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JP2004041654A - 滑り防止マット - Google Patents

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JP2004041654A
JP2004041654A JP2002237643A JP2002237643A JP2004041654A JP 2004041654 A JP2004041654 A JP 2004041654A JP 2002237643 A JP2002237643 A JP 2002237643A JP 2002237643 A JP2002237643 A JP 2002237643A JP 2004041654 A JP2004041654 A JP 2004041654A
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mat
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JP2002237643A
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Norio Odagiri
小田桐 典男
Hideyuki Abe
阿部 英幸
Masashi Hosonuma
細沼 正志
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Abstract

【目 的】この発明は、漁港等の斜路,通路ならびに階段上面に敷設するどの方向に対しても難滑り難く、また、波浪抵抗の少ない滑り防止マットを目的としたものである。
【構成】難滑性おょび耐候性に優れた合成ゴム等の弾性素材から成り、上面に複数波の正・逆向き鋸歯状の突起(5a,5b),(6a,5b)を交互に刻設した右斜流格子子(5,5’)ならびに左斜流格子子(6,6’),角錐形を突設(7a)させた格子点(7),菱形直孔の格間(8)を有する菱目状板体(2)を構成し、上面に溝状を有する縦横格子子(3,4)を介して、上下左右に配設することで一体化して格子状板体(1)とすると共に、左右縦長辺の両外縁(1a)には、外向きの勾配(11)とフラット(12)を組合わせたリブ(10)で補強、かつ、各縦格子子(3)おょびフラット(12)の適宜箇所にそれぞれ取付け孔(13)を穿設して形成されるものである。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、主として漁港や公共施設等の斜路おょび通路の路面上に敷設する滑り防止マットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、漁港等の船揚げ場は、海岸線付近等にコンクリートを打設して成る斜路を利用することが一般的である。
更には、最近漁港とレジャーを目的とした複合漁港施設等が漸次各地に造成されているが、複合漁港等を利用する人の保護や利便性を図るため、これ等海岸等の潮間帯の付近をコンクリートで覆設することが一般的に行われている。
また、通常潮間帯の付近の斜路上には、船底の摩擦抵抗を減らし、漁船等の引揚げおょび引下ろし作業をスムースにするため、略海岸線と平行状態かつ1m間隔程度で並列された所謂「滑り」と称する台座が配設されている。
亜潮間帯から潮上帯に位置する海岸付近等は、藻類特に緑藻類が自然着生し繁殖し易く、常に滑り易い環境下にある。
さらに、北海道,東北地方の様な寒冷地区にあっては、冬季には通路の一部路面おょび階段上は、融雪・凍結防止装置等が整備され、平常歩行に支障を来していないが、「ドカ雪」の様な大量の降雪時おょび未だ依然未整備の通路の路面おょび階段にあつては、積雪した通路おょび階段等で毎年相当数の「滑り」を原因とする人身事故が多発せざるを得ない現状にある。
これが対策として、最近、上面が粗面おょび多数の突起等を設けた構造や難滑性に優れた素材から成る合成ゴム等を主原料とするマット類を斜路や通路の路面さらには階段上に適宜敷設固定して、転倒事故を防止しょうとするものである。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】
