 82% で得た。
【0490】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.40 (1H, s), 7.14 (1H, br s), 4.53 (2H, t, J=8.8Hz), 4.48−4.38 (1H, m), 3.98 (2H, dd, J=8.8, 5.6Hz), 3.44 (2H, dq, J=7.3, 5.9Hz), 2.37 (3H,s), 1.23 (3H, t, J=7.3Hz)参考例8
3−アセチルチオ−1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.0 g (2.14 mmol)をベンゼン 50 ml に溶解し、0.67Mイソプロピルアミン塩酸塩−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 6.42 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、2.5時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水50mlと酢酸エチル100mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いてさらに反応系内に酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 1.01 g, 収率 99% で得た。
【0491】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.66−7.58 (4H, m), 7.50−7.36 (6H, m), 7.34 (1H, s), 6.98 (1H, br d, J=8.1Hz), 4.80−4.70 (1H, m), 4.26−4.16 (1H, m), 4.11 (2H, dd, J=8.8, 7.3Hz), 4.02 (2H, dd, J=8.8, 4.4Hz), 1.24 (6H, d, J=6.6Hz), 1.07 (9H, s)
(2)1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例8(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.01 g (2.11 mmol) を無水テトラヒドロフラン 30 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.53 ml (2.53 mmol) を加え、そのまま30分間攪拌した。
反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:3〜酢酸エチル)にて精製し、1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、 681 mg, 収率 100% で得た。
【0492】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.36 (1H, s), 7.00 (1H, br d, J=8.0Hz), 4.90−4.78 (1H, m), 4.32 (2H, dd, J=9.9, 8.7Hz), 3.97 (2H, ddd, J=9.9, 7.3, 1.7Hz), 2.55 (1H, d, J=8.0Hz), 1.25 (6H, d, J=6.6Hz)
(3)1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例8(2)で得られた1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 490 mg (2.03 mmol)を塩化メチレン 15 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.471 ml (6.09 mmol), トリエチルアミン0.854 ml (6.09 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:3〜酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 681 mg, 収率100% で得た。
【0493】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.44 (1H, s), 7.00 (1H, br d, J=8.0Hz), 5.48−5.38 (1H, m), 4.46 (2H, dd, J=9.5, 6.6Hz), 4.32−4.18 (3H, m including 2H, dd, at 4.28, J=9.5, 5.1Hz), 3.11 (3H, s), 1.25 (6H, d, J=6.6Hz)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例8(3)で得られた1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 680 mg (2.03 mmol) をジメチルホルムアミド 35 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.39 g (12.2 mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水,飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 461 mg, を収率 81% で得た。
【0494】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.40 (1H, s), 6.98 (1H, br s), 4.54 (2H, t, J=8.8Hz), 4.50−4.40 (1H, m), 4.26−4.16 (1H, m), 3.99 (2H, dd, J=8.8, 5.9Hz), 2.37 (3H, s), 1.24 (6H, d, J=5.9Hz)
参考例9
3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.0 g (2.14 mmol)をベンゼン 50 ml に溶解し、0.67Mシクロペンチルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 6.42 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、5時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水50mlと酢酸エチル100mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.07 g, を収率 99% 得た。
【0495】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.66−7.60 (4H, m), 7.50−7.38 (6H, m), 7.34 (1H, s), 7.08 (1H, br d, J=8.1Hz), 4.80−4.70 (1H, m), 4.38−4.26 (1H, m), 4.11 (2H, dd, J=8.8, 5.6Hz), 4.02 (2H, dd, J=8.8, 4.4Hz), 2.12−2.20 (2H, m), 1.80−1.40 (6H, m), 1.07 (9H, s)
(2)1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例9(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン1.07 g (2.12 mmol) を無水テトラヒドロフラン 32 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.54 ml (2.54 mmol) を加え、そのまま40分間攪拌した。反応終了確認後、反応液に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1〜酢酸エチル)にて精製し、1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、528 mg, 収率 93 % で得た。
【0496】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.36(1H,s), 7.11 (1H, d, J=4.4Hz), 4.88−4.78 (1H, m), 4.40−4.25 (3H, m), 3.96 (2H, dd, J=9.5, 4.4Hz), 2.54 (1H, d, J=6.0Hz), 2.12−2.00 (2H, m), 1.80−1.44 (6H, m)
(3)1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例9(2)で得られた1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 520 mg (1.95mmol)を塩化メチレン 16 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.452 ml (5.84 mmol), トリエチルアミン0.818 ml (5.84 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 691 m, 収率 100% で得た。
【0497】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.43 (1H, s), 7.07 (1H, br d, J=8.1Hz), 5.48−5.38 (1H, m), 4.46 (2H, ddd, J=9.9, 6.6, 1.5Hz), 4.40−4.20 (3H,m including 2H, ddd, J=9.9, 4.9, 1.5Hz), 3.11 (3H, s), 2.15−1.98 (2H, m), 1.80−1.40 (6H, m)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例9(3)で得られた1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン670 mg (1.95 mmol) をジメチルホルムアミド 34 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.34 g (11.7 mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=2:1〜1:2)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン550 mg, を収率 87% で得た。
【0498】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.40 (1H, s), 7.10 (1H, d, J=8.0Hz),4.53 (2H, dd, J=9.2, 6.9Hz), 4.48−4.38 (1H ,m), 4.38−4.26 (1H ,m), 3.99(2H, dd, J=9.2, 4.6Hz), 2.36 (3H, s), 2.12−2.06 (2H ,m), 1.80−1.40 (6H,m)
参考例10
3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン1.0 g (2.14 mmol)をベンゼン 50 ml に溶解し、0.67Mシクロへキシルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 6.42 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、2時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水50mlと酢酸エチル100mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=5:1〜1:1)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 1.09 g, 収率 99% で得た。
【0499】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.66−7.58 (4H, m), 7.50−7.38 (6H, m), 7.34 (1H, s), 7.04 (1H, br d, J=8.8Hz), 4.80−4.70 (1H, m), 4.11 (2H, dd, J=8.8, 6.6Hz), 4.02 (2H, dd, J=8.8, 5.1Hz), 3.98−3.80 (1H, m), 2.02−1.94 (2H, m), 1.80−1.70 (2H, m), 1.70−1.10 (6H, m), 1.07 (9H, s)
(2)1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例10(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.09 g (2.10 mmol) を無水テトラヒドロフラン55 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.52 ml (2.52 mmol) を加え、そのまま1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応液に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1〜酢酸エチル)にて精製し、1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、 570 mg, 収率 97% で得た。
【0500】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.36 (1H, s), 7.07 (1H, d, J=8.1Hz),4.99−4.78 (1H, m), 4.33 (2H, dd, J=9.0, 7.3Hz), 4.00−3.80 (3H, m including 2H, dd, J=9.0, 4.4Hz), 2.56 (1H, d, J=8.3Hz), 2.02−1.92 (2H, m), 1.80−1.70 (2H, m), 1.70−1.10 (6H m)
(3)1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例10(2)で得られた1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 570 mg (2.03 mmol)を塩化メチレン 17 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.471 ml (6.08 mmol), トリエチルアミン 0.852 ml (6.08 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 17時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣にイソプロピルエーテルを加え、濾過し、淡黄色固体の1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 739 mg, 収率 100% で得た。
【0501】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.43 (1H, s), 7.02 (1H, br d, J=8.1Hz), 5.48−5.39 (1H, m), 4.46 (2H, ddd, J=9.5, 6.6, 1.5Hz), 4.27 (2H, dd, J=9.5, 5.1Hz), 3.98−3.84 (1H, m), 3.11 (3H, s), 2.01−1.94 (2H, m), 1.80−1.70 (2H, m), 1.70−1.10 (6H, m)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロヘキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例10(3)で得られた1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 730 mg (2.03 mmol) をジメチルホルムアミド 37 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.39 g (12.2 mmol)を加え、80℃油浴にて15時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=2:1〜1:2)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 372 mg, 収率 54% で得た。
【0502】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.40 (1H, s), 7.06 (1H, br d, J=8.0Hz), 4.53 (1H, dd, J=9.5, 8.2Hz), 4.48−4.40 (1H, m), 3.99 (2H, dd, J=9.5,3.7Hz), 3.95−3.85 (1H, m), 2.37 (3H, s), 2.01−1.96 (2H, m), 1.80−1.10 (8H, m)
参考例11
3−アセチルチオ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.0 g (2.14 mmol)をベンゼン 50 ml に溶解し、0.67Mモルホリン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 6.42 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、2時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水 50 mlと酢酸エチル 100 mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチルー3:1〜1:3)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 1.05 g, 収率 97% で得た。
【0503】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.64−7.58 (4H, m), 7.50−7.36 (6H, m), 7.12 (1H, s), 4.80−4.70 (1H, m), 4.10 (2H, dd, J=9.6, 8.0Hz), 4.00 (2H, dd, J=9.6, 4.8Hz), 3.96−3.60 (8H, m), 1.06 (9H, s)
(2)1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例11(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.05 g (2.07 mmol) を無水テトラヒドロフラン 32 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.48 ml (2.48mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜10%メタノール−酢酸エチル)にて精製し、1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、542 mg, 収率 97% で得た。
【0504】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.15 (1H, s), 4.90 (1H, m), 4.32 (2H, dd, J=8.8, 7.3Hz), 3.95 (2H, dd, J=8.8, 4.4Hz), 4.00−3.60 (8H, m), 2.45 (1H, br s)
(3)1−(4−N−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例11(2)で得られた1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 540 mg (2.01 mmol)を塩化メチレン 27 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.467 ml (6.03 mmol), トリエチルアミン 0.845 ml (6.03 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:5%メタノール−酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを688 mg, 収率 99% で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.23 (1H, s), 5.45−5.40 (1H, m), 4.45 (2H, dd, J=9.5, 6.6Hz), 4.26 (2H, ddd, J=9.5, 4.4, 1.5Hz), 4.00−3.60 (8H, m), 3.10 (3H, s)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例11(3)で得られた1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 680 mg (1.96 mmol) をジメチルホルムアミド 20 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 671 mg (5.87 mmol)を加え、80℃油浴にて 18時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:3〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 411 mg, 収率 64% で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.20 (1H, s), 4.52 (2H, t, J=8.8Hz),4.48−4.38 (1H, m), 3.98 (2H, dd, J=8.8, 5.1Hz), 4.00−3.60 (8H, m), 2.36(3H, s)
参考例12
3−アセチルチオ−1−(4−4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例2(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 548.9 mg (1.29 mmol) を無水テトラヒドロフラン 28 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 1.56 ml (1.56 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、230 mg, 収率 96%で得た。
【0505】
1H−NMR(400MHz ,CD3OD): δ(ppm) 6.54 (1H, s), 4.76−4.68 (1H, m), 4.46 (2H, s), 4.32−4.24 (2H, m), 3.88−3.82 (2H ,m)
(2)1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例12(1)で得られた1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 226.5 mg (1.22 mmol) をジメチルホルムアミド 11.5 ml に溶解し、氷冷下にてt−ブチルジメチルシリルクロリド 220 mg (1.46 mmol), イミダゾール 120 mg (1.76 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 5時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノール 2 ml を加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと 飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、白色固体の1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを 300.4 mg, 収率 82% で得た。
【0506】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 6.43 (1H, s), 4.86−4.78 (1H, m), 4.66 (2H,s), 4.30 (2H, dd, J=9.5, 7.0Hz), 3.93 (2H ,dd J=9.5, 4.4Hz), 2.80 (1H, br s), 0.94 (9H, S), 0.10 (6H, s)
(3)1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例12(2)で得られた1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 300.4 mg (1.00 mmol)を塩化メチレン 15 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.2 ml (2.49 mmol), トリエチルアミン 0.35 ml (2.51 mmol) を加え、そのまま 1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン―酢酸エチル=1:1)にて精製し、黄色シロップ状の1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 326.5 mg, 収率 86% で得た。
【0507】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 6.50 (1H, s), 5.44−5.38 (1H, m), 4.43 (2H, dd, J=9.9, 5.5Hz), 4.23 (2H, dd, J=9.9, 4.1Hz), 3.10 (3H, s), 0.90 (9H, s), 0.10 (6H, s)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例12(3)で得られた1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン326.5 mg (0.86 mmol) をジメチルホルムアミド 16 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 780 mg (5.41 mmol)を加え、80℃油浴にて 2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=4:1)にて精製し、褐色シロップ状の3−アセチルチオ−1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 191 mg, 収率 62% で得た。
【0508】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 6.45 (1H, s), 4.66 (2H, s), 4.50 (2H, t, J=8.6Hz), 3.95 (2H, dd, J=8.6, 5.1Hz), 2.35 (3H, s), 0.93 (9H, s), 0.10 (6H, s)
参考例13
4−アセチルチオ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
(1)(4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボチオイル)カルバミン酸エチルエステル
3−ヒドロキシピペリジン 1.0 g (9.89 mmol) をテトラヒドロフラン 50 mlに溶解し、氷冷下にて、エトキシカルボニルイソチオシアナート 1.4 ml (11.9 mmol) を加え、10分後室温に戻し、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応液に酢酸エチル、飽和食塩水を加え分液抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:酢酸エチル=1:2)にて精製し、黄色油状の(4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボチオイル)カルバミン酸エチルエステルを 2.3 g 収率 100% で得た。
【0509】
1H NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 4.26 (1H, br s), 4.19 (2H, q, J=8.3Hz), 4.06 (1H, m), 4.0−3.4 (3H, dull s), 2.10 (2H, m), 1.80−1.60 (4H, m),1.29 (3H, t, J=8.3Hz)
(2)1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン
参考例13(1)で得られた(4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボチオイル)カルバミン酸エチルエステル2.3 g (9.89 mmol) をエタノール 23 ml, 蒸留水 23 ml に溶解し、溶液中に水酸化ナトリウム 1.98 g (49.5 mmol) を加え、15時間加熱還流した。反応終了確認後、反応液を室温まで冷却し、その後氷冷下にて、4N−塩酸ガスージオキサン溶液12.4 ml を加えた。続いて、系内にエチル−2−ブロモピルベート 2.5 ml (19.8 mmol)、トリエチルアミン 2.8 ml (20.1 mmol) を加え、再度1時間加熱還流した。反応終了確認後、系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:酢酸エチル=2:1)にて精製し、淡黄色シロップ状の1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン を 0.99g, 収率 39% で得た。
【0510】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.46 (1H, s), 4.35 (2H, q, J=7.8Hz), 3.96 (1H, m), 3.88 (2H, dt, J=13.5, 3.0Hz), 3.31 (2H, ddd, J=13.5, 9.0, 3.0Hz), 2.04−1.96 (2H,m), 1.74−1.56 (3H, m), 1.37 (3H, t, J=7.8Hz)Mass スペクトル: 256 [M+]
(3)1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−メタンスルホニルオキシピペリジン
参考例13(2)で得られた1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン 128 mg (0.50 mmol) を塩化メチレン 6.5 ml に溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.043 ml (0.56 mmol), トリエチルアミン0.084 ml (0.60 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま30分攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にエタノール1 ml を加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル− n−へキサン=5:1で再結晶し、白色固体の1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−メタンスルホニルオキシピペリジンを 81.0 mg, 収率49% で得た。
【0511】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ (ppm) 7.49 (1H, s), 5.01−4.90 (1H, m), 4.45 (2H, q, J=8.0Hz), 3.80 (2H, ddd, J=12.6, 8.4, 4.2Hz), 3.52 (2H, ddd, J=12.6, 8.4, 4.2Hz), 3.05 (3H, s), 2.20−1.90 (4H, m), 1.36 (3H, t, J=8.0Hz)
Mass スペクトル: 334 [M+]
(4)4−アセチルチオ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例13(3)で得られた1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−メタンスルホニルオキシピペリジン 76 mg (0.23 mmol)をジメチルホルムアミド 4.0 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 145 mg (1.3 mmol)を加え、90℃油浴にて8時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒: n−へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡褐色固体の4−アセチルチオ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン を 67mg, 収率 94% で得た。
【0512】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.45 (1H, s), 4.34 (2H, q, J=7.1Hz) 3.88 (2H, dt, J=13.4, 3.2Hz), 3.80−3.60 (1H, m), 3.33 (ddd, J=13.6, 8.5, 3.2Hz), 2.33 (3H, s), 2.15−1.95 (2H,m), 1.85−1.65 (2H, m), 1.37 (3H, t, 7.1Hz)
Mass スペクトル: 314 [M+]
参考例14
4−アセチルチオ−1−(4−p−ニトロベンジルカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
(1)4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例13(2)で得られた1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン 1.00 g (3.90 mmol) をジメチルホルムアミド 50 ml に溶解し、氷冷下にてt−ブチルジメチルシリルクロリド 1.2 g (7.96 mmol), イミダゾール 0.6 g (8.8 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 18時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にエタノールを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=4:1)にて精製し、淡黄色オイル状の4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 1.38 g, 収率 95% で得た。
【0513】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.42 (1H, s), 4.35 (2H, q, J=7.1Hz), 4.03−3.89 (1H, m), 3.70 (2H, ddd, J=12.4, 8.5, 3.7Hz), 3.46 (2H, ddd, 12.4, 8.5, 3.7Hz), 1.90−1.77 (2H, m), 1.71−1.59 (2H, m), 1.37 (3H, t,J=7.1Hz), 0.90 (9H, s), 0.08 (6H, s)
Mass スペクトル: 370 [M+]
(2)4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例14(1)で得られた4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 1.0 g (2.7 mmol)をエタノール 20 ml に溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液 5.4 ml (5.4 mmol) を氷冷下にて加え、その後室温で3.5時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて2N−塩酸水 1.8 mlを加えた。(系内pH:6−5)その後系内に酢酸エチルを徐々に加え、続いて飽和食塩水を加えた。水層を酢酸エチルにて分液抽出したのち、得られた有機層に無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をメタノール−酢酸エチルにて再結晶し、1次晶を白色結晶で 471 mg を得た。次に母液を濃縮して得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:2−プロパノ−ル:水=10:4:1〜5:2:1)にて精製し、白色固体の4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジンを 440mg, を得、合計 911 mg, 収率 99% で得た。
【0514】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3+D2O): δ(ppm) 7.35 (1H, s), 4.10−3.85 (1H,m), 3.75−3.50 (2H, m), 3.50−3.25 (2H, m), 1.90−1.70 (2H, m), 1.70−1.50 (2H, m), 0.90 (9H, s), 0.07 (6H, m)
Mass スペクトル (FAB+): 343 [M+H]+
(3)4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例14(2)で得られた4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 902 mg (2.63 mmol) を無水塩化メチレン 40 ml に溶解し、窒素雰囲気下、氷冷にてヒドロキシベンゾトリアゾール 710 mg(5.3 mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボヂイミド塩酸塩 (WSC) 1.254 g (6.6 mmol),p−ニトロベンジルアルコール 788 mg (5.2 mmol))を加え、室温にて4時間攪拌した。反応終了確認後、反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、黄色固体の4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジンを916 mg, 収率 73% で得た。
【0515】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.5Hz), 7.60 (2H,d, J=8.5Hz), 7.49 (1H, s), 5.42 (2H, s), 4.05−3.95 (1H, m), 3.70 (2H, ddd, J=12.6, 8.6, 3.9Hz), 3.48 (2H, ddd, J=12.6, 6.2, 4.2Hz), 1.92−1.76 (2H, m), 1.75−1.50 (2H, m), 0.90 (9H, s), 0.07 (6H, s)
Mass スペクトル (FAB+): 478 [M+H]+
(4)1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン
参考例14(3)で得られた4−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−p−ニトロベンジルカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 300mg (0.628 mmol) を無水テトラヒドロフラン 15 ml に溶解し、酢酸 0.22 ml (3.84 mmol)、1M テトラブチルアンモニウムフロライド−テトラヒドロフラン溶液 3.76 ml (3.76 mmol) を氷冷下にて加え、室温にて21時間攪拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、淡黄色固体の1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジンを 123 mg, 収率 54% で得た。
【0516】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3+D2O): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.0Hz), 7.60(2H, d, J=8.0Hz), 7.50 (1H, s), 5.42 (2H, s), 4.02−3.94 (1H, m), 3.89 (2H, dt, J=12.0, 4.0Hz), 3.33 (2H, ddd, J=12.0, 8.0, 4.0Hz), 2.05−1.94 (2H, m), 1.75−1.55 (2H, m)
Mass スペクトル: 363 [M+]
(5)4−メタンスルホニルオキシ−1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例14(4)で得られた1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾ−ル−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン 0.75 g (2.06 mmol)を無水塩化メチレン 38 ml に溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.18 ml (2.33 mmol), トリエチルアミン 0.35 ml (2.51 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=2:1)にて精製し、無色固体の4−メタンスルホニルオキシ−1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジンを 0.87 g, 収率 96 % で得た。
【0517】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.5Hz), 7.59 (2H,d, J=8.5Hz), 7.54 (1H, s), 5.42 (2H, s), 5.05−4.95 (1H, m), 3.79 (2H, ddd, J=12.2, 7.6, 4.0Hz), 3.55 (2H, ddd, J=12.2, 7.2, 4.0Hz), 3.07 (3H, s), 2.18−2.06 (2H, m), 2.00−1.80 (2H, m)
Mass スペクトル (FAB+): 441 [M+H]+
(6)4−アセチルチオ−1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例14(5)で得られた4−メタンスルホニルオキシ−1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン1.2 g (2.72 mmol)をジメチルホルムアミド 60 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 625 mg ( 5.47 mmol)を加え、90℃油浴にて3.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡褐色固体の4−アセチルチオ−1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジンを 769 mg, 収率 88 % で得た。
【0518】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.4Hz), 7.59 (2H,d, J=8.4Hz), 7.51 (1H, s), 5.42 (2H, s), 3.95−3.80 (2H, m), 3.80−3.60 (1H, m), 3.34 (2H, ddd, J=13.1, 9.9, 3.1Hz), 2.34 (3H, s), 2.25−1.95 (2H,m), 1.85−1.65 (2H, m)
Mass スペクトル (FAB+): 422 [M+H]+
参考例15
4−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
(1)4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例14(2)で得られた4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 4.99 g (14.6 mmol)を塩化メチレン 150 ml に溶解し、カルボニルジイミダゾ−ル 2.80 g (17.3mmol) を窒素雰囲気下、室温で加え、同条件にて1.5時間攪拌した。原料消失確認後、続いて系内に28%アンモニア水8.7 mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応液を減圧濃縮後残査に酢酸エチル、飽和食塩水を加え分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡黄色固体の4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジンを 2.90 g, 収率 59 %で得た。
【0519】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.39 (1H, s), 7.03 (1H, br s), 5.50 (1H, br s), 4.05−3.95 (1H, m), 3.66 (2H, ddd, J=12.5, 8.6, 3.7Hz), 3.43 (2H, ddd, J=12.5, 6.5, 4.2Hz), 1.92−1.75 (2H, m), 1.75−1.55 (2H, m),0.90 (9H, s), 0.08 (6H, s)
Mass スペクトル (FAB+): 342 [M+H]+
(2)1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン
参考例15(1)で得られた4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 1.226 g (3.59 mmol) を無水テトラヒドロフラン 30 ml に溶解し、氷冷下にて酢酸 1.85 ml (32.3 mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 32.3 ml (32.3 mmol) を加え、そのまま 24時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジンを白色固体として、0.82 g, 収率100 % で得た。
【0520】
1H−NMR(400MHz ,CD3OD): δ(ppm) 7.38 (1H, s), 3.95−3.80 (1H, m), 3.40−3.20 (2H, m), 2.00−1.85 (2H, m), 1.75−1.50 (2H, m)
Mass スペクトル (FAB+): 228 [M+H]+
(3)1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−メタンスルホニルオキシピペリジン
参考例15(2)で得られた1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン 1.93 g (8.49 mmol)を塩化メチレン 100 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 10.0 ml (129 mmol), トリエチルアミン 18.0 ml (129 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 24時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノールを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、淡黄色固体の1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−メタンスルホニルオキシピペリジン(31a)を 1.59 g, 収率 61 %で得た。
【0521】
1H−NMR(400MHz ,CD3OD): δ(ppm) 7.42 (1H, s), 5.10−4.90 (1H, m), 3.77(2H, ddd, J=13.0, 7.4, 4.0Hz), 3.53 (2H, ddd, J=13.0, 7.7, 4.0Hz), 3.12(3H, s), 2.18−2.07 (2H, m), 2.00−1.89 (2H, m)
Mass スペクトル: 305 [M+]
(4)4−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例15(3)で得られた1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−メタンスルホニルオキシピペリジン(31a) 1.59 g (5.21 mmol)をジメチルホルムアミド 80 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.19 g ( 10.4 mmol)を加え、90℃油浴にて2.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:n−へキサン=10:1)にて精製し、褐色固体の4−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジンを 1.01 g, 収率 68 %で得た。
【0522】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.41 (1H, s), 7.00 (1H, br s), 5.55 (1H, br s), 3.90−3.78 (2H, m), 3.78−3.64 (1H, m), 3.35−3.25 (2H, m),2.32 (3H, s), 2.10−2.00 (2H, m), 1,80−1.65 (2H ,m)
Mass スペクトル (FAB+): 285 [M+H]+
参考例16
4−アセチルチオ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピぺリジン
(1)4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例14(2)で得られた4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 200 mg (0.584 mmol)をジメチルホルムアミド 6.0 ml に溶解し、カルボニルジイミダゾ−ル 114mg (0.703 mmol) を窒素雰囲気下、室温で加え、50℃油浴にて3時間攪拌した。原料消失確認後、続いて系内に 40%メチルアミン水溶液0.23 mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチル、飽和食塩水を加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=5:4)にて精製し、淡褐色固体の4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジンを 202.5 mg, 収率 97 % で得た。
【0523】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.36 (1H, s), 7.20 (1H, br s), 4.10−3.98 (1H, m), 3.68 (2H, ddd, J=12.6, 8.5, 3.7Hz), 3.45 (2H, ddd, J=12.6, 6.4, 4.2Hz), 2.99 (3H, d, J=4.8Hz), 1.95−1.78 (2H, m), 1.78−1.60 (2H, m), 0.93 (H, s), 0.11 (6H, s)
Mass スペクトル (FAB+): 356 [M+H]+
(2)1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例16(1)で得られた4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン1.69 g (4.75 mmol) を無水テトラヒドロフラン 85 ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸 1.36 ml (23.8 mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液23.8 ml(23.8 mmol)を加え、50℃油浴にて14.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジンを白色固体として、1.48 g, 収率 97 %で得た。
【0524】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ 7.35 (1H, s), 7.18 (1H, br s), 4.05−3.90 (1H, m), 3.74 (2H, ddd, J=12.7, 4.7Hz),. 3.28 (2H, ddd, J=12.7, 9.0,3.6Hz), 2.10−1.90 (2H, m), 1.80−1.50 (3H, m)
Mass スペクトル: 241 [M+]
(3)4−メタンスルホニルオキシ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例16(2)で得られた1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン 1.143 g (4.74 mmol)を塩化メチレン 35 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.44 ml (5.68 mmol), トリエチルアミン 0.86 ml (5.68 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 4時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノールを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣に酢酸エチルを加え、濾過し、淡黄色固体の4−メタンスルホニルオキシ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジンを 1.438 g, 収率 95 % で得た。
【0525】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.38 (1H, s), 7.14 (1H, br s), 5.06−4.93 (1H, m), 3.74 (2H, ddd, J=13.2, 7.5, 4.2Hz), 3.48 (2H, ddd, J=13.2, 7.2, 4.2Hz), 3.07 (3H, s), 2.97 (3H, d, J=5.1Hz), 2.20−1.90 (4H, m)Mass スペクトル (FAB+): 320 [M+H]+
(4)4−アセチルチオ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例16(3)で得られた4−メタンスルホニルオキシ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン1.438 g (4.50 mmol) をジメチルホルムアミド 72 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.03 g (9.00 mmol)を加え、90℃油浴にて 2.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:n−へキサン=10:1〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の4−アセチルチオ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジンを, 1.22 g, 収率 91 % で得た。
【0526】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.38 (1H, s), 7.15 (1H, br s), 3.82 (2H, dt, J=12.7, 4.8Hz), 3.78−3.63 (1H, m), 3.30 (2H, ddd, J=12.7, 11.1, 4.7Hz), 2.95 (3H, d, J=6.4Hz), 2.35 (3H, s), 2.15−1.95 (2H, m), 1.85−1.35 (2H, m)
Mass スペクトル (FAB+): 300 [M+H]+
参考例17
4−アセチルチオ−1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例14(2)で得られた4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 0.98 g (2.86 mmol)をジメチルホルムアミド 30 ml に溶解し、カルボニルジイミダゾ−ル 559 mg (3.45 mmol) を窒素雰囲気下、室温で加え、50℃油浴にて3時間攪拌した。原料消失確認後、続いて系内に50%ジメチルアミン水溶液100mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルを加え、分液操作を行った。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=2:3)にて精製し、淡黄色オイル状の4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン)を、995 mg, 収率 94% で得た。
【0527】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.04 (1H, s), 4.05−3.95 (1H, m),3.67 (2H, ddd, J=12.6, 8.4, 4.3Hz), 3.41 (2H, ddd, J=12.6, 7.0, 4.3Hz),3.26 (3H, br s), 3.07 (3H, br s), 1.92−1.75 (2H, m), 1.72−1.50 (2H, m),0.90 (9H, s), 0.08 (6H, s)
Mass スペクトル (FAB+): 370 [M+H]+
(2)1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン
参考例17(1)で得られた4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 2.13 g (5.76 mmol) を無水テトラヒドロフラン 85 ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸 1.65 ml (28.8 mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液28.8 ml (28.8 mmol)を加え、50℃油浴で1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジンを白色固体として、1.47 g, 収率 100 % で得た。
【0528】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.07 (1H, s), 4.03−3.89 (1H, m),3.83 (2H, ddd, J=12.0, 5.0Hz), 3.35−3.20 (5H, m), 3.08 (3H, br s), 2.05−1.90 (2H, m), 1.90−1.55 (3H, m)
Mass スペクトル: 255 [M+]
(3)1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−メタンスルホニルオキシピペリジン
参考例17(2)で得られた1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン 1.47 g (5.76 mmol)を塩化メチレン 60 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.82 ml (10.6 mmol), トリエチルアミン 1.48 ml (10.6 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノールを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)で精製し、淡黄色固体の1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−メタンスルホニルオキシピペリジンを1.38 g, 収率 72 % で得た。
【0529】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.12 (1H, s), 5.05−4.90 (1H, m),3.85−3.65 (2H, m), 3.60−3.40 (2H, m), 3.23 (3H, br s), 3.08 (6H, br s) 2.20−1.90 (4H, m)
Mass スペクトル (FAB+): 334 [M+H]+
(4)4−アセチルチオ−1−(4−N,N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例17(3)で得られた1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−メタンスルホニルオキシピペリジン 1.33 g (3.99 mmol) をジメチルホルムアミド 66 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 940 mg (8.23 mmol)を加え、90℃油浴にて 3.0時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:n−へキサン=5:1〜7:1)にて精製し、淡褐色固体の4−アセチルチオ−1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジンを 629 mg, 収率 50%で得た。
【0530】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.07 (1H, s), 3.90−3.78 (3H, m),3.75−3.60 (2H, m), 3.40−3.15 (5H, m), 3.08 (3H, br s), 2.32 (3H, s), 2.12−1.98 (2H, m), 1.82−1.60 (2H, m)
Mass スペクトル (FAB+): 314 [M+H]+
参考例18
(3S)−3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン
(1){(3R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボチオイル}カルバミン酸エチルエステル
(3R)−3−ヒドロキシピロリジン塩酸塩 15 g (121.4 mmol)をテトラヒドロフラン 450 mlに溶解し、氷冷下にて、エトキシカルボニルイソチオシアナート 15.7ml を加え、10分後室温に戻し、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応液に酢酸エチル、飽和食塩水を加え分液抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル−n−へキサンの混合溶媒で再結晶後濾取し、黄色結晶の{(3R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボチオイル}カルバミン酸エチルエステルを24.62 g, 収率 93% で得た。
【0531】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.38−7.25 (1H, br s), 4.35−3.63 (5H,m), 4.16 (2H, q, J=6.8Hz), 2.19−2.05 (2H, m), 1.30 (3H,, t, J=6.8Hz)
(2)(3R)−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジン
参考例18(1)で得られた{(3R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボチオイル}カルバミン酸エチルエステル24.6 g (113 mmol) をエタノール 125 ml, 蒸留水 125 ml に溶解し、溶液中に水酸化ナトリウム 31.6 g (789 mmol)を加え、一晩加熱還流した。反応終了確認後、反応液を室温まで冷却し、その後氷冷下にて、4N−塩酸ガスージオキサン溶液を pH 7 になるまで加えた。続いて、系内にエチル−2−ブロモピルベート 28.4 ml (226 mmol)、トリエチルアミン 31.7 ml (226 mmol)を加え、再度1時間加熱還流した。反応終了確認後、系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=1:1〜1:2)にて精製し、淡褐色固体の (3R)−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジンを19.26 g, 収率 70% で得た。
【0532】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.39 (1H, s), 4.66−4.61 (1H, m), 4.36 (2H, q, J=7.3Hz), 3.72−3.65 (2H, m), 3.62−3.56 (2H, m), 2.23−2.15 (1H,m), 2.14−2.07 (1H, m), 1.37 (3H, t, J=7.3Hz)
(3)(3R)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン
参考例18(2)で得られた(3R)−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジン3.0 g (12.4 mmol) をジメチルホルムアミド 90 ml に溶解し、氷冷下にてt−ブチルジフェニルシリルクロリド 6.45 ml (24.8 mmol), イミダゾール 1.69 g (24.8 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にエタノール 0.86 ml を加え、室温下にて2時間攪拌した。
続いて反応系内に酢酸エチルと10% 食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=4:1〜1:1)にて精製し、淡褐色固体の (3R)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジンを 5.85 g,収率 90% で得た。
【0533】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.69−7.60 (4H, m), 7.48−7.35 (6H, m), 7.39 (1H, s), 4.56−4.50 (1H, m), 4.12 (2H, q, J=7.3Hz), 3.77−3.70 (1H,m), 3.56−3.46 (3H, m), 2.06−1.90 (2H, m), 1.38 (3H, t, J=7.3Hz), 1.05 (9H, s)
(4)(3R)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン
参考例18(3)で得られた(3R)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン 300mg (0.624 mmol)をエタノール 12 ml、蒸留水 3 ml に溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液 1.56 ml (1.56 mmol) を室温にて加え、その後室温で、6時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて1N−塩酸水を加えた。(系内pH:4−5)その後系内に酢酸エチルを徐々に加え、続いて飽和食塩水を加えた。水層を酢酸エチルにて分液抽出したのち、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮し、白色固体の(3R)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジンを 305 mg, 収率 97% で得た。
【0534】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.68−7.60 (4H, m), 7.48−7.35 (6H, m), 7.40 (1H, s), 4.57−4.50 (1H, m), 3.72−3.62 (1H, m), 3.50−3.36 (3H, m),2.10−1.92 (2H, m), 1.05 (9H, s)
(5)(3R)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン
参考例18(4)で得られた(3R)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン 910 mg (2.01 mmol) をジメチルホルムアミド 30 ml に溶解し、カルボニルジイミダゾ−ル 652 mg (4.02 mmol) を窒素雰囲気下、室温で加え、50℃油浴にて4時間攪拌した。原料消失確認後、続いて系内に28% アンモニア水 2.7 mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと10% 食塩水を加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、淡褐色固体の(3R)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジンを 730 mg, 収率 80% で得た。
【0535】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.71−7.64 (4H, m), 7.48−7.38 (6H, m), 7.09−7.05 (1H, br s), 5.50−5.44 (1H, br s), 4.57−4.52 (1H, m), 3.72−3.66 (1H, m), 3.51−3.45 (1H, m), 3.45−3.43 (2H, m), 2.09−2.02 (1H, m), 2.08−1.93 (1H, m), 1.08 (9H, s)
(6)(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジン
参考例18(5)で得られた(3R)−3−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 950 mg (2.10mmol) を無水テトラヒドロフラン 20 ml に溶解し、氷冷下にて1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.52 ml (2.52 mmol) を加え、室温に戻して 1.3時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1〜酢酸エチル〜10% メタノール−酢酸エチル)にて精製し、(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジンを白色固体として、428 mg, 収率 96% で得た。
【0536】
1H−NMR(400MHz ,DMSO−d6): δ(ppm) 7.42−7.36 (1H, br s), 7.30−7.23 (1H, br s), 7.27 (1H, s), 5.08 (1H, d, J=3.7Hz), 4.42−4.37 (1H, m), 3.51 (1H, dd, J=11.0, 4.4Hz), 3.90−3.43 (2H, m), 3.30−3.27 (1H, m), 2.14−2.01 (1H, m), 1.99−1.86 (1H, m)
(7)(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジンと(3R)−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジン
参考例18(6)で得られた(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジン 290 mg (1.36 mmol) を塩化メチレン 9 ml に懸濁させ、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド0.684 ml (8.85 mmol), トリエチルアミン 1.24 ml (8.85 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノール 0.33 ml を加え、室温下にて30分間攪拌した。
反応液を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(溶出溶媒:5%メタノール−酢酸エチル〜10%メタノール−酢酸エチル)で精製し、淡黄色固体の(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジンを 130 mg, 収率 45% で、(3R)−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジンを淡黄色固体で 148 mg, 収率40% で得た。
(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジン (a) 1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.41 (1H, s), 7.10−6.98 (1H, bs), 5.60−5.52 (1H, br s), 5.50−5.40 (1H, m), 3.88−3.76 (2H, m), 3.65−3.60 (2H, m), 3.08 (3H, s), 2.50−2.41 (1H, m), 2.39−2.32 (1H, m)
(3R)−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジン (b) 1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.23 (1H, s),5.45−5.42 (1H, m), 3.88−3.76 (2H, m), 3.69−3.62 (2H, m), 3.08 (3H, s), 2.55−2.47 (1H, m), 2.43−2.32 (1H, m)
(8)(3S)−3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン
参考例18(7)で得られた(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジン 190 mg (0.652 mmol) をアセトニトリル 6 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 223 mg (1.96 mmol)を加え、4時間加熱還流した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1〜酢酸エチル〜2%メタノール−酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の (3S)−3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジンを 135 mg, 収率 77% で得た。
【0537】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.37 (1H, s), 7.08−7.02 (1H, br s), 5.50−5.44 (1H, br s), 4.26−4.12 (1H, m), 3.94 (1H, dd, J=11.0, 6.6Hz), 3.62−3.50 (2H, m), 3.44 (1H, dd, J=11.0, 5.1Hz), 2.54−2.45 (1H, m), 2.36 (3H, s), 2.13−2.04 (1H, m)
参考例19
(3S)−3−アセチルチオ−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン
参考例18(7)で得られた(3R)−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジン300 mg (1.10 mmol) をアセトニトリル 9 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 376 mg (3.30 mmol)を加え、5時間加熱還流した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=5:1〜1:1)にて精製し、淡褐色固体の(3S)−3−アセチルチオ−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジンを137 mg, 収率 50%で得た。
【0538】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.19 (1H, s), 4.19−4.12 (1H, m), 3.94 (1H, dd, J=11.0, 6.6Hz), 3.64−3.53 (2H, m), 3.43 (1H, dd, J=11.0, 5.1Hz), 2.55−2.48 (1H, m), 2.36 (3H, s), 2.15−2.06 (1H, m)
参考例20
(3R)−3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン
(1)(3R)−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジン
参考例18(2)で得られた(3R)−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジン 970 mg (4.00 mmol) を塩化メチレン 30 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 1.24 ml (16.0 mmol), トリエチルアミン 2.24 ml (16.0 mmol) を加え、そのまま 1時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にエタノール 0.81 ml を加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=4:1〜1:1)で精製し、淡黄色固体の (3R)−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジンを 1.00 g, 収率 78% で得た。
【0539】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.43 (1H, s), 5.44−5.41 (1H, m), 4.36 (2H, q, J=7.0Hz), 3.92 (1H, dd, J=12.5, 1.5Hz), 3.85 (1H, dd, J=12.5, 3.7Hz), 3.72−3.65(2H, m), 3.06 (3H, s), 2.52−2.46 (1H, m), 2.40−2.31(1H ,m), 1.38 (3H, t, J=7.0Hz),
(2)(3S)−3−アセチル−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン
参考例20(1)で得られた(3R)−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジン 1.0 g (3.12 mmol) をジメチルホルムアミド 30 ml に溶解し、室温下にて酢酸カリウム 919 mg (9.36 mmol)を加え、80℃油浴にて5.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水,飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=3:1〜1:1)にて精製し、淡褐色固体の(3S)−3−アセチル−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジンを 877 mg, 収率 99% で得た。
【0540】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.41 (1H, s), 5.45−5.41 (1H, m), 4.36 (2H, q, J=7.3Hz), 3.44 (1H, dd, J=11.7, 5.1Hz), 3.70−3.60 (3H, m), 2.35−2.17 (2H, m), 2.05 (3H, s), 1.38 (3H, t, 7.3Hz)
(3)(3S)−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジン
実施例20(2)で得られた (3S)−3−アセチル−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン 5.0 g (17.6 mmol) をエタノール150 ml に溶解し、系内に60 mg (0.879 mmol) のナトリウムエトキシドを室温で加え、同条件下で一晩撹拌した。反応終了確認後、系内に4N−塩酸ガス−1, 4−ジオキサン 0.22mlを加え中和し、系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残査をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=1:1〜1:2)にて精製後、白色固体の(3S)−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジンを 4.16 g, 収率 98% で得た。
【0541】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.39 (1H, s), 4.67−4.61 (1H, m), 4.36 (2H, q, J=7.3Hz), 3.72−3.56 (4H, m), 2.24−2.07 (2H, m), 1.37 (3H, t, J=7.3Hz)
(4) (3S)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン
参考例20(3)で得られた(3S)−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジン 4.1 g (16.9 mmol) をジメチルホルムアミド 120 ml に溶解し、氷冷下にてt−ブチルジフェニルシリルクロリド 8.8 ml (33.8 mmol), イミダゾール 2.3 g (33.8 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にエタノール 1.18 ml を加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと 10% 食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水,飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン―酢酸エチル=4:1〜1:1)にて精製し、淡褐色固体の(3S)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジンを 7.60 g, 収率 94% で得た。
【0542】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.68−7.61 (4H, m), 7.52−7.35 (6H, m), 7.37 (1H, s), 4.56−4.51 (1H, m), 4.36 (2H, q, J=7.0Hz), 3.77−3.69 (1H,m), 3.58−3.48 (3H, m), 2.05−1.88 (2H, m), 1.38 (3H, t, J=7.0Hz), 1.05 (9H, s)
(5)(3S)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン
参考例20(4)で得られた(3S)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン5.0 g (10.4 mmol) をエタノール 200 mlと蒸留水 50 ml に溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液26.0 ml (26.0 mmol) を室温にて加え、そのまま7.5時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて1N−塩酸水を加えた。(系内pH: 4−5)その後系内に酢酸エチルを徐々に加え、続いて飽和食塩水を加えた。水層を酢酸エチルにて分液抽出したのち、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮し、白色固体の(3S)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジンを 4.71 g, 収率 100% で得た。
【0543】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.70−7.52 (4H, m), 7.52−7.25 (6H, m), 7.40 (1H, s), 4.57−4.40 (1H, m), 3.68−3.55 (1H, m), 3.48−3.24 (3H, m),2.04−1.86 (2H, m), 1.07 (9H, s)
(6)(3S)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン
参考例20(5)で得られた(3S)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン 4.7 g (10.4 mmol)をジメチルホルムアミド140 ml に溶解し、カルボニルジイミダゾ−ル 3.37 g (20.8 mmol) を窒素雰囲気下、室温で加え、50℃油浴にて3.5時間攪拌した。原料消失確認後、続いて系内に 28%アンモニア水 14 mlを加え、室温下にて1時間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと 10% 食塩水を加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=4:1〜2:1)にて精製し、淡褐色固体の(3S)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジンを 3.14 g, 収率 67% で得た。
【0544】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.68−7.62 (4H, m), 7.48−7.36 (6H, m), 7.34 (1H, s), 7.08−7.05 (1H, br s), 5.49−5.44 (1H, br s), 4.57−4.51 (1H, m), 2.10−1.93 (2H, m), 1.06 (9H, s)
(7)(3S)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジン
参考例20(6)で得られた (3S)−3−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 3.1 g (6.86 mmol) を無水テトラヒドロフラン 90 ml に溶解し、氷冷下にて1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液8.24 ml (8.24 mmol) を加え、そのまま 1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜10% メタノール―酢酸エチル)にて精製し、(3S)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジンを白色固体として 1.42 g, 収率 98% で得た。
【0545】
1H−NMR(400MHz ,DMSO−d6): δ(ppm) 7.43−7.36 (1H, br s), 7.74−7.22 (1H, br s), 7.27 (1H, s), 5.09 (1H, d, J=3.7Hz), 4.44−4.38 (1H, m), 3.51 (1H, dd, J=11.0, 4.4Hz), 3.49−3.42 (2H, m), 3.33−3.28 (1H, m), 2.15−2.02 (1H, m), 1.97−1.89 (1H, m)
(8)(3S)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジン
参考例20(7)で得られた(3S)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジン 1.42 g (6.66 mmol)を塩化メチレン 40 ml、ピリジン 9 mlに懸濁させ、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 2.58 ml (33.3 mmol), トリエチルアミン 4.67 ml (33.3 mmol) を加え、そのまま 1時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノール 1.2 ml を加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(溶出溶媒:5%メタノール―酢酸エチル〜10%メタノール―酢酸エチル)で精製し、淡黄色固体の(3S)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジンを 1.15 g, 収率 60% で得た。
【0546】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.41 (1H, s), 7.08−7.02 (1H, br s), 5.57−5.46 (1H, br s), 5.45−5.43 (1H, m), 3.86 (1H, dd, J=12.5Hz), 3.80 (1H, dd, J=12.5, 4.4Hz), 3.68−3.60 (2H, m), 3.08 (3H, s), 2.52−2.40 (1H, m), 2.39−2.31 (1H, m)
(9)(3R)−3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン
参考例20(7)で得られた(3S)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジン 1.15 g (をアセトニトリル 35 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.35 g (11.8 mmol)を加え、6時間加熱還流した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜2%メタノール―酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の(3R)−3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジンを 962 mg, 収率 90% 得た。
【0547】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.37 (1H, s), 7.13−6.99 (1H, br s), 5.59−5.45 (1H, br s), 4.19−4.09 (1H, m), 3.94 (1H, dd, J=11.0, 6.6Hz), 3.61−3.50 (2H, m), 3.44 (1H, dd, J=11.0, 5.1Hz), 2.54^2.45 (1H, m), 2.37 (3H, s), 2.14−2.05 (1H, m)
参考例21
3−アセチルチオ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
(1)1−カルバモイル−3−ヒドロキシアゼチヂン
N−ベンズヒドリル−3−ヒドロキシアゼチヂン5.36g (22.4 mmol) をメタノール250 ml に溶解し、10%水酸化パラジウム5.36 g 存在下、1気圧、50℃水浴中で1時間接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過し、触媒を除去後、得られた濾液を減圧下濃縮した。残渣に酢酸エチルと蒸留水を加え、分液抽出し、有機層を蒸留水で再度抽出を行った。
得られた水層を減圧下濃縮し、赤褐色のオイル状の生成物を得た。続いて、先の化合物を減圧乾燥後、酢酸10 ml, 蒸留水20 ml に溶解し、室温にて、シアン酸ナトリウム2.91 gの水溶液20 ml を加え、2時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を濃縮、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=5:1)にて精製し、無色油状の1−カルバモイル−3−ヒドロキシアゼチヂンを得た。
【0548】
1H−NMR(500MHz ,CD3OD): δ(ppm) 4.54−4.50(1H, m), 4.16−4.12(2H, m), 3.74(2H, dd, J=4.4, 9.7 Hz)
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−カルバモイルアゼチヂン
参考例21(1)で得られた1−カルバモイル−3−ヒドロキシアゼチヂンをジメチルホルムアミド100 ml に溶解し、氷冷下にてt−ブチルジフェニルシリルクロリド18.0 ml (66.9 mmol), イミダゾール4.55 g (66.9 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にエタノール1 ml を加え、室温下にて30分間攪拌した。
続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、白色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−カルバモイルアゼチヂンを1.45 g、2工程通算収率18%で得た。
【0549】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.60(4H, d, J=8.1 Hz), 7.46−7.36(6H, m), 4.59−4.54(1H, m), 4.26(2H,br s), 3.96(2H, t, J=8.8 Hz), 3.91(2H, dd, J=5.1, 8.8 Hz), 1.06(9H, s)
(3)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例21(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−カルバモイルアゼチヂン3.47 g (9.79 mmol) をテトラヒドロフラン170 mlに溶解し、溶液中に炭酸水素ナトリウム4.11 g (48.95 mmol)、エチル−2−ブロモピルベート2.5 ml (19.58 mmol) を加え、8時間加熱還流した。反応終了確認後、系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=5:1)にて精製し、白色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを2.96 g、収率45%で得た。
【0550】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.76(1H, s), 7.60(4H,d, J=7.8 Hz), 7.46−7.37(6H, m), 4.71−4.67(1H,m), 4.34(2H, q, J=6.8 Hz), 4.14(2H, t, J=8.8 Hz), 4.09(2H, dd, J=5.9, 9.8 Hz), 1.34(3H, t, J=6.8 Hz), 1.05(9H, s)
(4)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例21(3)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン325mg(0.72 mmol) をベンゼン7 ml に溶解し、0.67Mメチルアミン−トリメチルアルミ二ウム−ベンゼン溶液2.7 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、1時間加熱還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水20mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、白色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを236 mg、収率75%で得た。
【0551】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.72(1H, s), 7.61(4H,d, J=7.8 Hz), 7.47−7.38(6H, m), 6.88(1H, brs), 4.74−4.68(1H, m), 4.10(2H, t, J=8.7 Hz), 4.04(2H, dd, J=5.6, 8.8 Hz), 2.92(3H, d, J=5.0 Hz), 1.06(9H, s)
(5)1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例21(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン662 mg (1.52 mmol) をテトラヒドロフラン33 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液1.5 ml (1.5 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを白色固体として、210 mg、収率70%で得た。
【0552】
1H−NMR(400MHz ,CD3OD): δ(ppm) 7.83(1H, s), 4.86−4.66(1H, m), 4.33(2H, dd, J=6.6, 8.1 Hz), 3.93(2H, dd, J=5.1, 8.8 Hz), 2.85(3H, s)
(6)1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例21(5)で得られた1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン209 mg (1.06 mmol)を塩化メチレン5ml, ピリジン15ml に溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド0.41 ml (5.30 mmol), トリエチルアミン0.74 ml (5.30 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノール1 ml を加え、室温下にて30分間攪拌した。
反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを白色固体として、253 mg、収率86%で得た。
【0553】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.78(1H, s), 6.80(1H,brs), 5.41−5.35(1H, m), 4.48(2H, dd, J=6.6, 10.3 Hz), 4.30(2H, dd, J=4.4, 10.3 Hz), 3.10(3H, s), 2.94(3H, d, J=5.1 Hz)
(7)3−アセチルチオ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例21(6)で得られた1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン252 mg (0.92 mmol)をジメチルホルムアミド12 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム0.63 g (5.52 mmol)を加え、80℃油浴にて7時間攪拌した。反応終了確認後反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、3−アセチルチオ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを白色固体として、136 mg、収率58%で得た。
【0554】
1H−NMR(500MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.75(1H, s), 6.79(1H, brs), 4.55(2H, t, J=8.4 Hz), 4.43−4.37(1H, m), 4.02(2H, dd, J=5.8, 8.9 Hz), 2.94(3H, d, J=5.1 Hz), 2.36(3H, s)
参考例22
3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例21(3)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン1.70 g(3.77 mmol) をベンゼン38 ml に溶解し、0.67Mメチルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液13.7 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、50℃水浴中4時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水100mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、白色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを0.83 g、収率52%で得た。
【0555】
1H−NMR(500MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.75(1H, s), 7.61(4H, d, J=6.7 Hz), 7.47−7.36(6H, m), 6.72(1H, brs), 5.69(1H, brs), 4.74−4.69(1H, m), 4.12(2H, t,J=6.7 Hz), 4.05(2H, dd, J=5.0, 7.8 Hz), 1.06(9H, s)
(2)1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン1.30 g (3.08 mmol) をテトラヒドロフラン60 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液3.1 ml を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、0.43 g、収率75%で得た。
【0556】
1H−NMR(400MHz ,CD3OD): δ(ppm) 7.87(1H, s), 4.70−4.65(1H, m), 4.34(2H, dd, J=6.6, 9.5 Hz), 3.94(2H,dd, J=5.9, 9.5 Hz)
(3)1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例22(2)で得られた1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン423 mg (2.31 mmol)を塩化メチレン10ml, ピリジン30ml に溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド0.90 ml (11.55 mmol), トリエチルアミン1.60 ml (11.55mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノール1 ml を加え、室温下にて30分間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを白色固体として、470 mg、収率78%で得た。
【0557】
1H−NMR(400MHz ,CD3OD): δ(ppm) 7.91(1H, s), 5.45−5.42(1H, m), 4.51(2H, dd, J=6.6, 9.5 Hz), 4.28(2H,dd, J=4.4, 9.5 Hz), 3.16(3H, s)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例22(3)で得られた1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン469 mg (1.80 mmol)をジメチルホルムアミド23 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム1.23 g (10.80 mmol)を加え、80℃油浴にて8時間攪拌した。反応終了確認後反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを白色固体として、275 mg、収率63%で得た。
【0558】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.79(1H, s), 6.69(1H, brs), 5.60(1H, brs), 4.56(2H, t, J=8.8 Hz), 4.44−4.37(1H, m), 4.03(2H, dd, J=5.1, 8.8 Hz), 2.36(3H, s)
参考例23
3−アセチルチオ−1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例21(3)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン357mg(0.79 mmol) をベンゼン8 ml に溶解し、0.67Mメチルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液2.8 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、60℃水浴中7時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水10mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=5:1)にて精製し、無色油状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを130 mg、収率41%で得た。
【0559】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.66(1H, s), 7.60(4H, d, J=8.1 Hz), 7.48−7.38(6H, m), 4.73−4.70(1H, m), 4.14(2H, dd, J=6.6, 8.8 Hz), 4.08(2H, dd, J=5.1, 9.5 Hz), 1.06(9H, s)
(2)1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例23(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン0.61 g (1.51 mmol) をテトラヒドロフラン30 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液1.5 ml を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、0.21 g、収率86%で得た。
【0560】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.70(1H, s), 4.83−4.81(1H, m), 4.40(2H, dd, J=6.6, 9.5 Hz), 4.06(2H, dd, J=4.4, 8.8 Hz), 2.26(1H, d, J=5.9 Hz)
(3)1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例23(2)で得られた1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン214 mg (1.30 mmol)を塩化メチレン10ml, ピリジン5ml に溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド0.50 ml (6.50 mmol), トリエチルアミン0.90 ml (6.50 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノール1 ml を加え、室温下にて30分間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、無色油状の1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを310 mg、収率98%で得た。
【0561】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.76(1H, s), 5.42−5.36(1H, m), 4.53(2H, dd, J=6.6, 11.0 Hz), 4.34(2H, dd, J=4.4, 11.0 Hz), 3.11(3H, s)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例23(3)で得られた1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン309 mg (1.27 mmol)をジメチルホルムアミド15 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム0.87g (7.62 mmol)を加え、80℃油浴にて5時間攪拌した。反応終了確認後反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=2:1)にて精製し、無色油状の3−アセチルチオ−1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを157 mg、収率55%で得た。
【0562】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.72(1H, s), 4.60(2H, t, J=8.8 Hz), 4.45−4.38(1H, m), 4.07(2H, dd, J=5.9, 8.8 Hz), 2.37(3H, s).
参考例24
3−アセチルチオ−1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.0 g (2.14 mmol)をベンゼン 50 ml に溶解し、0.67Mアゼチジン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 4.6 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、4時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水50mlと酢酸エチル100mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 0.60 g, 収率 55 % で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.62 (4H, dd, J=8.0, 1.4Hz), 7.51−7.36 (6H, m), 7.42 (1H, s), 4.80−4.68 (1H ,m), 4.56 (2H, t, J=7.7Hz), 4.16(2H, t, J=7.7Hz), 4.09 (2H, t, J=8.7Hz),
4.00 (2H, dd, J=8.7, 4.9Hz), 2.28 (2H, quintet, J=7.7Hz), 1.06 (9H, s)
(2)1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例24(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 0.60 g (1.18 mmol) を無水テトラヒドロフラン 25 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 1.42 ml (1.42mmol) を加え、そのまま 30分間攪拌した。反応終了確認後、反応液に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒: 5% メタノール−酢酸エチル)にて精製し、1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、242 mg, 収率 86 % で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.35 (1H, s), 4.86−4.78 (2H, t, J=7.7Hz), 4.30 (2H, dd, J=9.5, 6.6Hz), 4.16 (2H, t, J=7.7Hz), 3.93 (2H, dd, J=9.5, 5.0Hz), 2.29 (2H, quintet, J=7.7Hz)
1.95−1.5 (dull s including 1H of OH group)
(3)1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例24(2)で得られた1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 242 mg (1.01 mmol)を塩化メチレン 10 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.43 ml (3.04 mmol), トリエチルアミン0.24 ml (3.04 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま30分間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣にイソプロピルエーテルを加え、濾過し、淡黄色固体の1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 302 mg, 収率 94 % で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.44 (1H, s), 5.46−5.38 (1H, m), 4.58 (2H, t, J=7.8Hz), 4.43 (2H, ddd, J=9.6, 6.6, 1.0Hz), 4.24 (1H, ddd, J=9.6, 4.6, 1.0Hz), 4.17 (2H, t, J=7.8Hz), 3.10 (3H, s), 2.30 (2H, quintet, J=7.8Hz)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例24(3)で得られた1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 302 mg (0.95 mmol) をジメチルホルムアミド 10 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 0.65 g (5.70 mmol)を加え、80℃油浴にて6時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=2:1)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 247 mg, 収率 87% で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.40 (1H, s), 4.57 (2H, t, J=7.8Hz),4.51 (2H, t, J=8.4Hz), 4.46−4.36 (1H, m), 4.16 (2H, t, J=7.8Hz), 3.96 (2H, dd, J=8.4, 5.3Hz), 2.36 (3H, s), 2.29 (2H, quintet, J=7.8Hz)
【0563】
参考例25
3−アセチルチオ−1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.0 g (2.14 mmol)をベンゼン 50 ml に溶解し、0.67Mチオモルホリン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 4.6 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、4時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水 50 mlと酢酸エチル 100 mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを1.16g, 収率98% で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.32 (4H, dd, J=7.9, 1.4Hz), 7.54−7.35 (6H, m), 7.07 (1H, s), 4.80−4.70 (1H, m), 4.10 (2H, dd, J=8.8, 6.5Hz), 4.10−3.86 (6H, m including 2H, dd at 4.00, J=8.8, 4.8Hz), 2.80−2.55 (4H, m), 1.06 (9H, s)
(2)1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例25(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(1、3−チアゾール−4−チオモルホリノカルボニル−2−イル)アゼチジン 1.16 g (2.10 mmol) を無水テトラヒドロフラン 35 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.52 ml (2.52 mmol) を加え、そのまま30分間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、599 mg, 収率100 % で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.09 (1H, s), 4.89−4.77 (1H, m), 4.32 (2H, dd, J=9.1, 6.7Hz), 4.10−3.90 (6H, m including 2H, dd at 3.96, J=9.1, 4.3Hz), 2.80−2.58 (4H, m), 2.50 (1H, br s)
(3)1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例25(2)で得られた1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 599 mg (2.50 mmol)を塩化メチレン 30 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.49 ml (6.30 mmol), トリエチルアミン 0.88 ml (6.30 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま30分間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:5% メタノール−酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 709 mg, 収率 93% で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.17 (1H, s), 5.46−5.38 (1H, m), 4.45 (2H, ddd, J=9.8, 6.7, <1.1Hz), 4.26 (2H, ddd, J=9.8, 4.4, 1.1Hz), 4.08−3.93 (4H, m), 3.11 (3H, s), 2.80−2.60 (4H, m)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例25(3)で得られた1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 709 mg (1.95 mmol) をジメチルホルムアミド 20 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム1.34 g (11.7 mmol)を加え、80℃油浴にて5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:n−へキサン:塩化メチレン=1:1:1)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 413 mg, 収率 64% で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.13 (1H, s), 4.53 (2H, t, J=8.4Hz),4.48−4.40 (1H, m), 4.13−3.86 (6H, m including 2H, dd at 3.98, J=8.4, 5.2Hz), 2.80−2.60 (4H ,m), 2.36 (3H, s)
参考例26
3−アセチルチオ−1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.00 g ( 2.14 mmol)をベンゼン 50 ml に溶解し、0.67Mピロリジン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 7.6 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、6 時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水 50 mlと酢酸エチル 100 mlを加え、室温下にて 2 時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 775 mg, 収率 78 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.70 − 7.56 ( 4H, m ), 7.35 − 7.50( 6H, m ), 7.21 ( 1H, s ), 4.80 − 4.70 ( 1H, m ),4.18 − 4.06 ( 2H, m ),4.00 ( 2H, dd, J= 8.6. 5.1 Hz ), 3.80 ( 2H, t, J= 6.5 Hz ),3.60 ( 2H, t, J= 6.5 Hz ), 1.83 − 1.98 ( 4H, m ), 1.06 ( 9H, s )
(2)3−ヒドロキシ―1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例26(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 775 mg ( 1.58 mmol) を無水テトラヒドロフラン 30 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0Mテトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.01 ml ( 2.01 mmol) を加え、室温で 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 20 : 1 )にて精製し、3−ヒドロキシ―1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを白色固体として、 290 mg, 収率 72 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.42 ( 1H, s ), 4.88 − 4.78 ( 1H, m ),4.32 ( 2H, dd, J= 9.0, 6.8 Hz ), 3.95 ( 2H, dd, J= 9.0, 4.3 Hz ), 3.82 ( 2H, t, J= 6.5 Hz ),3.61 ( 2H, t, J= 6.5 Hz ), 2.43 ( 1H, d, J= 6.8 Hz ), 1.83 − 1.97 ( 4H, m )
(3)3−メタンスルホニルオキシ―1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例26(2)で得られた3−ヒドロキシ―1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 290 mg ( 1.14 mmol)を塩化メチレン 9 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.30 ml ( 5.12 mmol), トリエチルアミン 0.70 ml ( 5.12 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:酢酸エチル= 1 : 1 〜酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ―1―(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 335 mg, 収率 89 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.33 ( 1H, s ), 5.48 − 5.38 ( 1H, m ), 4.45 ( 2H, ddd, J= 10.1, 6.6, 1.2 Hz ), 4.26 ( 2H, ddd, J= 10.1, 4.4, 1.1 Hz ), 3.82 ( 2H, t, J= 6.6 Hz ), 3.62 ( 2H, t, J= 6.6 Hz ), 3.10 ( 3H, s ), 2.00 − 1.83 ( 4H, m )
(4)3−アセチルチオ−1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例26(3)で得られた3−メタンスルホニルオキシ―1―(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 335 mg ( 1.01 mmol) をジメチルホルムアミド 15 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.10 g ( 8.80 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 5 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 235 mg, 収率 75 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.28 ( 1H, s ), 4.52 ( 2H, dd, J= 8.4, 8.4 Hz), 4.39 − 4.48 ( 1H, m ),3.98 ( 2H, dd, J= 8.4, 5.2 Hz ), 3.82 ( 2H, t, J= 6.5 Hz ), 3.61 ( 2H, t, J= 6.5 Hz ),2.36 ( 3H, s ), 1.98 −1.82 ( 4H, m )
【0564】
参考例27
3−アセチルチオ−1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.00 g ( 2.14 mmol)をベンゼン 50 ml に溶解し、0.67Mピペリジノ−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 7.3 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、 5 時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水 50 mlと酢酸エチル 100 mlを加え、室温下にて 2 時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 2 )にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 607 mg, 収率 56 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.61 ( 4H, dd, J= 6.2 Hz ), 7.35 −7.50 ( 6H, m ), 6.95 ( 1H, s ), 4.78 − 4.70 ( 1H, m ),4.17 − 4.05 ( 2H,m ), 4.01 ( 2H, dd, J= 8.6. 4.9 Hz ), 3.64 ( 4H, t, J= 5.4 Hz ),1.75 − 1.48 ( 6H, m ), 1.06 ( 9H, s )
(2)3−ヒドロキシ―1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例27(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 607 mg ( 1.20 mmol) を無水テトラヒドロフラン 25 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0Mテトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 1.40 ml ( 1.40 mmol) を加え、室温で 1 時間攪拌した。
反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 9 : 1 )にて精製し、3−ヒドロキシ―1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを白色固体として、 310 mg, 収率 97 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 6.97 ( 1H, s ), 4.87 − 4.77 ( 1H, m ), 4.33 ( 2H, ddd, J= 9.8, 6.6, 1.1 Hz ), 3.96 ( 2H, dd, J= 9.8, 4.4 Hz ), 3.57 − 3.72 ( 4H, t, J= 5.4 Hz ),1.81 − 1.45 ( 6H, m )
(3)3−メタンスルホニルオキシ―1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例27(2)で得られた3−ヒドロキシ―1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 310 mg ( 1.16 mmol)を塩化メチレン 10 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.27 ml (3.48 mmol), トリエチルアミン 0.49 ml ( 3.48 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ―1―(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 346 mg, 収率 86 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.06 ( 1H, s ), 5.37 − 5.47 ( 1H, m ), 4.46 ( 2H, dd, J= 9.8, 6.7 Hz ), 4.27 ( 2H, dd, J= 9.8, 4.3 Hz ), 3.65 ( 4H, t, J= 5.2 Hz ), 3.10 ( 3H, t, J = 5.2 Hz ), 1.78 − 1.47 ( 6H, m )
(4)3−アセチルチオ−1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例27(3)で得られた3−メタンスルホニルオキシ―1―(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 346 mg ( 1.00 mmol) をジメチルホルムアミド 15 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 687 mg ( 6.01 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 4 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 276 mg, 収率 85 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.02 ( 1H, s ), 4.54 ( 2H, dd, J= 8.5 Hz), 4.39 − 4.49 ( 1H, m ),3.99 ( 2H, dd, J= 8.5, 5.4 Hz ), 3.65 ( 4H, t, J= 5.4 Hz ),2.36 ( 3H, s ), 1.90 − 1.40 ( 6H, m )
参考例28
3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.00 g ( 2.14 mmol)をベンゼン 50ml に溶解し、0.67Mシクロプロピルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 7.20 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、 2 時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水 50 mlと酢酸エチル 100 mlを加え、室温下にて 2 時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 2 ) にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 979 mg, を収率 90 % 得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.62 − 7.62 ( 4H, m ), 7.33 − 7.50( 6H, m ), 7.36 ( 1H, s ), 4.80 − 4.68 ( 1H, m ),4.18 − 4.06 ( 3H, m ),4.02 ( 2H, dd, J= 8.2, 5.8 Hz ), 3.80 − 3.70 ( 1H, m ), 1.06 ( 9H, s ),0.83 ( 1H, t, J= 6.9 Hz ), 0.82 ( 1H, t, J= 6.9 Hz ),0.70 − 0.58 ( 2H, m )
(2)1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例28(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 907 mg ( 1.94 mmol) を無水テトラヒドロフラン 40 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.30ml ( 2.30 mmol) を加え、そのまま1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、 367 mg,収率 81 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.37 ( 1H, s ), 7.23 ( 1H, s ), 4.67 − 4.80 ( 1H, m ), 4.32 ( 2H, dd, J= 9.0, 6.7 Hz ), 3.96 ( 2H, dd, J= 9.0, 4.3 Hz ), 2.82 − 2.70 ( 1H, m ),0.84 ( 1H, t, J= 7.1 Hz ), 0.83 ( 1H, t, J= 7.1 Hz ), 0.55 − 0.70 ( 2H, m )
(3)1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例28(2)で得られた1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 376 mg ( 1.57 mmol)を塩化メチレン 10 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.36 ml( 4.71 mmol), トリエチルアミン 0.66 ml ( 4.71 mmol) を加え、そのまま2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡黄色固体の1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 343 mg,収率 88 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.45 ( 1H, s ), 7.18 ( 1H, s ), 5.48 − 5.36 ( 1H, m ), 4.44 ( 2H, dd, J= 10.2, 6.6 Hz ),4.26 ( 2H, dd, J= 10.2, 4.4 Hz ), 3.11 ( 3H, s ), 2.91 − 2.79 ( 1H, m ), 0.85 ( 1H, d, J= 6.9 Hz ), 0.84 ( 1H, d, J= 6.9 Hz ), 0.72 − 0.66 ( 2H, m )
(4)3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例28(3)で得られた1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 433 mg ( 1.31 mmol) をジメチルホルムアミド 20 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 895 mg ( 7.84 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 343 mg, を収率 88 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.14 ( 1H, s ), 7.20 ( 1H, br s ),4.52 ( 2H, t, J= 8.6 Hz ), 4.49 − 4.38 ( 1H, m ),3.98 ( 2H, dd, J= 8.6,5.9 Hz ), 3.98 ( 2H, dd, J= 8.6, 5.9 Hz ), 2,90 − 2.82 ( 1H, m ),2.36 (3H, s ), 0.84 ( 1H, t, J= 7.0 Hz ), 0.83 ( 1H, t, J= 7.0 Hz ), 0.70 −0.56 ( 2H, m )
【0565】
参考例29
3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.00 g ( 2.14 mmol)をベンゼン 50 ml に溶解し、0.67Mシクロブチルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 7.30 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、 2 時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水 50 mlと酢酸エチル 100 mlを加え、室温下にて 2 時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 965 mg, を収率 87 % 得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.62 ( 4H, d, J= 8.0 Hz ), 7.28 − 7.39 ( 6H, m ), 7.34 ( 1H, s ), 4.70 − 4.80 ( 1H, m ),4.58 − 4.46 ( 1H, m ), 4.11 ( 2H, dd, J= 8.8, 6.5 Hz ), 4.02 ( 2H, dd, J= 8.8, 4.0 Hz ), 2.35 − 2.20 ( 2H, m ), 2.05 − 1.92 ( 2H, m ), 1.69 − 1.80 ( 2H, m ), 1.07( 9H, s ),
(2)1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例29(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン966 mg ( 1.86 mmol) を無水テトラヒドロフラン 40 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.20 ml ( 2.20 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応液に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 〜酢酸エチル)にて精製し、1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、433 mg, 収率 95 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.35 ( 1H, s ), 4.89 − 4.78 ( 1H, m ), 4.60 − 4.45 ( 1H, m ), 4.34 ( 2H, dd, J= 9.3, 6.7 Hz ), 3.96 ( 2H, dd, J= 9.3, 6.7 Hz ), 2.32 − 2.48 ( 2H, m ), 2.48 − 2.32 ( 1H, m ), 1.72− 1.68 ( 2H. m )
(3)1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例29(2)で得られた1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 433 mg ( 1.71 mmol)を塩化メチレン 10 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.30 ml (5.12 mmol), トリエチルアミン0.70 ml (5.12 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 567 mg, 収率 100 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.43 ( 1H, s ), 5.48 − 5.38 ( 1H, m ), 4.60 − 4.38 ( 3H, m including 4.47 ( 2H, dd, J= 9.6, 6.6 Hz )), 4.28 ( 2H, dd, J= 9.6, 4.6 Hz ),3.11 ( 3H, s ), 2.48 − 2 33 ( 2H, m ), 2.07 − 1.92 ( 2H, m ), 1.85 − 1.68 ( 2H, m )
(4)3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例29(3)で得られた1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 567 mg ( 1.71 mmol) をジメチルホルムアミド 10 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.17 g ( 10.3 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 3 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 318 mg, を収率 75 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.33 ( 1H, s ), 4.62 − 4.37 ( 4H, m including 4.54 ( 2H, t, J= 8.6 Hz ), 4.00 ( 2H, dd, J= 8.6, 2.5 Hz )),2,31 − 2.48 ( 5H,m including 2.37 ( 3H, s )), 2.07 − 1.93 ( 2H, m ), 1.84 − 1.67 ( 2H, m )
【0566】
参考例30
3−アセチルチオ−1−[4−(4―メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(4―メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.00 g ( 2.14 mmol)をトルエン 50 ml に溶解し、0.67M 1―メチルピペラジン−トリメチルアルミニウム−トルエン溶液 7.40 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、 3 時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水 50 mlと酢酸エチル100 mlを加え、室温下にて 2 時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(4―メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 941 mg, 収率 85% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.62 ( 4H, dd, J= 8.0, 1.4 Hz ), 7.50 − 7.36 ( 6H, m ), 7.08 ( 1H, s ),4.10 ( 2H, dd, J= 10.3, 6.9 Hz ), 4.00 ( 2H, dd, J= 10.3, 5.0 Hz )), 3.98 − 3.65 ( 4H, m ),2.63 − 2.42 ( 4H, m ), 2.37 ( 3H, m ), 1.06 ( 9H, s )
(2)3−ヒドロキシ―1−[4−(4―メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例30(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(4―メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 941 mg ( 1.81 mmol) を無水テトラヒドロフラン 47 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.17 ml ( 2.17 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール= 3 : 1 )にて精製し、3−ヒドロキシ―1−[4−(4―メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを白色固体として、422 mg, 収率 83 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.01 ( 1H, s ), 4.88 − 4.80 ( 1H, m ), 4.26 ( 2H, dd, J= 8.6, 7.1 Hz ), 3.96 ( 2H, dd, J= 8.6, 4.8 Hz ), 3.89 − 3.68 ( 4H, m ), 2.80 − 2.58 ( 4H, m ),2.31 ( 3H, s )
(3)3−メタンスルホニルオキシ―1−[4−(4―メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例30(2)で得られた3−ヒドロキシ―1−1−[4−(4―メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 422 mg ( 1.49 mmol)を塩化メチレン 21 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.14 ml ( 1.79 mmol), トリエチルアミン 0.25 ml ( 1.79 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:メタノール= 3 : 1 )にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ―1−[4−(4―メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 537 mg, 収率 100 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.36 ( 1H, s ), 5.47 − 5.40 ( 1H, m ), 4.46 ( 2H, dd, J= 10.0, 6.6 Hz ),4.27 ( 2H, dd, J= 10.0, 4.3 Hz ), 3.56 − 3.47 ( 4H, m ), 3.11 ( 3H, s ),2.96 − 2.86 ( 4H, m ), 2.81 ( 3H, s )
(4)3−アセチルチオ−1−[4−(4―メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例26(3)で得られた3−メタンスルホニルオキシ―1−[4−(4―メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン537 mg ( 1.49 mmol) をジメチルホルムアミド 16 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.02 g ( 8.94 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 4 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−(4―メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 261 mg, 収率 51 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.15 ( 1H, s ), 4.53 ( 2H, t, J= 8.5 Hz), 4.48 − 4.38 ( 1H, m ),3.98 ( 2H, dd, J= 8.5, 5.4 Hz ), 3.96 − 3.74 ( 4H, m ), 2.63 − 2.42 ( 4H, m ), 3.49 ( 6H, s )
【0567】
参考例31
3−アセチルチオ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)1−t−ブトキシカルボニル−3−メトキシアゼチヂン
1−ベンズヒドリル−3−ヒドロキシアゼチジン10.0g(41.8mmol) をメタノール300mlに溶解し、10%パラジウム炭素10.0g存在下、室温に接触水素還元を3時間行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾液にジ−t−ブトキシカルボニルアンハイドライド18.2g(83.6mmol)を加え、室温にて1時間撹拌した。反応終了確認後、反応液を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜1:2)にて精製し、1−t−ブトキシカルボニル−3−ヒドロキシアゼチヂン7.05g、収率97%で得た。続いて、1−t−ブトキシカルボニル−3−ヒドロキシアゼチヂン2.5g(14.4mmol)をジメチルホルムアミド125mlに溶解し、氷冷下にて水素化ナトリウム(55% oil dispersion)1.27g(28.8mmol)を加え、10分後室温に戻し、そのまま0.5時間撹拌した。次に氷冷下にて反応系によう化メチル1.79ml(28.8mmol)を加え、10分後室温に戻し、そのまま1時間撹拌した。反応終了確認後、氷冷下にて10%酢酸水溶液を加え、そのまま30分撹拌した。続いて、系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)にて精製し、無色油状の1−t−ブトキシカルボニル−3−メトキシアゼチヂンを2.18g、収率81%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 4.16 − 4.10 (1H, m), 4.09 − 4.03 (2H, m), 3.82 (2H, dd, J=10.2, 4.4Hz), 3.28 (3H, s), 1.44 (9H, s)
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例31(1)で得られた1−t−ブトキシカルボニル−3−メトキシアゼチヂン2.60g (13.9mmol)を1,4−ジオキサン26mlに溶解し、氷冷下にて4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン26mlを加え、その後室温にて一晩撹拌した。反応終了確認後、反応液を濾過し、得られた残査に酢酸エチル、ジイソプロピルエーテルを加え濾過し、濾物をジイソプロピルエーテルにて洗浄し、その後減圧乾燥して、白色結晶の3−メトキシアゼチジン塩酸塩を1.84g、収率100%で得た。続いて、参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン500mg (1.07mmol)をトルエン25ml に溶解し、0.67M 3―メトキシアゼチジン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液3.21ml を窒素雰囲気下、室温で加え、80℃湯浴にて1時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水20mlと酢酸エチル50mlを加え、室温下にて1時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを366mg、収率67% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.64 − 7.60 (4H, m), 7.49 − 7.38 (6H, m), 7.36 (1H, s), 4.78 − 4.70 (2H, m), 4.42 − 4.36 (1H, m), 4.32 − 4.25 (1H, m), 4.24 − 4.18 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=7.3Hz), 4.03〜3.96 (3H, m), 3.33 (3H, s), 1.07 (9H, s)
(3)3−ヒドロキシ―1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例31(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン870mg (1.71mmol) を無水テトラヒドロフラン45mlに溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液2.06ml (2.06mmol) を加え、そのまま0.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、3−ヒドロキシ―1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを白色固体として、481mg, 収率100% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.38 (1H, s), 4.85 − 4.79 (1H, m), 4.75 (1H, dd, J=10.3, 5.9 Hz), 4.41 (1H, dd, J=11.0, 2.9 Hz), 4.34−4.25 (3H, m), 4.22 (1H, tt, J=6.6, 4.4 Hz), 4.01 (1H, dd, J=10.3, 2.9 Hz), 3.93 (2H, dd, J=8.8, 4.4 Hz), 3.32 (3H, s)
(4)3−メタンスルホニルオキシ―1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例31(3)で得られた3−ヒドロキシ―1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン480mg (1.71mmol)を塩化メチレン25mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド397μl (5.13mmol)、トリエチルアミン719μl (5.13mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ―1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを568mg、収率96% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.46 (1H, s), 5.45 − 5.39 (1H, m), 4.74 (1H, dd, J=10.6, 6.2 Hz), 4.47 − 4.37 (3H, m), 4.33 − 4.19 (4H, m), 4.04 − 3.99 (1H, m), 3.33 (3H, s), 3.10 (3H, s)
(5)3−アセチルチオ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例31(4)で得られた3−メタンスルホニルオキシ―1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン560mg (1.61mmol) をジメチルホルムアミド28ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム1.10g (9.67mmol)を加え、80℃油浴にて4.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=97:3)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを356mg、収率68% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.43 (1H, s), 4.73 (1H, dd, J=10.3, 5.1Hz), 4.51 (2H, t, J=8.1Hz), 4.46 − 4.37 (2H, m), 4.32 − 4.26 (1H, m), 4.21 (1H, tt, J=6.6, 4.4Hz), 4.00 − 3.93 (2H, m), 3.78 − 3.72 (1H, m), 3.32 (3H, s), 2.36 (3H, s)
【0568】
参考例32
3−アセチルチオ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 2.00 g ( 4.29 mmol)をトルエン 100 ml に溶解し、0.67M アニリン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 14.6 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、 3 時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水 100 mlと酢酸エチル 200 mlを加え、室温下にて 3 時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 2 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 2.20 g, 収率 100 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.73 − 7.61 ( 6H, m ), 7.51 − 7.30( 9H, m ),7.14 − 7.08 ( 1H, m ), 4.82 − 4.76 ( 1H, m ), 4.14 ( 2H, dd, J= 15.2, 8.2 Hz ), 4.06 ( 2H, dd, J= 8.9, 4.6 Hz ), 1.08 ( 9H, s )
(2)3−ヒドロキシ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例32(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 2.20 g ( 4.29 mmol) を無水テトラヒドロフラン 110 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 5.15 ml (5.15 mmol) を加え、そのまま 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを白色固体として、 1.18 g, 収率 100 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 9.04 ( 1H, br s ), 7.76 − 7.65 ( 2H, m ), 7.51 − 7.37 ( 3H, m ),7.18 − 7.08 ( 1H, m ), 4.90 − 4.80 ( 1H, m),4.36 ( 2H, dd, J= 9.1, 6.6 Hz ), 3.99 ( 2H, dd, J= 9.1, 4.3 Hz )
(3)3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例32(2)で得られた3−ヒドロキシ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.18 mg ( 4.29 mmol)を塩化メチレン 60 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.50 ml ( 6.44 mmol), トリエチルアミン 0.90 ml ( 6.44 mmol) を加え、そのまま 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:酢酸エチル= 9 : 1 )にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 1.36 g, 収率 89 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.98 ( 1H, br s ), 7.68 ( 2H, d, J= 7.6 Hz ), 7.55 ( 1H, s ),7.36 ( 2H, d, J= 8.0 Hz ), 7.18 − 7.08 ( 1H, m ), 5.50 − 5.40 ( 1H, m ), 4.51 ( 2H, ddd, J= 9.6, 6.6, 1.0 Hz ), 4.32 ( 2H, ddd, J= 9.6, 4.3, 1.0 Hz ), 3.12 ( 3H, s )
(4)3−アセチルチオ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例32(3)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.28 g ( 3.85 mmol) をジメチルホルムアミド 40 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 2.60 g ( 23.1 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 3 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 2 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 893 mg, 収率 70 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 9.01 ( 1H, br s ), 7.68 ( 2H, d, J= 8.6 Hz ), 7.35 ( 2H, t, J = 7.5 Hz ),7.20 − 7.28 ( 1H, m ), 4.58 ( 2H,t, J= 8.5 Hz ), 4.52 − 4.02 ( 1H, m ),4.04 ( 2H, dd, J= 8.5, 5.3 Hz ), 2.83 ( 3H, s )
【0569】
参考例33
3−アセチルチオ−1−{4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
(1)[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステル
アミノエタノール 2.0g(32.7mmol)を塩化メチレン 60mlに溶解し、クロロ蟻酸ベンジル 5.6ml(41.3mmol)、トリエチルアミン 5.5ml(39.5mmol)を氷冷下にて加え、その後室温にて1時間撹拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチル、飽和食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=3:2)にて精製し、白色固体の(2−ヒドロキシエチル)−カルバミン酸ベンジルエステルを 5.37g、収率84%で得た。続いて得られた(N−ベンジルオキシカルボニル)−2−アミノエタノール 5.37g(27.5mmol)をジメチルホルムアミド 160mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジフェニルシラン 8.6ml(33.0mmol)、イミダゾール 2.3g(33.8mmol)を加え、その後室温にて一晩撹拌した。反応終了確認後、系内にエタノールを加え、2時間撹拌した。次に系内に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:へキサン:酢酸エチル=5:1)にて精製し、無色透明シロップの[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステルを 11.93g、収率100%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.64 (4H, d, J=6.8Hz), 7.46−7.28 (12H, m), 5.10 (2H, s), 3.73 (2H, t, J=4.9Hz), 3.35 (2H, q, J=4.9Hz), 1.05 (9H, s)
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[(2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
参考例33(1)で得られた[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステル 3.01g(6.9mmol)をメタノール 150mlに溶解し、20%水酸化パラジウム−炭素 3.0g存在下、室温にて接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール=10:1)にて精製し、淡褐色シロップの2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチルアミンを 1.49g、収率72%で得た。続いて、参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.16 g (2.49mmol)をベンゼン 58 ml に溶解し、0.67M 2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 8.5 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、5時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水 50 mlと酢酸エチル 200 mlを加え、室温下にて1時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:へキサン:酢酸エチル=3:1)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを 1.68 g, 収率 94% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.74 (1H, br t, J=4.6Hz), 7.67 (4H, d, J=7.5Hz), 7.60 (4H, d, J=7.5Hz), 7.42−7.32 (13H, m), 4.78−4.68 (1H,m), 4.08 (2H, t, J=7.8Hz), 4.03−3,98 (2H, m), 3.79 (2H, t, J=4.6Hz), 3.56 (2H, t, J=4.6Hz), 1.08 (9H, s), 1.06 (9H, s)
(3)3−ヒドロキシ―1−(4−ヒドロキシエチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例33(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン 1.68 g (2.33mmol) を無水テトラヒドロフラン 75ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 5.6ml (5.6 mmol) を加え、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、3−ヒドロキシ―1−(4−ヒドロキシエチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを白色固体として、481.2mg, 収率 85% で得た。
1H−NMR(400MHz ,MeOH−d4): δ(ppm) 7.39 (1H, s), 4.78 (1H, m), 4.31 (2H, dd, J=8.4, 7.0Hz), 3.89 (2H, dd, J=8.4, 4.8Hz), 3.67 (2H, t, J=5.9Hz),3.46 (2H, t, J=5.9Hz)
(4)1−[4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例33(3)で得られた3−ヒドロキシ―1−(4−ヒドロキシエチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 481.2mg(1.98mmol)をジメチルホルムアミド 24.0mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジメチルシラン 352mg(2.3mmol)、イミダゾール116.3mg(2.4mmol)を加え、同じく氷冷下にて4時間撹拌した。反応終了確認後、系内にメタノールを加え、30分撹拌した。次に系内に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:へキサン:酢酸エチル=2:3)にて精製し、無色透明シロップの1−[4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジンを 531.1mg、収率 75%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.60 (1H, t, J=5.9Hz), 7.35 (1H, s), 4.88−4.76 (1H, m), 4.30 (2H, dd, J=9.8, 7.8Hz), 3.93 (2H, dd, J=9.8, 4.9Hz), 3.75 (2H, t, J=5.9Hz), 3.52 (2H, q, J=5.9Hz), 2.85 (1H, d, J=6.8Hz), 0.92 (9H, s), 0.08 (6H, s)
(5)1−[4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン参考例33(4)で得られた1−[4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン 531.1mg (1.49mmol)を塩化メチレン 26.6mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.3ml (3.9 mmol), トリエチルアミン 0.52 ml (3.7 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内にメタノールを加え、30分撹拌した。その後、酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡黄色固体の1−[4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 647.1mg, 収率 100%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.54 (1H, br t, J=5.9Hz), 7.44 (1H, s), 5.46−5.39 (1H, m), 4.43 (2H, dd, J=9.7, 6.8Hz), 4.24 (2H, dd, J=9.7, 3.9Hz), 3.76 (2H, t, J=5.9Hz), 3.53 (2H, t, J=5.9Hz), 3.11 (3H, s), 0.93 (9H, s), 0.08 (6H, s)
(6)3−アセチルチオ1−[4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例33(5)で得られた1−[4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン647.1mg (1.49mmol) をジメチルホルムアミド32.0 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.28mg (8.9 mmol)を加え、80℃油浴にて 4時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:へキサン:酢酸エチル=3:2)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 398.2mg, 収率 65% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.55 (1H, br t, J=5.4Hz), 7.40 (1H, s), 4.51 (2H, dd, J=8.8, 7.8Hz), 4.48−4.40 (1H, m), 3.96 (2H, dd, J=8.8, 4.9Hz), 3.75 (2H, t, J=5.4Hz), 3.52 (2H, q, J=5.4Hz), 2.37 (3H, s), 0.92 (9H, s), 0.08 (6H, s)
【0570】
参考例34
3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−プロピル]−カルバミン酸ベンジルエステル
L−エチルグリシノ−ル2.00g(22.4mmol)を塩化メチレン60mlに溶解し、クロロ蟻酸ベンジル3.84ml(26.9mmol)、トリエチルアミン3.77ml(26.9mmol)を氷冷下にて加え、その後室温にて2時間撹拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:2)にて精製し無色油状の[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−プロピル]−カルバミン酸ベンジルエステルを4.27g、収率85%で得た。続いて[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−プロピル]−カルバミン酸ベンジルエステル4.27g(19.1mmol)をジメチルホルムアミド128mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジフェニルシラン5.97ml(22.9mmol)、イミダゾール1.56g(22.9mmol)を加え、その後室温にて一晩撹拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=6:1〜4:1)にて精製し、白色結晶の[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−プロピル]−カルバミン酸ベンジルエステルを9.48g、収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.65 − 7.60 (4H, m), 7.44 − 7.29 (11H, m), 5.09 (2H, s), 4.92 − 4.86 (1H, br d, J=8.8Hz), 3.71 − 3.47 (3H, m), 1.68 − 1.60 (2H, m), 1.05 (9H, s), 0.88 (3H, t, J=7.3Hz)
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例34(1)で得られた[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−プロピル]−カルバミン酸ベンジルエステル3.70g(8.00mmol)をメタノール185mlに溶解し、10%パラジウム炭素3.70g存在下、室温にて4時間、接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール=9:1)にて精製し、無色油状の(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−プロピルアミンを2.32g、収率88%で得た。続いて、参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン2.00 g(4.29mmol)をベンゼン100ml に溶解し、0.67M (1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−プロピルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液12.9ml を窒素雰囲気下、室温で加え、一晩還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水100mlと酢酸エチル200mlを加え、室温下にて1時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=6:1〜2:1)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを2.52g、収率79% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.57 − 7.69 (8H, m), 7.28 − 7.46 (12H, m), 7.36 (1H, s), 4.69 − 4.74 (1H, m), 3.76 − 4.11 (5H, m), 3.74 (1H, dd, J=10.3, 2.9Hz), 3.70 (1H, dd, J=10.3, 4.1Hz), 1.08 (9H, s), 1.05(9H, s), 0.93 (3H, t, J=7.3Hz)
(3)3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例34(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン2.52g (3.50mmol) を無水テトラヒドロフラン126mlに溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液8.40ml (8.40mmol) を加え、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、淡黄色油状の3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを、947mg、収率100% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.36 (1H, s), 4.86 − 4.75 (1H, m), 4.33 (2H, dd, J=8.1, 6.6Hz), 4.02 − 3.91 (3H, m), 3.79 (1H, dd, J=11.0, 1.2Hz), 3.67 (1H, dd, J=11.0, 6.6Hz), 3.19 − 3.10 (1H, br s), 3.02 − 2.97 (1H, br s), 1.73 − 1.64 (2H, m), 1.00 (3H, t, J=7.3Hz)
(4)1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例34(3)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン940mg(3.50mmol)をジメチルホルムアミド47mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジメチルシラン633mg(4.20mmol)、イミダゾール286mg(4.20mmol)を加え、室温にて3時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:3)にて精製し、淡黄色油状の1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジンを1.00g、収率74%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.50 − 7.44(1H, m), 7.36 (1H, s),4.86 − 4.79 (1H, m), 4.33 − 4.27 (2H, m), 4.01 − 3.92 (3H, m), 3.72 (1H, dd, J=9.9, 2.6Hz), 3.65 (1H, dd, J=9.9, 4.0Hz), 1.70 − 1.60 (2H, m), 0.95 (3H, t, J=7.3Hz), 0.92 (9H, s), 0.06 (6H, s)
(5)1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル−]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例34(4)で得られた1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル−]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン
1.00mg (2.59mmol)を塩化メチレン50mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド602μl (7.78mmol), トリエチルアミン1.09ml (7.78mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま3時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:2)にて精製し、淡黄色油状の1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル−]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを1.02g、収率85% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.44 (1H, s), 7.44 − 7.38 (1H, m), 5.45 − 5.39 (1H, m), 4.47 − 4.40 (2H, m), 4.29 − 4.21 (2H, m), 4.02 − 3.95 (1H, m), 3.73 (1H, dd, J=10.3, 2.9Hz), 3.65 (1H, dd, J=10.3, 4.4Hz), 3.11 (3H, s), 0.95 (3H, t, J=7.3Hz), 0.92 (9H, s), 0.06 (6H, s)
(6)3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル−]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例34(5)で得られた1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル−]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン1.02g (2.20mmol) をジメチルホルムアミド50ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム1.51mg (13.2mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1〜2:1)にて精製し、淡褐色油状の3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル−]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 618g、収率63% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.43 − 7.39 (1H, m), 7.40 (1H, s), 4.53 − 4.47 (2H, m), 4.46 − 4.41 (1H, m), 4.00 − 3.93 (3H, m), 3.74 − 3.70 (1H, m), 3.67 − 3.62 (1H, m), 2.37 (3H, s), 1.72 − 1.56 (2H, m), 0.95 (3H, t, J=7.3Hz), 0.91 (9H, s), 0.06 (6H, s)
【0571】
参考例35
3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1) [(1S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−メチル−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステル
L−アラニノ−ル2.00g(26.6mmol)を塩化メチレン60mlに溶解し、クロロ蟻酸ベンジル4.57ml(32.0mmol)、トリエチルアミン4.48ml(32.0mmol)を氷冷下にて加え、その後室温にて一晩撹拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:2)にて精製し白色結晶の [(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステルを4.61g、収率83%で得た。続いて [(1S)−1−(ヒドロキシシメチル)−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステル4.61g(22.0mmol)をジメチルホルムアミド140mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジフェニルシラン6.87ml(26.4mmol)、イミダゾール1.80g(26.4mmol)を加え、その後室温にて6時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=8:1〜6:1)にて精製し、無色油状の [(1S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−メチル−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステルを10.7g、収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.67 − 7.60 (4H, m), 7.42 − 7.29 (11H, m), 5.10 (2H, s), 4.96 − 4.85 (1H, br s), 3.91 − 3.80 (1H, m), 3.67 (1H, dd, J=10.3, 2.6Hz), 3.56(1H, dd, J=10.3, 3.7Hz), 1.55 (3H, d, J=11.7Hz), 1.09 (9H, s)
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例35(1)で得られた [(1S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−メチル−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステル6.71g(15.0mmol)をメタノール340mlに溶解し、10%パラジウム炭素6.71g存在下、室温にて2.5時間、接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン〜塩化メチレン:メタノール=85:15)にて精製し、淡黄色油状の(1S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−メチル−エチルアミンを3.93g、収率84%で得た。続いて、参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン2.0g (4.29mmol)をベンゼン100ml に溶解し、0.67M (1S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−メチル−エチルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液12.9ml を窒素雰囲気下、室温で加え、一晩還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水100mlと酢酸エチル200mlを加え、室温下にて1時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=6:1〜2:1)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを2.77g、収率88% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.69 − 7.65 (4H, m), 7.61 − 7.57 (4H, m), 7.46 − 7.30 (12H, m), 7.35 (1H, s), 4.75 − 4.68 (1H, m), 4.28 −4.18 (1H, m), 4.10 − 4.03 (H,m), 4.03 − 3.97 (2H, m), 3.72 (1H, dd. J=9.9, 4.1Hz), 3.64 (1H, dd, J=9.9, 3.3Hz), 1.31 (3H, d, J=6.6Hz), 1.09 (9H, s), 1.05 (9H, s)
(3)3−ヒドロキシ−1−[4−((1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例35(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン2.77g (3.77mmol)を無水テトラヒドロフラン140ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液9.06ml (9.06mmol) を加え、そのまま3.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−[4−((1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを白色固体として、911mg、収率94% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.34 (1H, s), 7.26 − 7.10 (1H, brs), 4.86 − 4.77 (1H, m), 4.32 (2H, dd, J=8.8, 6.6Hz), 4.24 − 4.12 (1H,m), 3.99 − 3.92 (2H, m), 3.79 − 3.71 (1H, m), 3.66 − 3.58 (1H, m), 3.28 −3.21 (1H, br s), 2.99 − 2.92 (1H, br d, J=5.1Hz), 1.25 (3H, d, J=7.2Hz)
(4)1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例35(3)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−((1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン910mg(3.54mmol)をジメチルホルムアミド46mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジメチルシラン586mg(3.89mmol)、イミダゾール265mg(3.89mmol)を加え、室温にて6時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜1:4)にて精製し、淡黄色油状の1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジンを935mg、収率71%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.48 − 7.42 (1H, br d, J=8.8Hz), 7.36 (1H, s), 4.86 − 4.79 (1H, m), 4.30 (2H, ddd, J=15.6, 5.9, 2.9Hz), 4.34 − 4.27 (1H, m), 3.97 − 3.91 (2H, m), 3.68 (1H, dd, J=9.5, 4.4Hz), 3.63 (1H, dd, J=9.5, 2.9Hz), 1.25 (3H, d, J=7.3Hz), 0.93 (9H,s), 0.07(6H,s)
【0572】
(5)1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例35(4)で得られた1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン930mg (2.50mmol)を塩化メチレン47mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド480μl (6.20mmol)、トリエチルアミン869μl (6.20mmol)を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:2)にて精製し、淡黄色油状の1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを1.16g、収率100% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.43 (1H, s) 7.43 − 7.39 (1H, br s), 5.44 − 5.39(1H, m), 4.43 (2H, ddd, J=6.6, 5.9, 1.5Hz), 4.27 − 4.21 (2H, m), 4.21 − 4.13 (1H, m), 3.68 (1H, dd, J=9.5, 4.4Hz), 3.63 (1H, dd, J=9.5, 2.9Hz), 3.11 (3H, s), 1.25 (3H, d, J=6.6Hz), 0.93 (9H, s), 0.07 (6H, s)
(6)3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例35(5)で得られた1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン1.16g (2.50mmol) をジメチルホルムアミド60 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム1.71mg (15.0mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1〜2:1)にて精製し、淡褐色油状の3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを709mg、収率60%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.45 − 7.40 (1H,br s), 7.39 (1H, s), 4.54 − 4.47 (2H, m), 4.46 − 4.41 (1H, m), 4.20 − 4.15 (1H, m), 4.00 − 3.93 (2H, m), 3.67 (1H, dd, J=10.3, 4.4Hz), 3.62 (1H, dd, J =10.3, 3.7Hz), 2.37 (3H, s), 1.24 (3H, d, J=6.6Hz), 0.92 (9H, s), 0.07 (6H, s)
【0573】
参考例36
3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピル]−カルバミン酸ベンジルエステル
L−バリノ−ル2.00g(19.4mmol)を塩化メチレン60mlに溶解し、クロロ蟻酸ベンジル3.32ml(23.3mmol)、トリエチルアミン3.27ml(23.3mmol)を氷冷下にて加え、その後室温にて4.5時間撹拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:2)にて精製し白色結晶の [(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−プロピル]−カルバミン酸ベンジルエステルを4.56g、収率99%で得た。続いて[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−プロピル]−カルバミン酸ベンジルエステル4.56g(19.2mmol)をジメチルホルムアミド140mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジフェニルシラン6.00ml(23.1mmol)、イミダゾール1.57g(23.1mmol)を加え、その後室温にて4時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=8:1〜6:1)にて精製し、白色結晶の[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピル]−カルバミン酸ベンジルエステルを10.1g、収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.65 − 7.60 (4H, m), 7.45 − 7.29 (11H, m), 5.09 (2H, s), 4.92 − 4.84 (1H, br d, J=9.5Hz), 3.71 (1H, dd, J=10.3, 4.4Hz), 3.66 (1H, dd, J=10.3, 4.4Hz), 3.55 − 3.46 (1H, m), 1.99 −1.87 (1H, m), 1.05 (9H, s), 0.89 (6H, d, J=7.3Hz)
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例36(1)で得られた [(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピル]−カルバミン酸ベンジルエステル7.14g(15.0mmol)をメタノール215mlに溶解し、10%パラジウム炭素7.14g存在下、室温にて3時間、接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール=98:2〜9:1)にて精製し、無色油状の(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルアミンを3.73g、収率73%で得た。続いて、参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン2.0g (4.29mmol)をベンゼン100ml に溶解し、0.67M (1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液12.9ml を窒素雰囲気下、室温で加え、一晩還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水100mlと酢酸エチル200mlを加え、室温下にて1時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=6:1〜4:1)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを1.98g、収率61% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.69 − 7.56 (8H, m), 7.44 − 7.31(12H,m), 7.37 (1H, s), 4.74 − 4.67 (1H, m), 4.09 − 3.94 (4H, m), 3.87 − 3.78 (1H, m), 3.85 (1H, dd, J=10.3, 2.1Hz), 3.67 (1H, dd, J=10.3, 3.9Hz),2.17 − 2.05 (1H, m), 1.09 (9H, s), 1.06 (9H, s), 0.99 (3H, d, J=6.9Hz),0.97 (3H, d, J=6.8Hz)
(3)3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例36(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン1.98g (2.60mmol) を無水テトラヒドロフラン100ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液6.23ml (6.23mmol) を加え、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、無色油状の3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを755mg,収率100% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.34 (1H, s), 7.35 − 7.31 (1H,br s), 4.84 − 4.75 (1H, m), 4.32 2H, dd, J=8.8, 6.8Hz), 3.97 (1H, dd, J=8.8, 4.4Hz), 3.94 (1H, dd, J=8.8, 4.4Hz), 3.87 − 3.77 (2H, m), 3.73 (1H, dd, J=10.7, 6.8Hz), 3.33 − 3.21 (1H, br s), 3.24 − 2.94 (1H, br s), 1.98 (1H, septet, J=6.8Hz), 1.01 (3H, d, J=6.8Hz), 0.98 (3H, d, J=6.8Hz)
(4)1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例36(3)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン750mg(2.60mmol)をジメチルホルムアミド38mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジメチルシラン470mg(3.12mmol)、イミダゾール212mg(3.12mmol)を加え、同じく氷冷下にて2時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:3)にて精製し、淡黄色油状の1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジンを700mg、収率67%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.54 − 7.50(1H, br d, J=9.8Hz), 7.37 (1H, s), 4.86 − 4.80 (1H, m), 4.35 − 4.27 (2H, m), 3.98 − 3.92 (2H, m), 3.84 (1H, dd, J=9.8, 2.9Hz), 3.84 − 3.79 (1H, m), 3.62 (1H, dd, J=9.8, 3.9Hz), 2.00 (1H, septet, J=6.8Hz), 0.98 (3H, d, J=6.8Hz), 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 0.91 (9H, s), 0.06 (6H, s)
(5)1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例36(4)で得られた1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン700mg (1.75mmol)を塩化メチレン35 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド406μl (5.25mmol), トリエチルアミン736μl (5.25mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチルー2:1〜1:2)にて精製し、淡黄色油状の1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを895mg、収率100% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.50 − 7.45 (1H, br d, J=9.5Hz), 7.44 (1H, s), 5.45 − 5.39 (1H, m), 4.43 (2H, ddd, J=11.0, 6.6, 1.5Hz), 4.24 (2H, ddd, J=11.0, 4.4, 1.5Hz), 3.83 (1H, dd, J=10.7, 2.6Hz), 3.84 − 3.79 (1H, m), 3.62 (1H, dd, J=10.7, 4.8Hz), 3.11 (3H, s), 2.04 − 1.94 (1H, m), 0.98 (3H, d, J=7.3Hz), 0.96 (3H, d, J=6.6Hz), 0.91 (9H, s), 0.06 (6H, s)
(6)3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例36(5)で得られた1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン890mg (1.75mmol) をジメチルホルムアミド45ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム1.20g (10.5mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1〜1:1)にて精製し、淡褐色油状の3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを502mg、収率63%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.50 − 7.45 (1H, br d, J=9.5Hz), 7.40 (1H, s), 4.54 − 4.43 (2H, m), 4.47 − 4.40 (1H ,m), 4.00 − 3.93 (2H,m), 3.86 − 3.78 (2H, m), 3.64 − 3.59 (1H, m), 2.04 − 1.94 (1H, m), 0.98(3H, d, J=6.6Hz), 0.96 (3H, d, J=6.6Hz), 0.91 (9H, s), 0.05 (6H, s)
【0574】
参考例37
3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチル]−カルバミン酸ベンジルエステル
L−ロイシノ−ル1.00g(8.53mmol)を塩化メチレン30mlに溶解し、クロロ蟻酸ベンジル1.46ml(10.2mmol)、トリエチルアミン1.43ml(10.2mmol)を氷冷下にて加え、その後室温にて3日間撹拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)にて精製し無色油状の [(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−3−メチル−ブチル]−カルバミン酸ベンジルエステルを2.31g、収率100%で得た。続いて[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−3−メチル−ブチル]−カルバミン酸ベンジルエステル4.84g(19.3mmol)をジメチルホルムアミド145mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジフェニルシラン6.01ml(23.1mmol)、イミダゾール1.57g(23.1mmol)を加え、その後室温にて8時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に、酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=19:1〜7:1)にて精製し、無色油状の[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチル]−カルバミン酸ベンジルエステルを9.22g、収率98%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.65 − 7.61 (4H, m), 7.45 − 7.32 (11H ,m), 5.09 (2H, d, J=2.9Hz), 4.85 − 4.80 (1H, br d, J=8.8Hz), 3.86 −3.77 (1H, m), 3.70 (1H, dd, J=9.8, 2.9Hz), 3.59 (1H, dd, J=9.8, 2.9Hz),1.63 − 1.54 (1H, m), 1.43 − 1.37 (2H, m), 1.06 (9H, s), 0.91 (3H, d, J=6.8Hz), 0.89 (3H, d, J=6.8Hz)
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例37(1)で得られた[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチル]−カルバミン酸ベンジルエステル7.35g(15.0mmol)をメタノール220mlに溶解し、10%パラジウム炭素7.35g存在下、室温にて4時間、接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール=98:2〜9:1)にて精製し、無色油状の(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルアミンを4.50g、収率84%で得た。続いて、参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン2.00g (4.29mmol)をベンゼン100ml に溶解し、0.67M (1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液12.9ml を窒素雰囲気下、室温で加え、一晩還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水100mlと酢酸エチル200mlを加え、室温下にて0時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=6:1〜4:1)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを2.14g、収率64% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.68 − 7.62 (4H, m), 7.62 − 7.56 (4H, m), 7.46 − 7.28 (12H, m), 7.37 (1H, s), 4.74 − 4.69 (1H, m), 4.24 −4.16 (1H, m), 4.11 − 4.03 (2H, m), 1.00 (1H, dd, J=10.7, 4.9Hz), 3.98 (1H, dd, J=11.7, 4.9Hz), 3.72 (1H, dd, J=9.8, 3.9Hz), 3.67 (1H, dd, J=9.8, 2.9Hz), 1.65 − 1.46 (3H, m), 1.08 (9H, s), 1.05 (9H, s), 0.94 (3H, d, J=5.9Hz), 0.92 (3H, d, J=5.9Hz)
(3)3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例37(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン2.14g (3.72mmol) を無水テトラヒドロフラン107ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液8.94ml (8.94mmol) を加え、そのまま4時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、淡黄色油状の3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを825mg、収率74% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.36 (1H, s), 7.24 − 7.17 (1H, brd, J=8.8Hz), 4.85 − 4.77 (1H, m), 4.32 (2H, dd, J=8.8, 7.3Hz), 4.20 − 4.12 (1H, m), 3.96 (2H, ddd, J=8.8, 8.8, 4.4Hz), 3.77 (1H, dd, J=10.9, 1.3Hz), 3.61 (1H, dd, J=10.9, 5.9Hz), 3.17 − 3.08 (1H,br s), 3.08 − 2.95 (1H,br s), 1.75 − 1.65 (1H, m), 1.55 − 1.46 (1H, m), 1.46 − 1.37 (1H, m),0.95 (3H, d ,J=6.6Hz), 0.94 (3H, d, J=6.6Hz)
(4)1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例37(3)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン820mg(2.74mmol)をジメチルホルムアミド41mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジメチルシラン495mg(3.29mmol)、イミダゾール224mg(3.29mmol)を加え、同じく氷冷下にて一晩撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:2)にて精製し、淡黄色油状の1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジンを731mg、収率65%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.40 − 7.37 (1H, br s), 7.36 (1H,s), 4.87 − 4.79 (1H, m), 4.31 (2H, dd, J=15.0, 8.4Hz), 4.21 − 4.12 (1H,m), 3.98 − 3.92 (2H, m), 3.68 − 3.65 (2H, m), 1.68 − 1.60 (1H, m), 1.56− 1.40 (2H, m), 0.95 (3H, d, J=6.6Hz), 0.94 (3H, d, J=6.6Hz), 0.92 (9H,s,), 0.06 (6H, s)
(5)1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例36(4)で得られた1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン730mg (1.76mmol)を塩化メチレン37mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド409μl (5.29mmol)、トリエチルアミン741μl (5.29mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:2)にて精製し、淡黄色油状の1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを846mg、収率98%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.43 (1H, s), 7.36 − 7.30 (1H, brd, J=9.5Hz), 5.45 − 5.39 (1H, m), 4.47 − 4.39 (2H, m), 4.28 − 4.20 (2H,m), 4.20 − 4.14 (1H, m), 3.66 (2H, d, J=3.7Hz), 3.11 (3H, s), 1.70 − 1.58 (1H, m), 1.53 (1H, ddd, J=13.9, 8.8, 5.9Hz), 1.44 (1H, ddd, J=13.9, 8.8, 5.9Hz), 0.95 (6H, t, J=6.3Hz), 0.92 (9H, s), 0.09 (6H, s)
(6)3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例37(5)で得られた1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン840mg (1.71mmol) をジメチルホルムアミド42ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム1.17mg (10.2mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1〜1:1)にて精製し、淡褐色油状の3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを452mg、収率56%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.39 (1H, s), 7.36 7.31 (1H, br d, J=9.5Hz), 4.54 − 4.39 (3H, m), 4.20 − 4.12 (1H, m), 3.97 (1H, dd, J=8.8Hz), 3.96 (1H, dd, J=8.8Hz), 3.66 (2H, d, J=3.7Hz), 1.70 − 1.60 (1H, m), 1.58 − 1.40 (2H, m), 0.95 (3H, d, J=6.6Hz), 0.94 (3H, d, J=6.6Hz), 0.91 (9H, s), 0.05(6H,s)
【0575】
参考例38
3−アセチルチオ−1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)[(1S, 2S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチル]−カルバミン酸ベンジルエステル
L−イソロイシノ−ル2.20g(18.8mmol)を塩化メチレン66mlに溶解し、クロロ蟻酸ベンジル3.22ml(22.5mmol)、トリエチルアミン3.15ml(22.5mmol)を氷冷下にて加え、その後室温にて1.5時間撹拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)にて精製し無色油状の[(1S, 2S)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−ブチル]−カルバミン酸ベンジルエステルを4.17g、収率88%で得た。続いて(2S)−(N−ベンジルオキシカルボニル)−2−アミノ−3−メチルブタノ−ル4.17g(16.6mmol)をジメチルホルムアミド125mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジフェニルシラン5.18ml(19.9mmol)、イミダゾール1.35g(19.9mmol)を加え、その後室温にて4時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=19:1〜5:1)にて精製し、無色結晶の [(1S, 2S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチル]−カルバミン酸ベンジルエステルを6.72g、収率83%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.65 − 7.60 (4H, m), 7.45 − 7.30 (11H, m), 5.09 (2H, m), 4.93 − 4.84 (1H, br d, J=8.8Hz), 3.74 − 3.60 (2H, m), 3.60 − 3.52 (1H, m), 1.74 − 1.64 (1H, m), 1.53 − 1.44 (1H, m), 1.14 − 1.06 (1H, m), 1.04 (9H, s), 0.92〜0.8 (6H, m)
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例38(1)で得られた [(1S, 2S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチル]−カルバミン酸ベンジルエステル6.72g(13.7mmol)をメタノール200mlに溶解し、10%パラジウム炭素6.72g存在下、室温にて2時間、接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール=98:2〜9:1)にて精製し、無色油状の(1S, 2S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルアミンを4.04g、収率83%で得た。続いて、参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン2.00g (4.29mmol)をベンゼン100ml に溶解し、0.67M (1S, 2S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液12.9ml を窒素雰囲気下、室温で加え、一晩還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水200mlと酢酸エチル200mlを加え、室温下にて0.5時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=6:1〜1:3)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを1.89g、収率57%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.70 − 7.57 (8H, m), 7.46 − 7.26 (12H, m), 7.36 (1H, s), 4.73 − 4.67 (1H, m), 4.09 − 3.94 (4H, m), 3.93 −3.86 (1H, m), 3.84 (1H, dd, J=10.7, 2.0Hz), 3.67 (1H, dd, J=10.7, 3.4Hz), 1.90 − 1.82 (1H, m), 1.22 − 1.11 (1H, m), 1.07 (9H, s), 1.04 (9H, s),0.93 (3H, d, J=6.9Hz), 0.90 (3H, t, J=7.3Hz)
(3)3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S、2S)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン参考例38(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン1.89g (2.45mmol) を無水テトラヒドロフラン95ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液5.87ml (5.87mmol) を加え、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、淡黄色油状の3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S、2S)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
を、811mg、収率100% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.37 (1H, s), 7.35 − 7.31 (1H, brs), 4.87 − 4.78 (1H, m), 4.33 (2H, dd, J=10.3, 6.6Hz), 4.00 − 3.93 (2H,m), 3.92 − 3.86 (1H, m), 3.86 − 3.78 (1H, m), 3.78 − 3.70 (1H, m), 3.05− 2.98 (1H, br s), 2.75 − 2.71 (1H, br d, J=7.3Hz), 1.80 − 1.70 (1H, m), 1.59 − 1.50 (1H, m), 1.27 − 1.13 (1H, m), 0.98 (3H, d, J=7.3Hz), 0.93 (3H, t, J=7.3Hz)
(4)3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例38(3)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S、2S)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン1.34g(4.48mmol)をジメチルホルムアミド67mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジメチルシラン810mg(5.37mmol)、イミダゾール527mg(5.37mmol)を加え、同じく氷冷下にて2.5時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=5:1〜3:1)にて精製し、淡黄色油状の3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを1.35g、収率97%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.57 − 7.51 (1H, br d, J=8.8Hz), 7.36 (1H, s), 4.86 − 4.79 (1H, m), 4.34 − 4.26 (2H, m), 3.98 − 3.91 (2H,m), 3.90 − 3.84 (1H, m), 3.84 (1H, dd, J=9.8, 2.4Hz), 3.63 (1H, dd, J=9.8, 3.9Hz), 2.63 − 2.59 (1H, br d, J=5.9Hz), 1.80 − 1.71 (1H, m), 1.60 −1.51 (1H, m), 1.20 − 1.12 (1H, m), 0.95 (3H, d, J=6.8Hz), 0.91 (9H, s),0.90 (2H, t, J=6.8Hz), 0.05(6H,s)
(5)1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例38(4)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン1.35g (3.26mmol)を塩化メチレン68mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド758μl (9.79mmol), トリエチルアミン1.37ml (9.79mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:2)にて精製し、淡黄色油状の1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを1.55g、収率97%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.50 − 7.46 (1H, br d, J=9.8Hz), 7.43 (1H, s), 5.45 − 5.39 (1H, m), 4.45 (1H, dd, J=8.8, 6.8Hz), 4.42 (1H, dd, J=8.8, 6.8Hz), 4.26 (1H, dd, J=9.8, 3.9Hz), 4.23 (1H, dd, J=9.8, 3.9Hz), 3.91 − 3.85 (1H, m), 3.84 (1H, dd, J=10.3, 2.4Hz), 3.63 (1H, dd, J=10.3, 3.4Hz), 3.11 (3H, s), 1.80 − 1.71 (1H, m), 1.59 − 1.51 (1H, m), 1.22 − 1.12 (1H, m), 0.95 (3H, d, J=3.8Hz), 0.91 (9H, s), 0.91 (3H, t, J=6.8Hz), 0.05 (6H, s)
(6)3−アセチルチオ−1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例38(5)で得られた1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン1.55g (3.15mmol) をジメチルホルムアミド78ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム2.16g (18.9mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1〜2:1)にて精製し、淡褐色油状の3−アセチルチオ−1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを910mg、収率61% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.52 − 7.46 (1H, br d, J=9.5Hz), 7.39 (1H, s), 4.54 − 4.40 (3H, m), 4.00 − 3.92 (2H, m), 3.91 − 3.84 (1H,m), 3.83 (1H, dd, J=10.3, 2.2Hz), 3.63 (1H, dd, J=10.3, 3.7Hz), 2.37 (3H, s), 1.81 − 1.70 (1H, m), 1.58 − 1.50 (1H, m), 1.20 − 1.09 (1H, m), 0.95 (3H, d, J=6.6Hz), 0.91 (9H, s), 0.90 (3H, t, J=7.3Hz), 0.05 (6H, s)
【0576】
参考例39
3−アセチルチオ−1−{4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル] アゼチジン
(1)t−ブチルジフェニルシリルオキシ−N−カルボベンジルオキシ−L−セリン メチルエステル
N−カルボベンジルオキシ−L−セリン4.0g(16.7mmol)をベンゼン200ml、メタノ−ル50mlに溶解し、氷冷下にて2M−トリメチルシリルジアゾメタン ヘキサン溶液10.9ml(21.7mmol)を加え、その後室温にて3時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜1:3)にて精製し無色油状のN−カルボベンジルオキシ−L−セリン メチルエステルを4.40g、収率100%で得た。続いて、N−カルボベンジルオキシ−L−セリン メチルエステル4.40g(16.7mmol)をジメチルホルムアミド210mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジフェニルシラン5.20ml(20.0mmol)、イミダゾール1.36g(20.0mmol)を加え、その後室温にて3日撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=8:1〜6:1)にて精製しt−ブチルジフェニルシリルオキシ−N−カルボベンジルオキシ−L−セリンメチルエステルを8.18g、収率99%で得た。
1H−NMR (400MHz,CDCl3): δ(ppm) 7.61 − 7.56 (4H, m), 7.45 − 7.31 (11H, m), 5.69 − 5.62 (1H, br d,J=8.8Hz), 5.12 (2H, s), 4.45 (1H, dt, J=8.1, 2.9Hz), 4.09 (1H, dd, J=10.3, 2.9Hz), 3.90 (1H, dd, J=10.3, 2.9Hz), 3.74 (3H, s)
(2)[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステル
参考例39(1)で得られたt−ブチルジフェニルシリルオキシ−N−カルボベンジルオキシ−L−セリン メチルエステル11.5g(24.8mmol)をテトラヒドロフラン115ml、エタノール230mlに溶解し、氷冷下にて水素化ホウ素ナトリウム1.88g (49.6mmol)、塩化リチウム2.10g(49.6mmol)を加え、その後室温にて一晩撹拌した。反応終了確認後、系内に塩化メチレン、10%酢酸水を加え、分液操作を行った。水層を塩化メチレンで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1〜1:1)にて精製し無色油状の [2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−(ヒドロキシメチル)−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステルを9.26g、収率81%で得た。続いて [2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−(ヒドロキシメチル)−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステル9.26g(20.0mmol)をジメチルホルムアミド280mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジフェニルシラン7.79ml(30.0mmol)、イミダゾール2.04g(30.0mmol)を加え、その後室温にて4時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=19:1〜9:1)にて精製し、無色油状の [2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステル
を13.6g、収率97%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.65 − 7.60 (8H, m), 7.44 − 7.29 (17H, m), 5.05 (2H, s), 4.99 − 4.93 (1H, br d, J=8.8Hz), 3.94 − 3.87 (1H, m), 3.85 (2H, dd, J=9.8, 3.9Hz), 3.76 (2H, dd, J=9.8, 5.9Hz), 1.02 (18H,s)
(3)3−t−ブチルジフェニルオキシ−1−{4−[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル] アゼチジン
参考例39(2)で得られた [2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステル13.6g(19.5mmol)をメタノール410mlに溶解し、10%パラジウム炭素13.6g存在下、室温にて3.5時間、接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール=98:2〜9:1)にて精製し、無色油状の2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−エチルアミンを9.34g、収率84%で得た。続いて、参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン2.00g (4.29mmol)をベンゼン100ml に溶解し、0.67M 2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−エチルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液12.9ml を窒素雰囲気下、室温で加え、一晩還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水200mlと酢酸エチル200mlを加え、室温下にて3時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=6:1〜4:1)にて精製し、淡黄色固体の3−t−ブチルジフェニルオキシ−1−{4−[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル] アゼチジンを3.19g、 収率75%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.70 − 7.65 (8H, m), 7.59 − 7.55 (4H, m), 7.44 − 7.28 (18H, m), 7.33 (1H, s), 4.71 − 4.64 (1H, m), 4.31 −4.22 (1H, m), 4.04 − 3.97 (4H, m), 3.94 (2H, dd, J=9.2, 4.4Hz), 3.82 (2H, dd, J=9.2, 6.2Hz)
【0577】
(4)3−ヒドロキシ−1−{4−[2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル] アゼチジン
参考例39(3)で得られた3−t−ブチルジフェニルオキシ−1−{4−[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル] アゼチジン3.19g (3.23mmol) を無水テトラヒドロフラン160ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液11.6ml (11.6mmol) を加え、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=9:1〜8:2)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−{4−[2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル] アゼチジンを白色固体として、1.21g、収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz,DMSO−d6): δ(ppm) 7.47 − 7.41 (1H, br d, J=8.8Hz), 7.42 (1H, s), 5.84 (1H, d, J=6.6Hz), 4.80 (2H, t, J=5.5Hz), 4.66 − 4.58 (1H, m), 4.28 − 4.21 (2H, m), 3.88 − 3.81 (1H, m), 3.80 (2H, dd, J=8.8, 4.4Hz), 3.53 (2H, m), 3.45 (2H, m)
(5)1−{4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例39(4)で得られた3−ヒドロキシ−1−{4−[2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル] アゼチジン750mg(2.74mmol)をジメチルホルムアミド38mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジメチルシラン951mg(6.31mmol)、イミダゾール430mg(6.31mmol)を加え、同じく氷冷下にて一晩撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチル、10%酢酸エチルを加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1〜1:1)にて精製し、淡黄色結晶の1−{4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジンを970mg、収率71%で得た。
1H−NMR(400MHz ,DMSO−d6): δ(ppm) 7.62 − 7.57 (1H, br d, J=8.1Hz), 7.38 (1H, s), 4.87 − 4.78 (1H, m), 4.30 (2H, dd, J=10.3, 6.6Hz), 4.12 − 4.04 (1H, m), 3.93 (2H, dd, J=9.5, 4.4Hz), 3.84 (2H, dd, J=9.5, 3.7Hz), 3.62 (2H, dd, J=9.5, 6.6Hz), 2.26 − 2.22 (1H, br d, J=6.6Hz), 0.92 (18H, s), 0.08 (12H, s)
(6)1−{4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例39(5)で得られた1−{4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン1.27g (2.53mmol)を塩化メチレン64mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド587μl (7.59mmol), トリエチルアミン1.06ml (7.59mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1〜1:2)にて精製し、淡黄色結晶の1−{4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを1.56g、収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.58 − 7.53 (1H, br d, J=8.8Hz), 7.44 (1H, s), 5.43 − 5.38 (1H, m), 4.41 (2H, dd, J=9.5, 6.6Hz), 4.23 (2H, dd, J=9.5, 5.9Hz), 4.12 − 4.03 (1H, m), 3.84 (1H, dd, J=9.5, 2.9Hz), 3.64 (2H, dd, J=9.5, 5.9Hz), 3.11 (3H, s), 0.91 (18H, s), 0.07 (12H, s)
(7)3−アセチルチオ−1−{4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例39(6)で得られた1−{4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン1.56g(2.53 mmol) をジメチルホルムアミド78ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.73g (15.2 mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1〜2:1)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−{4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを773mg, 収率 57% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.59 − 7.53 (1H, br d, J=8.8Hz), 7.40 (1H, s), 4.52 − 4.42 (3H, m), 4.11 − 4.06 (1H, m), 3.94 (2H, dd, J=8.4, 4.8Hz), 3.83 (2H, dd, J=9.5, 3.3Hz), 3.61 (2H, dd, J=9.5, 6.6Hz), 2.37 (3H, s), 0.91 (18H, s), 0.07 (12H, s)
【0578】
参考例40
3−アセチルチオ−1−(4−{ [2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバミン酸ベンジルエステル
N−メチルアミノエタノール 1.20 ml ( 15.0 mmol)を塩化メチレン 36 mlに溶解し、クロロ蟻酸ベンジル 2.56 ml( 18.0 mmol)、トリエチルアミン 2.52 ml( 18.0 mmol)を氷冷下にて加え、その後室温にて 3 時間撹拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡黄色油状の(2−ヒドロキシ−エチル)−メチル−カルバミン酸ベンジルエステルを 2.8 g、収率 90 %で得た。続いて(2−ヒドロキシ−エチル)−メチル−カルバミン酸ベンジルエステル2.82 g( 13.5 mmol)をジメチルホルムアミド 85 mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジフェニルシラン 4.21 ml( 16.2 mmol)、イミダゾール 1.10 g( 16.2 mmol)を加え、その後室温にて 3 時間撹拌した。反応終了確認後、系内にメタノールを加え、30分撹拌した。次に系内に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 9 : 1 )にて精製し、淡黄色固体の [2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバミン酸ベンジルエステルを 5.7 g、収率 94 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.72 ( 1H, dd, J= 7.4, 1.6 Hz ), 7.47 − 7.20 ( 11H, m ), 7.64 ( 4H, t, J= 6.1 Hz ), 5.12 ( 1H, s ), 5.05 (1H, s ), 3.80 ( 1H, t, J= 5.5 Hz ), 3.73 ( 1H, t, J= 5.5 Hz ),3.45 ( 1H, t, J= 5.6 Hz ), 3.41 ( 1H, t, J= 5.6 Hz )2.99 ( 3H, s ), 1.03 ( 9H, s )
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−{ [2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例40(1)で得られた[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバミン酸ベンジルエステル 5.7 g( 12.7 mmol)をメタノール 285 mlに溶解し、10%水酸化パラジウム 5.7 g存在下、室温にて接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール= 19 : 2 〜酢酸エチル:メタノール= 1 : 1 )にて精製し、透明油状の [2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチル]−メチル−アミンを 2.67 g、収率 69 %で得た。続いて、参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.91 g ( 4.09 mmol)をベンゼン 100 ml に溶解し、0.67M [2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチル]−メチル−アミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 13.6 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、一晩還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水 100 mlと酢酸エチル 100 mlを加え、室温下にて 2 時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−{ [2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 2.54 g, 収率 85 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.74 − 7.55 ( 8H, m ), 7.50 − 7.31( 12H, m ), 7.00 ( 1H, s ), 4.79 − 4.64 ( 1H, m ), 4.08 − 3.59 ( 7H, m, including 4.80 − 4.00 ( 2H, m ), 3.85 − 3.73 ( 2H, m )), 3.27 ( 0.3 H, s ), 3.07 ( 0.7 H, s ), 1.06 ( 9H, s ), 1.02 ( 9H, s )
(3)3−ヒドロキシ−1−{4−[(2−ヒドロキシエチル)−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
参考例40(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−{ [2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 2.24 g ( 3.05 mmol) を無水テトラヒドロフラン 70 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 7.32 ml ( 7.32 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=20 : 1 〜酢酸エチル:メタノール= 15 : 1 )にて精製し、3−ヒドロキシ−1−{4−[(2−ヒドロキシエチル)−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを白色固体として、 833 mg, 収率 94 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.18 ( 1H, s ), 4.86 − 4.74 ( 1H, m ), 4.29 ( 2H, t, J= 8.4 Hz ), 3.94 ( 2H, dd, J= 8.4, 4.9 Hz ), 3.86 ( 2H, t, J= 5.0 Hz ), 3.65 ( 2H, t, J= 5.0 Hz ), 3.07 ( 3H, s )
(4)1−(4−{ [2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例40(3)で得られた3−ヒドロキシ−1−{4−[(2−ヒドロキシエチル)−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン 576 mg( 2.24 mmol)をジメチルホルムアミド 29 mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジメチルシラン 354 mg( 2.35 mmol)、イミダゾール 160 mg( 2.35 mmol)を加え、同じく氷冷下にて 2 時間撹拌した。反応終了確認後、系内にメタノールを加え、30分撹拌した。次に系内に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 3 : 1 〜酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の1−(4−{ [2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを 489 mg、収率 60 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.11 ( 0.7H, s ), 7.01 ( 0.3H, s ), 4.87 − 4.76 ( 1H, m ), 4.31 ( 2H, t, J= 8.3 Hz ),3.96 ( 2H, dd, J= 8.3, 4.5 Hz ), 3.91 − 3.83 ( 1H, m ), 3.79 ( 1H, d, J= 4.5 Hz ),3.74 ( 1H, d, J= 4.5 Hz ), 3.66 − 3.52 ( 1H, m ), 3.28 ( 0.9H, s ), 3.11 ( 2.1H, s ),0.88 ( 9H, s ), 0.05 ( 6H, d, J= 14.0 Hz )
(5)1−(4−{ [2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例40(4)で得られた1−(4−{ [2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 442 mg ( 1.19 mmol)を塩化メチレン 15 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.12 ml ( 1.49 mmol), トリエチルアミン 0.20 ml ( 1.49 mmol) を加え、、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 2 )にて精製し、淡黄色固体の1−(4−{ [2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 517 mg, 収率 97 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.18 ( 0.6H, s ), 7.08 ( 0.4H, s ), 5,45 − 5.35 ( 1H, m ),4.42 ( 2H, t, J= 8.7 Hz ), 4.23 ( 2H, dd, J= 8.7, 3.7 Hz ), 3.91 − 3.81 ( 1H, m ), 3.81 − 3.74 ( 1H, m ), 3.74 − 3.67 (1H, m ), 3.62 − 3.53 ( 1H, m ), 3.26 ( 1.2H, s ), 3.09 ( 1.8H, s ), 0.85 ( 9H, s ), 0.01 ( 6H, s )
(6)3−アセチルチオ−1−(4−{ [2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例40(5)で得られた1−(4−{ [2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 516 mg ( 1.14 mmol) をジメチルホルムアミド 15 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 815 mg ( 7.14 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 3 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 2 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−{ [2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 279 mg,収率 57 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.08 ( 0.7H, s ), 7.16 ( 0.4H, s ), 4.52 ( 2H, t, J= 7.3 Hz ), 4.48 − 4.39 ( 1H, m ), 3.97 ( 2H, t, J= 7.3Hz )3.92 − 3.82 ( 1H, m ), 3.78 ( 1H, d, J= 4.1 Hz ), 3.75 ( 1H, d, J= 4.1 Hz ), 3.66 − 3.50 ( 1H, m ), 3.59 ( 0.9H, s ), 3.92 ( 2.1H, s ), 2.39 ( 3H, s ), 0.88 ( 9H, d, J= 4.7 Hz ), 0.04 ( 6H, d, J= 1.5 Hz )
【0579】
参考例41
p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
(1)1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン
参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン6.73g (15.3mmol) をジメチルホルムアミド330ml に溶解し、室温にてアリルブロミド1.59ml (18.4mmol)、 ジイソプロピルエチルアミン3.21ml (18.4mmol)を系内に加え、80℃油浴にて10時間攪拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=5:1)にて精製し、褐色油状の1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジンを5.31g, 収率73% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.63 − 7.59 (4H, m), 7.46 (1H, s), 7.47 − 7.36 (6H, m), 6.04 − 5.95 (1H, m), 5.40 − 5.35 (1H, m), 5.28 − 5.24 (1H, m), 4.80 − 4.78 (2H, m), 4.77 − 4.71 (1H, m), 4.16 (2H, dd, J=8.8, 6.6Hz), 4.06 (2H, dd, J=8.8, 4.4Hz), 1.06 (9H, s)
(2)1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例41(1)で得られた1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン5.31g(11.1mmol) を無水テトラヒドロフラン 266ml に溶解し、1M テトラブチルアンモニウムフロライド−テトラヒドロフラン溶液 13.3ml (13.3mmol) を氷冷下にて加え、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡褐色結晶状の1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを2.91g 収率100% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.49 (1H, s), 6.06 − 5.96 (1H, m), 5.42 − 5.35 (1H, m), 5.29 − 5.24 (1H, m), 4.87 − 4.80 (1H, m), 4.79 (2H, d, J=5.9Hz), 4.38 (2H, t, J=8.8Hz), 4.02 (2H, dd, J=9.8, 3.9Hz), 2.52− 2.37 (1H, br s)
(3)1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例41(2)で得られた1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 2.91g(11.1mmol)を無水塩化メチレン 146ml に溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド2.58ml (33.3mmol), トリエチルアミン4.67ml (33.3mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣に酢酸エチルとジイソプロピルエーテルを加え濾過し、濾物をジイソプロピルエーテルで洗浄して、淡褐色結晶の1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを2.71g、収率77%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.55 (1H, s), 6.07 − 5.96 (1H, m), 5.45 − 5.35 (2H, m), 5.30 − 5.25 (1H, m), 4.81 (2H, dt, J=5.9, 1.5Hz),4.51 (2H, dd, J=11.0, 6.6, 1.5Hz), 4.31 (2H, ddd, J=11.0, 4.4、1.5Hz)、3.10, (3H, s)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例41(3)で得られた1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン2.70g (8.51mmol)をジメチルホルムアミド135ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム5.83g (51.1mmol)を加え、80℃油浴にて10時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを1.61g、収率63%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.51 (1H, s), 6.06 − 5.96 (1H, m), 5.41 − 5.35 (1H, m), 5.29 − 5.26 (1H, m), 4.58 (2H, t, J=8.1Hz), 4.47 − 4.40 (1H, m), 4.04 (2H, dd, J=9.5, 5.9Hz), 2.36 (3H, s)
(5)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート5.00g(8.41mmol)をジメチルホルムアミド250mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジメチルシラン2.54g(16.8mmol)、イミダゾール1.14g(16.8mmol)を加え、同じく氷冷下にて7時間撹拌した。反応終了確認後、系内にメタノールを加え、30分撹拌した。次に系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1)にて精製し、淡黄色油状のp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを5.27g、収率88%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.14 (2H, d, J=8.8Hz), 7.56 (2H, d, J=8.8Hz), 7.39 − 7.29 (4H, m), 7.28 − 7.17 (6H, m), 5.34 (1H, d, J=13.9Hz), 5.23 (1H, d, J=13.9Hz), 4.24 (1H, dq, J=5.9, 5.9Hz), 4.20 (1H, dd, J=10.3, 2.9Hz), 3.43 (1H, dq, J=10.3,7.3Hz), 3.28 (1H, dd, J=5.9, 2.9Hz), 1.23 (3H, d, J=5.9Hz), 1.20 (3H, d, J=7.3Hz), 0.86 (9H, s), 0.06 (6H, d, J=3.7Hz)
(6)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例41(4)で得られた3−アセチルチオ−1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン1.61g(5.40mmol) をジメチルホルムアミド80ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩596mg (6.47mmol) を加え、そのまま1.5時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内に参考例41(5)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート3.83g (5.40mmol) のアセトニトリル 190ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン3.76ml (21.6mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として3.73g, 収率97%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=8.8Hz), 7.65 (2H, d, J=8.8Hz), 7.53 (1H, s), 6.07 − 5.96 (1H, m), 5.45 (1H, d, J=13.9Hz), 5.42 − 5.35 (1H, m), 5.30 − 5.25 (1H, m), 5.26 (1H, d, J=13.9Hz), 4.80 (2H, d, J=5.1Hz), 4.55 (2H, q, J=8.1Hz), 4.32 − 4.22 (3H, m), 4.15 − 4.09(3H, m), 3.26 (1H, dd, J=5.1, 2.9Hz), 3.13 (1H, J=9.5, 7.3Hz), 1.25 (3H, d, J=5.9Hz), 1.24 (3H, d, J=7.3Hz), 0.87 (9H, s), 0.08 (6H, d, J=5.1Hz)
(7)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例41(6)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート3.73g(5.2mmol)を塩化メチレン180mlに溶解し、ジメドン1.46g(10.4mmol)、パラジウム(0)テトラキストリフェニルホスフィン603mg(0.522mmol),トリフェニルホスフィン205mg(0.783mmol)を加え、窒素雰囲気下、室温にて2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルにて分液抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1〜塩化メチレン:メタノール=10:1)にて精製し、淡褐色固体のp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを1.91g、収率54%で得た。
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 675 [M+H]+
(8)N−(t−ブトキシカルボニル)グリシン p−ニトロベンジルエステルN−(t−ブトキシカルボニル)グリシン 1.51g(8.62mmol)を無水塩化メチレン 75mlに溶解し、p−ニトロベンジルアルコール 2.63ml(17.2mmol)、1−エチル3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミド塩酸塩(以下WSCとする) 3.3g(17.2mmol)、4−ジメチルアミノピリジン 106mg(0.87mmol)を氷冷下にて加え、窒素雰囲気下、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルにて分液抽出し、有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:へキサン:酢酸エチル=2:1)にて精製し、白色結晶のN−(t−ブトキシカルボニル)グリシンp−ニトロベンジルエステルを 2.67g、収率100%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=7.5Hz), 7.53 (2H, d, J=7.5Hz), 5.28 (2H, s), 5.02 (1H, br t, J=3.3Hz), 4.00 (2H, d, J=3.3Hz), 1.46 (9H, s)
(9)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート参考例41(8)で得られたN−(t−ブトキシカルボニル)グリシン p−ニトロベンジルエステル 2.67g(8.62mmol)を1,4−ジオキサン27mlに溶解し、氷冷下にて、4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン溶液27mlを加え、室温にて4時間攪拌した。反応終了確認後、系内にジエチルエーテルを加え、30分間攪拌し、反応液を濾過、濾物をジエチルエーテルにて洗浄し、乾燥することによって、白色結晶のグリシン p−ニトロベンジルエステル塩酸塩を1.59g、収率75%を得た。次に、参考例41(7)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 207.4mg(0.31mmol)と前述のグリシン p−ニトロベンジルエステル塩酸塩 116mg(0.47mmol)をジメチルホルムアミド 10.5mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド 0.072ml(0.47mmol)、トリエチルアミン 0.14ml(1.00mmol)を加え、室温にて2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=3:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色シロップとして209.7mg、収率77%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.65 (2H, d, J=8.8Hz), 7.59 (1H, t, J=3.3Hz), 7.54 (2H, d, J=8.8Hz), 7.47 (1H, s), 5.46 (1H, d, J=13.9Hz), 5.30 (2H, s), 5.27 (1H, d, J=13.9Hz), 4.51 (1H, t, J=8.3Hz), 4.47 (1H, t, J=8.3Hz), 4.37−4.23 (5H, m), 4.08 (1H, dd, J=8.3, 3.3Hz), 4.06 (1H, dd, J=8.3, 3.3Hz), 3.27 (1H, dd, J=6.2, 3.6Hz), 3.16 (1H, dq, J=11.5, 8.8Hz), 1.27 (3H, d, J=8.8Hz), 1.25 (3H, d, J=8.8Hz), 0.87 (9H, s), 0.09 (3H, s), 0.08 (3H, s)
【0580】
参考例42
p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
(1)1−ベンジルオキシカルボニル−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチヂン
1−ベンズヒドリル−3−ヒドロキシアゼチジン10g (41.8mmol) をメタノール300mlに溶解し、10%パラジウム炭素10g存在下、50℃水浴にて接触水素還元を3時間行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾物をメタノールで洗浄し、濾液を下減圧濃縮した。得られた残査に酢酸エチル、蒸留水を加え分液操作を行い、水槽を酢酸エチルにて洗浄後、減圧濃縮し、得られた残査を減圧乾燥した。この粗生成物を塩化メチレン120ml、メタノール120mlに溶解し、クロロ蟻酸ベンジル8.95ml(62.7mmol)、トリエチルアミン8.79ml(62.7mmol)を加え、室温にて一晩撹拌した。反応終了確認後、反応液に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜酢酸エチル)にて精製し、1−ベンジルオキシカルボニル−3−ヒドロキシアゼチヂン1.91g、収率22%で得た。続いて、1−ベンジルオキシカルボニル−3−ヒドロキシアゼチヂン1.91g(9.22mmol)をジメチルホルムアミド96mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジフェニルシラン2.88ml(11.1mmol)、イミダゾール756mg(11.1mmol)を加え、同じく氷冷下にて6時間撹拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=6:1)にて精製し、無色油状の1−ベンジルオキシカルボニル−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチヂンを4.04g、収率98%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.73 − 7.70 (1H, m), 7.60 − 7.56 (4H, m), 7.46 − 7.29 (10H, m), 5.07 (2H, s), 4.58 − 4.52 (1H, m), 4.01 (2H, m), 3.95 (2H, dd, J=9.8, 4.9Hz), 1.05 (9H, s)
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例42(2)で得られた1−ベンジルオキシカルボニル−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチヂン4.04g(9.07mmol)ををメタノール200mlに溶解し、10%パラジウム炭素4.04g存在下、室温にて1.5時間接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾液を減圧濃縮し、得られた残渣を減圧乾燥し、無色油状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチヂンを2.70g、収率96%で得た。続いて参考例41(7)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート1.71g(2.53mmol)と前述の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチヂン947mg(3.04mmol)をジメチルホルムアミド86mlに溶解させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド461μl(3.04mmol)、トリエチルアミン426μl(3.04mmol)を加え、室温にて5.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=4:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを789mg、収率32%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.62 (2H, d, J=8.8Hz), 7.47 − 7.36 (6H, m), 7.39 (1H, s), 5.46 (1H, d, J=13.7Hz), 5.27 (1H, d, J=13.7Hz), 4.65 − 4.52 (2H, m), 4.50− 4.42 (2H, m), 4.40 − 4.34 (1H, m), 4.32 − 4.26 (3H, m), 4.19 − 4.11 (1H, m), 4.06 − 4.00 (3H, m), 3.28 (1H, dd, J=4.9, 2.9Hz), 3.18 (1H,dq, J=8.8,7.8Hz), 1.27 (3H, d, J=7.8Hz), 1.26 (3H, d, J=5.9Hz), 1.07 (9H, s),0.87 (9H, s), 0.09 (6H, d, J=5.9Hz)
【0581】
参考例43
p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[メチル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
(t−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−酢酸 p−ニトロベンジルエステル
サルコシン 3.56 g( 40 mmol)をメタノール 180 ml、蒸留水 90 mlに溶解し、ジ−t−ブトキシカルボニルアンハイドライド 9.6 g( 44.0 mmol)、1M 水酸化ナトリウム水溶液 80 mlを加え、氷冷下にて系内に加え、室温にて 1.5 時間撹拌した。反応終了確認後、系内にDowex−50Wを氷冷にて加え、反応液のpHを5〜4に調整した。その後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮することによって、(t−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−酢酸の粗生成物を 7.57 g得た。続いて、得られた(t−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−酢酸 2.52 g( 13.3 mmol)とp−ニトロベンジルアルコール 4.07 g( 26.6 mmol)を塩化メチレン 125 mlに溶解し、氷冷下、窒素雰囲気下にて、WSC 5.10 g( 26.6mmol)、4−ジメチルアミノピリジン 252 mg( 1.33 mmol)を加え、その後室温に戻し、一晩撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルにて分液抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡黄色油状の(t−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−酢酸p−ニトロベンジルエステルを4.30 g、収率 88 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.28 − 8.29 ( 2H, m ), 7.58 − 7.47( 2H, m ), 5.72 ( 2H, d,J= 2.2 Hz ),4.07 ( 1.2H, s ), 3.99 ( 0.8H, s ),2.95 ( 3H, d, J= 5.8 Hz ), 1.47 ( 5.4H, s ), 1.39 ( 3.6H, s )
(2)サルコシン p−ニトロベンジルエステル塩酸塩
参考例43(1)で得られた(t−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−酢酸 p−ニトロベンジルエステル 4.30 g( 13 3 mmol)を1,4−ジオキサン 43 mlに溶解し、氷冷下にて、4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン溶液 4.3 mlを加え、室温にて 2.5 時間攪拌した。反応終了確認後、系内にジエチルエーテルを加え、30分間攪拌し、反応液を濾過、濾物をジエチルエーテルにて洗浄し、乾燥することによって、サルコシン p−ニトロベンジルエステル塩酸塩を 3.04 g、収率 88 %を得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.32 − 8.23 ( 2H, m ), 7.72 − 7.60( 2H, m ), 5.42 ( 2H, s ), 4.08 ( 2H, s ), 2.77 ( 3H, s )
(3)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[メチル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例41(7)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.00 g( 1.51 mmol)と参考例43(2)で得られたサルコシン p−ニトロベンジルエステル塩酸塩 590mg( 2.26 mmol)をジメチルホルムアミド 30 mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド 0.37 ml( 2.26 mmol)、トリエチルアミン 0.95 ml( 6.80 mmol)を加え、室温にて 3 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1〜酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[メチル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを 997 mg、収率 76 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.29 − 8.15 ( 4H, m ), 7.71 − 7.62( 2H, m ), 7.58 − 7.42 ( 2H, m ),7.40 ( 0.6H, s ), 7.25 ( 0.4H, s ), 5.46 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 5.34 − 5.22 ( 3H, m including 5.26 ( 1H, d, J= 13.9 Hz )), 4.63 ( 1H, s ), 4.57 − 4.45 ( 1H, m ), 4.27 ( 2H, t, J= 9.6 Hz ), 4.26 ( 2H, t, J= 9.6 Hz ), 3.89 ( 1H, dd, J= 7.7, 5.8 Hz ), 3.36( 1.2H, s ), 3.15 ( 1.8H, s ), 3.26 ( 1H, dd, J= 5.0, 2.6 Hz ),1.25 ( 6H, d, J= 7.2 Hz ), 0.86 ( 9H, s ), 0.08 ( 6H, d, J= 5.0 Hz )
【0582】
参考例44
p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[メチル−(カルバモイル)メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
(1)カルバモイルメチル−メチル−カルバミン酸 t−ブチルエステル
参考例43(1)で得られた(t−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−酢酸 5.03 g( 26.6 mmol)を無水塩化メチレン 250 mlに溶解し、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 7.19 g( 53.2 mmol)、WSC 10.2 g( 53.2 mmol)、4−ジメチルアミノピリジン 325 mg( 2.66 mmol)を氷冷下にて加え、窒素雰囲気下、室温にて2日間攪拌した。原料消失確認後、反応系内に28%アンモニア水を加え、30分間攪拌した。反応終了確認後、酢酸エチルと飽和食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルにて分液抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、淡黄色油状のカルバモイルメチル−メチル−カルバミン酸 t−ブチルエステルを 848 mg、収率 17 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 3.87 ( 2H, s ), 2.96 ( 3H, s ), 1.47 ( 9H, s )
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[メチル−(カルバモイル)メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例44(1)で得られたカルバモイルメチル−メチル−カルバミン酸 t−ブチルエステル 848 mg(4.50 mmol)を1,4−ジオキサン 8.50 mlに溶解し、氷冷下にて、4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン溶液8.50 mlを加え、室温にて 2.5 時間攪拌した。反応終了確認後、系内にジエチルエーテルを加え、30分間攪拌し、反応液を濾過、濾物をジエチルエーテルにて洗浄し、乾燥することによって、2−メチルアミノ−アセトアミド塩酸塩を 421 mg、収率 75 %を得た。続いて参考例41(7)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート1.00 g( 1.51 mmol)と前述の2−メチルアミノ−アセトアミド塩酸塩 282 mg( 2.26 mmol)をジメチルホルムアミド 30 mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド 0.37 ml( 2.26 mmol)、トリエチルアミン 0.95 ml( 6.80 mmol)を加え、室温にて 3.5 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[メチル−(カルバモイル)メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを 932 mg、収率 84 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 ( 2H, d, J= 7.9 Hz ), 7.65 ( 2H, d, J= 7.9 ), 7.35 ( 0.7H, s ), 7.23 ( 0.3H, s ),5.46 ( 1H, d, J= 13.9 Hz ), 5.26 ( 1H, d, J= 13. 9 Hz ), 4.62 = 4.40 ( 2H, m ),4.40 − 4.22 ( 3H, m ), 4.20 (1H, s ), 4.12 ( 2H, dd, J= 14.2, 7.1 Hz ), 4.07 − 3.97 ( 1H, m ),4.04 ( 0.6H, br s ), 3.27 ( 1H, dd, J= 5.0, 2.8 Hz ), 3.15 ( 1H, dq, J= 9.5, 7.3 Hz ), 3.11 ( 2.4H, br s ),1.25 ( 6H, d, J= 5.8 Hz ), 0.87 ( 9H, s ), 0.08 ( 6H, d, J= 5.0 Hz )
【0583】
参考例45
p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル)カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
(1)カルバモイルメチル−カルバミン酸 t−ブチルエステル
N−(t−ブトキシカルボニル)グリシン 3.01g(17.2mmol)を無水塩化メチレン 150mlに溶解し、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 4.63g(34.3mmol)、WSC 6.60g(34.4 mmol)、4−ジメチルアミノピリジン210mg(1.72mmol)を氷冷下にて加え、窒素雰囲気下、室温にて一晩攪拌した。原料消失確認後、反応系内に28%アンモニア水を加え、15分間攪拌した。反応終了確認後、塩化メチレンと飽和食塩水を加え、分液操作を行った。水層を塩化メチレンにて分液抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、無色透明シロップのカルバモイルメチル−カルバミン酸 t−ブチルエステルを 717.7mg、収率24%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 6.202 (1H, br s), 5.763 (1H, br s), 5.267 (1H, br t, J−5.1Hz), 3.820 (2H, d, J=5.1Hz), 1.456 (9H, s)
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル)カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例45(1)で得られたカルバモイルメチル−カルバミン酸 t−ブチルエステル 717.2mg(4.12mmol)を1,4−ジオキサン7.2mlに溶解し、氷冷下にて、4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン溶液7.2mlを加え、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、系内にジエチルエーテルを加え、30分間攪拌し、反応液を濾過、濾物をジエチルエーテルにて洗浄し、乾燥することによって、白色結晶のグリシンアミド塩酸塩を 389mg、収率86%で得た。
続いて、参考例41(7)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 566.6mg(0.85mmol)と前述のグリシンアミド塩酸塩 154.3mg(1.40mmol)をジメチルホルムアミド 28.0mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド 0.2ml(1.32mmol)、トリエチルアミン 0.36ml(2.6mmol)を加え、室温にて5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=2:3)にて精製し、淡黄色固体のp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル)カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを428.6mg、収率70%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=8.4Hz), 7.70 (1H, t, J=5.3Hz), 7.65 (2H, d, J=8.4Hz), 7.46 (1H, s), 6.15 (1H, br s), 5.46 (1H, d, J=13.4Hz), 5.43 (1H, br s), 5.27 (1H, d, J=13.4Hz), 4.52 (1H, t, J=8.3Hz), 4.50 (1H, t, J=8.3Hz), 4.345−4.24 (3H, m), 4.12−4.04 (4H, m), 3.265 (1H, dd, J=5.1, 2.7Hz), 3.155 (1H, dq, J=9.4, 7.0Hz), 1.264 (3H, d, J=7.0Hz), 1.22 (3H, d, J=4.8Hz), 0.86 (9H, s), 0.09 (3H, s), 0.08 (3H,s)
【0584】
参考例46
p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)−2−メチル−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
(1)N−(t−ブトキシカルボニル)−L−バリン p−ニトロベンジルエステル
N−(t−ブトキシカルボニル)−L−バリン2.50g(11.5mmol)を無水塩化メチレン125mlに溶解し、p−ニトロベンジルアルコール3.52g(23.0mmol)、WSC4.41g(23.0 mmol)、4−ジメチルアミノピリジン140mg(1.15mmol)を氷冷下にて加え、窒素雰囲気下、室温にて4.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルにて分液抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)にて精製し、白色結晶のN−(t−ブトキシカルボニル)−L−バリン p−ニトロベンジルエステルを3.07g、収率76%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.53 (2H, d, J=8.8Hz), 5.26 (2H, d, J=5.1Hz), 5.00 − 4.94 (1H, m), 2.21 − 2.10 (1H, m), 1.45 (9H, s), 0.97 (3H, d, J=7.3Hz), 0.88 (3H, d, J=6.6Hz)
(2)L−バリン p−ニトロベンジルエステル塩酸塩
参考例46(1)で得られたN−(t−ブトキシカルボニル)−L−バリン p−ニトロベンジルエステル3.07g(8.71mmol)を1,4−ジオキサン31mlに溶解し、氷冷下にて、4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン溶液31mlを加え、室温にて一晩攪拌した。
反応終了確認後、反応液を減圧濃縮し、得られた残査に酢酸エチルを加え濾過、濾物を酢酸エチルにて洗浄し、乾燥することによって、L−バリン p−ニトロベンジルエステル塩酸塩を2.21g、収率88%を得た。
(3)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)−2−メチル−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例41(7)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート1.00g(1.48mmol)と参考例46(2)で得られたL−バリン p−ニトロベンジルエステル塩酸塩514mg(1.78mmol)をジメチルホルムアミド50mlに溶解させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド275μl(1.78mmol)、ジイソプロピルエチルアミン620μl(3.56mmol)を加え、室温にて2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)−2−メチル−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを1.15g、収率86%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 8.21 (2H, d, J=8.8Hz), 7.65 (2H, d, J=8.8Hz), 7.58 − 7.55 (1H, br s), 7.54 (2H, d,J=8.8Hz), 7.45 (1H, s), 5.46 (1H, d, J=13.9Hz), 5.28 (2H, s), 5.27 (1H,d, J=13.9Hz), 4.74 (1H, dd, J=9.5, 5.9Hz), 4.51 (2H, t, J=8.8Hz), 4.33 − 4.24 (3H, m), 4.08 (2H, dd, J=8.8, 5.9Hz), 3.27 (1H, dd, J=5.1, 2.9Hz), 3.17 (1H, dq, J=9.5, 7.3Hz), 2.33 − 2.24 (1H, m), 1.26 (3H, d, J=7.3Hz), 1.25 (3H, d, J=5.9Hz), 1.01 (3H, d, J=6.6Hz), 0.97 (3H, d, J=7.3Hz), 0.87 (9H, s), 0.09 (6H, d, J=5.1Hz)
【0585】
参考例47
p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)−1−カルバモイル−2メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート(1)(1S)−1−カルバモイル−2−メチル−カルバミン酸 t−ブチルエステル
N−(t−ブトキシカルボニル)−L−バリン3.00g(13.8mmol)を無水塩化メチレン150mlに溶解し、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール3.73g(27.6mmol)、WSC5.29g(27.6mmol)、4−ジメチルアミノピリジン169mg(1.38mmol)を氷冷下にて加え、窒素雰囲気下、室温にて3時間攪拌した。原料消失確認後、反応系内に28%アンモニア水を加え、30分間攪拌した。反応終了確認後、酢酸エチルと飽和食塩水を加え、水層を酢酸エチルにて分液抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール=9:1)にて精製し、白色結晶の(1S)−1−カルバモイル−2−メチル−カルバミン酸 t−ブチルエステルを2.81g、収率94%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 5.93 − 5.84 (1H, br s), 5.45 − 5.36 (1H, br s), 5.06 − 5.00 (1H, br s), 3.98 − 3.91 (1H, m), 2.21 − 2.12 (1H, m), 1.45 (9H, s), 0.99 (3H, d, J=6.6Hz), 0.94 (3H, d, J=6.6Hz)
(2)2−アミノ−3−メチル−ブチルアミド塩酸塩
参考例47(1)で得られた1−カルバモイル−2−メチル−カルバミン酸 t−ブチルエステル2.81g(13.0mmol)を1,4−ジオキサン28mlに溶解し、氷冷下にて、4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン溶液28mlを加え、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧濃縮後、系内に酢酸エチルを加え濾過、濾物を酢酸エチルにて洗浄し、乾燥することによって、(2S)−2−アミノ−3−メチル−ブチルアミド塩酸塩を1.94g、収率98%を得た。
(3)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)−1−カルバモイル−2メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例41(7)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート1.00g(1.48mmol)と参考例47(2)で得られたL−バリンアミド塩酸塩272mg(1.78mmol)をジメチルホルムアミド50mlに溶解させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド275μl(1.78mmol)、ジイソプロピルエチルアミン620μl(3.56mmol)を加え、室温にて2.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:3〜塩化メチレン:酢酸エチル=3:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)−1−カルバモイル−2メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを934mg、収率82%で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.65 (2H, d, J=8.8Hz), 7.61 − 7.56 (1H, br d, J=9.5Hz), 7.43 (1H, s), 6.06 − 6.00 (1H, br s), 5.46 (1H, d, J=13.9Hz), 5.42 − 5.37 (1H, br s), 5.27 (1H, d, J=13.9Hz), 4.50 (1H, dt, J=8.1,4.4Hz), 4.36 (1H, dd, J=8.8, 6.6Hz), 4.32− 4.25 (3H, m), 4.08 (2H, dd, J=8.1, 5.1Hz), 3.27 (1H, dd, J=5.1, 2.2Hz), 3.16 (1H, dq, J=9.5, 7.3Hz), 2.34 − 2.24 (1H, m), 1.26 (3H, d, J=7.3Hz), 1.25 (3H, d, J=6.6Hz), 1.03 (3H, d, J=6.6Hz), 1.01 (3H, d, J=6.6Hz),0.87 (9H, s), 0.08 (6H, d, J=4.4Hz)
【0586】
参考例48
3−アセチルチオ−1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)(t−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−酢酸 メチルエステル
グリシン メチルエステル塩酸塩 3.03g(24.1mmol)をメタノール 150mlに溶解し、系内にトリエチルアミン 3.4ml(24.4mmol)、アセトン 17.7ml(241.1mmol)を加え、50℃水浴で1.5時間撹拌した。続いて反応系内にナトリウムシアノボロヒドリド 3.03g(48.2mmol)を氷冷下にて加え、次に10%塩酸ガス−メタノ−ル溶液を加えて系内をpH3〜4に調整し、30分間撹拌した。反応終了確認後、反応液を減圧濃縮し、得られた残渣を減圧乾燥した。続いて、この粗生成物をメタノール 45ml、塩化メチレン 90mlに懸濁させ、氷冷下にてジ−t−ブトキシカルボニルアンハイドライド 10.5g(48.1mmol)とトリエチルアミン 13.5ml(96.9mmol)を加え、室温にて一晩撹拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチル、飽和食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:酢酸エチル5:1)にて精製し、無色透明シロップの(t−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−酢酸 メチルエステルを3.93g、収率70%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 4.54−4.40 (0.6H, m), 4.24−4.10 (0.4H, m), 3.86 (0.8H, s), 3.74 (1.2H, s), 3.72 (3H, s), 1.48 (3.6H, s), 1.42 (5.4H, s), 1.11(2.4H, d, J=7.7Hz), 1.09 (3.6H, d, J=7.7Hz)
(2)(t−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−酢酸 p−ニトロベンジルエステル
参考例48(1)で得られた(t−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−酢酸 メチルエステル5.59g(24.2mmol)をメタノール 112ml、蒸留水 56mlに溶解し、1M 水酸化ナトリウム水溶液 37mlを加え、氷冷下にて系内に加え、室温にて7時間撹拌した。反応終了確認後、系内にDowex−50Wを氷冷にて加え、反応液のpHを5〜4に調整した。その後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮することによって、(t−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−酢酸の粗生成物を5.25g得た。続いて、得られた(t−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−酢酸 2.05g(9.44mmol)とp−ニトロベンジルアルコール 2.89g(18.9mmol)を塩化メチレン 100mlに溶解し、氷冷下、窒素雰囲気下にて、WSC 3.62g(18.9mmol)、4−ジメチルアミノピリジン 120mg (0.98mmol)を加え、その後室温に戻し、一晩撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルにて分液抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:へキサン:酢酸エチル=5:2)にて精製し、淡黄色透明シロップの(t−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−酢酸 p−ニトロベンジルエステルを1.93g、収率58%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.24 (1H, d, J=8.0Hz), 8.22 (1H, d, J=8.0Hz), 7.53 (2H, d, J=8.0Hz), 5.26 (2H, s), 4.54−4.42 (0.5H, m), 4.28−4.16 (0.5H, m), 3.94 (1H, s), 3.84 (1H, s), 1.48 (4.5H, s), 1.36 (4.5H, s), 1.12 (3H, d, J=7.7Hz), 1.10 (3H, d, J=7.7Hz)
(3)イソプロピルアミノ−酢酸 p−ニトロベンジルエステル塩酸塩
参考例48(2)で得られた(t−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−酢酸
p−ニトロベンジルエステル 1.93g(5.48mmol)を1,4−ジオキサン20mlに溶解し、氷冷下にて、4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン溶液20mlを加え、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、系内にジエチルエーテルを加え、30分間攪拌し、反応液を濾過、濾物をジエチルエーテルにて洗浄し、乾燥することによって、白色結晶のイソプロピルアミノ−酢酸 p−ニトロベンジルエステル塩酸塩を1.50g、収率95%を得た。
1H−NMR(500MHz, MeOH−d4): δ(ppm) 8.26 (2H, d,. J=8.8Hz), 7.67 (2H, d,J=8.8Hz), 5.43 (2H, s), 4.11 (2H, s), 3.50−3.40 (1H, m), 1.34 (6H, d, J=5.9Hz)
(4)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例48(3)で得られたイソプロピルアミノ−酢酸 p−ニトロベンジルエステル塩酸塩 500 mg( 1.73 mmol)と参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 506 mg( 1.15 mmol)をジメチルホルムアミド 15 mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド 0.28 ml( 1.73 mmol)、トリエチルアミン 0.60 ml( 4.32 mmol)を加え、室温にて 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡黄色油状の
3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 578 mg、収率 75 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.28 − 8.18 ( 2H, m ), 7.70 − 7.30( 12H, m ), 7.38 ( 0.4H, br s ), 7.10 ( 0.6H, br s ),5.29 ( 0.8H, br s), 5.16 ( 1.2H, br s ), 5.04 − 4.44 ( 3H, m ), 4.20 − 3.85 ( 5H, m ), 1.17 ( 6H, br s ), 1.06 ( 9H, br s )
(5)3−ヒドロキシ−1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例48(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 1.81 g ( 2.69 mmol) を無水テトラヒドロフラン 90 ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.18 ml ( 3.23 mmol )、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 3.23 ml ( 3.23 mmol) を加え、そのまま 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、3−ヒドロキシ−1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを白色固体として、 968 mg, 収率 83 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.22 ( 2H, d, J= 8.0 Hz ), 7.55 ( 1H, d, J= 8.0 Hz ), 7.42 ( 1H, d, J= 8.0 Hz ),7.39 ( 0.4H, s ), 7.12 ( 0.6H, s ), 5.29 (1.2H, br s ), 5.22 ( 0.8H, br s ),5.03 − 4.89 ( 0.5H, m ), 4.89 − 4.76 ( 1H, m ), 4.59 ( 1H, br s ), 4.32 ( 1H, t, J= 7.3 Hz ),4.22 − 4.02 ( 2H, m ), 4.02 − 3.85 (1H, m ),3.85 ( 1H, m ), 1.10 − 1.03( 6H, m )
(6)1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例48(5)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン968 mg ( 2.23 mmol)を塩化メチレン 50 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.42 ml ( 5.34 mmol), トリエチルアミン 0.37 ml ( 2.67 mmol) を加え、そのまま 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡黄色固体の1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 835 mg, 収率 73 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 ( 2H, d, J= 7.9 Hz ), 7.55 ( 1H, d, J= 7.9 Hz ), 7.48 ( 0.4H, br s ), 7.43 ( 1H, d, J= 7.9 Hz ), 7.26( 0.6H, br s ) , 5.51 − 5.16 ( 3H, m including 5.29 ( 1.2H, s ), 5.22 (0.8H, s )),5.04 − 4.89 ( 0.4H, m ), 4.89 − 4.72 ( 1H, m ), 4.59 − 4.48 ( 1H, m ), 4.48 − 4.37 ( 1H, m ), 4.37 − 4.18 ( 2H, m ), 4.18 − 3.96 ( 2H, m ), 3.11 ( 3H, s ), 1.30 − 1.17 ( 6H, m )
(7)3−アセチルチオ−1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例48(6)で得られた1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 835 mg ( 1.63 mmol) をジメチルホルムアミド 42 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.12 g ( 9.77 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 7 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 312 mg, 収率 39 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 ( 2H, d, J= 6.9 Hz ), 7.55 ( 1H, d, J= 8.3 Hz ), 7.44 ( 0.6H, br s ), 7.43 ( 1H, d, J= 8.3 Hz ), 7.17( 0.6H, br s ), 5.19 ( 1.2H, s ), 5.22 ( 0.8H, br s ), 5.02 − 4.90 ( 0.6H, m ), 4.90 − 4.78 ( 0.4H, m ), 4.65 − 3.65 ( 7H, m ), 2.36 ( 3H, br s), 1.40 − 1.18 ( 6H, m )
【0587】
参考例49
3−アセチルチオ−1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)カルバモイルメチル−イソプロピル−カルバミン酸 t−ブチルエステル参考例48(2)得られた(t−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−酢酸 3.20g(14.7mmol)と1−ヒドロキシベンゾトリアゾ−ル 4.0g(29.6mmol)を塩化メチレン150mlに溶解し、氷冷下、窒素雰囲気下にて、WSC 5.6g(29.2mmol)、4−ジメチルアミノピリジン 200mg(1.64mmol)を加え、その後室温に戻し、一晩撹拌した。原料消失確認後、系内に28%アンモニア水を40ml加え、30分間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に塩化メチレンと飽和食塩水を加え、分液操作を行った。水層を塩化メチレンにて分液抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール=10:1)にて精製し、白色固体のカルバモイルメチル−イソプロピル−カルバミン酸 t−ブチルエステルを2.67g、収率84%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 5.434 (1H, br s), 4.25 (1H, br s),3.735 (2H, s), 1.478 (9H, s), 1.14 (6H, d, J=6.6Hz)
(2)2−イソプロピルアミノ−アセトアミド塩酸塩
参考例49(1)で得られた カルバモイルメチル−イソプロピル−カルバミン酸 t−ブチルエステル2.67g(12.3mmol)を1,4−ジオキサン 30mlに溶解し、氷冷下にて、4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン溶液 30mlを加え、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、系内にジエチルエーテルを加え、30分間攪拌し、反応液を濾過、濾物をジエチルエーテルにて洗浄し、乾燥することによって、白色結晶の2−イソプロピルアミノ−アセトアミド塩酸塩を1.82g、収率97%を得た。
1H−NMR(500MHz ,MeOH−d4): δ(ppm) 3.80 (2H, s), 3.46−3.38 (1H, m), 1.34 (6H, d, J=6.8Hz)
(3)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例49(2)で得られた2−イソプロピルアミノ−アセトアミド塩酸塩500 mg( 3.28 mmol)と参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 961 mg( 2.19 mmol)をジメチルホルムアミド 29 mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド 0.54 ml( 3.29 mmol)、トリエチルアミン 1.15 ml(8.19 mmol)を加え、室温にて 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡黄色油状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 1.18 g、収率 100 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.62 ( 4H, d, J= 6.6 Hz ), 7.52 − 7.36 ( 6H, m ), 7.21 − 6.85 ( 1H, m ),4.80 − 4.72 ( 1H, m ), 4.28 ( 1H, t, J= 7.3 Hz ), 4.24 ( 1H, t, J= 7.3 Hz ), 4.16 − 4.01 ( 2H, m ), 4.01 − 3.88 ( 2H, m ), 1.25 ( 6H, d, J= 6.7 Hz ), 1.07 ( 9H, br s )
(4)1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例49(3)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 6.52 g ( 11.8 mmol) を無水テトラヒドロフラン 326 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 14.2 ml ( 14.2 mmol) を加え、そのまま 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、1−[4−(カルバモイルメチル−イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、 2.35 g, 収率 67 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.20 − 7.02 ( 0.6H, m ), 7.02 − 6.80 ( 0.6H, m ), 5.86 − 5.62 ( 0.4H, m ), 5.62 − 5.32 ( 0.6H, m ), 5.25 −5.14 ( 0.3H, m ), 4.90 − 4.75 ( 0.7H, m ),4.67 ( 0.7H, quint., J= 6.6 Hz ), 4.43 − 4.34 ( 0.4H, m ), 4.34 − 4.22 ( 0.6H, m ),4.03 ( 2H, s ), 4.00 − 3.91 ( 2H, m ), 3.89 ( 0.3H, quint., J= 6.0 Hz ), 1.26 ( 6H, dd, J= 6.7, 2.4 Hz )
(5)1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンと1−[4−(シアノメチル−イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例49(4)で得られた1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン 2.35 g ( 7.88 mmol)を塩化メチレン 120 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.91 ml ( 11.8 mmol), トリエチルアミン 1.66 ml ( 11.8 mmol) を加え、そのまま 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、淡黄色固体の1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 516 mg、収率 17 %と淡黄色固体の1−[4−(シアノメチル−イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 634 mg, 収率 22 % で得た。
1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.15 − 6.72 ( 1H, m ), 5.65 − 5.15( 1H, m ), 4.79 − 4.62 ( 1H, m ), 4.44 ( 2H, t, J= 6.7 Hz ), 4.26 ( 2H,d, J= 6.7 Hz ), 4.05 ( 2H, m ), 3.11 ( 3H, s ), 1.26 ( 6H, m )
1−[4−(シアノメチル−イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.55 − 7.10 ( 1H, m ), 5.50 − 5.38( 1H, m ), 4.93 − 4.78 ( 1H, m ), 4.60 − 4.00 ( 6H, m including 4.51 ( 2H, t, J= 9.6 Hz ), 4.32 ( 2H, dd, J= 9.6, 3.7 Hz )), 3.11 ( 3H, s ), 1.31 ( 6H, d, J= 6.8 Hz )
(6)3−アセチルチオ−1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例49(5)で得られた1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 516 mg ( 1.37 mmol) をジメチルホルムアミド 15 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 939 mg ( 8.22 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 3 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 20 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 347 mg, 収率 71 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.45 − 6.72 ( 1H, m ), 4.76 − 4.61( 1H, m ), 4.51 ( 2H, t, J= 7.4 Hz ), 4.47 − 4.40 ( 1H, m ), 4.40 ( 2H,s ), 3.98 ( 2H, t, J= 7.4 Hz ), 2.37 ( 3H, s ), 1.26 ( 6H, d, J= 6.8 Hz)
【0588】
参考例50
3−アセチルチオ−1−[4−(シアノメチルイソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)3−アセチルチオ−1−[4−(シアノメチルイソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例49(5)で得られた1−[4−(シアノメチル−イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 635 mg ( 1.77 mmol) をジメチルホルムアミド 19 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.21 g ( 10.6 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 3 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 :1 〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−(シアノメチルイソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 344 mg, 収率 57 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.58 − 7.18 ( 1H, m ), 4.96 − 4.82( 1H, m ), 4.82 − 4.10 ( 5H, m including 4.54 ( 2H, t, J= 8.4 Hz ), 4.50 − 4.40 ( 1H, m )),4.01 ( 2H, t, J= 8.4 Hz ), 2.36 ( 3H, s ), 1.30 ( 6H, d, J= 6.8 Hz )
【0589】
参考例51
3−アセチルチオ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
4−ヒドロキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン
4−ヒドロキシピペリジン塩酸塩3.0g(21.8mmol)を塩化メチレン90ml,ピリジン15mlに溶解させ、氷冷下にてクロロ蟻酸p−ニトロベンジル15.4g(72.0mmol)、トリエチルアミン13.1ml(93.8mmol)を加え、室温にて3日撹拌した。反応終了確認後反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜酢酸エチル)にて精製し、淡黄色結晶の4−ヒドロキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジンを2.96g、収率48%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.1Hz), 8.51 (2H, d, J=8.1Hz), 5.23 (2H, s), 3.98 − 3.87 (3H, m), 3.30 − 3.15 (2H, m), 1.96 − 1.85 (2H, m), 1.59 − 1.48 (2H, m)
(2)4−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン
参考例51(1)で得られた4−ヒドロキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン2.96g(14.8mmol)を塩化メチレン90mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド1.15ml (14.8mmol), トリエチルアミン2.07ml (14.8mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま6時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡黄色結晶の4−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジンを3.31g、収率87%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.51 (2H, d, J=8.8Hz), 5.23,(2H,s), 4.96 − 4.90 (1H, m), 3.79 − 3.72 (2H, m), 3.51− 3.44 (2H, m), 3.05 (3H, s), 2.10 − 1.96 (2H, m), 1.92 − 1.84 (2H, m)
(3)4−アジド−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン
参考例51(2)で得られた4−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン3.31g(9.24mmol)をジメチルホルムアミド100mlに溶解し、系内にアジ化ナトリウム660mg(10.2mmol)を加え、100℃油浴にて3時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1〜1:1)にて精製し、淡黄色結晶の4−アジド−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジンを2.81g、収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.51 (2H, d, J=8.8Hz), 5.22 (2H, s), 3.86 (2H, dt, J=13.9, 5.1Hz), 3.68 − 3.62 (1H, m), 3.32 − 3.20 (2H, m), 1.98 − 1.85 (2H, m), 1.68 − 1.61 (2H, m)
4−アミノ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン
参考例51(3)で得られた4−アジド−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン2.81g(9.17mmol)をアセトニトリル84mlに溶解し、トリフェニルホスフィン2.53g(9.63mmol)を系内に加え、70℃油浴にて3時間撹拌した。原料消失確認後、系内に硫酸ナトリウム10水和物3.10g(9.63mmol)を加え、3時間撹拌した。反応終了確認後反応液を濾過し、濾液に塩化メチレンと0.1M塩酸水を加え、分液抽出した。得られた水槽に、塩化メチレンと炭酸水素ナトリウムを加え、水槽を塩化メチレンで分液抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮、減圧乾燥し、淡黄色結晶の4−アミノ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジンを2.33g、収率91%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, 8.8Hz), 7.51 (2H, d,8.8Hz), 5.22 (2H, s), 4.18 − 4.06 (2H, m), 3.01 − 2.83 (2H, m), 1.88 − 1.80 (2H, m), 1.34 − 1.22 (2H, m)
(5)3−t−ブチルジフェニルオキシ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例51(4)で得られた4−アミノ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン382mg(1.37mmol)と参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン500mg(1.14mmol)をジメチルホルムアミド25mlに溶解させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド208μl(1.37mmol)、トリエチルアミン192μl(1.37mmol)を加え、室温にて1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜1:3)にて精製し、淡黄色固体の3−t−ブチルジフェニルオキシ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを574mg、収率72%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.24 (2H, d, J=8.8Hz), 7.62 (4H, d, J=8.8Hz), 7.54 − 7.38 (6H, m), 7.36 (1H, s), 7.09 − 7.04 (1H, br d, J=8.8Hz), 5.23 (2H, s), 4.79 − 4.72 (1H, m), 4.22 − 4.04 (5H, m), 4.01 (2H, dd, J=8.8, 5.1Hz), 3.08 − 2.97 (2H, m), 2.08 − 2.00 (2H, m), 1.55 − 1.42 (2H, m), 1.07 (9H, s)
(6)3−ヒドロキシ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例51(5)で得られた3−t−ブチルジフェニルオキシ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン570mg (0.820mmol) を無水テトラヒドロフラン17ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸56μl、(0.984mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液984μl (0.984mmol) を順次加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:3〜酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを白色固体として、360mg, 収率95% で得た。
1H−NMR (400MHz,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.51 (2H, d, J=8.8Hz), 7.39 (1H, s), 7.11 − 7.06 (1H, br d, J=8.1Hz), 5.23 (2H, s),4.88 − 4.80 (1H, m), 4.32 (2H, dd, J=8.8, 6.6Hz), 4.24 − 4.04 (3H, m), 3.96 (2H, dd, J=9.5, 4.4Hz), 3.12 − 2.95 (2H, m), 2.37 − 2.32 (1H, d, J=5.9Hz), 2.04 − 1.99 (2H, m), 1.55 − 1.43 (2H, m)
(7)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例51(6)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
360mg (0.780mmol)を塩化メチレン18mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド181μl (2.34mmol), トリエチルアミン328μl (2.34mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=98:2)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを390mg、収率93%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.52 (2H, d, J=8.8Hz), 7.52 (1H,s), 7.06 − 7.02 (1H, br d, J=7.7Hz), 5.45 − 5.40 (1H, m), 5.23 (2H, s), 4.45 (2H, dd, J=10.3, 6.8Hz), 4.27 (2H, dd, J=10.3, 4.3Hz), 4.24 − 4.06 (3H, m), 3.11 (3H, s), 3.10 − 2.95 (2H, m), 2.07 −2.00 (2H, m), 1.56 − 1.44 (2H, m)
(8)3−アセチルチオ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例51(7)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン390mg (0.723 mmol) をジメチルホルムアミド20ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム496mg (4.34mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを262mg、収率70% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.1Hz), 7.51 (2H, d, J=8.1Hz), 7.41 (1H, s), 7.08 − 7.04 (1H, br d, J=7.8Hz), 5.23 (2H, s), 4.53 (2H, t, J=8.8Hz), 4.46 − 4.40 (1H, m), 4.22 − 4.04 (3H, m), 3.98 (2H, dd, J=8.8, 5.9Hz), 3.12 − 2.96 (2H, m), 2.37 (3H, s), 2.06 − 2.00 (2H, m), 1.55 − 1.43 (2H, m)
【0590】
参考例52
3−アセチルチオ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
(1)(3R)−3−ヒドロキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン
(3R)−3−ヒドロキシピロリジン塩酸塩7.00g(56.6mmol)を塩化メチレン210mlに懸濁させ、氷冷下にてクロロ蟻酸p−ニトロベンジル13.4g(62.3mmol)、トリエチルアミン17.4ml(125mmol)を加え、室温にて5時間撹拌した。反応終了確認後反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜酢酸エチル)にて精製し、淡黄色結晶の(3R)−3−ヒドロキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジンを13.6g、収率90%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.1Hz), 7.53 (2H, d, J=8.1Hz), 5.24 (2H, s), 4.55 − 4.50 (1H, m), 3.63 − 3.53 (3H, m), 3.51 − 3.44 (1H, m), 2.09 − 1.93 (2H, m)
(2)(3R)−3−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン
参考例52(1)で得られた(3R)−3−ヒドロキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン9.0g(33.8mmol)を塩化メチレン270mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド2.88ml (37.2mmol), トリエチルアミン5.21ml (37.2mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の(3R)−3−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジンを11.5g、収率99%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.1Hz), 7.53(2H, m) 5.33 − 5.23 (1H, m) 5.24 (2H,s), 3.82 (1H, dd, J=12.5,5.1Hz), 3.72 − 3.53 (3H, m), 3.06 (3H, s), 2.42 − 2.26 (1H, m), 2.26 − 2.11 (1H, m)
(3)(3S)−3−アジド−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン
参考例52(2)で得られた(3R)−3−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン4.00g(11.6mmol)をジメチルホルムアミド120mlに溶解し、系内にアジ化ナトリウム831mg(12.8mmol)を加え、100℃油浴にて2時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1〜1:2)にて精製し、淡黄色結晶の(3S)−3−アジド−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジンを3.43g、収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.7Hz), 7.54 (2H, d, J=8.7Hz), 5.18 (2H, s), 4.24 − 4.38 (1H, m), 3.62 − 3.48 (4H, m), 2.19 − 2.11 (2H, m)
(4)(3S)−3−アミノ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン
参考例52(3)で得られた(3S)−3−アジド−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン3.43g(11.6mmol)をアセトニトリル103mlに溶解し、トリフェニルホスフィン3.19g(12.2mmol)を系内に加え、70℃油浴にて2時間撹拌した。原料消失確認後、系内に硫酸ナトリウム10水和物3.93g(12.2mmol)を加え、5時間撹拌した。反応終了確認後反応液を濾過し、濾液に塩化メチレンと0.1M塩酸水を加え、分液抽出した。得られた水槽に、塩化メチレンと炭酸水素ナトリウムを加え、水槽を塩化メチレンで分液抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮、減圧乾燥し、淡黄色結晶の(3S)−3−アミノ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジンを2.83g、収率92%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.7Hz), 7.52 (2H, d, J=8.7Hz), 5.23 (2H, s), 3.68 − 3.57 (3H, m), 3.52 − 3.44 (1H, m), 3.19 − 3.11 (1H, m), 2.14 − 2.04 (1H, m), 1.77 − 1.64 (1H, m)
(5)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
参考例52(4)で得られた(3S)−3−アミノ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン363mg(1.37mmol)と参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン500mg(1.14mmol)をジメチルホルムアミド25mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド208μl(1.37mmol)、トリエチルアミン192μl(1.37mmol)を加え、室温にて2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜1:3)にて精製し、淡黄色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを566mg、収率72%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, m), 7.61 (4H, d, J=8.8Hz), 7.53 (2H, m), 7.48 − 7.38 (6H, m), 7.37 (1H, s), 7.22 − 7.15 (1H, brt, J=8.3Hz), 5.24 (2H, d, J=10.7Hz), 4.80 − 4.74 (1H, m), 4.67 − 4.59 (1H, m), 4.11 (2H, t, J=7.3Hz), 4.07 − 4.00 (2H, m), 3.81 (1H, dt, J=10.7, 5.9Hz), 3.67 − 3.52 (2H, m), 3.40 (1H, dd, J=11.2, 5.4Hz), 2.33 − 2.22(1H, m), 2.08 − 1.92 (1H, m), 1.07 (9H, s)
(6)3−ヒドロキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
参考例52(5)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン560mg (0.816mmol) を無水テトラヒドロフラン 17ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸56μl、(0.980mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液980μl (0.980mmol) を順次加え、そのまま1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを白色固体として、359mg, 収率98% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, m), 7.53(2H, m), 7.40 (1H, s), 7.24 − 7.17 (1H, br s), 5.30 − 5.18 (2H, m), 4.89 − 4.82 (1H, m), 4.66 − 4.58 (1H, m), 4.33 (2H, t, J=7.8Hz), 3.96 (2H, dd, J=8.8, 3.9Hz), 3.80 (1H, dt, J=11.2, 5.8Hz), 3.66 − 3.52 (2H, m), 3.46 − 3.39 (1H, m), 2.44 − 2.37 (1H, br s), 2.33 − 2.22 (1H, m), 2.10 − 1.95 (1H, m)
(7)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
参考例52(6)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン350mg (0.782mmol)を塩化メチレン18mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド182μl (2.35mmol), トリエチルアミン329μl (2.35mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=98:2)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを410mg、収率 99% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.21(2H, m), 7.53 (2H, m), 7.46 (1H, s), 7.20 − 7.14 (1H, br s), 5.45 − 5.40 (1H, m), 5.24 (2H, d, J=8.8Hz), 4.66 − 4.59 (1H, m), 4.46 (2H, t, J=8.1Hz), 4.27 (2H, dd, J=9.9, 4.0Hz), 3.81 (1H, dt, J=11.0, 6.3Hz), 3.67 − 3.52 (2H, m), 3.42 (1H, dd, J=11.0, 5.1Hz), 3.12 (3H, s), 2.31 − 2.24 (1H, m), 2.07 − 1.95 (1H, m)
(8)3−アセチルチオ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
参考例52(7)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン410mg (0.780mmol) をジメチルホルムアミド21ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム534mg (4.68 mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを287mg、収率73%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, m), 7.52 (2H, m), 7.42 (1H, s), 7.20 − 7.15 (1H, br s), 5.24 (2H, d, J=10.7Hz), 4.66 − 4.59 (1H, m), 4.53 (2H, t, J=8.3Hz), 4.47 − 4.41 (1H, m), 3.99 (2H, t, J=6.4Hz),3.84 − 3.76 (1H, m), 3.65 − 3.53 (2H, m), 3.41 (1H, dd, J=11.7, 4.9Hz),2.37 (3H, s), 2.33 − 2.20 (1H, m), 2.07 − 1.93 (1H, m)
【0591】
参考例53
3−アセチルチオ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
(1)(3S)−3−アセトキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン
参考例52(2)で得られた(3R)−3−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン7.50g(21.8mmol)をジメチルホルムアミド225mlに溶解し、酢酸カリウム6.41g(65.3mmol)を系内に加え、80℃油浴にて一晩撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:2)にて精製し、白色結晶の(3S)−3−アセトキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジンを5.51g、収率82%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.1Hz), 7.53 (2H, d, J=8.1Hz), 5.33 − 5.29 (1H,m), 5.24 (2H, s), 3.68 − 3.50 (4H, m), 2.19− 2.02 (2H, m), 2.04 (3H, s)
(2)(3S)−3−ヒドロキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン
参考例53(1)で得られた(3S)−3−アセトキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン5.51g(17.8mmol)をメタノール200mlに溶解し、触媒量のナトリウムメトキシドを系内に加え、室温にて4.5時間撹拌した。反応終了確認後、系内に4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン溶液加え中和し、反応液に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、水槽を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル)にて精製し、白色結晶(3S)−3−ヒドロキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジンを4.00g、収率84%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.1Hz), 7.53 (2H, d, J=8.1Hz), 5.24 (2H, s), 4.55 − 4.50 (1H, m), 3.63 − 3.52 (3H, m), 3.52 − 3.44 (1H, m), 2.09 − 1.92 (2H, m)
(3)(3S)−3−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン
参考例53(2)で得られた(3S)−3−ヒドロキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン4.00g(15.0mmol)をを塩化メチレン120mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド1.28ml (16.5mmol), トリエチルアミン2.31ml (16.5mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま2.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル)にて精製し、無色油状の(3S)−3−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジンを5.33g、収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.53 (2H, dd, J=8.1, 3.7Hz), 5.33 − 5.23 (1H, m), 5.24 (2H, s), 3.82 (1H,dd, J=12.5, 5.1Hz), 3.72 − 3.53 (3H, m), 3.06 (3H, s), 2.42 − 2.26 (1H, m), 2.26 − 2.11 (1H, m)
(4)(3R)−3−アジド−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン
参考例53(3)で得られた(3S)−3−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン5.33g(15.0mmol)をジメチルホルムアミド159mlに溶解し、系内にアジ化ナトリウム1.07g(16.5mmol)を加え、100℃油浴にて3.5時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1〜1:2)にて精製し、無色油状の(3R)−3−アジド−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジンを4.48g、収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.53 (2H, d, J=8.8Hz), 5.24 (2H, s), 4.24 − 4.18 (1H, m), 3.62 − 3.48 (4H, m), 2.19 − 2.02 (2H, m)
(5)(3R)−3−アミノ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン
参考例53(4)で得られた(3R)−3−アジド−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン4.48g(15.4mmol)をアセトニトリル134mlに溶解し、トリフェニルホスフィン4.22g(16.1mmol)を系内に加え、70℃油浴にて1.5時間撹拌した。原料消失確認後、系内に硫酸ナトリウム10水和物5.19g(16.1mmol)を加え、5時間撹拌した。反応終了確認後、反応液を濾過し、濾液に塩化メチレンと0.1M塩酸水を加え、分液抽出した。得られた水槽に、塩化メチレンと炭酸水素ナトリウムを加え、水槽を塩化メチレンで分液抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮、減圧乾燥し、淡黄色結晶の(3R)−3−アミノ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジンを3.53g、収率86%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.52 (2H, d, J=8.8Hz), 5.23(2H, s), 3.66 − 3.58 (3H, m), 3.52 − 3.45 (1H, m), 3.19− 3.12 (1H, m), 2.13 − 2.04 (1H, m), 1.76 − 1.66 (1H, m)
(6)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
参考例53(5)で得られた(3R)−3−アミノ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン363mg(1.37mmol)と参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン500mg(1.14mmol)をジメチルホルムアミド25mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド208μl(1.37mmol)、トリエチルアミン192μl(1.37mmol)を加え、室温にて2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜1:3)にて精製し、淡黄色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを598mg、収率51%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.62 (4H, d, J=8.1Hz), 7.56 − 7.38 (8H, m), 7.37 (1H, s), 7.22 − 7.16 (1H, br s) 5.24 (2H, d, J=8.8Hz), 4.76 (1H, ddd, J=6.6, 5.1Hz), 4.67 − 4.58 (1H, m), 4.15 − 4.07 (2H, m), 4.06 − 3.98 (2H, m), 3.86 − 3.78 (1H, m), 3.67 − 3.52 (2H, m), 3.40 (1H, dd, J=11.0, 5.1Hz), 2.34 − 2.20 (1H, m), 2.02 − 1.90 (1H, m), 1.07 (9H, s)
(7)3−ヒドロキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
参考例53(6)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン590mg (0.860mmol) を無水テトラヒドロフラン18ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸59μl、(1.03mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液1.03ml (1.03mmol) を順次加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを白色固体として、378mg, 収率98% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.21 (2H, m), 7.53 (2H, m), 7.40 (1H, s), 7.24 − 7.18 (1H,br s), 5.30 − 5.18 (2H, m), 4.88 − 4.81 (1H, m), 4.66 − 4.58 (1H, m), 4.32 (2H, t, J=7.8Hz), 3.96 (2H, dd, J=8.8, 4.9Hz), 3.80 (1H, dt, J=12.2, 6.8Hz), 3.66 − 3.52 (2H, m), 3.46 − 3.40 (1H, m), 2.49 − 2.41 (1H, br s), 2.33 − 2.22 (1H, m), 2.09 − 1.95 (1H, m)
(8)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
参考例53(7)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン370mg (0.827mmol)を塩化メチレン19mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド192μl (2.48mmol), トリエチルアミン348μl (2.48 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1.5時間攪拌した。メタンスルホニルクロリド192ml (2.48 mmol), トリエチルアミン348ml (2.48mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=98:2)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを422mg, 収率97% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.21 (2H, m), 7.53 (2H, m), 7.46 (1H, s), 7.19 − 7.13 (1H, br s), 5.45 − 5.40 (1H, m), 5.24 (2H, d, J=10.7Hz), 4.66 − 4.59 (1H, m), 4.46 (2H, t, J=7.8Hz), 4.27 (2H, dd, J=9.8, 2.9Hz), 3.81 (1H, dt, J=13.7,5.9Hz), 3.66 − 3.54 (2H, m), 3.43 (1H, dd, J=11.2, 4.4Hz), 3.12 (3H, s), 2.30 − 2.22 (1H, m), 2.09 − 1.95 (1H, m)
(9)3−アセチルチオ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
参考例53(8)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン420mg (0.799 mmol) をジメチルホルムアミド21ml に溶解し、室温にてチオ酢酸カリウム 548mg (4.79 mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル:メタノール=99:1)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを280mg, 収率69% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, m), 7.3 (2H, m), 7.42 (1H, s), 7.21 − 7.15 (1H, br s), 5.24 (2H, d, J=10.7Hz), 4.66 − 4.58 (1H,m), 4.53 (2H, dd, J=8.8, 7.8Hz), 4.47 − 4.41 (1H, m), 3.99 (2H, dd, J=6.8, 5.9Hz), 3.84 − 3.76 (1H, m), 3.66 − 3.53 (2H, m), 3.41 (1H, dd, J=11.7, 4.9Hz), 2.37 (3H, s), 2.33 − 2.23 (1H, m), 2.03 − 1.94 (1H, m)
【0592】
参考例54
3−アセチルチオ−1−{4−[(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
3−ヒドロキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン
1−ベンズヒドリル−3−ヒドロキシアゼチジン9.00g(37.6mmol)をメタノール270mlに溶解し、10%パラジウム炭素9.00g存在下、50℃水浴にて5.5時間、接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾物をメタノールで洗浄し、濾液を減圧濃縮した。得られた残渣に酢酸エチル、蒸留水を加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて洗浄後、減圧濃縮し、得られた残渣を減圧乾燥した。この粗生成物を塩化メチレン82ml、メタノール55mlに溶解し、氷冷下にてクロロ蟻酸p−ニトロベンジル8.90g(41.3mmol)、トリエチルアミン5.79ml(41.3mmol)を加え、室温にて1.5時間撹拌した。反応終了確認後反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜酢酸エチル)にて精製し、淡黄色結晶の 3−ヒドロキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジンを3.52g、収率37%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.50 (2H, d, J=8.8Hz), 5.19 (2H, s), 4.71 − 4.64 (1H, m), 4.27 (2H, dd, J=9.9, 7.0Hz), 3.93 (2H, dd, J=9.9, 4.0Hz), 2.20 − 2.16 (1H, br d, J=5.9Hz)
(2)3−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン
参考例54(1)で得られた3−ヒドロキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン3.52g(14.0mmol)を塩化メチレン106mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド1.19ml (15.4mmol), トリエチルアミン2.16ml (15.4mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜1:3)にて精製し、淡黄色結晶の3−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジンを4.63g、収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.50 (2H, d, J=8.8Hz), 5.29 − 5.22 (1H, m), 5.20 (2H, s), 4.40 (2H, dd, J=10.2, 6.2Hz), 4.22 (2H, dd, J=10.2, 4.0Hz), 3.08 (3H, s)
(3)3−アジド−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン参考例54(2)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン4.63g(14.0mmol)をジメチルホルムアミド140mlに溶解し、系内にアジ化ナトリウム1.37g(21.0mmol)を加え、100℃油浴にて4時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)にて精製し、淡黄色結晶の3−アジド−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジンを2.15g、収率55%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.50 (2H, d, J=8.8Hz), 5.19 (2H, s), 4.33 − 4.28 (3H, m), 4.03 − 3.96 (2H, m)
(4)3−アミノ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン参考例54(3)で得られた3−アジド−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン2.15g(7.76mmol)をアセトニトリル65mlに溶解し、トリフェニルホスフィン2.14g(8.14mmol)を系内に加え、70℃油浴にて2時間撹拌した。原料消失確認後、系内に硫酸ナトリウム10水和物2.62g(8.14mmol)を加え、3時間撹拌した。反応終了確認後反応液を濾過し、濾液に塩化メチレンと0.1M塩酸水を加え、分液抽出した。得られた水槽に、塩化メチレンと炭酸水素ナトリウムを加え、水槽を塩化メチレンで分液抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮し、淡黄色結晶の3−アミノ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジンを1.87g、収率96%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.50 (2H, d, J=8.8Hz), 5.18 (2H, s), 4.27 (2H, dd, J=8.6, 8.6Hz), 3.87 (1H, tt, J=5.1,7.3Hz), 3.70 (2H, dd, J=8.8,5.1Hz)
(5)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例54(4)で得られた3−アミノ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン549mg(2.18mmol)と参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン800mg(1.82mmol)をジメチルホルムアミド40mlに溶解させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド331μl(2.18mmol)、トリエチルアミン306μl(2.18mmol)を加え、室温にて5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜1:3)にて精製し、淡黄色固体状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを1.06g、収率49%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.1Hz), 7.62 (4H, d, J=8.1Hz), 7.54 − 7.39 (8H, m), 7.37 (1H, s), 5.21 (2H, s), 4.89 − 4.81 (1H, m), 4.81 − 4.73 (1H, m), 4.41 (2H, dd, J=8.8, 8.8Hz), 4.12 (2H,d d, J=8.8, 8.8Hz), 4.05 − 3.98 (4H, m), 1.07 (9H, s)
(6)3−ヒドロキシ−1−{4−[(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例54(5)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン1.06 g(1.58mmol) を無水テトラヒドロフラン53ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸109μl、(1.90mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液1.90ml (1.90mmol) を順次加え、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−{4−[(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
を白色固体として、649mg, 収率95% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.58 − 7.50 (1H, br s), 7.52 (2H, d, J=8.8Hz), 7.40 (1H, s), 5.20 (2H, s), 4.90 − 4.80 (1H, m), 4.42 (2H, dd, J=8.8, 8.8Hz), 4.34 (2H, dd, J=9.5, 6.6Hz), 4.02 (2H, dd, J=9.5, 5.2Hz), 4.00 − 3.96 (2H, m)
(7)3−メタンスルホニルオキシ−1−{4−[(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例54(6)で得られた3−ヒドロキシ−1−{4−[(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
640mg (1.48 mmol)を塩化メチレン20mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド343μml (4.43 mmol), トリエチルアミン621μml (4.43mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=98:2)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−{4−[(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを611mg,収率81% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.51 (2H, d, J=8.8Hz), 7.50 − 7.46 (1H, br s), 7.46 (1H, s), 5.46 − 5.41 (1H, m), 5.20 (2H, s), 4.89 − 4.80 (1H, m), 4.49 − 4.38 (4H, m), 4.28 (2H, dd, J=11.8, 4.4Hz), 4.01 (2H, dd, J=9.5, 5.3Hz), 3.12 (3H, s)
(8)3−アセチルチオ−1−{4−[(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例54(7)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−{4−[(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン610mg (1.19mmol) をジメチルホルムアミド81ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム817mg (7.15 mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−{4−[(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 405mg, 収率 69% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.53 − 7.49 (1H,m), 7.51 (2H, d, J=8.8Hz), 7.43 (1H, s), 5.20 (2H, s), 4.89 − 4.79(1H, m), 4.54 (2H, dd, J=8.1, 8.1Hz), 4.48 − 4.18 (3H, m), 4.04 − 3.97 (2H, m), 2.37 (3H, s)
【0593】
参考例55
3−アセチルチオ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン塩酸塩
4−(t−ブトキシカルボニル)−ピペラジン 1.50 g( 8.05 mmol)を塩化メチレン 68 mlに懸濁させ、氷冷下にてクロロ蟻酸p−ニトロベンジル 1.90 g( 8.86 mmol)、トリエチルアミン 1.24 ml( 8.86 mmol)を加え、そのまま 1 時間撹拌した。反応終了確認後反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 3 )にて精製し、淡黄色油状の1−(t−ブトキシカルボニル)−4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジンを 2.60 g、収率 89 %で得た。続いて、この生成物 2.60 g( 7.12 mmol)をアセトニトリル 100 mlに溶解し、氷冷下にて4N−塩酸ガス−酢酸エチル溶液 15.0 mlを加え、そのまま 2 時間撹拌した。反応終了確認後、系内にジエチルエーテルを加え、30分撹拌した。この反応系を濾過し、濾物をジエチルエーテルにて洗浄し、白色固体の4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン塩酸塩を 2.4 g、収率 86 %で得た。
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例55(1)で得られた4−p−ニトロベンジルオキシカルボニルピペラジン塩酸塩 874 mg( 2.19 mmol)と参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 800 mg( 1.82 mmol)をジメチルホルムアミド 40 mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド 0.33 ml( 2.19 mmol)、トリエチルアミン 0.30 ml( 2.19 mmol)を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡黄色油状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 915 mg、収率 73 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.24 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.61 ( 4H, dd, J= 7.9, 1.4 Hz ), 7.52 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.49 − 7.37 ( 6H, m), 7.14 ( 1H, s ), 5.25 ( 2H, s ), 4.80 − 4.71 ( 1H, m ),4.11 ( 2H, dd,J= 8.7, 6.6 Hz ), 4.01 ( 2H, dd, J= 8.7, 4.9 Hz ), 3.95 − 3.66 ( 4H, m ), 3.65 − 3.52 ( 4H, m ), 1.06 ( 9H, s )
(3) 3−ヒドロキシ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例55(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 1.77 g ( 1.71 mmol) を無水テトラヒドロフラン 35 ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.11 ml( 1.88 mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 1.88 ml ( 1.88 mmol) を順次加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 9 : 1 )にて精製し、3−ヒドロキシ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを白色固体として、726 mg, 収率 95 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.24 ( 2H, d, J= 8.6 Hz ), 7.52 ( 2H, d, J= 8.6 Hz ), 7.17 ( 1H, s ), 5,25 ( 2H, s ), 4.89 − 4.79 ( 1H, m), 4.32 ( 2H, dd, J= 9.1, 6.7 Hz ), 3.96 ( 2H, dd, J= 9.1, 4.5 Hz ), 3.93 − 3.68 ( 4H, m ), 3.66 − 3.52 ( 4H, m )
(4)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例55(3)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 804 mg ( 1.80 mmol)を塩化メチレン 40 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.30 ml ( 2.15 mmol), トリエチルアミン 0.17 ml ( 2.15 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 9 : 1 )にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 550 mg, 収率 58 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 2H, d, J= 8.5 Hz ), 7.53 ( 2H, d, J= 8.5 Hz ), 7.25 ( 1H, s ), 5.50 − 5.39 ( 1H, m ), 5.26 ( 2H, s ), 4.49 ( 2H, t, J= 9.6 Hz ),4.26 ( 2H, dd, J= 9.6, 4.2 Hz ), 4.00 − 3.66 ( 4H, m ), 3.66 − 3.47 ( 4H, m ),3.11 ( 3H, s ),
(5)3−アセチルチオ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例55(4)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 550 mg ( 1.05 mmol) をジメチルホルムアミド 40 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 717 mg ( 6.28 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 3 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 345 mg,収率 64 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.53 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.22 ( 1H, s ), 5.25 ( 2H, s ), 4.52 ( 2H, t, J= 8.4Hz), 4.48 − 4.39 ( 1H, m ),3.98 ( 2H, dd, J= 8.4, 5.3 Hz ), 3.95 − 3.68( 4H, m ), 3.45 − 3.68 ( 4H, m ), 2.33 ( 3H, s )
【0594】
参考例56
3−アセチルチオ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)(2−ヒドロキシ−エチル)−カルバミン酸 t−ブチルエステル
アミノエタノール 2.51g(41.1mmol)を塩化メチレン 50ml、メタノール 50mlに溶解し、氷冷下にて、ジ−t−ブトキシカルボニルアンハイドライド13.5g(61.9mmol)、トリエチルアミン 8.6ml(61.7mmol)を加え、室温にて3時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧濃縮し、残渣に酢酸エチルと飽和食塩水を加え、分液操作を行なった。水層を酢酸エチルで分液抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、無色透明シロップの(2−ヒドロキシ−エチル)−カルバミン酸 t−ブチルエステルを 6.18g, 収率 93% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 5.01 (1H, br s), 3.70 (2H, br s), 3.29 (2H, q, J=5.1Hz), 2.65 (1H, br s), 1.45 (9H, s)
(2)(2−アジド−エチル)−カルバミン酸 t−ブチルエステル
(2−ヒドロキシ−エチル)−カルバミン酸 t−ブチルエステル1.5g(6.2mmol)をテトラヒドロフラン 75mlに溶解し、氷冷下にて、ジフェニルホスホリルアジド 3.0ml(13.9mmol)、トリフェニルホスフィン 3.7g(14.1mmol)、ジエチルアゾジカルボキシラート−40%トルエン溶液 5.1g(13.9mmol)を窒素雰囲気下にて加え、そのまま4時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を分液抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:へキサン:酢酸エチル=3:1)にて精製し、無色透明シロップの(2−アジド−エチル)−カルバミン酸 t−ブチルエステルを 1.24g, 収率 72% で得た。
1H−NMR(500MHz ,CDCl3): δ(ppm) 4.85 (1H, br s), 3.42 (2H, t, J=4.8Hz), 3.31 (2H, t, J=4.8Hz), 1.45 (9H, s)
IR (liquid film): 2103, 1697, 1521, 1368, 1272, 1253 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 187 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 187.1186[M+H]+, 計算値: 187.1195 (C7H15O2N4)
(3)(2−t−ブトキシカルボニルアミノ−エチル)−カルバミン酸 p−ニトロベンジルエステル
(2−アジド−エチル)−カルバミン酸 t−ブチルエステル 1.22g(6.55mmol)をメタノール 60mlに溶解し、20%水酸化パラジウム−炭素 1.22g存在下、室温にて接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮した。得られた粗生成物を塩化メチレン 60mlに溶解し、氷冷下にてクロロ蟻酸p−ニトロベンジル 2.12g(9.8mmol)、トリエチルアミン 1.37ml(9.8mmol)を加え、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を分液抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=3:1)にて精製し、白色固体の(2−t−ブトキシカルボニルアミノ−エチル)−カルバミン酸 p−ニトロベンジルエステルを 1.46g, 収率 66% で得た。
1H−NMR(500MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=9.0Hz), 7.51 (2H, d, J=9.0Hz), 5.37 (1H, br s), 5.20 (2H, s), 4.82 (1H, br s), 3.35−3.25 (4H, m), 1.45 (9H, s)
IR (KBr): 3355, 1708, 1692, 1534, 1350, 1263, 1170 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 340 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 340.1512 [M+H]+, 計算値: 340.1508 (C15H22O6N3)
(4)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(2−t−ブトキシカルボニルアミノ−エチル)−カルバミン酸 p−ニトロベンジルエステル
1.46g(4.3mmol)を1,4−ジオキサン 15mlに溶解し、氷冷下にて4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン溶液 15mlを加え、室温にて5.5時間撹拌した。反応終了確認後、系内にジエチルエーテルを加え、30分撹拌した。この反応系を濾過し、濾物をジエチルエーテルにて洗浄し、白色固体の1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)エチルアミン塩酸塩 1.18g、収率100%で得た。続いて、得られた2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルアミン塩酸塩 490mg(1.77mmol)と参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 530mg(1.21mmol)をジメチルホルムアミド 26.5mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド 0.3ml(1.98mmol)、トリエチルアミン 0.5ml(3.59mmol)を加え、室温にて1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=2:1)にて精製し、淡黄色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを630mg、収率79%で得た。
1H−NMR(500MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.16 (2H, d, J=8.8Hz), 7.62 (4H, d, J=6.8Hz), 7.50−7.38 (9H, m), 7.35 (1H, s), 5.62 (1H, br t, J=5.9Hz), 5.17 (2H, s), 4.79−4.72 (1H, m), 4.09 (2H, dd, J=8.8, 6.6Hz), 4.00 (2H, dd, J=8.8, 4.9Hz), 3.55 (2H, q, J=5.9Hz), 3.43 (2H, q, J=5.9Hz), 1.07 (9H, s)
IR (KBr): 1724, 1660, 1547, 1523, 1346, 1318, 1255, 1113 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 660 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 660.2324 [M+H]+, 計算値: 660.2312 (C33H38N5O6SSi)
(5)3−ヒドロキシ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例56(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 1.21g (1.84 mmol) を無水テトラヒドロフラン 60.6ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.13ml、(2.27mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.2ml (2.2mmol) を順次加え、そのまま2.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣にイソプロピルエーテルを加え、撹拌洗浄後、濾過し、3−ヒドロキシ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを黄色固体として、667mg, 収率 86% で得た。
1H−NMR(500MHz, DMSO−d6): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=8.8Hz), 8.03 (1H, t, J=5.9Hz), 7.59 (2H, d, J=8.8Hz), 7.50 (1H, t, J=5.9Hz), 7.41 (1H, s), 5.83(1H, d, J=5.9Hz), 5.17 (2H, s), 4.66−4.58 (1H, m), 4.23 (2H, dd, J=8.8, 7.0Hz), 3.79 (2H, dd, J=8.8, 4.9Hz), 3.31 (2H, q, J=5.9Hz), 3.16 (2H, q, J=5.9Hz)
IR (KBr): 1698. 1655, 1552, 1520, 1343, 1279 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 422 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 444.0952[M+Na]+, 計算値: 444.0953 (C17H19O6N5SNa)
(6)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例56(5)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 658.4mg (1.56 mmol)を塩化メチレン 33 ml、ピリジン 5mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.31ml(4.00mmol), トリエチルアミン 0.57 ml (4.09 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 4時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=1:2)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 607.3mg, 収率 78% で得た。
1H−NMR(400MHz, DMSO−d6): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=8.8Hz), 8.10 (1H, t, J=5.9Hz), 7.59 (2H, d, J=8.8Hz), 7.51 (1H, t, J=5.9Hz), 7.50 (1H, s), 5.46−5.41 (1H, m), 5.17 (2H, s), 4.45 (2H, dd, J=9.9, 6.6Hz), 4.17 (2H, dd, J=9.9, 4.0Hz), 3.29 (3H, s)
IR (KBr): 1720, 1658, 1547, 1523, 1348, 1255, 1184, 1169 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 500 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 500.0910 [M+H]+, 計算値: 500.0910 (C18H22O8N5S2)
(7)3−アセチルチオ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン参考例56(6)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン607.3mg (1.22mmol) をジメチルホルムアミド 33 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.06g (7.35mmol)を加え、80℃油浴にて7時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=1:2)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 335.8mg, 収率 58% で得た。
1H−NMR(500MHz, DMSO−d6): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=8.3Hz), 8.05 (1H, t, J=5.9Hz), 7.58 (2H, d, J=8.3Hz), 7.50 (1H, t, J=5.9Hz), 7.47 (1H, s), 5.17 (2H, s), 4.50 (2H, t, J=8.8Hz), 4.42−4.36 (1H, m), 3.92 (2H, dd, J=8.8, 4.6Hz), 3.305 (2H, q, J=5.9Hz), 3.16 (2H, q, J=5.9Hz), 2.36 (3H, s)IR (KBr): 3368, 1690, 1677, 1543, 1520, 1494, 1349, 1255, 1239, 1108 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 480 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 480.1002 [M+H]+, 計算値: 480.1011 (C19H22O6N5S2)
【0595】
参考例57
3−アセチルチオ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
1―t−ブトキシカルボニル−3−(メタンスルホニルオキシ)−アゼチジン
参考例31(1)で得られた1―t−ブトキシカルボニル−3−ヒドロキシアゼチジン3.24g(18.7mmol)を塩化メチレン160mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド1.59ml (20.6mmol),トリエチルアミン2.89ml (20.6mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま6時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜1:2)にて精製し、淡黄色油状の1―t−ブトキシカルボニル−3−(メタンスルホニルオキシ)−アゼチジンを4.71mg, 収率 100% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 5.23 − 5.17 (1H,m), 4.28 (2H, dd,J=6.6,1.5Hz), 4.10 (2H, m), 3.07 (3H, s), 1.46 (9H, s)
(2)3−アジド−1―(t−ブトキシカルボニル)−アゼチジン
参考例57(1)で得られた1―t−ブトキシカルボニル−3−(メタンスルホニルオキシ)−アゼチジン4.71g(18.7mmol)をジメチルホルムアミド140mlに溶解し、系内にアジ化ナトリウム3.65g(56.1mmol)を加え、90℃油浴にて一晩撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1)にて精製し、無色油状の3−アジド−1―(t−ブトキシカルボニル)−アゼチジンを3.44g、収率93%で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 4.25 − 4.15 (3H, m), 3.92 − 3.87 (2H, m), 1.45 (9H, s)
(3)1―t−ブトキシカルボニル−3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン
参考例57(2)で得られた3−アジド−1―(t−ブトキシカルボニル)−アゼチジン3.44g(17.4mmol)をメタノ−ル170mlに溶解し、10%パラジウム炭素3.44g存在下、室温にて2時間、接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾液を減圧濃縮し、3−アミノ−1―t−ブトキシカルボニルアゼチジンの粗生成物を得た。この生成物を塩化メチレン170mlに溶解させ、氷冷下にてクロロ蟻酸p−ニトロベンジル5.63g(26.1mmol)、トリエチルアミン3.66ml(26.1mmol)を加え、室温にて一晩撹拌した。反応終了確認後反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜1:2)にて精製し、無色油状の1―t−ブトキシカルボニル−3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジンを4.84g、収率79%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.1Hz), 7.50 (2H, d, J=8.1Hz), 5.26 − 5.18 (1H, br s), 5.26 (2H, s), 5.84 (1H, d, J=5.1Hz), 4.50 − 4.40 (1H, m), 4.24 (2H, t, J=9.5Hz), 3.76 (2H, dd, J=9.5, 5.1Hz), 1.43 (9H, s)
(4)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例57(3)1―t−ブトキシカルボニル−3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン4.84g(13.8mmol)を1,4−ジオキサン50mlに溶解し、氷冷下にて4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン溶液50mlを加え、室温にて2.5時間撹拌した。反応終了確認後、反応系を減圧下濃縮した。得られた残査に酢酸エチルを加え濾過し、濾物を酢酸エチルで洗浄し、淡黄色結晶の3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン塩酸塩を2.31g、収率58%で得た。続いて、この3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン塩酸塩944mg(3.28mmol)と参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン1.2g(2.74mmol)をジメチルホルムアミド60mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド498μl(3.28mmol)、トリエチルアミン922μl(6.58mmol)を加え、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを853mg、収率53%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.64 − 7.59 (4H, m), 7.52 (2H, d, J=8.8Hz), 7.48 − 7.37 (6H, m), 7.37 (1H, s), 5.58 − 5.51 (1H, br d, J=8.1Hz), 5.22 (2H, s), 4.93 − 4.84 (1H, m), 4.76 − 4.70 (1H, m), 4.60 − 4.50 (1H, m), 4.50 − 4.41 (1H, m), 4.39 − 4.30 (1H,m), 4.11 − 4.03 (2H, m), 3.97 (2H, dd, J=8.1, 5.1Hz), 4.00 − 3.92 (1H, m), 1.06 (9H, s)
(5)3−ヒドロキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例57(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン850mg (1.27mmol) を無水テトラヒドロフラン 43ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸87μl、(1.52mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液1.52ml (1.52mmol) を順次加え、そのまま0.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣に、酢酸エチル、ジイソプロピルエーテルを加え濾過、濾物をジイソプロピルエーテルで洗浄し、3−ヒドロキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを白色固体として、486mg, 収率 88% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.25 (2H, d, J=8.8Hz), 8.14 (1H, d, J=7.3Hz), 7.61 (2H, d, J=8.8Hz), 7.43 (1H, s), 5.83 (1H, d, J=5.9Hz),5.19 (2H, s), 4.74 − 4.67 (1H, m), 4.66 − 4.58 (1H, m), 4.40 − 4.34 (1H, m), 4.32 − 4.26 (1H, m), 4.24 − 4.17 (3H, m), 3.86 − 3.80(1H, m), 3.79− 3.71 (2H, m)
(6)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例57(5)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
630mg (1.45 mmol)を塩化メチレ 32ml、ピリジン12mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド377μl (4.36mmol),トリエチルアミン611μl (4.36mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま4時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣に酢酸エチル、ジイソプロピルエーテルを加えて濾過、濾物をジイソプロピルエーテルで洗浄し、白色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 766mg, 収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.25 (2H, d, J=8.8Hz), 8.15 (2H, d, J=7.3Hz), 7.61 (2H, d, J=8.8Hz), 7.52 (1H, s), 5.50 − 5.43 (1H, m), 5.19 (2H, s), 4.72 (1H, t, J=8.8Hz), 4.46 − 4.27 (4H, m), 4.25 − 4.11 (3H, m), 3.85 (1H, dd, J=9.9, 5.5Hz), 3.29 (3H, s)
(7)3−アセチルチオ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例57(6)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン760mg (1.45mmol) をジメチルホルムアミド38ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム993mg (8.70mmol)を加え、80℃油浴にて9時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 397mg, 収率56% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.52 (2H, d, J=8.8Hz), 7.44 (1H, s), 5.36 − 5.30 (1H, m), 5.21 (2H, s), 4.74 − 4.83 (1H, m), 4.60 − 4.34 (6H, m), 3.95 (3H, m), 2.37 (3H, s)
【0596】
参考例58
3−アセチルチオ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[メチル−(2−ヒドロキシエチル)カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
N−メチルアミノエタノール 1.0ml(12.4mmol)と参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 3.64g(8.3mmol)をジメチルホルムアミド 180mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド 1.9ml(12.5mmol)、トリエチルアミン 1.73ml(12.4mmol)を加え、室温にて7時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=1:1)にて精製し、淡黄色透明シロップの3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[メチル−(2−ヒドロキシエチル)カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを3.41g、収率83%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.61 (4H, d, J=7.0Hz), 7.48−7.36 (6H, m), 7.17 (1H, s), 4.79−4.71 (1H, m), 4.17 (2H, t, J=6.8Hz), 4.05 (2H, dd, J=6.8, 2.7Hz), 3.84 (2H, t, J=5.4Hz), 3.64 (2H, t, J=5.4Hz), 3.28 (1H, br s), 3.05 (3H, s), 1.06 (9H, s)
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[(2−アジドエチル)−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
参考例58(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[メチル−(2−ヒドロキシエチル)カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン 997.5mg(2.0mmol)をテトラヒドロフラン50mlに溶解し、氷冷下にて、ジフェニルホスホリルアジド 0.65ml(3.02mmol)、トリフェニルホスフィン 793mg(3.02mmol)、ジエチルアゾジカルボキシラート−40%トルエン溶液 1.12g(3.04mmol)を窒素雰囲気下にて加え、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、無色透明シロップの3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[(2−アジドエチル)−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを 1.05g, 収率 100% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.80−7.00 (11H, m), 4.90−3.00 (11H, m), 1.06 (9H, s)
(3)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例58(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[(2−アジドエチル)−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン 1.05g(2.02mmol)をメタノール 60mlに溶解し、20%水酸化パラジウム−炭素 1.05g存在下、室温にて接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮した。得られた粗生成物を塩化メチレン 52.3mlに溶解し、氷冷下にてクロロ蟻酸p−ニトロベンジル 650.7mg(3.02mmol)、トリエチルアミン 0.42ml(3.01mmol)を加え、室温にて1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を分液抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=2:1)にて精製し、淡黄色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 699.5mg, 収率 52% で得た。
1H−NMR(500MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.12 (2H, d, J=7.8Hz), 7.78 (1H, br s), 7.68−7.30 (13H, m), 5.18 (0.5H, s), 5.13 (1.5H, s), 4.80−4.64 (1H,m), 4.10 (2H, t, J=7.3Hz), 4.01 (2H, dd, J=7.3, 5.4Hz), 3.72 (2H, m), 3.50 (2H, m), 3.25 (0.75H, s), 3.02 (2.25H, s), 1.03 (9H, s)
Mass スペクトル (FAB+): 674 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 674.2490 [M+H]+, 計算値: 674.2468 (C34H40O6N5SSi)
(4)3−ヒドロキシ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例58(3)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 806.9mg (1.20 mmol) を無水テトラヒドロフラン 40ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.09ml、(1.57mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 1.44 ml (1.44mmol) を順次加え、そのまま4時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=15:1)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを白色固体として、428.2mg, 収率 84% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=8.8Hz), 7.71 (1H, t, J=5.5Hz), 7.49 (2H, d, J=8.8Hz), 7.17 (1H, s), 5.18 (2H, s), 4.88−4.70(1H, m), 4.27 (2H, dd, J=9.1, 7.8Hz), 3.93 (2H, dd, J=9.1, 4.8Hz), 3.68(2H, t, J=5.5Hz), 3.47 (2H, q, J=5.5Hz), 3.25 (0.8H, s), 3.03 (2.2H, s), 2.40 (1H, d, J=5.9Hz)
(5)3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例56(5)で得られた3−ヒドロキシ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 428.2mg (1.01 mmol)を塩化メチレン 21.4mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.25 ml (3.23 mmol), トリエチルアミン 0.45 ml (3.23mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま6時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内にメタノールを加え、30分間撹拌した。続いて、系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノ−ル=15:1)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 480.1mg 収率 93% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.1Hz), 7.60−7.44 (3H, m including d, at 7.50 ppm, J=8.1Hz), 7.26 (0.3H, s), 7.24 (0.7H, s), 5.41 (0.3H, m), 5.34 (0.7H, m), 5.18 (2H, s), 4.42 (2H, dd, J=9.0, 7.4Hz), 4.25 (2H, dd, J=9.0, 3.2Hz), 3.66 (2H, t, J=5.2Hz), 3.60−3.42 (2H, m), 3.26 (0.9H, br s), 3.10 (0.9H, br s), 3.08 (2.1H, s), 3.03 (2.1H, s),
(7)3−アセチルチオ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例56(6)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 480.1mg (0.93 mmol) をジメチルホルムアミド 24 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 820 mg (5.69 mmol)を加え、80℃油浴にて 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を0.5M塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=15:1)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 348.9mg,収率 76% で得た。
1H−NMR(500MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.73 (1H, br s), 7.49 (2H, d, J=8.8Hz), 7.29 (0.4H, s), 7.20 (0.6H, s), 5.18 (2H, s), 4.47 (2H, t, J=8.8Hz), 4.40−4.28 (1H, m), 3.92 (2H, dd, J=8.8, 5.7Hz), 3.66 (2H, t, J=5.4Hz), 3.52−3.44 (2H, m), 3.26 (1.2H, s), 3.03 (1.8H, s), 2.36 (1.2H, s), 2.34 (1.8H, s)