上記既存のマット類は、素材,構造上の両面で、初期段階での滑り防止効果の点で、ある程度の効果を挙げ得ているが、経時的変化すなわち藻類等の自然着生・繁茂,着雪氷等に依って、その効果を永続的に保持することが出来ないと云う欠点を有する。
この傾向は、施工上、漁港等のコンクリートを打設して形成される斜路の基面が、不規則な波打った状態になることが多いため、この場合は、幾つも存在する斜路上の凹部に水溜りが出来易くかつ排水が困難、自然蒸発を待つしか対策が期待出来ないから、自然着生した藻類等の繁殖が促進されることになり、漁港等を利用する人間が、敷設したマットに付着した藻類等に依る滑りに起因する転倒等の事故、特に老幼年者にあっては、常に足等の捻挫ならびに骨折事故を惹起する危険性があった。
また、公共施設等通路の路面,階段等には、比較的表面が平滑なタィル等が敷設されている場合が多く、冬季天候の悪化ならびに気温の低下と共に、積雪や凍結等に起因した転倒に依る人身事故の多発を余儀なくされることになるものである。
本発明は、漁港等の斜路の基面が、不規則な凹凸状に波打った状態の場合であっても、また、公共施設等の通路での人身事故の発生を未然に防止する全方向型滑り防止マットを提供しょうとするものである。
また、既存のマット類は、通常路面に所定深さまで、アンカーボルト等を打込み、このボルトを利用して、敷設固定されるものであるが、施工ミス等の原因でアンカーボルト・ナット等がマット類の上に突出した状態になることが多く、したがって、突出したアンカーボルト,ナット等に躓き、足の指先等を損傷事故を引起こす危険性もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の様な、従来の課題を解決するための手段として、漁港等の場合は、亜潮間帯上方から潮上帯間をコンクリート等で打設覆設されて成る斜路、また、公共施設等通路等の路面上に、難滑性おょび耐候性に富んだ合成ゴム等の弾性素材で構成された本発明マットの上面の交互な多数波の正逆向き鋸歯状の突起と角錐形の突起とを有する右左斜流格子子おょび格子点、さらには、菱形直孔から成る格間とで構成された菱目状板体の各ブロックを連結一体化した格子状板体のユニットで形成された全方向性の滑り防止マットを適宜配置することで対処しょうとするにある。
【0005】
【作用】
本発明滑り防止マットならびに既存の滑り防止マットは、その構造上、通常漁網の場合と同様、格子子=網脚(網糸とも言う),格子点=結節(無結節も含む),格間=網目の三つの要素から成り立つものである。
本来、既存の滑り防止マットは、網目形状が角目(四角形),亀甲(六角形)構造等から成り、縦格子子と横格子子と縦横格子子の交差部つまり格子点が凸の状態、また、直孔から成る格間が凹の状態と交互に凹凸が構成されるので、それなりの滑り防止効果が期待出来るものである。
それに較べて、本発明マットの場合は、既存の滑り防止マット本来の上記の様な凹凸のほか、右左斜流格子子上面の交互な正逆向き複数波の鋸歯状,格子点の角錐形の突起おょび菱形直孔の格間の空間等が、連続した大小複雑かつ変化に富んだ凹凸状態になる様、計算され、配設された各ブロックの菱目状板体を連結した構造で、一体化して構成されて成るものであるから、あらゆる方向に対する滑りにも対応が可能となるのである。
以上から、本発明マットの場合は、全方向性の滑り防止効果を最大限に発揮することになるのである。
【0006】
【実施例】
本発明を図示の実施例により説明する。
図1に示す様に、本発明滑り防止マットAは、合成ゴム等難滑性おょび耐候性に富んだ素材から成り、複数の縦横格子子3,4を介して、各菱目網状板体2のブロックを連結一体化して、格子状板体1のユニットが形成されるものである。
各菱目網状板体2は、右斜流格子子5ならびに左斜流格子子6の上面に複数波の正の鋸歯状の突起(利き歯)5a,6a、また、前後もしくは左右の右斜流格子子5’ならびに左斜流格子子6’の上面に逆向きの複数波の鋸歯状の突起(遊び歯)5b,6bとを、図2の様に、交互に刻設し、右斜流格子子5,5’おょび左斜流格子子6,6’の交差部分つまり格子点7の上面には、角錐形の突起7aを構成するものであるが、上記組網の構成に依り、菱形直孔の空間を有する格間8が形成されることになる。