【0597】
参考例59
3−アセチルチオ−1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[(2−ヒドロキシエチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
N−イソプロピルアミノエタノール 0.61 ml ( 1.38 mmol)と参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 500 mg( 1.14 mmol)をジメチルホルムアミド 15 mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド 0.23 ml( 1.38 mmol)、トリエチルアミン 0.19 ml( 0.23 mmol)を加え、そのまま 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡黄色油状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[(2−ヒドロキシエチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを 318 mg、収率 56 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.57 ( 4H, d, J= 6.5 Hz ), 7.50 − 7.30 ( 6H, m ), 7.07 ( 0.6H, s ), 6.92 ( 0.4H, s ), 4.81 − 4.63 ( 1H, m ), 4.49 ( 0.5 H, s ), 4.33 ( 0.5H, s ), 4.22 − 3.88 ( 4H, m, including 4.06 ( 2H, dd, J= 14.3, 7.7 Hz )), 3.88 − 3.62 ( 2H, m ), 1.39 − 1.08( 6H, m ), 1.02 ( 9H, s )
(2)3−ヒドロキシ−1−{4−[(2−ヒドロキシエチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
参考例59(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[(2−ヒドロキシエチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン 2.49 g ( 4.75 mmol) を無水テトラヒドロフラン 100 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 5.70 ml ( 5.70 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、3−ヒドロキシ−1−{4−[(2−ヒドロキシエチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを白色固体として、 1.33 g, 収率 98 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.13 ( 0.7H, s ), 7.03 ( 0.3H, s ), 4.62 − 4.48 ( 1H, m ),4.48 − 4.36 ( 1H, m ), 4.29 ( 2H, t, J= 8.0 Hz ), 3.94 ( 2H, dd, J= 8.0, 4.1 Hz ), 3.80 ( 2H, br s ), 3.57 ( 2H, br s ),1.35 ( 3H, br s ), 1.20 ( 3H, br s )
(3)1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例59(2)で得られた3−ヒドロキシ−1−{4−[(2−ヒドロキシエチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン 1.33 g( 4.66 mmol)をジメチルホルムアミド 40 mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジメチルシラン 738 mg( 4.89 mmol)、イミダゾール 333 mg( 4.89 mmol )を加え、同じく氷冷下にて 2 時間撹拌した。反応終了確認後、系内にメタノールを加え、30分撹拌した。次に系内に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 〜酢酸エチル)にて精製し、淡黄色油状の1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを 1.26 g、収率 69 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 6.99 ( 0.2H, s ), 6.91 ( 0.8H, s ), 4.84 − 4.72 ( 1H, m ), 4.72 − 4.35 ( 1H, m ), 4.72 − 4.35 ( 1H, m ), 4.27 ( 2H, dd, J= 9.4, 6.8 Hz ),3.91 ( 2H, dd, J= 9.4, 4.8 Hz ), 3.71 − 3.35 ( 1H, m ), 3.71 − 3.50 ( 2H, m ),3.50 − 3.28 ( 1H, m ), 1.17 ( 6H, br s ), 0.87 ( 9H, br s ), 0.06 ( 6H, d, J= 2.8 Hz )
(4)1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例59(3)で得られた1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 1.24 g ( 3.23 mmol )を塩化メチレン 62 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.30 ml ( 3.88 mmol), トリエチルアミン 0.54 ml ( 3.88 mmol) を加え、そのまま 1.5 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 〜酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 649 mg, 収率 42 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.16 − 6.95 ( 1H, m ) , 5,46 − 5.36 ( 1H, m ),4.49 − 3.68 ( 3H, m including 4.41 ( 2H, ddd, J= 9.6, 6.6, 1.0 Hz )),4.23 ( 2H, dd, J= 9.6, 4.4 Hz ), 3.91 − 3.72 ( 1H, m ), 3.72 − 3.51 ( 2H, m ), 3.51 − 3.30 ( 1H, m ), 3.07 ( 3H, s ), 1.24 ( 6H, br s ), 0.83 ( 9H, s ), 0.06 ( 6H, d, J= 3.4 Hz )
(5)3−アセチルチオ−1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例59(4)で得られた1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 649 mg ( 1.35 mmol) をジメチルホルムアミド 19 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 930 mg ( 8.14 mmol)を加え、90 ℃油浴にて 3 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 3 : 1 〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 618 mg, 収率 100 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.20 −6.89 ( 1H, m ), 4.68 − 4.18 ( 4H, m including 4.48 ( 2H, t, J= 8.5 Hz )), 3.94 ( 2H, dd, J= 8.5, 5.3Hz ), 3.88 − 3.23 ( 4H, m ), 2.39 ( 3H, s ), 1.16 ( 6H, br s ), 0.86 (9H, s ), 0.04 ( 6H, d, J= 1.4 Hz )
【0598】
参考例60
3−アセチルチオ−1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)1−{4−[(2−アジド−エチル)−イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン
参考例59(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[(2−ヒドロキシエチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン 1.46 g( 2.79 mmol)をテトラヒドロフラン 73 mlに溶解し、氷冷下にて、ジフェニルホスホリルアジド 0.90 ml( 4.18 mmol)、トリフェニルホスフィン 1.10 g( 4.18 mmol)、ジエチルアゾジカルボキシラート−40%トルエン溶液 1.54 g( 4.18 mmol)を窒素雰囲気下にて加え、そのまま 3 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を分液抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 2 : 1 )にて精製し、淡黄色油状の1−{4−[(2−アジド−エチル)−イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジンを 1.33g, 収率 87 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.62 ( 4H, dd, J= 8.0, 1.4 Hz ),7.36 − 7.26 ( 6H, m ), 7.26 − 6.90 ( 1H, m ),4.80 − 4.76 ( 1H, m ), 4.75 − 4.61 ( 1H, m ), 4.13 ( 1H, t, J= 7.4 Hz ), 4.10 ( 1H, t, J= 7.4 Hz ),4.01 ( 2H, dd, J= 8.7, 4.0 Hz ), 3.80 − 3.33 ( 4H, m including 3.56 ( 2H, br s )), 1.20 ( 6H, br s ), 1.06 ( 9H, s )
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例60(1)で得られた1−{4−[(2−アジド−エチル)−イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン 1.33 g( 2.42 mmol)をメタノール 65mlに溶解し、20%水酸化パラジウム 1.33 g存在下、室温にて接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮した。得られた粗生成物を塩化メチレン 63 mlに溶解し、氷冷下にてクロロ蟻酸p−ニトロベンジル 627 mg( 2.90 mmol)、トリエチルアミン 0.41 ml ( 2.90 mmol )を加え、そのまま1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を分液抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、淡黄色油状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 945 mg, 収率 56 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.60 ( 4H, d, J= 1.0 Hz ), 7.55 − 7.32 ( 10H, m ), 7.12 ( 0.4H, br s ), 6.95 ( 0.6H, br s ),5.28 − 5.18 ( 2H, m ), 4.81 − 4.67 ( 1H, m ), 4.24 − 4.06 ( 2H, m ), 4.00 ( 2H, dd,J= 8.7, 4.9 Hz ), 3.70− 3.18 ( 4H, m ), 1.20 ( 6H, br s ), 1.06 ( 9H, d, J= 1.6 Hz )
(3)3−ヒドロキシ−1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例60(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 945 mg ( 1.38 mmol)を無水テトラヒドロフラン 50 ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.10 ml、( 1.66 mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 1.66 ml ( 1.66 mmol) を順次加え、そのまま 3 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル;:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、3−ヒドロキシ−1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを白色固体として、 433 mg, 収率 66 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21( 2H, d, J= 8.5 Hz ), 7.49 ( 2H, d, J= 8.5 Hz ), 7.11 ( 0.4H, s ), 6.95 ( 0.6H, s ), 5.18 ( 2H, s ), 4.88 − 4.62 ( 1H, m ), 4.62 − 4.18 ( 3H, m ), 3.93 ( 2H, dd, J= 8.8, 4.4 Hz ), 3.72 − 3.36 ( 4H, m ), 1.30 ( 3H, br s ), 1.20 ( 3H, br s )
(4)1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例60(3)で得られた3−ヒドロキシ−1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.43 g ( 3.09 mmol)を塩化メチレン 72 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.29 ml ( 3.70 mmol), トリエチルアミン 0.52 ml ( 3.70 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 20 : 1 )にて精製し、淡黄色固体の1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 776 mg, 収率 46 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.20 ( 2H, d, J= 8.4 Hz ), 7.50 ( 2H, d, J= 8.4 Hz ), 7.20 ( 0.4H, br s ), 7.07 ( 0.6H, br s ) , 5.41 ( 1H, br s ), 5.19 ( 2H, s ),4.66 − 4.18 ( 5H, m including 4.44 ( 2H, t, J=8.8 Hz ), 4.25 ( 2H, t, J= 8.8 Hz )),3.68 − 3.36 ( 4H, m ), 3.10 ( 3H, s ), 1.31 ( 3H, br s ), 1.22 ( 3H, br s )
(5)3−アセチルチオ−1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例60(4)で得られた1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 776 mg ( 1.43 mmol) をジメチルホルムアミド 23 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 982 mg ( 8.60 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 4 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 2 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 746 mg, 収率 46 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 ( 2H, d, J= 8.4 Hz ), 7.50 ( 2H, d, J= 8.4 Hz ), 7.15 ( 0.4H, br s ), 7.04 ( 0.6H, br s ), 5.19 ( 2H,s ), 4.66 − 4.20 ( 4H, m ), 4.08 − 3.88 ( 2H, m ), 3.66 − 3.26 ( 4H, m ), 2.96 ( 3H, s ), 2.36 ( 3H, br s ), 1.63 ( 3H, br s )
【0599】
参考例61
3−アセチルチオ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)((1S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−プロピル)−カルバミン酸 t−ブチルエステル
L−バリノール2.00g(19.4mmol)を塩化メチレン50ml、メタノール50mlに溶解し、氷冷下にて、ジ−t−ブトキシカルボニルアンハイドライド5.08g(23.3mmol)を加え、室温にて3時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水槽を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、無色油状の((1S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−プロピル)−カルバミン酸 t−ブチルエステルを4.19mg, 収率100% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 4.70 − 4.59 (1H, br s), 3.74 − 3.66 (1H, m), 3.65 − 3.57 (1H, m), 3.48 − 3.39 (1H, m), 2.38 − 2.30 (1H, br s), 1.89 − 1.78 (1H, m), 1.45 (9H, s), 0.96 (3H, d, J=6.6Hz), 0.94 (3H, d, J=6.6Hz)
(2)((1S)−1−アジドメチル−2−メチル−プロピル)−カルバミン酸 t−ブチルエステル
参考例61(1)で得られた((1S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−プロピル)−カルバミン酸 t−ブチルエステル3.00g(14.8mmol)をテトラヒドロフラン150mlに溶解し、氷冷下にて、ジフェニルホスホリルアジド4.78ml(22.2mmol)、トリフェニルホスフィン5.82g(22.2mmol)、ジエチルアゾジカルボキシラート−40%トルエン溶液9.67g(22.2mmol)を窒素雰囲気下にて加え、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を分液抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=9:1)にて精製し、無色油状の((1S)−1−アジドメチル−2−メチル−プロピル)−カルバミン酸 t−ブチルエステルを3.26g 収率 90% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 4.59 − 4.45 (1H, m), 3.56 − 3.47 (1H, m), 3.42 (2H, d, J=4.4Hz), 1.86 − 1.74 (1H, m), 1.45 (9H, s), 0.95 (3H, d, J=6.6Hz), 0.93 (3H, d, J=7.3Hz)
(3)((2S)−2−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−ブチル)−カルバミン酸 p−ニトロベンジルエステル
参考例61(2)で得られた((1S)−1−アジドメチル−2−メチル−プロピル)−カルバミン酸 t−ブチルエステル3.26g(13.3mmol)をメタノール160mlに溶解し、10%パラジウム炭素3.26g存在下、室温にて一時間、接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮した。得られた粗生成物を塩化メチレン160mlに溶解し、氷冷下にてクロロ蟻酸p−ニトロベンジル4.31g(20.0mmol)、トリエチルアミン2.80ml(20.0mmol)を加え、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水槽を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=8:1〜1:1)にて精製し、淡黄色結晶の((2S)−2−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−ブチル)−カルバミン酸 p−ニトロベンジルエステルを3.13mg, 収率62% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=8.8Hz), 7.50 (2H, d, J=8.8Hz), 5.43 − 5.31 (1H, br s), 5.19 (2H, s), 4.57 − 4.49 (1H, br d, J=8.8Hz), 3.60 − 3.49 (1H, m), 3.40 − 3.29 (1H, m), 3.26 − 3.13 (1H, m), 1.82 − 1.71 (1H, m), 1.43 (9H, s), 0.96 (3H, d, J=7.3Hz), 0.93 (3H, d, J=6.6Hz)
(4)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例61(3)で得られた((2S)−2−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−ブチル)−カルバミン酸 p−ニトロベンジルエステル3.13g(8.21mmol)を1,4−ジオキサン31mlに溶解し、氷冷下にて4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン溶液31mlを加え、室温にて4時間撹拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、得られた残査に酢酸エチルを加え濾過した。濾物を酢酸エチルで洗浄し、淡黄色結晶状の((2S)−2−アミノ−3−メチル−ブチル)−カルバミン酸 p−ニトロベンジルエステル塩酸塩1.82g、収率70%で得た。続いて、得られた((2S)−2−アミノ−3−メチル−ブチル)−カルバミン酸 p−ニトロベンジルエステル塩酸塩1.29g(4.05mmol)と参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン1.48g(3.37mmol)をジメチルホルムアミド74mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド615μl(4.05mmol)、トリエチルアミン1.14ml(8.10mmol)を加え、室温にて2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡黄色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを1.55g、収率74%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.11 (2H, d, J=8.8Hz), 7.64 − 7.60 (4H, m), 7.49 − 7.39 (8H, m), 7.35 (1H, s), 7.20 − 7.18 (1H, br d, J=9.8Hz), 5.56 − 5.48 (1H, br s), 5.20 (1H, d, J=13.7Hz), 5.08 (1H, d, J=13.7Hz), 4.78 − 4.72 (1H, m), 4.14 − 4.06 (2H, m), 4.04 − 3.94 (3H, m), 3.46 (1H, dt, J=13.7, 3.9Hz), 3.31 (1H, ddd, J=13.7, 10.7, 5.9Hz), 1.95 − 1.86 (1H, m), 1.07 (9H, s), 1.01 (3H, d, J=6.8Hz), 0.99 (3H, d, J=6.8Hz)
(5)3−ヒドロキシ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例61(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン1.54 g (2.20mmol) を無水テトラヒドロフラン78ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸151μl、(2.64mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.64 ml (2.64 mmol) を順次加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを白色固体として、927mg, 収率91% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.09 (2H, d, J=8.8Hz), 7.41 (2H, d, J=8.8Hz), 7.39 (1H, s), 7.19 − 7.14 (1H, br d, J=9.5Hz), 5.54 − 5.46 (1H, m), 5.22 (1H, d, J=13.6Hz), 5.06 (1H, d, J=13.6Hz), 4.87 − 4.78 (1H, m), 4.37 − 4.26 (2H, m), 4.04 − 3.90 (3H, m), 3.47 − 3.40 (1H, m), 3.38 − 3.30 (1H, m), 2.38 (1H, d, J=7.3Hz), 1.94 − 1.83 (1H, m), 1.00 (3H, d, J=7.3Hz), 0.99 (3H, d, J=7.3Hz)
(6)3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例61(5)で得られた3−ヒドロキシ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン920mg (1.98mmol)を塩化メチレン46mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド461μl (5.95 mmol), トリエチルアミン 834μl (5.95 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:4)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを1.06g 収率99% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.10 (2H, d, J=8.8Hz), 7.45 (1H, s), 7.41 (2H, d, J=8.8Hz), 7.18 − 7.12 (1H, br d, J=8.8Hz), 5.50 − 5.45 (1H, br s), 5.42 (1H, tt, J=6.6, 4.4Hz), 5.22 (1H, d, J=13.2Hz), 5.08 (1H, d, J=13.2Hz), 4.49 − 4.40 (2H, m), 4.29 − 4.20 (2H, m), 4.04 − 3.95 (1H, m), 3.44 (1H, dt, J=13.9, 4.4Hz), 3.38 − 3.24 (1H, m), 3.12 (3H, s),1.94 − 1.85 (1H, m), 1.01 (3H, d, J=6.6Hz), 0.99 (3H, d, J=6.6Hz)
(7)3−アセチルチオ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例61(6)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン1.06g (1.96 mmol) をジメチルホルムアミド53ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム1.34mg (11.7mmol)を加え、80℃油浴にて8.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:3)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを785mg, 収率77% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.12 (2H, d,J =8.8Hz), 7.42 (2H, d, J=8.8Hz), 7.41 (1H, s), 7.20 − 7.16 (1H, br d, J=9.5Hz), 5.54 − 5.45 (1H, br s), 5.21 (1H, d, J=13.2Hz), 5.09 (1H, d, J=13.2Hz), 4.51 (2H, dt, J=11.0, 8.4Hz), 4.47 − 4.39 (1H,m), 4.03 − 3.93 (3H, m), 3.45 (1H, dt,J=13.2, 4.0Hz), 3.37 − 3.68 (1H, m), 2.37 (3H, s), 1.95 − 1.84 (1H, m),1.00 (3H, d, J=7.3Hz), 0.99 (3H, d, J=7.3Hz)
【0600】
参考例62
3−アセチルチオ−1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)1−(4−アジドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン
参考例2(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.02g(2.39mmol)をテトラヒドロフラン 50mlに溶解し、氷冷下にて、ジフェニルホスホリルアジド 0.8ml(3.71mmol)、トリフェニルホスフィン 950mg(3.62mmol)、ジエチルアゾジカルボキシラート−40%トルエン溶液 1.32g(3.59mmol)を窒素雰囲気下にて加え、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を分液抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:へキサン:酢酸エチル=8:1)にて精製し、無色透明シロップの1−(4−アジドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジンを 1.06g, 収率 99% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.66−7.36 (10H, m), 6.45 (1H, s), 4.78−4.71 (1H, m), 4.24 (2H, s), 4.12 (2H, dd, J=8.6, 6.2Hz), 4.02 (2H, dd, J=8.6, 5.7Hz), 1.06 (9H, s)
IR (liquid film) 2858, 2170, 2100, 1527, 1313, 1182, 1143, 1114 cm−1Mass スペクトル (FAB+): 450 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 450.1793 [M+H]+, 計算値: 450.1784 (C23H28ON5SSi)
(2) 3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン参考例62(1)で得られた1−(4−アジドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン 1.06g(2.37mmol)をメタノール 53mlに溶解し、20%水酸化パラジウム−炭素 1.05g存在下、室温にて接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮した。得られた粗生成物を塩化メチレン 53.2mlに溶解し、氷冷下にてクロロ蟻酸p−ニトロベンジル 0.76g(3.52mmol)、トリエチルアミン 0.5ml(3.59mmol)を加え、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧濃縮後、得られた残渣に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出後、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄し、、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:酢酸エチル=3:2)にて精製し、黄色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 867.2mg, 収率 61% で得た。
1H−NMR(500MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=8.3Hz), 7.62 (4H, d, J=8.3Hz), 7.50 (2H, d, J=8.3Hz), 7.50−7.34 (6H, m), 6.37 (1H, s), 5.38(1H, br t, J=5.4Hz), 5.20 (2H, s), 4.78−4.71 (1H, m), 4.26 (2H, d, J=5.4Hz), 4.10 (2H, dd, J=8.3, 6.8Hz), 4.00 (2H, dd, J=8.3, 4.7Hz), 1.06 (9H, s)
(3)3−ヒドロキシ−1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例62(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 867.2mg (1.44 mmol) を無水テトラヒドロフラン 45ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.1ml(1.75mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 1.72 ml (1.72 mmol) を順次加え、そのまま4.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=15:1)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを黄色固体として、457mg 収率 87% で得た。
1H−NMR(500MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=8.6Hz), 7.51 (2H, d, J=8.6Hz), 6.40 (1H, s), 5.38 (1H, br s), 5.21 (2H, s), 4.88−4.80 (1H, m), 4.32 (2H, dd, J=9.1, 6.8Hz), 4.27 (2H, d, J=5.7Hz), 3.95 (2H, dd, J=9.1, 4.5Hz), 2.23 (1H, d, J=7.9Hz)
(4)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例62(3)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 457mg (1.25 mmol)を塩化メチレン 25 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.29 ml (3.75 mmol), トリエチルアミン 0.53 ml (3.80 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=1:1)にて精製し、黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 499.4mg, 収率 90% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=7.8Hz), 7.51 (2H, d, J=7.8Hz), 6.46 (1H, s), 5.44−5.38 (2H, m), 5.26 (2H, s), 4.43 (2H, dd,J=9.8, 6.8Hz), 4.28 (2H, d, J=5.9Hz), 4.24 (2H, dd, J=9.8, 4.4Hz), 3.10(3H, s)
(5)3−アセチルチオ−1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例62(4)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 499.4mg (1.13 mmol) をジメチルホルムアミド 25 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.0 g(6.93 mmol)を加え、80℃油浴にて 6.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=2:1)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 265.2mg, 収率 56% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=8.42Hz), 7.51 (2H, d, J=8.4Hz), 6.42 (1H, s), 5.39 (1H, br t, J=7.5Hz), 5.21 (2H, s), 4.51 (2H, t, J=8.1Hz), 4..50−4.38 (1H, m), 4.27 (2H, d, J=7.5Hz), 3.96 (2H, dd, J=8.1, 5.1Hz), 2.36 (3H, s)
【0601】
参考例63
3−アセチルチオ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1) 3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例62(1)で得られた1−(4−アジドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン 2.12 g( 4.71 mmol)をメタノール106 mlに溶解し、20%水酸化パラジウム 2.12 g存在下、室温にて接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮した。得られた粗生成物を塩化メチレン 100 mlに溶解し、氷冷下にてクロロ蟻酸メチル 0.43 ml( 5.65 mmol)、トリエチルアミン0.79 ml ( 5.65 mmol )を加え、室温にて 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧濃縮後、得られた残渣に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出後、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡黄色油状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 1.88 g, 収率 45 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.60 ( 4H, d, J= 1.5 Hz ), 7.48 − 7.31 ( 6H, m ),7.19 ( 1H, t, J= 8.1 Hz ), 7.00 ( 1H, s ), 4.78 − 4.68 ( 1H, m ), 4.24 ( 2H, d, J= 5.8 Hz ), 4.09 ( 2H, t, J= 9.0, 6.6 Hz ), 3.99( 2H, t, J= 9.0, 5.0 Hz ), 3.67 ( 3H, s ), 1.06 ( 9H, s )
(2)3−ヒドロキシ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例63(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 1.88 g ( 3.90 mmol) を無水テトラヒドロフラン 94 ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.27 ml( 4.68 mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 4.68 ml ( 4.68 mmol) を順次加え、そのまま 30分攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを白色固体として、 426 mg, 収率 45 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 6.39 ( 1H, s ), 4.79 − 4.39 ( 1H, m ), 4.31 ( 2H, dd, J= 9.1, 6.7 Hz ), 4.25 ( 2H, d, J= 5.8 Hz ), 3.94 ( 2H, dd, J= 9.1, 4.3 Hz ), 3.68 ( 3H, s )
(3)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例63(2)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 426 mg ( 1.75 mmol)を塩化メチレン 20 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.16 ml ( 2.10 mmol), トリエチルアミン 0.29 ml ( 2.10 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 448 mg, 収率 80 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 6.45 ( 1H, s ) , 5,45 − 5.36 ( 1H,m ),4.43 ( 2H, dd, J= 9.6, 6.7 Hz ), 4.25 ( 2H, s ), 4.25 ( 1H, t. J= 5.8 Hz ), 4.23 ( 1H, t. J= 5.8 Hz ), 3.69 ( 3H, s ), 3.10 ( 3H, s )
(4)3−アセチルチオ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例63(3)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 448 mg (1.39 mmol) をジメチルホルムアミド 13 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 952 mg ( 8.34 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 6 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 2 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 441 mg, 収率 100% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 6.41 ( 1H, s ), 4.50 ( 2H, t, J= 8.5 Hz ), 4.49 − 4.45 ( 1H, m ), 4.25 ( 2H, d, J= 5.7 Hz )3.56 ( 2H, dd, J= 8.5, 5.3 Hz ), 3.68 ( 3H, s ), 2.05 ( 3H, s )
【0602】
参考例64
3−アセチルチオ−1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン
参考例62(1)で得られた1−(4−アジドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン 2.53 g( 5.60 mmol)をメタノール 120 mlに溶解し、20%水酸化パラジウム 2.53 g存在下、室温にて接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過した。、濾液に、氷冷下にて安息香酸無水物 1.90 ml( 8.40 mmol)を加え、そのまま 2.5 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧濃縮後、得られた残渣に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出後、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄し、、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 3 : 1 〜酢酸エチル)にて精製し、淡黄色油状の1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジンを 1.49 g, 収率 50 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.79 ( 2H, d, J= 7.3 Hz ), 7.63 − 7.55 ( 4H, m ), 7.55 − 7.31 ( 9H, m ),6.79 ( 1H, br s ), 6.44 ( 1H, s ),4.79 − 4.68 ( 1H, m ), 4.51 ( 2H, d, J= 5.4 Hz ), 4.11 ( 2H, dd, J= 8.4, 7.3 Hz ), 4.01 ( 2H, dd, J= 8.4, 5.0 Hz ), 1.06 ( 9H, s )
(2)1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例64(1)で得られた1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン 1.49 g ( 2.82 mmol) を無水テトラヒドロフラン 75 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 3.39 ml ( 3.39 mmol) を順次加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 2 〜酢酸エチル:メタノール= 9 : 1 )にて精製し、1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、582 mg, 収率 71 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.79 ( 2H, dd, J= 7.4 Hz ), 7.60 − 7.36 ( 3H, m ),6.82 ( 1H, br s ),6.46 ( 1H, s ), 4.85 − 4.77 ( 1H, m ),4.51 ( 2H, d, J= 5.6 Hz ), 4.31 ( 2H, dd, J= 8.9, 6.6 Hz ),3.95 ( 2H, dd, J= 8.5, 4.4 Hz )
(3)1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例64(2)で得られた1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン 582 mg ( 2.01 mmol)を塩化メチレン 30 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.19 ml (2.41 mmol), トリエチルアミン 0.34 ml ( 2.41 mmol) ,ピリジン 5.8 ml を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 739 mg, 収率 100 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.80 ( 2H, d, J= 6.9 Hz ), 7.57 − 7.41 ( 3H, m ), 6.71 ( 1H, bs ), 6.53 ( 1H, s ), 5.46 − 5.38 ( 1H, m ), 4.54 ( 2H, d, J= 5.2 Hz ),4.44 ( 2H, ddd, J= 9.6, 6.6, 0.9 Hz ), 4.25 ( 2H, ddd, J= 9.6, 9.3, 0.9 Hz ), 3.10 ( 3H, s )
(4)3−アセチルチオ−1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例64(3)で得られた1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 739 mg ( 2.01 mmol) をジメチルホルムアミド 20 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.38 g ( 12.1 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 3.5 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 698 mg, 収率 100% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.08 ( 2H, d, J= 7.8 Hz ), 7.55 − 7.46 ( 3H, m ),6.77 ( 1H, br s ), 6.49 ( 1H, s ), 4.47 − 4.38 ( 4H, m ),4.47 − 4.38 ( 1H, m ),3.97 ( 2H, dd, J= 8.6, 5.2 Hz ), 2.37 ( 3H, s )
【0603】
参考例65
3−アセチルチオ−1−[4−(ベンゼンスルホニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1) 3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(ベンゼンスルホニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例62(1)で得られた1−(4−アジドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン 2.12 g( 4.71 mmol)をメタノール106 mlに溶解し、20%水酸化パラジウム 2.12 g存在下、室温にて接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮した。得られた粗生成物を塩化メチレン 100 mlに溶解し、氷冷下にて塩化ベンゼンスルホニル 0.90 ml( 7.07 mmol)、トリエチルアミン0.98 ml ( 7.07 mmol )を加え、室温にて 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧濃縮後、得られた残渣に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出後、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡黄色油状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(ベンゼンスルホニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 755 mg, 収率 28 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.80 ( 2H, d, J= 7.5 Hz ), 7.61 ( 4H, d, J= 6.3 Hz ), 7.54 − 7.30 ( 9H, m ),6.21 ( 1H, s ), 5.07 ( 1H, t, J= 6.0 Hz ), 4.74 − 4.66 ( 1H, m ), 4.05 ( 2H, d, J= 6.3 Hz ), 3.99 ( 2H, dd, J= 7.6 Hz ), 3.89 ( 2H, dd, J= 8.8, 4.8 Hz ), 1.07 ( 9H, s )
(2)1−[4−(ベンゼンスルホニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例65(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(ベンゼンスルホニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 2.79 g ( 4.95 mmol) を無水テトラヒドロフラン 140 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 5.94 ml ( 5.94 mmol) を順次加え、そのまま 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、1−[4−(ベンゼンスルホニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、 1.06 g, 収率 66 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.79 ( 2H, d, J= 7.5 Hz ), 7.50 −7.41 ( 3H, m ),6.25 ( 1H, s ), 5.51 ( 1H, br s ), 4.80 − 4.70 ( 1H, m ),4.19 ( 2H, t, J= 9.1 Hz ), 4.03 ( 2H, t, J= 3.5 Hz ), 3.83 ( 2H, dd, J= 9.1, 4. Hz )
(3)1−[4−(ベンゼンスルホニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]−33−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例65(2)で得られた1−[4−(ベンゼンスルホニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン 1.06 g ( 3.26 mmol)を塩化メチレン 50 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.38 ml ( 4.89 mmol), トリエチルアミン 0.68 ml ( 4.89 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の1−[4−(ベンゼンスルホニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 1.16 mg, 収率 91% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.82 ( 2H, d, J= 7.3 Hz ), 7.61 − 7.46 ( 3H, m ), 6.33 ( 1H, s ), 5.42 − 5.33 ( 1H, m ), 5.15 ( 1H, t, J= 5.9 Hz ), 4.34 ( 2H, dd, J= 9.8, 6.7 Hz ),4.14 ( 2H, dd, J= 9.8, 4.1 Hz ), 4.08 ( 2H, d, J= 6.3 Hz ), 3.10 ( 3H, s )
(4)3−アセチルチオ−1−[4−(ベンゼンスルホニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例65(3)で得られた1−[4−(ベンゼンスルホニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 1.16 g (2.98 mmol) をジメチルホルムアミド 35 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 2.04 g ( 17.9 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 4 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:酢酸エチル= 5 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−(ベンゼンスルホニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 1.00 g, 収率91 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.82 ( 2H, d, J= 7.4Hz ), 7.58 − 7.42 ( 3H, m ), 6.23 ( 1H, s ), 5.40 − 5.50 ( 1H, m ), 4.48 − 4.30 ( 3H, m ), 4.09 ( 2H, d, J= 5.8 Hz ), 3.90 ( 2H, dd, J= 8.3, 4.5 Hz ), 2.37 ( 3H, s )
【0604】
参考例66
3−アセチルチオ−1−[4−(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1) 3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例62(1)で得られた1−(4−アジドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン 2.47 g( 5.50 mmol)をメタノール 120 mlに溶解し、20%水酸化パラジウム 2.47 g存在下、室温にて接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮した。この残渣を塩化メチレン 115 mlに溶解し、氷冷下にて塩化チエニル 0.71 ml( 6.60 mmol)、トリエチルアミン 0.92 ml ( 6.60 mmol )を加え、室温にて 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧濃縮し、得られた残渣に酢酸エチルと飽和重曹水を加えて分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡黄色油状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 1.88 g, 収率64 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.75 − 7.32 ( 13H, m ), 7.11 − 7.03 ( 1H, m ), 6.65( 1H, br s ), 4.80 − 4.70 ( 1H, m ), 4.47 ( 2H, d, J= 5.0 Hz ), 4.11 ( 2H, t, J= 8.5 Hz ), 4.01 ( 2H, dd, J= 8.5, 5.0 Hz ), 1.06 ( 9H, s )
(2)3−ヒドロキシ−1−[4−(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例66(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 2.18 g ( 4.08 mmol) を無水テトラヒドロフラン 110 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 4.90 ml (4.90 mmol) を順次加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、3−ヒドロキシ−1−[4−(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを白色固体として、571 mg, 収率 47 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.53 ( 1H, d, J= 3.5 Hz ), 7.46 ( 1H, d, J= 5.4 Hz ), 7.60 ( 1H, dd, J= 4.9, 3.8 Hz ),6.87 ( 1H, br s ), 6.46 ( 1H, s ), 4.87 − 4.78 ( 1H, m ),4.48 ( 2H, d, J= 5.6 Hz ), 4.33 ( 2H, dd, J= 8.7, 4.6 Hz ), 3.98 ( 2H, dd, J= 8.7, 4.6 Hz )
(3)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例66(2)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 571 mg( 1.93 mmol)を塩化メチレン 28 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.18 ml ( 2.32 mmol), トリエチルアミン 0.33 ml ( 2.32 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール= 1 : 1 )にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 490 mg, 収率 91 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.56 ( 1H, d, J= 5.4 Hz ), 7.47 ( 1H, d, J= 5.4 Hz ), 7.07 ( 1H, dd, J= 5.1, 3.7 Hz ),6.87 ( 1H, br s ), 6.50 ( 1H, s ), 4.57 ( 2H, t, J= 8.6 Hz ), 4.50 ( 2H, t, J= 5.4 Hz ), 4.50 ( 2H, d, J= 5.4 Hz ), 4.48 − 4.37 ( 1H, m ), 4.36 ( 2H, dd, J= 8.6, 5.5 Hz ), 2.36 ( 3H, s )
(4)3−アセチルチオ−1−[4−(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例66(3)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 623 mg ( 1.67 mmol) をジメチルホルムアミド 18 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.14 g ( 10.0 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 4 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 :1 〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 490 mg, 収率 91 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.56 ( 1H, d, J= 5.4 Hz ), 7.47 ( 1H, d, J= 5.4 Hz ), 7.07 ( 1H, dd, J= 5.1, 3.7 Hz ),6.87 ( 1H, br s ), 6.50 ( 1H, s ), 4.57 ( 2H, t, J= 8.6 Hz ), 4.50 ( 2H, t, J= 5.4 Hz ), 4.50 ( 2H, d, J= 5.4 Hz ), 4.48 − 4.37 ( 1H, m ), 4.36 ( 2H, dd, J= 8.6, 5.5 Hz ), 2.36 ( 3H, s )
【0605】
参考例67
3−アセチルチオ−1−[4−(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1) 3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例62(1)で得られた1−(4−アジドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン 2.47 g( 5.50 mmol)をメタノール 120 mlに溶解し、20%水酸化パラジウム 2.47 g存在下、室温にて接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮した。この残渣を塩化メチレン 115 mlに溶解し、氷冷下にて塩化2−フロイル 0.65 ml( 6.60 mmol)、トリエチルアミン 0.92 ml ( 6.60 mmol ) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧濃縮し、得られた残渣に酢酸エチルと飽和重曹水を加えて分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡黄色油状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 1.60 g, 収率 60 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3):δ(ppm) 7.75 − 7.58 ( 4H, m ), 7.50 − 7.09 ( 9H, m ), 6.68 ( 1H, br s ), 4.82 − 4.70 ( 1H, m ), 4.47 ( 2H, d, J= 5.5 Hz ), 4.11 ( 2H, t, J= 8.3 Hz ), 4.02 ( 2H, dd, J= 8.3, 5.0 Hz ), 1.06( 9H, s )
(2)1−[4−(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]―3−ヒドロキシアゼチジン
参考例67(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 1.90 g ( 3.68 mmol) を無水テトラヒドロフラン 95 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 4.41 ml ( 4.41 mmol) を順次加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、1−[4−(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、426 mg, 収率 47 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.44 ( 1H, s ), 7.12 ( 1H, d, J= 3.5 Hz ), 7.04 ( 1H, br s ), 6.49 ( 1H, dd, J= 3.4, 1.7 Hz ),6.45 ( 1H, s), 4.86 − 4.78 ( 1H, m ), 4.48 ( 2H, d, J= 5.7 Hz ), 4.33 ( 2H, t, J= 8.8 Hz ),3.98 ( 2H, dd, J= 8.8, 4.4 Hz )
(3)1−[4−(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例67(2)で得られた1−[4−(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン 426 mg ( 1.72 mmol)を塩化メチレン 20 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.16 ml ( 2.07 mmol), トリエチルアミン 0.29 ml ( 2.07 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール= 20 : 1 )にて精製し、淡黄色固体の1−[4−(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 481 mg, 収率 78 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.45 ( 1H, d, J= 0.9 Hz ), 7.13 ( 1H, d, J= 3.5 H ), 7.00 ( 1H, s ), 6.53 ( 1H, s ), 6.50 ( 1H, dd, J= 3.5, 1.8 Hz ), 5.49 − 5.38 ( 1H, m ), 4.51 ( 2H, d, J= 5.8 Hz ), 4.48 ( 2H,dd, J= 3.1, 1.0 Hz ), 4.29 ( 2H, dd, J= 5.8, 4.9 Hz ), 3.10 ( 3H, s )
(4)3−アセチルチオ−1−[4−(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例67(3)で得られた1−[4−(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 481 mg ( 1.34 mmol) をジメチルホルムアミド 14 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 921 mg ( 8.07 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 6 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 341 mg, 収率 83 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.45 ( 1H, s ), 7.12 ( 1H, d, J= 3.5 Hz ), 7.09 − 6.94 ( 2H, m ),6.49 ( 2H, t, J= 2.5 Hz ), 4.56 ( 2H, t, J= 8.5 Hz ), 4.50 ( 2H, d, J= 5.7 Hz ), 4.48 − 4.38 ( 1H, m ), 4.02 ( 2H, dd, J= 8.5, 6.1 Hz ), 2.36 ( 3H, s )
【0606】
参考例68
3−アセチルチオ−1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1) 3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.50 g( 3.53mmol)をテトラヒドロフラン 75 mlに溶解し、氷冷下にて、フタルイミド 519 mg( 5.30 mmol)、トリフェニルホスフィン 1.39 g( 5.30 mmol)、ジエチルアゾジカルボキシラート−40%トルエン溶液2 .03 ml( 5.30 mmol)を窒素雰囲気下にて加え、そのまま 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を分液抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 5 )にて精製し、淡黄色油状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 1.52 mg, 収率 78 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.88 ( 2H, dd, J= 5.5, 3.1 Hz ), 7.33 ( 2H, dd, J= 5.5, 3.1 Hz ), 7.60 ( 4H, dd, J= 7.9, 1.4 Hz ), 7.47 − 7.34 ( 6H, m ), 6.26 ( 1H, s ), 4.83 ( 2H, s ), 4.76 − 4.68 ( 1H, m ), 4.26 − 4.08 ( 2H, m ), 4.08 − 3.92 ( 2H, m ), 1.05 ( 9H, s )
(2)1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例68(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.52 g ( 2.57 mmol) を無水テトラヒドロフラン 76 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 3.29 ml ( 3.29 mmol) を順次加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、864 mg, 収率 100% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.87 ( 2H, dd, J= 5.4, 3.1 Hz ), 7.73 ( 2H, dd, J= 5.4, 3.1 Hz ), 6.32 ( 1H, s ), 4.79 ( 2H, s ), 4.78 − 4.70 ( 1H, m ),4.27 ( 2H, dd, J= 9.2, 6.9 Hz ), 3.91 ( 2H, dd, J= 9.2, 4.6 Hz )
(3)1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例68(2)で得られた1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 864 mg ( 2.74 mmol)を塩化メチレン 35 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.25 ml ( 3.29 mmol), トリエチルアミン 0.46 ml ( 3.29 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内にジエチルエーテルを加え 30 分撹拌した。この反応系を濾過し、濾物をジエチルエーテルで洗浄し、白色固体の1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 726 mg, 収率 67 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.91 ( 2H, dd, J= 5.5, 2.8 Hz ), 7.86 ( 2H, dd, J= 5.5, 3.5 Hz ), 6.70 ( 1H, s ), 5.46 − 5.39 ( 1H, m ), 4.63 ( 2H, s ), 4.36 ( 2H, dd, J= 10.0, 6.6 Hz ), 4.09 ( 2H, dd, J= 10.0,3.4 Hz ), 3.27 ( 3H, s )
(4)3−アセチルチオ−1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例68(3)で得られた1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 726 mg ( 1.85 mmol)をジメチルホルムアミド 22 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.26 g ( 11.1 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 6.5 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
を 599 mg, 収率 87 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.88 ( 2H, dd, J= 5.4, 2.9 Hz ), 7.73 ( 2H, dd, J= 5.4, 3.1 Hz ), 6.35 ( 1H, s ), 4.82 ( 2H, s ), 4.52 ( 2H, t, J= 8.4 Hz ), 4.45 − 4.35 ( 1H, m ),3.98 ( 2H, dd, J= 8.4, 5.7 Hz ), 2.34 ( 3H, s )
【0607】
参考例69
3−アセチルチオ−1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1) 3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.50 g( 3.53mmol)をテトラヒドロフラン 75 mlに溶解し、氷冷下にて、サクシイミド 525 mg( 5.30 mmol)、トリフェニルホスフィン 1.39 g( 5.30 mmol)、ジエチルアゾジカルボキシラート−40%トルエン溶液2.03 ml ( 5.30 mmol)を窒素雰囲気下にて加え、そのまま 4 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を分液抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡黄色油状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 1.79 g, 収率 100 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.65 − 7.57 ( 4H, m ), 7.49 − 7.36( 6H, m ), 6.30 ( 1H, s ), 4.75 − 4.66 ( 1H, m ),4.60 ( 2H, s ), 4.21 (4H, dd, J= 14.2, 7.1 Hz ), 4.12 ( 4H, dd, J= 14.2, 7.1 Hz ), 4.09 ( 2H,t, J= 8.5 Hz ), 3.99 ( 2H, dd, J= 8.5, 4.9 Hz ), 1.05 ( 9H, s )
(2)3−ヒドロキシ−1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例69(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.79 g ( 3.53 mmol) を無水テトラヒドロフラン 141 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 4.24 ml ( 4.24 mmol) を順次加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 20 : 1 )にて精製し、3−ヒドロキシ−1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを白色固体として、456 mg, 収率 49 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 6.34 ( 1H, s ), 4.84 − 4.74 ( 1H, m ), 4.62 ( 2H, s ), 4.31 ( 2H, dd, J= 9.9, 6.6 Hz ), 3.94 ( 2H, dd, J= 9.9, 4.4 Hz ), 2.76 ( 4H, m )
(3)3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例69(2)で得られた3−ヒドロキシ−1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 459 mg ( 1.72 mmol)を塩化メチレン 50 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.16 ml ( 2.06 mmol), トリエチルアミン 0.29 ml ( 2.06 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 515 mg, 収率 87 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 6.43 ( 1H, s ), 5.44 − 5.34 ( 1H, m ), 4.62 ( 2H, s ), 4.44 ( 2H, dd, J= 10.3, 6.6 Hz ), 4.24 ( 2H, dd, J=10.3, 4.2 Hz ), 3.09 ( 3H, s ), 2.76 ( 4H, s )
(4)3−アセチルチオ−1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例69(3)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 515 mg ( 1.49 mmol)をジメチルホルムアミド 15 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.02 g ( 8.95 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 8 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 238 mg, 収率 49 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 6.37 ( 1H, s ), 4.62 ( 2H, s ), 4.51 ( 2H, t, J= 8.5 Hz ), 4.45 − 4.35 ( 1H, m ),3.97 ( 2H, dd, J= 8.4, 5.4 Hz ), 2.76 ( 4H, s ), 2.35 ( 3H, m )
【0608】
参考例70
3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
(1)(2S)−3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−2−イソチオシアナート−プロピオン酸 メチルエステル
参考例39(1)で得られたt−ブチルジフェニルシリルオキシ−N−カルボベンジルオキシ−L−セリン メチルエステル32.0g(65.1mmol)をメタノール960mlに溶解し、10%パラジウム炭素32.0g存在下、室温にて2時間、接触水素還元を行った。反応終了後、反応液を濾過、濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール=95:5)にて精製し、無色油状のt−ブチルジフェニルシリルオキシ−L−セリン メチルエステルを19.7g、収率85%で得た。続いて、得られたt−ブチルジフェニルシリルオキシ−L−セリン メチルエステル19.7g(55.0mmol)を塩化メチレン590mlに溶解し、室温にて二流化炭素6.62ml(110mmol)、トリエチルアミン19.3ml(138mmol)を加え、一晩撹拌した。次にクロロ蟻酸エチル13.2ml(138mmol)、トリエチルアミン19.3ml(138mmol)を加え、さらに1時間撹拌した。反応終了確認後、系内にメタノールを加え30分攪拌した。反応液に酢酸エチルと飽和食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン)にて精製し、黄色結晶の(2S)−3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−2−イソチオシアナート−プロピオン酸 メチルエステルを14.8g、収率67%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.70 − 7.62 (4H, m), 7.48 − 7.38 (6H, m), 4.28 (1H, dd, J=3.7, 5.1Hz), 4.05 (1H, dd, J=5.1, 10.3Hz), 3.95(1H, dd, J=3.7, 10.3Hz), 3.80 (3H, s), 1.06 (9H, s)
(2) (2S)−3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−2−[(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボチオイル)−アミノ]−プロピオン酸 メチルエステル
参考例70(1)で得られた(2S)−3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−2−イソチオシアナート−プロピオン酸 メチルエステル13.4g(33.5mmol)をテトラヒドロフラン245mlに溶解し、室温にて系内に参考例31(1)で得られた3−ヒドロキシアゼチジン4.90g(67.1mmol)の50ml水溶液を加え、そのまま一晩撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン〜トルエン:アセトニトリル=3:1)にて精製し、黄色固体の(2S)−3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−2−[(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボチオイル)−アミノ]−プロピオン酸 メチルエステルを9.60g、収率61%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.61 − 7.55 (4H, m), 7.47 − 7.36 (6H, m), 5.94 (1H, br d, J=8.1Hz), 5.19 (1H, dt, J=2.9, 8.1Hz), 4.71 − 4.64 (1H, m), 4.40 − 4.33 (1H, m), 4.31 − 4.23 (1H, m), 4.18 (1H, dd, J=2.2, 10.3Hz), 4.04 (1H, dd, J=2.9, 10.3Hz), 4.02 − 3.96 (1H, m), 3.94 − 3.88 (1H, m), 3.76 (3H, s), 2.24 (1H, br d, J=5.9Hz), 1.04(9H, s)
(3)(2S)−2−{[3−(ベンゾイルオキシ)−アゼチジン−1−カルボチオイル]−アミノ]−3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−プロピオン酸メチルエステル
参考例70(2)で得られた(2S)−3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−2−[(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボチオイル)−アミノ]−プロピオン酸 メチルエステル21.1g(44.6mmol)をピリジン630mlに溶解し、安息香酸無水物30.0g(133mmol)、4−ジメチルアミノピリジン545mg(4.46mmol)を氷冷下にて反応系に加え、室温にて2時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5N−塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1)にて精製し、淡黄色固体の(2S)−2−{[3−(ベンゾイルオキシ)−アゼチジン−1−カルボチオイル]−アミノ]−3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−プロピオン酸 メチルエステルを23.3g、収率91%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.10 − 8.05 (2H m), 7.65 − 7.54 (4H, m), 7.52 − 7.45 (3H, m), 7.44 − 7.35 (6H, m), 5.96 (1H, br d, J=8.1Hz), 5.47 − 5.40 (1H, m), 5.20 (1H, dt, J=8.1, 2.9Hz), 4.57 − 4.51 (1H, m), 4.49 − 4.40 (1H, m), 4.27 − 4.20 (1H, m), 4.20 (1H, dd, J=2.2, 10.3Hz), 4.06 (1H, dd, J=2.9, 10.3Hz), 3.77 (3H, s), 1.04 (9H, s)
(4)(2S)−2−{ [3−(ベンゾイルオキシ)−アゼチジン−1−カルボチオイル]−アミノ}−3−ヒドロキシ−プロピオン酸 メチルエステル
参考例70(3)で得られた(2S)−2−{[3−(ベンゾイルオキシ)−アゼチジン−1−カルボチオイル]−アミノ]−3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−プロピオン酸 メチルエステル23.3g(40.0mmol)をテトラヒドロフラン700mlに溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液48.4ml(48.4mmol) を加え、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を加え分液操作を行い、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=3:1)にて精製し、白色固体の(2S)−2−{ [3−(ベンゾイルオキシ)−アゼチジン−1−カルボチオイル]−アミノ}−3−ヒドロキシ−プロピオン酸 メチルエステルを12.6g、収率92%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.08 − 8.04 (2H, m), 7.64 − 7.59 (1H, m), 7.51 − 7.45 (2H, m), 6.00 (1H, d, J=7.3Hz), 5.49 − 5.43 (1H, m), 5.25 (1H, dt, J=7.3, 3.7Hz), 4.63 − 4.56 (2H, m), 4.32 − 4.24 (2H ,m),4.12 − 4.02 (2H, m), 3.82 (3H, s)
(5)3−ベンゾイルオキシ−1−[(4S)−4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾリン−2−イル]アゼチジン
2−クロロ−3−エチルベンゾオキサゾ−ル テトラフルオロボラート15.1g(55.9mmol)のアセトニトリル380ml溶液に参考例70(4)で得られた
(2S)−2−{ [3−(ベンゾイルオキシ)−アゼチジン−1−カルボチオイル]−アミノ}−3−ヒドロキシ−プロピオン酸 メチルエステル12.6g(37.2mmol)をアセトニトリル500ml溶液を氷冷下、窒素雰囲気下にて滴下し、滴下終了後そのまま1時間撹拌した。次に、系内にトリエチルアミン10.4ml(74.4mmol)を加え、さらに1.5時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、分液操作を行い、続いて水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、淡褐色固体の3−ベンゾイルオキシ−1−[(4S)−4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾリン−2−イル]アゼチジンを9.12g、収率81%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.08 − 8.04 (2H, m), 7.63 − 7.58 (1H, m), 7.49 − 7.44 (2H, m), 5.50 − 5.44 (1H, m), 4.69 (1H, dd, J=6.6, 9.5Hz), 4.55 (1H, dd, J=6.6, 8.1Hz), 4.51 − 4.44 (3H, m), 4.20 − 4.14 (2H ,m), 3.78 (3H, s)
(6)3−ベンゾイルオキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン
参考例70(5)で得られた3−ベンゾイルオキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾリン−2−イル)アゼチジン9.12g(30.0mmol)をトルエン450ml、塩化メチレン180mlに溶解し、系内に二酸化マンガン63.8gを加え、5時間加熱還流した。反応終了確認後、反応液を濾過、濾液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=1:1)にて精製し、淡黄色結晶の3−ベンゾイルオキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジンを5.24g、収率58%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.08 − 8.04 (2H, m), 7.84 (1H, s), 7.63 − 7.58 (1H, m), 7.50 − 7.44 (2H, m), 5.60 − 5.53 (1H, m), 4.61 (1H, dd, J=5.9, 9.5Hz), 4.31 (1H, dd, J=3.4, 9.5Hz), 3.89 (3H, s)
(7)3−ヒドロキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン
参考例70(6)で得られた3−ベンゾイルオキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン5.24g(17.3mmol)をメタノール260ml、塩化メチレン80mlに溶解し、室温にて触媒量のナトリウムメトキシドを加え、そのまま1時間撹拌した。反応終了確認後、氷冷下にて4N−塩酸ガス−ジオキサン溶液を加え中和し、反応液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール=95:5)にて精製し、淡褐色結晶の3−ヒドロキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジンを2.65g、収率77%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.81 (1H, s), 4.83 − 4.76 (1H, brs), 4.41 (2H, dd, J=6.6, 9.5Hz), 4.06 (2H, dd, J=4.4, 9.5Hz), 3.88 (3H,s), 2.39 − 2.30 (1H, br s)
(8)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン
参考例70(7)で得られた3−ヒドロキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン2.64g(13.4mmol)をジメチルホルムアミド80mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジフェニルシラン6.97ml(26.8mmol)、イミダゾール1.82g(26.8mmol)を加え、同じく氷冷下にて一晩撹拌した。反応終了確認後、系内にメタノールを加え、30分撹拌した。次に系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1〜3:1)にて精製し、淡黄色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキし−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジンを4.95g、収率85%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.78 (1H, s), 7.62 − 7.58 (4H, m), 7.48 − 7.36 (6H, m), 4.74 − 4.67 (1H, m), 4.15 (1H, dd, J=6.6, 9.5Hz),4.08 (1H, dd, J=5.1, 9.5Hz), 3.87 (3H, s), 1.06 (9H, s)
(9)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例70(8)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン4.95g (11.3 mmol)を無水テトラヒドロフラン100ml に溶解し、予め調整した水素化アルミニウムリチウム1.29g (33.9mmol) の無水テトラヒドロフラン250ml の懸濁液に窒素雰囲気下、氷冷にて滴下し、滴下終了後同条件下にて5分間攪拌した。反応終了確認後、同条件下にて系内に硫酸マグネシウム10水和物を徐々に加え、系内からの発泡がおさまったら、室温にて1時間攪拌した。その後系内に酢酸エチルを徐々に加え、続いて飽和食塩水を加えた。水層を酢酸エチルにて分液抽出したのち、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=3:1)にて精製し、白色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを3.88g 収率84%で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.63 − 7.59 (4H, m), 7.47 − 7.36 (6H, m), 7.13 (1H, s), 4.73 − 4.66 (1H, m), 4.45 (2H, s), 4.11 (2H, dd, J=6.6, 8.8Hz), 4.04 (2H, dd, J=5.1, 8.8Hz), 2.21 − 2.15 (1H, br s), 1.06 (9H, s)
(10)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ホルミル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例70(9)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン3.88g (9.50mmol) を無水塩化メチレン190ml に溶解し、溶液中に活性二酸化マンガン19.4g を加え、室温にて2時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1)にて精製し、淡黄色結晶の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ホルミル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを3.09g, 収率80%で得た・
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 9.75 (1H, s), 7.80 (1H, s), 7.63 −7.58 (4H, m), 7.48 − 7.37 (6H, m), 4.75 − 4.68 (1H, s), 4.16 (2H, dd, J=6.6, 9.5Hz), 4.10 (2H, dd, J=5.1, 9.5Hz), 1.06 (9H, s)
(11)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキル−2−イル)アゼチジン
参考例70(10)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ホルミル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン3.09g (7.60mmol)を無水塩化メチレン18ml に溶解し、系内にt−ブタノ−ル93ml, 2M 2−メチル−2−ブテン テトラヒドロフラン溶液5.70ml(11.4mmol)を加えた。続いて亜塩素酸ナトリウム1.72 g (15.2mmol)、リン酸二水素ナトリウム1.82g (15.2mmol)の18ml 水溶液を系内に氷冷下にて滴下し、1時間撹拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチル、1M−塩酸水 (pH:2から3)を加えた。水層を酢酸エチルにて分液抽出したのち、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン〜塩化メチレン:メタノール=9:1)にて精製し、褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを1.90g収率59%で得た。
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 423 [M+H]+
【0609】
参考例71
3−アセチルチオ−1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
(1)1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン
参考例70(8)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン2.00g (4.58mmol)をトルエン100 ml に溶解し、0.67Mアゼチジン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液13.7ml を窒素雰囲気下、室温で加え、100℃油浴にて5.5時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水100mlと酢酸エチル200mlを加え、室温下にて1時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジンを875mg、収率41%で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.67 (1H, s), 7.65 − 7.57 (4H, m),7.48 − 7.37 (6H, m), 4.72 − 4.66 (1H, m), 4.54 − 4.47 (2H, m), 4.18 − 4.11 (2H, m), 4.10 (2H, dd, J=6.6, 8.8Hz), 4.04 (2H, dd, J=5.1, 8.8Hz), 2.30 (2H, quintet, J=7.7Hz), 1.06 (9H, s)
(2)1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例71(1)で得られた1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン870mg(1.88mmol) を無水テトラヒドロフラン44ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液2.26ml (2.26mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色結晶として、396mg、収率94%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.70 (1H, s), 4.81 − 4.74 (1H, m), 4.53 (2H, dd, J=6.8, 7.8Hz), 4.34 (2H, dd, J=6.8, 9.8Hz), 4.16 (2H, dd, J=6.8, 7.8Hz), 3.99 (2H, dd, J=4.9, 8.8Hz), 2.34 (1H, d, J=7.8Hz), 2.31 (2H, quintet, J=7.8Hz)
(3)1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルアゼチジン
参考例71(2)で得られた1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン390mg (1.75mmol)を塩化メチレン20mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド406μl (5.24mmol)、トリエチルアミン734μl (5.24mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣に酢酸エチル、ジイソプロピルイーテルを加え濾過し、濾物をジイソプロピルエーテルで洗浄、減圧乾燥し、淡黄色固体の1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルアゼチジンを449mg、収率85%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.74 (1H, m), 5.40 − 5.34 (1H, m), 4.55 − 4.49 (2H, br t, J=7.3Hz), 4.47 (2H, ddd, J=11.0, 6.6, 0.7Hz), 4.29 (2H, dd, J=11.0, 4.4Hz), 4.19 − 4.12 (2H, br t, J=7.3Hz), 3.09 (3H, s), 2.32 (2H, quintet, J=7.3Hz)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例71(3)で得られた1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルアゼチジン470mg (1.56mmol) をジメチルホルムアミド25ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム1.07g (9.36mmol)を加え、80℃油浴にて8.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを330mg、収率75%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.71 (1H, s), 4.54 (2H, t, J=8.8Hz), 4.55 − 4.49 (2H, br t, J=8.1Hz), 4.43 − 4.35 (1H, m), 4.18 − 4.12 (2H, br t, J=8.1Hz), 4.00 (2H, dd, J=8.8, 5.9Hz), 2.35 (3H, s), 2.36 − 2.26 (2H, m)
【0610】
参考例72
3−アセチルチオ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例70(8)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン1.00g (2.29mmol)をトルエン50ml に溶解し、0.67Mモルホリン−トリメチルアルミニウム−トルエン溶液6.87ml を窒素雰囲気下、室温で加え、80℃油浴にて4時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水50mlと酢酸エチル100mlを加え、室温下にて1時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを400mg、収率36%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.68 (1H, s), 7.62 − 7.59 (4H, m), 7.48 − 7.37 (6H, m), 4.73 − 4.67 (1H, m), 4.15 − 4.09 (2H, m), 4.05 (2H, dd, J=8.8, 5.1Hz), 3.75 − 3.65 (8H, br s), 1.06 (9H, s)
(2)3−ヒドロキシ―1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例72(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン730mg(1.48mmol) を無水テトラヒドロフラン37ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液1.78ml (1.78mmol) を加え、そのまま1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=95:5〜9:1)にて精製し、3−ヒドロキシ―1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを白色結晶として、377mg、収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.71 (1H, s), 4.82 − 4.74 (1H, m), 4.35 (2H, dd, J=9.5, 6.6Hz), 4.00 (2H, dd, J=9.5, 4.4 Hz), 3.76 − 3.65(8H, m), 2.42 − 2.30 (1H, br s)
(3)3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例72(2)で得られた3−ヒドロキシ―1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン370mg (1.48mmol)を塩化メチレン19mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド344μl (4.44mmol), トリエチルアミン622μl (4.44mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=93:7)にて精製し、淡黄色結晶の3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを404mg、収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.75 (1H, s), 5.41 − 5.34 (1H, m), 4.48 (2H, ddd, J=9.5, 6.6, 1.5Hz), 4.30 (2H, ddd, J=9.5, 4.0, 1.5Hz), 3.78 − 3.65 (8H, m), 3.10 (3H ,s)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例72(3)で得られた3−メタンスルホニルオキシ―1―(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン400mg (1.21mmol)をジメチルホルムアミド20 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム827mg (7.24mmol)を加え、80℃油浴にて6時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを266mg、収率71%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.72 (1H, s), 4.55 (2H, t, J=8.4Hz), 4.43 − 4.36 (1H, m), 4.02 (2H, dd, J=9.5, 5.9Hz), 3.76 − 3.66 (8H, br s), 2.36 (3H, s)
【0611】
参考例73
3−アセチルチオ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン
参考例70(8)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン1.57g (3.60mmol)をトルエン80ml に溶解し、0.67M 3―メトキシアゼチジン(参考例31(2)で得られた)−トリメチルアルミニウム−トルエン溶液10.8ml を窒素雰囲気下、室温で加え、60℃油浴にて30分攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水100mlと酢酸エチル200mlを加え、室温下にて1時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジンを1.50g、収率90%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.69 (1H, s), 7.63 − 7.59 (4H, m), 7.48 − 7.37 (6H, m), 4.73 − 4.76 (2H, m), 4.37 − 4.19 (3H, m), 4.10 (2H, dd, J=8.8, 6.6Hz), 4.03 (2H, dd, J=8.8, 5.1Hz), 4.02 − 3.98 (1H, m), 3.32 (3H, s), 1.06 (9H, s)
(2)3−ヒドロキシ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン
参考例72(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン1.49g (3.23mmol) を無水テトラヒドロフラン75ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液3.88ml (3.88mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=95:5〜9:1)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジンを白色固体として、486mg、収率60%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.71 (1H, s), 4.81 − 4.66 (2H, m), 4.34 (2H, dd, J=9.5, 6.6Hz), 4.39 − 4.20 (3H, m), 4.04 − 3.98 (1H, m),3.99 (2H, dd, J=9.6, 4.4Hz), 3.32 (3H, s), 2.45 (1H, d, J=6.6Hz)
(3)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン
参考例73(2)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン480mg (1.89mmol)を塩化メチレン24mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド439μl (5.67mmol), トリエチルアミン795ml (5.67mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま30分攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣に酢酸エチル、ジイソプロピルエーテルを加え濾過し、濾物をジイソプロピルエーテルで洗浄し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジンを586mg、収率94%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.76 (1H, s), 5.41 − 5.34 (1H, m), 4.72 − 4.63 (1H, m), 4.29 (2H, dd, J=11.0, 4.4Hz), 4.38 − 4.20 (5H, m), 4.03 − 3.97 (1H ,m), 3.32 (3H, s), 3.10 (3H, s)
(4)3−アセチルチオ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン
参考例73(3)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン580mg (1.75mmol) をジメチルホルムアミド30ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム1.20g (10.5mmol)を加え、80℃油浴にて6時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=97:3)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジンを336mg、収率62%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.73 (1H, s), 4.72 − 4.65 (1H, m), 4.54 (2H, t, J=8.8Hz), 4.43 − 4.19 (4H, m), 4.03 − 3.97 (1H, m), 4.01 (2H, dd, J=8.8, 5.1Hz), 3.31(3H, s), 2.35 (3H, s)
【0612】
参考例74
3−アセチルチオ−1−[4−(3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン
(1)1−[4−(3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例70(7)で得られた3−ヒドロキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン500mg (2.52mmol)をトルエン25ml に溶解し、0.67M3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン(参考例42(2)で得られた)−トリメチルアルミニウム−トルエン溶液11.3ml を窒素雰囲気下、室温で加え、80℃油浴にて15分攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水20mlと酢酸エチル50mlを加え、室温下にて0.5時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール=95:5〜9:1)にて精製し、淡褐色固体の1−[4−(3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジンを1.24g、収率100%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.68 (1H, s), 7.61 (4H, dd, J=8.1,1.5Hz), 7.47 − 7.36 (6H, m), 4.81 − 4.74 (1H, m), 4.65 − 4.52 (2H, m), 4.40 − 4.36 (1H, m), 4.33 (2H, dd, J=9.5, 6.6Hz), 4.18 − 4.11 (1H, m), 4.06 − 3.97 (1H, m), 3.98 (2H, dd, J=9.5, 5.1Hz), 1.06 (9H, s)
(2)1−[4−(3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例74(1)で得られた1−[4−(3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン1.68g (3.53mmol)を塩化メチレン84mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド820μl (10.6mmol), トリエチルアミン1.49ml (10.6mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま0.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡黄色固体の1−[4−(3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを1.56g、収率80%で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.72 (1H, s), 7.61 (4H, d, J=6.8Hz), 7.45 (2H, t, J=6.8Hz), 7.39 (4H, t, J=6.8Hz), 5.40 − 5.34 (1H, m), 4.64 − 4.59 (1H, m), 4.59 − 4.52 (1H, m), 4.45 (2H, dd, J=10.7, 5.9Hz), 4.39 − 4.32 (1H, m), 4.28 (2H, dd, J=10.7, 4.9Hz), 4.18 − 4.12 (1H, m), 4.05 − 4.00 (1H, m), 3.10 (3H, s), 1.07 (9H ,s)
(3)3−アセチルチオ−1−[4−(3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン
参考例74(2)で得られた1−[4−(3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン1.56g (2.81mmol) をジメチルホルムアミド80ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム1.92g (16.8mmol)を加え、80℃油浴にて7.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−(3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジンを863mg、収率57%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.69 (1H, s), 7.63 − 7.60 (4H, m), 7.47 − 7.36 (6H, m), 4.64 − 4.54 (2H, m), 4.53 (2H, t, J=8.8Hz), 4.43 − 4.32 (2H, m), 4.18 − 4.13 (1H, m), 4.06 − 4.00 (1H,m), 4.00 (2H, dd, J=8.8, 5.9Hz) 2.36 (3H, s), 1.06 (9H, s)
【0613】
参考例75
3−アセチルチオ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例57(4)で得られた3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)アゼチジン塩酸塩1.39g(4.83mmol)と参考例70(11)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン1.70g(4.02mmol)をジメチルホルムアミド85mlに溶解させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド801μl(4.83mmol)、トリエチルアミン1.70ml(12.1mmol)を加え、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを596mg、収率23%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.71 (1H, s), 7.61 (4H, d, J=8.8Hz), 7.53 − 7.49 (2H, m), 7.47 − 7.38 (6H, m), 5.30 − 5.26 (1H, m), 5.21 (2H, s), 4.89 − 4.80 (1H, m), 4.72 − 4.66 (1H, m), 4.59 − 4.51 (1H, m), 4.51 − 4.42 (1H, m), 4.37 − 4.30 (1H, m), 4.12 − 4.06 (2H, m), 4.02 (2H, dd, J=8.8, 4.9Hz), 3.97 − 3.90 (1H, m), 1.06 (9H, s)
(2)3−ヒドロキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例75(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン640mg (0.976mmol) を無水テトラヒドロフラン32ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸67μl、(1.17mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液1.17ml (1.17mmol) を順次加え、そのまま1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール=95:5〜9:1)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを白色固体として、360mg、収率88% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3):δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.73 (1H, s), 7.51 (2H, d, J=8.8Hz), 5.46 − 5.40 (1H, m), 5.21 (2H, s), 4.89 − 4.74(2H, m), 4.60 − 4.40 (2H, m), 4.39 − 4.31 (1H, m), 4.33 (2H, dd, J=9.5,6.6Hz), 3.98 (2H, dd, J=9.5, 5.1Hz), 3.96 − 3.90 (1H, m)
(3)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例75(2)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン360mg (0.863mmol)を塩化メチレン18mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド200μl (2.59mmol), トリエチルアミン363μl (2.59mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン〜塩化メチレン:メタノール=95:5)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを390mg、収率91%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.77 (1H, s), 7.51 (2H, d, J=8.8Hz), 5.40 − 5.34 (1H, m), 5.11 − 5.27 (1H, m), 5.21(2H, s), 4.90 − 4.81 (1H, m), 4.60 − 4.53 (1H, m), 4.45 (2H, dd, J=10.3, 6.6Hz), 4.39 − 4.30 (1H, m), 4.27 (2H, dd, J=10.3, 4.4Hz), 3.99 − 3.92(1H, m), 3.10 (3H, s)
(4)3−アセチルチオ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例75(3)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン390mg (0.787mmol) をジメチルホルムアミド20 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム539mg (4.72mmol)を加え、80℃油浴にて10.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:3〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを195mg、収率52%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.24 (2H, d, J=8.8Hz), 7.75 (1H, s), 7.51 (2H, d, J=8.8Hz), 5.16 − 5.10 (1H, br d, J=5.9Hz), 5.21 (2H, s), 4.89 − 4.80 (1H, m), 4.60 − 4.10 (4H, m), 4.53 (2H, t, J=8.8Hz), 3.99 (2H, dd, J=9.5, 5.9Hz), 3.98 − 3.91 (1H, m), 2.36 (3H, s)
【0614】
参考例76
3−アセチルチオ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン
参考例52(4)で得られた(3S)−3−アミノ−1−p−ニトロベンジルオキシカルボニルピロリジン905mg(3.41mmol)と参考例70(11)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン1.20g(2.84mmol)をジメチルホルムアミド36mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド556μl(3.41mmol)、トリエチルアミン478μl(3.41mmol)を加え、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜1:3)にて精製し、淡黄色固体状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジンを936mg、収率49%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, m), 7.72 (1H, s), 7.63 − 7.58 (4H, m), 7.53 (2H, m), 7.48 − 7.37 (6H, m), 6.85 − 6.80 (1H, br t, J=8.1Hz), 5.24 (2H, d, J=8.1Hz), 4.75 − 4.67 (1H, m), 4.65 − 4.58 (1H,m), 4.16 − 4.09 (2H, m), 4.06 (2H, dd, J=8.8, 5.1Hz), 3.83 − 3.75 (1H, m), 3.64 − 3.46 (2H, m), 3.38 (1H, dd, J=11.0, 4.4Hz), 2.30 − 2.20 (1H, m), 2.04 − 1.90 (1H, m), 1.06 (9H, s)
(2)3−ヒドロキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン
参考例76(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン1.10g (1.64mmol) を無水テトラヒドロフラン55ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸113μl、(1.97mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液1.97ml (1.97mmol) を順次加え、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジンを白色固体として、687mg、収率97% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, m), 7.75 (1H, s), 7.52 (2H, m), 6.89 − 6.82 (1H, m), 5.27 − 5.20 (2H, m), 4.84 − 4.77 (1H, m), 4.66 − 4.59 (1H, m), 4.36 (2H, dd, J=8.8, 7.3Hz), 4.01 (2H, dd, J=8.8, 5.2Hz), 3.82 − 3.74 (1H, m), 3.67 − 3.52 (3H, m), 3.45 − 3.39 (1H, m), 2.30 − 2.20 (1H, m), 2.03 − 1.93 (1H, m)
(3)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン
参考例76(2)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン680mg (1.58mmol)を塩化メチレン34mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド366μl (4.73mmol), トリエチルアミン663μl (4.73mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=96:4)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジンを760mg、収率95%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, m), 7.78 (1H, s), 7.52 (2H, m), 6.85 − 6.80 (1H, m), 5.42 − 5.37 (1H, m), 5.24 (2H, d, J=8.1Hz), 4.66 − 4.58 (1H, m), 4.49 (2H, dd, J=10.3, 6.6Hz), 4.31 (2H, dd, J=10.3, 4.4Hz), 3.82 − 3.74 (1H, m), 3.64 − 3.75 (2H, m), 3.44 − 3.38 (1H, m), 3.11 (3H, s), 2.30 − 2.20 (1H, m), 2.04 − 1.96 (1H, m)
(4)3−アセチルチオ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン
参考例76(3)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン760mg (1.49mmol) をジメチルホルムアミド38ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム1.02g (8.95mmol)を加え、80℃油浴にて10.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:6〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジンを533mg、収率73%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, m), 7.76 (1H, s), 7.52 (2H, m), 6.87 − 6.80 (1H, br s), 5.24 (2H, d, J=7.3Hz), 4.66 − 4.58 (1H,m), 4.56 (2H, t, J=8.8Hz), 4.44 − 4.36 (1H, m), 4.03 (2H, dd, J=8.8, 5.9Hz), 3.79 (1H, dt, J=11.0, 6.6Hz), 3.65 − 3.51 (2H, m), 3.40 (1H, dd, J=11.0, 4.4Hz) 2.36 (3H, s), 2.32 − 2.20 (1H, m), 2.23 − 1.91 (1H, m)
【0615】
参考例77
3−アセチルチオ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン
参考例53(5)で得られた(3R)−3−アミノ−1−p−ニトロベンジルオキシカルボニルピロリジン798mg(3.01mmol)と参考例70(11)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン1.06g(2.51mmol)をジメチルホルムアミド50mlに溶解させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド464μl(3.01mmol)、トリエチルアミン422μl(3.01mmol)を加え、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜1:3)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジンを813mg、収率48%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, m), 7.72 (1H, s) 7.63 − 7.59(4H, m), 7.53(2H, m), 7.48 − 7.38 (6H, m), 6.86 − 6.60 (1H, m), 5.24 (2H, d, J=8.1Hz), 4.77 − 4.68 (1H ,m), 4.64 − 4.58 (1H, m), 4.15 − 4.09 (2H, m), 4.05 (2H, dd, J=8.8, 5.1Hz), 3.82 − 3.75 (1H, m), 3.64 − 3.49 (2H, m), 3.38 (1H, dd, J=11.0, 5.1Hz), 2.30 − 2.20 (1H, m), 2.06 − 1.90 (1H, m), 1.06 (9H, s)
(2)3−ヒドロキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン
参考例77(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン810mg (1.21mmol) を無水テトラヒドロフラン40ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸83μl、(1.45mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液1.45ml (1.45mmol) を順次加え、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール95:5)にて精製し、淡黄色油状の3−ヒドロキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジンを507mg、収率97% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, m), 7.75 (1H, s), 7.52 (2H, m), 6.89 − 6.83 (1H, br s), 5.28 − 5.20 (2H, m), 4.84 − 4.76 (1H, m), 4.66 − 4.58 (1H, m), 4.36 (2H, dd, J=8.8, 6.6Hz), 4.01 (2H, dd, J=8.8, 4.4Hz), 3.82 − 3.74 (1H, m), 3.64 − 3.51 (2H, m), 3.44 − 3.37 (1H, m),2.32 − 2.20 (1H, m), 2.08 − 1.92 (1H, m)
(3)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン
参考例77(2)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン500mg (1.16mmol)を塩化メチレン25mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド269μl (3.48mmol)、トリエチルアミン488μl (3.48mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま3時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=96:4)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジンを546mg、収率92%で得た。
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 510 [M+H]+
(4)3−アセチルチオ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン
参考例77(3)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン540mg (1.06mmol) をジメチルホルムアミド27ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム726mg (6.36mmol)を加え、80℃油浴にて9時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:6〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジンを281mg、収率54%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, m), 7.76 (1H, s), 7.52 (2H, m), 6.86 − 6.80 (1H, m), 5.23 (2H, d, J=7.3Hz), 4.64 − 4.58 (1H, m), 4.56 (2H, t, J=8.8Hz), 4.44 − 3.86 (1H, m), 4.03 (2H, dd, J=8.8, 5.9Hz), 3.79 (1H, dd, J=11.0, 6.6Hz), 3.65 − 3.52 (2H, m), 3.40 (1H, dd, J=11.0, 4.4Hz), 2.12 (3H, s), 2.32 − 2.20 (1H, m), 2.23 − 1.92 (1H, m)
【0616】
【化36】
【0617】
【化37】
【0618】
【化38】
【0619】
【化39】
【0620】
【化40】
【0621】
【化41】
【0622】
【化42】
【0623】
【化43】
【0624】
試験例1 in vitro 抗菌活性
抗菌活性は寒天平板希釈法により測定し、種々の病原菌に対する最小発育阻止濃度(μg/ml)を求めた。結果を表6に示す。表中、比検菌A、B及びCは以下の通りである。
A: 黄色ブドウ球菌 209P株
B: 肺炎球菌 10664株(ペニシリン耐性株)
C: ヘモフィラス・インフルエンザ 9787株(β−ラクタマーゼ産性株)
[表6]
以上の結果は、本発明の化合物は強力な抗菌活性を有していることを示している。
試験例2 体内動態
化合物(20mg/kg)をマウス(n=3、ddy雄性、SLC)に皮下投与し、投与後5分、15分、30分、1時間、1.5時間、2時間における血漿中薬物濃度をバイオアッセイ法により測定した。得られた薬動力学パラメータを表7に示す。表中、Cmaxは最高血漿中濃度、T1/2は血漿中濃度半減時間、AUCallは血漿中濃度曲線(対時間)下の面積を示す。
[表7]
試験例3 in vivo抗菌活性(マウス感染治療実験)
4週齢のddY系雄性マウス(日本エスエルシー)に、S. pneumoniae 9605 (PRSP)を腹腔内に0.2ml接種し(5%ムチン含有、1−5x103cfu/mouse)、感染直後に被験化合物を皮下に0.1ml1回投与した。マウスは1群7匹を使用し、被験化合物は2倍段階希釈したものを用い、7日後の生存率からprobit法でED50を算出した。試験結果を表8に示す。
[表8]
製剤例1(注射剤)
実施例3の化合物500mgを注射用蒸留水5mlに溶解し滅菌用フィルターを通した後凍結乾燥し、注射用凍結乾燥製剤とする。
製剤例2(カプセル剤)
上記処方の粉末を混合し、60メッシュのふるいを通した後、この粉末を250mgの3号ゼラチンカプセルに入れ、カプセル剤とする。
製剤例3(錠剤)
上記処方の粉末を混合し、トウモロコシデンプン糊を用いて湿式造粒、乾燥した後、打錠機により打錠して、一錠200mgの錠剤とする。この錠剤は必要に応じて糖衣を施することができる。
【0625】
【発明の効果】
本発明の前記一般式(I)を有する1−メチルカルバペネム化合物またはその薬理上許容される塩は、優れた抗菌活性を有し、デヒドロペプチダ−ゼI及びβ−ラクタマ−ゼに対して安定であり、尿中回収率も高い。更に、腎毒性も低いので医薬、特に抗菌剤として有用である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、優れた抗菌活性を有する1−メチルカルバペネム化合物(I)、その薬理学上許容される塩またはエステル誘導体を有効成分として含有する医薬に関する。
【0002】
【従来の技術】
広範囲の病原性細菌に対して強力でバランスのとれた抗菌活性を有するカルバペネム誘導体の開発が望まれている。特許文献1には本発明と類似する構造を有する1−メチルカルバペネム化合物が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−53453号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
発明者等は、1−メチルカルバペネム化合物について永年にわたり種々検討した結果、本発明の化合物(I)が従来の1−メチルカルバペネム誘導体に比して抗菌力が強く、細菌感染症、特に呼吸器系への感染症を治療もしくは予防(特に治療)する抗菌剤として有効であることを見出し本発明を完成するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】
一般式
【0006】
【化2】
【0007】
で表される1−メチルカルバペネム化合物またはその薬理上許容される塩若しくはエステル誘導体を有効成分として含有する医薬に関する。
【0008】
式中、R1は、
(1)式COOR3で表される基
[式中、R3は水素原子、C1−C6アルキル基またはC3−C6シクロアルキル基を示す]、
(2)式CONR4R5で表される基
[式中、R4及びR5は同一又は異なって、水素原子、C1−C6アルキル基(下記の置換基群Aから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)、C3−C6シクロアルキル基、3乃至6員複素環基またはC6−C10アリール基(下記の置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)を示すか、或いは、それらが結合する窒素原子と一緒になって3乃至6員含窒素複素環を形成する基(下記の置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)を示す]、
(3)シアノ基、
(4)式CH2OR6で表される基
[式中、R6は水素原子、C1−C6アルキル基またはC3−C6シクロアルキル基]または、
(5)式CH2NR7R8で表される基
[式中、R7は水素原子、C1−C6アルキル基、C3−C6シクロアルキル基を示し、R8は水素原子、C1−C6アルキル基、C3−C6シクロアルキル基、C1−C6アルカノイル基、(C6−C10アリール)カルボニル基(下記の置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基、5又は6員芳香族複素環カルボニル基、C1−C6アルキルスルホニル基又はC6−C10アリールスルホニル基を示すか、或いは、R7及びR8はそれらが結合する窒素原子と一緒になってサクシイミド基(フェニル基と縮環していてもよい)を示す]
を示し、
R2は、水素原子またはC1−C6アルキル基を示し、
nは、1、2または3を示し、
Xは、硫黄原子または酸素原子を示す。
【0009】
置換基群Aは、水酸基、アミノ基(1または2個のC1−C6アルキル基で置換されていてもよい)、カルバモイル基(アミノ部分は1または2個のC1−C6アルキル基で置換されていてもよい)、カルボキシル基、シアノ基、C1−C6アルコキシ基からなる群であり、
置換基群Bは、ヒドロキシC1−C4アルキル基、アミノC1−C4アルキル基(アミノ部分は1または2個のC1−C6アルキル基で置換されていてもよい)、カルバモイル基(アミノ部分は1または2個のC1−C6アルキル基で置換されていてもよい)、カルボキシル基、水酸基、アミノ基(1または2個のC1−C6アルキル基で置換されていてもよい)、C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキル基からなる群である。
上記において、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、置換基群A及び置換基群Bの定義における「C1−C6アルキル基」は、炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝状の飽和炭化水素基を示し、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、2−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、n−ヘキシル、イソヘキシル、4−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1−メチルペンチル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、2−エチルブチル、1−メチル−2−メチルプロピル基等を挙げることができる。R2、R3、R6、R7、R8、置換基群A及び置換基群Bにおいて、好適にはC1−C3アルキル基であり、特に好適にはメチル基である。R4において好適にはC1−C3アルキル基であり、特に好適にはメチルまたはイソプロピル基である。R5において好適にはC2−C6アルキル基であり、最適には1−メチル−2−メチルプロピル基である。
【0010】
R3、R4、R5、R6、R7及びR8の定義における「C3−C6シクロアルキル基」は、炭素数3乃至6個の環状炭化水素基を示し、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル基を挙げることができ、好適にはシクロプロピル基である。
【0011】
R4及びR5の定義における「3乃至6員複素環基」は、酸素、窒素及び硫黄原子を1または2個含む飽和複素環基であり、例えばアジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、オキシラニル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチエニル、モルホリニル、ピペラジニル、チオモルホリニル基等を挙げることができ、好適には4乃至6員含窒素複素環基であり、更に好適にはアゼチジニル、ピロリジニルまたはピペリジニル基である。
【0012】
R4及びR5の定義における「C6−C10アリール基」並びにR8の定義における「(C6−C10アリール)カルボニル基」及び「C6−C10アリールスルホニル基」の「C6−C10アリール」部分としては、例えばフェニル、インデニル、ナフチル基を挙げることができ、好適にはフェニル基である。
【0013】
R4及びR5における「それらが結合する窒素原子と一緒になって3乃至6員含窒素複素環を形成する基」の「含窒素複素環」は、窒素原子を1または2個含み、酸素または硫黄原子を含んでいてもよい飽和複素環基であり、例えばアジリジノ、アゼチジノ、ピロリジノ、ピペリジノ、モルホリノ、ピペラジノ、チオモルホリノ基を挙げることができ、好適には4乃至6員含窒素複素環であり、更に好適にはアゼチジノ、ピペラジノ、モルホリノまたはチオモルホリノ基である。
【0014】
R8の定義における「C1−C6アルカノイル基」は炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝状のアルカノイル基を示し、例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイル基を挙げることができ、好適にはC1−C3アルカノイル基であり、最も好適にはアセチル基である。
【0015】
R8及び置換基群の定義における「C1−C6アルコキシ基」の定義における「(C1−C6アルコキシ)カルボニル基」の「C1−C6アルコキシ」部分は、炭素数1乃至6個の直鎖または分枝状のアルコキシ基を示し、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ基を挙げることができ、好適にはC1−C3アルコキシ基であり、最も好適にはメトキシ基である。
【0016】
R8の定義における「5又は6員芳香族複素環カルボニル基」の「5又は6員芳香族複素環」部分は、酸素、窒素及び硫黄原子を1乃至3個含む芳香族複素環基であり、例えばピロール、イミダゾール、チアゾール、オキサゾール、イソキサゾール、フラン、チオフェン、トリアゾール、チアジアゾール、ピリジン、ピリミジン、ピリダジン、トリアジン等を挙げることができる。好適にはフラン、チオフェン又はピリジンである。
【0017】
置換基群Bにおける「ヒドロキシC1−C4アルキル基」としては、例えばヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチル基を挙げることができ、好適にはヒドロキシC1−C2アルキル基であり、もっとも好適にはヒドロキシメチル基である。
【0018】
置換基群Bにおける「アミノC1−C4アルキル基」としては、例えばアミノメチル、アミノエチル、アミノプロピル、アミノブチル基を挙げることができ、好適にはアミノC1−C2アルキル基であり、もっとも好適にはアミノメチル基である。
【0019】
置換基群Aは、好適には水酸基、アミノ基(1または2個のC1−C3アルキル基で置換されていてもよい)、カルバモイル基からなる群であり、もっとも好適にはアミノ基(1または2個のメチルまたはエチル基で置換されていてもよい)である。
【0020】
置換基群Bは、好適にはヒドロキシC1−C4アルキル基、アミノC1−C4アルキル基(アミノ部分は1または2個のC1−C3アルキル基で置換されていてもよい)、カルバモイル基アミノ部分は1または2個のC1−C3アルキル基で置換されていてもよい)、水酸基、アミノ基(1または2個のC1−C3アルキル基で置換されていてもよい)からなる群であり、更に好適にはヒドロキシメチル基、アミノメチル基(アミノ部分は1または2個のメチルまたはエチル基で置換されていてもよい)、カルバモイル基(アミノ部分は1または2個のメチルまたはエチル基で置換されていてもよい)、水酸基、アミノ基(1または2個のメチルまたはエチル基で置換されていてもよい)からなる群であり、より更に好適にはアミノメチル基またはアミノ基である。
化合物(I)の「薬学上許容されるエステル誘導体」とは、ヒトまたは動物体内で加水分解等の化学的若しくは生物学的方法により開裂しもとの化合物(I)またはその塩を生成する基によって化合物(I)のカルボキシル基または水酸基が保護されたエステル誘導体をいい、そのような誘導体か否かは、ラットやマウスのような実験動物に経口または静脈注射により投与し、その後の動物の体液を調べ、もとの化合物(I)またはその塩を検出できることにより決定できる。
【0021】
カルボキシル基においてエステル誘導体を形成する保護基としては、例えばC1−C10アルキル基、C3−C6シクロアルキル基、C3−C6シクロアルキルC1−C4アルキル基、C2−C10アルカノイルオキシC1−C4アルキル基、(C1−C10アルコキシ)カルボニルオキシC1−C4アルキル基、フェニル基(該フェニル基はハロゲン原子、C1−C4アルキル基、C1−C4アルコキシ基、メチレンジオキシ基、C1−C6アルカノイルオキシ基から選択される1または2個の基で置換されていてもよい)、C1−C10アルカノイルオキシベンジル基、フタリジル基、5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イルメチル基等を挙げることができる。
【0022】
水酸基においてエステル誘導体を形成する保護基としては、C1−C10アルカノイル基、(C6−C10アリール)カルボニル、(C1−C10アルコキシ)カルボニル基、アミノアシル基等をあげることができる。
【0023】
上記の「C1−C10アルキル基」としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、2−ペンチル、3−ペンチル、イソペンチル、ヘキシル、2−ヘキシル、3−ヘキシル、イソヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル基等を挙げることができ、好適にはC1−C6アルキル基であり、更に好適にはC2−C4アルキル基であり、最も好適にはエチル基である。
【0024】
「C3−C6シクロアルキル基」としては、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル基を挙げることができ、好適にはシクロペンチルまたはシクロヘキシル基である。
【0025】
「C3−C6シクロアルキルC1−C4アルキル基」としては、例えばシクロプロピルメチル、シクロプロピルエチル、シクロプロピルプロピル、シクロプロピルブチル、シクロブチルメチル、シクロブチルエチル、シクロブチルプロピル、シクロペンチルメチル、シクロペンチルエチル、シクロペンチルプロピル、シクロヘキシルメチル、シクロヘキシルエチル基等を挙げることができ、好適にはシクロプロピルメチル基である。
【0026】
「C2−10アルカノイルオキシC1−C4アルキル基」としては、例えば、アセトキシメチル、1−(アセトキシ)エチル、1−(アセトキシ)プロピル、1−(アセトキシ)ブチル、プロピオニルオキシメチル、1−(プロピオニルオキシ)エチル、イソプロピオニルオキシメチル、1−(イソプロピオニルオキシ)エチル、ブチリルオキシメチル、1−(ブチリルオキシ)エチル、イソブチリルオキシメチル、1−(イソブチリルオキシ)エチル、ピバロイルオキシメチル、1−(ピバロイルオキシ)エチル、バレリルオキシメチル、1−(バレリルオキシ)エチル、イソバレリルオキシメチル、1−(イソバレリルオキシ)エチル、ヘキサノイルオキシメチル、1−(ヘキサノイルオキシ)エチル、オクタノイルオキシメチル、1−(オクタノイルオキシ)エチル、デカノイルオキシメチル、シクロペンチルカルボニルオキシメチル、1−メチルシクロペンチルカルボニルオキシメチル、シクロヘキシルカルボニルオキシメチル、1−メチルシクロヘキシルカルボニルオキシメチル基等を挙げることができ、好適にはC2−C6アルカノイルオキシメチルまたは1−(C2−C6アルカノイルオキシ)エチル基である。
【0027】
「(C1−C10アルコキシ)カルボニルオキシC1−C4アルキル基」としては、例えば、メトキシカルボニルオキシメチル、1−(メトキシカルボニルオキシ)エチル、エトキシカルボニルオキシメチル、1−(エトキシカルボニルオキシ)エチル、1−(エトキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(エトキシカルボニルオキシ)ブチル、プロポキシカルボニルオキシメチル、1−(プロポキシカルボニルオキシ)エチル、イソプロポキシカルボニルオキシメチル、1−(イソプロポキシカルボニルオキシ)エチル、ブトキシカルボニルオキシメチル、1−(ブトキシカルボニルオキシ)エチル、イソブトキシカルボニルオキシメチル、1−(イソブトキシカルボニルオキシ)エチル、s−ブトキシカルボニルオキシメチル、1−(s−ブトキシカルボニルオキシ)エチル、t−ブトキシカルボニルオキシメチル、1−(t−ブトキシカルボニルオキシ)エチル、ペンチルオキシカルボニルオキシメチル、1−(ペンチルオキシカルボニルオキシ)エチル、(1−メチルブチルオキシカルボニルオキシ)メチル、1−(1−メチルブチルオキシカルボニルオキシ)エチル、(2−メチルブチルオキシカルボニルオキシ)メチル、1−(2−メチルブチルオキシカルボニルオキシ)エチル、(3−メチルブチルオキシカルボニルオキシ)メチル、1−(3−メチルブチルオキシカルボニルオキシ)エチル、(1−エチルプロピルオキシカルボニルオキシ)メチル、1−(1−エチルプロピルオキシカルボニルオキシ)エチル、ヘキシルオキシカルボニルオキシメチル、1−(ヘキシルオキシカルボニルオキシ)エチル、(1−メチルペンチルオキシカルボニルオキシ)メチル、1−(1−メチルペンチルオキシカルボニルオキシ)エチル、オクチルオキシカルボニルオキシメチル、1−(オクチルオキシカルボニルオキシ)エチル、デシルオキシカルボニルオキシメチル、1−(デシルオキシカルボニルオキシ)エチル、シクロペンチルカルボニルオキシメチル、1−(シクロペンチルオキシカルボニルオキシ)エチル、シクロヘキシルカルボニルオキシメチル、1−(シクロヘキシルオキシカルボニルオキシ)エチル基等を挙げることができ、好適には(C1−C6アルコキシ)カルボニルオキシメチルまたは1−{(C1−C6アルコキシ)カルボニルオキシ}エチル基である。
【0028】
「置換可フェニル基」としては、例えばフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、3,4−ジメトキしフェニル、3,4−メチレンジオキシフェニル、3−アセトキシフェニル、4−アセトキシフェニル基等を挙げることができ、好適には無置換のフェニル基である。
【0029】
「C2−C10アルカノイルオキシベンジル基」としては、例えば2−アセトキシベンジル、3−アセトキシベンジル、4−アセトキシベンジル、3−プロピオニルオキシベンジル、4−プロピオニルオキシベンジル、4−ブチリルオキシベンジル、4−バレリルオキシベンジル、4−ヘキサノイルオキシベンジル、4−オクタノイルオキシベンジル、4−デカノイルオキシベンジル基等を挙げることができ、好適には3‐または4―(C2−C4アルカノイルオキシ)ベンジル基である。
【0030】
「C1−C10アルカノイル基」としては、例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、ペンタノイル、ヘキサノイル、オクタノイル、デカノイル基を挙げることができ、好適にはC2−C6アルカノイル基である。
【0031】
「(C6−C10アリール)カルボニル基」としては、例えばベンゾイル、1−ナフトイル、2−ナフトイル基を挙げることができ、好適にはベンゾイル基である。
【0032】
「(C1−C10アルコキシ)カルボニル基」としては、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニル、オクチルオキシカルボニル、デシルオキシカルボニル基等が挙げられ、好適には(C2−C6アルコキシ)カルボニル基である。
【0033】
「アミノアシル基」としては、例えばグリシル、アラニル、β−アラニル、ロイシル、イソロイシル、フェニルアラニル、ヒスチジル、アスパラギル、プロリル、リジルのようなアミノ酸基等が挙げられ、好適にはグリシル基である。
本発明の化合物(I)及びその薬理上許容されるエステルは、必要に応じて、「薬理上許容される塩」を形成することができる。
【0034】
「その薬理上許容される塩」とは、本発明の化合物(I)は、塩にすることができるので、その塩をいい、そのような塩としては、好適にはナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩のようなアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、鉄塩、亜鉛塩、銅塩、ニッケル塩、コバルト塩等の金属塩;アンモニウム塩のような無機塩、t−オクチルアミン塩、ジベンジルアミン塩、モルホリン塩、グルコサミン塩、フェニルグリシンアルキルエステル塩、エチレンジアミン塩、N−メチルグルカミン塩、グアニジン塩、ジエチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン塩、クロロプロカイン塩、プロカイン塩、ジエタノールアミン塩、N−ベンジル−フェネチルアミン塩、ピペラジン塩、テトラメチルアンモニウム塩、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩のような有機塩等のアミン塩;弗化水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、沃化水素酸塩のようなハロゲン化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、燐酸塩等の無機酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩のような低級アルカンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩のようなアリ−ルスルホン酸塩、酢酸、りんご酸、フマ−ル酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、蓚酸塩、マレイン酸塩等の有機酸塩;及び、グリシン塩、リジン塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩を挙げることができる。
【0035】
本発明の化合物(I)、その薬理上許容される塩及びエステル誘導体は、それらの水和物または溶媒和物を包含する。
前記一般式(I)で表される化合物において、下記の化合物が好適である。
(1)R1について
(1−1)R1が、式CONR4R5で表される基、シアノ基または式CH2NR7R8で表される基である化合物。
(1−2)R1が、式CONR4R5で表される基または式CH2NR7R8で表される基である化合物。
(1−3)R1が、式CONR4R5で表される基である化合物。
(2)R2について
(2−1)R2が、水素原子またはC1−C3アルキル基である化合物。
(2−2)R2が、水素原子である化合物。
(3)R3について
(3−1)R3が、水素原子またはC1−C3アルキル基である化合物。
(3−2)R3が、水素原子、メチル基またはエチル基である化合物。
(4)R4について
(4−1)R4が水素原子またはC1−C3アルキル基である化合物。
(4−2)R4が水素原子、メチルまたはイソプロピル基である化合物。
(5)R5について
(5−1)R5が水素原子、C1−C6アルキル基(置換基群Aから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)または4乃至6員含窒素複素環基である化合物。
(5−2)R5が水素原子、C1−C6アルキル基(置換基群Aから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)、アゼチジニル、ピロリジニルまたはピペリジニル基である化合物。
(6)R4及びR5について
(6−1)R4及びR5が、それらが結合する窒素原子と一緒になって4乃至6員含窒素複素環を形成する基(置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)である化合物。
(6−2)R4及びR5が、それらが結合する窒素原子と一緒になってアゼチジノ、ピペラジノ、モルホリノまたはチオモルホリノ基(これらの基は置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)である化合物。
(7)R6について
(7−1)R6が、水素原子またはC1−C3アルキル基である化合物。
(7−2)R6が、水素原子である化合物。
(8)R7について
(8−1)R7が、水素原子またはC1−C3アルキル基である化合物。
(8−2)R7が、水素原子またはメチル基である化合物。
(8−3)R7が、水素原子である化合物。
(9)R8について
(9−1)R8が、水素原子、C1−C3アルキル基、C1−3アルカノイル基、ベンゾイル基(置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)、(C1−C3アルコキシ)カルボニル基、チオフェンカルボニル基、フランカルボニル基またはピリジンカルボニル基である化合物。
(9−2)R8が、水素原子、ベンゾイル基(置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)、チオフェン−2−カルボニル基、フラン−2−カルボニル基またはピリジン−3−カルボニル基である化合物。
(10)nについて
(10−1)nが1である化合物。
(11)Xについて
(11−1)Xが、酸素原子である化合物。
【0036】
上記における好適な置換基を2またはそれ以上任意に組み合わせて得られる化合物は更に好適であり、例えば下記の化合物を挙げることができる。
(12)R1が式CONR4R5で表される基(式中、R4が水素原子またはC1−C3アルキル基であり、R5が水素原子、C1−C6アルキル基(置換基群Aから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)または4乃至6員含窒素複素環基である)であり、R2が水素原子であり、nが1であり、Xが酸素原子または硫黄原子である化合物。
(13)R1が式CONR4R5で表される基(式中、R4が水素原子、メチル又はイソプロピル基であり、R5が水素原子、C1−C6アルキル基(置換基群Aから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)、アゼチジニル、ピロリジニルまたはピペリジニル基である)であり、nが1であり、Xが酸素原子または硫黄原子である化合物。
(14)R1が式CONR4R5で表される基(式中、R4及びR5がそれらが結合する窒素原子と一緒になって4乃至6員含窒素複素環を形成する基(置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)である)であり、R2が水素原子であり、nが1であり、Xが酸素原子または硫黄原子である化合物。
(15)R1が式CONR4R5で表される基(式中、R4及びR5がそれらが結合する窒素原子と一緒になってアゼチジノ、ピペラジノ、モルホリノまたはチオモルホリノ基(これらの基は置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)である)であり、R2が水素原子であり、nが1であり、Xが酸素原子または硫黄原子である化合物。
(16)R1がシアノ基であり、R2が水素原子であり、nが1であり、Xが酸素原子または硫黄原子である化合物。
(17)R1が式CH2NR7R8で表される基(式中、R7は水素原子またはC1−3アルキル基であり、R8が、水素原子、C1−C3アルキル基、C1−3アルカノイル基、ベンゾイル基(置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)、(C1−C3アルコキシ)カルボニル基、チオフェンカルボニル基、フランカルボニル基またはピリジンカルボニル基である)であり、R2が水素原子であり、nが1であり、Xが酸素原子または硫黄原子である化合物。
(18)R1が式CH2NR7R8で表される基(式中、R7は水素原子またはメチル基であり、R8が、水素原子、ベンゾイル基(置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)、チオフェン−2−カルボニル基、フラン−2−カルボニル基またはピリジン−3−カルボニル基である)であり、R2が水素原子であり、nが1であり、Xが酸素原子または硫黄原子である化合物。
【0037】
本発明の化合物(I)は、表1乃至5に具体的に例示することができる。なお、本発明の化合物(I)はこれらの例示化合物に限定されるものではない。
【0038】
表1乃至5において、Meはメチル基、Etはエチル基、Prはプロピル基、iPrはイソプロピル基、Buはブチル基、Penはペンチル基、Hexはヘキシル基、cPrはシクロプロピル基、cBuはシクロブチル基、cPenはシクロペンチル基、cHexはシクロヘキシル基、Aztはアゼチジニル基、Pyrはピロリジニル基、Pipはピペリジニル基、Phはフェニル基を示す。また、positionは硫黄原子の結合位置を示す。
[表1]
【0039】
【化3】
【0040】
[表2]
【0041】
【化4】
【0042】
[表3]
【0043】
【化5】
【0044】
[表4]
【0045】
【化6】
【0046】
[表5]
【0047】
【化7】
【0048】
上記の表に例示した化合物のうち、好適には
表1:化合物番号1、2、3、13、14、15、26、27、28、38、39、40、51、52、53、63、64、65、76、77、78、88、89、90、101、102、103、113、114、115、126、127、128、138、139、140の化合物、
表2:化合物番号1、2、7、22、26、31、32、34、35、39、40、44、49、50、51、52、59、62、63、64、65、89、90、95、110、114、119、120、122、123、127、128、132、137、138、139、140、147、150、151、152、153、177、178、183、198、202、207、208、210、211、215、216、220、225、226、227、228、235、238、239、240、241、265、266、271、286、290、295、296、298、299、303、304、308、313、314、315、316、323、326、327、328、329、353、354、359、374、378、383、384、386、387、391、392、396、401、402、403、404、411、414、415、416、417、441、442、447、462、466、471、472、474、475、479、480、484、489、490、491、492、499、502、503、504、505、529、530、535、550、554、559、560、562、563、567、568、572、577、578、579、580、587、590.591、592、593、617、618、623、638、640、647、648、650、651、655、656、660、665、666、675、678、679、680、681、705、706、711、726、730、735、753、754、755、756、763、766、767、768、769、793、794、799、814、818、823、824、826、827、831、832、836、841、851、854、855、856、857、881、882、887、902、906、911、912、914、915、919、920、924、929、930、931、932、939、942、943、944、945、969、970、975、990、994、999、1000、1002、1003、1007、1008、1012、1017、1018、1019、1020、1027、1030、1031、1032、1033、1057、1058、1059、1060、1063、1064、1065、1066、1067、1068、1069、1070、1071、1072、1073、1074、1075、1076、1077、1078、1081、1082、1083、1084、1085、1086、1087、1088、1089、1090、1091、1092、1093、1094、1095、1096、1099、1100、1101、1102、1103、1104、1105、1106、1107、1108、1109、1110、1111、1112、1113、1114、1117、1118、1119、1120、1121、1122、1123、1124、1125、1126、1127、1128、1129、1130、1131、1132、1135、1136、1137、1138、1139、1140、1141、1142、1143、1144、1145、1146、1147、1148、1149、1150、1153、1154、1155、1156、1157、1158、1159、1160、1161、1162、1163、1164の化合物、
表3:化合物番号1、3、5、7、9、11の化合物、
表4:化合物番号1、2、11、12、21、22、31、32、41、42、51、52、61、62、71、72、81、82、91、92、101、102、111、112の化合物、及び、
表5:化合物番号1、2、4、7、8、10、12、13、14、16、17、19、22、23、25、27、28、29、31、32、34、37、38、40、42、43、44、46、47、49、52、53、55、57、58、59、61、62、64、67、68、70、72、73、74、76、77、79、82、83、85、87、88、89、91、92、94、97、98、100、102、103、104、106、107、109、112、113、115、117、118、119、121、122、124、127、128、130、132、133、134、136、137、139、142、143、145、147、148、149、151、152、154、157、158、160、162、163、164、167、168、170、173、174、176、178、179、180、182、184、185、186、187、188、189、190、191、192、193、194、195、196、197、198、199、200、201、202、203、204、205、206、207、208、209、210、211、212、213、214、215、216、217、218、219、220、221、222、223、224、225、226、227、228、229、230、231、232、233、234、235、236、237、238、239、240、241、242、243、244、245、246、247、248、249、250、251、252、253、254、255、256、257、258、259、260、261、262、263、264、265、266、267、268、269、270、271、272、273、274、275、276、277、278、279、280、281、282、283、284、285、286、287、288、289、290、291、292、293、294、295、296、297、298、299、300、301、302、303、304、305、306、307、308、309、310、311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、321、322、323、324、325、326の化合物である。
【0049】
更に好適には
表1:化合物番号3、28、53、78、103、128の化合物、
表2:化合物番号1、2、7、26、31、32、34、35、39、40、44、49、50、51、52、59、62、63、64、65、529、530、535、554、559、560、562、563、567、568、572、577、578、579、580、587、590、591、592、593、1057、1058、1059、1060、1063、1069、1070、1071、1072、1073、1074、1111、1112、1113、1114、1117、1123、1124、1125、1126、1127、1128の化合物、
表3:化合物番号1、3、7、11の化合物、
表4:化合物番号1、2、21、22、41、42、61、62、81、82、101、102の化合物、及び、
表5:化合物番号1、2、4、7、8、91、92、94、97、98、182、183、184、185、186、187、188、189、190、191、192、193、194、195、196、197、198、199、200、201、202、203、248、249、250、251、252、253、254、255、256、257、258、259、260、261、262、263、264、265、266、267、268、269、314、315、320、321の化合物である。
【0050】
最も好適には下記の化合物である。
【0051】
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−[4−(3−アミノアゼチジノ)カルボニル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−[4−(3−アミノアゼチジノ)カルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−[4−(3−ヒドロキシアゼチジノ)カルボニル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−[4−(3−ヒドロキシアゼチジノ)カルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸。
【0052】
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ピペリジン―4−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ピペリジン―4−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(アゼチジン―3−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(アゼチジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3S)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3S)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ピペラジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(2−アミノ−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(2−アミノ−エチルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((1S)―1−アミノメチル−2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((1S)―1−アミノメチル−2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(N−2−アミノ−エチル)−N−イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(N−2−アミノ−エチル)−N−イソプロピル−カルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(N−2−ヒドロキシ−エチル)−N−イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(N−2−ヒドロキシ−エチル)−N−イソプロピル−カルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アミノメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アミノメチル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゼンスルホニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゼンスルホニルアミノ−メチル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
【0053】
【発明の実施の形態】
本発明の一般式(I)で表される1−メチルカルバペネム誘導体は下記のA法及びB法に記載された方法によって製造することができる。
[A法]
A法は、式(II)で表されるカルバペネム化合物と式(III)で表されるメルカプト化合物を反応させ、次いで脱保護反応に付すことによって化合物(I)を製造する方法である。
【0054】
【化8】
【0055】
式中、R1、R2、X及びnは前述と同意義であり、L1は脱離基を示し、P1はカルボキシル基の保護基を示し、R1pは保護基を有していてもよいR1を示す。
【0056】
P1の「カルボキシル基の保護基」としては、例えばベンジル、4−メトキシベンジル、4−ニトロベンジルもしくは2−ニトロベンジルのような置換基を有してもよいベンジル基(該置換基は、ニトロ、メチル、塩素またはメトキシである);ベンズヒドリル基;アリル、2−クロロアリルもしくは2−メチルアリルのような2位に置換基を有してもよいアリル基(該置換基は、塩素またはメチルである);前述の薬理上許容されるエステルを形成する基をあげることができ、好適には置換基を有してもよいベンジル基(特に4−ニトロベンジル基)である。
【0057】
L1の「脱離基」は、例えば式−OR11または−S(O)R12を有する基である。
【0058】
R11は、メタンスルホニル、トリフルオロメタンスルホニル、エタンスルホニル、プロパンスルホニル、イソプロパンスルホニルもしくはブタンスルホニル基のようなC1−C4アルカンスルホニル基;フェニルスルホニル、トリルスルホニルもしくはナフチルスルホニルのようなC6−C10アリールスルホニル基;ジメチルホスホリル、ジエチルホスホリル、ジプロピルホスホリル、ジイソプロピルホスホリル、ジブチルホスホリル、ジペンチルホスホリルもしくはジヘキシルホスホリルのようなジC1−C6アルキルホスホリル基またはジフェニルホスホリルもしくはジトリルホスホリルのようなジC6−C10アリールホスホリル基を示し、好適にはジフェニルホスホリル基である。
【0059】
R12は、例えばメチル、エチル、プロピルもしくはイソプロピルのようなC1−C4アルキル基;フルオロメチル、クロロメチル、フルオロエチル、クロロエチル、フルオロプロピル、ジフルオロメチル、ジフルオロエチル、ジクロロエチル、トリフルオロメチルもしくはトリフルオロエチルのようなハロゲノC1−C4アルキル基;2−アセチルアミノエチル基;2−アセチルアミノビニル基;置換基を有してもよいフェニルもしくはナフチルのようなC6−C10アリール基(該アリール基は同一または異なる1乃至3個の置換基を有してもよい。該置換基は、弗素、塩素、臭素のようなハロゲン原子;メチル、エチル、プロピル、イソプロピルのようなC1−C4アルキル基;メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシのようなC1−C4アルコキシ基;メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニルのような(C1−C4アルコキシ)カルボニル基;カルバモイル、モノもしくはジ(C1−C4アルキル)カルバモイル基;ニトロ基;水酸基またはシアノ基があげられる。)または置換基を有してもよいピリジルもしくはピリミジニルのような窒素原子を1または2個有してもよいヘテロアリール基(該ヘテロアリール基は同一または異なる1乃至3個の置換基を有してもよい。該置換基は、弗素、塩素、臭素のようなハロゲン原子;メチル、エチル、プロピル、イソプロピルのようなC1−C4アルキル基;メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシのようなC1−C4アルコキシ基;メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニルのような(C1−4アルコキシ)カルボニル基;カルバモイル、モノもしくはジ(C1−C4アルキル)カルバモイル基;ニトロ基;水酸基またはシアノ基があげられる。)を示す。
【0060】
R1pに含まれる「水酸基の保護基」としては、例えばベンジルオキシカルボニル、4−ニトロベンジルオキシカルボニル、4−クロロベンジルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオキシカルボニルのような置換されていてもよいベンジルオキシカルボニル基(該置換基は、ニトロ、メチル、塩素またはメトキシである);アリルオキシカルボニル、2−クロロアリルオキシカルボニル、2−メチルアリルオキシカルボニルのような2位が置換されていてもよいアリルオキシカルボニル基(該置換基は、塩素またはメチルである);トリメチルシリル、トリエチルシリル、t−ブチルジメチルシリルのようなトリC1−C4アルキルシリル基;前述の薬理上許容されるエステルを形成する基があげられ、好適にはトリC1−C4アルキルシリル基(特にt−ブチルジメチルシリル基)である。
【0061】
R1pに含まれる「アミノ基の保護基」としては、例えば、アリルオキシカルボニル、2−クロロアリルオキシカルボニル、2−メチルアリルオキシカルボニルのような2位が置換されていてもよいアリルオキシカルボニル基(該置換基は、塩素またはメチルである);ベンジルオキシカルボニル、4−メチベンジルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、4−クロロベンジルオキシカルボニル、4−ニトロベンジルオキシカルボニルのような置換されていてもよいベンジルオキシカルボニル基(該置換基は、メチル、メトキシ、塩素またはニトロである)があげられ、好適にはアリルオキシカルボニル基または4−ニトロベンジルオキシカルボニル基であり、更に好適には4−ニトロベンジルオキシカルボニル基である。
【0062】
R1pに含まれる「カルボキシル基の保護基」としては、前述のP1として使用される保護基を使用することができる。
【0063】
本方法は、式(II)を有する化合物を塩基の存在下に式(III)を有する化合物と反応させて式(IV)を有する化合物を製造し(第A1工程)、次いで保護基の除去反応に付して化合物(I)を製造する(第A2工程)方法である。なお、L1が式−OR11で表わされる基である場合、出発原料となる式(II)を有する化合物は、D.H.Shih et al., Heterocycles 21, 29 (1984) に記載された方法またはそれに準ずる方法によって製造される。L1が式−S(O)R12で表わされる基である場合、原料化合物(II)は、特開昭62−30781号に記載された方法またはそれに準ずる方法によって製造される。以下、各工程について説明する。
【0064】
(第A1工程)
第A1工程は、一般式(IV)を有する化合物を製造する工程で、不活性溶剤中、塩基の存在下、化合物(II)と一般式(III)を有するメルカプタン誘導体とを反応させることによって達成される。
【0065】
使用される溶剤は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に制限はなく、例えば塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類;アセトニトリルのようなニトリル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドのようなアミド類;酢酸エチル、酢酸メチルのようなエステル類;ジエチルエ−テル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類をあげることができ、好適にはアセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミドまたはテトラヒドロフランであり、特に好適にはアセトニトリルである。
【0066】
使用される塩基は、好適にはトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、ジメチルアミノピリジンのような有機アミン類または炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムのような無機塩基をあげることができ、好適には有機アミン類(特にジイソプロピルエチルアミン)である。
【0067】
反応温度は、通常−20℃乃至40℃(好適には−10℃乃至20℃)で行われる。反応時間は30分乃至108時間(好適には1時間乃至18時間)である。
【0068】
反応終了後、本工程の目的化合物(IV)は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。また所望に応じて目的化合物(IV)を単離することなく次の工程に付すこともできる。
【0069】
(第A2工程)
第A2工程は、化合物(IV)を化合物(I)に変換する工程であり、化合物(IV)に含まれる保護基を除去することによって達成される。
【0070】
保護基の除去は、保護基の種類によって異なるが、一般に有機合成化学の分野において使用される方法(例えば、T.W.Greene, P.G.M.Wuts著、Protective Groups in Organic Synthesis, Second Edition, John Wiley & Sons, Inc. 1991に記載された方法)によって達成される。
(1)保護基が、置換基を有してもよいベンジル基、ベンズヒドリル基または置換基を有してもよいベンジルオキシカルボニル基である場合、これらの保護基は溶媒中、接触還元触媒の存在下に水素を作用させることにより除去することができる。
【0071】
使用される接触還元触媒としては、例えばパラジウム−炭素触媒、白金触媒、ロジウム−炭素触媒等を挙げることができ、好適にはパラジウム−炭素触媒である。
【0072】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に制限はなく、好適にはメタノール、エタノールのようなアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類およびこれらの有機溶剤と水との混合溶剤であり、好適にはテトラヒドロフランと水の混合溶媒である。
【0073】
反応温度は通常0℃乃至50℃(好適には10℃乃至40℃)であり、反応時間は原料化合物及び触媒の種類によって異なるが、通常5分間乃至12時間(好適には30分乃至4時間)である。
【0074】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合物から触媒等の不溶物を濾去した後、溶剤を留去することによって得ることができる。得られた化合物は、必要ならば常法たとえば再結晶法、分取用薄膜クロマトグラフィー、カラムクロマトグラフィーなどによって精製することができる。
(2)保護基が置換されていてもよいアリル基または置換されていてもよいアリルオキシカルボニル基である場合、これらの保護基は溶媒中、パラジウム類の存在下にトリC1−C6アルキル錫ハイドライド類及び有機カルボン酸アルカリ金属塩類を作用させることによって除去することができる。アリル基を捕捉する有機塩基又は有機物を添加しても良い。
【0075】
パラジウム類としては、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムクロリドまたはテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムが好適である。トリアルキル錫ハイドライド類としては、トリブチル錫ハイドライドが好適である。有機カルボン酸アルカリ金属塩類としては、2−エチルヘキサン酸カリウムまたは2−エチルヘキサン酸ナトリウムが好適である。アリル基を捕捉する有機塩基としてはモルホリンが好適であり、アリル基を捕捉する有機物としてはジメドンが好適である。
【0076】
脱保護剤として好適な組み合わせは、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムクロリド及びトリブチル錫ハイドライドからなる組み合わせまたはテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム及び2−エチルヘキサン酸カリウムからなる組み合わせである。
【0077】
使用される溶剤は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に制限はなく、例えば塩化メチレン、クロロホルム若しくは1,2−ジクロルエタンのようなハロゲン化炭化水素類;酢酸エチルのようなエステル類;テトラヒドロフラン、ジオキサン若しくは1,2−ジメトキシエタンのようなエーテル類;アセトニトリルのようなニトリル類;メタノール、エタノール若しくはプロパノールのようなアルコール類;水またはこれらの混合溶剤があげられ、好適には塩化メチレン、酢酸エチルまたはこれらの混合溶剤である。
【0078】
反応温度は特に限定はないが通常−20℃乃至100℃(好適には0℃乃至60℃)で行われ、反応時間は通常30分乃至48時間(好適には30分乃至12時間)である。
【0079】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合物より析出した不溶物を濾去した後、溶剤を留去することによって得ることができる。得られた化合物は、必要ならば常法たとえば再結晶法、分取用薄膜クロマトグラフィー、カラムクロマトグラフィーなどによって精製することができる。
(3)保護基がシリル系保護基である場合、この保護基は溶媒中、弗化テトラブチルアンモニウム、弗化水素酸、弗化水素酸−ピリジン、弗化カリウムのような弗素アニオンを生成する化合物で処理するか、又は、酢酸、メタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、トリフルオロメタンスルホン酸のような有機酸又は塩酸のような無機酸で処理することにより除去できる。
【0080】
尚、弗素アニオンにより除去する場合に、蟻酸、酢酸、プロピオン酸のような有機酸を加えることによって、反応が緩和な条件下にて進行することがある。
【0081】
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適には、ジエチルエ−テル、ジイソプロピルエ−テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエ−テル類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;水;酢酸のような有機酸及びこれらの混合溶媒を挙げることができる。
【0082】
反応温度は、通常0℃乃至100℃(好適には10℃乃至30℃)であり、反応時間は、特に限定はないが、通常1乃至24時間(好適には1乃至4時間)である。
【0083】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(4)保護基がカルボキシル基または水酸基において薬理上許容されるエステルを形成する基である場合、これらの保護基は水または水と有機溶媒の混合溶媒中、加水分解酵素を作用させることによって除去される。
【0084】
水と混合される有機溶媒としては、テトラヒドロフラン、ジオキサン、メタノール、エタノール、プロパノールのような水と混和するエーテル類またはアルコール類が好適である。
【0085】
水または水と有機溶媒の混合溶媒には、リン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムのようなアルカリ金属塩を添加するか、リン酸緩衝液等のpH緩衝液として、pHを6乃至8に維持することが好ましい。
【0086】
加水分解酵素としては、エステル結合を加水分解することができるものであれば特に限定はなく、例えばブタ肝臓由来エステラーゼを挙げることができる。
【0087】
反応温度は、通常10分乃至8時間(好適には30分乃至2時間)であり、反応温度は10乃至50℃(好適には30乃至40℃)である。
【0088】
反応終了後、目的化合物はイオン交換クロマトグラフィー、逆相カラムクロマトグラフィー、再沈殿、再結晶等によって単離、精製することができる。
【0089】
化合物(IV)が2種類以上の保護基を含む場合、上記の脱保護反応を順次組み合わせて行うことにより、目的化合物(I)を得ることができる。なお、化合物(I)の薬理上許容されるエステル誘導体を所望する場合には、保護基としての薬理上許容されるエステルを形成する基を除去する必要はない。
【0090】
このようにして得られた化合物(I)は、必要に応じて、医薬品化学、特にβ−ラクタム系抗生物質の分野で知られている方法または技術に従って、薬理上許容される塩またはエステル誘導体に変換することができる。
【0091】
化合物(I)のカルボキシル基における薬理上許容されるエステル誘導体は、化合物(I)に溶媒中、塩基の存在下に所望のエステル残基に対応するハロゲン化物を作用させることによって製造することができる。
【0092】
使用されるハロゲン化物としては、塩化物、臭化物またはヨウ化物を挙げることができ、好適にはヨウ化物である。なお、塩化物または臭化物を使用する場合、反応液に触媒量のヨウ化ナトリウムを添加することによって反応を促進することができる。
【0093】
使用される塩基としては、例えばトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、ピリジンのような有機アミン類;及び炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムのようなアルカリ金属炭酸塩類を挙げることができ、好適には有機アミン類(特に4−ジメチルアミノピリジン)である。
【0094】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばアセトニトリルのようなニトリル類;N,N−ジメチルホルムアミドのようなアミド類;塩化メチレンのようなハロゲン化炭化水素類を挙げることができ、好適にはアミド類(特にジメチルアセタミド)またはニトリル類(特にアセトニトリル)である。
【0095】
反応温度は通常−20乃至50℃(好適には−10乃至20℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0096】
なお、化合物(I)を塩基と反応させて塩として予め単離しておいたものを、上記のようにハライド類と反応させることもできる。
【0097】
また、一方で、縮合剤及び塩基の存在下、所望のエステル残基に対応するアルコールを作用させることによっても製造することができる。
【0098】
縮合剤としては、ジエチルアゾジカルボキシラートのような光延試薬;ジフェニルホスホリルアジドのようなリン酸エステル系縮合剤;ジシクロヘキシルカルボジイミドや1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドのようなカルボジイミド系縮合剤;ヨウ化−2−クロロ−1−メチルピリジニウムのようなオニウム系縮合剤などを挙げることができる。
【0099】
使用される塩基としては、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、4−ジメチルアミノピリジンのような有機アミン類を挙げることができる。
【0100】
その他の添加剤としては、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィンのようなホスフィン類、1−ヒドロキシベンズトリアゾールのような活性エステル形成のためのアルコールを挙げることができる。
【0101】
溶媒としては、塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミドのようなアミド類;アセトニトリルのようなニトリル類;テトラヒドロフランのようなエーテル類を挙げることができる。
【0102】
これらの好適な組み合わせとしては、ジエチルアゾジカルボキシレートとトリフェニルホスフィン;ヨウ化−2−クロロ−1−メチルピリジニウムとトリブチルアミン又はトリエチルアミン;1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドと4−ジメチルアミノピリジン又は1−ヒドロキシベンズトリアゾールを挙げることができる。
【0103】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
[B法]
B法は、A法で出発原料として使用する化合物(III)を製造する方法である。
【0104】
【化9】
【0105】
上記において、R1p、R2、X及びnは前述と同意儀である。P2はカルボキシル基の保護基を示し、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル基のようなC1−C4アルキル基;ベンジル、4−メトキシベンジルのような置換されていてもよいベンジル基を挙げることができ、好適にはC1−C4アルキル基(特に好適にはエチル基)である。P3は水酸基の保護基を示し、例えばトリメチルシリル、トリエチルシリル、t−ブチルジメチルシリル、t−ブチルジフェニルシリルのようなシリル系保護基を挙げることができ、好適にはt−ブチルジフェニルシリル基である。L2は脱離基を示し、例えば塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子のようなハロゲン原子;メタンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシ、ベンゼンスルホニルオキシ、トルエンスルホニルオキシ基のようなフッ素で置換されていてもよいC1−C4アルキルスルホニルオキシ基またはアルキルで置換されていてもよいベンゼンスルホニルオキシ基を挙げることができ、好適にはフッ素で置換されていてもよいC1−C4アルキルスルホニルオキシ基である。P4はメルカプト基の保護基を示し、例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリルのようなC1−C4アルカノイル基;ベンゾイル、トルオイル、アニソイルのような置換されていてもよいベンゾイル基を挙げることができ、好適にはC1−C4アルカノイル基(特にアセチル基)である。
【0106】
(第B1工程)
第B1工程は、化合物(V)の窒素原子に式C(=X)NH2で表されるアミド基を導入し、化合物(VI)を製造する工程である。
(1)本工程は、化合物(V)に溶媒中、シアン酸塩またはチオシアン酸塩を作用させることによって達成される。
【0107】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類;塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;及びこれらの溶媒と水との混合溶媒を挙げることができ、好適にはエーテル類と水との混合溶媒(特にテトラヒドロフランと水との混合溶媒)である。
【0108】
シアン酸またはチオシアン酸の塩としては、例えばナトリウム塩、カリウム塩のようなアルカリ金属塩;アンモニウム塩;又は、トリエチルアンモニウム塩のような有機アンモニウム塩を挙げることができるが、好適にはアルカリ金属塩(特にカリウム塩)である。
【0109】
また、シアン酸塩又はチオシアン酸塩を系内で相当する酸に変換する為に酸類を用いることもできる。このような酸としては、酢酸のような有機酸、塩酸のような鉱酸を挙げることができ、好適には酢酸若しくは塩酸である。
【0110】
反応温度は通常−20乃至150℃(好適には−10乃至100℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0111】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(2)本工程は次の方法によっても達成することができる。本法は、化合物(V)から下記の化合物(XIII)を製造する工程及び化合物(XIII)から化合物(VI)を製造する工程からなる。
【0112】
【化10】
【0113】
式中、X、nは前述と同意義であり、R9はC1−C4アルキル基(好適にはエチル基)を示す。
【0114】
化合物(V)から化合物(XIII)を製造する工程は、化合物(V)に溶媒中、式X=C=N−COOR9(式中、X及びR9は前述と同意義である)で表される化合物を作用させることによって達成される。
【0115】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類、塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素、及びこれらの溶媒と水との混合溶媒を挙げることができ、好適にはエーテル類又はエーテル類と水との混合溶媒(特にテトラヒドロフラン又はテトラヒドロフランと水との混合溶媒)である。
【0116】
反応温度は通常−20乃至150℃(好適には−10乃至50℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0117】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
【0118】
化合物(XIII)から化合物(VI)を製造する工程は、化合物(XIII)に溶媒中、塩基を作用させることによって達成される。
【0119】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばメタノール、エタノールのようなアルコール類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類、及びこれらの溶媒と水との混合溶媒を挙げることができ、好適にはアルコール類又はアルコール類と水との混合溶媒(特にエタノール又はエタノールと水との混合溶媒)である。
【0120】
使用される塩基としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのような無機塩基、及びナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドのような有機塩基を挙げることができ、好適には水酸化ナトリウムである。
【0121】
反応温度は通常−20乃至15℃(好適には−10乃至100℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0122】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
【0123】
(第B2工程)
第B2工程は、化合物(VI)のアミド基を閉環反応に付して化合物(VII)を製造する工程である。
【0124】
本工程は、化合物(VI)に溶媒中、塩基の存在下に式R2CHL3COCOOP2(式中、R2及びP2は前述と同意義であり、L3は脱離基を示す)で表される化合物を作用させることによって達成される。L3の脱離基としては、ハロゲン原子が好適であり、特に好適には臭素原子である。
【0125】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばメタノール、エタノールのようなアルコール類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類、塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミドのようなアミド類を挙げることができ、好適にはアルコール類(特にエタノール)である。
【0126】
使用される塩基としては、例えばトリエチルアミン、ジイソプロピルアミンのような有機塩基、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウムのような無機塩基を挙げることができ、好適には有機塩基(特にトリエチルアミン)である。
【0127】
反応温度は通常−20乃至150℃(好適には−10乃至100℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0128】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
【0129】
(第B3工程)
第B3工程は、化合物(VII)の水酸基に保護基P3を導入して化合物(VIII)を製造する工程である。
【0130】
本工程は、有機合成化学の分野で通常用いられている方法(例えば、T.W.Greene, P.G.M.Wuts著、Protective Groups in Organic Synthesis, Second Edition, John Wiley & Sons, Inc. 1991に記載された方法)によって達成することができる。
【0131】
シリル系保護基の導入は、化合物(VII)に溶媒中、塩基の存在下に所望の置換基を有するシリルハライド類又はシリルトリフラート類を作用させることによって達成される。
【0132】
シリルハライド類としては、例えばトリメチルシリルクロリド、トリエチルシリルクロリド、t‐ブチルジメチルシリルクロリド、t−ブチルジフェニルシリルクロリドを挙げることができ、好適にはt−ブチルジフェニルシリルクロリドである。
【0133】
シリルトリフラート類としては、例えばトリメチルシリルトリフラート、トリエチルシリルトリフラート、t−ブチルジメチルシリルトリフラート、t−ブチルジフェニルシリルトリフラートを挙げることができ、好適にはt−ブチルジフェニルシリルトリフラートである。
【0134】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばジメチルホルムアミドのようなアミド類、塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類を挙げることができ、好適にはアミド類(特にジメチルホルムアミド)またはハロゲン化炭化水素類(特に塩化メチレン)である。
【0135】
使用される塩基としては、例えばイミダゾール、トリエチルアミン、ルチジン、ピリジン、ジメチルアミノピリジンのような有機塩基を挙げることができ、好適にはイミダゾールまたは2,6−ルチジンである。
【0136】
反応温度は通常−20乃至50℃(好適には−10乃至40℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0137】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
【0138】
(第B4工程)
第B4工程は、化合物(VIII)の式COOP2で表される基を所望のR1pに変換して化合物(IX)を製造する工程である。
【0139】
本工程は、有機合成化学の分野で通常用いられる官能基変換反応を適用することによって達成することができる。詳細には下記の第C法乃至H法において記述する。
【0140】
(第B5工程)
第B5工程は、化合物(IX)の水酸基の保護基P3を除去して化合物(X)を製造する工程である。
【0141】
本工程は、有機合成化学の分野で通常用いられている方法(例えば、T.W.Greene, P.G.M.Wuts著、Protective Groups in Organic Synthesis, Second Edition, John Wiley & Sons, Inc. 1991に記載された方法)によって達成することができる。
【0142】
水酸基の保護基P3がシリル系保護基である場合、その除去は第A2工程(3)に記載した方法と同様にして達成される。
【0143】
(第B6工程)
第B6工程は、化合物(X)の水酸基を脱離基L2に変換して化合物(XI)を製造する工程である。
(1)脱離基L2が各種スルホニルオキシ基の場合
本工程は、化合物(X)に溶媒中、塩基の存在化にスルホニル化剤を作用させることによって達成される。
【0144】
使用されるスルホニル化剤としては、例えばメタンスルホニルクロリド、エタンスルホニルクロリド、トリフルオロメタンスルホニルクロリド、ベンゼンスルホニルクロリド、トルエンスルホニルクロリド等を挙げることができ、好適にはメタンスルホニルクロリドである。
【0145】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えば塩化メチレン、ジクロロエタン、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類を挙げることができ、好適にはハロゲン化炭化水素類(特に塩化メチレン)である。
【0146】
使用される塩基としては、例えばトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、ジメチルアミノピリジンのような有機塩基を挙げることができ、好適にはトリエチルアミンである。
【0147】
反応温度は通常−20乃至80℃(好適には−10乃至40℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0148】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(2)脱離基L2がハロゲン原子の場合
本工程は、化合物(X)に溶媒中、ハロゲン化剤を作用させることによって達成される。
【0149】
使用されるハロゲン化剤としては、例えば五塩化リン、塩化チオニル、オキシ塩化リン、ヨウ素、四臭化炭素、四塩化炭素、N−クロロサクシイミド、N−ブロモサクシイミド、ジエチルアミノサルファートリフロリドを挙げることができ、好適には四臭化炭素である。
【0150】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えば塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類を挙げることができ、好適にはハロゲン化炭化水素類(特に塩化メチレン)である。
【0151】
使用される添加剤としては、例えばトリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィンのようなホスフィン類を挙げることができ、好適にはトリフェニルホスフィンである。
【0152】
反応温度は通常−20乃至100℃(好適には−10乃至50℃)であり、反応時間は通常10分乃至108時間(好適には0.5乃至24時間)である。
【0153】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
【0154】
(第B7工程)
第B7工程は、化合物(XI)の脱離基L2を保護されたメルカプト基に変換して化合物(XII)を製造する工程である。
【0155】
本工程は、化合物(XI)に溶媒中、メルカプト化剤を作用させることによって達成される。
【0156】
使用されるメルカプト化剤としては、例えばチオ酢酸ナトリウム、チオ酢酸カリウム、チオプロピオン酸ナトリウム、チオ安息香酸ナトリウムのようなチオカルボン酸のアルカリ金属塩または4‐メトキシベンジルメルカプタンのアルカリ金属塩を挙げることができ、好適にはチオ酢酸カリウムである。
【0157】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばテトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、酢酸エチル、酢酸メチルのような酢酸エステル類、アセトニトリルのようなニトリル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドのようなアミド類を挙げることができ、好適にはアミド類(特にジメチルホルムアミド)である。
【0158】
反応温度は通常−20乃至150℃(好適には0乃至100℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0159】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
【0160】
(第B8工程)
第B8工程は、化合物(XII)のメルカプト基の保護基P4を除去して化合物(III)を製造する工程である。
(1)保護基P4がアルカノイル基またはアリールカルボニル基である場合
本工程は、化合物(XII)に溶媒中、ヒドラジン化合物の塩を作用させることによって達成される。
【0161】
ヒドラジン化合物の塩としては、例えばヒドラジン・酢酸、N,N−ジメチルヒドラジン・酢酸を使用することができ、好適にはヒドラジン・酢酸である。
【0162】
使用される溶剤としては、前述の第1工程で使用される溶剤を用いることができる。
【0163】
反応温度は、特に限定されないが、通常は−10℃乃至40℃(好適には10℃乃至30℃)であり、反応時間は溶剤、反応温度及び反応試薬の種類によって異なるが、通常は30分間乃至24時間(好適には1時間乃至8時間)である。
【0164】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
【0165】
なお、ヒドラジン化合物の塩を脱保護剤として使用した場合、化合物(III)は反応液から単離することなく前述の第A1工程の原料として使用することができる。
【0166】
本工程は、化合物(XII)に溶媒中、塩基を作用させることによっても達成される。
【0167】
使用される塩基としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドのようなアルカリ金属の塩を挙げることができるが、好適にはナトリウムメトキシドである。
【0168】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばメタノール、エタノールのようなアルコール類;テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類、ジメチルホルムアミドのようなアミド類、塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類を挙げることができ、好適にはアルコール類(特にメタノール)である。
【0169】
反応温度は通常−20乃至100℃(好適には−10乃至40℃)であり、反応時間は通常10分間乃至108時間(好適には0.5乃至24時間)である。
【0170】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(2)P4が4−メトキシベンジル基である場合
本工程は、化合物(XII)に溶媒中、酸を作用させることによって達成される。
【0171】
使用される酸としては、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸のようなスルホン酸類を使用することができ、好適にはトリフルオロメタンスルホン酸である。なお、アニソールまたはチオアニソールを共存させることによって反応を促進させることができる。
【0172】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えば塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類、酢酸、トリフルオロ酢酸のような置換されてよい酢酸類を挙げることができ、好適には置換されてよい酢酸類(特にトリフルオロ酢酸)である。
【0173】
反応温度は通常−20乃至100℃(好適には−10乃至80℃)であり、反応時間は通常10分間乃至108時間(好適には0.5乃至24時間)である。
【0174】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
[C法]
C法は化合物(VIII)の保護されたカルボキシル基を変換して所望のエステル残基を有する化合物(IX−1)を製造する方法である。
【0175】
【化11】
【0176】
上記において、R2、X、n、P2及びP3は前述と同意義であり、R3pは保護されていてもよいR3を示す。
(第C1工程)
第C1工程は、化合物(VIII)のカルボキシルエステル基をヒドロキシメチル基に還元して化合物(XIV)を製造する工程である。
【0177】
本工程は、化合物(VIII)に溶媒中、還元剤を作用させることによって達成される。
【0178】
使用される還元剤は、カルボキシルエステル基を還元してヒドロキシメチル基に変換できるものであれば特に制限はなく、例えばリチウムアルミニウムハイドライドのようなアルカリ金属アルミニウム水素化物、リチウムボロハイドライド、ナトリウムボロハイドライドのようなアルカリ金属ホウ素水素化物を挙げることができ、好適にはリチウムアルミニウムハイドライドである。
【0179】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類を挙げることができ、好適にはテトラヒドロフランである。
【0180】
反応温度は通常−20乃至100℃(好適には−10乃至40℃)であり、反応時間は通常10分間乃至24時間(好適には0.5乃至24時間)である。
【0181】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(第C2工程)
第C2工程は、化合物(XIV)のヒドロキシメチル基を酸化して化合物(XV)を製造する工程である。
【0182】
本工程は、化合物(XIV)に溶媒中、酸化剤を作用させることによって達成され、ヒドロキシメチル基をアルデヒド基に酸化する工程とアルデヒド基をカルボキシル基に酸化する工程からなる。
(1)ヒドロキシメチル基をアルデヒド基に酸化する工程
使用される酸化剤は、ヒドロキシメチル基を酸化してアルデヒド基に変換できるものであれば特に制限はなく、例えばピリジニウムクロロクロマート、オギザリルクロリド−ジメチルスルホキシド、無水トリフルオロ酢酸−ジメチルスルホキシド、活性二酸化マンガン、デスマーチン試薬を挙げることができ、好適には活性二酸化マンガンである。
【0183】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えば塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類を挙げることができ、好適には塩化メチレンである。
【0184】
反応温度は通常−100乃至100℃(好適には−100乃至50℃)であり、反応時間は通常30分間乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0185】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(2)アルデヒド基をカルボキシル基に酸化する工程
使用される酸化剤は、アルデヒド基を酸化してカルボキシル基に変換できるものであれば特に制限はなく、例えば過マンガン酸カリウム、四酸化ルテニウム、亜塩素酸ナトリウム−リン酸二水素ナトリウム(又はカリウム)−2−メチル−2−ブテンを挙げることができ、好適には亜塩素酸ナトリウム−リン酸二水素ナトリウム−2−メチル−2−ブテンである。
【0186】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えば塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類、t−ブタノールのようなアルコール類及びそれらと水との混合溶媒を挙げることができ、好適にはテトラヒドロフラン−塩化メチレン−水−t−ブタノールの混合溶媒である。
【0187】
反応温度は通常−20乃至50℃(好適には−10乃至40℃)であり、反応時間は通常10分間乃至108時間(好適には0.5乃至24時間)である。
【0188】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(第C3工程)
第C3工程は、カルボキシル化合物(XV)を別途製造する工程であり、化合物(VIII)の保護基を除去することによって達成される。
【0189】
本工程は、A法の第A2工程と同様にして行うことができる。
(第C4工程)
第C4工程は、化合物(XV)のカルボキシル基をエステル化して化合物(IX−1)を製造する工程である。
(1)本工程は、化合物(XV)に溶媒中、縮合剤の存在下に所望の式R3pOHで表されるアルコール化合物を作用させることによって達成される。
【0190】
使用される縮合剤としては、A法第A2工程に記載されたエステル形成の項で挙げたものを使用できる。また、本工程の縮合反応は、オギザリルクロリドを用い、酸クロリドを経由しても達成される。
【0191】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えば塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類、ジメチルホルムアミドのようなアミド類、アセトニトリルのようなニトリル類を挙げることができ、好適にはハロゲン化炭化水素類(特に塩化メチレン)である。
【0192】
反応温度は通常−50乃至100℃(好適には−20乃至50℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0193】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(2)なお、本工程は、化合物(XV)に溶媒中、塩基の存在下に所望の式R3pL3で表される化合物を作用させることによっても達成される。L3は脱離基を示し、好適にはハロゲン原子(特にヨウ素または臭素原子)である。
【0194】
使用される塩基としては、無機塩基または有機塩基を使用することができる。無機塩基としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムのような炭酸塩;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムのような炭酸水素塩を挙げることができ、好適には炭酸セシウムである。有機塩基としては、例えばトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンのような3級アミン;DBU、DBNのような2環性有機塩基を挙げることができ、好適にはジイソプロピルエチルアミンである。
【0195】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えば塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類、ジメチルホルムアミドのようなアミド類、アセトニトリルのようなニトリル類を挙げることができ、好適にはアミド類(特にジメチルホルムアミド)である。
【0196】
反応温度は通常−50乃至100℃(好適には−20乃至100℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0197】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
[D法]
D法は化合物(XV)のカルボキシル基を変換して所望のアミド残基を有する化合物(IX−2)を製造する方法である。
【0198】
【化12】
【0199】
上記において、R2、X、n及びP3は前述と同意義であり、R4p及びR5pは保護されていてもよいR4及びR5を示す。
(第D1工程)
本工程は、化合物(XV)に溶媒中、縮合剤の存在下に所望の式HNR4pR5pを有する化合物を作用させることによって達成される。
【0200】
本工程は、前述のC法の第C4工程においてアルコール化合物R3pOHに代えてアミノ化合物HNR4pR5pを使用することによって行うことができる。
【0201】
また、縮合剤としては、ジエチルホスホリルシアニドのようなリン酸エステル系の縮合剤、カルボニルジイミダゾールのようなカーボネート系の縮合剤も使用できる。好適には、ジエチルホスホリルシアニド、カルボニルジイミダゾールである。
[E法]
E法は化合物(VIII)のカルボキシルエステル基を変換して所望のアミド残基を有する化合物(IX−2)を製造する方法である。
【0202】
【化13】
【0203】
上記において、R2、X、n、P3、R4p及びR5pは前述と同意義である。P2aは前述のカルボキシル基の保護基P2のうちC1−C4アルキル基を示す。
(第E1工程)
本工程は、化合物(VIII)に溶媒中、触媒の存在下に所望の式HNR4pR5pで表されるアミノ化合物を作用させることによって達成される。
【0204】
使用される触媒としては、例えばトリメチルアルミニウムのようなトリ(C1−C4アルキル)アルミニウムを挙げることができ、好適にはトリメチルアルミニウムである。
【0205】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質ををある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばベンゼン、トルエン、メシチレンのような芳香族系溶媒、塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類を挙げることができ、好適には芳香族系溶媒(特にベンゼンまたはトルエン)である。
【0206】
反応温度は通常−20乃至150℃(好適には−10乃至100℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0207】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
[F法]
F法は化合物(VIII)のカルボキシルエステル基を変換してシアノ化合物(IX−3)を製造する方法である。
【0208】
【化14】
【0209】
上記において、R2、X、n、P3及びP2aは前述と同意義である。
(第F1工程)
本工程は、前述のE法第E1工程において、アミノ化合物の代わりにアンモニウム塩を使用し、より高い反応温度で作用させることによって達成される。
【0210】
アンモニウム塩としては、塩化アンモニウムが好適であり、反応温度は−20乃至150℃(好適には−10乃至100℃)で行われる。
[G法]
G法は化合物(XIV)の水酸基に所望の置換基R6を導入して化合物(IX−4)を製造する方法である。
【0211】
【化15】
【0212】
本工程は、化合物(XIV)に溶媒中、塩基の存在下、アルキル化剤を作用させるか、或いは、溶媒中、酸触媒の存在下、還元剤と所望のカルボニル化合物を作用させることにより達成される。
(1)塩基性条件下でのアルキル化方法
使用される溶媒としては、N,N−ジメチルホルムアミドのようなアミド類、テトラヒドロフラン、ジエチルエ−テルのようなエーテル類を挙げることができる。好適にはアミド類(特にN,N−ジメチルホルムアミド)である。
【0213】
使用される塩基としては、水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属ハイドライド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのような無機塩基、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミンのような有機塩基を挙げることができ、好適には、アルカリ金属ハイドライド(特に、水素化ナトリウム)である。
【0214】
使用されるアルキル化剤としては、ヨウ化メチル、ヨウ化エチルに代表されるアルキルハライド、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸のようなジアルキル硫酸が挙げられる。好適には、アルキルハライド(特にヨウ化アルキル)である。
【0215】
反応温度は通常−50乃至100℃(好適には−10乃至40℃)であり、反応時間は通常10分間乃至108時間(好適には0.5乃至24時間)である。
【0216】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(2)酸性条件下でのアルキル化方法
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えば塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類を挙げることができ、好適にはハロゲン化炭化水素類(特に塩化メチレン)である。
【0217】
酸触媒としては、トリメチルシリルトリフラート、トリエチルシリルトリフラート、t−ブチルジメチルシリルトリフラートのようなトリアルキルシリルトリフラートを挙げることができ、好適にはトリメチルシリルトリフラートである。
【0218】
所望のカルボニル化合物としては、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキシルケトンのようなケトン類、アセトアルデヒド、プロピルアルデヒドのようなアルキルアルデヒドが挙げられ、好適にはケトン類である。
【0219】
還元剤としては、トリエチルシラン、ジフェニルメチルシランのようなトリアルキルシランが挙げられ、好適にはトリアルキルシラン(特にトリエチルシラン)である。
【0220】
反応温度は通常−50乃至100℃(好適には−10乃至40℃)であり、反応時間は通常10分間乃至108時間(好適には0.5乃至24時間)である。
【0221】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
[H法]
H法は化合物(XIV)の水酸基を所望の式NR7pR8pで表される基に変換して化合物(IX−5)を製造する方法である。
【0222】
【化16】
【0223】
(第H1工程)
第H1工程は、化合物(XIV)に脱離基L3を導入して化合物(XV)を製造する工程であり、前述のB法第B6工程と同様にして達成することができる。
(第H2工程)
第H2工程は、化合物(XV)からアミン化合物(IX−5a)を製造し、必要に応じて置換基を導入し化合物(IX−5b)を製造する工程である。
(A)アミン化合物(IX−5a)の製造工程
本工程は、化合物(XV)に、溶媒中、アミノ化剤を作用させることによって達成される。或いは、化合物(XV)に、溶媒中、アジド化剤を作用させてアジド化合物を製造し、次いで還元剤を作用させることによっても達成される。
(1)アミノ化剤を使用する方法
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばジメチルホルミアミドのようなアミド類、メタノール、エタノールのようなアルコール類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類を挙げることができ、好適にはアミド類(特にジメチルホルミアミド)である。
【0224】
使用されるアミノ化剤は、例えばメチルアミン、エチルアミンのような一級の置換されていてもよいアルキルアミン類;アニリン、アミノチアゾールのような置換されていてもよい芳香族アミン類;メチルエチルアミン、ジメチルアミンのような二級の置換されていてもよいアルキルアミン類及びそれらアミン類の塩(例えば塩酸塩)を挙げることができる。これらのうち好適には、一級または二級の置換されていてもよいアルキルアミン類及びその塩(特にメチルアミン塩酸塩またはジメチルアミン塩酸塩)である。
【0225】
反応温度は通常0乃至150℃(好適には10乃至100℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0226】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(2)アジド化剤と還元剤を使用する方法
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばジメチルホルミアミドのようなアミド類、メタノール、エタノールのようなアルコール類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類を挙げることができ、好適にはアミド類(特にジメチルホルミアミド)である。
【0227】
アジド化剤としては、アジ化ナトリウム、アジ化リチウムのようなアルカリ金属アジドが挙げられ、好適にはアルカリ金属アジドアジ化ナトリウム(特にアジ化ナトリウム)である。
【0228】
反応温度は通常0乃至150℃(好適には10乃至100℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0229】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
【0230】
得られたアジド化合物は、還元反応によってアミン化合物(IX−5a)へと誘導される。
【0231】
使用される還元剤は、水素化リチウムアルミニウムのようなアルカリ金属アルミニウム水素化物、トリフェニルホスフィンのようなホスフィン類、パラジウム−炭素、白金触媒のような金属触媒による接触水素還元剤が挙げられる。好適には接触水素還元剤(特に、パラジウム−炭素を触媒に用いた場合)である。
【0232】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類、メタノール、エタノールのようなアルコール類を挙げることができ、好適にはエーテル類(特にテトラヒドロフラン)である。
【0233】
接触水素還元の場合は、使用される溶媒は、メタノール、エタノールのようなアルコール類を挙げることができ、好適にはメタノールである。
【0234】
反応温度は通常−10乃至150℃(好適には0乃至100℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0235】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(B)化合物(IX−5b)の製造工程
本工程は、必要に応じて行う工程であって、アミン化合物(IX−5a)に置換基を導入することによって化合物(IX−5b)を製造する工程である。
【0236】
本工程は、アミン化合物(IX−5a)に溶媒中、塩基の存在下、所望のアシル化剤、スルホニル化剤、ホスホリル化剤、クロロギ酸エステルを作用させることによって達成される。
【0237】
アシル化剤としては、無水酢酸、無水安息香酸のような酸無水物、酢酸クロリド、安息香酸クロリドのような酸クロリドを挙げることができ、好適には、酸クロリド(特に、酢酸クロリド)である。
【0238】
スルホニル化剤としては、メタンスルホニルクロリド、p−トルエンスルホニルクロリドのような酸クロリド、無水メタンスルホニル、無水p−トルエンスルホニルのような酸無水物を挙げることができ、好適には、酸クロリド(特に、メタンスルホニルクロリド)である。
【0239】
ホスホリル化剤としては、ジエチルホスホリルクロライド、ジメチルホスホリルクロリドのような酸クロリドを挙げることができ、好適には、ジエチルホスホリルクロライドである。
【0240】
クロロギ酸エステルとしては、クロロギ酸メチル、クロロギ酸エチル、クロロギ酸ベンジルのようなエステル化合物を挙げることができ、好適には、クロロギ酸エステル(特に、クロロギ酸メチル)である。
【0241】
使用される塩基としては、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジンのような有機塩基、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウムのような無機塩基が挙げられ、好適には、有機塩基(特に、トリエチルアミン)である。
【0242】
使用される溶媒としては、反応を阻害せず出発原料をある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類、塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類を挙げることができ、好適にはエーテル類(特にテトラヒドロフラン)である。
【0243】
反応温度は通常0乃至100℃(好適には10乃至50℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0244】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(第H3工程)
第H3工程は、化合物(XIV)からアジド化合物を経てアミン化合物(IX−5a)を製造し、必要に応じて置換基を導入し化合物(IX−5b)を製造する工程である。
(A)アジド化合物の製造工程
本工程は化合物(XIV)に溶媒中、アジド化剤(特にジフェニルホスホリルアジド)、ジエチルアゾジカルボキシレート及びトリフェニルホスフィンを作用させることによって行われる。
【0245】
使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発物質をある程度溶解させるものであれば特に制限はなく、例えばジメチルホルミアミドのようなアミド類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルのようなエーテル類を挙げることができ、好適にはエーテル類(特にテトラヒドロフラン)である。
【0246】
反応温度は通常0乃至50℃(好適には10乃至30℃)であり、反応時間は通常0.5乃至108時間(好適には1乃至24時間)である。
【0247】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
(B)アミン化合物の製造工程
本工程は、アジド化合物を還元してアミン化合物(IX−5a)を製造する工程であり、前述の第H2工程(A)(2)の還元工程と同様にして行うことができる。
(C)化合物(IX−5b)の製造工程
本工程は、必要に応じて行う工程であって、アミン化合物(IX−5a)に置換基を導入することによって化合物(IX−5b)を製造する工程であり、前述の第H2工程(B)と同様にして行うことができる。
C法乃至H法において得られた化合物(IX−1)乃至(IX−5)は、B法第B5工程以降の工程に従って、化合物(I)の2位側鎖の原料となる化合物(III)に変換することができる。
[I法]
I法は、B法の合成中間体である化合物(IX)においてXが酸素原子である化合物(IX−6)を別途製造する方法である。
【0248】
【化17】
【0249】
上記において、R1p、R2、P3、nは前述と同意義であり、Zはアミノ基の保護基を示し、好適にはベンジルオキシカルボニル基である。P5は水酸基の保護基であり、好適にはアセチル、ベンゾイル、ピバロイル基等のアシル系保護基であり、最も好適にはベンゾイル基である。
【0250】
(第I−1工程)
第I−1工程はアミノ基が保護されたアミノ酸化合物(XVIa)のカルボキシル基を所望のR1pに変換して化合物(XVI)を製造する工程である。
【0251】
本工程は前述のC法乃至H法から選ばれる方法に準じて行うことができる。なお、出発原料の化合物(XVIa)においてR2が水素原子である化合物はセリンから、R2がメチル基である化合物はスレオニンから製造することができる。R2が水素原子、メチル基以外の化合物についても当業者周知の方法にて製造することができる。
【0252】
(第I−2工程)
第I−2工程は化合物(XVI)の水酸基に保護基を導入し化合物(XVII)を製造する工程である。
【0253】
本工程はB法第B3工程と同様にして行うことができる。なお、P3のシリル系保護基として好適にはt−ブチルジメチルシリル基である。
【0254】
(第I−3工程)
第I−3工程は、化合物(XVII)のアミノ基の保護基を除去して化合物(XVIII)を製造する工程である。
【0255】
本工程は、A法第A2工程(1)の方法に準じて行うことができる。好適な溶媒はメタノールである。
【0256】
(第I−4工程)
第I−4工程は、化合物(XVIII)のアミノ基をイソチオシアネート基に変換して化合物(XIX)を製造する工程である。
【0257】
本工程は、化合物(XVIII)に溶媒中、塩基の存在下に二硫化炭素及び脱硫化水素剤を作用させることによって達成される。
【0258】
溶媒としては、ハロゲン化炭化水素(特に塩化メチレン)が好適である。
【0259】
脱硫化水素剤としては、ハロゲン化蟻酸エステル(特にクロロ蟻酸エチル)または4級窒素含有試薬(特にヨウ化2−クロロ−1−メチルピリジニウム又は2−クロロ−1−エチルベンゾキサゾリウム テトラフルオロボレート)が好適である。
【0260】
塩基としては、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミンのような3級アミン類(特にトリエチルアミン)が好適である。
【0261】
反応温度は通常−20乃至100℃(好適には0乃至60℃)であり、反応時間は通常0.5乃至48時間(好適には1乃至12時間)である。
【0262】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
【0263】
(第I−5工程)
第I−5工程は、化合物(XIX)に所望の環状アミンを反応させて化合物(XX)を製造する工程である。
【0264】
本工程は、B法第B1工程に準じて行うことができる。
【0265】
(第I−6工程)
第I−6工程は、化合物(XX)の水酸基にアシル系保護基P5を導入し、次いでシリル系保護基P3を除去して化合物(XXI)を製造する工程である。
(1)アシル系保護基P5の導入工程
本工程は、H法第H2工程(B)の方法に準じて行うことができる。
(2)シリル系保護基P3の除去工程
本工程は、A法第A2工程に準じて行うことができる。
【0266】
(第I−7工程)
第I−7工程は、化合物(XXI)を閉環反応に付して化合物(XXII)を製造する工程である。
【0267】
本工程は、化合物(XXI)に溶媒中、塩基の存在下に環化試薬(脱硫化水素試薬)を作用させることによって達成される。
【0268】
溶剤としては、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセタミドのようなアミド類、塩化メチレンのようなハロゲン化炭化水素類、アセトニトリルのようなニトリル類が使用され、好適にはアセトニトリルである。
【0269】
塩基としては、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミンのような3級アミン類(特にトリエチルアミン)が好適である。
【0270】
環化(脱硫化水素)試薬としては、酸化水銀、塩化水銀等の水銀塩または4級窒素含有試薬(特にヨウ化2−クロロ−1−メチルピリジニウム又は2−クロロ−1−エチルベンゾキサゾリウム テトラフルオロボレート)が好適である。
【0271】
反応温度は通常−20乃至100℃(好適には0乃至60℃)であり、反応時間は通常0.5乃至48時間(好適には1乃至12時間)である。
【0272】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、中和、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
【0273】
(第I−8工程)
第I−8工程は、化合物(XXII)を脱水素反応に付して化合物(XXIII)を製造する工程である。
【0274】
本工程は、化合物(XXII)に溶媒中、脱水素試薬を作用させることによって達成される。
【0275】
溶剤としては、ベンゼン、トルエンのような芳香族炭化水素類、塩化メチレン、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類が使用される。
【0276】
脱水素試薬としては、二酸化マンガンのような酸化剤が使用される。
【0277】
反応温度は通常0乃至100℃(好適には0乃至60℃)であり、反応時間は通常0.5乃至48時間(好適には1乃至12時間)である。
【0278】
反応終了後、目的化合物は常法に従って反応混合物から採取される。たとえば反応混合液または反応混合液の溶剤を留去して得られる残渣に水と混合しない有機溶剤を加え、不溶物をろ過して除き、水洗後、溶剤を留去することによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば常法、たとえば再結晶、再沈殿またはクロマトグラフィーなどによって更に精製することができる。
【0279】
(第I−9工程)
第I−9工程は、化合物(XXIII)のアシル系保護基P5を除去し、次いでシリル系保護基P3を導入して化合物(IX−6)を製造する工程である。
(1)アシル系保護基P5の除去工程
本工程は、B法第B1工程(2)、化合物(XIII)から化合物(VI)を製造する方法に準じて行うことができる。
(2)シリル系保護基P3の導入工程
本工程は、B法第B3工程に準じて行うことができる。
【0280】
[J法]
化合物(I)はA法とは別途、下記のJ法によっても製造することができ、特にR1が式COOR3または式CONR4R5で表される化合物(I−1)または(I−2)の製造に適用することができる。
【0281】
【化18】
【0282】
上記において、R1、R1p、R2、P1、P3、X、L1及びnは前述と同意義である。P3として好適にはt−ブチルジメチルシリル基である。
【0283】
(第J1工程)
第J1工程はシリル系保護基P3で保護された化合物(II−1)とR1pがアリル基で保護されたカルボキシル基である化合物(III−1)を縮合させて化合物(IV−1)を製造する工程である。
【0284】
本工程は前述のA法第A1工程と同様にして行うことができる。なお、出発原料の化合物(II−1)は化合物(II)にシリル化剤を作用させることによって製造することができ、B法第B3工程に準じて行うことができる。化合物(III−1)はB法によって製造することができる。
【0285】
(第J2工程)
第J2工程は化合物(IV−1)の保護基アリル基を除去して化合物(IV−2)を製造する工程である。
【0286】
本工程は前述のA法第A2工程(2)に準じて行うことができる。
【0287】
(第J3工程)
第J3工程は化合物(IV−2)のカルボキシル基を修飾して化合物(IV−3)を製造する工程である。
【0288】
本工程は前述のB法第B4工程(特にC法及びD法)に準じて行うことができる。
【0289】
(第J4工程)
第J4工程は化合物(IV−3)の保護基P3及びP1を除去して化合物(I)を製造する工程である。
(1)保護基P3の除去
本工程は前述のA法第A2工程(3)に準じて行うことができる。
(2)保護基P1の除去
本工程は前述のA法第A2工程と同様にして行うことができる。
本発明の一般式(I)を有する化合物またはその薬理上許容される塩は、たとえばブドウ球菌、枯草菌などのグラム陽性菌、大腸菌、肺炎桿菌、赤痢菌、変形菌、セラチア、エンテロバクター、緑膿菌などのグラム陰性菌およびバクテロイデスフラジリスなどの嫌気性菌を包含する広範囲な病原菌に対して強力でバランスのとれた抗菌活性を示し、特に呼吸器感染症の原因菌である肺炎球菌(ペニシリン耐性菌を含む)、ヘモフィラス・インフルエンザ(β−ラクタマーゼ産生菌を含む)に対して強い抗菌活性を有する。本発明の化合物(I)は、メタロ−β−ラクタマーゼを含むβ−ラクタマーゼに対する安定性が高い。本発明の化合物(I)は、受容者に対して経口的又は非経口的に投与されたとき、高い最高血中濃度及び長い血中濃度半減期を与えるなど体内動態に優れるので、これまでの薬剤と比較して少ない投与回数及び低い投与量でも感染治療効果が期待される。本発明の化合物(I)は、腎臓に対する毒性も弱い。従って、本発明の一般式(I)を有する化合物、その薬理上許容される塩またはエステル誘導体は、例えば医薬として有用であり、特に種々の病原菌による細菌感染症、特に呼吸器感染症を治療もしくは予防(好適には治療)する抗菌剤として有用である。
【0290】
化合物(I)、その薬理上許容される塩またはエステル誘導体を医薬、特に抗菌剤として使用する場合には、それ自体あるいは適宜の薬理学的に許容される、賦形剤、希釈剤等と混合し、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤若しくはシロップ剤等による経口的又は注射剤等による非経口的に投与することができる。
【0291】
これらの製剤は、賦形剤(例えば、乳糖、白糖、ブドウ糖、マンニット、ソルビットのような糖誘導体;トウモロコシデンプン、馬鈴薯デンプン、α−デンプン、デキストリン、カルボキシメチルデンプンのようなデンプン誘導体;結晶セルロ−ス、低置換度ヒドロキシプロピルセルロ−ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロ−ス、カルボキシメチルセルロ−ス、カルボキシメチルセルロ−スカルシウム、内部架橋カルボキシメチルセルロ−スナトリウムのようなセルロ−ル誘導体;アラビアゴム;デキストラン;プルラン;軽質無水珪酸、合成珪酸アルミニウム、メタ珪酸アルミン酸マグネシウムのような珪酸塩誘導体;リン酸カルシウムのようなリン酸塩誘導体;炭酸カルシウムのような炭酸塩誘導体;硫酸カルシウムのような硫酸塩誘導体等)、結合剤(例えば、前記の賦形剤;ゼラチン;ポリビニルピロリドン;マクロゴ−ル等)、崩壊剤(例えば、前記の賦形剤;クロスカルメロ−スナトリウム、カルボキシメチルスタ−チナトリウム、架橋ポリビニルピロリドンのような化学修飾された、デンプン、セルロ−ス誘導体等)、滑沢剤(例えば、タルク;ステアリン酸;ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウムのようなステアリン酸金属塩;コロイドシリカ;ビ−ガム;ビーズワックス、ゲイロウのようなワックス類;硼酸;グリコ−ル;フマル酸、アジピン酸のようなカルボン酸類;安息香酸ナトリウムのようなカルボン酸ナトリウム塩;硫酸ナトリウムのような硫酸類塩;ロイシン;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸マグネシウムのようなラウリル硫酸塩;無水珪酸、珪酸水和物のような珪酸類;前記の賦形剤におけるデンプン誘導体等)、安定剤(例えば、メチルパラベン、プロピルバラベンのようなパラオキシ安息香酸エステル類;クロロブタノ−ル、ベンジルアルコ−ル、フェニルエチルアルコ−ルのようなアルコ−ル類;塩化ベンザルコニウム;フェノ−ル、クレゾ−ルのようなフェノ−ル類;チメロサ−ル;無水酢酸;ソルビン酸等)、矯味矯臭剤(例えば、通常使用される、甘味料、酸味料、香料等)、懸濁化剤(例えば、ポリソルベ−ト80、カルボキシメチルセルロ−スナトリウム等)、希釈剤、製剤用溶剤(例えば、水、エタノ−ル、グリセリン等)等の添加物を用いて周知の方法で製造される。
【0292】
その使用量は症状、年齢等により異なるが、経口投与の場合には、1回当り下限10mg(好適には、50mg)、上限2000mg(好適には、1000mg)を、静脈内投与の場合には、1回当たり下限10mg(好適には100mg)、上限3000mg(好適には、2000mg)を、成人に対して1日当り1乃至6回症状に応じて投与することが望ましい。
【0293】
【実施例】
以下本発明を実施例、参考例、試験例および製剤例をあげてさらに詳細に説明するが、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。実施例および参考例中の核磁気共鳴スペクトルについては、重水中の測定にはトリメチルシリルプロピオン酸ナトリウム−d4を内部標準に用い、その他の溶剤ではテトラメチルシランを内部標準に用いて測定した。なお、重水中の測定において内部標準物質を使用しない場合には、重水中のプロトン(HOD)のシグナル位置を4.65ppmとした。
【0294】
実施例1
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例1で得られた3−アセチルチオ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン486 mg(1.71 mmol) をジメチルホルムアミド15 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 171.0 mg (1.86 mmol) を加え、そのまま1.5時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.02 g (1.72 mmol) のアセトニトリル 30 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン1.5 ml (8.61 mmol)を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として752mg, 収率75%で得た。
【0295】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.6Hz), 7.66 (2H, d, J=8.6Hz), 7.50 (1H,S), 5.50 (1H, d, J=13.7Hz), 5.25 (1H, d, J=13.7Hz), 4.55 (2H, dd, J=14.4, 8.0Hz), 4.36 (2H, q, J=7.1Hz), 4.35−4.20 (3H, m), 4.20−4.05 (2H, m), 3.29 (1H, dd, J=6.7, 2.4Hz), 3.20 (1H, dq, J=10.3, 8.3Hz), 1.82 (1H, br s), 1.42 (3H, d, J=6.3Hz), 1.40 (3H, t, J=7.1Hz), 1.26
(3H, t, J=7.5Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 589 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例1(1)で得られた化合物p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート744 mg (1.26 mmol) をテトラヒドロフラン 46 ml, 蒸留水 23 mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム 736 mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を1.5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 106 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜3% アセトニトリル−蒸留水〜5% アセトニトリル−蒸留水〜7% アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 376 mg, 収率63%で得た。
【0296】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.68 (1H, s), 4.50 (2H, t, J=12.6Hz), 4.40−4.10 (5H, m including q. at 4.30 ppm, J=8.4Hz), 4.10−3.95 (2H, m), 3.45−3.35 (1H, m), 3.30−3.25 (1H, m), 1.30 (3H, t, J=8.4Hz), 1.25 (3H, d, J=6.7Hz), 1.15 (3H, d, J=9.2Hz).
IR (KBr): 1749, 1720, 1602, 1544, 1395, 1316 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 476 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 476.0938 [M+H]+, 計算値: 476.0912 (C19H23O6N3S2Na)
実施例2
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例2で得られた3−アセチルチオ−1−(4−p−ニトロベンジルカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 380 mg (1.0 mmol) をジメチルホルムアミド 15 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 115 mg (1.25 mmol) を加え、そのまま3時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 695 mg (1.17 mmol) のアセトニトリル 30 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.84 ml (4.82 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを褐色フォーム状固体として 336 mg収率 50%で得た。
【0297】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.6Hz), 8.22 (2H, d, J=8.6Hz), 7.66 (2H, d, J=8.6Hz), 7.59 (2H, d, J=8.6Hz), 7.57 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.7Hz), 5.43 (2H, s), 5.25 (1H, d, J=13.7Hz), 4.56 (2H, dd, J=15.7, 8.7Hz), 4.31−4.20 (3H, m), 4.19−4.05 (3H, m), 3.29 (1H, dd, J=7.1, 2.9Hz), 3.20 (1H, dq, J=9.2, 7.4Hz), 1.38 (3H, d, J=6.5Hz), 1.27 (3H, d, J=7.2Hz).
Mass スペクトル (FAB+): 696 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩実施例2(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 330 mg (0.474 mmol) をテトラヒドロフラン 16 ml, 蒸留水 8 mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム 325 mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を1.5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 45 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩を白色固体として 86 mg, 収率 41%で得た。
【0298】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ (ppm) 7.10 (1H, s), 4.35 (2H, t, J=8.0Hz), 4.20−4.10 (1H, m), 4.10−4.00 (2H, m), 3.90−3.80 (2H, m), 3.25−3.20 (1H, m), 3.15−3.00 (1H, m), 1.12 (3H, d, J=6.0Hz), 1.00 (3H, d, J=9.2Hz).IR (KBr): 1745, 1594, 1541, 1400, 1316, 1282 cm−1.
Mass スペクトル (FAB+): 470 [M+H]+
実施例3
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例3で得られた3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.13 g (4.39 mmol) をジメチルホルムアミド57 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 485 mg (5.27 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 2.61 g (4.39 mmol) のアセトニトリル 130 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 3.1 ml (17.6 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、3時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 食塩水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン〜3%メタノール−塩化メチレン〜6%メタノール−塩化メチレン〜9%メタノール−塩化メチレン)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 2.61 g, 収率94%で得た。
【0299】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.48 (1H, s), 6.99 (1H, br s), 5.55 (1H, bs), 5.51 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 4.50 (2H, dd, J=16.0, 8.0Hz), 4.31−4.20 (3H, m), 4.10−4.00 (2H, m), 3.30 (1H, dd, J=6.6, 2.2Hz), 3.21 (1H, dq, J=10.6, 8.0Hz), 1.83 (1H, br s), 1.38 (3H, d, J=6.6Hz),1.28 (3H, d, J=7.3Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 566 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例3(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート2.2 g (3.93 mmol)をテトラヒドロフラン 110 ml, 蒸留水 110 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 2.2 g存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 330 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2%アセトニトリル−蒸留水〜4%アセトニトリル−蒸留水〜6%アセトニトリル−蒸留水〜8%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 1.12 g, 収率64% で得た。
【0300】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.54 (1H, s), 4.56 (2H, t, J=8.6Hz), 4.40−4.30 (1H, m), 4.52 (1H, quintet, J=6.2Hz), 4.21 (1H, dd, J=9.1,2.5Hz), 4.07 (2H,m), 3.44 (1H, dd, J=6.2, 2.5Hz), 4.07 (2H, dt, J=8.6, 4.2Hz), 3.44 (1H, dd, J=6.2, 2.5Hz), 3.26 (1H, dd, J=9.1, 7.2Hz), 1.30 (3H, d, J=6.2Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2Hz)
IR (KBr): 1749, 1671, 1598, 1546, 1394, 1287 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 447 [M+H]+
高分解能Mass スペクトル (FAB+): 実測値 447.0734 [M+H]+, 計算値 447.0773 (C17H20O5N4S2Na)
実施例4
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−シアノ−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例4で得られた3−アセチルチオ−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン760 mg (3.18 mmol) をジメチルホルムアミド38 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 351 mg (3.81 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.89 g (3.18 mmol) のアセトニトリル 95 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン2.21 ml (12.7 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、4時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 食塩水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:へキサン:酢酸エチル=1 / 4〜酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 1.65 g, 収率 96%で得た。
【0301】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.29 (1H, s), 5.51 (1H, d, 13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 4.54 (2H, dd, J=16.0, 8.0Hz), 4.36−4.24 (3H, m), 4.12−4.04 (2H, m), 3.30 (1H, dd, J=6.6, 2.9Hz), 3.20 (1H, dq, J=9.4, 7.3Hz), 1.80 (1H, br s), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.27 (3H, d, J=7.3Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 542 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−シアノ−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例4(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 600 mg (1.11 mol) をテトラヒドロフラン 30 ml, 蒸留水30 ml に溶解し、10%パラジウム炭素 600 mg存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 93 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜3%ずつアセトニトリルを加える〜18%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的物化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−シアノ−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 285 mg, 収率60% で得た。
【0302】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.68 (1H, s), 4.57 (2H, t, J=8.2Hz), 4.44−4.32 (1H, m), 4.25 (1H, quintet, J=6.2Hz), 4.21 (1H, dd, J=9.0,2.3Hz), 4.07 (2H, dt, 8.2, 4.7Hz), 3.44 (1H, dd, J=6.2, 2.3Hz), 3.25 (1H, dq, J=9.0, 7.2Hz), 1.31 (3H, d, J=6.2Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2Hz)
IR (KBr): 2231. 1750, 1599, 1549, 1470, 1397, 1307 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 429 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 429.0662 [M+H]+, 計算値: 429.0668 (C17H18O4N4S2Na)
実施例5
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例5で得られた3−アセチルチオ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 570 mg (2.10mmol) をジメチルホルムアミド 28 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩291 mg (3.16 mmol) を加え、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート1.25 g (2.10 mol)のアセトニトリル25 ml溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.83 ml (10.5mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=2:3)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として774 mg, 収率64% で得た。
【0303】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.43 (1H, s), 7.14 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.8Hz), 5.25 (1H, d, J=13.8Hz), 4.48 (2H, dd, J=17.2, 8.9Hz), 4.35−4.20 (3H, m), 4.10−4.00(2H, m), 3.35−3.15 (2H, m), 2.96 (3H, d, J=5.1Hz), 1.70 (1H, br s), 1.38 (3H, d, J=6.2Hz), 1.27 (3H, d, J=7.3Hz)Mass スペクトル (FAB+): 574 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例5(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート768 mg (1.34 mmol) をテトラヒドロフラン 38 ml, 蒸留水19 ml に溶解し、20% 水酸化パラジウム 757 mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を1.5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 115 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜3%アセトニトリル−蒸留水〜5% アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 392 mg, 収率64%で得た。
【0304】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.30 (1H, s), 4.40 (2H, t, J=8.0Hz), 4.30−4.18 (1H, m), 4.18−4.00 (2H, m), 3.90−3.85 (2H, m), 3.30 (1H, dd, J=6.3, 3.8 Hz), 3.20−3.05 (1H, m), 1.18 (3H, d, J=6.4Hz), 1.06(3H, d, J=7,2Hz)
IR (KBr): 1749, 1650, 1599, 1552, 1397, 1316 cm−1
Mass スペクトル (FAB+) 461 [M+H]+
実施例6
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例6で得られた3−アセチルチオ−1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 563 mg (1.49 mmol) をジメチルホルムアミド 28 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 264 mg (2.87 mmol) を加え、そのまま3時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.15 g (1.94 mmol) のアセトニトリル23 ml溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.7 ml (9.76 mmol)を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=2:3)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 777 mg, 収率68 % で得た。
【0305】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.2Hz), 7.66 (2H, d, J=8.2Hz), 7.09 (1H, s), 5.50 (1H, d, J=13.5Hz), 5.25 (1H, d, J=13.5Hz), 4.60−4.40 (2H, m), 4.35−4.20 (3H, m), 4.20−4.00 (2H, m), 3.32−3.25 (1H, m), 3.25−3.12 (4H, m), 3.05 (3H, br s), 1.57 (1H, br s), 1.38 (3H, d, J=6.2Hz), 1.25 (3H, d, J=7.1Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 588 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例6(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート772 mg (1.31 mmol) をテトラヒドロフラン 38 ml, 蒸留水 19 ml に溶解し、20% 水酸化パラジウム 768 mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を1.5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 112 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィーにて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 375 mg, 収率 60 % で得た。
【0306】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.00 (1H, s), 4.56−4.36 (2H, m), 4.31−4.21 (1H, m), 4.21−4.06 (2H, m), 4.01−3.91 (2H, m), 3.41−3.32 (1H, m), 3.21−3.11 (1H, m), 3.00 (3H, s), 2.91 (3H, s), 1.21 (3H, d, J=6.4Hz), 1.11 (3H, d, J=7.1Hz)
IR (KBr): 1750, 1610, 1540, 1397, 1305 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 475 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 475.1085 [M+H]+, 計算値: 475.1087 (C19H24O5N4S2Na)
実施例7
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例7で得られた3−アセチルチオ−1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 450 mg (1.58 mmol) をジメチルホルムアミド 23 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 174 mg (1.89 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 939 mg (1.58 mmol) のアセトニトリル47 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.10ml (6.31 mmol)を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5 M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜10% メタノール−酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 753 mg, 収率 81% で得た。
【0307】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.43 (1H, s), 7.12 (1H, t, J=5.1Hz), 5.51 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 4.49 (2H, dd, J=16.1, 8.1Hz), 4.32−4.20 (3H, m), 4.10−4.00 (2H, m), 3.44 (2H, dq, J=7.3, 5.0Hz), 3.29 (1H, dd, J=7.3, 2.9Hz), 3.21 (1H, dq, J=8.9, 7.3Hz), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.28 (3H, d, J=7.3Hz), 1.23 (3H, t, J=7.3Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 588 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例7(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート750 mg (1.23 mmol) をテトラヒドロフラン 38 ml, 蒸留水 38 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 750 mg存在下、室温にて接触水素還元を1.7時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 103 mg を加えた。この反応液に酢酸エチルおよび蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜3%ずつアセトニトリルを加え〜21%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 384 mg, 収率 66 % で得た。
【0308】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.45 (1H, s), 4.60−4.48 (2H, m), 4.40−4,29 (1H, m), 4.25 (1H, quintet, J=6.2Hz), 4.20 (1H, dd, J=9.1, 2.3Hz), 4.12−4.00 (2H, m), 3.43 (1H, dd, J=6.2, 2.3Hz), 3.37 (3H, q, J=7.2Hz), 3.32−3.18 (1H, m), 1.30 (3H, d, J=6.2Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2Hz), 1.19 (3H, t, J=7.2Hz)
IR (KBr): 1750, 1659, 1604, 1548, 1394, 1315 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 475 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 475.1070 [M+H]+, 計算値: 475.1086 (C19H24O5N4S2Na)
実施例8
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例8で得られた3−アセチルチオ−1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 460 mg (1.65 mmol) をジメチルホルムアミド 23 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 182 mg (1.98 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 981 mg (1.65 mmol) のアセトニトリル 49 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.15 ml (6.60 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル〜5%メタノール−酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 790 mg, 収率 80% で得た。
【0309】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.42 (1H, s), 6.95 (1H, d, J=8.1Hz), 5.51 (1H, d, J=13.6Hz), 5.25 (1H, d, J=13.6Hz), 4.49 (2H, dd, J=14.6, 8.1Hz), 4.32−3.40 (5H, m), 3.30 (1H, dd, J=7.3, 2.9Hz), 3.21 (1H, dq, J=8.8, 7.3Hz), 1.60 (1H, br s), 1.38 (1H, d, J=6.6Hz), 1.30−1.20 (9H, m)
Mass スペクトル (FAB+): 602 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸ナトリウム塩
実施例7(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 790 mg (1.31 mmol) をテトラヒドロフラン 40 ml, 蒸留水 40 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 790 mg存在下、室温にて接触水素還元を1.7時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 110 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜4%ずつアセトニトリルを加え〜20%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 389 mg, 収率 61% で得た。
【0310】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.45 (1H, s), 4.55 (2H, t, J=8.4Hz), 4.40−4.30 (1H, m), 4.25 (1H, quintet, J=6.3Hz), 4.19 (1H, dd, J=9.0,2.4Hz), 4.14−4.03 (3H, m), 3.43 (1H, dd, J=6.3, 2.4Hz), 3.25 (1H, dq, J=9.0, 7.2Hz), 1.30 (3H, d, J=6.3Hz), 1.23 (6H, d, J=6.7Hz), 1.20 (3H, d,J=7.2Hz)
IR (KBr): 1751, 1657, 1548, 1492, 1469, 1393, 1303, 1263 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 489 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 489.1234 [M+H]+, 計算値: 489.1242 (C20H26O5N4S2Na)
実施例9
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例9で得られた3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 550 mg (1.67 mmol) をジメチルホルムアミド 28 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 187 mg (2.03 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 993 mg (1.67 mmol) のアセトニトリル 50 ml溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.16 ml (6.68 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 346 mg, 収率 33% で得た。
【0311】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.24 (2H, d, J=8.0Hz), 7.66 (2H, d, J=8.0Hz), 7.42 (1H, S), 7.05 (1H, bd, J=8.0Hz), 5.51 (1H, d, J=13.6Hz), 5.26 (1H, d, J=13.6Hz), 4.49 (2H, dd, J=15.6, 8.1Hz), 4.38−4.24 (3H, m),4.10−4.00 (2H, m), 3.30 (1H, dd, J=6.2, 2.1Hz), 3.22 (1H, dq, J=9.4, 8.3Hz), 2.12−2.00 (2H, m), 1.81 (1H, br s), 1.78−1.44 (6H, m), 1.38 (3H, d, J=5.8Hz), 1.28 (3H, d, J=7.3Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 628 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例9(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 340 mg (0.542 mmol) をテトラヒドロフラン 17 ml, 蒸留水 17 mlに溶解し、10% パラジウム炭素 340 mg存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 46 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜4%ずつアセトニトリルを加え〜28%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 159 mg, 収率 57% で得た。
【0312】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.45 (1H, s), 4.55 (1H, dt, J=8.1, 1.3Hz), 4.40−4.30 (1H, m), 4.30−4.16 (3H, m including q at 4.25, J=6.3Hz, and dd at 4.19, J=9.1, 2.6Hz), 4.12−4.00 (2H, m), 3.43 (1H, dd, J=6.3, 2.6Hz), 3.24 (1H, dq, J=9.1, 7.3Hz), 2.06−1.94 (2H, m), 1.80−1.50 (6H, m), 1.30 (3H, d, J=6.3Hz), 1.19 (3H, d, J=7.3Hz)
IR (KBr): 1751, 1658, 1605, 1547, 1393, 1315 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 515 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 515.1398 [M+H]+, 計算値: 515.1399 (C22H28O5N4S2Na)
実施例10
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例10で得られた3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 121 mg (1.09 mmol) をジメチルホルムアミド 19 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 121 mg (1.31 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 648 mg (1.09 mmol) のアセトニトリル 32 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.759 ml (4.36 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:4〜酢酸エチル〜5%メタノール−酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として598 mg, 収率 86% で得た。
【0313】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.42 (1H, s), 7.00 (1H, d, J=8.8Hz), 5.51 (1H, d, J=13.5Hz), 5.25 (1H, d, J=13.5Hz), 4.49 (2H, dd, J=15.4, 8.8Hz), 4.32−4.20 (3H, m), 4.11−4.00 (2H, m), 3.96−3.80 (1H, m), 3.29 (1H, dd, J=6.6, 2.2Hz), 3.21 (1H, dq, J=8.8, 7.3Hz), 2.01−1.18 (16H, m including 3H, d at 1.38, J=5.9Hz and 3H, d at 1.28, J=7.3Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 642 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例10(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート590 mg (0.919 mmol) をテトラヒドロフラン 30 ml, 蒸留水 30 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 590 mg存在下、室温にて接触水素還元を3時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 77 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜4%ずつアセトニトリルを加え〜28%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 318 mg, 収率 66% で得た。
【0314】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.45 (1H, s), 4.55 (2H, dt, J=8.5, 1.9Hz), 4.40−4.30 (1H, m), 4.25 (1H, quintet, J=6.3Hz), 4.19 (1H, dd, J=9.0, 2.4Hz), 4.10−4.00 (2H, m), 3.80−3.70 (1H, m), 3.43 (1H, dd, J=6.3, 2.4Hz), 3.24 (1H, dq, J=9.0, 7.1Hz), 1.96−1.84 (2H, m), 1.83−1.70 (2H,m), 1.69−1.58 (1H, m), 1.46−1.10 (11H, m including 3H, d, at 1.30, J=6.3Hz, and 3H, d, at 1.19, J=7.1Hz)
IR (KBr): 1751, 1660, 1605, 1545, 1492, 1393, 1310, 1296 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 529 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 529.1575 [M+H]+, 計算値: 529.1555 (C23H30O5N4S2Na)
実施例11
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例11で得られた3−アセチルチオ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン410 mg (1.50 mmol) をジメチルホルムアミド 20 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 138 mg(1.50 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 743 mg (1.25 mmol) のアセト二トリル 37 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.873 ml (5.01 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜10%メタノール−酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 485 mg, 収率 62%で得た。
【0315】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.19 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 4.50 (2H, ddd, J=13.9, 8.1, 2.2Hz), 4.35−4.20 (3H, m), 4.10−4.00 (2H, m), 3.95−3.60 (8H, m), 3.29 (1H, dd, J=6.6, 2.2Hz), 3.20 (1H, dq, J=8.8, 7.3Hz), 1.38 (3H, d, J=6.6Hz), 1.27 (3H, d, J=7.3Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 630 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例11(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート480 mg (0.762 mmol) をテトラヒドロフラン 24 ml, 蒸留水 24 mlに溶解し、10% パラジウム炭素 480 mg存在下、室温にて接触水素還元を1.3時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 64 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜3%ずつアセトニトリルを加え〜15%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 236 mg, 収率 60% で得た。
【0316】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.15 (1H, s), 4.56 (2H, dt, J=8.4, 0.9Hz), 4.42−4.32 (1H, m), 4.25 (1H, quintet, J=6.3Hz), 4.21 (1H, dd, J=9.0, 2.3Hz), 4.05 (2H, m), 3.90−3.60 (8H, m), 3.44 (1H, dd, J=6.3, 2.3Hz), 3.25 (1H, dq, J=9.0, 7.3Hz), 1.30 (3H, d, J=6.3Hz), 1.20 (3H, d, J=7.3Hz)
IR (KBr): 1799, 1608, 1536, 1392, 1311, 1236, 1113 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 517 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 517.1186 [M+H]+, 計算値: 517.1192 (C21H26O6N4S2Na)
実施例12
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−エトキシカルボニル−3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例13で得られた4−アセチルチオ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 400 mg (1.27 mmol) をジメチルホルムアミド 12 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 152 mg (1.65 mmol) を加え、そのまま2.5時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 755 mg (1.27 mmol) のアセトニトリル21 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.11 ml (6.37 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和食塩水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 淡黄色固体として 296 mg, 収率 38% で得た。
【0317】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.27 (2H, d, J=8.7Hz), 7.71 (2H, d, J=8.7Hz), 7.51 (1H, s), 5.56 (1H, d, J=13.7Hz), 5.28 (1H, d, J=13.7Hz), 4.40 (2H, q, J=7.1Hz), 4.39−4.30 (2H, m), 4.10−4.00 (2H, m), 3.60−3.20 (5H, m), 2.20−2.00 (2H, m), 1.90−1.70 (3H, m), 1.43 (3H, d, J=6.5Hz), 1.41 (3H, t, J=7.1Hz), 1.36 (7.2Hz)
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例12(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 291 mg (0.578 mmol) をテトラヒドロフラン 14 ml, 蒸留水 7 mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム 291 mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を1.5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 42 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜5%アセトニトリル−蒸留水〜7%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 69 mg, 収率 29% で得た。
【0318】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.69 (1H, s), 4.35 (2H, q, J=7.1Hz), 4.30−4.20 (2H, m including dd at 4.23, J=9.2, 2.5Hz), 4.00−3.85 (2H,m), 3.55−3.20 (5H,m) 2.20−2.05 (2H, m), 1.75−1.60 (2H, m), 1.36 (3H, t,J=7.1Hz), 1.31 (3H, d, J=6.4Hz), 1.23 (3H, d, J=7.2Hz)
IR (KBr): 1750, 1729, 1603, 1540, 1448, 1385, 1337, 1265, 1223, 1210 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 504 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 504.1246 [M+H]+, 計算値: 504.1239 (C21H27O6N3S2Na)
実施例13
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例14で得られた4−アセチルチオ−1−(4−p−ニトロベンジルカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 150 mg (0.353 mmol) をジメチルホルムアミド 7.5 mlに溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 46 mg (0.49 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 200 mg (0.353 mmol) のアセトニトリル 3.0 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン0.09ml (0.517 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 淡黄色固体として 220 mg, 収率 89%で得た。
【0319】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.6Hz), 8.22 (2H, d, J=8.6Hz), 7.66 (2H, d, J=8.6Hz), 7.59 (2H, d, J=8.6Hz), 7.53 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.8Hz), 5.43 (2H, s), 5.22 (1H, d, J=13.8Hz), 4.35−4.20 (2H, m), 4.05−3.90 (2H, m), 3.50−3.10 (6H, m), 2.20−1.95 (2H, m), 1.90−1.50 (3H, m), 1.38 (3H, d, J=6.2Hz), 1.31 (3H, d, J=7.2Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 724 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾールー2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩実施例13(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 570 mg (0.788 mmol)をテトラヒドロフラン 38 ml, 蒸留水 19 ml に溶解し、20% 水酸化パラジウム 572 mg 存在下、30℃水浴にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 132 mgを加えた。この反応液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜3%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩を白色固体として285 mg収率 76% 得た。
【0320】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.22 (1H, s), 4.30−4.10 (2H, m), 4.00−3.78 (2H, m), 3.60−3.05 (5H, m), 2.15−2.00 (2H, m), 1.80−1.55 (2H, m), 1.26 (3H, d, J=6.4Hz), 1.18 (3H, d, J=7.2Hz)
IR (KBr): 1747, 1597, 1532, 1397, 1289 cm−1
実施例14
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例15で得られた4−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 400mg (1.40mmol)をジメチルホルムアミド 20 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩142 mg (1.54 mmol)を加え、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.25 g (2.10 mmol) のアセトニトリル 37 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.61 ml (3.50mmol)を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4− カルバモイル −1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 348 mg, 収率 42% で得た。
【0321】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.6Hz), 7.66 (2H, d, J=8.6Hz), 7.44 (1H, s), 6.99 (1H, br s), 5.56 (1H, br s), 5.51 (1H, d, J=13.8Hz), 5.24 (1H, d, J=13.8Hz), 4.35−4.20 (2H, m including dd at 4.28,J=9.7, 2.9Hz), 4.04−3.85 (3H, m), 3.50−3.10 (6H, m), 2.20−2.00 (2H, m),1.95−1.70 (3H, m), 1.39 (3H, d, J=6.3Hz), 1.31 (3H, d, J=7.3Hz)Mass スペクトル (FAB+): 587 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例14(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 493 mg (0.839 mmol) をテトラヒドロフラン 30 ml, 蒸留水 15 ml に溶解し、20% 水酸化パラジウム 0.50g 存在下、30℃水浴にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 71 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜3%アセトニトリル−蒸留水〜5%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 127 mg,
収率 32% で得た。
【0322】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.70 (1H, s), 4.50−4.35 (2H, m including dd at 4.18, J=9.2, 2.8Hz), 4.00−3.80 (2H, m), 3.50−3.10 (5H, m), 2.15−1.95 (2H, m), 1.75−1.55 (2H, m), 1.26 (3H, d, J=6.5Hz), 1.19 (3H, d, J=9.0Hz)
IR (KBr): 1749, 1667, 1594, 1547, 1386 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 475 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 475.1070 [M+H]+, 計算値: 475.1086 (C19H24O5N4S2Na)
実施例15
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例16で得られた4−アセチルチオ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピぺリジン 1.21 g (4.04 mmol) をジメチルホルムアミド 36 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 408 mg(4.43 mmol) を加え、そのまま1.5時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 3.12 g (5.25 mmol) のアセトニトリル 72 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.76 ml (10.1 mmol)を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=20:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン −4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 1.336 g, 収率 55% で得た。
【0323】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=8.0Hz), 7.64 (2H, d, J=8.0Hz), 7.40 (1H, s), 7.19 (1H, br s), 5.50 (1H, d, J=12.8Hz), 5.22 (1H, d, J=12.8Hz), 4.40−4.20 (2H, m), 4.00−3.80 (2H, m), 3.50−3.10 (5H, m), 2.95 (3H, d, J=6.4Hz), 2.15−1.90 (3H, m), 1.90−1.70 (2H, m), 1.39 (3H,d, J=6.4Hz), 1.20 (3H, d, J=9.6Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 602 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例15(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート857 mg (1.424 mol) をテトラヒドロフラン 40 ml, 蒸留水 20 mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム 853 mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 120mg を加えた。この反応液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜3%アセトニトリル−蒸留水〜2%ずつアセトニトリルを加え〜9%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として317 mg, 収率 46% で得た。
【0324】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.34 (1H, s), 4.25−4.10 (2H, m including dd at 4.16, J=9.2, 2.2Hz), 3.95−3.80 (2H, m), 3.50−3.10 (5H, m), 2.84(3H, s), 2.15−1.95 (2H, m), 1.75−1.50 (2H, m), 1.24 (3H, d, J=6.3Hz), 1.17 (3H, d, J=7.3Hz)
IR (KBr): 1750, 1654, 1602, 1553, 1385, 1266 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 489 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 489.1255 [M+H]+, 計算値: 489.1242 (C20H26O5N4S2Na)
実施例16
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例16で得られた4−アセチルチオ−1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 620 mg (1.98 mmol) をジメチルホルムアミド 35 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 201 mg (2.18 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 2.35 g (3.96 mmol) のアセトニトリル 65 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.40 ml (8.04 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 495 mg, 収率 41% で得た。
【0325】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.7Hz), 7.66 (2H, d, J=8.7Hz), 7.09 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.8Hz), 5.23 (1H, d, J=13.8Hz), 4.35−4.20 (2H, m), 4.00−3.85 (2H, m), 3.50−3.00 (12H, m including 3H x2,each br s at 3.22 and 3.07), 2.20−1.95 (2H, m), 1.93−1.70 (3H, m), 1.38(3H, d, J=6.2Hz), 1.31 (3H, d, J=7.3Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 616 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例16(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 487 mg (0.791 mmol) をテトラヒドロフラン 22 ml, 蒸留水 11 ml に溶解し、20% 水酸化パラジウム 485 mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を1.5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 67 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜5%アセトニトリル−蒸留水〜7%アセトニトリル−蒸留水〜9%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)ピペリジン−4−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 183 mg, 収率 46 %で得た。
【0326】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.00 (1H, s), 4.30−4.10 (2H, m including dd at 4.17, J=9.0, 2.3Hz), 3.95−3.75 (2H, m), 3.50−3.10 (5H, m), 3.07(3H, s), 3.00 (3H, s), 2.15−1.95 (2H, m), 1.80−1.50 (2H, m), 1.25 (3H, d, J=6.3Hz), 1.18 (3H, d, J=7.2Hz)
IR (KBr): 1750, 1612, 1538, 1395 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 503 [M+H]+
実施例17
(1R,5S,6S)−2−[(3S)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[(3S)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例18で得られた(3S)−3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン 210 mg (0.721 mmol) をジメチルホルムアミド 10 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 80mg (0.865 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 429 mg (0.721 mmol) のアセトニトリル 20 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.502 ml (2.88 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン〜10%メタノール−塩化メチレン)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[(3S)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 412 mg,収率 100% で得た。
【0327】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.65 (2H, d, J=8.8Hz), 7.40 (1H, s), 7.03 (1H, br s), 5.50 (1H, d, J=13.6Hz), 5.48 (1H, br s), 5.22 (1H, d, J=13.6Hz), 4.36−4.25 (2H, m including dd at 4.32,J=9.5, 2.2Hz), 3.71−3.60 (1H, m), 3.60−3.49 (2H, m), 3.40 (1H, dq, J=9.5, 7.3Hz), 3.30 (1H, dd, J=6.6, 2.2Hz), 2.60−2.45 (1H, m), 2.40−2.05 (1H, m), 1.77 (1H, d, J=4.4Hz), 1.39 (3H, d, J=6.6Hz), 1.31 (3H, d, J=7.3Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 574 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[(3S)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例17(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[(3S)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート410 mg (0.715 mmol) をテトラヒドロフラン 15 ml, 蒸留水 15 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 410 mg存在下、室温にて接触水素還元を1.7時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 60 mgを加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒;蒸留水〜3%ずつアセトニトリルを加え〜12%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[(3S)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 150 mg, 収率46 % で得た。
【0328】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.41 (1H, s), 4.35−4.20 (2H, m), 4.05 (1H, quintet, J=5.2Hz), 3.90 (1H, dd, J=10.8, 5.9Hz), 3.75−3.65 (1H, m), 3.60−3.40 (4H, m), 2.60−2.45 (1H, m), 2.20−2.15 (1H, m), 1.31 (3H,d, J=6.4Hz), 1.25 (3H, d, J=8.9Hz)
IR (KBr): 1749, 1669, 1599, 1557, 1391, 1289 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 461 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 461.0926 [M+H]+, 計算値: 461.0929 (C18H22O5N4S2Na)
実施例18
(1R,5S,6S)−2−[(3S)− 1−(4−シアノ−1,3−チアゾールー2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[(3S)−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例19で得られた(3S)−3−アセチルチオ−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン 137 mg (0.541 mmol) をジメチルホルムアミド 7 mlに溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 60 mg (0.649 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 322 mg (0.541 mmol) のアセトニトリル 16 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.376 ml (2.16 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:3〜酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[(3S)− 1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 251 mg, 収率 84% で得た。
【0329】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.65 (2H, d, J=8.8Hz), 7.21 (1H, s), 5.50 (1H, d, J=13.6Hz), 5.22 (1H, d, J=13.9Hz), 4.35−4.24 (2H, m), 3.90 (2H, m), 3.74−3.45 (3H, m), 3.38 (1H, dq, J=9.4,4.7Hz), 3.30 (1H, dd, J=7.3, 2.9Hz), 2.60−2.48 (1H, m), 2.24−2.10 (1H, m), 1.62−1.50 (1H, br s), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.31 (3H, d, J=7.3Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 556 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[(3S)− 1−(4−シアノ−1,3−チアゾールー2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例18(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[(3S)−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 250 mg (0.450 mmol) をテトラヒドロフラン 12 ml, 蒸留水 12 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 250 mg存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 38 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜3%ずつアセトニトリルを加え〜15%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[(3S)−1−(4−シアノ−1,3−チアゾールー2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 128 mg, 収率64% で得た。
【0330】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.56 (1H, s), 4.32−4.22 (2H, m), 4.10−4.00 (1H, m), 3.88 (1H, dd, J=10.8, 5.9Hz), 3.74−3.62 (1H, m), 3.62−3.53 (1H, m), 3.52−3.38 (3H, m), 2.60−2.48 (1H, m), 2.19−2.08 (1H, m), 1.31 (3H, d, J=6.4Hz), 1.24 (3H, d, J=7.3Hz)
IR (KBr): 2229, 1751, 1604, 1560, 1391, 1310 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 443 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 443.0799 [M+H]+, 計算値: 443.0824 (C18H20O4N4S2Na)
実施例19
(1R,5S,6S)−2−[(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例20得られた(3R)−3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン 500 mg (1.84 mmol) をジメチルホルムアミド 25 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 204 mg (2.21 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.09 g (1.84 mmol)のアセトニトリル 55ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.28 ml (7.36 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン〜9%メタノール−塩化メチレン)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 917 mg, 収率 87% で得た。
【0331】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.2Hz), 7.66 (2H, d, J=8.2Hz), 7.40 (1H, s), 7.05 (1H, br s), 5.55 (1H, br s), 5.51 (1H, d, J=14.1Hz), 5.24 (1H, d, J=14.1Hz), 4.35−4.25 (2H, m), 4.05−3.90 (2H, m), 3.70−3.60 (1H, m), 3.60−3.40 (4H, m), 3.31 (1H, dd, J=6.9, 2.9Hz), 2.60−2.40 (1H, m), 2.20−2.05 (1H, m), 1.95 (1H, br s), 1.39 (3H, d, J=5.9Hz),1.33 (3H, d, J=6.8Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 574 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例19(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート917 mg, (1.60 mmol) をテトラヒドロフラン 45 ml, 蒸留水 45 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 917 mg存在下、室温にて接触水素還元を1.7時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 134 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2%ずつアセトニトリルを加え〜16%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)ピロリジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 338 mg, 収率 46 %で得た。
【0332】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.41 (1H, s), 4.35−4.20 (2H, m), 4.10−4.00 (1H, m), 3.89 (1H, dd, J=11.2, 6.7Hz), 3.70−3.60 (1H, m), 3.58−3.40 (4H, m), 2.60−2.45 (1H, m), 2.20−2.10 (1H, m), 1.31 (3H, d, J=6.3Hz), 1.25 (3H, d, J=7.3Hz)
IR (KBr): 1748, 1608, 1597, 1559, 1391, 1289 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 461 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 461.0938 [M+H]+, 計算値: 461.0929 (C18H22O5N4S2Na)
実施例20
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩(4)
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例12で得られた3−アセチルチオ−1−(4−4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン415 mg(1.16 mmol) をジメチルホルムアミド20.8 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 137.0 mg (1.39 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 690 mg (1.16mmol) のアセトニトリル 34.4 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン1.34 ml (7.69 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを黄色シロップ状として719 mg, 収率94%で得た。
【0333】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.3Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 6.48 (1H, s), 5.50 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 4.66 (2H, s), 4.46 (2H, dd, J=15.4, 8.1Hz), 4.32−4.20 (3H, m), 4.08−4.00(2H, m), 3.28 (1H, dd, J=6.6, 2.2Hz), 3.21 (1H, d, dq, J=9.1, 7.3Hz), 1.95 (1H, br s), 1.37 (3H, d, J=5.9Hz), 1.26 (3H, d, J=7.3Hz), 0.94 (9H, s), 0.10 (6H, s)
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例20(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 719 mg (1.09 mmol) を無水テトラヒドロフラン 36 ml に溶解し、酢酸 0.19 ml (3.3 mmol), テトラn−ブチルアンモニウムフロライド−テトラヒドロフラン溶液 3.3 ml (3.3 mmol) を順次氷冷下で加え、その後室温にて一晩撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作をし、水層をさらに酢酸エチルにて分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムにて乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=15:1)にて精製し、目的化合物であるp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを黄色シロップ状として 426.2 mg, 収率 72% で得た。
【0334】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.20 (2H, d, J=8.1Hz), 7.66 (2H, d, J=8.1Hz), 6.50 (1H, s), 5.54 (1H, d, J=13.6Hz), 5.27 (1H, d, J=13.6Hz), 4.56 (1H, d, J=13.6Hz), 4.53 (1H, d, J=13.6Hz), 4.47 (1H, t, J=8.5Hz), 4.41 (1H, t, J=8.5Hz), 4.32 (1H, quintet, J=6.4Hz), 4.28−4.20 (2H, m), 4.08 (1H, dd, J=8.5, 5.4Hz), 3.88 (1H, dd, J=5.4, 8.5Hz), 3.304 (1H, dd, 6.2, 2.7Hz), 3.204 (1H, dq, J=9.2, 7.3Hz), 1.35 (3H, d, J=6.2Hz), 1.25 (3H, d, J=7.3Hz)
(3)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例20(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 426.2 mg (0.78 mmol) をテトラヒドロフラン 20 ml, 蒸留水 10 mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム 530 mg存在下、室温にて接触水素還元を1.5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 65.5 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜3%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 156 mg, 収率 46 %で得た。
【0335】
1H−NMR(400MHz , D2O): δ(ppm) 6.50 (1H, s), 4.36−4.28 (4H, m), 4.19−4.10 (1H ,m), 4.10−3.98 (2H, m including 1H, dd at 4.01, J=8.0, 3.0Hz),3.88−3.68 (2H ,m), 3.24 (1H, dd, J=6.6, 2.9Hz), 3.12−3.00 (1H, m), 1.11(3H, d, J=5.9Hz), 1.00 (3H, d, J=7.3Hz)
IR (KBr): 3357, 1748, 1600, 1528, 1470, 1396, 1311 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 434 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 434.0796 [M+H]+, 計算値: 434.0820 (C17H21O5N3S2Na)
実施例21
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例21で得られた3−アセチルチオ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン142 mg (0.56 mmol)をジメチルホルムアミド7 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩62 mg (0.67 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート333 mg (0.56mmol)のアセトニトリル7 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン0.39 ml (2.24 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として274 mg、収率88%で得た。
【0336】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23(2H, d, J=8.8 Hz), 7.77(1H, s), 7.66(2H, d, J=8.8 Hz), 6.78(1H, brs), 5.51(1H, d, J=13.9 Hz), 5.25(1H, d, J=13.2 Hz), 4.51(2H, q, J=8.1 Hz), 4.30−4.21(3H, m), 4.08(2H, dd, J=5.9, 8.1 Hz), 3.30(1H, dd, J=2.9, 7.3 Hz), 3.24,3.16(1H, m),2.94(3H, d, J=5.1 Hz), 1.38(3H, d, J=5.9 Hz), 1.26(3H, d, J=7.4 Hz)
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例21(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート344 mg(0.62 mmol) をテトラヒドロフラン17 ml, 蒸留水9 mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム344mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム52 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:5%アセトニトリル/蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的物化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として166 mg、収率60%で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm)7.73(1H, s), 4.44(2H, t, J=8.1 Hz), 4.20−4.13(1H, m), 4.10(1H, t, J=6.6 Hz), 4.05(1H, d, J=9.5 Hz), 3.94(2H, quint.,J=4.4 Hz), 3.28(1H, dd, J=2.2, 5.9 Hz), 3.09(1H, quint., J=7.3 Hz), 2.73(3H, s), 1.15(3H, d, J=6.6 Hz), 1.04(3H, d, J=7.3 Hz)
IR (KBr): 3415, 1750, 1625, 1531, 1388 cm−1
高分解能 massスペクトル (FAB+):実測値:445.1162 [M+H]+, 計算値:445.1157(C18H22O6N4SNa)
実施例22
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例22で得られた3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン275 mg (1.14 mmol)をジメチルホルムアミド14 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩126mg (1.37 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート677 mg (1.14 mmol)のアセト二トリル14 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン0.79 ml (4.56 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル:メタノール=10:10:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として313 mg、収率51%で得た。
【0337】
1H−NMR(400MHz ,CD3OD): δ(ppm) 8.08(2H, d, J=8.8 Hz), 7.77(1H, s), 7.55(2H, d, J=8.8 Hz), 5.32(1H, d, J=13.9 Hz), 5.14(1H, d, J=13.9 Hz), 4.43(2H, t, J=8.8 Hz), 4.28−4.20(1H, m), 4.13(1H, dd, J=2.9,9.5 Hz), 4.00(1H, t, J=6.6 Hz), 3.90(2H, dt, J=4.4, 9.5 Hz), 3.23−3.18(2H, m), 1.18(3H, d, J=5.9 Hz), 1.09(3H, d, J=7.3 Hz)
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩実施例22(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート313 mg(0.582 mmol) をテトラヒドロフラン16 ml, 蒸留水8 mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム313 mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム49 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:5%アセトニトリル/蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的物化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として110 mg、収率44%で得た。
【0338】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.79(1H, s), 4.46(2H, t, J=8.1 Hz), 4.20−4.16(1H, m), 4.10(1H, t, J=5.9 Hz), 4.06(1H, dd, J=2.9, 9.5 Hz), 3.95(2H, quint., J=4.4 Hz), 3.28(1H, dd, J=2.9, 5.9 Hz), 3.12−3.08(1H, m), 1.15(3H, d, J=6.6 Hz), 1.05(3H,d, J=7.3 Hz)
IR (KBr): 3360, 1749, 1671, 1625, 1384, 1275 cm−1
高分解能 massスペクトル (FAB+):実測値:431.1008 [M+H]+、計算値:431.0992
実施例23
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−シアノ−1,3−オキサゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例23で得られた3−アセチルチオ−1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン156 mg (0.70 mmol)をジメチルホルムアミド8 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩77 mg (0.84 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート416 mg (0.70 mmol)のアセト二トリル8 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン0.49 ml (2.80 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として309 mg、収率84%で得た。
【0339】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22(2H, d, J=8.8 Hz), 7.74(1H, s), 7.66(2H, d, J=8.8 Hz), 5.51(1H, d, J=13.9 Hz), 5.25(1H, d, J=13.2 Hz), 4.56(2H, q, J=8.1 Hz), 4.29−4.22(3H, m), 4.15−4.10(2H, m), 3.30(1H, dd, J=2.9, 7.3 Hz), 3.19(1H, dt, J=7.3, 9.5 Hz), 1.37(3H, d, J=6.6 Hz), 1.26(3H, d, J=7.3 Hz)
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−シアノ−1,3−オキサゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例23(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート(21)309 mg(0.59 mmol) をテトラヒドロフラン16 ml, 蒸留水8 mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム309 mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム50 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:5%アセトニトリル/水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的物化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−シアノ−1,3−オキサゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として150 mg、収率60%で得た。
【0340】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.92(1H, s), 4.45(2H, t, J=8.8 Hz), 4.20−4.16(1H, m), 4.09(1H, t, J=6.6 Hz), 4.05(1H, d, J=8.8 Hz), 3.95(2H, quint., J=4.4 Hz), 3.28(1H, d, J=6.6 Hz) , 3.08(1H, quint., J=8.1 Hz), 1.14(3H, d, J=6.6 Hz), 1.03(3H, d, J=7.3 Hz)
IR (KBr): 3372, 1750, 1628, 1394, 1283 cm−1
高分解能 massスペクトル (FAB+):実測値:413.0921[M+H]+
計算値:413.0860 (C17H18O5N4SNa)
実施例24
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例24で得られた3−アセチルチオ−1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 247 mg ( 0.83 mmol) をジメチルホルムアミド 12 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 92 mg ( 1.0 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 493 mg ( 0.83 mmol) のアセトニトリル 25 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.58 ml ( 3.32 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:10% メタノール−酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 321 mg, 収率 65 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.7Hz), 7.66 (2H,d, J=8.7Hz), 7.41 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.7Hz), 5.25 (1H, d, J=13.7Hz), 4.56 (2H, t, J=7.4Hz), 4.50−4.40 (2H, m), 4.35−4.10 (5H, m including2H, t at 4.17, J=7.4Hz), 4.04 (1H, t, J=5.4Hz), 4.02 (1H, t, J=5.4Hz), 3.29 (1H, dd, J=7.0, 2.5Hz), 3.18 (1H, dq, J=8.9, 7.3Hz), 2.30 (2H, quintet, J=7.4Hz), 1.95−1.50 (dull s including 1H of OH group), 1.38 (3H, d,J=6.3Hz), 1.26 (3H, d, J=7.3Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 600 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例24(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート321 mg (0.54 mmol) をテトラヒドロフラン 15 ml, 蒸留水 15 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 321 mg存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 45 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜5%アセトニトリルを加え〜15%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸ナトリウム塩を白色固体として 162 mg, 収率 65 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.34 (1H, s), 4.95−4.65 (4H, m), 4.40−4.30 (1H, m), 4.30−4.13 (4H, m including 1H, quintet at 4.25, J=6.3Hz, and 1H, dd, at 4.19, J=14.4, 7.2Hz), 4.10−4.00 (2H ,m), 3.43 (1H, dd, J=6.3, 2.5Hz), 3.26 (1H, quintet, J=7.2Hz), 2.37 (2H, quintet, J=7.9Hz), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2Hz)
IR (KBr): 1750, 1607, 1538, 1455, 1435, 1393, 1308, 1292 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 487 [M+H]+
実施例25
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例25で得られた3−アセチルチオ−1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 207 mg (0.62 mmol) をジメチルホルムアミド 8 ml に溶解し、窒素雰囲気下、0℃にてヒドラジン酢酸塩 68.4mg (0.74 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 370.5 mg (0.62 mmol) のアセトニトリル 16 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.43 ml (2.48 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:5% メタノール−酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(1、3−チアゾール−4−チオモルホリノカルボニル−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 246 mg, 収率 61%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.7Hz), 7.67 (2H,d, J=8.7Hz), 7.12 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.8Hz), 5.25 (1H, d, J=13.8Hz), 4.60−4.40 (2H, m), 4.35−4.22 (3H, m), 4.10−4.00 (2H ,m), 4.00−3.90 (4H, m), 3.29 (1H, dd, J=6.4, 2.6Hz), 3.21 (1H, dq, J=9.2, 7.3Hz), 2.80−2.60 (4H, m), 1.80−1.50 (dull s including 1H of OH group), 1.38 (3H, d, J=6.4Hz), 1.27 (3H, d, J=7.3Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 646 [M+H]+
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例25(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 543 mg (0.84 mmol) をテトラヒドロフラン 30 ml, 蒸留水 30 mlに溶解し、10% パラジウム炭素 543 mg存在下、室温にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 70.6 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜5%ずつアセトニトリルを加え〜20%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸ナトリウム塩を白色固体として 277 mg, 収率 62 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.10 (1H, s), 4.56 (2H, t, J=8.0Hz), 4.42−4.30 (1H, m), 4.25 (1H, quintet, J=6.3Hz), 4.21 (2H, dd, J=7.8,2.4Hz), 4.12−4.02 (2H, m), 3.96−3.85 (2H, m), 3.85−3.75 (2H, m), 3.44 (1H, dd, J=6.3, 2.4Hz), 3.26 (1H, dq, J=8.9, 7.8Hz), 2.86−2.70 (2H, m), 2.70−2.60 (2H, m), 1.30 (3H, d, J=6.3Hz), 1.20 (3H, d, J=7.8Hz)
IR (KBr): 1749, 1608, 1535, 1454 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 533 [M+H]+
実施例26
エチル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例3で得られた(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩 357 mg (0.80 mmol) をジメチルアセトアミド 5 ml に溶解し、窒素雰囲気下、0℃にてヨウ化エチル 374 mg (2.40 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌し、さらに室温まで徐々に昇温させながら2時間攪拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え有機層を10%食塩水、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し濾過後、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜20%アセトニトリル−酢酸エチル〜40%アセトニトリル−酢酸エチル〜60%アセトニトリル−酢酸エチル)にて精製した。得られた精製物を塩化メチレンに溶解後、ジエチルエーテル、ヘキサンを順次加えることにより粉末化し、エチル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを無色粉末として 387 mg, 収率95%で得た。
【0341】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.48 (1H, s), 6.99 (1H, br s), 5.61 (1H, br s), 4.48 (2H, q, J=8.5Hz), 4.19−4.43 (4H, m), 4.02−4.13 (2H,m), 3.26 (2H,dd, J=7.1, 2.7Hz), 3.10 (1H, dq, J=9.0, 7.3Hz), 2.07 (1H, d, J=4.8Hz), 1.37 (3H, d, J=6.9Hz), 1.36 (3H, t, J=7.5Hz), 1.25 (3H, d, J=7.2Hz)
IR (KBr): 1770, 1669, 1602, 1543, 1324, 1283 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 453 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 453.1235 [M+H]+, 計算値: 476.1267 (C19H25O5N4S2)
実施例27
フェニル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例3で得られた(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩 162 mg (0.36 mmol) を水 1 ml およびテトラヒドロフラン 1 mlに溶解し、0℃にて1M塩酸 0.33 ml (0.33 mmol) を加え、反応液を減圧下濃縮した。得られた残渣をアセトニトリル10 ml に溶解し、室温でフェノール 102 mg (1.1 mmol)、 ジメチルアミノピリジン 22 mg (0.18 mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩 139 mg (0.73 mmol) を加え30分攪拌後、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩 139 mg (0.73 mmol) を追加し、さらに30分攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、有機層を希塩酸、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し濾過後、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜20%アセトニトリル−酢酸エチル〜40%アセトニトリル−酢酸エチル〜60%アセトニトリル−酢酸エチル)にて精製し、フェニル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを無色粉末として 66 mg, 収率36%で得た。
【0342】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.48 (1H, s), 7.38−7.43 (2H, m),7.23−7.28 (3H, m), 6.99 (1H, br s), 5.60 (1H, br s), 4.40−4.55 (2H, m),4.24−4.36 (3H, m), 4.03−4.13 (2H, m), 3.32 (1H, dd, J=7.0, 2.6Hz), 3.25(1H, dq, J=9.2, 7.3Hz), 2.09 (1H, br), 1.39 (3H, d, J=6.4Hz), 1.30 (3H,d, J=7.3Hz)
IR (KBr): 1771, 1668, 1542, 1195 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 501 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 501.1266 [M+H]+, 計算値: 501.1266 (C23H25O5N4S2)
実施例28
ピバロイルオキシメチル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例3で得られた(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩 402 mg (0.90 mmol) をジメチルアセトアミド 5 ml に溶解し、窒素雰囲気下、0℃にてヨウ化メチルピバレート 261 mg (1.08 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え有機層を10%食塩水、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し濾過後、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣にジエチルエーテル加えることにより粉末化し、ピバロイルオキシメチル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを無色粉末として 450 mg, 収率93%で得た。
【0343】
1H−NMR(400MHz ,DMSO−d6): δ(ppm) 7.47 (1H, s), 7.43 (1H, br s), 7.32 (1H, br s), 5.89 (1H, d, J=5.9Hz), 5.74(1H, d, J=5.9Hz), 5.09 (1H, d, J=5.2Hz), 4.42−4.58 (3H, m),4.20 (1H, dd, J=9.4, 2.4Hz), 3.89−4.02 (3H, m), 3.37 (1H, dq, J=9.1, 7.4Hz), 3.26 (1H, dd, J=6.3, 2.6Hz), 1.14 (3H, d, J=7.4Hz), 1.13 (9H, s), 1.11 (3H, d, J=6.5Hz)
IR (KBr): 1778, 1754, 1602, 1545, 1282, 1118 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 539 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 539.1634 [M+H]+, 計算値: 539.1634 (C23H31O7N4S2)
実施例29
1−(イソプロポキシカルボニルオキシ)エチル (1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例3で得られた(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩 245 mg (0.55 mmol) をジメチルアセトアミド 5 ml に溶解し、窒素雰囲気下、0℃にて1−ヨードエチル−イソプロピルカーボネート 317 mg (1.21 mmol) を加え、そのまま1.5時間攪拌し、さらに室温まで徐々に昇温させながら1.5時間攪拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え有機層を10%食塩水、0.1 M 塩酸、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し濾過後、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜20%アセトニトリル−酢酸エチル〜40%アセトニトリル−酢酸エチル〜60%アセトニトリル−酢酸エチル)にて精製した。得られた精製物を塩化メチレンに溶解後、ジエチルエーテル、ヘキサンを順次加えることにより粉末化し、1−(イソプロポキシカルボニルオキシ)エチル (1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを無色粉末として 266 mg, 収率88%で得た。
【0344】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.48 (1H, s), 7.00 (1H, br s), 6.82−6.92 (1H, m), 5.65 (1H, br s), 4.84−4.97 (1H, m), 4.43−4.52 (2H, m),4.18−4.39 (3H, m), 4.02−4.07 (2H, m), 3.25 (1H, dd, J=7.0, 2.5Hz), 3.17(1H, dq, J=9.3, 7.3Hz), 2.16 (1H, br), 1.61, 1.59 (3H, d*2, J=5.5Hz), 1.18−1.39 (12H, m)
IR (KBr): 1763, 1669, 1542, 1276, 1074 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 555 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 555.1570 [M+H]+, 計算値: 555.1584 (C23H31O8N4S2)
実施例30
1−(3−ペンチルオキシカルボニルオキシ)エチル (1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例3で得られた(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩 402 mg (0.90 mmol) をジメチルアセトアミド 8 ml に溶解し、窒素雰囲気下、0℃にて1−ヨードエチル−3−ペンチルカーボネート 568 mg (1.98 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌し、さらに室温まで徐々に昇温させながら2時間攪拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え有機層を10%食塩水、0.1 M塩酸、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し濾過後、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜20%アセトニトリル−酢酸エチル〜40%アセトニトリル−酢酸エチル〜60%アセトニトリル−酢酸エチル)にて精製し、1−(3−ペンチルオキシカルボニルオキシ)エチル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを無色アモルファスとして 506 mg, 収率96%で得た。
【0345】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.48 (1H, s), 7.00 (1H, br s), 6.85−6.93 (1H, m), 5.58 (1H, br s), 4.57−4.66 (1H, m), 4.42−4.52 (2H, m),4.15−4.32 (3H, m), 4.02−4.10 (2H, m), 3.24 (1H, dd, J=7.1, 2.6Hz), 3.17(1H, dq, J=9.3, 7.4Hz), 2.00 (1H, br), 1.50−1.72 (7H, m), 1.34, 1.36 (3H, d*2, J=6.5Hz), 1.24, 1.25 (3H, d*2, J=7.3Hz), 0.84−0.98 (6H, m)
IR (KBr): 1761, 1671, 1542, 1268, 1074 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 583 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 583.1907 [M+H]+, 計算値: 583.1896 (C25H35O8N4S2)
実施例31
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例26で得られた3−アセチルチオ−1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 235 mg( 0.84 mmol) をジメチルホルムアミド 12 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 103 mg( 110 mmol) を加え、そのまま 3 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 499 mg ( 0.84 mmol) のアセトニトリル 25.ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.56 ml ( 3.36 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 9:1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 240 mg, 収率 46 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.28 ( 1H, s ), 5.51 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 5.25 (1H, d, J= 13.8 Hz ), 4.49 ( 2H, dd, J= 14.6, 8.5 Hz ), 4.35 − 4.20 ( 3H, m ), 4.05 ( 1H, t, J= 6.1 Hz), 4.04 ( 1H, t, J= 6.1 Hz), 3.78 ( 2H, t,J= 6.5 Hz ), 3.62 ( 2H, t, J= 6.5 Hz ), 3.29 ( 1H, dd, J= 7.2, 2.5 Hz ), 3.20 ( 1H, dq, J = 9.0, 7.3 Hz ), 1.82 − 1.98 ( 4H, m ), 1.38 ( 3H, d,J= 6.1 Hz ),1.27 ( 3H, d, J= 7.2 Hz )
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例31(1)で得られた化合物p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 240 mg ( 0.39 mmol) をテトラヒドロフラン 12 ml, 蒸留水 12 mlに溶解し、7.5%パラジウム炭素 240 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 1.5 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 33 mg を加えた。この反応液に酢酸および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜 3 % アセトニトリル−蒸留水〜 6 % アセトニトリル−蒸留水 )にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 113 mg, 収率 60 %で得た。
【0346】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.40 ( 1H, s ), 4.56 ( 2H, t, J= 8.6 Hz ),4.43 − 4.30 ( 1H, m ), 4.25 ( 1H, quint., J= 6.4 Hz ), 4.20 ( 1H, dd, J= 8.9, 2.4 Hz ),4.10 − 3.98 ( 2H, m ), 3.62 ( 2H, t, J= 6.6 Hz ), 3.54 ( 2H, t, J= 6.6 Hz ), 3.26 ( 1H, dq, J= 8.9, 7.4 Hz ), 3.43 ( 1H, dd, J= 8.9, 2.4 Hz ), 2.05 − 1.85 ( 4H, m ), 1.30 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ),1.27( 3H, d, J= 7.4 Hz )
IR (KBr): 3375.7, 1605.9, 1537,4, 1468.9, 1423.6, 1396.6, 1298.2cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 501 [M+H]+
実施例32
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例27で得られた3−アセチルチオ−1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 276 mg ( 0.85 mmol) をジメチルホルムアミド 20 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 94. mg ( 1.02 mmol) を加え、そのまま 2 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 505 mg ( 0.85 mmol) のアセトニトリル 20 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.59 ml ( 3.40 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 9:1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 464 mg収率 87 %で得た。
【0347】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.02 ( 1H, s ), 5.51 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.26 (1H, d, J= 13.7 Hz ), 4.51 ( 1H, t, J= 8.1 Hz ), 4.50 ( 1H, t, J= 8.1 Hz), 4.32 − 4.20 ( 3H, m including 4.25 ( 1H, dd, J= 8.0, 2.5 Hz )),4.07( 1H, t, J= 5.7 Hz), 4.05 ( 1H, t, J= 5.7 Hz), 3.72 − 3.58 ( 4H, m ),3.28 ( 1H, dd, J= 6.8, 2.5 Hz ), 3.20 ( 1H, dq, J = 8.4, 7.3 Hz ), 1.80 − 1.45 ( 6H, m ),1.38 ( 3H, d, J= 6.8 Hz ),1.26 ( 3H, d, J= 7.1 Hz )
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例32(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 464mg (0.74 mmol) をテトラヒドロフラン 20 ml, 蒸留水 20 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 464 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 62 mg を加えた。この反応液に酢酸および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜 2 % アセトニトリル−蒸留水〜 5 % アセトニトリル−蒸留水〜 10 % アセトニトリル−蒸留水〜 20 % アセトニトリル−蒸留水〜 30 % アセトニトリル−蒸留水 )にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 171 mg, 収率 45 %で得た。
【0348】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ (ppm) 7.04 ( 1H, s ), 4.10 − 4.00 ( 2H, m ), 4.42 − 4.30 ( 1H, m ), 4.25 ( 1H, quint., J= 6.2 Hz ), 4.21 ( 1H, dd, J= 9.0, 2.4 Hz ), 4.05 ( 2H, ddd, J= 8.3, 5.4, 2.7 Hz ), 3.62 ( 2H, t, J= 5.3 Hz ), 3.49 ( 2H, t, J= 5.3 Hz ), 3.44 ( 1H, dd, J= 6.2, 2.4 Hz ), 3.26 ( 1H, dq, J= 7.7, 7.4 Hz ), 1.70 − 1.60 ( 4H, m ), 1.60 − 1.50 ( 2H, m ), 1.30 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ),1.27 ( 3H, d, J= 7.2 Hz )
IR (KBr): 3382.5, 1747.7, 1605.9, 1538.4, 1400.4, 1310.7, 1249.0 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 515 [M+H]+
実施例33
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例28で得られた3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 342 mg ( 1.15 mmol) をジメチルホルムアミド 12ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 127 mg ( 1.38 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 684 mg ( 1.15 mmol) のアセトニトリル 25 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.80 ml ( 4.60 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 食塩水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 9 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 606 mg, 収率 88 %で得た。
【0349】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.44 ( 1H, s ), 7.23 ( 1H, br s ), 5.51 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.25 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 4.49 ( 2H, dd, J= 14.3, 7.6 Hz ), 4.37 − 4.19 ( 3H, m ), 3.98 − 4.12 ( 3H, m ), 3.30 ( 1H, dd, J= 9.2, 7.3 Hz ), 3.20 ( 1H, dq, J = 9.2, 7.3 Hz ), 2.80 − 2.94 ( 1H, m ), 1.38 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ),1.27 ( 3H, d, J= 7.3 Hz ), 0.85 ( 1H, t, J = 5.5 Hz), 0.83 ( 1H, t, J = 5.5 Hz ), 0.58 − 0.70 ( 2H, m ),
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸ナトリウム塩
実施例33(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 606 mg ( 1.01 mmol)をテトラヒドロフラン 30 ml, 蒸留水 30 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 606 mg存在下、35 ℃水浴にて接触水素還元を 2.5 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 85 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜 5% アセトニトリル−蒸留水 〜 10% アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 275 mg, 収率 56 % で得た。
【0350】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.46 ( 1H, s ), 4.54 ( 2H, t, J= 8.2 Hz ), 4.38 − 4.30 ( 1H, m ),4.25 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ), 4.19 ( 1H, dd, J= 8.9, 2.4 Hz ), 4.10 − 4.19 ( 1H, dd, J= 8.9, 2.4 Hz ), 3.43 ( 1H, dd, J= 6.3, 2.4 Hz ), 3.24 ( 1H, dq, J= 8.9, 7.3 Hz ), 2.78 − 2.70 ( 1H,m ), 1.30 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.19 ( 3H, d, J= 7.2 Hz ), 0.85 ( 1H, t, J= 5.2 Hz ), 0.84 ( 1H, t, J= 5.2 Hz ), 0.73 − 0.61 ( 2H, m )
IR (KBr): 3397.0, 1750.1, 1603.5, 1545.7, 1489.7, 1470.5, 1393.3, 1312.3 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 465 [M+H]+
実施例34
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例29で得られた3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 398 mg ( 1.28 mmol) をジメチルホルムアミド 15 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 141 mg ( 1.53 mmol) を加え、そのまま 2.5 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 761 mg ( 1.28 mmol)のアセトニトリル 30 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.88 ml ( 5.12 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 食塩水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 9 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 578 mg, 収率 74 %で得た。
【0351】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.66( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.41 ( 1H, s ), 5.51 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.25 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 4.60 − 4.42 ( 3H, m including 4.52 ( 2H, quint., J= 7.8 Hz )), 4.36 − 4 20 ( 3H, m ), 3.30 ( 1H, dd, J= 6.9, 2.5 Hz ),3.21 ( 1H, dq, J= 9.2, 7.4 Hz ), 2.47 − 2.33 ( 2H, m ), 2.10 − 1.92 ( 2H, m),1.85 − 1.65 ( 2H, m ), 1.39 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.28 ( 3H, d, J= 7.3 Hz )
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例34(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 578 mg (0.94 mol) をテトラヒドロフラン 30 ml, 蒸留水 30 ml に溶解し、7.5 %パラジウム炭素 578 mg存在下、35 ℃水浴にて接触水素還元を 2.5 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 79 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜5 % アセトニトリル−蒸留水〜 10 % アセトニトリル−蒸留水 )にて精製し、凍結乾燥することによって目的物化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 322 mg, 収率 68 % で得た。
【0352】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.45 ( 1H, s ), 4.56 ( 2H, t, J= 8.0 Hz ), 4.44 − 4.29 ( 2H, m ), 4.25 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ), 4.20 ( 1H, dd, J= 8.8, 2.4 Hz ), 4.12 − 4.00 ( 2H, m ), 3.44 ( 1H, dd, J= 6.3, 2.5 Hz ), 3.26 ( 1H, dq, J= 8.8, 7.4 Hz ), 2.41 − 2.28 ( 2H, m ), 2.15 − 2.00 ( 2H, m ),1.87 − 1.72 ( 2H, m ), 1.31 ( 3H, d, J= 6.2 Hz ), 1.20 ( 3H, d, J= 7.2 Hz )
IR (KBr): 3395.1, 1750.1, 1659.4, 1604.5, 1545.7, 1490.7, 1470.5, 1393.8, 1310.4, 1251.6 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 501 [M+H]+
実施例35
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾールー2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1− [4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例30で得られた3−アセチルチオ−1−[4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 1.35 g ( 3.97 mmol) をジメチルホルムアミド 40 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 438 mg ( 4.76 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 2.36 g (3.97 mmol)のアセトニトリル 40 ml溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 2.77 ml ( 15.9 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 1 : 5 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1− [4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 828 mg, 収率 60 % で得た。
【0353】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.16 ( 1H, s ), 5.51 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 5.25 (1H, d, J= 13.8 Hz ), 4.50 ( 1H, t, J= 4.9 Hz ), 4.49 ( 1H, t, J= 4.9 Hz), 4.33 − 4.20 ( 3H, m ), 4.06 ( 1H, t, J= 4.9 Hz ), 4.05 ( 1H, t, J= 4.9 Hz ) 3.99 − 3.73 ( 4H, m ), 3.29 ( 1H, dd, J= 7.0, 2.5 Hz ), 3.20 (1H, dq, J = 9.1, 7.3 Hz ), 2.74 − 2.48 ( 4H, m ), 1.38 ( 3H, d, J= 6.3 Hz ), 1.27 ( 3H, d, J= 7.3 Hz )
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾールー2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例35(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1− [4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート500 mg ( 0.78 mmol) をテトラヒドロフラン 25 ml, 蒸留水 25 ml に溶解し、7.5 % パラジウム炭素 500 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、この反応液に酢酸および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜 2 % アセトニトリル−蒸留水〜 4 % アセトニトリル−蒸留水〜 6 % アセトニトリル−蒸留水〜 8 % アセトニトリル−蒸留水〜 10 % アセトニトリル−蒸留水〜 12 % アセトニトリル−蒸留水 )にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(4−メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾールー2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 192 mg, 収率 49 %で得た。
【0354】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.24 ( 1H, s ), 4.57 ( 2H, t, J= 8.4 Hz ), 4.39 − 4.30 ( 1H, m ),4.25 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ), 4.20 ( 1H, dd, J= 9.0, 2.4 Hz ),4.15 − 3.05 ( 12H, m including 4.04 ( 2H, dd, J= 8.4, 4.9 Hz ), 3.44 ( 1H, dd, J= 6.3, 2.6 Hz ), 3.25 ( 1H, dq, J= 9.0, 7.0 Hz )), 2.88 ( 3H, s ), 1.30 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.20 ( 3H, d, J= 7.1 Hz )
IR (KBr): 3397.0, 1757.8, 1606.4, 1536.0, 1457.9, 1429.0, 1383.7, 1312.3 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 508 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+):
実測値: 508.1680 [M+H]+, 計算値: 508.1688 (C22H30N5O5S2Na)
実施例36
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例31で得られた3−アセチルチオ−1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン350mg (1.07mmol) をジメチルホルムアミド 18ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 118mg (1.28mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 636mg (1.07mmol) のアセトニトリル32ml溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 746μl (4.28mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、6時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=95:5〜9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 636mg, 収率94% で得た。
【0355】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.44 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.9 Hz), 5.25 (1H, d, J=13.2 Hz), 4.75−4.69 (1H, m), 4.51−4.43 (2H, m), 4.42−4.37 (1H, m), 4.32−4.20 (5H, m), 4.04 (2H, dt, J=8.1, 5.1 Hz), 3.33 (3H, s), 3.29 (1H, dd, J=2.2, 6.6 Hz), 3.20 (1H, dq, J=9.2, 7.3Hz), 1.38 (3H, d, J=6.6 Hz), 1.27 (3H, d, J=7.3 Hz)
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例36(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート630mg (1.00mmol) をテトラヒドロフラン 32ml, 蒸留水 32ml に溶解し、10%パラジウム炭素 630mg存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 84mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィーにて精製し(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=92:8)、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 239mg, 収率 46 % で得た。
【0356】
1H−NMR(400MHz, D2O): δ(ppm) 7.39(1H, s), 4.76−4.69 (1H, m), 4.56(2H, d, J=8.1 Hz), 4.44−4.31 (4H, m), 4.25 (1H, dq, J=6.1, 6.4 Hz) 4.20 (1H, dd, J=2.4, 9.1 Hz), 4.09−3.99 (3H, m), 3.43(1H, dd, J=2.4, 6.1 Hz), 3.37 (3H, s), 3.26 (1H, dq, J=9.1, 7.2 Hz), 1.30 (3H, d, J=6.4 Hz),1.20
(3H, d, J=7.2 Hz)
IR (KBr): 1750, 1607, 1538, 1449, 1395, 1306cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 539 [M+Na]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+):
実測値: 539.1026 [M+Na]+, 計算値: 539.0111 (C21H25N4O6S2Na2)
元素分析 : C21H25N4O6S2Na・3/2H2Oとして計算
実測値 : C,46.48% H,5.53% N,10.60% S,11.66%
計算値 : C,46.40% H,5.19% N,10.31% S,11.80%
実施例37
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例32で得られた3−アセチルチオ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 893 mg ( 2.68 mmol) をジメチルホルムアミド40 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 296 mg ( 3.21 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.59 g ( 3.21 mmol) のアセトニトリル 53 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.87 ml ( 10.7 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5 M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒: 酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 9 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として1.2 g, 収率 71 % で得た。
【0357】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.29 − 8.18 ( 2H, m ), 7.73 − 7.62 ( 4H, m ), 7.62 − 7.50 ( 1H, m ), 7.42 − 7.82 ( 2H, m ), 7.18 − 7.09 ( 1H, m ), 5.51 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 5.25 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 4.54 ( 2H, dd, J= 15.6, 7.8 Hz ), 4.40 − 4.21 ( 3H, m ), 4.21 − 4.08 ( 2H, m ), 3.31 ( 1H, dd, J= 6.9, 2.5 Hz ), 3.23 ( 1H, dq, J= 9.1, 7.3 Hz ), 1.39 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.29 ( 3H, d, J= 7.3 Hz )
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例37(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 400 mg ( 0.63 mmol) をテトラヒドロフラン 120 ml, 蒸留水 120 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 400 mg存在下、室温にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 53 mg を加えた。この反応液に酢酸エチルおよび蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜 4 % アセトニトリル−蒸留水〜 8 % アセトニトリル−蒸留水〜 12 % アセトニトリル−蒸留水〜 16 % アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾールー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 211 mg, 収率 64 % で得た。
【0358】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.60 − 7.51 ( 3H, m ), 7.54 − 7.42 ( 2H, m ), 7.36 − 7.27 ( 1H, m ), 4.63 = 4.52 ( 2H, m ), 4.29 − 4.39 ( 1H, m ), 4.25 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ), 4.20 ( 1H, ddd, J= 9.0, 2.3 Hz ), 4.09 ( 1H, t, J= 8.8 Hz ), 4.08 ( 1H, t, J= 8.8 Hz ), 3.44 ( 1H, ddd, J= 6.6, 1.9 Hz ), 3.25 ( 1H, dq, J= 6.3, 5.9 Hz ), 1.3 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.20 ( 3H, dd, J= 7.2, 2.4 Hz )
IR (KBr): 3368.1, 1750.1, 1676.8, 1598.7, 1538.9, 1506.1, 1470.5, 1440.6, 1394.3, 1324.9, 1295.9, 1245.8 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 501 [M+H]+
実施例38
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(2−ヒドロキシ−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例33で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 398.2mg (0.96mmol) をジメチルホルムアミド20ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩110mg (1.19mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート561.4mg (0.94mmol) のアセトニトリル38ml溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.7ml (4.02mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=2:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
を淡黄色シロップとして 605.3mg, 収率 80% で得た。
【0359】
1H−NMR(500MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.79 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.54 (1H, t, J=5.8Hz), 7.42 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.7Hz), 5.26 (1H, d, J=13.7Hz), 4.48 (1H, dd, J=8.3, 7.3Hz), 4.45 (1H, dd, J=8.3, 7.3Hz), 4.32−4.23 (3H, m), 4.06 (1H, dd, J=8.3, 5.9Hz), 4.03 (1H, dd, J=8.3, 5.9Hz), 3.76 (2H, t, J=5.8Hz), 3.52 (2H, q, J=5.8Hz), 3.30 (1H, dd, J=6.8, 2.0Hz), 3.208 (1H, dq, J=9.0, 7.4Hz), 1.95 (1H, br s), 1.38 (3H, d, J=5.7Hz), 1.27 (3H, d, J=6.8Hz), 0.91 (9H, s), 0.07 (6H, s)
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(2−ヒドロキシ−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例38(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート605.3mg(0.84mmol)をテトラヒドロフラン30mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸0.15ml(2.6mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液2.5ml(2.5mmol)を順次加え、その後室温にて1日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=2:3)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(2−ヒドロキシ−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 383.7mg, 収率 75% で得た。
【0360】
1H−NMR(500MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=7.9Hz), 7.66 (2H, d, J=7.9Hz), 7.53 (1H, t, J=5.3Hz), 7.45 (1H, s), 5.508 (1H, d, J=13.7Hz), 5.255 (1H, d, J=13.7Hz), 4.50 (1H, t, J=8.6Hz), 4.48 (1H, t, J=8.6Hz), 4.32−4.24 (3H, m), 4.07 (1H, dd, J=8.6, 5.3Hz), 4.05 (1H, dd, J=8.6,5.3Hz), 3.807 (2H, t, J=5.3Hz), 3.58 (2H, q, J=5.3Hz), 3.295 (1H, dd, J=7.6, 2.3Hz), 3.21 (1H, dq, J=9.1, 7.6Hz), 2.78 (1H, br s), 1.92 (1H, brs), 1.38 (3H, d, J=6.3Hz), 1.24 (3H, d, J=7.6Hz)
(3)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(2−ヒドロキシ−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例38(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(2−ヒドロキシ−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 383.7mg (0.64mmol) をテトラヒドロフラン 20ml, 蒸留水 9.6mlに溶解し、20%水酸化パラジウム−炭素 400mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を1時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 53.4 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜3%アセトニトリル−蒸留水〜5%アセトニトリル−蒸留水〜10%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(2−ヒドロキシ−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 152.2 mg, 収率 49% で得た。
【0361】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.29 (1H, s), 4.36 (2H, t, J=8.4Hz), 4.20−4.10 (1H, m), 4.05 (1H, quintet, J=6.6Hz), 4.00 (1H, dd, J=10.9, 2.2Hz), 3.90−3.83 (2H, m), 3.55 (2H, t, J=5.5Hz), 3.32 (2H, t, J=5.5Hz), 3.24 (1H, dd, J=6.6, 2.2Hz), 3.06 (1H, dq, J=10.9, 8.6Hz), 1.11 (3H, d, J=6.6Hz), 1.00 (3H, d, J=8.6Hz)
IR(KBr): 3396, 1748, 1649, 1599, 1551, 1395, 1315, 1265 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z 491 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+):
実測値:491.1024 [M+H]+, 計算値: 491.1035 (C19H23N4S2O6Na)
実施例39
(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例34で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 610mg (1.37mmol) をジメチルホルムアミド 30ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 152mg (1.65mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 814mg (1.37mmol) のアセトニトリル 40ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 955μl (5.48mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 928mg, 収率 89% で得た。
【0362】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.42 (1H, s), 7.42−7.38 (1H, br d, J=9.5 Hz), 5.51 (1H, d, J=13.9 Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9 Hz), 4.50 (1H, t, J=8.1 Hz), 4.45 (1H, t, J=8.1 Hz), 4.31−4.23 (2H, m), 4.27 (1H, dd, J=8.8, 2.6 Hz), 4.07−1.01 (2H,m), 4.00−3.94 (1H, m), 3.72 (1H, dd, J=10.3, 2.6 Hz), 3.65 (1H, dd, J=10.3, 4.0 Hz), 3.30 (1H, dd, J=7.3, 2.6 Hz), 3.21 (1H, dq, J=8.8, 6.6 Hz), 1.72−1.56 (2H, m), 1.38 (3H, d, J=5.7 Hz), 1.27 (3H, d, J=6.6 Hz), 0.95 (3H, t, J=7.3 Hz), 0.90 (9H, s), 0.06 (6H,s).