上記菱形直孔の格間8を有する菱目状板体2の上面に、断面形状が略U字状の溝9を有する複数の縦横格子子3,4を介して、上下左右にそれぞれ多数連結配設一体化して格子状板体1にすると共に、格子状板体1の左右縦長辺の両外縁1aには、それぞれ外向きの勾配11とフラット12を組合わせ配設したリブ10で補強、かつ、各縦格子子3おょびフラット12の適宜箇所にそれぞれ取付け孔13を穿設して形成されるものである。
本発明マットAの定尺寸法は、主として、敷設工事作業おょび斜路上に並列状態で設置されている所謂「滑り」の間隔(1m程度)等を基準として略決められるものである。
本発明マットAは、上記の様に、漁港等の滑りの原因となる藻類の自然着生し易い場所の斜路上に滑り防止対策として、適宜敷設されるのである。
漁港等の斜路上に敷設された本発明マットAは、格子状板体1の両外縁1aが外向き勾配11とフラット12とを有するリブ10構造、また、格子点7の上面の角錐形の突起7aの緩傾斜な稜線が、常に外向きすなわち波浪に対して、略直角に裂波させる状態で位置するから、使用中に於ける波浪抵抗が小さく、保全上、甚だ有利であると云う利点がある。
また、本発明マットAは、滑りに起因する転倒事故等を防止すると共に、図3おょび図4に示す様に、フラット12ならびに縦横格子子3,4の溝9の上方は、マットAの上面の位置に較べて、余裕のある空間を有するから、本発明マットAの敷設固定に必要不可欠とされる強度の強い部厚なフラットバー(図示せず)等を使用することも容易となり、したがって、フラットバー等に依って、本発明マットAは均一かつ広い面積で抑えられ、強固に固定されることになるので、マットAの破損事故発生の確率をとどめ得ることになる。
しかも、螺合固定されるアンカーボルト・ナット(図示せず)等が本発明マットA上から突出することが無くなり、したがって、本発明マットA上から突出することに起因する躓き等で発生する足の指先等を損傷事故をも回避することが可能かつ容易となるのである。
本発明マットAは、図2に明示する様に、右斜流格子子5ならびに左斜流格子子6の上面に、それぞれ、複数波の鋸歯状の突起(利き歯)5a,6aと前後左右それぞれ逆向きの右・左斜流格子子5’,6’の複数波の鋸歯状の突起(遊び歯)2b,3bとを交互に刻設し、格子点7の上面には、角錐形の突起7aならびに菱形直孔の格間8から構成されているから、本発明マツトA上に於いては、どの位置に人間が乗っかったとしても、必ず靴底等が、複数波の鋸歯状の突起(利き歯)5a,5’aおょび角錐形の突起7aさらには菱形直孔の格間8に喰い込んだ状態で接触することになるのである。
さらには、どの方向に滑りにも対応が可能つまり全方向性の滑りに対処することが可能となるので、特に、従来の滑り防止マットでは、対応しきれなかった斜路上の著しい不規則な波打った様な凹凸があった場合であっても、敷設された本マットAの滑り防止効果を減ずる恐れは全く無いことになるのである。
故に、滑り防止効果をタィヤで例えれば、従来の滑り防止マットは、所謂夏用ノーマルタィヤであるのに比べて、本発明マットAの場合は、スタットレスタィヤつまり最も制御効果に優れた冬用タィヤに匹敵することになるのである。
従来既存のマットの場合は、マットの寸法(一例として0.6m×2.0m)が定尺であることから、殆どの敷設現場では、必要な敷設面積と上記既存のマットの寸法の倍数とが合致せず、最終のマット端尺寸法は、現場の所要寸法に合わせ、予め設定して用意しておく必要があった。
したがって、従来既存のマットの場合は、上記現場寸法合わせ作業が不可欠であることから、手間暇が多く要するのみ成らず、切断箇所がどう工夫したとしても、マットの中間部分つまり格子子(網脚)を必ず切断せざるを得ず、本来の強度を有する所謂ヘリ状を確保することが出来ないから、例えどの様な固定金具で固定したとしても、技術的に完全な固定は期待出来ず、波浪等の様なに外的負荷特に激しい動的負荷に耐え切れず、毟り取られ、破損することになるものである。