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例39(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート920mg(1.23mmol)をテトラヒドロフラン46mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸208μl(3.63mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液3.63ml(3.63mmol)を順次加え、その後室温にて2日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 437mg, 収率 56% で得た。
【0363】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.44(1H, s), 7.24−7.19 (1H, br d, J=7.8 Hz), 5.51 (1H, d, J=13.7 Hz), 5.26 (1H, d, J=13.7 Hz), 4.50 (2H, dt, J=8.8, 4.9 Hz), 4.32−4.24 (3H, m), 4.07 (2H, dt, J=8.8, 5.9 Hz), 4.01−3.93 (1H, m), 3.81−3.75(1H,m), 3.71−3.64 (1H, m), 3.30 (1H, dd, J=6.8, 2.9 Hz), 3.21 (1H, dq, J=9.0, 6.8 Hz), 1.75−1.66 (1H, m), 1.65−1.55 (1H, m), 1.38(3H,d,J=6.8Hz) 1.28(3H,d,J=7.8Hz) 1.00(3H,t,J=7.8Hz)
(3)(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例39(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 430mg (0.681mmol) をテトラヒドロフラン 22ml, 蒸留水 22mlに溶解し、10%パラジウム炭素 430mg存在下、室温にて接触水素還元を4時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 57mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=94:6)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 212mg, 収率60% で得た。
【0364】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.49 (1H, s), 4.59−4.52 (2H, m),4.39−4.31 (1H, m), 4.25 (1H, dq, J=6.8,6.3 Hz), 4.21 (1H, dd, J=9.0, 2.4 Hz), 4.10−4.03 (2H, m), 4.01−3.93 (1H, m), 3.71 (1H, dd, J=11.7, 4.5 Hz), 3.64 (1H, dd, J=11.7, 6.8Hz), 3.43 (1H, dd, J=6.3, 2.4Hz), 3.26 (1H, dq, J=8.8, 7.2 Hz), 1.73−1.62 (1H, m), 1.57−1.44 (1H, m), 1.30 (3H, d, J=6.4 Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2 Hz), 0.93 (3H, t, J=7.4 Hz).
IR (KBr): 1750, 1650, 1602, 1547, 1393, 1313 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 519 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+):
実測値: 519.1339 [M+H]+, 計算値: 519.1348
元素分析 : C21H27N4O6S2Na・7/4H2Oとして計算
実測値 : C,46.07% H,5.78% N,10.29% S,11.61%
計算値 : C,45.85% H,5.59% N,10.18% S,11.66%
実施例40
(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例35で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン645mg (1.50mmol) をジメチルホルムアミド 32ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 166mg (1.80mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 892mg (1.50mmol) のアセトニトリル 45ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.05ml (6.0mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 949mg, 収率 86% で得た。
【0365】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.44−7.38 (1H, br d, J=5.9Hz), 7.42 (1H,s), 5.51 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 4.52−4.42 (2H ,m), 4.33−4.22 (3H, m), 4.22−4.14 (1H, m), 4.04 (2H, ddd, J=14.0, 5.9, 2.9Hz), 3.67(1H, dd, J=10.3, 4.4Hz), 3.62 (1H, dd, J=10.3, 2.9Hz), 3.30 (1H, dd, J=6.6, 2.2Hz), 3.21 (1H, dq, J=7.3, 6.6Hz), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.27 (3H, d, J=7.3Hz), 1.25 (3H, d, J=6.6Hz), 0.92 (9H, s), 0.07 (6H, s).
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例40(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート940mg(1.28mmol)をテトラヒドロフラン47mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸221μl(3.85mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液3.85ml(3.85mmol)を順次加え、その後室温にて3日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=99:1〜9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として462mg, 収率 58% で得た。
【0366】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.44 (1H, s), 7.23−7.19 (1H, br d, J=7.3Hz), 5.51 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 4.52−4.46 (2H, m), 4.31−4.24 (2H, m), 4.27 (1H, dd, J=9.5, 2.0Hz), 4.22−4.15 (1H, m), 4.06 (2H, dt, J=8.1, 5.1Hz), 3.79−3.71 (1H, m), 3.66−3.59 (1H, m), 3.30 (1H, dd, J=6.6, 2.2Hz), 3.21 (1H, dq, J=9.5, 7.3Hz), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.28 (6H, d, J=7.3Hz).
(3)(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例40(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 460mg (0.745mmol) をテトラヒドロフラン 23 ml, 蒸留水 23 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 460mg存在下、室温にて接触水素還元を3時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 63 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=82:12)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 179 mg, 収率 48% で得た。
【0367】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.48 (1H, s), 4.56 (2H, dd, J=8.3, 8.3Hz), 4.39−4.32 (1H, m), 4.25 (1H, dq, J=6.3, 6.4Hz), 4.20 (1H, dd, J=9.1, 2.4Hz), 4.18−4.11 (1H, m), 4.10−4.03 (2H, m), 3.68 (1H, dd, J=11.6,4.8Hz), 3.61 (1H, dd, J=11.6, 6.7Hz), 3.44 (1H, dd, J=6.3, 2.4Hz), 3.26(1H, dq, J=9.1, 6.6Hz), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 1.22 (3H, d, J=6.7Hz), 1.20 (3H, d, J=6.6Hz).
IR (KBr): 1749, 1650, 1602, 1547, 1393, 1313, 1295cm−1Mass スペクトル (FAB+): m/z : 505 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+):
実測値: 505.1196 [M+H]+, 計算値: 505.1191 (C20H26N4O6S2Na)
元素分析 : C20H25N4O6S2Na・4/3H2Oとして計算
実測値 : C,45.63% H,5.35% N,10.66% S,11.91%
計算値 : C,45.45% H,5.28% N,10.60% S,12.13%
実施例41
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例36で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 500mg (1.09mmol) をジメチルホルムアミド 25ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 121mg (1.31mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 648mg (1.09mmol) のアセトニトリル 33ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 759μl (4.36mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜1:4)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 694mg, 収率 84% で得た。
【0368】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.47−7.52(1H,br d,J=9.8Hz), 7.43 (1H, s), 5.52 (1H, d, J=13.7Hz), 5.25 (1H, d, J=13.7Hz), 4.51 (1H, t, J=7.8Hz), 4.45 (1H, t, J=7.8Hz), 4.28 (1H, dd, J=9.3, 2.0Hz), 4.31−4.25 (2H, m), 4.05 (2H, ddd, J=7.8, 5.6, 1.2Hz), 3.86−3.80 (2H, m), 3.62 (1H, dd, J=9.8, 3.9Hz), 3.30 (1H,dd, J=6.8, 2.0Hz), 3.22 (1H, dq, J=9.3, 6.8Hz), 2.05−1.95 (1H, m), 1.39(3H, d, J=5.9Hz), 1.28 (3H, d, J=6.8Hz), 0.99 (3H, d, J=6.8Hz), 0.97 (3H, d, J=6.8Hz), 0.91 (9H, s), 0.06 (6H, s).
(2)p−ニトロベンジル (1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例41(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート690mg(0.914mmol)をテトラヒドロフラン35mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸157μl(2.74mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液2.74ml(2.74mmol)を順次加え、その後室温にて2日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 388mg, 収率 66% で得た。
【0369】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.44 (1H, s), 7.33−7.28 (1H, br d, J=8.8Hz), 5.51 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 4.50 (2H, ddd, J=8.1, 8.1, 3.7Hz), 4.32−4.24 (2H, m), 4.27 (1H, dd, J=9.2, 2.5Hz), 3.88−3.76 (2H, m), 3.74 (1H,dd, J=11.0, 6.6Hz), 3.30 (1H, dd, J=7.0, 2.5Hz), 3.22 (1H, dq, J=7.2, 7.3Hz), 2.06−1.95 (1H,m), 1.38 (3H, d, J=6.6Hz), 1.28 (3H, d, J=7.3Hz), 1.02 (3H, d, J=7.3Hz), 0.99 (3H, d, J=6.6Hz).
(3)1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例41(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 380mg (0.588mmol) をテトラヒドロフラン 19ml, 蒸留水 19mlに溶解し、10%パラジウム炭素 380mg存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 49mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=76:24)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として164mg, 収率 52% で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.49(1H,s), 4.61−4.53(2H,m), 4.39−4.31(1H, , 4.25 (1H, dq, J=6.2, 6.3Hz), 4.20 (1H, dd, J=2.4, 9.1Hz), 4.11−4.04 (2H, m), 3.87−3.83(1H,m), 3.80 (1H, dd, J=3.8, 11.7Hz), 3.71 (1H, dd, J=7.5, 11.7Hz), 3.43 (1H, dd, J=2.4, 6.2Hz), 3.26 (1H, dq, J=9.1, 7.2Hz), 1.97−1.84 (1H, m), 1.30 (3H, d, J=6.3Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2Hz), 0.97 (3H, d, J=6.8Hz), 0.93 (3H, d, J=6.9Hz).
IR (KBr): 1749, 1651, 1600, 1547, 1493, 1470, 1393, 1315cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 555 [M+Na]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 533.1497 [M+H]+, 計算値: 533.1505 (C22H30N4O6S2Na)
元素分析 : C22H29N4O6S2Na・5/3H2Oとして計算
実測値 : C,46.89% H,5.86% N,10.41% S,11.15%
計算値 : C,46.96% H,5.79% N,9.96% S,11.40%
【0370】
実施例42
(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例37で得られた3−アセチルチオ−1−{4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン450mg (0.954mmol) をジメチルホルムアミド 23ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 105mg (1.14mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 567mg (0.954mmol) のアセトニトリル 28ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 665μl (3.82mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜1:4)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 645mg, 収率 87% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23(2H,d,J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.41 (1H, s), 7.35−7.30 (1H, br d, J=9.5Hz), 5.51 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 4.50 (1H, dd, J=8.1Hz), 4.45 (1H, dd, J=8.1Hz), 4.31−4.24 (3H, m), 4.21−4.13 (1H, m), 4.06 (1H, dd, J=5.9, 2.9Hz), 4.03 (1H, dd, J=5.9, 2.2Hz), 3.66 (2H, d, J=2.9Hz), 3.30 (1H, dd, J=7.3, 2.9Hz), 3.21 (1H, dq, J=6.6, 7.3Hz), 1.68−1.57 (1H, m), 1.52 (1H, ddd, J=14.6, 8.8, 5.9Hz), 1.44 (1H, ddd, J=14.6, 8.8, 5.9Hz), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.28 (3H, d, J=7.3Hz), 0.95 (6H, t,J=6.6Hz), 0.91 (9H, s), 0.05 (6H, s).
【0371】
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3カルボキシレート
実施例42(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート640mg(0.827mmol)をテトラヒドロフラン32mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸142μl(2.48mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液2.48ml(2.48mmol)を順次加え、その後室温にて2日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 302mg, 収率 55% で得た。
【0372】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.44 (1H, s), 7.18−7.14 (1H, br d, J=7.8Hz), 5.51 (1H, d, J=13.7Hz), 5.26 (1H, d, J=13.7Hz), 4.53−4.47 (2H, m), 4.31−4.25 (3H, m), 4.20−4.13 (1H, m), 4.07 (2H, ddd, J=8.8, 4.9, 4.9Hz), 3.80−3.74 (1H, m), 3.66−3.60 (1H, m), 3.30 (1H, dd, J=6.8, 2.9Hz), 3.22 (1H, dq, J=6.8, 6.8Hz), 2.79−2.74 (1H, bt, J=5.9Hz), 1.74−1.65 (1H, m), 1.51 (1H, ddd, J=14.7, 8.8, 5.9Hz), 1.43 (1H, ddd, J=14.7, 8.8, 5.9Hz), 1.38 (3H, d, J=6.8Hz), 1.28 (3H, d, J=6.8Hz), 0.96 (3H, d, J=4.9Hz), 0.95 (3H, d, J=4.9Hz).
(3)(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例42(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 300mg (0.455mmol) をテトラヒドロフラン 15ml, 蒸留水 15mlに溶解し、10%パラジウム炭素 300mg存在下、室温にて接触水素還元を2.5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 38mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=76:24)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S)−1−ヒドロキシメチル−3−メチル−ブチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 131mg, 収率 53% で得た。
【0373】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.45(1H,s) 4.60−4.53(2H,m), 4.39−4.31 (1H, m), 4.25 (1H, dq, J=6.0, 6.4Hz), 4.19 (1H, dd, J=2.0, 9.1Hz), 4.19−4.13 (1H, m), 4.06 (2H, dd, J=4.9, 8.4Hz), 3.68 (1H, dd, J=4.7, 11.6Hz), 3.59 (1H, dd, J=6.7, 11.6Hz), 3.43 (1H, dd, J=2.0, 6.0Hz), 3.26 (1H, dq, J=9.1, 7.2Hz), 1.69−1.57(1H, m), 1.50 (1H, ddd, J=4.5, 9.2, 14.1Hz), 1.39 (1H, ddd, J=4.5, 9.2, 14.1Hz), 1.39 (3H, d, J=6.4Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2Hz), 0.91 (6H, t, J=6.2Hz).
IR (KBr): 1750, 1651, 1604, 1547, 1492, 1470, 1390, 1311cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 547 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 547.1674 [M+H]+, 計算値: 547.1661
【0374】
実施例43
(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S、2S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−ブチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例38で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 910mg (1.93mmol) をジメチルホルムアミド 46ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 213mg (2.31mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.15g (1.93mmol) のアセトニトリル 58ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.34ml (7.72mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜1:4)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 765mg, 収率 51% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.50−7.45 (1H, br d, J=9.5Hz), 7.42 (1H, s), 5.66 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 4.50 (1H, t, J=8.1Hz), 4.44 (1H, t, J=8.1Hz), 4.32−4.24 (2H, m), 4.27 (1H, dd, J=2.6, 9.7Hz), 4.07−4.02 (2H, m), 3.91−3.85 (1H, m), 3.83 (1H, dd, J=2.9, 10.3Hz), 3.63 (1H, dd, J=3.7, 10.3Hz), 3.30 (1H, dd, J=2.6, 7.0Hz), 3.21 (1H, dq, J=9.7, 6.6Hz), 1.88−1.84 (1H, br s), 1.80−1.70 (1H, m), 1.58−1.50 (1H, m), 1.38 (3H, d, J=6.6Hz), 1.27 (3H, d, J=7.3Hz), 1.22−1.10 (1H, m), 0.95 (3H, d, J=7.3Hz), 0.90 (3H, t, J=7.4Hz), 0.91 (9H, s), 0.05 (6H, s).
【0375】
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S、2S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−ブチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例43(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート760mg(0.982mmol)をテトラヒドロフラン38mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸169μl(2.95mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液2.95ml(2.95mmol)を順次加え、その後室温にて3日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S、2S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−ブチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 390mg, 収率 60% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.44 (1H,s), 7.33−7.29 (1H, br d, J=8.8Hz), 5.51 (1H, d, J=13.8Hz), 5.25 (1H, d, J=13.8Hz), 4.53−4.46 (2H, m), 4.31−4.28 (2H, m), 4.28 (1H, dd, J=9.5, 2.2Hz), 4.10−4.03 (2H, m), 3.94−3.87 (1H, m), 3.85−3.79 (1H, m), 3.78−3.72 (1H, m), 3.30 (1H, dd, J=7.0, 2.2Hz), 3.21 (1H, dq, J=9.5, 7.3Hz), 1.83−1.72 (1H, m), 1.61−1.48 (1H, m), 1.38 (3H, d, J=6.6Hz), 1.28 (3H, d, J=7.3Hz), 1.26−1.14 (1H, m), 0.99 (3H, d, J=6.6Hz), 0.93 (3H, t, J=7.3Hz).
【0376】
(3)(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S、2S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−ブチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例43(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S、2S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−ブチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 390mg (0.591mmol) をテトラヒドロフラン 20ml, 蒸留水 20mlに溶解し、10%パラジウム炭素 390mg存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 50mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=76:24)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[1−[4−((1S、2S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−ブチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 136mg, 収率 42% で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.49 (1H, s), 4.61−4.53 (2H, m), 4.39−4.31 (1H, m), 4.25 (1H, dq, J=6.2, 6.3Hz), 4.20 (1H, dd, J=9.0, 2.3Hz), 4.11−4.04 (2H, m), 3.91 (1H, ddd, J=7.4, 3.6, 3.6Hz), 3.81 (1H, dd, J=11.8, 3.6Hz), 3.72 (1H, dd, J=11.8, 7.4Hz), 3.43 (1H, dd, J=6.2, 2.3Hz), 3.25 (1H, dq, J=9.0, 7.2Hz), 1.76−1.64 (1H, m), 1.55−1.44 (1H, m), 1.30 (3H, d, J=6.3Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2Hz), 1.22−1.11 (1H, m), 0.95 (3H, d, J=6.9Hz), 0.88 (3H, t, J=7.4Hz).
IR (KBr): 1750, 1651, 1602, 1547, 1493, 1470, 1394, 1311cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 547 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 547.1647 [M+H]+, 計算値: 547.1661
【0377】
実施例44
(1R,5S,6S)−2− [ 1−[4−(2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(2−t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−(1−t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例39で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[(2−t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−(1−t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 770mg (1.45mmol) をジメチルホルムアミド 39ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 160mg (1.74mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 862mg (1.45mmol) のアセトニトリル 43ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.01ml (5.79mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜1:4)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(2−t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−(1−t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 951mg, 収率76% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.57−7.52 (1H, br d, J=8.8Hz), 7.42 (1H, s), 5.52 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 4.47 (1H, t, J=8.1Hz), 4.44 (1H, t, J=8.1Hz), 4.26 (1H, dd, J=3.6, 9.2Hz), 4.31−4.23 (2H, m), 4.09−3.99 (3H, m), 3.86−3.81 (1H, m), 3.61 (1H, dd, J=6.6, 9.5Hz), 3.30 (1H, dd, J=2.6, 7.0Hz), 3.21 (1H, dq, J=9.2, 6.6Hz), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.27 (3H, d, J=6.6Hz), 0.91 (9H, s), 0.07 (6H, s).
【0378】
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例44(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(2−t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−(1−t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート950mg(1.10mmol)をテトラヒドロフラン48mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸378μl(6.60mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液6.60ml(6.60mmol)を順次加え、その後室温にて3日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=9:1〜85:15)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 499mg, 収率 72% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.73 (2H, d, J=8.8Hz), 7.49 (1H, s), 7.45 (1H, d, J=8.1Hz), 5.46 (1H, d, J=13.9Hz),5.31 (1H, d, J=13.9Hz), 5.09 (1H, d, J=4.4Hz), 4.85−4.77 (2H, m), 4.57−4.42 (3H, m), 4.22 (1H, dd, J=1.7, 8.8Hz), 4.01−3.95 (2H,m), 3.89−3.82 (1H, m), 3.56−3.50 (2H, m), 3.49−3.41 (2H, m), 3.41−3.27 (2H, m), 1.16 (3H, d, J=6.6Hz), 1.14 (3H, d, J=6.6Hz).
【0379】
(3)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例44(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 490mg (0.773mmol) をテトラヒドロフラン 25 ml, 蒸留水25mlに溶解し、10%パラジウム炭素 490mg存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 65mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=9:1)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(2−ヒドロキシ−1−ヒドロキシメチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 187mg, 収率47% で得た。
【0380】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.51 (1H, s), 4.56 (2H, t, J=8.2Hz), 4.39−4.31 (1H, m), 4.25 (1H, dq, J=6.3, 6.4Hz), 4.20 (1H, dd, J=2.4, 9.0Hz), 4.19−4.14 (1H, m), 4.06 (2H, ddd, J=3.6, 4.9, 8.6Hz), 3.78 (2H, dd, J=5.1, 11.7Hz), 3.72 (2H, dd, J=6.6, 11.7Hz), 3.43 (1H, dd, J=2.4, 6.3Hz), 3.25 (1H, dq, J=9.0, 7.2Hz), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2Hz).
IR (KBr): 1748, 1649, 1599,1547, 1393, 1313cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 521 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 521.1155 [M+H]+, 計算値: 521.1141 (C20H26N4O7S2Na)
元素分析 : C20H25N4O7S2Na・4/3H2Oとして計算
実測値 : C,44.21% H,5.12% N,10.31% S,11.46%
計算値 : C,44.11% H,5.12% N,10.29% S,11.78%
【0381】
実施例45
(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(2−ヒドロキシエチル)−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−[2−[(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)エチル]−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例40で得られた3−アセチルチオ−1−(4−[2−[(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)エチル]−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 384 mg (0.89 mmol) をジメチルホルムアミド 11 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 99 mg ( 1.07 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 5.29 mg ( 0.89 mmol) のアセトニトリル 22 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.62 ml ( 3.56 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 9 : 1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−[2−[(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)エチル]−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 263 mg, 収率 50 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.63 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ),7.14 ( 0.6H, s ), 7.03 ( 0.4H, s ), 5.48 ( 1H, d, J= 1.3 Hz ), 5.25 ( 1H, d, J= 1.3 Hz ), 4.50 ( 1H, t, J= 8.0 Hz ), 4.23 ( 2H, t, J= 9.0 Hz ), 4.31 − 4.18 ( 3H, m ), 4.05 ( 1H, dd., J= 8.3, 5.4 Hz ), 3.89 − 3.80 ( 1H, m ), 3.80 − 3.72 ( 1H, m ), 3.72 − 3.63 ( 1H, m ), 3.63 − 3.51 ( 1H, m ),3.26 ( 1H, dd, J= 7.1, 2.5 Hz ), 3.26 ( 1.8H, s ), 3.18 ( 1H, dq, J= 8.3, 7.5 Hz ),3.07 ( 1.2H, s ), 1.35 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.22 ( 3H, d, J= 6.9 Hz ), 0.86 ( 9H, dd, J= 7.8, 1.4 Hz ), 0.27( 6H, dd, J= 12.4, 3.2 Hz )
【0382】
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(2−ヒドロキシエチル)−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例45(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−[2−[(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)エチル]−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 622 mg( 0.85 mmol )をテトラヒドロフラン 30 mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.15 ml( 2.55 mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.55 ml( 2.55 mmol)を順次加え、その後室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 9 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(2−ヒドロキシエチル)−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 263 mg, 収率 50 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.25 ( 1H, s ), 5.50 ( 1H, d, J= 1.4 Hz ), 5.26 ( 1H, d, J= 1.4 Hz ), 4.62 − 4.40 ( 2H, m ), 4.36 − 4.20 ( 3H, m ), 4.08 ( 1H, t., J= 9.1 Hz ), 4.06 ( 1H, t., J= 9.1 Hz ), 3.84 ( 2H, t., J= 4.9 Hz ), 3.63 ( 2H, dd., J= 4.9 Hz ), 3.29 ( 1H, dd, J= 6.4, 2.6 Hz ), 3.21 ( 1H, quint., J= 7.5 Hz ),3.08 ( 3H, s ), 1.38 ( 3H, d, J= 6.2 Hz ), 1.26 ( 3H, d, J= 7.3 Hz )
【0383】
(3)(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(2−ヒドロキシエチル)−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例45(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(2−ヒドロキシエチル)−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 401 mg ( 0.65 mmol) をテトラヒドロフラン 20 ml, 蒸留水 20 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 401 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 5 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜 2 % アセトニトリル−蒸留水〜 4 % アセトニトリル−蒸留水 )にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(2−ヒドロキシエチル)−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 134 mg, 収率 41 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.31 ( 0.6H, s ), 7.11 ( 0.4H, s ),4.56 ( 2H, t, J= 8.2 Hz ), 4.41 − 4.31 ( 2H, m ), 4.25 ( 1H, quint., J=6.2 Hz ), 4.21 ( 1H, dd, J= 9.1, 2.4 Hz ),4.12 − 4.00 ( 2H, m ), 3.85 ( 1H, t, J= 5.4 Hz ), 3.74 ( 1H, t, J= 5.4 Hz ), 3.70 − 3.60 ( 2H, m ), 3.44 ( 1H, dd, J= 6.2, 2.4 Hz ), 3.26 ( 1H, dq, J= 9.1, 7.4 Hz ),3.07 ( 1.2H, s ), 3.08 ( 1.8H, s ), 1.30 ( 3H, d, J= 6.5 Hz ), 1.20 ( 3H, d, J=7.3 Hz )
IR (KBr): 3397.0, 1749.1, 1606.4, 1538.9, 1469.5, 1398.1, 1311.4, 1266.0cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 505 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 505.1185 [M+Na]+, 計算値: 505.1191 (C20H25N4O6S2Na2)
【0384】
実施例46
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルボキシルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例41(10)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 209.7mg(0.24mmol)をテトラヒドロフラン 10mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.042ml(0.7mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 0.72ml(0.72mmol)を順次加え、その後室温にて4日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=2:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 94.5mg, 収率 53% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=7.9Hz), 8.22 (2H, d, J=7.9Hz), 7.66 (2H, d, J=7.9Hz), 7.60 (1H, t, J=6.6Hz), 7.54 (2H, d, J=7.9Hz), 7.47 (1H, s), 5.505 (1H, d, J=13.8Hz), 5.30 (2H, s), 5.255 (1H,d, J=13.8Hz), 4.50 (1H, t, J=8.3Hz), 4.40 (1H, t, J=8.3Hz), 4.32−4.24 (4H, m), 4.06 (1H, dd, J=8.3, 6.2Hz), 4.05 (1H, dd, J=8.3, 6.2Hz), 3.30 (1H, dd, J=7.0, 3.1Hz), 3.21 (1H, dq, J=9.0, 7.4Hz), 1.98 (1H, br s), 1.38 (3H, J=5.7Hz), 1.27 (3H, d, J=7.4Hz)
【0385】
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルボキシルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩
実施例46(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 330.4mg (0.38mmol) をテトラヒドロフラン 16.5 ml, 蒸留水 8.3 mlに溶解し、20%水酸化パラジウム−炭素 350mg存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 63.9 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルボキシルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩を白色固体として 158.7mg, 収率 79% で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.83 (1H, s), 4.45 (1H, t, J=8.3Hz), 4.43 (1H, t, J=8.3Hz), 4.28−4.21 (1H, m), 4.124 (1H, quintet, J=5.8Hz), 4.08 (1H, dd, J=8.8, 2.0Hz), 3.99−3.92 (2H, m), 3.80 (2H, s), 3.31 (1H, dd,J=5.9, 2.0Hz), 3.14 (1H, dq, J=8.8, 6.8Hz), 1.18 (3H, d, J=5.9Hz), 1.08(3H, d, J=6.8Hz)
IR (KBr): 3388, 1748, 1602, 1550, 1398, 1314, 1267cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 527 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: [M+H]+, 計算値: (C19H21N4O7S2Na)
【0386】
実施例47
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3− ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3− ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例42(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 850mg(0.878mmol)をテトラヒドロフラン43mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸301μl(5.27mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液5.27ml(5.27mmol)を順次加え、その後室温にて1日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=95:5〜塩化メチレン:メタノール=9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3− ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 355mg, 収率 66% で得た。
【0387】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.7Hz), 7.66 (2H, d, J=8.7Hz), 7.44 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.7Hz), 5.25 (1H, d, J=13.7Hz), 4.82−4.77 (1H, m), 4.71−4.65 (1H, m), 4.51−4.36 (4H, m), 4.31−4.23(3H,m), 4.07−3.96 (3H, m), 3.29 (1H, dd, J=2.4, 7.0Hz), 3.20 (1H, dq, J=9.2,7.1Hz), 1.38 (3H, d, J=6.3Hz), 1.27 (3H, d, J=7.1Hz).
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3− ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル] −1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例47(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3− ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 350mg (0.568mmol) をテトラヒドロフラン 18ml, 蒸留水18mlに溶解し、10%パラジウム炭素 350mg存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 48mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=9:1)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3− ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 118mg, 収率 42% で得た。
【0388】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.33 (1H, s), 4.78−4.67 (2H, m), 4.56 (2H, t, J=8.0Hz), 4.45−4.31 (3H, m), 4.25 (1H, dq, J=6.3, 6.3Hz), 4.20 (1H, dd, J=2.3, 9.0Hz), 4.10−4.03(2H,m), 3.97 (1H, dd, J=3.7, 11.5Hz),3.44 (1H, dd, J=2.3, 6.3Hz), 3.25 (1H, dq, J=9.0, 7.2Hz), 1.30 (3H, d, J=6.3Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2Hz).
IR (KBr): 1749, 1603, 1540, 1452, 1394, 1306cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 503( [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 503.1040 [M+H]+, 計算値: 503.1035 (C20H24N4O6S2Na)
元素分析 : C20H23N4O6S2Na・8/3H2O計算
実測値 : C,44.04% H,4.93% N,9.86% S,11.30%
計算値 : C,43.63% H,5.19% N,10.18% S,11.65%
【0389】
実施例48
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルボキシルメチル―メチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(メチル―p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例43(3)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4―(メチル−p−ニトロベンジルカルボニルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 997 mg( 1.15 mmol)をテトラヒドロフラン 50 mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.2 ml( 3.44 mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 3.44 ml( 3.44 mmol)を順次加え、その後室温にて 2 日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 19 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4―(メチル−p−ニトロベンジルカルボニルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 413 mg, 収率 47 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.32 − 8.10 ( 4H, m ), 7.75 − 7.60( 2H, m ), 7.60 − 7.45 ( 2H, m ),7.75 ( 0.5H, s ), 7.41 ( 0.5H, s ), 5.51 ( 1H, d, J= 13.6 Hz ), 5.38 − 5.20 ( 3H, m including 5.26 ( 1H, d, J=13.6 Hz )), 4.75 − 3.71 ( 9H, m including 4.36 ( 1H, s ), 4.56 − 4.46 (1H. m ), 3.93 − 3.83 ( 1H, m )),3.45 − 3.05 ( 4H, m including 3.36 ( 0.9H, s ), 3.16 ( 2.1H, s )), 3.29 ( 1H, d, J= 6.3 Hz ), 1.38 ( 3H, d, J= 6.1 Hz ), 1.33 − 1.20 ( 3H, m )
【0390】
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4―(カルボキシルメチル−メチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩
実施例48(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4―(メチル−p−ニトロベンジルカルボニルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート413 mg ( 0.54 mmol) をテトラヒドロフラン 20 ml, 蒸留水 20 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 413 mg存在下、室温にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 91 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4―(カルボキシルメチル−メチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩を白色固体として 126 mg, 収率 43 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.18 ( 0.6H, s ), 7.03 ( 0.4H, s ),4.41 − 4.32 ( 0.2H. m ), 4.25 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ), 4.15 − 3.98 (4H, m ), 3.43 ( 1H, dd, J= 6.3, 2.2 Hz ), 3.26 ( 1H, quint., J= 8.2 Hz ), 3.11 ( 1.2H, s ), 3.06 ( 1.8H, s ), 1.30 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.20 (3H, d, 7.1 Hz )
IR (KBr): 3389.3, 1748.2, 1605.4, 1541.8, 1469.5, 1394.3 cm−1
Mass スペクトル (ESI+): m/z : 519 [M−Na+2H]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 519.0956 [M−Na+2H]+, 計算値: 519.0984 (C20H24N4O7S2Na)
【0391】
実施例49
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−N−カルバモイルメチル―N’−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル―メチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例44(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル―メチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 932 mg( 1.27 mmol)をテトラヒドロフラン 50 mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.22 ml( 3.81 mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 3.81 ml( 3.81 mmol)を順次加え、その後室温にて 2 日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル―メチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 424 mg, 収率 53 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 2H, d, J= 7.8 Hz ), 7.66 (2H, d, J= 7.8 Hz ), 7.36 ( 0.2H, s ), 7.24 ( 0.8H, s ), 5.51 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.25 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 4.59 − 4.39 ( 2H, m ), 4.39 − 3.94 ( 7H, m), 3.36 ( 0.6H, s ), 3.29 ( 1H, dd, J= 6.9, 3.3 Hz ), 3.25 −3.14 ( 1H, m ), 3.11 ( 2.4H, s ), 1.38 ( 3H, d, J= 6.1 Hz ), 1.26 ( 3H,d, J= 7.1 Hz )
【0392】
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル―メチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩
実施例49(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル―メチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 424 mg ( 0.67mmol) をテトラヒドロフラン 20 ml, 蒸留水 20 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 424 mg存在下、室温にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 57 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜 2 % アセトニトリル−蒸留水〜 4% アセトニトリル−蒸留水 )にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル―メチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 115 mg, 収率 33 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.22 ( 0.5H, s ), 7.20 ( 0.5H, s ),4.55 ( 2H, dd, J= 17.4, 8.4 Hz ), 4.41 − 4.32 ( 1H, m ), 4.25 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ), 4.23 − 4.18 ( 3H, m including 4.22 ( 2H, s )), 4.05 ( 2H, ddd, J= 17.3, 8.8, 4.9 Hz ), 3.44 ( 1H, dd, J= 6.2, 2.4 Hz ), 3.31 −3.20 ( 1H, m ), 3.18 ( 1.5H, s ), 3.09 ( 1.5H, s ), 1.30 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.20 ( 3H, d, 7.1 Hz )
IR (KBr): 3384.5, 1748.2, 1681.6, 1603.5, 1539.9, 1469.5, 1397 2, 1310.4cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 518 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 518.1168 [M+H]+, 計算値: 518.1144 (C20H25 N5O6S2Na)
【0393】
実施例50
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例45(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 428.6mg(0.6mmol)をテトラヒドロフラン 21mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.11ml(1.9 mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 1.8ml(1.8mmol)を順次加え、その後室温にて3日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=8:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 310.5mg, 収率 85% で得た。
【0394】
1H−NMR(400MHz ,DMSO−d6): δ(ppm) 8.24 (2H, d, J=8.8Hz), 7.96 (1H, t, J=5.7Hz), 7.72 (2H, d, J=8.8Hz), 7.50 (1H, s), 7.40 (1H, br s), 7.08 (1H, br s), 5.46 (1H, d, J=13.9Hz), 5.32 (1H, d, J=13.9Hz), 5.09 (1H, d, J=5.1Hz), 4.58−4.40 (3H, m), 4.22 (1H, dd, J=9.2, 2.7Hz), 4.01−3.96 (3H, m), 3.81 (2H, d, J=5.7Hz), 3.44−3.30 (2H, m), 1.16 (3H, d, J=6.6Hz), 1.14(3H, d, J=7.3Hz)
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例50(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 310.5mg ( 0.5mmol) をテトラヒドロフラン 15.5 ml, 蒸留水 7.8mlに溶解し、20%水酸化パラジウム−炭素 360mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 42.3 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜5%アセトニトリル−蒸留水〜10%アセトにトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 157 mg, 収率 62% で得た。
【0395】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.43 (1H, s), 4.45 (2H, t, J=7.8Hz), 4.28−4.18 (1H, m), 4.13 (1H, quintet, J=5.9Hz), 4.08 (1H, dd, J=9.3, 2.3Hz), 4.00−3.92 (4H, m), 3.31 (1H, dd, J=5.9, 2.3Hz), 3.14 (1H, dq, J=9.3, 7.8Hz), 1.13 (3H, d, J=5.9Hz), 1.08 (3H, d, J=7.8Hz)
IR (KBr): 3384, 1748, 1660, 1600, 1549, 1492, 1471, 1394, 1315, 1264 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 504 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 504.1018 [M+H]+, 計算値:504.0988 (C19H23O6N5S2Na)
【0396】
実施例51
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)―1−カルボキシル―2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩
p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(1S)―2−メチル−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボキシル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例46(3)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(1S)―2−メチル−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボキシル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.15g(1.29mmol)をテトラヒドロフラン58mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸222μl(3.87mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液3.87ml(3.87mmol)を順次加え、その後室温にて2日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(1S)―2−メチル−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボキシル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 377mg, 収率 37% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.58−7.55 (1H, br s), 7.54 (2H, d, J=8.8Hz), 7.45 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.5Hz), 5.28 (2H, s), 5.26 (1H, d,J=13.5Hz), 4.74 (1H, dd, J=5.1, 8.8Hz), 4.53−4.47 (2H, m), 4.32−4.26 (3H, m), 4.10−4.05 (2H, m), 3.30 (1H, dd, J=2.9, 6.6Hz), 3.22 (1H, dq, J=9.5, 6.6Hz), 2.32−2.24 (1H, m), 1.39 (3H, d, J=5.8Hz), 1.28 (3H, d, J=6.6Hz), 1.00 (3H, d, J=7.3Hz), 0.97 (3H, d, J=7.3Hz).
【0397】
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)―1−カルボキシル―2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩
実施例51(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(1S)―2−メチル−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボキシル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 370mg (0.465mmol) をテトラヒドロフラン 19 ml, 蒸留水 19 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 370mg存在下、室温にて接触水素還元を3時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 80 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=96:4)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)―1−カルボキシル―2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩を白色固体として 165 mg, 収率 63% で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.51 (1H, s), 4.59 (2H, dt, J=8.0, 5.6Hz), 4.40−4.34 (1H, m), 4.29−4.23 (2H, m), 4.20 (1H, dd, J=2.4, 9.0Hz), 4.10 (2H, dt, J=9.0, 5.2Hz), 3.44(1H, dd, J=2.4, 6.4Hz), 3.27 (1H, dq, J=9.0, 7.2Hz), 2.28−2.16 (1H, m), 1.30 (3H, d, J=6.2Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2Hz), 0.98 (3H, d, J=6.8Hz), 0.95 (3H, d, J=6.8Hz).
IR (KBr): 1749, 1599, 1547, 1491, 1471, 1400, 1314, 1292, 1264cm−1
Mass スペクトル (ESI+): m/z : 591 [M+Na]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 591.0952 [M+Na]+, 計算値: 591.0936 (C22H26N4O7S2Na2)
元素分析 : C22H26N4O7S2Na2・8/3H2Oとして計算
実測値 : C,42.78% H,5.33% N,9.14% S,10.12%
計算値 : C,42.85% H,5.12% N,9.09% S,10.40%
【0398】
実施例52
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)―1−カルバモイル―2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)―1−カルバモイル―2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例47(3)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)―1−カルバモイル―2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 930mg(1.20mmol)をテトラヒドロフラン47mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸206μl(3.60mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液3.60ml(3.60mmol)を順次加え、その後室温にて2日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)―1−カルバモイル―2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 383mg, 収率 48% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.61−7.56 (1H, br d, J=9.5Hz), 6.05−6.01 (1H, br s), 5.51 (1H, d, J=13.5Hz), 5.43−5.39 (1H, br s), 5.26 (1H, d, J=13.5Hz), 4.54−4.47(2H, m), 4.38−4.33 (1H, m), 4.32−4.25 (2H, m), 4.10−4.04 (2H, m), 3.30 (1H, dd, J=6.6, 2.9Hz), 3.22 (1H, dq, J=9.5, 7.3Hz), 2.33−2.24 (1H, m), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.28 (3H, d, J=7.3Hz), 1.03 (3H, d, J=6.6Hz), 10.1 (3H, d, J=6.6Hz).
【0399】
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)―1−カルバモイル―2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例52(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)―1−カルバモイル―2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 380mg (0.577mmol) をテトラヒドロフラン 19 ml, 蒸留水 19 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 380mg存在下、室温にて接触水還元を3時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 48 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=81:9)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)―1−カルバモイル―2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 170 mg, 収率 54% で得た。
【0400】
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.55 (1H, s), 4.58 (2H, t, J=8.2Hz), 4.40−4.34 (1H, m), 4.29 (1H, d, J=6.9Hz), 4.25 (1H, dq, J=6.2, 6.4Hz),4.20 (1H, dd, J=2.4, 9.0Hz), 4.09 (2H, dt, J=9.0, 4.6Hz), 3.43 (1H, dd,J=2.4, 6.2Hz), 3.26 (1H, dq,J=9.0, 7.2Hz), 2.26−2.16 (1H,m), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 0.20 (3H, d, J=7.2Hz), 1.02 (6H, d, J=6.8Hz).
IR (KBr): 1749, 1662, 1603, 1545, 1490, 1471, 1394, 1316, 1293, 1260 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 546 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 568.1271 [M+Na]+, 計算値: 568.1276 (C22H28N5O6SNa2)
元素分析 : C22H28N5O6SNa・3H2Oとして計算
実測値 : C,44.17% H,6.18% N,11.84% S,10.67%
計算値 : C,44.07% H,5.72% N,11.68% S,10.69%
【0401】
実施例53
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルボキシルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩
(1)参考例48で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 312 mg( 0.63 mmol) をジメチルホルムアミド 9 mlに溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 70 mg ( 0.76 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 452 mg ( 0.76 mmol) のアセトニトリル 20 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.44 ml ( 2.52 mmol) を加え、 4 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 20 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 193 mg, 収率 39 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 4H, d, J= 8.9 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.9 Hz ),7.56 ( 1H, d, J = 8.0 Hz ), 7.43 − 7.32 ( 1.4H, m ), 7.15 ( 0.6H, br s ),5.51 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 5.28 ( 1.2H, br s ), 5.25 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 5.20 ( 0.8H, br s ), 5.05 − 4.65 ( 0.4H, m ), 4.85 − 4.65 ( 0.6H, m ), 4.65 − 3.95 ( 8H, m including 4.50 ( 2H, t., J= 7.4 Hz ), 4.11 ( 2H, t., J= 7.4 Hz )), 3.93 − 3.75 ( 1H, m ), 3.29 ( 1H, dd, J= 6.6, 2.0 Hz ), 3.25 − 3.08 ( 1H, m ), 1.38 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.35 ( 3H, d, J= 7.2 Hz ), 1.20 ( 6H, br s )
【0402】
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルボキシルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩
実施例53(1)で得られた化合物p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 193 mg (0.24 mmol) をテトラヒドロフラン 9 ml, 蒸留水 9 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 193 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 3 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 40 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルボキシルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 2ナトリウム塩を白色固体として 63 mg, 収率 45 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.08 ( 0.6H, br s ),7.04 ( 0.4H, br s ),4.70 − 4.69 ( 0.2H. m ), 4.53 ( 2H, d, J= 8.0 Hz ), 4.42 − 4.31 ( 1H, m ), 4.18 − 4.09 ( 0.8H, m ), 4.25 ( 1H, quint., J= 6.4 Hz ), 4.20 ( 1H,d, J= 9.1 Hz ), 4.09 − 4.02 ( 2H, m ), 3.95 ( 2H, d, J= 5.8 Hz ), 3.43 ( 1H, dd, J= 6.4, 0.8 Hz ),3.26 ( 1H, quint., J= 7.6 Hz ), 1.31 ( 3H, d,J= 6.4 Hz ), 1.26 − 1.10 ( 9H, m )
IR (KBr): 3398.0, 1749.1, 1603.5, 1539.9, 1467., 1453.1, 1392.4, 1310.4,1277.6cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 569 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 569.1119 [M+H]+, 計算値: 569.1116 (C22H27O7N4S2Na2)
【0403】
実施例54
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例49で得られた3−アセチルチオ−1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 347 mg(0.97 mmol) をジメチルホルムアミド 10 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 108 mg ( 1.17 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート696 mg ( 1.17 mmol) のアセトニトリル 20 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.68 ml ( 3.88 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 359 mg, 収率 56 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 ( 2H, d, J= 8.6 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.6 Hz ),7.05 − 6.72 ( 1H, m )5.51 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 5.25( 11H, d, J= 13.8 Hz ), 4.80 − 4.45 ( 1H, m ), 4.45 − 4.35 ( 2H, m ), 4.35 − 4.17 ( 3H, m ), 4.03 ( 4H, m ), 3.29 ( 1H, dd, J= 7.0, 2.5 Hz ), 3.25 − 3.05 ( 1H, m ), 1.38 ( 3H, d, J= 6.3 Hz ), 1.33 −0.98 ( 9H, m including 1.25 ( 3H, d, J= 7.1 Hz ) )
【0404】
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例54(1)で得られた化合物p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 359mg ( 0.55 mmol) をテトラヒドロフラン 12 ml, 蒸留水 12 mlに溶解し、7.5 % 水酸化パラジウム 359 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 3 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 46 mg を加えた。この反応液に酢酸、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜 2% アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 195 mg, 収率 65 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.17 ( 0.2H, br s ), 7.12 ( 0.8H, br s ), 4.56 ( 2H, dd, J= 17.4, 9.0 Hz ), 4.42 − 4.16 ( 4H, m including 4.25 (1H, quint., J= 6.3 Hz ), 4.21 ( 1H, dd, J= 8.4, 2.3 Hz ), 4.09 − 3.97 (2H, m ), 3.44 ( 1H, dd, J=6.3, 2.5 Hz ), 3.26 ( 1H, quint., J= 8.4 Hz ), 1.30 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.25 − 1.08 ( 9H, m including 1.19 ( 3H, d,J= 6.7 Hz ))
IR (KBr): 3404.7, 1749.1, 1681.6, 1605.4, 1538.0, 1468.5, 1448.3, 1395.2, 1306.5, 1277.6 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 546 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 546.1458 [M+H]+, 計算値: 546.1457 (C22H29N5O6S2Na)
【0405】
実施例55
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(シアノメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(シアノメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例50で得られた3−アセチルチオ−1−[4−(シアノメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 344 mg( 1.01 mmol) をジメチルホルムアミド 10 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 112 mg ( 1.22 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 725 mg ( 1.22 mmol) のアセトニトリル 20 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピジイソプロピルエチルアミン 0.70 ml ( 4.04 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(シアノメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 245 mg, 収率 39 %で得た。
【0406】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.6 ( 2H, , J= 8.7 Hz ), 7.48 − 7.15 ( 1H, m ), 5.51 ( 1H, d, J= 14. 0 Hz ), 5.26 ( 1H, d, J= 14. 0 Hz ), 4.86 ( 1H, quint., J= 6.5 Hz )4.72 − 3.76 ( 9H, m including 4.52 ( 2H, t J= 8.1 Hz ), 4.27 ( 2H, dd, J= 6.6, 2.5 Hz )), 3.29 ( 1H, dd, J= 6.9, 2.5 Hz ), 3.21 ( 1H, quint., J= 9.3, 7.3 Hz ), 1.38 ( 3H, d, J= 6.2 Hz ),
1.35 − 1.20 ( 9H, m including 1.25 ( 3H, d, J= 7.3 Hz ))
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(シアノメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例55(1)で得られた化合物p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(シアノメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 245 mg ( 0.39 mmol) をテトラヒドロフラン 12 ml ,蒸留水 12 mlに溶解し、7.5%パラジウム炭素 245 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 33 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2%アセトニトリル−蒸留水〜4%アセトニトリル−蒸留水〜6%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(シアノメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 87 mg, 収率 42 %で得た。
【0407】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.20 ( 1H, br s ), 4.58 ( 2H, t, J= 8.0 Hz ),4.49 − 4.31 ( 3H, m including 4.41 ( 2H, s )), 4.25 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ), 4.21 ( 1, dd, J= 9.0, 2.3 Hz ), 4.19 − 3.80 ( 3H, m including 4.07 ( 2H, dd, J= 8.6, 4.9 Hz ),3.44 ( 1H, dd, J= 6.3, 2.4 Hz ), 3.26 ( 1H, dq, J= 9.0, 7.2 Hz ),1.43 − 1.25 ( 9H, m including 1.31 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.20 ( 3H, d, J= 7.2 Hz ) )
IR (KBr): 3398.0, 1750.1, 1606.4, 1537.0, 1468.5, 1426.1, 1401.0, 1373.1, 1332.6, 1311.4, 1274.7 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 550 [M+Na]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 550.1179 [M+Na]+, 計算値: 550.1171 (C22H26N5O5S2Na2)
【0408】
実施例56
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ピペリジン―4−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例51で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン260mg(0.500mmol) をジメチルホルムアミド13ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 55mg (0.600mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート297mg (0.500mmol) のアセトニトリル 15ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン348μl (2.00mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として348mg, 収率85%で得た。
【0409】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (4H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.52 (2H, d, J=8.8Hz), 7.43 (1H, s), 7.05−7.01 (1H, br d, J=8.8Hz), 5.51 (1H, d, J=13.7Hz), 5.25 (1H, d, J=13.7Hz), 5.23 (2H, s), 4.52−4.46 (2H, m), 4.31−4.25 (3H, m), 4.23−4.04 (3H, m), 4.05 (2H, dt, J=8.8, 5.9Hz), 3.30 (1H, dd, J=2.4, 7.3Hz), 3.21 (1H, dq, J=6.8,8.8Hz), 3.11−2.95 (2H, m), 2.07−2.00 (2H, m), 1.55−1.41 (2H, m), 1.38 (3H, d, J=6.8Hz), 1.28 (3H, d, J=5.9Hz).
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ピペリジン―4−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
カルボン酸 ナトリウム塩
実施例56(1)で得られた化合物p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{( 1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート340mg (0.414mmol) をテトラヒドロフラン 17ml, 蒸留水 17mlに溶解し、10%パラジウム炭素340mg存在下、室温にて接触水素還元を4.5時間行った。反応終了確認後反応混合物を濾過、濾液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル8:2)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ピペリジン−4−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 70mg, 収率33%で得た。
【0410】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.50 (1H,s), 4.55 (2H, t, J=8.2Hz), 4.36−4.29 (1H, m), 4.24 (1H, dq, J=6.2, 6.4Hz), 4.17 (1H, dd, J=2.2, 9.1Hz),4.17−4.08 (1H, m), 4.03(1H, dd, J=5.0, 8.3Hz), 3.53 (2H, dt, J=13.3, 3.1Hz), 3.43 (1H, dd, J=2.2, 6.2Hz), 3.25 (1H, dq, J=9.1, 7.2Hz), 3.17 (2H, dt, J=12.8, 2.9Hz), 2.20 (1H, dd, J=2.9, 14.2Hz), 1.93−1.80 (2H, m), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 1.19 (3H, d, J=7.2Hz).
IR (KBr): 1754, 1658, 1602, 1545, 1385, 1315cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 508 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 508.1693 [M+H]+, 計算値: 508.1688 (C22H30N5O5S2)
元素分析 : C22H29N5O5S2・3H2Oとして計算
実測値 : C,47.07% H,6.38% N,12.37% S,11.14%
計算値 : C,47.05% H,6.28% N,12.47% S,11.42%
実施例57
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3S)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例52で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン280mg(0.554mmol) をジメチルホルムアミド14ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 61mg (0.665mmol) を加え、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート329g (0.554mmol) のアセトニトリル 16ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン356μl (2.22mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として399mg, 収率89%で得た。
【0411】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 8.20 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.53 (2H, dd, J=8.8, 13.7Hz), 7.45 (1H, s), 7.17−7.12 (1H, br t, J=7.8Hz), 5.51 (1H, d, J=13.7Hz), 5.25 (1H, d, J=13.7Hz), 5.30−5.18 (2H, m), 4.68−4.59 (1H, m), 4.54−4.46 (2H, m), 4.32−4.24 (3H, m), 4.09−4.00 (2H, m), 3.84−3.76 (1H, m), 3.65−3.53 (2H, m), 3.46−3.40 (1H, m), 3.30 (1H, dd, J=2.9, 6.8Hz), 3.22(1H,dq,J=8.8,6.6Hz), 2.32−2.22(1H,m), 2.09−1.94 (1H, m), 1.38 (3H, d, J=6.8Hz), 1.28 (3H,d, J=6.8Hz).
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3S)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例57(1)で得られた化合物p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート390mg (0.483mmol) をテトラヒドロフラン 20ml, 蒸留水 20mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム 390mg存在下、室温にて接触水素還元を4.5時間行った。反応終了確認後反応混合物を濾過、濾応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=76:24)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3S)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 90mg, 収率38%で得た。
【0412】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.52 (1H,s), 4.69−4.62 (1H, m), 4.59−4.50 (2H, m), 4.37−4.39 (1H, m), 4.22 (1H, dq, J=6.4, 6.4Hz), 4.11 (1H, dd, J=2.4, 9.0Hz), 4.07−4.01 (2H, m), 3.65−3.55 (2H, m), 3.48−3.39 (3H, m), 3.21 (1H, dq, J=9.0, 7.2Hz), 2.50−2.40 (1H, m), 2.23−2.14 (1H, m), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 1.18 (3H, d, J=7.2Hz).IR (KBr): 1754, 1654, 1597, 1545, 1386, 1313cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 494 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 494.1529 [M+H]+, 計算値: 494.1532 (C21H28N5O5S2)
元素分析 : C21H27N5O5S2・7/3H2Oとして計算
実測値 : C,47.04% H,5.95% N,13.04% S,11.83%
計算値 : C,47.09% H,5.96% N,13.08% S,11.97%
【0413】
実施例58
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例53で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン280 mg(0.554mmol) をジメチルホルムアミド14ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 61mg (0.665mmol)を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート329mg (0.554mmol) のアセトニトリル 16ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン386μl (2.22mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として4.6mg, 収率93%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 8.19 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.53 (2H, dd, J=8.8, 15.6Hz), 7.45 (1H, s), 7.17 − 7.11 (1H, br s), 5.51 (1H, d, J=13.8Hz), 5.30 − 5.18 (3H,m), 4.67 − 4.58 (1H, m), 4.53 − 4.47 (2H, m), 4.32 − 4.23 (3H, m), 4.06(2H, dt, J=8.8, 5.9Hz), 3.81 − 3.76 (1H, m), 3.65 − 3.53 (2H, m), 3.47 − 3.40 (1H, m), 3.30 (1H, dd, J=2.9, 6.8Hz), 3.22 (1H, dq, J=8.8, 7.8Hz), 2.32 − 2.25 (1H, m), 2.09 − 1.95 (1H, m), 1.39 (3H, d, J=5.9Hz), 1.28 (3H, d, J=7.8Hz)
【0414】
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例58(1)で得られた化合物p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート410mg (0.508mmol) をテトラヒドロフラン 21 ml, 蒸留水 21 mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム 410mg存在下、室温にて接触水素還元を4.5時間行った。反応終了確認後反応混合物を濾過、濾液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=76:24)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 101mg, 収率41%で得た。
【0415】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.52 (1H, s), 4.69−4.62 (1H, m), 4.60−4.52 (2H, m), 4.38−4.30 (1H, m), 4.24 (1H, dq, J=6.3, 6.3Hz), 4.16 (1H, dd, J=2.3, 8.9Hz), 4.09−4.02 (2H, m), 3.67−3.54 (2H, m), 3.49−3.40 (3H, m), 3.24 (1H, dq, J=8.9, 7.2Hz), 2.49−2.40 (1H, m), 2.24−2.14 (1H, m), 1.30 (3H, d, J=6.3Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2Hz).
IR (KBr): 1756, 1656, 1598, 1544, 1384, 1313cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 494 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 494.1519 [M+H]+, 計算値: 494.1532 (C21H28N5O5S2)
元素分析 : C21H27N5O5S2・3H2Oとして計算
実測値 : C,46.35% H,5.75% N,12.82% S,11.68%
計算値 : C,46.06% H,6.07% N,12.79% S,11.71%
【0416】
実施例59
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(アゼチジン−3―イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例54で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン400 mg(0.814mmol) をジメチルホルムアミド20ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 90mg (0.977mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート484mg (0.814mmol) のアセトニトリル 25ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン568μl (3.26mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として496mg, 収率77%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.54 (1H, s), 8.23 (4H, d, J=8.8Hz), 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.52 (2H, d, J=8.8Hz), 7.52−7.47 (1H, m), 7.45 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 4.90−4.80 (1H, m), 4.54−4.47 (2H, m), 4.47−4.38 (2H, m), 4.42 (2H, dd, J=8.8, 8.8Hz), 4.13−4.25 (2H, m), 4.27 (1H, dd, J=2.2, 9.5Hz), 4.09−3.96 (4H, m), 3.30 (1H, dd, J=2.2, 7.0Hz), 3.21 (1H, dq, J=9.5, 6.6Hz), 1.38 (3H, d, J=6.6Hz), 1.28 (3H, d, J=5.9Hz).
【0417】
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(アゼチジン−3―イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例59(1)で得られた化合物p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート490mg (0.617mmol) をテトラヒドロフラン 25ml,蒸留水 25mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム 490mg存在下、室温にて接触水素還元を4.5時間行った。反応終了確認後反応混合物を濾過、濾液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=76:24)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(アゼチジン−3―イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 143mg, 収率49%で得た。
【0418】
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.54 (1H, s), 4.97−4.87 (1H, m), 4.60−4.54(2H,m), 4.44 (2H, dd, J=11.9, 8.4Hz), 4.39−4.30 (3H, m), 4.23 (1H, qd, J=6.4, 6.2Hz), 4.15 (1H, dd, J=9.0, 2.4Hz), 4.10−4.03 (2H, m), 3.43 (1H, dd, J=6.3, 2.4Hz), 3.23 (1H, dq, J=9.0, 7.2Hz), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 1.19 (3H, d, J=7.2Hz).
IR (KBr): 1753, 1655, 1600, 1545, 1387, 1314cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 480 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 480.1391 [M+H]+, 計算値: 480.1375 (C20H26N5O5S2)
元素分析 : C20H25N5O5S2・9/4H2Oとして計算
実測値 : C,46.06% H,5.38% N,13.70% S,12.33%
計算値 : C,46.19% H,5.72% N,13.47% S,12.33%
【0419】
実施例60
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例55で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 546 mg( 1.07 mmol) をジメチルホルムアミド 15 ml に溶解し、窒素雰囲気下、氷冷にてヒドラジン酢酸塩 118 mg ( 1.29 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 636 mg ( 1.07 mmol) のアセトニトリル 30 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.22 ml ( 1.29 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=1 : 20 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 215 mg, 収率 29 %で得た。
【0420】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 ( 4H, dd, J= 8.5, 5.2 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.52 ( 2H, d, J= 8.7 Hz )7.22 ( 1H, s ), 5.51 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 5.25 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 5.25 ( 2H, s ), 4.50 ( 1H, t, J= 8.0 Hz ), 4.49 ( 1H, t, J= 8.0 Hz ), 4.35 − 4.20 ( 3H, m ), 4.04 ( 1H, t, J= 8.5 Hz ), 4.31 ( 1H, t, J= 8.5 Hz ), 3.98 − 3.69 ( 4H, m ), 3.69 − 3.48 ( 4H, m ),3.29 ( 1H, dd, J= 6.8, 2.6 Hz ), 3.20 ( 1H, dq, J = 9.2, 7.2 Hz ), 1.36 ( 3H, d, J= 6.3 Hz ), 1.26 ( 3H, d, J= 7.5 Hz)
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ピペラジノ−1−イルカルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例60(1)で得られた化合物p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 539 mg ( 0.79 mmol) をテトラヒドロフラン 30 ml, 蒸留水 30 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 539 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2%アセトニトリル−蒸留水〜4%アセトニトリル−蒸留水〜6%アセトニトリル−蒸留水〜8%アセトニトリル−蒸留水〜10%アセトニトリル−蒸留水〜13%アセトニトリル−蒸留水〜16%アセトニトリル−蒸留水〜20%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ピペラジノ−1−イルカルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 を白色固体として 107 mg, 収率 27 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.23 ( 1H, s ), 4.56 ( 2H, t, J= 8.4 Hz ), 4.40 − 4.30 ( 1H, m ),4.24 ( 1H, quint., J= 6.2 Hz ), 4.20 ( 1H, dd, J= 8.7, 2.2 Hz ),4.03 ( 2H, dd, J= 8.7, 2.2 Hz ), 3.95 ( 4H, t, J= 5.2 Hz ), 3.43 ( 1H, dd, J= 6.2, 2.4 Hz ), 3.40 − 3.29 ( 4H, m ),3.24 ( 1H, dq, J= 8.7, 7.3 Hz ),1.29 ( 3H, d, J= 6.3 Hz ), 1.19 ( 3H, d, J= 7.9 Hz )
IR (KBr): 3415.3, 1759.7, 1620.9, 1536.0, 1456.0, 1431.9, 1384.6, 1313.3, 1246.8cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 494 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 494.1529 [M+H]+, 計算値: 494.2532 (C21H28N5O5S2)
【0421】
実施例61
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(2−アミノ−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例56で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 330.6 mg(0.68mmol) をジメチルホルムアミド 17ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 82mg (0.89mmol)を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 426mg (0.72mmol) のアセトニトリル 21ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.5ml (2.9mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=1:2)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 348.1mg, 収率 66%で得た。
1H−NMR(500MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=7.8Hz), 8.14 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=7.8Hz), 7.47 (2H, d, J=8.8Hz), 7.43 (1H, s), 7.38 (1H, t, J=6.3Hz), 5.51 (1H, d, J=13.7Hz), 5.51 (1H, t, J=6.3Hz), 5.25 (1H, d, J=13.7Hz), 5.18 (2H, s), 4.48 (1H, t, J=8.3Hz), 4.46 (1H, t, J=8.3Hz), 4.32−4.24 (3H, m), 4.05 (1H, dd, J=8.3, 5.6Hz), 4.03 (1H, dd, J=8.3, 5.6Hz), 3.55 (2H, d, 6.3Hz), 3.44 (2H, q, 6.3Hz), 3.30 (1H, dd, J=6.9, 1.9Hz), 3.22 (1H, dq, J=8.8, 6.5Hz), 1.73 (1H, br s), 1.38 (3H, d,J=6.5Hz), 1.28 (3H, d, J=6.5Hz)
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(2−アミノ−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例61(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 328.4mg (0.42mmol) をテトラヒドロフラン 16.4ml, 蒸留水 8.2mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム−炭素 328.4mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜5%アセトニトリル−蒸留水〜10%アセトニトリル−蒸留水〜15%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(2−アミノ−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 96.4mg, 収率49%で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.37 (1H, s), 4.42 (1H, t, J=8.4Hz), 4.42 (1H, t, J=8.4Hz), 4.24−4.16 (1H, m), 4.10 (1H, quintet, J=6.6Hz), 4.00(1H, dd, J=8.9, 2.4Hz), 3.94 (1H, dd, J=8.4, 4.8Hz), 3.90 (1H, dd, J=8.4, 4.8Hz), 3.57 (2H, t, J=5.9Hz), 3.26 (1H, dd, J=6.6, 2.4Hz), 3.12 (2H,t, J=5.9Hz), 3.08 (1H, dq, J=8.9, 7.3Hz), 1.16 (3H, d, J=6.6Hz), 1.05 (3H, d, J=7.3Hz)
IR (KBr): 3383, 1755, 1652, 1599, 1547, 1387, 1314 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z 468 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 468.1365 [M+H]+, 計算値: 468.1366 (C19H26O5N5S2)
実施例62
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(3−アミノ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例57で得られた3−アセチルチオ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン390 mg(0.793mmol) をジメチルホルムアミド20ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 88mg (0.952mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート471mg (0.793mmol) のアセトニトリル 24ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン552μl (3.17mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=93:7)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として587mg, 収率93%で得た。
【0422】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (4H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.51 (2H, d, J=8.8Hz), 7.46 (2H, s), 5.51 (1H, d, J=13.9Hz),5.40−5.37 (1H, m), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 5.21 (2H, s), 4.92−4.86 (1H,m), 4.59−4.42 (4H, m), 4.40−4.32 (1H, m), 4.30−4.23 (3H, m), 4.04−3.92 (3H, m), 3.30 (1H, dd, J=2.2, 6.6Hz), 3.21 (1H, dq, J=7.3, 9.0Hz), 1.38 (3H, d, J=6.6Hz), 1.27 (3H, d, J=7.3Hz).
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(3−アミノ−アゼチジノ−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例62(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{( 1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート580mg (0.731mmol) をテトラヒドロフラン 30ml, 蒸留水30mlに溶解し、10%パラジウム炭素 580mg存在下、室温にて接触水素還元を5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=8:2)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(3−アミノ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 135mg, 収率39%で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.45 (1H, s), 4.98−4.85 (1H, m), 4.64−4.49 (4H, m), 4.38−4.30 (1H, m), 4.31−4.17 (4H, m), 4.07−4.00 (2H, m), 3.44 (1H, dd, J=2.0, 5.9Hz), 3.24 (1H, qd, J=7.2, 8.5Hz), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 1.20 (3H, d, J=7.2Hz).
IR (KBr): 1756, 1607, 1537, 1449, 1387, 1309, 1291, 1261cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 50 [M+Na]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 502.1179 [M+Na]+, 計算値: 502.1195 (C20H25N5O5S2Na)
元素分析 : C20H25N5O5S2・3H2Oとして計算
実測値 : C,44.27% H,5.28% N,13.26% S,12.68%
計算値 : C,45.02% H,5.86% N,13.12% S,12.02%
【0423】
実施例63
(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(2−アミノ−エチル)―メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例58で得られた3−アセチルチオ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 348.9mg(0.71mmol) をジメチルホルムアミド 17.5ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 85.2mg (0.93mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 420.3mg (0.71mmol) のアセトニトリル 21ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.49ml (2.8mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=1:2)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 267.5mg, 収率47%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (4H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.56−7.46 (3H, m including 2H, d, at 7.49 ppm, J=8.8Hz), 7.22 (0,7H, s), 7.21 (0.3H, s), 5.52 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 5.172 (2H, s), 4.52−4.38 (2H, m), 4.32−4.10 (3H, m), 4.10−3.98 (2H,m), 3.74−3.58 (2H, m), 3.56−3.40 (2H, m), 3.30−3.26 (1H, m), 3.16−3.06 (1H, m), 3.24 (0.9H, s), 3.04 (2.1H, s), 1.77 (1H, d, J=4.4Hz), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.22 (3H, J=7.3Hz)
(2)(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(2−アミノ−エチル)―メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例63(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 267.5mg (0.33mmol) をテトラヒドロフラン 14 ml, 蒸留水 6.7 mlに溶解し、20% 水酸化パラジウム−炭素 300mg存在下、30℃水浴にて接触水素還元を1.5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)溶液、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜5%アセトニトリル−蒸留水〜10%アセトニトリル−蒸留水〜15%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−( 1−[4−[(2−アミノ−エチル)―メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 81.6mg, 収率51%で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.11 (0.4H, s), 7.05 (0.6H, s), 4.43(2H,.t, J=8.8Hz), 4.26−4.18 (1H, m), 4.12 (1H, quintet, J=5.9Hz), 4.08 (1H, dd, J=8.8, 2.3Hz), 3.91 (2H, dd, J=8.8, 4.9Hz), 3.70 (2H, t, 5.9Hz), 3.31 (1H, dd, J=5.9, 2.3Hz), 3.23−3.16 (2H, m), 3.12 (1H, dq, J=8.8, 7.8Hz), 3.00 (1.8H, s), 2.94 (1.2H, s), 1.17 (3H, d, J=5.9Hz), 1.07 (3H, d, J=7.8Hz)
IR (KBr): 3419, 2966, 1754, 1607, 1540, 1470, 1391, 1315 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z 482 [M+H]+
【0424】
実施例64
(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[(2−ヒドロキシ−エチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例59で得られた3−アセチルチオ−1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 618 mg( 1.35 mmol) をジメチルホルムアミド 30 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 149 mg ( 1.62 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 963 mg ( 1.62 mmol) のアセトニトリル 60 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.94 ml ( 5.40 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、8時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{[ 1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 310 mg, 収率 30 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 ( 2H, d, J= 8.4 Hz ), 7.64 ( 2H, d, J= 8.4 Hz ),7.12 − 6.90 ( 1H, m ), 5.45 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.25 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 4.69 − 4.18 ( 6H, m inluding 4.45 ( 2H, dd, J=7.9, 6.5 Hz ), 4.24 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ),4.22 ( 1H, dd., J= 9.0, 2.5 Hz )), 3.89 − 3.72 ( 1H, m ), 3.72 − 3.46 ( 2H, m ), 3.46 − 3.32 ( 1H, m ),3.26 ( 1H, dd, J= 6.3, 2.5 Hz ), 3.17 ( 1H, dq, J= 9.0, 7.3 Hz ),1.36 ( 3H, d, J= 6.3 Hz ), 1.31 − 1.09 ( 9H, m including 1.25 ( 3H, d, J= 7.2 Hz )), 0.87 ( 9H, s ), 0.06 ( 6H, d, J= 2.9 Hz )
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[(2−ヒドロキシ−エチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例64(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 4.47 g( 5.88 mmol)をテトラヒドロフラン 220 mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.40 ml( 7.06 mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 7.06 ml( 7.06 mmol)を順次加え、その後室温にて 1 日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[(2−ヒドロキシ−エチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 1.79 g, 収率 47 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ),7.20 ( 0.6H, br s ), 7.09 ( 0.4H, br s ), 5.50 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 5.26 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ),4.62 − 4.18 ( 6H, m including 4.49 ( 2H, t., J= 8.4 Hz ), 4.26 ( 1H, dd, J= 9.3, 2.6 Hz )), 4.04 ( 2H, dd, J= 8.4, 5.4 Hz ), 3.80 ( 2H, br s ), 3.56 ( 2H, br s ), 3.28 ( 1H, dd, J= 7.5, 2.5 Hz ), 3.19 ( 1H, br s ),1.38 ( 3H, d, J= 6.2 Hz ), 1.35 ( 3.6H, br s ), 1.26 ( 3H, d, J= 7.3 Hz ), 1.21 ( 2.4H, br s )
(3)(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[(2−ヒドロキシ−エチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例64(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[(2−ヒドロキシ−エチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.79 g ( 2.77 mmol) をテトラヒドロフラン 90 ml, 蒸留水 90 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 1.79 g存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 23 mgを加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2% アセトニトリル−蒸留水〜4% アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である
(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[(2−ヒドロキシ−エチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 897 mg, 収率 61 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.08 ( 0.2H, s ), 7.02 ( 0.8H, s ), 4.56( 2H, t, J= 8.0 Hz ), 4.50 − 4.40 ( 0.3H, m ), 4.40 − 4.30 ( 1H, m ), 4.25 ( 1H, quint., J= 6.5 Hz ), 4.21 ( 1H, dd, J= 8.4, 2.2 Hz ), 4.16 − 4.06 ( 0.7H, m ), 4.05 ( 2H, dd, J= 8.0, 4.8 Hz ), 3.69 − 3.60 ( 0.5H, m ), 3.60 − 3.52 ( 0.5H, m ), 3.52 ( 2H, t, J= 6.3 Hz ), 3.43 ( 1H, dd, J=6.5, 2.4 Hz ), 3.25 ( 1H, quint., J= 8.4 Hz ), 1.42 − 1.07 inclding 1.30 ( 3H, d, J= 6.3 Hz ), 1.20 ( 3H, d, J= 7.1 Hz ))
IR (KBr): 3382.5, 1750.1, 1603.5, 1537.0, 1468.5, 1452.1, 1396.2, 1312.3, 1284.4cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 533 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 533.1489 [M+H]+, 計算値: 533.1504 (C22H29N4O5S2Na)
【0425】
実施例65
(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[(2−アミノ−エチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例60で得られた3−アセチルチオ−1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 746 mg( 1.43 mmol) をジメチルホルムアミド22 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 158 mg ( 1.72 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート1.02 g ( 1.72 mmol) のアセトニトリル 45 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.00 ml ( 5.72 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、3時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 610 mg, 収率 52 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 ( 4H, dd, J= 11.0, 8.6 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.6Hz ), 7.50 ( 2H, d, J= 8.6Hz ),7.25 − 6.95( 1H, m ),5.51 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.25 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.19 (2H, s ), 4.63 − 3.88 ( 8H, m ), 3.91 − 3.35 ( 4H, m ), 3.29 ( 1H, dd, J= 6.8, 2.2 Hz ), 3.25 − 3.08 ( 1H, m ), 1.38 ( 3H, d, J= 6.2 Hz ), 1.31 ( 3H, br s), 1.25 ( 3H, d, J= 7.3 Hz ), 1.21 ( 3H, br s )
(2)(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[(2−アミノ−エチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例65(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 610 mg ( 0.74 mmol) をテトラヒドロフラン 30ml, 蒸留水 30 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 610 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2%アセトニトリル−蒸留水〜4%アセトニトリル−蒸留水〜6%アセトニトリル−蒸留水〜8%アセトニトリル−蒸留水〜10%アセトニトリル−蒸留水〜12%アセトニトリル−蒸留水〜14%アセトニトリル−蒸留水〜16%アセトニトリル−蒸留水〜18%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[(2−アミノ−エチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 104 mg, 収率 28 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.06 ( 1H, s ), 4.56 ( 2H, t, J= 8.4 Hz ), 4.41 − 4.31 ( 1H, m ), 4.29 − 4.09 ( 3H, m including 4.24 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ), 4.20 ( 1H, dd, J= 8.9, 2.4 Hz )), 4.03 ( 2H, dd, J= 8.4, 4.8 Hz ), 3.43 ( 1H, dd, J= 6.3, 2.4 Hz ), 3.37 − 3.16 ( 3H, m including 3.25 ( 1H, dq, J= 8.9, 7.4 Hz )), 1.29 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.25 − 1.15 ( 9H, m including 1.19 ( 3H, d, J= 7.0 Hz ))
IR (KBr): 3381.6, 1759.7, 1597.7, 1537.0, 1469.5, 1424.2, 1388.5, 1371.1, 1314.3, 1282.4cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 510 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 510.1826 [M+H]+, 計算値: 510.1845 (C22H32N5O5S2Na)
【0426】
実施例66
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((1S)―1−アミノメチル−2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例61で得られた3−アセチルチオ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン780 mg(1.50mmol) をジメチルホルムアミド40ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 166mg (1.80mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート892mg (1.50mmol) のアセトニトリル 45ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン1.05ml (6.00mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=98:2)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として950mg, 収率77%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 8.09 (2H,d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.43 (1H, s), 7.40 (2H, d, J=8.8Hz), 7.12 (1H, br d, J=8.8Hz), 5.51 (1H, d, J=13.2Hz), 5.25 (1H, d, J=13.2Hz), 5.23 (1H, d, J=13.2Hz), 5.05 (1H, d, J=13.2Hz), 4.51 (1H, t, J=8.1Hz), 4.44 (1H, t, J=8.1Hz), 4.32−4.25 (3H, m), 4.06−3.96 (3H, m), 3.45−3.32 (2H, m), 3.30 (1H, dd, J=2.2, 6.6Hz), 3.21 (1H, dq, J=7.3, 9.5Hz), 1.93−1.84 (1H, m), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.28 (3H, d, J=7.3Hz), 1.00 (3H, d, J=6.6Hz), 0.98 (3H, d, J=7.3Hz).
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((1S)―1−アミノメチル−2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例66(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート950mg (1.15mmol) をテトラヒドロフラン 48 ml, 蒸留水 48 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 950mg存在下、室温にて接触水素還元を3時間行った。反応終了確認後反応混合物を濾過、濾液に酢酸エチル−、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を前述の混合溶媒で洗浄後、減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=76:24)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((1S)―1−アミノメチル−2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 103mg, 収率18%で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 8.18−8.03 (1H, m), 7.51 (1H, s), 4.47 (2H, t, J=8.1Hz), 4.24−4.14 (1H, m), 3.99−3.85 (4H, m), 3.84−3.77 (1H, m), 3.09−2.88 (4H, m), 1.94−1.84 (1H,m), 1.14 (3H, d, J=6.2Hz), 1.03 (3H, d, J=7.0Hz), 0.89 (3H, d, J=6.6Hz), 0.84 (3H, d, J=6.6Hz).
IR (KBr): 1752, 1660, 1605, 1545, 1494, 1471cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 510 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 510.1846 [M+H]+, 計算値: 510.1845 (C22H32N5O6S2)
元素分析 : C22H31N5O6S2・13/7H2Oとして計算
実測値 : C,48.92% H,6.29% N,12.60% S,12.04%
計算値 : C,48.65% H,6.44% N,12.90% S,11.81%
【0427】
実施例67
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アミノメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{1−[4−(p−ニトロベンジルカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例62で得られた3−アセチルチオ−1−[4−(p−ニトロベンジルカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 265.2mg(0.63mmol) をジメチルホルムアミド14ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 76.4mg (0.5mmol) を加え、そのまま0.5時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 390mg (0.66mmol) のアセトニトリル 19ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.44ml (2.5mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=2:3)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{1−[4−(p−ニトロベンジルカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 268.4mg, 収率59%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 (4H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.51 (2H, d, J=8.8Hz), 6.45 (1H, s), 5.51 (1H, d, J=13.9Hz),5.37 (1H, br s), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz), 5.21 (2H, s), 4.48 (1H, t, J=7.8Hz), 4.46 (1H, t, J=7.8Hz), 4.35−4.20 (5H, m), 4.03 (2H, dd, J=7.8, 4.9Hz), 3.29 (1H, dd, J=6.2, 2.5Hz), 3.22 (1H, dq, J=8.9, 7.3Hz), 1.80 (1H, d, J=4.4Hz), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.27 (3H, d, J=7.3Hz)
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アミノメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例67(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−1−[4−(p−ニトロベンジルカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 660 mg ( 0.89 mmol) をテトラヒドロフラン 30 ml, 蒸留水 30 mlに溶解し、7.5%パラジウム炭素 606 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2%アセトニトリル−蒸留水〜4%アセトニトリル−蒸留水〜6%アセトニトリル−蒸留水〜8%アセトニトリル−蒸留水〜10%アセトニトリル−蒸留水〜13%アセトニトリル−蒸留水〜15%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アミノメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 123 mg, 収率 34 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 6.85 ( 1H, s ), 4.54 ( 2H, t, J= 8.1 Hz ), 4.38 − 4.30 ( 1H, m ),4.25 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ), 4.25 ( 1H, dd, J= 8.9, 2.5 Hz ),4.07 ( 2H, s ), 4.02 ( 2H, dd, J= 8.1, 4.0 Hz ),3.44 ( 1H, dd, J= 6.3, 2.5 Hz ), 3.25 ( 1H, dq, J= 8.9, 7.3 Hz ),1.30 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.20 ( 3H, d, J= 7.2 Hz )
IR (KBr): 3362.3, 1756.8, 1589.1, 1527.3, 1469.5, 1386.6, 1309.4, 1286.3, 1259.3cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 411 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 411.1173 [M+H]+, 計算値: 411.4161 (C17H23N4O4S2)
【0428】
実施例68
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例63で得られた3−アセチルチオ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 441 mg( 1.39 mmol) をジメチルホルムアミド 13 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 154 mg ( 1.67 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 993 mg ( 1.67 mmol) のアセトニトリル 26 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.97 ml ( 5.56 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、30分攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 307 mg, 収率 53 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ),6.45 ( 1H, s ), 5.51 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.26 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ),4.48 ( 2H, t, J= 8.0 Hz ), 4.43 − 4.18 ( 5H, m ), 4.09 − 3.99 ( 2H, m ),4.09 − 3.99 ( 2H, m ), 3.69 ( 3H, s ), 3.29 ( 1H, dd,J= 6.7, 2.7 Hz ), 3.21 ( 1H, dq, J= 9.0, 7.3 Hz ), 1.38 ( 3H, d, J= 6.1Hz ), 1.25 ( 3H, d, J= 7.3 Hz ),
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例68(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 307 mg ( 0.52 mmol)をテトラヒドロフラン 15 ml, 蒸留水 15 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 307 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 44 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル−、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2%アセトニトリル−蒸留水〜4%アセトニトリル−蒸留水〜6%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 135 mg, 収率 53 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 6.59 ( 1H, s ), 4.51 ( 2H, t, J= 8.1 Hz ), 4.38 − 4.29 ( 1H, m ),4.25 ( 1H, quint., J= 6.2 Hz ), 4.20 ( 1H, dd,J= 9.1, 2.5 Hz ), 4.19 ( 2H, s ), 4.05 − 3.98 ( 2H, m ), 3.68 ( 3H, s),3.43 ( 1H, dd, J= 6.2, 2.4 Hz ), 3.25 ( 1H, dq, J= 9.1, 7.4 Hz ),1.30 (3H, d, J= 6.2 Hz ), 1.20 ( 3H, d, J= 7.2 Hz )
IR (KBr): 3355.5, 1748.2, 1725.1, 1600.6, 1525.4, 1470.5, 1395.2, 1311.4, 1290.1, 1254.5cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 513 [M+Na]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 513.0850 [M+Na]+, 計算値: 513.0855 (C19H23N4O5S2Na2)
【0429】
実施例69
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例64で得られた3−アセチルチオ−1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 698 mg( 2.01 mmol) をジメチルホルムアミド 20 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 222 mg ( 2.41 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.43 g ( 2.41 mmol) のアセトニトリル 40 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.40 ml ( 8.94 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、2.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 20 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 851 mg, 収率 65%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.81 ( 2H, d, J= 7.3 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.7 Hz )7.56 − 7.38 (3H, m ), 6.79 ( 1H, bs ), 6.52 ( 1H, s ), 5.51 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.25 ( 1H, d, J=13.7 Hz ), 4.53 ( 2H, dd, J= 5.3, 2.9 Hz ), 4.47 ( 2H, t, J= 8.3 Hz ), 4.33 − 4.22 ( 3H, m ), 4.10 − 3.95 ( 2H, m ), 3.28 ( 1H, dd, J= 6.7, 2.6Hz), 3.19 ( 1H, dq, J = 7.9, 6.4 Hz ), 1.37 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.26 ( 3H, d, J= 7.3 Hz )
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸ナトリウム塩
実施例69(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 851 mg ( 1.31 mmol) をテトラヒドロフラン 40 ml, 蒸留水 40 mlに溶解し、7.5%パラジウム炭素 851 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 110 mg を加えた。この反応液に酢酸、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2%アセトニトリル−蒸留水〜4%アセトニトリル−蒸留水〜6%アセトニトリル−蒸留水〜8%アセトニトリル−蒸留水〜10%アセトニトリル−蒸留水〜15%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 144 mg, 収率 20 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.81 ( 2H, d, J= 7.4 Hz ), 7.70 − 7.55 (3H, m ), 6.62 ( 1H, d, J= 8.6 Hz ), 4.52 ( 2H, t, J= 7.9 Hz ), 4.47 ( 2H, s ), 4.37 − 4.28 ( 1H, m ), 4.24 ( 1H, quint., J= 6.2 Hz ),4.19 ( 1H, dd, J= 8.8, 2.2 Hz ), 4.05 − 3.97 ( 2H, m ), 3.43 ( 1H, dd, J= 6.2, 2.2 Hz ), 3.26 ( 1H, dq, J= 8.8, 7.2 Hz ),1.29 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.19( 3H, d, J= 7.2 Hz )
IR (KBr): 3336.2, 1750.2, 1645.9, 1601.6, 1526.4, 1488.8, 1470.5, 1396.2, 1308.5, 1294.0cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 537 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 537.1246 [M+H]+, 計算値: 537.1243 (C24H26N4O5S2Na)
【0430】
実施例70
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゼンスルホニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゼンスルホニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例65で得られた3−アセチルチオ−1−[4−(ベンゼンスルホニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 1.00 g( 2.68 mmol) をジメチルホルムアミド 30 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 296 mg ( 3.21 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.75 g ( 2.94 mmol) のアセトニトリル 60 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.87 ml ( 10.7 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、3時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゼンスルホニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 1.13 g, 収率 61 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.83 ( 2H, d, J= 7.5 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.7 Hz )7.60 − 7.43 (3H, m ), 6.33 ( 1H, s ), 5.58 ( 1H, br s ), 5.51 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.26 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 4.48 ( 2H, t, J= 7.8 Hz ), 4.44 ( 2H, t, J= 7.8 Hz ), 4.36− 4.18 ( 3H, m ), 4.13 ( 1H, quint., J= 7.2 Hz ), 4.08 ( 1H, dd, J= 12.7, 6.0 Hz ), 4.01 ( 1H, dd, J= 8.6, 5.6 Hz ), 3.94 ( 1H, dd, J= 8.6, 5.6Hz ), 3.30 ( 1H, dd, J= 6.7, 2.6 Hz), 3.21 ( 1H, dq, J = 8.9, 7.4 Hz ), 1.37 ( 3H, d, J= 6.2 Hz ), 1.23 ( 3H, dd, J= 7.2, 1.2 Hz )
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゼンスルホニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例70(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゼンスルホニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.13 g ( 1.65 mmol)をテトラヒドロフラン 55 ml, 蒸留水 55 mlに溶解し、 7.5 %パラジウム炭素1.13 g存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 139 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2%アセトニトリル−蒸留水〜4%アセトニトリル−蒸留水〜8%アセトニトリル−蒸留水〜12%アセトニトリル−蒸留水〜16%アセトニトリル−蒸留水〜20%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゼンスルホニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 627 mg, 収率 66 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.71 − 7.68 ( 3H, m ), 7.61 − 7.52 ( 2H,m )., 6.52 ( 1H, s ), 4.35 − 4.18 ( 5H, m including 4.22 ( 1H, dd, J= 9.1, 2.4 Hz )),4.12 ( 2H, s ), 3.78 − 3.65 ( 2H, m ), 3.36 ( 1H, dd, J=6.2, 2.4 Hz ), 3.23 ( 1H, dq, J= 8.8, 7.2 Hz ),1.31 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.21 ( 3H, d, J= 7.2 Hz )
IR (KBr): 3293.8, 1748.2, 1597.7, 1528.3, 1470.5, 1447.3, 1397.2, 1314.3cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 573 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 573.0911 [M+H]+, 計算値: 573.0093 (C23H26N4O5S2Na)
【0431】
実施例71
(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例66で得られた3−アセチルチオ−1−{4−[(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン 490 mg(1.52 mmol) をジメチルホルムアミド 15 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 169 mg ( 1.83 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.09g ( 1.83 mmol) のアセトニトリル 30 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.06 ml ( 0.68 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、2時間半攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 997 mg, 収率 100 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 ( 2H, d, J= 8.0 Hz ), 8.02 ( 2H, s ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.0 Hz )7.47 ( 1H, d, J= 5.2 Hz ), 7.07 (1H, d, J= 4.2 Hz ), 6.55 ( 1H, s ),5.50 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.26 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 4.67 − 4.55 ( 2H, m ),4.51 ( 2H, d, J= 5.3 Hz ), 4.35 − 4.22 ( 2H, m ), 4.22 − 4.03 ( 3H, m ), 3.29 ( 1H, dd, J= 6.8, 2.6 Hz), 3.18 ( 1H, dq, J = 9.0, 7.5 Hz ), 1.37 ( 3H, d, J= 6.3 Hz ), 1.25 ( 3H, d, J= 7.3 Hz )
(2)(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例71(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 997 mg (1.52 mmol) をテトラヒドロフラン 35 ml, 蒸留水 35 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 997 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 128 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜4%アセトニトリル−蒸留水〜8%アセトニトリル−蒸留水〜12%アセトニトリル−蒸留水〜15%アセトニトリル−蒸留水〜20%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 287 mg, 収率 35 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.73 ( 2H, d, J= 2.7 Hz ), 7.19 ( 1H, t,J= 4.4 Hz ), 6.59 ( 1H, d, J= 0.7 Hz ), 4.49 ( 2H, t, J= 7.5 Hz ), 4.43( 2H, s ), 4.35 − 4.27 ( 1H, m ), 4.24 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ),4.18 ( 1H, dd, J= 8.3, 2.4 Hz ), 3.99 ( 1H, t, J= 4.7 Hz ), 3.97 ( 1H, t, J= 4.7 Hz ), 3.42 ( 1H, dd, J= 6.3, 2.4 Hz ), 3.22 ( 1H, quint., J= 8.3Hz ),1.30 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.18 ( 3H, d, J= 7.1 Hz )
IR (KBr): 3324.7, 1749.1, 1599.7, 1530.2, 1469.5, 1418.4, 1396.2cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 521 [M−Na+2H]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 521.0992 [M−Na+2H]+, 計算値: 521.0942 C22H25N4O5S3)
【0432】
実施例72
(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例67で得られた3−アセチルチオ−1−{4−[(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン 341 mg( 1.12 mmol) をジメチルホルムアミド 10 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 123 mg ( 1.34 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 797 mg (1.34mmol) のアセトニトリル 20 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.78 ml ( 4.48 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、3時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 641 mg, 収率 89 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 ( 2H, d, J= 7.8 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 7.8 Hz )7.45 ( 1H, s ), 7.13 (1H, d, J= 3.5 Hz ), 6.53 ( 1H, s), 6.49 (1H, d, J= 5.1 Hz ),5.48 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.26 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 4.60 − 4.40 ( 4H, m including 4.51 ( 2H, d, J= 5.6 Hz )), 4.35 − 4.20 ( 2H, m ), 4.20 − 4.00 ( 3H, m ), 3.29 ( 1H, dd, J= 6.9, 2.5 Hz), 3.19 ( 1H, dq, J = 9.3, 7.3 Hz ), 1.37 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.26 (3H, d, J= 7.3 Hz )
(2)(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例72(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 640 mg ( 1.00 mmol) をテトラヒドロフラン 32 ml, 蒸留水 32 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 640 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 84 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2%アセトニトリル−蒸留水〜4%アセトニトリル−蒸留水〜6%アセトニトリル−蒸留水〜8%アセトニトリル−蒸留水〜10%アセトニトリル−蒸留水〜15%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 218 mg, 収率 41 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.69 ( 1H, dd, J= 1.7, 0.8 Hz ), 7.19 ( 1H, dd, J= 3.6, 0.7 Hz ), 6.64 ( 1H, dd, J= 3.6, 1.7 Hz ), 4.51 ( 2H, t,J= 8.2 Hz ), 4.44 ( 2H, s ), 4.38 − 4.28 ( 1H, m ), 4.25 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ),4.19 ( 1H, dd, J= 8.9, 2.2 Hz ), 4.02 ( 1H, dd, J= 5.0, 3.2 Hz ), 4.00 ( 1H, dd, J= 5.0, 2.9 Hz ), 3.43 ( 1H, dd, J= 6.3, 2.5 Hz ), 3.24 ( 1H, dq, J= 8.9, 7.1Hz ),1.30 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.19 ( 3H, d, J= 7.1 Hz )
IR (KBr): 3367.1, 1749.1, 1653.7, 1594.8, 1524.5, 1472.4, 1395.2cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 505 [M−Na+2H]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 505.1208 [M−Na+2H]+, 計算値: 505.1216 (C22H25N4O6S2)
【0433】
実施例73
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例68で得られた3−アセチルチオ−1−(4―フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 599 mg( 1.60 mmol) をジメチルホルムアミド 18 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 177 mg (1.92 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.14 g ( 1.92 mmol) のアセトニトリル 36 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.11 ml ( 6.40 mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、30分攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 640 mg, 収率 59 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.88 ( 2H, dd, J= 5.5, 3.1 Hz ), 7.73 ( 2H, dd, J= 5.5, 3.1 Hz ), 7.65 ( 2H, d,J= 8.7 Hz ), 6.41 ( 1H, s ), 5.49 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 5.25 ( 1H, d, J= 13.7 Hz ), 4.80 ( 2H, s ), 4.46 ( 1H, t, J= 8.1 Hz ), 4.43 ( 1H, t, J= 8.1 Hz ), 4.32 − 4.18 ( 3H, m, including 4.24 ( 1H, dd, J= 9.2, 2.4 Hz) ),4.02 ( 1H, dd, J= 5.5, 2.8 Hz), 4.00 ( 1H, dd, J= 5.5, 2.8 Hz), 3.26 ( 1H, dd, J= 6.9, 2.5 Hz ), 3.19 ( 1H, dq, J = 9.2, 7.3 Hz ), 1.38 ( 3H, d, J= 6.2 Hz ), 1.25 ( 3H, dd, J= 7.3, 2.1 Hz )
(2)(1R,5S,6S)−2−[1−(4―フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例73(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 640 mg ( 0.95 mmol) をテトラヒドロフラン 32 ml, 蒸留水 32 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 640 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 80 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2%アセトニトリル−蒸留水〜4%アセトニトリル−蒸留水〜6%アセトニトリル−蒸留水〜8%アセトニトリル−蒸留水〜10%アセトニトリル−蒸留水〜15%アセトニトリル−蒸留水〜20%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である((1R,5S,6S)−2−[1−(4―フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 202 mg, 収率 38 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.90 − 7.78 ( 4H, m ), 6.56 ( 1H, d, J= 2.7 Hz ), 4.70 ( 2H, s ), 4.43 ( 1H, t, J= 7.9 Hz ), 4.42 ( 1H, t, J= 7.9 Hz ),4.31 − 4.19 ( 2H, m including 4.24 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz )),4.17 ( 1H, dd, J= 8.7, 2.0 Hz ), 3.94 ( 1H, t, J = 7.9 Hz ), 3.92 ( 1H, t, J = 7.9 Hz ), 3.18 ( 1H, dq, J= 8.7, 7.2 Hz ), 1.29 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.15 ( 3H, d, J= 7.2 Hz )
IR (KBr): 3409.5, 1768.4, 1750.1, 1717.3, 1601.6, 1528.3, 1425.1, 1393.3, 1313.3 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 563 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 585.0865 [M+Na]+, 計算値: 585.0864 (C25H23N4O6S2Na2)
【0434】
実施例74
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例69で得られた3−アセチルチオ−1−(4―サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 238 mg( 0.73 mmol) をジメチルホルムアミド 7 ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 81 mg ( 0.88 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 523 mg ( 0.88 mmol) のアセトニトリル 14 ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 0.51 ml ( 2.92mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 20 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 211 mg, 収率 46 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.66 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 6.42 ( 1H, s ), 5.50 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 5.25 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 4.61 ( 2H, s ), 4.46 ( 1H, t, J= 8.0 Hz ), 4.45 ( 1H, t, J= 8.0 Hz ), 4.32 − 4.18 ( 3H, m, including 4.25 ( 1H, dd, J= 9.1, 2.3 Hz) ),4.02 ( 1H, t, J= 4.8 Hz), 4.00 ( 1H, dd, J= 4.8, 3.7 Hz), 3.28( 1H, dd, J= 6.9, 2.5 Hz ), 3.20 ( 1H, dq, J = 9.1, 7.3 Hz ), 2.76 ( 4H, s ), 1.38 ( 3H, d, J= 6.2 Hz ), 1.27 ( 3H, d, J= 7.3 Hz )
(2)(1R,5S,6S)−2−[1−(4―サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例74(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 211 mg ( 0.34 mmol) をテトラヒドロフラン 10 ml, 蒸留水 10 mlに溶解し、7.5 %パラジウム炭素 211 mg存在下、35℃水浴にて接触水素還元を 2 時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 29 mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜2%アセトニトリル−蒸留水〜4%アセトニトリル−蒸留水)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である((1R,5S,6S)−2−[1−(4―サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 115 mg, 収率 66 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 6.59 ( 1H, s ), 4.57 ( 2H, s ), 4.50 ( 2H, t, J= 8.1 Hz ),4.38 − 4.29 ( 1H, m ), 4.25 ( 1H, quint., J= 6.3 Hz ),4.20 ( 1H, dd, J= 8.7, 2.3 Hz ),4.01 ( 1H, t, J = 4.2 Hz ), 3.99 ( 1H, t, J = 4.2 Hz ), 3.43 ( 1H, dd, J= 6.3, 2.4 Hz ), 3.24 ( 1H, dq, J= 8.7,7.4 Hz ), 2.48 ( 4H, s), 1.30 ( 3H, d, J= 6.4 Hz ), 1.19( 3H, d, J= 7.2 Hz )
IR (KBr): 3381.6, 1749.1, 1794.8, 1601.6, 1526.4, 1470.5, 1424.2, 1399.1, 1312.3, 1295.0, 1168.7cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 515 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 515.1034 [M+H]+, 計算値: 515.1035 (C21H24N4O6S2Na)
【0435】
実施例75
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾ−ルー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例71で得られた3−アセチルチオ−1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン330mg (1.17mmol) をジメチルホルムアミド17ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩130mg (1.41mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート696mg (1.17mmol) のアセトニトリル35ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン815μl (4.68mmol)を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として605mg, 収率89% で得た。
1H−NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.71 (1H, s), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 5.51 (1H, d, J=13.9Hz), 5.25 (1H, d, J=13.9Hz),4.54−4.47 (4H, m), 4.29−4.12 (2H, m), 4.26 (1H, dd, J=2.2, 9.5Hz), 4.09(2H, t, J=8.8Hz), 4.07 (2H, t, J=8.8Hz), 3.29 (1H, dd, J=2.2, 6.6Hz), 3.19 (1H, dq, J=9.5, 7.3Hz), 2.37−2.27 (2H, m), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.26 (3H, d, J=7.3Hz).
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例75(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート600mg (1.03mmol) をテトラヒドロフラン30ml,蒸留水30mlに溶解し、10%パラジウム炭素600mg存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム86mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=9:1)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 278mg, 収率 58% で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.80 (1H, s), 4.59 (2H, t, J=8.3Hz), 4.45 (2H, t, J=7.8Hz), 4.35−4.27 (1H, m), 4.25 (1H, dq, J=6.2, 6.4Hz),4.20 (1H, dd, J=2.4, 9.1Hz), 4.16 (2H, t, J=7.8Hz), 4.08 (2H, dt, J=9.2, 4.6Hz), 3.43 (1H, dd, J=2.4, 6.2Hz), 3.24 (1H, dq, J=9.1, 7.2Hz), 2.39(1H, quintet, J=7.8Hz), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 1.19 (3H, d, J=7.2Hz).
IR (KBr): 1750、1619、1468、1443、1383cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 493 [M+Na]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 493.1167 [M+Na]+, 計算値: 493.1133 (C20H23N4O6SNa2)
元素分析 : C20H23N4O6Sna・H2O として計算
実測値 : C,49.04% H,5.46 % N,11.57% S,6.29%
計算値 : C,49.18% H,5.16% N,11.47% S,6.56%
【0436】
実施例76
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾ−ルー2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例72で得られた3−アセチルチオ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン260mg (0.835mmol) をジメチルホルムアミド13ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩92mg (1.00mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート496mg (0.835mmol) のアセトニトリル25ml溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン582μl (3.34mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として552mg, 収率100%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.73 (1H, s), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 5.51 (1H, d, J=13.2Hz), 5.25 (1H, d, J=13.2Hz), 4.52 (2H, q, J=8.1Hz), 4.31−4.20 (3H, m), 4.13−4.06 (2H, m), 3.76−3.65(8H, br s), 3.29 (1H, dd, J2.5,7.0Hz), 3.19 (1H, dq, J=9.5, 7.3Hz), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.26 (3H, d, J=7.3Hz).
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例76(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート550mg (0.835mmol) をテトラヒドロフラン28ml,蒸留水28mlに溶解し、10%パラジウム炭素550mg存在下、室温にて接触水素還元を2.5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム70mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=9:1)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として193mg, 収率46% で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.77 (1H, s), 4.60 (2H, t, J=8.2Hz), 4.36−4.28 (1H, m), 4.25 (1H, dq, J=6.1, 6.3Hz), 4.21 (1H, dd, J=2.2, 9.0Hz), 4.09 (1H, dt, J=8.9, 4.5Hz), 3.90−3.66 (8H, m), 3.43 (1H, dd, J=2.2, 6.1Hz), 3.25 (1H, dq, J=9.0, 7.2Hz), 1.30 (3H, d, J=6.3Hz), 1.19 (3H, d, J=7.2Hz).
IR (KBr): 1750、 1618、 1459、 1443、 1385、 1304 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 523 [M+Na]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 523.1238 [M+Na]+, 計算値: 523.1240 (C21H25N4O7SNa2)
元素分析 : C21H25N4O7SNa/H2Oとして計算
実測値 : C,48.45% H,5.41% N,10.45% S,5.55%
計算値 : C,48.64% H,5.25% N,10.81% S,6.18%
【0437】
実施例77
(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例73で得られた3−アセチルチオ−1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン330mg (1.06mmol) をジメチルホルムアミド 17ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩117mg (1.27mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 630g (1.06mmol) のアセトニトリル32ml溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 739μml (4.24mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=95:5〜9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 550mg, 収率85% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.74 (1H, s), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 5.55 (1H, d, J=13.2Hz), 5.25 (1H, d, J=13.2Hz), 4.71−4.63 (1H, m), 4.51 (2H, q, J=8.1Hz), 4.38−4.20 (6H, m), 4.10−4.05 (2H, m), 4.04−3.98 (1H, m), 3.32 (3H, s), 3.29 (1H, dd, J=2.2, 6.6Hz),3.20 (1H, dq, J=9.2, 7.3Hz), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.26 (3H, d, J=7.3Hz).
(2)(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例77(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート550mg (0.896mmol) をテトラヒドロフラン 28ml, 蒸留水 28ml に溶解し、10%パラジウム炭素 550mg存在下、室温にて接触水素還元を2時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 75mg を加えた。この反応液に酢酸、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィーにて精製し(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=92:8)、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−メトキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩を白色固体として 276mg, 収率 62 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.84 (1H, s), 4.66 (1H, dd, J=6.4, 10.3Hz), 4.60 (2H, t, J=8.3Hz), 4.46−4.30 (4H, m), 4.25 (1H, dq, J=6.2, 6.4Hz), 4.20 (1H, dd, J=2.4, 9.0Hz), 4.09 (2H, quintet, J=4.5Hz), 4.04−3.98 (1H, m), 3.43 (1H, dd, J=2.4, 6.2Hz), 3.37 (3H, s), 3.25 (1H, dq, J=9.0, 7.2Hz), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 1.19 (3H, d, J=7.2Hz).
IR (KBr): 1750, 1622, 1457, 1385cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 523 [M+Na]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 523.1227 [M+Na]+, 計算値: 523.1239 (C21H25N4O7SNa2)
元素分析 : C21H25N4O7Sna・4/3H2Oとして計算
実測値 : C,48.07% H,5.61% N,10.78% S,6.03%
計算値 : C,48.09% H,5.32% N,10.68% S,6.11%
【0438】
実施例78
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾ−ル−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−アゼチジン−1−イルカルボニル]−1,3−オキサゾ−ル−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例74で得られた3−アセチルチオ−1−{4−[3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−アゼチジン−1−イルカルボニル]−1,3−オキサゾ−ル−2−イル}アゼチジン 860mg (1.61mmol) をジメチルホルムアミド 43ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 178mg (1.93mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 957mg (1.61mmol) のアセトニトリル 48ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン 1.12ml (6.44mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−アゼチジン−1−イルカルボニル]−1,3−オキサゾ−ル−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 1.20g, 収率 89% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.69 (1H, s), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.64−7.59 (4H, m), 7.47−7.36 (6H, m), 5.51 (1H, d, J=13.5Hz), 5.25 (1H, d, J=13.5Hz), 4.65−4.59 (1H, m), 4.69−4.50 (1H, m), 4.50 (2H, q, J=8.1Hz), 4.39−4.32 (1H, m), 4.30−4.20 (2H, m), 4.26 (1H, dd, J=2.9, 9.5Hz), 4.18−3.99 (4H, m), 3.29 (1H, dd, J=2.9, 7.3Hz), 3.20 (1H, dq, J=9.5, 7.3Hz), 1.38 (3H, d, J=6.5Hz), 1.27 (3H, d, J=7.3Hz), 1.06 (9H, s).
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾ−ル−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
実施例78(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−アゼチジン−1−イルカルボニル]−1,3−オキサゾ−ル−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート1.20g(1.43mmol)をテトラヒドロフラン60mlに溶解し、氷冷下にて、酢酸240μl(4.30mmol)、1M−テトラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液4.30ml(4.30mmol)を順次加え、その後室温にて4日攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=95:5〜9:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾ−ル−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として 325mg, 収率 38% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.74 (1H, s), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 5.51 (1H, d, J=13.7Hz), 5.25 (1H, d, J=13.7Hz), 4.80−4.68 (2H, m), 4.50 (2H, q, J=8.0Hz), 4.43−4.29 (2H, m), 4.29−4.20(3H, m), 4.13−4.05 (2H, m), 4.02−3.95 (1H, m), 3.29 (1H, dd, J=2.7, 6.9Hz), 3.20 (1H, dq, J=9.3, 7.3Hz), 1.38 (3H, d, J=6.3Hz), 1.26 (3H, d, J=7.3Hz).
(3)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾ−ル−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 ナトリウム塩
実施例78(2)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾ−ル−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 320mg (0.534mmol) をテトラヒドロフラン 16ml, 蒸留水 16mlに溶解し、10%パラジウム炭素 320mg存在下、室温にて接触水素還元を5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過、濾液に炭酸水素ナトリウム 45mg を加えた。この反応液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水〜蒸留水:アセトニトリル=9:1)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾ−ル−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸ナトリウム塩を白色固体として 144mg, 収率 56% で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O, TSP): δ(ppm) 7.84 (1H, s), 4.75−4.66 (2H, m), 4.60 (2H, t, J=8.2Hz), 4.44−4.38 (1H, m), 4.35−4.23 (3H, m), 4.20 (1H, dd, J=2.4, 9.0Hz), 4.09 (2H, dt, J=8.9, 4.5Hz), 3.98−3.93 (1H, m), 3.43 (1H, dd, J=2.4, 6.2Hz), 3.24 (1H, dq, J=9.0, 7.2Hz), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 1.19 (3H, d, J=7.2Hz).
IR (KBr): 1750, 1621, 1470, 1385, 1294, 1277cm−1
Mass スペクトル (ESI+): m/z : 509 [M+Na]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 509.1102[M+Na]+,計算値: 509.1083
元素分析 :実測値 : C,46.25% H,6.23% N,11.07% S,5.90%
計算値 : C,49.38% H,4.77% N,11.52% S,6.59%
【0439】
実施例79
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(3−アミノ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−{4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−イルカルボニル]−1,3−オキサゾ−ル−2−イル}アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例75で得られた3−アセチルチオ−1−{4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−イルカルボニル]−1,3−オキサゾ−ル−2−イル}アゼチジン190mg(0.383mmol) をジメチルホルムアミド10ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 42mg (0.460mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート228mg (0.383mmol) のアセトニトリル 11ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン268μl (1.53mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=93:7)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−{4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−イルカルボニル]−1,3−オキサゾ−ル−2−イル}アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として257mg, 収率86%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 (4H, d, J=8.8Hz), 7.75 (1H, s), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.51 (2H, d, J=8.8Hz), 5.51 (1H, d, J=13.7Hz),5.34−5.31 (1H, m), 5.25 (1H, d, J=13.7Hz), 5.21 (2H, s), 4.87−4.82 (1H,m), 4.60−4.42 (2H, m), 4.49 (2H, q, J=8.8Hz), 4.38−4.30 (1H, m), 4.28−4.20 (3H, m), 4.06 (2H, dt, J=8.8, 4.9Hz), 4.00−3.93 (1H, m), 3.29 (1H, dd, J=2.9, 6.8Hz), 3.18 (1H, dq, J=9.0, 6.8Hz), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.26 (3H, d, J=6.8Hz).
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(3−アミノ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例79(1)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−{4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−イルカルボニル]−1,3−オキサゾ−ル−2−イル}アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート250mg (0.321mmol) をテトラヒドロフラン 13ml, 蒸留水 13mlに溶解し、10%パラジウム炭素 250mg存在下、室温にて接触水素還元を3.5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過し、濾液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水 ̄蒸留水:アセトニトリル=82:18)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(3−アミノ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 68mg, 収率46%で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.88 (1H ,s), 4.60 (2H, t, J=8.2Hz), 4.57−4.49 (2H, m), 4.35−4.16 (6H, m), 4.08 (2H, dt, J=8.6, 4.5Hz), 3.44 (1H, dd, J=2.5, 6.2Hz), 3.24 (1H, dq, J=9.0, 7.2Hz), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz),1.19 (3H, d,J=7.2Hz).
IR (KBr): 1754, 1624, 1457, 1380cm−1
Mass スペクトル (ESI+): m/z : 486[M+Na]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 464.1609[M+H]+, 計算値: 464.1603 (C20H26N5O6S)
元素分析 : C20H25N5O6S・10/3H2Oとして計算
実測値 : C,45.85% H,5.69% N,13.62% S,6.18%
計算値 : C,45.88% H,6.10% N,13.38% S,6.12%
【0440】
実施例80
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3S)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例76で得られた3−アセチルチオ−1−{4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン530mg(1.08mmol) をジメチルホルムアミド27ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 120mg (1.30mmol)を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート642g (1.08mmol) のアセトニトリル 32ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン753μl (4.32mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル ̄酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として652mg, 収率76%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (4H, d, J=8.8Hz), 7.77 (1H, s), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.53 (2H, t, J=8.8Hz), 6.82−6.78 (1H, m), 5.51(1H, d, J=13.6Hz), 5.25 (1H, d, J=13.6Hz), 5.30−5.18 (2H, m), 4.66−4.58 (1H, m), 4.57−4.46 (2H, m), 4.11−4.20 (2H, m), 4.26 (1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 4.14−4.04 (2H, m), 3.82−3.74 (1H, m), 3.64−3.55 (2H, m), 3.46−3.40(1H, m), 3.29 (1H, dd, J=2.2, 6.6Hz), 3.20 (1H, dq, J=8.8, 7.2Hz), 2.30−2.20 (1H, m), 2.10−1.92 (1H, m), 1.38 (3H, d, J=6.6Hz), 1.27 (3H, d, J=7.2Hz).
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3S)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例80(1)で得られた化合物p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート650mg (0.821mmol) をテトラヒドロフラン 33 ml, 蒸留水 33 mlに溶解し、10%パラジウム炭素 650mg存在下、室温にて接触水素還元を4.5時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過し、濾液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水 ̄蒸留水:アセトニトリル=76:24)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3S)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 129mg, 収率33%で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.94 (1H, s), 4.68−4.60 (1H, m), 4.60 (2H, t, J=8.2Hz), 4.35−4.28 (1H, m), 4.25 (1H, dq, J=6.2, 6.4Hz), 4.19 (1H, dd, J=2.4, 9.1Hz), 4.09 (2H, dt, J=8.9, 4.4Hz), 3.63 (1H, dd, J=7.0, 12.6Hz), 3.58 (1H, dt, J=12.0, 7.6Hz), 3.50−2.98 (3H, m), 3.24 (1H, dq, J=9.1, 7.2Hz), 2.49−2.39 (1H, m), 2.22−2.13 (1H, m), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 1.19 (3H, d, J=7.2Hz).
IR (KBr): 1755, 1626, 1543, 1386cm−1
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 478 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 478.1768 [M+H]+, 計算値: 478.1761 (C21H28N5O6S)
元素分析 : C21H27N5O6S・3H2Oとして計算
実測値 : C,47.33% H,5.52% N,12.9% S,5.97%
計算値 : C,47.45% H,6.26% N,13.17% S,6.06%
【0441】
実施例81
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例77で得られた3−アセチルチオ−1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン280mg(0.572mmol) をジメチルホルムアミド14ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩 63mg (0.686mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内にp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート340g (0.572mmol)のアセトニトリル 17ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン399μl (2.29mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、4.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル ̄酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として323mg, 収率73%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 8.22 (2H, dd, J=8.8, 12.7Hz), 7.77 (1H, s), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.52 (2H, dd, J=8.8, 12.7Hz), 6.82−6.78 (1H, bt, J=6.8Hz), 5.51 (1H, d, J=13.7Hz), 5.23 (1H, d, J=13.7Hz), 5.25−5.19 (2H, m), 4.66−4.58 (1H, m), 4.56−4.49 (2H, m), 4.30−4.21 (3H, m), 4.13−4.04 (2H, m), 3.80−3.74 (1H, m), 3.64−3.53 (2H, m), 3.44−3.39 (1H, m), 3.29 (1H, dd, J=2.9, 6.8Hz), 3.20(1H,dq,J=7.8,7.8Hz), 2.30−2.20 (1H, m), 2.10−1.94 (1H, m), 1.38 (3H, d, J=5.9Hz), 1.27 (3H, d, J=7.8Hz).
(2)(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
実施例81(1)で得られた化合物p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート320mg (0.404mmol) をテトラヒドロフラン 16ml, 蒸留水16 mlに溶解し、10%パラジウム炭素320mg存在下、室温にて接触水素還元を4時間行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過し、濾液に酢酸エチル、および蒸留水を加え、分液操作を行った。水層を減圧下濃縮し、コスモシールを用いたクロマトグラフィー(溶出溶媒:蒸留水 ̄蒸留水:アセトニトリル=79:21)にて精製し、凍結乾燥することによって目的化合物である(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸を白色固体として 88mg, 収率46%で得た。
1H−NMR(400MHz ,D2O): δ(ppm) 7.94 (1H, s), 4.67−4.60 (1H, m), 4.60 (2H, t, J=8.3Hz), 4.35−4.28 (1H, m), 4.25 (1H, dq, J=6.2, 6.4Hz), 4.20 (1H, dd, J=2.4, 9.1Hz), 4.08 (2H, dt, J=8.8, 4.5Hz), 3.63 (1H, dd, J=7.0, 12.6Hz), 3.57 (1H, dt, J=12.0, 7.6Hz), 3.49−3.37 (3H, m), 3.24 (1H, dq, J=9.1, 7.2Hz), 2.49−2.38 (1H, m), 2.22−2.13(1H,m), 1.30 (3H, d, J=6.4Hz), 1.19 (3H, d, J=7.2Hz)
IR (KBr): 1758, 1625, 1543, 1385cm−1
Mass スペクトル (ESI+): m/z : 478 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (ESI+): 実測値: 478.1739 [M+H]+, 計算値: 478.1760 (C21H28N5O6S)
元素分析 : C21H27N5O6S・3H2Oとして計算
実測値 : C,47.30% H,5.88% N,13.14% S,6.01%
計算値 : C,47.45% H,6.26% H,13.17% S,6.03%
【0442】
【化19】
【0443】
【化20】
【0444】
【化21】
【0445】
【化22】
【0446】
【化23】
【0447】
【化24】
【0448】
【化25】
【0449】
【化26】
【0450】
【化27】
【0451】
【化28】
【0452】
【化29】
【0453】
【化30】
【0454】
【化31】
【0455】
【化32】
【0456】
【化33】
【0457】
【化34】
【0458】
【化35】
【0459】
参考例1
3−アセチルチオ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボチオイル)カルバミン酸エチルエステル
N−ベンズヒドリル−3−ヒドロキシアゼチヂン 20 g (83.6 mmol) をメタノール 600 ml に溶解し、10%パラジウム炭素 20 g 存在下、1気圧、50℃水浴中で 2時間接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過し、触媒を除去後、得られた濾液を減圧下濃縮した。残渣に酢酸エチルと蒸留水を加え、分液抽出し、有機層を蒸留水で再度抽出を行った。得られた水層を減圧下濃縮し、赤褐色のオイル状の生成物を得た。続いて、先の化合物を減圧乾燥後、テトラヒドロフラン 180 ml, 蒸留水 60 ml に溶解し、氷冷下にて、エトキシカルボニルイソチオシアナート 19.7 ml (167 mmol) を加え、10分後室温に戻し、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応液に酢酸エチル、飽和食塩水を加え分液抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1〜酢酸エチル)にて精製し、黄色油状の(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボチオイル)カルバミン酸エチルエステルを 7.4 g収率 43 % で得た。
【0460】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.63 (1H, br s), 4.80−4.50 (3H, m), 4.40−4.00 (4H, m including 2H, q, at 4.18, J=7.3Hz), 2.28 (1H, br s), 1.29 (3H, t, 7.3Hz)
(2)1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例1(1)で得られた(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボチオイル)カルバミン酸エチルエステル14.4 g (70.5 mmol) をエタノール 72 ml, 蒸留水 72 ml に溶解し、溶液中に水酸化ナトリウム 14.1 g (353 mmol) を加え、16時間加熱還流した。反応終了確認後、反応液を室温まで冷却し、その後氷冷下にて、4N−塩酸ガスージオキサン溶液 88 ml を加えた。続いて、系内にエチル−2−ブロモピルベート 17.7 ml (141 mmol)とトリエチルアミン 19.8 ml (141 mmol) を加え、再度1時間加熱還流した。反応終了確認後、系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=3:1〜1:1)にて精製し、淡褐色固体の1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを 8.5 g収率 53% で得た。
【0461】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.46 (1H, s), 4.88−4.78 (1H, m), 4.42−4.32 (4H, m), 4.02 (2H, ddd, J=10.3, 5.6, 1.5Hz), 2.05 (1H, br s), 1.37 (3H, t, 7.3Hz)
(3)1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例1(2)で得られた1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 676 mg (2.96 mmol) を塩化メチレン 20.5 ml に溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.28 ml (3.63 mmol), トリエチルアミン 0.495 ml (3.56 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 2時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にエタノールを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:2)にて精製し、淡褐色固体の1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 748 mg, 収率 82% で得た。
【0462】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.52 (1H, s), 5.50−5.30 (1H, m), 4.51 (2H, dd, J=9.9, 6.7Hz), 4.37 (2H, q, J=7.1Hz), 4.32 (2H, dd, J=10.1, 3.7Hz), 3.09 (3H, s), 1.37 (3H, t, J=7.1Hz)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例1(3)で得られた1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 742 mg (2.42 mmol) をジメチルホルムアミド 37 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.11 g(9.72 mmol)を加え、80℃油浴にて 6時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 494 mg, 収率 71% で得た。
【0463】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.49 (1H, s), 4.58 (2H, t, J=8.3Hz),4.50−4.30 (3H, m, including 2H, q, at 4.36, J=7.2Hz), 4.03 (2H, dd, J=8.3, 5.7Hz), 2.36 (3H, s), 1.37 (3H, t, J=7.2Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 287 [M+H]+
参考例2
3−アセチルチオ−1−(4−p−ニトロベンジルカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例1(2)で得られた1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 8.5 g (37.2 mmol) をジメチルホルムアミド 255 ml に溶解し、氷冷下にてt−ブチルジフェニルシリルクロリド19.4 ml (74.5 mmol), イミダゾール 5.07 g (74.5 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 2.5時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にエタノール 2.59 ml を加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと 10% 食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水,飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=6:1〜2:1)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 14.85 g, 収率 86% で得た。
【0464】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.64−7.58 (4H, m), 7.50−7.36 (6H, m), 7.43 (1H, s), 4.79−4.50 (1H, m), 4.35 (2H, q, J=7.3Hz), 4.13 (2H, dd, J=9.0, 6.6Hz), 4.06 (2H. dd, J=9.0, 5.1Hz), 1.36 (3H, t, J=7.1Hz), 1.06 (9H, s)
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 5.0 g (10.7 mmol)を無水テトラヒドロフラン 100 ml に溶解し、予め調整した水素化アルミニウムリチウム 1.22 g (32.1 mmol) の無水テトラヒドロフラン 250 ml の懸濁液に窒素雰囲気下、氷冷にて滴下し、滴下終了後同条件下にて 1.5時間攪拌した。反応終了確認後、同条件下にて系内に硫酸マグネシウム10水和物を徐々に加え、系内からの発泡がおさまったら、室温にて1時間攪拌した。その後系内に酢酸エチルを徐々に加え、続いて飽和食塩水を加えた。水層を酢酸エチルにて分液抽出したのち、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=3:1〜1:2)にて精製し、白色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 3.88 g, 収率 86% で得た。
【0465】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.66−7.58 (4H, m), 7.50−7.38 (6H, m), 6.40 (1H, s), 4.78−4.70 (1H, m), 4.53 (2H, s), 4.10 (2H, dd, J=9.2, 6.6Hz), 4.01 (2H, ddd, J=9.2, 5.1, 1.3Hz), 2.24 (1H, br s), 1.06 (9H, s)
(3)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ホルミル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 3.88 g (9.15 mmol) を無水塩化メチレン 194 ml に溶解し、溶液中に活性二酸化マンガン 19.4 g を加え、室温にて 7時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒: n−へキサン:酢酸エチル=3:1〜1:1)にて精製し、白色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ホルミル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 3.54 g, 収率 92% で得た・
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 9.69 (1H, s), 7.64−7.59−(4H, ,m), 7.50−7.36 (7H, m), 4.80−4.72 (1H, m), 4.16 (2H, dd, J=9.5, 6.6Hz), 4.08 (2H, ddd, J=9.5, 5.1, 1.5Hz), 1.06 (9H, s)
(4)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキル−2−イル)アゼチジン
参考例2(3)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ホルミル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 3.5 g (8.28 mmol) を無水塩化メチレン 21 ml に溶解し、系内にt−ブタノ−ル 105 ml, 2M 2−メチル−2−ブテン テトラヒドロフラン溶液 41.4 mlを加えた。続いて亜塩素酸ナトリウム 1.88 g (16.6 mmol), リン酸二水素ナトリウム 1.99 g (16.6 mmol)の 21 ml 水溶液を系内に氷冷下にて滴下し、1時間撹拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチル、1M−塩酸水 (pH:2から3)を加えた。水層を酢酸エチルにて分液抽出したのち、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜5%メタノール―酢酸エチル)にて精製し、褐色シロップ状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 2.43 g, 収率 67% で得た。
【0466】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.62−7.56 (4H, m), 7.50 (1H, s), 7.49−7.36 (6H, m), 4.81−4.72 (1H, m), 4.16−4.08 (2H, m), 4.04 (2H, dd, J=9.5, 5.1Hz), 2.00 (1H, br s), 1.07 (9H, s)
(5)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−p−ニトロベンジルカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 224.8 mg (0.51 mmol) を無水塩化メチレン 11.2 ml に溶解し、氷冷下にてオギザリルクロリド 0.067 ml (0.76 mmol) 触媒量のジメチルホルムアミド 0.022 ml を系内に加えた。 2時間後、反応液を減圧下濃縮し、残渣を 1時間減圧下乾燥した。この残渣を再度無水塩化メチレン 11.2 mlに溶解し、氷冷下、p−ニトロベンジルアルコール 157 mg (1.0 mmol)、トリエチルアミン 0.14 ml (1.0 mmol) を加え、 1時間攪拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=3:1)にて精製し、淡黄色シロップ状の3−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−p−ニトロベンジルカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 93 mg, 収率 32% で得た。
【0467】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.64−7.56 (4H, m), 7.50 (1H, s), 7.48−7.36 (6H, m), 5.42 (2H, s), 4.79−4.72 (1H, m), 4.16 (2H, dd, J=8.8, 6.8Hz), 4.07 (2H, dd, J=8.8, 4.8Hz), 1.06 (9H, s)
(6)1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例2(5)で得られた3−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−p−ニトロベンジルカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 93 mg (0.16 mmol) を無水テトラヒドロフラン 4.7 ml に溶解し、酢酸0.028 ml (0.49 mmol)、1M テトラブチルアンモニウムフロライド−テトラヒドロフラン溶液 0.48 ml (0.48 mmol) を氷冷下にて加え、室温にて 2時間攪拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=2:1)にて精製し、淡黄色固体の1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを 42.4 mg, 収率 81% で得た。
【0468】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.59 (2H, d, J=8.8Hz), 7.53 (1H, s), 5.40 (2H, s), 4.90−4.78 (1H, m), 4.39−(2H, dd, J=9.7, 7.2Hz), 4.03 (2H, dd, J=9.7, 5.1Hz), 2.28 (1H, d, J=6.2Hz).
(7)1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例2(6)で得られた1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 648 mg (1.93 mmol)を無水塩化メチレン 20 ml に溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド0.31 ml (3.95 mmol), トリエチルアミン 0.55 ml (3.95 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 3時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣を n−へキサン―酢酸エチルの混合溶媒で再結晶し、白色固体の1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 789 mg, 収率 99% で得た。
【0469】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.7Hz), 7.59 (1H, s),7.59 (2H, d, J=8,7Hz), 5.50−5.40 (3H, m including 1H, s at 5.44), 4.52 (2H, dd, J=10.3, 6.6Hz), 4.32 (2H, dd, J=10.3, 4.1Hz), 3.10 (3H, s)
(8)3−アセチルチオ−1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(7)で得られた1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 776mg (1.88 mmol)をジメチルホルムアミド 35 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 860 mg (7.53 mmol)を加え、90℃油浴にて 4時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒: n−へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 73.8 mg, 収率 11% で得た。
【0470】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.6Hz), 7.59 (2H, d, J=8.6Hz), 7.55 (1H, s), 5.43 (2H, s), 4.59 (2H, t, J=8.5Hz), 4.50−4.40 (1H, m), 4.04 (2H, dd, J=8.5, 5.7Hz), 2.36 (3H, s)
参考例3
3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 5.85 g (12.5 mmol)をベンゼン 290 ml に溶解し、0.67M塩化アンモニウム−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 56.4 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、40℃水浴中17時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水100mlと酢酸エチル50 mlを加え、室温下にて2時間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=3:1〜1:2)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 4.97 g, 収率91% で得た。
【0471】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.66−7.58 (4H, m), 7.50−7.38 (7H, m), 6.99 (1H, bs), 5.48 (1H, br s), 4.80−4.72 (1H, m), 4.10 (2H, dd, J=8.8, 6.6Hz), 4.01 (2H, dd, J=8.8, 5.1Hz), 1.07 (9H, s)
(2)1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例3(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 6.7 g (15.3 mmol) を無水テトラヒドロフラン 200 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 18.4 ml を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜10%メタノール―酢酸エチル)にて精製し、1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、2.78 g, 収率 91% で得た。
【0472】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.43 (1H, s), 7.05 (1H, br s), 5.47 (1H, br s), 4.90−4.80 (1H, m), 4.35 (2H, dd, J=9.5, 6.6Hz), 3.97 (2H, dd, J=9.5, 4.4Hz), 2.31 (1H, d, J=9.6Hz)
(3)1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例3(2)で得られた1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 1.0 g (5.02 mmol)を塩化メチレン 30 ml, ピリジン 5 ml に溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.967 ml ( 12.5 mmol), トリエチルアミン 1.75 ml (12.5 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 2.5時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノール 0.405 ml を加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣にイソプロピルエーテルを加え、濾過し、淡黄色固体の1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 1.30 g, 収率 94% で得た。
【0473】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.50 (1H, s), 6.99 (1H, br s), 5.60−5.40 (2H, m), 4.46 (2H, ddd, J=9.5, 6.6, 1.5Hz), 4.28 (2H, ddd, J=9.5, 4.4, 1.5Hz), 3.11 (1H, s)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例3(3)で得られた1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン3.04 g (11.0 mmol) をジメチルホルムアミド 152 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 7.5 g (65.8 mmol)を加え、80℃油浴にて 10時間攪拌した。反応終了確認後,反応系内に酢酸エチルと10% 食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜4%メタノール―酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 1.97 g, 収率 70% で得た。
【0474】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.46 (1H, s), 7.00 (1H, br s), 5.55 (1H, br s), 4.53 (2H, t, J=8.1Hz), 4.50−4.40 (1H, m), 3.99 (2H, dd, J=8.1, 5.1Hz), 2.37 (3H, S)
参考例4
3−アセチルチオ−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 7.73 g (16.6 mmol)をベンゼン 370 ml に溶解し、0.67M塩化アンモニウム−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 75 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、50℃水浴中17時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水100mlを加え、さらに続いて反応系内に酢酸エチルを加え、室温下にて30分間攪拌した。分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=3:1)にて精製し、淡黄色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 6.98 g 収率 76% で得た。
【0475】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ 7.64 (4H, m), 7.50−7.37 (6H, m), 7.20 (1H, s), 4.80−4.74 (1H, m), 4.13 (2H, dd, J=8.8, 6.8Hz), 4.04 (2H, dd, J=8.8, 4.9Hz), 1.07 (9H, s)
IR (KBr): 2230, 1535, 1465, 1310, 1114 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 420 [M+H]+
(2)1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例4(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 2.36 g ( 5.62 mmol) を無水テトラヒドロフラン 115 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 6.7 ml (6.7 mmol)を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:酢酸エチル=1:2)にて精製し、1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、0.78 g, 収率 77% で得た。
【0476】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.26 (1H, s), 4.92−4.86 (1H, m), 4.37 (2H, dd, J=9.8, 6.8Hz), 4.02 (2H, dd, J=9.8, 4.9Hz), 2.34 (1H, d, J=5.9Hz)
(3)1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例4(2)で得られた1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 0.78 g (4.3 mmol)を塩化メチレン 40 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 1.0 ml (12.9 mmol), トリエチルアミン 1.8 ml (12.9 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま40分間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノールを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、白色固体の1−(4−二トリル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 1.12 g, 収率100% で得た。
【0477】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.31 (1H, s), 5.50−5.40 (1H, m), 4.50 (2H, dd, J=9.9, 6.6Hz), 4.31 (2H, dd, J=9.9, 4.4Hz), 3.11 (3H, s)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−シアノ1、3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例3(3)で得られた1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン1.12 g (4,32 mmol) をジメチルホルムアミド 56 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 3.89 g (27.0 mmol)を加え、80℃油浴にて 4時間攪拌した。反応終了確認後,反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=2:1)にて精製し、褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 0.767 g, 収率 75%で得た。
【0478】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.28 (1H, s), 4.57 (2H, t, J=8.3Hz),4.50−4.40 (1H, m), 4.03 (2H, dd, J=8.3, 5.5Hz), 2.39 (3H, s)
参考例5
3−アセチルチオ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1、2−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン(5) 500mg (1.07 mmol)をベンゼン 25 ml に溶解し、0.67Mメチルアミン塩酸塩−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 3.21 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、1.5時間加熱還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水25 mlと酢酸エチル 50 mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 479 mg, 収率 99% で得た。
【0479】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.65−7.59 (4H, m), 7.50−7.34 (7H, m), 7.14 (1H, br s), 4.80−4.70 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=8.8Hz), 4.00 (2H, dd, J=8.8, 5.1Hz), 2.95 (3H, d, J=5.1Hz), 1.06 (9H, s)
(2)1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例5(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン4.74 g (10.5 mmol) を無水テトラヒドロフラン 240 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 12.6 ml (12.6 mmol) を加え、そのまま30分間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、2.10 g, 収率 96% で得た。
【0480】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.34 (2H, s), 7.20 (1H, br s), 4.85−4.75 (1H, m), 4.31 (2H, dd, J=9.7, 6.4Hz), 3.94 (2H, dd, J=9.7, 5.5Hz), 3.10 (1H, br s), 2.96 (3H, d, J=5.1Hz)
Mass スペクトル: 213 [M+]
(3)1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例5(2)で得られた1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 2.15 g (10.1 mmol)を塩化メチレン 45 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 3.12 ml (40.3 mmol), トリエチルアミン 7.04 ml (50.5 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 1.5時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノールを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、淡黄色フォーム状固体の1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン(11c)を 2.95 g, 収率 100%で得た。
【0481】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.44 (1H, s), 7.18 (1H, br s), 5.50−5.39 (1H, m), 4.45 82H, dd, J=9.7, 6.6Hz), 4.26 (2H, dd, J=9.7, 4.3Hz), 3.11 (3H, s), 2.97 (3H, d, J=5.1Hz)
Mass スペクトル (FAB+): 292 [M+H]+
(4)3−アセチルチオ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例5(3)で得られた1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 3.0 g (10.3 mmol)をジメチルホルムアミド 150 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 7.07g (61.9 mmol)を加え、80℃油浴にて 3時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:4〜1:10)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 2.41 g, 収率 86% で得た。
【0482】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.44 (1H, s), 7.18 (1H, br s), 4.53 (2H, t, J=8.0Hz), 4.50−4.40 (1H, m), 4.50−3.95 (2H, m), 2.95 (3H, d, J=6.0Hz), 2.38 (3H, s)
Mass スペクトル (FAB+): 272 [M+H]+
参考例6
3−アセチルチオ−1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 500 mg (1.07 mmol)をベンゼン 25 ml に溶解し、0.67Mジメチルアミン塩酸塩−トリメチルアルミ二ウム−ベンゼン溶液 3.21 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、2時間加熱還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水 50 mlと酢酸エチル50 mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=3:1〜1:3)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 500 mg, 収率 100% で得た。
【0483】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.70−7.60 (4H, m), 7.52−7.40 (6H, m), 7.00 (1H, s), 4.79−4.70 (1H, m), 4.11 (2H, dd, J=9.5, 7.5Hz), 4.02 (2H, dd, J=9.5, 5.0Hz), 3.19 (3H, s), 3.05 (3H, s), 1.06 (9H, s)
(2)1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例6(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 5.13 g (10.7 mmol) を無水テトラヒドロフラン 250 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 12.0 ml (12.0mmol) を加え、そのまま30分間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを無色透明シロップとして、 2.42 g, 収率 100% で得た。
【0484】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.03 (1H, s), 4.90−4.70 (1H, m), 4.32 (2H, t, J=8.2Hz), 3.95 (2H, dd, J=8.2, 4.5Hz), 3.20 (3H, br s), 3.05 (3H, br s), 2.85 (1H, br s)
Mass スペクトル: 227 [M+]
(3)1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例6(2)で得られた1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 2.56 g (10.7 mmol)を塩化メチレン 50 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 2.4 ml (31.0 mmol), トリエチルアミン 7.4 ml (53.1 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 2.5時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノールを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、淡褐色オイル状の1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 3.28 g, 収率 100% で得た。
【0485】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.13 (1H, s), 5.50−5.38 (1H, m), 4.46 (2H, dd, J=9.7, 6.6Hz), 4.26 (2H, dd, J=9.7, 4.3Hz), 3.21 (3H, br s), 3.10 (3H, s), 3.07 (3H, br s)
Mass スペクトル (FAB+): 306 [M+H]+
(4)3−アセチルチオ−1−(4−N,N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例6(3)で得られた1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン3.40 g (11.1 mmol) をジメチルホルムアミド 170 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 7.62 g (66.7 mmol)を加え、80℃油浴にて 3時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:n−へキサン=4:1〜5:1〜7:1)にて精製し、褐色シロップ状の3−アセチルチオ−1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン2.71 g, を収率 85% で得た。
【0486】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.09 (1H, s), 4.53 (2H, dd, J=9.0, 7.9Hz), 4.50−4.40 (1H, m), 3.99 (2H, dd, J=9.0, 5.5Hz), 3.20 (3H, br s), 3.06 (3H, br s), 2.36 (3H, s)
参考例7
3−アセチルチオ−1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.0 g (2.14 mmol)をベンゼン 50 ml に溶解し、0.67Mエチルアミン塩酸塩−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 6.42 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、2時間加熱還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水50mlと酢酸エチル100mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=5:1〜1:1)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 997 mg, 収率 100% で得た。
【0487】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.66−7.58 (4H, m), 7.50−7.37 (6H, m), 7.35 (1H, s), 7.14 (1H, br s), 4.80−4.76 (1H, m), 4.16−4.06 (2H, m), 4.01 (2H, dd, J=8.8, 5.1Hz), 3.43 (2H, dq, J=7.3, 5.6Hz), 1.22 (3H, t, J=7.3Hz), 1.07 (9H, s)
(2)1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例7(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 990 mg (2.14 mmol) を無水テトラヒドロフラン 30 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.56 ml (2.56 mmol) を加え、そのまま1.3攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル〜5%メタノール−酢酸エチル)にて精製し、1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、461 mg, 収率 95% で得た。
【0488】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.36 (1H, s), 7.20 (1H, br s), 4.90−4.78 (1H, m), 4.32 (2H, dd, J=9.0, 7.3Hz), 3.96 (2H, dd, J=9.0, 4.3Hz), 3.44 (2H, dq, J=7.2, 5.4Hz), 2.61 (1H, d, J=6.6Hz), 1.22 (3H, t, J=7.2Hz)
(3)1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例7(2)で得られた1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 460 mg (2.02 mmol)を塩化メチレン 23 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.469 ml (6.06 mmol), トリエチルアミン 0.849 ml (6.06 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1.3時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣にシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:3〜酢酸エチル)、淡黄色固体の1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 598 mg, 収率 97% で得た。
【0489】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.44 (1H, s), 7.13 (1H, br s), 5.48−5.38 (1H, m), 4.46 (2H, ddd, J=9.5, 6.6, 1.5Hz), 4.27 (2H, ddd, J=9.5, 4.4, 1.5Hz), 3.45 (2H, dq, J=7.3, 5.0Hz), 3.10 (3H, s), 1.24 (3H, t, J=7.3Hz)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例7(3)で得られた1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 590 mg (1.93 mmol) をジメチルホルムアミド 30 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.32g (11.6 mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1〜1:2)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−N−エチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 453 mg, 収率 82% で得た。
【0490】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.40 (1H, s), 7.14 (1H, br s), 4.53 (2H, t, J=8.8Hz), 4.48−4.38 (1H, m), 3.98 (2H, dd, J=8.8, 5.6Hz), 3.44 (2H, dq, J=7.3, 5.9Hz), 2.37 (3H,s), 1.23 (3H, t, J=7.3Hz)参考例8
3−アセチルチオ−1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.0 g (2.14 mmol)をベンゼン 50 ml に溶解し、0.67Mイソプロピルアミン塩酸塩−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 6.42 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、2.5時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水50mlと酢酸エチル100mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いてさらに反応系内に酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 1.01 g, 収率 99% で得た。
【0491】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.66−7.58 (4H, m), 7.50−7.36 (6H, m), 7.34 (1H, s), 6.98 (1H, br d, J=8.1Hz), 4.80−4.70 (1H, m), 4.26−4.16 (1H, m), 4.11 (2H, dd, J=8.8, 7.3Hz), 4.02 (2H, dd, J=8.8, 4.4Hz), 1.24 (6H, d, J=6.6Hz), 1.07 (9H, s)
(2)1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例8(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.01 g (2.11 mmol) を無水テトラヒドロフラン 30 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.53 ml (2.53 mmol) を加え、そのまま30分間攪拌した。
反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:3〜酢酸エチル)にて精製し、1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、 681 mg, 収率 100% で得た。
【0492】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.36 (1H, s), 7.00 (1H, br d, J=8.0Hz), 4.90−4.78 (1H, m), 4.32 (2H, dd, J=9.9, 8.7Hz), 3.97 (2H, ddd, J=9.9, 7.3, 1.7Hz), 2.55 (1H, d, J=8.0Hz), 1.25 (6H, d, J=6.6Hz)
(3)1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例8(2)で得られた1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 490 mg (2.03 mmol)を塩化メチレン 15 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.471 ml (6.09 mmol), トリエチルアミン0.854 ml (6.09 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:3〜酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 681 mg, 収率100% で得た。
【0493】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.44 (1H, s), 7.00 (1H, br d, J=8.0Hz), 5.48−5.38 (1H, m), 4.46 (2H, dd, J=9.5, 6.6Hz), 4.32−4.18 (3H, m including 2H, dd, at 4.28, J=9.5, 5.1Hz), 3.11 (3H, s), 1.25 (6H, d, J=6.6Hz)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例8(3)で得られた1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 680 mg (2.03 mmol) をジメチルホルムアミド 35 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.39 g (12.2 mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水,飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−N−イソプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 461 mg, を収率 81% で得た。
【0494】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.40 (1H, s), 6.98 (1H, br s), 4.54 (2H, t, J=8.8Hz), 4.50−4.40 (1H, m), 4.26−4.16 (1H, m), 3.99 (2H, dd, J=8.8, 5.9Hz), 2.37 (3H, s), 1.24 (6H, d, J=5.9Hz)
参考例9
3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.0 g (2.14 mmol)をベンゼン 50 ml に溶解し、0.67Mシクロペンチルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 6.42 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、5時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水50mlと酢酸エチル100mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.07 g, を収率 99% 得た。
【0495】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.66−7.60 (4H, m), 7.50−7.38 (6H, m), 7.34 (1H, s), 7.08 (1H, br d, J=8.1Hz), 4.80−4.70 (1H, m), 4.38−4.26 (1H, m), 4.11 (2H, dd, J=8.8, 5.6Hz), 4.02 (2H, dd, J=8.8, 4.4Hz), 2.12−2.20 (2H, m), 1.80−1.40 (6H, m), 1.07 (9H, s)
(2)1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例9(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン1.07 g (2.12 mmol) を無水テトラヒドロフラン 32 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.54 ml (2.54 mmol) を加え、そのまま40分間攪拌した。反応終了確認後、反応液に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1〜酢酸エチル)にて精製し、1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、528 mg, 収率 93 % で得た。
【0496】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.36(1H,s), 7.11 (1H, d, J=4.4Hz), 4.88−4.78 (1H, m), 4.40−4.25 (3H, m), 3.96 (2H, dd, J=9.5, 4.4Hz), 2.54 (1H, d, J=6.0Hz), 2.12−2.00 (2H, m), 1.80−1.44 (6H, m)
(3)1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例9(2)で得られた1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 520 mg (1.95mmol)を塩化メチレン 16 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.452 ml (5.84 mmol), トリエチルアミン0.818 ml (5.84 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 691 m, 収率 100% で得た。
【0497】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.43 (1H, s), 7.07 (1H, br d, J=8.1Hz), 5.48−5.38 (1H, m), 4.46 (2H, ddd, J=9.9, 6.6, 1.5Hz), 4.40−4.20 (3H,m including 2H, ddd, J=9.9, 4.9, 1.5Hz), 3.11 (3H, s), 2.15−1.98 (2H, m), 1.80−1.40 (6H, m)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例9(3)で得られた1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン670 mg (1.95 mmol) をジメチルホルムアミド 34 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.34 g (11.7 mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=2:1〜1:2)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン550 mg, を収率 87% で得た。
【0498】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.40 (1H, s), 7.10 (1H, d, J=8.0Hz),4.53 (2H, dd, J=9.2, 6.9Hz), 4.48−4.38 (1H ,m), 4.38−4.26 (1H ,m), 3.99(2H, dd, J=9.2, 4.6Hz), 2.36 (3H, s), 2.12−2.06 (2H ,m), 1.80−1.40 (6H,m)
参考例10
3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン1.0 g (2.14 mmol)をベンゼン 50 ml に溶解し、0.67Mシクロへキシルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 6.42 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、2時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水50mlと酢酸エチル100mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=5:1〜1:1)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 1.09 g, 収率 99% で得た。
【0499】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.66−7.58 (4H, m), 7.50−7.38 (6H, m), 7.34 (1H, s), 7.04 (1H, br d, J=8.8Hz), 4.80−4.70 (1H, m), 4.11 (2H, dd, J=8.8, 6.6Hz), 4.02 (2H, dd, J=8.8, 5.1Hz), 3.98−3.80 (1H, m), 2.02−1.94 (2H, m), 1.80−1.70 (2H, m), 1.70−1.10 (6H, m), 1.07 (9H, s)
(2)1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例10(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.09 g (2.10 mmol) を無水テトラヒドロフラン55 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.52 ml (2.52 mmol) を加え、そのまま1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応液に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1〜酢酸エチル)にて精製し、1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、 570 mg, 収率 97% で得た。
【0500】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.36 (1H, s), 7.07 (1H, d, J=8.1Hz),4.99−4.78 (1H, m), 4.33 (2H, dd, J=9.0, 7.3Hz), 4.00−3.80 (3H, m including 2H, dd, J=9.0, 4.4Hz), 2.56 (1H, d, J=8.3Hz), 2.02−1.92 (2H, m), 1.80−1.70 (2H, m), 1.70−1.10 (6H m)
(3)1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例10(2)で得られた1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 570 mg (2.03 mmol)を塩化メチレン 17 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.471 ml (6.08 mmol), トリエチルアミン 0.852 ml (6.08 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 17時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣にイソプロピルエーテルを加え、濾過し、淡黄色固体の1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 739 mg, 収率 100% で得た。
【0501】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.43 (1H, s), 7.02 (1H, br d, J=8.1Hz), 5.48−5.39 (1H, m), 4.46 (2H, ddd, J=9.5, 6.6, 1.5Hz), 4.27 (2H, dd, J=9.5, 5.1Hz), 3.98−3.84 (1H, m), 3.11 (3H, s), 2.01−1.94 (2H, m), 1.80−1.70 (2H, m), 1.70−1.10 (6H, m)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロヘキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例10(3)で得られた1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 730 mg (2.03 mmol) をジメチルホルムアミド 37 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.39 g (12.2 mmol)を加え、80℃油浴にて15時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=2:1〜1:2)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロへキシルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 372 mg, 収率 54% で得た。
【0502】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.40 (1H, s), 7.06 (1H, br d, J=8.0Hz), 4.53 (1H, dd, J=9.5, 8.2Hz), 4.48−4.40 (1H, m), 3.99 (2H, dd, J=9.5,3.7Hz), 3.95−3.85 (1H, m), 2.37 (3H, s), 2.01−1.96 (2H, m), 1.80−1.10 (8H, m)
参考例11
3−アセチルチオ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.0 g (2.14 mmol)をベンゼン 50 ml に溶解し、0.67Mモルホリン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 6.42 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、2時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水 50 mlと酢酸エチル 100 mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチルー3:1〜1:3)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 1.05 g, 収率 97% で得た。
【0503】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.64−7.58 (4H, m), 7.50−7.36 (6H, m), 7.12 (1H, s), 4.80−4.70 (1H, m), 4.10 (2H, dd, J=9.6, 8.0Hz), 4.00 (2H, dd, J=9.6, 4.8Hz), 3.96−3.60 (8H, m), 1.06 (9H, s)
(2)1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例11(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.05 g (2.07 mmol) を無水テトラヒドロフラン 32 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.48 ml (2.48mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜10%メタノール−酢酸エチル)にて精製し、1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、542 mg, 収率 97% で得た。
【0504】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.15 (1H, s), 4.90 (1H, m), 4.32 (2H, dd, J=8.8, 7.3Hz), 3.95 (2H, dd, J=8.8, 4.4Hz), 4.00−3.60 (8H, m), 2.45 (1H, br s)
(3)1−(4−N−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例11(2)で得られた1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 540 mg (2.01 mmol)を塩化メチレン 27 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.467 ml (6.03 mmol), トリエチルアミン 0.845 ml (6.03 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:5%メタノール−酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを688 mg, 収率 99% で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.23 (1H, s), 5.45−5.40 (1H, m), 4.45 (2H, dd, J=9.5, 6.6Hz), 4.26 (2H, ddd, J=9.5, 4.4, 1.5Hz), 4.00−3.60 (8H, m), 3.10 (3H, s)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例11(3)で得られた1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 680 mg (1.96 mmol) をジメチルホルムアミド 20 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 671 mg (5.87 mmol)を加え、80℃油浴にて 18時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:3〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 411 mg, 収率 64% で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.20 (1H, s), 4.52 (2H, t, J=8.8Hz),4.48−4.38 (1H, m), 3.98 (2H, dd, J=8.8, 5.1Hz), 4.00−3.60 (8H, m), 2.36(3H, s)
参考例12
3−アセチルチオ−1−(4−4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例2(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 548.9 mg (1.29 mmol) を無水テトラヒドロフラン 28 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 1.56 ml (1.56 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、230 mg, 収率 96%で得た。
【0505】
1H−NMR(400MHz ,CD3OD): δ(ppm) 6.54 (1H, s), 4.76−4.68 (1H, m), 4.46 (2H, s), 4.32−4.24 (2H, m), 3.88−3.82 (2H ,m)
(2)1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例12(1)で得られた1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 226.5 mg (1.22 mmol) をジメチルホルムアミド 11.5 ml に溶解し、氷冷下にてt−ブチルジメチルシリルクロリド 220 mg (1.46 mmol), イミダゾール 120 mg (1.76 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 5時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノール 2 ml を加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと 飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、白色固体の1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを 300.4 mg, 収率 82% で得た。
【0506】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 6.43 (1H, s), 4.86−4.78 (1H, m), 4.66 (2H,s), 4.30 (2H, dd, J=9.5, 7.0Hz), 3.93 (2H ,dd J=9.5, 4.4Hz), 2.80 (1H, br s), 0.94 (9H, S), 0.10 (6H, s)
(3)1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例12(2)で得られた1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 300.4 mg (1.00 mmol)を塩化メチレン 15 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.2 ml (2.49 mmol), トリエチルアミン 0.35 ml (2.51 mmol) を加え、そのまま 1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン―酢酸エチル=1:1)にて精製し、黄色シロップ状の1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 326.5 mg, 収率 86% で得た。
【0507】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 6.50 (1H, s), 5.44−5.38 (1H, m), 4.43 (2H, dd, J=9.9, 5.5Hz), 4.23 (2H, dd, J=9.9, 4.1Hz), 3.10 (3H, s), 0.90 (9H, s), 0.10 (6H, s)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例12(3)で得られた1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン326.5 mg (0.86 mmol) をジメチルホルムアミド 16 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 780 mg (5.41 mmol)を加え、80℃油浴にて 2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=4:1)にて精製し、褐色シロップ状の3−アセチルチオ−1−(4−t−ブチルジメチルシリルオキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 191 mg, 収率 62% で得た。
【0508】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 6.45 (1H, s), 4.66 (2H, s), 4.50 (2H, t, J=8.6Hz), 3.95 (2H, dd, J=8.6, 5.1Hz), 2.35 (3H, s), 0.93 (9H, s), 0.10 (6H, s)
参考例13
4−アセチルチオ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
(1)(4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボチオイル)カルバミン酸エチルエステル
3−ヒドロキシピペリジン 1.0 g (9.89 mmol) をテトラヒドロフラン 50 mlに溶解し、氷冷下にて、エトキシカルボニルイソチオシアナート 1.4 ml (11.9 mmol) を加え、10分後室温に戻し、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応液に酢酸エチル、飽和食塩水を加え分液抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:酢酸エチル=1:2)にて精製し、黄色油状の(4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボチオイル)カルバミン酸エチルエステルを 2.3 g 収率 100% で得た。
【0509】
1H NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 4.26 (1H, br s), 4.19 (2H, q, J=8.3Hz), 4.06 (1H, m), 4.0−3.4 (3H, dull s), 2.10 (2H, m), 1.80−1.60 (4H, m),1.29 (3H, t, J=8.3Hz)
(2)1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン
参考例13(1)で得られた(4−ヒドロキシピペリジン−1−カルボチオイル)カルバミン酸エチルエステル2.3 g (9.89 mmol) をエタノール 23 ml, 蒸留水 23 ml に溶解し、溶液中に水酸化ナトリウム 1.98 g (49.5 mmol) を加え、15時間加熱還流した。反応終了確認後、反応液を室温まで冷却し、その後氷冷下にて、4N−塩酸ガスージオキサン溶液12.4 ml を加えた。続いて、系内にエチル−2−ブロモピルベート 2.5 ml (19.8 mmol)、トリエチルアミン 2.8 ml (20.1 mmol) を加え、再度1時間加熱還流した。反応終了確認後、系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:酢酸エチル=2:1)にて精製し、淡黄色シロップ状の1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン を 0.99g, 収率 39% で得た。
【0510】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.46 (1H, s), 4.35 (2H, q, J=7.8Hz), 3.96 (1H, m), 3.88 (2H, dt, J=13.5, 3.0Hz), 3.31 (2H, ddd, J=13.5, 9.0, 3.0Hz), 2.04−1.96 (2H,m), 1.74−1.56 (3H, m), 1.37 (3H, t, J=7.8Hz)Mass スペクトル: 256 [M+]
(3)1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−メタンスルホニルオキシピペリジン
参考例13(2)で得られた1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン 128 mg (0.50 mmol) を塩化メチレン 6.5 ml に溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.043 ml (0.56 mmol), トリエチルアミン0.084 ml (0.60 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま30分攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にエタノール1 ml を加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル− n−へキサン=5:1で再結晶し、白色固体の1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−メタンスルホニルオキシピペリジンを 81.0 mg, 収率49% で得た。
【0511】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ (ppm) 7.49 (1H, s), 5.01−4.90 (1H, m), 4.45 (2H, q, J=8.0Hz), 3.80 (2H, ddd, J=12.6, 8.4, 4.2Hz), 3.52 (2H, ddd, J=12.6, 8.4, 4.2Hz), 3.05 (3H, s), 2.20−1.90 (4H, m), 1.36 (3H, t, J=8.0Hz)
Mass スペクトル: 334 [M+]
(4)4−アセチルチオ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例13(3)で得られた1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−メタンスルホニルオキシピペリジン 76 mg (0.23 mmol)をジメチルホルムアミド 4.0 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 145 mg (1.3 mmol)を加え、90℃油浴にて8時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒: n−へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡褐色固体の4−アセチルチオ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン を 67mg, 収率 94% で得た。
【0512】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.45 (1H, s), 4.34 (2H, q, J=7.1Hz) 3.88 (2H, dt, J=13.4, 3.2Hz), 3.80−3.60 (1H, m), 3.33 (ddd, J=13.6, 8.5, 3.2Hz), 2.33 (3H, s), 2.15−1.95 (2H,m), 1.85−1.65 (2H, m), 1.37 (3H, t, 7.1Hz)
Mass スペクトル: 314 [M+]
参考例14
4−アセチルチオ−1−(4−p−ニトロベンジルカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
(1)4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例13(2)で得られた1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン 1.00 g (3.90 mmol) をジメチルホルムアミド 50 ml に溶解し、氷冷下にてt−ブチルジメチルシリルクロリド 1.2 g (7.96 mmol), イミダゾール 0.6 g (8.8 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 18時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にエタノールを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=4:1)にて精製し、淡黄色オイル状の4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 1.38 g, 収率 95% で得た。
【0513】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.42 (1H, s), 4.35 (2H, q, J=7.1Hz), 4.03−3.89 (1H, m), 3.70 (2H, ddd, J=12.4, 8.5, 3.7Hz), 3.46 (2H, ddd, 12.4, 8.5, 3.7Hz), 1.90−1.77 (2H, m), 1.71−1.59 (2H, m), 1.37 (3H, t,J=7.1Hz), 0.90 (9H, s), 0.08 (6H, s)
Mass スペクトル: 370 [M+]
(2)4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例14(1)で得られた4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 1.0 g (2.7 mmol)をエタノール 20 ml に溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液 5.4 ml (5.4 mmol) を氷冷下にて加え、その後室温で3.5時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて2N−塩酸水 1.8 mlを加えた。(系内pH:6−5)その後系内に酢酸エチルを徐々に加え、続いて飽和食塩水を加えた。水層を酢酸エチルにて分液抽出したのち、得られた有機層に無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をメタノール−酢酸エチルにて再結晶し、1次晶を白色結晶で 471 mg を得た。次に母液を濃縮して得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:2−プロパノ−ル:水=10:4:1〜5:2:1)にて精製し、白色固体の4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジンを 440mg, を得、合計 911 mg, 収率 99% で得た。
【0514】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3+D2O): δ(ppm) 7.35 (1H, s), 4.10−3.85 (1H,m), 3.75−3.50 (2H, m), 3.50−3.25 (2H, m), 1.90−1.70 (2H, m), 1.70−1.50 (2H, m), 0.90 (9H, s), 0.07 (6H, m)
Mass スペクトル (FAB+): 343 [M+H]+
(3)4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例14(2)で得られた4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 902 mg (2.63 mmol) を無水塩化メチレン 40 ml に溶解し、窒素雰囲気下、氷冷にてヒドロキシベンゾトリアゾール 710 mg(5.3 mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボヂイミド塩酸塩 (WSC) 1.254 g (6.6 mmol),p−ニトロベンジルアルコール 788 mg (5.2 mmol))を加え、室温にて4時間攪拌した。反応終了確認後、反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、黄色固体の4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジンを916 mg, 収率 73% で得た。
【0515】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.5Hz), 7.60 (2H,d, J=8.5Hz), 7.49 (1H, s), 5.42 (2H, s), 4.05−3.95 (1H, m), 3.70 (2H, ddd, J=12.6, 8.6, 3.9Hz), 3.48 (2H, ddd, J=12.6, 6.2, 4.2Hz), 1.92−1.76 (2H, m), 1.75−1.50 (2H, m), 0.90 (9H, s), 0.07 (6H, s)
Mass スペクトル (FAB+): 478 [M+H]+
(4)1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン
参考例14(3)で得られた4−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−p−ニトロベンジルカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 300mg (0.628 mmol) を無水テトラヒドロフラン 15 ml に溶解し、酢酸 0.22 ml (3.84 mmol)、1M テトラブチルアンモニウムフロライド−テトラヒドロフラン溶液 3.76 ml (3.76 mmol) を氷冷下にて加え、室温にて21時間攪拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、淡黄色固体の1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジンを 123 mg, 収率 54% で得た。
【0516】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3+D2O): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.0Hz), 7.60(2H, d, J=8.0Hz), 7.50 (1H, s), 5.42 (2H, s), 4.02−3.94 (1H, m), 3.89 (2H, dt, J=12.0, 4.0Hz), 3.33 (2H, ddd, J=12.0, 8.0, 4.0Hz), 2.05−1.94 (2H, m), 1.75−1.55 (2H, m)
Mass スペクトル: 363 [M+]
(5)4−メタンスルホニルオキシ−1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例14(4)で得られた1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾ−ル−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン 0.75 g (2.06 mmol)を無水塩化メチレン 38 ml に溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.18 ml (2.33 mmol), トリエチルアミン 0.35 ml (2.51 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=2:1)にて精製し、無色固体の4−メタンスルホニルオキシ−1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジンを 0.87 g, 収率 96 % で得た。
【0517】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.5Hz), 7.59 (2H,d, J=8.5Hz), 7.54 (1H, s), 5.42 (2H, s), 5.05−4.95 (1H, m), 3.79 (2H, ddd, J=12.2, 7.6, 4.0Hz), 3.55 (2H, ddd, J=12.2, 7.2, 4.0Hz), 3.07 (3H, s), 2.18−2.06 (2H, m), 2.00−1.80 (2H, m)
Mass スペクトル (FAB+): 441 [M+H]+
(6)4−アセチルチオ−1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例14(5)で得られた4−メタンスルホニルオキシ−1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン1.2 g (2.72 mmol)をジメチルホルムアミド 60 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 625 mg ( 5.47 mmol)を加え、90℃油浴にて3.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡褐色固体の4−アセチルチオ−1−(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジンを 769 mg, 収率 88 % で得た。
【0518】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.4Hz), 7.59 (2H,d, J=8.4Hz), 7.51 (1H, s), 5.42 (2H, s), 3.95−3.80 (2H, m), 3.80−3.60 (1H, m), 3.34 (2H, ddd, J=13.1, 9.9, 3.1Hz), 2.34 (3H, s), 2.25−1.95 (2H,m), 1.85−1.65 (2H, m)
Mass スペクトル (FAB+): 422 [M+H]+
参考例15
4−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
(1)4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例14(2)で得られた4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 4.99 g (14.6 mmol)を塩化メチレン 150 ml に溶解し、カルボニルジイミダゾ−ル 2.80 g (17.3mmol) を窒素雰囲気下、室温で加え、同条件にて1.5時間攪拌した。原料消失確認後、続いて系内に28%アンモニア水8.7 mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応液を減圧濃縮後残査に酢酸エチル、飽和食塩水を加え分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡黄色固体の4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジンを 2.90 g, 収率 59 %で得た。
【0519】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.39 (1H, s), 7.03 (1H, br s), 5.50 (1H, br s), 4.05−3.95 (1H, m), 3.66 (2H, ddd, J=12.5, 8.6, 3.7Hz), 3.43 (2H, ddd, J=12.5, 6.5, 4.2Hz), 1.92−1.75 (2H, m), 1.75−1.55 (2H, m),0.90 (9H, s), 0.08 (6H, s)
Mass スペクトル (FAB+): 342 [M+H]+
(2)1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン
参考例15(1)で得られた4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 1.226 g (3.59 mmol) を無水テトラヒドロフラン 30 ml に溶解し、氷冷下にて酢酸 1.85 ml (32.3 mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 32.3 ml (32.3 mmol) を加え、そのまま 24時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジンを白色固体として、0.82 g, 収率100 % で得た。
【0520】
1H−NMR(400MHz ,CD3OD): δ(ppm) 7.38 (1H, s), 3.95−3.80 (1H, m), 3.40−3.20 (2H, m), 2.00−1.85 (2H, m), 1.75−1.50 (2H, m)
Mass スペクトル (FAB+): 228 [M+H]+
(3)1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−メタンスルホニルオキシピペリジン
参考例15(2)で得られた1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン 1.93 g (8.49 mmol)を塩化メチレン 100 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 10.0 ml (129 mmol), トリエチルアミン 18.0 ml (129 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 24時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノールを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、淡黄色固体の1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−メタンスルホニルオキシピペリジン(31a)を 1.59 g, 収率 61 %で得た。
【0521】
1H−NMR(400MHz ,CD3OD): δ(ppm) 7.42 (1H, s), 5.10−4.90 (1H, m), 3.77(2H, ddd, J=13.0, 7.4, 4.0Hz), 3.53 (2H, ddd, J=13.0, 7.7, 4.0Hz), 3.12(3H, s), 2.18−2.07 (2H, m), 2.00−1.89 (2H, m)
Mass スペクトル: 305 [M+]
(4)4−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例15(3)で得られた1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−メタンスルホニルオキシピペリジン(31a) 1.59 g (5.21 mmol)をジメチルホルムアミド 80 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.19 g ( 10.4 mmol)を加え、90℃油浴にて2.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:n−へキサン=10:1)にて精製し、褐色固体の4−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジンを 1.01 g, 収率 68 %で得た。
【0522】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.41 (1H, s), 7.00 (1H, br s), 5.55 (1H, br s), 3.90−3.78 (2H, m), 3.78−3.64 (1H, m), 3.35−3.25 (2H, m),2.32 (3H, s), 2.10−2.00 (2H, m), 1,80−1.65 (2H ,m)
Mass スペクトル (FAB+): 285 [M+H]+
参考例16
4−アセチルチオ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピぺリジン
(1)4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例14(2)で得られた4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 200 mg (0.584 mmol)をジメチルホルムアミド 6.0 ml に溶解し、カルボニルジイミダゾ−ル 114mg (0.703 mmol) を窒素雰囲気下、室温で加え、50℃油浴にて3時間攪拌した。原料消失確認後、続いて系内に 40%メチルアミン水溶液0.23 mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチル、飽和食塩水を加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=5:4)にて精製し、淡褐色固体の4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジンを 202.5 mg, 収率 97 % で得た。
【0523】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.36 (1H, s), 7.20 (1H, br s), 4.10−3.98 (1H, m), 3.68 (2H, ddd, J=12.6, 8.5, 3.7Hz), 3.45 (2H, ddd, J=12.6, 6.4, 4.2Hz), 2.99 (3H, d, J=4.8Hz), 1.95−1.78 (2H, m), 1.78−1.60 (2H, m), 0.93 (H, s), 0.11 (6H, s)
Mass スペクトル (FAB+): 356 [M+H]+
(2)1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例16(1)で得られた4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン1.69 g (4.75 mmol) を無水テトラヒドロフラン 85 ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸 1.36 ml (23.8 mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液23.8 ml(23.8 mmol)を加え、50℃油浴にて14.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジンを白色固体として、1.48 g, 収率 97 %で得た。
【0524】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ 7.35 (1H, s), 7.18 (1H, br s), 4.05−3.90 (1H, m), 3.74 (2H, ddd, J=12.7, 4.7Hz),. 3.28 (2H, ddd, J=12.7, 9.0,3.6Hz), 2.10−1.90 (2H, m), 1.80−1.50 (3H, m)
Mass スペクトル: 241 [M+]
(3)4−メタンスルホニルオキシ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例16(2)で得られた1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン 1.143 g (4.74 mmol)を塩化メチレン 35 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.44 ml (5.68 mmol), トリエチルアミン 0.86 ml (5.68 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 4時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノールを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣に酢酸エチルを加え、濾過し、淡黄色固体の4−メタンスルホニルオキシ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジンを 1.438 g, 収率 95 % で得た。
【0525】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.38 (1H, s), 7.14 (1H, br s), 5.06−4.93 (1H, m), 3.74 (2H, ddd, J=13.2, 7.5, 4.2Hz), 3.48 (2H, ddd, J=13.2, 7.2, 4.2Hz), 3.07 (3H, s), 2.97 (3H, d, J=5.1Hz), 2.20−1.90 (4H, m)Mass スペクトル (FAB+): 320 [M+H]+
(4)4−アセチルチオ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例16(3)で得られた4−メタンスルホニルオキシ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン1.438 g (4.50 mmol) をジメチルホルムアミド 72 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.03 g (9.00 mmol)を加え、90℃油浴にて 2.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:n−へキサン=10:1〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の4−アセチルチオ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジンを, 1.22 g, 収率 91 % で得た。
【0526】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.38 (1H, s), 7.15 (1H, br s), 3.82 (2H, dt, J=12.7, 4.8Hz), 3.78−3.63 (1H, m), 3.30 (2H, ddd, J=12.7, 11.1, 4.7Hz), 2.95 (3H, d, J=6.4Hz), 2.35 (3H, s), 2.15−1.95 (2H, m), 1.85−1.35 (2H, m)
Mass スペクトル (FAB+): 300 [M+H]+
参考例17
4−アセチルチオ−1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例14(2)で得られた4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 0.98 g (2.86 mmol)をジメチルホルムアミド 30 ml に溶解し、カルボニルジイミダゾ−ル 559 mg (3.45 mmol) を窒素雰囲気下、室温で加え、50℃油浴にて3時間攪拌した。原料消失確認後、続いて系内に50%ジメチルアミン水溶液100mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルを加え、分液操作を行った。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=2:3)にて精製し、淡黄色オイル状の4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン)を、995 mg, 収率 94% で得た。
【0527】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.04 (1H, s), 4.05−3.95 (1H, m),3.67 (2H, ddd, J=12.6, 8.4, 4.3Hz), 3.41 (2H, ddd, J=12.6, 7.0, 4.3Hz),3.26 (3H, br s), 3.07 (3H, br s), 1.92−1.75 (2H, m), 1.72−1.50 (2H, m),0.90 (9H, s), 0.08 (6H, s)
Mass スペクトル (FAB+): 370 [M+H]+
(2)1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン
参考例17(1)で得られた4−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 2.13 g (5.76 mmol) を無水テトラヒドロフラン 85 ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸 1.65 ml (28.8 mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液28.8 ml (28.8 mmol)を加え、50℃油浴で1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジンを白色固体として、1.47 g, 収率 100 % で得た。
【0528】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.07 (1H, s), 4.03−3.89 (1H, m),3.83 (2H, ddd, J=12.0, 5.0Hz), 3.35−3.20 (5H, m), 3.08 (3H, br s), 2.05−1.90 (2H, m), 1.90−1.55 (3H, m)
Mass スペクトル: 255 [M+]
(3)1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−メタンスルホニルオキシピペリジン
参考例17(2)で得られた1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシピペリジン 1.47 g (5.76 mmol)を塩化メチレン 60 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.82 ml (10.6 mmol), トリエチルアミン 1.48 ml (10.6 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノールを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)で精製し、淡黄色固体の1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−メタンスルホニルオキシピペリジンを1.38 g, 収率 72 % で得た。
【0529】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.12 (1H, s), 5.05−4.90 (1H, m),3.85−3.65 (2H, m), 3.60−3.40 (2H, m), 3.23 (3H, br s), 3.08 (6H, br s) 2.20−1.90 (4H, m)
Mass スペクトル (FAB+): 334 [M+H]+
(4)4−アセチルチオ−1−(4−N,N−メチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン
参考例17(3)で得られた1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−4−メタンスルホニルオキシピペリジン 1.33 g (3.99 mmol) をジメチルホルムアミド 66 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 940 mg (8.23 mmol)を加え、90℃油浴にて 3.0時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:n−へキサン=5:1〜7:1)にて精製し、淡褐色固体の4−アセチルチオ−1−(4−N,N−ジメチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジンを 629 mg, 収率 50%で得た。
【0530】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.07 (1H, s), 3.90−3.78 (3H, m),3.75−3.60 (2H, m), 3.40−3.15 (5H, m), 3.08 (3H, br s), 2.32 (3H, s), 2.12−1.98 (2H, m), 1.82−1.60 (2H, m)
Mass スペクトル (FAB+): 314 [M+H]+
参考例18
(3S)−3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン
(1){(3R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボチオイル}カルバミン酸エチルエステル
(3R)−3−ヒドロキシピロリジン塩酸塩 15 g (121.4 mmol)をテトラヒドロフラン 450 mlに溶解し、氷冷下にて、エトキシカルボニルイソチオシアナート 15.7ml を加え、10分後室温に戻し、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応液に酢酸エチル、飽和食塩水を加え分液抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル−n−へキサンの混合溶媒で再結晶後濾取し、黄色結晶の{(3R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボチオイル}カルバミン酸エチルエステルを24.62 g, 収率 93% で得た。
【0531】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.38−7.25 (1H, br s), 4.35−3.63 (5H,m), 4.16 (2H, q, J=6.8Hz), 2.19−2.05 (2H, m), 1.30 (3H,, t, J=6.8Hz)
(2)(3R)−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジン
参考例18(1)で得られた{(3R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボチオイル}カルバミン酸エチルエステル24.6 g (113 mmol) をエタノール 125 ml, 蒸留水 125 ml に溶解し、溶液中に水酸化ナトリウム 31.6 g (789 mmol)を加え、一晩加熱還流した。反応終了確認後、反応液を室温まで冷却し、その後氷冷下にて、4N−塩酸ガスージオキサン溶液を pH 7 になるまで加えた。続いて、系内にエチル−2−ブロモピルベート 28.4 ml (226 mmol)、トリエチルアミン 31.7 ml (226 mmol)を加え、再度1時間加熱還流した。反応終了確認後、系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=1:1〜1:2)にて精製し、淡褐色固体の (3R)−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジンを19.26 g, 収率 70% で得た。
【0532】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.39 (1H, s), 4.66−4.61 (1H, m), 4.36 (2H, q, J=7.3Hz), 3.72−3.65 (2H, m), 3.62−3.56 (2H, m), 2.23−2.15 (1H,m), 2.14−2.07 (1H, m), 1.37 (3H, t, J=7.3Hz)
(3)(3R)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン
参考例18(2)で得られた(3R)−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジン3.0 g (12.4 mmol) をジメチルホルムアミド 90 ml に溶解し、氷冷下にてt−ブチルジフェニルシリルクロリド 6.45 ml (24.8 mmol), イミダゾール 1.69 g (24.8 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にエタノール 0.86 ml を加え、室温下にて2時間攪拌した。
続いて反応系内に酢酸エチルと10% 食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=4:1〜1:1)にて精製し、淡褐色固体の (3R)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジンを 5.85 g,収率 90% で得た。
【0533】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.69−7.60 (4H, m), 7.48−7.35 (6H, m), 7.39 (1H, s), 4.56−4.50 (1H, m), 4.12 (2H, q, J=7.3Hz), 3.77−3.70 (1H,m), 3.56−3.46 (3H, m), 2.06−1.90 (2H, m), 1.38 (3H, t, J=7.3Hz), 1.05 (9H, s)
(4)(3R)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン
参考例18(3)で得られた(3R)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン 300mg (0.624 mmol)をエタノール 12 ml、蒸留水 3 ml に溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液 1.56 ml (1.56 mmol) を室温にて加え、その後室温で、6時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて1N−塩酸水を加えた。(系内pH:4−5)その後系内に酢酸エチルを徐々に加え、続いて飽和食塩水を加えた。水層を酢酸エチルにて分液抽出したのち、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮し、白色固体の(3R)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジンを 305 mg, 収率 97% で得た。
【0534】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.68−7.60 (4H, m), 7.48−7.35 (6H, m), 7.40 (1H, s), 4.57−4.50 (1H, m), 3.72−3.62 (1H, m), 3.50−3.36 (3H, m),2.10−1.92 (2H, m), 1.05 (9H, s)
(5)(3R)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン
参考例18(4)で得られた(3R)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン 910 mg (2.01 mmol) をジメチルホルムアミド 30 ml に溶解し、カルボニルジイミダゾ−ル 652 mg (4.02 mmol) を窒素雰囲気下、室温で加え、50℃油浴にて4時間攪拌した。原料消失確認後、続いて系内に28% アンモニア水 2.7 mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと10% 食塩水を加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、淡褐色固体の(3R)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジンを 730 mg, 収率 80% で得た。
【0535】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.71−7.64 (4H, m), 7.48−7.38 (6H, m), 7.09−7.05 (1H, br s), 5.50−5.44 (1H, br s), 4.57−4.52 (1H, m), 3.72−3.66 (1H, m), 3.51−3.45 (1H, m), 3.45−3.43 (2H, m), 2.09−2.02 (1H, m), 2.08−1.93 (1H, m), 1.08 (9H, s)
(6)(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジン
参考例18(5)で得られた(3R)−3−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 950 mg (2.10mmol) を無水テトラヒドロフラン 20 ml に溶解し、氷冷下にて1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.52 ml (2.52 mmol) を加え、室温に戻して 1.3時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1〜酢酸エチル〜10% メタノール−酢酸エチル)にて精製し、(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジンを白色固体として、428 mg, 収率 96% で得た。
【0536】
1H−NMR(400MHz ,DMSO−d6): δ(ppm) 7.42−7.36 (1H, br s), 7.30−7.23 (1H, br s), 7.27 (1H, s), 5.08 (1H, d, J=3.7Hz), 4.42−4.37 (1H, m), 3.51 (1H, dd, J=11.0, 4.4Hz), 3.90−3.43 (2H, m), 3.30−3.27 (1H, m), 2.14−2.01 (1H, m), 1.99−1.86 (1H, m)
(7)(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジンと(3R)−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジン
参考例18(6)で得られた(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジン 290 mg (1.36 mmol) を塩化メチレン 9 ml に懸濁させ、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド0.684 ml (8.85 mmol), トリエチルアミン 1.24 ml (8.85 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノール 0.33 ml を加え、室温下にて30分間攪拌した。
反応液を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(溶出溶媒:5%メタノール−酢酸エチル〜10%メタノール−酢酸エチル)で精製し、淡黄色固体の(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジンを 130 mg, 収率 45% で、(3R)−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジンを淡黄色固体で 148 mg, 収率40% で得た。
(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジン (a) 1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.41 (1H, s), 7.10−6.98 (1H, bs), 5.60−5.52 (1H, br s), 5.50−5.40 (1H, m), 3.88−3.76 (2H, m), 3.65−3.60 (2H, m), 3.08 (3H, s), 2.50−2.41 (1H, m), 2.39−2.32 (1H, m)
(3R)−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジン (b) 1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.23 (1H, s),5.45−5.42 (1H, m), 3.88−3.76 (2H, m), 3.69−3.62 (2H, m), 3.08 (3H, s), 2.55−2.47 (1H, m), 2.43−2.32 (1H, m)
(8)(3S)−3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン
参考例18(7)で得られた(3R)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジン 190 mg (0.652 mmol) をアセトニトリル 6 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 223 mg (1.96 mmol)を加え、4時間加熱還流した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1〜酢酸エチル〜2%メタノール−酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の (3S)−3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジンを 135 mg, 収率 77% で得た。
【0537】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.37 (1H, s), 7.08−7.02 (1H, br s), 5.50−5.44 (1H, br s), 4.26−4.12 (1H, m), 3.94 (1H, dd, J=11.0, 6.6Hz), 3.62−3.50 (2H, m), 3.44 (1H, dd, J=11.0, 5.1Hz), 2.54−2.45 (1H, m), 2.36 (3H, s), 2.13−2.04 (1H, m)
参考例19
(3S)−3−アセチルチオ−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン
参考例18(7)で得られた(3R)−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジン300 mg (1.10 mmol) をアセトニトリル 9 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 376 mg (3.30 mmol)を加え、5時間加熱還流した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=5:1〜1:1)にて精製し、淡褐色固体の(3S)−3−アセチルチオ−1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジンを137 mg, 収率 50%で得た。
【0538】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.19 (1H, s), 4.19−4.12 (1H, m), 3.94 (1H, dd, J=11.0, 6.6Hz), 3.64−3.53 (2H, m), 3.43 (1H, dd, J=11.0, 5.1Hz), 2.55−2.48 (1H, m), 2.36 (3H, s), 2.15−2.06 (1H, m)
参考例20
(3R)−3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン
(1)(3R)−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジン
参考例18(2)で得られた(3R)−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジン 970 mg (4.00 mmol) を塩化メチレン 30 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 1.24 ml (16.0 mmol), トリエチルアミン 2.24 ml (16.0 mmol) を加え、そのまま 1時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にエタノール 0.81 ml を加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=4:1〜1:1)で精製し、淡黄色固体の (3R)−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジンを 1.00 g, 収率 78% で得た。
【0539】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.43 (1H, s), 5.44−5.41 (1H, m), 4.36 (2H, q, J=7.0Hz), 3.92 (1H, dd, J=12.5, 1.5Hz), 3.85 (1H, dd, J=12.5, 3.7Hz), 3.72−3.65(2H, m), 3.06 (3H, s), 2.52−2.46 (1H, m), 2.40−2.31(1H ,m), 1.38 (3H, t, J=7.0Hz),
(2)(3S)−3−アセチル−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン
参考例20(1)で得られた(3R)−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジン 1.0 g (3.12 mmol) をジメチルホルムアミド 30 ml に溶解し、室温下にて酢酸カリウム 919 mg (9.36 mmol)を加え、80℃油浴にて5.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水,飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=3:1〜1:1)にて精製し、淡褐色固体の(3S)−3−アセチル−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジンを 877 mg, 収率 99% で得た。
【0540】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.41 (1H, s), 5.45−5.41 (1H, m), 4.36 (2H, q, J=7.3Hz), 3.44 (1H, dd, J=11.7, 5.1Hz), 3.70−3.60 (3H, m), 2.35−2.17 (2H, m), 2.05 (3H, s), 1.38 (3H, t, 7.3Hz)
(3)(3S)−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジン
実施例20(2)で得られた (3S)−3−アセチル−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン 5.0 g (17.6 mmol) をエタノール150 ml に溶解し、系内に60 mg (0.879 mmol) のナトリウムエトキシドを室温で加え、同条件下で一晩撹拌した。反応終了確認後、系内に4N−塩酸ガス−1, 4−ジオキサン 0.22mlを加え中和し、系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残査をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=1:1〜1:2)にて精製後、白色固体の(3S)−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジンを 4.16 g, 収率 98% で得た。
【0541】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.39 (1H, s), 4.67−4.61 (1H, m), 4.36 (2H, q, J=7.3Hz), 3.72−3.56 (4H, m), 2.24−2.07 (2H, m), 1.37 (3H, t, J=7.3Hz)
(4) (3S)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン
参考例20(3)で得られた(3S)−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジン 4.1 g (16.9 mmol) をジメチルホルムアミド 120 ml に溶解し、氷冷下にてt−ブチルジフェニルシリルクロリド 8.8 ml (33.8 mmol), イミダゾール 2.3 g (33.8 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にエタノール 1.18 ml を加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと 10% 食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水,飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン―酢酸エチル=4:1〜1:1)にて精製し、淡褐色固体の(3S)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジンを 7.60 g, 収率 94% で得た。
【0542】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.68−7.61 (4H, m), 7.52−7.35 (6H, m), 7.37 (1H, s), 4.56−4.51 (1H, m), 4.36 (2H, q, J=7.0Hz), 3.77−3.69 (1H,m), 3.58−3.48 (3H, m), 2.05−1.88 (2H, m), 1.38 (3H, t, J=7.0Hz), 1.05 (9H, s)
(5)(3S)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン
参考例20(4)で得られた(3S)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン5.0 g (10.4 mmol) をエタノール 200 mlと蒸留水 50 ml に溶解し、1N−水酸化ナトリウム水溶液26.0 ml (26.0 mmol) を室温にて加え、そのまま7.5時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて1N−塩酸水を加えた。(系内pH: 4−5)その後系内に酢酸エチルを徐々に加え、続いて飽和食塩水を加えた。水層を酢酸エチルにて分液抽出したのち、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮し、白色固体の(3S)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジンを 4.71 g, 収率 100% で得た。
【0543】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.70−7.52 (4H, m), 7.52−7.25 (6H, m), 7.40 (1H, s), 4.57−4.40 (1H, m), 3.68−3.55 (1H, m), 3.48−3.24 (3H, m),2.04−1.86 (2H, m), 1.07 (9H, s)
(6)(3S)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン
参考例20(5)で得られた(3S)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン 4.7 g (10.4 mmol)をジメチルホルムアミド140 ml に溶解し、カルボニルジイミダゾ−ル 3.37 g (20.8 mmol) を窒素雰囲気下、室温で加え、50℃油浴にて3.5時間攪拌した。原料消失確認後、続いて系内に 28%アンモニア水 14 mlを加え、室温下にて1時間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと 10% 食塩水を加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=4:1〜2:1)にて精製し、淡褐色固体の(3S)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジンを 3.14 g, 収率 67% で得た。
【0544】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.68−7.62 (4H, m), 7.48−7.36 (6H, m), 7.34 (1H, s), 7.08−7.05 (1H, br s), 5.49−5.44 (1H, br s), 4.57−4.51 (1H, m), 2.10−1.93 (2H, m), 1.06 (9H, s)
(7)(3S)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジン
参考例20(6)で得られた (3S)−3−t−ブチルジメチルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン 3.1 g (6.86 mmol) を無水テトラヒドロフラン 90 ml に溶解し、氷冷下にて1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液8.24 ml (8.24 mmol) を加え、そのまま 1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜10% メタノール―酢酸エチル)にて精製し、(3S)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジンを白色固体として 1.42 g, 収率 98% で得た。
【0545】
1H−NMR(400MHz ,DMSO−d6): δ(ppm) 7.43−7.36 (1H, br s), 7.74−7.22 (1H, br s), 7.27 (1H, s), 5.09 (1H, d, J=3.7Hz), 4.44−4.38 (1H, m), 3.51 (1H, dd, J=11.0, 4.4Hz), 3.49−3.42 (2H, m), 3.33−3.28 (1H, m), 2.15−2.02 (1H, m), 1.97−1.89 (1H, m)
(8)(3S)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジン
参考例20(7)で得られた(3S)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシピロリジン 1.42 g (6.66 mmol)を塩化メチレン 40 ml、ピリジン 9 mlに懸濁させ、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 2.58 ml (33.3 mmol), トリエチルアミン 4.67 ml (33.3 mmol) を加え、そのまま 1時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノール 1.2 ml を加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(溶出溶媒:5%メタノール―酢酸エチル〜10%メタノール―酢酸エチル)で精製し、淡黄色固体の(3S)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジンを 1.15 g, 収率 60% で得た。
【0546】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.41 (1H, s), 7.08−7.02 (1H, br s), 5.57−5.46 (1H, br s), 5.45−5.43 (1H, m), 3.86 (1H, dd, J=12.5Hz), 3.80 (1H, dd, J=12.5, 4.4Hz), 3.68−3.60 (2H, m), 3.08 (3H, s), 2.52−2.40 (1H, m), 2.39−2.31 (1H, m)
(9)(3R)−3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジン
参考例20(7)で得られた(3S)−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシピロリジン 1.15 g (をアセトニトリル 35 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.35 g (11.8 mmol)を加え、6時間加熱還流した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜2%メタノール―酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の(3R)−3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)ピロリジンを 962 mg, 収率 90% 得た。
【0547】
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.37 (1H, s), 7.13−6.99 (1H, br s), 5.59−5.45 (1H, br s), 4.19−4.09 (1H, m), 3.94 (1H, dd, J=11.0, 6.6Hz), 3.61−3.50 (2H, m), 3.44 (1H, dd, J=11.0, 5.1Hz), 2.54^2.45 (1H, m), 2.37 (3H, s), 2.14−2.05 (1H, m)
参考例21
3−アセチルチオ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
(1)1−カルバモイル−3−ヒドロキシアゼチヂン
N−ベンズヒドリル−3−ヒドロキシアゼチヂン5.36g (22.4 mmol) をメタノール250 ml に溶解し、10%水酸化パラジウム5.36 g 存在下、1気圧、50℃水浴中で1時間接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応混合物を濾過し、触媒を除去後、得られた濾液を減圧下濃縮した。残渣に酢酸エチルと蒸留水を加え、分液抽出し、有機層を蒸留水で再度抽出を行った。
得られた水層を減圧下濃縮し、赤褐色のオイル状の生成物を得た。続いて、先の化合物を減圧乾燥後、酢酸10 ml, 蒸留水20 ml に溶解し、室温にて、シアン酸ナトリウム2.91 gの水溶液20 ml を加え、2時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を濃縮、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/メタノール=5:1)にて精製し、無色油状の1−カルバモイル−3−ヒドロキシアゼチヂンを得た。
【0548】
1H−NMR(500MHz ,CD3OD): δ(ppm) 4.54−4.50(1H, m), 4.16−4.12(2H, m), 3.74(2H, dd, J=4.4, 9.7 Hz)
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−カルバモイルアゼチヂン
参考例21(1)で得られた1−カルバモイル−3−ヒドロキシアゼチヂンをジメチルホルムアミド100 ml に溶解し、氷冷下にてt−ブチルジフェニルシリルクロリド18.0 ml (66.9 mmol), イミダゾール4.55 g (66.9 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にエタノール1 ml を加え、室温下にて30分間攪拌した。
続いて反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、白色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−カルバモイルアゼチヂンを1.45 g、2工程通算収率18%で得た。
【0549】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.60(4H, d, J=8.1 Hz), 7.46−7.36(6H, m), 4.59−4.54(1H, m), 4.26(2H,br s), 3.96(2H, t, J=8.8 Hz), 3.91(2H, dd, J=5.1, 8.8 Hz), 1.06(9H, s)
(3)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例21(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−カルバモイルアゼチヂン3.47 g (9.79 mmol) をテトラヒドロフラン170 mlに溶解し、溶液中に炭酸水素ナトリウム4.11 g (48.95 mmol)、エチル−2−ブロモピルベート2.5 ml (19.58 mmol) を加え、8時間加熱還流した。反応終了確認後、系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=5:1)にて精製し、白色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを2.96 g、収率45%で得た。
【0550】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.76(1H, s), 7.60(4H,d, J=7.8 Hz), 7.46−7.37(6H, m), 4.71−4.67(1H,m), 4.34(2H, q, J=6.8 Hz), 4.14(2H, t, J=8.8 Hz), 4.09(2H, dd, J=5.9, 9.8 Hz), 1.34(3H, t, J=6.8 Hz), 1.05(9H, s)
(4)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例21(3)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン325mg(0.72 mmol) をベンゼン7 ml に溶解し、0.67Mメチルアミン−トリメチルアルミ二ウム−ベンゼン溶液2.7 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、1時間加熱還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水20mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、白色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを236 mg、収率75%で得た。
【0551】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.72(1H, s), 7.61(4H,d, J=7.8 Hz), 7.47−7.38(6H, m), 6.88(1H, brs), 4.74−4.68(1H, m), 4.10(2H, t, J=8.7 Hz), 4.04(2H, dd, J=5.6, 8.8 Hz), 2.92(3H, d, J=5.0 Hz), 1.06(9H, s)
(5)1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例21(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン662 mg (1.52 mmol) をテトラヒドロフラン33 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液1.5 ml (1.5 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを白色固体として、210 mg、収率70%で得た。
【0552】
1H−NMR(400MHz ,CD3OD): δ(ppm) 7.83(1H, s), 4.86−4.66(1H, m), 4.33(2H, dd, J=6.6, 8.1 Hz), 3.93(2H, dd, J=5.1, 8.8 Hz), 2.85(3H, s)
(6)1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例21(5)で得られた1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン209 mg (1.06 mmol)を塩化メチレン5ml, ピリジン15ml に溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド0.41 ml (5.30 mmol), トリエチルアミン0.74 ml (5.30 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノール1 ml を加え、室温下にて30分間攪拌した。
反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを白色固体として、253 mg、収率86%で得た。
【0553】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.78(1H, s), 6.80(1H,brs), 5.41−5.35(1H, m), 4.48(2H, dd, J=6.6, 10.3 Hz), 4.30(2H, dd, J=4.4, 10.3 Hz), 3.10(3H, s), 2.94(3H, d, J=5.1 Hz)
(7)3−アセチルチオ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例21(6)で得られた1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン252 mg (0.92 mmol)をジメチルホルムアミド12 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム0.63 g (5.52 mmol)を加え、80℃油浴にて7時間攪拌した。反応終了確認後反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、3−アセチルチオ−1−(4−N−メチルカルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを白色固体として、136 mg、収率58%で得た。
【0554】
1H−NMR(500MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.75(1H, s), 6.79(1H, brs), 4.55(2H, t, J=8.4 Hz), 4.43−4.37(1H, m), 4.02(2H, dd, J=5.8, 8.9 Hz), 2.94(3H, d, J=5.1 Hz), 2.36(3H, s)
参考例22
3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例21(3)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン1.70 g(3.77 mmol) をベンゼン38 ml に溶解し、0.67Mメチルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液13.7 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、50℃水浴中4時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水100mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、白色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを0.83 g、収率52%で得た。
【0555】
1H−NMR(500MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.75(1H, s), 7.61(4H, d, J=6.7 Hz), 7.47−7.36(6H, m), 6.72(1H, brs), 5.69(1H, brs), 4.74−4.69(1H, m), 4.12(2H, t,J=6.7 Hz), 4.05(2H, dd, J=5.0, 7.8 Hz), 1.06(9H, s)
(2)1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン1.30 g (3.08 mmol) をテトラヒドロフラン60 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液3.1 ml を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、0.43 g、収率75%で得た。
【0556】
1H−NMR(400MHz ,CD3OD): δ(ppm) 7.87(1H, s), 4.70−4.65(1H, m), 4.34(2H, dd, J=6.6, 9.5 Hz), 3.94(2H,dd, J=5.9, 9.5 Hz)
(3)1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例22(2)で得られた1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン423 mg (2.31 mmol)を塩化メチレン10ml, ピリジン30ml に溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド0.90 ml (11.55 mmol), トリエチルアミン1.60 ml (11.55mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノール1 ml を加え、室温下にて30分間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを白色固体として、470 mg、収率78%で得た。
【0557】
1H−NMR(400MHz ,CD3OD): δ(ppm) 7.91(1H, s), 5.45−5.42(1H, m), 4.51(2H, dd, J=6.6, 9.5 Hz), 4.28(2H,dd, J=4.4, 9.5 Hz), 3.16(3H, s)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例22(3)で得られた1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン469 mg (1.80 mmol)をジメチルホルムアミド23 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム1.23 g (10.80 mmol)を加え、80℃油浴にて8時間攪拌した。反応終了確認後反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、3−アセチルチオ−1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを白色固体として、275 mg、収率63%で得た。
【0558】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.79(1H, s), 6.69(1H, brs), 5.60(1H, brs), 4.56(2H, t, J=8.8 Hz), 4.44−4.37(1H, m), 4.03(2H, dd, J=5.1, 8.8 Hz), 2.36(3H, s)
参考例23
3−アセチルチオ−1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例21(3)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン357mg(0.79 mmol) をベンゼン8 ml に溶解し、0.67Mメチルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液2.8 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、60℃水浴中7時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水10mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内に酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=5:1)にて精製し、無色油状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを130 mg、収率41%で得た。
【0559】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.66(1H, s), 7.60(4H, d, J=8.1 Hz), 7.48−7.38(6H, m), 4.73−4.70(1H, m), 4.14(2H, dd, J=6.6, 8.8 Hz), 4.08(2H, dd, J=5.1, 9.5 Hz), 1.06(9H, s)
(2)1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例23(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン0.61 g (1.51 mmol) をテトラヒドロフラン30 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液1.5 ml を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、0.21 g、収率86%で得た。
【0560】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.70(1H, s), 4.83−4.81(1H, m), 4.40(2H, dd, J=6.6, 9.5 Hz), 4.06(2H, dd, J=4.4, 8.8 Hz), 2.26(1H, d, J=5.9 Hz)
(3)1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例23(2)で得られた1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン214 mg (1.30 mmol)を塩化メチレン10ml, ピリジン5ml に溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド0.50 ml (6.50 mmol), トリエチルアミン0.90 ml (6.50 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内にメタノール1 ml を加え、室温下にて30分間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、無色油状の1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを310 mg、収率98%で得た。
【0561】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.76(1H, s), 5.42−5.36(1H, m), 4.53(2H, dd, J=6.6, 11.0 Hz), 4.34(2H, dd, J=4.4, 11.0 Hz), 3.11(3H, s)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例23(3)で得られた1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン309 mg (1.27 mmol)をジメチルホルムアミド15 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム0.87g (7.62 mmol)を加え、80℃油浴にて5時間攪拌した。反応終了確認後反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル=2:1)にて精製し、無色油状の3−アセチルチオ−1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを157 mg、収率55%で得た。
【0562】
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.72(1H, s), 4.60(2H, t, J=8.8 Hz), 4.45−4.38(1H, m), 4.07(2H, dd, J=5.9, 8.8 Hz), 2.37(3H, s).