本発明マットAの場合は、素材が合成ゴム等で構造が菱目状板体2の各ブロックを略U字状の溝9を有する複数の縦横格子子3,4を介して、上下左右に多数連結配設一体化した格子状板体1のユニットから構成されるものであるから、現場の所要寸法に合わせ、最良なブロック単位の菱目状板体2を、適宜箇所の縦横格子子3,4の溝9の略中央の位置で、容易に切断することが可能かつ容易であるから、手間暇を要せず、また、半幅に切断された溝9がフラット12の役割つまりヘリとして完全に残るので、外的負荷に対して甚だ強いことを示すことに成るものである。
さらに、本発明マットAの特徴の一つとしては、耐候性を増すために、添加物としてカーボンブラツクを素材中に、適量混入させた合成ゴム等の素材から成っているので、本発明マットA自体が必然的に黒色になるから、太陽光線を吸収し易く、したがって、巧まずして、集熱効果を得られ、冬季マットA上面上の積雪,着氷等が日中厳寒期に於いても、晴天下にあっては、解雪ならびに着氷の融離,剥離現象が促進されることになるものである。
この様な特徴を有する本発明マットAは、特に、北海道,東北地方等の寒冷地にあっては、季節限定の冬季期間の滑り防止材として、その出現が切望されて来たものであり、特に滑り易い階段等の如き、比較的幅,奥行き等が矮小な場所での用途にあっては、甚だ施工上おょび安全性の両面で高い効果を発揮するのである。
故に、その用途とは、漁港等の斜路のみならず、通路,駅や地下鉄,通学路,道路の交差点や陸橋の階段,バスの昇降口等公共施設は勿論広範囲な坂路,急斜面での使用等、幅広く用途での使用が期待出来るのである。
【0007】
【発明の効果】
本発明に係る滑り防止マットは、上面に交互に刻設した複数波の正・逆向き鋸歯状の突起,格子点,格間を有する菱目状板体を構成されているから、人間の足裏や靴底に完全密着ならしめると共に、階段等最小単位の面積にも、容易に対応が可能ならしめ、また、左右縦長辺の両外縁には、外向きの勾配とフラットを組合わせたリブで補強してるので、波浪等の流水抵抗が小さく、上方に十分な空間を有する溝おょびリブのフラットの適宜箇所にそれぞれ取付け孔を穿設しているから、マット上に固定ボルト・ナット等は突出することがなくなるから、躓き等の危険性を事前に防止することが可能となるのである。
したがって、どの方向の傾斜に起因する滑りにも対応が可能つまり全方向性の滑りに対処することが出来るので、斜路上に著しい凹凸状態の起伏があったとしても、敷設された本発明マットの完全な滑り防止効果を期待出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の一部切欠平面図
【図2】図1の一部切欠拡大斜視図
【図3】図1の一部切欠拡大正面図
【図4】図1のX−X’線縦拡大断面正面図
【符号の説明】
1.    格子状板体
1a.   格子状板体の両外縁
2.    菱目網状板体
3.    縦格子子
4.    横格子子
5     右斜流格子子
5’.   前後もしくは左右の右斜流格子子
5a.   右斜流格子子の正の鋸歯状突起(利き歯)
5b.   前後もしくは左右の右斜流格子子の逆向きの鋸歯状突起(遊び歯)
6     左斜流格子子
6’.   前後もしくは左右の左斜流格子子
6a.   左斜流格子子の正の鋸歯状突起(利き歯)
6b.   前後もしくは左右の左斜流格子子の逆向きの鋸歯状突起(遊び歯)
7.    格子点
7a.   角錐形の突起
8.    格間
9.    溝
10.   リブ
11.   外向きの勾配
12.   フラット
13.   取付け孔
A.    滑り防止マット

Claims (1)

  1. 漁港等の斜路ならびに公共施設等の通路上に敷設する網状板体から成る滑り防止マットに於いて、
    難滑性おょび耐候性に優れた合成ゴム等の弾性素材から成り、上面に複数波の正逆向き鋸歯状の突起を交互に刻設した右斜流格子子ならびに左斜流格子子,角錐形を突設させた格子点,菱形直孔の格間等とで構成される菱目状板体を、上面に溝を有する多数の縦横格子子を介して、上下左右に多数連結し配設することで、一体化して格子状板体とすると共に、格子状板体の左右縦長辺の両外縁には、外向きの勾配とフラットを組合わせたリブで補強、かつ、各縦格子子おょびフラットの適宜箇所に、それぞれ取付け孔を穿設して形成されることを特徴とする滑り防止マット。
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