参考例24
3−アセチルチオ−1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.0 g (2.14 mmol)をベンゼン 50 ml に溶解し、0.67Mアゼチジン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 4.6 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、4時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水50mlと酢酸エチル100mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 0.60 g, 収率 55 % で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.62 (4H, dd, J=8.0, 1.4Hz), 7.51−7.36 (6H, m), 7.42 (1H, s), 4.80−4.68 (1H ,m), 4.56 (2H, t, J=7.7Hz), 4.16(2H, t, J=7.7Hz), 4.09 (2H, t, J=8.7Hz),
4.00 (2H, dd, J=8.7, 4.9Hz), 2.28 (2H, quintet, J=7.7Hz), 1.06 (9H, s)
(2)1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例24(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 0.60 g (1.18 mmol) を無水テトラヒドロフラン 25 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 1.42 ml (1.42mmol) を加え、そのまま 30分間攪拌した。反応終了確認後、反応液に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒: 5% メタノール−酢酸エチル)にて精製し、1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、242 mg, 収率 86 % で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.35 (1H, s), 4.86−4.78 (2H, t, J=7.7Hz), 4.30 (2H, dd, J=9.5, 6.6Hz), 4.16 (2H, t, J=7.7Hz), 3.93 (2H, dd, J=9.5, 5.0Hz), 2.29 (2H, quintet, J=7.7Hz)
1.95−1.5 (dull s including 1H of OH group)
(3)1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例24(2)で得られた1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 242 mg (1.01 mmol)を塩化メチレン 10 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.43 ml (3.04 mmol), トリエチルアミン0.24 ml (3.04 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま30分間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣にイソプロピルエーテルを加え、濾過し、淡黄色固体の1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 302 mg, 収率 94 % で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.44 (1H, s), 5.46−5.38 (1H, m), 4.58 (2H, t, J=7.8Hz), 4.43 (2H, ddd, J=9.6, 6.6, 1.0Hz), 4.24 (1H, ddd, J=9.6, 4.6, 1.0Hz), 4.17 (2H, t, J=7.8Hz), 3.10 (3H, s), 2.30 (2H, quintet, J=7.8Hz)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例24(3)で得られた1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 302 mg (0.95 mmol) をジメチルホルムアミド 10 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 0.65 g (5.70 mmol)を加え、80℃油浴にて6時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=2:1)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 247 mg, 収率 87% で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.40 (1H, s), 4.57 (2H, t, J=7.8Hz),4.51 (2H, t, J=8.4Hz), 4.46−4.36 (1H, m), 4.16 (2H, t, J=7.8Hz), 3.96 (2H, dd, J=8.4, 5.3Hz), 2.36 (3H, s), 2.29 (2H, quintet, J=7.8Hz)
【0563】
参考例25
3−アセチルチオ−1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.0 g (2.14 mmol)をベンゼン 50 ml に溶解し、0.67Mチオモルホリン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 4.6 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、4時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水 50 mlと酢酸エチル 100 mlを加え、室温下にて30分間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを1.16g, 収率98% で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.32 (4H, dd, J=7.9, 1.4Hz), 7.54−7.35 (6H, m), 7.07 (1H, s), 4.80−4.70 (1H, m), 4.10 (2H, dd, J=8.8, 6.5Hz), 4.10−3.86 (6H, m including 2H, dd at 4.00, J=8.8, 4.8Hz), 2.80−2.55 (4H, m), 1.06 (9H, s)
(2)1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例25(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(1、3−チアゾール−4−チオモルホリノカルボニル−2−イル)アゼチジン 1.16 g (2.10 mmol) を無水テトラヒドロフラン 35 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.52 ml (2.52 mmol) を加え、そのまま30分間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、599 mg, 収率100 % で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.09 (1H, s), 4.89−4.77 (1H, m), 4.32 (2H, dd, J=9.1, 6.7Hz), 4.10−3.90 (6H, m including 2H, dd at 3.96, J=9.1, 4.3Hz), 2.80−2.58 (4H, m), 2.50 (1H, br s)
(3)1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例25(2)で得られた1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 599 mg (2.50 mmol)を塩化メチレン 30 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.49 ml (6.30 mmol), トリエチルアミン 0.88 ml (6.30 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま30分間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:5% メタノール−酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 709 mg, 収率 93% で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.17 (1H, s), 5.46−5.38 (1H, m), 4.45 (2H, ddd, J=9.8, 6.7, <1.1Hz), 4.26 (2H, ddd, J=9.8, 4.4, 1.1Hz), 4.08−3.93 (4H, m), 3.11 (3H, s), 2.80−2.60 (4H, m)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例25(3)で得られた1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 709 mg (1.95 mmol) をジメチルホルムアミド 20 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム1.34 g (11.7 mmol)を加え、80℃油浴にて5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:n−へキサン:塩化メチレン=1:1:1)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 413 mg, 収率 64% で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.13 (1H, s), 4.53 (2H, t, J=8.4Hz),4.48−4.40 (1H, m), 4.13−3.86 (6H, m including 2H, dd at 3.98, J=8.4, 5.2Hz), 2.80−2.60 (4H ,m), 2.36 (3H, s)
参考例26
3−アセチルチオ−1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.00 g ( 2.14 mmol)をベンゼン 50 ml に溶解し、0.67Mピロリジン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 7.6 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、6 時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水 50 mlと酢酸エチル 100 mlを加え、室温下にて 2 時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 775 mg, 収率 78 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.70 − 7.56 ( 4H, m ), 7.35 − 7.50( 6H, m ), 7.21 ( 1H, s ), 4.80 − 4.70 ( 1H, m ),4.18 − 4.06 ( 2H, m ),4.00 ( 2H, dd, J= 8.6. 5.1 Hz ), 3.80 ( 2H, t, J= 6.5 Hz ),3.60 ( 2H, t, J= 6.5 Hz ), 1.83 − 1.98 ( 4H, m ), 1.06 ( 9H, s )
(2)3−ヒドロキシ―1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例26(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 775 mg ( 1.58 mmol) を無水テトラヒドロフラン 30 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0Mテトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.01 ml ( 2.01 mmol) を加え、室温で 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 20 : 1 )にて精製し、3−ヒドロキシ―1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを白色固体として、 290 mg, 収率 72 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.42 ( 1H, s ), 4.88 − 4.78 ( 1H, m ),4.32 ( 2H, dd, J= 9.0, 6.8 Hz ), 3.95 ( 2H, dd, J= 9.0, 4.3 Hz ), 3.82 ( 2H, t, J= 6.5 Hz ),3.61 ( 2H, t, J= 6.5 Hz ), 2.43 ( 1H, d, J= 6.8 Hz ), 1.83 − 1.97 ( 4H, m )
(3)3−メタンスルホニルオキシ―1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例26(2)で得られた3−ヒドロキシ―1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 290 mg ( 1.14 mmol)を塩化メチレン 9 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.30 ml ( 5.12 mmol), トリエチルアミン 0.70 ml ( 5.12 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:酢酸エチル= 1 : 1 〜酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ―1―(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 335 mg, 収率 89 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.33 ( 1H, s ), 5.48 − 5.38 ( 1H, m ), 4.45 ( 2H, ddd, J= 10.1, 6.6, 1.2 Hz ), 4.26 ( 2H, ddd, J= 10.1, 4.4, 1.1 Hz ), 3.82 ( 2H, t, J= 6.6 Hz ), 3.62 ( 2H, t, J= 6.6 Hz ), 3.10 ( 3H, s ), 2.00 − 1.83 ( 4H, m )
(4)3−アセチルチオ−1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例26(3)で得られた3−メタンスルホニルオキシ―1―(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 335 mg ( 1.01 mmol) をジメチルホルムアミド 15 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.10 g ( 8.80 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 5 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−ピロリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 235 mg, 収率 75 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.28 ( 1H, s ), 4.52 ( 2H, dd, J= 8.4, 8.4 Hz), 4.39 − 4.48 ( 1H, m ),3.98 ( 2H, dd, J= 8.4, 5.2 Hz ), 3.82 ( 2H, t, J= 6.5 Hz ), 3.61 ( 2H, t, J= 6.5 Hz ),2.36 ( 3H, s ), 1.98 −1.82 ( 4H, m )
【0564】
参考例27
3−アセチルチオ−1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.00 g ( 2.14 mmol)をベンゼン 50 ml に溶解し、0.67Mピペリジノ−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 7.3 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、 5 時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水 50 mlと酢酸エチル 100 mlを加え、室温下にて 2 時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 2 )にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 607 mg, 収率 56 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.61 ( 4H, dd, J= 6.2 Hz ), 7.35 −7.50 ( 6H, m ), 6.95 ( 1H, s ), 4.78 − 4.70 ( 1H, m ),4.17 − 4.05 ( 2H,m ), 4.01 ( 2H, dd, J= 8.6. 4.9 Hz ), 3.64 ( 4H, t, J= 5.4 Hz ),1.75 − 1.48 ( 6H, m ), 1.06 ( 9H, s )
(2)3−ヒドロキシ―1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例27(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 607 mg ( 1.20 mmol) を無水テトラヒドロフラン 25 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0Mテトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 1.40 ml ( 1.40 mmol) を加え、室温で 1 時間攪拌した。
反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 9 : 1 )にて精製し、3−ヒドロキシ―1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを白色固体として、 310 mg, 収率 97 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 6.97 ( 1H, s ), 4.87 − 4.77 ( 1H, m ), 4.33 ( 2H, ddd, J= 9.8, 6.6, 1.1 Hz ), 3.96 ( 2H, dd, J= 9.8, 4.4 Hz ), 3.57 − 3.72 ( 4H, t, J= 5.4 Hz ),1.81 − 1.45 ( 6H, m )
(3)3−メタンスルホニルオキシ―1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例27(2)で得られた3−ヒドロキシ―1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 310 mg ( 1.16 mmol)を塩化メチレン 10 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.27 ml (3.48 mmol), トリエチルアミン 0.49 ml ( 3.48 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ―1―(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 346 mg, 収率 86 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.06 ( 1H, s ), 5.37 − 5.47 ( 1H, m ), 4.46 ( 2H, dd, J= 9.8, 6.7 Hz ), 4.27 ( 2H, dd, J= 9.8, 4.3 Hz ), 3.65 ( 4H, t, J= 5.2 Hz ), 3.10 ( 3H, t, J = 5.2 Hz ), 1.78 − 1.47 ( 6H, m )
(4)3−アセチルチオ−1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例27(3)で得られた3−メタンスルホニルオキシ―1―(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 346 mg ( 1.00 mmol) をジメチルホルムアミド 15 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 687 mg ( 6.01 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 4 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−ピペリジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 276 mg, 収率 85 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.02 ( 1H, s ), 4.54 ( 2H, dd, J= 8.5 Hz), 4.39 − 4.49 ( 1H, m ),3.99 ( 2H, dd, J= 8.5, 5.4 Hz ), 3.65 ( 4H, t, J= 5.4 Hz ),2.36 ( 3H, s ), 1.90 − 1.40 ( 6H, m )
参考例28
3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロペンチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.00 g ( 2.14 mmol)をベンゼン 50ml に溶解し、0.67Mシクロプロピルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 7.20 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、 2 時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水 50 mlと酢酸エチル 100 mlを加え、室温下にて 2 時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 2 ) にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 979 mg, を収率 90 % 得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.62 − 7.62 ( 4H, m ), 7.33 − 7.50( 6H, m ), 7.36 ( 1H, s ), 4.80 − 4.68 ( 1H, m ),4.18 − 4.06 ( 3H, m ),4.02 ( 2H, dd, J= 8.2, 5.8 Hz ), 3.80 − 3.70 ( 1H, m ), 1.06 ( 9H, s ),0.83 ( 1H, t, J= 6.9 Hz ), 0.82 ( 1H, t, J= 6.9 Hz ),0.70 − 0.58 ( 2H, m )
(2)1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例28(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 907 mg ( 1.94 mmol) を無水テトラヒドロフラン 40 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.30ml ( 2.30 mmol) を加え、そのまま1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、 367 mg,収率 81 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.37 ( 1H, s ), 7.23 ( 1H, s ), 4.67 − 4.80 ( 1H, m ), 4.32 ( 2H, dd, J= 9.0, 6.7 Hz ), 3.96 ( 2H, dd, J= 9.0, 4.3 Hz ), 2.82 − 2.70 ( 1H, m ),0.84 ( 1H, t, J= 7.1 Hz ), 0.83 ( 1H, t, J= 7.1 Hz ), 0.55 − 0.70 ( 2H, m )
(3)1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例28(2)で得られた1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 376 mg ( 1.57 mmol)を塩化メチレン 10 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.36 ml( 4.71 mmol), トリエチルアミン 0.66 ml ( 4.71 mmol) を加え、そのまま2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡黄色固体の1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 343 mg,収率 88 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.45 ( 1H, s ), 7.18 ( 1H, s ), 5.48 − 5.36 ( 1H, m ), 4.44 ( 2H, dd, J= 10.2, 6.6 Hz ),4.26 ( 2H, dd, J= 10.2, 4.4 Hz ), 3.11 ( 3H, s ), 2.91 − 2.79 ( 1H, m ), 0.85 ( 1H, d, J= 6.9 Hz ), 0.84 ( 1H, d, J= 6.9 Hz ), 0.72 − 0.66 ( 2H, m )
(4)3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例28(3)で得られた1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 433 mg ( 1.31 mmol) をジメチルホルムアミド 20 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 895 mg ( 7.84 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロプロピルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 343 mg, を収率 88 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.14 ( 1H, s ), 7.20 ( 1H, br s ),4.52 ( 2H, t, J= 8.6 Hz ), 4.49 − 4.38 ( 1H, m ),3.98 ( 2H, dd, J= 8.6,5.9 Hz ), 3.98 ( 2H, dd, J= 8.6, 5.9 Hz ), 2,90 − 2.82 ( 1H, m ),2.36 (3H, s ), 0.84 ( 1H, t, J= 7.0 Hz ), 0.83 ( 1H, t, J= 7.0 Hz ), 0.70 −0.56 ( 2H, m )
【0565】
参考例29
3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.00 g ( 2.14 mmol)をベンゼン 50 ml に溶解し、0.67Mシクロブチルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 7.30 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、 2 時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水 50 mlと酢酸エチル 100 mlを加え、室温下にて 2 時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 965 mg, を収率 87 % 得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.62 ( 4H, d, J= 8.0 Hz ), 7.28 − 7.39 ( 6H, m ), 7.34 ( 1H, s ), 4.70 − 4.80 ( 1H, m ),4.58 − 4.46 ( 1H, m ), 4.11 ( 2H, dd, J= 8.8, 6.5 Hz ), 4.02 ( 2H, dd, J= 8.8, 4.0 Hz ), 2.35 − 2.20 ( 2H, m ), 2.05 − 1.92 ( 2H, m ), 1.69 − 1.80 ( 2H, m ), 1.07( 9H, s ),
(2)1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例29(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン966 mg ( 1.86 mmol) を無水テトラヒドロフラン 40 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.20 ml ( 2.20 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応液に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 〜酢酸エチル)にて精製し、1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、433 mg, 収率 95 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.35 ( 1H, s ), 4.89 − 4.78 ( 1H, m ), 4.60 − 4.45 ( 1H, m ), 4.34 ( 2H, dd, J= 9.3, 6.7 Hz ), 3.96 ( 2H, dd, J= 9.3, 6.7 Hz ), 2.32 − 2.48 ( 2H, m ), 2.48 − 2.32 ( 1H, m ), 1.72− 1.68 ( 2H. m )
(3)1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例29(2)で得られた1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 433 mg ( 1.71 mmol)を塩化メチレン 10 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.30 ml (5.12 mmol), トリエチルアミン0.70 ml (5.12 mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 567 mg, 収率 100 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.43 ( 1H, s ), 5.48 − 5.38 ( 1H, m ), 4.60 − 4.38 ( 3H, m including 4.47 ( 2H, dd, J= 9.6, 6.6 Hz )), 4.28 ( 2H, dd, J= 9.6, 4.6 Hz ),3.11 ( 3H, s ), 2.48 − 2 33 ( 2H, m ), 2.07 − 1.92 ( 2H, m ), 1.85 − 1.68 ( 2H, m )
(4)3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例29(3)で得られた1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 567 mg ( 1.71 mmol) をジメチルホルムアミド 10 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.17 g ( 10.3 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 3 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−N−シクロブチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 318 mg, を収率 75 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.33 ( 1H, s ), 4.62 − 4.37 ( 4H, m including 4.54 ( 2H, t, J= 8.6 Hz ), 4.00 ( 2H, dd, J= 8.6, 2.5 Hz )),2,31 − 2.48 ( 5H,m including 2.37 ( 3H, s )), 2.07 − 1.93 ( 2H, m ), 1.84 − 1.67 ( 2H, m )
【0566】
参考例30
3−アセチルチオ−1−[4−(4―メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(4―メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.00 g ( 2.14 mmol)をトルエン 50 ml に溶解し、0.67M 1―メチルピペラジン−トリメチルアルミニウム−トルエン溶液 7.40 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、 3 時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水 50 mlと酢酸エチル100 mlを加え、室温下にて 2 時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(4―メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 941 mg, 収率 85% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.62 ( 4H, dd, J= 8.0, 1.4 Hz ), 7.50 − 7.36 ( 6H, m ), 7.08 ( 1H, s ),4.10 ( 2H, dd, J= 10.3, 6.9 Hz ), 4.00 ( 2H, dd, J= 10.3, 5.0 Hz )), 3.98 − 3.65 ( 4H, m ),2.63 − 2.42 ( 4H, m ), 2.37 ( 3H, m ), 1.06 ( 9H, s )
(2)3−ヒドロキシ―1−[4−(4―メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例30(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(4―メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 941 mg ( 1.81 mmol) を無水テトラヒドロフラン 47 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.17 ml ( 2.17 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール= 3 : 1 )にて精製し、3−ヒドロキシ―1−[4−(4―メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを白色固体として、422 mg, 収率 83 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.01 ( 1H, s ), 4.88 − 4.80 ( 1H, m ), 4.26 ( 2H, dd, J= 8.6, 7.1 Hz ), 3.96 ( 2H, dd, J= 8.6, 4.8 Hz ), 3.89 − 3.68 ( 4H, m ), 2.80 − 2.58 ( 4H, m ),2.31 ( 3H, s )
(3)3−メタンスルホニルオキシ―1−[4−(4―メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例30(2)で得られた3−ヒドロキシ―1−1−[4−(4―メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 422 mg ( 1.49 mmol)を塩化メチレン 21 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.14 ml ( 1.79 mmol), トリエチルアミン 0.25 ml ( 1.79 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:メタノール= 3 : 1 )にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ―1−[4−(4―メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 537 mg, 収率 100 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.36 ( 1H, s ), 5.47 − 5.40 ( 1H, m ), 4.46 ( 2H, dd, J= 10.0, 6.6 Hz ),4.27 ( 2H, dd, J= 10.0, 4.3 Hz ), 3.56 − 3.47 ( 4H, m ), 3.11 ( 3H, s ),2.96 − 2.86 ( 4H, m ), 2.81 ( 3H, s )
(4)3−アセチルチオ−1−[4−(4―メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例26(3)で得られた3−メタンスルホニルオキシ―1−[4−(4―メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン537 mg ( 1.49 mmol) をジメチルホルムアミド 16 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.02 g ( 8.94 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 4 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−(4―メチルピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 261 mg, 収率 51 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.15 ( 1H, s ), 4.53 ( 2H, t, J= 8.5 Hz), 4.48 − 4.38 ( 1H, m ),3.98 ( 2H, dd, J= 8.5, 5.4 Hz ), 3.96 − 3.74 ( 4H, m ), 2.63 − 2.42 ( 4H, m ), 3.49 ( 6H, s )
【0567】
参考例31
3−アセチルチオ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)1−t−ブトキシカルボニル−3−メトキシアゼチヂン
1−ベンズヒドリル−3−ヒドロキシアゼチジン10.0g(41.8mmol) をメタノール300mlに溶解し、10%パラジウム炭素10.0g存在下、室温に接触水素還元を3時間行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾液にジ−t−ブトキシカルボニルアンハイドライド18.2g(83.6mmol)を加え、室温にて1時間撹拌した。反応終了確認後、反応液を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜1:2)にて精製し、1−t−ブトキシカルボニル−3−ヒドロキシアゼチヂン7.05g、収率97%で得た。続いて、1−t−ブトキシカルボニル−3−ヒドロキシアゼチヂン2.5g(14.4mmol)をジメチルホルムアミド125mlに溶解し、氷冷下にて水素化ナトリウム(55% oil dispersion)1.27g(28.8mmol)を加え、10分後室温に戻し、そのまま0.5時間撹拌した。次に氷冷下にて反応系によう化メチル1.79ml(28.8mmol)を加え、10分後室温に戻し、そのまま1時間撹拌した。反応終了確認後、氷冷下にて10%酢酸水溶液を加え、そのまま30分撹拌した。続いて、系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)にて精製し、無色油状の1−t−ブトキシカルボニル−3−メトキシアゼチヂンを2.18g、収率81%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 4.16 − 4.10 (1H, m), 4.09 − 4.03 (2H, m), 3.82 (2H, dd, J=10.2, 4.4Hz), 3.28 (3H, s), 1.44 (9H, s)
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例31(1)で得られた1−t−ブトキシカルボニル−3−メトキシアゼチヂン2.60g (13.9mmol)を1,4−ジオキサン26mlに溶解し、氷冷下にて4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン26mlを加え、その後室温にて一晩撹拌した。反応終了確認後、反応液を濾過し、得られた残査に酢酸エチル、ジイソプロピルエーテルを加え濾過し、濾物をジイソプロピルエーテルにて洗浄し、その後減圧乾燥して、白色結晶の3−メトキシアゼチジン塩酸塩を1.84g、収率100%で得た。続いて、参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン500mg (1.07mmol)をトルエン25ml に溶解し、0.67M 3―メトキシアゼチジン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液3.21ml を窒素雰囲気下、室温で加え、80℃湯浴にて1時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水20mlと酢酸エチル50mlを加え、室温下にて1時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを366mg、収率67% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.64 − 7.60 (4H, m), 7.49 − 7.38 (6H, m), 7.36 (1H, s), 4.78 − 4.70 (2H, m), 4.42 − 4.36 (1H, m), 4.32 − 4.25 (1H, m), 4.24 − 4.18 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=7.3Hz), 4.03〜3.96 (3H, m), 3.33 (3H, s), 1.07 (9H, s)
(3)3−ヒドロキシ―1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例31(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン870mg (1.71mmol) を無水テトラヒドロフラン45mlに溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液2.06ml (2.06mmol) を加え、そのまま0.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、3−ヒドロキシ―1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを白色固体として、481mg, 収率100% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.38 (1H, s), 4.85 − 4.79 (1H, m), 4.75 (1H, dd, J=10.3, 5.9 Hz), 4.41 (1H, dd, J=11.0, 2.9 Hz), 4.34−4.25 (3H, m), 4.22 (1H, tt, J=6.6, 4.4 Hz), 4.01 (1H, dd, J=10.3, 2.9 Hz), 3.93 (2H, dd, J=8.8, 4.4 Hz), 3.32 (3H, s)
(4)3−メタンスルホニルオキシ―1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例31(3)で得られた3−ヒドロキシ―1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン480mg (1.71mmol)を塩化メチレン25mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド397μl (5.13mmol)、トリエチルアミン719μl (5.13mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ―1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを568mg、収率96% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.46 (1H, s), 5.45 − 5.39 (1H, m), 4.74 (1H, dd, J=10.6, 6.2 Hz), 4.47 − 4.37 (3H, m), 4.33 − 4.19 (4H, m), 4.04 − 3.99 (1H, m), 3.33 (3H, s), 3.10 (3H, s)
(5)3−アセチルチオ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例31(4)で得られた3−メタンスルホニルオキシ―1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン560mg (1.61mmol) をジメチルホルムアミド28ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム1.10g (9.67mmol)を加え、80℃油浴にて4.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=97:3)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを356mg、収率68% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.43 (1H, s), 4.73 (1H, dd, J=10.3, 5.1Hz), 4.51 (2H, t, J=8.1Hz), 4.46 − 4.37 (2H, m), 4.32 − 4.26 (1H, m), 4.21 (1H, tt, J=6.6, 4.4Hz), 4.00 − 3.93 (2H, m), 3.78 − 3.72 (1H, m), 3.32 (3H, s), 2.36 (3H, s)
【0568】
参考例32
3−アセチルチオ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 2.00 g ( 4.29 mmol)をトルエン 100 ml に溶解し、0.67M アニリン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 14.6 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、 3 時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水 100 mlと酢酸エチル 200 mlを加え、室温下にて 3 時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 2 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 2.20 g, 収率 100 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.73 − 7.61 ( 6H, m ), 7.51 − 7.30( 9H, m ),7.14 − 7.08 ( 1H, m ), 4.82 − 4.76 ( 1H, m ), 4.14 ( 2H, dd, J= 15.2, 8.2 Hz ), 4.06 ( 2H, dd, J= 8.9, 4.6 Hz ), 1.08 ( 9H, s )
(2)3−ヒドロキシ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例32(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 2.20 g ( 4.29 mmol) を無水テトラヒドロフラン 110 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 5.15 ml (5.15 mmol) を加え、そのまま 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを白色固体として、 1.18 g, 収率 100 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 9.04 ( 1H, br s ), 7.76 − 7.65 ( 2H, m ), 7.51 − 7.37 ( 3H, m ),7.18 − 7.08 ( 1H, m ), 4.90 − 4.80 ( 1H, m),4.36 ( 2H, dd, J= 9.1, 6.6 Hz ), 3.99 ( 2H, dd, J= 9.1, 4.3 Hz )
(3)3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例32(2)で得られた3−ヒドロキシ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.18 mg ( 4.29 mmol)を塩化メチレン 60 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.50 ml ( 6.44 mmol), トリエチルアミン 0.90 ml ( 6.44 mmol) を加え、そのまま 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:酢酸エチル= 9 : 1 )にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 1.36 g, 収率 89 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.98 ( 1H, br s ), 7.68 ( 2H, d, J= 7.6 Hz ), 7.55 ( 1H, s ),7.36 ( 2H, d, J= 8.0 Hz ), 7.18 − 7.08 ( 1H, m ), 5.50 − 5.40 ( 1H, m ), 4.51 ( 2H, ddd, J= 9.6, 6.6, 1.0 Hz ), 4.32 ( 2H, ddd, J= 9.6, 4.3, 1.0 Hz ), 3.12 ( 3H, s )
(4)3−アセチルチオ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例32(3)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.28 g ( 3.85 mmol) をジメチルホルムアミド 40 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 2.60 g ( 23.1 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 3 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 2 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−フェニルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 893 mg, 収率 70 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 9.01 ( 1H, br s ), 7.68 ( 2H, d, J= 8.6 Hz ), 7.35 ( 2H, t, J = 7.5 Hz ),7.20 − 7.28 ( 1H, m ), 4.58 ( 2H,t, J= 8.5 Hz ), 4.52 − 4.02 ( 1H, m ),4.04 ( 2H, dd, J= 8.5, 5.3 Hz ), 2.83 ( 3H, s )
【0569】
参考例33
3−アセチルチオ−1−{4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
(1)[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステル
アミノエタノール 2.0g(32.7mmol)を塩化メチレン 60mlに溶解し、クロロ蟻酸ベンジル 5.6ml(41.3mmol)、トリエチルアミン 5.5ml(39.5mmol)を氷冷下にて加え、その後室温にて1時間撹拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチル、飽和食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=3:2)にて精製し、白色固体の(2−ヒドロキシエチル)−カルバミン酸ベンジルエステルを 5.37g、収率84%で得た。続いて得られた(N−ベンジルオキシカルボニル)−2−アミノエタノール 5.37g(27.5mmol)をジメチルホルムアミド 160mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジフェニルシラン 8.6ml(33.0mmol)、イミダゾール 2.3g(33.8mmol)を加え、その後室温にて一晩撹拌した。反応終了確認後、系内にエタノールを加え、2時間撹拌した。次に系内に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:へキサン:酢酸エチル=5:1)にて精製し、無色透明シロップの[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステルを 11.93g、収率100%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.64 (4H, d, J=6.8Hz), 7.46−7.28 (12H, m), 5.10 (2H, s), 3.73 (2H, t, J=4.9Hz), 3.35 (2H, q, J=4.9Hz), 1.05 (9H, s)
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[(2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
参考例33(1)で得られた[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステル 3.01g(6.9mmol)をメタノール 150mlに溶解し、20%水酸化パラジウム−炭素 3.0g存在下、室温にて接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール=10:1)にて精製し、淡褐色シロップの2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチルアミンを 1.49g、収率72%で得た。続いて、参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.16 g (2.49mmol)をベンゼン 58 ml に溶解し、0.67M 2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 8.5 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、5時間還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水 50 mlと酢酸エチル 200 mlを加え、室温下にて1時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:へキサン:酢酸エチル=3:1)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを 1.68 g, 収率 94% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.74 (1H, br t, J=4.6Hz), 7.67 (4H, d, J=7.5Hz), 7.60 (4H, d, J=7.5Hz), 7.42−7.32 (13H, m), 4.78−4.68 (1H,m), 4.08 (2H, t, J=7.8Hz), 4.03−3,98 (2H, m), 3.79 (2H, t, J=4.6Hz), 3.56 (2H, t, J=4.6Hz), 1.08 (9H, s), 1.06 (9H, s)
(3)3−ヒドロキシ―1−(4−ヒドロキシエチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例33(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン 1.68 g (2.33mmol) を無水テトラヒドロフラン 75ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 5.6ml (5.6 mmol) を加え、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、3−ヒドロキシ―1−(4−ヒドロキシエチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを白色固体として、481.2mg, 収率 85% で得た。
1H−NMR(400MHz ,MeOH−d4): δ(ppm) 7.39 (1H, s), 4.78 (1H, m), 4.31 (2H, dd, J=8.4, 7.0Hz), 3.89 (2H, dd, J=8.4, 4.8Hz), 3.67 (2H, t, J=5.9Hz),3.46 (2H, t, J=5.9Hz)
(4)1−[4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例33(3)で得られた3−ヒドロキシ―1−(4−ヒドロキシエチルカルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 481.2mg(1.98mmol)をジメチルホルムアミド 24.0mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジメチルシラン 352mg(2.3mmol)、イミダゾール116.3mg(2.4mmol)を加え、同じく氷冷下にて4時間撹拌した。反応終了確認後、系内にメタノールを加え、30分撹拌した。次に系内に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:へキサン:酢酸エチル=2:3)にて精製し、無色透明シロップの1−[4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジンを 531.1mg、収率 75%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.60 (1H, t, J=5.9Hz), 7.35 (1H, s), 4.88−4.76 (1H, m), 4.30 (2H, dd, J=9.8, 7.8Hz), 3.93 (2H, dd, J=9.8, 4.9Hz), 3.75 (2H, t, J=5.9Hz), 3.52 (2H, q, J=5.9Hz), 2.85 (1H, d, J=6.8Hz), 0.92 (9H, s), 0.08 (6H, s)
(5)1−[4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン参考例33(4)で得られた1−[4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン 531.1mg (1.49mmol)を塩化メチレン 26.6mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.3ml (3.9 mmol), トリエチルアミン 0.52 ml (3.7 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内にメタノールを加え、30分撹拌した。その後、酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡黄色固体の1−[4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 647.1mg, 収率 100%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.54 (1H, br t, J=5.9Hz), 7.44 (1H, s), 5.46−5.39 (1H, m), 4.43 (2H, dd, J=9.7, 6.8Hz), 4.24 (2H, dd, J=9.7, 3.9Hz), 3.76 (2H, t, J=5.9Hz), 3.53 (2H, t, J=5.9Hz), 3.11 (3H, s), 0.93 (9H, s), 0.08 (6H, s)
(6)3−アセチルチオ1−[4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例33(5)で得られた1−[4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン647.1mg (1.49mmol) をジメチルホルムアミド32.0 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.28mg (8.9 mmol)を加え、80℃油浴にて 4時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:へキサン:酢酸エチル=3:2)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 398.2mg, 収率 65% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.55 (1H, br t, J=5.4Hz), 7.40 (1H, s), 4.51 (2H, dd, J=8.8, 7.8Hz), 4.48−4.40 (1H, m), 3.96 (2H, dd, J=8.8, 4.9Hz), 3.75 (2H, t, J=5.4Hz), 3.52 (2H, q, J=5.4Hz), 2.37 (3H, s), 0.92 (9H, s), 0.08 (6H, s)
【0570】
参考例34
3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−プロピル]−カルバミン酸ベンジルエステル
L−エチルグリシノ−ル2.00g(22.4mmol)を塩化メチレン60mlに溶解し、クロロ蟻酸ベンジル3.84ml(26.9mmol)、トリエチルアミン3.77ml(26.9mmol)を氷冷下にて加え、その後室温にて2時間撹拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:2)にて精製し無色油状の[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−プロピル]−カルバミン酸ベンジルエステルを4.27g、収率85%で得た。続いて[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−プロピル]−カルバミン酸ベンジルエステル4.27g(19.1mmol)をジメチルホルムアミド128mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジフェニルシラン5.97ml(22.9mmol)、イミダゾール1.56g(22.9mmol)を加え、その後室温にて一晩撹拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=6:1〜4:1)にて精製し、白色結晶の[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−プロピル]−カルバミン酸ベンジルエステルを9.48g、収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.65 − 7.60 (4H, m), 7.44 − 7.29 (11H, m), 5.09 (2H, s), 4.92 − 4.86 (1H, br d, J=8.8Hz), 3.71 − 3.47 (3H, m), 1.68 − 1.60 (2H, m), 1.05 (9H, s), 0.88 (3H, t, J=7.3Hz)
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例34(1)で得られた[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−プロピル]−カルバミン酸ベンジルエステル3.70g(8.00mmol)をメタノール185mlに溶解し、10%パラジウム炭素3.70g存在下、室温にて4時間、接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール=9:1)にて精製し、無色油状の(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−プロピルアミンを2.32g、収率88%で得た。続いて、参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン2.00 g(4.29mmol)をベンゼン100ml に溶解し、0.67M (1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−プロピルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液12.9ml を窒素雰囲気下、室温で加え、一晩還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水100mlと酢酸エチル200mlを加え、室温下にて1時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=6:1〜2:1)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを2.52g、収率79% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.57 − 7.69 (8H, m), 7.28 − 7.46 (12H, m), 7.36 (1H, s), 4.69 − 4.74 (1H, m), 3.76 − 4.11 (5H, m), 3.74 (1H, dd, J=10.3, 2.9Hz), 3.70 (1H, dd, J=10.3, 4.1Hz), 1.08 (9H, s), 1.05(9H, s), 0.93 (3H, t, J=7.3Hz)
(3)3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例34(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン2.52g (3.50mmol) を無水テトラヒドロフラン126mlに溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液8.40ml (8.40mmol) を加え、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、淡黄色油状の3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを、947mg、収率100% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.36 (1H, s), 4.86 − 4.75 (1H, m), 4.33 (2H, dd, J=8.1, 6.6Hz), 4.02 − 3.91 (3H, m), 3.79 (1H, dd, J=11.0, 1.2Hz), 3.67 (1H, dd, J=11.0, 6.6Hz), 3.19 − 3.10 (1H, br s), 3.02 − 2.97 (1H, br s), 1.73 − 1.64 (2H, m), 1.00 (3H, t, J=7.3Hz)
(4)1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例34(3)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン940mg(3.50mmol)をジメチルホルムアミド47mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジメチルシラン633mg(4.20mmol)、イミダゾール286mg(4.20mmol)を加え、室温にて3時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:3)にて精製し、淡黄色油状の1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジンを1.00g、収率74%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.50 − 7.44(1H, m), 7.36 (1H, s),4.86 − 4.79 (1H, m), 4.33 − 4.27 (2H, m), 4.01 − 3.92 (3H, m), 3.72 (1H, dd, J=9.9, 2.6Hz), 3.65 (1H, dd, J=9.9, 4.0Hz), 1.70 − 1.60 (2H, m), 0.95 (3H, t, J=7.3Hz), 0.92 (9H, s), 0.06 (6H, s)
(5)1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル−]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例34(4)で得られた1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル−]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン
1.00mg (2.59mmol)を塩化メチレン50mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド602μl (7.78mmol), トリエチルアミン1.09ml (7.78mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま3時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:2)にて精製し、淡黄色油状の1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル−]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを1.02g、収率85% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.44 (1H, s), 7.44 − 7.38 (1H, m), 5.45 − 5.39 (1H, m), 4.47 − 4.40 (2H, m), 4.29 − 4.21 (2H, m), 4.02 − 3.95 (1H, m), 3.73 (1H, dd, J=10.3, 2.9Hz), 3.65 (1H, dd, J=10.3, 4.4Hz), 3.11 (3H, s), 0.95 (3H, t, J=7.3Hz), 0.92 (9H, s), 0.06 (6H, s)
(6)3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル−]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例34(5)で得られた1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル−]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン1.02g (2.20mmol) をジメチルホルムアミド50ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム1.51mg (13.2mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1〜2:1)にて精製し、淡褐色油状の3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−プロピルカルバモイル−]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 618g、収率63% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.43 − 7.39 (1H, m), 7.40 (1H, s), 4.53 − 4.47 (2H, m), 4.46 − 4.41 (1H, m), 4.00 − 3.93 (3H, m), 3.74 − 3.70 (1H, m), 3.67 − 3.62 (1H, m), 2.37 (3H, s), 1.72 − 1.56 (2H, m), 0.95 (3H, t, J=7.3Hz), 0.91 (9H, s), 0.06 (6H, s)
【0571】
参考例35
3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1) [(1S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−メチル−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステル
L−アラニノ−ル2.00g(26.6mmol)を塩化メチレン60mlに溶解し、クロロ蟻酸ベンジル4.57ml(32.0mmol)、トリエチルアミン4.48ml(32.0mmol)を氷冷下にて加え、その後室温にて一晩撹拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:2)にて精製し白色結晶の [(1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステルを4.61g、収率83%で得た。続いて [(1S)−1−(ヒドロキシシメチル)−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステル4.61g(22.0mmol)をジメチルホルムアミド140mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジフェニルシラン6.87ml(26.4mmol)、イミダゾール1.80g(26.4mmol)を加え、その後室温にて6時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=8:1〜6:1)にて精製し、無色油状の [(1S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−メチル−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステルを10.7g、収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.67 − 7.60 (4H, m), 7.42 − 7.29 (11H, m), 5.10 (2H, s), 4.96 − 4.85 (1H, br s), 3.91 − 3.80 (1H, m), 3.67 (1H, dd, J=10.3, 2.6Hz), 3.56(1H, dd, J=10.3, 3.7Hz), 1.55 (3H, d, J=11.7Hz), 1.09 (9H, s)
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例35(1)で得られた [(1S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−メチル−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステル6.71g(15.0mmol)をメタノール340mlに溶解し、10%パラジウム炭素6.71g存在下、室温にて2.5時間、接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン〜塩化メチレン:メタノール=85:15)にて精製し、淡黄色油状の(1S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−メチル−エチルアミンを3.93g、収率84%で得た。続いて、参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン2.0g (4.29mmol)をベンゼン100ml に溶解し、0.67M (1S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−メチル−エチルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液12.9ml を窒素雰囲気下、室温で加え、一晩還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水100mlと酢酸エチル200mlを加え、室温下にて1時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=6:1〜2:1)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを2.77g、収率88% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.69 − 7.65 (4H, m), 7.61 − 7.57 (4H, m), 7.46 − 7.30 (12H, m), 7.35 (1H, s), 4.75 − 4.68 (1H, m), 4.28 −4.18 (1H, m), 4.10 − 4.03 (H,m), 4.03 − 3.97 (2H, m), 3.72 (1H, dd. J=9.9, 4.1Hz), 3.64 (1H, dd, J=9.9, 3.3Hz), 1.31 (3H, d, J=6.6Hz), 1.09 (9H, s), 1.05 (9H, s)
(3)3−ヒドロキシ−1−[4−((1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例35(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン2.77g (3.77mmol)を無水テトラヒドロフラン140ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液9.06ml (9.06mmol) を加え、そのまま3.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−[4−((1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを白色固体として、911mg、収率94% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.34 (1H, s), 7.26 − 7.10 (1H, brs), 4.86 − 4.77 (1H, m), 4.32 (2H, dd, J=8.8, 6.6Hz), 4.24 − 4.12 (1H,m), 3.99 − 3.92 (2H, m), 3.79 − 3.71 (1H, m), 3.66 − 3.58 (1H, m), 3.28 −3.21 (1H, br s), 2.99 − 2.92 (1H, br d, J=5.1Hz), 1.25 (3H, d, J=7.2Hz)
(4)1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例35(3)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−((1S)−2−ヒドロキシ−1−メチル−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン910mg(3.54mmol)をジメチルホルムアミド46mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジメチルシラン586mg(3.89mmol)、イミダゾール265mg(3.89mmol)を加え、室温にて6時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜1:4)にて精製し、淡黄色油状の1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジンを935mg、収率71%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.48 − 7.42 (1H, br d, J=8.8Hz), 7.36 (1H, s), 4.86 − 4.79 (1H, m), 4.30 (2H, ddd, J=15.6, 5.9, 2.9Hz), 4.34 − 4.27 (1H, m), 3.97 − 3.91 (2H, m), 3.68 (1H, dd, J=9.5, 4.4Hz), 3.63 (1H, dd, J=9.5, 2.9Hz), 1.25 (3H, d, J=7.3Hz), 0.93 (9H,s), 0.07(6H,s)
【0572】
(5)1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例35(4)で得られた1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン930mg (2.50mmol)を塩化メチレン47mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド480μl (6.20mmol)、トリエチルアミン869μl (6.20mmol)を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:2)にて精製し、淡黄色油状の1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを1.16g、収率100% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.43 (1H, s) 7.43 − 7.39 (1H, br s), 5.44 − 5.39(1H, m), 4.43 (2H, ddd, J=6.6, 5.9, 1.5Hz), 4.27 − 4.21 (2H, m), 4.21 − 4.13 (1H, m), 3.68 (1H, dd, J=9.5, 4.4Hz), 3.63 (1H, dd, J=9.5, 2.9Hz), 3.11 (3H, s), 1.25 (3H, d, J=6.6Hz), 0.93 (9H, s), 0.07 (6H, s)
(6)3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例35(5)で得られた1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン1.16g (2.50mmol) をジメチルホルムアミド60 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム1.71mg (15.0mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1〜2:1)にて精製し、淡褐色油状の3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−メチル−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを709mg、収率60%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.45 − 7.40 (1H,br s), 7.39 (1H, s), 4.54 − 4.47 (2H, m), 4.46 − 4.41 (1H, m), 4.20 − 4.15 (1H, m), 4.00 − 3.93 (2H, m), 3.67 (1H, dd, J=10.3, 4.4Hz), 3.62 (1H, dd, J =10.3, 3.7Hz), 2.37 (3H, s), 1.24 (3H, d, J=6.6Hz), 0.92 (9H, s), 0.07 (6H, s)
【0573】
参考例36
3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピル]−カルバミン酸ベンジルエステル
L−バリノ−ル2.00g(19.4mmol)を塩化メチレン60mlに溶解し、クロロ蟻酸ベンジル3.32ml(23.3mmol)、トリエチルアミン3.27ml(23.3mmol)を氷冷下にて加え、その後室温にて4.5時間撹拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:2)にて精製し白色結晶の [(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−プロピル]−カルバミン酸ベンジルエステルを4.56g、収率99%で得た。続いて[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−プロピル]−カルバミン酸ベンジルエステル4.56g(19.2mmol)をジメチルホルムアミド140mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジフェニルシラン6.00ml(23.1mmol)、イミダゾール1.57g(23.1mmol)を加え、その後室温にて4時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=8:1〜6:1)にて精製し、白色結晶の[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピル]−カルバミン酸ベンジルエステルを10.1g、収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.65 − 7.60 (4H, m), 7.45 − 7.29 (11H, m), 5.09 (2H, s), 4.92 − 4.84 (1H, br d, J=9.5Hz), 3.71 (1H, dd, J=10.3, 4.4Hz), 3.66 (1H, dd, J=10.3, 4.4Hz), 3.55 − 3.46 (1H, m), 1.99 −1.87 (1H, m), 1.05 (9H, s), 0.89 (6H, d, J=7.3Hz)
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例36(1)で得られた [(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピル]−カルバミン酸ベンジルエステル7.14g(15.0mmol)をメタノール215mlに溶解し、10%パラジウム炭素7.14g存在下、室温にて3時間、接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール=98:2〜9:1)にて精製し、無色油状の(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルアミンを3.73g、収率73%で得た。続いて、参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン2.0g (4.29mmol)をベンゼン100ml に溶解し、0.67M (1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液12.9ml を窒素雰囲気下、室温で加え、一晩還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水100mlと酢酸エチル200mlを加え、室温下にて1時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=6:1〜4:1)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを1.98g、収率61% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.69 − 7.56 (8H, m), 7.44 − 7.31(12H,m), 7.37 (1H, s), 4.74 − 4.67 (1H, m), 4.09 − 3.94 (4H, m), 3.87 − 3.78 (1H, m), 3.85 (1H, dd, J=10.3, 2.1Hz), 3.67 (1H, dd, J=10.3, 3.9Hz),2.17 − 2.05 (1H, m), 1.09 (9H, s), 1.06 (9H, s), 0.99 (3H, d, J=6.9Hz),0.97 (3H, d, J=6.8Hz)
(3)3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例36(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン1.98g (2.60mmol) を無水テトラヒドロフラン100ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液6.23ml (6.23mmol) を加え、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、無色油状の3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを755mg,収率100% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.34 (1H, s), 7.35 − 7.31 (1H,br s), 4.84 − 4.75 (1H, m), 4.32 2H, dd, J=8.8, 6.8Hz), 3.97 (1H, dd, J=8.8, 4.4Hz), 3.94 (1H, dd, J=8.8, 4.4Hz), 3.87 − 3.77 (2H, m), 3.73 (1H, dd, J=10.7, 6.8Hz), 3.33 − 3.21 (1H, br s), 3.24 − 2.94 (1H, br s), 1.98 (1H, septet, J=6.8Hz), 1.01 (3H, d, J=6.8Hz), 0.98 (3H, d, J=6.8Hz)
(4)1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例36(3)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン750mg(2.60mmol)をジメチルホルムアミド38mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジメチルシラン470mg(3.12mmol)、イミダゾール212mg(3.12mmol)を加え、同じく氷冷下にて2時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:3)にて精製し、淡黄色油状の1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジンを700mg、収率67%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.54 − 7.50(1H, br d, J=9.8Hz), 7.37 (1H, s), 4.86 − 4.80 (1H, m), 4.35 − 4.27 (2H, m), 3.98 − 3.92 (2H, m), 3.84 (1H, dd, J=9.8, 2.9Hz), 3.84 − 3.79 (1H, m), 3.62 (1H, dd, J=9.8, 3.9Hz), 2.00 (1H, septet, J=6.8Hz), 0.98 (3H, d, J=6.8Hz), 0.96 (3H, d, J=6.8Hz), 0.91 (9H, s), 0.06 (6H, s)
(5)1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例36(4)で得られた1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン700mg (1.75mmol)を塩化メチレン35 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド406μl (5.25mmol), トリエチルアミン736μl (5.25mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチルー2:1〜1:2)にて精製し、淡黄色油状の1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを895mg、収率100% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.50 − 7.45 (1H, br d, J=9.5Hz), 7.44 (1H, s), 5.45 − 5.39 (1H, m), 4.43 (2H, ddd, J=11.0, 6.6, 1.5Hz), 4.24 (2H, ddd, J=11.0, 4.4, 1.5Hz), 3.83 (1H, dd, J=10.7, 2.6Hz), 3.84 − 3.79 (1H, m), 3.62 (1H, dd, J=10.7, 4.8Hz), 3.11 (3H, s), 2.04 − 1.94 (1H, m), 0.98 (3H, d, J=7.3Hz), 0.96 (3H, d, J=6.6Hz), 0.91 (9H, s), 0.06 (6H, s)
(6)3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例36(5)で得られた1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン890mg (1.75mmol) をジメチルホルムアミド45ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム1.20g (10.5mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1〜1:1)にて精製し、淡褐色油状の3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを502mg、収率63%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.50 − 7.45 (1H, br d, J=9.5Hz), 7.40 (1H, s), 4.54 − 4.43 (2H, m), 4.47 − 4.40 (1H ,m), 4.00 − 3.93 (2H,m), 3.86 − 3.78 (2H, m), 3.64 − 3.59 (1H, m), 2.04 − 1.94 (1H, m), 0.98(3H, d, J=6.6Hz), 0.96 (3H, d, J=6.6Hz), 0.91 (9H, s), 0.05 (6H, s)
【0574】
参考例37
3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチル]−カルバミン酸ベンジルエステル
L−ロイシノ−ル1.00g(8.53mmol)を塩化メチレン30mlに溶解し、クロロ蟻酸ベンジル1.46ml(10.2mmol)、トリエチルアミン1.43ml(10.2mmol)を氷冷下にて加え、その後室温にて3日間撹拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)にて精製し無色油状の [(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−3−メチル−ブチル]−カルバミン酸ベンジルエステルを2.31g、収率100%で得た。続いて[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−3−メチル−ブチル]−カルバミン酸ベンジルエステル4.84g(19.3mmol)をジメチルホルムアミド145mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジフェニルシラン6.01ml(23.1mmol)、イミダゾール1.57g(23.1mmol)を加え、その後室温にて8時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に、酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=19:1〜7:1)にて精製し、無色油状の[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチル]−カルバミン酸ベンジルエステルを9.22g、収率98%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.65 − 7.61 (4H, m), 7.45 − 7.32 (11H ,m), 5.09 (2H, d, J=2.9Hz), 4.85 − 4.80 (1H, br d, J=8.8Hz), 3.86 −3.77 (1H, m), 3.70 (1H, dd, J=9.8, 2.9Hz), 3.59 (1H, dd, J=9.8, 2.9Hz),1.63 − 1.54 (1H, m), 1.43 − 1.37 (2H, m), 1.06 (9H, s), 0.91 (3H, d, J=6.8Hz), 0.89 (3H, d, J=6.8Hz)
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例37(1)で得られた[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチル]−カルバミン酸ベンジルエステル7.35g(15.0mmol)をメタノール220mlに溶解し、10%パラジウム炭素7.35g存在下、室温にて4時間、接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール=98:2〜9:1)にて精製し、無色油状の(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルアミンを4.50g、収率84%で得た。続いて、参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン2.00g (4.29mmol)をベンゼン100ml に溶解し、0.67M (1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液12.9ml を窒素雰囲気下、室温で加え、一晩還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水100mlと酢酸エチル200mlを加え、室温下にて0時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=6:1〜4:1)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを2.14g、収率64% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.68 − 7.62 (4H, m), 7.62 − 7.56 (4H, m), 7.46 − 7.28 (12H, m), 7.37 (1H, s), 4.74 − 4.69 (1H, m), 4.24 −4.16 (1H, m), 4.11 − 4.03 (2H, m), 1.00 (1H, dd, J=10.7, 4.9Hz), 3.98 (1H, dd, J=11.7, 4.9Hz), 3.72 (1H, dd, J=9.8, 3.9Hz), 3.67 (1H, dd, J=9.8, 2.9Hz), 1.65 − 1.46 (3H, m), 1.08 (9H, s), 1.05 (9H, s), 0.94 (3H, d, J=5.9Hz), 0.92 (3H, d, J=5.9Hz)
(3)3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例37(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン2.14g (3.72mmol) を無水テトラヒドロフラン107ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液8.94ml (8.94mmol) を加え、そのまま4時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、淡黄色油状の3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを825mg、収率74% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.36 (1H, s), 7.24 − 7.17 (1H, brd, J=8.8Hz), 4.85 − 4.77 (1H, m), 4.32 (2H, dd, J=8.8, 7.3Hz), 4.20 − 4.12 (1H, m), 3.96 (2H, ddd, J=8.8, 8.8, 4.4Hz), 3.77 (1H, dd, J=10.9, 1.3Hz), 3.61 (1H, dd, J=10.9, 5.9Hz), 3.17 − 3.08 (1H,br s), 3.08 − 2.95 (1H,br s), 1.75 − 1.65 (1H, m), 1.55 − 1.46 (1H, m), 1.46 − 1.37 (1H, m),0.95 (3H, d ,J=6.6Hz), 0.94 (3H, d, J=6.6Hz)
(4)1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例37(3)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S)−1−(ヒドロキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン820mg(2.74mmol)をジメチルホルムアミド41mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジメチルシラン495mg(3.29mmol)、イミダゾール224mg(3.29mmol)を加え、同じく氷冷下にて一晩撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:2)にて精製し、淡黄色油状の1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジンを731mg、収率65%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.40 − 7.37 (1H, br s), 7.36 (1H,s), 4.87 − 4.79 (1H, m), 4.31 (2H, dd, J=15.0, 8.4Hz), 4.21 − 4.12 (1H,m), 3.98 − 3.92 (2H, m), 3.68 − 3.65 (2H, m), 1.68 − 1.60 (1H, m), 1.56− 1.40 (2H, m), 0.95 (3H, d, J=6.6Hz), 0.94 (3H, d, J=6.6Hz), 0.92 (9H,s,), 0.06 (6H, s)
(5)1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例36(4)で得られた1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン730mg (1.76mmol)を塩化メチレン37mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド409μl (5.29mmol)、トリエチルアミン741μl (5.29mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:2)にて精製し、淡黄色油状の1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを846mg、収率98%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.43 (1H, s), 7.36 − 7.30 (1H, brd, J=9.5Hz), 5.45 − 5.39 (1H, m), 4.47 − 4.39 (2H, m), 4.28 − 4.20 (2H,m), 4.20 − 4.14 (1H, m), 3.66 (2H, d, J=3.7Hz), 3.11 (3H, s), 1.70 − 1.58 (1H, m), 1.53 (1H, ddd, J=13.9, 8.8, 5.9Hz), 1.44 (1H, ddd, J=13.9, 8.8, 5.9Hz), 0.95 (6H, t, J=6.3Hz), 0.92 (9H, s), 0.09 (6H, s)
(6)3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例37(5)で得られた1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン840mg (1.71mmol) をジメチルホルムアミド42ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム1.17mg (10.2mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1〜1:1)にて精製し、淡褐色油状の3−アセチルチオ−1−[4−[(1S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−3−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを452mg、収率56%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.39 (1H, s), 7.36 7.31 (1H, br d, J=9.5Hz), 4.54 − 4.39 (3H, m), 4.20 − 4.12 (1H, m), 3.97 (1H, dd, J=8.8Hz), 3.96 (1H, dd, J=8.8Hz), 3.66 (2H, d, J=3.7Hz), 1.70 − 1.60 (1H, m), 1.58 − 1.40 (2H, m), 0.95 (3H, d, J=6.6Hz), 0.94 (3H, d, J=6.6Hz), 0.91 (9H, s), 0.05(6H,s)
【0575】
参考例38
3−アセチルチオ−1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)[(1S, 2S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチル]−カルバミン酸ベンジルエステル
L−イソロイシノ−ル2.20g(18.8mmol)を塩化メチレン66mlに溶解し、クロロ蟻酸ベンジル3.22ml(22.5mmol)、トリエチルアミン3.15ml(22.5mmol)を氷冷下にて加え、その後室温にて1.5時間撹拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)にて精製し無色油状の[(1S, 2S)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−ブチル]−カルバミン酸ベンジルエステルを4.17g、収率88%で得た。続いて(2S)−(N−ベンジルオキシカルボニル)−2−アミノ−3−メチルブタノ−ル4.17g(16.6mmol)をジメチルホルムアミド125mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジフェニルシラン5.18ml(19.9mmol)、イミダゾール1.35g(19.9mmol)を加え、その後室温にて4時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=19:1〜5:1)にて精製し、無色結晶の [(1S, 2S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチル]−カルバミン酸ベンジルエステルを6.72g、収率83%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.65 − 7.60 (4H, m), 7.45 − 7.30 (11H, m), 5.09 (2H, m), 4.93 − 4.84 (1H, br d, J=8.8Hz), 3.74 − 3.60 (2H, m), 3.60 − 3.52 (1H, m), 1.74 − 1.64 (1H, m), 1.53 − 1.44 (1H, m), 1.14 − 1.06 (1H, m), 1.04 (9H, s), 0.92〜0.8 (6H, m)
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例38(1)で得られた [(1S, 2S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチル]−カルバミン酸ベンジルエステル6.72g(13.7mmol)をメタノール200mlに溶解し、10%パラジウム炭素6.72g存在下、室温にて2時間、接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール=98:2〜9:1)にて精製し、無色油状の(1S, 2S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルアミンを4.04g、収率83%で得た。続いて、参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン2.00g (4.29mmol)をベンゼン100ml に溶解し、0.67M (1S, 2S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液12.9ml を窒素雰囲気下、室温で加え、一晩還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水200mlと酢酸エチル200mlを加え、室温下にて0.5時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=6:1〜1:3)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを1.89g、収率57%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.70 − 7.57 (8H, m), 7.46 − 7.26 (12H, m), 7.36 (1H, s), 4.73 − 4.67 (1H, m), 4.09 − 3.94 (4H, m), 3.93 −3.86 (1H, m), 3.84 (1H, dd, J=10.7, 2.0Hz), 3.67 (1H, dd, J=10.7, 3.4Hz), 1.90 − 1.82 (1H, m), 1.22 − 1.11 (1H, m), 1.07 (9H, s), 1.04 (9H, s),0.93 (3H, d, J=6.9Hz), 0.90 (3H, t, J=7.3Hz)
(3)3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S、2S)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン参考例38(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン1.89g (2.45mmol) を無水テトラヒドロフラン95ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液5.87ml (5.87mmol) を加え、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、淡黄色油状の3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S、2S)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
を、811mg、収率100% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.37 (1H, s), 7.35 − 7.31 (1H, brs), 4.87 − 4.78 (1H, m), 4.33 (2H, dd, J=10.3, 6.6Hz), 4.00 − 3.93 (2H,m), 3.92 − 3.86 (1H, m), 3.86 − 3.78 (1H, m), 3.78 − 3.70 (1H, m), 3.05− 2.98 (1H, br s), 2.75 − 2.71 (1H, br d, J=7.3Hz), 1.80 − 1.70 (1H, m), 1.59 − 1.50 (1H, m), 1.27 − 1.13 (1H, m), 0.98 (3H, d, J=7.3Hz), 0.93 (3H, t, J=7.3Hz)
(4)3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例38(3)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S、2S)−1−(ヒドロキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン1.34g(4.48mmol)をジメチルホルムアミド67mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジメチルシラン810mg(5.37mmol)、イミダゾール527mg(5.37mmol)を加え、同じく氷冷下にて2.5時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=5:1〜3:1)にて精製し、淡黄色油状の3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを1.35g、収率97%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.57 − 7.51 (1H, br d, J=8.8Hz), 7.36 (1H, s), 4.86 − 4.79 (1H, m), 4.34 − 4.26 (2H, m), 3.98 − 3.91 (2H,m), 3.90 − 3.84 (1H, m), 3.84 (1H, dd, J=9.8, 2.4Hz), 3.63 (1H, dd, J=9.8, 3.9Hz), 2.63 − 2.59 (1H, br d, J=5.9Hz), 1.80 − 1.71 (1H, m), 1.60 −1.51 (1H, m), 1.20 − 1.12 (1H, m), 0.95 (3H, d, J=6.8Hz), 0.91 (9H, s),0.90 (2H, t, J=6.8Hz), 0.05(6H,s)
(5)1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例38(4)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン1.35g (3.26mmol)を塩化メチレン68mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド758μl (9.79mmol), トリエチルアミン1.37ml (9.79mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:2)にて精製し、淡黄色油状の1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを1.55g、収率97%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.50 − 7.46 (1H, br d, J=9.8Hz), 7.43 (1H, s), 5.45 − 5.39 (1H, m), 4.45 (1H, dd, J=8.8, 6.8Hz), 4.42 (1H, dd, J=8.8, 6.8Hz), 4.26 (1H, dd, J=9.8, 3.9Hz), 4.23 (1H, dd, J=9.8, 3.9Hz), 3.91 − 3.85 (1H, m), 3.84 (1H, dd, J=10.3, 2.4Hz), 3.63 (1H, dd, J=10.3, 3.4Hz), 3.11 (3H, s), 1.80 − 1.71 (1H, m), 1.59 − 1.51 (1H, m), 1.22 − 1.12 (1H, m), 0.95 (3H, d, J=3.8Hz), 0.91 (9H, s), 0.91 (3H, t, J=6.8Hz), 0.05 (6H, s)
(6)3−アセチルチオ−1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例38(5)で得られた1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン1.55g (3.15mmol) をジメチルホルムアミド78ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム2.16g (18.9mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1〜2:1)にて精製し、淡褐色油状の3−アセチルチオ−1−[4−[(1S、2S)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−2−メチル−ブチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを910mg、収率61% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.52 − 7.46 (1H, br d, J=9.5Hz), 7.39 (1H, s), 4.54 − 4.40 (3H, m), 4.00 − 3.92 (2H, m), 3.91 − 3.84 (1H,m), 3.83 (1H, dd, J=10.3, 2.2Hz), 3.63 (1H, dd, J=10.3, 3.7Hz), 2.37 (3H, s), 1.81 − 1.70 (1H, m), 1.58 − 1.50 (1H, m), 1.20 − 1.09 (1H, m), 0.95 (3H, d, J=6.6Hz), 0.91 (9H, s), 0.90 (3H, t, J=7.3Hz), 0.05 (6H, s)
【0576】
参考例39
3−アセチルチオ−1−{4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル] アゼチジン
(1)t−ブチルジフェニルシリルオキシ−N−カルボベンジルオキシ−L−セリン メチルエステル
N−カルボベンジルオキシ−L−セリン4.0g(16.7mmol)をベンゼン200ml、メタノ−ル50mlに溶解し、氷冷下にて2M−トリメチルシリルジアゾメタン ヘキサン溶液10.9ml(21.7mmol)を加え、その後室温にて3時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜1:3)にて精製し無色油状のN−カルボベンジルオキシ−L−セリン メチルエステルを4.40g、収率100%で得た。続いて、N−カルボベンジルオキシ−L−セリン メチルエステル4.40g(16.7mmol)をジメチルホルムアミド210mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジフェニルシラン5.20ml(20.0mmol)、イミダゾール1.36g(20.0mmol)を加え、その後室温にて3日撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=8:1〜6:1)にて精製しt−ブチルジフェニルシリルオキシ−N−カルボベンジルオキシ−L−セリンメチルエステルを8.18g、収率99%で得た。
1H−NMR (400MHz,CDCl3): δ(ppm) 7.61 − 7.56 (4H, m), 7.45 − 7.31 (11H, m), 5.69 − 5.62 (1H, br d,J=8.8Hz), 5.12 (2H, s), 4.45 (1H, dt, J=8.1, 2.9Hz), 4.09 (1H, dd, J=10.3, 2.9Hz), 3.90 (1H, dd, J=10.3, 2.9Hz), 3.74 (3H, s)
(2)[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステル
参考例39(1)で得られたt−ブチルジフェニルシリルオキシ−N−カルボベンジルオキシ−L−セリン メチルエステル11.5g(24.8mmol)をテトラヒドロフラン115ml、エタノール230mlに溶解し、氷冷下にて水素化ホウ素ナトリウム1.88g (49.6mmol)、塩化リチウム2.10g(49.6mmol)を加え、その後室温にて一晩撹拌した。反応終了確認後、系内に塩化メチレン、10%酢酸水を加え、分液操作を行った。水層を塩化メチレンで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1〜1:1)にて精製し無色油状の [2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−(ヒドロキシメチル)−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステルを9.26g、収率81%で得た。続いて [2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−(ヒドロキシメチル)−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステル9.26g(20.0mmol)をジメチルホルムアミド280mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジフェニルシラン7.79ml(30.0mmol)、イミダゾール2.04g(30.0mmol)を加え、その後室温にて4時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=19:1〜9:1)にて精製し、無色油状の [2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステル
を13.6g、収率97%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.65 − 7.60 (8H, m), 7.44 − 7.29 (17H, m), 5.05 (2H, s), 4.99 − 4.93 (1H, br d, J=8.8Hz), 3.94 − 3.87 (1H, m), 3.85 (2H, dd, J=9.8, 3.9Hz), 3.76 (2H, dd, J=9.8, 5.9Hz), 1.02 (18H,s)
(3)3−t−ブチルジフェニルオキシ−1−{4−[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル] アゼチジン
参考例39(2)で得られた [2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−エチル]−カルバミン酸ベンジルエステル13.6g(19.5mmol)をメタノール410mlに溶解し、10%パラジウム炭素13.6g存在下、室温にて3.5時間、接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール=98:2〜9:1)にて精製し、無色油状の2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−エチルアミンを9.34g、収率84%で得た。続いて、参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン2.00g (4.29mmol)をベンゼン100ml に溶解し、0.67M 2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−エチルアミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液12.9ml を窒素雰囲気下、室温で加え、一晩還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水200mlと酢酸エチル200mlを加え、室温下にて3時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=6:1〜4:1)にて精製し、淡黄色固体の3−t−ブチルジフェニルオキシ−1−{4−[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル] アゼチジンを3.19g、 収率75%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.70 − 7.65 (8H, m), 7.59 − 7.55 (4H, m), 7.44 − 7.28 (18H, m), 7.33 (1H, s), 4.71 − 4.64 (1H, m), 4.31 −4.22 (1H, m), 4.04 − 3.97 (4H, m), 3.94 (2H, dd, J=9.2, 4.4Hz), 3.82 (2H, dd, J=9.2, 6.2Hz)
【0577】
(4)3−ヒドロキシ−1−{4−[2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル] アゼチジン
参考例39(3)で得られた3−t−ブチルジフェニルオキシ−1−{4−[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジフェニルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル] アゼチジン3.19g (3.23mmol) を無水テトラヒドロフラン160ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液11.6ml (11.6mmol) を加え、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=9:1〜8:2)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−{4−[2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル] アゼチジンを白色固体として、1.21g、収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz,DMSO−d6): δ(ppm) 7.47 − 7.41 (1H, br d, J=8.8Hz), 7.42 (1H, s), 5.84 (1H, d, J=6.6Hz), 4.80 (2H, t, J=5.5Hz), 4.66 − 4.58 (1H, m), 4.28 − 4.21 (2H, m), 3.88 − 3.81 (1H, m), 3.80 (2H, dd, J=8.8, 4.4Hz), 3.53 (2H, m), 3.45 (2H, m)
(5)1−{4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例39(4)で得られた3−ヒドロキシ−1−{4−[2−ヒドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル] アゼチジン750mg(2.74mmol)をジメチルホルムアミド38mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジメチルシラン951mg(6.31mmol)、イミダゾール430mg(6.31mmol)を加え、同じく氷冷下にて一晩撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチル、10%酢酸エチルを加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1〜1:1)にて精製し、淡黄色結晶の1−{4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジンを970mg、収率71%で得た。
1H−NMR(400MHz ,DMSO−d6): δ(ppm) 7.62 − 7.57 (1H, br d, J=8.1Hz), 7.38 (1H, s), 4.87 − 4.78 (1H, m), 4.30 (2H, dd, J=10.3, 6.6Hz), 4.12 − 4.04 (1H, m), 3.93 (2H, dd, J=9.5, 4.4Hz), 3.84 (2H, dd, J=9.5, 3.7Hz), 3.62 (2H, dd, J=9.5, 6.6Hz), 2.26 − 2.22 (1H, br d, J=6.6Hz), 0.92 (18H, s), 0.08 (12H, s)
(6)1−{4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例39(5)で得られた1−{4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン1.27g (2.53mmol)を塩化メチレン64mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド587μl (7.59mmol), トリエチルアミン1.06ml (7.59mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1〜1:2)にて精製し、淡黄色結晶の1−{4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを1.56g、収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.58 − 7.53 (1H, br d, J=8.8Hz), 7.44 (1H, s), 5.43 − 5.38 (1H, m), 4.41 (2H, dd, J=9.5, 6.6Hz), 4.23 (2H, dd, J=9.5, 5.9Hz), 4.12 − 4.03 (1H, m), 3.84 (1H, dd, J=9.5, 2.9Hz), 3.64 (2H, dd, J=9.5, 5.9Hz), 3.11 (3H, s), 0.91 (18H, s), 0.07 (12H, s)
(7)3−アセチルチオ−1−{4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例39(6)で得られた1−{4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン1.56g(2.53 mmol) をジメチルホルムアミド78ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.73g (15.2 mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1〜2:1)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−{4−[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを773mg, 収率 57% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.59 − 7.53 (1H, br d, J=8.8Hz), 7.40 (1H, s), 4.52 − 4.42 (3H, m), 4.11 − 4.06 (1H, m), 3.94 (2H, dd, J=8.4, 4.8Hz), 3.83 (2H, dd, J=9.5, 3.3Hz), 3.61 (2H, dd, J=9.5, 6.6Hz), 2.37 (3H, s), 0.91 (18H, s), 0.07 (12H, s)
【0578】
参考例40
3−アセチルチオ−1−(4−{ [2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバミン酸ベンジルエステル
N−メチルアミノエタノール 1.20 ml ( 15.0 mmol)を塩化メチレン 36 mlに溶解し、クロロ蟻酸ベンジル 2.56 ml( 18.0 mmol)、トリエチルアミン 2.52 ml( 18.0 mmol)を氷冷下にて加え、その後室温にて 3 時間撹拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡黄色油状の(2−ヒドロキシ−エチル)−メチル−カルバミン酸ベンジルエステルを 2.8 g、収率 90 %で得た。続いて(2−ヒドロキシ−エチル)−メチル−カルバミン酸ベンジルエステル2.82 g( 13.5 mmol)をジメチルホルムアミド 85 mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジフェニルシラン 4.21 ml( 16.2 mmol)、イミダゾール 1.10 g( 16.2 mmol)を加え、その後室温にて 3 時間撹拌した。反応終了確認後、系内にメタノールを加え、30分撹拌した。次に系内に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 9 : 1 )にて精製し、淡黄色固体の [2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバミン酸ベンジルエステルを 5.7 g、収率 94 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.72 ( 1H, dd, J= 7.4, 1.6 Hz ), 7.47 − 7.20 ( 11H, m ), 7.64 ( 4H, t, J= 6.1 Hz ), 5.12 ( 1H, s ), 5.05 (1H, s ), 3.80 ( 1H, t, J= 5.5 Hz ), 3.73 ( 1H, t, J= 5.5 Hz ),3.45 ( 1H, t, J= 5.6 Hz ), 3.41 ( 1H, t, J= 5.6 Hz )2.99 ( 3H, s ), 1.03 ( 9H, s )
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−{ [2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例40(1)で得られた[2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバミン酸ベンジルエステル 5.7 g( 12.7 mmol)をメタノール 285 mlに溶解し、10%水酸化パラジウム 5.7 g存在下、室温にて接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール= 19 : 2 〜酢酸エチル:メタノール= 1 : 1 )にて精製し、透明油状の [2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチル]−メチル−アミンを 2.67 g、収率 69 %で得た。続いて、参考例2(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−エトキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.91 g ( 4.09 mmol)をベンゼン 100 ml に溶解し、0.67M [2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチル]−メチル−アミン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液 13.6 ml を窒素雰囲気下、室温で加え、一晩還流した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水 100 mlと酢酸エチル 100 mlを加え、室温下にて 2 時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−{ [2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 2.54 g, 収率 85 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.74 − 7.55 ( 8H, m ), 7.50 − 7.31( 12H, m ), 7.00 ( 1H, s ), 4.79 − 4.64 ( 1H, m ), 4.08 − 3.59 ( 7H, m, including 4.80 − 4.00 ( 2H, m ), 3.85 − 3.73 ( 2H, m )), 3.27 ( 0.3 H, s ), 3.07 ( 0.7 H, s ), 1.06 ( 9H, s ), 1.02 ( 9H, s )
(3)3−ヒドロキシ−1−{4−[(2−ヒドロキシエチル)−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
参考例40(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−{ [2−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 2.24 g ( 3.05 mmol) を無水テトラヒドロフラン 70 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 7.32 ml ( 7.32 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=20 : 1 〜酢酸エチル:メタノール= 15 : 1 )にて精製し、3−ヒドロキシ−1−{4−[(2−ヒドロキシエチル)−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを白色固体として、 833 mg, 収率 94 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.18 ( 1H, s ), 4.86 − 4.74 ( 1H, m ), 4.29 ( 2H, t, J= 8.4 Hz ), 3.94 ( 2H, dd, J= 8.4, 4.9 Hz ), 3.86 ( 2H, t, J= 5.0 Hz ), 3.65 ( 2H, t, J= 5.0 Hz ), 3.07 ( 3H, s )
(4)1−(4−{ [2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例40(3)で得られた3−ヒドロキシ−1−{4−[(2−ヒドロキシエチル)−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン 576 mg( 2.24 mmol)をジメチルホルムアミド 29 mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジメチルシラン 354 mg( 2.35 mmol)、イミダゾール 160 mg( 2.35 mmol)を加え、同じく氷冷下にて 2 時間撹拌した。反応終了確認後、系内にメタノールを加え、30分撹拌した。次に系内に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 3 : 1 〜酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の1−(4−{ [2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを 489 mg、収率 60 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.11 ( 0.7H, s ), 7.01 ( 0.3H, s ), 4.87 − 4.76 ( 1H, m ), 4.31 ( 2H, t, J= 8.3 Hz ),3.96 ( 2H, dd, J= 8.3, 4.5 Hz ), 3.91 − 3.83 ( 1H, m ), 3.79 ( 1H, d, J= 4.5 Hz ),3.74 ( 1H, d, J= 4.5 Hz ), 3.66 − 3.52 ( 1H, m ), 3.28 ( 0.9H, s ), 3.11 ( 2.1H, s ),0.88 ( 9H, s ), 0.05 ( 6H, d, J= 14.0 Hz )
(5)1−(4−{ [2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例40(4)で得られた1−(4−{ [2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 442 mg ( 1.19 mmol)を塩化メチレン 15 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.12 ml ( 1.49 mmol), トリエチルアミン 0.20 ml ( 1.49 mmol) を加え、、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 2 )にて精製し、淡黄色固体の1−(4−{ [2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 517 mg, 収率 97 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.18 ( 0.6H, s ), 7.08 ( 0.4H, s ), 5,45 − 5.35 ( 1H, m ),4.42 ( 2H, t, J= 8.7 Hz ), 4.23 ( 2H, dd, J= 8.7, 3.7 Hz ), 3.91 − 3.81 ( 1H, m ), 3.81 − 3.74 ( 1H, m ), 3.74 − 3.67 (1H, m ), 3.62 − 3.53 ( 1H, m ), 3.26 ( 1.2H, s ), 3.09 ( 1.8H, s ), 0.85 ( 9H, s ), 0.01 ( 6H, s )
(6)3−アセチルチオ−1−(4−{ [2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例40(5)で得られた1−(4−{ [2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 516 mg ( 1.14 mmol) をジメチルホルムアミド 15 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 815 mg ( 7.14 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 3 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 2 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−{ [2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]−メチル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 279 mg,収率 57 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.08 ( 0.7H, s ), 7.16 ( 0.4H, s ), 4.52 ( 2H, t, J= 7.3 Hz ), 4.48 − 4.39 ( 1H, m ), 3.97 ( 2H, t, J= 7.3Hz )3.92 − 3.82 ( 1H, m ), 3.78 ( 1H, d, J= 4.1 Hz ), 3.75 ( 1H, d, J= 4.1 Hz ), 3.66 − 3.50 ( 1H, m ), 3.59 ( 0.9H, s ), 3.92 ( 2.1H, s ), 2.39 ( 3H, s ), 0.88 ( 9H, d, J= 4.7 Hz ), 0.04 ( 6H, d, J= 1.5 Hz )
【0579】
参考例41
p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
(1)1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン
参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン6.73g (15.3mmol) をジメチルホルムアミド330ml に溶解し、室温にてアリルブロミド1.59ml (18.4mmol)、 ジイソプロピルエチルアミン3.21ml (18.4mmol)を系内に加え、80℃油浴にて10時間攪拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=5:1)にて精製し、褐色油状の1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジンを5.31g, 収率73% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.63 − 7.59 (4H, m), 7.46 (1H, s), 7.47 − 7.36 (6H, m), 6.04 − 5.95 (1H, m), 5.40 − 5.35 (1H, m), 5.28 − 5.24 (1H, m), 4.80 − 4.78 (2H, m), 4.77 − 4.71 (1H, m), 4.16 (2H, dd, J=8.8, 6.6Hz), 4.06 (2H, dd, J=8.8, 4.4Hz), 1.06 (9H, s)
(2)1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例41(1)で得られた1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン5.31g(11.1mmol) を無水テトラヒドロフラン 266ml に溶解し、1M テトラブチルアンモニウムフロライド−テトラヒドロフラン溶液 13.3ml (13.3mmol) を氷冷下にて加え、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡褐色結晶状の1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを2.91g 収率100% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.49 (1H, s), 6.06 − 5.96 (1H, m), 5.42 − 5.35 (1H, m), 5.29 − 5.24 (1H, m), 4.87 − 4.80 (1H, m), 4.79 (2H, d, J=5.9Hz), 4.38 (2H, t, J=8.8Hz), 4.02 (2H, dd, J=9.8, 3.9Hz), 2.52− 2.37 (1H, br s)
(3)1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例41(2)で得られた1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 2.91g(11.1mmol)を無水塩化メチレン 146ml に溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド2.58ml (33.3mmol), トリエチルアミン4.67ml (33.3mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣に酢酸エチルとジイソプロピルエーテルを加え濾過し、濾物をジイソプロピルエーテルで洗浄して、淡褐色結晶の1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを2.71g、収率77%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.55 (1H, s), 6.07 − 5.96 (1H, m), 5.45 − 5.35 (2H, m), 5.30 − 5.25 (1H, m), 4.81 (2H, dt, J=5.9, 1.5Hz),4.51 (2H, dd, J=11.0, 6.6, 1.5Hz), 4.31 (2H, ddd, J=11.0, 4.4、1.5Hz)、3.10, (3H, s)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例41(3)で得られた1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン2.70g (8.51mmol)をジメチルホルムアミド135ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム5.83g (51.1mmol)を加え、80℃油浴にて10時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを1.61g、収率63%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.51 (1H, s), 6.06 − 5.96 (1H, m), 5.41 − 5.35 (1H, m), 5.29 − 5.26 (1H, m), 4.58 (2H, t, J=8.1Hz), 4.47 − 4.40 (1H, m), 4.04 (2H, dd, J=9.5, 5.9Hz), 2.36 (3H, s)
(5)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート5.00g(8.41mmol)をジメチルホルムアミド250mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジメチルシラン2.54g(16.8mmol)、イミダゾール1.14g(16.8mmol)を加え、同じく氷冷下にて7時間撹拌した。反応終了確認後、系内にメタノールを加え、30分撹拌した。次に系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1)にて精製し、淡黄色油状のp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを5.27g、収率88%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.14 (2H, d, J=8.8Hz), 7.56 (2H, d, J=8.8Hz), 7.39 − 7.29 (4H, m), 7.28 − 7.17 (6H, m), 5.34 (1H, d, J=13.9Hz), 5.23 (1H, d, J=13.9Hz), 4.24 (1H, dq, J=5.9, 5.9Hz), 4.20 (1H, dd, J=10.3, 2.9Hz), 3.43 (1H, dq, J=10.3,7.3Hz), 3.28 (1H, dd, J=5.9, 2.9Hz), 1.23 (3H, d, J=5.9Hz), 1.20 (3H, d, J=7.3Hz), 0.86 (9H, s), 0.06 (6H, d, J=3.7Hz)
(6)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例41(4)で得られた3−アセチルチオ−1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン1.61g(5.40mmol) をジメチルホルムアミド80ml に溶解し、窒素雰囲気下、室温にてヒドラジン酢酸塩596mg (6.47mmol) を加え、そのまま1.5時間攪拌した。反応終了確認後、窒素雰囲気下、氷冷にて系内に参考例41(5)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−2−(ジフェニルホスホリルオキシ)−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート3.83g (5.40mmol) のアセトニトリル 190ml 溶液を滴下し、続いてジイソプロピルエチルアミン3.76ml (21.6mmol) を加え、そのまま室温まで徐々に昇温させながら、一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色固体として3.73g, 収率97%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=8.8Hz), 7.65 (2H, d, J=8.8Hz), 7.53 (1H, s), 6.07 − 5.96 (1H, m), 5.45 (1H, d, J=13.9Hz), 5.42 − 5.35 (1H, m), 5.30 − 5.25 (1H, m), 5.26 (1H, d, J=13.9Hz), 4.80 (2H, d, J=5.1Hz), 4.55 (2H, q, J=8.1Hz), 4.32 − 4.22 (3H, m), 4.15 − 4.09(3H, m), 3.26 (1H, dd, J=5.1, 2.9Hz), 3.13 (1H, J=9.5, 7.3Hz), 1.25 (3H, d, J=5.9Hz), 1.24 (3H, d, J=7.3Hz), 0.87 (9H, s), 0.08 (6H, d, J=5.1Hz)
(7)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例41(6)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アリルオキシカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート3.73g(5.2mmol)を塩化メチレン180mlに溶解し、ジメドン1.46g(10.4mmol)、パラジウム(0)テトラキストリフェニルホスフィン603mg(0.522mmol),トリフェニルホスフィン205mg(0.783mmol)を加え、窒素雰囲気下、室温にて2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルにて分液抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1〜塩化メチレン:メタノール=10:1)にて精製し、淡褐色固体のp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを1.91g、収率54%で得た。
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 675 [M+H]+
(8)N−(t−ブトキシカルボニル)グリシン p−ニトロベンジルエステルN−(t−ブトキシカルボニル)グリシン 1.51g(8.62mmol)を無水塩化メチレン 75mlに溶解し、p−ニトロベンジルアルコール 2.63ml(17.2mmol)、1−エチル3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミド塩酸塩(以下WSCとする) 3.3g(17.2mmol)、4−ジメチルアミノピリジン 106mg(0.87mmol)を氷冷下にて加え、窒素雰囲気下、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルにて分液抽出し、有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:へキサン:酢酸エチル=2:1)にて精製し、白色結晶のN−(t−ブトキシカルボニル)グリシンp−ニトロベンジルエステルを 2.67g、収率100%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=7.5Hz), 7.53 (2H, d, J=7.5Hz), 5.28 (2H, s), 5.02 (1H, br t, J=3.3Hz), 4.00 (2H, d, J=3.3Hz), 1.46 (9H, s)
(9)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート参考例41(8)で得られたN−(t−ブトキシカルボニル)グリシン p−ニトロベンジルエステル 2.67g(8.62mmol)を1,4−ジオキサン27mlに溶解し、氷冷下にて、4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン溶液27mlを加え、室温にて4時間攪拌した。反応終了確認後、系内にジエチルエーテルを加え、30分間攪拌し、反応液を濾過、濾物をジエチルエーテルにて洗浄し、乾燥することによって、白色結晶のグリシン p−ニトロベンジルエステル塩酸塩を1.59g、収率75%を得た。次に、参考例41(7)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 207.4mg(0.31mmol)と前述のグリシン p−ニトロベンジルエステル塩酸塩 116mg(0.47mmol)をジメチルホルムアミド 10.5mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド 0.072ml(0.47mmol)、トリエチルアミン 0.14ml(1.00mmol)を加え、室温にて2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=3:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを淡黄色シロップとして209.7mg、収率77%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.65 (2H, d, J=8.8Hz), 7.59 (1H, t, J=3.3Hz), 7.54 (2H, d, J=8.8Hz), 7.47 (1H, s), 5.46 (1H, d, J=13.9Hz), 5.30 (2H, s), 5.27 (1H, d, J=13.9Hz), 4.51 (1H, t, J=8.3Hz), 4.47 (1H, t, J=8.3Hz), 4.37−4.23 (5H, m), 4.08 (1H, dd, J=8.3, 3.3Hz), 4.06 (1H, dd, J=8.3, 3.3Hz), 3.27 (1H, dd, J=6.2, 3.6Hz), 3.16 (1H, dq, J=11.5, 8.8Hz), 1.27 (3H, d, J=8.8Hz), 1.25 (3H, d, J=8.8Hz), 0.87 (9H, s), 0.09 (3H, s), 0.08 (3H, s)
【0580】
参考例42
p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
(1)1−ベンジルオキシカルボニル−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチヂン
1−ベンズヒドリル−3−ヒドロキシアゼチジン10g (41.8mmol) をメタノール300mlに溶解し、10%パラジウム炭素10g存在下、50℃水浴にて接触水素還元を3時間行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾物をメタノールで洗浄し、濾液を下減圧濃縮した。得られた残査に酢酸エチル、蒸留水を加え分液操作を行い、水槽を酢酸エチルにて洗浄後、減圧濃縮し、得られた残査を減圧乾燥した。この粗生成物を塩化メチレン120ml、メタノール120mlに溶解し、クロロ蟻酸ベンジル8.95ml(62.7mmol)、トリエチルアミン8.79ml(62.7mmol)を加え、室温にて一晩撹拌した。反応終了確認後、反応液に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜酢酸エチル)にて精製し、1−ベンジルオキシカルボニル−3−ヒドロキシアゼチヂン1.91g、収率22%で得た。続いて、1−ベンジルオキシカルボニル−3−ヒドロキシアゼチヂン1.91g(9.22mmol)をジメチルホルムアミド96mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジフェニルシラン2.88ml(11.1mmol)、イミダゾール756mg(11.1mmol)を加え、同じく氷冷下にて6時間撹拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=6:1)にて精製し、無色油状の1−ベンジルオキシカルボニル−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチヂンを4.04g、収率98%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.73 − 7.70 (1H, m), 7.60 − 7.56 (4H, m), 7.46 − 7.29 (10H, m), 5.07 (2H, s), 4.58 − 4.52 (1H, m), 4.01 (2H, m), 3.95 (2H, dd, J=9.8, 4.9Hz), 1.05 (9H, s)
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例42(2)で得られた1−ベンジルオキシカルボニル−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチヂン4.04g(9.07mmol)ををメタノール200mlに溶解し、10%パラジウム炭素4.04g存在下、室温にて1.5時間接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾液を減圧濃縮し、得られた残渣を減圧乾燥し、無色油状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチヂンを2.70g、収率96%で得た。続いて参考例41(7)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート1.71g(2.53mmol)と前述の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチヂン947mg(3.04mmol)をジメチルホルムアミド86mlに溶解させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド461μl(3.04mmol)、トリエチルアミン426μl(3.04mmol)を加え、室温にて5.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=4:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを789mg、収率32%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8Hz), 7.62 (2H, d, J=8.8Hz), 7.47 − 7.36 (6H, m), 7.39 (1H, s), 5.46 (1H, d, J=13.7Hz), 5.27 (1H, d, J=13.7Hz), 4.65 − 4.52 (2H, m), 4.50− 4.42 (2H, m), 4.40 − 4.34 (1H, m), 4.32 − 4.26 (3H, m), 4.19 − 4.11 (1H, m), 4.06 − 4.00 (3H, m), 3.28 (1H, dd, J=4.9, 2.9Hz), 3.18 (1H,dq, J=8.8,7.8Hz), 1.27 (3H, d, J=7.8Hz), 1.26 (3H, d, J=5.9Hz), 1.07 (9H, s),0.87 (9H, s), 0.09 (6H, d, J=5.9Hz)
【0581】
参考例43
p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[メチル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
(t−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−酢酸 p−ニトロベンジルエステル
サルコシン 3.56 g( 40 mmol)をメタノール 180 ml、蒸留水 90 mlに溶解し、ジ−t−ブトキシカルボニルアンハイドライド 9.6 g( 44.0 mmol)、1M 水酸化ナトリウム水溶液 80 mlを加え、氷冷下にて系内に加え、室温にて 1.5 時間撹拌した。反応終了確認後、系内にDowex−50Wを氷冷にて加え、反応液のpHを5〜4に調整した。その後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮することによって、(t−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−酢酸の粗生成物を 7.57 g得た。続いて、得られた(t−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−酢酸 2.52 g( 13.3 mmol)とp−ニトロベンジルアルコール 4.07 g( 26.6 mmol)を塩化メチレン 125 mlに溶解し、氷冷下、窒素雰囲気下にて、WSC 5.10 g( 26.6mmol)、4−ジメチルアミノピリジン 252 mg( 1.33 mmol)を加え、その後室温に戻し、一晩撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルにて分液抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡黄色油状の(t−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−酢酸p−ニトロベンジルエステルを4.30 g、収率 88 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.28 − 8.29 ( 2H, m ), 7.58 − 7.47( 2H, m ), 5.72 ( 2H, d,J= 2.2 Hz ),4.07 ( 1.2H, s ), 3.99 ( 0.8H, s ),2.95 ( 3H, d, J= 5.8 Hz ), 1.47 ( 5.4H, s ), 1.39 ( 3.6H, s )
(2)サルコシン p−ニトロベンジルエステル塩酸塩
参考例43(1)で得られた(t−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−酢酸 p−ニトロベンジルエステル 4.30 g( 13 3 mmol)を1,4−ジオキサン 43 mlに溶解し、氷冷下にて、4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン溶液 4.3 mlを加え、室温にて 2.5 時間攪拌した。反応終了確認後、系内にジエチルエーテルを加え、30分間攪拌し、反応液を濾過、濾物をジエチルエーテルにて洗浄し、乾燥することによって、サルコシン p−ニトロベンジルエステル塩酸塩を 3.04 g、収率 88 %を得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.32 − 8.23 ( 2H, m ), 7.72 − 7.60( 2H, m ), 5.42 ( 2H, s ), 4.08 ( 2H, s ), 2.77 ( 3H, s )
(3)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[メチル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例41(7)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 1.00 g( 1.51 mmol)と参考例43(2)で得られたサルコシン p−ニトロベンジルエステル塩酸塩 590mg( 2.26 mmol)をジメチルホルムアミド 30 mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド 0.37 ml( 2.26 mmol)、トリエチルアミン 0.95 ml( 6.80 mmol)を加え、室温にて 3 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1〜酢酸エチル)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[メチル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを 997 mg、収率 76 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.29 − 8.15 ( 4H, m ), 7.71 − 7.62( 2H, m ), 7.58 − 7.42 ( 2H, m ),7.40 ( 0.6H, s ), 7.25 ( 0.4H, s ), 5.46 ( 1H, d, J= 13.8 Hz ), 5.34 − 5.22 ( 3H, m including 5.26 ( 1H, d, J= 13.9 Hz )), 4.63 ( 1H, s ), 4.57 − 4.45 ( 1H, m ), 4.27 ( 2H, t, J= 9.6 Hz ), 4.26 ( 2H, t, J= 9.6 Hz ), 3.89 ( 1H, dd, J= 7.7, 5.8 Hz ), 3.36( 1.2H, s ), 3.15 ( 1.8H, s ), 3.26 ( 1H, dd, J= 5.0, 2.6 Hz ),1.25 ( 6H, d, J= 7.2 Hz ), 0.86 ( 9H, s ), 0.08 ( 6H, d, J= 5.0 Hz )
【0582】
参考例44
p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[メチル−(カルバモイル)メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
(1)カルバモイルメチル−メチル−カルバミン酸 t−ブチルエステル
参考例43(1)で得られた(t−ブトキシカルボニル−メチル−アミノ)−酢酸 5.03 g( 26.6 mmol)を無水塩化メチレン 250 mlに溶解し、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 7.19 g( 53.2 mmol)、WSC 10.2 g( 53.2 mmol)、4−ジメチルアミノピリジン 325 mg( 2.66 mmol)を氷冷下にて加え、窒素雰囲気下、室温にて2日間攪拌した。原料消失確認後、反応系内に28%アンモニア水を加え、30分間攪拌した。反応終了確認後、酢酸エチルと飽和食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルにて分液抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、淡黄色油状のカルバモイルメチル−メチル−カルバミン酸 t−ブチルエステルを 848 mg、収率 17 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 3.87 ( 2H, s ), 2.96 ( 3H, s ), 1.47 ( 9H, s )
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[メチル−(カルバモイル)メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例44(1)で得られたカルバモイルメチル−メチル−カルバミン酸 t−ブチルエステル 848 mg(4.50 mmol)を1,4−ジオキサン 8.50 mlに溶解し、氷冷下にて、4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン溶液8.50 mlを加え、室温にて 2.5 時間攪拌した。反応終了確認後、系内にジエチルエーテルを加え、30分間攪拌し、反応液を濾過、濾物をジエチルエーテルにて洗浄し、乾燥することによって、2−メチルアミノ−アセトアミド塩酸塩を 421 mg、収率 75 %を得た。続いて参考例41(7)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート1.00 g( 1.51 mmol)と前述の2−メチルアミノ−アセトアミド塩酸塩 282 mg( 2.26 mmol)をジメチルホルムアミド 30 mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド 0.37 ml( 2.26 mmol)、トリエチルアミン 0.95 ml( 6.80 mmol)を加え、室温にて 3.5 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−( 1−{4−[メチル−(カルバモイル)メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを 932 mg、収率 84 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 ( 2H, d, J= 7.9 Hz ), 7.65 ( 2H, d, J= 7.9 ), 7.35 ( 0.7H, s ), 7.23 ( 0.3H, s ),5.46 ( 1H, d, J= 13.9 Hz ), 5.26 ( 1H, d, J= 13. 9 Hz ), 4.62 = 4.40 ( 2H, m ),4.40 − 4.22 ( 3H, m ), 4.20 (1H, s ), 4.12 ( 2H, dd, J= 14.2, 7.1 Hz ), 4.07 − 3.97 ( 1H, m ),4.04 ( 0.6H, br s ), 3.27 ( 1H, dd, J= 5.0, 2.8 Hz ), 3.15 ( 1H, dq, J= 9.5, 7.3 Hz ), 3.11 ( 2.4H, br s ),1.25 ( 6H, d, J= 5.8 Hz ), 0.87 ( 9H, s ), 0.08 ( 6H, d, J= 5.0 Hz )
【0583】
参考例45
p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル)カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
(1)カルバモイルメチル−カルバミン酸 t−ブチルエステル
N−(t−ブトキシカルボニル)グリシン 3.01g(17.2mmol)を無水塩化メチレン 150mlに溶解し、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール 4.63g(34.3mmol)、WSC 6.60g(34.4 mmol)、4−ジメチルアミノピリジン210mg(1.72mmol)を氷冷下にて加え、窒素雰囲気下、室温にて一晩攪拌した。原料消失確認後、反応系内に28%アンモニア水を加え、15分間攪拌した。反応終了確認後、塩化メチレンと飽和食塩水を加え、分液操作を行った。水層を塩化メチレンにて分液抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=10:1)にて精製し、無色透明シロップのカルバモイルメチル−カルバミン酸 t−ブチルエステルを 717.7mg、収率24%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 6.202 (1H, br s), 5.763 (1H, br s), 5.267 (1H, br t, J−5.1Hz), 3.820 (2H, d, J=5.1Hz), 1.456 (9H, s)
(2)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル)カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例45(1)で得られたカルバモイルメチル−カルバミン酸 t−ブチルエステル 717.2mg(4.12mmol)を1,4−ジオキサン7.2mlに溶解し、氷冷下にて、4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン溶液7.2mlを加え、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、系内にジエチルエーテルを加え、30分間攪拌し、反応液を濾過、濾物をジエチルエーテルにて洗浄し、乾燥することによって、白色結晶のグリシンアミド塩酸塩を 389mg、収率86%で得た。
続いて、参考例41(7)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 566.6mg(0.85mmol)と前述のグリシンアミド塩酸塩 154.3mg(1.40mmol)をジメチルホルムアミド 28.0mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド 0.2ml(1.32mmol)、トリエチルアミン 0.36ml(2.6mmol)を加え、室温にて5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=2:3)にて精製し、淡黄色固体のp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−(カルバモイルメチル)カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを428.6mg、収率70%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=8.4Hz), 7.70 (1H, t, J=5.3Hz), 7.65 (2H, d, J=8.4Hz), 7.46 (1H, s), 6.15 (1H, br s), 5.46 (1H, d, J=13.4Hz), 5.43 (1H, br s), 5.27 (1H, d, J=13.4Hz), 4.52 (1H, t, J=8.3Hz), 4.50 (1H, t, J=8.3Hz), 4.345−4.24 (3H, m), 4.12−4.04 (4H, m), 3.265 (1H, dd, J=5.1, 2.7Hz), 3.155 (1H, dq, J=9.4, 7.0Hz), 1.264 (3H, d, J=7.0Hz), 1.22 (3H, d, J=4.8Hz), 0.86 (9H, s), 0.09 (3H, s), 0.08 (3H,s)
【0584】
参考例46
p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)−2−メチル−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
(1)N−(t−ブトキシカルボニル)−L−バリン p−ニトロベンジルエステル
N−(t−ブトキシカルボニル)−L−バリン2.50g(11.5mmol)を無水塩化メチレン125mlに溶解し、p−ニトロベンジルアルコール3.52g(23.0mmol)、WSC4.41g(23.0 mmol)、4−ジメチルアミノピリジン140mg(1.15mmol)を氷冷下にて加え、窒素雰囲気下、室温にて4.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルにて分液抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)にて精製し、白色結晶のN−(t−ブトキシカルボニル)−L−バリン p−ニトロベンジルエステルを3.07g、収率76%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.53 (2H, d, J=8.8Hz), 5.26 (2H, d, J=5.1Hz), 5.00 − 4.94 (1H, m), 2.21 − 2.10 (1H, m), 1.45 (9H, s), 0.97 (3H, d, J=7.3Hz), 0.88 (3H, d, J=6.6Hz)
(2)L−バリン p−ニトロベンジルエステル塩酸塩
参考例46(1)で得られたN−(t−ブトキシカルボニル)−L−バリン p−ニトロベンジルエステル3.07g(8.71mmol)を1,4−ジオキサン31mlに溶解し、氷冷下にて、4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン溶液31mlを加え、室温にて一晩攪拌した。
反応終了確認後、反応液を減圧濃縮し、得られた残査に酢酸エチルを加え濾過、濾物を酢酸エチルにて洗浄し、乾燥することによって、L−バリン p−ニトロベンジルエステル塩酸塩を2.21g、収率88%を得た。
(3)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)−2−メチル−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例41(7)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート1.00g(1.48mmol)と参考例46(2)で得られたL−バリン p−ニトロベンジルエステル塩酸塩514mg(1.78mmol)をジメチルホルムアミド50mlに溶解させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド275μl(1.78mmol)、ジイソプロピルエチルアミン620μl(3.56mmol)を加え、室温にて2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)−2−メチル−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを1.15g、収率86%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 8.21 (2H, d, J=8.8Hz), 7.65 (2H, d, J=8.8Hz), 7.58 − 7.55 (1H, br s), 7.54 (2H, d,J=8.8Hz), 7.45 (1H, s), 5.46 (1H, d, J=13.9Hz), 5.28 (2H, s), 5.27 (1H,d, J=13.9Hz), 4.74 (1H, dd, J=9.5, 5.9Hz), 4.51 (2H, t, J=8.8Hz), 4.33 − 4.24 (3H, m), 4.08 (2H, dd, J=8.8, 5.9Hz), 3.27 (1H, dd, J=5.1, 2.9Hz), 3.17 (1H, dq, J=9.5, 7.3Hz), 2.33 − 2.24 (1H, m), 1.26 (3H, d, J=7.3Hz), 1.25 (3H, d, J=5.9Hz), 1.01 (3H, d, J=6.6Hz), 0.97 (3H, d, J=7.3Hz), 0.87 (9H, s), 0.09 (6H, d, J=5.1Hz)
【0585】
参考例47
p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)−1−カルバモイル−2メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート(1)(1S)−1−カルバモイル−2−メチル−カルバミン酸 t−ブチルエステル
N−(t−ブトキシカルボニル)−L−バリン3.00g(13.8mmol)を無水塩化メチレン150mlに溶解し、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール3.73g(27.6mmol)、WSC5.29g(27.6mmol)、4−ジメチルアミノピリジン169mg(1.38mmol)を氷冷下にて加え、窒素雰囲気下、室温にて3時間攪拌した。原料消失確認後、反応系内に28%アンモニア水を加え、30分間攪拌した。反応終了確認後、酢酸エチルと飽和食塩水を加え、水層を酢酸エチルにて分液抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール=9:1)にて精製し、白色結晶の(1S)−1−カルバモイル−2−メチル−カルバミン酸 t−ブチルエステルを2.81g、収率94%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 5.93 − 5.84 (1H, br s), 5.45 − 5.36 (1H, br s), 5.06 − 5.00 (1H, br s), 3.98 − 3.91 (1H, m), 2.21 − 2.12 (1H, m), 1.45 (9H, s), 0.99 (3H, d, J=6.6Hz), 0.94 (3H, d, J=6.6Hz)
(2)2−アミノ−3−メチル−ブチルアミド塩酸塩
参考例47(1)で得られた1−カルバモイル−2−メチル−カルバミン酸 t−ブチルエステル2.81g(13.0mmol)を1,4−ジオキサン28mlに溶解し、氷冷下にて、4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン溶液28mlを加え、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧濃縮後、系内に酢酸エチルを加え濾過、濾物を酢酸エチルにて洗浄し、乾燥することによって、(2S)−2−アミノ−3−メチル−ブチルアミド塩酸塩を1.94g、収率98%を得た。
(3)p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)−1−カルバモイル−2メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
参考例41(7)で得られたp−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−カルボキシ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート1.00g(1.48mmol)と参考例47(2)で得られたL−バリンアミド塩酸塩272mg(1.78mmol)をジメチルホルムアミド50mlに溶解させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド275μl(1.78mmol)、ジイソプロピルエチルアミン620μl(3.56mmol)を加え、室温にて2.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:3〜塩化メチレン:酢酸エチル=3:1)にて精製し、p−ニトロベンジル(1R,5S,6S)−2−[ 1−[4−((1S)−1−カルバモイル−2メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボキシレートを934mg、収率82%で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.65 (2H, d, J=8.8Hz), 7.61 − 7.56 (1H, br d, J=9.5Hz), 7.43 (1H, s), 6.06 − 6.00 (1H, br s), 5.46 (1H, d, J=13.9Hz), 5.42 − 5.37 (1H, br s), 5.27 (1H, d, J=13.9Hz), 4.50 (1H, dt, J=8.1,4.4Hz), 4.36 (1H, dd, J=8.8, 6.6Hz), 4.32− 4.25 (3H, m), 4.08 (2H, dd, J=8.1, 5.1Hz), 3.27 (1H, dd, J=5.1, 2.2Hz), 3.16 (1H, dq, J=9.5, 7.3Hz), 2.34 − 2.24 (1H, m), 1.26 (3H, d, J=7.3Hz), 1.25 (3H, d, J=6.6Hz), 1.03 (3H, d, J=6.6Hz), 1.01 (3H, d, J=6.6Hz),0.87 (9H, s), 0.08 (6H, d, J=4.4Hz)
【0586】
参考例48
3−アセチルチオ−1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)(t−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−酢酸 メチルエステル
グリシン メチルエステル塩酸塩 3.03g(24.1mmol)をメタノール 150mlに溶解し、系内にトリエチルアミン 3.4ml(24.4mmol)、アセトン 17.7ml(241.1mmol)を加え、50℃水浴で1.5時間撹拌した。続いて反応系内にナトリウムシアノボロヒドリド 3.03g(48.2mmol)を氷冷下にて加え、次に10%塩酸ガス−メタノ−ル溶液を加えて系内をpH3〜4に調整し、30分間撹拌した。反応終了確認後、反応液を減圧濃縮し、得られた残渣を減圧乾燥した。続いて、この粗生成物をメタノール 45ml、塩化メチレン 90mlに懸濁させ、氷冷下にてジ−t−ブトキシカルボニルアンハイドライド 10.5g(48.1mmol)とトリエチルアミン 13.5ml(96.9mmol)を加え、室温にて一晩撹拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチル、飽和食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:酢酸エチル5:1)にて精製し、無色透明シロップの(t−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−酢酸 メチルエステルを3.93g、収率70%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 4.54−4.40 (0.6H, m), 4.24−4.10 (0.4H, m), 3.86 (0.8H, s), 3.74 (1.2H, s), 3.72 (3H, s), 1.48 (3.6H, s), 1.42 (5.4H, s), 1.11(2.4H, d, J=7.7Hz), 1.09 (3.6H, d, J=7.7Hz)
(2)(t−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−酢酸 p−ニトロベンジルエステル
参考例48(1)で得られた(t−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−酢酸 メチルエステル5.59g(24.2mmol)をメタノール 112ml、蒸留水 56mlに溶解し、1M 水酸化ナトリウム水溶液 37mlを加え、氷冷下にて系内に加え、室温にて7時間撹拌した。反応終了確認後、系内にDowex−50Wを氷冷にて加え、反応液のpHを5〜4に調整した。その後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮することによって、(t−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−酢酸の粗生成物を5.25g得た。続いて、得られた(t−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−酢酸 2.05g(9.44mmol)とp−ニトロベンジルアルコール 2.89g(18.9mmol)を塩化メチレン 100mlに溶解し、氷冷下、窒素雰囲気下にて、WSC 3.62g(18.9mmol)、4−ジメチルアミノピリジン 120mg (0.98mmol)を加え、その後室温に戻し、一晩撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルにて分液抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:へキサン:酢酸エチル=5:2)にて精製し、淡黄色透明シロップの(t−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−酢酸 p−ニトロベンジルエステルを1.93g、収率58%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.24 (1H, d, J=8.0Hz), 8.22 (1H, d, J=8.0Hz), 7.53 (2H, d, J=8.0Hz), 5.26 (2H, s), 4.54−4.42 (0.5H, m), 4.28−4.16 (0.5H, m), 3.94 (1H, s), 3.84 (1H, s), 1.48 (4.5H, s), 1.36 (4.5H, s), 1.12 (3H, d, J=7.7Hz), 1.10 (3H, d, J=7.7Hz)
(3)イソプロピルアミノ−酢酸 p−ニトロベンジルエステル塩酸塩
参考例48(2)で得られた(t−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−酢酸
p−ニトロベンジルエステル 1.93g(5.48mmol)を1,4−ジオキサン20mlに溶解し、氷冷下にて、4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン溶液20mlを加え、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、系内にジエチルエーテルを加え、30分間攪拌し、反応液を濾過、濾物をジエチルエーテルにて洗浄し、乾燥することによって、白色結晶のイソプロピルアミノ−酢酸 p−ニトロベンジルエステル塩酸塩を1.50g、収率95%を得た。
1H−NMR(500MHz, MeOH−d4): δ(ppm) 8.26 (2H, d,. J=8.8Hz), 7.67 (2H, d,J=8.8Hz), 5.43 (2H, s), 4.11 (2H, s), 3.50−3.40 (1H, m), 1.34 (6H, d, J=5.9Hz)
(4)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例48(3)で得られたイソプロピルアミノ−酢酸 p−ニトロベンジルエステル塩酸塩 500 mg( 1.73 mmol)と参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 506 mg( 1.15 mmol)をジメチルホルムアミド 15 mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド 0.28 ml( 1.73 mmol)、トリエチルアミン 0.60 ml( 4.32 mmol)を加え、室温にて 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡黄色油状の
3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 578 mg、収率 75 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.28 − 8.18 ( 2H, m ), 7.70 − 7.30( 12H, m ), 7.38 ( 0.4H, br s ), 7.10 ( 0.6H, br s ),5.29 ( 0.8H, br s), 5.16 ( 1.2H, br s ), 5.04 − 4.44 ( 3H, m ), 4.20 − 3.85 ( 5H, m ), 1.17 ( 6H, br s ), 1.06 ( 9H, br s )
(5)3−ヒドロキシ−1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例48(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 1.81 g ( 2.69 mmol) を無水テトラヒドロフラン 90 ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.18 ml ( 3.23 mmol )、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 3.23 ml ( 3.23 mmol) を加え、そのまま 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、3−ヒドロキシ−1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを白色固体として、 968 mg, 収率 83 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.22 ( 2H, d, J= 8.0 Hz ), 7.55 ( 1H, d, J= 8.0 Hz ), 7.42 ( 1H, d, J= 8.0 Hz ),7.39 ( 0.4H, s ), 7.12 ( 0.6H, s ), 5.29 (1.2H, br s ), 5.22 ( 0.8H, br s ),5.03 − 4.89 ( 0.5H, m ), 4.89 − 4.76 ( 1H, m ), 4.59 ( 1H, br s ), 4.32 ( 1H, t, J= 7.3 Hz ),4.22 − 4.02 ( 2H, m ), 4.02 − 3.85 (1H, m ),3.85 ( 1H, m ), 1.10 − 1.03( 6H, m )
(6)1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例48(5)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン968 mg ( 2.23 mmol)を塩化メチレン 50 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.42 ml ( 5.34 mmol), トリエチルアミン 0.37 ml ( 2.67 mmol) を加え、そのまま 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡黄色固体の1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 835 mg, 収率 73 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 ( 2H, d, J= 7.9 Hz ), 7.55 ( 1H, d, J= 7.9 Hz ), 7.48 ( 0.4H, br s ), 7.43 ( 1H, d, J= 7.9 Hz ), 7.26( 0.6H, br s ) , 5.51 − 5.16 ( 3H, m including 5.29 ( 1.2H, s ), 5.22 (0.8H, s )),5.04 − 4.89 ( 0.4H, m ), 4.89 − 4.72 ( 1H, m ), 4.59 − 4.48 ( 1H, m ), 4.48 − 4.37 ( 1H, m ), 4.37 − 4.18 ( 2H, m ), 4.18 − 3.96 ( 2H, m ), 3.11 ( 3H, s ), 1.30 − 1.17 ( 6H, m )
(7)3−アセチルチオ−1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例48(6)で得られた1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 835 mg ( 1.63 mmol) をジメチルホルムアミド 42 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.12 g ( 9.77 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 7 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−[イソプロピル−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルメチル)―カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 312 mg, 収率 39 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 ( 2H, d, J= 6.9 Hz ), 7.55 ( 1H, d, J= 8.3 Hz ), 7.44 ( 0.6H, br s ), 7.43 ( 1H, d, J= 8.3 Hz ), 7.17( 0.6H, br s ), 5.19 ( 1.2H, s ), 5.22 ( 0.8H, br s ), 5.02 − 4.90 ( 0.6H, m ), 4.90 − 4.78 ( 0.4H, m ), 4.65 − 3.65 ( 7H, m ), 2.36 ( 3H, br s), 1.40 − 1.18 ( 6H, m )
【0587】
参考例49
3−アセチルチオ−1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)カルバモイルメチル−イソプロピル−カルバミン酸 t−ブチルエステル参考例48(2)得られた(t−ブトキシカルボニル−イソプロピル−アミノ)−酢酸 3.20g(14.7mmol)と1−ヒドロキシベンゾトリアゾ−ル 4.0g(29.6mmol)を塩化メチレン150mlに溶解し、氷冷下、窒素雰囲気下にて、WSC 5.6g(29.2mmol)、4−ジメチルアミノピリジン 200mg(1.64mmol)を加え、その後室温に戻し、一晩撹拌した。原料消失確認後、系内に28%アンモニア水を40ml加え、30分間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に塩化メチレンと飽和食塩水を加え、分液操作を行った。水層を塩化メチレンにて分液抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール=10:1)にて精製し、白色固体のカルバモイルメチル−イソプロピル−カルバミン酸 t−ブチルエステルを2.67g、収率84%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 5.434 (1H, br s), 4.25 (1H, br s),3.735 (2H, s), 1.478 (9H, s), 1.14 (6H, d, J=6.6Hz)
(2)2−イソプロピルアミノ−アセトアミド塩酸塩
参考例49(1)で得られた カルバモイルメチル−イソプロピル−カルバミン酸 t−ブチルエステル2.67g(12.3mmol)を1,4−ジオキサン 30mlに溶解し、氷冷下にて、4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン溶液 30mlを加え、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、系内にジエチルエーテルを加え、30分間攪拌し、反応液を濾過、濾物をジエチルエーテルにて洗浄し、乾燥することによって、白色結晶の2−イソプロピルアミノ−アセトアミド塩酸塩を1.82g、収率97%を得た。
1H−NMR(500MHz ,MeOH−d4): δ(ppm) 3.80 (2H, s), 3.46−3.38 (1H, m), 1.34 (6H, d, J=6.8Hz)
(3)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例49(2)で得られた2−イソプロピルアミノ−アセトアミド塩酸塩500 mg( 3.28 mmol)と参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 961 mg( 2.19 mmol)をジメチルホルムアミド 29 mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド 0.54 ml( 3.29 mmol)、トリエチルアミン 1.15 ml(8.19 mmol)を加え、室温にて 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡黄色油状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 1.18 g、収率 100 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.62 ( 4H, d, J= 6.6 Hz ), 7.52 − 7.36 ( 6H, m ), 7.21 − 6.85 ( 1H, m ),4.80 − 4.72 ( 1H, m ), 4.28 ( 1H, t, J= 7.3 Hz ), 4.24 ( 1H, t, J= 7.3 Hz ), 4.16 − 4.01 ( 2H, m ), 4.01 − 3.88 ( 2H, m ), 1.25 ( 6H, d, J= 6.7 Hz ), 1.07 ( 9H, br s )
(4)1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例49(3)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 6.52 g ( 11.8 mmol) を無水テトラヒドロフラン 326 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 14.2 ml ( 14.2 mmol) を加え、そのまま 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、1−[4−(カルバモイルメチル−イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、 2.35 g, 収率 67 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.20 − 7.02 ( 0.6H, m ), 7.02 − 6.80 ( 0.6H, m ), 5.86 − 5.62 ( 0.4H, m ), 5.62 − 5.32 ( 0.6H, m ), 5.25 −5.14 ( 0.3H, m ), 4.90 − 4.75 ( 0.7H, m ),4.67 ( 0.7H, quint., J= 6.6 Hz ), 4.43 − 4.34 ( 0.4H, m ), 4.34 − 4.22 ( 0.6H, m ),4.03 ( 2H, s ), 4.00 − 3.91 ( 2H, m ), 3.89 ( 0.3H, quint., J= 6.0 Hz ), 1.26 ( 6H, dd, J= 6.7, 2.4 Hz )
(5)1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンと1−[4−(シアノメチル−イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例49(4)で得られた1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン 2.35 g ( 7.88 mmol)を塩化メチレン 120 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.91 ml ( 11.8 mmol), トリエチルアミン 1.66 ml ( 11.8 mmol) を加え、そのまま 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、淡黄色固体の1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 516 mg、収率 17 %と淡黄色固体の1−[4−(シアノメチル−イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 634 mg, 収率 22 % で得た。
1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.15 − 6.72 ( 1H, m ), 5.65 − 5.15( 1H, m ), 4.79 − 4.62 ( 1H, m ), 4.44 ( 2H, t, J= 6.7 Hz ), 4.26 ( 2H,d, J= 6.7 Hz ), 4.05 ( 2H, m ), 3.11 ( 3H, s ), 1.26 ( 6H, m )
1−[4−(シアノメチル−イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.55 − 7.10 ( 1H, m ), 5.50 − 5.38( 1H, m ), 4.93 − 4.78 ( 1H, m ), 4.60 − 4.00 ( 6H, m including 4.51 ( 2H, t, J= 9.6 Hz ), 4.32 ( 2H, dd, J= 9.6, 3.7 Hz )), 3.11 ( 3H, s ), 1.31 ( 6H, d, J= 6.8 Hz )
(6)3−アセチルチオ−1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例49(5)で得られた1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 516 mg ( 1.37 mmol) をジメチルホルムアミド 15 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 939 mg ( 8.22 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 3 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 20 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−(カルバモイルメチル―イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 347 mg, 収率 71 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.45 − 6.72 ( 1H, m ), 4.76 − 4.61( 1H, m ), 4.51 ( 2H, t, J= 7.4 Hz ), 4.47 − 4.40 ( 1H, m ), 4.40 ( 2H,s ), 3.98 ( 2H, t, J= 7.4 Hz ), 2.37 ( 3H, s ), 1.26 ( 6H, d, J= 6.8 Hz)
【0588】
参考例50
3−アセチルチオ−1−[4−(シアノメチルイソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)3−アセチルチオ−1−[4−(シアノメチルイソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例49(5)で得られた1−[4−(シアノメチル−イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 635 mg ( 1.77 mmol) をジメチルホルムアミド 19 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.21 g ( 10.6 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 3 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 :1 〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−(シアノメチルイソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 344 mg, 収率 57 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.58 − 7.18 ( 1H, m ), 4.96 − 4.82( 1H, m ), 4.82 − 4.10 ( 5H, m including 4.54 ( 2H, t, J= 8.4 Hz ), 4.50 − 4.40 ( 1H, m )),4.01 ( 2H, t, J= 8.4 Hz ), 2.36 ( 3H, s ), 1.30 ( 6H, d, J= 6.8 Hz )
【0589】
参考例51
3−アセチルチオ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
4−ヒドロキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン
4−ヒドロキシピペリジン塩酸塩3.0g(21.8mmol)を塩化メチレン90ml,ピリジン15mlに溶解させ、氷冷下にてクロロ蟻酸p−ニトロベンジル15.4g(72.0mmol)、トリエチルアミン13.1ml(93.8mmol)を加え、室温にて3日撹拌した。反応終了確認後反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜酢酸エチル)にて精製し、淡黄色結晶の4−ヒドロキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジンを2.96g、収率48%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.1Hz), 8.51 (2H, d, J=8.1Hz), 5.23 (2H, s), 3.98 − 3.87 (3H, m), 3.30 − 3.15 (2H, m), 1.96 − 1.85 (2H, m), 1.59 − 1.48 (2H, m)
(2)4−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン
参考例51(1)で得られた4−ヒドロキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン2.96g(14.8mmol)を塩化メチレン90mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド1.15ml (14.8mmol), トリエチルアミン2.07ml (14.8mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま6時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡黄色結晶の4−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジンを3.31g、収率87%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.51 (2H, d, J=8.8Hz), 5.23,(2H,s), 4.96 − 4.90 (1H, m), 3.79 − 3.72 (2H, m), 3.51− 3.44 (2H, m), 3.05 (3H, s), 2.10 − 1.96 (2H, m), 1.92 − 1.84 (2H, m)
(3)4−アジド−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン
参考例51(2)で得られた4−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン3.31g(9.24mmol)をジメチルホルムアミド100mlに溶解し、系内にアジ化ナトリウム660mg(10.2mmol)を加え、100℃油浴にて3時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1〜1:1)にて精製し、淡黄色結晶の4−アジド−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジンを2.81g、収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.51 (2H, d, J=8.8Hz), 5.22 (2H, s), 3.86 (2H, dt, J=13.9, 5.1Hz), 3.68 − 3.62 (1H, m), 3.32 − 3.20 (2H, m), 1.98 − 1.85 (2H, m), 1.68 − 1.61 (2H, m)
4−アミノ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン
参考例51(3)で得られた4−アジド−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン2.81g(9.17mmol)をアセトニトリル84mlに溶解し、トリフェニルホスフィン2.53g(9.63mmol)を系内に加え、70℃油浴にて3時間撹拌した。原料消失確認後、系内に硫酸ナトリウム10水和物3.10g(9.63mmol)を加え、3時間撹拌した。反応終了確認後反応液を濾過し、濾液に塩化メチレンと0.1M塩酸水を加え、分液抽出した。得られた水槽に、塩化メチレンと炭酸水素ナトリウムを加え、水槽を塩化メチレンで分液抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮、減圧乾燥し、淡黄色結晶の4−アミノ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジンを2.33g、収率91%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, 8.8Hz), 7.51 (2H, d,8.8Hz), 5.22 (2H, s), 4.18 − 4.06 (2H, m), 3.01 − 2.83 (2H, m), 1.88 − 1.80 (2H, m), 1.34 − 1.22 (2H, m)
(5)3−t−ブチルジフェニルオキシ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例51(4)で得られた4−アミノ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン382mg(1.37mmol)と参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン500mg(1.14mmol)をジメチルホルムアミド25mlに溶解させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド208μl(1.37mmol)、トリエチルアミン192μl(1.37mmol)を加え、室温にて1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜1:3)にて精製し、淡黄色固体の3−t−ブチルジフェニルオキシ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを574mg、収率72%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.24 (2H, d, J=8.8Hz), 7.62 (4H, d, J=8.8Hz), 7.54 − 7.38 (6H, m), 7.36 (1H, s), 7.09 − 7.04 (1H, br d, J=8.8Hz), 5.23 (2H, s), 4.79 − 4.72 (1H, m), 4.22 − 4.04 (5H, m), 4.01 (2H, dd, J=8.8, 5.1Hz), 3.08 − 2.97 (2H, m), 2.08 − 2.00 (2H, m), 1.55 − 1.42 (2H, m), 1.07 (9H, s)
(6)3−ヒドロキシ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例51(5)で得られた3−t−ブチルジフェニルオキシ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン570mg (0.820mmol) を無水テトラヒドロフラン17ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸56μl、(0.984mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液984μl (0.984mmol) を順次加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:3〜酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを白色固体として、360mg, 収率95% で得た。
1H−NMR (400MHz,CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.51 (2H, d, J=8.8Hz), 7.39 (1H, s), 7.11 − 7.06 (1H, br d, J=8.1Hz), 5.23 (2H, s),4.88 − 4.80 (1H, m), 4.32 (2H, dd, J=8.8, 6.6Hz), 4.24 − 4.04 (3H, m), 3.96 (2H, dd, J=9.5, 4.4Hz), 3.12 − 2.95 (2H, m), 2.37 − 2.32 (1H, d, J=5.9Hz), 2.04 − 1.99 (2H, m), 1.55 − 1.43 (2H, m)
(7)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例51(6)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
360mg (0.780mmol)を塩化メチレン18mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド181μl (2.34mmol), トリエチルアミン328μl (2.34mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=98:2)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを390mg、収率93%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.52 (2H, d, J=8.8Hz), 7.52 (1H,s), 7.06 − 7.02 (1H, br d, J=7.7Hz), 5.45 − 5.40 (1H, m), 5.23 (2H, s), 4.45 (2H, dd, J=10.3, 6.8Hz), 4.27 (2H, dd, J=10.3, 4.3Hz), 4.24 − 4.06 (3H, m), 3.11 (3H, s), 3.10 − 2.95 (2H, m), 2.07 −2.00 (2H, m), 1.56 − 1.44 (2H, m)
(8)3−アセチルチオ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例51(7)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン390mg (0.723 mmol) をジメチルホルムアミド20ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム496mg (4.34mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペリジン−4−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを262mg、収率70% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.1Hz), 7.51 (2H, d, J=8.1Hz), 7.41 (1H, s), 7.08 − 7.04 (1H, br d, J=7.8Hz), 5.23 (2H, s), 4.53 (2H, t, J=8.8Hz), 4.46 − 4.40 (1H, m), 4.22 − 4.04 (3H, m), 3.98 (2H, dd, J=8.8, 5.9Hz), 3.12 − 2.96 (2H, m), 2.37 (3H, s), 2.06 − 2.00 (2H, m), 1.55 − 1.43 (2H, m)
【0590】
参考例52
3−アセチルチオ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
(1)(3R)−3−ヒドロキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン
(3R)−3−ヒドロキシピロリジン塩酸塩7.00g(56.6mmol)を塩化メチレン210mlに懸濁させ、氷冷下にてクロロ蟻酸p−ニトロベンジル13.4g(62.3mmol)、トリエチルアミン17.4ml(125mmol)を加え、室温にて5時間撹拌した。反応終了確認後反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜酢酸エチル)にて精製し、淡黄色結晶の(3R)−3−ヒドロキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジンを13.6g、収率90%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.1Hz), 7.53 (2H, d, J=8.1Hz), 5.24 (2H, s), 4.55 − 4.50 (1H, m), 3.63 − 3.53 (3H, m), 3.51 − 3.44 (1H, m), 2.09 − 1.93 (2H, m)
(2)(3R)−3−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン
参考例52(1)で得られた(3R)−3−ヒドロキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン9.0g(33.8mmol)を塩化メチレン270mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド2.88ml (37.2mmol), トリエチルアミン5.21ml (37.2mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の(3R)−3−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジンを11.5g、収率99%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.1Hz), 7.53(2H, m) 5.33 − 5.23 (1H, m) 5.24 (2H,s), 3.82 (1H, dd, J=12.5,5.1Hz), 3.72 − 3.53 (3H, m), 3.06 (3H, s), 2.42 − 2.26 (1H, m), 2.26 − 2.11 (1H, m)
(3)(3S)−3−アジド−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン
参考例52(2)で得られた(3R)−3−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン4.00g(11.6mmol)をジメチルホルムアミド120mlに溶解し、系内にアジ化ナトリウム831mg(12.8mmol)を加え、100℃油浴にて2時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1〜1:2)にて精製し、淡黄色結晶の(3S)−3−アジド−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジンを3.43g、収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.7Hz), 7.54 (2H, d, J=8.7Hz), 5.18 (2H, s), 4.24 − 4.38 (1H, m), 3.62 − 3.48 (4H, m), 2.19 − 2.11 (2H, m)
(4)(3S)−3−アミノ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン
参考例52(3)で得られた(3S)−3−アジド−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン3.43g(11.6mmol)をアセトニトリル103mlに溶解し、トリフェニルホスフィン3.19g(12.2mmol)を系内に加え、70℃油浴にて2時間撹拌した。原料消失確認後、系内に硫酸ナトリウム10水和物3.93g(12.2mmol)を加え、5時間撹拌した。反応終了確認後反応液を濾過し、濾液に塩化メチレンと0.1M塩酸水を加え、分液抽出した。得られた水槽に、塩化メチレンと炭酸水素ナトリウムを加え、水槽を塩化メチレンで分液抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮、減圧乾燥し、淡黄色結晶の(3S)−3−アミノ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジンを2.83g、収率92%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.7Hz), 7.52 (2H, d, J=8.7Hz), 5.23 (2H, s), 3.68 − 3.57 (3H, m), 3.52 − 3.44 (1H, m), 3.19 − 3.11 (1H, m), 2.14 − 2.04 (1H, m), 1.77 − 1.64 (1H, m)
(5)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
参考例52(4)で得られた(3S)−3−アミノ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン363mg(1.37mmol)と参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン500mg(1.14mmol)をジメチルホルムアミド25mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド208μl(1.37mmol)、トリエチルアミン192μl(1.37mmol)を加え、室温にて2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜1:3)にて精製し、淡黄色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを566mg、収率72%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, m), 7.61 (4H, d, J=8.8Hz), 7.53 (2H, m), 7.48 − 7.38 (6H, m), 7.37 (1H, s), 7.22 − 7.15 (1H, brt, J=8.3Hz), 5.24 (2H, d, J=10.7Hz), 4.80 − 4.74 (1H, m), 4.67 − 4.59 (1H, m), 4.11 (2H, t, J=7.3Hz), 4.07 − 4.00 (2H, m), 3.81 (1H, dt, J=10.7, 5.9Hz), 3.67 − 3.52 (2H, m), 3.40 (1H, dd, J=11.2, 5.4Hz), 2.33 − 2.22(1H, m), 2.08 − 1.92 (1H, m), 1.07 (9H, s)
(6)3−ヒドロキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
参考例52(5)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン560mg (0.816mmol) を無水テトラヒドロフラン 17ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸56μl、(0.980mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液980μl (0.980mmol) を順次加え、そのまま1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを白色固体として、359mg, 収率98% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, m), 7.53(2H, m), 7.40 (1H, s), 7.24 − 7.17 (1H, br s), 5.30 − 5.18 (2H, m), 4.89 − 4.82 (1H, m), 4.66 − 4.58 (1H, m), 4.33 (2H, t, J=7.8Hz), 3.96 (2H, dd, J=8.8, 3.9Hz), 3.80 (1H, dt, J=11.2, 5.8Hz), 3.66 − 3.52 (2H, m), 3.46 − 3.39 (1H, m), 2.44 − 2.37 (1H, br s), 2.33 − 2.22 (1H, m), 2.10 − 1.95 (1H, m)
(7)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
参考例52(6)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン350mg (0.782mmol)を塩化メチレン18mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド182μl (2.35mmol), トリエチルアミン329μl (2.35mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=98:2)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを410mg、収率 99% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.21(2H, m), 7.53 (2H, m), 7.46 (1H, s), 7.20 − 7.14 (1H, br s), 5.45 − 5.40 (1H, m), 5.24 (2H, d, J=8.8Hz), 4.66 − 4.59 (1H, m), 4.46 (2H, t, J=8.1Hz), 4.27 (2H, dd, J=9.9, 4.0Hz), 3.81 (1H, dt, J=11.0, 6.3Hz), 3.67 − 3.52 (2H, m), 3.42 (1H, dd, J=11.0, 5.1Hz), 3.12 (3H, s), 2.31 − 2.24 (1H, m), 2.07 − 1.95 (1H, m)
(8)3−アセチルチオ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
参考例52(7)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン410mg (0.780mmol) をジメチルホルムアミド21ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム534mg (4.68 mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを287mg、収率73%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, m), 7.52 (2H, m), 7.42 (1H, s), 7.20 − 7.15 (1H, br s), 5.24 (2H, d, J=10.7Hz), 4.66 − 4.59 (1H, m), 4.53 (2H, t, J=8.3Hz), 4.47 − 4.41 (1H, m), 3.99 (2H, t, J=6.4Hz),3.84 − 3.76 (1H, m), 3.65 − 3.53 (2H, m), 3.41 (1H, dd, J=11.7, 4.9Hz),2.37 (3H, s), 2.33 − 2.20 (1H, m), 2.07 − 1.93 (1H, m)
【0591】
参考例53
3−アセチルチオ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
(1)(3S)−3−アセトキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン
参考例52(2)で得られた(3R)−3−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン7.50g(21.8mmol)をジメチルホルムアミド225mlに溶解し、酢酸カリウム6.41g(65.3mmol)を系内に加え、80℃油浴にて一晩撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:2)にて精製し、白色結晶の(3S)−3−アセトキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジンを5.51g、収率82%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.1Hz), 7.53 (2H, d, J=8.1Hz), 5.33 − 5.29 (1H,m), 5.24 (2H, s), 3.68 − 3.50 (4H, m), 2.19− 2.02 (2H, m), 2.04 (3H, s)
(2)(3S)−3−ヒドロキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン
参考例53(1)で得られた(3S)−3−アセトキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン5.51g(17.8mmol)をメタノール200mlに溶解し、触媒量のナトリウムメトキシドを系内に加え、室温にて4.5時間撹拌した。反応終了確認後、系内に4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン溶液加え中和し、反応液に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、水槽を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル)にて精製し、白色結晶(3S)−3−ヒドロキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジンを4.00g、収率84%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.1Hz), 7.53 (2H, d, J=8.1Hz), 5.24 (2H, s), 4.55 − 4.50 (1H, m), 3.63 − 3.52 (3H, m), 3.52 − 3.44 (1H, m), 2.09 − 1.92 (2H, m)
(3)(3S)−3−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン
参考例53(2)で得られた(3S)−3−ヒドロキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン4.00g(15.0mmol)をを塩化メチレン120mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド1.28ml (16.5mmol), トリエチルアミン2.31ml (16.5mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま2.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル)にて精製し、無色油状の(3S)−3−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジンを5.33g、収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.53 (2H, dd, J=8.1, 3.7Hz), 5.33 − 5.23 (1H, m), 5.24 (2H, s), 3.82 (1H,dd, J=12.5, 5.1Hz), 3.72 − 3.53 (3H, m), 3.06 (3H, s), 2.42 − 2.26 (1H, m), 2.26 − 2.11 (1H, m)
(4)(3R)−3−アジド−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン
参考例53(3)で得られた(3S)−3−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン5.33g(15.0mmol)をジメチルホルムアミド159mlに溶解し、系内にアジ化ナトリウム1.07g(16.5mmol)を加え、100℃油浴にて3.5時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を10%食塩水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1〜1:2)にて精製し、無色油状の(3R)−3−アジド−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジンを4.48g、収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.53 (2H, d, J=8.8Hz), 5.24 (2H, s), 4.24 − 4.18 (1H, m), 3.62 − 3.48 (4H, m), 2.19 − 2.02 (2H, m)
(5)(3R)−3−アミノ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン
参考例53(4)で得られた(3R)−3−アジド−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン4.48g(15.4mmol)をアセトニトリル134mlに溶解し、トリフェニルホスフィン4.22g(16.1mmol)を系内に加え、70℃油浴にて1.5時間撹拌した。原料消失確認後、系内に硫酸ナトリウム10水和物5.19g(16.1mmol)を加え、5時間撹拌した。反応終了確認後、反応液を濾過し、濾液に塩化メチレンと0.1M塩酸水を加え、分液抽出した。得られた水槽に、塩化メチレンと炭酸水素ナトリウムを加え、水槽を塩化メチレンで分液抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮、減圧乾燥し、淡黄色結晶の(3R)−3−アミノ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジンを3.53g、収率86%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.52 (2H, d, J=8.8Hz), 5.23(2H, s), 3.66 − 3.58 (3H, m), 3.52 − 3.45 (1H, m), 3.19− 3.12 (1H, m), 2.13 − 2.04 (1H, m), 1.76 − 1.66 (1H, m)
(6)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
参考例53(5)で得られた(3R)−3−アミノ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン363mg(1.37mmol)と参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン500mg(1.14mmol)をジメチルホルムアミド25mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド208μl(1.37mmol)、トリエチルアミン192μl(1.37mmol)を加え、室温にて2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜1:3)にて精製し、淡黄色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを598mg、収率51%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.62 (4H, d, J=8.1Hz), 7.56 − 7.38 (8H, m), 7.37 (1H, s), 7.22 − 7.16 (1H, br s) 5.24 (2H, d, J=8.8Hz), 4.76 (1H, ddd, J=6.6, 5.1Hz), 4.67 − 4.58 (1H, m), 4.15 − 4.07 (2H, m), 4.06 − 3.98 (2H, m), 3.86 − 3.78 (1H, m), 3.67 − 3.52 (2H, m), 3.40 (1H, dd, J=11.0, 5.1Hz), 2.34 − 2.20 (1H, m), 2.02 − 1.90 (1H, m), 1.07 (9H, s)
(7)3−ヒドロキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
参考例53(6)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン590mg (0.860mmol) を無水テトラヒドロフラン18ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸59μl、(1.03mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液1.03ml (1.03mmol) を順次加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを白色固体として、378mg, 収率98% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.21 (2H, m), 7.53 (2H, m), 7.40 (1H, s), 7.24 − 7.18 (1H,br s), 5.30 − 5.18 (2H, m), 4.88 − 4.81 (1H, m), 4.66 − 4.58 (1H, m), 4.32 (2H, t, J=7.8Hz), 3.96 (2H, dd, J=8.8, 4.9Hz), 3.80 (1H, dt, J=12.2, 6.8Hz), 3.66 − 3.52 (2H, m), 3.46 − 3.40 (1H, m), 2.49 − 2.41 (1H, br s), 2.33 − 2.22 (1H, m), 2.09 − 1.95 (1H, m)
(8)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
参考例53(7)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン370mg (0.827mmol)を塩化メチレン19mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド192μl (2.48mmol), トリエチルアミン348μl (2.48 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1.5時間攪拌した。メタンスルホニルクロリド192ml (2.48 mmol), トリエチルアミン348ml (2.48mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=98:2)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを422mg, 収率97% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.21 (2H, m), 7.53 (2H, m), 7.46 (1H, s), 7.19 − 7.13 (1H, br s), 5.45 − 5.40 (1H, m), 5.24 (2H, d, J=10.7Hz), 4.66 − 4.59 (1H, m), 4.46 (2H, t, J=7.8Hz), 4.27 (2H, dd, J=9.8, 2.9Hz), 3.81 (1H, dt, J=13.7,5.9Hz), 3.66 − 3.54 (2H, m), 3.43 (1H, dd, J=11.2, 4.4Hz), 3.12 (3H, s), 2.30 − 2.22 (1H, m), 2.09 − 1.95 (1H, m)
(9)3−アセチルチオ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
参考例53(8)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン420mg (0.799 mmol) をジメチルホルムアミド21ml に溶解し、室温にてチオ酢酸カリウム 548mg (4.79 mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル:メタノール=99:1)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを280mg, 収率69% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, m), 7.3 (2H, m), 7.42 (1H, s), 7.21 − 7.15 (1H, br s), 5.24 (2H, d, J=10.7Hz), 4.66 − 4.58 (1H,m), 4.53 (2H, dd, J=8.8, 7.8Hz), 4.47 − 4.41 (1H, m), 3.99 (2H, dd, J=6.8, 5.9Hz), 3.84 − 3.76 (1H, m), 3.66 − 3.53 (2H, m), 3.41 (1H, dd, J=11.7, 4.9Hz), 2.37 (3H, s), 2.33 − 2.23 (1H, m), 2.03 − 1.94 (1H, m)
【0592】
参考例54
3−アセチルチオ−1−{4−[(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
3−ヒドロキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン
1−ベンズヒドリル−3−ヒドロキシアゼチジン9.00g(37.6mmol)をメタノール270mlに溶解し、10%パラジウム炭素9.00g存在下、50℃水浴にて5.5時間、接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾物をメタノールで洗浄し、濾液を減圧濃縮した。得られた残渣に酢酸エチル、蒸留水を加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて洗浄後、減圧濃縮し、得られた残渣を減圧乾燥した。この粗生成物を塩化メチレン82ml、メタノール55mlに溶解し、氷冷下にてクロロ蟻酸p−ニトロベンジル8.90g(41.3mmol)、トリエチルアミン5.79ml(41.3mmol)を加え、室温にて1.5時間撹拌した。反応終了確認後反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜酢酸エチル)にて精製し、淡黄色結晶の 3−ヒドロキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジンを3.52g、収率37%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.50 (2H, d, J=8.8Hz), 5.19 (2H, s), 4.71 − 4.64 (1H, m), 4.27 (2H, dd, J=9.9, 7.0Hz), 3.93 (2H, dd, J=9.9, 4.0Hz), 2.20 − 2.16 (1H, br d, J=5.9Hz)
(2)3−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン
参考例54(1)で得られた3−ヒドロキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン3.52g(14.0mmol)を塩化メチレン106mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド1.19ml (15.4mmol), トリエチルアミン2.16ml (15.4mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜1:3)にて精製し、淡黄色結晶の3−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジンを4.63g、収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.50 (2H, d, J=8.8Hz), 5.29 − 5.22 (1H, m), 5.20 (2H, s), 4.40 (2H, dd, J=10.2, 6.2Hz), 4.22 (2H, dd, J=10.2, 4.0Hz), 3.08 (3H, s)
(3)3−アジド−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン参考例54(2)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン4.63g(14.0mmol)をジメチルホルムアミド140mlに溶解し、系内にアジ化ナトリウム1.37g(21.0mmol)を加え、100℃油浴にて4時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)にて精製し、淡黄色結晶の3−アジド−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジンを2.15g、収率55%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.50 (2H, d, J=8.8Hz), 5.19 (2H, s), 4.33 − 4.28 (3H, m), 4.03 − 3.96 (2H, m)
(4)3−アミノ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン参考例54(3)で得られた3−アジド−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン2.15g(7.76mmol)をアセトニトリル65mlに溶解し、トリフェニルホスフィン2.14g(8.14mmol)を系内に加え、70℃油浴にて2時間撹拌した。原料消失確認後、系内に硫酸ナトリウム10水和物2.62g(8.14mmol)を加え、3時間撹拌した。反応終了確認後反応液を濾過し、濾液に塩化メチレンと0.1M塩酸水を加え、分液抽出した。得られた水槽に、塩化メチレンと炭酸水素ナトリウムを加え、水槽を塩化メチレンで分液抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮し、淡黄色結晶の3−アミノ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジンを1.87g、収率96%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.50 (2H, d, J=8.8Hz), 5.18 (2H, s), 4.27 (2H, dd, J=8.6, 8.6Hz), 3.87 (1H, tt, J=5.1,7.3Hz), 3.70 (2H, dd, J=8.8,5.1Hz)
(5)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例54(4)で得られた3−アミノ−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン549mg(2.18mmol)と参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン800mg(1.82mmol)をジメチルホルムアミド40mlに溶解させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド331μl(2.18mmol)、トリエチルアミン306μl(2.18mmol)を加え、室温にて5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜1:3)にて精製し、淡黄色固体状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを1.06g、収率49%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.1Hz), 7.62 (4H, d, J=8.1Hz), 7.54 − 7.39 (8H, m), 7.37 (1H, s), 5.21 (2H, s), 4.89 − 4.81 (1H, m), 4.81 − 4.73 (1H, m), 4.41 (2H, dd, J=8.8, 8.8Hz), 4.12 (2H,d d, J=8.8, 8.8Hz), 4.05 − 3.98 (4H, m), 1.07 (9H, s)
(6)3−ヒドロキシ−1−{4−[(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例54(5)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン1.06 g(1.58mmol) を無水テトラヒドロフラン53ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸109μl、(1.90mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液1.90ml (1.90mmol) を順次加え、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−{4−[(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
を白色固体として、649mg, 収率95% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.58 − 7.50 (1H, br s), 7.52 (2H, d, J=8.8Hz), 7.40 (1H, s), 5.20 (2H, s), 4.90 − 4.80 (1H, m), 4.42 (2H, dd, J=8.8, 8.8Hz), 4.34 (2H, dd, J=9.5, 6.6Hz), 4.02 (2H, dd, J=9.5, 5.2Hz), 4.00 − 3.96 (2H, m)
(7)3−メタンスルホニルオキシ−1−{4−[(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例54(6)で得られた3−ヒドロキシ−1−{4−[(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
640mg (1.48 mmol)を塩化メチレン20mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド343μml (4.43 mmol), トリエチルアミン621μml (4.43mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=98:2)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−{4−[(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを611mg,収率81% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.51 (2H, d, J=8.8Hz), 7.50 − 7.46 (1H, br s), 7.46 (1H, s), 5.46 − 5.41 (1H, m), 5.20 (2H, s), 4.89 − 4.80 (1H, m), 4.49 − 4.38 (4H, m), 4.28 (2H, dd, J=11.8, 4.4Hz), 4.01 (2H, dd, J=9.5, 5.3Hz), 3.12 (3H, s)
(8)3−アセチルチオ−1−{4−[(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例54(7)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−{4−[(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン610mg (1.19mmol) をジメチルホルムアミド81ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム817mg (7.15 mmol)を加え、80℃油浴にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−{4−[(1−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−アゼチジン−3−イルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 405mg, 収率 69% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.53 − 7.49 (1H,m), 7.51 (2H, d, J=8.8Hz), 7.43 (1H, s), 5.20 (2H, s), 4.89 − 4.79(1H, m), 4.54 (2H, dd, J=8.1, 8.1Hz), 4.48 − 4.18 (3H, m), 4.04 − 3.97 (2H, m), 2.37 (3H, s)
【0593】
参考例55
3−アセチルチオ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン塩酸塩
4−(t−ブトキシカルボニル)−ピペラジン 1.50 g( 8.05 mmol)を塩化メチレン 68 mlに懸濁させ、氷冷下にてクロロ蟻酸p−ニトロベンジル 1.90 g( 8.86 mmol)、トリエチルアミン 1.24 ml( 8.86 mmol)を加え、そのまま 1 時間撹拌した。反応終了確認後反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 3 )にて精製し、淡黄色油状の1−(t−ブトキシカルボニル)−4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジンを 2.60 g、収率 89 %で得た。続いて、この生成物 2.60 g( 7.12 mmol)をアセトニトリル 100 mlに溶解し、氷冷下にて4N−塩酸ガス−酢酸エチル溶液 15.0 mlを加え、そのまま 2 時間撹拌した。反応終了確認後、系内にジエチルエーテルを加え、30分撹拌した。この反応系を濾過し、濾物をジエチルエーテルにて洗浄し、白色固体の4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン塩酸塩を 2.4 g、収率 86 %で得た。
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例55(1)で得られた4−p−ニトロベンジルオキシカルボニルピペラジン塩酸塩 874 mg( 2.19 mmol)と参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 800 mg( 1.82 mmol)をジメチルホルムアミド 40 mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド 0.33 ml( 2.19 mmol)、トリエチルアミン 0.30 ml( 2.19 mmol)を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡黄色油状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 915 mg、収率 73 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.24 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.61 ( 4H, dd, J= 7.9, 1.4 Hz ), 7.52 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.49 − 7.37 ( 6H, m), 7.14 ( 1H, s ), 5.25 ( 2H, s ), 4.80 − 4.71 ( 1H, m ),4.11 ( 2H, dd,J= 8.7, 6.6 Hz ), 4.01 ( 2H, dd, J= 8.7, 4.9 Hz ), 3.95 − 3.66 ( 4H, m ), 3.65 − 3.52 ( 4H, m ), 1.06 ( 9H, s )
(3) 3−ヒドロキシ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例55(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 1.77 g ( 1.71 mmol) を無水テトラヒドロフラン 35 ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.11 ml( 1.88 mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 1.88 ml ( 1.88 mmol) を順次加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 9 : 1 )にて精製し、3−ヒドロキシ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを白色固体として、726 mg, 収率 95 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.24 ( 2H, d, J= 8.6 Hz ), 7.52 ( 2H, d, J= 8.6 Hz ), 7.17 ( 1H, s ), 5,25 ( 2H, s ), 4.89 − 4.79 ( 1H, m), 4.32 ( 2H, dd, J= 9.1, 6.7 Hz ), 3.96 ( 2H, dd, J= 9.1, 4.5 Hz ), 3.93 − 3.68 ( 4H, m ), 3.66 − 3.52 ( 4H, m )
(4)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例55(3)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 804 mg ( 1.80 mmol)を塩化メチレン 40 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.30 ml ( 2.15 mmol), トリエチルアミン 0.17 ml ( 2.15 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 9 : 1 )にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 550 mg, 収率 58 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 2H, d, J= 8.5 Hz ), 7.53 ( 2H, d, J= 8.5 Hz ), 7.25 ( 1H, s ), 5.50 − 5.39 ( 1H, m ), 5.26 ( 2H, s ), 4.49 ( 2H, t, J= 9.6 Hz ),4.26 ( 2H, dd, J= 9.6, 4.2 Hz ), 4.00 − 3.66 ( 4H, m ), 3.66 − 3.47 ( 4H, m ),3.11 ( 3H, s ),
(5)3−アセチルチオ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例55(4)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 550 mg ( 1.05 mmol) をジメチルホルムアミド 40 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 717 mg ( 6.28 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 3 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−[(4−p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピペラジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 345 mg,収率 64 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.23 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.53 ( 2H, d, J= 8.7 Hz ), 7.22 ( 1H, s ), 5.25 ( 2H, s ), 4.52 ( 2H, t, J= 8.4Hz), 4.48 − 4.39 ( 1H, m ),3.98 ( 2H, dd, J= 8.4, 5.3 Hz ), 3.95 − 3.68( 4H, m ), 3.45 − 3.68 ( 4H, m ), 2.33 ( 3H, s )
【0594】
参考例56
3−アセチルチオ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)(2−ヒドロキシ−エチル)−カルバミン酸 t−ブチルエステル
アミノエタノール 2.51g(41.1mmol)を塩化メチレン 50ml、メタノール 50mlに溶解し、氷冷下にて、ジ−t−ブトキシカルボニルアンハイドライド13.5g(61.9mmol)、トリエチルアミン 8.6ml(61.7mmol)を加え、室温にて3時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧濃縮し、残渣に酢酸エチルと飽和食塩水を加え、分液操作を行なった。水層を酢酸エチルで分液抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:へキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、無色透明シロップの(2−ヒドロキシ−エチル)−カルバミン酸 t−ブチルエステルを 6.18g, 収率 93% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 5.01 (1H, br s), 3.70 (2H, br s), 3.29 (2H, q, J=5.1Hz), 2.65 (1H, br s), 1.45 (9H, s)
(2)(2−アジド−エチル)−カルバミン酸 t−ブチルエステル
(2−ヒドロキシ−エチル)−カルバミン酸 t−ブチルエステル1.5g(6.2mmol)をテトラヒドロフラン 75mlに溶解し、氷冷下にて、ジフェニルホスホリルアジド 3.0ml(13.9mmol)、トリフェニルホスフィン 3.7g(14.1mmol)、ジエチルアゾジカルボキシラート−40%トルエン溶液 5.1g(13.9mmol)を窒素雰囲気下にて加え、そのまま4時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を分液抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:へキサン:酢酸エチル=3:1)にて精製し、無色透明シロップの(2−アジド−エチル)−カルバミン酸 t−ブチルエステルを 1.24g, 収率 72% で得た。
1H−NMR(500MHz ,CDCl3): δ(ppm) 4.85 (1H, br s), 3.42 (2H, t, J=4.8Hz), 3.31 (2H, t, J=4.8Hz), 1.45 (9H, s)
IR (liquid film): 2103, 1697, 1521, 1368, 1272, 1253 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 187 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 187.1186[M+H]+, 計算値: 187.1195 (C7H15O2N4)
(3)(2−t−ブトキシカルボニルアミノ−エチル)−カルバミン酸 p−ニトロベンジルエステル
(2−アジド−エチル)−カルバミン酸 t−ブチルエステル 1.22g(6.55mmol)をメタノール 60mlに溶解し、20%水酸化パラジウム−炭素 1.22g存在下、室温にて接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮した。得られた粗生成物を塩化メチレン 60mlに溶解し、氷冷下にてクロロ蟻酸p−ニトロベンジル 2.12g(9.8mmol)、トリエチルアミン 1.37ml(9.8mmol)を加え、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を分液抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=3:1)にて精製し、白色固体の(2−t−ブトキシカルボニルアミノ−エチル)−カルバミン酸 p−ニトロベンジルエステルを 1.46g, 収率 66% で得た。
1H−NMR(500MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=9.0Hz), 7.51 (2H, d, J=9.0Hz), 5.37 (1H, br s), 5.20 (2H, s), 4.82 (1H, br s), 3.35−3.25 (4H, m), 1.45 (9H, s)
IR (KBr): 3355, 1708, 1692, 1534, 1350, 1263, 1170 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 340 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 340.1512 [M+H]+, 計算値: 340.1508 (C15H22O6N3)
(4)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(2−t−ブトキシカルボニルアミノ−エチル)−カルバミン酸 p−ニトロベンジルエステル
1.46g(4.3mmol)を1,4−ジオキサン 15mlに溶解し、氷冷下にて4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン溶液 15mlを加え、室温にて5.5時間撹拌した。反応終了確認後、系内にジエチルエーテルを加え、30分撹拌した。この反応系を濾過し、濾物をジエチルエーテルにて洗浄し、白色固体の1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)エチルアミン塩酸塩 1.18g、収率100%で得た。続いて、得られた2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルアミン塩酸塩 490mg(1.77mmol)と参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 530mg(1.21mmol)をジメチルホルムアミド 26.5mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド 0.3ml(1.98mmol)、トリエチルアミン 0.5ml(3.59mmol)を加え、室温にて1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=2:1)にて精製し、淡黄色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを630mg、収率79%で得た。
1H−NMR(500MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.16 (2H, d, J=8.8Hz), 7.62 (4H, d, J=6.8Hz), 7.50−7.38 (9H, m), 7.35 (1H, s), 5.62 (1H, br t, J=5.9Hz), 5.17 (2H, s), 4.79−4.72 (1H, m), 4.09 (2H, dd, J=8.8, 6.6Hz), 4.00 (2H, dd, J=8.8, 4.9Hz), 3.55 (2H, q, J=5.9Hz), 3.43 (2H, q, J=5.9Hz), 1.07 (9H, s)
IR (KBr): 1724, 1660, 1547, 1523, 1346, 1318, 1255, 1113 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 660 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 660.2324 [M+H]+, 計算値: 660.2312 (C33H38N5O6SSi)
(5)3−ヒドロキシ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例56(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 1.21g (1.84 mmol) を無水テトラヒドロフラン 60.6ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.13ml、(2.27mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.2ml (2.2mmol) を順次加え、そのまま2.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣にイソプロピルエーテルを加え、撹拌洗浄後、濾過し、3−ヒドロキシ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを黄色固体として、667mg, 収率 86% で得た。
1H−NMR(500MHz, DMSO−d6): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=8.8Hz), 8.03 (1H, t, J=5.9Hz), 7.59 (2H, d, J=8.8Hz), 7.50 (1H, t, J=5.9Hz), 7.41 (1H, s), 5.83(1H, d, J=5.9Hz), 5.17 (2H, s), 4.66−4.58 (1H, m), 4.23 (2H, dd, J=8.8, 7.0Hz), 3.79 (2H, dd, J=8.8, 4.9Hz), 3.31 (2H, q, J=5.9Hz), 3.16 (2H, q, J=5.9Hz)
IR (KBr): 1698. 1655, 1552, 1520, 1343, 1279 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 422 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 444.0952[M+Na]+, 計算値: 444.0953 (C17H19O6N5SNa)
(6)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例56(5)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 658.4mg (1.56 mmol)を塩化メチレン 33 ml、ピリジン 5mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.31ml(4.00mmol), トリエチルアミン 0.57 ml (4.09 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま 4時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=1:2)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 607.3mg, 収率 78% で得た。
1H−NMR(400MHz, DMSO−d6): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=8.8Hz), 8.10 (1H, t, J=5.9Hz), 7.59 (2H, d, J=8.8Hz), 7.51 (1H, t, J=5.9Hz), 7.50 (1H, s), 5.46−5.41 (1H, m), 5.17 (2H, s), 4.45 (2H, dd, J=9.9, 6.6Hz), 4.17 (2H, dd, J=9.9, 4.0Hz), 3.29 (3H, s)
IR (KBr): 1720, 1658, 1547, 1523, 1348, 1255, 1184, 1169 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 500 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 500.0910 [M+H]+, 計算値: 500.0910 (C18H22O8N5S2)
(7)3−アセチルチオ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン参考例56(6)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン607.3mg (1.22mmol) をジメチルホルムアミド 33 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.06g (7.35mmol)を加え、80℃油浴にて7時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=1:2)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 335.8mg, 収率 58% で得た。
1H−NMR(500MHz, DMSO−d6): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=8.3Hz), 8.05 (1H, t, J=5.9Hz), 7.58 (2H, d, J=8.3Hz), 7.50 (1H, t, J=5.9Hz), 7.47 (1H, s), 5.17 (2H, s), 4.50 (2H, t, J=8.8Hz), 4.42−4.36 (1H, m), 3.92 (2H, dd, J=8.8, 4.6Hz), 3.305 (2H, q, J=5.9Hz), 3.16 (2H, q, J=5.9Hz), 2.36 (3H, s)IR (KBr): 3368, 1690, 1677, 1543, 1520, 1494, 1349, 1255, 1239, 1108 cm−1
Mass スペクトル (FAB+): 480 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 480.1002 [M+H]+, 計算値: 480.1011 (C19H22O6N5S2)
【0595】
参考例57
3−アセチルチオ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
1―t−ブトキシカルボニル−3−(メタンスルホニルオキシ)−アゼチジン
参考例31(1)で得られた1―t−ブトキシカルボニル−3−ヒドロキシアゼチジン3.24g(18.7mmol)を塩化メチレン160mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド1.59ml (20.6mmol),トリエチルアミン2.89ml (20.6mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま6時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜1:2)にて精製し、淡黄色油状の1―t−ブトキシカルボニル−3−(メタンスルホニルオキシ)−アゼチジンを4.71mg, 収率 100% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 5.23 − 5.17 (1H,m), 4.28 (2H, dd,J=6.6,1.5Hz), 4.10 (2H, m), 3.07 (3H, s), 1.46 (9H, s)
(2)3−アジド−1―(t−ブトキシカルボニル)−アゼチジン
参考例57(1)で得られた1―t−ブトキシカルボニル−3−(メタンスルホニルオキシ)−アゼチジン4.71g(18.7mmol)をジメチルホルムアミド140mlに溶解し、系内にアジ化ナトリウム3.65g(56.1mmol)を加え、90℃油浴にて一晩撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1)にて精製し、無色油状の3−アジド−1―(t−ブトキシカルボニル)−アゼチジンを3.44g、収率93%で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 4.25 − 4.15 (3H, m), 3.92 − 3.87 (2H, m), 1.45 (9H, s)
(3)1―t−ブトキシカルボニル−3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン
参考例57(2)で得られた3−アジド−1―(t−ブトキシカルボニル)−アゼチジン3.44g(17.4mmol)をメタノ−ル170mlに溶解し、10%パラジウム炭素3.44g存在下、室温にて2時間、接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過、濾液を減圧濃縮し、3−アミノ−1―t−ブトキシカルボニルアゼチジンの粗生成物を得た。この生成物を塩化メチレン170mlに溶解させ、氷冷下にてクロロ蟻酸p−ニトロベンジル5.63g(26.1mmol)、トリエチルアミン3.66ml(26.1mmol)を加え、室温にて一晩撹拌した。反応終了確認後反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜1:2)にて精製し、無色油状の1―t−ブトキシカルボニル−3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジンを4.84g、収率79%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.1Hz), 7.50 (2H, d, J=8.1Hz), 5.26 − 5.18 (1H, br s), 5.26 (2H, s), 5.84 (1H, d, J=5.1Hz), 4.50 − 4.40 (1H, m), 4.24 (2H, t, J=9.5Hz), 3.76 (2H, dd, J=9.5, 5.1Hz), 1.43 (9H, s)
(4)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例57(3)1―t−ブトキシカルボニル−3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン4.84g(13.8mmol)を1,4−ジオキサン50mlに溶解し、氷冷下にて4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン溶液50mlを加え、室温にて2.5時間撹拌した。反応終了確認後、反応系を減圧下濃縮した。得られた残査に酢酸エチルを加え濾過し、濾物を酢酸エチルで洗浄し、淡黄色結晶の3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン塩酸塩を2.31g、収率58%で得た。続いて、この3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン塩酸塩944mg(3.28mmol)と参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン1.2g(2.74mmol)をジメチルホルムアミド60mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド498μl(3.28mmol)、トリエチルアミン922μl(6.58mmol)を加え、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを853mg、収率53%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.64 − 7.59 (4H, m), 7.52 (2H, d, J=8.8Hz), 7.48 − 7.37 (6H, m), 7.37 (1H, s), 5.58 − 5.51 (1H, br d, J=8.1Hz), 5.22 (2H, s), 4.93 − 4.84 (1H, m), 4.76 − 4.70 (1H, m), 4.60 − 4.50 (1H, m), 4.50 − 4.41 (1H, m), 4.39 − 4.30 (1H,m), 4.11 − 4.03 (2H, m), 3.97 (2H, dd, J=8.1, 5.1Hz), 4.00 − 3.92 (1H, m), 1.06 (9H, s)
(5)3−ヒドロキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例57(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン850mg (1.27mmol) を無水テトラヒドロフラン 43ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸87μl、(1.52mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液1.52ml (1.52mmol) を順次加え、そのまま0.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣に、酢酸エチル、ジイソプロピルエーテルを加え濾過、濾物をジイソプロピルエーテルで洗浄し、3−ヒドロキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを白色固体として、486mg, 収率 88% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.25 (2H, d, J=8.8Hz), 8.14 (1H, d, J=7.3Hz), 7.61 (2H, d, J=8.8Hz), 7.43 (1H, s), 5.83 (1H, d, J=5.9Hz),5.19 (2H, s), 4.74 − 4.67 (1H, m), 4.66 − 4.58 (1H, m), 4.40 − 4.34 (1H, m), 4.32 − 4.26 (1H, m), 4.24 − 4.17 (3H, m), 3.86 − 3.80(1H, m), 3.79− 3.71 (2H, m)
(6)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例57(5)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
630mg (1.45 mmol)を塩化メチレ 32ml、ピリジン12mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド377μl (4.36mmol),トリエチルアミン611μl (4.36mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま4時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣に酢酸エチル、ジイソプロピルエーテルを加えて濾過、濾物をジイソプロピルエーテルで洗浄し、白色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 766mg, 収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.25 (2H, d, J=8.8Hz), 8.15 (2H, d, J=7.3Hz), 7.61 (2H, d, J=8.8Hz), 7.52 (1H, s), 5.50 − 5.43 (1H, m), 5.19 (2H, s), 4.72 (1H, t, J=8.8Hz), 4.46 − 4.27 (4H, m), 4.25 − 4.11 (3H, m), 3.85 (1H, dd, J=9.9, 5.5Hz), 3.29 (3H, s)
(7)3−アセチルチオ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例57(6)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン760mg (1.45mmol) をジメチルホルムアミド38ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム993mg (8.70mmol)を加え、80℃油浴にて9時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 397mg, 収率56% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.52 (2H, d, J=8.8Hz), 7.44 (1H, s), 5.36 − 5.30 (1H, m), 5.21 (2H, s), 4.74 − 4.83 (1H, m), 4.60 − 4.34 (6H, m), 3.95 (3H, m), 2.37 (3H, s)
【0596】
参考例58
3−アセチルチオ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[メチル−(2−ヒドロキシエチル)カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
N−メチルアミノエタノール 1.0ml(12.4mmol)と参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 3.64g(8.3mmol)をジメチルホルムアミド 180mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド 1.9ml(12.5mmol)、トリエチルアミン 1.73ml(12.4mmol)を加え、室温にて7時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=1:1)にて精製し、淡黄色透明シロップの3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[メチル−(2−ヒドロキシエチル)カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを3.41g、収率83%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.61 (4H, d, J=7.0Hz), 7.48−7.36 (6H, m), 7.17 (1H, s), 4.79−4.71 (1H, m), 4.17 (2H, t, J=6.8Hz), 4.05 (2H, dd, J=6.8, 2.7Hz), 3.84 (2H, t, J=5.4Hz), 3.64 (2H, t, J=5.4Hz), 3.28 (1H, br s), 3.05 (3H, s), 1.06 (9H, s)
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[(2−アジドエチル)−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
参考例58(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[メチル−(2−ヒドロキシエチル)カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン 997.5mg(2.0mmol)をテトラヒドロフラン50mlに溶解し、氷冷下にて、ジフェニルホスホリルアジド 0.65ml(3.02mmol)、トリフェニルホスフィン 793mg(3.02mmol)、ジエチルアゾジカルボキシラート−40%トルエン溶液 1.12g(3.04mmol)を窒素雰囲気下にて加え、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、無色透明シロップの3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[(2−アジドエチル)−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを 1.05g, 収率 100% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.80−7.00 (11H, m), 4.90−3.00 (11H, m), 1.06 (9H, s)
(3)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例58(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[(2−アジドエチル)−メチル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン 1.05g(2.02mmol)をメタノール 60mlに溶解し、20%水酸化パラジウム−炭素 1.05g存在下、室温にて接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮した。得られた粗生成物を塩化メチレン 52.3mlに溶解し、氷冷下にてクロロ蟻酸p−ニトロベンジル 650.7mg(3.02mmol)、トリエチルアミン 0.42ml(3.01mmol)を加え、室温にて1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を分液抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=2:1)にて精製し、淡黄色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 699.5mg, 収率 52% で得た。
1H−NMR(500MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.12 (2H, d, J=7.8Hz), 7.78 (1H, br s), 7.68−7.30 (13H, m), 5.18 (0.5H, s), 5.13 (1.5H, s), 4.80−4.64 (1H,m), 4.10 (2H, t, J=7.3Hz), 4.01 (2H, dd, J=7.3, 5.4Hz), 3.72 (2H, m), 3.50 (2H, m), 3.25 (0.75H, s), 3.02 (2.25H, s), 1.03 (9H, s)
Mass スペクトル (FAB+): 674 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 674.2490 [M+H]+, 計算値: 674.2468 (C34H40O6N5SSi)
(4)3−ヒドロキシ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例58(3)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 806.9mg (1.20 mmol) を無水テトラヒドロフラン 40ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.09ml、(1.57mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 1.44 ml (1.44mmol) を順次加え、そのまま4時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=15:1)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを白色固体として、428.2mg, 収率 84% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=8.8Hz), 7.71 (1H, t, J=5.5Hz), 7.49 (2H, d, J=8.8Hz), 7.17 (1H, s), 5.18 (2H, s), 4.88−4.70(1H, m), 4.27 (2H, dd, J=9.1, 7.8Hz), 3.93 (2H, dd, J=9.1, 4.8Hz), 3.68(2H, t, J=5.5Hz), 3.47 (2H, q, J=5.5Hz), 3.25 (0.8H, s), 3.03 (2.2H, s), 2.40 (1H, d, J=5.9Hz)
(5)3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例56(5)で得られた3−ヒドロキシ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 428.2mg (1.01 mmol)を塩化メチレン 21.4mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.25 ml (3.23 mmol), トリエチルアミン 0.45 ml (3.23mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま6時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内にメタノールを加え、30分間撹拌した。続いて、系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノ−ル=15:1)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 480.1mg 収率 93% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.1Hz), 7.60−7.44 (3H, m including d, at 7.50 ppm, J=8.1Hz), 7.26 (0.3H, s), 7.24 (0.7H, s), 5.41 (0.3H, m), 5.34 (0.7H, m), 5.18 (2H, s), 4.42 (2H, dd, J=9.0, 7.4Hz), 4.25 (2H, dd, J=9.0, 3.2Hz), 3.66 (2H, t, J=5.2Hz), 3.60−3.42 (2H, m), 3.26 (0.9H, br s), 3.10 (0.9H, br s), 3.08 (2.1H, s), 3.03 (2.1H, s),
(7)3−アセチルチオ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例56(6)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 480.1mg (0.93 mmol) をジメチルホルムアミド 24 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 820 mg (5.69 mmol)を加え、80℃油浴にて 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を0.5M塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=15:1)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−[メチル−[2−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−エチル]カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 348.9mg,収率 76% で得た。
1H−NMR(500MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, d, J=8.8Hz), 7.73 (1H, br s), 7.49 (2H, d, J=8.8Hz), 7.29 (0.4H, s), 7.20 (0.6H, s), 5.18 (2H, s), 4.47 (2H, t, J=8.8Hz), 4.40−4.28 (1H, m), 3.92 (2H, dd, J=8.8, 5.7Hz), 3.66 (2H, t, J=5.4Hz), 3.52−3.44 (2H, m), 3.26 (1.2H, s), 3.03 (1.8H, s), 2.36 (1.2H, s), 2.34 (1.8H, s)
【0597】
参考例59
3−アセチルチオ−1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[(2−ヒドロキシエチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
N−イソプロピルアミノエタノール 0.61 ml ( 1.38 mmol)と参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 500 mg( 1.14 mmol)をジメチルホルムアミド 15 mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド 0.23 ml( 1.38 mmol)、トリエチルアミン 0.19 ml( 0.23 mmol)を加え、そのまま 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡黄色油状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[(2−ヒドロキシエチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを 318 mg、収率 56 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.57 ( 4H, d, J= 6.5 Hz ), 7.50 − 7.30 ( 6H, m ), 7.07 ( 0.6H, s ), 6.92 ( 0.4H, s ), 4.81 − 4.63 ( 1H, m ), 4.49 ( 0.5 H, s ), 4.33 ( 0.5H, s ), 4.22 − 3.88 ( 4H, m, including 4.06 ( 2H, dd, J= 14.3, 7.7 Hz )), 3.88 − 3.62 ( 2H, m ), 1.39 − 1.08( 6H, m ), 1.02 ( 9H, s )
(2)3−ヒドロキシ−1−{4−[(2−ヒドロキシエチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン
参考例59(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[(2−ヒドロキシエチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン 2.49 g ( 4.75 mmol) を無水テトラヒドロフラン 100 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 5.70 ml ( 5.70 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、3−ヒドロキシ−1−{4−[(2−ヒドロキシエチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジンを白色固体として、 1.33 g, 収率 98 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.13 ( 0.7H, s ), 7.03 ( 0.3H, s ), 4.62 − 4.48 ( 1H, m ),4.48 − 4.36 ( 1H, m ), 4.29 ( 2H, t, J= 8.0 Hz ), 3.94 ( 2H, dd, J= 8.0, 4.1 Hz ), 3.80 ( 2H, br s ), 3.57 ( 2H, br s ),1.35 ( 3H, br s ), 1.20 ( 3H, br s )
(3)1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例59(2)で得られた3−ヒドロキシ−1−{4−[(2−ヒドロキシエチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン 1.33 g( 4.66 mmol)をジメチルホルムアミド 40 mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジメチルシラン 738 mg( 4.89 mmol)、イミダゾール 333 mg( 4.89 mmol )を加え、同じく氷冷下にて 2 時間撹拌した。反応終了確認後、系内にメタノールを加え、30分撹拌した。次に系内に酢酸エチル、飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 〜酢酸エチル)にて精製し、淡黄色油状の1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを 1.26 g、収率 69 %で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 6.99 ( 0.2H, s ), 6.91 ( 0.8H, s ), 4.84 − 4.72 ( 1H, m ), 4.72 − 4.35 ( 1H, m ), 4.72 − 4.35 ( 1H, m ), 4.27 ( 2H, dd, J= 9.4, 6.8 Hz ),3.91 ( 2H, dd, J= 9.4, 4.8 Hz ), 3.71 − 3.35 ( 1H, m ), 3.71 − 3.50 ( 2H, m ),3.50 − 3.28 ( 1H, m ), 1.17 ( 6H, br s ), 0.87 ( 9H, br s ), 0.06 ( 6H, d, J= 2.8 Hz )
(4)1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例59(3)で得られた1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 1.24 g ( 3.23 mmol )を塩化メチレン 62 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.30 ml ( 3.88 mmol), トリエチルアミン 0.54 ml ( 3.88 mmol) を加え、そのまま 1.5 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 〜酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 649 mg, 収率 42 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.16 − 6.95 ( 1H, m ) , 5,46 − 5.36 ( 1H, m ),4.49 − 3.68 ( 3H, m including 4.41 ( 2H, ddd, J= 9.6, 6.6, 1.0 Hz )),4.23 ( 2H, dd, J= 9.6, 4.4 Hz ), 3.91 − 3.72 ( 1H, m ), 3.72 − 3.51 ( 2H, m ), 3.51 − 3.30 ( 1H, m ), 3.07 ( 3H, s ), 1.24 ( 6H, br s ), 0.83 ( 9H, s ), 0.06 ( 6H, d, J= 3.4 Hz )
(5)3−アセチルチオ−1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例59(4)で得られた1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 649 mg ( 1.35 mmol) をジメチルホルムアミド 19 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 930 mg ( 8.14 mmol)を加え、90 ℃油浴にて 3 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 3 : 1 〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−{[2−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−エチル]―イソプロピル−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 618 mg, 収率 100 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.20 −6.89 ( 1H, m ), 4.68 − 4.18 ( 4H, m including 4.48 ( 2H, t, J= 8.5 Hz )), 3.94 ( 2H, dd, J= 8.5, 5.3Hz ), 3.88 − 3.23 ( 4H, m ), 2.39 ( 3H, s ), 1.16 ( 6H, br s ), 0.86 (9H, s ), 0.04 ( 6H, d, J= 1.4 Hz )
【0598】
参考例60
3−アセチルチオ−1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)1−{4−[(2−アジド−エチル)−イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン
参考例59(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−{4−[(2−ヒドロキシエチル)―イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン 1.46 g( 2.79 mmol)をテトラヒドロフラン 73 mlに溶解し、氷冷下にて、ジフェニルホスホリルアジド 0.90 ml( 4.18 mmol)、トリフェニルホスフィン 1.10 g( 4.18 mmol)、ジエチルアゾジカルボキシラート−40%トルエン溶液 1.54 g( 4.18 mmol)を窒素雰囲気下にて加え、そのまま 3 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を分液抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 2 : 1 )にて精製し、淡黄色油状の1−{4−[(2−アジド−エチル)−イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジンを 1.33g, 収率 87 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.62 ( 4H, dd, J= 8.0, 1.4 Hz ),7.36 − 7.26 ( 6H, m ), 7.26 − 6.90 ( 1H, m ),4.80 − 4.76 ( 1H, m ), 4.75 − 4.61 ( 1H, m ), 4.13 ( 1H, t, J= 7.4 Hz ), 4.10 ( 1H, t, J= 7.4 Hz ),4.01 ( 2H, dd, J= 8.7, 4.0 Hz ), 3.80 − 3.33 ( 4H, m including 3.56 ( 2H, br s )), 1.20 ( 6H, br s ), 1.06 ( 9H, s )
(2)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例60(1)で得られた1−{4−[(2−アジド−エチル)−イソプロピル−カルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン 1.33 g( 2.42 mmol)をメタノール 65mlに溶解し、20%水酸化パラジウム 1.33 g存在下、室温にて接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮した。得られた粗生成物を塩化メチレン 63 mlに溶解し、氷冷下にてクロロ蟻酸p−ニトロベンジル 627 mg( 2.90 mmol)、トリエチルアミン 0.41 ml ( 2.90 mmol )を加え、そのまま1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を分液抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、淡黄色油状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 945 mg, 収率 56 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.60 ( 4H, d, J= 1.0 Hz ), 7.55 − 7.32 ( 10H, m ), 7.12 ( 0.4H, br s ), 6.95 ( 0.6H, br s ),5.28 − 5.18 ( 2H, m ), 4.81 − 4.67 ( 1H, m ), 4.24 − 4.06 ( 2H, m ), 4.00 ( 2H, dd,J= 8.7, 4.9 Hz ), 3.70− 3.18 ( 4H, m ), 1.20 ( 6H, br s ), 1.06 ( 9H, d, J= 1.6 Hz )
(3)3−ヒドロキシ−1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例60(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 945 mg ( 1.38 mmol)を無水テトラヒドロフラン 50 ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.10 ml、( 1.66 mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 1.66 ml ( 1.66 mmol) を順次加え、そのまま 3 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル;:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、3−ヒドロキシ−1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを白色固体として、 433 mg, 収率 66 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21( 2H, d, J= 8.5 Hz ), 7.49 ( 2H, d, J= 8.5 Hz ), 7.11 ( 0.4H, s ), 6.95 ( 0.6H, s ), 5.18 ( 2H, s ), 4.88 − 4.62 ( 1H, m ), 4.62 − 4.18 ( 3H, m ), 3.93 ( 2H, dd, J= 8.8, 4.4 Hz ), 3.72 − 3.36 ( 4H, m ), 1.30 ( 3H, br s ), 1.20 ( 3H, br s )
(4)1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例60(3)で得られた3−ヒドロキシ−1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.43 g ( 3.09 mmol)を塩化メチレン 72 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.29 ml ( 3.70 mmol), トリエチルアミン 0.52 ml ( 3.70 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 20 : 1 )にて精製し、淡黄色固体の1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 776 mg, 収率 46 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.20 ( 2H, d, J= 8.4 Hz ), 7.50 ( 2H, d, J= 8.4 Hz ), 7.20 ( 0.4H, br s ), 7.07 ( 0.6H, br s ) , 5.41 ( 1H, br s ), 5.19 ( 2H, s ),4.66 − 4.18 ( 5H, m including 4.44 ( 2H, t, J=8.8 Hz ), 4.25 ( 2H, t, J= 8.8 Hz )),3.68 − 3.36 ( 4H, m ), 3.10 ( 3H, s ), 1.31 ( 3H, br s ), 1.22 ( 3H, br s )
(5)3−アセチルチオ−1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例60(4)で得られた1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 776 mg ( 1.43 mmol) をジメチルホルムアミド 23 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 982 mg ( 8.60 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 4 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 2 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−{イソプロピル−[2−(p−ニトロベンジルオキシアミノ)−エチル]−カルバモイル}−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 746 mg, 収率 46 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 ( 2H, d, J= 8.4 Hz ), 7.50 ( 2H, d, J= 8.4 Hz ), 7.15 ( 0.4H, br s ), 7.04 ( 0.6H, br s ), 5.19 ( 2H,s ), 4.66 − 4.20 ( 4H, m ), 4.08 − 3.88 ( 2H, m ), 3.66 − 3.26 ( 4H, m ), 2.96 ( 3H, s ), 2.36 ( 3H, br s ), 1.63 ( 3H, br s )
【0599】
参考例61
3−アセチルチオ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1)((1S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−プロピル)−カルバミン酸 t−ブチルエステル
L−バリノール2.00g(19.4mmol)を塩化メチレン50ml、メタノール50mlに溶解し、氷冷下にて、ジ−t−ブトキシカルボニルアンハイドライド5.08g(23.3mmol)を加え、室温にて3時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水槽を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、無色油状の((1S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−プロピル)−カルバミン酸 t−ブチルエステルを4.19mg, 収率100% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 4.70 − 4.59 (1H, br s), 3.74 − 3.66 (1H, m), 3.65 − 3.57 (1H, m), 3.48 − 3.39 (1H, m), 2.38 − 2.30 (1H, br s), 1.89 − 1.78 (1H, m), 1.45 (9H, s), 0.96 (3H, d, J=6.6Hz), 0.94 (3H, d, J=6.6Hz)
(2)((1S)−1−アジドメチル−2−メチル−プロピル)−カルバミン酸 t−ブチルエステル
参考例61(1)で得られた((1S)−1−ヒドロキシメチル−2−メチル−プロピル)−カルバミン酸 t−ブチルエステル3.00g(14.8mmol)をテトラヒドロフラン150mlに溶解し、氷冷下にて、ジフェニルホスホリルアジド4.78ml(22.2mmol)、トリフェニルホスフィン5.82g(22.2mmol)、ジエチルアゾジカルボキシラート−40%トルエン溶液9.67g(22.2mmol)を窒素雰囲気下にて加え、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を分液抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=9:1)にて精製し、無色油状の((1S)−1−アジドメチル−2−メチル−プロピル)−カルバミン酸 t−ブチルエステルを3.26g 収率 90% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 4.59 − 4.45 (1H, m), 3.56 − 3.47 (1H, m), 3.42 (2H, d, J=4.4Hz), 1.86 − 1.74 (1H, m), 1.45 (9H, s), 0.95 (3H, d, J=6.6Hz), 0.93 (3H, d, J=7.3Hz)
(3)((2S)−2−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−ブチル)−カルバミン酸 p−ニトロベンジルエステル
参考例61(2)で得られた((1S)−1−アジドメチル−2−メチル−プロピル)−カルバミン酸 t−ブチルエステル3.26g(13.3mmol)をメタノール160mlに溶解し、10%パラジウム炭素3.26g存在下、室温にて一時間、接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮した。得られた粗生成物を塩化メチレン160mlに溶解し、氷冷下にてクロロ蟻酸p−ニトロベンジル4.31g(20.0mmol)、トリエチルアミン2.80ml(20.0mmol)を加え、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水槽を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=8:1〜1:1)にて精製し、淡黄色結晶の((2S)−2−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−ブチル)−カルバミン酸 p−ニトロベンジルエステルを3.13mg, 収率62% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=8.8Hz), 7.50 (2H, d, J=8.8Hz), 5.43 − 5.31 (1H, br s), 5.19 (2H, s), 4.57 − 4.49 (1H, br d, J=8.8Hz), 3.60 − 3.49 (1H, m), 3.40 − 3.29 (1H, m), 3.26 − 3.13 (1H, m), 1.82 − 1.71 (1H, m), 1.43 (9H, s), 0.96 (3H, d, J=7.3Hz), 0.93 (3H, d, J=6.6Hz)
(4)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例61(3)で得られた((2S)−2−t−ブトキシカルボニルアミノ−3−メチル−ブチル)−カルバミン酸 p−ニトロベンジルエステル3.13g(8.21mmol)を1,4−ジオキサン31mlに溶解し、氷冷下にて4N−塩酸ガス−1,4−ジオキサン溶液31mlを加え、室温にて4時間撹拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、得られた残査に酢酸エチルを加え濾過した。濾物を酢酸エチルで洗浄し、淡黄色結晶状の((2S)−2−アミノ−3−メチル−ブチル)−カルバミン酸 p−ニトロベンジルエステル塩酸塩1.82g、収率70%で得た。続いて、得られた((2S)−2−アミノ−3−メチル−ブチル)−カルバミン酸 p−ニトロベンジルエステル塩酸塩1.29g(4.05mmol)と参考例2(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン1.48g(3.37mmol)をジメチルホルムアミド74mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド615μl(4.05mmol)、トリエチルアミン1.14ml(8.10mmol)を加え、室温にて2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡黄色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを1.55g、収率74%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.11 (2H, d, J=8.8Hz), 7.64 − 7.60 (4H, m), 7.49 − 7.39 (8H, m), 7.35 (1H, s), 7.20 − 7.18 (1H, br d, J=9.8Hz), 5.56 − 5.48 (1H, br s), 5.20 (1H, d, J=13.7Hz), 5.08 (1H, d, J=13.7Hz), 4.78 − 4.72 (1H, m), 4.14 − 4.06 (2H, m), 4.04 − 3.94 (3H, m), 3.46 (1H, dt, J=13.7, 3.9Hz), 3.31 (1H, ddd, J=13.7, 10.7, 5.9Hz), 1.95 − 1.86 (1H, m), 1.07 (9H, s), 1.01 (3H, d, J=6.8Hz), 0.99 (3H, d, J=6.8Hz)
(5)3−ヒドロキシ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例61(4)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン1.54 g (2.20mmol) を無水テトラヒドロフラン78ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸151μl、(2.64mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 2.64 ml (2.64 mmol) を順次加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを白色固体として、927mg, 収率91% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.09 (2H, d, J=8.8Hz), 7.41 (2H, d, J=8.8Hz), 7.39 (1H, s), 7.19 − 7.14 (1H, br d, J=9.5Hz), 5.54 − 5.46 (1H, m), 5.22 (1H, d, J=13.6Hz), 5.06 (1H, d, J=13.6Hz), 4.87 − 4.78 (1H, m), 4.37 − 4.26 (2H, m), 4.04 − 3.90 (3H, m), 3.47 − 3.40 (1H, m), 3.38 − 3.30 (1H, m), 2.38 (1H, d, J=7.3Hz), 1.94 − 1.83 (1H, m), 1.00 (3H, d, J=7.3Hz), 0.99 (3H, d, J=7.3Hz)
(6)3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例61(5)で得られた3−ヒドロキシ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン920mg (1.98mmol)を塩化メチレン46mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド461μl (5.95 mmol), トリエチルアミン 834μl (5.95 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:4)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを1.06g 収率99% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.10 (2H, d, J=8.8Hz), 7.45 (1H, s), 7.41 (2H, d, J=8.8Hz), 7.18 − 7.12 (1H, br d, J=8.8Hz), 5.50 − 5.45 (1H, br s), 5.42 (1H, tt, J=6.6, 4.4Hz), 5.22 (1H, d, J=13.2Hz), 5.08 (1H, d, J=13.2Hz), 4.49 − 4.40 (2H, m), 4.29 − 4.20 (2H, m), 4.04 − 3.95 (1H, m), 3.44 (1H, dt, J=13.9, 4.4Hz), 3.38 − 3.24 (1H, m), 3.12 (3H, s),1.94 − 1.85 (1H, m), 1.01 (3H, d, J=6.6Hz), 0.99 (3H, d, J=6.6Hz)
(7)3−アセチルチオ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例61(6)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン1.06g (1.96 mmol) をジメチルホルムアミド53ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム1.34mg (11.7mmol)を加え、80℃油浴にて8.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:3)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−{(1S)−2―メチル−[1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル]―プロピルカルバモイル]−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを785mg, 収率77% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.12 (2H, d,J =8.8Hz), 7.42 (2H, d, J=8.8Hz), 7.41 (1H, s), 7.20 − 7.16 (1H, br d, J=9.5Hz), 5.54 − 5.45 (1H, br s), 5.21 (1H, d, J=13.2Hz), 5.09 (1H, d, J=13.2Hz), 4.51 (2H, dt, J=11.0, 8.4Hz), 4.47 − 4.39 (1H,m), 4.03 − 3.93 (3H, m), 3.45 (1H, dt,J=13.2, 4.0Hz), 3.37 − 3.68 (1H, m), 2.37 (3H, s), 1.95 − 1.84 (1H, m),1.00 (3H, d, J=7.3Hz), 0.99 (3H, d, J=7.3Hz)
【0600】
参考例62
3−アセチルチオ−1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)1−(4−アジドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン
参考例2(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.02g(2.39mmol)をテトラヒドロフラン 50mlに溶解し、氷冷下にて、ジフェニルホスホリルアジド 0.8ml(3.71mmol)、トリフェニルホスフィン 950mg(3.62mmol)、ジエチルアゾジカルボキシラート−40%トルエン溶液 1.32g(3.59mmol)を窒素雰囲気下にて加え、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を分液抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:へキサン:酢酸エチル=8:1)にて精製し、無色透明シロップの1−(4−アジドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジンを 1.06g, 収率 99% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.66−7.36 (10H, m), 6.45 (1H, s), 4.78−4.71 (1H, m), 4.24 (2H, s), 4.12 (2H, dd, J=8.6, 6.2Hz), 4.02 (2H, dd, J=8.6, 5.7Hz), 1.06 (9H, s)
IR (liquid film) 2858, 2170, 2100, 1527, 1313, 1182, 1143, 1114 cm−1Mass スペクトル (FAB+): 450 [M+H]+
高分解能 mass スペクトル (FAB+): 実測値: 450.1793 [M+H]+, 計算値: 450.1784 (C23H28ON5SSi)
(2) 3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン参考例62(1)で得られた1−(4−アジドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン 1.06g(2.37mmol)をメタノール 53mlに溶解し、20%水酸化パラジウム−炭素 1.05g存在下、室温にて接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮した。得られた粗生成物を塩化メチレン 53.2mlに溶解し、氷冷下にてクロロ蟻酸p−ニトロベンジル 0.76g(3.52mmol)、トリエチルアミン 0.5ml(3.59mmol)を加え、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧濃縮後、得られた残渣に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出後、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄し、、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:酢酸エチル=3:2)にて精製し、黄色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 867.2mg, 収率 61% で得た。
1H−NMR(500MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=8.3Hz), 7.62 (4H, d, J=8.3Hz), 7.50 (2H, d, J=8.3Hz), 7.50−7.34 (6H, m), 6.37 (1H, s), 5.38(1H, br t, J=5.4Hz), 5.20 (2H, s), 4.78−4.71 (1H, m), 4.26 (2H, d, J=5.4Hz), 4.10 (2H, dd, J=8.3, 6.8Hz), 4.00 (2H, dd, J=8.3, 4.7Hz), 1.06 (9H, s)
(3)3−ヒドロキシ−1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例62(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 867.2mg (1.44 mmol) を無水テトラヒドロフラン 45ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.1ml(1.75mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 1.72 ml (1.72 mmol) を順次加え、そのまま4.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=15:1)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを黄色固体として、457mg 収率 87% で得た。
1H−NMR(500MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=8.6Hz), 7.51 (2H, d, J=8.6Hz), 6.40 (1H, s), 5.38 (1H, br s), 5.21 (2H, s), 4.88−4.80 (1H, m), 4.32 (2H, dd, J=9.1, 6.8Hz), 4.27 (2H, d, J=5.7Hz), 3.95 (2H, dd, J=9.1, 4.5Hz), 2.23 (1H, d, J=7.9Hz)
(4)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例62(3)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 457mg (1.25 mmol)を塩化メチレン 25 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.29 ml (3.75 mmol), トリエチルアミン 0.53 ml (3.80 mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=1:1)にて精製し、黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 499.4mg, 収率 90% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=7.8Hz), 7.51 (2H, d, J=7.8Hz), 6.46 (1H, s), 5.44−5.38 (2H, m), 5.26 (2H, s), 4.43 (2H, dd,J=9.8, 6.8Hz), 4.28 (2H, d, J=5.9Hz), 4.24 (2H, dd, J=9.8, 4.4Hz), 3.10(3H, s)
(5)3−アセチルチオ−1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例62(4)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 499.4mg (1.13 mmol) をジメチルホルムアミド 25 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.0 g(6.93 mmol)を加え、80℃油浴にて 6.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5M 塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=2:1)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 265.2mg, 収率 56% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 8.21 (2H, d, J=8.42Hz), 7.51 (2H, d, J=8.4Hz), 6.42 (1H, s), 5.39 (1H, br t, J=7.5Hz), 5.21 (2H, s), 4.51 (2H, t, J=8.1Hz), 4..50−4.38 (1H, m), 4.27 (2H, d, J=7.5Hz), 3.96 (2H, dd, J=8.1, 5.1Hz), 2.36 (3H, s)
【0601】
参考例63
3−アセチルチオ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1) 3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例62(1)で得られた1−(4−アジドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン 2.12 g( 4.71 mmol)をメタノール106 mlに溶解し、20%水酸化パラジウム 2.12 g存在下、室温にて接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮した。得られた粗生成物を塩化メチレン 100 mlに溶解し、氷冷下にてクロロ蟻酸メチル 0.43 ml( 5.65 mmol)、トリエチルアミン0.79 ml ( 5.65 mmol )を加え、室温にて 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧濃縮後、得られた残渣に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出後、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡黄色油状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 1.88 g, 収率 45 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.60 ( 4H, d, J= 1.5 Hz ), 7.48 − 7.31 ( 6H, m ),7.19 ( 1H, t, J= 8.1 Hz ), 7.00 ( 1H, s ), 4.78 − 4.68 ( 1H, m ), 4.24 ( 2H, d, J= 5.8 Hz ), 4.09 ( 2H, t, J= 9.0, 6.6 Hz ), 3.99( 2H, t, J= 9.0, 5.0 Hz ), 3.67 ( 3H, s ), 1.06 ( 9H, s )
(2)3−ヒドロキシ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例63(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 1.88 g ( 3.90 mmol) を無水テトラヒドロフラン 94 ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸 0.27 ml( 4.68 mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 4.68 ml ( 4.68 mmol) を順次加え、そのまま 30分攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを白色固体として、 426 mg, 収率 45 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 6.39 ( 1H, s ), 4.79 − 4.39 ( 1H, m ), 4.31 ( 2H, dd, J= 9.1, 6.7 Hz ), 4.25 ( 2H, d, J= 5.8 Hz ), 3.94 ( 2H, dd, J= 9.1, 4.3 Hz ), 3.68 ( 3H, s )
(3)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例63(2)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 426 mg ( 1.75 mmol)を塩化メチレン 20 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.16 ml ( 2.10 mmol), トリエチルアミン 0.29 ml ( 2.10 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 448 mg, 収率 80 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 6.45 ( 1H, s ) , 5,45 − 5.36 ( 1H,m ),4.43 ( 2H, dd, J= 9.6, 6.7 Hz ), 4.25 ( 2H, s ), 4.25 ( 1H, t. J= 5.8 Hz ), 4.23 ( 1H, t. J= 5.8 Hz ), 3.69 ( 3H, s ), 3.10 ( 3H, s )
(4)3−アセチルチオ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例63(3)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 448 mg (1.39 mmol) をジメチルホルムアミド 13 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 952 mg ( 8.34 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 6 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 2 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−(メトキシカルボニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 441 mg, 収率 100% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 6.41 ( 1H, s ), 4.50 ( 2H, t, J= 8.5 Hz ), 4.49 − 4.45 ( 1H, m ), 4.25 ( 2H, d, J= 5.7 Hz )3.56 ( 2H, dd, J= 8.5, 5.3 Hz ), 3.68 ( 3H, s ), 2.05 ( 3H, s )
【0602】
参考例64
3−アセチルチオ−1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1)1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン
参考例62(1)で得られた1−(4−アジドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン 2.53 g( 5.60 mmol)をメタノール 120 mlに溶解し、20%水酸化パラジウム 2.53 g存在下、室温にて接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過した。、濾液に、氷冷下にて安息香酸無水物 1.90 ml( 8.40 mmol)を加え、そのまま 2.5 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧濃縮後、得られた残渣に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出後、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄し、、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 3 : 1 〜酢酸エチル)にて精製し、淡黄色油状の1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジンを 1.49 g, 収率 50 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.79 ( 2H, d, J= 7.3 Hz ), 7.63 − 7.55 ( 4H, m ), 7.55 − 7.31 ( 9H, m ),6.79 ( 1H, br s ), 6.44 ( 1H, s ),4.79 − 4.68 ( 1H, m ), 4.51 ( 2H, d, J= 5.4 Hz ), 4.11 ( 2H, dd, J= 8.4, 7.3 Hz ), 4.01 ( 2H, dd, J= 8.4, 5.0 Hz ), 1.06 ( 9H, s )
(2)1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例64(1)で得られた1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン 1.49 g ( 2.82 mmol) を無水テトラヒドロフラン 75 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 3.39 ml ( 3.39 mmol) を順次加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 2 〜酢酸エチル:メタノール= 9 : 1 )にて精製し、1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、582 mg, 収率 71 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.79 ( 2H, dd, J= 7.4 Hz ), 7.60 − 7.36 ( 3H, m ),6.82 ( 1H, br s ),6.46 ( 1H, s ), 4.85 − 4.77 ( 1H, m ),4.51 ( 2H, d, J= 5.6 Hz ), 4.31 ( 2H, dd, J= 8.9, 6.6 Hz ),3.95 ( 2H, dd, J= 8.5, 4.4 Hz )
(3)1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例64(2)で得られた1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン 582 mg ( 2.01 mmol)を塩化メチレン 30 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.19 ml (2.41 mmol), トリエチルアミン 0.34 ml ( 2.41 mmol) ,ピリジン 5.8 ml を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 739 mg, 収率 100 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.80 ( 2H, d, J= 6.9 Hz ), 7.57 − 7.41 ( 3H, m ), 6.71 ( 1H, bs ), 6.53 ( 1H, s ), 5.46 − 5.38 ( 1H, m ), 4.54 ( 2H, d, J= 5.2 Hz ),4.44 ( 2H, ddd, J= 9.6, 6.6, 0.9 Hz ), 4.25 ( 2H, ddd, J= 9.6, 9.3, 0.9 Hz ), 3.10 ( 3H, s )
(4)3−アセチルチオ−1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例64(3)で得られた1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 739 mg ( 2.01 mmol) をジメチルホルムアミド 20 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.38 g ( 12.1 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 3.5 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 698 mg, 収率 100% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.08 ( 2H, d, J= 7.8 Hz ), 7.55 − 7.46 ( 3H, m ),6.77 ( 1H, br s ), 6.49 ( 1H, s ), 4.47 − 4.38 ( 4H, m ),4.47 − 4.38 ( 1H, m ),3.97 ( 2H, dd, J= 8.6, 5.2 Hz ), 2.37 ( 3H, s )
【0603】
参考例65
3−アセチルチオ−1−[4−(ベンゼンスルホニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1) 3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(ベンゼンスルホニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例62(1)で得られた1−(4−アジドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン 2.12 g( 4.71 mmol)をメタノール106 mlに溶解し、20%水酸化パラジウム 2.12 g存在下、室温にて接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮した。得られた粗生成物を塩化メチレン 100 mlに溶解し、氷冷下にて塩化ベンゼンスルホニル 0.90 ml( 7.07 mmol)、トリエチルアミン0.98 ml ( 7.07 mmol )を加え、室温にて 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧濃縮後、得られた残渣に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出後、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡黄色油状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(ベンゼンスルホニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 755 mg, 収率 28 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.80 ( 2H, d, J= 7.5 Hz ), 7.61 ( 4H, d, J= 6.3 Hz ), 7.54 − 7.30 ( 9H, m ),6.21 ( 1H, s ), 5.07 ( 1H, t, J= 6.0 Hz ), 4.74 − 4.66 ( 1H, m ), 4.05 ( 2H, d, J= 6.3 Hz ), 3.99 ( 2H, dd, J= 7.6 Hz ), 3.89 ( 2H, dd, J= 8.8, 4.8 Hz ), 1.07 ( 9H, s )
(2)1−[4−(ベンゼンスルホニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例65(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(ベンゼンスルホニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 2.79 g ( 4.95 mmol) を無水テトラヒドロフラン 140 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 5.94 ml ( 5.94 mmol) を順次加え、そのまま 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、1−[4−(ベンゼンスルホニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、 1.06 g, 収率 66 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.79 ( 2H, d, J= 7.5 Hz ), 7.50 −7.41 ( 3H, m ),6.25 ( 1H, s ), 5.51 ( 1H, br s ), 4.80 − 4.70 ( 1H, m ),4.19 ( 2H, t, J= 9.1 Hz ), 4.03 ( 2H, t, J= 3.5 Hz ), 3.83 ( 2H, dd, J= 9.1, 4. Hz )
(3)1−[4−(ベンゼンスルホニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]−33−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例65(2)で得られた1−[4−(ベンゼンスルホニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン 1.06 g ( 3.26 mmol)を塩化メチレン 50 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.38 ml ( 4.89 mmol), トリエチルアミン 0.68 ml ( 4.89 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の1−[4−(ベンゼンスルホニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 1.16 mg, 収率 91% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.82 ( 2H, d, J= 7.3 Hz ), 7.61 − 7.46 ( 3H, m ), 6.33 ( 1H, s ), 5.42 − 5.33 ( 1H, m ), 5.15 ( 1H, t, J= 5.9 Hz ), 4.34 ( 2H, dd, J= 9.8, 6.7 Hz ),4.14 ( 2H, dd, J= 9.8, 4.1 Hz ), 4.08 ( 2H, d, J= 6.3 Hz ), 3.10 ( 3H, s )
(4)3−アセチルチオ−1−[4−(ベンゼンスルホニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例65(3)で得られた1−[4−(ベンゼンスルホニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 1.16 g (2.98 mmol) をジメチルホルムアミド 35 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 2.04 g ( 17.9 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 4 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:酢酸エチル= 5 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−(ベンゼンスルホニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 1.00 g, 収率91 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.82 ( 2H, d, J= 7.4Hz ), 7.58 − 7.42 ( 3H, m ), 6.23 ( 1H, s ), 5.40 − 5.50 ( 1H, m ), 4.48 − 4.30 ( 3H, m ), 4.09 ( 2H, d, J= 5.8 Hz ), 3.90 ( 2H, dd, J= 8.3, 4.5 Hz ), 2.37 ( 3H, s )
【0604】
参考例66
3−アセチルチオ−1−[4−(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1) 3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例62(1)で得られた1−(4−アジドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン 2.47 g( 5.50 mmol)をメタノール 120 mlに溶解し、20%水酸化パラジウム 2.47 g存在下、室温にて接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮した。この残渣を塩化メチレン 115 mlに溶解し、氷冷下にて塩化チエニル 0.71 ml( 6.60 mmol)、トリエチルアミン 0.92 ml ( 6.60 mmol )を加え、室温にて 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧濃縮し、得られた残渣に酢酸エチルと飽和重曹水を加えて分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡黄色油状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 1.88 g, 収率64 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.75 − 7.32 ( 13H, m ), 7.11 − 7.03 ( 1H, m ), 6.65( 1H, br s ), 4.80 − 4.70 ( 1H, m ), 4.47 ( 2H, d, J= 5.0 Hz ), 4.11 ( 2H, t, J= 8.5 Hz ), 4.01 ( 2H, dd, J= 8.5, 5.0 Hz ), 1.06 ( 9H, s )
(2)3−ヒドロキシ−1−[4−(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例66(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 2.18 g ( 4.08 mmol) を無水テトラヒドロフラン 110 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 4.90 ml (4.90 mmol) を順次加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、3−ヒドロキシ−1−[4−(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを白色固体として、571 mg, 収率 47 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.53 ( 1H, d, J= 3.5 Hz ), 7.46 ( 1H, d, J= 5.4 Hz ), 7.60 ( 1H, dd, J= 4.9, 3.8 Hz ),6.87 ( 1H, br s ), 6.46 ( 1H, s ), 4.87 − 4.78 ( 1H, m ),4.48 ( 2H, d, J= 5.6 Hz ), 4.33 ( 2H, dd, J= 8.7, 4.6 Hz ), 3.98 ( 2H, dd, J= 8.7, 4.6 Hz )
(3)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例66(2)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 571 mg( 1.93 mmol)を塩化メチレン 28 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.18 ml ( 2.32 mmol), トリエチルアミン 0.33 ml ( 2.32 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール= 1 : 1 )にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 490 mg, 収率 91 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.56 ( 1H, d, J= 5.4 Hz ), 7.47 ( 1H, d, J= 5.4 Hz ), 7.07 ( 1H, dd, J= 5.1, 3.7 Hz ),6.87 ( 1H, br s ), 6.50 ( 1H, s ), 4.57 ( 2H, t, J= 8.6 Hz ), 4.50 ( 2H, t, J= 5.4 Hz ), 4.50 ( 2H, d, J= 5.4 Hz ), 4.48 − 4.37 ( 1H, m ), 4.36 ( 2H, dd, J= 8.6, 5.5 Hz ), 2.36 ( 3H, s )
(4)3−アセチルチオ−1−[4−(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例66(3)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 623 mg ( 1.67 mmol) をジメチルホルムアミド 18 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.14 g ( 10.0 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 4 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 :1 〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 490 mg, 収率 91 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.56 ( 1H, d, J= 5.4 Hz ), 7.47 ( 1H, d, J= 5.4 Hz ), 7.07 ( 1H, dd, J= 5.1, 3.7 Hz ),6.87 ( 1H, br s ), 6.50 ( 1H, s ), 4.57 ( 2H, t, J= 8.6 Hz ), 4.50 ( 2H, t, J= 5.4 Hz ), 4.50 ( 2H, d, J= 5.4 Hz ), 4.48 − 4.37 ( 1H, m ), 4.36 ( 2H, dd, J= 8.6, 5.5 Hz ), 2.36 ( 3H, s )
【0605】
参考例67
3−アセチルチオ−1−[4−(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
(1) 3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例62(1)で得られた1−(4−アジドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン 2.47 g( 5.50 mmol)をメタノール 120 mlに溶解し、20%水酸化パラジウム 2.47 g存在下、室温にて接触水素還元を行った。反応終了確認後、反応液を濾過し、濾液を減圧濃縮した。この残渣を塩化メチレン 115 mlに溶解し、氷冷下にて塩化2−フロイル 0.65 ml( 6.60 mmol)、トリエチルアミン 0.92 ml ( 6.60 mmol ) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧濃縮し、得られた残渣に酢酸エチルと飽和重曹水を加えて分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡黄色油状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 1.60 g, 収率 60 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3):δ(ppm) 7.75 − 7.58 ( 4H, m ), 7.50 − 7.09 ( 9H, m ), 6.68 ( 1H, br s ), 4.82 − 4.70 ( 1H, m ), 4.47 ( 2H, d, J= 5.5 Hz ), 4.11 ( 2H, t, J= 8.3 Hz ), 4.02 ( 2H, dd, J= 8.3, 5.0 Hz ), 1.06( 9H, s )
(2)1−[4−(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]―3−ヒドロキシアゼチジン
参考例67(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン 1.90 g ( 3.68 mmol) を無水テトラヒドロフラン 95 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 4.41 ml ( 4.41 mmol) を順次加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール= 10 : 1 )にて精製し、1−[4−(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、426 mg, 収率 47 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.44 ( 1H, s ), 7.12 ( 1H, d, J= 3.5 Hz ), 7.04 ( 1H, br s ), 6.49 ( 1H, dd, J= 3.4, 1.7 Hz ),6.45 ( 1H, s), 4.86 − 4.78 ( 1H, m ), 4.48 ( 2H, d, J= 5.7 Hz ), 4.33 ( 2H, t, J= 8.8 Hz ),3.98 ( 2H, dd, J= 8.8, 4.4 Hz )
(3)1−[4−(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例67(2)で得られた1−[4−(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン 426 mg ( 1.72 mmol)を塩化メチレン 20 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.16 ml ( 2.07 mmol), トリエチルアミン 0.29 ml ( 2.07 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール= 20 : 1 )にて精製し、淡黄色固体の1−[4−(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 481 mg, 収率 78 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.45 ( 1H, d, J= 0.9 Hz ), 7.13 ( 1H, d, J= 3.5 H ), 7.00 ( 1H, s ), 6.53 ( 1H, s ), 6.50 ( 1H, dd, J= 3.5, 1.8 Hz ), 5.49 − 5.38 ( 1H, m ), 4.51 ( 2H, d, J= 5.8 Hz ), 4.48 ( 2H,dd, J= 3.1, 1.0 Hz ), 4.29 ( 2H, dd, J= 5.8, 4.9 Hz ), 3.10 ( 3H, s )
(4)3−アセチルチオ−1−[4−(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例67(3)で得られた1−[4−(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 481 mg ( 1.34 mmol) をジメチルホルムアミド 14 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 921 mg ( 8.07 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 6 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを 341 mg, 収率 83 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.45 ( 1H, s ), 7.12 ( 1H, d, J= 3.5 Hz ), 7.09 − 6.94 ( 2H, m ),6.49 ( 2H, t, J= 2.5 Hz ), 4.56 ( 2H, t, J= 8.5 Hz ), 4.50 ( 2H, d, J= 5.7 Hz ), 4.48 − 4.38 ( 1H, m ), 4.02 ( 2H, dd, J= 8.5, 6.1 Hz ), 2.36 ( 3H, s )
【0606】
参考例68
3−アセチルチオ−1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1) 3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.50 g( 3.53mmol)をテトラヒドロフラン 75 mlに溶解し、氷冷下にて、フタルイミド 519 mg( 5.30 mmol)、トリフェニルホスフィン 1.39 g( 5.30 mmol)、ジエチルアゾジカルボキシラート−40%トルエン溶液2 .03 ml( 5.30 mmol)を窒素雰囲気下にて加え、そのまま 2 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を分液抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 5 )にて精製し、淡黄色油状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 1.52 mg, 収率 78 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.88 ( 2H, dd, J= 5.5, 3.1 Hz ), 7.33 ( 2H, dd, J= 5.5, 3.1 Hz ), 7.60 ( 4H, dd, J= 7.9, 1.4 Hz ), 7.47 − 7.34 ( 6H, m ), 6.26 ( 1H, s ), 4.83 ( 2H, s ), 4.76 − 4.68 ( 1H, m ), 4.26 − 4.08 ( 2H, m ), 4.08 − 3.92 ( 2H, m ), 1.05 ( 9H, s )
(2)1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例68(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.52 g ( 2.57 mmol) を無水テトラヒドロフラン 76 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 3.29 ml ( 3.29 mmol) を順次加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色固体として、864 mg, 収率 100% で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.87 ( 2H, dd, J= 5.4, 3.1 Hz ), 7.73 ( 2H, dd, J= 5.4, 3.1 Hz ), 6.32 ( 1H, s ), 4.79 ( 2H, s ), 4.78 − 4.70 ( 1H, m ),4.27 ( 2H, dd, J= 9.2, 6.9 Hz ), 3.91 ( 2H, dd, J= 9.2, 4.6 Hz )
(3)1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例68(2)で得られた1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン 864 mg ( 2.74 mmol)を塩化メチレン 35 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.25 ml ( 3.29 mmol), トリエチルアミン 0.46 ml ( 3.29 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内にジエチルエーテルを加え 30 分撹拌した。この反応系を濾過し、濾物をジエチルエーテルで洗浄し、白色固体の1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを 726 mg, 収率 67 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.91 ( 2H, dd, J= 5.5, 2.8 Hz ), 7.86 ( 2H, dd, J= 5.5, 3.5 Hz ), 6.70 ( 1H, s ), 5.46 − 5.39 ( 1H, m ), 4.63 ( 2H, s ), 4.36 ( 2H, dd, J= 10.0, 6.6 Hz ), 4.09 ( 2H, dd, J= 10.0,3.4 Hz ), 3.27 ( 3H, s )
(4)3−アセチルチオ−1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例68(3)で得られた1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン 726 mg ( 1.85 mmol)をジメチルホルムアミド 22 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.26 g ( 11.1 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 6.5 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−フタルイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
を 599 mg, 収率 87 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.88 ( 2H, dd, J= 5.4, 2.9 Hz ), 7.73 ( 2H, dd, J= 5.4, 3.1 Hz ), 6.35 ( 1H, s ), 4.82 ( 2H, s ), 4.52 ( 2H, t, J= 8.4 Hz ), 4.45 − 4.35 ( 1H, m ),3.98 ( 2H, dd, J= 8.4, 5.7 Hz ), 2.34 ( 3H, s )
【0607】
参考例69
3−アセチルチオ−1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
(1) 3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例2(2)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.50 g( 3.53mmol)をテトラヒドロフラン 75 mlに溶解し、氷冷下にて、サクシイミド 525 mg( 5.30 mmol)、トリフェニルホスフィン 1.39 g( 5.30 mmol)、ジエチルアゾジカルボキシラート−40%トルエン溶液2.03 ml ( 5.30 mmol)を窒素雰囲気下にて加え、そのまま 4 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を分液抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン:酢酸エチル= 1 : 1 )にて精製し、淡黄色油状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 1.79 g, 収率 100 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.65 − 7.57 ( 4H, m ), 7.49 − 7.36( 6H, m ), 6.30 ( 1H, s ), 4.75 − 4.66 ( 1H, m ),4.60 ( 2H, s ), 4.21 (4H, dd, J= 14.2, 7.1 Hz ), 4.12 ( 4H, dd, J= 14.2, 7.1 Hz ), 4.09 ( 2H,t, J= 8.5 Hz ), 3.99 ( 2H, dd, J= 8.5, 4.9 Hz ), 1.05 ( 9H, s )
(2)3−ヒドロキシ−1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例69(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 1.79 g ( 3.53 mmol) を無水テトラヒドロフラン 141 ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液 4.24 ml ( 4.24 mmol) を順次加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール= 20 : 1 )にて精製し、3−ヒドロキシ−1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを白色固体として、456 mg, 収率 49 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 6.34 ( 1H, s ), 4.84 − 4.74 ( 1H, m ), 4.62 ( 2H, s ), 4.31 ( 2H, dd, J= 9.9, 6.6 Hz ), 3.94 ( 2H, dd, J= 9.9, 4.4 Hz ), 2.76 ( 4H, m )
(3)3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例69(2)で得られた3−ヒドロキシ−1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 459 mg ( 1.72 mmol)を塩化メチレン 50 mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド 0.16 ml ( 2.06 mmol), トリエチルアミン 0.29 ml ( 2.06 mmol) を加え、そのまま 1 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 515 mg, 収率 87 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 6.43 ( 1H, s ), 5.44 − 5.34 ( 1H, m ), 4.62 ( 2H, s ), 4.44 ( 2H, dd, J= 10.3, 6.6 Hz ), 4.24 ( 2H, dd, J=10.3, 4.2 Hz ), 3.09 ( 3H, s ), 2.76 ( 4H, s )
(4)3−アセチルチオ−1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン
参考例69(3)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン 515 mg ( 1.49 mmol)をジメチルホルムアミド 15 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム 1.02 g ( 8.95 mmol)を加え、 90 ℃油浴にて 8 時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−サクシイミドメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを 238 mg, 収率 49 % で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 6.37 ( 1H, s ), 4.62 ( 2H, s ), 4.51 ( 2H, t, J= 8.5 Hz ), 4.45 − 4.35 ( 1H, m ),3.97 ( 2H, dd, J= 8.4, 5.4 Hz ), 2.76 ( 4H, s ), 2.35 ( 3H, m )
【0608】
参考例70
3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
(1)(2S)−3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−2−イソチオシアナート−プロピオン酸 メチルエステル
参考例39(1)で得られたt−ブチルジフェニルシリルオキシ−N−カルボベンジルオキシ−L−セリン メチルエステル32.0g(65.1mmol)をメタノール960mlに溶解し、10%パラジウム炭素32.0g存在下、室温にて2時間、接触水素還元を行った。反応終了後、反応液を濾過、濾液を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール=95:5)にて精製し、無色油状のt−ブチルジフェニルシリルオキシ−L−セリン メチルエステルを19.7g、収率85%で得た。続いて、得られたt−ブチルジフェニルシリルオキシ−L−セリン メチルエステル19.7g(55.0mmol)を塩化メチレン590mlに溶解し、室温にて二流化炭素6.62ml(110mmol)、トリエチルアミン19.3ml(138mmol)を加え、一晩撹拌した。次にクロロ蟻酸エチル13.2ml(138mmol)、トリエチルアミン19.3ml(138mmol)を加え、さらに1時間撹拌した。反応終了確認後、系内にメタノールを加え30分攪拌した。反応液に酢酸エチルと飽和食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン)にて精製し、黄色結晶の(2S)−3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−2−イソチオシアナート−プロピオン酸 メチルエステルを14.8g、収率67%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.70 − 7.62 (4H, m), 7.48 − 7.38 (6H, m), 4.28 (1H, dd, J=3.7, 5.1Hz), 4.05 (1H, dd, J=5.1, 10.3Hz), 3.95(1H, dd, J=3.7, 10.3Hz), 3.80 (3H, s), 1.06 (9H, s)
(2) (2S)−3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−2−[(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボチオイル)−アミノ]−プロピオン酸 メチルエステル
参考例70(1)で得られた(2S)−3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−2−イソチオシアナート−プロピオン酸 メチルエステル13.4g(33.5mmol)をテトラヒドロフラン245mlに溶解し、室温にて系内に参考例31(1)で得られた3−ヒドロキシアゼチジン4.90g(67.1mmol)の50ml水溶液を加え、そのまま一晩撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン〜トルエン:アセトニトリル=3:1)にて精製し、黄色固体の(2S)−3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−2−[(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボチオイル)−アミノ]−プロピオン酸 メチルエステルを9.60g、収率61%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.61 − 7.55 (4H, m), 7.47 − 7.36 (6H, m), 5.94 (1H, br d, J=8.1Hz), 5.19 (1H, dt, J=2.9, 8.1Hz), 4.71 − 4.64 (1H, m), 4.40 − 4.33 (1H, m), 4.31 − 4.23 (1H, m), 4.18 (1H, dd, J=2.2, 10.3Hz), 4.04 (1H, dd, J=2.9, 10.3Hz), 4.02 − 3.96 (1H, m), 3.94 − 3.88 (1H, m), 3.76 (3H, s), 2.24 (1H, br d, J=5.9Hz), 1.04(9H, s)
(3)(2S)−2−{[3−(ベンゾイルオキシ)−アゼチジン−1−カルボチオイル]−アミノ]−3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−プロピオン酸メチルエステル
参考例70(2)で得られた(2S)−3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−2−[(3−ヒドロキシアゼチジン−1−カルボチオイル)−アミノ]−プロピオン酸 メチルエステル21.1g(44.6mmol)をピリジン630mlに溶解し、安息香酸無水物30.0g(133mmol)、4−ジメチルアミノピリジン545mg(4.46mmol)を氷冷下にて反応系に加え、室温にて2時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を0.5N−塩酸水、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1)にて精製し、淡黄色固体の(2S)−2−{[3−(ベンゾイルオキシ)−アゼチジン−1−カルボチオイル]−アミノ]−3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−プロピオン酸 メチルエステルを23.3g、収率91%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.10 − 8.05 (2H m), 7.65 − 7.54 (4H, m), 7.52 − 7.45 (3H, m), 7.44 − 7.35 (6H, m), 5.96 (1H, br d, J=8.1Hz), 5.47 − 5.40 (1H, m), 5.20 (1H, dt, J=8.1, 2.9Hz), 4.57 − 4.51 (1H, m), 4.49 − 4.40 (1H, m), 4.27 − 4.20 (1H, m), 4.20 (1H, dd, J=2.2, 10.3Hz), 4.06 (1H, dd, J=2.9, 10.3Hz), 3.77 (3H, s), 1.04 (9H, s)
(4)(2S)−2−{ [3−(ベンゾイルオキシ)−アゼチジン−1−カルボチオイル]−アミノ}−3−ヒドロキシ−プロピオン酸 メチルエステル
参考例70(3)で得られた(2S)−2−{[3−(ベンゾイルオキシ)−アゼチジン−1−カルボチオイル]−アミノ]−3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−プロピオン酸 メチルエステル23.3g(40.0mmol)をテトラヒドロフラン700mlに溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液48.4ml(48.4mmol) を加え、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和食塩水を加え分液操作を行い、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=3:1)にて精製し、白色固体の(2S)−2−{ [3−(ベンゾイルオキシ)−アゼチジン−1−カルボチオイル]−アミノ}−3−ヒドロキシ−プロピオン酸 メチルエステルを12.6g、収率92%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.08 − 8.04 (2H, m), 7.64 − 7.59 (1H, m), 7.51 − 7.45 (2H, m), 6.00 (1H, d, J=7.3Hz), 5.49 − 5.43 (1H, m), 5.25 (1H, dt, J=7.3, 3.7Hz), 4.63 − 4.56 (2H, m), 4.32 − 4.24 (2H ,m),4.12 − 4.02 (2H, m), 3.82 (3H, s)
(5)3−ベンゾイルオキシ−1−[(4S)−4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾリン−2−イル]アゼチジン
2−クロロ−3−エチルベンゾオキサゾ−ル テトラフルオロボラート15.1g(55.9mmol)のアセトニトリル380ml溶液に参考例70(4)で得られた
(2S)−2−{ [3−(ベンゾイルオキシ)−アゼチジン−1−カルボチオイル]−アミノ}−3−ヒドロキシ−プロピオン酸 メチルエステル12.6g(37.2mmol)をアセトニトリル500ml溶液を氷冷下、窒素雰囲気下にて滴下し、滴下終了後そのまま1時間撹拌した。次に、系内にトリエチルアミン10.4ml(74.4mmol)を加え、さらに1.5時間撹拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、分液操作を行い、続いて水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、淡褐色固体の3−ベンゾイルオキシ−1−[(4S)−4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾリン−2−イル]アゼチジンを9.12g、収率81%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.08 − 8.04 (2H, m), 7.63 − 7.58 (1H, m), 7.49 − 7.44 (2H, m), 5.50 − 5.44 (1H, m), 4.69 (1H, dd, J=6.6, 9.5Hz), 4.55 (1H, dd, J=6.6, 8.1Hz), 4.51 − 4.44 (3H, m), 4.20 − 4.14 (2H ,m), 3.78 (3H, s)
(6)3−ベンゾイルオキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン
参考例70(5)で得られた3−ベンゾイルオキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾリン−2−イル)アゼチジン9.12g(30.0mmol)をトルエン450ml、塩化メチレン180mlに溶解し、系内に二酸化マンガン63.8gを加え、5時間加熱還流した。反応終了確認後、反応液を濾過、濾液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=1:1)にて精製し、淡黄色結晶の3−ベンゾイルオキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジンを5.24g、収率58%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.08 − 8.04 (2H, m), 7.84 (1H, s), 7.63 − 7.58 (1H, m), 7.50 − 7.44 (2H, m), 5.60 − 5.53 (1H, m), 4.61 (1H, dd, J=5.9, 9.5Hz), 4.31 (1H, dd, J=3.4, 9.5Hz), 3.89 (3H, s)
(7)3−ヒドロキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン
参考例70(6)で得られた3−ベンゾイルオキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン5.24g(17.3mmol)をメタノール260ml、塩化メチレン80mlに溶解し、室温にて触媒量のナトリウムメトキシドを加え、そのまま1時間撹拌した。反応終了確認後、氷冷下にて4N−塩酸ガス−ジオキサン溶液を加え中和し、反応液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール=95:5)にて精製し、淡褐色結晶の3−ヒドロキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジンを2.65g、収率77%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.81 (1H, s), 4.83 − 4.76 (1H, brs), 4.41 (2H, dd, J=6.6, 9.5Hz), 4.06 (2H, dd, J=4.4, 9.5Hz), 3.88 (3H,s), 2.39 − 2.30 (1H, br s)
(8)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン
参考例70(7)で得られた3−ヒドロキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジン2.64g(13.4mmol)をジメチルホルムアミド80mlに溶解し、氷冷下にて塩化t−ブチルジフェニルシラン6.97ml(26.8mmol)、イミダゾール1.82g(26.8mmol)を加え、同じく氷冷下にて一晩撹拌した。反応終了確認後、系内にメタノールを加え、30分撹拌した。次に系内に酢酸エチル、10%食塩水を加え、分液操作を行った。水層を酢酸エチルで分液抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1〜3:1)にて精製し、淡黄色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキし−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾ−ル−2−イル)アゼチジンを4.95g、収率85%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.78 (1H, s), 7.62 − 7.58 (4H, m), 7.48 − 7.36 (6H, m), 4.74 − 4.67 (1H, m), 4.15 (1H, dd, J=6.6, 9.5Hz),4.08 (1H, dd, J=5.1, 9.5Hz), 3.87 (3H, s), 1.06 (9H, s)
(9)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例70(8)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン4.95g (11.3 mmol)を無水テトラヒドロフラン100ml に溶解し、予め調整した水素化アルミニウムリチウム1.29g (33.9mmol) の無水テトラヒドロフラン250ml の懸濁液に窒素雰囲気下、氷冷にて滴下し、滴下終了後同条件下にて5分間攪拌した。反応終了確認後、同条件下にて系内に硫酸マグネシウム10水和物を徐々に加え、系内からの発泡がおさまったら、室温にて1時間攪拌した。その後系内に酢酸エチルを徐々に加え、続いて飽和食塩水を加えた。水層を酢酸エチルにて分液抽出したのち、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン:アセトニトリル=3:1)にて精製し、白色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを3.88g 収率84%で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.63 − 7.59 (4H, m), 7.47 − 7.36 (6H, m), 7.13 (1H, s), 4.73 − 4.66 (1H, m), 4.45 (2H, s), 4.11 (2H, dd, J=6.6, 8.8Hz), 4.04 (2H, dd, J=5.1, 8.8Hz), 2.21 − 2.15 (1H, br s), 1.06 (9H, s)
(10)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ホルミル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例70(9)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン3.88g (9.50mmol) を無水塩化メチレン190ml に溶解し、溶液中に活性二酸化マンガン19.4g を加え、室温にて2時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1)にて精製し、淡黄色結晶の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ホルミル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを3.09g, 収率80%で得た・
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 9.75 (1H, s), 7.80 (1H, s), 7.63 −7.58 (4H, m), 7.48 − 7.37 (6H, m), 4.75 − 4.68 (1H, s), 4.16 (2H, dd, J=6.6, 9.5Hz), 4.10 (2H, dd, J=5.1, 9.5Hz), 1.06 (9H, s)
(11)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキル−2−イル)アゼチジン
参考例70(10)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−ホルミル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン3.09g (7.60mmol)を無水塩化メチレン18ml に溶解し、系内にt−ブタノ−ル93ml, 2M 2−メチル−2−ブテン テトラヒドロフラン溶液5.70ml(11.4mmol)を加えた。続いて亜塩素酸ナトリウム1.72 g (15.2mmol)、リン酸二水素ナトリウム1.82g (15.2mmol)の18ml 水溶液を系内に氷冷下にて滴下し、1時間撹拌した。反応終了確認後、系内に酢酸エチル、1M−塩酸水 (pH:2から3)を加えた。水層を酢酸エチルにて分液抽出したのち、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン〜塩化メチレン:メタノール=9:1)にて精製し、褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジンを1.90g収率59%で得た。
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 423 [M+H]+
【0609】
参考例71
3−アセチルチオ−1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
(1)1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン
参考例70(8)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン2.00g (4.58mmol)をトルエン100 ml に溶解し、0.67Mアゼチジン−トリメチルアルミニウム−ベンゼン溶液13.7ml を窒素雰囲気下、室温で加え、100℃油浴にて5.5時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水100mlと酢酸エチル200mlを加え、室温下にて1時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジンを875mg、収率41%で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.67 (1H, s), 7.65 − 7.57 (4H, m),7.48 − 7.37 (6H, m), 4.72 − 4.66 (1H, m), 4.54 − 4.47 (2H, m), 4.18 − 4.11 (2H, m), 4.10 (2H, dd, J=6.6, 8.8Hz), 4.04 (2H, dd, J=5.1, 8.8Hz), 2.30 (2H, quintet, J=7.7Hz), 1.06 (9H, s)
(2)1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例71(1)で得られた1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン870mg(1.88mmol) を無水テトラヒドロフラン44ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液2.26ml (2.26mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=9:1)にて精製し、1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジンを白色結晶として、396mg、収率94%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.70 (1H, s), 4.81 − 4.74 (1H, m), 4.53 (2H, dd, J=6.8, 7.8Hz), 4.34 (2H, dd, J=6.8, 9.8Hz), 4.16 (2H, dd, J=6.8, 7.8Hz), 3.99 (2H, dd, J=4.9, 8.8Hz), 2.34 (1H, d, J=7.8Hz), 2.31 (2H, quintet, J=7.8Hz)
(3)1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルアゼチジン
参考例71(2)で得られた1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−ヒドロキシアゼチジン390mg (1.75mmol)を塩化メチレン20mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド406μl (5.24mmol)、トリエチルアミン734μl (5.24mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣に酢酸エチル、ジイソプロピルイーテルを加え濾過し、濾物をジイソプロピルエーテルで洗浄、減圧乾燥し、淡黄色固体の1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルアゼチジンを449mg、収率85%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.74 (1H, m), 5.40 − 5.34 (1H, m), 4.55 − 4.49 (2H, br t, J=7.3Hz), 4.47 (2H, ddd, J=11.0, 6.6, 0.7Hz), 4.29 (2H, dd, J=11.0, 4.4Hz), 4.19 − 4.12 (2H, br t, J=7.3Hz), 3.09 (3H, s), 2.32 (2H, quintet, J=7.3Hz)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例71(3)で得られた1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)−3−メタンスルホニルアゼチジン470mg (1.56mmol) をジメチルホルムアミド25ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム1.07g (9.36mmol)を加え、80℃油浴にて8.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを330mg、収率75%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.71 (1H, s), 4.54 (2H, t, J=8.8Hz), 4.55 − 4.49 (2H, br t, J=8.1Hz), 4.43 − 4.35 (1H, m), 4.18 − 4.12 (2H, br t, J=8.1Hz), 4.00 (2H, dd, J=8.8, 5.9Hz), 2.35 (3H, s), 2.36 − 2.26 (2H, m)
【0610】
参考例72
3−アセチルチオ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例70(8)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン1.00g (2.29mmol)をトルエン50ml に溶解し、0.67Mモルホリン−トリメチルアルミニウム−トルエン溶液6.87ml を窒素雰囲気下、室温で加え、80℃油浴にて4時間攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水50mlと酢酸エチル100mlを加え、室温下にて1時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを400mg、収率36%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.68 (1H, s), 7.62 − 7.59 (4H, m), 7.48 − 7.37 (6H, m), 4.73 − 4.67 (1H, m), 4.15 − 4.09 (2H, m), 4.05 (2H, dd, J=8.8, 5.1Hz), 3.75 − 3.65 (8H, br s), 1.06 (9H, s)
(2)3−ヒドロキシ―1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例72(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン730mg(1.48mmol) を無水テトラヒドロフラン37ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液1.78ml (1.78mmol) を加え、そのまま1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=95:5〜9:1)にて精製し、3−ヒドロキシ―1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを白色結晶として、377mg、収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.71 (1H, s), 4.82 − 4.74 (1H, m), 4.35 (2H, dd, J=9.5, 6.6Hz), 4.00 (2H, dd, J=9.5, 4.4 Hz), 3.76 − 3.65(8H, m), 2.42 − 2.30 (1H, br s)
(3)3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例72(2)で得られた3−ヒドロキシ―1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン370mg (1.48mmol)を塩化メチレン19mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド344μl (4.44mmol), トリエチルアミン622μl (4.44mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=93:7)にて精製し、淡黄色結晶の3−メタンスルホニルオキシ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを404mg、収率100%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.75 (1H, s), 5.41 − 5.34 (1H, m), 4.48 (2H, ddd, J=9.5, 6.6, 1.5Hz), 4.30 (2H, ddd, J=9.5, 4.0, 1.5Hz), 3.78 − 3.65 (8H, m), 3.10 (3H ,s)
(4)3−アセチルチオ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン
参考例72(3)で得られた3−メタンスルホニルオキシ―1―(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン400mg (1.21mmol)をジメチルホルムアミド20 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム827mg (7.24mmol)を加え、80℃油浴にて6時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジンを266mg、収率71%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.72 (1H, s), 4.55 (2H, t, J=8.4Hz), 4.43 − 4.36 (1H, m), 4.02 (2H, dd, J=9.5, 5.9Hz), 3.76 − 3.66 (8H, br s), 2.36 (3H, s)
【0611】
参考例73
3−アセチルチオ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン
参考例70(8)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン1.57g (3.60mmol)をトルエン80ml に溶解し、0.67M 3―メトキシアゼチジン(参考例31(2)で得られた)−トリメチルアルミニウム−トルエン溶液10.8ml を窒素雰囲気下、室温で加え、60℃油浴にて30分攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水100mlと酢酸エチル200mlを加え、室温下にて1時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジンを1.50g、収率90%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.69 (1H, s), 7.63 − 7.59 (4H, m), 7.48 − 7.37 (6H, m), 4.73 − 4.76 (2H, m), 4.37 − 4.19 (3H, m), 4.10 (2H, dd, J=8.8, 6.6Hz), 4.03 (2H, dd, J=8.8, 5.1Hz), 4.02 − 3.98 (1H, m), 3.32 (3H, s), 1.06 (9H, s)
(2)3−ヒドロキシ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン
参考例72(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン1.49g (3.23mmol) を無水テトラヒドロフラン75ml に溶解し、氷冷下にて、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液3.88ml (3.88mmol) を加え、そのまま1時間攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:メタノール=95:5〜9:1)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジンを白色固体として、486mg、収率60%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.71 (1H, s), 4.81 − 4.66 (2H, m), 4.34 (2H, dd, J=9.5, 6.6Hz), 4.39 − 4.20 (3H, m), 4.04 − 3.98 (1H, m),3.99 (2H, dd, J=9.6, 4.4Hz), 3.32 (3H, s), 2.45 (1H, d, J=6.6Hz)
(3)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン
参考例73(2)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン480mg (1.89mmol)を塩化メチレン24mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド439μl (5.67mmol), トリエチルアミン795ml (5.67mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま30分攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣に酢酸エチル、ジイソプロピルエーテルを加え濾過し、濾物をジイソプロピルエーテルで洗浄し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジンを586mg、収率94%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.76 (1H, s), 5.41 − 5.34 (1H, m), 4.72 − 4.63 (1H, m), 4.29 (2H, dd, J=11.0, 4.4Hz), 4.38 − 4.20 (5H, m), 4.03 − 3.97 (1H ,m), 3.32 (3H, s), 3.10 (3H, s)
(4)3−アセチルチオ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン
参考例73(3)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン580mg (1.75mmol) をジメチルホルムアミド30ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム1.20g (10.5mmol)を加え、80℃油浴にて6時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=97:3)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−(3―メトキシ−アゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジンを336mg、収率62%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.73 (1H, s), 4.72 − 4.65 (1H, m), 4.54 (2H, t, J=8.8Hz), 4.43 − 4.19 (4H, m), 4.03 − 3.97 (1H, m), 4.01 (2H, dd, J=8.8, 5.1Hz), 3.31(3H, s), 2.35 (3H, s)
【0612】
参考例74
3−アセチルチオ−1−[4−(3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン
(1)1−[4−(3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン
参考例70(7)で得られた3−ヒドロキシ−1−(4−メトキシカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン500mg (2.52mmol)をトルエン25ml に溶解し、0.67M3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン(参考例42(2)で得られた)−トリメチルアルミニウム−トルエン溶液11.3ml を窒素雰囲気下、室温で加え、80℃油浴にて15分攪拌した。反応終了確認後、氷冷下にて系内に10%酢酸水20mlと酢酸エチル50mlを加え、室温下にて0.5時間攪拌した。続いて反応系内にさらに酢酸エチルを加え、分液操作を行い、水層を酢酸エチルにて分液抽出を行った。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール=95:5〜9:1)にて精製し、淡褐色固体の1−[4−(3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジンを1.24g、収率100%で得た。
1H−NMR(400MHz ,CDCl3): δ(ppm) 7.68 (1H, s), 7.61 (4H, dd, J=8.1,1.5Hz), 7.47 − 7.36 (6H, m), 4.81 − 4.74 (1H, m), 4.65 − 4.52 (2H, m), 4.40 − 4.36 (1H, m), 4.33 (2H, dd, J=9.5, 6.6Hz), 4.18 − 4.11 (1H, m), 4.06 − 3.97 (1H, m), 3.98 (2H, dd, J=9.5, 5.1Hz), 1.06 (9H, s)
(2)1−[4−(3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン
参考例74(1)で得られた1−[4−(3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]−3−ヒドロキシアゼチジン1.68g (3.53mmol)を塩化メチレン84mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド820μl (10.6mmol), トリエチルアミン1.49ml (10.6mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま0.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、淡黄色固体の1−[4−(3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジンを1.56g、収率80%で得た。
1H−NMR(400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.72 (1H, s), 7.61 (4H, d, J=6.8Hz), 7.45 (2H, t, J=6.8Hz), 7.39 (4H, t, J=6.8Hz), 5.40 − 5.34 (1H, m), 4.64 − 4.59 (1H, m), 4.59 − 4.52 (1H, m), 4.45 (2H, dd, J=10.7, 5.9Hz), 4.39 − 4.32 (1H, m), 4.28 (2H, dd, J=10.7, 4.9Hz), 4.18 − 4.12 (1H, m), 4.05 − 4.00 (1H, m), 3.10 (3H, s), 1.07 (9H ,s)
(3)3−アセチルチオ−1−[4−(3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン
参考例74(2)で得られた1−[4−(3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]−3−メタンスルホニルオキシアゼチジン1.56g (2.81mmol) をジメチルホルムアミド80ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム1.92g (16.8mmol)を加え、80℃油浴にて7.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−(3−t−ブチルジフェニルシリルオキシアゼチジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジンを863mg、収率57%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 7.69 (1H, s), 7.63 − 7.60 (4H, m), 7.47 − 7.36 (6H, m), 4.64 − 4.54 (2H, m), 4.53 (2H, t, J=8.8Hz), 4.43 − 4.32 (2H, m), 4.18 − 4.13 (1H, m), 4.06 − 4.00 (1H,m), 4.00 (2H, dd, J=8.8, 5.9Hz) 2.36 (3H, s), 1.06 (9H, s)
【0613】
参考例75
3−アセチルチオ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例57(4)で得られた3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)アゼチジン塩酸塩1.39g(4.83mmol)と参考例70(11)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン1.70g(4.02mmol)をジメチルホルムアミド85mlに溶解させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド801μl(4.83mmol)、トリエチルアミン1.70ml(12.1mmol)を加え、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜酢酸エチル)にて精製し、淡黄色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを596mg、収率23%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.71 (1H, s), 7.61 (4H, d, J=8.8Hz), 7.53 − 7.49 (2H, m), 7.47 − 7.38 (6H, m), 5.30 − 5.26 (1H, m), 5.21 (2H, s), 4.89 − 4.80 (1H, m), 4.72 − 4.66 (1H, m), 4.59 − 4.51 (1H, m), 4.51 − 4.42 (1H, m), 4.37 − 4.30 (1H, m), 4.12 − 4.06 (2H, m), 4.02 (2H, dd, J=8.8, 4.9Hz), 3.97 − 3.90 (1H, m), 1.06 (9H, s)
(2)3−ヒドロキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例75(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン640mg (0.976mmol) を無水テトラヒドロフラン32ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸67μl、(1.17mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液1.17ml (1.17mmol) を順次加え、そのまま1.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン:メタノール=95:5〜9:1)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを白色固体として、360mg、収率88% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3):δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.73 (1H, s), 7.51 (2H, d, J=8.8Hz), 5.46 − 5.40 (1H, m), 5.21 (2H, s), 4.89 − 4.74(2H, m), 4.60 − 4.40 (2H, m), 4.39 − 4.31 (1H, m), 4.33 (2H, dd, J=9.5,6.6Hz), 3.98 (2H, dd, J=9.5, 5.1Hz), 3.96 − 3.90 (1H, m)
(3)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例75(2)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン360mg (0.863mmol)を塩化メチレン18mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド200μl (2.59mmol), トリエチルアミン363μl (2.59mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン〜塩化メチレン:メタノール=95:5)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを390mg、収率91%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.23 (2H, d, J=8.8Hz), 7.77 (1H, s), 7.51 (2H, d, J=8.8Hz), 5.40 − 5.34 (1H, m), 5.11 − 5.27 (1H, m), 5.21(2H, s), 4.90 − 4.81 (1H, m), 4.60 − 4.53 (1H, m), 4.45 (2H, dd, J=10.3, 6.6Hz), 4.39 − 4.30 (1H, m), 4.27 (2H, dd, J=10.3, 4.4Hz), 3.99 − 3.92(1H, m), 3.10 (3H, s)
(4)3−アセチルチオ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン
参考例75(3)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン390mg (0.787mmol) をジメチルホルムアミド20 ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム539mg (4.72mmol)を加え、80℃油浴にて10.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:3〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−[3−(p−ニトロベンジルオキシカルボニルアミノ)−アゼチジン−1−カルボニル]−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジンを195mg、収率52%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.24 (2H, d, J=8.8Hz), 7.75 (1H, s), 7.51 (2H, d, J=8.8Hz), 5.16 − 5.10 (1H, br d, J=5.9Hz), 5.21 (2H, s), 4.89 − 4.80 (1H, m), 4.60 − 4.10 (4H, m), 4.53 (2H, t, J=8.8Hz), 3.99 (2H, dd, J=9.5, 5.9Hz), 3.98 − 3.91 (1H, m), 2.36 (3H, s)
【0614】
参考例76
3−アセチルチオ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン
参考例52(4)で得られた(3S)−3−アミノ−1−p−ニトロベンジルオキシカルボニルピロリジン905mg(3.41mmol)と参考例70(11)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン1.20g(2.84mmol)をジメチルホルムアミド36mlに懸濁させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド556μl(3.41mmol)、トリエチルアミン478μl(3.41mmol)を加え、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜1:3)にて精製し、淡黄色固体状の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジンを936mg、収率49%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, m), 7.72 (1H, s), 7.63 − 7.58 (4H, m), 7.53 (2H, m), 7.48 − 7.37 (6H, m), 6.85 − 6.80 (1H, br t, J=8.1Hz), 5.24 (2H, d, J=8.1Hz), 4.75 − 4.67 (1H, m), 4.65 − 4.58 (1H,m), 4.16 − 4.09 (2H, m), 4.06 (2H, dd, J=8.8, 5.1Hz), 3.83 − 3.75 (1H, m), 3.64 − 3.46 (2H, m), 3.38 (1H, dd, J=11.0, 4.4Hz), 2.30 − 2.20 (1H, m), 2.04 − 1.90 (1H, m), 1.06 (9H, s)
(2)3−ヒドロキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン
参考例76(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン1.10g (1.64mmol) を無水テトラヒドロフラン55ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸113μl、(1.97mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液1.97ml (1.97mmol) を順次加え、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=95:5)にて精製し、3−ヒドロキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジンを白色固体として、687mg、収率97% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, m), 7.75 (1H, s), 7.52 (2H, m), 6.89 − 6.82 (1H, m), 5.27 − 5.20 (2H, m), 4.84 − 4.77 (1H, m), 4.66 − 4.59 (1H, m), 4.36 (2H, dd, J=8.8, 7.3Hz), 4.01 (2H, dd, J=8.8, 5.2Hz), 3.82 − 3.74 (1H, m), 3.67 − 3.52 (3H, m), 3.45 − 3.39 (1H, m), 2.30 − 2.20 (1H, m), 2.03 − 1.93 (1H, m)
(3)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン
参考例76(2)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン680mg (1.58mmol)を塩化メチレン34mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド366μl (4.73mmol), トリエチルアミン663μl (4.73mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま2時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=96:4)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジンを760mg、収率95%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, m), 7.78 (1H, s), 7.52 (2H, m), 6.85 − 6.80 (1H, m), 5.42 − 5.37 (1H, m), 5.24 (2H, d, J=8.1Hz), 4.66 − 4.58 (1H, m), 4.49 (2H, dd, J=10.3, 6.6Hz), 4.31 (2H, dd, J=10.3, 4.4Hz), 3.82 − 3.74 (1H, m), 3.64 − 3.75 (2H, m), 3.44 − 3.38 (1H, m), 3.11 (3H, s), 2.30 − 2.20 (1H, m), 2.04 − 1.96 (1H, m)
(4)3−アセチルチオ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン
参考例76(3)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン760mg (1.49mmol) をジメチルホルムアミド38ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム1.02g (8.95mmol)を加え、80℃油浴にて10.5時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:6〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−[(3S)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジンを533mg、収率73%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, m), 7.76 (1H, s), 7.52 (2H, m), 6.87 − 6.80 (1H, br s), 5.24 (2H, d, J=7.3Hz), 4.66 − 4.58 (1H,m), 4.56 (2H, t, J=8.8Hz), 4.44 − 4.36 (1H, m), 4.03 (2H, dd, J=8.8, 5.9Hz), 3.79 (1H, dt, J=11.0, 6.6Hz), 3.65 − 3.51 (2H, m), 3.40 (1H, dd, J=11.0, 4.4Hz) 2.36 (3H, s), 2.32 − 2.20 (1H, m), 2.23 − 1.91 (1H, m)
【0615】
参考例77
3−アセチルチオ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン
(1)3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン
参考例53(5)で得られた(3R)−3−アミノ−1−p−ニトロベンジルオキシカルボニルピロリジン798mg(3.01mmol)と参考例70(11)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−(4−カルボキシル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン1.06g(2.51mmol)をジメチルホルムアミド50mlに溶解させ、窒素雰囲気下、氷冷にてジエチルホスホリルシアニド464μl(3.01mmol)、トリエチルアミン422μl(3.01mmol)を加え、室温にて一晩攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜1:3)にて精製し、淡褐色固体の3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジンを813mg、収率48%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, m), 7.72 (1H, s) 7.63 − 7.59(4H, m), 7.53(2H, m), 7.48 − 7.38 (6H, m), 6.86 − 6.60 (1H, m), 5.24 (2H, d, J=8.1Hz), 4.77 − 4.68 (1H ,m), 4.64 − 4.58 (1H, m), 4.15 − 4.09 (2H, m), 4.05 (2H, dd, J=8.8, 5.1Hz), 3.82 − 3.75 (1H, m), 3.64 − 3.49 (2H, m), 3.38 (1H, dd, J=11.0, 5.1Hz), 2.30 − 2.20 (1H, m), 2.06 − 1.90 (1H, m), 1.06 (9H, s)
(2)3−ヒドロキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン
参考例77(1)で得られた3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン810mg (1.21mmol) を無水テトラヒドロフラン40ml に溶解し、氷冷下にて、酢酸83μl、(1.45mmol)、1.0M テトラ−n−ブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶液1.45ml (1.45mmol) を順次加え、そのまま一晩攪拌した。反応終了確認後、反応液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール95:5)にて精製し、淡黄色油状の3−ヒドロキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジンを507mg、収率97% で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, m), 7.75 (1H, s), 7.52 (2H, m), 6.89 − 6.83 (1H, br s), 5.28 − 5.20 (2H, m), 4.84 − 4.76 (1H, m), 4.66 − 4.58 (1H, m), 4.36 (2H, dd, J=8.8, 6.6Hz), 4.01 (2H, dd, J=8.8, 4.4Hz), 3.82 − 3.74 (1H, m), 3.64 − 3.51 (2H, m), 3.44 − 3.37 (1H, m),2.32 − 2.20 (1H, m), 2.08 − 1.92 (1H, m)
(3)3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン
参考例77(2)で得られた3−ヒドロキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン500mg (1.16mmol)を塩化メチレン25mlに溶解し、氷冷下にてメタンスルホニルクロリド269μl (3.48mmol)、トリエチルアミン488μl (3.48mmol) を加え、10分後、反応系を室温に戻し、そのまま3時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと飽和重曹水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=96:4)にて精製し、淡黄色固体の3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジンを546mg、収率92%で得た。
Mass スペクトル (FAB+): m/z : 510 [M+H]+
(4)3−アセチルチオ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン
参考例77(3)で得られた3−メタンスルホニルオキシ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン540mg (1.06mmol) をジメチルホルムアミド27ml に溶解し、室温下にてチオ酢酸カリウム726mg (6.36mmol)を加え、80℃油浴にて9時間攪拌した。反応終了確認後、反応系内に酢酸エチルと10%食塩水を加え、水層を酢酸エチルで分液抽出した。得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル=1:6〜酢酸エチル)にて精製し、淡褐色固体の3−アセチルチオ−1−[4−[(3R)−1−(p−ニトロベンジルオキシカルボニル)−ピロリジン−3−イルカルバモイル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジンを281mg、収率54%で得た。
1H−NMR (400MHz, CDCl3): δ(ppm) 8.22 (2H, m), 7.76 (1H, s), 7.52 (2H, m), 6.86 − 6.80 (1H, m), 5.23 (2H, d, J=7.3Hz), 4.64 − 4.58 (1H, m), 4.56 (2H, t, J=8.8Hz), 4.44 − 3.86 (1H, m), 4.03 (2H, dd, J=8.8, 5.9Hz), 3.79 (1H, dd, J=11.0, 6.6Hz), 3.65 − 3.52 (2H, m), 3.40 (1H, dd, J=11.0, 4.4Hz), 2.12 (3H, s), 2.32 − 2.20 (1H, m), 2.23 − 1.92 (1H, m)
【0616】
【化36】
【0617】
【化37】
【0618】
【化38】
【0619】
【化39】
【0620】
【化40】
【0621】
【化41】
【0622】
【化42】
【0623】
【化43】
【0624】
試験例1 in vitro 抗菌活性
抗菌活性は寒天平板希釈法により測定し、種々の病原菌に対する最小発育阻止濃度(μg/ml)を求めた。結果を表6に示す。表中、比検菌A、B及びCは以下の通りである。
A: 黄色ブドウ球菌 209P株
B: 肺炎球菌 10664株(ペニシリン耐性株)
C: ヘモフィラス・インフルエンザ 9787株(β−ラクタマーゼ産性株)
[表6]
以上の結果は、本発明の化合物は強力な抗菌活性を有していることを示している。
試験例2 体内動態
化合物(20mg/kg)をマウス(n=3、ddy雄性、SLC)に皮下投与し、投与後5分、15分、30分、1時間、1.5時間、2時間における血漿中薬物濃度をバイオアッセイ法により測定した。得られた薬動力学パラメータを表7に示す。表中、Cmaxは最高血漿中濃度、T1/2は血漿中濃度半減時間、AUCallは血漿中濃度曲線(対時間)下の面積を示す。
[表7]
試験例3 in vivo抗菌活性(マウス感染治療実験)
4週齢のddY系雄性マウス(日本エスエルシー)に、S. pneumoniae 9605 (PRSP)を腹腔内に0.2ml接種し(5%ムチン含有、1−5x103cfu/mouse)、感染直後に被験化合物を皮下に0.1ml1回投与した。マウスは1群7匹を使用し、被験化合物は2倍段階希釈したものを用い、7日後の生存率からprobit法でED50を算出した。試験結果を表8に示す。
[表8]
製剤例1(注射剤)
実施例3の化合物500mgを注射用蒸留水5mlに溶解し滅菌用フィルターを通した後凍結乾燥し、注射用凍結乾燥製剤とする。
製剤例2(カプセル剤)
上記処方の粉末を混合し、60メッシュのふるいを通した後、この粉末を250mgの3号ゼラチンカプセルに入れ、カプセル剤とする。
製剤例3(錠剤)
上記処方の粉末を混合し、トウモロコシデンプン糊を用いて湿式造粒、乾燥した後、打錠機により打錠して、一錠200mgの錠剤とする。この錠剤は必要に応じて糖衣を施することができる。
【0625】
【発明の効果】
本発明の前記一般式(I)を有する1−メチルカルバペネム化合物またはその薬理上許容される塩は、優れた抗菌活性を有し、デヒドロペプチダ−ゼI及びβ−ラクタマ−ゼに対して安定であり、尿中回収率も高い。更に、腎毒性も低いので医薬、特に抗菌剤として有用である。
Claims (35)
- 一般式
[式中、R1は、
(1)式COOR3で表される基
[式中、R3は水素原子、C1−C6アルキル基またはC3−C6シクロアルキル基を示す]、
(2)式CONR4R5で表される基
[式中、R4及びR5は同一又は異なって、水素原子、C1−C6アルキル基(下記の置換基群Aから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)、C3−C6シクロアルキル基、3乃至6員複素環基またはC6−C10アリール基(下記の置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)を示すか、或いは、それらが結合する窒素原子と一緒になって3乃至6員含窒素複素環を形成する基(下記の置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)を示す]、(3)シアノ基、
(4)式CH2OR6で表される基
[式中、R6は水素原子、C1−C6アルキル基またはC3−C6シクロアルキル基]または、
(5)式CH2NR7R8で表される基
[式中、R7は水素原子、C1−C6アルキル基、C3−C6シクロアルキル基を示し、R8は水素原子、C1−C6アルキル基、C3−C6シクロアルキル基、C1−C6アルカノイル基、(C6−C10アリール)カルボニル基(下記の置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)、(C1−C6アルコキシ)カルボニル基、5又は6員芳香族複素環カルボニル基、C1−C6アルキルスルホニル基又はC6−C10アリールスルホニル基を示すか、或いは、R7及びR8はそれらが結合する窒素原子と一緒になってサクシイミド基(フェニル基と縮環していてもよい)を示す]
を示し、
R2は、水素原子またはC1−C6アルキル基を示し、
nは、1、2または3を示し、
Xは、硫黄原子または酸素原子を示す。
置換基群Aは、水酸基、アミノ基(1または2個のC1−C6アルキル基で置換されていてもよい)、カルバモイル基(アミノ部分は1または2個のC1−C6アルキル基で置換されていてもよい)、カルボキシル基、シアノ基、C1−C6アルコキシ基からなる群であり、
置換基群Bは、ヒドロキシC1−C4アルキル基、アミノC1−C4アルキル基(アミノ部分は1または2個のC1−C6アルキル基で置換されていてもよい)、カルバモイル基(アミノ部分は1または2個のC1−C6アルキル基で置換されていてもよい)、カルボキシル基、水酸基、アミノ基(1または2個のC1−C6アルキル基で置換されていてもよい)、C1−C6アルコキシ基、C1−C6アルキル基からなる群である。]
で表される1−メチルカルバペネム化合物またはその薬理上許容される塩若しくはエステル誘導体を有効成分として含有する医薬。 - 請求項1において、R1が、式CONR4R5で表される基、シアノ基または式CH2NR7R8で表される基である医薬。
- 請求項1において、R1が、式CONR4R5で表される基または式CH2NR7R8で表される基である医薬。
- 請求項1において、R1が、式CONR4R5で表される基である医薬。
- 請求項1乃至4から選択されるいずれか1項において、R2が、水素原子またはC1−C3アルキル基である医薬。
- 請求項1乃至4から選択されるいずれか1項において、R2が、水素原子である医薬。
- 請求項1乃至6から選択されるいずれか1項において、R3が、水素原子またはC1−C3アルキル基である医薬。
- 請求項1乃至6から選択されるいずれか1項において、R3が、水素原子、メチル基またはエチル基である医薬。
- 請求項1乃至8から選択されるいずれか1項において、R4が、水素原子またはC1−C3アルキル基である医薬。
- 請求項1乃至8から選択されるいずれか1項において、R4が水素原子、メチルまたはイソプロピル基である医薬。
- 請求項1乃至10から選択されるいずれか1項において、R5が、水素原子、C1−C6アルキル基(置換基群Aから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)または4乃至6員含窒素複素環基である医薬。
- 請求項1乃至10から選択されるいずれか1項において、R5が、水素原子、C1−C6アルキル基(置換基群Aから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)、アゼチジニル、ピロリジニルまたはピペリジニル基である医薬。
- 請求項1乃至8から選択されるいずれか1項において、R4及びR5が、それらが結合する窒素原子と一緒になって4乃至6員含窒素複素環を形成する基(置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)である医薬。
- 請求項1乃至8から選択されるいずれか1項において、R4及びR5が、それらが結合する窒素原子と一緒になってアゼチジノ、ピペラジノ、モルホリノまたはチオモルホリノ基(これらの基は置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)である医薬。
- 請求項1乃至14から選択されるいずれか1項において、R6が、水素原子またはC1−C3アルキル基である医薬。
- 請求項1乃至14から選択されるいずれか1項において、R6が、水素原子である医薬。
- 請求項1乃至16から選択されるいずれか1項において、R7が、水素原子またはC1−C3アルキル基である医薬。
- 請求項1乃至16から選択されるいずれか1項において、R7が、水素原子またはメチル基である医薬。
- 請求項1乃至16から選択されるいずれか1項において、R7が、水素原子である医薬。
- 請求項1乃至19から選択されるいずれか1項において、R8が、水素原子、C1−C3アルキル基、C1−3アルカノイル基、ベンゾイル基(置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)、(C1−C3アルコキシ)カルボニル基、チオフェンカルボニル基、フランカルボニル基またはピリジンカルボニル基である医薬。
- 請求項1乃至19から選択されるいずれか1項において、R8が、水素原子、ベンゾイル基(置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)、チオフェン−2−カルボニル基、フラン−2−カルボニル基またはピリジン−3−カルボニル基である医薬。
- 請求項1乃至21から選択されるいずれか1項において、nが1である医薬。
- 請求項1乃至22から選択されるいずれか1項において、Xが、酸素原子である医薬。
- 請求項1において、R1が式CONR4R5で表される基(式中、R4が水素原子またはC1−C3アルキル基であり、R5が水素原子、C1−C6アルキル基(置換基群Aから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)または4乃至6員含窒素複素環基である)であり、R2が水素原子であり、nが1であり、Xが酸素原子または硫黄原子である医薬。
- 請求項1において、R1が式CONR4R5で表される基(式中、R4が水素原子、メチル又はイソプロピル基であり、R5が水素原子、C1−C6アルキル基(置換基群Aから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)、アゼチジニル、ピロリジニルまたはピペリジニル基である)であり、nが1であり、Xが酸素原子または硫黄原子である医薬。
- 請求項1において、R1が式CONR4R5で表される基(式中、R4及びR5がそれらが結合する窒素原子と一緒になって4乃至6員含窒素複素環を形成する基(置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)である)であり、R2が水素原子であり、nが1であり、Xが酸素原子または硫黄原子である医薬。
- 請求項1において、R1が式CONR4R5で表される基(式中、R4及びR5がそれらが結合する窒素原子と一緒になってアゼチジノ、ピペラジノ、モルホリノまたはチオモルホリノ基(これらの基は置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)である)であり、R2が水素原子であり、nが1であり、Xが酸素原子または硫黄原子である医薬。
- 請求項1において、R1がシアノ基であり、R2が水素原子であり、nが1であり、Xが酸素原子または硫黄原子である医薬。
- 請求項1において、R1が式CH2NR7R8で表される基(式中、R7は水素原子またはC1−3アルキル基であり、R8が、水素原子、C1−C3アルキル基、C1−3アルカノイル基、ベンゾイル基(置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)、(C1−C3アルコキシ)カルボニル基、チオフェンカルボニル基、フランカルボニル基またはピリジンカルボニル基である)であり、R2が水素原子であり、nが1であり、Xが酸素原子または硫黄原子である医薬。
- 請求項1において、R1が式CH2NR7R8で表される基(式中、R7は水素原子またはメチル基であり、R8が、水素原子、ベンゾイル基(置換基群Bから選択される同一又は異なる1または2個の基で置換されていてもよい)、チオフェン−2−カルボニル基、フラン−2−カルボニル基またはピリジン−3−カルボニル基である)であり、R2が水素原子であり、nが1であり、Xが酸素原子または硫黄原子である医薬。
- 下記の化合物群から選択される1−メチルカルバペネム化合物またはその薬理上許容される塩若しくはエステル誘導体を有効成分として含有する医薬。
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−カルバモイル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−カルバモイル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−ヒドロキシメチル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−シアノ−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−シアノ−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−モルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−アゼチジノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−[4−(3−アミノアゼチジノ)カルボニル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸(1R,5S,6S)−2−[1−[4−(3−アミノアゼチジノ)カルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−[4−(3−ヒドロキシアゼチジノ)カルボニル−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−[4−(3−ヒドロキシアゼチジノ)カルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸。
(1R,5S,6S)−2−[1−(4−チオモルホリノカルボニル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(1R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ピペリジン―4−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ピペリジン―4−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(アゼチジン―3−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(アゼチジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3S)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3S)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((3R)―ピロリジン―3−イルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ピペラジン−1−カルボニル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ピペラジン−1−カルボニル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(2−アミノ−エチルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(2−アミノ−エチルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((1S)―1−アミノメチル−2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−((1S)―1−アミノメチル−2−メチル−プロピルカルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(N−2−アミノ−エチル)−N−イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(N−2−アミノ−エチル)−N−イソプロピル−カルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(N−2−ヒドロキシ−エチル)−N−イソプロピル−カルバモイル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−(1−[4−[(N−2−ヒドロキシ−エチル)−N−イソプロピル−カルバモイル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アミノメチル−1,3−チアゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−[ 1−(4−アミノメチル−1,3−オキサゾール−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゾイルアミノ−メチル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル}チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゼンスルホニルアミノ−メチル)−1,3−チアゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−{ 1−[4−(ベンゼンスルホニルアミノ−メチル)−1,3−オキサゾール−2−イル]アゼチジン−3−イル]チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(チオフェン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−チアゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
(1R,5S,6S)−2−(1−{4−[(フラン−2−カルボニル−アミノ)メチル]−1,3−オキサゾール−2−イル}アゼチジン−3−イル)チオ−6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−カルバペン−2−エム−3−カルボン酸 - 請求項1乃至31において、医薬が、細菌感染症を治療もしくは予防する抗菌剤である医薬。
- 請求項1乃至31において、医薬が、呼吸器系への感染症を治療もしくは予防する抗菌剤である医薬。
- 請求項1乃至31において、医薬が、細菌感染症を治療する抗菌剤である医薬。
- 請求項1乃至31において、医薬が、呼吸器系への感染症を治療する抗菌剤である医薬。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003127772A JP2004043438A (ja) | 2002-05-15 | 2003-05-06 | 1−メチルカルバペネム誘導体を含有する医薬 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002139360 | 2002-05-15 | ||
| JP2003127772A JP2004043438A (ja) | 2002-05-15 | 2003-05-06 | 1−メチルカルバペネム誘導体を含有する医薬 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004043438A true JP2004043438A (ja) | 2004-02-12 |
Family
ID=31719353
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003127772A Pending JP2004043438A (ja) | 2002-05-15 | 2003-05-06 | 1−メチルカルバペネム誘導体を含有する医薬 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004043438A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7001897B2 (en) * | 2000-11-16 | 2006-02-21 | Sankyo Company, Limited | 1-methylcarbapenem derivatives |
| WO2006049148A1 (ja) * | 2004-11-02 | 2006-05-11 | Sankyo Company, Limited | 1β-メチルカルバペネム誘導体 |
| JP2011510012A (ja) * | 2008-01-18 | 2011-03-31 | メルク・シャープ・エンド・ドーム・コーポレイション | β−ラクタマーゼ阻害剤 |
-
2003
- 2003-05-06 JP JP2003127772A patent/JP2004043438A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7001897B2 (en) * | 2000-11-16 | 2006-02-21 | Sankyo Company, Limited | 1-methylcarbapenem derivatives |
| WO2006049148A1 (ja) * | 2004-11-02 | 2006-05-11 | Sankyo Company, Limited | 1β-メチルカルバペネム誘導体 |
| JP2011510012A (ja) * | 2008-01-18 | 2011-03-31 | メルク・シャープ・エンド・ドーム・コーポレイション | β−ラクタマーゼ阻害剤 |
| JP2012214475A (ja) * | 2008-01-18 | 2012-11-08 | Merck Sharp & Dohme Corp | β−ラクタマーゼ阻害剤 |
| US8487093B2 (en) | 2008-01-18 | 2013-07-16 | Merck Sharp & Dohme Corp. | β-lactamase inhibitors |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4925838A (en) | 3-pyrrolidinylthio-1-azabicyclo[3.2.0]-hept-2-ene-2-carboxylic acid compounds | |
| US7001897B2 (en) | 1-methylcarbapenem derivatives | |
| JPH05339269A (ja) | 1−メチルカルバペネム誘導体 | |
| JP2023168413A (ja) | オキソ置換化合物 | |
| CZ298246B6 (cs) | Deriváty 1-methylkarbapenu, zpusob jejich prípravy a farmaceutické prostredky, které je obsahují | |
| RU2097383C1 (ru) | Производные карбапенема и способ их получения | |
| RU2162088C2 (ru) | 1-метилкарбапенем или его фармакологически приемлемые соли, композиция, способ предупреждения или лечения бактериальных инфекций | |
| JP2004043438A (ja) | 1−メチルカルバペネム誘導体を含有する医薬 | |
| JP2002212182A (ja) | 1−メチルカルバペネム誘導体 | |
| JP2955276B2 (ja) | 1−メチルカルバペネム誘導体を含有する抗菌剤 | |
| JP2965922B2 (ja) | 1−メチルカルバペネム誘導体 | |
| JP3199300B2 (ja) | 1−メチルカルバペネム誘導体 | |
| JP3384768B2 (ja) | 1−メチルカルバペネム誘導体を含有する医薬 | |
| EP0341557A1 (en) | 3-pyrrolidinylthio-1-azabicyclo(3.2.0)-hept-2-ene-2-carboxylic acid derivatives and their preparation | |
| JPH08134075A (ja) | 新規なカルバペネム誘導体 | |
| HK1054937A1 (en) | 1-Methylcarbapenem derivatives | |
| HK1054937B (en) | 1-methylcarbapenem derivatives | |
| JPH04321688A (ja) | 2−(置換ピロリジニルチオ)カルバペネム誘導体 | |
| JP2007291048A (ja) | 1β−メチルカルバペネム誘導体を含有する医薬 | |
| JPH1036370A (ja) | 1−メチルカルバペネム誘導体 | |
| WO2006049148A1 (ja) | 1β-メチルカルバペネム誘導体 | |
| JPH1081686A (ja) | カルバペネム化合物、その製造法および剤 | |
| JP2006151970A (ja) | 1β−メチルカルバペネム誘導体 | |
| JPH11193232A (ja) | 1−メチルカルバペネム誘導体を含有する抗菌剤 | |
| JP2004043445A (ja) | 経口用1β−メチルカルバペネム誘導体 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20040811 |
|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20050602 |